JP2017005799A - 電力消費管理装置、需要家装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラム - Google Patents

電力消費管理装置、需要家装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの節電に対する意識を高めることが可能な電力消費管理装置、需要家装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムを提供する。【解決手段】電力消費管理装置は、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信する送信部と、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電力消費管理装置、需要家装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムに関し、特に、電気機器の利用スケジュールを扱う電力消費管理装置、需要家装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムに関する。
近年、東日本大震災を発端とする原子力発電所の操業停止等の影響により、電力の供給量が大幅に減少しており、電力の需給バランスを意識したエネルギ管理の重要性が増加している。たとえば、電力需給がひっ迫する場合、不測の停電等が生じる可能性が高まるため、電力需要施設において節電を行うことが必要になる。
このような状況の下、HEMS(Home Energy Management System)またはBEMS(Building Energy Management System)等への注目が高まっている。
たとえば、特許文献1(特開2006−163610号公報)には、需要家の節電を支援するための技術が開示されている。すなわち、省エネ活動奨励方法は、一需要家である登録会員が通信端末を用いて通信ネットワーク回線を介して管理センタの管理サーバにログインするログイン段階と、前記管理サーバが登録会員を特定し、該登録会員の過去のエネルギ使用実績から今後の一定期間のエネルギ削減目標を作成して該登録会員の通信端末の画面に表示させるとともに、該エネルギ削減目標を達成できるか否かを試みる節約チャレンジへの参加申し込みを促すエネルギ削減目標送信段階と、前記登録会員が画面上に表示されたエネルギ削減目標を参照し、前記節約チャレンジへの参加申し込みを行う参加申込段階と、前記一定期間経過後に管理サーバがエネルギ削減目標の達成度に応じたポイントを前記登録会員に付与するポイント付与段階と、登録会員が付与されたポイントを金品や各種サービスと交換するポイント利用段階とを備える。
特開2006−163610号公報 特開2012−27697号公報 特開2006−172075号公報
ところで、たとえば、HEMSでは、当該HEMSの設けられた電力需要施設すなわち住宅における消費電力の推移等を表示する場合がある。このように、住宅の電力消費状況等を可視化することにより、たとえば当該住宅の居住者であるユーザの節電に対する意識を高く保つことができる。
しかしながら、たとえばユーザによる住宅の電力消費状況等の確認が継続しない場合、当該ユーザの節電に対する意識が低下してしまうことが考えられる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、ユーザの節電に対する意識を高めることが可能な電力消費管理装置、需要家装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理装置は、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信する送信部と、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを備える。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る需要家装置は、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記候補情報の内容を表示する制御を行う表示制御部と、前記表示制御部によって表示された前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信する送信部とを備える。
(9)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理システムは、電力消費管理装置と、需要家装置とを備え、前記電力消費管理装置は、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する前記需要家装置へ送信する送信部と、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを含む。
(10)また、この発明の別の局面に係る電力消費管理システムは、電力消費管理装置と、需要家装置とを備え、電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を送信し、前記需要家装置が、前記候補情報を受信して、前記候補情報に対する応答情報を送信し、前記電力消費管理装置が、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信する。
(11)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理方法は、電力消費管理装置における電力消費管理方法であって、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、作成した前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信するステップと、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む。
(12)また、この発明の別の局面に係る電力消費管理方法は、需要家装置における電力消費管理方法であって、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信するステップと、受信した前記候補情報の内容を表示する制御を行うステップと、表示した前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを含む。
(13)また、この発明の別の局面に係る電力消費管理方法は、電力消費管理装置と、需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、前記電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、前記電力消費管理装置が、取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、前記電力消費管理装置が、作成した前記候補情報を前記施設に対応する前記需要家装置へ送信するステップと、前記電力消費管理装置が、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む。
(14)また、この発明の別の局面に係る電力消費管理方法は、電力消費管理装置と、需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、前記電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を送信するステップと、前記需要家装置が、前記候補情報を受信して、前記候補情報に対する応答情報を送信するステップと、前記電力消費管理装置が、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む。
(15)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理プログラムは、電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、作成した前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信するステップと、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを実行させるためのプログラムである。
