JP2005339013A - Rfidタグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 既存の設備で対応することができ、外観からその種別等を識別することができるRFIDタグを提供する。
【解決手段】 アンテナ2と、このアンテナ2に接続されたICチップ3とが少なくともシート部材1上に設けられてなるRFIDタグ10であって、シート部材1上の、アンテナ2およびICチップ3の設けられた部位以外の部位に、貫通孔部4を形成することにより、種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部のリーダ・ライタと非接触でデータの授受を行うRFID(Radio Frequency Identification)タグに関するものである。
近年、商品や荷物等の物品に取り付けて物品の識別ならびに管理を行なうタグとして、外部のリーダ・ライタと非接触で電波通信により各種データの書き込みおよび読み取りを行なうRFIDタグが多用されている。
その一つとして、磁気テープカートリッジ等の製品においては、RFIDタグを搭載した製品が主流となりつつあり、このような製品では、磁気テープカートリッジに記録されているデータの磁気テープ上の位置情報や、その他、生産管理情報などをRFIDタグを利用して書き込み・読み出しすることが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
このようなRFIDタグは、前記のような情報を記憶しておくためのICチップと電波の送受信を行うためのアンテナとが、小さく薄いプラスチックフイルム等のシート部材上に設けられることで構成されている。
特開2003−297040号公報(段落0021〜0024、図1、図3)
前記した従来のRFIDタグでは、一般的に、同一の規格で形成されたものが用いられているが、その利便性から、将来、多種多様のRFIDタグ、例えば、同一規格であっても、使用されるICチップが異なるもの等が取り扱われることが予想される。しかしながら、前記従来のRFIDタグでは、外観がほぼ同一であるため、例えば、システム毎に異なる要素を保持するRFIDタグを外観から識別することは不可能に近いという問題を有していた。
一般的に、RFIDタグは、リーダ・ライタを用いることにより識別を行うことが可能ではある。しかしながら、このようなリーダ・ライタを用いてRFIDタグをいちいち判別していたのでは、煩雑極まりない。
そこで、これに代わる手法が考えられるところであるが、その手法としては、RFIDタグに、種類を判別したりするためのスタンプを押したりするものや、アンテナのパターンを変えて形成したりするもの、あるいは、アンテナパターンをエッチングする際に、文字や記号等をエッチングして記録したりするものが挙げられている。
しかしながら、このような手法では、スタンプを押す手間が増えたり、アンテナパターンの共有化を図れなかったり、既存の設備では対応することができない等の問題を生じてしまうため、採用には至っていない。
本発明の課題は、既存の設備で対応することができ、外観からその種別等を識別することができるRFIDタグを提供することを課題とする。
前記課題を解決した本発明に係るRFIDタグは、アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられてなるRFIDタグであって、前記シート部材上の、前記アンテナおよび前記ICチップの設けられた部位以外の部位に、貫通孔部を形成し、この貫通孔部を種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とする。
本発明によれば、シート部材上の、アンテナおよびICチップの設けられた部位以外の部位に、貫通孔部を形成することにより、これを種別特定用の視認マークとして表示したので、この視認マークを目視することにより、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグを特定することができるようになる。
また、貫通孔部の形成は、一般的に既存の工程に存在している打抜き工程等を用いることにより形成することができるので、新たな形成工程が増えることがなく、既存の設備をそのまま利用することができる。また、文字や記号等をエッチングする必要がなく、アンテナにも手を加えることがないので、アンテナパターンの共有化を図ることもできる。
