JP2017007981A - ジフルオロメチルエーテル骨格を有する化合物の製造方法及びその製造中間体化合物 - Google Patents

ジフルオロメチルエーテル骨格を有する化合物の製造方法及びその製造中間体化合物 Download PDF

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Abstract

【課題】 化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を高収率、高純度で得られる化合物の製造方法を提供し、併せて当該化合物の製造中間体となる化合物を提供することである。
【解決手段】 酸触媒の存在下に、化合物中に−CFO−を有するアルデヒドと1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物とを反応させることにより、化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を得る、化合物の製造方法である。また、一般式(1b)
【化1】
Figure 2017007981

で表される化合物を提供する。一般式(1b)で表される化合物は、1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を製造するための製造中間体として有用である。
【選択図】 なし

Description

本発明は有機電子材料や医農薬、特に液晶表示素子用材料として有用なジフルオロメチルエーテル骨格を有する化合物の効果的な製造方法、及びその製造中間体化合物に関する。
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、各種測定機器、自動車用パネル、ワードプロセッサー、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ、時計、広告表示板等に用いられている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(ツイステッド・ネマチック)型、STN(スーパー・ツイステッド・ネマチック)型、TFT(薄膜トランジスタ)を用いた垂直配向型やIPS(イン・プレーン・スイッチング)型等の駆動方式がある。これらの液晶表示素子に用いられる液晶組成物は水分、空気、熱、光などの外的要因に対して安定であること、また、室温を中心としてできるだけ広い温度範囲で液晶相(ネマチック相、スメクチック相及びブルー相等)を示し、低粘性であり、かつ駆動電圧が低いことが求められる。さらに液晶組成物は個々の表示素子にあわせて誘電率異方性(Δε)及び屈折率異方性(Δn)等を最適な値とするために、数種類から数十種類の化合物を選択し、構成されている。
TN型、STN型又はIPS型等の水平配向型ディスプレイではΔεが正の液晶組成物が用いられている。また、Δεが正の液晶組成物を電圧無印加時に垂直に配向させ、横電界を印加する事で表示する駆動方式も報告されており、Δεが正の液晶組成物の必要性はさらに高まっている。一方、全ての駆動方式において応答速度の改善が求められており、この課題を解決するために現行よりも低粘度な液晶組成物が必要とされている。低粘度な液晶組成物を得るためには、液晶組成物を構成する個々の極性化合物自体の粘度を低下させることが有効である。あるいは極めて大きなΔεを示す、または極めて高い溶解性を示す化合物を使用する事で、粘性の低い非極性化合物の配合割合を増やす事が可能となり、液晶組成物の低粘度化を実現する事が出来る。
ジオキサン、及び連結基として−CFO−を併せ持つ化合物は、大きなΔεを示し、さらに高溶解性及び低粘性を示す有用な化合物として注目される。そのため、このような化合物を短時間、高収率、高純度に合成する手法の開発が急務となっている。
ジオキサン、及び連結基として−CFO−を併せ持つ化合物の製造方法としては、以下に示すように、p−トルエンスルホン酸一水和物の存在下で、連結基として−CFO−を有するアルデヒドと1,3−ジオールから、ジオキサン骨格を形成する方法が知られている(特許文献1参照)。
Figure 2017007981
(式中、Rはアルキル基を表す。)
一方で、ジオキサン骨格を形成する方法として、ラジカル反応により1,3−ジシリルエーテルとアルデヒドから形成する方法が知られている(非特許文献1参照)。
しかしこれらの既存手法を適用すると、反応の低転換率や分解、副生成物等に因る低収率、低純度といった問題を抱えてしまい、ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を効率よく製造する方法は、現在までに知られていなかった。
国際公開第2006/125511号
Synthesis 2005(2),279−285
本発明が解決しようとする課題は、酸触媒の存在下に、化合物中に−CFO−を有するアルデヒドと1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物とを反応させる、化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物の製造方法を提供し、併せて当該化合物の製造中間体となる化合物を提供することである。
前記課題を解決するため、本願発明者らは種々の検討を行った結果、アルデヒド基を有する中間体と1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物を用いて、酸触媒を介した反応を適用する事で課題を解決できることを見出し本願発明の完成に至った。
本願発明は、酸触媒の存在下に、化合物中に−CFO−を有するアルデヒドと1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物とを反応させる、化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物の製造方法を提供し、併せてその製造中間体として有用な化合物を提供する。
本発明により提供される化合物の製造方法により、反応の低転換率や、分解及び副生成物の生成等を抑えることができ、化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を高収率、高純度で得ることができる。また、本発明により提供される、一般式(4)で表される化合物は、1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物の製造中間体として特に有用である。
(化合物中に−CFO−を有するアルデヒド)
