JP2017005512A - タッチキー検出装置 - Google Patents

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Katsuto Kimoto
勝斗 木元
坂本 圭
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圭 坂本
健太 中野
Kenta Nakano
健太 中野
孝行 松原
Takayuki Matsubara
孝行 松原
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Abstract

【課題】ノイズによる誤判定を低減する静電容量方式のタッチキー検出装置を提供する。
【解決手段】タッチキー検出装置800は、静電容量をもつタッチキーセンサ801と、第1の測定方法により前記静電容量を測定する第1の容量測定回路803と、第1の測定方法とは異なる第2の測定方法により前記静電容量を測定する第2の容量測定回路804と、第1および第2の容量測定回路803、804の測定結果から、タッチキーセンサ801と導電性物質とが近接しているか否かを判定する判定回路805とを備える。
【選択図】図8

Description

本開示は、タッチキー検出制御機器システムに利用される、静電容量方式のタッチキー検出装置に関する。
冷蔵庫、洗濯機等の家電民生機器や、自動車内のエアコン等の車載機器において、タッチキーによって操作するシステムが知られている。押しボタンスイッチのような専用部品を搭載することなくキーの入力が可能な本システムは、デザイン性や部品点数の削減などの利点から幅広い機器で用いられている。
タッチキー検出装置として、タッチキーセンサの持つ静電容量を利用して検出する方式が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平2−194367号公報
従来の構成では、電源ラインや電磁界などによる外来ノイズの影響により、タッチキーセンサに指または金属などの導電性物質が近接していない状態にもかかわらず近接状態と誤判定してしまう課題がある。
本開示は、ノイズによる誤判定を低減する静電容量方式のタッチキー検出装置を提供する。
上記課題を解決するために本開示の一態様における静電容量方式のタッチキー検出装置は、静電容量をもつタッチキーセンサと、第1の測定方法により上記の静電容量を測定する第1の容量測定回路と、第1の測定方法とは異なる第2の測定方法により上記の静電容量を測定する第2の容量測定回路と、第1および第2の容量測定回路の測定結果から、タッチキーセンサと導電性物質とが近接しているか否かを判定する判定回路とを備える。
本開示の一態様における静電容量方式のタッチキー検出装置によれば、様々な成分をもつノイズによる誤判定を低減することができる。前記誤判定とは、静電容量タッチキー検出装置の本来の目的である、タッチキーセンサに指または金属などの導電性物質が近接したことを判定する機能において、タッチキーセンサに指または金属などの導電性物質が近接していない状態にも関わらず近接状態と判定してしまうことを意味する。上記の静電容量方式のタッチキー検出装置において、誤判定を低減することができる。
図1は、比較参考例における静電容量方式のタッチキー検出装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、図1のタッチキー検出装置のノイズがないときの動作例を示すタイミングチャートである。 図3は、図1のタッチキー検出装置のノイズがあるときの動作例を示すタイミングチャートである。 図4は、実施形態おける容量測定回路およびタッチキーセンサの構成例を示すブロック図である。 図5は、実施形態おける図4の容量測定回路の動作例を示すタイミングチャートである。 図6Aは、実施形態おける容量測定回路およびタッチキーセンサの構成例を示すブロック図である。 図6Bは、実施形態おける図6Aの容量測定回路およびタッチキーセンサの変形例を示すブロック図である。 図7は、実施形態おける図6Aの容量測定回路の動作例を示すタイミングチャートである。 図8は、実施形態における静電容量方式のタッチキー検出装置の構成例を示すブロック図である。 図9は、第1および第2の容量測定回路と複数のタッチキーセンサとの対応付け例を示す図である。 図10は、図9における静電容量方式のタッチキー検出装置の変形例を示すブロック図である。 図11は、図10における第1および第2の容量測定回路と複数のタッチキーセンサとの対応付け例を示す図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、「背景技術」の欄において記載したタッチキー検出装置に関し、以下の問題が生じることを見出した。この点について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明者らの知る比較参考例としての、静電容量方式のタッチキー検出装置100の構成例を示す図である。タッチキーセンサ106は静電容量をもつため、図1のように静電容量タッチキー検出装置ではキャパシタンスとして表現できる。タッチキーセンサ106は基準抵抗101を介して、充放電制御スイッチ108に接続される。充放電制御回路102が充放電制御スイッチ108を制御することで、電源107からタッチキーセンサ106へ電荷が充電される。