(16)また、この発明の別の局面に係る電力消費管理プログラムは、需要家装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信するステップと、受信した前記候補情報の内容を表示する制御を行うステップと、表示した前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える電力消費管理装置として実現することができるだけでなく、電力消費管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備える需要家装置として実現することができるだけでなく、需要家装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明によれば、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける操作履歴情報Rの内容の一例を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける施設基本情報Bの内容の一例を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける天候情報Wの内容の一例を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電気料金情報Cの内容の一例を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける保有ポイント情報Pの内容の一例を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける対価情報Tの内容の一例を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおけるポイント種別情報Kの内容を示す図である。 図9は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける候補情報Sの内容の一例を示す図である。 図10は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理処理の一例を示すシーケンス図である。 図11は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示された画面の一例を示す図である。 図12は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示された画面の他の例を示す図である。 図13は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置の構成を示す図である。 図14は、本発明の実施の第1の実施の形態に係る端末装置の構成を示す図である。 図15は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理装置の構成を示す図である。 図16は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示された画面の一例を示す図である。
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置は、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信する送信部と、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを備える。
このような構成により、たとえば、住宅等の施設において電気機器を動作させる場合に電気料金が最も安くなる時間帯、または施設においてユーザが日常的に電気機器を動作させている時間帯を、当該電気機器を動作させるべき時間帯とした利用スケジュールの候補を作成することができる。
また、たとえば、施設における電力の消費状況等が表示される需要家装置に、作成した利用スケジュールの候補を表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
(2)好ましくは、前記スケジュール作成部は、前記候補に沿った前記電気機器の操作に対する対価をさらに示す前記候補情報を作成する。
このような構成により、たとえば、利用スケジュールの候補に沿って電気機器が操作された場合に与えるポイントを、ユーザに事前に提示することができるため、利用スケジュールに沿った電気機器の操作を行うことのユーザの動機を高めることができる。
(3)好ましくは、前記受信部は、さらに、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信する。
このような構成により、たとえば、提示された利用スケジュールの候補に沿って電気機器を操作する予定である旨の応答をユーザが行った場合であって、かつ、当該利用スケジュールの候補に沿って実際に電気機器が操作された場合に、ユーザにポイントを与えることができる。これにより、利用スケジュールに沿った電気機器の操作をより確実にユーザに行わせることができるため、たとえば、電力消費管理装置を運用するサービス事業者が当該ユーザの施設における消費電力の予定値を的確に認識することができる。たとえば、当該サービス事業者と提携関係にある発電事業者が多数の施設における消費電力の予定値を把握した場合、発電所における発電量の調整等を容易に行うことができる。
(4)好ましくは、前記スケジュール作成部は、前記操作履歴情報、前記電気料金情報および前記電気機器の操作に対して与えられる時間帯別の対価を示す対価情報に基づいて前記候補情報を作成する。
このような構成により、ユーザの電気機器に対する操作履歴、電気料金およびユーザに与えられるポイントを考慮して、ユーザがより採用しやすい利用スケジュールの候補を作成することができる。
(5)好ましくは、前記スケジュール作成部は、前記操作履歴情報または前記電気料金情報を優先させた前記候補を示す候補情報を作成する。
このような構成により、たとえば、電力消費管理装置は、ユーザのライフスタイルを重視した利用スケジュールの候補を作成することができる。そして、ユーザは、当該候補に沿うように電気機器を操作することで、無理なく節電を実施することができる。あるいは、電力消費管理装置は、電気料金を抑えることを重視した利用スケジュールの候補を作成することができる。そして、ユーザは、当該候補に沿うように電気機器を操作することで、効果的に節電を実施することができる。
(6)好ましくは、前記操作履歴情報は、前記候補の対象日と同じ曜日における前記電気機器の操作履歴に関する情報である。
このような構成により、たとえば、ユーザが電気機器を使用する曜日がある程度固定化されているような場合に、ユーザのライフスタイルをより反映させた利用スケジュールを作成することができる。
(7)好ましくは、前記電力消費管理装置は、さらに、前記操作履歴情報および前記電気料金情報に基づいて記電気機器の動作設定の候補を示す動作設定情報を作成する動作設定作成部を備え、前記送信部は、前記候補情報および前記動作設定作成部によって作成された前記動作設定情報を前記需要家装置へ送信する。
このような構成により、たとえば、ユーザが日常的に使用する範囲の動作設定であって、電気料金が安くなる動作設定を候補としてユーザに提示することができる。
(8)本発明の実施の形態に係る需要家装置は、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記候補情報の内容を表示する制御を行う表示制御部と、前記表示制御部によって表示された前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信する送信部とを備える。
このような構成により、たとえば、利用スケジュールの候補を、施設における消費電力の推移等を確認可能な需要家装置に表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを電力消費管理装置において確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
(9)本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムは、電力消費管理装置と、需要家装置とを備え、前記電力消費管理装置は、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する前記需要家装置へ送信する送信部と、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを含む。
このような構成により、たとえば、住宅等の施設において電気機器を動作させる場合に電気料金が最も安くなる時間帯、または施設においてユーザが日常的に電気機器を動作させている時間帯を、当該電気機器を動作させるべき時間帯とした利用スケジュールの候補を作成することができる。
また、たとえば、施設における電力の消費状況等が表示される需要家装置に、作成した利用スケジュールの候補を表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
(10)本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムは、電力消費管理装置と、需要家装置とを備え、電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を送信し、前記需要家装置が、前記候補情報を受信して、前記候補情報に対する応答情報を送信し、前記電力消費管理装置が、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信する。
このような構成により、たとえば、利用スケジュールの候補を、施設における消費電力の推移等を確認可能な需要家装置に表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを電力消費管理装置において確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
また、表示された利用スケジュールの候補に沿って電気機器を操作する予定である旨の応答をユーザが行った場合であって、かつ、当該利用スケジュールの候補に沿って実際に電気機器が操作された場合に、ユーザにポイントを与えることができる。これにより、利用スケジュールに沿った電気機器の操作をより確実にユーザに行わせることができるため、たとえば、電力消費管理装置を運用するサービス事業者が当該ユーザの施設における消費電力の予定値を的確に認識することができる。たとえば、当該サービス事業者と提携関係にある発電事業者が多数の施設における消費電力の予定値を把握した場合、発電所における発電量の調整等を容易に行うことができる。
(11)本発明の実施の形態に係る電力消費管理方法は、電力消費管理装置における電力消費管理方法であって、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、作成した前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信するステップと、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む。
