JP2017011545A - コードレス電話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 TDMA/TDD方式の無線通信規格を利用したコードレス電話装置において、通話中においても制御データの伝送をできるだけ高速に行えるようにする。【解決手段】 コードレス電話装置の子機HS1は、制御部511が所定のタイミングごとに、チャンネルのスキャニングを行って、空きスロットを把握している。子機HS1が、着信に応答したり、発信したりして、通話を開始する場合に、通話用スロットを取得する。また、通話を開始する場合に、所定数以上の空きスロットの存在が確認できている場合には、制御回路52及ぶ制御部511が機能し、通話用スロットとは異なる制御データ用スロットの取得要求を形成して親機に送信し、制御データ用スロットを通じて制御データの伝送を可能にする。【選択図】図3

Description

この発明は、TDMA(Time Division Multiple Access;時分割多元接続)/TDD(Time Division Duplex;時分割複信)方式の無線通信方式を利用したコードレス電話装置に関する。
日本においては、デジタルコードレス電話の標準規格T101が、一般社団法人電波産業会(ARIB)により、2011年に策定され、その中に、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)規格の技術内容が含まれている。
デジタルコードレス電話のDECT規格においては、親機から子機への送信を行う場合の通信方式は時分割多重方式を使用する時分割複信方式であること、子機から親機への送信を行う場合の通信方式は時分割多元接続方式を使用する時分割複信方式であること、周波数は1.9GHz帯を使用すること、チャンネル数は最大5チャンネルであること、などが定められている。
そして、DECT規格においては、符号化データの、1チャンネルにおける1フレームは、図12(A)に示すように、24スロットからなるものとされ、前半の1/2フレームの12スロットS0〜S11は、親機から子機へのダウンリンクに用いられ、後半の1/2フレームの12スロットS12〜S23は、子機から親機へのアップリンクに用いられる。そして、各スロットは、制御データを伝送するAフィールドと音声データを伝送するBフィールドとなどが設けられた構成を有する(例えば、特許文献1参照)。
特表2001−510972号公報
DECT規格(方式)における符号化データの1フレームは、上述したように24スロットからなるが、各スロットは、図12(B)に示すように、Sフィールド、Aフィールド、Bフィールド、Xフィールド、保護スペースからなっている。Sフィールドは、同期化データ伝送用の32ビットのエリアであり、Aフィールドは、制御データ伝送用の64ビットのエリアである。Bフィールドは音声データ伝送用の320ビットのエリアであり、Xフィールドはパリティチェック用の4ビットのエリアである。Xフィールドの後には60ビットの保護スペースが設けられている。
このように、各スロットは、Sフィールド、Aフィールド、Bフィールド、Xフィールド、保護スペースからなり、各フィールドの用途は定められている。例えば、デジタルコードレス電話の親機から子機へのLED(Light Emitting Device)などのランプ表示用制御データや着信通知などの制御データは、Aフィールドを用いて伝送される。もちろん、子機から親機への種々の制御データもAフィールドを用いて伝送される。
このため、オフィスなどに構築されるいわゆるビジネスホンシステムにおいて、デジタルコードレス電話が用いられる場合、主装置から送られてくる例えばランプ表示等の制御データが多くなることが考えられる。このような場合、各スロットのAフィールドは64ビットしかないために、伝送速度が数kbps程度しか確保できず、制御データの伝送に時間が掛かる場合があると考えられる。この場合、制御データの送信元が親機であり、送信先が子機であれば、当該子機において必要な制御をタイムリーに行えなくなることが発生する可能性が考えられ、このような場合に対応しておく必要がある。
そこで、本願の出願人は、例えばDECT方式のコードレス電話において、通話中である場合にはAフィールドを利用して制御データを送信し、通話中ではない場合にはBフィールドを用いて制御データを送信する発明を提案している(特願2014−050379)。このようにすることによって通話中でない場合には、制御データの伝送の遅れを防止できる。しかしながら、依然として通話中における制御データの伝送は、Aフィールドのみの利用となるためデータの伝送に時間がかかる。
このため、通話中においてコードレス電話装置を介して行われる種々の処理が迅速に行えない場合が発生する可能性がある。具体的には、例えば、接続している通信回線を保留して転送したり、主装置や親機に存在する電話帳を、子機を通じて調べたりするなどの場合である。この他にも、主装置1からの子機へのLCD(Liquid Crystal Display)についての表示制御データやLED(Light Emitting Diode)についての表示制御データなども、多くなれば伝送に時間が掛かる場合があると考えられる。このような不具合の発生は、当該コードレス電話装置の使い勝手を悪くする可能性がある。
以上のことに鑑み、この発明は、TDMA/TDD方式の無線通信規格を利用したコードレス電話装置において、通話中においても制御データの伝送を高速に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のコードレス電話装置は、
親機と子機とからなり、前記親機と前記子機との間では、単位通信期間を複数のスロットに分割し、前記スロットのそれぞれは第1のフィールドと第1のフィールドよりもデータ長が長い第2のフィールドとを有し、前記親機から前記子機への通信と前記子機から前記親機への通信のそれぞれにおいて、前記スロットを用いてTDMA(Time Division Multiple Access;時分割多元接続)/TDD(Time Division Duplex;時分割複信)方式の無線通信を行うコードレス電話装置であって、
前記子機は、
所定のタイミングごとに、前記複数のスロットの利用状況を確認する確認手段と、
通話の開始時において、通話用スロットの取得要求を形成して前記親機に送信する第1の要求手段と、
通話の開始時において、前記確認手段により所定数以上の空きスロットの存在が確認されている場合に、前記通話用スロットとは異なる制御データ用スロットの取得要求を形成して前記親機に送信する第2の要求手段と、
前記制御データ用スロットが取得されている場合には、当該制御データ用スロットの少なくとも第2のフィールドが利用されて送信されてくる制御データに応じて制御を行い、前記制御データ用スロットが取得されていない場合には、前記通話用スロットの前記第1のフィールドが用いられて送信されてくる制御データに応じて制御を行う制御手段と
を備え、
前記親機は、
前記子機からの前記通話用スロットの取得要求を受信した場合に、前記子機との間に通話用スロットを取得する第1の取得手段と、
前記子機からの前記制御データ用スロットの取得要求を受信した場合に、前記子機との間に制御データ用スロットを取得する第2の取得手段と、
