JP2017004040A - 認識装置、認識方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】信号領域をより短い時間で正確に認識する。
【解決手段】実施形態の認識装置は、車両の周囲の画像を取得する取得部と、画像に含まれる領域の色が、信号機の信号を示す色の範囲に含まれるか否かに基づいて、第1の認識対象領域を認識する第1の色認識部と、信号機の信号を示す信号画素と、信号画素でない非信号画素と、から学習された認識辞書を使用して、第1の認識対象領域から第2の認識対象領域を認識する第2の色認識部と、第2の認識対象領域から信号機の信号の形状を示す信号形状領域を認識する形状認識部と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は認識装置、認識方法及びプログラムに関する。
車載カメラを利用して、運転者を支援したり、事故発生時の映像を記憶したりする技術が従来から知られている。例えば車載カメラを利用した運転者支援技術には、障害物の回避又は衝突時の衝撃を軽減する自動ブレーキ機能、及び、先行車両との車間距離の維持等を警告する警報機能等がある。
例えば特許文献1には、信号機の信号の色と、信号の形状と、を同じ被写体が撮影された2枚の画像から別々に認識することにより、精度良く画像から信号機の信号を認識する発明が開示されている。
しかしながら従来の技術では、高い精度で認識処理を行うと、認識処理に時間がかかる場合があり、当該認識処理の結果に基づく警告が間に合わなくなる恐れがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、信号機の信号を示す信号領域をより短い時間で正確に認識できる認識装置、認識方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両の周囲の画像を取得する取得部と、前記画像に含まれる領域の色が、信号機の信号を示す色の範囲に含まれるか否かに基づいて、第1の認識対象領域を認識する第1の色認識部と、前記信号機の信号を示す信号画素と、前記信号画素でない非信号画素と、から学習された認識辞書を使用して、前記第1の認識対象領域から第2の認識対象領域を認識する第2の色認識部と、前記第2の認識対象領域から前記信号機の信号の形状を示す信号形状領域を認識する形状認識部と、を備える。
本発明によれば、信号領域をより短い時間で正確に認識できるという効果を奏する。
図1は実施形態の認識装置が搭載された車両の例を示す図である。 図2は青信号領域を含む画像の例1を示す図である。 図3は青信号領域を含む画像の例2を示す図である。 図4は実施形態の認識装置の構成の例を示す図である。 図5は赤信号画素の(U,V)分布の例を示す図である。 図6は青信号画素の(U,V)分布の例を示す図である。 図7は黄信号画素の(U,V)分布の例を示す図である。 図8は実施形態の青信号画素の認識辞書の学習方法の例を示す図である。 図9は実施形態の第1及び第2の認識対象領域の例を示す図である。 図10は実施形態の膨張領域の例を示す図である。 図11は実施形態のハフ変換により認識される円形の画素領域の例を示す図である。 図12は実施形態の矩形領域の例を示す図である。 図13は実施形態の青信号領域の認識結果情報の例を示す図である。 図14は実施形態の認識方法の例を示すフローチャートである。 図15は実施形態の取得部のハードウェア構成の例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、認識装置、認識方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態の認識装置100が搭載された車両200の例を示す図である。実施形態の認識装置100は、車両200のフロントガラスのバックミラー付近に設置される。実施形態の認識装置100は、車両200の周囲が撮像された画像から、信号機300の信号を示す信号領域を認識する。ここで信号領域の例として、青信号を示す青信号領域について説明する。
図2は青信号領域101を含む画像の例1を示す図である。図2の例は、信号の配列が横型である信号機300aの青信号領域101を示す。例えば日本では、横型の信号機300aが一般的である。
図3は青信号領域401を含む画像の例2を示す図である。図3の例は、信号の配列が縦型である信号機300bの青信号領域401を示す。例えばアメリカでは、縦型の信号機300bが一般的である。なお日本でも、積雪量の多い地域では縦型の信号機300bが設置されている。以下、信号機300a及び信号機300bを区別しない場合、単に信号機300という。
次に実施形態の認識装置100の構成の例について説明する。
図4は実施形態の認識装置100の構成の例を示す図である。実施形態の認識装置100は、取得部10及び信号処理部20を備える。信号処理部20は、インタフェース部21、第1の色認識部22、第2の色認識部23、形状認識部24及び出力部25を備える。
