JP2016539901A - 光ファイバプリフォームに対する処理時間を短縮する方法 - Google Patents

光ファイバプリフォームに対する処理時間を短縮する方法 Download PDF

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Abstract

スートプリフォームから光学ガラスプリフォームを形成する方法が提供される。方法は、スートプリフォームを形成する工程、スートプリフォームを炉内に置く工程、及びスートプリフォームの中心線孔を通して真空を印加する工程を含む。

Description

関連出願の説明
本出願は2013年11月27日に出願された米国仮特許出願第61/909664号の米国特許法第119条の下の優先権の恩典を主張する。本明細書は上記仮特許出願の明細書の内容に依存し、上記仮特許出願の明細書の内容はその全体が本明細書に参照として含められる。
本開示は光ファイバプリフォームを形成するための処理時間を短縮する方法に関する。
スートプリフォームは光ファイバ製造において普通に用いられている。スートプリフォームは単セグメント、例えばスートコアプリフォームを含むことができる。あるいは、スートプリフォームは2つのセグメントを有することができ、第1のセグメントは内側ガラスコアケーンであり、第2のセグメントはガラスコアケーン上に直接に堆積されたスートオーバークラッドであるかまたは、例えば、ロッドインスートプロセスにおいて、ガラスコアケーン上で焼結されて圧潰されたスートオーバークラッドスリーブである。スートプリフォームは2つより多くのスートセグメントを有することもできる。例えば、第1のセグメントはスートコアとすることができ、付加されるセグメントはスートオンスートプロセスを用いて形成されたスートオーバークラッドセグメントとすることができる。
無欠陥であり、容易に処理できる光ファイバガラスプリフォームの作製は、従来、時間のかかるプロセスであった。プロセスにおける時間がかかる工程には、加熱、乾燥、ドーピング及び焼結の工程がある。上述したようなスートプリフォームは、ぬか泡または気泡が無い固結ガラスプリフォームを作製するため、ほぼ大気圧(例えば、約1.0気圧(1013hPa)(絶対))にある炉内で非常にゆっくりと焼結することができる。例えば、焼結中の温度ランピングレートを約10℃/分より小さくすることができる。焼結時間は、(窒素、アルゴン及び酸素のような、ただしこれらには限定されない、低浸透性ガスに比較して)高浸透性の、ヘリウムのような、ただしこれには限定されない、焼結ガスを用いることで短縮することができるが、固結ガラスプリフォーム内に間隙ガスが閉じ込められていないことを保証するため、焼結時間は比較的長いままである。
スートプリフォームが焼結されると、細孔が開放細孔から密閉細孔に変わるから、ガスが密閉細孔内に閉じ込められないように焼結速度が低められなければならない。細孔が密閉された後でさえ、固結ガラスプリフォームからガスを拡散放出させるため、追加の処理工程が施されることが多い。ガスの拡散放出は固結ガラスプリフォームの光ファイバへの線引きにともなう高温におけるガスのぬか泡の形成を排除する。従来、焼結中に固結ガラスプリフォームに溶け込んだガスの拡散放出は、約800℃から約1200℃の範囲の温度にある保持オーブン内に固結ガラスプリフォームを置くことで達成できている。間隙ガスをガラスプリフォームから拡散放出するための保持オーブン内の時間はガラスプリフォームの寸法が大きくなるとともに長くなるが、ガラスプリフォームは約1.0時間より長く、いくつかの場合には約100時間以上もの長時間、保持オーブン内にとどまるのが普通である。例えば、以下でさらに論じられるように、重量が約3000gのガラスプリフォームから間隙ガスを拡散放出するには保持オーブン内で約4.0時間と約8.0時間の間の時間がかかり得る。別の例として、重量が約45kgのガラスプリフォームから間隙ガラスを拡散放出するには保持オーブン内で約50時間より長くかかり得る。
光ファイバガラスプリフォームの作製において各工程を実施するための時間の連結の結果、光ファイバプリフォームに対する処理時間が非常に長くなり、これは光ファイバの製造コストに強い悪影響を与える。
本開示の一実施形態にしたがえば、スートプリフォームから光学ガラスプリフォームを形成する方法が提供される。方法は、スートプリフォームを形成する工程、スートプリフォームを炉内に置く工程及びスートプリフォームの中心線孔を通して真空を印加する工程を有してなる。
本開示の別の実施形態にしたがえば、スートプリフォームから光学ガラスプリフォームを作製する方法が提供される。方法はスートプリフォームを形成する工程及びスートプリフォームを炉内に置く工程を有してなる。方法はさらに、スートプリフォームの外表面を焼結して、グレーズドスートプリフォームを形成する工程、スートプリフォームの中心閃孔を通して真空を印加する工程及び固結ガラスプリフォームを形成するために真空下でグレーズドスートプリフォームを焼結する工程を有する。
