JP2017001852A - エレベータ乗場の操作者限定操作装置 - Google Patents

エレベータ乗場の操作者限定操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータ乗場の操作者限定操作装置において、低コストの構造で、過度に煩わしい操作及び特別な技量を必要とせずに、乗場操作盤を操作できる操作者を限定することである。
【解決手段】操作者限定操作装置は、エレベータ乗場の乗場ボタン相当部である乗場ボタン23,24を有する乗場操作盤20を操作する。操作者限定操作装置は、乗場ボタンを覆うカバー32とアクチュエータ36,37と制御部39とを含む。アクチュエータは、カバーの内側に配置され乗場ボタンを押圧可能な押圧部36c、37cを有する。操作者限定操作装置は、乗りかごの呼びの登録を指示する呼び指示信号を無線信号として受信する。制御部は、受信した呼び指示信号に応じてアクチュエータに制御信号を出力し、押圧部を駆動して乗場ボタンを押圧させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、エレベータ乗場の乗場操作盤を操作する操作装置に関する。
老人ホーム、またはマンションなどの建物にエレベータが配置される場合において、限定された人だけがそのエレベータ乗場の乗場操作盤を操作できるようにすることが望まれる場合がある。例えば、老人ホームでは、認知症などの病気を持つ老人が徘徊してエレベータを使って外出するのを防ぐために、従業員または許可された面会者だけが乗場操作盤を操作できるようにすることが望まれる場合がある。
また、マンションなどの住居を有する建物では住民または許可された人だけがそのマンションのエレベータの乗場操作盤を操作できるようにすることが防犯上から望ましい。
特許文献1には、エレベータ乗場の操作パネルにおいて、乗場ボタンを取り囲むようにカバーを壁面に取り付けることが記載されている。カバーには人の指が通らない穴が形成される。面会者などの第三者は、この穴に鍵または眼鏡などの先端を挿入して乗場ボタンを押すことにより乗場ボタンを操作する。
特許文献2には、屋外に面する乗り場操作盤の内部への雨水または塵埃の侵入を防止するために、乗り場操作盤を透明性の樹脂シートで覆って、人が樹脂シートを介して乗場ボタンを操作可能とする構成が記載されている。
特開2006−36417号公報 特開平11−189376号公報
エレベータ乗場の乗場操作盤を限定された人だけが操作できるようにするために、認証機能を持つ装置を乗場操作盤に付属させる構成がある。例えば、認証機能を持つ装置として、テンキーなどの暗証番号入力装置、IDカード読み取り装置、または施錠部などの装置がある。この構成では、認証機能を持つ装置で認証された人が操作する場合にだけ、乗場ボタンの操作に応じて乗場ボタンの通常の機能を生じさせる。しかしながら、この構成では、乗場操作盤の構造を大幅に変更する必要があるため、コストの大幅な増大を招く。一方、特許文献1に記載された構成では、第三者が乗場ボタンを操作するために、鍵などを穴に挿入して乗場ボタンを押すので、その操作は比較的簡単であり、特定の人に操作を限定する効果が十分得られない。一方、操作を難しくすると、過度に煩わしく、かつ、特別な技量を必要とすることになる。また、特許文献2には、乗場操作盤の操作者を特定の人だけに限定するものではない。
本発明に係るエレベータ乗場の操作者限定操作装置は、低コストの構造で、過度に煩わしい操作及び特別な技量を必要とせずに、乗場操作盤を操作できる操作者を限定することを目的とする。
本発明に係る第1のエレベータ乗場の操作者限定操作装置は、エレベータ乗場の乗場ボタン相当部を有する乗場操作盤を操作する操作者限定操作装置であって、前記乗場ボタン相当部を覆うカバーと、前記カバーの内側に配置され前記乗場ボタン相当部を押圧可能な押圧部を有するアクチュエータと、制御部とを備える。前記操作者限定操作装置は、乗りかごの呼びの登録を指示する呼び指示信号を無線信号として受信し、前記制御部は、受信した前記呼び指示信号に応じて前記アクチュエータに制御信号を出力し、前記押圧部を駆動して前記乗場ボタン相当部を押圧させる。
本発明に係る第2のエレベータ乗場の操作者限定操作装置は、エレベータ乗場の乗場ボタン相当部を有する乗場操作盤を操作する操作者限定操作装置であって、前記乗場ボタン相当部を覆うカバーと、前記カバーの内側に配置され前記乗場ボタン相当部を押圧可能な押圧部を有するアクチュエータと、前記カバーにおいて、正面以外の側面に配置されて乗りかごの呼びの登録を指示する駆動側操作部であって、駆動側操作部の操作に応じて呼び登録の指示を表す呼び指示信号を有線信号として送信する駆動側操作部と、受信した前記呼び指示信号に応じて前記アクチュエータに制御信号を出力し、前記押圧部を駆動して前記乗場ボタン相当部を押圧させる制御部とを備える。
本発明に係るエレベータ乗場の操作者限定操作装置によれば、低コストの構造で、過度に煩わしい操作及び特別な技量を必要とせずに、乗場操作盤を操作できる操作者を限定できる。
