JP2017013740A - ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な強度を確保しつつ長期に亘り良好な見栄えを保持する。【解決手段】プライマリレバー21、一対のセカンダリレバー22、ワイパアーム30、カバー40が、それぞれガラス繊維を含有する強化プラスチックにより形成され、それぞれの外表面SF1,SF2,SF3,SF4に、外観が異なる第1表面部A1と第2表面部A2とを交互に並べてカーボン柄を形成した。これにより、ワイパ装置10の各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に規則的な模様を形成でき、経年劣化でガラス繊維が外部に露出しても、それを目立たなくさせることができる。よって、ワイパ装置10の十分な強度を確保しつつ、長期に亘り良好な見栄えを保持することできる。また、ワイパ装置10の各外表面SF1,SF2,SF3,SF4のきらつきも抑えられるので、運転者や同乗者等に不快感を与えることも無い。【選択図】図1

Description

本発明は、払拭面を払拭するブレードラバーを備えたワイパ装置に関する。
従来、自動車等の車両には、払拭面に付着した雨水等の付着物を払拭するワイパ装置が搭載されている。このような自動車等の車両に搭載されるワイパ装置には、例えば、特許文献1に記載されたワイパ装置がある。
特許文献1に記載されたワイパ装置は、ブレードラバーを保持する一対のセカンダリレバーと、長手方向両側に各セカンダリレバーがそれぞれ装着されるプライマリレバーと、先端部にプライマリレバーが装着されるアーム部材と、アーム部材の基端部に装着されるアームヘッドを覆うカバー部材と、を備えている。そして、これらのワイパ装置を構成する全ての部材は、プラスチック等の樹脂材料によって、それぞれ所定形状に形成されている。
通常、ワイパ装置は自動車等の車両の外部(車外)に配置されるため、熱や紫外線等に曝されることになる。そのため、ワイパ装置を構成する部材には、十分な強度を持たせるために、所定量のガラス繊維を含有した強化プラスチック等を用いている。これにより、ワイパ装置の軽量化等を実現することもできる。
また、ワイパ装置は、運転者や同乗者に対して良好な視界を確保するためのもので、運転者や同乗者の目の前に配置される。よって、太陽光等が反射して運転者や同乗者の目に反射光が届くのを抑制する必要がある。そこで、板金製のワイパ装置の外表面においては、艶消しの黒色塗装が施されている。また、プラスチック製のワイパ装置の外表面においては、ブラスト処理により表面粗さが粗くされている。
特開2010−047067号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたワイパ装置においては、外部に露出される種々の構成部材、つまり一対のセカンダリレバー、プライマリレバー、アーム部材およびカバー部材が、熱や紫外線等に長期間曝されると、外表面が経年劣化して、樹脂材料の内部に含まれるガラス繊維が外部に露出することが起こり得る。
具体的には、図10の左図に示すように、ブラスト処理を施して艶消しの状態に仕上げられた外表面のうちの、樹脂材料の部分が経年劣化で削れてしまい、これにより、図10の右図に示すように、樹脂材料よりも硬いガラス繊維が外部に露出してしまう。このように、ガラス繊維が外部に露出すると、太陽光等が乱反射してワイパ装置の外表面がきらついて、運転者や同乗者の目障りになるばかりか、ワイパ装置の見栄えを大きく損ねることになる。
そこで、ガラス繊維の含有量を少なくしたり、ガラス繊維をそもそも含有させないようにしたりすることも考えられるが、この場合には、ワイパ装置の強度低下を招くことになり、望ましい対応策とは言えない。
本発明の目的は、十分な強度を確保しつつ長期に亘り良好な見栄えを保持できるワイパ装置を提供することにある。
本発明の一態様では、払拭面を払拭するブレードラバーを備えたワイパ装置であって、前記ブレードラバーを保持するラバーホルダと、先端部に前記ラバーホルダが設けられ、基端部に揺動軸に固定されるアームヘッドが設けられるワイパアームと、前記アームヘッドを覆うカバーと、を有し、前記ラバーホルダ、前記ワイパアーム、前記カバーのうちの少なくとも1つが、ガラス繊維を含有する樹脂材料により形成され、前記ラバーホルダ、前記ワイパアーム、前記カバーのうちの少なくとも1つの外表面に、外観が異なる少なくとも2つの第1表面部および第2表面部が交互に並べられる。
本発明の他の態様では、前記第1表面部が凸部とされ、前記第2表面部が前記凸部よりも低い高さ位置にある凹部とされる。
本発明の他の態様では、前記第1表面部が所定の表面粗さの平滑面とされ、前記第2表面部が前記平滑面よりも粗い表面粗さの粗面とされる。
本発明の他の態様では、微粒子を吹き付けるブラスト処理により、前記外表面に外観の異なる前記第1表面部および前記第2表面部が設けられる。
本発明によれば、ラバーホルダ、ワイパアーム、カバーのうちの少なくとも1つが、ガラス繊維を含有する樹脂材料により形成され、ラバーホルダ、ワイパアーム、カバーのうちの少なくとも1つの外表面に、外観が異なる少なくとも2つの第1表面部および第2表面部が交互に並べられる。