本開示の実施形態は後に光ファイバの製造において用いるためのガラスプリフォームを形成するためにスートプリフォームを処理するための時間を著しく短縮する方法に向けられる。本明細書に開示される実施形態は、プリフォームの加熱、乾燥、ドーピング及び焼結の工程、及び固結ガラスプリフォームからガスを拡散放出する工程、に対する処理時間を著しく短縮する。
さらなる特徴及び利点は以降の詳細な説明に述べられ、ある程度は、当業者にはその説明から容易に明らかであろうし、あるいは、以降の詳細な説明及び特許請求の範囲を、また添付図面も、含む本明細書に説明されるように実施形態を実施することによって認められるであろう。
上記の全般的説明及び以降の詳細な説明が例示に過ぎず、特許得請求の範囲の本質及び特質の理解への概要または枠組みの提供が目的とされていることは当然である。添付図面はさらに深い理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす。図面は1つ以上の実施形態を示し、記述とともに、様々な実施形態の原理及び動作の説明に役立つ。
本開示は、以下の説明から、及び、純粋に限定ではない例として与えられる、添付図面から、一層明確に理解されるであろう。
図1は、本開示の一実施形態にしたがう、プロセスのフローチャートである。 図2は、半径が約12cmであり、プリフォームの外側から加熱されたスートプリフォームについての、温度(℃)対径方向位置(cm)のグラフである。 図3は、半径が約12cmであり、プリフォームの内側からも外側からも加熱されたスートプリフォームについての、温度(℃)対径方向位置(cm)のグラフである。 図4は図2のようなプリフォームの焼結中の異なる時点(分)における径方向密度(g/cm)プロファイルである。 図5Aは、本開示の一実施形態にしたがう、スートプリフォーム/マンドレルアセンブリを示す。 図5Bは、本開示の一実施形態にしたがう、グレーズドスートプリフォームを示す。 図5Cは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内のスートプリフォームを示す。 図5Dは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、スートプリフォーム、上プラグ及び有孔底プラグを示す。 図5Eは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、スートプリフォーム、上プラグ及び無孔底プラグを示す。 図5Fは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、グレーズドスートプリフォームを示す。 図5Gは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、グレーズドスートプリフォーム、上プラグ及び有孔底プラグを示す。 図5Hは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、グレーズドスートプリフォーム、上プラグ及び無孔底プラグを示す。 図5Iは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内のグレーズドスートコアプリフォーム、上プラグ及び無孔底プラグを示す。 図5Jは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、ガラスプリフォーム、上プラグ及び無孔底プラグを示す。 図6Aは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、コアケーン及びスートオーバークラッドセグメントを有するスートプリフォームを示す。 図6Bは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、コアケーン及びスートオーバークラッドセグメント及び有孔底プラグを有するスートプリフォームを示す。 図6Cは、本開示の一実施形態にしたがう、炉内の、コアケーン及びスートオーバークラッドセグメントを有するグレーズドスートプリフォームを示す。 図7Aは、本開示の一実施形態にしたがう、スートプリフォームを示し、図7Bは、本開示の一実施形態にしたがう、スートプリフォームを通り、上プラグの周りを通る、ガスフローを示し、図7Cは、本開示の一実施形態にしたがう、スートプリフォーム及び有孔底プラグを通るガスフローを示す。 図8Aは、本開示の一実施形態にしたがう、グレーズドスートプリフォームを示し、図8Bは、本開示の一実施形態にしたがう、グレーズドスートプリフォームを通り、上プラグの周りを通る、ガスフローを示し、図8Cは、本開示の一実施形態にしたがう、グレーズドスートプリフォームを通り、有孔底プラグを通る、ガスフローを示し、図8Dは、本開示の一実施形態にしたがう、固結された下部領域を有するグレーズドスートプリフォームを示す。