取得部10は車両の周囲の画像を取得する。本実施形態の取得部10はカメラである。取得部10は、車両200の周囲を撮像し、(R,G,B)色空間により表現されたカラーの画像を取得する。取得部10は当該画像をインタフェース部21に入力する。なお取得部10は、車両の周囲の画像を他の装置から取得してもよい。
インタフェース部21は、取得部10から画像を受け付けると、当該画像を、第1の色認識部22が時系列の連続画像フレームとして受け付け可能なデータ形式に変換する。インタフェース部21は、データ形式が変換された画像を第1の色認識部22に入力する。
第1の色認識部22は、インタフェース部21から画像を受け付けると、当該画像に含まれる領域の色が、信号機300の信号を示す色の範囲に含まれるか否かを判定する閾値判定処理により、第1の認識対象領域を認識する。具体的には、まず第1の色認識部22は、(R,G,B)色空間の画像を、次式(1)を使用して、(Y,U,V)色空間の画像に変換する。
次に第1の色認識部22は、赤信号画素を判定する閾値、青信号画素を判定する閾値、及び、黄信号画素を判定する閾値を使用した閾値判定処理により、第1の認識対象領域を認識する。ここで、赤信号画素は赤信号の色を示す画素である。また青信号画素は青信号の色を示す画素である。また黄信号画素は黄信号の色を示す画素である。
赤信号画素を判定する閾値は、Uの範囲を示す閾値(Ur−min及びUr−max)及びVの範囲を示す閾値(Vr−min及びVr−max)である。すなわち第1の色認識部22は、Ur−min≦U≦Ur−max、かつ、Vr−min≦V≦Vr−maxを満たす(Y,U,V)を、第1の認識対象領域として認識する。この閾値は、赤信号画素の(U,V)分布に基づいて決定される。
図5は赤信号画素の(U,V)分布の例を示す図である。図5の例は、赤信号が撮影された複数の画像サンプルの(R,G,B)色空間の画素情報から得られた赤信号画素の(U,V)分布を示す。なおUの範囲を示す閾値(Ur−min及びUr−max)及びVの範囲を示す閾値(Vr−min及びVr−max)の具体的な値は任意に決定してよい。しかしながら当該閾値により決定される色の範囲が広すぎると、赤信号の色でない画素を検出する可能性も高くなるので、赤信号でない画素の(U,V)値と重ならないように当該閾値を設定する。
青信号画素を判定する閾値は、Uの範囲を示す閾値(Ub−min及びUb−max)及びVの範囲を示す閾値(Vb−min及びVb−max)である。すなわち第1の色認識部22は、Ub−min≦U≦Ub−max、かつ、Vb−min≦V≦Vb−maxを満たす(Y,U,V)を、第1の認識対象領域として認識する。この閾値は、青信号画素の(U,V)分布に基づいて決定される。
図6は青信号画素の(U,V)分布の例を示す図である。図6の例は、青信号が撮影された複数の画像サンプルの(R,G,B)色空間の画素情報から得られた青信号画素の(U,V)分布を示す。なおUの範囲を示す閾値(Ub−min及びUb−max)及びVの範囲を示す閾値(Vb−min及びVb−max)の具体的な値は任意に決定してよい。しかしながら当該閾値により決定される色の範囲が広すぎると、青信号の色でない画素を検出する可能性も高くなるので、青信号でない画素の(U,V)値と重ならないように当該閾値を設定する。
黄信号画素を判定する閾値は、Uの範囲を示す閾値(Uy−min及びUy−max)及びVの範囲を示す閾値(Vy−min及びVy−max)である。すなわち第1の色認識部22は、Uy−min≦U≦Uy−max、かつ、Vy−min≦V≦Vy−maxを満たす(Y,U,V)を、第1の認識対象領域として認識する。この閾値は、黄信号画素の(U,V)分布に基づいて決定される。
図7は黄信号画素の(U,V)分布の例を示す図である。図7の例は、黄信号が撮影された複数の画像サンプルの(R,G,B)色空間の画素情報から得られた黄信号画素の(U,V)分布を示す。なおUの範囲を示す閾値(Uy−min及びUy−max)及びVの範囲を示す閾値(Vy−min及びVy−max)の具体的な値は任意に決定してよい。しかしながら当該閾値により決定される色の範囲が広すぎると、黄信号の色でない画素を検出する可能性も高くなるので、黄信号でない画素の(U,V)値と重ならないように当該閾値を設定する。
第1の色認識部22による第1の認識対象領域の認識処理は、上述の閾値判定処理により行われるため、高速に実行することができる。
図4に戻り、第1の色認識部22は、第1の認識対象領域を認識すると、当該第1の認識対象領域を示す情報を第2の色認識部23に入力する。
第2の色認識部23は、第1の色認識部22から第1の認識対象領域を示す情報を受け付けると、認識辞書を使用して、当該第1の認識対象領域から第2の認識対象領域を認識する。認識辞書は、信号機300の信号を示す信号画素と、信号画素でない非信号画素と、から学習された辞書である。ここで青信号画素を認識する認識辞書の学習方法の例について説明する。