なお、貫通孔部の形状は、例えば、目視し易い、丸形状、四角形状、三角形状、星形形状等、またはこれらを組み合わせることにより、種々の形状を採用し得る。また、シート部材上における貫通孔部の形成位置から種別を特定することも可能である。
前記シート部材は、前記アンテナがコイル状を呈することで前記アンテナの中央部分に非形成領域を有しており、前記視認マークは、前記シート部材の前記非形成領域に設けられてなる構成とするのがよい。
このような構成とすることにより、シート部材上のデッドスペースを有効に利用して、視認マークを形成することができ、無駄のないRFIDタグが得られる。
また、前記視認マークは、前記シート部材が取り付けられる部位に設けられた突出部が、貫通可能に形成されてなる構成とするのがよい。
このような構成とすることにより、RFIDタグを、製品等におけるシート部材が取り付けられる部位に取り付ける際に、視認マークを形成している貫通孔部に、製品側に設けられた突出部を貫通させることができ、RFIDタグの確実な取り付けを実現することができる。
しかも、視認マークの形状と製品側に設けられた突出部との形状が一致しない場合には、被取付部に対してRFIDタグを装着することができなくなるので、異なる種類のRFIDタグを製品に装着してしまうという誤組みを防止することができるようになる。
したがって、所定の種類のRFIDタグが所定の製品に対して取り付けられるようになり、異なるRFIDタグが装着されることによって生じる不良製品の生産を確実に防止することができる。
さらに、本発明は、アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられ、前記ICチップが樹脂製保護膜により被覆されてなるRFIDタグであって、前記樹脂製保護膜を種別ごとに異なる色彩を用いて形成することにより、前記樹脂製保護膜を種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とする。
このようなRFIDタグによれば、樹脂製保護膜が種別ごとに異なる色彩を用いて形成されることにより、種別特定用の視認マークとして表示されるので、この視認マークとなる樹脂製保護膜を目視することにより、そこに付されている色彩によって、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグを特定することができるようになる。
また、樹脂製保護膜は、一般的に半透明の樹脂を用いて形成されるので、色彩を変更する作業は、比較的簡単に行われる。したがって、新たな形成工程が増えることがなく、既存の設備をそのまま利用してRFIDタグを形成することができる。
さらに、本発明は、アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられ、前記ICチップが樹脂製保護膜により被覆されてなるRFIDタグであって、前記樹脂製保護膜を種別ごとに異なる形状に形成することにより、前記樹脂製保護膜を種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とする。
このようなRFIDタグによれば、樹脂製保護膜が種別ごとに異なる形状に形成されることにより、種別特定用の視認マークとして表示されるので、この視認マークとなる樹脂製保護膜を目視することにより、その形状を確認することによって、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグを特定することができるようになる。
また、本発明は、アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられてなるRFIDタグであって、前記シート部材、前記アンテナ、前記ICチップの少なくとも1つを種別ごとに異なる色彩を用いて形成することにより、前記シート部材、前記アンテナ、前記ICチップの少なくとも1つを、種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とする。
このようなRFIDタグによれば、シート部材、アンテナ、ICチップの少なくとも1つが種別ごとに異なる色彩を用いて形成されることで、種別特定用の視認マークとして表示されるので、これらの色彩を目視することにより、そこに付されている色彩によって、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグを特定することができるようになる。
ここで、シート部材、アンテナ、ICチップの全てを同一の色彩を用いて形成した場合には、目視したときのインパクトが強いRFIDタグとすることができ、誤組み等がより一層確実に防止されるようになる。