それらの例が添付図面に示されている、現在の実施形態をここで詳細に参照する。可能であれば必ず、全図面にわたって同じ参照数字が同じかまたは同様の要素を指して用いられる。
単数形の‘a’、‘an’及び‘the’は、そうではないことを文脈が明確に規定していない限り、複数の支持対象を含む。同じ特徴を詳述している全ての範囲の端点は独立に組み合わせることができ、挙げられた端点を含む。参考文献は本明細書に参照として含められる。
本明細書に用いられるように、術語「スート」は大きさが約5.0nmから約5.0μmのシリカまたはドープトシリカの粒子を指す。術語「プリフォーム」は、光学ガラス品、光学プリフォーム、光ファイバプリフォームの作製に用いることができる物品、及び/または光ファイバに線引きすることができる物品を指す。術語「固結」は、スートプリフォームまたはスートプリフォームの一部が密閉細孔ガラスプリフォームまたはガラスプリフォームの密閉細孔領域を形成するために熱処理されるプロセスを指す。また本明細書において、参照数字28は未グレーズドまたは未固結のスートプリフォームを指し、参照数字28bは未固結のグレーズドスートプリフォームを指し、参照数字29は固結ガラスプリフォームを指す。
本開示はスートプリフォームを、後に光ファイバに線引きすることができる、ガラスプリフォームに転換するためのプロセスに向けられる。図1は本開示の一実施形態にしたがうプロセスを示す。図1は1つ以上の工程を示し、同様の工程が本開示を通して説明されるが、本開示を図1に示される実施形態に限定する意図はない。本開示の所望の利点を達成するために図1に示される工程の全てを実施する必要はないことがあり得る。同様に、別の実施形態は以下に説明されるが、図1には示されていない、他の工程を含むことができる。さらに、図1は1つの順序を示しているが、工程が開示された順序で実施される必要はない。ただし、いくつかの実施形態においてはある順序が好ましいことがあり得る。図5A〜5J、6A〜6C、7A〜7C及び8A〜8Dはスートプリフォームの形成を示し、図1に示されるプロセスに関して以下で論じられる。図5A〜5J、6A〜6C、7A〜7C及び8A〜8Dが実施形態例に過ぎず、図1に示されるプロセス工程を本明細書に開示されるいずれかの1つの実施形態に限定することは意図されていないことは理解されるはずである。
工程10において、スートプリフォーム28が、限定ではなく、例えば、米国特許第4784465号及び第6477305号の明細書に説明されているような外付けCVD(OVD)プロセスを用いて作製される。これらの明細書はそれぞれの全体が本明細書に参照として含められる。気相軸付(VAD)プロセスのような他の化学的気相成長法(CVD)も本明細書に説明されるスートプリフォームを作製するために用いることができる。
図5Aに示されるように、バーナー34のような、酸化雰囲気内で少なくとも1つのガラス形成前駆体化合物を反応させることで、シリカベース反応生成物、すなわちスート36が形成される。スートプリフォーム28を形成するために用いられるスート36は、酸化雰囲気内で少なくとも1つのガラス形成前駆体化合物を化学的に反応させることで作製することができる。ガラス形成前駆体化合物は、限定ではなく、例えば、SiClまたはオクタメチルシクロテトラシロキサン(OMCTS)のような、純シリカ生成前駆体とすることができる。スート36は酸化雰囲気内における少なくとも1つのガラス形成前駆体化合物と少なくとも1つのドーパント前駆体化合物の同時反応によって作製することもできる。GeCl、TiCl、POCl及びAlClのような、ただしこれらには限定されない、ドーパント前駆体化合物を用いることができる。
スートプリフォーム28は単セグメントまたは複セグメントを有することができる。例えば、スートプリフォーム28はコア領域及び少なくとも1つのクラッドセグメントを有することができる。あるいは、スートプリフォーム28は、コア領域、トレンチ及び、コア/トレンチ領域に重なる、少なくとも1つのクラッド領域を有することができる。別の実施形態にしたがえば、スートプリフォーム28はスートプレスプロセスによって形成された複セグメントを有することができる。
図5Aにさらに示されているように、マンドレル30がハンドル32に挿入されて旋盤(図示せず)に取り付けられる。旋盤はバーナー34の極めて近くでマンドレル30を回転及び並進させる。マンドレル30が回転させられ、並進させられている間、スート36がマンドレル30に向けて導かれる。スートプリフォーム28の形成中にスート36の少なくとも一部がマンドレル30の上及びハンドル32の一部の上に堆積される。あるいは、マンドレル30を回転及び並進させる代わりに、旋盤がマンドレル30及びハンドル32を回転させ、バーナー34がスートプリフォーム28及びハンドル32の一部の長さに沿って並進する。