本発明の化合物中に−CFO−を有するアルデヒドは特に限定されるものではないが、例えば、アルキル基(該アルキル基中の1つ又は2つ以上のCH基は、酸素原子が直接隣接しないように、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−、−COO−又は−C≡C−で置換されてよく、該アルキル基中の1つ又は2つ以上の水素原子は任意にハロゲン原子に置換されていてもよい。)等の炭素骨格を基本とした鎖状構造を有する化合物、又は、シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)、フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)、ナフチル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)等の炭素骨格を基本とした環状構造を有する化合物であることが好ましい。
本発明の化合物中に−CFO−を有するアルデヒドは、具体的には、下記一般式(1)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、A、A、A及びAは各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
は水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、及び炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−CO−、−CFO−又は−OCF−に置き換えられても良く、該アルキル基又はアルケニル基中の1つ又は2つ以上の水素原子は任意にハロゲン原子によって置換されていても良く、
及びZは各々独立して−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
m及びnは各々独立して0〜2を表すが、m+nは0〜2を表し、m又はnが2を表す場合は、複数存在するA及びZ又はA及びZは同一であっても異なっていても良い。)
一般式(1)で表される化合物は、液晶表示素子用の液晶組成物として用いられる化合物を製造するために有用である。一般式(1)において、A、A、A及びAは各々独立して、液晶組成物の粘度を低下させるためにはトランス−1,4−シクロヘキシレン基、無置換のナフタレン−2,6−ジイル基又は無置換の1,4−フェニレン基であることが好ましく、他の液晶成分との混和性を高くする為には、トランス−1,4−シクロヘキシレン基又は無置換の1,4−フェニレン基である事が好ましい。
一般式(1)で表される化合物を用いてΔεが正の化合物を製造する場合、A、A及びAは各々独立して、Δεを大きくするためには
Figure 2017007981
が好ましく、
Figure 2017007981
が更に好ましい。
一般式(1)で表される化合物を用いてΔεが負の化合物を製造する場合、A、A及びAはそれぞれ独立して下記の構造が好ましい。
Figure 2017007981
液晶表示素子とした際の長期信頼性を向上させるには窒素原子を含有しないことが好ましい。
一般式(1)においてBは、液晶組成物の粘度を低下させる為には、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基又は炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表すことが好ましく、炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましい。また、直鎖状であることが好ましい。アルケニル基としては下記構造を表すことが最も好ましい。
Figure 2017007981
(各式中の黒点は環構造中の炭素原子を表す。)
Δεが正の化合物を製造する場合、Bは、Δεを大きくするためにはフッ素原子、シアノ基、−CF又は−OCFであることが好ましく、粘度を低下させるためにはフッ素原子であることが好ましい。
一般式(1)においてZ及びZは、各々独立して、粘度の低下及び他の液晶成分との混和性を高くするためには−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合であることが好ましく、−CFO−、−OCF−、−CHCH−又は単結合であることが更に好ましく、単結合である事が特に好ましく、大きなΔεを示す為には単結合又は−CFO−である事が好ましい。
一般式(1)で表される化合物は、以下の一般式(1a)及び一般式(1b)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。一般式(1a)及び一般式(1b)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物を用いた場合、Δεが正の化合物を得られる。
Figure 2017007981
(式中、A,A,A,Z,Z,m及びnはそれぞれ独立して前記一般式(1)におけるA,A,A,Z,Z,m及びnと同じ意味を表し、YLC21はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、−CF、−OCHF、−OCHF又は−OCFを表し、XLC11、XLC12、XLC21、XLC22及びXLC23は各々独立してフッ素原子、塩素原子又は水素原子を表す。)
LC11、XLC12、XLC21、XLC22、及びXLC23は各々独立して、粘度を低下させる為には水素原子である事が好ましく、Δεを大きくするためにはフッ素原子であることが好ましく、他の液晶成分との混和性を高くする為には水素原子である事が好ましい。従って、XLC21〜XLC23が各々独立してフッ素原子又は水素原子である場合、粘性及び他の液晶成分との混和性を重視する場合には、XLC21がフッ素原子を表しXLC22、及びXLC23が水素原子である事が好ましく、Δεを大きくする場合にはXLC21及びXLC22がフッ素原子を表しXLC23はフッ素原子又は水素原子を表す事が好ましい。
LC21は、Δεを大きくするためにはフッ素原子、シアノ基、−CF又は−OCFであることが好ましく、粘度を低下させるためにはフッ素原子であることが好ましい。
一般式(1a)で表される化合物は、下記一般式(1a1)から一般式(1a4)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、YLC11、XLC11及びXLC12はそれぞれ独立して前記一般式(1a)におけるRLC11、YLC11、XLC11及びXLC12と同じ意味を表し、ALC1a1、ALC1a2は、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表し、XLC1a1、XLC1a2、XLC1a3、XLC1a4はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Wは−CH−又は酸素原子を表す。)
