JP2017007017A - グローブボックスにおけるグローブ取付構造およびグローブの交換方法 - Google Patents

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健一 小林
典之 島田
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典之 島田
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Abstract

【課題】有害物質に対するグローブポートの耐久性を高めることができるとともに、インナーリングを使用することなく、グローブを、気密性を保ったまま、簡単かつ確実に、グローブポートに着脱しうるようにした、グローブボックスにおけるグローブ取付構造およびグローブの交換方法を提供する。【解決手段】ステンレス製としたグローブポート34の筒部34aに、グローブ45の基部45aを嵌合し、その外側から、複数のOリングバンド46、47と複数の締付バンド50、51とをもって締め付けることにより、グローブ45を気密状態で保持し、かつ古いグローブ45やOリングバンド46、47を、外気がグローブボックス内に進入することなく廃棄して、新しいものと交換できるようにする。【選択図】 図7

Description

本発明は、グローブボックスにおけるグローブ取付構造およびグローブの交換方法に関する。
グローブボックス内を外部の環境から遮断して、内部を無菌室または無塵室とし、グローブボックスに設けたグローブポートに装着した非通気性のグローブに作業者が手を挿入して、グローブ越しに作業をすることにより、外部の汚染物質がグローブボックス内に進入するのを防止したり、逆に、グローブボックス内に有害物質を収容して、作業者がグローブ越しに作業をすることにより、有害物質がグローブボックスから外部に流出するのを防止したりすることが知られている。
従来のグローブボックスにおけるグローブポートは、合成樹脂材料により筒状に形成され、それに、グローブの基部を折り返して直接被嵌させることもあるが、グローブポート内に、グローブの基部を装着した合成樹脂製のインナーリングを、Oリングを介して気密に圧嵌して使用することが多い(例えば特許文献1および2参照)。
これらの場合、グローブが古くなると、新たなグローブを装着した新たなインナーリングを、古いインナーリングの後方より押し込んで、古いグローブとインナーリングとを、グローブボックス内に押し込んで、グローブボックス内において廃棄処理するようにしている。
特開2007−240398号公報 特開2004−25366号公報
しかし、グローブポートやインナーリングを合成樹脂材料により形成すると、グローブボックス内で有害物質を取り扱う場合、その有害物質の影響で、グローブポートやインナーリングが劣化し易く、耐久性が悪いという問題がある。
そこで、それらをステンレス製とすることが考えられるが、インナーリングをステンレス製とすると、古くなったグローブの廃棄時に、そのステンレス製としたインナーリングまで廃棄することになり、それでは経済的にも、廃棄処理上においても好ましくない。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、有害物質に対するグローブポートの耐久性を高めることができるとともに、インナーリングを使用することなく、グローブを、気密性を保ったまま、簡単かつ確実に、グローブポートに着脱しうるようにした、グローブボックスにおけるグローブ取付構造およびグローブの交換方法を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 筒部の外周部に、軸線方向に離間した複数の環状溝が設けられ、かつ前記筒部の基端部に外向きフランジが設けられ、前記筒部がグローブボックスの外側に突出するようにして、前記外向きフランジがグローブボックスにおける作業用の開口縁部に固着されたステンレス製としたグローブポートと、前記グローブポートにおける筒部の外周部に基部が外嵌され、かつ他部が前記基部から内方に折り返されて、前記グローブポート内を通り、前記グローブボックス内に進入するようにした非通気性のグローブと、前記グローブの基部の外側から、前記グローブポートの筒部の外周における各環状溝に外嵌した複数のOリングバンドと、前記グローブの基部の外側または前記Oリングバンドの外側から、前記グローブポートの筒部を締め付ける締付手段を有する複数の締付バンドとを備えるものとする。
このような構成によると、グローブポートをステンレス製としたことにより、有害物質に対するグローブポートの耐久性を高めることができるとともに、インナーリングを使用することなく、グローブを、気密性を保ったまま、簡単かつ確実に、グローブポートに着脱することができる。
(2) 上記(1)項において、複数の平ゴムバンドを、グローブの基部の外側またはOリングバンドの外側から締め付けるようにして、グローブポートの筒部に外嵌し、かつ前記筒部の最も先端寄りに配設した締付バンドを、前記グローブポートの筒部の最も先端寄りに外嵌した平ゴムバンドの外側から締着する。
このような構成によると、Oリングバンドと平ゴムバンドと締付バンドとにより、グローブの基部を、グローブポートにおける筒部の外周部に、気密性を保ったまま、確実に締着することができだけでなく、グローブの交換時に、グローブの基部と、グローブポートにおける筒部の外周部との間を通って、グローブボックス内の気体が外部に漏出したり、逆に外気がグローブボックス内に流入したりするのを確実に防止することができる。