図8は実施形態の青信号画素の認識辞書の学習方法の例を示す図である。青信号画素の認識辞書は、例えばSVM(Support Vector Machine)等の機械学習法により学習される。SVMにより学習する場合、点線123と直線124との距離(マージン)と、直線124と点線125との距離と、が最大になるようにして直線124を決定する。
このように決定された直線124により青信号画素121と、非青信号画素122と、が類別される。具体的には、認識辞書として、次式(2)の評価関数fのパラメータa1,b1及びc1が算出される。
f(U,V)=a1×U+b1×V+c1 ・・・(2)
第2の色認識部23は、(Y,U,V)色空間の第1の認識対象領域の各(U,V)について、f(U,V)が、閾値以上である場合、当該(U,V)を青信号画素として認識し、閾値未満である場合、当該(U,V)を非青信号画素であると認識する。第2の色認識部23は、評価関数fに基づいて認識された青信号画素の領域を、第2の認識対象領域として認識する。
なお赤信号画素を第2の認識対象領域として認識する場合、及び、黄信号画素を第2の認識対象領域として認識する場合の説明は、上述の青信号画素を第2の認識対象領域として認識する場合の説明と同様なので省略する。
なお認識辞書による認識処理は、(U,V)色空間の画像に限られない。しかしながら信号機300の信号は色の特徴が明確であるため、(U,V)色空間の画像の認識辞書を用いた認識処理がより好ましい。
上述の第2の色認識部23による第2の認識対象領域の認識処理は、全画素を対象とせず、限られた範囲の第1の認識対象領域について行われるため、高速に実行することができる。また第2の色認識部23の処理を更に行うことにより、第1の色認識部22により得られた第1の認識対象領域に、天候、画像の撮影時間帯、及び、ノイズ等の影響による誤差が含まれている場合、当該誤差を低減することができる。これにより、より高精度に信号機300の信号の認識対象領域を認識することができる。
以下、図2の青信号領域101を認識する場合について、図9乃至図13を参照して具体的に説明する。なお赤信号領域及び黄信号領域を認識する場合についても同様である。
図9は実施形態の第1及び第2の認識対象領域の例を示す図である。まず第1の色認識部22が、青信号画素を判定するUの範囲を示す閾値(Ub−min及びUb−max)及びVの範囲を示す閾値(Vb−min及びVb−max)を満たす領域(U,V)を、第1の認識対象領域102として認識する。次に第2の色認識部23が、(Y,U,V)色空間の第1の認識対象領域102の各(U,V)について、f(U,V)が、閾値以上である場合、当該(U,V)を第2の認識対象領域103として認識する。
図9の第2の認識対象領域103の大きさは、実際の青信号領域101(図2参照)の大きさよりも小さい。すなわち図9の例は、本来、青信号の領域として認識されるべき領域が、ノイズ画素の影響により青信号画素として認識されなかった場合を示す。ノイズ画素は、撮影時の周囲の状況に起因するノイズ画素、撮像素子の特性に起因するノイズ画素、及び、撮像素子表面に付着したゴミに起因するノイズ画素等である。撮影時の周囲の状態に起因するノイズ画素は、信号機300aが撮影された際に、例えば太陽光等の光により反射していた青信号の領域の画素である。撮像素子の特性に起因するノイズ画素は、例えばランダムノイズの影響を受けた画素である。
図4に戻り、次に第2の色認識部23は、第2の認識対象領域103を示す情報を形状認識部24に入力する。
形状認識部24は、第2の色認識部23から第2の認識対象領域103を示す情報を受け付けると、第2の認識対象領域103を膨張させる膨張処理を行う。具体的には、形状認識部24は第2の認識対象領域103の画素毎に、当該画素を複数の画素により被覆することにより、第2の認識対象領域103を膨張領域に膨張させる。形状認識部24は、例えばn×n(nは1以上の整数)のブロック画素により各画素を被覆する。例えばn=7の場合、第2の認識対象領域103の各画素を、当該画素の周囲の48個(7×7−1)の画素を更に含む膨張領域に膨張させる。
図10は実施形態の膨張領域104の例を示す図である。図10の例は、形状認識部24が、第2の色認識部23により認識された第2の認識対象領域103に、膨張処理を行ったことにより、本来の青信号の領域の大きさを示す青信号領域101を含む膨張領域104が得られた場合を示す。
図4に戻り、次に形状認識部24は、青信号領域101の形状を示す青信号形状領域を認識する形状認識処理を行う。具体的には、形状認識部24は、第2の色認識部23により認識された第2の認識対象領域103をハフ(Hough)変換することにより、膨張領域104内で円形の画素領域を認識できるか否かを判定する。形状認識部24は、円形の画素領域を認識できる場合、当該円形の画素領域を青信号形状領域として認識する。この青信号形状領域が、信号機300aの青信号領域101として認識される。