一般式(1a1)で表される化合物としては、下記式(1a1−1)〜式(1a1−6)がより好ましく、式(1a1−1)で表される化合物が更に好ましい。
Figure 2017007981
一般式(1a2)で表される化合物としては、下記式(1a2−1)〜式(1a2−2)がより好ましく、式(1a2−1)で表される化合物が更に好ましい。
Figure 2017007981
一般式(1a3)で表される化合物としては、下記式(1a3−1)〜式(1a3−24)がより好ましい。
Figure 2017007981
Figure 2017007981
Figure 2017007981
一般式(1a4)で表される化合物としては、下記式(1a4−1)〜式(1a4−8)がより好ましく、式(1a4−1)で表される化合物が更に好ましい。
Figure 2017007981
一般式(1b)で表される化合物は、下記一般式(1b1)から一般式(1b3)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、YLC21、XLC21〜XLC23はそれぞれ独立して前記一般式(1b)におけるYLC21、XLC21〜XLC23と同じ意味を表し、ALC1b1〜ALC1b3は、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表し、XLC1b1〜XLC1b6はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Wは−CH−又は酸素原子を表す。)
一般式(1b1)で表される化合物としては、下記式(1b1−1)で表される化合物が好ましい。
Figure 2017007981
一般式(1b2)で表される化合物としては、下記式(1b2−1)〜式(1b2−4)がより好ましい。
Figure 2017007981
一般式(1b3)で表される化合物としては、下記式(1b3−1)〜式(1b3−12)がより好ましい。
Figure 2017007981
Figure 2017007981
また、一般式(1)で表される化合物は、以下の一般式(1c)〜一般式(1f)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であること好ましい。一般式(1c)〜一般式(1e)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物を用いた場合、Δεが負の化合物を製造できる。また、一般式(1e)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物を用いた場合、誘電率異方性が0程度である、いわゆる非極性化合物を得られる。
Figure 2017007981
(式中、A,A,A,A,Z,Z,m及びnはそれぞれ独立して前記一般式(1)におけるA,A,A,A,Z,Z,m及びnと同じ意味を表し、RLC31、RLC41、RLC51及びRLC61はそれぞれ独立して炭素原子数1〜15のアルキル基又は炭素原子数1〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−CO−、−CFO−又は−OCF−に置き換えられても良く、該アルキル基又はアルケニル基中の1つ又は2つ以上の水素原子は任意にハロゲン原子によって置換されていても良く、Wは−CH−又は酸素原子を表し、XLC41は水素原子又はフッ素原子を表し、
は(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
は−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
、n及びpは各々独立して0〜2を表すが、m+n+pは0〜2を表し、m、n及びpがそれぞれ2を表す場合は、複数存在するA、Z、A、Z、A及びZは同一であっても異なっていても良い。)
一般式(1c)〜一般式(1e)で表される化合物は、下記一般式(1c1)から一般式(1e2)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、RLC31はそれぞれ独立して前記一般式(1c)におけるRLC31と同じ意味を表す。)
Figure 2017007981
(式中、XLC41、RLC41はそれぞれ独立して前記一般式(1d)におけるXLC41、RLC41と同じ意味を表す。)
Figure 2017007981
(式中、RLC51はそれぞれ独立して前記一般式(1e)におけるRLC51と同じ意味を表す。)
一般式(1f)で表される化合物は、下記一般式(1f1)から一般式(1f4)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物)
1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物は、下記一般式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々独立して分岐していても良い水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を表し、
は水素原子、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−CO−、−CFO−又は−OCF−により置き換えられても良く、

(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
は−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
pは0〜2を表すが、pが2を表す場合は、複数存在するA及びZは同一であっても異なっていても良い。)
一般式(2)においてR、R、R、R、R及びRは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましく、水素原子又は炭素数1のメチル基であることがより好ましい。
一般式(2)においてRは、液晶組成物の粘度を低下させる為には、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基又は炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表すことが好ましく、炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましい。また、直鎖状であることが好ましい。アルケニル基としては下記構造を表すことが最も好ましい。
