JP2017008394A - 低温溶射用hvaf溶射装置 - Google Patents

低温溶射用hvaf溶射装置 Download PDF

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【課題】本発明は、水を含む圧縮空気および/または水を含む燃料を、HVAF溶射装置の燃焼室に供給する構成とすることにより、低コストの方法で燃焼ガスの温度を低下させ、燃焼室の耐久性を向上させるとともに、燃料を完全燃焼させることができるHVAF溶射装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、燃料と圧縮空気を混合して燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼室と、燃焼室に連結され、燃焼室で生成された燃焼ガスを整流する整流室と、整流された燃焼ガスに、金属、セラミックスまたは樹脂を供給する粉末供給路とを備えたHVAF溶射装置であって、水を含む圧縮空気を燃焼室に供給する空気供給口および/または水を含む燃料を燃焼室に供給する燃料供給口とを備える、HVAF溶射装置に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼ガスの温度を低下させることにより、燃焼室の耐久性を向上させるとともに、燃料を完全燃焼させることができる低温溶射用のHVAF溶射装置に関する。
金属や金属酸化物を溶射することにより、材料の変質を抑制しつつ、金属、セラミックスまたは樹脂(以下、金属等という。)の皮膜を基材にコーティングする方法については、様々な方法が提案されている。
金属等の皮膜を基材にコーティングする方法としては、例えば、酸素を燃焼の酸化剤(助燃剤)として使用する高速フレーム溶射(High Velocity Oxy−Fuel:HVOF)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、フレームが高温であるため、金属が酸化されてしまうという欠点があった。
上記欠点を克服すべく、不活性ガスを混合することにより、燃焼ガス温度を制御した高速フレーム溶射が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。しかし、この方法では、金属の溶融温度未満での溶射が可能であるものの、燃焼の酸化剤に純酸素を用い、ガス温度低下のために大量の不活性ガスを用いるため、コストが高くなるという欠点があった。
上記欠点を克服すべく、比較的コストを低く抑えて溶射することが可能であり、金属の酸化や金属酸化物の変質を抑え、基材との密着性に優れた緻密な溶射皮膜を形成することができるHVAF(High Velocity Air−Fuel)溶射装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
しかし、上記のような構成のHVAF溶射装置を用いても、燃料の不完全燃焼によって煤が発生し、溶射皮膜に煤が付着してしまうことがあった。また、燃料を完全燃焼させて煤の発生を抑制するためには、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室の全長を長くすることが好ましいものの、燃焼室の全長を長くすると燃焼室の耐久性が低下してしまうという問題があった。
加えて、燃焼室の耐久性を向上させるためには、燃焼室を水冷等によって冷却することが好ましいものの、水冷するとHVAF溶射装置の構造が複雑になってしまい、HVAF溶射装置の製造コストが大幅に増加してしまうという問題もあった。
特開2009−214020号公報 特開2006−274326号公報 特開2007−29950号公報 特開2012−92391号公報
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、水を含む圧縮空気および/または水を含む燃料を、HVAF溶射装置の燃焼室に供給する構成とすることにより、低コストの方法で燃焼ガスの温度を低下させ、燃焼室の耐久性を向上させるとともに、燃料を完全燃焼させることができるHVAF溶射装置を提供することを目的とする。
