JP2017005485A - 画像監視装置および画像監視方法 - Google Patents

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充一 梅村
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Abstract

【課題】移動体検出の過不足を防止して各種事象を適切に検知することができる画像監視装置を提供する。【解決手段】画像監視装置は、対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、取得した画像から移動体を検出する移動体検出部と、移動体検出部での移動体の検出結果に基づいて移動体の行動に関する事象を検知する事象検知部と、移動体の検出結果に基づいて移動体を検出する際の検出感度を設定する感度管理部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像監視装置および画像監視方法に関し、特に、対象エリアを撮像した画像を用いて当該対象エリアの監視を行う画像監視装置および画像監視方法に関する。
従来、対象エリアを撮像した画像から歩行者等の移動体を検出し、移動体の検出結果を用いて対象エリアを監視し、異常時に通知する画像監視装置が知られている。
たとえば、特許文献1には、カメラが複数の対象エリアを同時に撮像した画像を用いて、対象エリアごとに移動体の検出感度を設定することができる画像監視装置が記載されている。この画像監視装置では、金庫やショーケースなどの高価な物が設置されている対象エリアの検出感度を高感度に設定し、通風孔近傍のカーテンなど揺れる可能性のあるものが映っている対象エリアの検出感度を低感度に設定している。その上で、対象エリアを監視している。
これにより、カーテンの揺れを検出して異常と判定したり、金庫などに近づいた進入者(侵入者)を検出せずに異常と判定しなかったりする誤検出を防止している。
特開2000−003480号公報
しかしながら、従来の画像監視装置では、対象エリアごとに移動体の検出感度が設定できるものの、環境の変化や時間の変化に応じて対象エリアの状況が変化した場合には、必ずしも適切な検出感度とはならず移動体検出の過不足が生じる場合がある。
たとえば、対象エリア内に移動体が多数存在する場合には、多数の移動体が監視者に準ずる行為を行う準監視者となって対象エリア内を監視する。このため、多数の移動体が存在する状況を検出したい場合を除いて、移動体検出を頻繁に行うことは、対象エリアを監視する監視者にとって過警告となる。このため、移動体の検出感度を下げることが望まれる。
その一方、対象エリア内に移動体が存在しない場合、特に一定期間にわたって対象エリア内に移動体が存在しない場合には、移動体の検出感度を上げたうえで、些細な変化であっても、監視者に通知することで、監視者に即座の対応を促すことが望まれる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、対象エリアの状況が変化した場合であっても、移動体検出の過不足を防止して各種事象を適切に検知することができる画像監視装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の一実施態様に係る画像監視装置は、対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、前記画像から移動体を検出する移動体検出部と、前記移動体検出部での前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知する事象検知部と、前記事象検知部による前記事象の検知結果をユーザに通知する通知部と、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定する感度管理部とを備える。
(9)また、本発明の他の一実施態様に係る画像監視方法は、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、前記画像から移動体を検出するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知するステップと、前記事象の検知結果をユーザに通知するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定するステップとを含む。
(10)また、本発明の他の一実施態様に係る画像監視プログラムは、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、前記画像から移動体を検出するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知するステップと、前記事象の検知結果をユーザに通知するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定するステップとをコンピュータに実行させるための画像監視プログラムである。
なお、本発明は、画像監視装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるための画像監視プログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。また、本発明は、画像監視装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、画像監視装置を含む画像監視システムとして実現したりすることもできる。
本発明によると、対象エリアの状況が変化した場合であっても、移動体検出の過不足を防止して各種事象を適切に検知することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像監視システムの構成を示すブロック図である。 画像監視装置の機能的な構成を示すブロック図である。 画像監視装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 入力画像から前景領域を抽出する処理を説明するための図である。 移動体数と移動体の検出感度との関係を示す図である。 存在事象について説明するための図である。 移動体数と事象の検知感度との関係を示す図である。 二値化閾値補正処理(図3のS6)について説明するための図である。 移動体検出条件補正処理(図3のS12)について説明するための図である。 存在事象の事象検知閾値補正処理(図3のS20)について説明するための図である。 通知部が最後に事象を通知してからの経過時間と事象の検知感度との関係を示す図である。 表示制御部による検知結果通知処理(図3のS26)によりモニタに表示された画像の一例を示す図である。 変形例1に係る移動体検出条件補正処理(図3のS12)について説明するための図である。 変形例2に係る移動体検出条件補正処理(図3のS12)について説明するための図である。 変形例3に係るパターンマッチングによる移動体検出処理について説明するための図である。 変形例4に係る移動事象について説明するための図である。 変形例5に係る座り込み事象について説明するための図である。 変形例5に係る座り込み事象について説明するための図である。 変形例6に係るカメラの構成を示す図である。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一実施態様に係る画像監視装置は、対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、前記画像から移動体を検出する移動体検出部と、前記移動体検出部での前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知する事象検知部と、前記事象検知部による前記事象の検知結果をユーザに通知する通知部と、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定する感度管理部とを備える。