前記制御データ用スロットが取得されている場合には、当該制御データ用スロットの少なくとも第2のフィールドを用いて制御データを前記子機に送信し、前記制御データ用スロットが取得されていない場合には、前記通話用スロットの前記第1のフィールドを用いて制御データを送信し、前記第2のフィールドを用いて音声データを送信するように制御する送信制御手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明のコードレス電話装置によれば、子機は、確認手段が所定のタイミングごとに、単位通信期間に設けられる複数のスロットの利用状況を確認し、利用可能なスロット(空きスロット)を把握している。子機が、着信に応答したり、発信したりして、通話を開始する場合に、第1の要求手段が機能し、通話用スロットの取得要求を形成して親機に送信する。さらに、通話を開始する場合であって、確認手段によって所定数以上の空きスロットの存在が確認できている場合には、第2の要求手段が機能し、通話用スロットとは異なる制御データ用スロットの取得要求を形成して親機に送信する。
親機は、子機からの通話用スロットの取得要求に応じて第1の取得手段が機能して、通話用スロットを取得するようにし、当該通話用スロットを通じて、子機と親機との間での音声の送受信を可能にする。また、親機は、子機からの制御データ用スロットの取得要求に応じて第2の取得手段が機能して、通話用スロットは別の制御データ用スロットを取得し、当該制御データ用スロットを通じて、子機と親機との間での制御データの送受信を可能にする。
これにより、通話用スロットを通じて通話中であっても、制御データ用スロットが取得されている場合には、当該制御データ用スロットを通じて制御データが提供するようにされる。すなわち、通話中においても、通話用スロットの第1のフィールドだけで制御データを伝送する場合に比べて、多くの制御データを伝送できる。
この発明によれば、TDMA/TDD方式の無線通信規格を利用したコードレス電話装置において、通話中においても制御データの伝送を高速に行うことができる。
実施の形態の電話システム10の全体の構成例を示すブロック図である。 親機BS1の構成例を示すブロック図である。 子機HS1の構成例を示すブロック図である。 DECT規格の符号化データを伝送するスロットの具体的な利用例について説明するための図である。 DECT規格の符号化データを伝送するスロットの具体的な利用例について説明するための図である。 通話開始時に制御データ用スロットを取得する場合の処理を説明するためのシーケンス図である。 通話開始時に取得した制御データ用スロットを、空きスロットの不足に伴って解放する場合の処理を説明するためのシーケンス図である。 通話開始時に制御データ用スロットを取得できなかったために、通話中に制御データ用スロットを取得する場合の処理を説明するためのシーケンス図である。 実施の形態のコードレス電話装置の子機で実行される処理を説明するためのフローチャートである。 図9に続くフローチャートである。 実施形態のコードレス電話装置の親機で実行される処理を説明するためのフローチャートである。 DECT規格のフレーム及びスロットの構成を説明するための図である。
以下、図を参照しながら、この発明のコードレス電話装置の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、この発明のコードレス電話装置を例えば企業の事務所などに形成されるいわゆるビジネスホンと呼ばれる電話システムで用いるようにした場合を例にして説明する。
[電話システムの構成例]
図1は、この実施形態の電話システム10の全体の構成例を示すブロック図である。この例の電話システム10においては、上位装置の例としての主装置1に対して、内線電話装置として、この発明に係る複数のコードレス電話装置21、22、・・・、2n(nは2以上の整数。以下同じ)が接続されている。コードレス電話装置21〜2nのそれぞれは、親機としてのベースセットBS1、BS2、・・・、BSnのそれぞれと、子機としてのハンドセットHS1、HS2、・・・、HSnのそれぞれとからなり、親機BS1〜BSnのそれぞれと、子機HS1〜HSnのそれぞれとは、無線接続される。
なお、親機BS1〜BSnのそれぞれに対しては、複数の子機を無線接続することも可能であるが、この例では、1台の親機に対して、1台の子機が接続される構成とされている。また、図示は省略するが、主装置1に接続される内線電話装置としては、コードレス電話装置21、22、・・・、2nのみではなく、通常のビジネスホンと同様に、デジタルボタン電話端末も接続することも可能である。
そして、この実施形態では、コードレス電話装置21〜2nの親機BS1〜BSnのそれぞれと、子機HS1〜HSnのそれぞれとの間の無線接続は、前述したデジタルコードレス電話のDECT規格(方式)を用いたTDMA/TDD方式により行う。
主装置1は、1又は複数の電話回線L1〜Lm(mは1以上の整数)を収容可能である。そして、コードレス電話装置21〜2nのそれぞれの親機BS1〜BSnが、この主装置1に接続されている。図1の例では、親機BS1〜BSnと主装置1とは有線で接続されているが、無線であってもよい。
主装置1は、複数のコードレス電話装置21〜2nについての呼制御及び回線交換制御、その他のビジネスホンとしての制御を行うと共に、基準同期信号SYNCを複数のコードレス電話装置21〜2nのそれぞれに供給する機能を備えている。基準同期信号SYNCは、この例では、130ミリ秒(ms)周期の信号とされている。
コードレス電話装置21〜2nの親機BS1〜BSnのそれぞれは、主装置1からの基準同期信号SYNCに同期して、DECT規格のデジタルコードレス電話の単位通信期間である1フレーム(10ミリ秒(ms))の周期の同期信号としてのフレーム同期信号を生成し、その生成したフレーム同期信号に基づいて、DECT規格を用いたTDMA/TDD方式の無線通信を子機HS1〜HSnとの間で実行する。したがって、複数のコードレス電話装置21〜2nの全ては、主装置1からの基準同期信号SYNCに同期した動作をする。
親機BS1〜BSnのそれぞれは、基準同期信号SYNCに基づいて、フレーム同期信号を生成する。そして、この実施形態において、親機BS1〜BSnのそれぞれは、その生成したフレーム同期信号に基づいて、子機HS1〜HSnとの間で、1フレーム期間の複数のスロットの1つ置きのスロットの内の1つを用いて無線通信を行うように制御するものとする。また、この実施形態において、子機HS1〜HSnのそれぞれも、親機BS1〜BSnとの間で、1フレーム期間の複数のスロットの1つ置きのスロットの内の1つを用いて無線通信を行うものとする。
[コードレス電話装置の構成例]
複数個のコードレス電話装置21〜2nの親機BS1〜BSn及び子機HS1〜HSnのそれぞれは、全て同じ構成を備える。そこで、以下の説明では、コードレス電話装置21の親機BS1及び子機HS1の場合を例にとって、親機及び子機の構成例を説明する。
<親機の構成例;図2>
図2は、親機BS1の構成例を示すブロック図である。この図2に示すように、親機BS1は、親機BS1の全体を制御するための制御回路41と、回線LSI部42と、同期信号発生回路43と、無線通信回路44と、発振器45及び46とを備えて構成されている。
制御回路41は、コンピュータを搭載して構成されている。そして、制御回路41は、この親機BS1における呼制御などの制御を行う機能を備える。回線LSI部42は、主装置1との間で音声信号、制御信号及び同期信号のやり取りをするための回路であり、分割化/多重化処理部421と、制御信号処理部422と、音声信号処理部423と、同期信号検出部424と、PLL(Phase locked Loop)部425とからなる。
PLL部425には、発振器45からの基準周波数の発振信号が供給されると共に、主装置1からの多重化信号が供給される。この例では、発振器45の発振信号の周波数は、例えば2048MHz(0.488ナノ秒(ns))とされている。
