JP2017005789A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制して組み付け作業を簡素化する。
【解決手段】複数のワイヤーハーネス10A,10Bが上下に並んで接続される電気接続箱20であって、下側のワイヤーハーネス10Aが載置される下側載置部32を有するロアケース23と、下側載置部32に係止して下側のワイヤーハーネス10Aを保持する下側保持部52を有するとともに、上側のワイヤーハーネス10Bが載置される上側載置部56を有するハーネス支持部材50と、上側載置部56に係止して上側のワイヤーハーネス10Bを保持する上側保持部74を有し、ロアケース23に嵌合するアッパーケース70と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は電気接続箱に関する。
従来、複数系統のワイヤーハーネスが並んで接続される電気接続箱が知られている。特許文献1には、上下2段のワイヤーハーネスの引出口が3つの分割ブロックで形成された電気接続箱が記載されている。3つの分割ブロックのうち、最下段の分割ブロックは、箱本体に一体に形成され、中段及び最上段の分割ブロックは、独立したブロックとして、箱本体とは別体に形成されている。最下段の分割ブロックの上に配された下段のワイヤーハーネスの上に中段の分割ブロックを載せ、その上に上段のワイヤーハーネスを配して、上段の分割ブロックが重ねられている。
特許第4405945号公報
ところで、特許文献1では、中段及び最上段の分割ブロックと箱本体とが独立して設けられているため、部品点数が多くなるとともに、それぞれの部品について組み付け作業を行わなければならず、組み付け作業が煩雑になるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数の増加を抑制して組み付け作業を簡素化することを目的とする。
本発明の電気接続箱は、複数のワイヤーハーネスが上下に並んで接続される電気接続箱であって、下側の前記ワイヤーハーネスが載置される下側載置部を有するロアケースと、前記下側載置部に係止して前記下側のワイヤーハーネスを保持する下側保持部を有するとともに、上側の前記ワイヤーハーネスが載置される上側載置部を有するハーネス支持部材と、前記上側載置部に係止して前記上側のワイヤーハーネスを保持する上側保持部を有し、前記ロアケースに嵌合するアッパーケースと、を備える。
本構成によれば、アッパーケースは、上側のワイヤーハーネスが載置された上側載置部に係止して上側のワイヤーハーネスを保持する上側保持部を有する。これにより、アッパーケースとは別に、上側のワイヤーハーネスを保持する構成を設ける場合と比較して、部品点数を削減できるとともに、ワイヤーハーネスの組み付け作業を簡素化することができる。よって、部品点数の増加を抑制して組み付け作業を簡素化することが可能になる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
・前記上側載置部及び前記下側載置部の少なくとも一方の底面には、傾斜部が形成されるとともに、前記下側載置部、前記下側保持部、 前記上側載置部及び前記上側保持部の少なくとも一つは、前記傾斜部から起立し、外部からの水の浸入を規制する止水壁を備える。
このようにすれば、止水壁により、外部からの水の浸入を規制することができる。
・前記下側載置部、前記下側保持部、前記上側載置部及び前記上側保持部の少なくとも1つは、前記止水壁が複数設けられ、前記複数の止水壁は離間して隙間を有する。
・前記傾斜部は、貫通して形成された排水口を有する。
このようにすれば、止水壁の内側に浸入した水を排水口から外部に排出することができる。
・前記ワイヤーハーネスは、凹部と凸部が交互に形成されたコルゲートチューブで外装されており、前記止水壁の先端部は、前記コルゲートチューブの外周に当接する。
このようにすれば、止水壁によってワイヤーハーネスの位置を保持することが可能になる。
本発明によれば、部品点数の増加を抑制して組み付け作業を簡素化することが可能になる。
