JP2017003658A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】広色域の画像データを当該色域より狭い色域の表示装置に表示させるために色変換を行う画像処理装置において色調整を行う場合にユーザが意図していない色の変化を抑制する。
【解決手段】第1の色域の色を第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する変換手段と、ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力手段と、入力される色調整に基づき変換手段による変換特性を制御する制御手段と、を備え、変換手段は、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち第1の領域に含まれない色を第2の色域における第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、制御手段は、色調整に基づき第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置。
【選択図】図1
【解決手段】第1の色域の色を第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する変換手段と、ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力手段と、入力される色調整に基づき変換手段による変換特性を制御する制御手段と、を備え、変換手段は、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち第1の領域に含まれない色を第2の色域における第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、制御手段は、色調整に基づき第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関するものである。
昨今、ビデオカメラ等の入力機器はDigital Cinema Initiatives(以下、DCI)等の広色域のデータを扱える。これに対し、モニタ等の表示機器はITU−R BT.709(以下、709)等の規格には対応しているが、DCI等の広色域の色空間に対応していないものが多い。広色域の画像データを狭色域のモニタに入力した場合、モニタガマット外に存在する色を、モニタガマット内にマッピングするガマットマッピングを行う必要がある。ガマットマッピングの手法には、モニタガマット外に存在する色のみをモニタガマットの境界部にマッピングするクリッピング手法と、全体の色をモニタガマット内にマッピングする圧縮手法とがある。また、モニタにはユーザが任意の色相や特定色を補正できる色調整機能(色補正、クロマ処理、CDL:Saturation等)が設けられている。上述のガマットマッピング処理がなされたモニタでユーザが色調整を行うと、ある色がモニタガマット外にマッピングされる場合には、ガマット境界部にマッピングされることとなり、ユーザはその色を知覚することができない。
特許文献1には、モニタガマット外の色に対して、クリッピングによりマッピングするクリッピング領域と、圧縮してマッピングする圧縮領域を定め、ユーザによる色調整値に応じて各マッピング処理の混合割合を変化させる技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1のようにある色の調整を行った場合にクリッピング領域と圧縮領域の混合割合が変化すると、色調整を行っていない色相の色がクリッピング領域から圧縮領域にマッピングされる場合に、ユーザが意図していない色の変化が生じてしまう。例えば、ユーザがR方向の色相の色を調整した場合に、調整されていないG方向の色相の色は変化しないことが期待される。しかし、混合割合が変化した結果として本来クリッピング領域にマッピングされていたG方向の色相の色が圧縮領域にマッピングされることにより、色の変化が生じてしまう。
そこで本発明では、広色域の画像データを当該色域より狭い色域の表示装置に表示させるために色変換を行う画像処理装置において色調整を行う場合にユーザが意図していない色の変化を抑制することを目的とする。
本発明は、第1の色域の色を前記第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する変換手段と、
ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力される色調整に基づき前記変換手段による変換特性を制御する制御手段と、
を備え、
前記変換手段は、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における前記
第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち前記第1の領域に含まれない色を第2の色域における前記第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、
前記制御手段は、前記色調整に基づき前記第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置である。
ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力される色調整に基づき前記変換手段による変換特性を制御する制御手段と、
を備え、
前記変換手段は、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における前記
第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち前記第1の領域に含まれない色を第2の色域における前記第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、
前記制御手段は、前記色調整に基づき前記第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置である。
本発明は、第1の色域の色を前記第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する変換工程と、
ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力工程と、
前記入力される色調整に基づき前記変換工程による変換特性を制御する制御工程と、
を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記変換工程では、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における前記第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち前記第1の領域に含まれない色を第2の色域における前記第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、
前記制御工程では、前記色調整に基づき前記第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力工程と、
前記入力される色調整に基づき前記変換工程による変換特性を制御する制御工程と、
を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記変換工程では、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における前記第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち前記第1の領域に含まれない色を第2の色域における前記第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、
前記制御工程では、前記色調整に基づき前記第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明により、広色域の画像データを当該色域より狭い色域の表示装置に表示させるために色変換を行う画像処理装置において色調整を行う場合にユーザが意図していない色の変化を抑制することができる。
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施例はあくまでも一例であって、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る表示装置の構成を示すブロック図である。表示装置100は、入力された画像データを表示部に表示し視聴するための装置である。表示装置100は、第1の色域の画像データの色を第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する画像処理装置と、画像処理装置により処理されて出力される第2の色域の画像データに基づく画像を表示する表示手段と、を備える表示装置である。表示装置100には、外部から第1の色域の画像データが入力される。
図1は、本発明の実施例1に係る表示装置の構成を示すブロック図である。表示装置100は、入力された画像データを表示部に表示し視聴するための装置である。表示装置100は、第1の色域の画像データの色を第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する画像処理装置と、画像処理装置により処理されて出力される第2の色域の画像データに基づく画像を表示する表示手段と、を備える表示装置である。表示装置100には、外部から第1の色域の画像データが入力される。
ユーザ入力部101は、ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力手段である。ユーザ入力部101は、ユーザが入力した色調整値を受け取る。例えば、図2のように色調整を行う場合には、ユーザ入力部101は、入力画像とともに表示部に表示される色調整用のGUI(Graphical User Interface)を介してユ
ーザが入力した色調整値を取得する。ユーザ入力部101としては、キーボード、マウス、リモコン、タッチパネル等の一般的な入力装置を用いることができる。
ーザが入力した色調整値を取得する。ユーザ入力部101としては、キーボード、マウス、リモコン、タッチパネル等の一般的な入力装置を用いることができる。
色調整処理部102は、ユーザ入力部101より入力された色調整値に基づいて処理パラメータを算出し、処理パラメータを画像処理部103に送る。また、外部から入力される画像データは画像処理部103に入力する。