Figure 2017007981
(各式中の黒点は環構造中の炭素原子を表す。)
一般式(2)において、Aは以下の構造が好ましい。
Figure 2017007981
は液晶組成物の粘度を低下させるためにはトランス−1,4−シクロヘキシレン基、無置換のナフタレン−2,6−ジイル基又は無置換の1,4−フェニレン基であることが好ましく、他の液晶成分との混和性を高くする為には、トランス−1,4−シクロヘキシレン基又は無置換の1,4−フェニレン基である事が好ましい。
一般式(1)においてZは、粘度の低下及び他の液晶成分との混和性を高くするためには−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合であることが好ましく、−CFO−、−OCF−、−CHCH−又は単結合であることが更に好ましく、単結合である事が特に好ましく、大きなΔεを示す為には単結合又は−CFO−である事が好ましい。
一般式(2)で表される化合物は、以下の一般式(2a)〜一般式(2f)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、R,R,R,R,R,R及びRはそれぞれ独立して前記一般式(2)におけるR,R,R,R,R,R及びRと同じ意味を表し、XLC41,XLC41,XLC41,XLC41,XLC41及びXLC41はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表す。)
一般式(2e)で表される化合物は、下記一般式(2e1)から一般式(2e3)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
一般式(2f)で表される化合物は、下記一般式(2f1)から一般式(2f5)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物)
1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物は、下記一般式(3)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、A、A、A、A、A、Z、Z、Z、R及びBは、前記一般式(1)及び一般式(2)におけるA、A、A、A、A、Z、Z、Z、R及びBと同じ意味を表し、m、n及びpは各々独立して0〜2を表すが、m+n+pは0〜2を表す。)
一般式(3)で表される化合物は、一般式(1)で表される化合物を、一般式(2)で表される化合物と反応させることにより得られるもので、液晶表示素子用の液晶組成物として有用である。
m、n及びpは、ηを重視する場合にはm+n+pが0又は1であることが好ましく、中でもm及びnが0である事が好ましく、m+n+pが0であることがより好ましい。Tni及びΔεを重視する場合にはm+n+pが1又は2であることが好ましい。液晶組成物との混和性を高くする為には、m+n+pが0又は1であることが好ましい。
一般式(3)で表される化合物は、以下の一般式(3a1)〜一般式(3b4)で表される化合物からなる群より選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 2017007981
(式中、ALC1a1、ALC1a2、YLC11、XLC11及びXLC12、XLC1a1、XLC1a2、XLC1a3、XLC1a4、ALC1a1、ALC1a2及びWは前記一般式(1a1)〜前記一般式(1a4)におけるALC1a1、ALC1a2、YLC11、XLC11及びXLC12、XLC1a1、XLC1a2、XLC1a3、XLC1a4、ALC1a1、ALC1a2及びWと同じ意味を表し、R及びpは前記一般式(2)におけるR及びpと同じ意味を表し、ALC3a1〜ALC3a4は、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表す。)
Figure 2017007981
(式中、YLC21、XLC21〜XLC23、XLC1b1〜XLC1b6、ALC1b1〜ALC1b3及びWは前記一般式(1b1)〜前記一般式(1b4)におけるYLC21、XLC21〜XLC23、XLC1b1〜XLC1b6、ALC1b1〜ALC1b3及びWと同じ意味を表し、R及びpは前記一般式(2)におけるR及びpと同じ意味を表し、ALC3b1〜ALC3b4は、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表す。)
(1,3−ジオキサン及びCFOを有する化合物の製造方法)
1,3−ジオキサン及びCFOを有する化合物は、以下のようにして製造することができる。
(製法1)
化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物は、化合物中に−CFO−を有するアルデヒドを、酸触媒の存在下で1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物と反応させる事により得られる。以下、一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表される化合物を反応させることにより、一般式(3)で表される化合物を得る方法を例にあげて説明する。
一般式(1)で表される化合物は、例えば、一般式(5)
Figure 2017007981
(式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、A、A、A、A、Z、Z、m及びnは各々独立に一般式(1)におけるA、A、A、A、Z、Z、m及びnと同じ意味を表す。)
で表される化合物を金属マグネシウムと反応させた後、更にDMF(N,N-dimethylformamide)と反応させる事により得る事が出来る。
使用する溶媒としては、反応を好適に進行させるものであればいずれでも構わないが、THF、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒が好ましい。
反応温度としては、反応を円滑に進行させる温度であればいずれでも構わないが、一般式(5)で表される化合物と金属マグネシウムを反応させる際には0℃から溶媒が還流するまでの温度が好ましく、20℃から溶媒が還流するまでの温度が更に好ましい。続いてDMFと反応させる際には、−20℃から20℃までが好ましく、0℃から10℃までが更に好ましい。
一般式(2)で表される化合物は、例えば、一般式(6)