また、燃焼室の耐久性を向上させることによって、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室の全長を長くして、燃料の完全燃焼を更に促進することも目的とする。さらに、燃焼室に供給される空気(酸素)の量を低減し、溶射する金属等の酸化を防止しやすくするとともに、水性ガス反応によって煤の更なる低減を実現することも目的とする。加えて、燃焼ガス中の気体H2Oの比率を増して、燃焼ガスの平均音速を高めることにより、金属等の更なる加速を実現することも目的とする。
本発明は、燃料と圧縮空気を混合して燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼室と、燃焼室に連結され、燃焼室で生成された燃焼ガスを整流する整流室と、整流された燃焼ガスに、金属、セラミックスまたは樹脂を供給する粉末供給路とを備えたHVAF溶射装置であって、水を含む圧縮空気を燃焼室に供給する空気供給口および/または水を含む燃料を燃焼室に供給する燃料供給口とを備える、HVAF溶射装置に関する。
本発明は、さらに、燃焼室の上流側から下流側にかけて、複数の空気供給口を備える、請求項1に記載のHVAF溶射装置であることが好ましい。
本発明は、さらに、燃焼室が外管と内管とによって二重管構造を形成し、外管の空気供給部から供給される圧縮空気および水が、内管の空気供給口から内管の中に供給され、内管の中において燃料が燃焼する構成である、HVAF溶射装置であることが好ましい。
本発明は、さらに、水を霧状にして圧縮空気と混合することにより、水を含む圧縮空気を製造する混合機構を備える、HVAF溶射装置であることが好ましい。
本発明は、さらに、燃料供給口に灯油とエマルジョン燃料とを切り替えて供給可能な切替機構を備える、HVAF溶射装置であることが好ましい。
本発明は、さらに、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室の全長が、燃焼室の内径の4〜10倍の長さを有する、HVAF溶射装置であることが好ましい。
本発明は、上記HVAF溶射装置に、水を含む燃料として、水5〜15重量%を含むエマルジョン燃料を供給する、HVAF溶射方法に関する。
本発明によれば、水を含む圧縮空気および/または水を含む燃料を、HVAF溶射装置の燃焼室に供給する構成とすることにより、低コストの方法で燃焼ガスの温度を低下させ、燃焼室の耐久性を向上させるとともに、燃料を完全燃焼させることができる。
また、燃焼室の耐久性を向上させることによって、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室の全長を長くすることも可能となり、燃料の完全燃焼を更に促進することができる。さらに、燃焼室に供給される酸素の量を低減し、溶射する金属等の酸化を防止しやすくできるとともに、水性ガス反応によって煤の更なる低減を実現することも可能となる。
本発明の実施形態に係るHVAF溶射装置の模式的な断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明するが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は実施形態に限定されない。図1は、本発明の実施形態に係るHVAF溶射装置100の模式的な断面図である。
HVAF溶射装置100は、燃料と圧縮空気を混合して燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼室(チャンバー)10と、燃焼室10に連結され、燃焼室10で生成された燃焼ガスを整流する整流室20と、整流された燃焼ガスに、金属等を供給する粉末供給路21と、粉末供給路21の外周を覆う二重管部分から不活性ガスを供給することによって粉末供給路21の出口近傍を負圧化させる不活性ガス供給菅22と、整流室20の正面方向に連結されたラバルノズル30と、ラバルノズル30に連結されたバレル40とを備えている。
燃焼室10は、さらに、燃料供給口11、スワール流供給菅12、外管13、内管14、空気供給部15、空気供給口16を備えている。
燃料供給口11は、燃焼室10の上流側に設けられ、燃焼室10に灯油等の燃料を供給する。燃焼室10において燃料が燃焼する際に、燃焼室10が高温になりすぎると、燃焼室10が溶融しやすくなるなど、燃焼室10の耐久性が低下する傾向にある。したがって、燃焼室10の耐久性を向上させる観点からは、燃焼ガスの温度を低くすることが好ましい。
燃焼ガスの温度を低くする観点から、燃焼室10に供給する燃料は、水を含むエマルジョン燃料であることが好ましい。水を含む燃料としてエマルジョン燃料を燃焼室10に供給する構成とすることにより、低コストの方法で燃焼ガスの温度を低下させ、燃焼室10の耐久性を向上させることができるとともに、燃料を完全燃焼させることができる。
