JP2017012256A - 遊技機 - Google Patents

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Gen Okamura
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Abstract

【課題】遊技板に対しての遊技釘の保持力を確保し易い遊技機を提供する。【解決手段】遊技板50の前面51が向く前方側に突出するようにして遊技釘100が設けられ、遊技釘100の軸部101には、所定の外径を有する突条部分が螺旋状に連続する螺旋部112と、螺旋部112より頭部102側に離間した複数箇所に設けられた2つの抜止部113とが設けられている。このため、螺旋部112によって遊技板50の下穴53内に進行した遊技釘100は、複数の抜止部113が下穴53内に進行した後には、螺旋部112のみによる保持力より大きな保持力を確保し易くすることができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。
従来、遊技機の代表例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、例えば、遊技球が流下する遊技領域を形成する遊技盤を備え、遊技領域には、遊技球が入賞した場合に遊技球が払い出される入賞口と、その入賞口へ遊技球を導く通路と入賞口に入賞しないでアウト口へ導く通路とを形成する多数の遊技釘が設けられている。多数の遊技釘は、遊技盤の外形を形成する遊技板に打ち込まれて固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−161638号公報
従来の遊技機においては、遊技板から遊技釘が引き抜かれる方向に対しての保持力が不足する場合があるという問題点があった。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、遊技板に対しての遊技釘の保持力を確保し易い遊技機を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、
遊技球が前面側を流下する遊技板と、該遊技板の前面が向く前方側に突出するようにして設けられる遊技釘とを備えた遊技機において、
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、前記遊技板の穴部に保持可能な所定の外径を有する突条部分が螺旋状に連続する螺旋部と、該螺旋部より前記頭部側に離間した複数箇所に設けられた複数の抜止部とが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、遊技板に対しての遊技釘の保持力を確保し易い遊技機を提供することができる。
第1実施形態におけるパチンコ機の斜視図である。 遊技盤の正面図である。 (a)は、遊技釘の固定状態を示す縦断面図であり、(b)は、遊技釘の先端側の形状を示した部分拡大図であり、(c)は、図3(b)のA−A線における遊技釘の断面図である。 他の実施形態に係る遊技釘を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態として、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるパチンコ機10の斜視図、図2はパチンコ機10に備えられる遊技盤20の正面図である。
パチンコ機10には、図1に示すように、その中央部分に透明なガラス板11が前後一対に配置された窓部12が設けられ、その窓部12を介して、遊技球が前面側を流下する遊技盤20が遊技者から視認可能とされている。窓部12の下側には、上下2つの球皿13,14が設けられ、この球皿13,14内に遊技球が貯留される。球皿13,14の右側には、発射ハンドル15が設けられ、遊技者が発射ハンドル15を操作すると、上側の球皿13に貯留された遊技球が1球ずつ、遊技盤20の前面側に向けて発射される。
遊技盤20には、図2に示すように、略円形状に外周が区画された内側部分に遊技領域21が形成されている。遊技領域21の中央部および下側部分における左右両側には、センター装飾部材22および複数のサイド装飾部材23が設けられ、それら装飾部材22,23を避けた遊技領域21の全域に多数の遊技釘100が設けられている。多数の遊技釘100が設けられた領域には、一般入賞口24、始動入賞口25,26、大当たり時に開放される入賞口を開閉する可変入賞装置27、スルーゲート28等の遊技者にとって特典が付与される入球口が設けられ、それら入球口に遊技球が入球することで賞球が払い出されたり、大当たり等の抽選が行われたりする。遊技盤20は、図2に示すように、その外形を形成する木製の遊技板50を備え、遊技板50の表面側から多数の遊技釘100が打ち込まれて取り付けられている。