Figure 2017007981
(式中、R、A及びZは各々独立して一般式(3)におけるR、A及びZと同じ意味を表す。)
で表される化合物をクロロトリメチルシラン(TMSCl)及びピリジンと反応させることにより得る事が出来る。
使用する溶媒としては、反応を好適に進行させるものであればいずれでも構わないが、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族系溶媒、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン系溶媒が好ましく、ベンゼン、トルエン又はジクロロメタンが好ましい。これらの溶媒は必要応じて混合して使用しても良い。
反応温度としては、反応を円滑に進行させる温度であればいずれでも構わないが、室温から反応溶媒が還流するまでの温度が好ましい。
続いて、一般式(1)で表される化合物を酸触媒存在下、一般式(2)で表される化合物を反応させる事で、化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する一般式(3)で表される化合物を得る事が出来る。
使用する溶媒としては、反応を好適に進行させるものであればいずれでも構わないが、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒、THF、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒が好ましく、ジクロロメタン、クロロホルム、THF又はトルエンが更に好ましい。これらの溶媒は必要に応じて混合して使用しても良い。
反応温度としては、反応を好適に進行させる温度であればいずれでも構わないが、−78℃から室温までが好ましい。より具体的には、下限温度は−78℃であることが好ましく、−55℃であることが好ましく、−40℃であることが好ましく、−10℃であることが好ましく、−5℃であることが好ましく、0℃であることが好ましい。上限温度は、30℃であることが好ましく、15度であることが好ましく、10℃であることが好ましく、0℃であることが好ましく、−40℃であることが好ましい。反応温度を段階的に上げていく、あるいは段階的に下げていくように、反応温度を変化させてもよい。
使用する酸触媒としては、ルイス酸を用いることが好ましい。ルイス酸の中でも、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル、トリフルオロメタンスルホン酸トリエチルシリル、又は三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体等が好ましく、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルが更に好ましい。
酸触媒の添加量は、反応を好適に進行させる添加量であればいずれでもかまわないが、前記化合物中に−CFO−を有するアルデヒド及び1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物を含む反応溶液に対して、上限値は40質量%であることが好ましく、30質量%であることが好ましく、20質量%であることが好ましく、10質量%であることが好ましく、8質量%であることが好ましく、5質量%であることが好ましく、4質量%であることが好ましく、3質量%であることが好ましい。下限値は0.1質量%であることが好ましく、0.5質量%であることが好ましく、1質量%であることが好ましく、2質量%であることが好ましく、3質量%であることが好ましい。
酸触媒の種類、その添加量、反応温度等の条件を調整することにより、反応を最後まで好適に進行させることができる。また、目的とする一般式(3)で表される化合物以外の化合物が副生成物として得られることを抑制することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、相転移温度の測定は温度調節ステージを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を併用して行った。
以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。
n−iはネマチック相−等方相の転移温度を表す。
化合物記載に下記の略号を使用する。
THF:テトラヒドロフラン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
TMSOTf:トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル
Pr:n−プロピル基
(参考例1)3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒドの製造
Figure 2017007981
(1) 窒素雰囲気下、4−ブロモ−2,6−ジフルオロ安息香酸(82.5g)、1,3−プロパンジチオール(41.4g)及びトリフルオロメタンスルホン酸(150g)を混合し、120℃にて30分間撹拌した。40℃まで冷却し、t−ブチルメチルエーテル(300mL)を加え、氷冷下にて更に1時間撹拌した。析出物を濾過する事で、粗製2−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)−1,3−ジチニアリウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩(112.7g)を得た。
(2) 窒素雰囲気下、5,6,7−トリフルオロ−2−ナフトール(97.2g、特開2004−91361号公報に記載の方法にて合成した)、トリエチルアミン(54.6g)をジクロロメタン(560mL)に溶解させ、−67℃に冷却した。冷却下、(1−1)にて得られた2−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)−1,3−ジチニアリウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩(112.7g)をジクロロメタン(560mL)に溶解させた溶液をゆっくりと加えた。続いて、トリエチルアミン・三フッ化水素塩(197.8g)をゆっくりと加えた後、臭素(205.8g)をゆっくりと加え、10℃までゆっくりと昇温させた。反応液を水酸化ナトリウム(200g)及び炭酸水素ナトリウム(100g)を水(1L)に溶解させた溶液に加え、30分間撹拌した。分液し、得られた有機層を水(1L)及び飽和食塩水(1L)で洗浄し、硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。有機溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した後、メタノールから再結晶する事で5,6,7−トリフルオロ−2−[(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)ジフルオロメトキシ]ナフタレン(83.4g)を得た。