また、燃焼ガスの温度が低下して燃焼室10の温度が低下することにより、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室の全長を長くすることも可能となり、燃料の完全燃焼を更に促進することができる。さらに、燃焼室10に供給する圧縮空気の量も低減させることが可能となるため、燃焼室10に供給する酸素の量も低減させることが可能となり、溶射する金属等の酸化を防止しやすくなる。加えて、燃料由来の未燃炭素が、燃焼室10に供給される水分と水性ガス反応を起こして除去されるため、溶射皮膜に付着する煤の更なる低減が可能となる。
なお、水性ガス反応とは、C+H2O→CO+H2という反応式によって表される反応である。上式の通り、燃料中の未燃炭素が、燃焼室10内の水分と反応することにより、一酸化炭素として燃焼除去されるため、溶射皮膜に未燃炭素由来の煤が付着しにくくなる。
エマルジョン燃料の主成分には、灯油等の公知の燃料を用いることができる。なお、エマルジョン燃料の主成分とは、エマルジョン燃料を構成する組成成分のうち、含有される重量の割合が最も大きいものをいう。
エマルジョン燃料に含有される水分量は、5〜15重量%であることが好ましく、5〜10重量%であることがより好ましい。エマルジョン燃料に含有される水分量が5重量%未満であると、燃焼室10に供給される水分量が少なくなり、燃焼ガスの温度を低下させたり、水性ガス反応を起こしたりする効果が低下される傾向にある。エマルジョン燃料に含有される水分量が15重量%を超えると、燃焼室10内における燃料の燃焼が不安定となる傾向にある。
なお、エマルジョン燃料には、本発明の趣旨に反しない範囲で、界面活性剤等の種々の添加物を添加することができる。
また、エマルジョン燃料は、公知のものを購入して用いてもよいし、燃焼室10への供給前に灯油と水とを混合してエマルジョン化したものを用いる構成としてもよい。
燃焼室10に供給される燃料は、点火機構17によって点火されて燃焼する。ただし、エマルジョン燃料は、一般的に点火しにくい性質があるため、燃焼開始時には、灯油等の水分を含まない燃料を用い、燃焼状態が安定した後に、エマルジョン燃料などの水分を含む燃料に切り替える構成とするなど、燃料への点火がしやすくなる構成によってHVAF溶射装置100を構成することが好ましい。
燃焼室10に供給される燃料の流量は、50〜400ml/minであることが好ましい。燃焼室10に供給される燃料の流量が50ml/min未満であると、燃料が安定して燃焼しにくくなる傾向にある。燃焼室10に供給される燃料の流量が400ml/minを超えると、金属等の加熱温度が高くなりすぎるため、金属等の変質や酸化が起こりやすくなる傾向にある。
燃料供給口11の近傍には、スワール流供給菅12が設けられており、燃焼室10内に圧縮空気等を供給することにより、燃焼室10の内部でスワール流(旋回流)を発生させることができる。スワール流を発生させることにより、流れの中心部に還流域が形成されて火炎が安定するため、燃料が完全燃焼しやすくなる。
スワール流を発生させるためのスワール流供給菅12の設置態様は、特に限定されないが、例えば、燃焼室10の垂直断面が略円筒形状である場合は、該円筒の略接線方向からスワール流を供給可能とする位置にスワール流供給菅12を設置することが好ましい。また、スワール流供給菅12は複数設置してもよい。
燃焼の開始時においては、燃焼を開始しやすくするために、スワール流供給菅12から酸素を供給する構成とすることが好ましい。酸素を供給する構成とする場合は、スワール流供給菅12に酸素と圧縮空気等とを切り替えて供給可能な切替機構をHVAF溶射装置100が備える構成とすることが好ましい。
また、燃焼室10には、空気供給口16が設けられており、空気供給部15から供給される圧縮空気および霧状水が、空気供給口16から燃焼室10に供給される構成となっている。霧状水を含む圧縮空気を外筒13と内筒14の間を通過させ、燃焼室10に供給する構成とすることにより、低コストの方法で燃焼ガスの温度を低下させ、燃焼室10の耐久性を向上させることができるとともに、燃焼助剤の加熱により、燃料を完全燃焼させることができる。