これにより、ワイパ装置の外表面に規則的な模様を形成することができ、経年劣化でガラス繊維が外部に露出しても、それを目立たなくさせることができる。よって、ワイパ装置の十分な強度を確保しつつ、長期に亘り良好な見栄えを保持することが可能となる。また、ワイパ装置の外表面のきらつきも抑えられるので、運転者や同乗者等に不快感を与えることも無い。
本発明のワイパ装置を示す斜視図である。 ワイパ装置の外表面に形成された実施の形態1の模様を示す斜視図である。 図2のワイパ装置の外表面の形状を説明する断面図である。 実施の形態2の模様を示す斜視図である。 実施の形態3の模様を示す斜視図である。 実施の形態4の模様を示す斜視図である。 実施の形態5の模様の形状を説明する断面図である。 実施の形態6の模様の形状を説明する断面図である。 実施の形態7の模様の形状を説明する断面図である。 プラスチック製のワイパ装置における外表面の劣化状態を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明のワイパ装置を示す斜視図を、図2はワイパ装置の外表面に形成された実施の形態1の模様を示す斜視図を、図3は図2のワイパ装置の外表面の形状を説明する断面図をそれぞれ示している。
図1に示すワイパ装置10は、自動車等の車両のバックドア(図示せず)に搭載されるものである。ワイパ装置10の長手方向に沿う基端部(図中右側)は、バックドアに回動自在に設けられた揺動軸11の先端部に、締結ナット(図示せず)により固定されている。これにより、バックドアの内部に設けられたワイパモータ12の駆動により揺動軸11が揺動して、ワイパ装置10がウィンドシールド(払拭面)13上を往復払拭動作する。
ワイパ装置10は、ワイパブレード20を備えている。ワイパブレード20は、プライマリレバー21と、一対のセカンダリレバー22と、ブレードラバー23とから形成される。プライマリレバー21の長手方向に沿う中央部分には、ワイパアーム30の先端部が回動自在に装着される。また、プライマリレバー21の長手方向に沿う両端部には、セカンダリレバー22がそれぞれ回動自在に装着される。そして、一対のセカンダリレバー22は、合計4箇所の保持爪22aによって、ブレードラバー23を脱落しないように保持している。ここで、プライマリレバー21および一対のセカンダリレバー22は、本発明におけるラバーホルダを構成している。
プライマリレバー21および一対のセカンダリレバー22は、ガラス繊維を含有する強化プラスチック(樹脂材料)によって、それぞれ射出成形等により所定形状に形成されている。また、プライマリレバー21および一対のセカンダリレバー22は何れも黒色とされている。これにより、運転者や同乗者の目に太陽光等が反射して届くのを抑えている。
ブレードラバー23は、黒色に着色された天然ゴム等によって長尺に形成され、ウィンドシールド13の払拭面上に摺接するようになっている。ここで、ブレードラバー23は、ワイパ装置10の揺動運動に応じて、ウィンドシールド13上の所定の払拭範囲13a(図中二点鎖線の範囲内)を往復払拭動作する。これにより、ウィンドシールド13に付着した雨水や埃等を綺麗に払拭することができる。
ワイパ装置10は、ワイパブレード20を回動自在に支持するワイパアーム30を備えている。
ワイパアーム30は、ガラス繊維を含有する強化プラスチックにより、射出成形等によって長尺に形成されている。ワイパアーム30は、ブレード装着部31およびアームヘッド装着部32を備えている。ブレード装着部31は、ワイパアーム30の長手方向に沿う先端部に一体に設けられ、アームヘッド装着部32は、ワイパアーム30の長手方向に沿う基端部に一体に設けられている。ここで、ワイパアーム30においても黒色とされている。これにより、運転者や同乗者の目に太陽光等が反射して届くのを抑えている。
ワイパ装置10は、ガラス繊維を含有する強化プラスチックによって、射出成形等によって所定形状に形成されたカバー40を備えている。このカバー40においても黒色とされ、運転者や同乗者の目に太陽光等が反射して届くのを抑えている。
カバー40は、ワイパアーム30のアームヘッド装着部32に回動自在に装着されたアームヘッド(図示せず)を覆い隠すものである。ここで、アームヘッドは、揺動軸11に固定ナット(図示せず)によって相対回転しないように強固に固定されている。すなわち、カバー40が無いと、固定ナットが外部に露出され、ワイパ装置10の全体の見栄えが悪くなる。よって、アームヘッドおよび固定ナットの双方を覆い隠すようにカバー40を設けることで、ワイパ装置10の全体の見栄えを良好にしている。
ここで、プライマリレバー21の外表面SF1、一対のセカンダリレバー22の外表面SF2、ワイパアーム30の外表面SF3、カバー40の外表面SF4には、図2に示すような、所謂カーボン柄が形成されている。ここで、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4は、外部に露出した部分に設けられ、図1に示すように、ワイパ装置10の使用状態において目視可能な表面となっている。なお、図1においては、ワイパアーム30の外表面SF3の一部にのみ、カーボン柄を記載している。