この構成によると、移動体の検出結果に基づいて、移動体を検出する際の検出感度を変更することができる。たとえば、対象エリア内に移動体が多く存在する場合や、対象エリア内の移動体の密度が大きい場合には、移動体の検出感度を低く設定することにより移動体を検出されにくくすることができる。これにより、対象エリア内に準監視者が多くいるにもかかわらず頻繁に通知を行い、対象エリアを監視する監視者にとって過警告となるのを防止することができる。また、対象エリア内に移動体が存在しない場合などには、移動体の検出感度を高く設定することにより移動体を検出されやすくすることができる。これにより、些細な変化であっても、監視者に通知することで、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。よって、対象エリアの状況が変化した場合であっても、移動体検出の過不足を防止して各種事象を適切に検知することができる。
(2)たとえば、前記感度管理部は、さらに、前記移動体の検出結果に基づいて、前記事象を検知する際の検知感度を設定してもよい。
この構成によると、移動体の検出結果に基づいて、事象を検知する際の検知感度を変更することができる。たとえば、対象エリア内に移動体が多く存在する場合や、対象エリア内の移動体の密度が大きい場合には、事象の検知感度を低く設定することにより事象を検知されにくくすることができる。これにより、対象エリア内の準監視者が多くいるにもかかわらず頻繁に通知を行い、対象エリアを監視する監視者にとって過警告となるのを防止することができる。また、対象エリア内に移動体が存在しない場合などには、事象の検知感度を高く設定することにより事象を検知されやすくすることができる。これにより、些細な変化であっても、監視者に通知することで、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。よって、対象エリアの状況が変化した場合であっても、移動体検出の過不足を防止して各種事象を適切に検知することができる。
(3)また、前記通知部は、前記検出感度または前記検知感度に応じた態様で、前記事象検知部による前記事象の検知結果をユーザに通知してもよい。
この構成によると、事象の検知結果の通知を受けた監視者は事象の検知感度の高低を知ることができる。たとえば、検知感度が高感度の対象エリアにおいて事象が検知された場合には、監視者がボタンを押すなどの明示的な指示入力を行うまでは繰り返し通知を行うようにしてもよい。これにより、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。
(4)また、前記感度管理部は、さらに、前記通知部による過去の通知状況に基づいて、前記事象を検知する際の検知感度を設定してもよい。
この構成によると、過去の通知状況に基づいて事象の検知のされやすさを調整することができる。たとえば、最後に事象を通知してからの時間が長いほど事象を検知されやすくすることにより、長期間事象が検知されていなかった対象エリアで事象が検知された場合に、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。
(5)また、上述の画像監視装置は、さらに、前記取得部が取得した前記画像を表示する制御を行い、かつ前記対象エリアを、前記検知感度に応じた態様で表示する制御を行う表示制御部を備えていてもよい。
この構成によると、監視者は画像を見ることにより対象エリアの事象の検知感度の高低を知ることができる。このため、たとえば、事象の検知感度が高く設定されている対象エリアにおいて事象が発生した場合には、監視者は即座の対応を行うことが可能となる。
(6)また、上述の画像監視装置は、さらに、前記取得部が取得した前記画像を表示する制御を行い、かつ前記対象エリアを、前記検出感度に応じた態様で表示する制御を行う表示制御部を備えていてもよい。
この構成によると、監視者は画像を見ることにより対象エリアの移動体の検出感度の高低を知ることができる。このため、たとえば、移動体の検出感度が高く設定されている対象エリアにおいて事象が発生した場合には、監視者は即座の対応を行うことが可能となる。
(7)また、前記移動体の検出結果は、前記移動体の数または前記移動体の密度であってもよい。
この構成によると、たとえば、移動体の数が少ないほど、移動体の検出感度または事象の検知感度を高く設定することができる。これにより、準監視者が少ない場合には、些細な変化であっても監視者に通知することができ、監視者に即座の対応を促すことができる。また、準監視者が多い場合には、監視者にとって過警告とならない範囲で、事象の検知を監視者に通知することができる。移動体の密度が小さいほど、移動体の検出感度または事象の検知感度を高く設定した場合にも同様の効果を奏することができる。
(8)また、前記画像監視装置は、前記対象エリアを撮像するカメラに内蔵されていてもよい。
この構成によると、画像監視装置がカメラに内蔵されているため、画像監視装置の処理負荷はカメラ1台分である。このため、カメラで撮像された画像の処理および監視者への通知を高速に行うことができる。
(9)本発明の他の一実施態様に係る画像監視方法は、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、前記画像から移動体を検出するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知するステップと、前記事象の検知結果をユーザに通知するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定するステップとを含む。
この画像監視方法は、(1)に示した画像監視装置が備える各処理部に対応するステップを含む。このため、(1)に示した画像監視装置と同様の作用および効果を奏することができる。
(10)本発明の他の一実施態様に係る画像監視プログラムは、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、前記画像から移動体を検出するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知するステップと、前記事象の検知結果をユーザに通知するステップと、前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定するステップとをコンピュータに実行させるための画像監視プログラムである。
この画像監視プログラムは、(1)に示した画像監視装置が備える各処理部に対応するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。このため、(1)に示した画像監視装置と同様の作用および効果を奏することができる。
[本願発明の実施の形態の詳細]
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の設置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
なお、以下に記載する実施の形態および変形例の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(実施の形態1)
[1.システムの全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像監視システムの構成を示すブロック図である。
画像監視システム1は、カメラ25が撮像した画像に基づいて対象エリアを監視し、監視結果を監視者に通知するシステムであり、画像監視装置10と、警報装置21と、モニタ22と、警報装置24と、カメラ25とを備える。