このような方法により、たとえば、住宅等の施設において電気機器を動作させる場合に電気料金が最も安くなる時間帯、または施設においてユーザが日常的に電気機器を動作させている時間帯を、当該電気機器を動作させるべき時間帯とした利用スケジュールの候補を作成することができる。
また、たとえば、施設における電力の消費状況等が表示される需要家装置に、作成した利用スケジュールの候補を表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
(12)本発明の実施の形態に係る電力消費管理方法は、需要家装置における電力消費管理方法であって、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信するステップと、受信した前記候補情報の内容を表示する制御を行うステップと、表示した前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを含む。
このような方法により、たとえば、利用スケジュールの候補を、施設における消費電力の推移等を確認可能な需要家装置に表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを電力消費管理装置において確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
(13)本発明の実施の形態に係る電力消費管理方法は、電力消費管理装置と、需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、前記電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、前記電力消費管理装置が、取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、前記電力消費管理装置が、作成した前記候補情報を前記施設に対応する前記需要家装置へ送信するステップと、前記電力消費管理装置が、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む。
このような方法により、たとえば、住宅等の施設において電気機器を動作させる場合に電気料金が最も安くなる時間帯、または施設においてユーザが日常的に電気機器を動作させている時間帯を、当該電気機器を動作させるべき時間帯とした利用スケジュールの候補を作成することができる。
また、たとえば、施設における電力の消費状況等が表示される需要家装置に、作成した利用スケジュールの候補を表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
(14)本発明の実施の形態に係る電力消費管理方法は、電力消費管理装置と、需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、前記電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を送信するステップと、前記需要家装置が、前記候補情報を受信して、前記候補情報に対する応答情報を送信するステップと、前記電力消費管理装置が、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む。
このような方法により、たとえば、利用スケジュールの候補を、施設における消費電力の推移等を確認可能な需要家装置に表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを電力消費管理装置において確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
また、表示された利用スケジュールの候補に沿って電気機器を操作する予定である旨の応答をユーザが行った場合であって、かつ、当該利用スケジュールの候補に沿って実際に電気機器が操作された場合に、ユーザにポイントを与えることができる。これにより、利用スケジュールに沿った電気機器の操作をより確実にユーザに行わせることができるため、たとえば、電力消費管理装置を運用するサービス事業者が当該ユーザの施設における消費電力の予定値を的確に認識することができる。たとえば、当該サービス事業者と提携関係にある発電事業者が多数の施設における消費電力の予定値を把握した場合、発電所における発電量の調整等を容易に行うことができる。
(15)本発明の実施の形態に係る電力消費管理プログラムは、電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、作成した前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信するステップと、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを実行させるためのプログラムである。
このような構成により、たとえば、住宅等の施設において電気機器を動作させる場合に電気料金が最も安くなる時間帯、または施設においてユーザが日常的に電気機器を動作させている時間帯を、当該電気機器を動作させるべき時間帯とした利用スケジュールの候補を作成することができる。
また、たとえば、施設における電力の消費状況等が表示される需要家装置に、作成した利用スケジュールの候補を表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
(16)本発明の実施の形態に係る電力消費管理プログラムは、需要家装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信するステップと、受信した前記候補情報の内容を表示する制御を行うステップと、表示した前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを実行させるためのプログラムである。
このような構成により、たとえば、利用スケジュールの候補を、施設における消費電力の推移等を確認可能な需要家装置に表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを電力消費管理装置において確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、電力消費管理システム101は、電力消費管理装置11と、データベース12と、施設側装置15と、端末装置(需要家装置)16と、電気機器17A,17B,17Cとを備える。以下、電気機器17A,17B,17Cの各々を電気機器17とも称する。
なお、電力消費管理システム101は、3つの電気機器17を備える構成に限らず、より多数または少数の電気機器17を備える構成であってもよい。
電力消費管理装置11およびデータベース12は、サービス事業者1によって運用される。サービス事業者1は、たとえば、HEMSアグリゲータであり、住宅等の電力需要施設3における節電を支援する。
電力消費管理装置11は、たとえばサーバであり、ネットワーク10経由で施設側装置15および端末装置16と接続される。また、電力消費管理装置11は、データベース12と接続される。
電気機器17は、電力需要施設3に設けられた洗濯機、乾燥機、食器洗い機または電気自動車の充電器等の電気機器である。
施設側装置15は、たとえば、HEMS等のシステムにおいて用いられる装置であり、電力需要施設3に設置される。施設側装置15は、たとえば、電気機器17の操作実績を示す操作実績情報を定期的または不定期に作成し、作成した操作実績情報を電力消費管理装置11へ送信する。
施設側装置15は、たとえば、電気機器17の消費電力を測定し、測定結果に基づいて操作実績情報を作成する。具体的には、たとえば、施設側装置15は、電気機器17の消費電力の測定結果および予め記憶している電気機器17の仕様等に基づいて操作実績情報を作成する。
なお、施設側装置15は、電気機器17に対するユーザの操作内容を示す情報を電気機器17から取得し、取得した情報に基づいて操作実績情報を作成してもよい。
また、操作実績情報は、電気機器17の消費電力そのものを示す情報であってもよい。この場合、電力消費管理装置11は、操作実績情報および後述する施設基本情報Bに基づいて電気機器17に対する操作実績を取得する。
端末装置16は、タブレット、スマートフォンまたはパソコン(Personal Computer)等の端末装置であり、ネットワーク10とたとえば無線接続される。
電力消費管理装置11は、施設側装置15から受信した操作実績情報の内容をデータベース12に蓄積する。具体的には、電力消費管理装置11は、施設側装置15から受信した操作実績情報に基づいて、データベース12の記憶する操作履歴情報Rを更新する。操作履歴情報Rは、ユーザによる電気機器17の操作履歴を示す情報である。
また、データベース12は、たとえば、後述する施設基本情報B、天候情報W、電気料金情報C、保有ポイント情報P、ポイント種別情報Kおよび対価情報Tを記憶している。
電力消費管理装置11は、たとえば、データベース12の記憶する施設基本情報B、操作履歴情報R、電気料金情報C、ポイント種別情報Kおよび対価情報Tの一部または全部に基づいて、電力需要施設3における電気機器17の、対象の日(以下、候補対象日とも称する)における利用スケジュールの候補(以下、利用スケジュール候補とも称する)を示す候補情報Sを作成する。そして、電力消費管理装置11は、作成した候補情報Sを端末装置16へ送信する。候補対象日は、たとえば、候補情報Sの作成日の翌日である。利用スケジュール候補は、たとえば、電気機器17ごとに複数作成される。