PLL部425は、主装置1からの多重化信号から、いわゆるセルフクロッキングにより、主装置1のタイミング信号生成部からのクロック信号CKの成分を抽出し、その抽出したクロック信号CK成分と発振器45からの発振信号とを位相比較して、その比較結果に基づいて、発振器45の発振信号から、クロック信号CK成分に同期する親機BS1のシステムクロック信号SCKを生成する。
そして、PLL部425は、生成したシステムクロック信号SCKを分割化/多重化処理部421、制御信号処理部422、音声信号処理部423、同期信号検出部424のそれぞれに、信号処理用クロック信号として供給すると共に、同期信号発生回路43に供給する。
分割化/多重化処理部421は、主装置1に接続されると共に、制御信号処理部422、音声信号処理部423、同期信号検出部424に接続される。そして、分割化/多重化処理部421は、主装置1からの多重化信号から制御信号と音声信号と基準同期信号SYNCを分割して、制御信号は制御信号処理部422に、音声信号は音声信号処理部423に、基準同期信号SYNCは同期信号検出部424に、それぞれ供給する。
また、分割化/多重化処理部421は、制御信号処理部422からの制御信号と、音声信号処理部423からの音声信号とを多重化して多重化信号を生成し、その生成した多重化信号を主装置1に供給する。
制御信号処理部422は、制御回路41の制御信号入出力端に接続されると共に、分割化/多重化処理部421に接続されており、発信時及び着信時、また、終話時などにおける呼制御信号などの制御信号(主装置1からコードレス電話装置21への制御信号と、コードレス電話装置21から主装置1への制御信号の両方)の処理回路である。
音声信号処理部423は、無線通信回路44に接続されると共に、分割化/多重化処理部421に接続されており、無線通信回路44からの子機HS1から受信した受話音声信号及び分割化/多重化処理部421からの送話音声信号の処理回路である。
同期信号検出部424は、分割化/多重化処理部421からの基準同期信号SYNCを受けて、当該基準同期信号SYNCが備える所定の同期信号パターンを検出することで、その検出時点の信号として、基準同期信号SYNCと同期する、基準同期信号SYNCと同一周期(130ms)の基準同期パルスPSを発生する。そして、同期信号検出部424は、発生した基準同期パルスPSを同期信号発生回路43に供給する。
同期信号発生回路43は、カウンタ431と、同期信号生成部432とからなる。カウンタ431には、回線LSI部42の同期信号検出部424からの130msの周期の基準同期パルスPSがプリセット端子に供給されると共に、PLL部425からのシステムクロック信号SCKがカウント入力として供給される。そして、このカウンタ431の出力カウント値CNTが同期信号生成部432に供給される。
同期信号生成部432は、カウンタ431の出力カウント値CNTから、DECT規格のフレーム周期(10ms)の同期信号FLを発生する。同期信号発生回路43は、同期信号生成部432で生成したフレーム同期信号FLを無線通信回路44に供給する。
次に、無線通信回路44について説明する。この実施形態では、無線通信回路44は、DECT規格の無線通信を行うための汎用の親機用無線通信LSIを用いている。この無線通信回路44は、制御部441と、TDMA変復調部442と、無線通信部443とを備えて構成されている。無線通信部443は、子機HS1との間で、無線通信を行うための回路部である。
制御部441は、TDMA変復調部442及び無線通信部443に接続されると共に、制御回路41に接続されている。制御部441は、この無線通信回路44の全体の動作を制御すると共に、制御回路41から得た制御信号に基づく制御信号をTDMA変復調部442に供給する。
TDMA変復調部442は、制御部441及び回線LSI部42の音声信号処理部423に接続されると共に、無線通信部443に接続されており、制御部441からの制御信号と音声信号処理部423からの音声信号を子機HS1に送信するために変調を行う。このTDMA変復調部442で変調された信号は、無線通信部443を通じて子機HS1に送信される。
また、TDMA変復調部442は、無線通信部443で受信された子機HS1からの受信信号から、音声信号及び制御信号を復調し、復調した音声信号は音声信号処理部423に供給し、復調した制御信号は、制御部441に供給する。
そして、TDMA変復調部442は、クロック生成用のPLL部4421を備える。このPLL部4421には、発振器46からの発振信号が供給されると共に、同期信号発生回路43からのフレーム同期信号FLが供給される。
PLL部4421は、同期信号発生回路43からのフレーム同期信号FLと発振器46からの発振信号とを位相比較して、その比較結果に基づいて、発振器46の発振信号から、フレーム同期信号FLに同期するタイミング信号及びクロック信号を生成する。
TDMA変復調部442は、フレーム同期信号FLに同期するタイミング信号及びクロック信号を用いて、割り当て使用可能となるダウンリンクでのスロットの一つに相当する期間で子機HS1への送信信号を生成すると共に、アップリンクでのスロットの一つを用いて、子機HS1からの受信信号の処理を行うようにする。
なお、親機BS1は、主装置1に接続されて、前述したように、子機HS1との通信のための同期処理を開始し、常に、子機HS1に対して送信信号を送る。そして、親機BS1の無線通信回路44の制御部441は、TDMA変復調部442で生成した送信信号を、自親機に設定された一つのスロットを用いて、無線通信部443を通じて子機HS1に送った時に、当該子機HS1から応答が返って来た時に、送信信号を送信するために用いたスロットをダウンリンク用と、子機HS1からの応答を受信したスロットをアップリンク用として同期を確立して、送受信を行うように制御するものである。
<子機の構成例;図3>
図3は、子機HS1の構成例を示すブロック図である。この図3に示すように、子機HS1は、無線通信回路51と、制御回路52と、コーデック回路53と、発振器54と、マイクロホン55と、スピーカ56とを備えて構成されている。マイクロホン55は送話器を構成し、スピーカ56は受話器を構成する。
無線通信回路51は、DECT規格の無線通信を行うための汎用の子機用無線通信LSIを用いている。この無線通信回路51は、制御部511と、TDMA変復調部512と、無線通信部513とを備えて構成されている。無線通信部513は、親機BS1との間で、無線通信を行うための回路部である。
制御部511は、TDMA変復調部512及び無線通信部513に接続されると共に、制御回路52に接続されている。制御部511は、この無線通信回路51の全体の動作を制御すると共に、制御回路52から得た制御信号に基づく制御信号をTDMA変復調部512に供給する。
TDMA変復調部512は、制御部511及び無線通信部513に接続されると共に、コーデック回路53と接続されており、制御部511からの制御信号とコーデック回路53からの音声信号を親機BS1に送信するために変調を行う。このTDMA変復調部512で変調された信号は、無線通信部513を通じて親機BS1に送信される。
また、TDMA変復調部512は、無線通信部513で受信された親機BS1からの受信信号から、音声信号及び制御信号を復調し、復調した音声信号はコーデック回路53に供給し、復調した制御信号は、制御部511に供給する。