画像監視装置10は、カメラ25が撮像した画像から移動体を検出するとともに、移動体の行動に関する事象を検知し、事象の検知結果を監視結果として出力する装置である。画像監視装置10は、コンピュータにより構成され、たとえば、監視センターなどの屋内に設置される。
警報装置21は、画像監視装置10に接続され、たとえば、監視センター内に設置される赤色灯により構成される。警報装置21は、画像監視装置10の指示に従い、カメラ25が撮像した画像から所定の事象が検知された場合に、赤色灯を点灯する。これにより、警報装置21は、事象が検知されたことを監視者に通知する。
モニタ22は、画像監視装置10に接続される表示装置である。モニタ22は、画像監視装置10による表示制御に従い、カメラ25が撮像した画像と事象の検知結果とを表示することにより、画像監視装置10において事象が検知されたことを監視者に通知する。
カメラ25は、たとえば、人間の立ち入りが禁止されている立入禁止エリアなどの屋外の対象エリアを撮像する撮像装置である。カメラ25は、ネットワーク23を介して画像監視装置10に接続され、対象エリアを撮像した画像を含む画像情報を、ネットワーク23を介して画像監視装置10に送信する。
警報装置24は、ネットワーク23を介して画像監視装置10に接続され、警報装置21と同様にたとえば赤色灯により構成される。警報装置24は、対象エリアの近傍に設置され、たとえば、立入禁止エリアなどの対象エリアに移動体が進入した場合に、画像監視装置10からの指示に従い、赤色灯を点灯する。これにより、警報装置24は、当該移動体に対して立入禁止エリアの外に出るように通知することができる。
なお、警報装置21および警報装置24の通知は、赤色灯の点灯には限定されず、音声出力などであってもよい。
[2.画像監視装置10の構成]
図2は、画像監視装置10の機能的な構成を示すブロック図である。
画像監視装置10は、コンピュータを画像監視装置10として動作させるためのプログラムを実行した場合の機能的な構成として、取得部11と、前景抽出部12と、移動体検出部13と、事象検知部14と、感度管理部15と、通知部16と、表示制御部17とを備える。
取得部11は、カメラ25から、対象エリアを含むエリアを撮像した画像(以下、「入力画像」という。)を含む画像情報を取得する。
前景抽出部12は、取得部11が取得した画像情報に含まれる入力画像から、背景部分を除く前景領域を抽出する。つまり、前景抽出部12は、あらかじめ撮像された移動体の映っていない画像である背景画像と入力画像との輝度値の差分を画素毎に行うことで差分画像を作成する。前景抽出部12は、作成した差分画像を二値化することにより、前景領域と背景領域とを分離し、前景領域を抽出する。
移動体検出部13は、入力画像から人物などの所定の移動体の領域(以下、「移動体の領域」の事を単に「移動体」とも言う。)を検出する。つまり、移動体検出部13は、前景抽出部12が抽出した前景領域から移動体を検出する。たとえば、移動体検出部13は、前景領域のサイズが所定の範囲内に収まっている場合に、その前景領域を移動体として検出する。
事象検知部14は、移動体検出部13が検出した移動体の検出結果に基づいて、移動体の行動に関する事象を検知する。たとえば、事象検知部14は、進入禁止エリア内に移動体が所定時間以上存在している場合に、存在事象を検知する。
通知部16は、事象検知部14により事象が検知された場合に、警報装置21および警報装置24に制御信号を送信する。警報装置21および警報装置24は、制御信号に応答して赤色灯を点灯することで、監視者および進入者に事象が検知されたことをそれぞれ通知する。
表示制御部17は、取得部11が取得した画像情報に含まれる入力画像をモニタ22に表示する制御を行う。それに加え、表示制御部17は、事象検知部14により事象が検知されたことをモニタ22に表示する制御を行う。たとえば、表示制御部17は、事象の検知対象となった移動体の領域を枠で囲うことにより、当該移動体について所定の事象が検知されたことをモニタ22に表示する制御を行う。
感度管理部15は、移動体検出部13による移動体の検出結果に基づいて、移動体検出部13が移動体を検出する際の検出感度、または事象検知部14が事象を検知する際の検知感度を設定する。また、感度管理部15は、通知部16による過去の通知状況に基づいて、事象検知部14が事象を検知する際の検知感度を設定する。移動体の検出感度を高感度に設定するほど、より移動体が検出されやすくなる。また、事象の検知感度を高感度に設定するほど、より事象が検知されやすくなる。
また、感度管理部15は、設定した検出感度に基づいて、前景抽出部12が前景領域を抽出する際の二値化閾値の補正と、移動体検出部13が移動体を検出する際に用いる移動体検出条件を補正する。
さらに、感度管理部15は、設定した検知感度に基づいて、事象検知部14が事象を検知する際に用いる事象検知閾値を補正する。
[3.画像監視装置10の処理フロー]
図3は、画像監視装置10が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
取得部11は、カメラ25から、カメラ25が撮像した入力画像を含む画像情報を取得する(S2)。また、表示制御部17は、取得部11が取得した画像情報に含まれる入力画像をモニタ22に表示する制御を行う。
図4は、入力画像から前景領域を抽出する処理を説明するための図である。
図4(a)は、カメラ25が撮像した入力画像の一例を示す図である。入力画像には左上と右下にそれぞれ対象エリア31と対象エリア32とが設定されている。対象エリア31には移動体が映っていないが、対象エリア32には3つの移動体33〜35(3人の人)が映っている。
入力画像が1枚目の入力画像である場合には(S4でYES)、前景抽出部12は、あらかじめ定められた二値化閾値を用いて、入力画像と背景画像の差分画像を二値化することにより、前景領域を抽出する(S8)。たとえば、各画像の輝度値は0〜255の範囲の値をとり、二値化閾値は75に設定されているものとする。
図4(b)は背景画像の一例を示す図である。図4(a)に示す入力画像と図4(b)に示す背景画像との差分画像を二値化することにより、図4(c)に示すように前景領域が抽出される。図4(c)の画像では、前景領域にハッチングを施して示しており、3つの移動体33〜35の領域が前景領域として抽出されていることが分かる。
入力画像が2枚目以降の入力画像である場合には(S4でNO)、感度管理部15が、上述の二値化閾値を補正する(S6)。その後、前景抽出部12が、補正後の二値化閾値を用いて前景領域抽出処理(S8)を実行する。二値化閾値補正処理(S6)については、後述する。
前景領域が抽出された後(S8)、入力画像が1枚目の入力画像である場合には(S10でYES)、移動体検出部13は、あらかじめ定められた移動体検出条件を用いて、前景抽出部12が抽出した前景領域から移動体を検出する(S14)。たとえば、移動体検出条件を「1000画素以上かつ1500画素以下」とした場合、移動体検出部13は、前景領域のサイズ(面積)が1000画素以上かつ1500画素以下の範囲内に含まれている場合に、当該前景領域を移動体として検出する。たとえば、図4(a)に示す入力画像の対象エリア32において3つ移動体33〜35が検出される。
入力画像が2枚目以降の入力画像である場合には(S10でNO)、感度管理部15が上述の移動体検出条件を補正する(S12)。その後、移動体検出部13が、補正後の移動体検出条件を用いて移動体検出処理(S14)を実行する。移動体検出条件補正処理(S12)については、後述する。
感度管理部15は、移動体検出部13による移動体の検出結果に基づいて、移動体検出部13が移動体を検出する際の検出感度を設定する(S16)。