図11は実施形態のハフ変換により認識される円形の画素領域の例を示す図である。図11の例は、第2の認識対象領域103(図9参照)がハフ変換されることにより、円形の画素領域として青信号領域101が認識された場合の例を示す。
図4に戻り、形状認識部24は、青信号領域101を含む矩形領域を認識する。形状認識部24は、青信号領域101を含む矩形領域を示す認識結果情報を出力部25に入力する。出力部25は、形状認識部24から認識結果情報を受け付けると、当該認識結果情報を出力する。認識結果情報は、例えばドライバーによる信号無視及び急発進等の危険運転の検知等の処理に使用される。
図12は実施形態の矩形領域105の例を示す図である。図12の例は、円形の画素領域として認識された青信号領域101を含む矩形領域105が認識された場合の例を示す。なお矩形領域105は青信号領域101に外接するように認識されてもよい。
図13は実施形態の青信号領域101の認識結果情報の例を示す図である。図13の例は、図2に示す画像に含まれる信号機300aの青信号領域101が、当該青信号領域101を含む矩形領域105を示す認識結果情報として認識された場合を示す。
次に実施形態の認識方法について説明する。
図14は実施形態の認識方法の例を示すフローチャートである。なお信号機300の信号が青信号、黄信号及び赤信号の場合の説明は同様なので、実施形態の認識方法の説明では、信号が青信号である場合を例にして説明するが、認識対象の信号の色は任意でよい。
はじめに、第1の色認識部22が、(R,G,B)色空間により表現されたカラーの画像を、インタフェース部21から受け付ける(ステップS1)。次に、第1の色認識部22が、(R,G,B)色空間の画像を、上述の式(1)を使用して、(Y,U,V)色空間の画像に変換する(ステップS2)。
次に、第1の色認識部22が、青信号画素を判定する閾値を使用した上述の閾値判定処理により、第1の認識対象領域102を認識する(ステップS3)。次に、第2の色認識部23が、上述の式(2)の評価関数fに基づいて認識された青信号画素の領域を、第2の認識対象領域103として認識する(ステップS4)。
次に、形状認識部24が、ステップS4で認識された第2の認識対象領域103を、膨張領域104に膨張させる(ステップS5)。
次に、形状認識部24が、ステップS5の処理により得られた膨張領域104で、青信号形状領域を認識する(ステップS6)。具体的には、形状認識部24は、第2の認識対象領域103をハフ変換することにより、膨張領域104内で円形の画素領域を認識できるか否かを判定する。形状認識部24は、円形の画素領域を認識できる場合、当該円形の画素領域を青信号形状領域として認識する。この青信号形状領域が、信号機300の青信号領域101として認識される。
次に、出力部25が、青信号領域101を含む矩形領域105を示す認識結果情報を出力する(ステップS7)。
最後に実施形態の認識装置100のハードウェア構成の例について説明する。
まず取得部10のハードウェア構成の例について説明する。
図15は実施形態の取得部10のハードウェア構成の例を示す図である。実施形態の取得部10は、撮影光学系201、メカシャッタ202、モータドライバ203、CCD(Charge Coupled Device)204、CDS(Correlated Double Sampling:相関2重サンプリング)回路205、A/D変換器206、タイミング信号発生器207、画像処理回路208、LCD(Liquid Crystal Display)209、CPU(Central Processing Unit)210、RAM(Random Access Memory)211、ROM(Read Only Memory)212、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)213、圧縮伸張回路214、メモリ215、操作部216及び出力I/F217を備える。
画像処理回路208、CPU210、RAM211、ROM212、SDRAM213、圧縮伸張回路214、メモリ215、操作部216及び出力I/F217はバス220を介して接続されている。
撮影光学系201は被写体が反射した光を集光する。メカシャッタ202は所定の時間、開くことにより、撮影光学系201により集光された光をCCD204に入射させる。モータドライバ203は、CPU210からの制御信号に応じて、撮影光学系201及びメカシャッタ202を駆動する。