そして、TDMA変復調部512は、クロック生成用のPLL部5121を備える。このPLL部5121には、発振器54からの発振信号が供給されると共に、無線通信部513からの受信信号の復調信号が供給され、このPLL部5121からは、発振器54からの発振信号から、受信信号の復調信号のクロック成分に同期したクロック信号が生成される。このPLL部5121からのクロック信号は、TDMA変復調部512における処理用クロック信号とされる。
コーデック回路53は、TDMA変復調部512で復調された音声信号を復号して、アナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号をスピーカ56に供給して、受話音声として放音する。また、コーデック回路53は、マイクロホン55で収音したアナログ音声信号を符号化して、TDMA変復調部512に供給するようにする。
なお、制御回路52は、この子機HS1からの発呼時には、発呼時の呼制御信号を無線通信回路51を通じて親機BS1に送信し、また、親機BS1からの着信時の呼制御信号を受けた時には、着信音をスピーカ56から放音するなどの処理を行う。
以上の説明は、コードレス電話装置21の親機BS1及び子機HS1についての説明であるが、前述したように、その他のコードレス電話装置22〜2nの親機BS2〜BSn及び子機HS2〜HSnについても同様の構成を有するものである。
[スロットの具体的な利用例]
図4、図5は、上述したコードレス電話装置を構成する親機BS1、BS2、…、BSnと子機HS1、HS2、…、HSnとの間でDECT規格の符号化データを伝送するスロットの具体的な利用例について説明するための図である。DECT規格のコードレス電話装置においては、電源がオフの状態でなければ、待機状態(アイドル状態)で1台のコードレス電話装置が12スロット中の1スロットを使用して、親機から子機へ、同期信号などを含め、種々の制御データを送信している。この時のスロットをダミーベアラという。
図4(A)に示すように、コードレス電話装置21がスロットS0を、コードレス電話装置22がスロットS2をダミーベアラとして用いて、親機BS1、BS2から子機HS1、HS2に対して制御データなどを送信している状態にあるとする。また、図4(A)に示すように、スロットS4、S6、S8、S10は、空き状態(未使用状態)であるとする。この場合に、コードレス電話装置22が着信に応答し、あるいは、自機から発信して、動作状態が待機状態から通話状態に移行する場合を考える。
コードレス電話装置22の子機HS2は、制御部511が機能し、RF部513を通じて所定のタイミングごとに、使用チャンネルに設けられるフレームのダウンリンクの各スロットの信号を受信するようにし、各スロットの利用状況を確認している。すなわち、子機HS2の制御部511は、所定のタイミングごとに、使用チャンネルのフレームの各スロットのスキャニング処理を行っている。そして、子機HS2は、通話用スロットの取得要求を親機BS2に送信して、この例ではダミーベアラとし用いているスロットS2をそのまま通話用スロットとして用いるようにする。なお、この実施形態で用いられるコードレス電話装置の各子機は、子機HS2と同様にスロットの利用状況を把握するためのスキャニング機能を備えている。
さらに、子機HS1は、制御部511が、図4(A)に示したように、スロットS4、S6、S8、S10が空き状態であることを把握している。このように、通話開始時に2スロット以上の空きが存在する場合、子機HS2は、制御データ用スロットの取得要求を親機BS2に送信して、制御データ用のスロットを取得するように動作する。これにより、この実施形態では、図4(B)に示すように、空きスロットであるスロットS4が制御データ用スロットとして取得される。
これにより、ダウンリンクにおいて、スロットS2が通話用スロットとして用いられて、当該スロットのBフィールドが用いられて親機BS2から子機HS2への音声データが伝送される。また、スロットS4が制御データ用スロットとして用いられて、当該スロットの少なくともBフィールドが用いられて親機BS2から子機HS2への制御データが伝送される。
なお、ここでは、親機BS2から子機HS2へのダウンリンクを通じてのデータの伝送の場合を説明した。しかし、子機HS2から親機BS2へのアップリンクのスロットについても、ダウンリンクで取得されたスロットに対応するように、通話用スロットと制御データ用スロットとを取得する。これにより、子機HS2から親機BS2へのアップリンクについても、通話に応じた音声データと制御データとを異なるスロットを通じて伝送できる。
そして、通話時において、通話用スロットとは別に、制御データ用スロットを用いて制御データの伝送を行うことにより、大量の制御データが発生しても、伝送の遅延を発生させることなく制御データの伝送が可能となる。これにより、通話時においても、迅速に制御データの伝送ができ、伝送されてくる制御データに応じた制御を遅延させることなく、適切なタイミングで行える。
しかし、図4(C)に示すように、空きスロットであったスロットS6、S8、S10が、コードレス電話装置23、24、25により使用されるようになったとする。この状態は、上述もしたように、スキャニング機能を備えているコードレス電話装置22の子機HS2において把握される。子機HS2の例えば制御部511では、自機と親機BS2との間では、通話用スロットと制御データ用スロットとの2スロットを用いていることも把握している。
そこで、子機HS2の制御部511は、制御回路52の制御の下、制御データ用スロットとして取得したスロットS4の解放要求を形成し、これを親機BS2に送信する。これにより、図4(D)に示すように、制御データ用スロットとして取得したスロットS4を解放し、空きスロットとする。また、親機BS2は、子機HS2に対する制御データは、従来通りに、通話用スロットのAフィールドを用いて伝送する。このように、スロットS4を空きスロットとすることで、他のコードレス電話装置の利用を可能にできる。例えば、コードレス電話装置26の子機HS6が、圏外にあったために機能していなかった場合であって、子機HS6が復帰してきた場合には、スロットS4を使用することによって、コードレス電話装置26の利用も可能になる。
図4を用いて、通話開始時において、制御データ用スロットを取得し、その後に空きスロットが不足してきた場合に、取得した制御データ用スロットを解放する場合を説明した。しかし、これに限ることなく、通話開示時には空きスロットが不足していたために制御データ用スロットは取得できなかったが、通話開始後において、空きスロットが発生した場合に、途中から制御データ用スロットを取得することもできる。
例えば、図5(A)に示すように、コードレス電話装置21、22、23、24,25、26のそれぞれが、スロットS0、S2、S4、S6、S8、S10をダミーベアラとして通信を行っていたとする。この場合に例えば着信が発生し、コードレス電話装置21が応答して、スロットS0を通話用スロットとして取得し、通話を開始したとする。この場合には、空きスロットは存在しないので、コードレス電話装置21は、制御データ用スロットを取得できない。
しかし、図5(B)に示すように、例えば、コードレス電話装置25の子機HS5とコードレス電話装置26の子機HS6が圏外に移動するなどしたために、それまでダミーベアラとして利用されていたスロットS8、S10が空きスロットになったとする。この状態は、コードレス電話装置21の子機HS1の制御部511が実現するスキャニング機能により把握できる。
このように、通話を行っているコードレス電話装置21の子機HS1が、空きスロットの発生を把握すると、子機HS1は、制御データ用スロットの取得要求を形成し、これを親機BS1に対して送信する。当該制御データ用スロットの取得要求を受信した親機BS1は、図5(C)に示すように、空きスロットとなった、例えばスロットS8を制御データ用スロットとして取得する。