画像処理部103は、色調整処理部102から受け取った処理パラメータを基に入力画像データに画像処理を施して得られた画像データを、色変換部104に伝送する。
画像処理部103は、色調整処理部102から受け取った処理パラメータを基に入力画像データに画像処理を施して得られた画像データを、色変換部104に伝送する。
色変換部104は、第1の色域の画像データの色を第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する変換手段である。色変換部104が色変換に用いる変換特性は、後述するマッピングTBL作成部105により制御される。具体的には、変換対象の画像データの色に応じて、マッピングTBL作成部105から入力されるマッピングTBLを切り替えることで、変換対象の第1の色域の各色を、第2の色域におけるクリッピング領域又は圧縮領域の色にマッピングする。色変換部104は、入力される第1の色域の画像データを第2の色域の画像データに変換し、変換した画像データをし、第2の色域の画像データを表示する表示部106に出力し、表示部106に画像を表示させる。
マッピングTBL作成部105は、入力される色調整に基づき色変換部104による色変換の変換特性を制御する制御手段である。ユーザ入力部101より入力された色調整値に応じて、画像データに含まれる各色を任意の色にマッピングするために入力値と出力値とを関連付けた複数のルックアップテーブル(LUT:Look Up Table)を作成する。こ
のLUTを以下、マッピングTBLと言う。以下、マッピングTBLの作成方法について説明する。
のLUTを以下、マッピングTBLと言う。以下、マッピングTBLの作成方法について説明する。
図3は、実施例1に係るガマットマッピングの概要を示す模式図である。
図3(a)は、xyY色空間における、入力画像データの色域(第1の色域)を表すF1と表示装置の色域(第2の色域)を表すF2の一例を示している。F1はR1、G1、B1の頂点を結んだ領域で表されている。また、F2はR2、G2、B2の頂点を結んだ領域で表されている。F1に対してF2の領域は狭く、入力画像データには表示装置で表現できない色が含まれている。そこで、表示装置はF1の色域内で表される色をF2の色域内にマッピングする。例えば、R1、G1、B1の各色はR2、G2、B2に合わせるようにマッピングする。こうすることで、色域F1の境界に位置する色はF2の境界に位置するようにマッピングされ、色域F1の各色を表示装置で表示することができる。
図3(a)は、xyY色空間における、入力画像データの色域(第1の色域)を表すF1と表示装置の色域(第2の色域)を表すF2の一例を示している。F1はR1、G1、B1の頂点を結んだ領域で表されている。また、F2はR2、G2、B2の頂点を結んだ領域で表されている。F1に対してF2の領域は狭く、入力画像データには表示装置で表現できない色が含まれている。そこで、表示装置はF1の色域内で表される色をF2の色域内にマッピングする。例えば、R1、G1、B1の各色はR2、G2、B2に合わせるようにマッピングする。こうすることで、色域F1の境界に位置する色はF2の境界に位置するようにマッピングされ、色域F1の各色を表示装置で表示することができる。
一方、色域F1の内部に位置する色はクリッピング又は圧縮により色域F2の内部にマッピングする。色変換部104は、第1の色域F1のうち第1の領域F3に含まれる色に対し、第2の色域F2における当該第1の領域F3と同じ第1の領域F3の色にマッピングするクリッピングにより変換を行う。色変換部104は、第1の色域F1のうち第1の領域F3に含まれない色に対し、第2の色域F2における第1の領域以外の領域である第2の領域の色に圧縮してマッピングすることにより変換を行う。すなわち色変換部104は、クリッピングと圧縮を組み合わせて色変換を行う。第1の領域F3をクリッピング領域という。第2の色域F2のうち第1の領域(クリッピング領域)F3以外の領域を圧縮領域という。圧縮領域を符号F2Aで表す。クリッピングによりF2内の色に変換された色はF2内のクリッピング領域F3にマッピングされる。圧縮によりF2内の色に変換された色はF2内の圧縮領域F2Aにマッピングされる。クリッピング領域にマッピングされる色はF1の色域に対して忠実に色をマッピングすることができ、圧縮領域にマッピングされる色は色の連続性を保持してマッピングすることができる。色調整値によって、クリッピング領域にマッピングされる色と、圧縮領域にマッピングされる色の割合は変化するので、その変化した割合に対応するように入力された色調整値に応じてこの2つの領域
の混合割合を制御する。詳細なマッピング方法について、以下に説明する。
の混合割合を制御する。詳細なマッピング方法について、以下に説明する。
図3(b)は、クリッピング領域と圧縮領域によってどのように色がマッピングされるか、一例を表す図である。入力画像データの色域F1は黒色で塗りつぶされた領域で表している。クリッピング領域F3はR3、G3、B3の頂点を結んだ領域でおり、白色で塗りつぶされた領域で表している。圧縮領域F2AはR2、G2、B2の頂点を結んだ領域内かつクリッピング領域F3の領域外であり、斜め格子で塗りつぶした領域で表している。また、白色点であるWから3原色であるR,G,B及び補色であるY,C,Mをそれぞれ結んだ直線を各領域F1〜F3に示してある。F1内の色をF2A又はF3内にマッピングする際に、マッピング対象色がF3内にあればそのまま同じ位置にマッピングする。また、マッピング対象色がF3外の色であれば、F2内かつF3外(すなわちF2A内)にマッピングする。このようにマッピングすることで、入力画像データの色域であるF1内の色のうち、ある領域(F3と同じ領域)内の色は忠実にマッピングされ、その他の領域の色は色の連続性を保持したまま圧縮してマッピングされる。