(3) 上記(1)項のグローブボックスにおけるグローブ取付構造により取付けられたグローブを新たなものと交換する方法において、すべての締付バンドを前記グローブポートの筒部から取り外した後、前記筒部の最も基端部寄りのOリングバンドを、前記筒部の先端部寄りに位置をずらし、前記筒部に装着されている古いグローブの基部の縁部を、前記位置をずらしたOリングバンドを外側から覆うようにして折返し、この折返しによって露呈した前記筒部の基端部外周面に、折返された古いグローブの基部および全Oリングバンドを覆うように被嵌した新たなグローブの基部を外嵌し、その外側から、新たなOリングバンドを、前記筒部に外嵌し、かつ新たなグローブの基部を、新たな締付バンドまたは取り外した1個の前記締付バンドをもって、前記筒部の基部の外周面に締付け、その後、新たなグローブの外側から、古いグローブの基部および古い全Oリングバンドを、前記筒部から外して、それらを前記グローブポート内を通って、グローブボックス内に押し入れ、その後、新たなOリングバンド、および新たな締付バンドまたは取り外した残りの前記締付バンドを、古いOリングバンドおよび締付バンドが装着されていたのと同様にして装着する。
このような方法によると、従来のインナーリングを使用することなく、古くなったグローブだけでなく、その取付けのための付属部品であるOリングバンドをも、外気に曝すことなく、グローブポートの筒部から簡単に外して、グローブボックス内に押し入れることができ、グローブの交換時に、外気がグローブボックス内に進入したり、逆に、グローブボックス内の気体が外部に漏出したりするのを確実に防止することができる。
(4) 上記(2)項のグローブボックスにおけるグローブ取付構造により取付けられたグローブを新たなものと交換する方法において、すべての締付バンドを前記グローブポートの筒部から取り外した後、前記筒部の最も基端部寄りのOリングバンドと、前記筒部の最も基端部寄りの平ゴムバンドとを、前記グローブポートの筒部の先端部寄りに位置をずらし、前記筒部に装着されている古いグローブの基部の縁部を、前記位置をずらしたOリングバンドおよび平ゴムバンドを外側から覆うようにして折返し、この折返しによって露呈した前記筒部の基端部外周面に、折返された古いグローブの基部、並びに全Oリングバンドおよび全平ゴムバンドを覆うように被嵌した新たなグローブの基部を外嵌し、その外側から、新たなOリングバンドを、前記筒部に外嵌し、新たな平ゴムバンドを、前記グローブポートの筒部の基端部寄りに外嵌し、かつ新たなグローブの基部を、新たな締付バンドまたは取り外した1個の前記締付バンドをもって、前記筒部の基部の外周面に締付け、その後、新たなグローブの外側から、古いグローブの基部、並びに古い全Oリングバンドおよび古い全平ゴムバンドを、前記筒部から外して、それらを前記グローブポート内を通って、グローブボックス内に押し入れ、その後、新たなOリングバンドおよび平ゴムバンド、並びに新たな締付バンドまたは取り外した残りの締付バンドを、古いOリングバンド、平ゴムバンドおよび締付バンドが装着されていたのと同様にして装着する。
このような方法によると、従来のインナーリングを使用することなく、古くなったグローブだけでなく、その取付けのための付属部品であるOリングバンドと平ゴムバンドとをも、外気に曝すことなく、グローブポートの筒部から簡単に外して、グローブボックス内に押し入れることができ、グローブの交換時に、外気がグローブボックス内に進入したり、逆に、グローブボックス内の気体が外部に漏出したりするのを確実に防止することができる。
本発明によると、有害物質に対するグローブポートの耐久性を高めることができるとともに、インナーリングを使用することなく、グローブを、気密性を保ったまま、簡単かつ確実に、グローブポートに着脱しうるようにした、グローブボックスにおけるグローブ取付構造およびグローブの交換方法を提供することができる。
本発明のグローブ取付構造の一実施形態を備えるグローブボックスの正面図である。 同じく、側面図である。 作業ボックスのみの正面図である。 図3のIV−IV線における縦断側面図である。 図3のV−V線における拡大縦断側面図である。 図3のVI−VI線における拡大横断平面図である。 図3のVII−VII線における拡大縦断側面図である。 フィルタボックスとそれに隣接する作業ボックスの一部との概略縦断正面図である。 図8のIX−IX線における縦断側面図である。 図8に示す状態からフィルタを取り出す第1段階を示す、図8と同様の部分の概略縦断正面図である。 図8に示す状態からフィルタを取り出す第2段階を示す、図8と同様の部分の概略縦断正面図である。 図8に示す状態からフィルタを取り出す第3段階を示す、図8と同様の部分の概略縦断正面図である。 図7に示すグローブの装着状態から、グローブを交換する際の第1段階を示す、図7と同様の部分の概略縦断側面図である。 同じく、第2段階を示す、図13と同様の部分の概略縦断側面図である。 同じく、第3段階を示す、図13と同様の部分の概略縦断側面図である。 同じく、第4段階を示す、図13と同様の部分の概略縦断側面図である。 同じく、第5段階を示す、図13と同様の部分の概略縦断側面図である。 同じく、第6段階を示す、図13と同様の部分の概略縦断側面図である。 同じく、第7段階を示す、図13と同様の部分の概略縦断側面図である。