図5は、移動体数と移動体の検出感度との関係を示す図である。
感度管理部15は、移動体検出部13が検出した移動体の数が「0」の場合には、検出感度を「高」に設定する。感度管理部15は、移動体検出部13が検出した移動体の数が「1」または「2」の場合には、検出感度を「中」に設定する。感度管理部15は、移動体検出部13が検出した移動体の数が「3以上」の場合には、検出感度を「低」に設定する。
対象エリア内に移動体が多数存在する場合には、多数の移動体が監視者に準ずる行為を行う準監視者となって対象エリア内を監視する。このため、対象エリア内に移動体が多くいるほど、検出感度を低く設定する。逆に、対象エリア内に移動体が少ない場合には、些細な変化であっても、監視者に通知することにより即座の対応を促すために、検出感度を高く設定する。
たとえば、図4(a)に示す入力画像においては、対象エリア31内には移動体がいない。このため、対象エリア31における移動体の検出感度は「高」に設定される。一方、対象エリア32内には3つの移動体33〜35がいる。このため、対象エリア32における移動体の検出感度は「低」に設定される。
設定した検出感度は、後述する二値化閾値補正処理(S6)および移動体検出条件補正処理(S12)で用いられる。
なお、感度管理部15は、検出された移動体の密度に基づいて検出感度を設定してもよい。たとえば、移動体の密度が小さいほど検出感度を高く設定してもよい。
検出感度が設定された後(S16)、入力画像が1枚目の入力画像である場合には(S18でYES)、事象検知部14は、あらかじめ定められた事象検知閾値と移動体検出部13が検出した移動体の検出結果とに基づいて、移動体の行動に関する事象を検知する(S22)。実施の形態1では、事象の例として存在事象について説明する。
図6は、存在事象について説明するための図である。
存在事象とは、移動体が対象エリア内に存在していることを示す事象である。たとえば、対象エリア内に金庫やショーケースなどの高価な物が設置されている場合に、存在事象を検知するようにすれば、高価な物に近づく不審者を検出することができる。
存在事象を検知するための事象検知閾値として、たとえば「8秒」という時間があらかじめ定められているものとする。事象検知部14は、対象エリア内に移動体が8秒以上滞在している場合に、その移動体に対する存在事象を検知する。たとえば、図6に示すように対象エリア32内に移動体33〜35が8秒以上滞在している場合に、事象検知部14は、移動体33〜35に対する存在事象を検知する。
入力画像が2枚目以降の入力画像である場合には(S18でNO)、感度管理部15が上述の事象検知閾値を補正する(S20)。その後、事象検知部14が、補正後の事象検知閾値を用いて、上述した存在事象の事象検知処理(S22)を実行する。事象検知閾値補正処理(S20)については、後述する。
事象検知処理(S22)の後、事象が検知されている場合に(S24でYES)、通知部16および表示制御部17は、検知結果の通知処理を行う(S26)。
つまり、通知部16は、警報装置21および警報装置24に対して制御信号を送信する。制御信号を受信した警報装置21および警報装置24は、赤色灯を点灯することで、監視者や進入者に事象が検知されたことを通知する。
なお、通知部16は、移動体の検出感度に基づいて通知の態様を変えてもよい。たとえば、移動体の検出感度が「高」に設定されている場合には、監視者が画面上に表示されたボタンを押すなどの明示的な指示入力を行うまでは繰り返し通知を行ってもよい。これにより、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。一方で、移動体の検出感度が「中」または「低」に設定されている場合には、一定時間が経過したら通知を終了させてもよい。
なお、通知部16は、検出感度に基づいて通知の態様を変える場合と同様に、後述する検知感度設定処理(S28)で設定される事象の検知感度に基づいて通知の態様を変えてもよい。
また、表示制御部17は、事象の検知対象となった移動体の領域を枠で囲うことにより、当該移動体について所定の事象が検知されたことをモニタ22に表示する制御を行う。たとえば、図6に示すように、表示制御部17は、存在事象が検知された移動体33〜35の領域を枠で囲うことにより、移動体33〜35について存在事象が検知されたことをモニタ22に表示する制御を行う。
監視者は、警報装置21の赤色灯の点灯により存在事象が検知されたことを知り、モニタ22の画面を見ることにより存在事象の検知の対象となった移動体を確認することができる。その後、監視者は移動体の元にかけつけるなどの適切な処置を行うことができる。
事象検知部14は、移動体検出部13による移動体の検出結果に基づいて、それぞれの事象を検知する際の検知感度を設定する(S28)。
図7は、移動体数と事象の検知感度との関係を示す図である。
感度管理部15は、移動体検出部13が検出した移動体の数が「0」の場合には、検知感度を「高」に設定する。感度管理部15は、移動体検出部13が検出した移動体の数が「1」または「2」の場合には、検知感度を「中」に設定する。感度管理部15は、移動体検出部13が検出した移動体の数が「3以上」の場合には、検知感度を「低」に設定する。
対象エリア内に移動体が多数存在する場合には、多数の移動体が監視者に準ずる行為を行う準監視者となって対象エリア内を監視する。このため、対象エリア内に移動体が多くいるほど、検知感度を低く設定する。逆に、対象エリア内に移動体が少ない場合には、些細な変化であっても、監視者に通知することにより即座の対応を促すために、検知感度を高く設定する。
なお、感度管理部15は、検出された移動体の密度に基づいて検知感度を設定してもよい。たとえば、移動体の密度が小さいほど検知感度を高く設定してもよい。
検知感度が設定された後(S28)、管理者の入力装置の操作などにより、画像監視装置10に対する処理の終了が指示された場合には(S30でYES)、画像監視装置10は処理を終了する。
処理の終了が指示されていなければ(S30でNO)、ステップS2に戻り、次のフレームの入力画像を含む画像情報が取得される。
2枚目以降の入力画像に対しては、二値化閾値補正処理(S6)、移動体検出条件補正処理(S12)、事象検知閾値補正処理(S20)が実行される。以下、それぞれの処理について詳細に説明する。
<A.二値化閾値補正処理(S6)>
図8は、二値化閾値補正処理(S6)について説明するための図である。
感度管理部15は、検出感度設定処理(S16)で設定された検出感度に基づいて、前景抽出部12が入力画像と背景画像との差分画像を二値化(S8)する際の二値化閾値を補正する。図8(a)は二値化閾値を算出するための式を示し、75に補正係数αを足した値が二値化閾値となる。図8(b)は、検出感度と補正係数および二値化閾値との関係を示す図である。検出感度が「高」の場合の補正係数αの値は「−25」であり、図8(a)に示す式より二値化閾値は「50」に補正される。同様に検出感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「15」である。このため、図8(a)に示す式より二値化閾値はそれぞれ「75」および「90」に補正される。このように検出感度が高いほど二値化閾値の値を小さくすることで、前景領域を抽出しやすくすることができる。前景領域を抽出しやすくすることで、その後の処理において移動体が検出しやすくなるとともに事象が検知しやすくなる。
<B.移動体検出条件補正処理(S12)>
図9は、移動体検出条件補正処理(S12)について説明するための図である。