図3(b)のようにマッピングされている表示装置に対して、ある色相方向の色調整を行うとクリッピング領域F3と圧縮領域F2Aにマッピングされる色の割合は変化する。そこで実施例1では、色調整に基づきクリッピング領域F3と圧縮領域F2Aの形状を変化させる制御を行う。その詳細な制御方法について以下に説明する。実施例1ではR、G、B、Y、C、M等の特定の色相の色調整を行う場合におけるマッピングの方法について説明する。
図4(a)は、図3(b)の状態からYの色相方向の色調整を行った場合の、F3、F2の形状の変化を表した図である。色調整値がY方向の色の彩度を減少させる色調整であった場合、F1におけるY方向の色はY3からWに近づくようマッピングされることが期待される。よって、F3のY方向の領域をY3からY2に近づく方向に制御することでF3の領域はY2方向に広がり、F3内に忠実にマッピングされるマッピング対象色が増える。ユーザは入力画像の色域F1に対して忠実な色表示をより多くの色で表示装置において観察(確認)することができる。また、調整を行っていない色に関してはF2、F3の領域は大きく変化していないので、意図しない色の変化を抑制することができる。このように、実施例1では、色調整により第1の色が調整された場合、第1の領域F3のうち第1の色に対応する部分の形状を変化させ、それ以外の部分の形状の変化を抑えるように、第1の領域F3の形状を変化させる。特に、上記のように、第1の色の彩度を減少させる色調整がなされた場合、第1の領域F3のうち第1の色に対応する部分が第1の色の高彩度側へ拡大するように第1の領域F3の形状を変化させる。
次いで、複数の色相方向の色調整を行った場合の、クリッピング領域F3と圧縮領域F2の形状がどのように変化するか説明する。図4(b)は、図3(b)の状態からYとMの色相方向の色調整を行った場合のF3,F2の形状の変化を表した図である。色調整値が、Y方向の色の彩度を減少させ、M方向の色の彩度を増加させる調整値であった場合、Y方向に関しては先述と同様にF3,F2の形状が変化する。一方、M方向は彩度を増加する調整値であるので、F1におけるM方向の色はM3からM2に近づくようマッピングされることが期待される。よって、F3のM方向の領域をM3からWに近づく方向に制御することでF3の領域はW方向に狭まり、F2の領域は広くなる。従って、F2内にマッピングされるマッピング対象色が増え、ユーザはより多くの色について表示装置において連続性を表示装置において観察することができる。また、図4(a)の場合と同様に、Y方向のより多くの色について忠実な色表示を表示装置において観察することができ、調整していない色の意図していない変化を抑制することができる。上記のように、第1の色の彩度を増加させる色調整がなされた場合、第1の領域F3のうち第1の色に対応する部分が第1の色の低彩度側へ縮小するように第1の領域F3の形状を変化させる。
上述のように、マッピングTBL作成部105は色調整値に応じて複数のマッピングTBLを作成する。なお、マッピングTBLは3D−LUT(3D-LookUpTable)等の入出力の対応を示したTBLを用いて実装すればよいが、特に限定されるものではない。
図5は、実施例1における処理のフロー図である。
ステップS101において、色調整処理部102は、ユーザ入力部101でユーザにより入力された色調整値を取得する。
ステップS102において、色調整処理部102は、色調整値に基づいて入力画像データに色調整を施す処理パラメータを算出し、画像処理部103に出力する。画像処理部103はそのパラメータを入力画像データに適用することで色調整処理を行う。色調整値は、例えば、上述したようなM方向の彩度を増加させたり、Y方向の彩度を減少させたりする色調整を示す値である。
ステップS101において、色調整処理部102は、ユーザ入力部101でユーザにより入力された色調整値を取得する。
ステップS102において、色調整処理部102は、色調整値に基づいて入力画像データに色調整を施す処理パラメータを算出し、画像処理部103に出力する。画像処理部103はそのパラメータを入力画像データに適用することで色調整処理を行う。色調整値は、例えば、上述したようなM方向の彩度を増加させたり、Y方向の彩度を減少させたりする色調整を示す値である。
ステップS103において、マッピングTBL作成部105は、ユーザ入力部101でユーザにより入力された色調整値を取得し、色調整値に応じて変化する色域F2、F3の領域を算出する。
ステップS104において、マッピングTBL作成部105は、色域F2へのマッピングに用いるマッピングTBL−Aを作成する。F2は圧縮領域であるので、マッピングTBL−Aは、F1の各色をF2の色域に圧縮してマッピングするTBLである。具体的には、マッピングTBL作成部105は、以下のように入出力の対応を表す3D−LUTを作成する。
