JP2017010341A - 事故情報管理システムおよび車両用制御装置 - Google Patents

事故情報管理システムおよび車両用制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 事故情報を簡易に取得する。【解決手段】 位置情報取得手段5は、位置情報検出部8から位置情報を取得する。時刻取得手段6は、時刻検出部9から時刻を取得する。異常データ取得手段7は、異常データ検出部15から異常信号を取得する。組み合わせデータ生成手段3は、異常データ取得手段7から異常信号を受け取ると、時刻取得手段9からそのタイミングにおける時刻と、位置情報取得手段8からそのタイミングにおける位置情報を組み合わせた組み合わせデータを生成する。送信手段4は前記組み合わせデータをサーバ10に送信する。【選択図】 図1

Description

この発明は、事故情報管理システムに関し、特に事故発生時の正確な情報取得に関する。
特許文献1には、ドライブレコーダー用いて、車両保険査定処理等に必要な走行支援画像を取得することが開示されている。
特開2002-216284号公報
しかしながら、すべての車にドライブレコーダーがつけられているわけでないし、保険請求に際して、ドライブレコーダの画像データの提出を義務づけることはできない。
本発明は、事故情報を簡易に取得できる事故情報管理システムを提供することを目的とする。
(1)本発明にかかる事故情報管理システムは、車両用制御装置およびサーバを備えた事故情報管理システムであって、A)前記車両用制御装置は以下のa1)〜a5)を有し、a1)位置情報検出部から位置情報を取得する位置情報取得手段、a2)時刻検出部から時刻を取得する時刻取得手段、a3)異常データ検出部から異常信号を取得する異常データ取得手段、a4)前記異常データ取得手段から異常信号を受け取ると、前記時刻取得手段からそのタイミングにおける時刻と、前記位置情報取得手段からそのタイミングにおける位置情報を組み合わせた組み合わせデータを生成する組み合わせデータ生成手段、a5)前記組み合わせデータを前記サーバに送信する送信手段、B)前記サーバは、以下のb1)〜b4)を有すること、b1)前記組み合わせデータを受信する受信手段、b2)前記組み合わせデータを記憶する組み合わせデータ記憶手段、b3)ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段、b4)前記組み合わせデータと前記ユーザ情報を組み合わせた事故情報を生成して記憶する事故情報管理手段、を備えている。
したがって、異常信号を受け取った時の時刻および場所をサーバに記憶することができる。
(2)本発明にかかる事故情報管理システムにおいては、前記異常データ検出部は、車両のエンジンコントールユニットである。したがってエンジンコントールユニットからの異常信号を受け取った時刻および場所をサーバに記憶することができる。
(3)本発明にかかる事故情報管理システムにおいては、前記異常データ検出部は、加速度センサであり、前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常データ取得手段から所定以上の強度の加速度を受け取った場合に、これを前記異常信号として認識する。したがって、所定以上の強度の加速度を受け取った場合の時刻および場所をサーバに記憶することができる。
(4)本発明にかかる事故情報管理システムにおいては、前記異常データ検出部は、衝撃センサであり、前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常データ取得手段から所定以上の強度の衝撃を受け取った場合に、これを前記異常信号として認識する。したがって、衝撃センサから異常信号を受け取った場合の時刻および場所をサーバに記憶することができる。
(5)本発明にかかる事故情報管理システムにおいては、前記組み合わせデータ生成手段は、エンジンコントールユニットから走行関連情報を受けとり、かかる走行関連情報を組み込んだ組み合わせデータを生成する。したがって、異常信号を受け取った場合の時刻および場所に加えて、前記走行関連情報を組み込んだ事故情報をサーバに記憶することができる。
(6)本発明にかかる事故情報管理システムにおいては、さらに、事故関係音入力部からの事故関係音を取得して記憶する事故関係音記憶手段を有し、前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常信号を受け取ると、その時刻から所定時間前からの事故関係音を組み込んだ組み合わせデータを生成する。したがって、前記事故関係音を組み込んだ事故情報をサーバに記憶することができる。