また、燃焼ガスの温度が低下して燃焼室10の温度が低下することにより、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室の全長を長くすることも可能となり、燃料の完全燃焼を更に促進することができる。さらに、燃焼室10に供給する圧縮空気の量も低減させることが可能となるため、燃焼室10に供給する酸素の量も低減させることが可能となり、溶射する金属等の酸化を防止しやすくなる。加えて、燃料由来の未燃炭素が、燃焼室10に供給される水分と水性ガス反応を起こして除去されるため、溶射皮膜に付着する煤の更なる低減が可能となる。
なお、上記のように、酸素ではなく、圧縮空気を供給する構成とすることにより、溶射する金属等の酸化を防止しやすくなる。
燃焼室10に供給される圧縮空気の流量は、燃焼室10および整流室20の容量、ラバルノズル30およびバレル40の形状や接合口径などに影響されるが、1〜4m/minであることが好ましい。燃焼室10に供給される圧縮空気の流量が1m/min未満であると、金属等の加速が不十分となり、溶射皮膜の剥離が発生しやすくなったり、燃焼ガスの温度が十分に下がらなくなったりする傾向にある。燃焼室10に供給される圧縮空気の流量が4m/minを超えると、金属等の加熱温度が低くなるため、緻密な溶射皮膜が得られにくくなる傾向にある。
燃焼室10に供給される圧縮空気に含まれる水分量は、50〜300ml/mであることが好ましい。圧縮空気に含まれる水分量が50ml/m未満であると、燃焼ガスの温度が低下しにくくなったり、水性ガス反応が起こりにくくなったりする傾向にある。圧縮空気に含まれる水分量が300ml/mを超えると、燃焼室10における燃料の燃焼を妨げる傾向にある。
本発明の実施形態に係るHVAF溶射装置100は、燃焼室10が外管13と内管14とによって二重管構造を形成し、外管13の空気供給部15から供給される圧縮空気および霧状水が、内管14の空気供給口16から内管14の中に供給され、内管14の中において燃料が燃焼する構成であることが好ましい。
上記構成とすることにより、圧縮空気が、燃焼室10の外管13と内管14との間隙を流れる間に、燃焼室10の熱量を奪うことができるようになる。その結果、圧縮空気は加熱され、燃焼室10内における燃焼を促進しやすくなるとともに、燃焼室10は空冷されて、燃焼室10の耐久性が向上されるようになる。さらに、圧縮空気中の霧状水が、燃焼室10の外管13と内管14との間隙において水蒸気化するため、燃焼室10の中に拡散しやすくなり、燃焼ガスの温度の低下や水性ガス反応が好適に起こりやすくなる。
燃焼室10に供給する圧縮空気および霧状水は、二流体ノズル等によって水を霧状にして圧縮空気と混合する混合機構によって製造したものを用いることが好ましい。二流体ノズル等によって水を霧状にして圧縮空気と混合することにより、霧状水が好適に圧縮空気内に分散するとともに、霧状水の液滴を微細化することが可能となる。
混合機構における二流体ノズル等の設置態様は、特に限定されないが、例えば、混合機構の垂直断面が略円筒形状であるときは、該円筒の略接線方向から霧状水を供給可能とする位置に各ノズルをそれぞれ設置するとともに、各ノズルがそれぞれ略平行となるような設置態様とすることが好ましい。
本発明の実施形態に係るHVAF溶射装置100は、さらに、燃焼室10の上流側から下流側にかけて、空気比が徐々に高くなるように、水を含む圧縮空気を燃焼室10に供給可能な空気供給口16を複数備える構成であることが好ましい。
燃焼室10が、上記構成であることにより、燃焼室10の上流側では燃焼を促進させ、燃焼室10の下流側では燃焼ガスの冷却を促進させることができる。
なお、燃焼室10の上流側とは、燃焼室10内において燃料供給口11が位置する側を意味し、燃焼室10の下流側とは、燃焼室10内において整流室20が位置する側を意味する。
また、空気比とは、燃料を完全燃焼させるために必要な理論空気量に対する、実際に供給する空気量のことを意味する。ここで、実際に供給する空気量とは、空気供給口が複数ある場合は、ある空気供給口から供給される空気量だけでなく、該空気供給口より上流側に位置する空気供給口において既に供給された空気量も含めた空気量を意味する。
燃焼室10を上記構成とするための燃焼室10の具体的な構造を、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るHVAF溶射装置100においては、燃焼室10は、上流側から下流側にかけて、第1燃焼室10a、第2燃焼室10b、および第3燃焼室10cに区画されている。