ステップS104において、マッピングTBL作成部105は、色域F2へのマッピングに用いるマッピングTBL−Aを作成する。F2は圧縮領域であるので、マッピングTBL−Aは、F1の各色をF2の色域に圧縮してマッピングするTBLである。具体的には、マッピングTBL作成部105は、以下のように入出力の対応を表す3D−LUTを作成する。
図4(a)の状態である場合を例に説明する。入力画像データ(R,G,B)の各色画素値は0〜1の値で表されるものとする。マッピングTBL作成部105は、R原色(1,0,0)の入力値がR2を表すxy値(r,g,b)の色にマッピングされる出力値を算出する。同様に、G原色(0,1,0)の入力値がG2を表すxy値の色にマッピングされ、またB原色(0,0,1)の入力値がB2を表すxy値の色にマッピングされる出力値を算出する。また、(0.5,0.5,1.0)で表される中間色の入力値が、F2の色域の色のxy値に圧縮してマッピングされる出力値を算出する。このように各入力(R,G,B)に対する出力(r、g、b)をそれぞれ対応させた3D−LUTを作成し、これを用いて色のマッピングを行う。
ステップS105において、マッピングTBL作成部105は、色域F3へのマッピングに用いるマッピングTBL−Bを作成する。F3はクリッピング領域であるので、マッピングTBL−Bは、F1の各色のうちF3に内包される色をF3にそのままマッピングし、F3の外側の色をF3の境界部にマッピングするTBLである。
図4(a)の状態である場合、F3内の色の入力値に対し、その色のxy値が出力値として算出される。F3の外側の色の入力値に対し、R3,Y3,G3,C3,B3,M3を頂点とする多角形の周上のある色のxy値が出力値として算出される。このとき、色相の変化ができるだけ小さくなるように(最小となるように)F3の外側の各色を上記多角形の周上にマッピングすることが望ましい。
ステップS106において、色変換部104は、入力されたマッピング対象色がどの領域にあるか判定する。色変換部104は、マッピング対象色がF3に内包される場合はステップS107に処理を進める。また、色変換部104は、マッピング対象色がF3には内包されず、F2に内包される場合はステップS108に処理を進める。
ステップS107において、マッピング対象色はF3に内包されるので、色変換部104は、ステップS105で作成されたマッピングTBL−Bを用いて、マッピング対象色
のマッピングを行う。
ステップS107において、マッピング対象色はF3に内包されるので、色変換部104は、ステップS105で作成されたマッピングTBL−Bを用いて、マッピング対象色
のマッピングを行う。
ステップS108において、マッピング対象色はF2に内包されるので、色変換部104は、ステップS104で作成されたマッピングTBL−Aを用いて、マッピング対象色のマッピングを行う。
ステップS109において、色変換部104は、入力画像データに含まれる全ての色のマッピング処理を行ったか判断し、マッピング処理が終了していない場合はステップS106へと戻り、他の色のマッピング処理を行う。全ての色のマッピング処理が終了した場合は、マッピングされた各色を表示部106に表示させる。
ステップS109において、色変換部104は、入力画像データに含まれる全ての色のマッピング処理を行ったか判断し、マッピング処理が終了していない場合はステップS106へと戻り、他の色のマッピング処理を行う。全ての色のマッピング処理が終了した場合は、マッピングされた各色を表示部106に表示させる。
上記処理はできるだけ短時間で実行されることが望ましく、例えば入力画像データの1フレーム期間より短い時間でパラメータ、マッピングTBLの作成、マッピングTBLの切り替え、画像の表示が行われるとよい。これにより、ユーザは色調整値を変化させるに応じて素早く表示画像の変化を確認できるので利便性が高まる。
色調整の一般的な使用方法を説明する。入力画像データが静止画像であった場合は、各静止画像でユーザが色調整を行い、それに応じて表示装置はマッピング処理を行い、ユーザは各静止画像の色の見えを確認する。また、入力画像が動画像であった場合は各シーンでユーザが色調整を行い、各シーンに適した色調整値をユーザが選択する。そして、シーンにより決定した色調整値を用いて動画像での色の見えを確認する。また、実施例1ではxyY色空間においてマッピングTBLの形状を変化する一例を示したが、他のLuv色空間やLab色空間でも同様にマッピングTBLの形状を変化させてもよく、特に限定されるものではない。
上述のように、ある色の彩度を低くするような色調整がなされた場合は、その色軸の方向にクリッピング領域が拡大するようにマッピングTBLの形状を変化させることで、色調整に応じたマッピングが可能になる。この場合、より多くの色で、色域F1に対して忠実な色表示が観察される。また、ある色の彩度を高くするような色調整がなされた場合は、その色軸の方向に圧縮領域が拡大するようにマッピングTBLの形状を変化させることで、色調整に応じたマッピングが可能になる。この場合、より多くの色で、連続性をもってマッピングされた色表示を観察することができる。そして、調整を行っていない色のF2、F3の領域は大きく変化しないよう制御するので、意図しない色の変化を抑制することができる。以上説明した実施例において、各機能部の処理は専用のハードウェアによって実装しても良いし、CPUがプログラムを実行することにより各機能部の処理が実現されるように実施しても良い。外部からインストールしたソフトウェアによる処理により各機能部の処理が実現されるようにしても良い。