(7)本発明にかかる事故情報管理システムにおいては、さらに、事故関係音画像入力部からの事故関係画像データを取得して記憶する事故関係画像データ記憶手段を有し、前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常信号を受け取ると、その時刻から所定時間前からの事故関係画像データを組み込んだ組み合わせデータを生成する。したがって、前記事故関係画像データを組み込んだ事故情報をサーバに記憶することができる。
(8)本発明にかかる車両用制御装置においては、位置情報検出部から位置情報を取得する位置情報取得手段、時刻検出部から時刻を取得する時刻取得手段、 異常データ検出部から異常信号を取得する異常データ取得手段、前記異常データ取得手段から異常信号を受け取ると、前記時刻取得手段からそのタイミングにおける時刻と、前記位置情報取得手段からそのタイミングにおける位置情報を組み合わせた組み合わせデータを生成する組み合わせデータ生成手段、前記組み合わせデータをサーバに送信する送信手段を備えている。したがって、異常信号を受け取った時の時刻および場所をサーバに記憶することができる。
(9)本発明にかかる車両用制御装置においては、さらに、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を有しており、前記組み合わせデータと前記ユーザ情報を組み合わせた事故情報を生成し、前記送信手段は、前記事故情報をサーバに送信する。したがって、前記事故情報を得ることができる。
(10)本発明にかかる事故情報管理システムは、車両用制御装置およびサーバを備えた事故情報管理システムであって、A)前記車両用制御装置は以下のa1)〜a4)を有し、a1)車両の加速度を検出する加速度検出手段、a2)異常データ検出部から異常信号を取得する異常データ取得手段、a3)前記加速度検出手段から書き込み対象閾値を超える加速度を受け取ると、車両停止までの加速度検出手段からの加速度を加速度履歴として書き込む加速度履歴書き込み手段、a4)前記検出した加速度履歴を前記サーバに送信する送信手段、B)前記サーバは、以下のb1)〜b3)を有すること、b1)前記加速度履歴を受信する受信手段、b2)前記加速度履歴を記憶する加速度履歴記憶手段、b3)前記加速度履歴から前記車両の乗員への衝撃度を判断する判断手段。したがって、前記書き込み対象閾値を超える加速度を受け取った後の加速度履歴を得ることができる。これにより、正確な事故情報を得ることができる。
この発明にかかる事故情報管理システム1の機能ブロック図である。 サーバ10のハードウエア構成である。 事故データ記憶部に記憶される事故情報を示す一例である。 車両用制御装置2のハードウエア構成である。 事故情報処理のフローチャートである。
1.全体構成
機能ブロック図
図1に、本発明にかかる事故情報管理システム1の機能ブロック図を示す。事故情報管理システム1は、車両用制御装置2、サーバ10、保険会社端末20を備えている。
車両用制御装置2は、位置情報取得手段5、時刻取得手段6、異常データ取得手段7、組み合わせデータ生成手段3、送信手段4を備えている。
位置情報取得手段5は、位置情報検出部8から位置情報を取得する。時刻取得手段6は、時刻検出部9から時刻を取得する。異常データ取得手段7は、異常データ検出部15から異常信号を取得する。組み合わせデータ生成手段3は、異常データ取得手段7から異常信号を受け取ると、時刻取得手段9からそのタイミングにおける時刻と、位置情報取得手段8からそのタイミングにおける位置情報を組み合わせた組み合わせデータを生成する。送信手段4は前記組み合わせデータをサーバ10に送信する。
サーバ10は、受信手段11、組み合わせデータ記憶手段13、ユーザ情報記憶手段12、事故情報管理手段14を備えている。
受信手段11は、前記組み合わせデータを受信する。組み合わせデータ記憶手段13は、前記組み合わせデータを記憶する。ユーザ情報記憶手段12は、ユーザ情報を記憶する。事故情報管理手段14は、前記組み合わせデータと前記ユーザ情報を組み合わせた事故情報を生成して記憶する。
保険会社端末20は、送受信手段16、制御手段17、記憶手段18、出力手段19を備えている。
送受信手段16は、事故情報管理手段14から、サーバ10に記憶されている事故情報を受け取る。制御手段17は前記事故情報を記憶手段18に記憶する。出力手段19は前記事故情報を出力する。
これにより、異常信号を受け取ったタイミングにおける時刻とそのタイミングにおける位置情報を組み合わせた組み合わせデータをサーバ10に記憶させて、保険会社端末20から簡易に確認することができる。したがって、事故のついての保険請求があっても、それが実際に起こったものであるかを簡易に確認することができる。
