JP2017007130A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置のメンテナンス方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置のメンテナンス方法 Download PDF

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高橋 雅司
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Soya Kitawaki
崇也 北脇
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Abstract

【課題】安定した画像を得ることができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録装置のメンテナンス方法を提供する。【解決手段】実施形態によれば、インクジェット記録装置は、インクジェットヘッドと、循環装置と、バッテリと、制御部とを備えている。前記インクジェットヘッドは、インクを吐出するノズルを有している。前記循環装置は、前記インクジェットヘッドへインクを供給し、前記インクジェットヘッドからインクを戻す。前記バッテリは、電力を蓄える。前記制御部は、当該インクジェット記録装置に外部電源から電力供給されていない場合、前記バッテリからの電力供給により、前記インクジェットヘッド内のインク循環及びプリカーサのうちの少なくとも一方を行う。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置のメンテナンス方法に関する。
従来、インクジェット技術は、家庭で使われるような印刷用のインクだけでなく、産業用途の様々なインクを安定して吐出することが求められている。例えばUV(ultraviolet)光で硬化するインク、あるいは金属の粒子が分散されたインクである。これらはインクの変質や、色材・分散剤の沈降によってノズルの目詰まりが生じやすく、安定した吐出が困難とされていた。
そのような要求に対し、近年ではインク循環型のインクジェットヘッドや、小型のインク循環装置が考案され始めている。インク循環装置に備え付けられたポンプが動作すると、ヘッドとインク循環装置との間でインクが循環する。これにより、ヘッドのノズル近傍のインクの変質および色材・分散材の沈降を防ぐことができ、安定した吐出が可能となる。
特開2012−240270号公報 特開2014−76577号公報
特に顔料などのインク含有物で沈降性があるものはヘッド放置時に顔料沈降を起こし、乾燥固化インクによるノズル詰りが発生した。積極的にインクをノズル外に排出し拭取りをしてもノズル詰りが直らず、含有成分が排出されることでノズルプレート表面を損傷させる問題も起こった。また、インクを排出してしまうためインク消費量が増加してしまった。
したがって、沈降を起さないために放置中も頻度を上げてヘッド内インク循環を行なう必要があった。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、安定した画像を得ることができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録装置のメンテナンス方法を提供することにある。
実施形態によれば、インクジェット記録装置は、インクジェットヘッドと、循環装置と、バッテリと、制御部とを備えている。前記インクジェットヘッドは、インクを吐出するノズルを有している。前記循環装置は、前記インクジェットヘッドへインクを供給し、前記インクジェットヘッドからインクを戻す。前記バッテリは、電力を蓄える。前記制御部は、当該インクジェット記録装置に外部電源から電力供給されていない場合、前記バッテリからの電力供給により、前記インクジェットヘッド内のインク循環及びプリカーサのうちの少なくとも一方を行う。
実施形態に係るインクジェット記録装置の正面図。 実施形態に係るインクジェット記録装置の平面図。 実施形態に係るインクジェットヘッドの断面図。 実施形態に係るインクジェットヘッドの内部のインクの流れを説明する図。 実施形態に係るインクジェット記録装置のブロック図。 実施形態に係るインクジェット記録装置によるメンテナンス動作のフローチャート。 実施形態の変形例となるインクジェット記録部の概略図。 実施形態の変形例となるインク循環装置の断面図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図は実施形態とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際のものと異なる個所があるが、これらは適宜、設計変更することができる。
図1は、インクジェット記録装置1の正面図である。インクジェット記録装置1は、インクジェットヘッド2とインク循環装置3を含むインクジェット記録部を有している。インクジェット記録部は、インク色分の個数並列にキャリッジ100上に配置されている。本実施形態では、インクジェット記録装置1は一例として5つのインクジェット記録部4a、4b、4c、4d及び4eを有している。なお、インクジェット記録部4a、4b、4c、4d及び4eのうちの何れかを指して、インクジェット記録部4ということもある。