図2に示すように、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成されるカーボン柄は、明るく見える複数の四角形よりなる第1表面部A1と、暗く見える複数の四角形よりなる第2表面部A2とが、それぞれ交互に並べられて形成される模様となっている。
具体的には、外観が異なる第1表面部A1および第2表面部A2を、それぞれワイパ装置10の長手方向に規則正しく交互に並べつつ、ワイパ装置10の長手方向と交差する方向(短手方向)にも規則正しく並べることで、カーボン柄が形成される。つまり、第1表面部A1の合計表面積S1と、第2表面部A2の合計表面積S2とは、略同じ表面積(S1=S2)となっている。ここで、図2の左右方向がワイパ装置10の長手方向に相当し、図2の上下方向がワイパ装置10の短手方向に相当する。
外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成されるカーボン柄、つまり、規則正しく並べられた第1表面部A1および第2表面部A2は、図3に示すように、ブラスト処理を施すことによって形成される。すなわち、本実施の形態においては、模様付きのセロファン等を単純に貼り付けるのでは無く、外観が異なる第1表面部A1および第2表面部A2を、外表面SF1,SF2,SF3,SF4上にそれぞれ形成している。よって、長期に亘りカーボン柄が消えることは無い。
ここで、ブラスト処理とは、砂や金属粉等よりなる微粒子Pを、圧縮空気を用いてノズルNから高速で吹き付けて、これによりワークの外表面を削って模様を形成したり、艶消しの状態にしたりする表面処理のことである。なお、ワークの表面のうちの削りたくない部分には、マスキング部材Mを設けるようにする。これにより、ワークの表面のうちの削りたい部分のみが削られて、図3に示すように凹部が形成される。ここで、マスキング部材Mとしては、微粒子Pの衝突では容易に削られることの無い、高硬度の鉄板等を用いるようにする。
本実施の形態では、外表面SF1,SF2,SF3,SF4のそれぞれにブラスト処理を施して、凸部となる複数の第1表面部A1と、第1表面部A1よりも低い高さ位置にある凹部となる複数の第2表面部A2とを形成している。すなわち、図3に示すように、第1表面部A1が、マスキング部材Mが設けられる部分となっている。一方、第2表面部A2が、微粒子Pが高速で噴射されて削られた部分となっている。
これにより、第1表面部A1と第2表面部A2とを凹凸形状として、それぞれの外観を異ならせることができる。なお、第2表面部A2の第1表面部A1に対する深さ寸法hは、例えば「20μm」とされる。凹部である第2表面部A2には、凸部である第1表面部A1が隣接して設けられるため、第1表面部A1が影となって太陽光等が届き難くなっている。したがって、図2に示すように、外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成される第1表面部A1(網掛け無し)が明るく見えて、第2表面部A2(網掛け部分)が暗く見える。その結果、外表面SF1,SF2,SF3,SF4が、所謂カーボン柄に見える。
以上詳述したように、本実施の形態に係るワイパ装置10によれば、プライマリレバー21、一対のセカンダリレバー22、ワイパアーム30、カバー40が、それぞれガラス繊維を含有する強化プラスチックにより形成され、それぞれの外表面SF1,SF2,SF3,SF4に、外観が異なる第1表面部A1と第2表面部A2とを交互に並べて、カーボン柄を形成した。
これにより、ワイパ装置10の各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に規則的な模様を形成でき、経年劣化でガラス繊維が外部に露出しても、それを目立たなくさせることができる。よって、ワイパ装置10の十分な強度を確保しつつ、長期に亘り良好な見栄えを保持することが可能となる。また、ワイパ装置10の各外表面SF1,SF2,SF3,SF4のきらつきも抑えられるので、運転者や同乗者等に不快感を与えることも無い。
また、本実施の形態に係るワイパ装置10によれば、第1表面部A1が凸部とされ、第2表面部A2が第1表面部A1よりも低い高さ位置にある凹部とされる。これにより、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に凹凸形状を設けることで、明るく見える部分と暗く見える部分とからなる模様を形成できる。
さらに、本実施の形態に係るワイパ装置10によれば、微粒子Pを吹き付けるブラスト処理により、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に外観の異なる第1表面部A1および第2表面部A2を設けるので、比較的明暗のハッキリした精度の良い模様を、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に容易に形成できる。