2.ハードウェア構成
図1に示すサーバ10のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。同図は、サーバ10を、CPUを用いて構成したハードウェア構成の一例である。
サーバ10は、CPU23、メモリ27、ハードディスク26、モニタ30、光学式ドライブ25、入力デバイス28、通信ボード31、およびバスライン29を備えている。CPU23は、ハードディスク26に記憶された各プログラムにしたがいバスライン29を介して、各部を制御する。
ハードディスク26は、ユーザデータ記憶部26U、オペレーティングシステムプログラム26o(以下OSと略す)、メインプログラム26m、事故データ記憶部26dを有する。
ユーザデータ記憶部26Uは、ユーザのID、名前、住所、車体番号などのユーザ属性が記憶されている。
事故データ記憶部26dは事故情報を記憶する。本実施形態においては、図3Aに示すように、ユーザID、車体番号、日時、異常の種類、場所、補助データおよび添付データを記憶している。なお、補助データおよび添付データについては後述するように、存在しない場合もある。
メインプログラム26mは、車両用制御装置2からデータを受けとると、ユーザデータ記憶部のデータと照合して、事故情報を生成する。詳細は後述する。
本実施形態においては、オペレーティングシステムプログラム(OS)26oとして、Windows2008 R2(登録商標または商標)を採用したが、これに限定されるものではない。
なお、上記各プログラムは、光学式ドライブ25を介して、プログラムが記憶されたCD−ROM25aから読み出されてハードディスク26にインストールされたものである。なお、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク(FD)、ICカード等のプログラムをコンピュータ可読の記録媒体から、ハードディスクにインストールさせるようにしてもよい。さらに、通信回線を用いてダウンロードするようにしてもよい。
本実施形態においては、プログラムをCD−ROMからハードディスク26にインストールさせることにより、CD−ROMに記憶させたプログラムを間接的にコンピュータに実行させるようにしている。しかし、これに限定されることなく、CD−ROMに記憶させたプログラムを光学式ドライブ25から直接的に実行するようにしてもよい。なお、コンピュータによって、実行可能なプログラムとしては、そのままインストールするだけで直接実行可能なものはもちろん、一旦他の形態等に変換が必要なもの(例えば、データ圧縮されているものを、解凍する等)、さらには、他のモジュール部分と組合して実行可能なものも含む。
車両用制御装置2について図4を用いて説明する。同図は、車両用制御装置2を、CPUを用いて構成したハードウェア構成の一例である。
車両用制御装置2は、CPU123、メモリ127、フラッシュメモリ126、入出力インターフェイス128、通信部131、およびバスライン129を備えている。CPU123は、フラッシュメモリ126に記憶された各プログラムにしたがいバスライン129を介して、各部を制御する。
入出力インターフェイス128には、音声処理ユニット141,動画処理ユニット142、GPSユニット143、ECUユニット144、加速度センサ145が接続されている。音声処理ユニット141はマイク及びデジタル化処理部を有しており、マイクに入力された音をデジタルデータ化する。動画処理ユニット142はカメラと動画処理部を有しており、カメラで撮像した動画データをデジタルデータ化する。GPSユニット143はGPSアンテナを含み、衛星からの信号を受信して現在地および現在時刻を検出する。ECUユニット144は車両のエンジン制御などを行う。加速度センサ145はADコンバータを有しており、3次元の加速度をデジタルデータ化する。
フラッシュメモリ126は、データ記憶部126d、オペレーティングシステムプログラム126o(以下OSと略す)、メインプログラム126mを有する。
データ記憶部126dは、ユーザIDが記憶されている。また、音声処理ユニット141からのデジタル音声データ、および動画処理ユニット142からの動画データを記憶する。かかる音声データおよび動画データは、常時記録/上書きがなされる。所定の記憶容量になると古い映像から消して新しい映像を記録(上書き)する。かかる処理については後述する。
メインプログラム126mは、異常を検出すると、そのタイミングの時刻および場所データを組み合わせた組み合わせデータを生成し、サーバ2に送信する。詳細は後述する。
本実施形態においては、オペレーティングシステムプログラム(OS)26oとして、Linux(登録商標または商標)を採用したが、これに限定されるものではない。