インクジェットヘッド2は、後述するようにインクI(図3参照)を内蔵する。インクジェットヘッド2は、画像形成信号に合わせてノズルプレート52(図3参照)に設けたノズル51(図3参照)からインクIを吐出させる。
インク循環装置3は、後述するように、インクジェットヘッド2へインクIを供給する。インク循環装置3は、ノズル51から吐出せずに残ったインクIをインクジェットヘッド2から回収する(戻す)。インク循環装置3は、再度インクジェットヘッド2へ回収したインクを供給する。このように、インク循環装置3は、インクジェットヘッド2内のインクを循環させる。
インクジェット記録部4aは、重力方向(矢印C方向)において、下向きにインクIを吐出するインクジェットヘッド2を有し、その上部にインク循環装置3が搭載されている。インクジェット記録部4b〜4eは、それぞれインクジェット記録部4aと同じ構成である。インクジェット記録部4aはシアンインク、インクジェット記録部4bはマゼンタインク、インクジェット記録部4cはイエローインク、インクジェット記録部4dはブラックインクを吐出する。インクジェット記録部4eはホワイトインクを吐出する。インクジェット記録部4eは、ホワイトインク以外に、例えば透明光沢インク、赤外線または紫外線を照射したときに発色する特殊インクなどを吐出させてもよい。
インクジェット記録部4a〜4eを搭載したキャリッジ100は、搬送ベルト101に固定されている。搬送ベルト101は、モータ102に連結されている。モータ102を正転または逆転させることで、キャリッジ100は、矢印A方向に往復移動する。図1に示すインクジェット記録部4a〜4eは、インクを重力方向(矢印C方向)にインクを吐出する。
テーブル103には、密閉された容器で上面に小径の穴110が開いている。テーブル103は、ポンプ104で容器内部を負圧にすることで上面に搭載された記録媒体Sを固定する。記録媒体Sは、例えば紙、樹脂や金属のフィルム、板材などである。テーブル103は、スライドレール105上に取り付けられ、後述する図2に示す矢印B方向に往復移動する。
インクジェットヘッド2は、インクIを吐出する複数のノズル51が形成されたノズルプレート52を有している。インクジェットヘッド2が往復移動する間、ノズルプレート52と記録媒体Sとの距離hは一定に維持されている。インクジェットヘッド2には、その長手方向に例えば300個のノズル51が並んでいる。インクジェット記録装置1は、インクジェット記録部4a〜4eを記録媒体Sの搬送方向に対して直交するように往復移動させながら画像を形成する。すなわち、ノズル配列された長手方向と記録媒体Sの搬送方向が同じなり、インクジェット記録装置1は、記録媒体S上に300ノズルの幅で画像を形成する。
インクジェット記録部4a〜4eの矢印A方向の走査範囲で、テーブル103の移動範囲外の位置にメンテナンスユニット310が配置されている。メンテナンスユニット310にインクジェットヘッド2が対峙する位置は、インクジェットヘッド2の待機位置Pである。メンテナンスユニット310は、上方が開放したケースで上下(図1に示す矢印C及びD方向)に移動可能に設けられている。
メンテナンスユニット310は、画像形成のためにキャリッジ100が矢印A方向に移動している場合には、下方(矢印C方向)に移動して待機する。メンテナンスユニット310は、画像形成動作が終了した場合には上方(矢印D方向)に移動する。画像形成動作が終了した時、インクジェットヘッド2は待機位置Pに戻り、メンテナンスユニット310が上方(矢印D方向)に移動し、インクジェットヘッド2のノズルプレート52を覆う。メンテナンスユニット310は、インクの蒸発やノズルプレート52にほこりや紙粉が付着することを防止(キャップ機能)する。
メンテナンスユニット310には、インクジェットヘッド2のノズルプレート52に付着したインク、ほこり、紙粉などを除去するゴム製のブレード120が内蔵されている。画像形成のためにキャリッジ100が矢印A方向に移動している場合には、メンテナンスユニット310は下方に移動する。ブレード120はノズルプレート52から下方(矢印C方向)へ離間している。ノズルプレート52に付着したインク、ほこり、紙粉を除去する場合には、メンテナンスユニット310は上方(矢印D方向)に移動し、ブレード120がノズルプレート52に接触する。メンテナンスユニット310は、ブレード120を矢印B方向へ移動させる機構を有している。ブレード120は、ノズルプレート52表面を払拭し、インク、ほこり、紙粉を除去(ワイプ機能)することができる。
メンテナンスユニット310は、廃インク受け部130を有している。インクジェット記録装置1は、メンテナンス動作を行う時に、ノズル51からインクを強制的に吐出させる。これにより、メンテナンスユニット310は、ノズル近傍で劣化したインクを廃インク受け部130に廃棄(スピット機能)することもできる。廃インク受け部130は、ブレード120で払拭することで発生した廃インクおよびスピット動作によって発生した廃インクを収納する。