スートプリフォーム28がマンドレル30上に形成されてしまうと、スートプリフォーム28のスート壁厚31を決定することができる。スート壁厚31はスートプリフォーム28の外表面からマンドレル30の表面にかけて測定することができる。スート36の堆積が完了すると、マンドレル38はスートプリフォーム28から取り外される。マンドレル30が取り外されるとスートプリフォーム28に中心線孔504が残る。マンドレル30の取外し後も、ハンドル32及びスートプリフォーム28は相互に取り付けられたままである。図5Cに示されているように、スートプリフォーム28及び取り付けられたハンドル32は、真空継手509を嵌め合わせて、マッフル炉502内に置くことができる。真空継手509とハンドル32の上部の間に気密封止48が形成される。
ハンドル32は真空100の吸引を容易にする構造を有することができる。例えば、ハンドル32は、ガスがそれを通ってスートプリフォーム28から真空継手508に流れて、炉502から流れ出ることができる、中空領域を有することができる。スートプリフォーム28が内側ガラスコアケーンを有している場合には、ハンドル32をガラスコアケーンに溶接することができる。あるいは、ハンドル32は、ハンドルとガラスコアケーンの間に間隙を有するハンドルアセンブリを形成するため、第2の直径を有する内側ガラスコアケーンを囲んで配置することができる。そのような構造において、ハンドル32の内径はガラスコアケーンの外径より大きくすることができる。処理中、ガスはスートプリフォーム28からハンドルとガラスコアケーンの間の間隙を通って真空継手509に流れ、炉502から流れ出ることができる。
本開示の実施形態にしたがえば、真空100が中心線孔504を通して吸引されるときに、スートプリフォーム28の外側の炉圧(F)はスートプリフォーム28の内側の、特に中心線孔604内の、圧力より高くなり得る。例えば、真空100が中心線孔504を通して吸引されるときに、スートプリフォーム28の内側の圧力は約0.25F以下になり得る。別の例として、Fは約1.0気圧(1013hPa)(絶対)であり得る。
工程12において、スートプリフォーム28は加熱及び/または乾燥される。プリフォームは炉内に吊され、加熱され、乾燥剤で処理され得る。乾燥剤の例には、限定ではなく、塩素(Cl)、四塩化ケイ素(SiCl)、塩化チオニル(SOCl)及び塩化カルボニル(COCl)のような塩素含有化合物、または一酸化炭素(CO)がある。乾燥剤は、体積/体積比が約0.1/10から約1/10V/Vの、塩素含有化合物/ヘリウム(He)混合気とすることもできる。乾燥はヘリウム雰囲気下において、約800℃から約1300℃の温度で約1.0時間から約5.0時間かけて実施することができる。プリフォームの加熱及び/または乾燥剤のスートプリフォーム28流過を容易にするため、及びスートプリフォーム28の加熱及び/または乾燥のための時間を短くするため、中心線孔504に真空100を印加することもできる。中心線孔504への真空100の印加の結果、100sccm(標準立方センチメートル毎秒)より大きい、中心線504を通るガス流量を得ることができる。中心線504を通るガス流量は約1000sccmより大きくすることさえできる。
工程14において、スートプリフォーム28は、ヘリウム雰囲気下において約1200℃から約1600℃の温度にスートプリフォーム28を加熱することにより、部分的に焼結される。スートプリフォーム28は、スートプリフォーム28の外表面が初めに焼結されるように、外側から加熱される。よって、密封領域、すなわちグレーズ層35をグレーズドスートプリフォーム28bの外表面に形成することができる。グレーズ層35はグレーズドスートプリフォーム28bの外表面に形成された密閉細孔層である。あるいは、クレーズドスートプリフォーム28bの外表面は完全に緻密化されたガラス、例えば無孔ガラスの層とすることができる。グレーズ層35は、例えば、スートプリフォーム28の全体より少なくすることができる。グレーズ層35はスートセグメント28の厚さの約25%より小さい、またはスートセグメント28の厚さの約15%より小さい、またはスートセグメント28の厚さの約5.0%より小さい、あるいはスートセグメント28の厚さの約3.0%より小さくさえある、厚さを有することができる。グレーズ層35は、例えば、約2.0cmより小さい厚さを有することができる。