保険会社端末20は、一般的なブラウザプログラムを記憶させたコンピュータであり、そのハードウェア構成は従来と同様であるので説明は省略する。
3.事故情報処理について
図5に、事故情報処理のフローチャートを示す。以下では、ユーザID20122のユーザが接触事故を起こした場合について説明する。
車両用制御装置2のCPU123は、音声処理ユニット141からのデジタル音声データ、および動画処理ユニット142からの動画データを記憶する(ステップS1)。CPU123は、割り当てられた記憶領域の残容量がゼロになったか否かを判断し(ステップS3)、残容量がゼロでなければ、センサからの異常検出があるか否かを判断する(ステップS7)。ステップS7にて異常を検出しなければ、ステップS3以下の処理を繰り返す。本実施形態においては、ECU144からの異常信号を受け取った場合、異常検出したと判断するようにした。たとえば、エアバッグが作動した場合等である。
CPU123は、異常を検出すると組み合わせデータを生成する(ステップS9)。組み合わせデータとは、GPSユニット143から、そのタイミングにおける時刻および位置情報を組み合わせたデータをいう。なお、本実施形態においては、異常信号として、ECUからの異常信号を検出したので、それをECUからの異常の種類として、「エアバッグが作動」を、さらに、補助データとして、ECUユニット144から、そのタイミングにおけるアクセルの開度、ブレーキのタイミング、ブレーキ強度、ABS作動状況、速度などの走行関連情報を含め、さらに、前記タイミングの所定秒前からの動画および音声データを含めるようにした。
CPU123は、生成した組み合わせデータをユーザIDとともに、通信部131により、サーバ2に送信する(ステップS11)。この場合、ユーザIDは20122なので、ユーザID「20122」について、検出したタイミングの日時「2015/4/17 XX:XX:XX」、場所YYYY.XXXX,N,13556.ZZZ,E」に加えて、異常の種類「エアバッグ作動」、補助データ「速度45km」、添付データとして音声および動画データT1.aviがサーバに送られる。
サーバ2は、かかる組み合わせデータを受信するか否か判断しており(図5ステップS15)、受信すると、かかる組み合わせデータから事故情報を生成して、記憶する(ステップS17)。この場合であれば、ユーザIDから当該ユーザのユーザデータから車体番号を抽出し、図3Bに示すような事故情報を生成する。
保険会社端末20はユーザID「20122」から保険請求がなされた場合、サーバ10にIDとパスワードを用いてログインすることにより、ユーザID「20122」の事故情報を参照することができる。これにより、異常信号を受け取ったタイミングの時刻および場所データを保険会社端末にて取得することができる。
4. 他の実施形態
本実施形態においては、組み合わせデータとは、GPSユニット143から、異常を検出したタイミングにおける時刻および位置情報を組み合わせたデータに、異常の種類、補助データ、添付データとしたが、これらについては任意で有り、異常を検出したタイミングにおける時刻および位置情報が最低限あれば、保険請求に関する詐欺請求などを防止できるからである。
本実施形態においては、ECU144からの異常信号を異常信号としたが、加速度センサ145からの加速度の強度が強い場合に異常信号を受け取ったと判断するようにしてもよい。これは、たとえば、衝突事故を起こした場合、急激な減速Gがかかるからである。
本実施形態においては、ECUから異常検出として、エアバッグ作動である場合としたが、その他、シートベルトロック、ヘッドライトORウインカORストップランプなどの球切れ等を異常信号としてもよい。
すなわち、異常信号としては、ECU、加速度センサ、衝撃センサなど各種のセンサで検出することができる。
さらに、人感センサを設けることにより、停止状態における異常状態が生じた時刻および場所を取得することができる。
さらに、音を記録しておくことにより、事故音、搭乗者の声などをサーバに記憶することができる。
本実施形態においては、サーバ2にユーザ情報を記憶しておき、組み合わせデータから事故情報を生成するようにしたが、車両用制御装置2にかかるユーザ情報を記憶しておき、サーバでは記憶するだけとしてもよい。
5. 応用実施形態
今日の車は乗員保護の観点から、ボディがつぶれることにより衝撃を吸収する衝撃吸収ボディが採用されている。したがって、事故後の写真だけでは、実際に乗員が受けた衝撃を正確に知ることができない。