次に、本発明の実施の形態2〜4について図面を用いて詳細に説明する。なお、実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4は実施の形態2の模様を示す斜視図を、図5は実施の形態3の模様を示す斜視図を、図6は実施の形態4の模様を示す斜視図をそれぞれ示している。
図4〜図6に示すように、実施の形態2〜4においては、実施の形態1に比して模様の形状のみが異なっている。
実施の形態2では、ワイパ装置10(図1参照)の長手方向のみに第1表面部A1と第2表面部A2とを規則的に並べた、所謂ストライプ柄となっている。
また、実施の形態3では、第1表面部A1の合計面積S3を、第2表面部A2の合計面積S4よりも大きくした模様としている。具体的には、合計面積S3は合計面積S4の略3倍とされる(S3=3×S4)。
さらに、実施の形態4では、第1表面部A1および第2表面部A2の外観形状を、それぞれ三角形にした模様としている。
以上のように形成した実施の形態2〜4においても、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態1よりも単純な模様(ストライプ柄)とした実施の形態2(図4参照)においては、マスキング部材M(図3参照)を用いたブラスト処理を簡素化することができ、製造コストの低減を図ることができる。
ここで、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成する模様を簡素化すると、ブラスト処理の簡素化を図れる一方で、経年劣化でガラス繊維の露出(図10参照)が目立つ傾向となる。これに対し、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成する模様を複雑化すると、ブラスト処理が複雑化する一方で、長期使用においてもガラス繊維の露出が目立たない傾向となる。
すなわち、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成する模様は、ワイパ装置10のニーズや使用環境等に応じて適宜変更可能であり、さらには見栄え重視等の設計思想で任意に設定することもできる。ただし、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成する模様は、不規則に露出するガラス繊維を考慮すると、規則的な模様(例えば、幾何学的な模様)とするのが望ましい。これにより、ガラス繊維の露出をより目立たなくさせることができる。
次に、本発明の実施の形態5について図面を用いて詳細に説明する。なお、実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7は実施の形態5の模様の形状を説明する断面図を示している。
図7に示すように、実施の形態5の模様においては、実施の形態1の模様に比して、外観が異なる第3表面部A3を追加して並べた点のみが異なっている。具体的には、第3表面部A3は、第2表面部A2よりも低い高さ位置にある凹部とされる。この第3表面部A3の第2表面部A2に対する深さ寸法hは、第2表面部A2の第1表面部A1に対する深さ寸法hと同じ深さ寸法となっている。
また、第1表面部A1,第2表面部A2,第3表面部A3の並び方は、図7に示すように、ワイパ装置10(図1参照)の長手方向および短手方向に沿って、A1,A2,A3,A2,A1,A2,A3,A2・・・となっている。
以上のように形成した実施の形態5においても、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態5においては、ブラスト処理が多少複雑化するものの、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成する模様を複雑化させることができ、長期に亘ってガラス繊維の露出をより目立たなくさせることができる。
次に、本発明の実施の形態6および実施の形態7について図面を用いて詳細に説明する。なお、実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8は実施の形態6の模様の形状を説明する断面図を、図9は実施の形態7の模様の形状を説明する断面図をそれぞれ示している。
図8に示すように、実施の形態6においては、実施の形態1に比して、ブラスト処理に掛かる時間を短くして、所定の表面粗さに設定された第1表面部(平滑面)B1と、第1表面部B1よりも粗い表面粗さの第2表面部(粗面)B2とを、それぞれ実施の形態1と同様に交互に並べられて形成される模様(カーボン柄)としている。ここで、図示においては、第1表面部B1よりも表面粗さが粗い第2表面部B2に網掛けを施している。また、第2表面部B2の方が、太陽光等の反射が抑えられるので、第1表面部B1よりも暗く見える。