図2は、インクジェット記録装置1の平面図である。
インクジェット記録部4a〜4eが搭載されたキャリッジ100は、搬送ベルト101の移動によって2本のレール140に沿って矢印A方向に往復移動する。記録媒体Sを搭載したテーブル103は矢印B方向に往復移動する。インクジェット記録装置1で印字するための画像信号に合わせて、インクジェット記録装置1は、インクジェット記録部4a〜4eを搭載したキャリッジ100と記録媒体Sを載せたテーブル103を往復移動させながら、ノズル51からインクを吐出させて、記録媒体Sの全面に画像形成することができる。インクジェット記録装置1は、いわゆるシリアル型インクジェット記録装置である。
インクカートリッジ106aはシアンインクが充填され、チューブ107を介してインクジェット記録部4aのインク循環装置3に連通している。インクカートリッジ106bはマゼンタインクが充填され、チューブ107を介してインクジェット記録部4bのインク循環装置3に連通している。同様に、インクカートリッジ106cはイエローインクが充填され、インクジェット記録部4cのインク循環装置3に連通している。インクカートリッジ106dはブラックインクが充填され、インクジェット記録部4dのインク循環装置3に連通している。インクカートリッジ106eはホワイトインクが充填され、インクジェット記録部4eのインク循環装置3に連通している。
インクジェット記録部4a〜4eは、それぞれ、インクジェットヘッド2の上部にインク循環装置3が搭載された構成である。インクジェットヘッド2の上方にインク循環装置3が搭載されていることで、キャリッジ100上でインクジェット記録部4a〜4eが並ぶ方向の間隔を狭められる。これに伴い、搬送方向(矢印A方向)におけるキャリッジ100の幅を短くすることができる。キャリッジ100は、少なくとも最大の記録媒体Sの幅にキャリッジ100幅の2倍の長さを加算した距離だけ、A方向に搬送される。そのためキャリッジ100の幅が狭いほど、搬送距離が減少し印字速度を高めると同時にインクジェット記録装置1を小型化することができる。さらに、インクジェットヘッド2の上方にインク循環装置3が搭載されていることで、インク循環装置3からインクジェットヘッド2までの経路を短くすることができる。そのため、インクジェット記録装置1を小型化することができる。
移動するテーブル103を利用した上記インクジェット記録装置1以外にも本実施形態で説明したインクジェット記録部4は適用可能である。本実施形態は、巻取り紙を引き出しその巻取り紙を直交するようにインクジェット記録部を移動させながら印字するインクジェット記録装置に適用可能である。本実施形態は、用紙を1枚ずつプラテンローラで送りその枚用紙を直交するようにインクジェット記録部を移動させながら印字するインクジェット記録装置に適用可能である。
次に、実施形態に係るインクジェット記録装置1に適用されるインクジェットヘッド2について説明する。
図3は、インクジェットヘッド2のインクIを吐出する部分の断面図である。
インクジェットヘッド2は、インクIを吐出するノズル51を有するノズルプレート52の上面側に、ノズル分岐部53が形成されている。ノズル分岐部53は、図3に示す矢印E方向に流れているインクIをノズル51から吐出させるインクIと、そのままインクジェットヘッド2内を流れてインク循環装置3に戻るインクIに分岐する部分である。
インクジェットヘッド2は、ノズル51と対向する側の面にアクチュエータ54を有している。アクチュエータ54は、圧電セラミック(圧電素子)55と振動板56が積層されたユニモルフ式の圧電振動板である。圧電セラミック材料は、一例としてPZT(チタン酸ジルコン酸鉛(Lead Zirconate Titanate)を用いた。PZTの上下面に金電極を形成し、分極処理して圧電セラミック55を形成している。その後、圧電セラミック55を窒化ケイ素製の振動板56に接合してアクチュエータ54を形成した。なお、インクの表面張力によって、ノズル51内ではインクと空気の界面であるメニスカス290を形成している。
図3(a)は、圧電セラミック55に電界を与えず、アクチュエータ54が無変形の状態を示している。図3(b)は、アクチュエータ54を変形させてインク滴IDを吐出させる様子を示している。圧電セラミック55に電界を与えてアクチュエータ54を変形させることで、ノズル分岐部53内のインクIはインク滴IDとなってノズル51から吐出する。
上記の圧電セラミック55と振動板56によるアクチュエータ54に替えて、インクに圧力を発生させる他の構成を用いることも可能である。例えば、静電気でダイアフラムを変形させてインクに圧力を加える構成であってもよい。ヒータでインクIを加熱してインクIに気泡が発生する時の圧力を利用する構成(サーマル方式)であってもよい。圧力発生体としていずれの構成を利用してもよい。
次に、図4を参照して、図3で説明したインクIを吐出する部分を有するインクジェットヘッド2内部のインクIの流れを説明する。
インクジェットヘッド2は、図3に示されるノズルプレート52、図3に示されるアクチュエータ54を有する基板60、マニフォルド61、インクIを流入させるインク供給口160、インクジェットヘッド2からインク循環装置3へインクIを環流させるインク排出口170、で構成されている。