なお、本実施形態においては、燃焼室10を3つに区画した態様を示しているが、燃焼室10を区画しない態様としてもいいし、3以外の区画数によって燃焼室10を区画する態様としてもよい。また、区画の態様については、本実施形態におけるように、区画部に凸部を設ける態様としてもよいが、特に限定はされない。
第1燃焼室10aにおいては、内管14に空気供給口16aが設けられており、外管13に設けられた空気供給部15aから供給される圧縮空気および霧状水が、流路Faが示すように内管14と外管13の間隙を通り、空気供給口16aから第1燃焼室10aに供給される構成となっている。
第1燃焼室10aに供給される圧縮空気の空気比は、0.8〜1.2であることが好ましい。第1燃焼室10aに供給される圧縮空気の空気比が0.8未満であると、第1燃焼室10a内における燃料の燃焼が不十分になる傾向にある。第1燃焼室10aに供給される圧縮空気の空気比が1.2を超えると、燃焼ガス中の残存酸素が増加する傾向にある。
第2燃焼室10bにおいては、内管14に空気供給口16bが設けられており、外管13に設けられた空気供給部15bから供給される圧縮空気および霧状水が、流路Fbが示すように内管14と外管13の間隙を通り、空気供給口16bから第2燃焼室10bに供給される構成となっている。
第2燃焼室10bに供給される圧縮空気の空気比は、1.0〜2.0であることが好ましい。第2燃焼室10bに供給される圧縮空気の空気比が1.0未満であると、燃料が完全燃焼しにくくなる傾向にある。
第3燃焼室10cにおいては、内管14に空気供給口16cが設けられており、外管13に設けられた空気供給部15cから供給される圧縮空気および霧状水が、流路Fcが示すように内管14と外管13の間隙を通り、空気供給口16cから第3燃焼室10cに供給される構成となっている。
第3燃焼室10cに供給される圧縮空気の空気比は、1.3〜4.0であることが好ましい。第3燃焼室10cに供給される圧縮空気の空気比が1.3未満であると、第3燃焼室10c内の燃焼ガスの冷却が不十分となる傾向にある。第3燃焼室10cに供給される圧縮空気の空気比が4.0を超えると、第3燃焼室10c内に供給される空気量の増加に伴って酸素の供給量も増加するため、溶射する金属等が酸化されやすくなる傾向にある。
本発明の実施形態に係るHVAF溶射装置100においては、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室10の全長が、燃焼室10の内径の4〜10倍の長さであることが好ましい。燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室10の全長が上記範囲にあることにより、燃焼中の炭素が完全燃焼しやすくなり、溶射皮膜における煤の付着を低減することができる。
なお、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室10の全長とは、燃料供給口11側から整流室20側に向かう方向の燃焼室10の長さを意味しており、通常、燃焼室10の長手方向の長さを意味する。すなわち、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室10の全長とは、燃焼室10の上流側から下流側にかけての長さを意味するものである。また、燃焼室が複数に区分されている場合は、複数の燃焼室の全長の合計を意味する。
また、燃焼室10の内径とは、燃焼室10が略円筒形状である場合は、燃焼室10の垂直断面図の直径で表される。燃焼室10が略円筒形状でない場合は、燃焼室10の垂直断面図の外周と同じ長さの円周を有する円形状を想定し、該円形状の直径を内径と評価して差し支えない。
燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室10の全長を上記構成のように長くすることは、燃料を完全燃焼させる観点からは好ましいものの、単なる設計変更によって燃焼室10の全長を長くするだけでは、燃焼室10の溶融等の故障リスクが増加して、燃焼室10の耐久性が低下することとなる。
したがって、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室10の全長を、燃焼室10の内径の4〜10倍の長さとするためには、水を含む圧縮空気および/または水を含む燃料を燃焼室10に供給して、燃焼ガスの温度を低下させることが必要となる。