そして、親機BS1は、通話に応じた音声データは、通話用スロットのBフィールドを用いて子機HS1に送信し、制御データは、新たに取得した制御データ用スロットの少なくともBフィールドを用いて子機HS1に送信する。これにより、通話開始時に制御データ用スロットの取得ができなかった場合でも、その後に空きスロットが発生した場合には、発生した空きスロットを制御データ用スロットとして取得して利用できる。これにより、通話の途中からでも取得した制御データ用スロットを用いて、通話に応じた音声データとは別に制御データを送信できる。
なお、この実施形態では、制御データ用スロットの取得に際しては、少なくとも2スロット以上の空きスロットが存在する場合に制御データ用スロットを取得する。このようにすれば、必ず1スロットは他のコードレス電話装置の利用のために残しておくようにできる。
[コードレス電話装置の動作の詳細]
次に、図4、図5を用いて説明した制御データ用スロットの取得処理、解放処理について、図6〜図8のシーケンス図を用いて、主装置1との関係も含めて説明する。
[通話開始時の制御データ用スロットの取得処理]
図6は、通話開始時に制御データ用スロットを取得する場合の処理を説明するためのシーケンス図である。図4(A)を用いて説明したように、コードレス電話装置21がスロットS0を、コードレス電話装置22がスロットS2をダミーベアラとして用いて対応する親機から子機へ制御データなどを伝送している状態にあるとする(ステップA1)。なお、この場合、図4(A)に示したように、スロットS4、スロットS6、スロットS8、スロットS10が空きスロットであるとする。また、図6においては、コードレス電話装置21における処理についての記載は省略している。
そして、主装置1に収容された電話番号に着信があり(ステップA2)、主装置1からコードレス電話装置21、22の親機BS1、BS2に通話開始要求が通知されたとする(ステップA3)。この実施形態において、親機BS1、BS2は、ダミーベアラを通じて、子機HS1、HS2に対して通話パス接続指示をする(ステップA4)。これに応じて、子機HS1、HS2は、着信音を放音させたり、所定のLED(Light Emitting Diode)を点滅させたりするなどの着信通知処理を実行し(ステップA5)、子機HS1、HS2の使用者に着信を通知する。
そして、コードレス電話装置22の子機HS2の使用者が、子機HS2に対して応答操作を行ったとする(ステップA6)。この場合、子機HS2の制御回路52は、制御部511を制御して、音声パス接続要求を形成し、これをTDMA変復調部512及びRF部513を通じて、アップリンクの所定のスロットを通じて親機BS2に送信する(ステップA7)。子機HS2からの音声パス接続要求は、親機BS2の無線通信部443で受信され、TDMA変復調部442で復調されて、これが制御部441を通じて制御回路41に通知される。
制御回路41は、現在、ダミーベアラとして用いているスロットS2を通話用スロット(トラフィックベアラ)として取得するように、制御部441を制御する。これにより、制御部441は、スロットS2を通話用スロットとして取得することの通知を含む応答を形成し、これをTDMA変復調部442及び無線通信部443を通じて子機HS2に送信する(ステップA8)。
さらに、子機HS2の制御回路52は、制御部511を制御して、空きスロットが2スロット以上ある場合、空きスロットを制御データ用スロットとして取得することを要求するスロット取得要求を形成する。そして、この形成したスロット取得要求をTDMA変復調部512及びRF部513を通じて、アップリンクの所定のスロットを通じて親機BS2に送信する(ステップA9)。子機HS2からの当該スロット取得要求は、親機BS2の無線通信部443で受信され、TDMA変復調部442で復調されて、これが制御部441を通じて制御回路41に通知される。
制御回路41は、子機HS2からのスロット取得要求に応じて、この実施形態ではスロットS4を制御データ用スロットとして取得するように、制御部441を制御する。これにより、制御部441は、スロットS4を制御データ用スロットとして取得することの通知を含む応答を形成し、これをTDMA変復調部442及び無線通信部443を通じて子機HS2に送信する(ステップA10)。
ステップA7、A8の処理により、親機BS2と子機HS2との間には、スロットS2が通話用スロットとして取得するようにされ、主装置1及び親機BS2を介して、子機HS2が通話を行うことができるようにされる(ステップA11)。さらに、ステップA9、A10の処理により、親機BS2と子機HS2との間には、スロットS4が、制御データ用スロットとして取得するようにされ、主装置1からの制御データが、親機BS2を介して、子機HS2に提供される(ステップA11、A12)。これにより、図4(B)に示した状態になる。
そして、この場合、主装置1からの制御データは、親機BS2と子機HS2との間に接続された制御データ用スロットS4の少なくともBフィールドを用いて伝送される。したがって、図6において、ステップA12−1、A12−2、A12−3、A12−4に示したように、LCD情報やLED情報、その他の制御データなどは、遅滞なく、親機BS2を介して、子機HS2に提供される。
ここで、LCD情報は、子機のLCDに情報を表示するための制御情報であり、LED情報は子機のLEDの点灯、消灯を制御する制御情報である。このように、LCD情報やLED情報を遅滞なく子機HS2に遅れるので、子機HS2においてのLCD制御やLED制御を遅滞なく、迅速かつ適切に行うことができる。
[取得した制御データ用スロットの解放処理]
図7は、通話開始時に取得した制御データ用スロットを、空きスロットの不足に伴って解放する場合の処理を説明するためのシーケンス図である。図6を用いて説明し、また、図7にも示すように、コードレス電話装置22の親機BS2と子機HS2との間には、通話用スロットとしてスロットS2が取得され、通話が行われているものとする(ステップA11)。また、コードレス電話装置22の親機BS2と子機HS2との間には、制御データ用スロットとしてスロットS4が取得され、当該制御データ用スロットS4を通じて主装置1から子機HS2への制御データの伝送が行われているものとする(ステップA11、A12)。
この場合、図6を用いて説明し、また、図7にも示すように、主装置1から子機HS2への制御データの提供は、制御データ用スロットS4の少なくともBフィールドが用いられて遅滞なく提供されている。この時に、図4(C)に示したように、スロットS6、S8、S10が使用され、空きスロットが消滅したとする。この状態を子機HS2の制御部511がスキャニング機能により検知したとする(ステップB1)。
この場合、子機HS2の制御部511は、制御回路52の制御の下、制御データ用スロットのスロット解放要求を形成し、これをTDMA変復調部512及びRF部513を通じて、アップリンクの所定のスロットを通じて親機BS2に送信する(ステップB2)。子機HS2からのスロット解放要求は、親機BS2の無線通信部443で受信され、TDMA変復調部442で復調されて、これが制御部441を通じて制御回路41に通知される。