ノズルプレート52は、紙面手前から奥方向に並ぶ複数のノズル51aを有する第1ノズル列、同様に紙面手前から奥方向に並ぶ複数のノズル51bを有する第2ノズル列を有している。前述したようにインクIは、各ノズル51(ノズル51a及び51b)を通して、吐出される。言い換えれば、インクジェットヘッド2は、紙面手前から奥方向に長く、その長手方向にノズル51a及び51bが配置されている。ノズル51a及び51bは、図2に示す矢印B方向に複数配列され、キャリッジ100の移動方向と直交する方向に並んでいる。
基板60は、内部にインクIを通す流路180を有している。流路180を形成するように、基板60にノズルプレート52が接着されている。インクIを吐出させる圧力を発生するアクチュエータ54は、その流路180に面し、かつ各ノズル51に対応して設けられている。アクチュエータ54によって流路180内のインクIに発生した圧力がノズル51に集中するように、隣接するノズル51間に境界壁190が設けられている。ノズルプレート52、アクチュエータ54、境界壁190で囲まれた流路180が、インク圧力室150となる。
インク圧力室150は、第1ノズル列のノズル51a及び第2ノズル列の51bに対応して複数設けられている。第1ノズル列及び第2ノズル列は、それぞれ例えば300個のノズルを有している。インク圧力室150に一方の端部からインクIが流入し、ノズル分岐部53を通り、他方の端部から流出する。インク圧力室150内のノズル分岐部53でインクIの一部はノズル51から吐出され、残りは他方の端部から流出する。
第1ノズル列内の各ノズル51aに対応して形成された複数のインク圧力室150と第2ノズル列内の各ノズル51bに対応して形成された複数のインク圧力室150との間の流路180は、共通インク供給室58である。共通インク供給室58は、インク圧力室150の一方の流入口へつながり、全インク圧力室150にインクIを供給する。
第1ノズル列に対応する複数のインク圧力室150と第2ノズル列に対応する複数のインク圧力室150の他端側から流出するインクIは、第1ノズル列及び第2ノズル列に繋がる共通インク室59へ流入する。共通インク室59は、基板60に設けられた流路180の一部である。
マニフォルド61は、基板60に接続され、流路180へインクIを供給する。マニフォルド61は、矢印F方向へインクIを流入させるインク供給口160、インク供給口160から共通インク供給室58に連通するインク分配通路62を有している。インクジェットヘッド2へ供給するインク温度を検出するために、ヘッド内温度センサ(上流)280がインク分配通路62に取り付けられている。また、マニフォルド61は、インクIを矢印G方向へ排出するインク排出口170と、2つの共通インク室59からインク排出口170に連通するインク環流通路63を有している。
インクジェットヘッド2から排出されるインク温度を検出するために、ヘッド内温度センサ(下流)281がインク環流通路63に取り付けられている。インクジェット記録装置1は、ヘッド内温度センサ(上流)280でインクジェットヘッド2内へ供給するインク温度を検出する。インクジェット記録装置1は、ヘッド内温度センサ(下流)281でインクジェットヘッド2から排出されるインク温度を検出する。インクジェット記録装置1は、インクジェットヘッド2内のインク温度によるインク粘度の変化を考慮して、インク循環装置3を制御している。
インク供給口160、インク分配通路62、共通インク供給室58、インク圧力室150、共通インク室59、インク環流通路63、インク排出口170の順に、インクIはインクジェットヘッド2内を移動する。このインクIの一部は、画像信号に従いノズル51から吐出され、残ったインクIは移動してインク排出口170からインク循環装置3へ環流する。
図5は、インクジェット記録装置1のブロック図である。
インクジェット記録装置1は、上記のインクジェットヘッド2及びインク循環装置3に加えて、タイマー20を有する制御部8、モータドライバ21、循環モータ22、ヘッドドライバ23、バッテリ24、及びメモリ25を有している。
制御部8には、システムバスを介して、モータドライバ21、ヘッドドライバ23、バッテリ24、及びメモリ25が接続される。
タイマー20は、時間をカウントする機能を有している。例えば、タイマー20は、インクジェット記録装置1の主電源がOFFになった場合にはOFFになった時からの経過時間をカウントする。タイマー20は、バッテリ24の電源がONになった時からの経過時間をカウントする。タイマー20は、後述するインク循環またはプリカーサが開始された時からの経過時間をカウントする。タイマー20は、インク循環またはプリカーサが停止された時からの経過時間をカウントする。タイマー20は、前回インク循環またはプリカーサが開始された時からの経過時間をカウントする。さらに、タイマー20は、カウントした時間を表示する機能を有している。例えば、タイマー20は、予め設定した時間までの残り時間、あるいは経過時間を表示する。タイマー20の電源は電池等を用いる。