遊技板50は、遊技釘100を保持する板状の部材であり、切削加工による単一の木製板材若しくは木製の薄板を複数重ね合わせた合板によって形成されている。遊技板50は、必ずしも木製とする必要はなく、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂製の板材または射出成形品により構成しても良い。
遊技板50には、装飾部材等が取り付けられる貫通穴が設けられ、上記した各種の入賞口24〜26、可変入賞装置27、スルーゲート28等を構成する各部材が取り付けられている。また、遊技板50には、予め形成された下穴53(図3(b)参照)に対して、釘打ち装置によって多数の遊技釘100が打ち込まれて固定されている。なお、必ずしも下穴53を予め設けて遊技釘100を遊技板50に打ち込む必要はなく、表面が平滑な遊技板50に対して遊技釘100を打ち込んでも良いし、遊技板50の表面にわずかな凹みを設け、その凹みに遊技釘100を打ち込んでも良い。また、以下の説明において、下穴53に対して遊技釘100が打ち込まれ、打ち込み前に比べて遊技釘100によって変形し、拡大された状態の穴部を釘穴52と称す。
次に、遊技釘100に関する構成について説明する。図3(a)は、遊技板50と遊技釘100との固定状態を示す縦断面図である。図3(b)は、遊技釘100の先端側の形状を示した部分拡大図であり、図3(c)は、図3(b)のA−A線における遊技釘100の断面図である。なお、図3においては、理解の容易のために、図3(a)には遊技球を実線により併せて示し、図3(b)には下穴53の深さ方向先端側における一部の外形形状を二点鎖線で示し、遊技釘100の一部の縦断面の形状を斜線を付して示している。
遊技釘100は、図3(a)に示すように、遊技板50に対して一端側が保持され、遊技板50の前面51が向く前方側に突出するようにして遊技板50に取り付けられている。この遊技釘100が突出する側が遊技盤20の前面側に設けられる遊技領域に相当し、この前面側を遊技球が流下する。
遊技釘100は、図3(a)に示すように、細長く形成された軸部101と、軸部101の一端側であって遊技板50の前面51側に突出する先端側端部(突端部)にて軸部101より太く形成された頭部102とを有している。この遊技釘100は、金属製であり、例えば、黄銅によって形成され、線材に対して転造などの圧造加工を施して形成されている。なお、遊技釘100は、必ずしも圧造加工によって形成する必要はなく、これに代えて、又は、これに加えて切削加工等の他の加工を用いて形成しても良い。
遊技板50とガラス板11の間を流下する遊技球は、図3(a)に示すように、軸部101の一部分であって、抜止部113と頭部102との間にて断面形状が円形の一定形状に形成された当接部114に当接する。遊技板50に対して遊技釘100は、一定の傾斜を設けて取り付けられ、例えば、水平より5度上側を向くように傾斜させて取り付けられ、上方から遊技釘100に当接した遊技球が遊技板50側に案内され、遊技板50の前面51に沿って遊技球が落下し易く構成されている。
軸部101は、頭部102とは反対側となる端部に、先端部111と、螺旋部112と、抜止部113とを備えている。遊技釘100は、軸部101における先端部111側から遊技板50に打ち込まれ、螺旋部112と抜止部113とが遊技板50の厚み内に位置して固定される。遊技板50に固定された遊技釘100は、遊技板50の前面51より頭部102と軸部101の一部分とが突出し、遊技釘100が突出する突出量は、例えば、略18.5mmとされている。
遊技釘100は、先端部111が位置する側が打込方向先端側(図3(b)の右側)となり、頭部102に近い側が打込方向後端側となるようにして遊技板50に打ち込み固定される。先端部111は、直径が先端側から次第に増大する略円形状の断面形状を有して先端側に位置する先端側尖形部111aと、先端側尖形部111aより打込方向後端側に形成された先端側直線部111bとを有している。
先端側尖形部111aは、軸部101の軸方向に垂直な側面視(図3(b)における紙面垂直方向視)において略三角形状であって、略円錐状に形成されている。先端側直線部111bは、軸部101の軸方向(図3(b)の一点鎖線で示す軸部101の中心軸線が連続する方向)に沿って直径が略同一であって略円形の断面形状に形成されている。
先端側尖形部111aの先端部分は、軸部101の軸方向に垂直な側面視(図3(b)における紙面垂直方向視)において、略25度から30度の範囲内の角度となるように尖った形状に形成され、予め遊技板50に設けられる下穴53の奥底面53aに接触する設定とされている。なお、先端側尖形部111aの先端部分は、側面視において、略90度以下の角度に設定されることが良く、略60度以下の角度に設定されることが好ましく、略40度以下の角度に設定されることが好適である。
ここで、下穴53は、遊技板50の前面51から直径が略同一であって略円形の断面形状を有する形状を主体として形成されている。下穴53の直径は、当接部114の外形よりも略10%から略20%の範囲内で小さく、且つ、先端部111(先端側尖形部111a及び先端側直線部111b)の最大外径よりも僅かに小さく形成され、例えば、略1.5mmに設定されている。下穴53の深さは、遊技釘100の打込方向先端側の最先端から抜止部113が形成された打込方向後端側端部までの長さ(例えば、略9mm)より長く、且つ、遊技釘100が正規の位置に打ち込まれるまでの打込長さ(例えば、略15mm)より、一定以上(例えば、略2mm以上)短い長さ(例えば、略10mm)に設定されている。