以下、本発明のグローブ取付構造の一実施形態を備えるグローブボックスについて、図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、このグローブボックスは、支持台1上に設けられた本体2を備えている。
本体2は、中央に、気密ボックスである作業ボックス3、その右側方に、物品の出し入れを行うパスボックス4、その上方に、第1吸気弁5を有する第1給気フィルタボックス6、作業ボックス3の右上方に、第2吸気弁7を有する第2給気フィルタボックス8、作業ボックス3の左上方に、制御ボックス9、作業ボックス3の左側方に、排気フィルタボックス10、その上方に、送気手段(図示略)と排気弁11とを有する送風ボックス12を備えている。
すべてのボックス3、4、6、8、9、10、12は、ステンレス材料により形成されており、それらの相互間には、エアが次のように流通するように開口(図示略)が形成されている。
第1吸気弁5より第1給気フィルタボックス6内に取り入れられたエアは、パスボックス4を通って、作業ボックス3内に流入し、そこで、第2吸気弁7より第2給気フィルタボックス8内に取り入れられたエアと合流し、そこから、排気フィルタボックス10と送風ボックス12とを通って、排気弁11より、空気浄化装置(図示略)等に送られるようになっており、本体2内は、外部と完全に遮断されている。
図1〜図7に示すように、作業ボックス3における若干後傾する前壁13の中央には、横長の方形の開口14(図5および図6参照)が設けられており、この開口14は、扉15によって開閉しうるようになっている。
扉15の両側部と、前壁13の下部との間には、扉15の開閉時の自重を軽減するためのドアダンパ15aが設けられている。
扉15は、透明なアクリル板等よりなる方形のパネル16と、その外周縁部を覆う縁材17とを備えている。
縁材17は、図5および図6に示すように、前片18aの外側縁部に後方を向く折曲片18bが連設された、断面形状がL字状の表縁材18と、外側の前片19aと内側の後片19bとの間に、それらと互いに直角をなす中間連結片19cが設けられた、断面形状がクランク状の裏縁材19とからなっている。
表縁材18における前片18aの内端部を、平板状のパッキン20を介してパネル16の表面に圧接させ、かつ裏縁材19における後片19bを、巴形パッキン21における切込み溝21aに嵌合して、巴形パッキン21における平坦部21bを、パネル16の裏面に圧接させた状態で、表縁材18における前片18aと裏縁材19における前片19aとを表裏より重ねて、締着手段をなすボルト・ナット22をもって互いに締着することにより、巴形パッキン21は扉15の裏面に強力に保持されている。
巴形パッキン21における平坦部21bは、巴形パッキン21を扉15に取付けるためだけでなく、裏縁材19と表縁材18とによりパネル16を挾持する際の緩衝材としても作用している。
巴形パッキン21は、扉15を閉じたとき、平坦部21bの一方の縁のみに連設された中空半円弧部21cが、作業ボックス3における前壁13に圧接することにより、弾性変形して、開口14の周縁における前壁13と扉15との気密性を保持することができるようになっている。
扉15は、その上部の左右2箇所を、図5に示すような2軸ヒンジ23をもって、作業ボックス3の前壁13における開口14の上縁部に枢着されている。
2軸ヒンジ23は、作業ボックス3の前壁13における開口14の上縁部に固着された固定ヒンジ片24と、この固定ヒンジ片24に、左右方向を向く第1の軸25をもって枢着された中間リンク26と、この中間リンク26に、第1の軸25と平行をなす第2の軸27をもって枢着され、かつ扉15における表縁材18の前片18aに固着された可動ヒンジ片28とからなっている。
この2軸ヒンジ23をもって、扉15を作業ボックス3における前壁13に枢着したことにより、扉15の締め込み時に、2軸ヒンジ23における中間リンク26が、固定ヒンジ片24および可動ヒンジ片28に対して回動することにより、扉15を、作業ボックス3の前面とほぼ平行に維持することができ、作業ボックス3の前面に対する扉15の当接面の角度の変動や当接部分の位置ずれを可及的に減少することができる。
したがって、扉15の締め込み時に、扉15が作業ボックス3の前面に対して非平行となって、巴形パッキン21の圧縮量が部分的に変動し、耐久性が悪化するのを防止することができ、もって、従来のインフレートパッキンのような高価な気密手段を用いることなく、巴形パッキン21のような安価な気密手段を用いても、十分な気密性能を維持することができる。
この巴形パッキン21は、作業ボックス3における開口14の周縁部と、閉扉時にそれに対向する扉15の周縁部との間に閉ループをなして介在するように、扉15側に設けられているが、作業ボックス3側に設けてもよい。
扉15における短辺の左右両側辺の上下方向のほぼ中央部と、長辺である上下両辺の両側部とには、左右対称構造とした締め込み手段29がそれぞれ設けられている。