詳細には、利用スケジュール候補は、たとえば、対応の電気機器17の使用が推奨される時間帯(以下、使用推奨時間帯とも称する)である。
より詳細には、利用スケジュール候補すなわち使用推奨時間帯は、たとえば、対応の電気機器17を使用した場合における電気料金が最も安くなる時間帯である。また、使用推奨時間帯の他の例は、たとえば、対応の電気機器17をユーザが日常的に使用している時間帯である。
端末装置16は、たとえば、電力消費管理装置11から受信した候補情報Sの内容を、自己のディスプレイに表示することによりユーザに提示する。
ユーザは、端末装置16のディスプレイを確認し、電気機器17ごとに、複数の利用スケジュール候補のうちのいずれかを選択する。
具体的には、ユーザは、複数の利用スケジュール候補のうちのいずれかを採用すると決めた場合、すなわち、複数の利用スケジュール候補のうちのいずれかに沿って対応の電気機器17を操作すると決めた場合、端末装置16を操作して、採用する利用スケジュール候補を選択する。
端末装置16は、ユーザが利用スケジュール候補を選択した場合、選択された利用スケジュール候補を示す応答情報Yを電力消費管理装置11へ送信する。一方、端末装置16は、たとえば、利用スケジュール候補をディスプレイに表示してから所定時間内に、ユーザがいずれの利用スケジュール候補も選択しなかった場合、ユーザが利用スケジュール候補を採用しない旨を示す応答情報Nを電力消費管理装置11へ送信する。
電力消費管理装置11は、端末装置16から応答情報Yを受信して、当該応答情報Yの示す利用スケジュール候補に沿ってユーザが電気機器17を操作する予定であること、つまり、電気機器17が当該応答情報Yの示す利用スケジュール候補に沿って動作することを認識する。
その後、電力消費管理装置11は、施設側装置15から定期的または不定期に受信する操作実績情報に基づいて、電気機器17が利用スケジュール候補に沿って操作されたか否かを判定する。
そして、電力消費管理装置11は、電力需要施設3における電気機器17がユーザの採用した利用スケジュール候補に沿って操作されたと判定した場合、電気機器17の操作に対する対価として、金銭、景品、またはクーポン等と交換可能なポイントを電力需要施設3へ付与する。
以下、電力需要施設3における電気機器17がユーザの採用した利用スケジュール候補に沿って操作された場合に、電力需要施設3に付与されるポイントを付与ポイントとも称する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける操作履歴情報Rの内容の一例を示す図である。
図2を参照して、表R1は、たとえば電力需要施設3に対応する「需要家ID(identification)」と、表R1の対象の「年月日」と、電力需要施設3における電気料金の料金メニューを示す「電気料金の契約種別」と、上記「年月日」における電気機器17に対する「操作履歴」と、「スケジュール採用履歴」と、「スケジュール実施履歴」とを示す。
具体的には、たとえば、「スケジュール採用履歴」は、電気機器17ごとの、利用スケジュール候補の採用履歴である。
また、「スケジュール実施履歴」は、電気機器17ごとの、採用された利用スケジュール候補に沿った操作が行われたか否かの履歴である。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける施設基本情報Bの内容の一例を示す図である。
図3を参照して、表B1は、「需要家ID」と、「電気料金の契約種別」と、電力需要施設3の所在を示す「居住エリア」と、電力需要施設3に居住する世帯の家族構成を示す「家族構成」と、電力需要施設3が戸建であるか集合住宅であるかの別を示す「住宅形態」と、電力需要施設3における電気機器17の消費電力等の仕様を示す「電気機器情報」とを示す。
「電気機器情報」は、たとえば、電気機器17の消費電力の測定値から当該電気機器17の動作状態、すなわちユーザが電気機器17に行った操作を推定可能な内容を含む。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける天候情報Wの内容の一例を示す図である。
図4を参照して、表W1は、電力需要施設3の所在を示す「居住エリア」における各日の「時間帯別天候情報」を示す。「時間帯別天候情報」は、たとえば、対応する日における時間帯別の天候すなわち天気、気温および湿度等を示す情報である。また、たとえば、時間帯別天候情報は、対応する日が未来の場合、当該日の天候の予報を示し、対応する日が過去の場合、当該日の天候の記録を示す。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電気料金情報Cの内容の一例を示す図である。
図5を参照して、表C1は、電力需要施設3における「電気料金の契約種別」と、表C1の対象の「年月日」と、当該年月日における時間帯別の電気料金の単価を示す。時間帯別の電気料金の単価は、たとえば電気料金の契約種別によって異なる。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける保有ポイント情報Pの内容の一例を示す図である。
図6を参照して、表P1は、「需要家ID」と、電力需要施設3にこれまでに付与したポイントの合計値を示す「累計ポイント」と、電力需要施設3にこれまでに付与したポイントのうち、既に使用されたポイントを示す「使用ポイント」と、電力需要施設3にこれまでに付与したポイントのうち、使用されずに残っているポイントを示す「未使用ポイント」と、「ポイント付与履歴」とを示す。「ポイント付与履歴」は、これまでに電力需要施設3にポイントを付与した年月日と付与したポイントのポイント数とを対応付けた情報である。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける対価情報Tの内容の一例を示す図である。図8は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおけるポイント種別情報Kの内容を示す図である。
図7を参照して、表T1は、表T1の対象の「年月日」における各時間帯の「ポイント種別」を示している。たとえば、電力需要施設3において、「6:00〜7:00」の時間帯に候補情報Sの示す利用スケジュール候補に従って電気機器17を動作させる操作が行われた場合、電力需要施設3には「ポイント種別A」のポイントが付与される。
図8を参照して、表K1は、「ポイント種別」と電力需要施設3に付与されるポイントのポイント数との対応関係を示している。
図7における表T1の「ポイント種別A」は、表K1に照らすとxxポイントである。つまり、電力需要施設3に「ポイント種別A」のポイントが付与される、とは、電力需要施設3にxxポイントが付与されることである。
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける候補情報Sの内容の一例を示す図である。
図9を参照して、表S1は、「需要家ID」と、表S1の対象の「年月日」と、複数の利用スケジュール候補とを示す。詳細には、表S1は、1つの電気機器17に対して複数の利用スケジュール候補つまり使用推奨時間帯を示し、利用スケジュール候補ごとに、ポイント種別と、付与ポイントとを示す。
具体的には、表S1では、「電気機器17A」について、「6:00〜7:00」を使用推奨時間帯とする利用スケジュール候補と、「20:00〜21:00」を使用推奨時間帯とする利用スケジュール候補と、「23:00〜24:00」を使用推奨時間帯とする利用スケジュール候補とが示されている。そして、たとえば、「6:00〜7:00」を使用推奨時間帯とする利用スケジュール候補に対応するポイント種別は、ポイント種別Aであり、付与ポイントはxxポイントである。
電力消費管理装置11は、たとえば、上述のように、データベース12の記憶している施設基本情報B、操作履歴情報R、電気料金情報C、ポイント種別情報Kおよび対価情報Tに基づいて、表S1すなわち候補情報Sを作成する。
具体的には、たとえば、電力消費管理装置11は、操作履歴情報Rの内容を優先した利用スケジュール候補(以下、操作履歴優先スケジュール候補とも称する。)と、電気料金情報Cの内容を優先した利用スケジュール候補(以下、電気料金優先スケジュール候補とも称する。)とを示す候補情報Sを作成する。
より具体的には、たとえば、操作履歴優先スケジュール候補は、ユーザが電気機器17Aを使用する頻度の高い時間帯を電気機器17Aの使用推奨時間帯とした利用スケジュール候補である。たとえば、ユーザが電気機器17Aを使用する頻度が比較的度高い時間帯が複数ある場合、電力消費管理装置11は、これら複数の時間帯のうちの電気料金が最も安い時間帯を使用推奨時間帯とした操作履歴優先スケジュール候補を作成する。
電気料金は、たとえば、電力需要施設3における電気機器17の消費電力等の仕様を示す施設基本情報B、および電気料金情報Cに基づいて算出される。
また、電気料金優先スケジュール候補は、たとえば、電気機器17Aを使用した場合に電気料金が比較的安い時間帯を電気機器17Aの使用推奨時間帯とした利用スケジュール候補である。たとえば、電気料金が比較的安い時間帯が複数ある場合、電力消費管理装置11は、これら複数の時間帯のうちユーザが電気機器17Aを使用する頻度が最も高い時間帯を電気機器17Aの使用推奨時間帯とした電気料金優先スケジュール候補を設定する。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理処理について説明する。
電力消費管理システム101における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンスの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理処理の一例を示すシーケンス図である。