下穴53の奥底面53aは、中心部分が最も深い穴形状となるように断面視略三角形状をなす略円錐状に形成されている。また、下穴53の連続する軸方向に沿った中心軸に対しての奥底面53aの傾斜角度は、遊技釘100の先端側尖形部111aにおける中心軸に対しての傾斜角度より大きく設定されている。遊技板50へ遊技釘100が打ち込まれた場合には、下穴53の奥底面53aに対して遊技釘100の先端側尖形部111aの先端が接触した後、下穴53の奥底面53aの傾斜に沿って遊技釘100の先端が下穴53の中央側に案内され易い。このため、下穴53の中心軸に遊技釘100の中心軸が一致し易くなり、製造上の遊技釘100の打ち込み位置のバラツキを少なくすることができる。
先端側直線部111bは、遊技釘100の軸部101の連続する方向に沿って外形部分が略直線的に連続する略円柱状に形成されている。先端側直線部111bは、遊技釘100が下穴53の連続する方向に沿って軸部101が平行に進入するように位置決めするための部位であり、遊技釘100の軸部101における基準直径(遊技釘100の軸部101において表面が平滑な円柱状の部位の直径であり、当接部114の直径)の半分以上の長さに設定することが好ましく、当該直径以上の長さに設定することが好適である。また、先端側直線部111bは、次第に外形が僅かに大きくなる形状に設定することが好ましく、例えば、先端側直線部111bにおける打込方向先端側(先端側尖形部111aに近い側)の端に比べて、打込方向後端側(螺旋部112に近い側)の端が略2%以上、外形が大きく設定されることが好ましく、略5%以上、外形が大きく設定されることが好適である。なお、先端側直線部111bは、必ずしも設ける必要はなく、先端側尖形部111aに対して打込方向後端側に螺旋部112が連続する形状としても良い。また、先端部111の最大外径は、当接部114の外形よりも略5%から略15%の範囲内で小さく、下穴53の内径よりも僅かに大きく設定されるものであり、例えば、略1.7mmに設定されている。
螺旋部112は、遊技釘100が遊技板50に打ち込まれる場合に遊技釘100を回転させる部位であり、4条の螺旋状の突条部112aがローレット加工により中心軸から離間する径方向側に突出して形成されたねじ状の外形形状に形成されている。遊技釘100が下穴53に打ち込まれた場合には、突条部112aの連続する方向に沿って遊技釘100が回転し、この回転によって遊技釘100が下穴53の連続する方向に沿って真直に進行し易くなる。これにより、遊技釘100の打ち込み位置のバラツキを少なくすることができる。
突条部112aは、図3(c)に示すように、中心軸(図3(c)の点C)に対して半径方向外側に向かって複数箇所において突出している。突条部112aは、軸部101の中心軸を中心とする周方向において複数箇所に離間して設けられている。突条部112aの突出先端部分は、図3(b)に示すように、軸部101の軸方向に沿って中心軸を中心とした位置が周方向に異なる位置となるようにして連続し、突条部112aが軸部101の軸方向に沿って螺旋状に連続する形状とされている。螺旋部112において、突条部112aの先端が位置する外径(最大外径)の大きさは、軸部101の軸方向に沿って略同一に設定され、先端部111に比べて大きな外径に設定されている。
ここで、螺旋部112の長さは、当接部114の直径を比較して、同一の長さ以上に設定することが好ましく、当該直径の2倍以上の長さに設定することが好適である。また、螺旋部112は、次第に外形が僅かに大きくなる形状に設定することが好ましく、例えば、螺旋部112における打込方向先端側(先端部111に近い側)の端に比べて、打込方向後端側(抜止部113に近い側)の端が略5%以上に外形が大きく設定されることが好ましく、略10%以上に外形が大きく設定されることが好適である。この螺旋部112における外形の形状変化の程度は、先端側直線部111bにおける外形の形状変化よりも大きな割合に設定することが遊技釘100の打ち込み位置のバラツキを少なくする上で好ましい。なお、螺旋部112は、必ずしも設ける必要はなく、先端部111に対して抜止部113が連続する形状としても良い。
また、螺旋部112の突条部112aにおける突出先端側部分の幅Laは、当接部114の直径に対しては略5分の1の長さに設定されている。この突条部112aの幅Laは、当接部114の直径に対して略10分の1から略4分の1の範囲内に設定することが好ましい。また、螺旋部112において突条部112aが連続する方向は、軸部101の側面視(図3(b)における紙面垂直方向視)において、軸部101の中心軸線に対して、例えば略45度傾いた角度(傾斜角度Ra)に設定されるものであり、傾斜角度Raは、軸部101の中心軸線に対して略25度から略60度の範囲内の角度に設定されることが好ましい。