各締め込み手段29は、被係合部をなす突片30aが、作業ボックス3の前壁13から前方に離間して、作業ボックス3における開口14の中心に向かって片持ち状に突出するようにして、作業ボックス3の前壁13の前面における開口14の周縁部に固着した受座30と、扉15の表縁材18における前片18aの前面に突設した枢軸31をもって扉15に枢着され、かつ把手部32aの枢軸31寄りに、枢軸31を中心とする円弧状をなし、閉扉時に上記受座30の突片30aの後方に潜入しうるようにした係合片32bが設けられ、この係合片32bの前面に傾斜カム面32cが形成された回動レバー32とからなっている。
回動レバー32は、図3に示すように、把手部32aが扉15の各辺とほぼ平行をなす締め込み位置と、それに対して枢軸31を中心として扉15の中心方向に向かって所要角度をなす解放位置との間を回動可能である。
閉扉時に、把手部32aを解放位置としたときは、係合片32bが受座30の突片30aから離脱して、扉15を開くことができるようになり、閉扉時に、把手部32aを解放位置から締め込み位置まで回動させると、係合片32bが受座30の突片30aの後方に潜入し、そのときの突片30aの後面と、係合片32bの傾斜カム面32cとの摺接により、扉15は、作業ボックス3の前壁13の前面に向かって押圧されるようになっている。
そのため、傾斜カム面32cは、係合片32bの先端に向かうにしたがって漸次後方に寄る傾斜面としてある。
なお、傾斜カム面32cに代えて、または傾斜カム面32cとともに、受座30の突片30aの後面に、傾斜カム面32cと同方向に傾斜する傾斜面(図示略)を設けてもよい。
このような構成とした締め込み手段29を、扉15の各辺に設けたことにより、方形の扉15の各辺をバランスよく、均等に締め付けることができ、気密性能の向上に寄与することができる。
また、それと併せて、扉15を、2軸ヒンジ23をもって、作業ボックス3における前壁13に枢着したことにより、上述したように、扉15の締め込み時に、扉15が作業ボックス3の前面に対して非平行となって、巴形パッキン21の圧縮量が部分的に変動し、耐久性が悪化するのを防止することができ、もって、従来のインフレートパッキンのような高価な気密手段を用いることなく、巴形パッキン21のような安価な気密手段を用いても、十分な気密性能を維持することができる。
扉15のパネル16には、長軸を上下方向に向けた楕円形をなす左右1対の作業用の開口33が設けられており、各開口33には、それと同様の楕円形をなすステンレス製のグローブポート34が取付けられている。
各グローブポート34は、長軸を上下方向に向けた楕円形をなし、かつ開口33を通って扉15の前方に突出する筒部34aと、この筒部34aの後端に溶接により固着された外向きフランジ34bとからなっている。
外向きフランジ34bは、筒部34aと一体的に形成することもある。
図7に示すように、外向きフランジ34bの前面には、複数のスタッドボルト35が、周方向に適宜の間隔をもって前向に突設されている。
外向きフランジ34bにおけるスタッドボルト35より外側の部分を、平板状のパッキン36を介して扉15のパネル16の後面に押し当て、外向きフランジ34bとほぼ同一形状とした押え板37を、平板状のパッキン38を介してパネル16の前面に押し当て、パネル16の板厚よりわずかに長くした筒状のスペーサ39を外嵌した各スタッドボルト35の前端部を、押え板37に貫通させて、押え板37の前方より、袋ナット40を各スタッドボルト35の前端部に螺合させて締め付けることにより、グローブポート34は、扉15のパネル16に、気密状態を保って強固に固着されている。
グローブポート34における筒部34aの外周部には、複数(この例では3個)の環状溝41、42、43が、互いに筒部34aの軸線方向に離間するようにして設けられている。
また、筒部34aの先端部には、合成樹脂製の保護材44が、筒部34aの先端とその内外両面とを覆うようにして、全周に亘って設けられている。
グローブポート34における筒部34aの外周部には、伸縮性を有する非通気性のグローブ45の基部45aが、その基端に設けた玉縁45bが最もパネル16寄りの第1の環状溝41に嵌合するようにして外嵌され、グローブ45の他部は、基部45aから内方に折り返され、グローブポート34内を通って、作業ボックス3内に進入している。
グローブポート34における筒部34aの外周部に外嵌されたグローブ45の基部45aの外側には、2個のOリングバンド46、47が、第2および第3の環状溝42、43に外嵌するようにして装着されている。
筒部34aの外周部における第1の環状溝41と第2の環状溝42との間には、グローブ45の基部45aの外側から、平ゴムバンド48が装着され、また、第3の環状溝43に、グローブ45の基部45aの外側から嵌合されたOリングバンド47の外側にも、平ゴムバンド49が装着されている。
さらに、両平ゴムバンド48、49には、公知のホースバンドのように、締付手段50a、51aを有するステンレス製等の金属製の締付バンド50、51が外側から締め付けて装着されている。
このように、グローブポート34をステンレス製としたことにより、有害物質に対するグローブポート34の耐久性を高めることができ、しかも、グローブ45の基部45aを、グローブポート34における筒部34aの外周部に外嵌し、その外側から、複数のOリングバンド46、47、平ゴムバンド48、49、および締付バンド50、51を装着して、グローブ45の基部45aを、グローブポート34における筒部34aの外周部に締着したことにより、従来のようなインナーリングを使用することなく、グローブ45を、気密性を保ったまま、グローブポート34に、簡単かつ確実に、着脱することができる。