充分な充電時間により、タッチキーセンサ106に電荷が蓄積されると、充放電制御回路102により充放電制御スイッチ108が切り替わり、タッチキーセンサ106に蓄積された電荷が、グランドへ放電される。電圧測定回路112はタッチキーセンサ106に蓄積された電荷の放電が完了されたことを検出し、放電時間測定回路103へ通知する。放電時間測定回路103はタッチキーセンサ106の放電が開始されると、カウンタ104を動作させ、タッチキーセンサ106の放電が完了する時間をカウンタ104により測定し、結果がタッチ判定回路に出力される。容量測定回路109は充放電制御回路102と放電時間測定回路103より構成される。タッチキーセンサ106に指、または金属などの導電性物質が近接することでタッチキーセンサ106との間に静電容量が生じ、容量測定回路109の測定結果が増加する。タッチ判定回路110では、容量測定回路109から出力された測定結果の変化により、指または金属などの導電性物質とタッチキーセンサ106との近接状態を判定し、判定結果を出力する。
図2は、図1のタッチキー検出装置100のノイズがないときの動作例を示すタイミングチャートである。タッチキーセンサ電圧波形201はタッチキー検出におけるタッチキーセンサ106の充放電波形である。指または金属などの導電性物質とタッチキーセンサ106との近接がない状態を実線、近接がある状態を点線で記載している。指または金属などの導電性物質とタッチキーセンサ106の近接がある状態では、前記の通り静電容量が増加するため、タッチキーセンサ106に充電された電荷を放電する時間が長くなり、放電時間測定回路103の内部カウンタ104のカウント値は大きくなる。
この構成では、電源ラインや電磁界などによる外来ノイズの影響により、タッチキーセンサ106に指または金属などの導電性物質が近接していない状態にもかかわらず近接状態と誤判定してしまう課題がある。
図2は、図1のタッチキー検出装置100のノイズがあるときの動作例を示すタイミングチャートである。つまり、前記図1で構成される静電容量タッチキー検出装置100において、外来ノイズの影響をうけた場合の動作波形を図3に記載する。図3にあるように外来ノイズによって本来の動作波形とは異なる動作波形となり、容量測定回路109内のカウンタ104による測定結果が変化してしまう。このとき、測定結果が大きく変化し、明らかにタッチキーセンサ106に指または金属などの導電性物質が近接した状態ではないと判断可能な変化の場合は、タッチ判定回路110により誤判定の回避が可能である。しかしながら、測定結果の変化が、タッチキーセンサ106に指または金属などの導電性物質が近接した状態と同程度の変化であった場合に、タッチ判定回路110では近接かノイズの影響かの判定は不可であり、タッチキーセンサ106に指または金属などの導電性物質が近接していない状態にも関わらず、近接状態と誤判定してしまう。また、従来の構成では前記のようにノイズによって誤判定してしまう危険性がある場合、対処すべきノイズ成分が絞り込めていれば、回路を構成する素子や回路特性をチューニングすることで誤判定を低減することができる場合がある。ただし、ノイズには様々な成分をもつものが存在することが知られており、対処すべきノイズ成分全てをチューニングだけで対策することは極めて困難である。
このような課題を解決するために、本発明の一態様に係る、タッチキー検出装置は、静電容量をもつタッチキーセンサと、第1の測定方法により上記の静電容量を測定する第1の容量測定回路と、第1の測定方法とは異なる第2の測定方法により上記の静電容量を測定する第2の容量測定回路と、第1および第2の容量測定回路の測定結果から、タッチキーセンサと導電性物質とが近接しているか否かを判定する判定回路とを備える。
これによれば、様々な成分をもつノイズによる誤判定を低減することができる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
実施の形態におけるタッチキー検出装置は、上記のように、静電容量をもつタッチキーセンサと、第1の測定方法により上記の静電容量を測定する第1の容量測定回路と、第1の測定方法とは異なる第2の測定方法により上記の静電容量を測定する第2の容量測定回路と、第1および第2の容量測定回路の測定結果から、タッチキーセンサと導電性物質とが近接しているか否かを判定する判定回路とを備える。
まず、第1の容量測定回路および第2の容量測定回路803の詳細な構成例について説明し、タッチキー検出装置については図8を用いて後述する。
上記の第1の容量測定回路および第2の容量測定回路の一方の実施の形態については次のようなものがある。
(a)図4は実施形態おける容量測定回路400およびタッチキーセンサ401の構成例を示すブロック図である。この容量測定回路400は、上記の第1の容量測定回路および第2の容量測定回路のうちの一方の実施の形態における構成例を示す。
同図のように、容量測定回路400は、充放電抵抗402、充放電制御回路403および充放電時間測定回路410を備える。充放電時間測定回路410は、充放電監視回路404、充放電クロック生成回路405および充放電パルス測定回路407を備える。
