JP2017007681A - 容器とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体を入れる容器であり、容器の底部に保護ユニットが埋め込まれ、保護ユニットの内部に非接触記録媒体が保持されている容器を用いる。また、非接触記録媒体を、位置規制部を有する保護ユニットに入れ込み、保護ユニットを金型に固定し、金型に樹脂またはガラスを流しこみ、保護ユニットを含む容器を作製する容器の製造方法であり、非接触記録媒体の下面に位置し、その一部が前記容器から露出している容器の製造方法を用いる。
【選択図】図1
Description
この発明の課題は、非接触記録媒体11を有する容器132であるが、繰り返しの使用できる容器を提供する。
また、容器と、容器の外面に保持され、非接触記録媒体を有する保護ユニットと、保護ユニットを支える支え部と、を含み、支え部は、容器と一体成形されている容器を用いる。
さらに、非接触記録媒体を、保護ユニットに入れ込む組立工程と、保護ユニットを金型に固定するセット工程と、金型に樹脂またはガラスを流しこみ、保護ユニットを含む容器を作製する成形工程と、を含む容器の製造方法であり、非接触記録媒体は、その一部が容器から露出している容器の製造方法を用いる。
また、容器に対して、非接触記録媒体が、一定の位置、姿勢で保持される。このことで、非接触記録媒体のデータに関して、読み書きがミスなくされる。
実施の形態1の容器32の斜視図を、図1(a)に示す。非接触記録媒体を内部に含む保護ユニット30が、容器32の底に埋め込まれている。図1(b)は、保護ユニット30が位置する、容器本体36の底部の断面図である。
保護ユニット30は、蓋10と、保持部12と、非接触記録媒体11とを含む。さらに、蓋10には、保持部12と組み合わされる突起23がある。
保護ユニット30は、非接触記録媒体11を保護するための樹脂の容器である。蓋10と保持部12とが組み合わされ、箱のように、内部に非接触記録媒体11を保持し、保護する。
凹部は、保護ユニット30の下部の中央に位置する。
図2(a)〜図2(e)で、それぞれの部材を示す。
図2(b)は、非接触記録媒体11である、RFIDなど、非接触で、データの書き込みができ、データを読み出しできる。後で示すが、データを送信、受信するアンテナを付属させてもよい。
<製法>
(1) 図2(a)〜図2(e)で示した保護ユニット30の蓋10、保持部12は、別途、樹脂成形で形成される。その中に非接触記録媒体11を入れこみ、保護ユニット30が完成する(図2(e))。
図3(a)は、容器32を成形する金型の断面図である。金型41には、保護ユニット30の突起13を入れ込む凹部がある。保護ユニット30は、その位置を正確に規制される。成形樹脂が流れこんでも、保護ユニット30の位置は変化しない。なお、ガラス製容器を作製する場合では、溶融したガラスを流し込む。
図3(c)は、図3(b)の容器32の下部の突起13を除外した容器である。
図4(a)は、容器32を読み取り器50(リーダー)に置かれている断面図である。容器32は、読み取り器50の上に単に置かれるだけである。読み取り器50は、容器32の底の非接触記録媒体11のデータを読み取ることができる。同様に、書き込み器により、データを書き込むこともできる。
なお、非接触記録媒体11にデータを書き込む場合も同様に、書き込み器に対して容器32を一定の場所に位置させることができる。
非接触記録媒体11は、保護ユニット30の一定位置に、規定された状態で保持される。この結果、保護ユニット30内の非接触記録媒体11が、正確な位置に、定められた姿勢で保持される。非接触記録媒体11のデータの読み込み、書き込みがミスなくできる。また、非接触記録媒体11は外部から遮断され、長期間安定である。
なお、以下の例でアンテナを付属させる場合には、保護ユニット30の位置は大きく緩和される。
図5(a)、図5(b)に実施の形態2の容器の断面図を示す。実施の形態1との差異は、容器32の底に凹部があり、その凹部に保護ユニット30が配置されている。記載しない事項は実施の形態1と同様である。
製法としては、図3(a)で、この形状に応じた金型を用いればよい。記載しない事項は他の実施の形態と同様である。
なお、保護ユニット30は、容器32の底でなく、容器の別の場所でもよい。
(実施の形態3)
図6(a)に実施の形態3の容器の斜視図を示す。実施の形態1との差異は、保護ユニット30とその配置場所である。保護ユニット30を、図6(b)の断面図に示す。図6(c)は、保護ユニット30を容器32とともに成形した直後の保護ユニット30の部分の断面である。最終は、図6(d)に示すように、突起13はなくなる。
保護ユニット30は、実施の形態1と異なり、非接触記録媒体11を、樹脂フィルムで上下から覆ったものである。2枚のシートで非接触記録媒体11を上下から挟んでつつんでもよい。薄型で曲がる。そのため、容器32の側面などへも入れ込むことができる。非接触記録媒体11の周囲には、データ通信用のアンテナ回路を設けることができる。データの読み出し、書き込みが容易になる。
なお、突起13と非接触記録媒体11とは、別途、位置合わせされている。
効果は、実施の形態1の効果に加えて、非接触記録媒体11ヶ薄いので、容器32のいろいろな場所に非接触記録媒体11を配置できる。非接触記録媒体11の配置の自由度が増える。