(3) 窒素雰囲気下、(1−2)で得られた5,6,7−トリフルオロ−2−[(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)ジフルオロメトキシ]ナフタレン(26.3g)をTHF(130mL)に溶解させた溶液を氷冷し、ゆっくりと1mol/L イソプロピルマグネシウムクロリド・塩化リチウム/THF溶液(78mL)を加えた。氷冷下更に30分間撹拌した後、DMF(6.6g)をTHF(25mL)に溶解させた溶液をゆっくりと加えた。室温にて2時間撹拌した後、氷冷下10%塩酸(100mL)をゆっくりと加えた。トルエン(50mL)を加えて分液し、有機層を水(200mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)及び飽和食塩水(200mL)にて洗浄した。無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した後、有機溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製する事で、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド(20.0g)を得た。
(参考例2)2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテルの製造
Figure 2017007981
窒素雰囲気にし、2-プロピル-1,3-プロパンジオール48.9gとピリジン73.7g、テトラヒドロフラン250ml を順に加え、0℃に冷却した。この溶液にトリメチルシリルクロライド101.2gを5分間かけて滴下した。この溶液を室温に昇温して10分間撹拌した。別に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液500mlとヘキサン200mlを秤り取り、0℃に冷却した。この溶液に反応溶液を加えた後、水層を除去した。有機層を乾燥後、減圧濃縮して得られた油状物106.5gを減圧蒸留により精製すると、2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテル100.6gが無色油状物として得られた。
(実施例1)トランス−2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(1c−2)の製造
Figure 2017007981
窒素雰囲気にし、2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテル16.7gと3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド4.7g、トルエン60mlを順に加え、-20℃に冷却した。この溶液にTMSOTf449mgのトルエン8ml溶液を加えて調製した溶液(調整溶液)を、-20℃で90分間撹拌した。TMSOTfの添加量は、調製溶液に対して3%とした。また、トルエンの添加量は、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド、2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテル及びTMSOTfの総量に対して3倍である。反応混合物を室温にし、ピリジン3mlと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液200mlを加えた後、水層をヘキサン−トルエン(1/1, 100ml×3)で抽出した。有機層をまとめて飽和塩化ナトリウム水溶液(150ml)で洗浄し、乾燥した。有機溶媒を減圧留去して濃縮した残渣を、ガスクロマトグラフィー(機器の品番:GC−2014)を用いて分析したところ、シス体及びトランス体の比率は、(シス体):(トランス体)=40:60であった。減圧濃縮して得られた油状物35.1gをヘキサン−トルエン(3/1, 36ml)に溶解した後、カラムクロマトグラフィー[シリカ(63g), ヘキサン−トルエン(3/1, 400ml)]にて精製すると、トランス−2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン29.8gが無色結晶として得られた。
得られた化合物を、ガスクロマトグラフィーを用いて分析した。得られた化合物のシス体及びトランス体の比率は、(シス体):(トランス体)=0.8:99.2であった。用いた3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒドに対して、得られた化合物(トランス−2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン)の精製前の収率は96%であった。また、精製後の収率は26%であった。
MS m/z:488[M
相転移温度(℃):Cr 76 (N 61) Iso
HNMR(CDCl、TMS内部標準)δ(ppm)=8.03(1H,d,J=9.2Hz),7.65(1H,s),7.47−7.34(2H,m),7.13(2H,d,J=10Hz),5.36(1H,s),4.23(2H,dd,J1=4.4Hz,J2=11.6Hz),3.52(2H,J=11.2Hz),2.18−2.09(1H,m),1.37−1.31(2H,m),1.12−1.06(2H,m),0.93(3H,t,J=8.0Hz)
(実施例2)
実施例1において、調製溶液を−78℃で3時間撹拌し、その後、室温で1時間撹拌した以外は実施例1と同様にして、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(10.0g)を得た。なお、−78℃での撹拌では、反応は進行しなかった。
得られた化合物を、実施例1同様にガスクロマトグラフィーにより分析した。シス体及びトランス体の比率は、(シス体):(トランス体)=34:66であった。
(実施例3)
実施例1において、溶媒としてトルエンに代えてクロロホルム(CHCl)を用い、また、TMSOTfの添加量を調整溶液に対して1%とした調製溶液を−78℃で90分間撹拌し、その後、室温で1時間撹拌した以外は実施例1と同様にして、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(10.0g)を得た。なお、−78℃での撹拌では、反応は遅かった。