さらに、燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室10の全長を、燃焼室10の内径の4〜10倍の長さとするためには、燃焼室10が外管13と内管14とによって二重管構造を形成し、外管13の空気供給部15から供給される圧縮空気および水が、内管14の空気供給口16から内管14の中に供給され、内管14の中において燃料が燃焼する構成としたり、水を含む燃料として、水5〜15重量%を含むエマルジョン燃料を供給する構成としたりすることにより、燃焼ガスの温度をさらに低下させる構成とすることが好ましい。
整流室20の温度センサ24において計測される温度は、500〜1100Kであることが好ましい。
燃焼室10におけるチャンバー圧力は、整流室20の圧力センサ23において計測される圧力に近似できる。燃焼室10におけるチャンバー圧力は0.4〜0.6MPaであることが好ましい。燃焼室10におけるチャンバー圧力が0.4MPa未満であると、金属等の加速が不十分となり、緻密な溶射皮膜が得られにくくなる傾向にある。燃焼室10におけるチャンバー圧力が0.6MPaを超えると、圧縮空気を供給するコンプレッサーが特殊仕様となってしまい、コスト上昇の要因となる。
燃焼室10において生成した燃焼ガスは、整流室20において整流された後、ラバルノズル30内に供給される。整流室20には、不活性ガス供給菅22から窒素ガス等の不活性ガスが粉末供給路21の外周に沿って供給され、粉末供給路21の出口近傍が負圧化される。
粉末供給路21は、整流室20の背面から粉末状の金属等を圧縮空気または不活性ガスとともに、ラバルノズル30の直前に供給する。また、粉末供給路21は、燃焼ガス噴射方向に水平で、且つ金属等がバレル40から噴射される際のバレル40の噴射口の略中心軸上、すなわち、ラバルノズル30を構成する円錐部略中心軸上に沿って設置されている。
粉末供給路21を通過して、ラバルノズル30内に直接供給された金属等は、粉末供給路21の先端から排出され、ラバルノズル30内の燃焼ガスの流れに乗って噴射される。その結果、金属等の粒子に付与される運動エネルギーが、燃焼ガス噴射方向とは異なる方向へ分散されることがなくなる。また、ラバルノズル30やバレル40の内壁の汚染および損耗を防ぐこともできる。加えて、粉末供給路21において、金属等は小流量の圧縮空気または不活性ガスとともに供給されるため、金属等の酸化や変質に影響を及ばさない。
超音速の燃焼ガスとともにラバルノズル30を通過した金属等は、バレル40内を通過することでさらに加速され、基材に向かって排出される。このような過程を経て、金属等が基材に衝突して堆積することにより、溶射皮膜が形成される。
粉末供給路21から供給される金属等の供給量は、10〜200g/minであることが好ましく、20〜150g/minであることがより好ましい。金属等の供給量が10g/min未満であると、高速成膜のメリットが少なくなる傾向にある。金属等の供給量が200g/minを超えると、溶射皮膜が好適に形成されにくくなる傾向にある。
ラバルノズル30は、底面が整流室20に隣接して配置された略円錐台形状の短円錐部と、底面がバレル40と隣接して配置された略円錐台形状の長円錐部から構成される。
粉末供給路21は、ラバルノズル30の直前まで水平方向に伸びており、ラバルノズル30の入口部分である短円錐部の底面の直前まで伸びていることが好ましい。金属等が粉末供給路21から供給されると、ラバルノズル30を通過する燃焼ガスの流路の略中心軸上に供給されるため、ラバルノズル30の内壁は金属等で汚染および損耗されにくく、ラバルノズル30の耐久性が向上する。
バレル40は、略円柱形状に成形されており、ラバルノズル30を通過した金属等が超音速燃焼ガスとともに通過し、基材に向かって排出される。バレル40の周囲には、冷却水が循環しており、バレル40を通過する超音速ガスおよび飛行粒子の速度減少および温度上昇を防ぐ働きをする。さらに、金属等は、バレル40を通過する燃焼ガスの流路の略中心軸上に供給されるため、バレル40内は金属等で汚染および損耗されにくく、バレル40の耐久性も向上する。
バレル40の先端から基材までの溶射距離は、適宜調整されることが好ましい。溶射距離が短くなると、燃焼ガスの影響により基材の過熱が生じるなど悪影響を及ぼし、溶射距離が長くなると、金属等の基材に対する衝突速度が不十分となり、溶射皮膜の剥離が発生しやすい傾向にある。
本実施形態に係るHVAF溶射装置100で溶射できる金属は、特に限定されないが、例えば、亜鉛、アルミニウム、チタン、銅、もしくはニッケルなどの金属、または、アルミニウム亜鉛、青銅、黄銅、もしくはニッケルクロムなどの合金などが挙げられる。