制御部8は、タイマー20によるカウント値が設定値になると、バッテリ24の電源を入れたり、インク循環またはプリカーサを開始したり、インク循環またはプリカーサを停止するように制御する。制御部8は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access memory)等から構成されている。制御部8は、主電源がOFFになった場合、例えば、予備電源から電力供給を受け、更にバッテリ24の電源を入れて、バッテリ24から電力供給を受ける。
モータドライバ21は、循環モータ22を駆動する。
循環モータ22は、インク循環装置3を駆動し、インクジェットヘッド2内のインクIを循環させる。
ヘッドドライバ23は、インクジェットヘッド2を駆動し、ノズル51からインクIを吐出させる。
バッテリ24は、外部電源によって充電され、電力を蓄える。バッテリ24は、蓄えている電力をインクジェット記録装置1の各部に供給する。
メモリ25は、各種情報を保存する。
次に、バッテリ駆動によるインクジェット記録装置1のメンテナンスについて説明する。
図6は、インクジェット記録装置1によるメンテナンス動作のフローチャートである。
制御部8は、主電源がONか否かを判断する(Act1001)。主電源がONとは、インクジェット記録装置1に外部電源から電力供給されている状態である。一方、主電源がOFFとは、インクジェット記録装置1に外部電源から電力供給されていない状態である。つまり、Act1001では、制御部8は、インクジェット記録装置1に外部電源から電力供給されているか否かを判断する。主電源がOFFである場合(Act1001、No)、制御部8は、バッテリ24から電力供給を受ける(Act1002)。なお、制御部8は、インクジェット記録装置1の主電源がOFFになった時から一定時間が経過した後にバッテリ24の電源を入れるよう制御し、バッテリ24から電力供給を受けるようにしてもよい。
制御部8は、バッテリ24からの電力供給により、メンテナンス動作を行う。(Act1003)。Act1003において、制御部8は、バッテリ24からの電力供給により、インク循環及びプリカーサのうちの少なくとも一方を行う。このとき、制御部8は、ノズル51からインクを吐出させることなくインク循環及びプリカーサのうちの少なくとも一方を行う。
インク循環は、上記のようにインク循環装置3とインクジェットヘッド2との間でインクIを循環させることで、インクジェットヘッド2内のインクIを循環させる動作である。Act1003において、制御部8は、インク循環を行うために、バッテリ24からモータドライバ21へ電力を供給する。制御部8は、モータドライバ21を及び循環モータ22を介してインク循環装置3を駆動させることで、インクジェットヘッド2内のインクIを循環させる。
インク循環前は、インクジェットヘッド2内のインクは流れない。そのため、インクIに含まれる沈降性含有物は、沈降を開始し、ノズルプレート52に溜る。インク循環により、ノズルプレート52近傍の沈降性含有物は撹拌される。沈降性含有物がノズルプレート52に溜り続けることはないため、沈降性含有物によるノズル詰りは無くなる。なお、インク循環では圧電セラミック55に電界は与えられないので、ノズル51からインクIが吐出することはない。そのため、メンテナンスユニット310でノズルプレート52に付着したインクIを除去する必要はない。さらに、インクIの吐出に伴う無駄なインクの消費を抑えることができる。
プリカーサは、インク圧力室150内のインクをノズル51から吐出させずにインク圧力室150内のインクを振動させる動作である。Act1003において、制御部8は、プリカーサを行うために、バッテリ24からヘッドドライバ23へ電力を供給する。制御部8は、ヘッドドライバ23を介して、プリカーサとして決まった駆動信号をインクジェットヘッド2に送信し、圧電セラミック55を作動させる。制御部8は、ノズル51からインクが吐出しない程度に圧電セラミック55に電界を与える。プリカーサ時に圧電セラミック55に与えられる電界の波形は、印刷動作時に圧電セラミック55に与えられる電界の波形と異なる。例えば、プリカーサ時に圧電セラミック55に与えられる電界強度は、印刷動作時に圧電セラミック55に与えられる電界強度よりも小さい。
制御部8は、例えば圧電セラミック55で微振動のみを起こさせる。ヘッドドライバ23は、主電源がONの状態でインクジェットヘッド2が印刷動作を行うような画像データを取り扱うことはない。なお、制御部8は、主電源がONの間にインクジェットヘッド2本体のメモリ(図示せず)にプリカーサ駆動信号を保存させるようにしてもよい。インクジェット記録装置1がバッテリ24からの電力供給で駆動しているときには、インクジェットヘッド2は、制御部8からの制御信号を受けて、インクジェットヘッド2本体のメモリに保存されている駆動信号によりプリカーサを作動させる。
プリカーサ前は、インクジェットヘッド2内のインクIは流れない。そのため、インクIに含まれる沈降性含有物は、沈降を開始し、ノズルプレート52に溜る。プリカーサにより、ノズルプレート52近傍の沈降性含有物は撹拌される。沈降性含有物がノズルプレート52に溜り続けることはないため、沈降性含有物によるノズル詰りは無くなる。また、プリカーサによってノズル51からインクIが吐出することはないため、メンテナンスユニット310でノズルプレート52に付着したインクIを除去する必要はない。さらに、インクIの吐出に伴う無駄なインクの消費を抑えることができる。