また、本発明は、アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられてなるRFIDタグであって、前記シート部材上の、前記アンテナおよび前記ICチップの設けられた部位以外の部位に、前記シート部材と高さの異なる非平坦部(凸部や凹部、あるいは凹凸部)を形成し、この非平坦部を種別特定用の視認マークとしたことを特徴とする。
このようなRFIDタグによれば、シート部材上の、アンテナおよびICチップの設けられた部位以外の部位に、シート部材と高さの異なる非平坦部を形成することにより、これを種別特定用の視認マークとしたので、この視認マークを目視することにより、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。また、指で触れることによって非平坦部の凹凸等を区別することにより、RFIDタグの種別を識別することも可能である。
したがって、外観(さらには指で触ったときの感触)からRFIDタグを特定することができるようになる。
さらに、前記視認マークは、前記シート部材を打ち抜き加工する際に同時に形成されてなる構成とするのがよい。
このような構成とすることにより、シート部材を打ち抜き加工する際に視認マークが同時に形成されるので、効率よく視認マークを形成することができるとともに、新たな形成工程が増えることがなく、既存の設備を有効に利用してRFIDタグを形成することができる。
本発明によれば、既存の設備で対応することができ、外観からその種別等を識別することができるRFIDタグが得られる。
以下、本発明に係るRFIDタグの実施の形態について適宜図面を参照しつつ詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の一実施の形態に係るRFIDタグを示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図である。
RFIDタグ10は、シート部材1の一方の面(裏面)1aに設けられたアンテナ2(図1(c)参照)と、シート部材1の他方の面(表面)1bに設けられ、アンテナ2に接続されたICチップ3とを備え、アンテナ2の設けられる面とICチップ3の設けられる面とが別々の面とされた構成となっている。シート部材1としては、例えば、厚さ100〜500μm程度のポリイミドフイルム、エポキシ樹脂フイルム、PET(ポリエチレンテレフタレート)フイルム、塩化ビニールフイルム等を使用することができる。
アンテナ2は、シート部材1の裏面1aに銅箔を貼り付けることにより形成されており、図示しない外部のリーダ・ライタと非接触でデータの授受を行うものである。アンテナ2は、通信特性を考慮して、図1(c)に示すように、シート部材1の外周縁部1cに沿ってシート部材1の裏面1aの面積を有効に利用したかたちで、長円の渦巻き状(コイル状)に形状されている。シート部材1は、アンテナ2が、このようにコイル状を呈することでアンテナ2の中央部分に非形成領域2bを有しており、この非形成領域2bには、後記する貫通孔部4が形成されている。なお、コイルの巻数等は、図示しない受信側のアンテナの大きさや通信距離、通信周波数等によって決定される。
このようなアンテナ2は、銅(またはアルミニウム等)によるエッチング法、蒸着法、導電印刷法、転写法、シルクスクリーン印刷法等、種々の方法によって形成可能である。アンテナ2の両端部2a,2aは、シート部材1に貫通して設けられた図示しないスルーホールを通じて表面側のICチップ3に接続されている。
ICチップ3は、図1(b)に示すように、シート部材1の表面1bの所定の位置に実装されており、本実施の形態では、シート部材1の片側に寄った位置で前記スルーホールを介してアンテナ2の両端部2a,2a(図1(c)参照)に接続されている。ICチップ3のシート部材1への実装は、はんだや異方性導電性接着剤、導電性樹脂等を用いて行なうことができる。ICチップ3は、データの送受信を行なう図示しない通信回路と、このデータを格納する図示しないメモリとを有しており、全体が樹脂製保護膜(UV硬化樹脂等)Jで覆われて保護されている。