本発明に係る実施の形態の操作者限定操作装置を適用するエレベータ乗場の斜視図である。 本発明に係る実施の形態の操作者限定操作装置を構成する駆動本体と、無線信号送信部とを、駆動本体のカバーが乗場操作盤に取り付けられた状態で示す斜視図である。 図2の駆動本体を乗場操作盤から分離して示す斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2の操作者限定操作装置の構成図である。 本発明に係る実施の形態の操作者限定操作装置で操作される乗場操作盤の別例を示す図である。 本発明に係る実施の形態の操作者限定操作装置の別例を示している図3に対応する図である。 図7の操作者限定操作装置において、図4に対応する図である。 図8のB−B断面図である。 本発明に係る実施の形態の操作者限定操作装置の別例を構成する駆動本体の概略正面図である。 本発明に係る実施の形態の操作者限定操作装置の別例が乗場操作盤に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図11の操作者限定操作装置の構成図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材質、数量などは、説明のための例示であって、操作者限定操作装置の仕様により適宜変更が可能である。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、実施形態の操作者限定操作装置30を適用するエレベータ乗場10の斜視図である。図2は、操作者限定操作装置30を構成する駆動本体31と、無線信号送信部50とを、駆動本体31のカバー32が乗場操作盤20(図3)に取り付けられた状態で示す斜視図である。
エレベータ乗場10は、エレベータが設置される建物、例えば老人ホームの各階に配置される。図1では、最下階及び最上階を除く中層階でのエレベータ乗場10を示している。エレベータ乗場10は、出入口12に配置された乗場開閉扉14と、乗場操作盤20(図3)が取り付けられた壁面15とを備える。乗場操作盤20には、操作者限定操作装置30のカバー32側の駆動本体31が取り付けられる。以下では、操作者限定操作装置30は、操作装置30と記載する。後述する操作者16が乗場操作盤20から離れた位置において遠隔操作を行うことに応じて、操作装置30が乗場操作盤20を操作する。
図3は、図2の駆動本体31を乗場操作盤20から分離して示す斜視図である。図4は、図2のA−A断面図である。図5は、図2の操作装置30の構成図である。
図3に示すように乗場操作盤20は、平板部21と、乗場ボタン相当組に相当する乗場ボタン組22とを含む。乗場ボタン組22は、上昇する乗りかご(図示せず)の呼び登録を指示する上乗場ボタン23と、下降する乗りかごの呼び登録を指示する下乗場ボタン24とを有する。各乗場ボタン23,24は、操作装置30を構成する後述の駆動本体31のアクチュエータ組35によって押圧されて操作される。このとき、各乗場ボタン23,24は、乗場操作盤20に接続された図示しない信号線を介して、図示しない機械室のエレベータ制御部に呼び登録の指示を表す呼び指示信号を送信する。エレベータ制御部は、この呼び指示信号に基づいて乗りかごの呼び登録を行って、乗りかごの移動を制御する。上乗場ボタン23は上ボタン相当部に相当し、下乗場ボタン24は下ボタン相当部に相当する。
上乗場ボタン23は、乗場操作盤20の平板部21の上側において、正面側から裏側に押し下げ可能に支持される。下乗場ボタン24は、平板部21の下側において、正面側から裏側に押し下げ可能に支持される。なお、「正面側」とは図1に示すエレベータ乗場10において、出入口12から外側に見た側(図1から図3の手前側、図4の左側)であり、「裏側」とは出入口12から内側に見た側、すなわちエレベータの昇降路側(図1から図3の裏側、図4の右側)である。
図1、図2に示すように、操作装置30は、駆動本体31と、無線信号送信部50とを備える。限定された人、例えば老人ホームに訪れて許可された面会者、または従業員を、限定された操作者16として、その操作者16によって無線信号送信部50が操作される。これにより、後述のように無線信号送信部50から無線信号が駆動本体31に送信されて、駆動本体31が、乗場操作盤20の乗場ボタン組22(図3)のいずれかの乗場ボタン23,24(図3)を押圧するように操作して、呼び登録が指示される。
駆動本体31は、乗場操作盤20に取り付けられる。駆動本体31は、カバー32と、アクチュエータ組35と、図4、図5に示す制御部39とを含む。
図3、図4に示すように、カバー32は、乗場ボタン組22を覆うように乗場操作盤20に取り付けられる。カバー32は、断面が長方形の四角筒状の周壁部32aと、周壁部32aの正面側端(図3、図4の左端)を塞ぐ天板部32bとを有する直方体状の箱形部32cを有する。箱形部32cの裏側端には、全周にわたって外側にフランジ33が連結される。天板部32bには上下に離れて2つの矩形状の孔32dが形成される。各孔32dには後述のアクチュエータ組35の上アクチュエータ36と下アクチュエータ37とがそれぞれ嵌め込んで固定される。