本実施形態に係るHVAF溶射装置100で溶射できるセラミックスは、特に限定されないが、例えば、チタニア(酸化チタン)などの金属酸化物などが挙げられる。酸化チタンを通常の方法で溶射した場合はルチル型の結晶構造を有する溶射皮膜となるが、本実施形態に係るHVAF溶射装置100では、比較的低温で溶射することが可能であるため、アナターゼ型の結晶構造を有した溶射皮膜(すなわち、光触媒活性を有した溶射皮膜)が得られる。また、これらセラミックスを溶射することで、タイル等の建築資材とすることも可能である。
本実施形態に係るHVAF溶射装置100で溶射できる樹脂は、特に限定されないが、例えば、高分子ポリエチレンなどの熱可塑性エンジニアリングプラスチックが挙げられる。
本実施形態に係るHVAF溶射装置100によって溶射皮膜ができる基材としては、例えば、アルミニウム、鉄、またはステンレスなどが挙げられる。また、上記基材には、アンダーコート処理やブラスト処理などの前処理を行っても良い。なお、基材の厚さは必要に応じて、適宜調整することが好ましく、基材の厚さが薄くなると、溶射をした後に基材に歪みが生じてしまう傾向にある。
本実施形態に係るHVAF溶射装置100のトラバース速度は、溶射する金属等の材料により大幅に変化するが、100〜10000mm/minであることが好ましく、500〜80000mm/minであることがより好ましく、1000〜6000mm/minであることがさらに好ましい。HVAF溶射装置100のトラバース速度が1000mm/min未満であると、基材に衝突した金属等の温度が低減しにくく、金属等の変質や酸化が進みやすくなる傾向にある。HVAF溶射装置100のトラバース速度が80000mm/minを超えると、均一な溶射皮膜が得られにくくなる傾向にある。
100 HVAF溶射装置
10 燃焼室
10a 第1燃焼室
10b 第2燃焼室
10c 第3燃焼室
11 燃料供給口
12 スワール流供給菅
13 外管
14 内管
15a 空気供給部a
15b 空気供給部b
15c 空気供給部c
16a 空気供給口a
16b 空気供給口b
16c 空気供給口c
17 点火機構
20 整流室
21 粉末供給路
22 不活性ガス供給菅
23 圧力センサ
24 温度センサ
30 ラバルノズル
40 バレル
1 HVAF溶射装置(従来型)
2 燃焼室(従来型)
3 冷却室
4 金属等供給路
4a 金属等供給口
4b 金属等排出口
5 ラバルノズル(従来型)
6 バレル(従来型)
7 燃料導入口
8 圧縮空気導入口
9 冷却ガス導入管

Claims (7)

  1. 燃料と圧縮空気を混合して燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼室と、
    燃焼室に連結され、燃焼室で生成された燃焼ガスを整流する整流室と、
    整流された燃焼ガスに、金属、セラミックスまたは樹脂を供給する粉末供給路とを備えたHVAF溶射装置であって、
    水を含む圧縮空気を燃焼室に供給する空気供給口および/または水を含む燃料を燃焼室に供給する燃料供給口とを備える、HVAF溶射装置。
  2. 燃焼室の上流側から下流側にかけて、複数の空気供給口を備える、請求項1に記載のHVAF溶射装置。
  3. 燃焼室が外管と内管とによって二重管構造を形成し、外管の空気供給部から供給される圧縮空気および水が、内管の空気供給口から内管の中に供給され、内管の中において燃料が燃焼する構成である、請求項1または2に記載のHVAF溶射装置。
  4. 水を霧状にして圧縮空気と混合することにより、水を含む圧縮空気を製造する混合機構を備える、請求項1〜3のいずれかに記載のHVAF溶射装置。
  5. 燃料供給口に灯油とエマルジョン燃料とを切り替えて供給可能な切替機構を備える、請求項1〜4のいずれかに記載のHVAF溶射装置。
  6. 燃焼ガスの通過方向に沿った燃焼室の全長が、燃焼室の内径の4〜10倍の長さを有する、請求項1〜5のいずれかに記載のHVAF溶射装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のHVAF溶射装置に、水を含む燃料として、水5〜15重量%を含むエマルジョン燃料を供給する、HVAF溶射方法。
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