実施形態1の上下2本のワイヤーハーネスが接続された電気接続箱を示す平面図 図1のA−A断面図 電気接続箱を示す斜視図 電気接続箱を示す正面図 電気接続箱の一部を拡大して示す右側面図 図5のB−B断面図 電気接続箱の一部を拡大して示す底面図 ロアケースの一部を拡大して示す斜視図 ロアケースの一部を拡大して示す平面図 ロアケースを示す正面図 ハーネス支持部材を示す斜視図 ハーネス支持部材を示す平面図 ハーネス支持部材を示す正面図 ハーネス支持部材を示す右側面図 ハーネス支持部材を示す背面図 ハーネス支持部材を示す底面図 ハーネス支持部材のロアケースへの組み付けについて一部を拡大して示す平面図 ハーネス支持部材のロアケースへの組み付けについて一部を拡大して示す正面図 ハーネス支持部材のロアケースへの組み付けについて一部を拡大して示す右側面図 ハーネス支持部材をロアケースに組み付けた状態の一部を拡大して示す正面図 ハーネス支持部材をロアケースに組み付けた状態の一部を拡大して示す右側面図 アッパーケースを示す斜視図 アッパーケースを示す背面図 アッパーケースの一部を拡大して示す底面図 実施形態2の上下2本のワイヤーハーネスが止水壁によって位置決めされた状態を示す断面図
<実施形態1>
実施形態1の電気接続箱20を図1ないし図24を参照しつつ説明する。
本実施形態の電気接続箱20は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両においてバッテリ等の電源と車載電装品やモータ等からなる負荷との間の経路に搭載されるものであり、上下2本のワイヤーハーネス10A,10Bの端末部が接続される。以下では、図3のX方向を右方、Y方向を上方、Z方向を前方として説明する。
(ワイヤーハーネス10A,10B)
ワイヤーハーネス10A,10Bは、それぞれ車両の異なる系統に接続されており、図2に示すように、その端末部では上下に2本並んで接続されている。本実施形態では、下側のワイヤーハーネス10A(のコルゲートチューブ11A)は、上側のワイヤーハーネス10B(のコルゲートチューブ11B)よりも外径が大きい。なお、上下のワイヤーハーネスの太さは、これに限られず、上側の外径を大きくしても、上下のワイヤーハーネスを同じ外径としてもよい。
ワイヤーハーネス10A,10Bは、図示しない複数の電線と、複数の電線を一括して包囲するコルゲートチューブ11A,11Bとを備える。複数の電線は、共に、例えば金属素線が撚り合わされてなる撚り線や単芯線等からなる導体部の周囲が絶縁層で被覆された被覆電線である。コルゲートチューブ11A,11Bは、絶縁性の合成樹脂製であって、径方向に円環状に突出する凸部13とこの凸部13よりも外径が小さい円環状の凹部14とが軸方向に沿って交互に波形に形成されている。
(電気接続箱20)
電気接続箱20は、内部に回路部21(図1参照)が収容されており、図3に示すように、ロアケース23と、ロアケース23に嵌合するアッパーケース70と、上下のワイヤーハーネス10A,10Bの間を支持するハーネス支持部材50とを備えている。回路部21は、回路基板にコイル、キャパシタ、リレー等の電子部品が実装されている。回路部21は、例えば、図示しない合成樹脂製のインナーケースで覆われた複数の回路ユニットとしてロアケース23とアッパーケース70の間に複数収容することができる。
(ロアケース23)
ロアケース23は、絶縁性の合成樹脂製であって、ロアケース本体24と、下側のワイヤーハーネス10Aが載置される下側載置部32と、車両に取り付ける複数の取付部48(図3等では取付部48の形状を概略的に示す)とを備えている。ロアケース本体24は、図10に概略的に示すように、上方側が長方形状に開口した箱型であり、上部がアッパーケース70に嵌合する。
ロアケース本体24には、図8に示すように、前側の壁を切り欠いて形成した溝状の挿通凹部24Aが上下方向に延びている。挿通凹部24Aは、上端が開放され、下端部は、下側載置部32の後端の止水壁45によって閉鎖されている。ロアケース本体24を囲む壁のうち、少なくとも挿通凹部24A側は、外部に面する外壁26とその内側の内壁27とで2重になっている。挿通凹部24Aの左側に隣接する内壁27は、U字状に折り返す折り返し部27Aとされている。外壁26と内壁27の間のうち、挿通凹部24A側の端部は、ハーネス支持部材50の張出部63がスライド可能に挿通される第1スライド溝部28とされている。
ロアケース本体24の前壁(の外壁26)のうち、挿通凹部24Aの両側の前面には、一対のスライド突部29が上下方向に延びている。スライド突部29の間は、ハーネス支持部材50の摺接部64がスライドする第2スライド溝部30とされている。ロアケース本体24の前壁及び後壁には、一対のケース被係止部25が設けられている。ケース被係止部25は、アッパーケース70のケース係止部72に係止されてロアケース23とアッパーケース70とが嵌合した状態に保持する。