親機BS2の制御回路41は、使用している制御データ用スロットであるスロットS4を解放するように、制御部441を制御する。これにより、制御部441は、スロットS4を解放することの通知を含む応答を形成し、これをTDMA変復調部442及び無線通信部443を通じて、制御データ用スロットを利用して子機HS2に送信する(ステップB3)。これにより、親機BS2と子機HS2との間に取得されていた制御データ用スロットであるスロットS4が解放される(ステップB4)。
この後、主装置1から子機HS2への制御データは、通話用スロットのAフィールドを用いて伝送される。この場合、Bフィールドが320ビットであるのに対して、Aフィールドは64ビットであるので、図7のステップB4−1、B4−2に示すように、親機BS2から子機HS2への伝送に時間がかかるようになる。しかし、制御データの提供は継続できる。しかも、図4(D)に示したように、制御データ用スロットとして利用されていたスロットS4を空きスロットとすることができるので、新たなコードレス電話装置の利用が可能な状態を確保できる。
[通話中の状態からの制御データ用スロットの取得処理]
図8は、通話開始時に制御データ用スロットを取得できなかったために、通話中に制御データ用スロットを取得する場合の処理を説明するためのシーケンス図である。図5(A)に示したように、コードレス電話装置21が、スロットS0を通話用スロットとして用いて通話を開始したが、スロットS2、S4、S6、S8、S10は、コードレス電話装置22、23、24、25、26により使用されている状態であったとする。
すなわち、コードレス電話装置21の通話開始時において、空きスロットが存在しなかったとする。この場合、図8に示すように、コードレス電話装置21の親機BS1と子機HS1との間では、通話用スロットS0の64ビットのAフィールドを用いて制御データが伝送され、320ビットのBフィールドを用いて通話音声データが伝送される(ステップC1)。この場合、図8のステップC1−1、C1−2、C1−3、C1−4に示すように、LCD情報やLED情報などの制御データの親機BS1から子機HS1への伝送にはある程度の時間がかかる。
しかし、図5(B)に示したように、コードレス電話装置25、26が、例えば子機HS5、HS6が圏外に移動したためにダミーベアラとして利用されていたスロットS8、S10が解放され、空きスロットが2スロット分発生したとする。この状態は、コードレス電話装置21の子機HS1において定期的に行われるスキャニング処理により把握される。このように、空きスロットが2スロット以上あることが確認できると(ステップC2)、子機HS1の制御回路52は、制御部511を制御して、空きスロットを制御データ用スロットとして取得することを要求するスロット取得要求を形成する。そして、この形成したスロット取得要求をTDMA変復調部512及びRF部513を通じて、アップリンクの所定のスロットを通じて親機BS1に送信する(ステップC3)。
子機HS1からの当該スロット取得要求は、親機BS12の無線通信部443で受信され、TDMA変復調部442で復調されて、これが制御部441を通じて制御回路41に通知される。制御回路41は、子機HS1からのスロット取得要求に応じて、この実施形態では図5(C)に示したように、スロットS8を制御データ用スロットとして取得するように、制御部441を制御する。これにより、制御部441は、スロットS8を制御データ用スロットとして取得することの通知を含む応答を形成し、これをTDMA変復調部442及び無線通信部443を通じて子機HS1に送信する(ステップC4)。
このステップC3、C4の処理により、親機BS1と子機HS1との間には、スロットS8が、制御データ用スロットとして取得するようにされ、主装置1からの制御データが、親機BS1を介して、子機HS1に提供される(ステップC1、C5)。これにより、主装置1からの例えばLCD情報やLED情報などの制御データは、親機BS1から子機HS1へ制御データ用スロットS8を通じて伝送されるので、ステップC5−1、C5−2、C5−3、C5−4に示すように迅速な伝送が可能になる。
[コードレス電話装置の子機で行われる処理のまとめ]
図9、図10は、この実施形態のコードレス電話装置21〜2nの子機HS1〜HSnのそれぞれで実行される処理を説明するためのフローチャートである。ここでは、説明を簡単にするため、コードレス電話装置21の子機HS1で実行される処理として説明する。
図9、図10のフローチャートに示す処理は、親機BS1との間で同期処理が終了し、ダミーベアラを通じて親機BS1から子機HS1への同期信号や制御データなどの伝送が開始された後に、子機HS1の主に制御回路52と制御部511とにより実行される。そして、上述もしたように、子機HS1の制御部511は、所定のタイミングごとに親機BS1との間で通信に使用するチャンネルに設けられるスロットの利用状況を確認するスキャニング処理を実行している。
まず、子機HS1の制御回路52は、自機の動作状態を確認し(ステップS101)、自機が通話中か否かを判別する(ステップS102)。ステップS102の判別処理において、通話中ではないと判別したときには、親機BS1からの要求等を受信するようにする(ステップS103)。そして、制御回路52は、親機BS1からの要求等を受信したか否かを判別し(ステップS104)、受信したと判別したときには、受信した要求等は、通話パスの接続要求か否かを判別する(ステップS105)。
ステップS105の判別処理において、通話パスの接続要求を受信していないと判別したときには、親機BS1からの要求に応じた処理を実行し(ステップS106)、ステップS101からの処理を繰り返す。ステップS105の判別処理において、通話パスの接続要求を受信したと判別したときには、制御回路52は、着信音を放音するようにしたり、着信を通知するLEDを点滅させたりするなどの着信通知処理を実行する(ステップS107)。そして、制御回路52は、図3には図示していないが当該制御回路52に接続された操作部を通じての使用者からの操作入力を受け付ける(ステップS108)。
この後、制御回路52は、使用者からオフフック操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS109)。ステップS109の判別処理において、使用者からオフフック操作を受け付けたと判別したとする。この場合、制御回路52は、制御部511を制御して、音声パス接続要求を形成し、これを親機BS1に送信すると共に、親機からの応答を受信して、通話用スロットを取得し、当該通話用スロットを通じて音声通話パスを接続する処理を行う(ステップS110)。
さらに、制御回路52は、定期的に制御部511が行っているスキャニング結果を参照し、2スロット以上の空きスロットが有るか否かを判別する(ステップS111)。ステップS111の判別処理において、2スロット以上の空きスロットが存在することが確認できたとする。この場合、制御回路52は、制御部511を制御して、制御データ用スロットの取得要求を形成し、これを親機BS1に送信すると共に、親機からの応答を受信して、制御データ用スロットを取得し、当該制御データ用スロットのBフィールドを用いて、親機BS1から子機HS1に制御データを伝送して利用できるようにする(ステップS112)。この後、制御回路52は、ステップS101からの処理を繰り返す。
なお、図9のフローチャートに示したように、ステップS104において、親機BS1からの要求等を受信していないと判別した場合には、ステップS101からの処理を繰り返す。同様に、ステップS109の判別処理において、オフフック操作を受け付けていないと判別したときと、ステップS111の判別処理において、2スロット以上の空きスロットが存在しないと判別したときにも、ステップS101からの処理を繰り返す。