得られた化合物を、実施例1と同様にガスクロマトグラフィーにより分析した。シス体及びトランス体の比率は、(シス体):(トランス体)=27:73であった。
(実施例4)
実施例1において、溶媒としてトルエンに代えてジクロロメタン(CHCl)を用い、また、TMSOTfの添加量を調整溶液に対して1%とし、更に調製溶液中のジクロロメタンの添加量を、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド、2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテル及びTMSOTfの総量に対して30倍とした調製溶液を、0℃で3時間撹拌した以外は実施例1と同様にして、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(5.1g)を得た。
得られた化合物を、実施例1と同様にガスクロマトグラフィーにより分析した。シス体及びトランス体の比率は、(シス体):(トランス体)=36:64であった。
(実施例5)
実施例4において、TMSOTfの添加量を調整溶液に対して9%とした調製溶液を、0℃で2時間半撹拌した以外は実施例1と同様にして、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(6.6g)を得た。
得られた化合物を、実施例1と同様にガスクロマトグラフィーにより分析した。シス体及びトランス体の比率は、(シス体):(トランス体)=26:74であった。
(実施例6)
実施例4において、TMSOTfの添加量を調整溶液に対して7%とし、また、調製溶液中のジクロロメタンの添加量を、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド、2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテル及びTMSOTfの総量に対して3倍とした調製溶液を、−78℃で撹拌し、続いて−55℃、−40℃、−5℃と順次温度を上げていって計7時間撹拌した以外は実施例4と同様にして、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(9.5g)を得た。
得られた化合物を、実施例1と同様にガスクロマトグラフィーにより分析した。シス体、トランス体、及び副生成物の比率は、(シス体):(トランス体):(副生成物)=41:58:1であった。
(実施例7)
実施例6において、TMSOTfの添加量を調整溶液に対して8%とした調製溶液を、0℃で70分撹拌した以外は実施例6と同様にして、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(10.4g)を得た。
得られた化合物を、実施例1と同様にガスクロマトグラフィーにより分析した。シス体、トランス体、及び副生成物の比率は、(シス体):(トランス体):(副生成物)=21:78.7:0.3であった。
(実施例8)
実施例1において、TMSOTfに代えて、TESOTf(トリフルオロメタンスルホン酸トリエチルシリル)を添加した以外は実施例1と同様にして、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(19.7g)を得た。
得られた化合物を、実施例1と同様にガスクロマトグラフィーにより分析した。シス体及びトランス体の比率は、(シス体):(トランス体)=0.5:99.5であった。
(比較例1)トランス−2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(1c−2)の製造
Figure 2017007981
参考例に記載の方法と同様にして、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒドを得た。
窒素雰囲気下、2−プロピル−1,3プロパンジオール(10.0g)、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド(32.9g)及びp−トルエンスルホン酸・一水和物(PTSA、1.6g)をトルエン(100mL)に溶解させ、還流させた。生成した水をディーンスターク装置を用いて除去しながら、30分間撹拌した後、室温まで放冷した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加えて分液し、有機層を飽和炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及び飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。有機溶媒を減圧留去し、2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(0.4g)を得た。原料となる3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒドに対して、得られた化合物の収率は1%であった。
(比較例2)トランス−2−[3,5−ジフルオロ(4−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメチル)フェニル]−5−プロピル−1,3−ジオキサン(1c−2)の製造
Figure 2017007981
参考例に記載の方法と同様にして、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド、及び2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテルを得た。
窒素雰囲気下、3,5−ジフルオロ−4−[(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−オキシ)ジフルオロメタン]ベンズアルデヒド(8.0g)、2−プロピル−1,3プロパンビスシリルエーテル(5.4g)及びN−ブロモスクシンイミド(NBS)(0.2g)をジクロロメタン(25mL)に溶解させて反応溶液を作製し、室温で3時間撹拌したが、反応は進まず、反応物を得られなかった。
実施例1と比較例1を比較することにより、比較例1のアルデヒドと1,3−ジオールからジオキサン骨格を形成する方法では、原料となるアルデヒドに対して1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を1%の収率でしか得られなかったが、実施例1では、1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を96%の収率で得ることができた。