(実施例2)
次に、実施例2における圧縮領域の色のマッピング方法について説明する。なお、実施例1と同じ内容については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施例2では、マッピングTBL作成部105は以下のように、圧縮領域のマッピングTBLを作成する。実施例2ではB方向の色相が変化した場合について説明する。図6は、図3(b)の状態において、色調整によってB方向の色相が変化した場合の入出力の特性を表した図である。
次に、実施例2における圧縮領域の色のマッピング方法について説明する。なお、実施例1と同じ内容については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施例2では、マッピングTBL作成部105は以下のように、圧縮領域のマッピングTBLを作成する。実施例2ではB方向の色相が変化した場合について説明する。図6は、図3(b)の状態において、色調整によってB方向の色相が変化した場合の入出力の特性を表した図である。
図6(a)は、W〜B3までの入力をクリッピング領域F3のW〜B3にマッピングし、B3〜B1の入力を圧縮領域F2のB3〜B2に、線形に圧縮してマッピングした場合の入出力特性を示している。このように圧縮領域に色をマッピングすると、B3付近での入出力特性が急峻に変化するためB3付近で色の急峻な変化が知覚される場合がある。
そこで、実施例2では、クリッピングによる変換の特性と圧縮による変換の特性とが第1の領域F3の境界において滑らかにつながるように変換特性を制御する。これにより、色の急峻な変化を抑制するよう色調整値に応じて圧縮領域の入出力特性を決定する。図6(b)は、B方向の色の彩度を減少させる色調整がなされた場合の入出力特性の一例を示す図である。B方向の色の彩度を減少させる色調整であるため、圧縮領域F2は小さくなり、結果としてW〜B3をW〜B3へマッピングするクリッピング領域F3は大きくなる。このとき、B3〜B2へマッピングする入出力特性を図6(b)のように、B3付近ではクリッピング領域の入出力特性を維持するような特性として制御し、入力が飽和色であるB1に近づくにつれてB2方向への圧縮が大きくなるようにマッピングする特性にする。これにより、色の急峻な変化を抑制することができる。
また、図6(c)は、B方向の色の彩度を増加させる色調整がなされた場合の入出力特性の一例を示す図である。B方向の色の彩度を増加させる色調整値であるため、クリッピング領域F3は小さくなり、結果としてB3〜B1をB3〜B2へマッピングする圧縮領域F2は大きくなる。このとき、図6(b)の場合と同様にB3付近ではクリッピング領域の入出力特性を維持するような特性として制御し、入力が飽和色であるB1に近づくにつれてB2方向への圧縮が小さくなるようにマッピングしていく特性にする。これによりことで色の急峻な変化を抑制することができる。なお、Bの色相方向が変化した場合による入出力特性について説明したが、他の色の色相方向についても同様に処理を行う。
上述のように、ある色の彩度を低くする色調整がなされた場合は、その色軸の方向の圧縮領域のマッピングTBLの入出力特性を、クリッピング領域との境界においてクリッピング領域の入出力特性から連続性を有する特性とする。そして、入力色が飽和色に近づくにつれて圧縮が大きくなるようにマッピングする特性にすることで、クリッピング領域と圧縮領域の境界部付近で生じる色の急峻な変化を抑制することができる。また、ある色の彩度を高くする色調整がなされた場合は、その色軸の方向の圧縮領域のマッピングTBLの入出力特性を、クリッピング領域との境界においてクリッピング領域の入出力特性から連続性を有する特性とする。そして、入力色が飽和色に近づくにつれて圧縮が小さくなるようにマッピングする特性にすることで、クリッピング領域と圧縮領域の境界部付近で生じる色の急峻な変化を抑制することができる。このように、圧縮による変換の特性のうち第1の領域F3の境界に近い色に対応する変換の特性をクリッピングによる変換の特性に近づける。これにより、クリッピングによる変換の特性と圧縮による変換の特性とが第1の領域F3の境界において滑らかにつながるようにする。こうすることで、境界において急峻に色が変化することを抑制できる。
(実施例3)
実施例3では、色のマッピング状況をユーザに通知する例について説明する。実施例3では、上記実施例と同様に、ユーザが色調整を行うと、その調整値に応じてクリッピング領域及び圧縮領域の形状を変化させ、色のマッピングの特性が変化する。このとき、実施例3では、ユーザにマッピング特性の変化により変化した色を通知する。これにより利便性を高めることができる。
実施例3では、色のマッピング状況をユーザに通知する例について説明する。実施例3では、上記実施例と同様に、ユーザが色調整を行うと、その調整値に応じてクリッピング領域及び圧縮領域の形状を変化させ、色のマッピングの特性が変化する。このとき、実施例3では、ユーザにマッピング特性の変化により変化した色を通知する。これにより利便性を高めることができる。