制御部8は、インクジェット記録装置1がバッテリ24からの電力供給で駆動している間の任意のタイミングでAct1003を行うことができる。制御部8がAct1003を行う任意のタイミングのいくつかの例を説明する。
一つの例としては、制御部8は、バッテリ24の電源を入れた時から一定時間が経過した後にインク循環を開始するよう制御する。制御部8は、インク循環を開始した時から一定時間が経過した後にインク循環を停止するよう制御する。同様に、制御部8は、バッテリ24の電源を入れた時から一定時間が経過した後にプリカーサを開始するよう制御する。制御部8は、プリカーサを開始した時から一定時間が経過した後にプリカーサを停止するよう制御する。
別の例としては、制御部8は、前回インク循環を停止した時から一定時間が経過した後に再度インク循環を開始するよう制御する。制御部8は、インク循環を開始した時から一定時間が経過した後にインク循環を停止するよう制御する。同様に、制御部8は、前回プリカーサを停止した時から一定時間が経過した後に再度プリカーサを開始するよう制御する。制御部8は、プリカーサを開始した時から一定時間が経過した後にプリカーサを停止するよう制御する。
なお、インクジェットヘッド2がインク循環及びプリカーサを行なう時間条件などは予め設定することができる。インク循環とプリカーサが共に行われれば、ノズルプレート52近傍の沈降性含有物は、より効果的に撹拌される。
なお、主電源がOFFである場合において、制御部8は、ヘッド面を拭取るワイピング、印刷動作に係わるキャリッジ100の動作、記録媒体Sの搬送駆動系などの動作を行わない。その理由は、バッテリ24に蓄えられている電力の消費が大きくなるからである。制御部8は、これらを駆動するための機構へバッテリ24から電力を供給する必要はない。インクジェット記録装置1は、バッテリ24に蓄えられている電力をインク循環またはプリカーサのために用いるために確保することができる。
主電源がONである場合(Act1001、Yes)、制御部8は、通常動作を行う(Act1004)。通常動作は、例えば、ヘッド面を拭取るワイピング、印刷動作に係わるキャリッジ100の動作、記録媒体Sの搬送駆動系などの動作、及び、外部電源によるバッテリ24の充電などである。なお、制御部8は、外部電源からの電力供給により、インク循環及びプリカーサのうちの少なくとも一方を行ってもよい。
本実施形態によれば、インクジェット記録装置1において、沈降性含有物を有するインクIを用いた場合においてもヘッド放置時の顔料沈降、乾燥固化インクによるノズル詰りが無くなる。インクIをノズル外に排出したり、拭取ったりしないので含有成分によりノズルプレート表面を損傷させる恐れが無くインク排出によるインク消費量が増加することはない。したがって、本実施形態によれば、安定した画像を得ることができるインクジェット記録装置1及びインクジェット記録装置1のメンテナンス方法を提供することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図5ではインク循環の機構として循環モータ22を使用した例を示したが、次に説明するように圧電ポンプを使用することもできる。
図7は、本実施形態の変形例となるインクジェット記録部4の概略図である。
インクジェット記録部4は、インク循環装置3がインクジェットヘッド2の上方に配置され、インク循環装置3とインクジェットヘッド2が一体で構成されている。図7(b)は、図7(a)とは別の向きから見たインクジェット記録部4の図である。
インク循環装置3は、インクケーシング200、インク循環ポンプ201、インク供給ポンプ202、圧力調整部203、圧力センサ204、インク量計測センサ205A、インク量計測センサ205B、ヒータ207、インク供給管208及びインク戻し管209を有している。
インクケーシング200は、内部にインクIを貯留する供給側インク室210(図8参照)及び回収側インク室211(図8参照)を有している。供給側インク室210のインク液面上部及び回収側インク室211のインク液面上部は、空気室である。
インク循環ポンプ201は、インクケーシング200の外壁面に取り付けられている。インク循環ポンプ201は、圧電ポンプである。インク循環ポンプ201は、回収側インク室211からインクIを吸引し、供給側インク室210へインクIを流入させる。
インク供給ポンプ202は、インクケーシング200の外壁面に取り付けられている。インク供給ポンプ202は、圧電ポンプである。インク供給ポンプ202は、インクカートリッジ106a〜106dの何れかから印刷やメンテナンス動作等で消費した量のインクをインクケーシング200に補給する。さらに、インク供給ポンプ202は、回収側インク室211へインクIを供給する。
圧力調整部203は、インクジェットヘッド2のノズル51内のインク圧力を適正に保つためにインクケーシング200内部の圧力を調整する。