感度管理部15は、検出感度設定処理(S16)で設定された検出感度に基づいて、移動体検出部13が移動体を検出(S14)する際の移動体検出条件を補正する。図9(a)は、移動体検出条件を算出するための式を示し、移動体検出条件は、「(1000−α)画素以上かつ(1500+α)画素以下」となる。ここで、αは検出感度により定められる補正係数である。図9(b)は、検出感度と補正係数および移動体検出条件との関係を示す図である。検出感度が「高」の場合の補正係数αの値は「300」であり、図9(a)に示す式より移動体検出条件は「700画素以上かつ1800画素以下」となる。同様に検出感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「−100」である。このため、図9(a)に示す式より移動体検出条件は、それぞれ「1000画素以上かつ1500画素未満」および「1100画素以上かつ1400画素未満」となる。前景領域のサイズが移動体検出条件を満たしている場合に、前景領域が移動体として検出される。
このように検出感度が高いほど移動体検出条件で示される範囲を広くすることで、移動体を検出しやすくすることができる。たとえば、図4(a)に示されるように対象エリア31では移動体数が0であることより検出感度が「高」に設定され、これに伴い対象エリア31の移動体検出条件は「700画素以上かつ1800画素以下」に補正される。一方、対象エリア32では移動体数が3であることより検出感度が「低」に設定され、これに伴い対象エリア32の移動体検出条件は「1100画素以上かつ1400画素未満」に補正される。
図9(c)は、このような検出感度の元で同程度のサイズの前景領域40および前景領域41がそれぞれ対象エリア31および対象エリア32に映った際の入力画像の一例を示す図である。前景領域40および前景領域41は人物の半身の領域である。検出感度が高い対象エリア31では、前景領域40が移動体の領域として検出されるが、検出感度が低い対象エリア32では、前景領域41は移動体の領域として検出されない。このように移動体検出条件を補正することにより、同程度のサイズの前景領域であっても、移動体の領域として検出するか否かを調整することができる。
<C.事象検知閾値補正処理(S20)>
事象検知閾値補正処理(S20)では、存在事象について事象検知閾値を補正する。
図10は、存在事象の事象検知閾値補正処理(S20)について説明するための図である。
感度管理部15は、検知感度設定処理(S28)で設定された検知感度に基づいて、事象検知部14が存在事象を検知(S22)する際の事象検知閾値(以下、「存在事象検知閾値」という。)を補正する。図10(a)は、存在事象検知閾値を算出するための式を示し、「8秒」に補正係数αを足した値が存在事象検知閾値となる。図10(b)は、検知感度と補正係数および存在事象検知閾値との関係を示す図である。検出感度が「高」の場合の補正係数αの値は「−3」であり、図10(a)に示す式より存在事象検知閾値は「5秒」に補正される。同様に検出感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「2」である。このため、図10(a)に示す式より存在事象検知閾値はそれぞれ「8秒」および「10秒」に補正される。このように検知感度が高いほど存在事象検知閾値を短く設定することで、より早いタイミングで存在事象が検知される。
たとえば、図4(a)に示されるように対象エリア31では移動体数が0であることより検知感度が「高」に設定され、これに伴い対象エリア31の存在事象検知閾値は「5秒」に補正される。一方、対象エリア32では移動体数が3であることより検知感度が「低」に設定され、これに伴い対象エリア32の存在事象検知閾値は「10秒」に補正される。
図10(c)は、このような検知感度の元で新たな移動体を検出した際の入力画像の一例を示す図である。図10(c)に示すように対象エリア31および対象エリア32でそれぞれ移動体42および移動体43が新たに検出されたとする。
図10(d)は、移動体の検出時から5秒後の入力画像の一例を示す図である。5秒経過した時点では、検知感度が「高」の対象エリア31に含まれる移動体42の存在事象が検知されるが、検知感度が「低」の対象エリア32に含まれる移動体43の存在事象は検知されていない。
図10(e)は、移動体の検出時から10秒後の入力画像の一例を示す図である。10秒経過した時点では、対象エリア31の移動体42および対象エリア32の移動体43のいずれの存在事象も検知される。このように存在事象検知閾値を補正することにより、存在事象を検知するまでの時間を調整することができる。
[4.実施の形態1の効果等]
以上説明したように実施の形態1によると、移動体の検出結果に基づいて、移動体を検出する際の検出感度を変更することができる。たとえば、対象エリア内に移動体が多く存在する場合や、対象エリア内の移動体の密度が大きい場合には、移動体の検出感度を低く設定することにより移動体を検出されにくくすることができる。これにより、対象エリア内に準監視者が多くいるにもかかわらず頻繁に通知を行い、対象エリアを監視する監視者にとって過警告となるのを防止することができる。また、対象エリア内に移動体が存在しない場合などには、移動体の検出感度を高く設定することにより移動体を検出されやすくすることができる。これにより、些細な変化であっても、監視者に通知することで、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。よって、対象エリアの状況が変化した場合であっても、移動体検出の過不足を防止して各種事象を適切に検知することができる。
また、移動体の検出結果に基づいて、事象を検知する際の検知感度を変更することができる。たとえば、対象エリア内に移動体が多く存在する場合や、対象エリア内の移動体の密度が大きい場合には、事象の検知感度を低く設定することにより事象を検知されにくくすることができる。これにより、対象エリア内の準監視者が多くいるにもかかわらず頻繁に通知を行い、対象エリアを監視する監視者にとって過警告となるのを防止することができる。また、対象エリア内に移動体が存在しない場合などには、事象の検知感度を高く設定することにより事象を検知されやすくすることができる。これにより、些細な変化であっても、監視者に通知することで、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。よって、対象エリアの状況が変化した場合であっても、移動体検出の過不足を防止して各種事象を適切に検知することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る画像監視装置について説明する。実施の形態1では、移動体の検出結果に基づいて事象の検知感度を設定したが、実施の形態2では、通知部による過去の通知状況に基づいて、事象の検知感度を設定する例について説明する。
画像監視装置および画像監視システムの構成は、図1および図2に示したものと同様である。実施の形態2では、画像監視装置10の感度管理部15による検知感度設定処理(図3のS28)が以下のように異なる。
図11は、通知部16が最後に事象を通知してからの経過時間と事象の検知感度との関係を示す図である。
感度管理部15は、通知部16が最後に事象を通知してからの経過時間が10分未満であれば検知感度を「低」に設定する。また、感度管理部15は、上記経過時間が10分以上かつ1時間未満であれば検知感度を「中」に設定する。さらに、感度管理部15は、上記経過時間が1時間以上であれば検知感度を「高」に設定する。
以上説明したように、実施の形態2によると過去の通知状況に基づいて事象の検知のされやすさを調整することができる。最後に事象を通知してからの時間が長いほど事象を検知されやすくすることにより、長期間事象が検知されていなかった対象エリアで事象が検知された場合に、監視者に即座の対応を促すことが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る画像監視装置について説明する。実施の形態1では、対象エリアの表示態様は検出感度または検知感度には依存していない。実施の形態3では、表示制御部17が、検出感度または検知感度に応じた態様で対象エリアを表示する。