図7は、表示部106においてユーザに提示される第1の色域F1、第2の色域F2、第1の領域F3、第2の領域F3A、及び第1の領域F3の形状の変化の情報の一例である。入力画像データの色域(第1の色域F1)は黒色で塗りつぶした領域、クリッピング領域(第1の領域F3)は白色で塗りつぶした領域、圧縮領域(第2の領域F3A)は斜め格子で塗りつぶした領域で表している。図7のように入力画像データがもつ色域の領域と、クリッピング領域と圧縮領域の関係図を表示画面上に別ウィンドウで情報表示する。これにより、入力画像データの色域や、色調整値に応じてクリッピング領域や圧縮領域がどのように変化していくかをユーザが確認することができる。また、どの色が忠実に表示
されているか、どの色が圧縮されて表示されているかをユーザに通知することができる。このような提示を行うためのGUIを生成し、色変換部104から出力された画像データに対し、合成する処理等は、表示部106において行われる。
されているか、どの色が圧縮されて表示されているかをユーザに通知することができる。このような提示を行うためのGUIを生成し、色変換部104から出力された画像データに対し、合成する処理等は、表示部106において行われる。
また、色変換部104により変換して得られた画像データに対し、クリッピングにより変換された色又は圧縮により変換された色の画素が強調表示されるような画像処理を施すようにしても良い。図8は、表示されている画像に対して、圧縮領域にマッピングされた色をゼブラパターンで表示画像に重畳して表示した画面の一例である。図8のように、ユーザの色調整により圧縮領域にマッピングされる色をゼブラパターンで表示画像に重畳して示してもよい。このように表示することでユーザは色調整を行うことによりどの色が圧縮領域にマッピングされたのか確認することができる。また、圧縮領域ではなくクリッピング領域にマッピングされた色をゼブラパターンで表示しても良い。このように表示することで、ユーザは色調整を行っても忠実に色が表示されている色を確認することができる。また、クリッピング領域や圧縮領域にマッピングされた色を示すパターンはゼブラパターンに限らず、例えば所定の色で塗りつぶして表示したり、画素値を反転して点滅表示したりしてもよい。
上述のように色のマッピング状況をユーザに通知することで、ユーザはどの色がどのようにマッピングされたか確認することができるので、色調整の利便性が高まる。また、実施例3で表示画像に重畳して通知画面を表示する例を述べたが、画面を切り替えて表示したり別の表示部に通知画面を表示したりする構成でもよい。
色調整を行う対象の画像は種々の画像が考えられるが、例えばユーザが風景画像のような自然画において、空の青色だけを調整したい、樹木の葉の緑色だけを調整したい、花の赤色だけを調整したという意図をもって色調整する状況が考えられる。このような状況において、従来は例えば空の青色を調整すると他の色もつられて変化してしまい、所望の色調整を行うことが難しい場合があった。本発明によれば、色調整された色相に応じて圧縮領域とクリッピング領域の形状が変更されるので、ユーザの意図した色以外の色への影響を抑えつつ、ユーザの意図した色についての色調整を行うことが可能となる。これは、圧縮領域やクリッピング領域の大きさを変化させるだけの従来技術では達成できない本発明において顕著に有利な効果である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:ユーザ入力部、104:色変換部、105:マッピングTBL作成部
Claims (12)
- 第1の色域の色を前記第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する変換手段と、
ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力される色調整に基づき前記変換手段による変換特性を制御する制御手段と、
を備え、
前記変換手段は、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における前記第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち前記第1の領域に含まれない色を第2の色域における前記第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、
前記制御手段は、前記色調整に基づき前記第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記色調整により第1の色が調整された場合、前記第1の領域のうち前記第1の色に対応する部分の形状を変化させ、それ以外の部分の形状の変化を抑えるように、前記第1の領域の形状を変化させる請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第1の色の彩度を減少させる色調整がなされた場合、前記第1の領域のうち前記第1の色に対応する部分が前記第1の色の高彩度側へ拡大するように前記第1の領域の形状を変化させる請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第1の色の彩度を増加させる色調整がなされた場合、前記第1の領域のうち前記第1の色に対応する部分が前記第1の色の低彩度側へ縮小するように前記第1の領域の形状を変化させる請求項2又は3に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、クリッピングによる変換の特性と圧縮による変換の特性とが前記第1の領域の境界において滑らかにつながるように変換特性を制御する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、圧縮による変換の特性のうち前記第1の領域の境界に近い色に対応する変換の特性をクリッピングによる変換の特性に近づけることにより、クリッピングによる変換の特性と圧縮による変換の特性とが前記第1の領域の境界において滑らかにつながるようにする請求項5に記載の画像処理装置。