抜止部113は、螺旋部112に対して打込方向後端側に設けられ、螺旋部112の後に遊技板50内に進入し、遊技釘100の抜け方向側への移動を阻止する部位である。抜止部113は、軸部101の軸方向に沿って2箇所に離間して設けられ、それぞれが軸部101の中心軸を中心とする周方向に一定の断面形状を有し、その周方向に沿って環状に連続した形状をしている。
抜止部113のそれぞれは、軸部101の外周側に略三角形状に突出し、側面視においては打込方向後端側(頭部102に近い側)の端部が軸部101の中心軸に対して径方向に大きく突出している。抜止部113における頭部102に近い側の端部の断面形状(軸部101の中心軸を通る平面による縦断面の形状)は、突出先端部分が直角より鋭く尖った鋭角に形成されている(図3(b)の斜線部参照)。遊技釘100が遊技板50に打ち込まれた後、抜止部113は、釘穴52の内面に突き刺さるようにして引っ掛かり、遊技釘100の抜け方向への移動が阻止される。
当接部114は、図3(a)に示すように、軸部101における頭部102に近い側の一定の区間に相当する部位であり、断面形状が円形で同一サイズの外周形状をした略円柱状の部位により構成されている。当接部114を一部分とする軸部101の一部は、断面形状が一定に形成されており、その外径は、例えば、直径が略1.85mmとされ、螺旋部112及び抜止部113における最大外径より細く設定されている。ここで、螺旋部112及び抜止部113における最大外径とは、軸部101の中心軸線から最も離れた突端部分を通過する仮想的な略円筒形状の直径に相当するものであり、各部分の最大部分における外径に相当し、例えば、螺旋部112の最大部分が1.9mm、抜止部113が1.95mmに設定されている。
なお、軸部101のうち、当接部114と抜止部113との間であって、遊技板50の前面51に相当する位置(例えば、先端部111側の先端から略13mmの区間)を含む一部分は、当接部114よりショットピーニングや絞り加工等による加工硬化によって当接部114より硬質に構成することが好ましく、これにより、遊技釘100の折損に対しての寿命を長く確保し易くすることができる。
以上説明したパチンコ機10によれば、以下の作用効果を奏する。
遊技板50の前面51が向く前方側に突出するようにして遊技釘100が設けられ、遊技釘100の軸部101には、所定の外径として当接部114より大きく突出した部位を形成する突条部分が螺旋状に連続する螺旋部112と、螺旋部112より頭部102側に離間した複数箇所に設けられた2つの抜止部113とが設けられている。このため、遊技釘100は、複数の抜止部113が下穴53内に進行することにより、螺旋部112のみによる保持力より大きな保持力を確保し易くすることができる。
また、抜止部113が螺旋部112より頭部102側に離間した複数箇所に設けられているので、螺旋部112が下穴53内に進行し始める状況においては、挿入に必要な押圧力を少なくして遊技釘100が回転しながら下穴53内に進行する。よって、遊技釘100の遊技板50への打ち込み初期において遊技釘100が勢い良く下穴53内に進入し易く、急激な抵抗力の増大によって打ち込み初期に遊技釘100が折損する事態を防止することができる。
また、打ち込みの際に螺旋部112の進行によって下穴53の内面に変形や破損が生じたとしても、遊技釘100が、下穴53内に一定量以上進入すると、螺旋部112とは別形状をした抜止部113が下穴53内に進入するので、遊技釘100の保持力を高く確保することができる。この場合に、螺旋部112の進行によって下穴53の内面の一部が拡大されるため、その拡大分、抜止部113の外形を大きく設定しても下穴53内へ抜止部113が進行し易くなる。よって、抜止部113の外形を大きく設定して高い保持力を狙った形状にしても、遊技板50の下穴53や遊技釘100の破損は抑制することができ、遊技釘100の保持力を確保し易くすることができる。
また、抜止部113が螺旋部112より頭部102側に離間した複数箇所に設けられているので、螺旋部112によって下穴53の内面の一部が削られる状況が生じても、軸方向において離間した複数箇所のうちいずれかの抜止部113が釘穴52の内面に引っ掛かりさえすれば、遊技釘100の保持力を一定以上に確保することができる。よって、多数の遊技釘100を遊技板50に打ち込んでも、極端に保持力の少ない遊技釘100を備えたパチンコ機10が製造される可能性を低く抑えることができる。
ここで、遊技板50の材質が木製であると、下穴53の内面の品質に個体差が生じ易く、部分的に脆い部位を備えるなど切損の生じ易い下穴53が形成される場合がある。このように、低品質な下穴53が一部に形成されても、遊技釘100に螺旋部112と複数の抜止部113とが設けられているので、十分な保持力を確保することができる。
また、抜止部113における頭部102に近い側の端部の断面形状は、軸部101に沿った複数箇所の各々において、鋭角に形成されている。このため、遊技釘100が引き抜かれる方向側に力が作用した場合に、抜止部113における頭部102に近い側の端部が遊技板50の下穴53に引っ掛かった状態となり易く、その引っ掛かりが保持力として作用し、高い保持力を確保し易くすることができる。