また、図9に示したステップS102の判別処理において、現在の動作状態が通話中であると判別したとする。この場合には、図10に示す処理に進む。この場合、制御回路52は、通話用スロットはどのスロットか、制御データ用スロットは取得済みか、取得済みの場合、制御データ用スロットはどのスロットかを管理している。このため、まず、制御回路52は、制御データ用スロットが取得済みか否かを判別する(ステップS113)。ステップS113の判別処理において、制御データ用スロットは取得済みではないと判別したときには、制御回路52は、定期的に制御部511が行っているスキャニング結果を参照し、2スロット以上の空きスロットが有るか否かを判別する(ステップS114)。
ステップS114の判別処理において、2スロット以上の空きスロットの存在が確認できたとする。この場合、制御回路52は、制御部511を制御して、制御データ用スロットの取得要求を形成し、これを親機BS1に送信すると共に、親機からの応答を受信して、制御データ用スロットを取得し、当該制御データ用スロットのBフィールドを用いて、親機BS1から子機HS1に制御データを伝送して利用できるようにする(ステップS115)。
また、ステップS113の判別処理において、制御データ用スロットは取得済みであると判別したときには、制御回路52は、定期的に制御部511が行っているスキャニング結果を参照し、1スロット分以上の空きスロットが有るか否かを判別する(ステップS116)。ステップS116の判別処理において、1スロット分以上の空きがない(利用可能な全てのスロットが利用されている)と判別したとする。この場合、制御回路52は、制御部511を制御して、取得して利用している制御データ用スロットのスロット解放要求を形成し、これを親機BS1に送信し、これに応じて親機BS1から送信されてくる応答を受信して、当該制御データ用スロットを解放する処理を行う(ステップS117)。
そして、図10に示すように、ステップS115の処理の後と、ステップS116の判別処理においてスロットに空きがないと判別した場合と、ステップS117の処理の後においては、制御回路52は、通話を終了する事象が発生したか否かを確認する(ステップS118)。このステップS118の確認処理は、通話の相手先がオンフックすることにより、主装置1から送信された通話終了要求を受信したり、自機のオフフックキーが操作されたりするなどの事象の発生を確認する。
この後、制御回路52は、ステップS118の確認処理に基づいて、通話を終了する事象が発生した否か(通話を終了するか否か)を判別する(ステップS119)。ステップS119の判別処理において、通話を終了する事象は発生してないと判別したときには、制御回路52は、通話状態を維持し、ステップS113からの処理を繰り返すことによって、制御データ用スロットの取得処理や解放処理を行えるようにする。
ステップS119の判別処理において、通話を終了する事象が発生したと判別したときには、制御回路52は、制御データ用スロットが取得済みか否かを判別する(ステップS120)。ステップS120の判別処理において、制御データスロットが取得済みであると判別したとする。この場合、制御回路52は、制御部511を制御して、取得して利用している制御データ用スロットのスロット解放要求を形成し、これを親機BS1に送信し、これに応じて親機BS1から送信されてくる応答を受信して、当該制御データ用スロットを解放する処理を行う(ステップS121)。
ステップS120の判別処理において、制御データスロットは取得されていないと判別した場合と、ステップS121の制御データ用スロットの解放処理の後においては、ダミーベアラへの移行処理を行う(ステップS122)。このステップS122の処理は、所定のスロットをダミーベアラとして用いて、親機BS1から子機HS1への同期信号や制御データの送信を行うようにする状態に移行する処理を行うものである。そして、ステップS122の処理においては、図9に示したステップS101からの処理を繰り返すことになる。
このように、図9、図10の処理により、コードレス電話装置21の子機HS1は、通話用スロットを取得して通話パスを接続する処理と、制御データ用スロットの取得処理と、取得した制御データ用スロットの解放処理を適切に行うことができる。
[コードレス電話装置の親機で行われる処理のまとめ]
図11は、この実施形態のコードレス電話装置21〜2nの親機BS1〜BSnのそれぞれで実行される処理を説明するためのフローチャートである。ここでは、説明を簡単にするため、コードレス電話装置21の親機BS1で実行される処理として説明する。図11のフローチャートに示す処理は、子機HSとの間で同期処理が終了し、ダミーベアラを通じて親機BS1から子機HS1への同期信号や制御データなどの伝送が開始された後に、親機BS1の主に制御回路41と制御部441とにより実行される。
親機BS1の制御回路41は、子機からの要求等を、無線通信回路44を通じて受信するようにし(ステップS201)、子機HS1からの要求等を受信したか否かを判別する(ステップS202)。ステップS202の判別処理において、子機HS1からの要求等を受信したと判別したときには、受信した要求等は制御データ用スロットの取得要求か否かを判別する(ステップS203)。
ステップS203の判別処理において、子機HS1からの要求等が制御データ用スロットの取得要求であると判別したとする。この場合、制御回路41は、子機HS1からのスロット取得要求に応じて、所定の空きスロットを制御データ用スロットとして取得するように、制御部441を制御する(ステップS204)。このステップS204において、制御部441は、所定の空きスロットを制御データ用スロットとして取得することの通知を含む応答を形成し、これをTDMA変復調部442及び無線通信部443を通じて子機HS2に送信する処理を行う。この後、親機BS1の制御回路41は、親機BS1からの制御データを、取得した制御データ用スロットの少なくともBフィールドを通じて子機HS1に伝送する処理を行う。
ステップS203の判別処理において、子機HS1からの要求等が制御データ用スロットの取得要求ではないと判別したとする。この場合、制御回路41は、子機HS1からの要求等が制御データ用スロットの解放要求か否かを判別する(ステップS205)。ステップS205の判別処理において、子機HS1からの要求等が制御データ用スロットの解放要求であると判別したとする。この場合、制御回路41は、取得して使用している制御データ用スロットを解放するように、制御部441を制御する(ステップS206)。
ステップS206において、制御部441は、取得して使用している制御データ用スロットを解放することの通知を含む応答を形成し、これをTDMA変復調部442及び無線通信部443を通じて、当該制御データ用スロットを利用して子機HS2に送信する。これにより、親機BS1と子機HS1との間に取得されていた制御データ用スロット解放される。この後において、親機BS1の制御回路41は、通話用スロットのAフィールドを用いて制御データの伝送を行うようにする。
また、ステップS205の判別処理において、子機HS1からの要求等が制御データ用スロットの解放要求ではないと判別したとする。この場合、親機BS1の制御回路41は、子機HS1からの要求に応じた処理を実行する(ステップS207)。このステップS207では、例えば、通話用スロットの取得や通話終了に伴う通話用スロットの解放、ダミーベアラを通じての通信を行う状態への移行などの処理が行われる。