- 第1の色域の画像データを前記変換手段により変換して得られた画像データに対し、前記クリッピングにより変換された色又は前記圧縮により変換された色の画素が強調表示されるような画像処理を施す処理手段を更に備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記処理手段は、前記強調表示する画素の領域に、ゼブラパターンを重畳し、所定の色で塗りつぶし、又は、画素値を反転して点滅表示する請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記第1の色域、前記第2の色域、前記第1の領域、前記第2の領域、及び前記制御手段による前記第1の領域の形状の変化の情報をユーザに提示する提示手段を更に備える請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記変換手段により変換した画像データを前記第2の色域の画像データを表示する表示装置に出力する出力手段を更に備える請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置により出力される第2の色域の画像データを表示する表示手段と、
を備える表示装置。 - 第1の色域の色を前記第1の色域より狭い第2の色域の色に変換する変換工程と、
ユーザから第1の色域の画像データに対する色調整の指示の入力を受け付ける入力工程と、
前記入力される色調整に基づき前記変換工程による変換特性を制御する制御工程と、
を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記変換工程では、第1の色域のうち第1の領域に含まれる色を第2の色域における前記第1の領域と同じ第1の領域の色に変換するクリッピングと、第1の色域のうち前記第1の領域に含まれない色を第2の色域における前記第1の領域以外の領域である第2の領域の色に変換する圧縮と、を組み合わせて色の変換を行うものであり、
前記制御工程では、前記色調整に基づき前記第1の領域の形状を変化させることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015115058A JP2017003658A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 画像処理装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015115058A JP2017003658A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 画像処理装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017003658A true JP2017003658A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57751625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015115058A Pending JP2017003658A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 画像処理装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017003658A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110796990A (zh) * | 2018-08-02 | 2020-02-14 | 三星显示有限公司 | 用于控制色域的设备和方法 |
WO2023232084A1 (zh) * | 2022-06-01 | 2023-12-07 | 青岛海信激光显示股份有限公司 | 投影设备及其显示方法、存储介质 |
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2015
- 2015-06-05 JP JP2015115058A patent/JP2017003658A/ja active Pending
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CN110796990A (zh) * | 2018-08-02 | 2020-02-14 | 三星显示有限公司 | 用于控制色域的设备和方法 |
CN110796990B (zh) * | 2018-08-02 | 2022-11-25 | 三星显示有限公司 | 用于控制色域的设备和方法 |
WO2023232084A1 (zh) * | 2022-06-01 | 2023-12-07 | 青岛海信激光显示股份有限公司 | 投影设备及其显示方法、存储介质 |
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