平ゴムバンド48、49は省略して実施することもあるが、上記のようにして使用すると、グローブ45の交換時に、グローブ45の基部45aと、グローブポート34における筒部34aの外周部との間を通って、作業ボックス3内の気体が外部に漏出したり、逆に外気が作業ボックス3内に流入したりするのを確実に防止することができる。
グローブ45の交換作業に関しては後述する。
次に、排気フィルタボックス10内におけるフィルタの取付構造、並びにフィルタの取付方法および取外し方法について、図8〜図12を参照して説明する。
図8および図9に示すように、作業ボックス3と排気フィルタボックス10との間の隔壁52には、エア流通のための開口53が設けられており、この開口53には、作業ボックス3内での作業中の液体等が排気フィルタボックス10内に飛散するのを防止するが、エアの流通は許容するようにしたルーバー54aが中央部に設けられた扉54が、作業ボックス3内から開閉しうるように設けられている。
すなわち、扉54は、下端部が、隔壁52における作業ボックス3側の下部に、前後1対のトルクヒンジ55をもって枢着され、図8に示す閉止位置から、図10に示す開放位置まで開閉しうるようになっている。
閉止位置における扉54の上端部中央には、上記締め込み手段29と同様に、隔壁52の上部に固着した受座56に係脱することにより、扉54を閉止位置まで締め込んだり、解放したりする回動レバー57を有する締め込み手段58が設けられている。
排気フィルタボックス10内における左右方向の中間部には、フィルタ支持壁59が設けられている。
フィルタ支持壁59の中央には、方形の開口60が設けられ、この開口60の下方には、右方に向かって水平に延出するフィルタ受台61と、その前後の縁から起立する側片62とからなるガイド手段63が設けられている。
このガイド手段63によって、排気フィルタボックス10内には、第1のフィルタ64が、パッキン65を介して、フィルタ支持壁59に圧接され、かつその右方より、第2のフィルタ66が、パッキン67を介して、第1のフィルタ64の右側面に圧接されるようにしてそれぞれの装着位置に保持されている。
第1のフィルタ64および第2のフィルタ66は、ともに、硬質の枠体64a、66aを備えるHEPAフィルタよりなっている。
排気フィルタボックス10内の上壁10aの下面における第2のフィルタ66の直上には、側面視上向コ字状をなす吊支杆68が設けられている。
この吊支杆68と同様の上向コ字状とした吊支杆69が、作業ボックス3の上壁の下面における後部に、左右方向に向きを変えて、後述する押え枠70の仮置き用として設けられている。なお、この仮置き用の吊支杆69は、排気フィルタボックス10内が広い場合には、排気フィルタボックス10内の上壁10aに設けることもある。
吊支杆68、69には、第1のフィルタ64および第2のフィルタ66を、パッキン65、67を介して左右方向に重ねた状態で、フィルタ支持壁59に向かって押し付ける、方形枠状の押え枠70の上端に設けたフック71を係止可能としてある。
フック71は、押え枠70の上端より左方に向けて直角に折曲した水平片71aと、その先端に設けた垂下片71bとからなり、押え枠70を、装着位置に位置している第2のフィルタ66に近接または当接する位置から、左右方向に若干平行移動しうるように、水平片71の左右方向の長さを、吊支杆68の直径より大としてある。
このフック71と吊支杆68とにより、押え枠70を、装着位置に位置しているフィルタ64、66に近接または当接する位置に吊支可能とした吊支手段が形成されている。
図8および図9に示すように、押え枠70の前後の側部には、締め込み手段29と同様の締め込み手段72が設けられている。
各締め込み手段72は、排気フィルタボックス10における前壁10bおよび後壁10cの内面に固着された受座支持材73の先端部の右側面に設けられ、被係合部をなす突片74aが、受座支持材73の先端より排気フィルタボックス10の内方に向かって突出するようにした受座74と、押え枠70の右側面に、左右方向を向く枢軸75をもって枢着され、かつ把手部76aの枢軸75寄りに、枢軸75を中心とする円弧状をなし、押え枠70が装着位置に位置している第2のフィルタ66に近接または当接しているときに、上記受座30の突片30aの左側面に潜入しうるようにした係合片76bが設けられ、この係合片76bの右側面に傾斜カム面76cが形成された回動レバー76とからなっている。
回動レバー76は、図9に2点鎖線で示すように、把手部76aが上方を向く締め込み位置と、同じく下方を向く解放位置(図示略)との間を回動可能であり、押え枠70のフック71を吊支杆68に掛止し、押え枠70を、装着位置に位置している第2のフィルタ66に当接させた状態で、把手部76aを、図9に実線で示すように、排気フィルタボックス10の内方を向く水平位置を経て、締め込み位置まで回動させる間に、係合片76bの傾斜カム面76cが受座74における突片74aの左側面に摺接し、押え枠70を、第2のフィルタ66に向かって押し付けることができるようになっている。
なお、傾斜カム面76cを、突片74aの左側面に設けることもある。
押え枠70の上端部右側面には、押え枠70の持ち運びを容易にするための、平面視コ字状をなす取手70aが設けられており、また、押え枠70の前後の縁には、第2のフィルタ66を前後から挾む1対の側片70b、70bが設けられている。