圧力センサ204は、供給側インク室210と回収側インク室211のインク上部の空気圧を検出する。圧力センサ204の検出部は、供給側インク室210と回収側インク室211の空気部と連通しており、2つのインク室の圧力を計測する。圧力センサ204は、制御部8に接続されている。圧力センサ204は、供給側インク室210と回収側インク室211内の空気圧を電気信号として制御部8へ出力する。なお、圧力センサ204は1チップで2つの圧力検知ポートを有し、インクケーシング200内の2つのインク室(供給側インク室210と回収側インク室211)の圧力を検出するようにしてもよい。
インク量計測センサ205Aは、インクケーシング200の外面に取り付けられている。インク量計測センサ205Aは、供給側インク室210内のインク量を計測する。インク量計測センサ205Aは、例えば、供給側インク室210内のインクの液量を5段階で検知することができる。
インク量計測センサ205Bは、回収側インク室211の外面に取り付けられている。インク量計測センサ205Bは、回収側インク室211内のインク量を計測する。インク量計測センサ205Bは、例えば、回収側インク室211内のインクの液量を5段階で検知することができる。
ヒータ207は、インクケーシング200外部に設けられている。ヒータ207は、インクケーシング200に熱伝導性の高い接着剤で貼り付けられている。ヒータ207は、インクケーシング200内のインク粘度を調整するために、インクIを加熱する。インクケーシング200のヒータ207近傍にはインク温度センサ(図示せず)が取り付けられている。ヒータ207及びインク温度センサは、制御部8に接続されている。ヒータ207は、印刷時に所望のインク粘度になるように制御されている。
インク供給管208は、供給側インク室210とインクジェットヘッド2とを繋ぐ。インク供給管208は、供給側インク室210からインクジェットヘッド2へインクIを供給する。
インク戻し管209は、回収側インク室211とインクジェットヘッド2とを繋ぐ。インク戻し管209は、インクジェットヘッド2から回収側インク室211へインクIを回収する。
図8は、図7に示すインク循環装置3の断面図である。図8を用いて、インク循環装置3の動作及びインクIの流れを説明する。
インク循環ポンプ201は、圧電アクチュエータ431を有している。インク供給ポンプ202は、圧電アクチュエータ430を有している。圧電アクチュエータ430及び圧電アクチュエータ431は、図6に示すモータドライバ21及び循環モータ22に代えて、制御部8に接続された駆動回路(図示せず)によって駆動する。
インク循環装置3による送液動作では、駆動回路は、設定した周波数、電圧の交流電圧で圧電アクチュエータ430及び431を動作させる。例えば、駆動回路は、周波数100Hz、電圧280Vppの交流電圧で圧電アクチュエータ430及び431を動作させる。圧電アクチュエータ430及び431の動作電圧は1mVppから500Vpp、周波数は1mHzから200Hzの範囲で動作可能であってもよい。駆動電圧及び駆動周波数は、インクの粘度、インクの搬送量によって決められてもよい。
インク循環装置3は、インク補給口221を有している。インク補給口221には、インクカートリッジ106a〜106dの何れかからインク循環装置3へインクIを送るチューブ107が接続されている。インク補給口221は、インク供給ポンプ202へインクを流入させるインクIの流入口である。
インク供給ポンプ202は、インク補給口221からインク室428へインクIを供給する。インク供給ポンプ202は、圧電アクチュエータ430がたわむことでポンプ内の容積(ポンプ室240)を周期的に変化させる。インク供給ポンプ202は、2つの逆止弁の開閉によってインクIを一方向に搬送させている。
インク供給ポンプ202の一方の逆止弁242は、インク補給口221とポンプ室240との間に設けられている。他方の逆止弁243は、ポンプ室240とインク室428との間に設けられている。圧電アクチュエータ430がたわみ、ポンプ室240が膨張すると、逆止弁242が開く。これにより、ポンプ室240にインクIが流入し、逆止弁243が閉じる。圧電アクチュエータ430が逆方向にたわみ、ポンプ室240が収縮すると、逆止弁242が閉じ、逆止弁243が開く。これにより、ポンプ室240からインク室428にインクIが流出する。この繰り返しにより、インクIは、インク補給口221からインク室428に送られる。
インク循環ポンプ201は、インク供給ポンプ202と同様に構成されている。インク室428は、インク供給ポンプ202とインク循環ポンプ201とで共通の液室である。また、インク循環ポンプ201は、流入口412を介して回収側インク室211からインクIを吸引する。インク循環ポンプ201は、インク室428及びインク連通路296を介して供給側インク室210へインクIを流入させる。
密閉されている供給側インク室210は、インク量の増加で内圧が高くなる。インクIは、インク供給管208を通ってインクジェットヘッド2に流入する。反対に、回収側インク室211は、インク量が減少して内圧が低くなる。インクIは、インクジェットヘッド2からインク戻し管209を通って回収側インク室211に流入する。