また、実施例1と比較例2を比較することにより、触媒としてNBSを用いた比較例2は反応が進まなかったが、酸触媒を用いた実施例1は、反応が進行し、反応後のアルデヒドは全て消失すると共に、1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物を96%の収率で得ることができた。

Claims (9)

  1. 酸触媒の存在下に、化合物中に−CFO−を有するアルデヒドと1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物とを反応させる、化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物の製造方法。
  2. 化合物中に−CFO−を有するアルデヒドが、下記一般式(1)で表される化合物である請求項1記載の製造方法。
    Figure 2017007981
    (式中、A、A、A及びAは各々独立して
    (a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
    (b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    (c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    からなる群より選ばれる基であり、
    は水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、及び炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−CO−、−CFO−又は−OCF−に置き換えられても良く、該アルキル基又はアルケニル基中の1つ又は2つ以上の水素原子は任意にハロゲン原子によって置換されていても良く、
    及びZは各々独立して−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
    m及びnは各々独立して0〜2を表すが、m+nは0〜2を表し、m及び/又はnが2を表す場合は、複数存在するA、Z、A及びZは同一であっても異なっていても良い。)
  3. 化合物中に1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物が、下記一般式(2)で表される化合物である請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
    Figure 2017007981
    (式中、R、R、R、R、R及びRは各々独立して分岐していても良い水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を表し、
    は水素原子、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−CO−、−CFO−又は−OCF−により置き換えられても良く、

    (a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
    (b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    (c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    からなる群より選ばれる基であり、
    は−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
    pは0〜2を表すが、pが2を表す場合は、複数存在するA及びZは同一であっても異なっていても良い。)
  4. 化合物中に1,3−ジオキサン及び−CFO−を有する化合物が、下記一般式(3)で表される化合物である請求項1から3いずれか一項に記載の製造方法。
    Figure 2017007981
    (式中、A、A、A、A、A、Z、Z、Z及びBは、前記一般式(1)及び一般式(2)におけるA、A、A、A、A、Z、Z、Z及びBと同じ意味を表し、m、n及びpは各々独立して0〜2を表すが、m+n+pは0〜2を表す。)
  5. 酸触媒がルイス酸である請求項1から4いずれか一項に記載の化合物の製造方法。
  6. ルイス酸がトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル、トリフルオロメタンスルホン酸トリエチルシリル又は三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体である請求項5記載の化合物の製造方法。
  7. 酸触媒を、前記化合物中に−CFO−を有するアルデヒド及び1,3−ビスシリルエーテル構造を有する化合物を含む反応溶液に対して1〜10質量%含有する請求項1から6いずれか一項に記載の化合物の製造方法。
  8. 前記反応温度が、−78℃から30℃の範囲である請求項1から7いずれか一項に記載の化合物の製造方法。
  9. 一般式(1b)
    Figure 2017007981
    (式中、A、A、Aは各々独立して
    (a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
    (b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    (c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    からなる群より選ばれる基であり、
    LC21はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、−CF、−OCHF、−OCHF又は−OCFを表し、
    LC21、XLC22及びXLC23は各々独立してフッ素原子、塩素原子又は水素原子を表し、
    及びZは−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
    m及びnは各々独立して0〜2を表すが、m及びnが2を表す場合は、複数存在するA、Z、A、Zは同一であっても異なっていても良い。)
    で表される化合物。
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