また、抜止部113は、頭部102に近い側の端部の断面形状が周方向側に連続する環状に形成されている。このため、抜止部113の剛性が高くなり、抜止部113に大きな力が作用しても、その変形及び破損を防止することができ、抜止部113の機能を十分に確保し易くすることができる。
次に、図4を主に参照して、第1実施形態とは別形状の遊技釘200,300を有する他の実施形態に係るパチンコ機について説明する。他の実施形態に係るパチンコ機は、第1実施形態に対して遊技釘200,300の形状のみが異なるものである。なお、遊技板50に打ち込まれる遊技釘として、1つの実施形態に係る単一の種類の遊技釘を用いても良いし、2以上の実施形態に係る複数種類の遊技釘を用いても良い。
図4(a)は、第2実施形態に係る遊技釘200を示す側面図であり、図4(b)は、第3実施形態に係る遊技釘300を説明するための側面図である。以下、第1実施形態における構成と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2実施形態に係る遊技釘200は、第1実施形態に係る遊技釘100に対して、軸部201の形状が異なり、具体的には、先端部211の形状と、抜止部212の形状とが異なるものである。
遊技釘200の先端部211の最先端は、図4(a)に示すように、側面視において尖った形状でなく円弧状に形成されている。このため、遊技釘200が下穴53に対して進行し、下穴53の奥底面53aに接触した場合に、遊技釘200の先端部211が奥底面53aに突き刺さりにくい。すなわち、下穴53の奥底面53aの中心に向かって遊技釘200の先端部211の中心が案内されてから奥底面53aより奥側に遊技釘200が進行することとなる。よって、遊技釘200が下穴53の中央側に案内されながら進行し易くすることができる。なお、遊技釘200の先端部211が円弧状に形成されるとは、側面視において一定の曲率半径を有する円弧によって先端部211が形成されても良いし、曲率が側面視において変化する曲線によって先端部211が形成されても良い。この場合において、先端部211の形状としては、例えば、遊技釘200の当接部114の径に対して略5%から略20%の範囲内の半径を有する球面の一部により先端部分を形成することが好ましく、略8%から略15%の範囲内の半径を有する球面の一部により先端部分を形成することが好適であり、曲率が側面視において変化する場合には最先端の部分の曲率半径が上記各値の範囲内に設定されることが好ましい。また、遊技板50が軟質である場合や脆い場合には、先端部211の円弧の曲率半径が大きく設定されることが好ましい。
遊技釘200の抜止部212は、図4(a)に示すように、周方向側において一定の形状が連続するものでなく、周方向側に離間した複数の抜止突起部212aにより構成されている。抜止突起部212aは、周方向側に等間隔に、例えば、軸部201の中心軸に対して略180度回転した2箇所に設けられている。
抜止突起部212aは、軸部201の軸方向に沿って離間した別の箇所にも、軸部201の中心軸に対して略180度回転した2箇所に設けられている。また、複数の抜止突起部212aを有する抜止部212は、打込方向先端側(先端部211に近い側)の抜止部212に対して、打込方向後端側(先端部211から遠い側)の抜止部212に設けられる2つの抜止突起部212aが軸部201の周方向に略90度ずれた位置に、偏倚して設けられている。このため、軸方向において異なる位置に設けられた抜止部212を構成する複数の抜止突起部212aが、周方向に、ずれて配置されるので、遊技板50に打ち込まれた遊技釘200が打込方向後端側(頭部102側)へ引き抜かれる場合の保持力を確保し易くすることができる。
すなわち、複数箇所の抜止部212において保持力を発揮するための釘穴52の内面側への突出部分は、軸方向に沿った前後位置において周方向に略90度ずれた位置となる。このため、抜止突起部212aが遊技板50の釘穴52の内面に引っ掛かって遊技板50によって支持される領域は、軸部201の軸方向において重なることがなく、遊技釘200の引き抜き方向側への力に抵抗する部位を軸部201の軸方向に沿って長く確保することができる。よって、遊技釘200の引き抜き方向側に力が作用しても遊技板50の釘穴52の内面が削れにくく、引き抜きに対して高い保持力を確保し易くすることができる。