図10を参照して、まず、施設側装置15は、電力需要施設3における電気機器17の消費電力を定期的または不定期に測定し、測定結果に基づいて操作実績情報を作成する。そして、施設側装置15は、作成した操作実績情報を電力消費管理装置11へ送信する(ステップS11)。
電力消費管理装置11は、施設側装置15から操作実績情報を受信し、受信した操作実績情報の内容をデータベース12に蓄積する(ステップS12)。具体的には、たとえば、電力消費管理装置11は、施設側装置15から受信した操作実績情報に基づいて、データベース12の記憶する操作履歴情報Rを更新する。
次に、端末装置16は、ユーザの操作を受け付けて(ステップS13)、候補情報Sを要求するための候補要求を電力消費管理装置11へ送信する(ステップS14)。
次に、電力消費管理装置11は、端末装置16から候補要求を受信して、データベース12から操作履歴情報R等を取得する(ステップS15)。詳細には、電力消費管理装置11は、端末装置16から候補要求を受信すると、データベース12から施設基本情報B、操作履歴情報R、電気料金情報C、ポイント種別情報Kおよび対価情報Tを取得する。そして、電力消費管理装置11は、取得したこれらの情報に基づいて、候補情報Sを作成する(ステップS16)。
次に、電力消費管理装置11は、作成した候補情報Sを端末装置16へ送信する(ステップS17)。
次に、端末装置16は、電力消費管理装置11から候補情報Sを受信して、受信した候補情報Sの内容を自己のディスプレイに表示する制御を行う(ステップS18)。具体的には、ディスプレイには、電気機器17ごとに複数の利用スケジュール候補が表示される。
ユーザは、たとえば、各電気機器17について、採用する利用スケジュール候補を選択する。具体的には、ユーザは、ディスプレイの表示をタップまたはクリックすることにより、採用する利用スケジュール候補を端末装置16に入力する。
次に、端末装置16は、ユーザによる操作を受け付け(ステップS19)、ユーザの選択した利用スケジュール候補を示す応答情報Yを電力消費管理装置11へ送信する(ステップS20)。
電力消費管理装置11は、端末装置16から応答情報Yを受信して、受信した応答情報Yの示す利用スケジュール候補を記憶する。
ユーザは、採用した利用スケジュール候補つまり使用推奨時間になると、当該利用スケジュール候補に対応する電気機器17を操作することにより当該電気機器17を動作させる。
電気機器17は、ユーザの操作によって動作を開始すると、たとえば所定時間動作した後停止する。具体的には、たとえば、電気機器17が洗濯機である場合、当該電気機器17は、ユーザの操作を受けて動作を開始した後、洗いの工程、すすぎの工程、および脱水の工程を終えると動作を停止する。
次に、施設側装置15は、電気機器17の操作実績情報を電力消費管理装置11へ送信する(ステップS21)。
電力消費管理装置11は、施設側装置15から操作実績情報を受信して、受信した操作実績情報に基づいて、ユーザが、採用した利用スケジュール候補に沿って電気機器17を操作したか否かを判定する。
そして、電力消費管理装置11は、ユーザが当該利用スケジュール候補に沿って電気機器17を操作したと判定した場合、電力需要施設3にポイントを付与する。具体的には、電力消費管理装置11は、データベース12の記憶する保有ポイント情報Pを更新する(ステップS22)。
次に、電力消費管理装置11は、電力需要施設3に新たに付与されたポイントを示すポイント付与情報を端末装置16へ送信する(ステップS23)。
図11は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示された画面の一例を示す図である。
図11を参照して、画面には、端末装置16が電力消費管理装置11から受信した候補情報Sの内容、すなわち、電気機器17ごとの複数の利用スケジュール候補が表示されている。
詳細には、画面の上段において、電気機器17Aの利用スケジュール候補である、6時から7時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補At1と、20時から21時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補At2と、23時から24時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補At3とが示されている。
また、画面の中段において、電気機器17Bの利用スケジュール候補である、7時から8時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補Bt1と、19時から20時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補Bt2と、22時から23時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補Bt3とが示されている。
また、画面の下段において、電気機器17Cの利用スケジュール候補である、6時から7時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補Ct1と、10時から11時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補Ct2と、19時から20時を使用推奨時間とする利用スケジュール候補Ct3とが示されている。
また、各利用スケジュール候補には、電気料金の表示が付加されている。また、利用スケジュール候補At1,Bt1,Ct1には、高いポイントが付与されることを示す星印が付加されている。また、利用スケジュール候補At3,Bt3,Ct3には、電気料金が最も安いことを示す丸印が付加されている。
たとえば、利用スケジュール候補At1,At2、Bt1,Bt2,Ct1,Ct2は、操作履歴情報Rの内容を優先的に用いて作成された操作履歴優先スケジュール候補である。また、利用スケジュール候補At3,Bt3,Ct3は、電気料金情報Cの内容を優先的に用いて作成された電気料金優先スケジュール候補である。
ユーザは、電気機器17ごとに、採用する利用スケジュール候補を選択する。具体的には、たとえば、ユーザは、電気機器17Aについて、利用スケジュール候補At1〜At3のいずれか1つを選択し、選択した利用スケジュール候補の表示をタップまたはクリックする。
図12は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示された画面の他の例を示す図である。
図12は、たとえば、図11に示す画面における利用スケジュール候補At1をユーザがタップまたはクリックした場合に、端末装置16のディスプレイに表示される画面を示している。
画面には、「スケジュールを登録しますか?」の文字と、対象の電気機器17Aと、電気機器17Aが動作を行うべき時間帯を示す「操作対象時間帯」と、利用スケジュール候補At1に沿って電気機器17Aを操作した場合の「電気料金」および付与される「ポイント」とが表示されている。
また、画面には、利用スケジュール候補At1の採用を取り消すための「取り消し」ボタンと、利用スケジュール候補At1を電力消費管理装置11に登録するための「登録」ボタンとが表示されている。
たとえば、ユーザが「登録」ボタンをタップまたはクリックすると、端末装置16は、利用スケジュール候補At1を示す応答情報Yを電力消費管理装置11へ送信する。
図13は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置の構成を示す図である。
図13を参照して、電力消費管理装置11は、記憶部22と、処理部(スケジュール作成部)23と、取得部24と、送信部25と、受信部26とを備える。
受信部26は、電力需要施設3における施設側装置15から定期的または不定期に送信される操作実績情報を受信し、受信した操作実績情報を処理部23へ出力する。
処理部23は、受信部26から受けた操作実績情報に基づいて、データベース12の記憶する操作履歴情報R2を更新する。
受信部26は、端末装置16から候補要求を受信し、受信した候補要求を処理部23へ出力する。
取得部24は、処理部23が受信部26から候補要求を受けると、データベース12から施設基本情報B、操作履歴情報R、電気料金情報C、ポイント種別情報Kおよび対価情報Tを取得し、取得したこれらの情報を処理部23へ出力する。
処理部23は、取得部24から受けたこれらの情報の一部または全部に基づいて、候補情報Sを作成する。
たとえば、処理部23は、電気機器17の操作履歴に関する操作履歴情報R、および、電力需要施設3における時間帯別の電気料金を示す電気料金情報Cに基づいて、複数の利用スケジュール候補を作成する。
たとえば、処理部23は、操作履歴情報Rの内容を優先させた操作履歴優先スケジュール候補、および電気料金情報Cの内容を優先させた電気料金優先スケジュール候補を作成する。
なお、処理部23は、操作履歴優先スケジュール候補および電気料金優先スケジュール候補のいずれか一方を作成する構成であってもよい。
また、処理部23が利用スケジュールを作成する際に用いる操作履歴情報Rは、候補対象日と同じ曜日の電気機器の操作履歴に関する情報であってもよい。具体的には、たとえば、処理部23は、操作履歴情報Rの示す電気機器17の操作履歴のうち、候補対象日と同じ曜日における操作履歴を確認し、当該曜日において電気機器17が最も頻繁に動作している時間帯を求める。そして、処理部23は、求めた時間帯を使用推奨時間帯とする利用スケジュールを作成する。
また、処理部23は、たとえば、操作履歴情報Rおよび電気料金情報Cに加えて、さらに、電気機器17の操作に対して与えられる対価すなわち付与ポイントを示す対価情報Tに基づいて、利用スケジュール候補を作成してもよい。たとえば、処理部23は、ユーザが電気機器17Aを使用することが多い時間帯が複数あって、かつ当該複数の時間帯における電気料金が同程度である場合、より付与ポイントの多い時間帯を使用推奨時間帯とした利用スケジュール候補を作成する。