シート部材1の中央部分(アンテナ2およびICチップ3の設けられた部位以外の部位)には、前記したように、アンテナ2の非形成領域2bが形成されており、この部分に、3つの貫通孔部4が等間隔でシート部材1を貫通した状態に形成されている。この貫通孔部4は、比較的大きな円形状を呈し容易に目視することが可能となっており、RFIDタグ10の種別特定用の視認マークMとして機能する。すなわち、本実施の形態のように、丸形の貫通孔部4が3つ等間隔に形成されていれば、これに相当するある種のシステムを備えたICチップ3が実装されているRFIDタグ10であることを識別することができる。なお、貫通孔部4は、等間隔に形成されるものの他、一方の側、例えば、ICチップ3側に片寄って形成されるものや間隔を異ならせて形成されるもの等、様々なバリエーションで形成することができる。この場合、それぞれの形成パターンに対応して、種別特定をすることができるように、形成パターンとRFIDタグ10のシステム等を予め関連付けておくことにより、形成パターンを目視することで、RFIDタグ10の種別を容易に識別することができる。
図2(a)〜(c)は、RFIDタグに形成した貫通孔部の変形例を示しており、前記した円形の貫通孔部4(図1(b)(c)参照)に代えて異なる形状の貫通孔部5〜7を採用している。図2(a)では、星形の貫通孔部5を用いており、また、図2(b)では、三角形の貫通孔部6を用いており、さらに、図2(c)では、丸形と三角形と星形とを組み合わせた貫通孔部7を用いている。このような変形例においても、形成パターンに対応して、種別特定をすることができるように、形成パターンとRFIDタグ10のシステム等を予め関連付けておくことにより、形成パターンを目視することで、RFIDタグ10の種別を容易に識別することができる。
なお、貫通孔部4の形状は、種々の形状を採用し得る。また、シート部材1上における貫通孔部4の形成位置から、種別を特定するようにしてもよい。
次に、本実施の形態によるRFIDタグ10の形成方法を説明する。本実施の形態では、長尺状のシート部材1に複数のRFIDタグ10を形成して、これを打ち抜くことによりRFIDタグ10を形成する方法について説明する。はじめに、図1(c)に示すように、シート部材1の裏面1aに、例えば、銀ペーストでパターン印刷(シルクスクリーン印刷法)によりアンテナ2を形成する。なお、導電性インキは、銀ペーストの他にも、銅粉やカーボンフィラーを含んだペースト等を使用することもできる。
その後、図1(b)に示すように、シート部材1の表面1bのICチップ3の実装位置に、パターン印刷により、図示しない実装部を形成するとともに、図示しないスルーホールを形成する。その後、異方性導電性接着剤を用いて、ICチップ3を実装部へ接着し、前記スルーホールを介してアンテナ2の両端部2a,2aをICチップ3に接続する。
そして、ICチップ3の全体を樹脂製保護膜(UV硬化樹脂)J等で覆い、ICチップ3を保護する。このようにして、長尺状のシート部材1に複数のRFIDタグ10が形成される。なお、アンテナ2の形成される裏面1aには、適宜、レジストリ層を設けてもよい。
次に、シート部材1からRFIDタグ10の打ち抜き加工を行う。打ち抜き加工を行うための図示しない打抜装置には、前記RFIDタグ10の貫通孔部4に対応する位置に、貫通孔部4を形成するための図示しないダイスが設けられており、これにより、RFIDタグ10が打ち抜かれる際に、同時に、貫通孔部4が形成されるようになっている。
図3は以上のようなRFIDタグ10が組み付けられる磁気テープカートリッジを示した分解斜視図、図4は図3のA−A拡大部分断面図である。
同図において、磁気テープカートリッジ20は、いわゆるLTO(Linear Tape-Open)規格に準拠しており、上ハーフ20Aと下ハーフ20Bとに分割構成されたカートリッジケース21の内部に、あらかじめ磁気テープMTが巻装された単一のリール22と、リール22の回転をロック状態に保つためのリールロック23および圧縮コイルばね24と、リール22のロック状態を解除するためのリリースパッド25と、下ハーフ20Bおよび上ハーフ20Aに跨ってカートリッジケース21の一側面に形成された磁気テープ引出口26を開閉するスライドドア26aと、スライドドア26aを磁気テープ引出口26の閉位置に付勢するねじりコイルばね27と、誤消去防止爪28と、磁気テープ引出口26の近傍に形設されたリーダピン格納部29とを含んで構成されている。
RFIDタグ10は、図3および図4に示すように、磁気テープカートリッジ20のコーナ部20aに設けられた取付部(シート部材1が取り付けられる部位)20b上に実装される(図4参照)。このRFIDタグ10には、少なくとも磁気テープMTの種類や記録容量等の管理情報が電気的に記憶されているほか、個別情報も書き込み可能となっている。
このようなRFIDタグ10は、図3に示したリーダ30により管理情報が読み取られ、さらに、リーダ・ライタ31との電波を用いた送受信によって非接触的に読み取りと書き込みとが行われるようになっている。