なお、全ての抜止突起部212aが軸方向に沿って重ならないように、抜止突起部212aの周方向の幅と、軸方向に沿った前後位置におけるずれ量とを設定しても良く、軸方向に沿って3箇所以上に離間した箇所に抜止部212が設けられる場合には、隣りに位置する抜止部212を構成する抜止突起部212aの少なくとも一部が軸方向に沿って重ならないように、抜止突起部212aの周方向の幅と、軸方向に沿った前後位置におけるずれ量とを設定することが好ましく、軸方向に沿って完全に重ならないように設定することが好適である。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る遊技釘300は、第1実施形態に係る遊技釘100に対して、軸部301の形状が異なり、具体的には、先端部311の形状と、抜止部312の形状とが異なるものである。また、第3実施形態に係る遊技釘300は、図4(a)及び図4(b)に示すように、第2実施形態に係る遊技釘200に比べて、抜止突起部312aの形状は略同一であるものの、抜止突起部312aの数が多く設けられ、また、これら抜止突起部312aが軸方向に沿って螺旋状にねじれた位置に配置されている点において異なっている。
抜止突起部312aが軸方向に沿った別々の位置に隣り合って配置されるねじれの方向は、螺旋部112のねじれ方向と同一方向に設定され、遊技釘300が右回りして前に進む右ネジと同様のねじれ方向に設定されている。このため、遊技釘300が下穴53に打ち込まれた場合に、螺旋部112によって遊技釘300が右回りしつつ進行した後、抜止部312が下穴53内に進行した後にも、その回転を増長するようにして、遊技釘300が右回りして進行する。よって、遊技釘300が下穴53の方向に沿って進行し易く、遊技板50に対しての遊技釘300の配置位置を一層正確にすることができる。
抜止突起部312aが配置されるねじれの角度は、螺旋部112のねじれの角度と略同一の角度に設定されている。また、抜止突起部312aが設けられる位置は、螺旋部112の突条部112aが連続する仮想的な延長線(図4(b)の二点鎖線)上に位置するように設定されている。詳細には、抜止突起部312aのうち軸部301の中心軸から最も離れた部位に相当する打込方向後端側の端部が、螺旋部112の突条部112aが連続する仮想的な延長線上に設定されている。このため、螺旋部112によって遊技釘200が右回りしつつ進行した後、抜止部312が下穴53内にスムースに進行し、遊技板50に対しての遊技釘300の配置位置を一層正確にすることができる。また、螺旋部112の突条部112aによって遊技釘300が下穴53の一部を削りつつ進行した後、その削った部位を抜止部312(抜止突起部312a)が通過することとなるので、下穴53の削れ量を少なくすることができる。よって、遊技釘300の引き抜き方向の力に対しての保持力を発揮するための釘穴52の内面の破損が遊技釘300の打ち込みに際して少なく抑えることができ、遊技釘300の引き抜き方向の力に対して高い保持力を確保し易くすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られることはなく、例えば、以下に記載するように変形して実施しても良い。この場合に、以下に記載する各構成を上記実施形態に対して適用しても良く、以下に記載する複数の構成を組み合わせて上記実施形態に対して適用しても良い。
上記各実施形態においては、抜止部113,212,312は、軸方向に沿った複数箇所において同一形状に形成されたが、軸方向に沿った複数箇所において、異なる形状をした抜止部が並んで配置されるものとしても良く、抜止部の数についても、2箇所に限らず、3箇所以上に設けられるものとしても良い。
また、上記各実施形態における抜止部113,212,312のいずれかの構成に代えて、又は、抜止部113,212,312のいずれかの構成に加えて、軸部に沿った螺旋状に形成され、螺旋部より軸部の中心軸線に対して前記軸部に垂直な側面視において大きく傾斜した角度にて連続する大傾斜螺旋部により抜止部の少なくとも一部を構成した遊技釘を遊技板に打ち込む構成としても良い。大傾斜螺旋部は、当接部114の直径より軸部の軸方向に沿った長さが短く設定されることが好ましく、当接部114の直径の半分以下に設定されることが好適であり、また、軸部の軸方向に沿った複数箇所に設けられ、周方向にずれて設けられていることが好ましい。
また、複数箇所に大傾斜螺旋部が設けられる場合には、1の大傾斜螺旋部の突条部に対して、当該突条部の連続する仮想延長線上に、軸部の軸方向に沿って離間した他の大傾斜螺旋部の突条部分が位置する構成とすることが好ましく、これにより、下穴53内への遊技釘の進行をスムースにし、且つ、引き抜き方向に対しての保持力も確保し易くすることができる。また、複数箇所に大傾斜螺旋部が設けられる場合には、1の大傾斜螺旋部の突条部分における頭部側を向く面であって当該突条部分に対して周方向における一方側の面に対して、軸部の軸方向に沿って離間した他の大傾斜螺旋部における突条部の間の凹み部分が軸部の軸方向に沿って並んで位置する構成とすることが好ましく、これにより、遊技釘の引き抜き方向に対しての保持力を高く確保することができる。