このような問題を解決するために、閾値を越える衝撃を受けると、位置・時刻情報とともに、または位置・時刻情報なしに、そのタイミングから車両停止までの加速度センサーからの値を記録するようにしてもよい。これにより、一定の衝撃を受けてから停止するまでに乗員が受けたであろう衝撃を判断するための情報を得ることができる。これにより、単独事故であれ、2台以上の事故であれ、事故情報を正確に把握することができる。
かかる衝撃については、上記実施形態と同様に、ECU、加速度センサ、衝撃センサなど各種のセンサで検出することができる。
また、加速度センサーからの履歴については、一般的なドライブレコーダと同様に、常時仮記憶しておき、一定の衝撃があると、そのタイミングの所定時間前(例えば10秒前)からの値を履歴として記憶するようにしてもよい。これにより、事故が起きる直前の加速度情報を得ることができる。
また、その際、前記閾値を超える衝撃を受けたタイミングにおける速度を併せて記録するようにしてもよい。かかる速度データは速度メータから取得、または、時刻と加速度から、または時刻と位置情報から演算するようにしてもよい。
前記遡っての記録時間については、衝撃を検出した時の速度に応じて変更するようにしてよい。例えば、速度が速い場合に長くまたは短くする、逆に速度が遅い場合に長くまたは短くするなどである。また、衝撃を検出した時の加速度に応じて変更するようにしてよい。
加速度の書き込み処理について説明する。衝突事故を起こすと、衝撃に伴って3次元方向(X,Y,Z方向)に加速度が生じる。加速度センサー145はこの加速度を検出し、CPU123に検出信号を与える。CPU123は与えられた加速度が、閾値を超えるか否か判断し、閾値を超えたと判断すると、時刻とともに加速度を記録する。かかる記録は、停止されるまで実行される。CPU123は、かかる加速度の履歴をサーバ2に送信する。
これにより、所定以上の強さの加速度を受け取った場合に、その後の加速度履歴をサーバに記憶することができる。
かかる加速度の履歴を分析することにより、単独事故の場合はもちろん、複数台が衝突したような場合にも、各々の車がどのような状況で事故が生じたのかについての事故情報を得ることもできる。その結果、各車の乗員が受けたであろう衝撃についても判断資料が得られる。
たとえば、加速度履歴の最大値について衝撃度をクラス分けしておき、加速度履歴の最大値がいくらかで、どのクラスの衝撃度かを判断するようにしてもよい。また、プラス側およびマイナス側の加速度値について、判断閾値を設けておき、その判断閾値を超える値を抽出して、その総計でどのクラスの衝撃度かを判断してもよい。さらに、加速度の変化が短時間に生じている場合には、衝撃度が高くなるようにしてもよい。
この発明にかかる事故情報管理システムは、車両用制御装置およびサーバを備えた事故情報管理システムであって、A)前記車両用制御装置は以下のa1)〜a4)を有し、a1)車両の加速度を検出する加速度検出手段、a2)異常データ検出部から異常信号を取得する異常データ取得手段、a3)前記加速度検出手段から書き込み対象閾値を超える加速度を受け取ると、車両停止までの加速度検出手段からの加速度を加速度履歴として書き込む加速度履歴書き込み手段、a4)前記検出した加速度履歴を前記サーバに送信する送信手段、B)前記サーバは、以下のb1)〜b3)を有すること、b1)前記加速度履歴を受信する受信手段、b2)前記加速度履歴を記憶する加速度履歴記憶手段、b3)前記加速度履歴から前記車両の乗員への衝撃度を判断する判断手段。したがって、前記書き込み対象閾値を超える加速度を受け取った後の加速度履歴を得ることができる。これにより、正確な事故情報を得ることができる。
なお、前記b3)前記加速度履歴から前記車両の乗員への衝撃度を判断する判断手段は任意である。また、サーバ無しの車両用制御装置として把握することもできる。

Claims (10)

  1. 車両用制御装置およびサーバを備えた事故情報管理システムであって、
    A)前記車両用制御装置は以下のa1)〜a5)を有し、
    a1)位置情報検出部から位置情報を取得する位置情報取得手段、
    a2)時刻検出部から時刻を取得する時刻取得手段、
    a3)異常データ検出部から異常信号を取得する異常データ取得手段、
    a4)前記異常データ取得手段から異常信号を受け取ると、前記時刻取得手段からそのタイミングにおける時刻と、前記位置情報取得手段からそのタイミングにおける位置情報を組み合わせた組み合わせデータを生成する組み合わせデータ生成手段、
    a5)前記組み合わせデータを前記サーバに送信する送信手段、
    B)前記サーバは、以下のb1)〜b4)を有すること、
    b1)前記組み合わせデータを受信する受信手段、
    b2)前記組み合わせデータを記憶する組み合わせデータ記憶手段、
    b3)ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段、