(下側載置部32)
下側載置部32は、図8,図9に示すように、ワイヤーハーネス10Aに沿って傾斜する傾斜部33と、傾斜部33から起立する複数(本実施形態では前後3箇所)の止水壁45と、傾斜部33から起立し、止水壁45の左右の端部を連結する側壁部40とを備える。傾斜部33は、板状であって、ワイヤーハーネス10Aの外周面に対向するように配されており、前後方向については、前方側が低くなるように傾斜している。この傾斜部33は、左右方向については、中間部側が低くなるように傾斜しており、平坦な中間部が排水路38となっている。排水路38は、3個の止水壁45のうち、真ん中の止水壁45Bの幅方向の中間部を左右に分断するように切り欠いた切欠部46を形成している。
排水路38の前端部(下端部)には、傾斜部33を上下方向に貫通する排水口34Aが形成されている。なお、下側載置部32における後端の止水壁45の後ろにも、ロアケース本体24の底面を上下方向に貫通する排水口34Bが形成されている。下側載置部32の裏面側には、排水口34A,34Bに連なる排水筒部35が形成されている。排水口34A,34Bを通った水は排水筒部35を伝って排水される。
下側載置部32の止水壁45は、前後に間隔を空けて形成され、各止水壁45は、傾斜部33の上面の全幅に亘って形成されている。図2に示すように、傾斜部33の前端の止水壁45Aは、ワイヤーハーネス10Aの軸方向A1と直交する方向に突出しており、前端以外の止水壁45は、水平方向に対して垂直な上方(軸方向と直交する方向に対して傾斜する方向)に突出している。各止水壁45は、上端に円弧状の嵌合部37を備える。嵌合部37は、半円形状であって、コルゲートチューブ11Aの外周に当接する。
側壁部40は、図8に示すように、その上端部に第2スライド溝部30に連なる挿通溝41が形成されている。挿通溝41には、ハーネス支持部材50の挿通片58が挿通されてハーネス支持部材50が正規位置に案内される。側壁部40の外側には、ハーネス支持部材50に係止される下側被係止部42を備えている。下側被係止部42は、側壁部40の下部から外側に延出されており、撓み変形可能な枠状であって、長方形状の係止孔43が貫通形成されている。下側被係止部42の外側には、保護壁44が側壁部40の下部から延出されている。
(ハーネス支持部材50)
ハーネス支持部材50は、絶縁性の合成樹脂製であって、図11,図12に示すように、下側のワイヤーハーネス10Aを保持する下側保持部52と、上側のワイヤーハーネス10Bが載置される上側載置部56とを備え、下側保持部52と上側載置部56との境界には、ワイヤーハーネス10A,10Bに沿って傾斜する傾斜部51が設けられている。
(下側保持部52)
下側保持部52は、傾斜部51から下方に起立する複数の止水壁45を備えている。傾斜部51は、板状であって、ワイヤーハーネス10Aの外周面に対向しており、前後方向について、前方側が低くなるように傾斜している。この傾斜部51は、左右方向については、中間部側が低くなるように傾斜しており、上面側の平坦な中間部が排水路38とされている。排水路38の下端部には、排水口34Aが形成されている。排水口34Aは、傾斜部51を上下方向に貫通している。なお、傾斜部51の後端の止水壁45の後ろにも、排水口34Bが傾斜部51に貫通形成されている。
止水壁45は、図16に示すように、前後に間隔を空けて(離間して隙間を有して)6箇所に形成されている。傾斜部51の前端の止水壁45Aは、ワイヤーハーネス10Aの軸方向A1と直交する方向に突出しており、前端以外の止水壁45は、水平方向に対して垂直な下方に突出している。各止水壁45は、円弧状の嵌合部37を備える。下側保持部52の側面には、図13に示すように、下側載置部32の下側被係止部42に係止する下側係止部55が突出している。
(上側載置部56)
上側載置部56は、図11に示すように、底面に形成された傾斜部51から上方に起立する複数の止水壁45と、傾斜部51から起立し、止水壁45の左右の端部を連結する側壁部60とを備える。上側載置部56の止水壁45は、前後に間隔を空けて(離間して隙間を有して)4箇所に形成されている。傾斜部51の前端の止水壁45Aは、ワイヤーハーネス10Bの軸方向と直交する方向に突出しており、前端以外の止水壁45は、水平方向に対して垂直な上方に突出している。後端の止水壁45Cは、他の止水壁45よりも高く形成され、コルゲートチューブ11Bの後端よりも後方に配される。図12に示すように、各止水壁45は、円弧状の嵌合部37を備える。嵌合部37は、コルゲートチューブ11Bの外周面に当接する。前から2個目の止水壁45Bは、排水路38を形成するために幅方向の中間部が切欠部46で切り欠かれている。