候補情報Sは、利用スケジュール候補に加えて、利用スケジュール候補に沿った電気機器17の操作に対する対価をさらに示す。具体的には、たとえば、候補情報Sは、利用スケジュール候補および利用スケジュール候補に対応する付与ポイントを示す。
処理部23は、作成した候補情報Sを送信部25へ出力する。送信部25は、処理部23によって作成された候補情報Sを端末装置16へ送信する。
受信部26は、たとえば端末装置16から送信された応答情報Yを受信し、受信した応答情報Yを処理部23へ出力する。
処理部23は、受信部26から受けた応答情報Yの内容、すなわち、電力需要施設3におけるユーザが採用した利用スケジュール候補を記憶部22に保存する。
処理部23は、受信部26から新たに受けた操作実績情報に基づいて、ユーザが採用した利用スケジュール候補すなわち記憶部22に保存した利用スケジュール候補に沿って電気機器17が操作されたか否かを判定する。そして、処理部23は、記憶部22に保存した利用スケジュール候補に沿って電気機器17が操作されたと判定した場合、当該電力需要施設3にポイントを付与する処理を行う。具体的には、処理部23は、データベース12の記憶する保有ポイント情報Pを更新する。
また、処理部23は、電力需要施設3に付与したポイントを示すポイント付与情報を作成し、作成したポイント付与情報を送信部25へ送信する。送信部25は、処理部23から受けたポイント付与情報を端末装置16へ送信する。
図14は、本発明の実施の第1の実施の形態に係る端末装置の構成を示す図である。
図14を参照して、端末装置16は、受信部41と、処理部(表示制御部)42と、送信部43と、操作受付部44と、表示部45とを備える。
受信部41は、電力需要施設3における電気機器17の利用スケジュールの候補を示す候補情報Sを電力消費管理装置11から受信し、受信した候補情報Sを処理部42へ出力する。
処理部42は、受信部41によって受信された候補情報Sの内容を表示する制御を行う。具体的には、処理部42は、たとえば、候補情報Sに基づいて、図11に示す画面の内容を示す表示情報を作成し、作成した表示情報を表示部45へ出力する。
表示部45は、たとえばディスプレイを含み、処理部42から受けた表示情報を当該ディスプレイに表示する。
操作受付部44は、たとえば、ユーザがディスプレイに表示された画面に対して行ったタップまたはクリックの操作を受け付け、受け付けた操作の内容を処理部42に通知する。具体的には、たとえば、操作受付部44は、図11に示す画面における利用スケジュール候補At1がユーザによりタップまたはクリックされた場合、利用スケジュール候補At1がタップまたはクリックされたことを処理部42へ通知する。また、操作受付部44は、たとえば、図12に示す画面における「登録」ボタンがユーザによりタップまたはクリックされた場合、「登録」ボタンがタップまたはクリックされたことを処理部42へ通知する。
処理部42は、たとえば、操作受付部44から、利用スケジュール候補At1がタップまたはクリックされたことの通知を受け、さらに、「登録」ボタンがタップまたはクリックされたことの通知を受けると、利用スケジュール候補At1を示す応答情報Yを作成し、作成した応答情報Yを送信部43へ出力する。
送信部43は、処理部42によってディスプレイに表示された候補情報Sの内容に対するユーザの応答を示す応答情報Yを、電力消費管理装置11へ送信する。具体的には、送信部43は、処理部42から受けた応答情報Yを電力消費管理装置11へ送信する。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システム101では、電力消費管理装置11は、データベース12から操作履歴情報R、施設基本情報B、天候情報W、電気料金情報C、保有ポイント情報P、ポイント種別情報Kおよび対価情報Tを取得する構成であるとしたが、これに限定するものではなく、これらの情報の全部または一部を他の装置から取得する構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システム101では、電力消費管理装置11における送信部25は、候補情報Sを端末装置16へ送信する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、送信部25は、候補情報Sを施設側装置15へ送信する構成であってもよい。この場合、施設側装置15は、たとえば図14に示す端末装置16と同様の構成を含み、ユーザの操作を受けて、電力消費管理装置11へ応答情報Y等を送信する。
ところで、たとえば、HEMSでは、当該HEMSの設けられた電力需要施設すなわち住宅における消費電力の推移等を表示する場合がある。このように、住宅の電力消費状況等を可視化することにより、たとえば当該住宅の居住者であるユーザの節電に対する意識を高く保つことができる。
しかしながら、たとえばユーザによる住宅の電力消費状況等の確認が継続しない場合、当該ユーザの節電に対する意識が低下してしまうことが考えられる。
また、たとえば住宅に適用される電気料金メニューによっては、電気料金の単価が時間帯によって異なる場合がある。このような場合、いつ電気機器を動作させれば住宅における電気料金を抑えることができるか容易に分からないことがあるため、ユーザの節電に対する意識はより低下してしまう。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、取得部24は、たとえばユーザである需要家の施設すなわち電力需要施設3における電気機器17の操作履歴に関する操作履歴情報Rを取得する。処理部23(スケジュール作成部)は、取得部24によって取得された操作履歴情報R、および電力需要施設3における時間帯別の電気料金情報Cに基づいて、電力需要施設3における電気機器17の利用スケジュールの候補を示す候補情報Sを作成する.送信部25は、処理部23によって作成された候補情報Sを電力需要施設3に対応する端末装置16(需要家装置)へ送信する。受信部26は、候補情報Sに対する需要家の応答を示す応答情報Yまたは応答情報Nを端末装置16から受信する。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムは、電力消費管理装置11と、端末装置16とを備える。電力消費管理装置11では、取得部24は、たとえばユーザである需要家の施設すなわち電力需要施設3における電気機器17の操作履歴に関する操作履歴情報Rを取得する。処理部23は、取得部24によって取得された操作履歴情報R、および電力需要施設3における時間帯別の電気料金情報Cに基づいて、電力需要施設3における電気機器17の利用スケジュールの候補を示す候補情報Sを作成する.送信部25は、処理部23によって作成された候補情報Sを電力需要施設3に対応する端末装置16(需要家装置)へ送信する。受信部26は、候補情報Sに対する需要家の応答を示す応答情報Yまたは応答情報Nを端末装置16から受信する。
このような構成により、たとえば、住宅等の電力需要施設3において電気機器17を動作させる場合に電気料金が最も安くなる時間帯、または電力需要施設3においてユーザが日常的に電気機器17を動作させている時間帯を、当該電気機器17を動作させるべき時間帯とした利用スケジュールの候補を作成することができる。
また、たとえば、電力需要施設3における電力の消費状況等が表示される端末装置16に、作成した利用スケジュールの候補を表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの端末装置16を操作する頻度を高め、電力需要施設3における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置および電力消費管理システムでは、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、処理部23は、上記候補に沿った電気機器17の操作に対する対価をさらに示す候補情報Sを作成する。
このような構成により、たとえば、利用スケジュールの候補に沿って電気機器17が操作された場合に与えるポイントを、ユーザに事前に提示することができるため、利用スケジュールに沿った電気機器17の操作を行うことのユーザの動機を高めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、受信部26は、さらに、上記候補に対応する電気機器17の操作実績を示す操作実績情報を端末装置16から受信する。
このような構成により、たとえば、提示された利用スケジュールの候補に沿って電気機器17を操作する予定である旨の応答をユーザが行った場合であって、かつ、当該利用スケジュールの候補に沿って実際に電気機器17が操作された場合に、ユーザにポイントを与えることができる。これにより、利用スケジュールに沿った電気機器17の操作をより確実にユーザに行わせることができるため、たとえば、電力消費管理装置11を運用するサービス事業者1が当該ユーザの電力需要施設3における消費電力の予定値を的確に認識することができる。たとえば、サービス事業者1と提携関係にある発電事業者が多数の電力需要施設3における消費電力の予定値を把握した場合、発電所における発電量の調整等を容易に行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、処理部23は、操作履歴情報R、電気料金情報Cおよび電気機器17の操作に対して与えられる時間帯別の対価を示す対価情報Tに基づいて候補情報Sを作成する。