排気フィルタボックス10の左側壁10dの中央部には、シャワーノズル77がもうけられており、ここから噴出する洗浄液により、排気フィルタボックス10内を洗浄しうるようになっている。
排気フィルタボックス10の底壁10eは、フィルタ支持壁59を境にして、それぞれの部屋毎にすり鉢状に形成され、それらの最低部には、常時は閉塞されているドレン口78が設けられている。
図8に示すように、排気フィルタボックス10の上壁10aにおけるフィルタ支持壁59より左方の部分には、ルーバー79を備える開口80が設けられ、ここを通して、排気フィルタボックス10内の気体が、送風ボックス12へ送られるようになっている。
本発明とは直接関係しないが、図1に示すように、パスボックス4の前面には、視認用の透明な覗き窓81と、円形としたグローブポート82およびそれに着脱可能としたグローブ83とが設けられている。
また、図2に示すように、パスボックス4の右側面には、物品出し入れ用の扉84が開閉可能として設けられている。
次に、フィルタの交換方法、すなわちフィルタの取外し方法および取付方法について、図8〜図12を参照して説明する。
図8および図9に示すように、第1のフィルタ64および第2のフィルタ66が、正規の装着位置に装着されている状態から、作業ボックス3における左右のグローブ45、45に両手を挿入し、その手で、扉54の上部に設けられた締め込み手段58における回動レバー57を、締め込み位置から解放位置までに回動させて、受座56から解放し、扉54を、図10に示すほぼ水平の位置まで開く。
次いで、扉54を開いた開口53から、グローブ45に入れた手を、排気フィルタボックス10内に挿入し、左右の締め込み手段72における各回動レバー56を、締め込み位置から解放位置まで回動させて、受座74から解放する。
次いで、図10に2点鎖線で示すように、押え枠70のフック71を、吊支杆68から外し、押え枠70を作業ボックス3内に移動させた後、押え枠70のフック71を、仮置き用の吊支杆69に掛止する。
その状態で、第2のフィルタ66とパッキン67とを、装着位置から作業ボックス3内に移動し、そこで、必要に応じて適宜洗浄した後、図12に示すように、ビニール袋85等に入れて、密閉した後、パスボックス4の扉84を開いて、そこからビニール袋85等に密包された第2のフィルタ66を、グローブボックスより外部に取り出す。
第2のフィルタ66等を作業ボックス3内に移動したとき、押え枠70は、作業ボックス3内の後部に設けた仮置き用の吊支杆69に掛止させてあるので、押え枠70が第2のフィルタ66等移動や洗浄の妨げとなることはない。
その後、パスボックス4の扉84を閉じた後、第1のフィルタ64とパッキン65とを、第2のフィルタ66等と同様にして、グローブボックスより外部に取り出す。
なお、第1のフィルタ64とパッキン65とを、第2のフィルタ66等とまとめて装着位置から外し、必要に応じて、作業ボックス3内においてまとめて洗浄し、その後、まとめてビニール袋85等により密包するか、またはここで1個ずつビニール袋85等により密包し、パスボックス4からグローブボックスの外部へ、まとめて、または1個ずつ順次取り出すこともある。
すべてのフィルタをグローブボックスより外部に取り出した後、必要に応じて、シャワーノズル77から洗浄液を噴出させて、排気フィルタボックス10内を洗浄する。
このような方法によると、装着位置に位置している第2のフィルタ66から外した押え枠70を、仮置き用の吊支杆69に掛止しておいた状態で、第2のフィルタ66および第1のフィルタ64等を装着位置から簡単かつ迅速に取外すことができるとともに、新たなフィルタを装着位置に配設した後に、押え枠70を仮置き用の吊支杆69から外して、第2のフィルタ66に迅速に押し付けることができ、作業効率を高めることができる。
排気フィルタボックス10内に新たなフィルタを装着するには、上記の手順と逆に行う。
すなわち、押え枠70を、作業ボックス3内の仮置き用の吊支杆69に掛止させたままの状態で、パスボックス4の扉84を開いて、そこから、新たなパッキン65、第1のフィルタ64、パッキン67および第2のフィルタ66を、順次グローブボックス内に搬入し、次いで、扉84を閉じた後、新たなパッキン65等を、上記の順位で、作業ボックス3内を経て、排気フィルタボックス10内に移動し、そこで、ガイド手段63に沿って、順次装着位置まで押し入れた後、仮置き用の吊支杆69に掛止していた押え枠70を、吊支杆69から外して、排気フィルタボックス10内に移動し、そこで、フック71を、吊支手段である吊支杆68に掛止することにより、押え枠70を、第2のフィルタ66に近接または当接する位置に配設する。
その状態で、押え枠70を第2のフィルタ66に押し付けつつ、左右の締め込み手段72における各回動レバー76を、解放位置から締め込み位置まで回動させて、係合片76bを受座74の突片74aに係合させつつ回動させる。
このときの係合片76bの傾斜カム面76cと受座74における突片74aの左側面との摺接により、押え枠70は、傾斜カムの作用によって、第2のフィルタ66に向かって押し付けられ、パッキン65、第1のフィルタ64、パッキン67および第2のフィルタ66は、その順序でフィルタ支持壁59に向かって押し付けられ、正規の装着位置に保持される。
このとき、押え枠70は、そのフック71が吊支杆68に掛止され、吊支されているので、回動レバー76を操作する際に、作業者が押え枠71を支えておく必要がなく、回動レバー76の回動操作時の作業性が向上する。