画像監視装置および画像監視システムの構成は、図1および図2に示したものと同様である。実施の形態3では、画像監視装置10の表示制御部17による検知結果通知処理(図3のS26)が以下のように異なる。
図12は、表示制御部17による検知結果通知処理(図3のS26)によりモニタ22に表示された画像の一例を示す図である。
図12に示すように、表示制御部17は、事象を検知した移動体を枠で囲って表示する。その際、表示制御部17は、移動体の検出感度が「高」である対象エリア31を強調表示する。強調表示は、対象エリア31に他とは異なる色を付けたり、対象エリア31に他とは異なるハッチングを施すことにより行ってもよい。また、対象エリア31内で事象を検知した移動体の枠を他の移動体の枠よりも太くすることで強調表示を行ってもよい。
以上説明したように、実施の形態3によると、監視者はモニタ22に表示された画像を見ることにより対象エリアの事象の検知感度の高低を知ることができる。このため、たとえば、事象の検知感度が高く設定されている対象エリアにおいて事象が発生した場合には、監視者は即座の対応を行うことが可能となる。
なお、表示制御部17は、検知感度設定処理(図3のS28)で設定される事象の検知感度に基づいて対象エリアの強調表示を行ってもよい。図12を参照して、たとえば、表示制御部17は、事象の検知感度が「高」である対象エリア31を強調表示してもよい。この場合も、移動体の検出結果に応じた態様で対象エリアを表示する場合と同様の作用、効果を奏することができる。
[付記]
以上、本発明の実施の形態に係る画像監視装置および画像監視システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
(変形例1)
実施の形態1〜3に係る移動体検出部13は、前景抽出部12が抽出した前景領域のサイズが移動体検出条件を満たしている場合に、当該前景領域を移動体の領域として抽出する。それに加えて、移動体検出部13は、前景領域の移動速度が移動速度に関する移動体検出条件を満たしている場合に、当該前景領域を移動体の領域として検出してもよい。つまり、前景領域のサイズの条件と前景領域の移動速度の条件の両方の条件を満たす場合に、前景領域が移動体の領域として検出される。なお、移動速度の小数点以下は四捨五入されるものとする。
たとえば、移動体検出部13は、前景領域の移動速度が7画素/秒以上かつ12画素/秒以下であり、かつ当該前景領域が実施の形態1で説明したサイズの条件を満たしている場合に、当該前景領域を移動体の領域として検出する。
図13は、移動体検出条件補正処理(図3のS12)について説明するための図である。
感度管理部15は、検出感度設定処理(図3のS16)で設定された検出感度に基づいて、移動体検出部13が移動体を検出する際の移動体検出条件を補正する。
図13(a)は、移動速度に関する移動体検出条件を算出するための式を示し、移動体検出条件は「(7−α)画素/秒以上かつ(12+α)画素/秒以下」となる。ここで、αは検出感度により定められる補正係数である。
図13(b)は、検出感度と補正係数および移動体検出条件との関係を示す図である。検出感度が「高」の場合の補正係数αの値は「5」であり、図13(a)に示す式より移動体検出条件は「2画素/秒以上かつ17画素/秒以下」となる。同様に検出感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「−1」である。このため、図13(a)に示す式より移動体検出条件は、それぞれ「7画素/秒以上かつ12画素/秒以下」および「8画素/秒以上かつ11画素/秒以下」となる。
移動体検出部13は、前景領域の移動速度が移動体検出条件を満たしており、かつ当該前景領域がサイズの条件を満たす場合に、当該前景領域を移動体として検出する。たとえば、移動体検出部13は、検出感度が「高」の対象エリアにおいては、前景領域の移動速度が「2画素/秒以上かつ17画素/秒以下」であり、かつ前景領域のサイズが「700画素以上かつ1800画素以下」の場合に、当該前景領域を移動体として検出する。
以上説明した前景領域の移動速度を加味して移動体を検出することにより、より高精度に移動体を検出することができる。
(変形例2)
実施の形態1〜3に係る移動体検出部13は、前景抽出部12が抽出した前景領域のサイズが移動体検出条件を満たしている場合に、当該前景領域を移動体の領域として抽出する。それに加えて、移動体検出部13は、前景領域の移動距離が移動距離に関する移動体検出条件を満たしている場合に、当該前景領域を移動体の領域として検出してもよい。つまり、前景領域のサイズの条件と前景領域の移動距離の条件の両方の条件を満たす場合に、前景領域が移動体の領域として検出される。
たとえば、移動体検出部13は、サイズの条件を満たす前景領域の移動距離が60画素以上となった場合に、当該前景領域を移動体の領域として検出する。
図14は、移動体検出条件補正処理(図3のS12)について説明するための図である。
感度管理部15は、検出感度設定処理(図3のS16)で設定された検出感度に基づいて、移動体検出部13が移動体を検出する際の移動体検出条件を補正する。
図14(a)は、移動距離に関する移動体検出条件を算出するための式を示し、移動体検出条件は「(60+α)画素以上」となる。ここで、αは検出感度により定められる補正係数である。
図14(b)は、検出感度と補正係数および移動体検出条件との関係を示す図である。検出感度が「高」の場合の補正係数の値は「−10」であり、図14(a)に示す式より移動体検出条件は「50画素以上」となる。同様に検出感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「20」である。このため、図14(a)に示す式より移動体検出条件は、それぞれ「60画素以上」および「80画素以上」となる。移動体検出部13は、前景領域の移動距離が移動体検出条件を満たしており、かつ当該前景領域がサイズの条件を満たす場合に、当該前景領域を移動体として検出する。
図14(c)は、ある時点における入力画像の一例を示す図である。対象エリア31の検出感度は「高」に設定されており、移動体検出条件が「50画素以上」に設定されている。また、対象エリア32の検出感度は「低」に設定されており、移動体検出条件が「80画素以上」に設定されている。対象エリア31に進入する移動体42は、画像上で50画素移動した時点で、移動体検出部13に移動体として検出される。一方、対象エリア32に進入する移動体43は、画像上で50画素移動した時点では、移動体検出部13に移動体として検出されない。なお、移動体42および移動体43は、いずれもサイズの条件を満たしているものとする。
以上説明した前景領域の移動距離を加味して移動体を検出することにより、より高精度に移動体を検出することができる。
(変形例3)
実施の形態1〜3に係る移動体検出部13は、前景抽出部12が抽出した前景領域のサイズが移動体検出条件を満たしている場合に、当該前景領域を移動体の領域として抽出する。それに加えて、移動体検出部13は、前景領域を人間のモデル画像とパターンマッチングした際の類似性を示す距離が距離に関する移動体検出条件を満たしている場合に、当該前景領域を移動体の領域として検出してもよい。つまり、前景領域のサイズの条件とパターンマッチングの距離の条件の両方の条件を満たす場合に、前景領域が移動体の領域として検出される。
図15は、パターンマッチングによる移動体検出処理について説明するための図である。