このような構成により、ユーザの電気機器17に対する操作履歴、電気料金、およびユーザに与えられるポイントを考慮して、ユーザがより採用しやすい利用スケジュールの候補を作成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、処理部23は、操作履歴情報Rまたは電気料金情報Cを優先させた上記候補を示す候補情報Sを作成する。
このような構成により、たとえば、電力消費管理装置11は、ユーザのライフスタイルを重視した利用スケジュールの候補を作成することができる。そして、ユーザは、当該候補に沿うように電気機器17を操作することで、無理なく節電を実施することができる。あるいは、電力消費管理装置は、電気料金を抑えることを重視した利用スケジュールの候補を作成することができる。そして、ユーザは、当該候補に沿うように電気機器17を操作することで、効果的に節電を実施することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、操作履歴情報Rは、候補の対象日と同じ曜日における電気機器17の操作履歴に関する情報である。
このような構成により、たとえば、ユーザが電気機器17を使用する曜日がある程度固定化されているような場合に、ユーザのライフスタイルをより反映させた利用スケジュールを作成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る端末装置16(需要家装置)では、受信部41は、電力需要施設3における電気機器17の利用スケジュールの候補を示す候補情報Sを電力消費管理装置11から受信する。処理部42(表示制御部)は、受信部41によって受信された候補情報Sの内容を表示する制御を行う。送信部43は、処理部42によって表示された候補情報Sの内容に対するユーザの応答を示す応答情報Yまたは応答情報Nを電力消費管理装置11へ送信する。
このような構成により、たとえば、利用スケジュールの候補を、施設における消費電力の推移等を確認可能な需要家装置に表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを電力消費管理装置において確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの需要家装置を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る端末装置すなわち需要家装置では、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、電力消費管理装置11は、電力需要施設3における電気機器17の利用スケジュールの候補を示す候補情報Sを送信する。端末装置16は、当該候補情報Sを受信して、受信した候補情報Sに対する応答情報Yまたは応答情報Nを送信する。電力消費管理装置11は、上記候補に対応する電気機器17の操作実績を示す操作実績情報を端末装置16から受信する。
このような構成により、たとえば、利用スケジュールの候補を、施設における消費電力の推移等を確認可能な端末装置16に表示させることができる。そして、ユーザが当該候補に対して応答を行ったか否かを電力消費管理装置において確認することができるため、応答を行ったユーザに、たとえば応答の対価としてポイントを与えることができる。これにより、ユーザの端末装置16を操作する頻度を高め、施設における電力の消費状況等、節電に有用な他の情報をユーザが確認する機会を増やすことができる。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、ユーザの節電に対する意識を高めることができる。
また、表示された利用スケジュールの候補に沿って電気機器17を操作する予定である旨の応答をユーザが行った場合であって、かつ、当該利用スケジュールの候補に沿って実際に電気機器17が操作された場合に、ユーザにポイントを与えることができる。これにより、利用スケジュールに沿った電気機器17の操作をより確実にユーザに行わせることができるため、たとえば、電力消費管理装置を運用するサービス事業者が当該ユーザの施設における消費電力の予定値を的確に認識することができる。たとえば、当該サービス事業者と提携関係にある発電事業者が多数の施設における消費電力の予定値を把握した場合、発電所における発電量の調整等を容易に行うことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る電力消費管理システムと比べて、さらに、電力需要施設における電気機器の動作設定の候補を提示する電力消費管理システムに関する。以下で説明する内容以外は、第1の実施の形態に係る電力消費管理システムと同様である。
図15は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理装置の構成を示す図である。
図15を参照して、電力消費管理装置11は、記憶部22と、処理部(スケジュール作成部)23と、取得部24と、送信部25と、受信部26と、動作設定作成部28とを備える。すなわち、電力消費管理装置11は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置11と比べて、さらに動作設定作成部28を備える。
たとえば、取得部24は、処理部23が受信部26から候補要求を受けると、データベース12から施設基本情報B、操作履歴情報R、電気料金情報Cおよび天候情報Wを取得し、取得したこれらの情報を処理部23経由で動作設定作成部28へ出力する。
そして、動作設定作成部28は、取得部24から処理部23経由で受けたこれらの情報に基づいて、電気機器17の動作設定の候補を示す動作設定情報を作成する。
具体的には、たとえば、電気機器17がエアコンである場合、動作設定作成部28は、天候情報Wを用いて、候補対象日たとえば翌日におけるある時間帯の天候の予報を確認する。
そして、動作設定作成部28は、天候情報Wおよび操作履歴情報Rに基づいて、当該予報の示す天候と同様の天候であった複数の過去の時間帯における電気機器17の動作設定たとえば設定温度等を認識する。そして、動作設定作成部28は、たとえば、これら複数の過去の時間帯における電気機器17の平均的な動作設定を動作設定の基準(以下、基準設定とも称する)に決定する。
動作設定作成部28は、基準設定および基準設定に設定内容が近い複数の動作設定を示す動作設定情報を作成する。また、動作設定情報は、各動作設定における消費電力量および電気料金を示す。当該消費電力量は、たとえば、電力需要施設3における電気機器17の消費電力等の仕様を示す施設基本情報Bに基づいて算出される。また、当該電気料金は、施設基本情報Bおよび電気料金情報Cに基づいて算出される。
動作設定作成部28は、作成した動作設定情報を処理部23経由で送信部25へ出力する。送信部25は、処理部23から受けた、動作設定作成部28によって作成された動作設定情報を端末装置16へ送信する。
端末装置16は、電力消費管理装置11から動作設定情報を受信して、受信した動作設定情報の内容をディスプレイに表示する。
図16は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示された画面の一例を示す図である。
図16を参照して、画面には、候補対象日における「予想最高気温」と、「予想最低気温」と、電気機器17である「エアコン」の動作設定の候補を示す表D1とが表示されている。
表D1は、「設定温度」の基準である「設定基準」を中心とした±2℃の範囲の設定温度と、各設定温度に対応する「消費電力量」および「電気料金」とを示している。
たとえば、ユーザは、表D1を参照して、電力需要施設3におけるエアコンの設定温度を決定し、決定した内容に従って電力需要施設3におけるエアコンの設定温度を調節する。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理装置では、動作設定作成部28は、操作履歴情報Rおよび電気料金情報Cに基づいて電気機器17の動作設定の候補を示す動作設定情報を作成する。送信部25は、候補情報S、および動作設定作成部28によって作成された動作設定情報を端末装置16へ送信する。
このような構成により、たとえば、ユーザが日常的に使用する範囲の動作設定であって、電気料金が安くなる動作設定を候補としてユーザに提示することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る電力消費管理システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置の機能の一部または全部が、クラウドコンピューティングによって提供されてもよい。すなわち、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置が、複数のクラウドサーバ等によって構成されてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、
前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信する送信部と、
前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを備え、
前記応答情報は、前記需要家が前記候補情報の示す前記候補に沿って前記電気機器を操作する予定であるか否かを示し、
前記需要家装置は、前記施設における消費電力を前記需要家に提示することが可能である、電力消費管理装置。
[付記2]
需要家の施設における消費電力を前記需要家に提示することが可能な需要家装置であって、
前記施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記候補情報の内容を表示する制御を行う表示制御部と、
前記表示制御部によって表示された前記候補情報の内容に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信する送信部とを備え、
