JP2017004860A - スライドガイド部材付きフラット回路体、および、フラット回路体とコネクタの接続構造 - Google Patents

スライドガイド部材付きフラット回路体、および、フラット回路体とコネクタの接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】フラット回路体の端末部に形成した電極の損傷を防ぎ、かつ、電気的接続が不安定になることを防止することができるスライドガイド部材付きフラット回路体、および、フラット回路体とコネクタの接続構造を提供すること。
【解決手段】フラット回路体10の端末部10aをスライドガイド部材50とともにコネクタハウジング30内にスライドしながら挿入し、端末部10aの下面に形成した電極11とコネクタハウジング30内の端子40とを接続した状態でフラット回路体10をコネクタハウジング30に固定するフラット回路体とコネクタの接続構造100において、スライドガイド部材50は、フラット回路体10の先端10b側から折り返すように屈曲する折り返し屈曲壁部65を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、フラット回路体の端末部に組み付けたスライドガイド部材とともに端末部をコネクタのコネクタハウジング内にスライドしながら挿入するスライドガイド部材付きフラット回路体、および、フラット回路体とコネクタの接続構造に関する。
従来、フレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)、あるいは、フレキシブルフラットケーブル等のフラット回路体をコネクタに接続するフラット回路体とコネクタの接続構造としては、フラット回路体の端末部をコネクタのコネクタハウジング内にスライドしながら挿入することによってフラット回路体の端末部に形成した電極とコネクタハウジング内の端子とを接続するようにしている。
例えば、特許文献1のフラット回路体とコネクタの接続構造は、コネクタとのロック構造を有するスライダと称されるスライドガイド部材をフラット回路体の端末部に組み付けることによって、フラット回路体をコネクタへの挿入完了位置でコネクタに固定し、フラット回路体とコネクタとの電気的な接続状態を保持するようにしている。
特開2011−134582号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたフラット回路体とコネクタの接続構造は、コネクタハウジング内にフラット回路体の端末部を挿入する際、フラット回路体の端末部にコネクタハウジングの挿入口を形成する壁が接触すると、電極の剥離等の電極を損傷するおそれがあり、しかも、フラット回路体をコネクタハウジング内に挿入完了した後も、フラット回路体の端末部がたわんだ場合、電極と端子との電気的接続が不安定になってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フラット回路体の端末部に形成した電極の損傷を防ぎ、かつ、電気的接続が不安定になることを防止することができるスライドガイド部材付きフラット回路体、および、フラット回路体とコネクタの接続構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスライドガイド部材付きフラット回路体は、フラット回路体の端末部に組み付けたスライドガイド部材とともに前記端末部をコネクタのコネクタハウジング内にスライドしながら挿入することによって前記端末部に形成した電極と前記コネクタハウジング内の端子に接続するスライドガイド部材付きフラット回路体において、前記スライドガイド部材が前記端末部とともに前記コネクタハウジング内に挿入する部分であり、かつ、前記フラット回路体の先端側から折り返すように屈曲する折り返し屈曲壁部を有することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項2に係るフラット回路体とコネクタの接続構造は、フラット回路体の端末部に組み付けたスライドガイド部材とともに前記端末部をコネクタのコネクタハウジング内にスライドしながら挿入し、前記スライドガイド部材と前記コネクタハウジングとを固定することによって、前記端末部に形成した電極と前記コネクタハウジング内の端子とを接続した状態で前記フラット回路体を前記コネクタハウジングに固定するフラット回路体とコネクタの接続構造において、前記スライドガイド部材が前記端末部とともに前記コネクタハウジング内に挿入する部分であり、かつ、前記フラット回路体の先端側から折り返すように屈曲する折り返し屈曲壁部を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