CCD204は、メカシャッタ202を介して入射した光を被写体の像として結像し、当該被写体の像を示すアナログの画像情報をCDS回路205に入力する。CDS回路205は、CCD204からアナログの画像情報を受け付けると、当該画像情報のノイズ成分を除去し、ノイズ成分が除去されたアナログの画像情報をA/D変換器206に入力する。A/D変換器206は、CDS回路205からアナログの画像情報を受け付けると、当該アナログの画像情報をデジタルの画像情報に変換する。A/D変換器206はデジタルの画像情報を画像処理回路208に入力する。タイミング信号発生器207は、CPU210からの制御信号に応じて、CCD204、CDS回路205及びA/D変換器206にタイミング信号を送信することにより、CCD204、CDS回路205及びA/D変換器206が動作するタイミングを制御する。
画像処理回路208は、A/D変換器206からデジタルの画像情報を受け付けると、SDRAM213を使用して、当該デジタルの画像情報の画像処理を行う。画像処理は、例えばYUV(YCrCb)変換処理、ホワイトバランス制御処理、コントラスト補正処理、エッジ強調処理及び色変換処理等である。YUV(YCrCb)変換処理は、上述の式(1)による変換処理である。すなわち上述の式(1)の変換処理は、画像処理回路208で行ってもよい。ホワイトバランス制御処理は、画像情報の色の濃さを調整する画像処理である。コントラスト補正処理は、画像情報のコントラストを調整する画像処理である。エッジ強調処理は、画像情報のシャープネスを調整する処理である。色変換処理は、画像情報の色合いを調整する画像処理である。
画像処理回路208は上述の画像処理が行われた画像情報をLCD209、又は、圧縮伸張回路214に入力する。LCD209は、画像処理回路208から受け付けた画像情報を表示する液晶ディスプレイである。
CPU210はプログラムを実行することにより取得部10の動作を制御する。RAM211はCPU210がプログラムを実行するときのワーク領域、及び、各種情報の記憶等に使用される読取及び書込が可能な記憶領域である。ROM212はCPU210により実行されるプログラム等を記憶する読取専用の記憶領域である。
SDRAM213は画像処理回路208が画像処理を行うときに、画像処理対象の画像情報を一時的に記憶する記憶領域である。
圧縮伸張回路214は、画像処理回路208から画像情報を受け付けると、当該画像情報を圧縮する。圧縮伸張回路214は圧縮された画像情報をメモリ215に記憶する。また圧縮伸張回路214は、メモリ215から画像情報を受け付けると、当該画像情報を伸張する。圧縮伸張回路214は伸張された画像情報をSDRAM213に一時的に記憶する。メモリ215は圧縮された画像情報を記憶する。
操作部216は取得部10のユーザからの操作を受け付ける。操作部216は、例えばLCD209に表示された画像情報をメモリ215に記憶する操作を受け付ける。出力I/F217は、取得部10から画像情報を信号処理部20に送信するためのインタフェースである。
なお上述の図4で説明した信号処理部20のインタフェース部21、第1の色認識部22、第2の色認識部23、形状認識部24及び出力部25は、信号処理ボード(信号処理回路)としてハードウェアにより実現しても、取得部10のCPU210、及び、他の装置のCPU等により実行されるソフトウェア(プログラム)により実現してもよい。またインタフェース部21、第1の色認識部22、第2の色認識部23、形状認識部24及び出力部25を、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせて実現してもよい。
実施形態の認識装置100(CPU210)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R及びDVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
なお実施形態の認識装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また実施形態の認識装置100で実行されるプログラムをダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また実施形態の認識装置100のプログラムを、ROM212等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
なお実施形態の認識装置100で実行されるプログラムにより、インタフェース部21、第1の色認識部22、第2の色認識部23、形状認識部24及び出力部25等を実現する場合、インタフェース部21、第1の色認識部22、第2の色認識部23、形状認識部24及び出力部25等は、例えばCPU210がROM212又は上記記憶媒体等からプログラムを読み出して実行することによりRAM211に実現される。