タッチキーセンサ401は静電容量をもつため、図4のようにキャパシタンスとして表現できる。なお、タッチキーセンサ401は容量測定回路400には含まない。タッチキーセンサ401は充放電抵抗402を介して、充放電制御回路403に接続される。充放電制御回路403は充放電監視回路404からの信号からタッチキーセンサ401を充電、または放電する。充放電抵抗402は充電・放電時の電流量を調整する目的で挿入する。放電抵抗の代わりに定電流源を使って電流量を調整してもよい。充放電監視回路404はタッチキーセンサ401の充電、または放電状態を監視し状態を充放電制御回路へ通知する。充放電クロック生成回路405はタッチキーセンサ401に接続され、タッチキーセンサ401の充電・放電によって充放電クロック406を生成する。充放電パルス測定回路407は基準クロック408によって作られた測定期間において、充放電クロック406のパルス数をカウントし、測定結果を出力する。ここで、充放電監視回路404と、充放電クロック生成回路405と、充放電パルス測定回路407とが、タッチキーセンサ401の静電容量の充電時間および放電時間を測定する充放電時間測定回路410として機能している。
図5は容量測定回路400の動作例を示すタイミングチャートである。充放電制御回路403によって、タッチキーセンサ401を充電・放電させる。このときタッチキーセンサ401の電圧が充放電切替え電圧506、507になったタイミングで、充放電制御回路は充電と放電を切り替えることで、図5の上段に示す、タッチキーセンサ電圧501の充電および放電波形を得る。タッチキーセンサ電圧が充放電切替え電圧506、507にまで充電および放電したかについては充放電監視回路404で測定している。タッチキーセンサ401に生体の一部(例えば人間の指)、または金属などの導電性物質が近接していない場合の充放電クロック406である充放電クロック502と充放電パルスカウント503とを図5の中段に記載する。また、タッチキーセンサ401に指、または金属などの導電性物質が近接した場合の充放電クロック406である充放電クロック504と充放電パルスカウント505とを図5の下段に記載する。充放電クロック502に対し、充放電クロック504はクロック周波数が遅くなる。これは、タッチキーセンサ401に指、または金属などの導電性物質が近接することによりタッチキーセンサ401との間に静電容量が生じ、容量測定回路400に接続される静電容量は増加し、充放電制御回路403による充電・放電が遅くなるためである。このように容量測定回路400では、静電容量の変化として周波数の変化を測定することで、容量測定を実現している。
本構成におけるノイズに対しての特徴を記載する。ノイズには様々な成分をもったものが存在しているが、ここでは、周波数成分をもたないノイズと周波数成分をもつノイズの2種類に分類して記載する。
まず、周波数成分をもたないノイズは、例えばシステムにおける特定機器を動作させる瞬間のみ発生するような瞬間的なノイズが挙げられる。このような瞬間的なノイズによって、容量測定回路400による測定では、タッチキーセンサ401の充電・放電時間が異常となる危険がある。しかしながら異常となる測定は瞬間的なノイズが発生した充電・放電の1回、または以降の数回であり、他の測定については正常に実施される。容量測定回路400の測定では充電・放電を数100回や、数1000回、またはそれ以上の回数を実施して測定することが可能であり、そのうちの1回、または数回に瞬間的なノイズによる影響があったとしても、他の充電・放電が正常に実施されることによって、測定への影響を低減化することが可能である。以上より、本構成は瞬間的なノイズのような周波数成分をもたないノイズについて、誤判定を低減できる構成といえる。
次に周波数成分をもつノイズについて記載する。これは、携帯電話の電波やラジオのAM波、FM波などの電波照射のようなノイズが挙げられる。前記のように容量測定回路400はタッチキーセンサ401の静電容量を充放電クロック406の周波数に変換して測定している。そのため、測定している充放電クロック406の周波数に、ノイズのもつ周波数成分が重畳することで、測定結果が異常となる危険がある。ここで、ノイズのもつ周波数成分とノイズのない本来の充放電クロック406の周波数に大きく差がある場合を考える。この場合、2つの周波数成分が重畳すると、本来の充放電クロック406での測定結果とは大きく異なるため、ノイズ照射状態と判断し、タッチキーセンサ401に指または金属などの導電性物質が近接したかの判定をマスクするなどの、誤判定を低減する処理を実施することが可能である。以上より、本構成はノイズのない本来の充放電クロック406の周波数と大きく異なる周波数成分のノイズについて、誤判定を低減できる構成といえる。
しかしながら、ノイズのない本来の充放電クロック406の周波数に近い周波数成分をもつノイズが照射された場合、2つの周波数成分が重畳すると、本来の充放電クロック406での測定結果に近い測定結果となる場合がある。この場合、前記のようにノイズ照射状態と判断することは困難であるため、タッチキーセンサ401に指または金属などの導電性物質が近接したかの判定をマスクすることは出来ず、測定結果によってタッチキーセンサ401に指または金属などの導電性物質が近接したと誤判定してしまう可能性がある。以上より、本構成はノイズのない本来の充放電クロック406の周波数に近い周波数成分のノイズについては、誤判定の危険が残ってしまう。
(b)図6Aは実施形態おける容量測定回路600およびタッチキーセンサ601の構成例を示すブロック図である。この容量測定回路600は、上記の第1の容量測定回路および第2の容量測定回路のうちの他方の実施の形態における構成例を示す。
同図のように、容量測定回路600は、充放電スイッチ602、充放電スイッチ603、充放電制御回路604、充放電抵抗605、リファレンス容量606、電圧測定回路607および充放電スイッチ制御回路608を備える。