次に、RFIDタグ10の取付部20bへの取り付けを図5(a)〜(c)を参照して説明する。図5(a)に示すように、取付部20bの上面には、RFIDタグ10の3つの貫通孔部4に対応した位置に、3つの突出部20cが突設されている。この突出部20cは、RFIDタグ10の貫通孔部4を貫通することが可能な大きさに形成されている。これにより、RFIDタグ10は、その貫通孔部4に取付部20bの突出部20cを貫通させた状態で、取付部20bの上面に実装されるようになっている。
図5(b)は、取付部20bの変形例を示した斜視図であり、取付部20b’の端部に規制部20dが立設されている。
この規制部20dは、取付部20b’の上面にRFIDタグ10’が実装されたときに、RFIDタグ10’の端部10aにその側面が当接することで、異なるRFIDタグ(ここでは、RFIDタグ10)が間違って実装されないように規制する役割をなしている。すなわち、図5(b)に示した取付部20b’に対しては、突出部20c’に対応した位置に貫通孔部4’が形成されたRFIDタグ10’のみが実装可能であり、例えば、これに対して無理やりに前記RFIDタグ10を取り付けようとしても、図5(c)に示すように、規制部20dが邪魔になって、突出部20c’を貫通孔部4に貫通させることができない。したがって、取付部20b’に対してRFIDタグ10を取り付けることができず、これらによる誤組みが防止される。
以上説明した本発明のRFIDタグ10によれば、図1(c)に示すように、シート部材1の中央部分(アンテナ2の非形成領域2b)に、貫通孔部4を形成することにより、これを種別特定用の視認マークとして表示したので、この視認マークを目視することにより、どのような種別のRFIDタグ10であるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグ10を特定することができるようになる。
また、貫通孔部4の形成は、既存の工程にある打ち抜き工程等を用いることにより形成することができるので、新たな形成工程が増えることがなく、既存の設備をそのまま利用して行うことができる。また、貫通孔部4を視認マークとして利用することで、従来のように、文字や記号等をエッチングする必要がなく、また、アンテナ2にも手を加える必要がなくなるので、アンテナ2のパターンの共有化を図ることもできる。
また、アンテナ2は、その中央部分に非形成領域2bを有するコイル状を呈しており、視認マークは、アンテナ2の非形成領域2bに設けられてなるので、シート部材1上のデッドスペースを有効に利用して、視認マークを形成することができ、無駄のないRFIDタグ10が得られる。
さらに、視認マークは、シート部材1を打ち抜き加工する際に同時に形成されるので、効率よく視認マークを形成することができるとともに、新たな形成工程が増えることがなく、既存の設備を有効に利用してRFIDタグ10を形成することができる。
また、図5(a)(b)に示すように、視認マークとなる貫通孔部4を利用して、取付部20bにRFIDタグ10を取り付けることができるので、RFIDタグ10の確実な取り付けを実現することができる。
しかも、貫通孔部4の形状と取付部20b側に設けられた突出部20cとの形状が一致しない場合には、取付部20bに対してRFIDタグ10を装着することができなくなるので、図5(c)に示すように、異なる種類のRFIDタグ10を取付部20b’に装着してしまうという誤組みを防止することができる。
したがって、所定の種類のRFIDタグ10が所定の取付部20bに対して取り付けられるようになり、異なるRFIDタグが装着されることによって生じる不良製品の生産を確実に防止することができる。
以上、本発明に係るRFIDタグ10の一実施の形態について説明したが、本発明は前記した内容に限定されることはなく、種々変更してこれを用いることができる。
以下、本発明に係るRFIDタグ10の他の実施の形態について説明することとする。
参照する図面において、図6は本発明に係るRFIDタグの他の実施の形態を示す平面図である。
図6に示したRFIDタグ40では、ICチップ3を被覆する樹脂製保護膜Jを種別ごとに異なる色彩を用いて形成することにより、種別特定用の視認マークとして表示するようにした点が、前記実施の形態で説明したRFIDタグ10(図1各図参照)と異なっている。