側壁部60は、その上端部に挿通溝60Aが形成されている。挿通溝60Aには、アッパーケース70の挿通片75が挿通されて案内される。側壁部60の外側には、アッパーケース70の上側保持部74に係止する上側被係止部61を備えている。上側被係止部61は、側壁部60の外側に延出されており、係止突部61Aが内方に突出している。
ハーネス支持部材50の背面側には、側方に張り出す左右一対の張出部63と、第1スライド溝部28に挿通される摺接部64とが形成されている。張出部63は、止水壁45の側方に止水壁45に沿って板状に突出している。張出部63の前面には、突状63Aが上下方向に延びている。摺接部64は、側壁部60の後端部から後方に板状に突出している。
ハーネス支持部材50のロアケース23への組み付けは、図17に示すように、張出部63を第1スライド溝部28に挿通するとともに、摺接部64を第2スライド溝部30に挿通する(図18,図19)。そして、ハーネス支持部材50を下方にスライドさせて、下側保持部52が下側載置部32に嵌合する位置となると、下側被係止部42が下側係止部55に係止して上側載置部56に上側のワイヤーハーネス10Aを載置可能な状態となる(図20,図21)。
(アッパーケース70)
アッパーケース70は、絶縁性の合成樹脂製であって、図22に示すように、アッパーケース本体71と、上側のワイヤーハーネス10Bに被せる上側保持部74とを備えている。アッパーケース本体71は、図22に概略的に示すように、下方側が長方形状に開口した箱型であり、その外面には、ケース係止部72が設けられている。
(上側保持部74)
上側保持部74は、図24に示すように、ワイヤーハーネス10Bに沿う傾斜部73と、傾斜部73から下方に起立する複数の止水壁45と、傾斜部73から下方に起立し、止水壁45の左右の端部を連結する側壁部77と、を備えている。傾斜部73は、板状であって、ワイヤーハーネス10Bの外周面に間隔を空けて対向している。止水壁45は、前後に間隔を空けて形成されており、水平方向の垂直な下方に突出している。各止水壁45の先端は、円弧状の嵌合部37とされている。嵌合部37は、半円形状であって、コルゲートチューブ11A,11Bの外周面に当接する。
側壁部77の下端には、挿通溝60Aに案内される挿通片75が下方に突出している。側壁部77の外側には、上側被係止部61に係止する上側係止部78が形成されている。上側係止部78は、撓み変形可能な板状であって、上側被係止部61の係止突部61Aに係止することで上側載置部56と上側保持部74とが嵌合してワイヤーハーネス10Bを保持する。
本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏する。
本実施形態によれば、ロアケース23の下側載置部32に下側のワイヤーハーネス10Aが載置され、ハーネス支持部材50の下側保持部52が下側載置部32に係止してワイヤーハーネス10Aが保持される。また、ロアケース23に嵌合するアッパーケース70は、上側のワイヤーハーネス10Bが載置された上側載置部56に係止して上側のワイヤーハーネス10Bを保持する上側保持部74を有する。これにより、アッパーケース70とは別に、上側のワイヤーハーネス10Bを保持する構成を設ける場合と比較して、部品点数を削減できるとともに、ワイヤーハーネス10A,10Bの組み付け作業を簡素化することができる。よって、部品点数の増加を抑制して組み付け作業を簡素化することが可能になる。
また、上側載置部56及び下側載置部32の少なくとも一方の底面には、傾斜部33,51,73が形成されるとともに、傾斜部33,51,73から起立し、外部からの水の浸入を規制する止水壁45(45A〜45C)を備える。
このようにすれば、傾斜部33,51,73の傾斜により水を外側に導くとともに、止水壁45により、外部からの水の浸入を規制することができる。
また、下側載置部32、下側保持部52、上側載置部56及び上側保持部74(の少なくとも1つ)は、止水壁45を切り欠いて形成された排水路38が設けられている。
このようにすれば、止水壁45の内側に浸入した水を排水路38から外側に排出することができる。