以上説明したように、実施形態の認識装置100では、第1の色認識部22が、画像に含まれる領域の色が、信号機300の信号を示す色の範囲に含まれるか否かに基づいて、第1の認識対象領域を認識する。次に第2の色認識部23が、信号機300の信号を示す信号画素と、信号画素でない非信号画素と、から学習された認識辞書を使用して、第1の認識対象領域から第2の認識対象領域を認識する。そして形状認識部24が、第2の認識対象領域から信号機300の信号の形状を示す信号形状領域を認識する。これにより実施形態の認識装置100によれば、信号機300の信号を示す信号領域をより短い時間で正確に認識することができる。
なお実施形態の認識装置100において、信号機300全体の形状を認識しない理由は、遠くの信号機300が撮影された画像等では、当該信号機300全体の形状の認識が十分にできない場合が想定されるためである。そのため、実施形態の認識装置100では、比較的確実に形状認識が可能な信号機300の信号部分の円形状の認識を行っている。また、円形状の認識のみ、又は、第1の認識対象領域に円形状の認識を行うと、例えば看板に偶然含まれていた円模様が認識されてしまう等の不都合が生じる。そこで、実施形態の認識装置100では、第1の認識対象領域に対して更に第2の認識対象領域を認識する2段階の色認識処理を実行することにより、高精度な信号領域をより高速に認識できるようにしている。
10 取得部
20 信号処理部
21 インタフェース部
22 第1の色認識部
23 第2の色認識部
24 形状認識部
25 出力部
100 認識装置
101 青信号領域
102 第1の認識対象領域
103 第2の認識対象領域
104 膨張領域
105 矩形領域
200 車両
201 撮影光学系
202 メカシャッタ
203 モータドライバ
204 CCD
205 CDS回路
206 A/D変換器
207 タイミング信号発生器
208 画像処理回路
209 LCD
210 CPU
211 RAM
212 ROM
213 SDRAM
214 圧縮伸張回路
215 メモリ
216 操作部
217 出力I/F
220 バス
300 信号機
特開2009−244946号公報

Claims (6)

  1. 車両の周囲の画像を取得する取得部と、
    前記画像に含まれる領域の色が、信号機の信号を示す色の範囲に含まれるか否かに基づいて、第1の認識対象領域を認識する第1の色認識部と、
    前記信号機の信号を示す信号画素と、前記信号画素でない非信号画素と、から学習された認識辞書を使用して、前記第1の認識対象領域から第2の認識対象領域を認識する第2の色認識部と、
    前記第2の認識対象領域から前記信号機の信号の形状を示す信号形状領域を認識する形状認識部と、
    を備える認識装置。
  2. 前記取得部は、(R,G,B)色空間の前記画像を取得し、
    前記第1の色認識部は、前記(R,G,B)色空間の画像を(Y,U,V)色空間の画像に変換し、前記(Y,U,V)色空間の画像に含まれる領域の色が前記色の範囲に含まれるか否かに基づいて、前記第1の認識対象領域を認識する、
    請求項1に記載の認識装置。
  3. 前記第2の色認識部は、前記認識辞書として算出された評価関数f(U,V)を使用して、前記第2の認識対象領域を認識する、
    請求項2に記載の認識装置。
  4. 前記形状認識部は、前記第2の認識対象領域を複数の画素により被覆することにより、前記第2の認識対象領域を膨張領域に膨張させ、前記膨張領域内で前記第2の認識対象領域をハフ変換することにより得られる領域を、前記信号形状領域として認識する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の認識装置。
  5. 認識装置が、車両の周囲の画像を取得するステップと、
    認識装置が、前記画像に含まれる領域の色が、信号機の信号を示す色の範囲に含まれるか否かに基づいて、第1の認識対象領域を認識するステップと、
    認識装置が、前記信号機の信号を示す信号画素と、前記信号画素でない非信号画素と、から学習された認識辞書を使用して、前記第1の認識対象領域から第2の認識対象領域を認識するステップと、
    認識装置が、前記第2の認識対象領域から前記信号機の信号の形状を示す信号形状領域を認識するステップと、
    を含む認識方法。
  6. 車両の周囲の画像を取得する取得部を備える認識装置を、
    前記画像に含まれる領域の色が、信号機の信号を示す色の範囲に含まれるか否かに基づいて、第1の認識対象領域を認識する第1の色認識部と、
    前記信号機の信号を示す信号画素と、前記信号画素でない非信号画素と、から学習された認識辞書を使用して、前記第1の認識対象領域から第2の認識対象領域を認識する第2の色認識部と、
    前記第2の認識対象領域から前記信号機の信号の形状を示す信号形状領域を認識する形状認識部、
    として機能させるためのプログラム。
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