このようなRFIDタグ40によれば、樹脂製保護膜Jが種別ごとに異なる色彩を用いて形成されることにより、種別特定用の視認マークとして表示されるので、この視認マークとなる樹脂製保護膜Jを目視することにより、そこに付されている色彩によって、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグ40の種別を特定することができるようになる。
また、樹脂製保護膜Jには、一般的に半透明の樹脂が用いられているので、色彩を変更する作業を比較的簡単に行うことができる。したがって、新たな形成工程が増えることがなく、既存の設備をそのまま利用してRFIDタグ40を形成することができる。
また、このようなRFIDタグ40において、樹脂製保護膜Jを種別ごとに異なる形状(不図示)に形成することにより、種別特定用の視認マークとして表示されるように構成してもよい。
このようなRFIDタグ40によれば、樹脂製保護膜Jが種別ごとに異なる形状に形成されることにより、種別特定用の視認マークとして表示されるので、この視認マークとなる樹脂製保護膜Jを目視することにより、その形状を確認することによって、どのような種別のRFIDタグ40であるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグ40を特定することができるようになる。
以上、本発明に係るRFIDタグの他の実施の形態について説明したが、これらをさらに種々変更して用いることも可能である。
例えば、シート部材1、アンテナ2、ICチップ3の少なくとも1つを種別ごとに異なる色彩を用いて形成することにより、種別特定用の視認マークとして表示してなるように構成することもできる。
このようなRFIDタグによれば、シート部材1、アンテナ2、ICチップ3の少なくとも1つが種別ごとに異なる色彩を用いて形成されることにより、種別特定用の視認マークとして表示されるので、これらの色彩を目視することにより、そこに付されている色彩によって、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。
したがって、外観からRFIDタグを特定することができるようになる。
ここで、シート部材1、アンテナ2、ICチップ3の全てを同一の色彩を用いて形成した場合には、目視したときのインパクトが強いRFIDタグとすることができ、誤組み等がより一層確実に防止されるようになる。
また、図7(a)(b)に示すように、アンテナ2の非形成領域2bに、シート部材1と高さの異なる非平坦部としての凸部8を形成し、この凸部8を種別特定用の視認マークとしてもよい。この例では、凸部8を略四角錐台形状として、非形成領域2bに所定の間隔を置いて3つ形成したものを示したが、その形成個数や凸部8の形状は任意とすることができる。また、凸部8の高さ寸法hは、図7(b)に示すように、樹脂製保護膜Jの高さ寸法hと略同等となるように形成し、シート部材1上に凸部8が必要以上に突出しないようにされている。なお、シート部材1の裏面1a側には、凹み8aが形成される。
このような凸部8は、シート部材1を抜き打ち加工する際に、押圧形成等を行うことによって、抜き打ち加工と同時に形成することが可能である。また、凸部8は、シート部材1を加熱軟化させて、所定の金型に真空吸着させることで形成する、真空形成や加圧形成等により形成することもできる。
このようなRFIDタグによれば、視認マークとしての凸部8を目視することにより、どのような種別のRFIDタグであるのかを識別することができる。また、凸部8を指で触れることによって、前記目視と相俟って、その形状や数等から、RFIDタグの種別をより確実に識別することも可能である。さらに、指で触ったときの感触のみで、RFIDタグの識別を行うことも可能である。
また、図8(a)(b)は、図7(a)(b)に示したRFIDタグの変形例であり、この例では、凸部8と凸部8との間に、2つの凹部9が形成されている。この例では、凹部9を形成することによりシート部材1の裏面1a側に突部9a(図8(b)参照)が形成される。この場合においても、凸部8および凹部9の形成個数や形状は、任意とすることができる。
なお、図示はしないが、このようなRFIDタグの磁気テープカートリッジ等への実装は、シート部材1の裏面1aの平坦部(突部9aの設けられていない部位)を利用することにより行うことができる。また、突部9aを逃がすための凹み部を取付面に対して形成するようにしてもよい。
さらに、このようなRFIDタグは、これを複数個、ケース内等にストックしておいても、シート部材1の裏面1aの突部9aの存在によって、アンテナ2の形成される裏面1a同士が密着してRFIDタグ同士がくっついてしまうことがなく、アンテナ2同士が擦れることが少なくなるとともに、部品離れがよいという利点も得られる。したがって、例えば、図示しない磁気テープカートリッジ等に対してRFIDタグを組み込む際の作業性がよいという効果が得られる。