工程12、14、16及び18のいずれかまたは全てにおいて、スートプリフォーム28にドーピングすることができる。スートプリフォーム28は炉内に吊され、加熱され、ドーピング剤で処理され得る。ドーピング剤の例には、限定ではなく、塩素(Cl)、四塩化ケイ素(SiCl)、塩化チオニル(SOCl)及び塩化カルボニル(COCl)、及び六塩化エタン(CCl)のような塩素含有化合物、四フッ化ケイ素(SiF)、四フッ化炭素(CF)、六フッ化エタン(C)及び六フッ化イオウ(SF)のようなフッ素含有化合物、及び一酸化炭素(CO)がある。上述したドーピング剤は、体積/体積比が約0.1/10から約1/10V/Vの混合気を形成するため、ヘリウム(He)と組み合わせることもできる。ドーピングはヘリウム雰囲気下において、約800℃から約1400℃の温度で約1.0時間から約5.0時間かけて実施することができる。プリフォームの加熱及び/またはドーピング剤のスートプリフォーム28流過を容易にするため、及びスートプリフォーム28の加熱及び/またはドーピングのための時間を短くするため、中心線孔504に真空100を印加することもできる。中心線孔504への真空100の印加の結果、100sccmより大きい、中心線504を通るガス流量を得ることができる。中心線504を通るガス流量は約1000sccmより大きくすることさえできる。
本開示の一実施形態にしたがえば、グレーズ層35の厚さは、スートプリフォーム28の緻密化が限定されるように制御することができる。緻密化を制御する工程は、約1000℃と約1600℃の温度を有する高温域を通して、約12.5℃/分より高い、または約25℃/分より高い、あるいは約50℃/分より高くさえある、ランピングレートでスートプリフォーム28を移動させる工程を含むことができる。高温域を通してスートプリフォーム28を移動させる工程は、スートプリフォーム28の外表面への加熱を制限し、スートプリフォーム28の他の領域の加熱を制限する。しかし、高温域を通してスートプリフォーム28を移動させる工程は、スートプリフォーム28の外表面の加熱を制限することもでき、グレーズ層35を形成するため、スートプリフォーム28の高温域通過を1回より多く行うことができる。
図5Dは、ハンドル32から遠位にあるスートプリフォーム28の端部において床プラグ46が中心線孔504内に配され、ハンドル32の近位にあるスートプリフォームの端部において上プラグ47が中心線孔504内に配されている実施形態を示す。図示されるように、底プラグ46は有孔とすることができ、上プラグ47は無孔、または中実とすることができる。一例の有孔底プラグ47は試験管のような形状につくられるが、通常は液体を保持しているであろう、管の底が、中心線孔504に挿入され、スートプリフォーム28の内表面に接している、底プラグ46の少なくとも一部に複数の開口を有していることが異なる。図5Dは、真空が中心線孔504に印加されたときの、炉502から有孔底プラグ46を通って中心線孔504及びスートプリフォーム28に流入する、ガスフロー80も示す。図5Eに示されるように、底プラグ46も無孔、または中実とすることができる。本明細書に説明されるように、底プラグ46及び上プラグ47はスートプリフォームのガラスプリフォームへの転換にともなう高温に適するいずれかの材料で作製することができる。例えば、底プラグ46及び上プラグ47はガラスプラグとすることができるが、これには限定されない。
図5F及び5Gに示されるように、スートプリフォーム28の部分的焼結は有孔底プラグ46をグレーズドスートプリフォーム28bに封着することができる。図5Fとは対照的に、図5Gは中心線孔504に嵌め込まれた上プラグ47を含む。上プラグ47はハンドル32の近位にあるグレーズドスートプリフォーム28bの端部において中心線孔504内に配される。上プラグ47は、真空100が印加されたときに、有孔底プラグ46、グレーズドプリフォーム28b及び上プラグ47の間をガスが通るような大きさにつくることができる。図5Gは、真空100が中心線孔504に印加されたときの、炉502から有孔底プラグを通って中心線孔504に流入する、及びスートプリフォーム28bに流入する、ガスフロー80も示す。図5Hは、同様に、中実無孔底プラグ46が用いられたときの、底プラグ46の封着を示す。
図7A〜7Cは上プラグ47及び底プラグ46をより詳細に示す。初め、スートプリフォーム28は多孔質である。上プラグ47はハンドル32を介する真空100の吸引を可能にする。底プラグ46は中心線孔504を通るガスの吸引を可能にし、これは中心線504に隣接するスートプリフォーム28の内表面の迅速な加熱を可能にする。図7Bは、真空100が印加されたときの、スートプリフォーム28を通り、上プラグ47の周りを通る、ガスフロー49を示す。図7Cは、真空100が印加されたときの、スートプリフォーム28を通る、底プラグ46の複数の開口を通る、及び中心線孔504を通る、ガスフロー49を示す。図7Cは、真空100が中心線孔504に印加されたときの、炉502から有孔底プラグ46を通って中心線孔504に流入する、及びスートプリフォーム28に流入する、ガスフロー80も示す。