図15(a)に示すように、移動体検出部13は、前景領域からn個の特徴量を抽出し、抽出したn個の特徴量をn次元空間中のベクトルViとして表現する。特徴量として、前景領域の輝度値、HOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量、エッジ強度などの様々な特徴量が用いられる。なお、人間のモデル画像から同様にn個の特徴量が抽出されn次元空間中のベクトルVmとして定義されているものとする。移動体検出部13は、サイズの条件を満たす前景領域のベクトルViとモデル画像のベクトルVmとの距離dを算出し、距離dが移動体検出条件を満たしていれば、当該前景領域を移動体の領域として検出する。たとえば、移動体検出部13は、ベクトル間の距離dが80以下であれば前景領域を移動体の領域として検出する。
次に、移動体検出条件補正処理(図3のS12)について説明する。
感度管理部15は、検出感度設定処理(図3のS16)で設定された検出感度に基づいて、移動体検出部13が移動体を検出する際の移動体検出条件を補正する。
図15(b)は、パターンマッチングの距離に関する移動体検出条件を算出するための式を示し、移動体検出条件は「(80+α)以下」となる。ここで、αは検出感度により定められる補正係数である。
図15(c)は、検出感度と補正係数および移動体検出条件との関係を示す図である。検出感度が「高」の場合の補正係数の値は「20」であり、図15(b)に示す式より移動体検出条件は「100以下」となる。同様に検出感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「−30」である。このため、図15(b)に示す式より移動体検出条件は、それぞれ「80以下」および「50以下」となる。
移動体検出部13は、前景領域のベクトルViとモデル画像のベクトルVmとの距離dが移動体検出条件を満たしており、かつ当該前景領域がサイズの条件を満たす場合に、当該前景領域を移動体として検出する。たとえば、移動体検出部13は、検出感度が「高」の対象エリアにおいては、前景領域のベクトルViとモデル画像のベクトルVmとの距離dが「100以下」であり、かつ前景領域のサイズが「700画素以上かつ1800画素以下」の場合に、当該前景領域を移動体として検出する。
以上説明したベクトル間の距離を加味して移動体を検出することにより、より高精度に移動体を検出することができる。
(変形例4)
実施の形態1では、移動体の行動に関する事象として、存在事象を検知する例について説明した。本変形例では、移動体の行動に関する事象として、移動事象を検知する例について説明する。
図16は、移動事象について説明するための図である。
移動事象とは、移動体が対象ラインを所定方向に通過したことを示す事象である。たとえば、対象エリアに移動体が進入したか、または対象エリアから移動体が退出したかなどの判断のために、移動事象を用いることができる。
移動事象を検知するための事象検知閾値として、たとえば「150画素」という画素数があらかじめ定められているものとする。図16(a)を参照して、事象検知部14は、移動体36が対象エリア内に設けられた対象ライン37を通過方向38に通過してからの移動距離が150画素以上であれば、移動体36に対する移動事象を検知する(図3のS22)。
次に、事象検知閾値補正処理(図3のS20)について説明する。
感度管理部15は、検知感度設定処理(図3のS28)で設定された検知感度に基づいて、事象検知部14が移動事象を検知(図3のS22)する際の事象検知閾値(以下、「移動事象検知閾値」という。)を補正する。
図16(b)は、移動事象検知閾値を算出するための式を示し、「150画素」に補正係数αを足した値が移動事象検知閾値となる。
図16(c)は、検知感度と補正係数および移動事象検知閾値との関係を示す図である。検知感度が「高」の場合の補正係数αの値は「−50」であり、図16(b)に示す式より移動事象検知閾値は「100画素」に補正される。同様に検知感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「50」である。このため、図16(b)に示す式より移動事象検知閾値はそれぞれ「150画素」および「200画素」に補正される。
このように検知感度が高いほど移動事象検知閾値を小さい値に設定することで、移動距離が短い時点で移動事象を検知されやすくすることができ、これにより早いタイミングで移動事象を検知されやすくすることができる。
たとえば、検知感度が「高」に設定されている対象エリアにおいては、図16(d)に示すように移動体36が対象ライン37を超えてから100画素進んだ時点において、移動事象が検知される。一方、検知感度が「低」に設定されている対象エリアにおいては、図16(e)に示すように移動体36が対象ライン37を超えてから200画素進んだ時点において移動事象が検知される。
このように存在事象検知閾値を補正することにより、存在事象が検知される位置を調整することができる。
(変形例5)
実施の形態1では、移動体の行動に関する事象として、存在事象を検知する例について説明した。本変形例では、移動体の行動に関する事象として、座り込み事象を検知する例について説明する。
図17および図18は、座り込み事象について説明するための図である。
座り込み事象とは、移動体が対象エリア内で座り込んでいることを示す事象である。座り込み事象を検知することにより、座り込みが禁止されている対象エリアにおける座り込みを発見することができる。
図17(a)を参照して、座り込んでいる移動体を検出するための移動体の高さhに関する閾値として、30画素以上かつ50画素以下が設定されているものとする。また、座り込み事象を検知するための事象検知閾値として、たとえば「8秒」という時間があらかじめ定められているものとする。事象検知部14は、移動体39の高さhが30画素以上かつ50画素以下であれば移動体39が座り込んでいると判断し、移動体39が座り込んでいる状態が8秒以上持続している場合に、移動体39に対する座り込み事象を検知する(図3のS22)。
次に、事象検知閾値補正処理(図3のS20)について説明する。
感度管理部15は、検知感度設定処理(S28)で設定された検知感度に基づいて、事象検知部14が座り込み事象を検知(S22)する際の事象検知閾値(以下、「座り込み事象検知閾値」という。)を補正する。
図17(b)は、座り込み事象検知閾値を算出するための式を示し、「8秒」に補正係数αを足した値が座り込み事象検知閾値となる。
図17(c)は、検知感度と補正係数および座り込み事象検知閾値との関係を示す図である。検知感度が「高」の場合には補正係数αの値は「−3」であり、図17(b)に示す式より座り込み事象検知閾値は「5秒」に補正される。同様に検知感度が「中」および「低」の場合の補正係数αの値は、それぞれ「0」および「2」である。このため、図17(b)に示す式より座り込み事象検知閾値はそれぞれ「8秒」および「10秒」に補正される。
このように検知感度が高いほど座り込み事象閾値を小さく設定することで、より早いタイミングで座り込み事象が検知される。
たとえば、図4(a)に示されるように対象エリア31では移動体数が0であることより検知感度が「高」に設定され、これに伴い対象エリア31の座り込み事象検知閾値は「5秒」に補正される。一方、対象エリア32では移動体数が3であることより検知感度が「低」に設定され、これに伴い対象エリア32の存在事象検知閾値は「10秒」に補正される。
図18(a)は、このような検知感度の元で新たに座り込んでいる移動体を検出した際の入力画像の一例を示す図である。図18(a)に示すように対象エリア31および対象エリア32でそれぞれ座り込んでいる移動体46および移動体47が検出されている。
図18(b)は、座り込んでいる移動体46および移動体47の検出から5秒後の入力画像の一例を示す図である。図18(b)を参照して、検知感度が「高」の対象エリア31に含まれる移動体46の座り込み事象が検知されるが、検知感度が「低」の対象エリア32に含まれる移動体47の座り込み事象は検知されていない。