また、前記した凸部8や凹部9を、様々なイラスト等を用いて立体的に形成するようにしてもよい。このようなRFIDタグによれば、外観を向上させることができ、従来にないデザイン的価値をもたせることができる。
本発明の一実施の形態に係るRFIDタグを示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図である。 (a)〜(c)は、RFIDタグに形成した貫通孔部の変形例を示した平面図である。 RFIDタグが組み付けられる磁気テープカートリッジを示した分解斜視図である。 図3のA−A拡大部分断面図である。 (a)〜(c)は、RFIDタグの取付部への取り付けを示した説明図である。 本発明に係るRFIDタグの他の実施の形態を示す平面図である。 (a)は本発明に係るRFIDタグの他の実施の形態を示す斜視図、(b)は同じく正面図である。 (a)は本発明に係るRFIDタグの他の実施の形態を示す斜視図、(b)は同じく正面図である。
符号の説明
1 シート部材
1a 裏面
1b 表面
2 アンテナ
2b 非形成領域
3 ICチップ
4 貫通孔部
5〜7 貫通孔部
10 RFIDタグ
20b 取付部
20c 突出部
40 RFIDタグ
J 樹脂製保護膜

Claims (8)

  1. アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられてなるRFIDタグであって、
    前記シート部材上の、前記アンテナおよび前記ICチップの設けられた部位以外の部位に、貫通孔部を形成し、この貫通孔部を種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とするRFIDタグ。
  2. 前記シート部材は、前記アンテナがコイル状を呈することで前記アンテナの中央部分に非形成領域を有しており、前記視認マークは、前記シート部材の前記非形成領域に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ。
  3. 前記視認マークは、前記シート部材が取り付けられる部位に設けられた突出部が、貫通可能に形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のRFIDタグ。
  4. アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられ、前記ICチップが樹脂製保護膜により被覆されてなるRFIDタグであって、
    前記樹脂製保護膜を種別ごとに異なる色彩を用いて形成することにより、前記樹脂製保護膜を種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とするRFIDタグ。
  5. アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられ、前記ICチップが樹脂製保護膜により被覆されてなるRFIDタグであって、
    前記樹脂製保護膜を種別ごとに異なる形状に形成することにより、前記樹脂製保護膜を種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とするRFIDタグ。
  6. アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられてなるRFIDタグであって、
    前記シート部材、前記アンテナ、前記ICチップの少なくとも1つを種別ごとに異なる色彩を用いて形成することにより、それを種別特定用の視認マークとして表示してなることを特徴とするRFIDタグ。
  7. アンテナと、このアンテナに接続されたICチップとが少なくともシート部材上に設けられてなるRFIDタグであって、
    前記シート部材上の、前記アンテナおよび前記ICチップの設けられた部位以外の部位に、前記シート部材と高さの異なる非平坦部を形成し、この非平坦部を種別特定用の視認マークとしたことを特徴とするRFIDタグ。
  8. 前記視認マークは、前記シート部材を打ち抜き加工する際に同時に形成されてなることを特徴とする請求項1から請求項3および請求項7のいずれか1項に記載のRFIDタグ。
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