タッチキーセンサ601は静電容量をもつため、図6Aのようにキャパシタンスとして表現できる。なお、タッチキーセンサ601は容量測定回路600には含まない。タッチキーセンサ601は充放電スイッチ602を介して充放電制御回路604に接続される。また、タッチキーセンサ601は充放電スイッチ603、充放電抵抗605を介してリファレンス容量606にも接続される。充放電スイッチ602は充放電スイッチ制御回路からの充放電スイッチ制御信号609によりON/OFFが制御される。充放電スイッチ603は充放電スイッチ制御回路からの充放電スイッチ制御信号610によりON/OFFが制御される。充放電制御回路604は充放電制御回路からの信号により、タッチキーセンサ601を充放電スイッチ602を介して充電、または放電する。電圧測定回路607はリファレンス容量606に接続され、リファレンス容量606にチャージした電圧を測定し、測定結果を出力する。電圧測定回路607はA/D変換回路として実装してもよい。
図7は容量測定回路600による測定時のタイミングチャート例である。充放電スイッチ制御回路608は充放電スイッチ制御信号609により、充放電スイッチ602をONし、充放電制御回路604とタッチキーセンサ601を接続して充電を開始する。充分な充電時間によって、タッチキーセンサ601に電荷が充電された後、充放電スイッチ制御回路608は充放電スイッチ制御信号609により、充放電スイッチ602をOFFする。次に充放電スイッチ制御回路は充放電スイッチ制御信号610により、充放電スイッチ603をONすることで、タッチキーセンサ601に充電された電荷を使い、充放電抵抗605を介してリファレンス容量606を充電する。充分な充電時間によって、リファレンス容量606に電荷が充電された後、充放電スイッチ制御回路608は充放電スイッチ制御信号610により充放電スイッチ603をOFFする。前記、タッチキーセンサ601の充電から、リファレンス容量606の充電までの一連の処理をN回(N=1以上)実施する。タッチキーセンサ601に指、または金属などの導電性物質が近接することにより、タッチキーセンサ601との間に静電容量が生じ、容量測定回路600に接続される静電容量が大きくなり、充放電制御回路604による充電時の電荷量は増加する。それに伴い、リファレンス容量606へ充電される電荷量についても増加する。前期までの処理により充電されたリファレンス容量の電圧を電圧測定回路607で測定し、結果を出力する。タッチキーセンサ601に指、または金属などの導電性物質が近接することで前記の通り、リファレンス容量606へ充電された電荷量が増加するため、測定する電圧が増加する。このように容量測定回路600では、静電容量の変化として電圧の変化を測定することで、容量測定を実現している。なお、本構成において、図6Bに示すように、図6Aのタッチキーセンサ601の静電容量とリファレンス容量606とが入れ替わる構成となった場合でも、容量測定は可能である。
本構成におけるノイズに対しての特徴を記載する。本構成では、充放電抵抗605とリファレンス容量606によって、ノイズフィルタとして機能するローパスフィルタを形成することができる。そのため、照射ノイズのような容量測定回路600外からのノイズに対し、ローパスフィルタによりノイズを除去することが可能である。
しかしながら、電圧測定回路を使用することにより、電圧測定回路の電源に瞬間的なノイズが侵入した場合に、測定結果が異常となってしまうなど、周波数成分をもたない瞬間的なノイズの影響をうける危険がある。この対策として、複数回の測定結果を用いたノイズフィルタ処理によって瞬間的なノイズの除去を行うことが知られている。たとえば、ミディアンフィルタや移動平均フィルタなどが前記ノイズフィルタ処理の例である。また、本フィルタをハードウェアとして搭載してもよい。その場合は、充放電抵抗605とリファレンス容量606を含むノイズフィルタ回路として構成される。この対策では複数回の測定結果を用いるため、1回の測定を高速で実現する必要がある。測定を高速に実現するには、リファレンス容量への充電時間を早く行うことが求められるが、前記ローパスフィルタを構成するため、充電時間は長くなってしまう課題がある。本課題を回避するため、前記ローパスフィルタを構成する充放電抵抗605とリファレンス容量606により決定される時定数を小さくする方法がある。この場合、ローパスフィルタのカットオフ周波数は大きくなるため、高周波除去には効果があるが、低周波除去には使えなくなる。
以上より、本構成は周波数成分のない瞬間的なノイズや高周波成分をもつノイズについては、誤判定を低減できる構成といえる。しかしながら、低周波成分をもつノイズについては誤判定の危険が残ってしまう。
前記(a)、(b)は〔課題を解決するための手段〕の項で述べた第1および第の容量測定回路について、その1つの容量測定回路の実施の形態である。前記(a)と前記(b)はノイズに対して、誤判定を低減できる成分と誤判定の危険が残ってしまう成分が異なる。この特徴を利用し、本開示は様々な成分をもつノイズによる誤判定を低減する静電容量方式のタッチキー検出装置を提供する。
図8は実施形態における静電容量方式のタッチキー検出装置800およびタッチキーセンサ部801の構成例を示すブロック図である。
同図のように、800は、選択回路802、第1の容量測定回路803、第2の容量測定回路804、判定回路805および容量測定制御回路806を備える。