また、回動レバー76を回動させるだけで、第1のフィルタ64および第2のフィルタ66を装着位置に保持することができるので、従来のように、フィルタおよび押え枠を、ボルトを締め付けたり、外したりすることなく、狭い排気フィルタボックス10内において、簡単かつ迅速に取付けたり、取外したりすることができる。
次に、作業ボックス3おけるグローブ45の交換方法を、図7および図13〜図19を参照して説明する。
図7に示すように、グローブ45が、グローブポート34に確実に装着されている状態から、2個の締付バンド50、51の締付手段50a、51aを緩めて、2個の締付バンド50、51を、図13に示すように、グローブポート34の筒部34aから完全に取り外す。
締付バンド50、51を取り外した後、グローブポート34の筒部34aの最も基端部寄りに装着した平ゴムバンド48を、図14に示すように、筒部34aの先端部寄りに装着した平ゴムバンド49の外側に、一部が重合するようにして位置をずらし、次いで、グローブポート34の筒部34aの最も基端部寄りのOリングバンド46も、筒部34aの先端部寄りに位置をずらし、その後、筒部34aの最も基端部寄りの環状溝41に嵌合されていた古いグローブ45の玉縁45bを拡開しつつ、古いグローブ45の基部45aを、図15に示すように、位置をずらしたOリングバンド46および平ゴムバンド48、並びに筒部34aの先端部に元から装着されていたOリングバンド47および平ゴムバンド49を外側から覆うようにして折返す。
次に、図16に示すように、古いグローブ45の基部45aを折返すことによって露呈した筒部34aの基端部外周面に、折返された古いグローブ45の基部45a、並びに全Oリングバンド46、47および全平ゴムバンド48、49を覆うように被嵌した新たなグローブ45’の基部45a’を、その玉縁45b’が筒部34aの最も基端部寄りの環状溝41に嵌合するようにして外嵌し、その外側から、新たなOリングバンド46’を、新たなグローブ45’の基部45a’の外側から中央の環状溝42に外嵌するようにして筒部34aに装着する。
その後、図17に示すように、新たなグローブ45’の玉縁45b’が嵌合された筒部34aの最も基端部寄りの環状溝41と、Oリングバンド46’が嵌合された中央の環状溝42との間における筒部34aの外周部に、新たなグローブ45’の基部45a’を締め付けるように新たな平ゴムバンド48’を装着し、さらにその外側から、新たな締付バンド50’または、取り外した1個の締付バンド50をもって、筒部34aの基部の外周面に締付ける。
次に、新たなグローブグローブ45’の外側から、古いグローブ45の基部45a、並びに古い全Oリングバンド46、47および全平ゴムバンド48、49を、筒部34aから外して、それらをグローブポート34内を通って、作業ボックス3内に押し入れ、図18に示すように、筒部34aから古いグローブ45等を完全に除去する。
その後、図19に示すように、新たなOリングバンド47’および平ゴムバンド49’、並びに新たな締付バンド51’または取り外した残りの締付バンド51を、古いOリングバンド47、平ゴムバンド49および締付バンド51が装着されていたのと同様にして装着する。
このようなグローブの交換方法によると、従来のインナーリングを使用することなく、古くなったグローブ45だけでなく、その取付けのための付属部品であるOリングバンド46、47や平ゴムバンド48、49等をも、外気に曝すことなく、グローブポート34の筒部34aから簡単に外して、作業ボックス3内に押し入れることができ、グローブ45の交換時に、外気が作業ボックス3内に進入したり、逆に、作業ボックス3内の気体が外部に漏出したりするのを確実に防止することができる。
平ゴムバンド48、49は、使用しないこともあるが、使用した場合は、グローブ45の基部45aとグローブポート34の筒部34aとの気密性能を高めることができ、古くなった場合は、Oリングバンド46、47等とともに、外気に触れることなく廃棄することができる。
また、ステンレス製の締付バンド50、51等の金属製の部材は、廃棄物の中に混在させることはないので、廃棄物の処理が容易である。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、変形した態様での実施が可能である。
1 支持台
2 本体
3 作業ボックス(気密ボックス)
4 パスボックス
5 第1吸気弁
6 第1給気フィルタボックス
7 第2吸気弁
8 第2給気フィルタボックス
9 制御ボックス
10 排気フィルタボックス
10a上壁
10b前壁
10c後壁
10d左側壁
10e底壁
11 排気弁
12 送風ボックス
13 前壁
14 開口
15 扉
15aドアダンパ
16 パネル
17 縁材
18 表縁材
18a前片
18b折曲片
19 裏縁材
19a前片
19b後片
19c中間連結片
20 パッキン
21 巴形パッキン
21a切込み溝
21b平坦部
21c中空半円弧部
22 ボルト・ナット(締着手段)
23 2軸ヒンジ
24 固定ヒンジ片
25 第1の軸
26 中間リンク
27 第2の軸
28 可動ヒンジ片
29 締め込み手段
30 受座
30a突片(被係合部)
31 枢軸
32 回動レバー
32a把手部
32b係合片
32c傾斜カム面
33 開口
34 グローブポート
34a筒部
34b外向きフランジ
35 スタッドボルト