図18(c)は、座り込んでいる移動体46および移動体47の検出から10秒後の入力画像の一例を示す図である。10秒経過した時点では、対象エリア31の移動体46および対象エリア32の対象ライン37のいずれの座り込み事象も検知される。
このように座り込み事象検知閾値を補正することにより、座り込み事象を検知するまでの時間を調整することができる。
(変形例6)
実施の形態1では、画像監視装置10がカメラ25とは別体としたが、画像監視装置10がカメラ25の中に内蔵されていてもよい。
図19は、変形例6に係るカメラ25Aの構成を示す図である。
カメラ25Aは、撮像部48と、画像監視部10Aとを備える。
撮像部48は、たとえば、人間の立ち入りが禁止されている立入禁止エリアなどの屋外の対象エリアを撮像する。撮像部48は、対象エリアを撮像した画像を含む画像情報を、画像監視部10Aに出力する。
画像監視部10Aは、カメラ25Aに内蔵され、画像監視装置10と同様の処理を行う。画像監視部10Aは、画像監視装置10と同様にコンピュータにより構成されていてもよいし、専用のシステムLSI(Large Scale Integration)などの半導体装置により構成されていてもよい。
このように、画像監視部10Aがカメラ25Aに内蔵されている場合には、カメラ25Aと、監視センターなどに設置された警報装置21およびモニタ22とは、ネットワークを介して接続される。
画像監視部10Aがカメラ25Aに内蔵されているため、画像監視部10Aの処理負荷はカメラ1台分である。このため、カメラ25Aで撮像された画像の処理および監視者への通知を高速に行うことができる。
(その他)
なお、移動体を検出する際には、実施の形態1で説明した前景領域のサイズの条件、変形例1で説明した前景領域の移動速度の条件、変形例2で説明した前景領域の移動距離の条件、変形例3で説明したベクトル間の距離の条件を任意に組み合わせて用いてもよい。また、移動体の検出感度に応じて、移動体の検出に用いる条件を変更してもよい。たとえば、検出感度が「高」に設定されている対象エリアについては、サイズの条件のみを用いて移動体を検出し、検出感度が「中」または「低」に設定されている対象エリアについては、4つのすべての条件を用いて移動体を検出してもよい。条件を多くするほど移動体が検出されにくくなるため、適用する条件の数に応じて移動体の検出感度を調整することができる。
また、通知部16は、警報装置21に制御信号を送信することにより監視者への通知を行ったが、監視者へ事象が検知されたことをメールなどにより通知してもよい。
また、上記の画像監視装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。RAMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、画像監視装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の画像監視装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の画像監視装置を構成する構成要素の一部または全部は、画像監視装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスクドライブ、CD−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
さらに、上記実施の形態および上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像監視システム
10 画像監視装置
10A 画像監視部
11 取得部
12 前景抽出部
13 移動体検出部
14 事象検知部
15 感度管理部
16 通知部
17 表示制御部
21 警報装置
22 モニタ
23 ネットワーク
24 警報装置
25、25A カメラ
31、32 対象エリア
33〜36、39、42〜47 移動体
37 対象ライン
38 通過方向
40、41 前景領域
48 撮像部

Claims (10)

  1. 対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、
    前記画像から移動体を検出する移動体検出部と、
    前記移動体検出部での前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知する事象検知部と、
    前記事象検知部による前記事象の検知結果をユーザに通知する通知部と、
    前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定する感度管理部と
    を備える画像監視装置。
  2. 前記感度管理部は、さらに、前記移動体の検出結果に基づいて、前記事象を検知する際の検知感度を設定する
    請求項1に記載の画像監視装置。
  3. 前記通知部は、前記検出感度または前記検知感度に応じた態様で、前記事象検知部による前記事象の検知結果をユーザに通知する
    請求項2に記載の画像監視装置。
  4. 前記感度管理部は、さらに、前記通知部による過去の通知状況に基づいて、前記事象を検知する際の検知感度を設定する
    請求項1に記載の画像監視装置。
  5. さらに、
    前記取得部が取得した前記画像を表示する制御を行い、かつ前記対象エリアを、前記検知感度に応じた態様で表示する制御を行う表示制御部を備える
    請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の画像監視装置。
  6. さらに、
    前記取得部が取得した前記画像を表示する制御を行い、かつ前記対象エリアを、前記検出感度に応じた態様で表示する制御を行う表示制御部を備える
    請求項1に記載の画像監視装置。
  7. 前記移動体の検出結果は、前記移動体の数または前記移動体の密度である
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像監視装置。
  8. 前記画像監視装置は、前記対象エリアを撮像するカメラに内蔵されている
    請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像監視装置。
  9. 対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、
    前記画像から移動体を検出するステップと、
    前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知するステップと、
    前記事象の検知結果をユーザに通知するステップと、
    前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定するステップと
    を含む画像監視方法。
  10. 対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、
    前記画像から移動体を検出するステップと、
    前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体の行動に関する事象を検知するステップと、
    前記事象の検知結果をユーザに通知するステップと、
    前記移動体の検出結果に基づいて前記移動体を検出する際の検出感度を設定するステップと
    をコンピュータに実行させるための画像監視プログラム。
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