るフラット回路体とコネクタの接続構造は、上記の発明において、前記コネクタハウジングが前記コネクタハウジング内に前記端末部を挿入するための挿入空間を形成する挿入空間内壁面のうち、前記フラット回路体の上面側および下面側に対応する挿入空間内壁面を挿入口から内方にスライド移動方向沿って延びるように形成し、前記折り返し屈曲壁部が前記スライドガイド部材が前記上面側および下面側に対応する挿入空間内壁面によってスライド移動方向にガイドされるようにスライド移動方向に沿った面であるスライド移動ガイド面を形成することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るフラット回路体とコネクタの接続構造は、上記の発明において、前記コネクタハウジングが、固定先に固定金具によって固定し、前記固定金具を間にして互いに逆方向に突出し、かつ、該コネクタハウジングの底面の一部を構成する少なくとも一対の回転防止リブを有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係るスライドガイド部材付きフラット回路体は、前記フラット回路体の先端が前記折り返し屈曲壁部によって、前面、上面、および、下面が保護されているため、前記フラット回路体の前記端末部を前記コネクタハウジングの挿入口から挿入する際、挿入口を形成する壁に前記フラット回路体の先端が接触せず、前記電極の剥離等の損傷を防ぐことができ、しかも、前記フラット回路体を前記コネクタハウジング内に挿入完了して前記電極と前記端子とを接続している状態で、前記折り返し屈曲壁部によって前記端末部がたわむことを阻止し、前記端末部がたわむことによる電気的接続の低下を防ぐことができるので、フラット回路体の端末部に形成した電極の損傷を防ぎ、かつ、電気的接続が不安定になることを防止することができる。
本発明の請求項2に係るフラット回路体とコネクタの接続構造は、前記フラット回路体の先端が前記折り返し屈曲壁部によって、前面、上面、および、下面が保護されているため、前記フラット回路体の前記端末部を前記コネクタハウジングの挿入口から挿入する際、挿入口を形成する壁に前記フラット回路体の先端が接触せず、前記電極の剥離等の損傷を防ぐことができ、しかも、前記フラット回路体を前記コネクタハウジング内に挿入完了して前記電極と前記端子とを接続している状態で、前記折り返し屈曲壁部によって前記端末部がたわむことを阻止し、前記端末部がたわむことによる電気的接続の低下を防ぐことができるので、フラット回路体の端末部に形成した電極の損傷を防ぎ、かつ、電気的接続が不安定になることを防止することができる。
本発明の請求項3に係るフラット回路体とコネクタの接続構造は、前記折り返し屈曲壁部の前記スライド移動ガイド面が前記上面側および下面側に対応する挿入空間内壁面によってスライド方向にガイドされることによって前記スライドガイド部材がスライド移動方向に姿勢を整えながら前記コネクタハウジングの内方に移動するので、前記スライドガイド部材の前記コネクタハウジング内へのスライド移動を容易にすることができる。
本発明の請求項4に係るフラット回路体とコネクタの接続構造は、前記一対の回転防止リブが、前記固定金具を間にして互いに逆方向に突出し、かつ、前記コネクタハウジングの底面の一部を構成することによって、前記固定金具を間にして前記コネクタハウジングの固定先への接地面積を拡大しているため、前記コネクタハウジングが前記固定金具を支点として回転しようとした場合、左右それぞれの回転方向に対して前記一対の回転防止リブのそれぞれの底面が回転を阻止するように固定先に当接するようになっているので、前記端子が固定先に半田付けされている場合であっても、前記コネクタハウジングの回転による前記端子への負荷によって半田が損傷することを防ぐことができ、結果的に、前記端子と固定先との電気的接続の低下を防止することができる。
図1は、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタの接続構造の分解斜視図である。 図2は、電極と端子を接続完了した状態のフラット回路体およびコネクタの側面図である。 図3は、コネクタの斜視図である。 図4は、スライドガイド部材付きフラット回路体を斜め上方から視た斜視図である。 図5は、スライドガイド部材付きフラット回路体を斜め下方から見た斜視図である。 図6は、(a)がスライドガイド部材の断面図であり、(b)がスライドガイド部材付きフラット回路体の断面図である。 