そして、図11に示すように、ステップS202の判別処理において、子機HS1からの要求等を受信していないと判別した場合には、ステップS201からの処理を行う。同様に、ステップS204の処理の後と、ステップS206の処理の後と、ステップS207の処理の後においても、ステップS201からの処理を繰り返す。
このように、図11の処理により、コードレス電話装置21の親機BS1は、子機HS1からの要求に応じて、通話用スロットを取得して通話パスを接続する処理と、制御データ用スロットの取得処理と、取得した制御データ用スロットの解放処理を適切に行うことができる。
[実施の形態の効果]
この実施形態のコードレス電話装置は、通話を開始する場合や通話中において、スロットに空きがある場合に、当該空きスロットを制御データ用スロットとして取得し、この制御データ用スロットの少なくともBフィールドを用いて制御データを伝送できる。このように、通話中においても、制御データ用スロットの少なくとも320ビットのBフィールドを用いて制御データの伝送ができるので、通話中においても制御データを遅延なく親機から子機に伝送でき、当該制御データに応じた制御を適切なタイミングで実行できる。
また、制御データ用スロットを利用している場合に、スロットが不足する状態になったら、制御データ用スロットは即座に解放することができる。これにより、スロット不足による他のコードレス電話装置が利用できなくなる状態を生じさせることもない。
[変形例]
なお、上述した実施の形態では、制御データ用スロットを用いて制御データを伝送する場合に、当該制御データ用スロットの少なくともBフィールドを用いるものとして説明したが、もちろんBフィールドに加えて、Aフィールドを利用するようにしてもよい。また、制御データ用スロットを利用する場合には、図12に示したフォーマットに限ることなく、制御データ用フォーマットを取り決めて、これに従って制御データの伝送を行うこともできる。
また、空きスロットが多い場合には、複数スロットを制御データ用スロットとして取得し、これを用いるようにすることもできる。
なお、制御データ用スロットの選択は、図12等に示したスロットを特定するS0〜S23のスロット番号の若いものから取得するなどの対応を取ることができる。また、いつ空きスロットになったスロットについて、各子機HSにおいて、いつ空きスロットになったのかを管理しておくことにより、空きスロットになって古いものから制御データ用スロットとして選択するようにしたり、逆に、空きスロットになって新しいものから制御データ用スロットとして選択するようにしたりすることもできる。
また、親機BSにおいても、スロットの利用状況を把握するためのスキャニング処理を実行し、その結果を子機HSに通知してくる仕組みを持つことによって、親機BSからのスキャニング結果をも考慮し、親機BSと子機HSとの両方において、空きスロットになっているスロット制御データ用スロットとして選択するようにしてもよい。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも分かるように、コードレス電話装置の子機の確認手段の機能は、子機の具体例である子機HS1の制御部511が実現し、子機の第1、第2、第3の要求手段、解放要求手段の機能は、子機の具体例である子機HS1の制御回路52と制御部511が協働して実現している。また、子機の制御手段の機能は、子機の具体例である子機HS1の制御回路52が実現している。
また、コードレス電話装置の親機の第1、第2、第3の取得手段、解放手段の機能は、親機の具体例である親機BS1の主に制御部441及び制御回路41が実現し、親機の送信制御手段の機能は、親機の具体例である親機BS1の主に制御回路41が実現している。
1…主装置、21〜2n…コードレス電話装置、BS、BS1〜BSn…親機、HS、HS1〜HSn…子機、41…制御回路、44…無線通信回路、441…制御部、442…TDMA変復調部、443…無線通信部、52…制御回路、51…無線通信回路、511…制御部、512…TDMA変復調部、513…無線通信部

Claims (3)

  1. 親機と子機とからなり、前記親機と前記子機との間では、単位通信期間を複数のスロットに分割し、前記スロットのそれぞれは第1のフィールドと第1のフィールドよりもデータ長が長い第2のフィールドとを有し、前記親機から前記子機への通信と前記子機から前記親機への通信のそれぞれにおいて、前記スロットを用いてTDMA(Time Division Multiple Access;時分割多元接続)/TDD(Time Division Duplex;時分割複信)方式の無線通信を行うコードレス電話装置であって、
    前記子機は、
    所定のタイミングごとに、前記複数のスロットの利用状況を確認する確認手段と、
    通話の開始時において、通話用スロットの取得要求を形成して前記親機に送信する第1の要求手段と、
    通話の開始時において、前記確認手段により所定数以上の空きスロットの存在が確認されている場合に、前記通話用スロットとは異なる制御データ用スロットの取得要求を形成して前記親機に送信する第2の要求手段と、
    前記制御データ用スロットが取得されている場合には、当該制御データ用スロットの少なくとも第2のフィールドが利用されて送信されてくる制御データに応じて制御を行い、前記制御データ用スロットが取得されていない場合には、前記通話用スロットの前記第1のフィールドが用いられて送信されてくる制御データに応じて制御を行う制御手段と
    を備え、
    前記親機は、
    前記子機からの前記通話用スロットの取得要求を受信した場合に、前記子機との間に通話用スロットを取得する第1の取得手段と、
    前記子機からの前記制御データ用スロットの取得要求を受信した場合に、前記子機との間に制御データ用スロットを取得する第2の取得手段と、
    前記制御データ用スロットが取得されている場合には、当該制御データ用スロットの少なくとも第2のフィールドを用いて制御データを前記子機に送信し、前記制御データ用スロットが取得されていない場合には、前記通話用スロットの前記第1のフィールドを用いて制御データを送信し、前記第2のフィールドを用いて音声データを送信するように制御する送信制御手段と
    を備えることを特徴とするコードレス電話装置。
  2. 請求項1に記載のコードレス電話装置であって、
    前記子機は、
    通話中において、前記制御データ用スロットが取得されていない場合には、所定のタイミングごとに前記確認手段の確認結果を参照し、所定数以上の空きスロットの存在が確認されている場合に、前記通話用スロットとは異なる制御データ用スロットの取得要求を形成して前記親機に送信する第3の要求手段を備え、
    前記親機は、
    通話中において、前記子機からの前記制御データ用スロットの取得要求を受信した場合に、前記子機との間に制御データ用スロットを取得する第3の取得手段を備えることを特徴とするコードレス電話装置。
  3. 請求項2に記載のコードレス電話装置であって、
    前記子機は、
    通話中において、前記制御データ用スロットが取得されている場合には、所定のタイミングごとに前記確認手段の確認結果を参照し、所定数以上の空きスロットの存在が確認されていない場合に、前記制御データ用スロットの解放要求を形成して前記親機に送信する解放要求手段を備え、
    前記親機は、
    通話中において、前記子機からの前記制御データ用スロットの解放要求を受信した場合に、前記子機との間に取得した前記制御データ用スロットを解放する解放手段を備えることを特徴とするコードレス電話装置。
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