フランジ33は、平面に沿う枠状であり、乗場操作盤20の平板部21の正面側外周部に重ね合される。カバー32は、鉄またはアルミニウム合金などの金属板、または樹脂材料により形成される。
カバー32において、フランジ33の上端部及び下端部にはそれぞれネジ貫通孔33aが形成される。ネジ貫通孔33aは、平板部21の上下両端部にそれぞれ形成されたネジ貫通孔21aと合致する位置に形成される。図4に示すように、フランジ33及び平板部21のネジ貫通孔33a、21aに貫通したネジ17が壁面15のネジ孔15aにネジ結合されることにより、カバー32が乗場操作盤20に取り付けられる。これにより、カバー32の箱形部32cが乗場ボタン組22を覆う。
カバー32の周壁部32aを形成する左右方向の側面のうち、一方側(図2の右側)の側面には後述の電源スイッチ34が取り付けられる。電源スイッチ34は、後述のようにオフされることにより、電池38(図5)から制御部39(図5)への電力供給を遮断して電力消費を抑制する。
アクチュエータ組35は、上アクチュエータ36と下アクチュエータ37とを有する。図4に示すように上アクチュエータ36は、箱形のケース36aと、ケース36aの裏側の開口端部の内側に固定されたコイル36bと、コイル36bの内側に配置された上押圧部36cと、バネ36dとを有する。ケース36aの正面側端部(図4の左端部)は、カバー32の天板部32bにおいて、上側の孔32dに嵌め込んで固定される。
上押圧部36cは、鉄などの磁性材料によりピン状に形成される。上押圧部36cは、半球状の先端部が上乗場ボタン23の押圧面(図4の左側面)に面しており、上乗場ボタン23を押圧可能である。上押圧部36cは、図示しないガイド部によって、上乗場ボタン23の押圧方向である図4の左右方向に沿って移動可能に案内されてもよい。
バネ36dは、上押圧部36cの正面側端に結合されて上押圧部36cをケース36aの正面側に引っ張るように付勢する。このとき、バネ36dは縮む方向に付勢力を作用させる。コイル36bは、後述する電池38(図5)から制御部39によって通電されることにより電磁石を形成し、上押圧部36cを吸引して、上押圧部36cの先端部により上乗場ボタン23を図4の右側に押圧させる。
下アクチュエータ37は、ケース37a、コイル37b、下押圧部37c、及びバネ37dを有する。下アクチュエータ37のケース37a、コイル37b、及びバネ37dは、上アクチュエータ36の場合と同様である。下押圧部37cは、上アクチュエータ36の上押圧部36cと同様である。下アクチュエータ37のケース37aの正面側端部は、カバー32の天板部32bの下側の孔32dに嵌め込んで固定される。下アクチュエータ37のコイル36bは、電池38(図5)から通電されることにより下押圧部37cを吸引して、下押圧部37cの先端部により下乗場ボタン24を図4の右側に押圧させる。
各バネ36d、37dは伸びる方向に付勢力を作用させるバネとしてもよい。例えば上側のバネ36dを、上押圧部36cの正面側端部に結合した板部とコイル36bとの間に設けたバネとし、このバネが伸びる方向に付勢力を上押圧部36cに作用させる。このとき、上押圧部36cはバネによりケース36aの正面側に引っ張られる。
制御部39は、上下方向に関して上アクチュエータ36及び下アクチュエータ37のケース36a、37aの間に配置されて天板部32bの裏面(図4の左側面)に固定される。制御部39は、CPU、メモリ等の記憶部を有するマイクロコンピュータ(図示せず)を含む。さらに制御部39は、電池38(図5)からの電力を上アクチュエータ36及び下アクチュエータ37のコイル36b、37bに選択的に供給する給電回路部(図示せず)も含んでいる。
図5に示すように、制御部39は、電源スイッチ34を介して電池38に接続されている。電池38は、カバー32(図2)の内側に固定された図示しない電池取付部に保持される。図2、図3に示すように、カバー32の周壁部32aには、電池取付部に面するように蓋部32eが着脱可能に取り付けられる。この蓋部32eを取り外すことにより内側の電池38の交換が可能である。これにより、電池38は、カバー32の内側に交換可能に配置される。蓋部32eの外周部には図示しない爪部が形成されており、カバー32の内側に形成された孔などの係止部にこの爪部が係止されることでカバー32に蓋部32eが固定される。蓋部32eの取り外しの際には、カバー32と蓋部32eの外周縁との間に先端が薄い工具などを差し込んで外側に力を加えることで係止部を弾性変形させて蓋部32eを取り外すことができる。
電源スイッチ34は、カバー32の周壁部32aにおいて蓋部32eと異なる位置に取り付けられる。図2では周壁部32aの左右方向一方端において、電源スイッチ34と蓋部32eとが上下に離れて配置されているが、この構成に限定するものではない。電源スイッチ34は、外部から操作可能であり、図5に示すようにオンされた場合には電池38と制御部39とを電気的に接続する。これにより、制御部39は電池38から電力が供給される。また、制御部39の給電回路部を介して上アクチュエータ36及び下アクチュエータ37の一方にも電力が供給される。電源スイッチ34がオフされた場合には、電池38と制御部39との電気的接続を遮断する。これによって、限定された人がエレベータを利用するときだけ電源スイッチ34をオンすれば、待機電力として消費される電池38の消費電力を抑制できる。例えば夜間など、エレベータの頻繁な使用が想定されない場合には、電源スイッチ34をオフすることにより、電池38の消費電力を抑制できる。