また、傾斜部33,51は、貫通して形成された排水口34Aを有する。
このようにすれば、止水壁45の内側に浸入した水を排水口34Aから外部に排出することができる。
また、ワイヤーハーネス10A,10Bは、凹部14と凸部13が交互に形成されたコルゲートチューブ11A,11Bで外装されており、止水壁45の嵌合部37(先端部)は、コルゲートチューブ11A,11Bの外周に当接する。
このようにすれば、コルゲートチューブ11A,11Bと止水壁45によってワイヤーハーネス10A,10Bの位置を保持することが可能になる。
<実施形態2>
実施形態2を図25を参照して説明する。
実施形態2は、図25に示すように、ワイヤーハーネス10A,10Bに沿う傾斜部80から起立する複数の止水壁81の先端部がコルゲートチューブ11A,11Bの凹部14内に進入するものである。他は実施形態1と同一であるため説明は省略する。各止水壁81の厚みは、凹部14の幅(軸方向の幅)以下とされ、止水壁81間の間隔は、凹部14の位置に応じて設定される。実施形態2によれば、ワイヤーハーネス10A,10Bの抜け方向の力に対してコルゲートチューブ11A,11Bの凹部14が止水壁81に係止されるため、ワイヤーハーネス10A,10Bの抜けが規制される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ワイヤーハーネス10A,10Bは、上下2本としたが、3本以上としてもよい。この場合、例えば、ハーネス支持部材50を複数設けるようにしてもよい。
(2)ワイヤーハーネス10A,10Bは、コルゲートチューブ11A,11Bを備えることとしたが、コルゲートチューブ11A,11Bを備えず、1又は複数の電線からワイヤーハーネス10A,10Bが構成されるようにしてもよい。
(3)止水壁45及び排水路38は、下側載置部32、下側保持部52、上側載置部56及び上側保持部74に設けられたが、これらの少なくとも1つに設けられていてもよい。また、排水口34Aは、下側載置部32及び上側載置部56に設けられたが、これらの少なくとも一方に設けられていてもよい。
10A,10B: ワイヤーハーネス
11A,11B: コルゲートチューブ
20: 電気接続箱
23: ロアケース
33,51,73,80: 傾斜部
34A,34B: 排水口
37: 嵌合部
38,59: 排水路
42: 下側係止部
45A,45,81: 止水壁
50: ハーネス支持部材
52: 下側保持部
56: 上側載置部
70: アッパーケース
74: 上側保持部

Claims (5)

  1. 複数のワイヤーハーネスが上下に並んで接続される電気接続箱であって、
    下側の前記ワイヤーハーネスが載置される下側載置部を有するロアケースと、
    前記下側載置部に係止して前記下側のワイヤーハーネスを保持する下側保持部を有するとともに、上側の前記ワイヤーハーネスが載置される上側載置部を有するハーネス支持部材と、
    前記上側載置部に係止して前記上側のワイヤーハーネスを保持する上側保持部を有し、前記ロアケースに嵌合するアッパーケースと、を備える電気接続箱。
  2. 前記上側載置部及び前記下側載置部の少なくとも一方の底面には、傾斜部が形成されるとともに、前記下側載置部、前記下側保持部、 前記上側載置部及び前記上側保持部の少なくとも一つは、前記傾斜部から起立し、外部からの水の浸入を規制する止水壁を備える請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記下側載置部、前記下側保持部、前記上側載置部及び前記上側保持部の少なくとも1つは、前記止水壁が複数設けられ、前記複数の止水壁は離間して隙間を有する請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記傾斜部は、貫通して形成された排水口を有する請求項2又は請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記ワイヤーハーネスは、凹部と凸部が交互に形成されたコルゲートチューブで外装されており、
    前記止水壁の先端部は、前記コルゲートチューブの外周に当接する請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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