以上のように形成した実施の形態6においても、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態6においては、ブラスト処理に掛かる時間を短くできるので、各外表面SF1,SF2,SF3,SF4に形成する模様を短時間で形成することができ、製造エネルギの省力化を実現して、製造コストを低減することができる。
また、図9に示すように、実施の形態7においては、実施の形態6に比して、外観が異なる第3表面部B3を追加して並べた点のみが異なっている。ここで、第3表面部B3の表面粗さは、第2表面部B2の表面粗さよりも粗い粗面となっている。よって、第3表面部B3の方が、太陽光等の反射が抑えられるので、第2表面部B2よりも暗く見える。
そして、第1表面部B1,第2表面部B2,第3表面部B3の並び方は、図9に示すように、ワイパ装置10(図1参照)の長手方向および短手方向に沿って、B1,B2,B3,B1,B2,B3,B1,B2・・・となっている。ここで、図示においては、第2表面部B2よりも表面粗さが粗い第3表面部B3に、より濃色の網掛けを施している。
以上のように形成した実施の形態7においても、実施の形態6と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、第1表面部A1,B1の外観形状と、第2表面部A2,B2の外観形状と、第3表面部A3,B3の外観形状とを、それぞれの四角形や三角形としたものを示したが、本発明はこれに限らず、五角形以上の他の多角形形状としても良い。ただし、ガラス繊維の露出をより目立たなくするには、木目模様等の不規則な模様よりも規則正しく図柄が並んだ幾何学的な模様の方が望ましい。
また、上記各実施の形態においては、ワイパ装置10を、バックドアに搭載されるものとして説明したが、本発明はこれに限らず、車両のフロントウィンドシールドを払拭するワイパ装置にも適用することができる。さらには、車両に限らず、航空機、鉄道車両、建設機械等のワイパ装置にも適用することができる。
また、上記各実施の形態においては、第1表面部A1,B1の外観形状と、第2表面部A2,B2の外観形状と、第3表面部A3,B3の外観形状とを、それぞれブラスト処理を施すことで異ならせたものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、内側に凹凸形状を形成した金型を用いたり、内側に表面粗さの異なる部分を備えた金型を用いたりして、プライマリレバー21、一対のセカンダリレバー22、ワイパアーム30、カバー40を射出成形しても良い。
さらに、上記各実施の形態においては、プライマリレバー21、一対のセカンダリレバー22、ワイパアーム30、カバー40の全てに模様を形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、プライマリレバー21、一対のセカンダリレバー22、ワイパアーム30、カバー40のうち、例えば、最も大きい構成部材で最も目立つワイパアーム30のみに模様を形成しても良い。
10 ワイパ装置
11 揺動軸
12 ワイパモータ
13 ウィンドシールド(払拭面)
13a 払拭範囲
20 ワイパブレード
21 プライマリレバー(ラバーホルダ)
22 セカンダリレバー(ラバーホルダ)
22a 保持爪
23 ブレードラバー
30 ワイパアーム
31 ブレード装着部
32 アームヘッド装着部
40 カバー
A1 第1表面部(凸部)
A2 第2表面部(凹部)
A3 第3表面部(凹部)
B1 第1表面部(平滑面)
B2 第2表面部(粗面)
B3 第3表面部(粗面)
M マスキング部材
N ノズル
P 微粒子
SF1〜SF4 外表面

Claims (4)

  1. 払拭面を払拭するブレードラバーを備えたワイパ装置であって、
    前記ブレードラバーを保持するラバーホルダと、
    先端部に前記ラバーホルダが設けられ、基端部に揺動軸に固定されるアームヘッドが設けられるワイパアームと、
    前記アームヘッドを覆うカバーと、
    を有し、
    前記ラバーホルダ、前記ワイパアーム、前記カバーのうちの少なくとも1つが、ガラス繊維を含有する樹脂材料により形成され、
    前記ラバーホルダ、前記ワイパアーム、前記カバーのうちの少なくとも1つの外表面に、外観が異なる少なくとも2つの第1表面部および第2表面部が交互に並べられる、
    ワイパ装置。
  2. 請求項1記載のワイパ装置において、
    前記第1表面部が凸部とされ、前記第2表面部が前記凸部よりも低い高さ位置にある凹部とされる、
    ワイパ装置。
  3. 請求項1記載のワイパ装置において、
    前記第1表面部が所定の表面粗さの平滑面とされ、前記第2表面部が前記平滑面よりも粗い表面粗さの粗面とされる、
    ワイパ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパ装置において、
    微粒子を吹き付けるブラスト処理により、前記外表面に外観の異なる前記第1表面部および前記第2表面部が設けられる、
    ワイパ装置。
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