タッチキーセンサ部801は2つ以上のタッチキーセンサにより構成される。各タッチキーセンサは静電容量をもつため、図8のようにキャパシタンスとして表現できる。タッチキーセンサ部は選択回路802を介して、第1の容量測定回路803と第2の容量測定回路804に接続される。第1の容量測定回路803と第2の容量測定回路804はそれぞれ測定結果を判定回路805へ出力する。判定回路805は第1の容量測定回路803と第2の容量測定回路804の測定結果からタッチキーセンサに指または金属などの導電性物質が近接したかを判定し、結果を出力する。ここで、第1の容量測定回路803と第2の容量測定回路804は前記(a)、前記(b)の関係のようにノイズに対して特徴が異なる測定回路を採用する。例として、第1の容量測定回路803を前記(a)の構成、第2の容量測定回路804を前記(b)の構成として説明する。
第1の容量測定回路803と第2の容量測定回路804は共に周波数成分をもたない瞬間的なノイズについては誤判定を低減できる構成である。
次に高周波成分をもつノイズについて考える。第1の容量測定回路803はタッチキーセンサの充電・放電による充放電クロック周波数に近い周波数ノイズの場合、誤判定の危険がある構成である。このため、前記充放電クロック周波数が高周波の場合、誤判定の危険がある。このとき、第2の容量測定回路804は回路内にローパスフィルタを形成しているため、高周波ノイズに対して誤判定を低減できる構成である。そのため、判定回路805に対し、第1の容量測定回路803が誤判定した結果を出力してしまった場合でも第2の容量測定回路804が正しい判定結果を805に出力しているため、判定回路805はタッチキーセンサに指または金属などの導電性物質が近接している状態ではなくノイズによる影響をうけている状態であるということが判定できる。以上より、高周波成分をもつノイズについては誤判定を低減できる構成である。
最後に、高周波以外の成分をもつノイズについて考える。第2の容量測定回路804は回路内にローパスフィルタを形成しているが、前記ローパスフィルタのカットオフ周波数は高周波除去を目的としているため、高周波以外の成分をもつノイズの場合、誤判定の危険がある。このとき、第1の容量測定回路803はノイズのない本来の前記充放電クロックの周波数と大きく異なる周波数成分のノイズについて、誤判定を低減できる。ここで、前記の通り前記充放電クロック周波数は高周波の場合であるため、高周波以外の成分をもつノイズに対して誤判定を低減できる構成である。そのため、判定回路805に対し、第2の容量測定回路804が誤判定した結果を出力してしまった場合でも第1の容量測定回路803が正しい判定結果を805に出力しているため、判定回路805はタッチキーセンサに指または金属などの導電性物質が近接している状態ではなくノイズによる影響をうけている状態であるということが判定できる。以上より、高周波成分以外をもつノイズについても誤判定を低減できる構成である。
また、タッチキー検出装置800は容量測定制御回路806を有している。容量測定制御回路806は選択回路802により、タッチキーセンサ部801内のタッチキーセンサと第1の容量測定回路803、第2の容量測定回路804それぞれを接続し、第1の容量測定回路803と第2の容量測定回路804の測定開始、終了のタイミングを制御する。第1の容量測定回路803と第2の容量測定回路804の測定タイミングを容量測定制御回路806で制御することによって、前記2つの容量測定回路の測定タイミングを同期化することが可能となる。前記2つの容量測定回路が同時に動作した場合、それぞれの前記容量測定回路の動作ノイズがお互いの容量測定に影響を与えてしまうが、前記測定タイミングの同期化により、各測定で影響を均一化することにより、測定バラツキを軽減することが可能となる。以上の構成により、様々な成分をもつノイズによる誤判定を低減することが可能となり、システムの安全性が高められる。
次に、タッチキー検出装置800の動作例について説明する。
図9は、第1および第2の容量測定回路803、804と複数のタッチキーセンサとの対応付け例を示す図である。同図は、タッチキー検出装置800の動作例における第1および第2の容量測定回路803、804と複数のタッチキーセンサとの対応付け例であって、一定時間毎に動的に変更される対応付け例を示している。
同図では、タッチキーセンサ部801は3つのタッチキーセンサA、B、Cを有するものとする。「容量測定回路」欄の「1」は第1の容量測定回路803を、「2」は第2の容量測定回路804を表す。横軸は時間軸を表わす。
タッチキー検出装置800は、周期Tの動作を繰り返す。周期Tは例えば数10m秒〜数100m秒程度でよい。1周期Tは、測定期間TA1、TA2、TB1、TB2、TC1、TC2からなる。測定期間TA1〜TC2のそれぞれは、例えば数m秒〜数10m秒でよい。また、測定期間TA1〜TC2は同じであっても、一部または全部が異なっていてもよい。
測定期間TA1において、選択回路802はタッチキーセンサAを選択し、容量測定制御回路806は第1の容量測定回路803をイネーブルにし、第2の容量測定回路804をディスエーブルにする。これにより、タッチキーセンサAの静電容量が第1の容量測定回路803によって測定される。
測定期間TA2において、選択回路802はタッチキーセンサAを選択し、容量測定制御回路806は第1の容量測定回路803をディスエーブルにし、第2の容量測定回路804をイネーブルにする。これにより、タッチキーセンサAの静電容量が第2の容量測定回路804によって測定される。