上記第1実施形態においては、抜止部113における打込方向後端側(頭部102に近い側)の端部の縦断面形状は、鋭角に形成され、軸部101に沿った方向に対して軸部101の中心軸に近づく方向に外面形状が折れ曲がって当該中心軸に略直角に交差する方向に向かう外面形状(すなわち、頭部102側を向く外面を有する形状)に形成されていたが、他の形状に形成されても良い。すなわち、抜止部113における打込方向後端側(頭部102に近い側)の端部の縦断面形状として、略90度より大きな鈍角に形成されても良い。この場合において、引っ掛かりによる保持力が一定以上となることが好ましく、軸部101に沿った方向に対して、頭部102に近づくに従って軸部101の中心軸に近づく方向に連続する外面(傾斜面)を有する形状であって、上記第1実施形態における角度が軸部101の中心軸に対して略垂直に交差する略90度に設定されていたのに対し、略45度以上に設定することがよく、略60度以上に設定することが好ましく、略75度以上に設定することが好適である。
上記第1実施形態において、円錐形状に対して先端部分の断面が弧状に又は円弧状に形成された先端部を有する形状としても良いし、略半球状の断面形状としても良い。また、上記第2及び第3実施形態において、先端部211,311の先端形状として、略三角形状の断面を有する円錐形状に形成されて尖った形状としても良い。
上記各実施形態において、遊技板50に設けられる下穴53は、断面円形としたが、必ずしも断面円形とする必要はなく、上記した引き抜き力となる断面形状として非円形の多角形あるいは星形など、他の形状で形成しても良い。また、下穴53は、必ずしも奥底面53aより先側に遊技釘100,200,300が進行する深さに形成する必要はなく、下穴53の奥底面53aに遊技釘100,200,300が到達しない程度に、下穴53を深く形成しても良く、下穴53が遊技板50の裏面側に貫通形成されていても良い。
上記各実施形態において、螺旋部112は、外周面側に突出する2条のねじ形状により構成したが、必ずしも2条のねじ形状とする必要はなく、1条または3条以上としても良いし、上記螺旋部112に代えて、又は上記螺旋部112に加えて、断面形状が軸方向に沿ってねじれていない、網形状または縞状のローレット形状或いは軸方向に平行な突条が周方向に多数設けられることで周面に凹凸が設けられた断面形状を有する保持部を有する遊技釘としても良い。
本発明は、上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良く、パチンコ機以外にも、アレンジボール型パチンコ、雀球等の各種遊技機として実施するようにしても良い。
以下、上記した実施形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記各実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。また、各特徴に記載した用語の意味や例示等は、同一の文言にて記載した他の特徴に記載した用語の意味や例示として適用しても良い。
<特徴10>
遊技球が前面側を流下する遊技板(遊技板50)と、該遊技板の前面が向く前方側に突出するようにして設けられる遊技釘(遊技釘100,200,300)とを備えた遊技機(パチンコ機10)において、
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部(頭部102)と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部(軸部101,201,301)とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部(下穴53)に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、所定の外径を有する突条部分が螺旋状に連続する螺旋部(螺旋部112)と、該螺旋部より前記頭部側に離間した複数箇所に設けられた複数の抜止部(抜止部113,212,312)とが設けられていることを特徴とする遊技機。
従来、遊技機の代表例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、例えば、遊技球が流下する遊技領域を形成する遊技盤を備え、遊技領域には、遊技球が入賞した場合に遊技球が払い出される入賞口と、その入賞口へ遊技球を導く通路と入賞口に入賞しないでアウト口へ導く通路とを形成する多数の遊技釘が設けられている。多数の遊技釘は、遊技盤の外形を形成する遊技板に打ち込まれて固定される(例えば、特開2008−161638号公報参照)。
従来の遊技機においては、遊技板に遊技釘を打ち込む場合に保持力が不足する場合があり、遊技板に下穴を形成してから遊技釘を打ち込む場合においても保持力不足が生じ得るという問題点があった。
特徴10記載の遊技機によれば、遊技板に対しての遊技釘の保持力を確保し易い遊技機を提供することができる。すなわち、遊技釘は、複数の抜止部が穴部に進行することにより、螺旋部のみによる保持力より大きな保持力を確保し易くすることができる。
また、抜止部が螺旋部より頭部側に離間した複数箇所に設けられているので、螺旋部が穴部内に進行し始める状況においては、その進行に必要な押圧力を少なくして遊技釘が回転しながら穴部内に進行する。よって、遊技釘の遊技板への打ち込み初期において遊技釘が勢い良く穴部内に進入し易く、急激な抵抗力の増大による打ち込み初期における遊技釘の折損を防止することができる。