前記応答情報は、前記需要家が前記候補情報の示す前記候補に沿って前記電気機器を操作する予定であるか否かを示す、需要家装置。
[付記3]
電力消費管理装置と、
需要家装置とを備え、
前記電力消費管理装置は、
需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、
前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する前記需要家装置へ送信する送信部と、
前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを含み、
前記応答情報は、前記需要家が前記候補情報の示す前記候補に沿って前記電気機器を操作する予定であるか否かを示し、
前記需要家装置は、前記施設における消費電力を前記需要家に提示することが可能である、電力消費管理システム。
[付記4]
電力消費管理装置と、
需要家装置とを備え、
電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を送信し、
前記需要家装置が、前記候補情報を受信して、前記候補情報に対する応答情報を送信し、
前記電力消費管理装置が、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信し、
前記応答情報は、前記需要家が前記候補情報の示す前記候補に沿って前記電気機器を操作する予定であるか否かを示し、
前記需要家装置は、前記施設における消費電力を前記需要家に提示することが可能である、電力消費管理システム。
1 サービス事業者
3 電力需要施設
10 ネットワーク
11 電力消費管理装置
12 データベース
15 施設側装置
16 端末装置
17,17A,17B,17C 電気機器
22 記憶部
23,42 処理部
24 取得部
25,43 送信部
26,41 受信部
28 動作設定作成部
44 操作受付部
45 表示部
101 電力消費管理システム

Claims (16)

  1. 需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、
    前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信する送信部と、
    前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを備える、電力消費管理装置。
  2. 前記スケジュール作成部は、前記候補に沿った前記電気機器の操作に対する対価をさらに示す前記候補情報を作成する、請求項1に記載の電力消費管理装置。
  3. 前記受信部は、さらに、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信する、請求項1または請求項2に記載の電力消費管理装置。
  4. 前記スケジュール作成部は、前記操作履歴情報、前記電気料金情報および前記電気機器の操作に対して与えられる時間帯別の対価を示す対価情報に基づいて前記候補情報を作成する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  5. 前記スケジュール作成部は、前記操作履歴情報または前記電気料金情報を優先させた前記候補を示す候補情報を作成する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  6. 前記操作履歴情報は、前記候補の対象日と同じ曜日における前記電気機器の操作履歴に関する情報である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  7. 前記電力消費管理装置は、さらに、
    前記操作履歴情報および前記電気料金情報に基づいて前記電気機器の動作設定の候補を示す動作設定情報を作成する動作設定作成部を備え、
    前記送信部は、前記候補情報および前記動作設定作成部によって作成された前記動作設定情報を前記需要家装置へ送信する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  8. 需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記候補情報の内容を表示する制御を行う表示制御部と、
    前記表示制御部によって表示された前記候補情報の内容に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信する送信部とを備える、需要家装置。
  9. 電力消費管理装置と、
    需要家装置とを備え、
    前記電力消費管理装置は、
    需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するスケジュール作成部と、
    前記スケジュール作成部によって作成された前記候補情報を前記施設に対応する前記需要家装置へ送信する送信部と、
    前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信する受信部とを含む、電力消費管理システム。
  10. 電力消費管理装置と、
    需要家装置とを備え、
    電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を送信し、
    前記需要家装置が、前記候補情報を受信して、前記候補情報に対する応答情報を送信し、
    前記電力消費管理装置が、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信する、電力消費管理システム。
  11. 電力消費管理装置における電力消費管理方法であって、
    需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、
    取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、
    作成した前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信するステップと、
    前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む、電力消費管理方法。
  12. 需要家装置における電力消費管理方法であって、
    需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信するステップと、
    受信した前記候補情報の内容を表示する制御を行うステップと、
    表示した前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを含む、電力消費管理方法。
  13. 電力消費管理装置と、需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、
    前記電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、
    前記電力消費管理装置が、取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、
    前記電力消費管理装置が、作成した前記候補情報を前記施設に対応する前記需要家装置へ送信するステップと、
    前記電力消費管理装置が、前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む、電力消費管理方法。
  14. 電力消費管理装置と、需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、
    前記電力消費管理装置が、需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を送信するステップと、
    前記需要家装置が、前記候補情報を受信して、前記候補情報に対する応答情報を送信するステップと、
    前記電力消費管理装置が、前記候補に対応する前記電気機器の操作実績を示す操作実績情報を前記需要家装置から受信するステップとを含む、電力消費管理方法。
  15. 電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、
    需要家の施設における電気機器の操作履歴に関する操作履歴情報を取得するステップと、
    取得した前記操作履歴情報、および前記施設における時間帯別の電気料金情報に基づいて、前記施設における前記電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を作成するステップと、
    作成した前記候補情報を前記施設に対応する需要家装置へ送信するステップと、
    前記候補情報に対する前記需要家の応答を示す応答情報を前記需要家装置から受信するステップとを実行させるための、電力消費管理プログラム。
  16. 需要家装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、
    需要家の施設における電気機器の利用スケジュールの候補を示す候補情報を電力消費管理装置から受信するステップと、
    受信した前記候補情報の内容を表示する制御を行うステップと、
    表示した前記候補情報の内容に対するユーザの応答を示す応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを実行させるための、電力消費管理プログラム。
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