図8A〜8Dは、スートプリフォーム28の外表面のグレージングを示し、またグレーズドスートプリフォーム28bの下部の固結による底プラグ46の開口の閉鎖も示す。図8Aにおいて、グレーズ層35はグレーズドスートプリフォーム28bの外表面に形成されている。図8B及び8Cに示されているように、グレーズドスートプリフォーム28bの外表面は密封され、ガスフロー49は、底プラグ46の複数の開口を通ってグレーズドスートプリフォーム28bに流入し、中心線孔504を通って上プラグ47の周りを流過する。図8Dに示されるように、グレーズドスートプリフォーム28bの焼結がさらに進むとクローズドスートプリフォーム28bの下部90が固結して、底プラグ46の複数の開口を閉鎖する。底プラグ46の複数の開口の閉鎖は中心線孔504を通る真空100の吸引の効果をさらに高めることができ、したがって、中心線孔504を通してガスをさらに強く引いて、グレーズドスートプリフォーム28bの細孔に閉じ込められ得るガスの量を減じることができる。
図5Iは、グレーズ層35が、ハンドル32に近位のグレーズドスートプリフォーム28bの末端から、底プラグ46から離れたところまで延びている、別の実施形態を示す。底プラグ28bからグレーズ層35までの距離はグレーズドスートプリフォーム28bの底部無グレーズ領域である。図5Iにおいて、真空100が印加されると、炉502内のガスは底プラグ46の近くの下部未グレーズ領域を通って引かれて、グレーズドスートプリフォーム28bの処理をさらに補助することができる。
本開示の一実施形態にしたがえば、また図5Bに示されるように、スートプリフォーム28はグレーズ層35を形成するため、マンドレル30からの取外しの前または後に、火炎または、レーザまたはプラズマのような、ただしこれらには限定されない、他の熱源によって加熱することができる。グレーズ層35はグレーズドスートプリフォーム28bの外表面の全て、または一部を覆うことができる。グレーズ層35はバーナー34から、火炎37の形態にあるような、熱を印加することで形成することができる。バーナー34から熱を印加する工程は、スート36を形成するために用いられた、バーナー34への化学反応体の供給を減じるかまたは停止する工程を含む。堆積プロセスと同様に、グレーズ層35は、スートプリフォーム28及びマンドレル30を回転及び並進させることにより、あるいは、スートプリフォーム28及びマンドレル30を回転させ、スートプリフォーム28及びハンドル32の一部の長さに沿ってバーナー34を並進させることにより、形成することができる。グレーズ層35は、スートセグメント28の厚さの約3.0%より薄くすることができ、あるいは、スートセグメント28の厚さの約1.0%より薄くすることができる。
工程16において、真空100がグレーズドスートプリフォーム28bの中心線孔504に印加されて、グレーズドスートプリフォーム28bの細孔内にとどまっているガスが排気される。
工程18において、中心線孔504は真空下に維持され、光ファイバに線引きするに適するガラスプリフォーム29を提供するため、炉温を約1600℃まで高めることによってスートプリフォーム28の残り部分を焼結することができる。温度ランピングレートは約15℃/分より高く、または約25℃/分より高く、あるいは約50℃/分より高くさえ、することができる。そのような高いランピングレートは、真空が印加されない焼結プロセスで一般に用いられる約10℃/分より低い温度ランピングレートとは著しく異なっている。真空が印加されない焼結プロセスでは、一般的なランピングレートは約10℃/分より十分に低く、約3.0℃/分よりも低くなり得る。スートプリフォーム28bは、焼結温度に約30分から約4.0時間維持することができる。真空100は、中心線孔504を通り、グレーズドスートプリフォーム28bの内表面に接している、ガスの吸引を容易にし、同時にスートプリフォーム28bの細孔からのガスの排気も容易にする。真空100によってスートプリフォーム28bの細孔内のガスが排気されるから、焼結中に閉じ込められて膨張し得るガスの量は減じられるかまたは無くされる。この、スートプリフォーム28bからのガスの排気はぬか泡または気泡の形成のリスクを減じ、これがランピングレートを高めることをさらに容易にする。したがって、本明細書に開示される高い温度ランピングレートにおける緻密化プロセスは実質的に無孔のガラスをもたらす。図5Jは、中心線孔504が上プラグ47及び底プラグ46によって外気から気密封止されている、中実無孔ガラスプリフォーム29を示す。
工程20において、ガラスプリフォーム29は、ガラスプリフォーム29からの間隙ガスの拡散放出を可能にするため、加熱される。本明細書に説明される方法にしたがって形成されると、焼結中に閉じ込められて膨張し得るガスの量は減じられるかまたは無くされる。したがって、従来技法を用いて形成されたガラスプリフォームよりも、ガスの拡散放出ためにガラスプリフォーム29を保持オーブン内に入れておく時間をかなり短くすることができる。本開示の実施形態のガス拡散放出時間は、従来技法のガス拡散放出時間に比較して、約1/4より短く、または約1/8より短く、あるいは約1/16より短くさえ、なり得る。ガラスプリフォーム29内の間隙ガスが全く無い場合、ガラスプリフォーム29を保持オーブンに入れる必要は無いであろう。