図7(a)〜図7(f)にて、実施の形態4を説明する。図7(a)〜図7(c)は、実施の形態1の保護ユニット30と金型41、容器32との関係を説明する断面図である。金型41は、容器32の下面の部分のみ表示している。
保護ユニット30が、金型41にセットされ、樹脂などが金型41にそそがれ、容器32が形成される。突起13を除去し、完成する。
突起13と、その突起13が固定される金型41の凹部との関係で上記が実施できる。
製法としては、実施の形態1と同様である。記載しない事項は他の実施の形態と同様である。
(実施の形態5)
図8(a)〜図8(e)で実施の形態5の容器32を説明する。
図8(a)は、容器32の平面図である。
図8(b)、図8(d)は、容器32の側面図である。
図8(c)は、図8(b)の保護ユニット30の側面図である。図8(e)は、図8(d)の保護ユニット30の平面図である。
容器32は、テスト対象物や試験片などを保持できる四角柱状の凹部82を有する。凹部82は、側枠83で囲まれている。側枠83の外周には、ガード84がある。また、側枠83の1面には、保護ユニット30がある。
この例では2つの保護ユニット30がある。少なくとも1つあればよい。IC部30aとアンテナ部30bとを含む。IC部30aには、非接触記録媒体11があり、アンテナ部30bには、アンテナ85がある。
円柱状の保護ユニット30(図8(b))は、内部のアンテナ85が円柱状体の側面に巻かれて形成されている(図8(c))。アンテナ85の長さを長くできる。通信距離が長くできる。
上記と同様に、金型41に、保護ユニット30を配置し、容器32に相当する材料を金型41に導入し容器32を形成する。支え部81、側枠83、ガード84も同時に樹脂形成される。
この例により、保護ユニット30のアンテナ85の部分の自由度を確保できる。非接触記録媒体11と読み取り器50、書き込み器との距離が離れているも、通信できる。また、上記同様、保護ユニット30は、容器32から取り外せないので、容器32の内容物と非接触記録媒体11のデータとは1対1の関係が確保できる。
図9(a)〜図9(d)で実施の形態6の容器32を説明する。
図9(a)は、容器32の突起13を除去する前の平面図である。
図9(b)は、容器32の突起13を除去する前の正面図である。
図9(c)は、容器32の突起13を除去する前の分解側面図である。
図9(d)は、容器32の断面図である。
図9(e)は、容器32の平面図である。
図9(f)は、容器32の正面図である。
図9(g)は、容器32の断面図である。
記載しない事項は他の実施の形態と同様である。
実施の形態は組み合わせることができる。
突起13は、棒状のものに限られない。また、突起13は、1つ、2つに限られず、多くともよい。
11 非接触記録媒体
12 保持部
13 突起
21 凹部
22 凹部
23 突起
30 保護ユニット
30a IC部
30b アンテナ部
31 蓋
32 容器
35 蓋
36 容器本体
41 金型
50 読み取り器
81 支え部
82 凹部
83 側枠
84 ガード
85 アンテナ
86 端子
131 蓋
132 容器
136 容器本体
Claims (12)
- 前記容器に保護ユニットが埋め込まれ、
前記保護ユニットの少なくとも1部が前記容器の外面に露出され、
前記保護ユニットの内部に非接触記録媒体が保持されている容器。 - 容器と、
前記容器の外面に保持され、非接触記録媒体を有する保護ユニットと、
前記保護ユニットを支える支え部と、を含み、
前記支え部は、前記容器と一体成形されている容器。 - 前記容器の外面の前記保護ユニットの両端部に位置するガードがさらにある
請求項2記載の容器。 - 前記保護ユニットは、前記容器の底面の外面、または、前記容器の側面の外面に配置されている請求項1記載の容器。
- 前記容器は、容器本体と蓋とを含み、
前記保護ユニットは、前記容器本体と前記蓋との連結部分に位置する請求項1記載の容器。 - 前記容器は、1層の構造からなる請求項1から5のいずれか1項に記載の容器。
- 前記保護ユニットは、蓋部と、前記蓋部と組み合わされる保持部とからなり、前記保持部は、前記非接触記録媒体を位置規制し保持する請求項1〜6のいずれか1項に記載の容器。
- 前記保護ユニットは、前記非接触記録媒体を樹脂シートにより覆ったものであり、
前記非接触記録媒体は位置規制され、保持される請求項1〜6のいずれか1項に記載の容器。 - 前記保護ユニットは、外面に突起を有し、前記突起の一部が、前記容器外部へ露出する請求項1〜8のいずれか1項に記載の容器。
- 非接触記録媒体を、保護ユニットに入れ込む組立工程と、
前記保護ユニットを金型に固定するセット工程と、
前記金型に樹脂またはガラスを流しこみ、前記保護ユニットを含む容器を作製する成形工程と、を含む容器の製造方法であり、
前記非接触記録媒体は、その一部が前記容器から露出している容器の製造方法。 - 前記セット工程では、前記保護ユニットには、前記金型に位置合わせされる突起がある請求項10記載の容器の製造方法。
- 前記成形工程の後、前記突起の少なくとも1部を削除する削除工程を、さらに有する請求項10または11記載の容器の製造方法。
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