図7は、フラット回路体の端末部をスライドガイド部材とともにコネクタハウジング内にスライドしながら挿入することによって端末部に形成した電極とコネクタハウジング内の端子とを接続する手順と各部の動作について説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るスライドガイド部材付きフラット回路体、および、フラット回路体とコネクタの接続構造の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタの接続構造100の分解斜視図である。図2は、電極11と端子40を接続完了した状態のフラット回路体10およびコネクタ20の側面図である。図3は、コネクタ20の斜視図である。図4は、スライドガイド部材付きフラット回路体1を斜め上方から視た斜視図である。図5は、スライドガイド部材付きフラット回路体1を斜め下方から見た斜視図である。図6は、(a)がスライドガイド部材50の断面図であり、(b)がスライドガイド部材付きフラット回路体1の断面図である。
本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタの接続構造100は、フレキシブルプリント配線板あるいはフレキシブルフラットケーブル等のフラット回路体10の端末部10aに組み付けたスライドガイド部材50とともに端末部10aをコネクタ20のコネクタハウジング30内にスライドしながら挿入し、スライドガイド部材50とコネクタハウジング30とを固定することによって、端末部10aに形成した電極11とコネクタハウジング30内の端子40とを接続した状態でフラット回路体10をコネクタハウジング30に固定するものである。
なお、スライドガイド部材付きフラット回路体1は、フラット回路体10と、スライドガイド部材50とを有してなる。
まず、フラット回路体10について説明する。
フラット回路体10は、例えば、フレキシブルプリント配線板によって実現する。このフラット回路体10は、絶縁性樹脂シートの上に導電性の金属膜によって回路配線を形成し、この回路配線を保護するように絶縁樹脂性シートの表面を絶縁保護フィルムによって覆った平板状可撓性の回路基板である。
また、フラット回路体10は、端末部10aの片面に回路配線として複数の電極11を並べて形成し、絶縁保護フィルムの一部を除去することによって各電極11の接続面を露出している。このようにして外部に露出した各電極11がコネクタ20に設けた各端子40に接続するようになっている。
また、フラット回路体10は、複数の電極11が露出される側とは反対側の面に補強板12を貼り付けている。この補強板12は、フラット回路体10の端末部10aに貼り付けることによって端末部11aを補強するものである。
さらに、フラット回路体10は、端末部10aにフラット回路体10を貫通する一対の係合孔13、13を形成している。この一対の係合孔13、13の各係合孔13は、スライドガイド部材50に設けた不図示の一対の係合突起のそれぞれに係合するようになっている。
次に、コネクタ20について説明する。
コネクタ20は、コネクタハウジング30と、コネクタハウジング30内に設けた複数の端子40と、を有し、一対の固定金具90によって回路基板200等の固定先にコネクタハウジング30を固定するようになっている。
コネクタハウジング30は、合成樹脂等の絶縁性樹脂材からなり、外郭が略直方体形状をなす。
このコネクタハウジング30は、複数の端子40を内部に固定し、フラット回路体10の端末部10aを挿入する挿入口31からフラット回路体10をコネクタハウジング30内に挿入完了した位置で、スライドガイド部材50と上面に設けたロック用突起35を介して係合することによって各電極11と各端子40を接続した状態でフラット回路体10を固定するようになっている。
また、コネクタハウジング30は、挿入口31からコネクタハウジング30内に端末部10aを挿入するための挿入空間32を内部に形成し、挿入空間32に挿入した端末部10aの下方に複数の電極11に対応した並びで複数の端子40を固定するようになっている。
挿入空間32は、挿入空間32を形成する挿入空間内壁面32aのうち、フラット回路体10の上面側および下面側に対応する挿入空間内壁面32a、32aを挿入口31から内方にスライド移動方向沿って延びるように形成している。
また、コネクタハウジング30の長手方向両側部には、各固定金具90を嵌め込んで固定する金具固定部33を設けている。この金具固定部33に固定した各固定金具90を回路基板200に固定することによって、コネクタハウジング30を固定先となる回路基板200に固定するようになっている。
また、コネクタハウジング30の長手方向の各端部には、回路基板200に対してコネクタハウジング30が固定金具90を支点として回転することを防止する一対の回転防止リブ34、34をそれぞれ設けている。