制御部39は、後述する無線信号送信部50から後述する呼び指示信号が受信側アンテナ40(図5)で受信された場合にその受信した呼び指示信号に応じて、対応するアクチュエータ36(または37)に制御信号を出力する。このとき、制御部39のマイクロコンピュータは、呼び指示信号の受信結果に応じて、対応するアクチュエータ36(または37)に給電するように給電回路部を制御する。そして、制御部39は、上押圧部36cまたは下押圧部37cのうち、対応する押圧部36c(または37c)を駆動して、上乗場ボタン23及び下乗場ボタン24のうち、対応する乗場ボタン23(または24)を押圧させる。このとき、制御部39は押圧部36c、37cにより、対応する乗場ボタン23,24を瞬間的に短時間だけ押圧させる構成であってもよい。
図4ではアクチュエータ36,37がバネ36d、37dを有する構成としているが、バネは省略してもよい。このとき、押圧部36c、37cの正面側への移動を規制し、かつ、押圧部36c、37cの移動方向を規制する図示しないガイド筒部に、押圧部36c、37cを移動可能に支持してもよい。この構成でも、既存の乗場ボタンでは押圧が解除されると通常、乗場操作盤が持つバネなどの弾性部材によって通常の待機位置まで戻される。このため、アクチュエータ36,37の通電が解除された場合において、乗場ボタン23,24が待機位置に復帰する際の力によって、アクチュエータ36,37の押圧部36c、37cを押し戻すこともできる。
受信側アンテナ40は、カバー32の内側に固定されており、無線信号送信部50から送信された呼び指示信号を受信して制御部39に送信する。なお、図5では電力線及び電源スイッチ34を太い実線で示し、信号線を破線で示している。
無線信号送信部50は、操作者16によって操作される送信側操作部51と、送信側制御部52と、送信側アンテナ53とを有する。図2に示す例では、無線信号送信部50は、リモートコントローラである。送信側操作部51は、上昇する乗りかごの呼び登録(上昇呼び)を指示する上ボタン54(図2)と、下降する乗りかごの呼び登録(下降呼び)を指示する下ボタン55(図2)とを有する。送信側制御部52は、送信側操作部51の操作に応じて呼び登録の指示を表す呼び指示信号を電波の無線信号として送信側アンテナ53から外部に送信する。例えば送信側制御部52は上ボタン54が操作された場合に、上昇呼びの指示を表す呼び指示信号を外部に送信する。
無線信号送信部として、スマートフォン、またはタブレット端末などの無線通信機能を有する端末を用いることもできる。このような端末では予めアプリケーションソフトウェアを記憶部に記憶させておき、端末の制御部がそのソフトウェアを実行することにより、ディスプレイに所定の送信側操作部を表示させることができる。
無線信号は、送信側アンテナと受信側アンテナとの間でBluetooth(登録商標)の通信方式を用いて送受信されてもよいし、Wi−Fi(登録商標)の通信方式を用いてインターネットを介して送受信されてもよい。
また、無線信号は、アンテナを介して送信される電波信号に限定せず、赤外線通信方式で送受信される赤外線信号としてもよい。このとき、無線信号送信部50は、送信側アンテナ53の代わりに赤外線光の発光部を有し、駆動本体31は受信側アンテナ40の代わりに発光部から発した赤外線光を受ける受光部を有する構成とする。
また、上記の操作装置30は、最下階及び最上階を除く中層階の各階のエレベータ乗場10に同じ構造を有するものを取り付けることができる。一方、最下階または最上階の乗場の操作装置は、図1から図5の操作装置において、一部のアクチュエータを省略することにより構成できる。
図6は、最下階の乗場操作盤20a(a)と最上階の乗場操作盤20b(b)とを示している。図6で示すように、最下階及び最上階の乗場操作盤20a、20bは乗場ボタンとして上昇呼びの登録を指示する1つの乗場ボタン23aのみ、または下降呼びの登録を指示する1つの乗場ボタン24aのみを有する。このため、図6の乗場操作盤20a、20bに取り付ける操作装置は、図1から図5を用いて説明した操作装置30において、下側または上側のアクチュエータ36(または37)を省略した構成とすることができる。そして駆動本体31の制御部39が、無線信号送信部50から呼び指示信号を受信した場合にその呼び指示信号に応じてアクチュエータ36,37の押圧部36c、37cにより乗場ボタン23a、24aを押圧させる構成とする。