測定期間TB1において、タッチキーセンサBの静電容量が第1の容量測定回路803によって測定される。
測定期間TB2において、タッチキーセンサBの静電容量が第2の容量測定回路804によって測定される。
測定期間TC1において、タッチキーセンサCの静電容量が第1の容量測定回路803によって測定される。
測定期間TC2において、タッチキーセンサCの静電容量が第2の容量測定回路804によって測定される。
このように、容量測定制御回路806の制御によって、選択回路802は複数のタッチキーセンサの中から1つのタッチキーセンサを選択し、第1および第2の容量測定回路803、804のうちの一方のみが静電容量を測定する。容量測定制御回路806は、第1および第2の容量測定回路803、804と複数のタッチキーセンサとの対応付けを時分割により周期的に動的に変更する。図8のタッチキー検出装置800は、測定期間TA1〜TC2のそれぞれで、第1および第2の容量測定回路803、804のうちの1つが1つのタッチキーセンサの容量を測定する。言い換えれば、測定期間毎に第1および第2の容量測定回路803、804のうちの1つとタッチキーセンサの1つとからなる1組のみ動作可能である。
判定回路805は、例えば、タッチキーセンサAについて、少なくとも1つの周期Tにおける2つの異なる容量測定回路の測定結果を用いて、タッチキーセンサAへの指または導電性物質の近接の有無を判定する。例えば、判定回路805は、少なくとも1つの周期Tにおける測定期間TA1の測定結果と測定期間TA2における測定結果の両方が近接していると判断されるときに、タッチキーセンサAへの指または導電性物質が近接していると判定する。判定回路805は、少なくとも1つの周期Tにおける測定期間TA1の測定結果と測定期間TA2における測定結果の1つが近接していると判断され、かつ、もう1つが近接していないと判断されるときには、タッチキーセンサAへの指または導電性物質が近接していないと判定する。これによりノイズによる誤判定を低減することができる。
判定回路805は、タッチキーセンサB、Cについても同様に判定する。
このように、複数のタッチキーセンサを備える場合であっても、ノイズによる誤判定を低減することができる。また、タッチキーセンサのそれぞれに対して、第1および第2の容量測定回路803、804を備える必要がなく、タッチキーセンサと第1および第2の容量測定回路803、804との対応付けを任意に動的に切り替えることにより、タッチキー検出装置800の回路規模を小型化することができる。
なお、図9においてタッチキーセンサの数は3以外の任意の個数でよく、容量測定回路の数が3つ以上であってもよい。その場合でも、タッチキーセンサと容量測定回路の組を周期的に切り替えることにより、全てのタッチキーセンサを利用することができる。
続いて、タッチキー検出装置800の変形例について説明する。
図8では、測定期間毎に、第1および第2の容量測定回路803、804のうちの1つとタッチキーセンサの1つからなる1組のみ動作可能である。これに対して、測定期間毎に、容量測定回路の数と同数のタッチキーセンサを利用可能な構成について説明する。
図10は、図9における静電容量方式のタッチキー検出装置800の変形例を示すブロック図である。
図10のタッチキー検出装置800は、図9と比べて、選択回路802の代わりに選択回路802aを備える点が異なっている。以下異なる点を中心に説明する。
選択回路802aは、第1の容量測定回路803および第2の容量測定回路804のそれぞれに対して、タッチキーセンサ部801中の任意のタッチキーセンサを選択的に接続する。選択回路802aの選択は、容量測定制御回路806によって制御される。
これにより、1つの測定期間で、第1の容量測定回路803および第2の容量測定回路804の両者が動作可能になる。
図11は、図10における第1および第2の容量測定回路803、804と複数のタッチキーセンサとの対応付け例を示す図である。同図では、タッチキーセンサ部801は3つのタッチキーセンサA、B、Cを有するものとする。「容量測定回路」欄の「1」は第1の容量測定回路803を、「2」は第2の容量測定回路804を表す。横軸は時間軸を表わす。
容量測定制御回路806は、図11の周期Tを繰り返すように選択回路802、第1の容量測定回路803、第2の容量測定回路804を制御する。
1つの周期Tは、測定期間TCA、TAB、TBCからなる。
測定期間TCAでは、タッチキーセンサCが第2の容量測定回路804に接続され、かつタッチキーセンサAが第1の容量測定回路803に接続される。これにより、第2の容量測定回路804は、タッチキーセンサCの静電容量を測定し、第1の容量測定回路803はタッチキーセンサAの静電容量を測定する。
測定期間TABでは、タッチキーセンサAが第2の容量測定回路804に接続され、かつタッチキーセンサBが第1の容量測定回路803に接続される。これにより、第2の容量測定回路804は、タッチキーセンサAの静電容量を測定し、第1の容量測定回路803はタッチキーセンサBの静電容量を測定する。
測定期間TBCでは、タッチキーセンサBが第2の容量測定回路804に接続され、かつタッチキーセンサCが第1の容量測定回路803に接続される。これにより、第2の容量測定回路804は、タッチキーセンサBの静電容量を測定し、第1の容量測定回路803はタッチキーセンサCの静電容量を測定する。