この一対の回転防止リブ34、34は、固定金具90を間にして前方、および後方のそれぞれに突出するように設け、かつ、底面がコネクタハウジング30の底面の一部を構成するようになっている。
すなわち、一対の回転防止リブ34、34は、固定金具90を間にして互いに逆方向に突出し、かつ、コネクタハウジング30の底面の一部を構成することによって、固定金具90を間にして固定先となる回路基板200への接地面積を拡大している。このため、コネクタハウジング30が固定金具90を支点として回転しようとした場合、左右それぞれの回転方向に対して一対の回転防止リブ34、34のそれぞれの底面が回転を阻止するように回路基板200に当接するようになっている。
このような一対の回転防止リブ34、34は、図2中矢印Tに示すように、例えば、コネクタ20に接続しているフラット回路体10を上下方向に引っ張ることによって、固定金具90を支点として回転する力がコネクタハウジング30に作用した場合であっても、回転防止リブ34の底面がコネクタハウジング30の回転を防止し、結果的に、回路基板200に半田付けした端子40の半田が損傷することを防止している。
なお、この実施例では、コネクタハウジング30の長手方向の各端部に前方、および後方のそれぞれに突出するように一対の回転防止リブ34、34を設けるものを例示したが、これに限らず、固定金具90を間にして互いに逆方向に突出し、かつ、コネクタハウジング30の底面の一部を構成する少なくとも一対の回転防止リブ34、34を設けるようにすればよい。
端子40は、ピン状の金属部材を曲げ加工等を施すことによって所定形状に形成したものであり、コネクタハウジング30に固定する部分となる固定部40aと、固定部40aに対して弾性的にたわむことによって電極11に弾性復元力を利用した適当な接触荷重を負荷して接触する弾性接触部40bと、を有する。
次に、スライドガイド部材50について説明する。
スライドガイド部材50は、合成樹脂等の絶縁性樹脂材からなり、外郭が略直方体形状をなし、フラット回路体10の端末部10aに組み付ける部分となる回路体組付部60と、コネクタハウジング30のロック用突起35に係合してスライドガイド部材50をコネクタハウジング30に固定する部分となる接続ロック部70と、コネクタにスライドしながら挿入する際の取っ手部分となる操作用取手部80と、を有する。
回路体組付部60は、フラット回路体10の一対の係合孔13、13に係合する不図示の一対の係合突起を形成し、フラット回路体10を一対の係合突起によって位置決めしつつ上下から挟持するように固定する回路体固定部61と、回路体固定部61のフラット回路体10に対して上側の面を挿入方向に向けて延在するように突出しフラット回路体10の端末部10aとともにコネクタハウジング30内に挿入する部分であるハウジング内挿入部64と、を有する。
接続ロック部70は、回路体組付部60の上面に立設した支点部71と、支点部71の上部から前後方向に延びることによってシーソーのように支点部71を支点として弾性的に可動する可動部72と、を有する。
可動部72は、前端側にコネクタハウジング30のロック用突起35と係合するロックアーム部72aを設け、後端側にロックアーム部72aのロック用突起35との係合を解除するためのロック解除操作部72bを設けている。
このような接続ロック部70は、可動部72が弾性的に中立な状態では、ロックアーム部72aがロック用突起35と係合するように位置し、ロック解除操作部72bを下方に押圧操作することによって、ロックアーム部72aがロック用突起35との係合を解除できるようにその端部を上方に向けて傾けるようになっている。
ハウジング内挿入部64は、端末部10aとともにコネクタハウジング30内に挿入する部分であり、かつ、フラット回路体10の先端側から折り返すように屈曲する折り返し屈曲壁部65を有する。
この折り返し屈曲壁部65は、フラット回路体10の先端10b側から折り返すように屈曲することによって、先端10bの前面、上面、および、下面を保護する壁65a、65b、65cを形成し、壁65cによって端末部10aがたわむことを阻止するようになっている。
また、折り返し屈曲壁部65は、スライドガイド部材50が上面側および下面側に対応する挿入空間内壁面32a、32aによってスライド移動方向にガイドされるようにスライド移動方向に沿った面であるスライド移動ガイド面66a、66cを形成する。
このスライド移動ガイド面66a、66cは、折り返し屈曲壁部65のスライド方向に直交する方向の両端を形成する面であり、スライド移動方向に沿って直線的に形成している。
次に、図7を用いてフラット回路体10の端末部10aをスライドガイド部材50とともにコネクタハウジング30内にスライドしながら挿入することによって端末部10aに形成した電極11とコネクタハウジング30内の端子40とを接続する手順と各部の動作について説明する。