36 パッキン
37 押え板
38 パッキン
39 スペーサ
40 袋ナット
41、42、43 環状溝
44 保護材
45 グローブ
45a基部
45b玉縁
46、47 Oリングバンド
48、49 平ゴムバンド
50、51 締付バンド
50a、51a 締付手段
52 隔壁
53 開口
54 扉
54aルーバー
55 トルクヒンジ
56 受座
57 回動レバー
58 締め込み手段
59 フィルタ支持壁
60 開口
61 フィルタ受台
62 側片
63 ガイド手段
64 第1のフィルタ
64a枠体
65 パッキン
66 第2のフィルタ
66a枠体
67 パッキン
68 吊支杆(吊支手段)
69 吊支杆(仮置き用)
70 押え枠
70a取手
70b側片
71 フック
71a水平片
71b垂下片
72 締め込み手段
73 受座支持材
74 受座
74a突片(被係合部)
75 枢軸
76 回動レバー
76a把手部
76b係合片
76c傾斜カム面
77 シャワーノズル
78 ドレン口
79 ルーバー
80 開口
81 覗き窓
82 グローブポート
83 グローブ
84 扉
85 ビニール袋

Claims (4)

  1. 筒部の外周部に、軸線方向に離間した複数の環状溝が設けられ、かつ前記筒部の基端部に外向きフランジが設けられ、前記筒部がグローブボックスの外側に突出するようにして、前記外向きフランジがグローブボックスにおける作業用の開口縁部に固着されたステンレス製としたグローブポートと、
    前記グローブポートにおける筒部の外周部に基部が外嵌され、かつ他部が前記基部から内方に折り返されて、前記グローブポート内を通り、前記グローブボックス内に進入するようにした非通気性のグローブと、
    前記グローブの基部の外側から、前記グローブポートの筒部の外周における各環状溝に外嵌した複数のOリングバンドと、
    前記グローブの基部の外側または前記Oリングバンドの外側から、前記グローブポートの筒部を締め付ける締付手段を有する複数の締付バンド
    とを備えることを特徴とするグローブボックスにおけるグローブ取付構造。
  2. 複数の平ゴムバンドを、グローブの基部の外側またはOリングバンドの外側から締め付けるようにして、グローブポートの筒部に外嵌し、かつ前記筒部の最も先端寄りに配設した締付バンドを、前記グローブポートの筒部の最も先端寄りに外嵌した平ゴムバンドの外側から締着した請求項1記載のグローブボックスにおけるグローブ取付構造。
  3. 請求項1記載のグローブボックスにおけるグローブ取付構造により取付けられたグローブを新たなものと交換する方法において、
    すべての締付バンドを前記グローブポートの筒部から取り外した後、前記筒部の最も基端部寄りのOリングバンドを、前記筒部の先端部寄りに位置をずらし、前記筒部に装着されている古いグローブの基部の縁部を、前記位置をずらしたOリングバンドを外側から覆うようにして折返し、この折返しによって露呈した前記筒部の基端部外周面に、折返された古いグローブの基部および全Oリングバンドを覆うように被嵌した新たなグローブの基部を外嵌し、その外側から、新たなOリングバンドを、前記筒部に外嵌し、かつ新たなグローブの基部を、新たな締付バンドまたは取り外した1個の前記締付バンドをもって、前記筒部の基部の外周面に締付け、その後、新たなグローブの外側から、古いグローブの基部および古い全Oリングバンドを、前記筒部から外して、それらを前記グローブポート内を通って、グローブボックス内に押し入れ、その後、新たなOリングバンド、および新たな締付バンドまたは取り外した残りの前記締付バンドを、古いOリングバンドおよび締付バンドが装着されていたのと同様にして装着することを特徴とする、グローブボックスにおけるグローブの交換方法。
  4. 請求項2記載のグローブボックスにおけるグローブ取付構造により取付けられたグローブを新たなものと交換する方法において、
    すべての締付バンドを前記グローブポートの筒部から取り外した後、前記筒部の最も基端部寄りのOリングバンドと、前記筒部の最も基端部寄りの平ゴムバンドとを、前記グローブポートの筒部の先端部寄りに位置をずらし、前記筒部に装着されている古いグローブの基部の縁部を、前記位置をずらしたOリングバンドおよび平ゴムバンドを外側から覆うようにして折返し、この折返しによって露呈した前記筒部の基端部外周面に、折返された古いグローブの基部、並びに全Oリングバンドおよび全平ゴムバンドを覆うように被嵌した新たなグローブの基部を外嵌し、その外側から、新たなOリングバンドを、前記筒部に外嵌し、新たな平ゴムバンドを、前記グローブポートの筒部の基端部寄りに外嵌し、かつ新たなグローブの基部を、新たな締付バンドまたは取り外した1個の前記締付バンドをもって、前記筒部の基部の外周面に締付け、その後、新たなグローブの外側から、古いグローブの基部、並びに古い全Oリングバンドおよび古い全平ゴムバンドを、前記筒部から外して、それらを前記グローブポート内を通って、グローブボックス内に押し入れ、その後、新たなOリングバンドおよび平ゴムバンド、並びに新たな締付バンドまたは取り外した残りの締付バンドを、古いOリングバンド、平ゴムバンドおよび締付バンドが装着されていたのと同様にして装着することを特徴とする、グローブボックスにおけるグローブの交換方法。
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