このように、図10のタッチキー検出装置800は、1つの測定期間で、第1の容量測定回路803および第2の容量測定回路804の両者が互いに異なるタッチキーセンサに対して容量を測定する。これにより、図10のタッチキー検出装置800は、図8と比べて、よりも多くのタッチキーセンサをサポートすることができる。
判定回路805は、例えば、タッチキーセンサAについて、少なくとも1つの周期Tにおける2つの異なる容量測定回路の測定結果を用いて、タッチキーセンサAへの指または導電性物質が近接したか否かを判定する。例えば、判定回路805は、少なくとも1つの周期Tにおける測定期間TCAの測定結果と測定期間TABにおける測定結果の両方が近接していると判断されるときに、タッチキーセンサAへの指または導電性物質が近接していると判定する。また、判定回路805は、少なくとも1つの周期Tにおける測定期間TCAの測定結果と測定期間TA2における測定結果の1つのみが近接していると判断され、かつ、もう1つが近接していないと判断されるときには、タッチキーセンサAへの指または導電性物質が近接していないと判定する。これによりノイズによる誤判定を低減することができる。
判定回路805は、タッチキーセンサB、Cについても同様に判定する。
このように、複数のタッチキーセンサを備える場合であっても、ノイズによる誤判定を低減することができる。また、タッチキーセンサのそれぞれに対して、第1および第2の容量測定回路803、804を備える必要がなく、タッチキーセンサと第1および第2の容量測定回路803、804との対応付けを任意に動的に切り替えることにより、タッチキー検出装置800の回路規模を小型化することができる。
なお、図10においてタッチキーセンサの数は3以外の任意の個数でよく、容量測定回路の数が3つ以上であってもよい。その場合でも、タッチキーセンサと容量測定回路の接続を周期的に切り替えることにより、全てのタッチキーセンサの静電容量を測定することができる。しかも、複数の容量測定回路は、各測定周期において同時に動作させることができるので、測定可能なタッチキーセンサの数を、図8と比べて増やすことができる。
以上説明してきたように本開示におけるタッチキー検出装置800は、静電容量をもつタッチキーセンサ801と、第1の測定方法により静電容量を測定する容量測定回路803と、第1の測定方法とは異なる第2の測定方法により静電容量を測定する容量測定回路804と、第1および第2の容量測定回路803および804の測定結果から、タッチキーセンサ801と導電性物質とが近接しているか否かを判定する判定回路805とを備える。
これによれば、ノイズによる誤検出を低減することができる。
ここで、容量測定回路400が、タッチキーセンサ401の静電容量を充電および放電させる充放電制御回路403と、タッチキーセンサ401の静電容量の充電時間および放電時間を測定する充放電時間測定回路410とを備えてもよい。
これによれば、第1の容量測定回路803は、充電時間および放電時間を測定することによってタッチキーセンサの静電容量を測定することができる。
ここで、充放電時間測定回路410が、タッチキーセンサ401の充放電状況を監視する充放電監視回路404と、タッチキーセンサ401の電圧からクロックを生成する充放電クロック生成回路405と、充放電クロック生成回路405によって生成したクロックのパルス数をカウントする充放電パルス測定回路407とを備えてもよい。
これによれば、カウントされたクロックパルス数によってタッチキーセンサの静電容量を測定することができる。
ここで、充放電制御回路403が、タッチキーセンサ401のキャパシタンスを充電および放電する際の充電時間および放電時間を調整するための抵抗を備えてもよい。
これによれば、上記の充電時間および放電時間を所望する測定期間に合わせるように調整することができる。
ここで、充放電制御回路403が、タッチキーセンサ401の静電容量を充電および放電する際の充電時間および放電時間を調整するための定電流源を備えてもよい。
これによれば、上記抵抗の代わり低電流源を用いることができる。
ここで、容量測定回路600が、タッチキーセンサ601の静電容量を充電および放電する充放電制御回路604と、タッチキーセンサ601の静電容量とは異なるリファレンス容量606と、リファレンス容量606の電圧を測定可能な電圧測定回路607とを備え、リファレンス容量606は、タッチキーセンサ601の静電容量の電荷により充電が可能であってもよい。
これによれば、第2の容量測定回路804は、リファレンス容量の電圧を測定することによってタッチキーセンサの静電容量を測定することができる。
ここで、容量測定回路600が、タッチキーセンサ601の静電容量とは異なるリファレンス容量606と、リファレンス容量606を充電および放電する充放電制御回路604と、タッチキーセンサ601の静電容量の電圧を測定可能な電圧測定回路607とを備え、タッチキーセンサ601の静電容量は、充放電制御回路604により充電されたリファレンス容量606の電荷により充電が可能であってもよい。
これによれば、第2の容量測定回路804は、タッチキーセンサの静電容量の電圧を測定することによってタッチキーセンサの静電容量を測定することができる。
ここで、容量測定回路600において、リファレンス容量606に充電および放電する経路上にノイズフィルタ回路を備えてもよい。
これによれば、周波数成分をもつノイズによる誤判定を低減することができる。