上記の操作装置30によれば、無線信号送信部50を持つことを許可された限定された操作者16のみが乗場操作盤20を操作することができる。これにより、乗場操作盤20,20a、20bの乗場ボタン23,24,23a、24aを操作できる操作者16を特定の人に限定できる。例えば、エレベータが設置された建物が老人ホームである場合には、無線信号送信部50を持つことを許可された面会者または従業員である、限定された操作者16のみが無線信号送信部50によって、乗場ボタン23,24,23a、24aを操作できる。これによって、老人ホームに認知症などの病気を持つ老人がいる場合に、その老人が徘徊して乗場ボタン23,24,23a、24aを自分で操作して外出することを防止できる。また、無線信号送信部50の操作では、送信側操作部51を操作すればよい。この操作では、過度に煩わしい操作及び特別な技量を必要としない。また、既存の乗場操作盤20を大幅に変更する必要がないので、既存の設備を大きく利用できる。このため、乗場操作盤20を操作できる操作者16を限定できる構造を低コストで実現できる。
なお、老人ホームで老人の徘徊による外出を防止すればよく、屋外から建物に入って乗りかごで上昇するために乗場操作盤20を操作する操作者を限定しない場合もある。この場合には、最下階の乗場操作盤20a(図6)は、操作装置が取り付けられない既存設備のままの状態としてもよい。
また、エレベータが設置された建物がマンションなどの住居を有する構造の場合において、乗場操作盤20の操作者16を、無線信号送信部50を持つことを許可された住民など、特定の人だけに限定することもできる。これにより外部からの不審者の侵入を防止できるので防犯性を向上できる。
また、実施形態ではカバー32が乗場操作盤20にネジ17により取り付けられる。これにより、既存の乗場操作盤20がネジ17により壁面15に固定されている場合において、その既存の設備の部品を用いて、低コストで乗場操作盤20に操作装置30が取り付けられた構造を実現できる。
また、操作装置30は、カバー32の内側に交換可能に配置された電池38を備えるので、外部の商用電源に接続された配線を用いて制御部39に電力を供給する必要がない。このため、既存の設備を用いて低コストで乗場操作盤20に操作装置30が取り付けられた構造を実現できる。なお、操作装置30が電池を持たずに商用電源から配線で電力が供給される構成としてもよい。
図7は、実施形態の操作装置30aの別例を示している図3に対応する図である。図8は、図7の操作装置30aにおいて、図4に対応する図である。図9は、図8のB−B断面図である。図7から図9の構成では、乗場操作盤20cが壁面15にネジ結合したネジで固定されない。その代わりに乗場操作盤20cは、壁面15に形成された矩形状の孔15bに嵌め込まれている。操作装置30aは、この乗場操作盤20cに取り付けられている。図7では、図2の構成に対して電源スイッチ及び電池交換用の蓋部の図を省略している。
乗場操作盤20cは、乗場ボタン組22が取り付けられた平板状の正面側板部60と、正面側板部60の上下方向両端部のそれぞれの裏側に結合された段付き板部61とを含む。段付き板部61は、断面がクランク形であり、中間板部61a、段差面板部61b及び先端板部61cを有する。中間板部61aは、正面側板部60に対し略直角に裏側に伸びる。段差面板部61bは、中間板部61aの裏側端から中間板部61aに対し略直角に正面側板部60の長手方向(図7の上下方向)の内側に伸びる。先端板部61cは、段差面板部61bの内側端から段差面板部61bに対し略直角に裏側に伸びる。先端板部61cの先端縁の左右方向中央部には切欠62が形成される。図9に示すように、切欠62は、幅(図9の左右方向長さ)が大きい保持部62aと、保持部62aから連続して先端板部61cの先端縁に開口し両側の2つの舌片62cが接近することで幅が小さくなった開口部62bとを有する。
図7、図8に示すように乗場操作盤20cの段差面板部61bは、操作装置30aのカバー32の上下方向端部を介して壁面15に押し付けられる。そして、先端板部61cが、壁面15に形成された孔15bの内側面を形成する上側面15c及び下側面15dに嵌合される。このとき、上側面15c及び下側面15dにはそれぞれボルト18がネジ結合されて各ボルト18のネジ部が孔15bの内側に突出している。図9に示すように、先端板部61cの切欠62は、ボルト18のネジ部を受け入れる。その際、このネジ部は、舌片62cを外側に弾性変形させて広がった開口部62bを通じて保持部62aに受け入れられる。これにより、段付き板部61がボルト18に係止され、乗場操作盤20が壁面15に固定される。この状態で、段付き板部61の先端部は、図8の左方向に大きい力で引っ張らない限り、壁面15の孔15bから抜け出ない。
一方、操作装置30aにおいて、フランジ33の上下方向両端縁には、断面L字形の係止板部41が裏側に連結されている。係止板部41は、フランジ33の上下方向両端縁からフランジ33に対し略直角に裏側に伸びる第1板部41aと、第1板部41aの裏側端からフランジの長手方向内側に略直角に曲げられた第2板部41bとを有する。