    b4)前記組み合わせデータと前記ユーザ情報を組み合わせた事故情報を生成して記憶する事故情報管理手段、
    を特徴とする事故情報管理システム。
  2. 請求項1の事故情報管理システムにおいて、
    前記異常データ検出部は、車両のエンジンコントールユニットであること、
    を特徴とする事故情報管理システム。
  3. 請求項1の事故情報管理システムにおいて、
    前記異常データ検出部は、加速度センサであり、
    前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常データ取得手段から所定以上の強度の加速度を受け取った場合に、これを前記異常信号として認識すること、
    を特徴とする事故情報管理システム。
  4. 請求項1の事故情報管理システムにおいて、
    前記異常データ検出部は、衝撃センサであり、
    前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常データ取得手段から所定以上の強度の衝撃を受け取った場合に、これを前記異常信号として認識すること、
    を特徴とする事故情報管理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかの事故情報管理システムにおいて、
    前記組み合わせデータ生成手段は、エンジンコントールユニットから走行関連情報を受けとり、かかる走行関連情報を組み込んだ組み合わせデータを生成すること、
    を特徴とする事故情報管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかの事故情報管理システムにおいて、
    さらに、事故関係音入力部からの事故関係音を取得して記憶する事故関係音記憶手段を有し、
    前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常信号を受け取ると、その時刻から所定時間前からの事故関係音を組み込んだ組み合わせデータを生成すること、
    を特徴とする事故情報管理システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかの事故情報管理システムにおいて、
    さらに、事故関係音画像入力部からの事故関係画像データを取得して記憶する事故関係画像データ記憶手段を有し、
    前記組み合わせデータ生成手段は、前記異常信号を受け取ると、その時刻から所定時間前からの事故関係画像データを組み込んだ組み合わせデータを生成すること、
    を特徴とする事故情報管理システム。
  8. 位置情報検出部から位置情報を取得する位置情報取得手段、
    時刻検出部から時刻を取得する時刻取得手段、
    異常データ検出部から異常信号を取得する異常データ取得手段、
    前記異常データ取得手段から異常信号を受け取ると、前記時刻取得手段からそのタイミングにおける時刻と、前記位置情報取得手段からそのタイミングにおける位置情報を組み合わせた組み合わせデータを生成する組み合わせデータ生成手段、
    前記組み合わせデータをサーバに送信する送信手段、
    を備えた車両用制御装置。
  9. 請求項8の車両用制御装置において、
    さらに、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を有しており、
    前記組み合わせデータと前記ユーザ情報を組み合わせた事故情報を生成し、
    前記送信手段は、前記事故情報をサーバに送信すること、
    を特徴とする車両用制御装置。
  10. 車両用制御装置およびサーバを備えた事故情報管理システムであって、
    A)前記車両用制御装置は以下のa1)〜a4)を有し、
    a1)車両の加速度を検出する加速度検出手段、
    a2)異常データ検出部から異常信号を取得する異常データ取得手段、
    a3)前記異常データ取得手段から異常信号を受け取ると、車両停止までの加速度検出手段からの加速度を加速度履歴として書き込む加速度履歴書き込み手段、
    a4)前記検出した加速度履歴を前記サーバに送信する送信手段、
    B)前記サーバは、以下のb1)〜b3)を有すること、
    b1)前記加速度履歴を受信する受信手段、
    b2)前記加速度履歴を記憶する加速度履歴記憶手段、
    b3)前記加速度履歴から前記車両の乗員への衝撃度を判断する判断手段、
    を特徴とする事故情報管理システム。
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