また、打ち込みの際に螺旋部の進行によって穴部の内面に変形が生じたとしても、遊技釘が一定量以上穴部に進入すると、螺旋部とは別形状をした抜止部が穴部内に進入することとなり、これにより、遊技釘の保持力を高く保持することができる。この場合に、螺旋部の進行によって穴部の内面の一部が拡大されるため、その拡大分、抜止部の外形を大きく設定しても穴部内へ抜止部が進行し易くなる。よって、抜止部の外形を大きく設定して高い保持力を狙った形状にしても、遊技板の穴部や遊技釘の破損は抑制することができ、遊技釘の保持力を確保し易くすることができる。
また、抜止部が螺旋部より頭部側に離間した複数箇所に設けられているので、螺旋部によって穴部の内面の一部が削られる状況が生じても、軸方向において離間した複数箇所のうちいずれかの抜止部が穴部に引っ掛かりさえすれば遊技釘の保持力を一定以上に確保することができる。よって、多数の遊技釘を遊技板に打ち込んでも、極端に保持力の少ない遊技釘を備えた遊技機が製造される可能性を低く抑えることができる。特に、遊技板の材質が合成樹脂製でなく木製の場合には、穴部の内面の品質に個体差が生じ易く、部分的に脆い部位を備えるなど切損の生じ易い穴部が形成され易いため、螺旋部と複数の抜止部とが設けられる遊技釘を利用することが好ましい。
<特徴11>
特徴10に記載の遊技機において、前記抜止部における頭部側端部の断面形状は、前記軸部に沿った複数箇所の各々において、鋭角に形成されていることを特徴とする遊技機。
特徴11に記載の遊技機によれば、遊技釘が引き抜かれる方向側に力が作用した場合に、抜止部における頭部側端部が遊技板の穴部に引っ掛かった状態となり易く、その引っ掛かり力が保持力として作用し、高い保持力を確保し易くすることができる。
<特徴12>
特徴11に記載の遊技機において、前記抜止部の少なくとも1つ(抜止部113)は、頭部側端部の断面形状が周方向側に連続する環状に形成されていることを特徴とする遊技機。
特徴12に記載の遊技機によれば、抜止部の変形及び破損を防止することができ、抜止部の機能を確保し易くすることができる。
<特徴13>
特徴11又は12に記載の遊技機において、前記抜止部の少なくとも1つ(抜止部212,312)は、周方向側に離間した複数の抜止突起部(抜止突起部212a,312a)を有していることを特徴とする遊技機。
特徴13に記載の遊技機によれば、遊技釘の打ち込みに際して、抜止突起部が設けられていない部分によって穴部の内面が変形したり破損したりする状況を少なくすることができる。このため、遊技釘が引き抜かれる場合に抵抗力を発揮する部位を多く確保し易くすることができ、高い保持力を確保し易くすることができる。
<特徴14>
特徴13に記載の遊技機において、前記複数の抜止突起部を有する抜止部が、前記軸部に沿って離間した複数箇所に設けられ、1の抜止部を構成する複数の抜止突起部に対して他の抜止部を構成する複数の抜止突起部が前記軸部の周方向において偏倚して設けられていることを特徴とする遊技機。
特徴14記載の遊技機によれば、軸方向において異なる位置に設けられた複数の抜止突起部が、周方向に、ずれて配置されるので、遊技釘の引き抜きに対しての保持力を確保し易くすることができる。
なお、特徴10〜14に記載のいずれか1つの特徴を他のいずれか又は複数の特徴に組み合わせて適用しても良い。以下には、上記した各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
以上のように、この発明は、パチンコ機等の遊技機に適している。
10…パチンコ機、50…遊技板、52…釘穴、53…下穴、100,200,300…遊技釘、101,201,301…軸部、102…頭部、112…螺旋部、113,212,312…抜止部、212a,312a…抜止突起部、114…当接部

Claims (3)

  1. 遊技球が前面側を流下する遊技板と、該遊技板の前面が向く前方側に突出するようにして設けられる遊技釘とを備えた遊技機において、
    前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
    前記軸部には、所定の外径を有する突条部分が螺旋状に連続する螺旋部と、該螺旋部より前記頭部側に離間した複数箇所に設けられた複数の抜止部とが設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、前記抜止部の少なくとも1つは、周方向側に離間した複数の抜止突起部を有していることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機において、前記複数の抜止突起部を有する抜止部が、前記軸部に沿って離間した複数箇所に設けられ、1の抜止部を構成する複数の抜止突起部に対して他の抜止部を構成する複数の抜止突起部が前記軸部の周方向において偏倚して設けられていることを特徴とする遊技機。
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