乗場操作盤20cを壁面15に固定する前では、操作装置30aの係止板部41が弾性変形されて、乗場操作盤20cの正面側板部60の上下両端部に正面側から嵌合される。このとき、乗場操作盤20cに対し操作装置30aを、左右方向一方側から他方側にスライド移動させて、正面側板部60及び段付き板部61の外側に操作装置30aの係止板部41が嵌合されてもよい。そしてこの状態で、上記のように乗場操作盤20cの段付き板部61が壁面15の孔15bに嵌合されてボルト18のネジ部に段付き板部61の切欠62が係止される。このとき、段付き板部61の段差面板部61bと壁面15とによって、操作装置30aの各係止板部41の第2板部41bが挟まれる。
上記の構成によれば、操作装置30aを乗場操作盤20cに取り付ける際に、操作装置30aは乗場操作盤20cにネジ止め結合する必要がない。操作装置30aの係止板部41は、フランジ33の上端部だけに形成し、乗場操作盤20cの段付き板部61の段差面板部61bと壁面15とでこの係止板部41を挟み込む構成としてもよい。その他の構成及び作用は、図1から図5の構成と同様である。
図10は、実施形態の操作装置30bの別例を構成する駆動本体31の概略正面図である。図10の構成では、駆動本体31は、カバー32の天板部32bの下端部に取り付けられた残量報知部70を含む。残量報知部70は、電池38(図5)の残量レベルを周囲の人に知らせるものであり、左右方向に並んだ3つのLEDライト71を有する。3つのLEDライト71のうち、右端のライト71の点灯で残量レベルが高いことを示し、中間位置のライト71の点灯で残量レベルが中程度であることを示し、左端のライト71の点灯で残量レベルが低いことを示す。3つのLEDライト71の全部の消灯で電池の電力がない、すなわち電池切れであることを示す。LEDライト71の点灯は、制御部39(図5)で制御される。制御部39は、例えば電池電圧を検出してその電圧に応じて残量レベルを算出する。そして算出した残量レベルに応じて対応するLEDライト71を点灯させる。図10では右端のライト71が点灯中であることを示している。3つのLEDライト71は点灯色を異ならせてもよい。例えば、LEDライト71の右端のライト71を緑色、中間位置のライト71を橙色、左端のライト71を赤色で点灯させてもよい。これにより、電池38の交換時期、及び電池切れを外部から判断することができる。
なお、操作装置30bは、残量報知部70を構成するLEDライト71を1つのみ配置し、電池切れか否かを外部から判断できる構成としてもよい。
さらに、図10の構成では、カバー32に取り付けられた2つの呼び登録報知部72,73を含む。呼び登録報知部72,73は、カバー32に取り付けられている上下2つのアクチュエータ36,37において、ケース36a、37aの正面側端部において、天板部32bの正面側に露出するように結合されている。各呼び登録報知部72,73は、乗場操作盤20(図3参照)の乗場ボタン23,24と同様に呼び登録がされていることを知らせる表示部を有する。この表示部は、上向きまたは下向きの三角形により、呼び登録された乗りかごの行先方向を示しており、三角形の内側が点灯可能である。例えば、表示部のうち、三角形の外側部分が、透光性を有しない樹脂で形成され、三角形の内側部分が透明または半透明の透光性を有する樹脂で形成される。そしてケース36a、37aの内側には図示しないLEDライトなどの光源が配置される。光源の点灯は制御部39(図5)により制御される。
制御部39は、アクチュエータ36(または37)により押圧部36c(または36d)が駆動されて乗場ボタン23,24(図3)のいずれかが押されたか否かを判定する。そして、制御部39は、乗場ボタン23,24のいずれかが押された場合に、押された乗場ボタン23,24に対応する呼び登録報知部72,73の光源を点灯させる。このとき、制御部39は、例えば2つのアクチュエータ36,37のいずれか1つのアクチュエータ36(または37)のコイル36b(または37b)が通電された場合にその通電を検出することで、対応する乗場ボタン23(または24)が押されたと判断してもよい。図10では上側の呼び登録報知部72が点灯中であることを示している。アクチュエータ36(または37)のコイル36b(または37b)と呼び登録報知部72,73の光源を並列接続することで、コイル36b(または37b)の通電中に対応する登録報知部72,73を点灯することができる。
上記の構成によれば、無線信号送信部50の操作により呼び登録が指示された場合に、対応する呼び登録報知部72,73の点灯によって、操作者16(図1)が、乗場ボタン23,24が押されて呼び登録が行われたことを確認できる。対応する乗りかごがエレベータ乗場10に到着した場合に、操作装置30cの制御部39がエレベータ制御部からの信号を受け取って呼び登録報知部72,73を消灯させる構成としてもよい。その他の構成及び作用は、図1から図5の構成と同様である。図10の構成を図7から図9の構成と組み合わせてもよい。呼び登録報知部72,73は上向きまたは下向きの矢印部が点灯する構成としてもよい。