例えば、約1.0mの長さ及び約7.0cmから約12cmの直径を有する、重量が約3000gのガラスプリフォームを、中心線孔に真空を印加しない従来技法にしたがって形成した。ガラスプリフォームから間隙ガスを拡散放出するためには、約1000℃に設定した保持オーブン内で約4.0時間から約8.0時間かかった。本開示の実施形態にしたがって形成された同様の諸元をもつガラスプリフォームからのガス拡散放出は保持オーブン内で約1時間より短い時間の後に完了した。本開示の実施形態にしたがって形成された同様の諸元をもつ別のガラスプリフォームについては、ガラスプリフォームを保持オーブンに入れずとも、間隙ガスの拡散放出がおこった。
別の例において、約1.5mの長さ及び約14cmの直径を有する、重量が約45kgのガラスプリフォームを、中心線孔に真空を印加しない従来技法にしたがって形成した。ガラスプリフォームから間隙ガスを拡散放出するためには、約1000℃に設定した保持オーブン内で約50時間かかった。対照的に、本開示の実施形態にしたがって形成された同様の諸元をもつガラスプリフォームからのガス拡散放出は保持オーブン内で約10時間より短い時間内に完了した。本開示の実施形態にしたがって形成された同様の諸元をもつ別のガラスプリフォームについては、保持オーブン内で約5時間より短い時間内にガス拡散放出が達成された。本開示の実施形態にしたがって形成された同様の諸元をもつまた別のガラスプリフォームについては、ガラスプリフォームを保持オーブンに入れずとも、ガス拡散放出がおこった。
上述したように、スートプリフォーム28は1つより多くのセグメントを有することができる。したがって、複数のスートプリフォームセグメントに対して適応させるために本明細書に説明されるプロセスの改変がなされ得ることは理解されるはずである。例えば、スートプリフォーム28はガラスコアケーン及びガラスコアケーン上に堆積されたスートオーバークラッドセグメントを有することができる。スートオーバークラッドセグメントの細孔からガスを排気するため、スートオーバークラッドセグメントに真空100を印加することができる。別の例として、スートプリフォーム28は、スートオーバークラッドスリーブの中心線孔にガラスコアケーンが挿入されている、ガラスコアケーン及びスートオーバークラッドスリーブを有することができる。焼結の前には、ガラスコアケーンとスートオーバークラッドスリーブの間に環状孔が存在し、スートオーバークラッドセグメントの細孔からガスを排気するため、真空100が環状孔に印加される。
図6Aは、ハンドル32によってマッフル炉502内に吊された、ガラスコアケーン511を有するスートプリフォーム28を示す。ハンドル32は真空継手に嵌め合わされる。真空継手509とハンドル32の上部の間に気密封止48が形成される。炉502は炉ガス排出ベント510を有する。炉502は、例えば、ただしこれらには限定されない、塩素、ヘリウム、窒素、酸素、アルゴン及びスートプリフォームの処理に用いられるその他のガスがそれを通して供給される、炉ガス流入口501も有する。図6Bはガラスコアケーン511を有するスートプリフォーム28とともに用いられるような有孔底プラグ46をさらに示し、図6Cはガラスコアケーン511及び下部無グレーズ領域を有するスートプリフォーム28bをさらに示す。
工程22において、ガラスプリフォーム29が光ファイバに線引きされる。ガラスプリフォーム29が単セグメントスートプリフォームから形成されている場合、ガラスプリフォーム29は光ファイバプリフォームの一部として用いられることになるガラスコアケーンに延伸され得る。ガラスプリフォーム29が複セグメントスートプリフォームから形成されている場合、ガラスプリフォーム29は光ファイバに線引きされ得る。光ファイバは約125μmの直径を有し得る。
真空の印加が本明細書に論じられる場合、約0.01気圧(1.013kPa)から約0.25気圧(25.33kPa)の真空が中心線孔504に印加され得る。
図2は、約12cmの半径を有し、プリフォームの外側から約1275℃の温度で加熱されたスートプリフォームについての、温度(℃)対径方向位置(cm)のグラフである。グラフの曲線は、上から下に、図の右側にある凡例における表示と同じ順序にある。図2は、スートプリフォームの外表面は加熱の約30分後に約1275℃に達するが、中心線孔に隣接するスートプリフォームの表面は加熱の約300分後でも約1150℃にしか達していないことを示している。図2に縦の破線で示される、スートプリフォームのほぼ中心も、加熱の約300分後に約1200℃より低い温度にしか達していない。
図4は、図2と同じスートプリフォームについての、焼結プロセス中の異なる時点(分)における径方向密度(g/cm)プロファイルである。プロファイル、は密度対(R−Rmin)/(Rmax−Rmin)でプロットされている。ここで、Rは径方位置、Rminはスートセグメントの内側に対応する径方向位置、Rmaxはスートセグメントの外側に対応する径方向位置である。図4はプリフォームの外側は加熱の約210分後に完全に焼結されるが、プリフォームの内側の密度はかなり低いことを示す。