図7は、フラット回路体10の端末部10aをスライドガイド部材50とともにコネクタハウジング30内にスライド移動しながら挿入することによって端末部10aに形成した電極11とコネクタハウジング30内の端子40とを接続する手順と各部の動作について説明するための図である。
まず、作業者は、スライドガイド部材50を用いてフラット回路体10の端末部10aをハウジング内挿入部64とともにコネクタハウジング30の挿入口31からコネクタハウジング30内にスライド移動しながら挿入開始する(図7(a)参照)。このとき、フラット回路体10の先端10bは折り返し屈曲壁部65によって、前面、上面、および、下面が保護されているため、挿入口31を形成する壁に先端10bが接触しない。
その後、作業者は、スライドガイド部材50を用いてフラット回路体10をさらに挿入完了位置に向けてスライド移動する(図7(b)参照)。すると、折り返し屈曲壁部65のスライド移動ガイド面66a、66cが上下の挿入空間内壁面32a、32aによってスライド方向にガイドされることによってハウジング内挿入部64がスライド移動方向に姿勢を整えながらコネクタハウジング30の内方に移動する。
その後、作業者は、スライドガイド部材50を用いてフラット回路体10を挿入完了位置まで移動完了すると、ロックアーム部72aがロック用突起35とが係合することによって、互いに対応する複数の電極11と複数の端子40とを接続した状態でフラット回路体10とコネクタハウジング30とが固定され、この作業を完了する(図7(c)参照)。なお、折り返し屈曲壁部65の壁65cは、端末部10aがたわむことを阻止するようになっているので、フラット回路体10は端末部10aをたわませることがない。
本発明の実施例に係るスライドガイド部材付きフラット回路体1は、フラット回路体10の先端10bが折り返し屈曲壁部65によって、前面、上面、および、下面が保護されているため、フラット回路体10の端末部10aをコネクタハウジング30の挿入口31から挿入する際、挿入口31を形成する壁にフラット回路体10の先端10bが接触せず、電極11の剥離等の損傷を防ぐことができ、しかも、フラット回路体10をコネクタハウジング30内に挿入完了して電極11と端子40とを接続している状態で、折り返し屈曲壁部65の壁65cによって端末部10aがたわむことを阻止し、端末部10aがたわむことによる電気的接続の低下を防ぐことができるので、フラット回路体10の端末部10aに形成した電極11の損傷を防ぎ、かつ、電気的接続が不安定になることを防止することができる。
また、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタの接続構造100は、フラット回路体10の先端10bが折り返し屈曲壁部65によって、前面、上面、および、下面が保護されているため、フラット回路体10の端末部10aをコネクタハウジング30の挿入口31から挿入する際、挿入口31を形成する壁にフラット回路体10の先端10bが接触せず、電極11の剥離等の損傷を防ぐことができ、しかも、フラット回路体10をコネクタハウジング30内に挿入完了して電極11と端子40とを接続している状態で、折り返し屈曲壁部65の壁65cによって端末部10aがたわむことを阻止し、端末部10aがたわむことによる電気的接続の低下を防ぐことができるので、フラット回路体10の端末部10aに形成した電極11の損傷を防ぎ、かつ、電気的接続が不安定になることを防止することができる。
また、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタの接続構造100は、折り返し屈曲壁部65のスライド移動ガイド面66a、66cが上下の空間内壁面32a、32aによってスライド方向にガイドされることによってスライドガイド部材50がスライド移動方向に姿勢を整えながらコネクタハウジング30の内方に移動するので、スライドガイド部材50のコネクタハウジング30内へのスライド移動を容易にすることができる。
また、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタの接続構造100は、一対の回転防止リブ34、34が、固定金具90を間にして互いに逆方向に突出し、かつ、コネクタハウジング30の底面の一部を構成することによって、固定金具90を間にしてコネクタハウジング30の固定先となる回路基板200への接地面積を拡大しているため、コネクタハウジング30が固定金具90を支点として回転しようとした場合、左右それぞれの回転方向に対して一対の回転防止リブ34、34のそれぞれの底面が回転を阻止するように固定先に当接するようになっているので、端子40が固定先となる回路基板200に半田付けされている場合であっても、コネクタハウジング30の回転による端子40への負荷によって半田が損傷することを防ぐことができ、結果的に、端子40と固定先との電気的接続の低下を防止することができる。