以上のように、インク循環ポンプ201及びインク供給ポンプ202は、インク循環装置3とインクジェットヘッド2との間でインクIを循環させる。具体的には、インク循環装置3は、インク供給管208を通して、インク循環装置3よりも下方(重力方向である矢印C方向)のインクジェットヘッド2へインクIを供給する。インク循環装置3は、インク戻し管209を通して、インクジェットヘッド2よりも上方のインク循環装置3へインクIを回収する。
上記のように圧電ポンプで構成されているインク循環装置3は、モータ駆動式のインク循環装置3よりも消費電力を抑えることができる。そのため、圧電ポンプで構成されているインク循環装置3は、バッテリ24からの電力供給時のメンテナンス動作に適している。
さらに、インクジェットヘッド2の上方にインク循環装置3が搭載されているため、インク循環装置3からインクジェットヘッド2までの経路を短くすることができる。そのため、インクジェット記録装置1を小型化することができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…インクジェット記録装置、2…インクジェットヘッド、3…インク循環装置、4…インクジェット記録部、4a…インクジェット記録部、4b…インクジェット記録部、4c…インクジェット記録部、4d…インクジェット記録部、4e…インクジェット記録部、8…制御部、20…タイマー、21…モータドライバ、22…循環モータ、23…ヘッドドライバ、24…バッテリ、25…メモリ、51…ノズル、51a…ノズル、51b…ノズル、52…ノズルプレート、53…ノズル分岐部、54…アクチュエータ、55…圧電セラミック、56…振動板、58…共通インク供給室、59…共通インク室、60…基板、61…マニフォルド、62…インク分配通路、63…インク環流通路、100…キャリッジ、101…搬送ベルト、102…モータ、103…テーブル、104…ポンプ、105…スライドレール、106a…インクカートリッジ、106b…インクカートリッジ、106c…インクカートリッジ、106d…インクカートリッジ、106e…インクカートリッジ、107…チューブ、110…穴、120…ブレード、130…廃インク受け部、140…レール、150…インク圧力室、160…インク供給口、170…インク排出口、180…流路、190…境界壁、200…インクケーシング、201…インク循環ポンプ、202…インク供給ポンプ、203…圧力調整部、204…圧力センサ、205A…インク量計測センサ、205B…インク量計測センサ、207…ヒータ、208…インク供給管、209…インク戻し管、210…供給側インク室、211…回収側インク室、221…インク補給口、240…ポンプ室、242…逆止弁、243…逆止弁、280…ヘッド内温度センサ(上流)、281…ヘッド内温度センサ(下流)、290…メニスカス、296…インク連通路、310…メンテナンスユニット、412…流入口、428…インク室、430…圧電アクチュエータ、431…圧電アクチュエータ。

Claims (5)

  1. インクを吐出するノズルを有しているインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドへインクを供給し、前記インクジェットヘッドからインクを戻す循環装置と、
    電力を蓄えるバッテリと、
    当該インクジェット記録装置に外部電源から電力供給されていない場合、前記バッテリからの電力供給により、前記インクジェットヘッド内のインク循環及びプリカーサのうちの少なくとも一方を行う制御部と、
    を備えているインクジェット記録装置。
  2. 前記制御部は、前記ノズルからインクを吐出させることなく前記インク循環及び前記プリカーサのうちの少なくとも一方を行う、請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記循環装置は、前記循環装置と前記インクジェットヘッドとの間でインクを循環させる圧電ポンプを有している、請求項1記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記循環装置は、前記インクジェットヘッドの上部に搭載されている、請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. ノズルを有しているインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドへインクを供給し、前記インクジェットヘッドからインクを戻す循環装置と、電力を蓄えるバッテリと、を備えているインクジェット記録装置のメンテナンス方法であって、
    前記インクジェット記録装置に外部電源から電力供給されているか否かを判断し、
    前記インクジェット記録装置に前記外部電源から電力供給されていない場合、前記バッテリからの電力供給により、前記インクジェットヘッド内のインク循環及びプリカーサのうちの少なくとも一方を行う、
    インクジェット記録装置のメンテナンス方法。
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