図11は、実施形態の操作装置30cの別例が乗場操作盤20(図3)に取り付けられた状態を示す斜視図である。図12は、図11の操作装置30cの構成図である。図11、図12の構成では、操作装置30cは、駆動本体31aを遠隔操作する無線信号送信部を含んでいない。その代わりに、駆動本体31aには、カバー32の正面(図11の表側面)以外の側面に駆動側操作部74が配置されている。また、駆動側操作部74は、カバー32において、正面側から見た場合に、カバー32の裏側に隠れる部分に取り付けられている。駆動側操作部74は、電線75,76で制御部39と接続されて、呼び指示信号を有線信号として制御部39に送信する。
具体的には、駆動側操作部74は、上操作部74a及び下操作部74bを有する。上操作部74a及び下操作部74bは、カバー32の周壁部32aのうち、左右方向一方側(図11の右側)の側面の上下に分かれて配置されるように、カバー32に取り付けられている。図11では、図2の構成に対して電源スイッチ及び電池交換用の蓋部の図を省略している。
上操作部74aは、図2の無線信号送信部50の上ボタン54と同様に、上昇呼びの登録を指示する。下操作部74bは、無線信号送信部50の下ボタン55と同様に、下降呼びの登録を指示する。各操作部74a、74bは、例えばピンを押し下げるように繰り返し操作することでオンとオフとが交互に切り替わる押圧スイッチとする。各操作部74a、74bは、トグルスイッチのように押圧スイッチ以外のスイッチとしてもよい。
カバー32は、天板部32bの左右方向一方側(図11の右側)端部を、周壁部32aのうち、左右方向一方側(図11の右側)端の側面より右側に突出させることにより、隠し板部77が形成されている。そして隠し板部77の裏側に駆動側操作部74を配置することによって、正面側から見た場合に駆動側操作部74がカバー32の裏側に隠れている。駆動側操作部74は、正面側から見た場合において、カバー32自体ではなく、カバー32に固定された部材の裏側に隠れる構成としてもよい。
図12に示すように、駆動側操作部74の上操作部74a及び下操作部74bは、信号線としての電線75,76により制御部39に接続されている。上操作部74a及び下操作部74bは、呼び指示信号を有線信号として制御部39に送信する。制御部39は、上操作部74aまたは下操作部74bの操作に応じて、対応するアクチュエータ36,37に制御信号を出力し、押圧部36c、37cを駆動して乗場ボタン23,24を押圧させる。
上記の構成によれば、無線信号送信部50が不要となるのでコスト低減を図れる。また、図11、図12の構成は、老人ホーム用のエレベータに適用することができる。このとき、認知症の老人は駆動側操作部74を見つけて操作することが難しい。これにより、乗場ボタン23,24を操作できる操作者を、駆動側操作部74を認識できて操作可能な人、例えば老人ホームで駆動側操作部74の機能を予め知らされている従業員または面会者のみに限定することができる。また、図11、図12の構成をマンション用のエレベータに適用する場合には、駆動側操作部74の機能をマンションの住人などの許可された人だけに予め知らせておけば、乗場ボタン23,24を操作できる操作者を限定することができる。
また、上記では上操作部74a及び下操作部74bをカバー32の左右方向一方側側面に取り付けている。一方、上操作部74a及び下操作部74bがカバー32の左右方向両側の側面に分かれて取り付けられて、正面側から見た場合にカバー32またはカバー32に固定された部材の裏側に、上操作部74a及び下操作部74bが隠れる構成としてもよい。駆動側操作部74は、カバー32の正面側端の側面以外の側面に配置されるものであればよく、左右方向の一方及び両側の側面に配置される構成には限定しない。また、駆動側操作部74は、正面側から見た場合に隠れない構成としてもよいが、正面側から隠れる構成とすることが、乗場ボタン23,24を操作可能な人をより限定する面から好ましい。その他の構成及び作用は、図1から図5の構成と同様である。図11、図12の構成は、図7から図9の構成、または図10の構成と組み合わせてもよい。
また、上記の各例の構成では、乗場操作盤の乗場ボタン相当部が乗場ボタン23,24である場合を説明したが、乗場ボタン相当部は乗場操作盤に設けられたタッチパネルディスプレイ上の矢印部または三角形などの表示部としてもよい。このとき、例えば静電容量方式のタッチパネルディスプレイの表示部を押圧する構成では、導電性を有する材料により操作装置30の押圧部36c、37cを形成し、さらに押圧部36c、37cが接地される構成としてもよい。