ここで、容量測定回路600において、タッチキーセンサ601の静電容量に充電および放電する経路上にノイズフィルタ回路を備えてもよい。
これによれば、周波数成分をもつノイズによる誤判定を低減することができる。
ここで、複数のタッチキーセンサを備え、第1および第2の容量測定回路803および804の測定対象のタッチキーセンサを選択する選択回路802を備えてもよい。
これによれば、タッチキーセンサのそれぞれに対する指または導電性物質の近接を、小さい回路規模で判定でき、しかも、ノイズによる誤判定を低減することができる。
以上、一つまたは複数の態様に係るタッチキー検出装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示にかかる静電容量方式のタッチキー検出装置は、システムの入力装置として幅広く利用可能である。
100 タッチキー検出装置
101 基準抵抗
102、403、604 充放電制御回路
103 放電時間測定回路
104 カウンタ
105 制御クロック
106、401、601 タッチキーセンサ
107 電源
108 充放電制御スイッチ
109、400、600 容量測定回路
110 タッチ判定回路
111 充放電制御信号
112、607 電圧測定回路
113 放電完了信号
114、807 判定結果
201、301、501、701 タッチキーセンサ電圧波形
202、302 充放電制御状態
402、605 充放電抵抗
404 充放電監視装置
405 充放電クロック生成回路
406、502、504 充放電クロック
407 充放電パルス測定回路
408 基準クロック
409、611 測定結果
503、505 パルスカウント
602、603 充放電スイッチ
606 リファレンス容量
608 充放電スイッチ制御回路
609、610 充放電スイッチ制御信号
702 リファレンス容量電圧波形
800 タッチキー検出装置
801 タッチキーセンサ部
802 選択回路
803 第1の容量測定回路
804 第2の容量測定回路
805 判定回路
806 容量測定制御回路

Claims (10)

  1. 静電容量をもつタッチキーセンサと、
    第1の測定方法により前記静電容量を測定する第1の容量測定回路と、
    前記第1の測定方法とは異なる第2の測定方法により前記静電容量を測定する第2の容量測定回路と、
    前記第1および第2の容量測定回路の測定結果から、前記タッチキーセンサと導電性物質とが近接しているか否かを判定する判定回路とを備えた
    静電容量方式のタッチキー検出装置。
  2. 前記第1の容量測定回路が、
    前記タッチキーセンサの前記静電容量を充電および放電させる充放電制御回路と、
    前記タッチキーセンサの前記静電容量の充電時間および放電時間を測定する充放電時間測定回路とを備えた
    請求項1記載のタッチキー検出装置。
  3. 前記充放電時間測定回路が、
    前記タッチキーセンサの充放電状況を監視する充放電監視回路と、
    前記タッチキーセンサの電圧からクロックを生成する充放電クロック生成回路と、
    前記充放電クロック生成回路によって生成した前記クロックのパルス数をカウントする充放電パルス測定回路とを備えた
    請求項2記載のタッチキー検出装置。
  4. 前記充放電制御回路が、前記タッチキーセンサのキャパシタンスを充電および放電する際の充電時間および放電時間を調整するための抵抗を備えた
    請求項2記載のタッチキー検出装置。
  5. 前記充放電制御回路が、前記タッチキーセンサの前記静電容量を充電および放電する際の充電時間および放電時間を調整するための定電流源を備えた
    請求項2記載のタッチキー検出装置。
  6. 前記第2の容量測定回路が、
    前記タッチキーセンサの前記静電容量を充電および放電する充放電制御回路と、
    前記タッチキーセンサの前記静電容量とは異なるリファレンス容量と、
    前記リファレンス容量の電圧を測定可能な電圧測定回路とを備え、
    前記リファレンス容量は、前記タッチキーセンサの前記静電容量の電荷により充電が可能である
    請求項1記載のタッチキー検出装置。
  7. 前記第2の容量測定回路が、
    前記タッチキーセンサの前記静電容量とは異なるリファレンス容量と、
    前記リファレンス容量を充電および放電する充放電制御回路と、
    前記タッチキーセンサの静電容量の電圧を測定可能な電圧測定回路とを備え、
    前記タッチキーセンサの前記静電容量は、前記充放電制御回路により充電された前記リファレンス容量の電荷により充電が可能である
    請求項1記載のタッチキー検出装置。
  8. 前記第2の容量測定回路において、前記リファレンス容量に充電および放電する経路上にノイズフィルタ回路を備えた
    請求項6記載のタッチキー検出装置。
  9. 前記第2の容量測定回路において、前記タッチキーセンサの前記静電容量に充電および放電する経路上にノイズフィルタ回路を備えた
    請求項7記載のタッチキー検出装置。
  10. 複数の前記タッチキーセンサを備え、
    前記第1および第2の容量測定回路の測定対象のタッチキーセンサを選択する選択回路を備えた
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載のタッチキー検出装置。
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