なお、本発明の実施例に係るスライドガイド部材付きフラット回路体1は、折り返し屈曲壁部65にスライド移動ガイド面66a、66cを形成するものを例示したが、これに限らず、折り返し屈曲壁部65は、端末部10aとともにコネクタハウジング30内に挿入する部分であり、かつ、フラット回路体10の先端側から折り返すように屈曲するようになっていればスライド移動ガイド面66a、66cを形成していなくてもよい。
また、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタの接続構造100は、スライドガイド部材50を水平方向にスライド移動することによってコネクタハウジング30内に挿入するものを例示したが、スライド移動方向はこれに限らない。例えば、スライドガイド部材50を垂直方向にスライド移動することによってコネクタハウジング30内に挿入するものであってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 スライドガイド部材付きフラット回路体
10 フラット回路体
10a 端末部
10b 先端
11 電極
12 補強板
13 係合孔
20 コネクタ
30 コネクタハウジング
31 挿入口
32 挿入空間
32a 挿入空間内壁面
33 金具固定部
34 回転防止リブ
35 ロック用突起
40 端子
40a 固定部
40b 弾性接触部
50 スライドガイド部材
60 回路体組付部
61 回路体固定部
64 ハウジング内挿入部
65 折り返し屈曲壁部
65a、65b、65c 壁
66a、66c スライド移動ガイド面
70 接続ロック部
71 支点部
72 可動部
72a ロックアーム部
72b ロック解除操作部
80 操作用取手部
90 固定金具
100 フラット回路体とコネクタの接続構造
200 回路基板(固定先)

Claims (4)

  1. フラット回路体の端末部に組み付けたスライドガイド部材とともに前記端末部をコネクタのコネクタハウジング内にスライドしながら挿入することによって前記端末部に形成した電極と前記コネクタハウジング内の端子に接続するスライドガイド部材付きフラット回路体において、
    前記スライドガイド部材は、
    前記端末部とともに前記コネクタハウジング内に挿入する部分であり、かつ、前記フラット回路体の先端側から折り返すように屈曲する折り返し屈曲壁部
    を有することを特徴とするスライドガイド部材付きフラット回路体。
  2. フラット回路体の端末部に組み付けたスライドガイド部材とともに前記端末部をコネクタのコネクタハウジング内にスライドしながら挿入し、前記スライドガイド部材と前記コネクタハウジングとを固定することによって、前記端末部に形成した電極と前記コネクタハウジング内の端子とを接続した状態で前記フラット回路体を前記コネクタハウジングに固定するフラット回路体とコネクタの接続構造において、
    前記スライドガイド部材は、
    前記端末部とともに前記コネクタハウジング内に挿入する部分であり、かつ、前記フラット回路体の先端側から折り返すように屈曲する折り返し屈曲壁部
    を有することを特徴とするフラット回路体とコネクタの接続構造。
  3. 前記コネクタハウジングは、
    前記コネクタハウジング内に前記端末部を挿入するための挿入空間を形成する挿入空間内壁面のうち、前記フラット回路体の上面側および下面側に対応する挿入空間内壁面を挿入口から内方にスライド移動方向沿って延びるように形成し、
    前記折り返し屈曲壁部は、
    前記スライドガイド部材が前記上面側および下面側に対応する挿入空間内壁面によってスライド移動方向にガイドされるようにスライド移動方向に沿った面であるスライド移動ガイド面を形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載のフラット回路体とコネクタの接続構造。
  4. 前記コネクタハウジングは、
    固定先に固定金具によって固定し、前記固定金具を間にして互いに逆方向に突出し、かつ、該コネクタハウジングの底面の一部を構成する少なくとも一対の回転防止リブを有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のフラット回路体とコネクタの接続構造。
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