10 エレベータ乗場、12 出入口、14 乗場開閉扉、15 壁面、15a ネジ孔、15b 孔、15c 上側面、15d 下側面、16 操作者、17 ネジ、18 ボルト、20,20a,20b,20c 乗場操作盤、21 平板部、21a ネジ貫通孔、22 乗場ボタン組、23,23a 上乗場ボタン、24,24a 下乗場ボタン、30,30a,30b 操作者限定操作装置(操作装置)、31,31a 駆動本体、32 カバー、32a 周壁部、32b 天板部、32c 箱形部、32d 孔、32e 蓋部、33 フランジ、33a ネジ貫通孔、34 電源スイッチ、35 アクチュエータ組、36 上アクチュエータ、36a ケース、36b コイル、36c 上押圧部、36d バネ、37 下アクチュエータ、37a ケース、37b コイル、37c 上押圧部、37d バネ、38 電池、39 制御部、40 受信側アンテナ、41 係止板部、41a 第1板部、41b 第2板部、50 無線信号送信部、51 送信側操作部、52 送信側制御部、53 送信側アンテナ、54 上ボタン、55 下ボタン、60 正面側板部、61 段付き板部、61a 中間板部、61b 段差面板部、61c 先端板部、62 切欠、62a 保持部、62b 開口部、62c 舌片、70 残量報知部、71 LEDライト、72,73 呼び登録報知部、74 駆動側操作部、74a 上操作部、74b 下操作部、75,76 電線、77 隠し板部。

Claims (8)

  1. エレベータ乗場の乗場ボタン相当部を有する乗場操作盤を操作する操作者限定操作装置であって、
    前記乗場ボタン相当部を覆うカバーと、
    前記カバーの内側に配置され前記乗場ボタン相当部を押圧可能な押圧部を有するアクチュエータと、
    制御部とを備え、
    前記操作者限定操作装置は、乗りかごの呼びの登録を指示する呼び指示信号を無線信号として受信し、
    前記制御部は、
    受信した前記呼び指示信号に応じて前記アクチュエータに制御信号を出力し、前記押圧部を駆動して前記乗場ボタン相当部を押圧させる、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
  2. エレベータ乗場の乗場ボタン相当部を有する乗場操作盤を操作する操作者限定操作装置であって、
    前記乗場ボタン相当部を覆うカバーと、
    前記カバーの内側に配置され前記乗場ボタン相当部を押圧可能な押圧部を有するアクチュエータと、
    前記カバーにおいて、正面以外の側面に配置されて乗りかごの呼びの登録を指示する駆動側操作部であって、駆動側操作部の操作に応じて呼び登録の指示を表す呼び指示信号を有線信号として送信する駆動側操作部と、
    受信した前記呼び指示信号に応じて前記アクチュエータに制御信号を出力し、前記押圧部を駆動して前記乗場ボタン相当部を押圧させる制御部とを備える、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のエレベータ乗場の操作者限定操作装置において、
    前記カバーは、前記乗場ボタン相当部を覆うように前記乗場操作盤に取り付けられる、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1に記載のエレベータ乗場の操作者限定操作装置において、
    前記乗場ボタン相当部は、上昇する乗りかごの呼び登録を指示する上ボタン相当部と、下降する乗りかごの呼び登録を指示する下ボタン相当部とを含む乗場ボタン相当組であり、
    前記アクチュエータは、前記カバーの内側に配置されて前記上ボタン相当部を押圧可能な上押圧部を有する上アクチュエータと、前記カバーの内側に配置されて前記下ボタン相当部を押圧可能な下押圧部を有する下アクチュエータとを含むアクチュエータ組であり、
    前記制御部は、前記制御部が受信した前記呼び指示信号に応じて前記上アクチュエータまたは前記下アクチュエータに制御信号を出力し、前記上押圧部または前記下押圧部のうち、対応する前記押圧部を駆動して、対応する前記乗場ボタン相当部を押圧させる、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1に記載のエレベータ乗場の操作者限定操作装置において、
    前記カバーの内側に交換可能に配置されて前記制御部に電力を供給する電池を備える、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
  6. 請求項5に記載のエレベータ乗場の操作者限定操作装置において、
    前記カバーに取り付けられて外部から操作可能なスイッチを備え、
    前記スイッチがオンされた場合に前記電池と前記制御部とが電気的に接続され、前記スイッチがオフされた場合に前記電池と前記制御部との電気的接続が遮断される、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載のエレベータ乗場の操作者限定操作装置において、
    前記カバーに取り付けられて前記電池の残量レベルを知らせる残量報知部を備える、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1に記載のエレベータ乗場の操作者限定操作装置において、
    前記カバーに取り付けられた呼び登録報知部であって、前記アクチュエータにより前記押圧部が駆動されて前記乗場ボタン相当部が押された場合に、押された前記乗場ボタン相当部に対応する呼び登録がされていることを知らせる呼び登録報知部を備える、エレベータ乗場の操作者限定操作装置。
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