対照的に、図3は、約12cmの半径を有し、プリフォームの内側及び外側の両方から加熱されたスートプリフォームについての、温度(℃)対径方向位置(cm)のグラフである。グラフの曲線は、上から下に、図の右側にある凡例における表示と同じ順序にある。図3は、本開示の実施形態にしたがってスートプリフォームの内側及び外側のいずれもが加熱されると、スートプリフォーム全体の加熱が、プリフォームの外側からだけの加熱に比較して、短時間でおこることを示している。図3に示されるように、スートプリフォームの外側は加熱の約30分後に約1300℃に達し、スートプリフォームの内側は加熱の約90分後に約1275℃に達し、スートプリフォームのほぼ中心は加熱の約210分後と約240分後の間に約1275℃に達する。図2及び3のスートプリフォームのほぼ中心におけるデータとの比較は、本開示の実施形態がスートプリフォームの固結のための時間を約40%から約60%短縮することを示す。
本開示の実施形態は、スートプリフォームの加熱、乾燥、ドーピング及び焼結の工程にともなう処理時間を相当に短縮する。ガラスプリフォームからのガス拡散放出のための時間も相当に短縮される。中心線孔504を介する真空100の吸引は中心線孔504を通して炉ガスを引き、後に光ファイバの製造に用いるためのガラスプリフォームを形成するためにスートプリフォームを処理するための時間を短縮する。上で論じたように、中心線孔504を介する真空100の吸引は熱及び/または乾燥剤のスートプリフォーム流過を容易にし、よって内側及び外側のいずれからもスートプリフォームを加熱及び/または乾燥し、したがってスートプリフォームを加熱及び/または乾燥するための時間を短縮することができる。同様に、中心線孔504を介する真空100の吸引はドーピング剤のスートプリフォーム流過を容易にし、よって内側及び外側のいずれからもスートプリフォームをドーピングし、したがってスートプリフォームをドーピングするための時間を短縮することができる。また、中心線孔504を介する真空100の吸引はスートプリフォームの内側及び外側のいずれの急速加熱も可能にし、したがってスートプリフォーム28の全体の加熱速度を高める。
別の実施形態において、真空はハンドルを介してプリフォームの中心線孔に印加され、中心線孔を通して炉ガスを引き、よって内側及び外側のいずれからもスートプリフォームをドーピングすることが可能であり、したがってプリフォームは中心線孔に真空が印加されずに加熱されたプリフォームよりかなり急速にドーピングされる。したがって、光ファイバブランク及びそのようなブランクからの光ファイバの生産の全体コストも低減される。
実施例1
ゲルマニア(GeO)ドープSiOスートプリフォームを形成するため、旋盤において外付けCVDプロセスを用いて約3000gのゲルマニアドープSiO(密度:約0.5g/cm)スートを堆積した。組付ハンドルを有する、1.0m長×9.0mm直径の取外し可能なアルミナマンドレル上にスートを堆積した。スートプリフォームは、約7.5重量%のGeO及び約0.33のコア/クラッド比のステップ型プロファイルを有していた。スート堆積後、アルミナマンドレルを取り外し、スートプリフォームに中心線孔を残した。スートプリフォームは組付ハンドルに取り付けられたままであった。
スートプリフォームの中心線孔に中実上プラグ及び中実底プラグを挿入した。圧力が1気圧(絶対)で温度が約1025℃の石英マッフル炉ゾーンにスートプリフォームを置いた。流量が約20SLPM(標準リットル毎分)の約97.5%のヘリウムと約2.5%の塩素の雰囲気内で約130分間、スートプリフォームを乾燥した。約20SLPMのヘリウムで炉を約60分間パージし、プロセスの残りを通して流量及び炉雰囲気は(別途に注記された場合を除き)約20SLPMで約100%のヘリウムとした。次いで、スートプリフォームを約1500℃に設定した高温域を通して約50mm/分で下降させ(約25℃/分のスートプリフォームの温度上昇が得られる)、続いて、スートプリフォームを約200mm/分で上昇させて炉ゾーンに入れた。この工程に続き、組付ハンドルを介して、(絶対圧で)約10torr(1.33kPa)から約50torr(6.66kPa)の真空を中心線孔に印加した。固結プロセスの残りにわたって真空を維持した。次いで、スートプリフォームを約1500℃に設定した高温域を通して50mm/分で下降させ(約25℃/分のスートプリフォームの温度上昇が得られる)、続いて、プリフォームを約200mm/分で上昇させて炉ゾーンに入れた。この下降/上昇をさらに2回反復した。スートプリフォームの外側にグレーズ層を形成した。次いで、スートプリフォームを緻密化して、直径が約2.0mmから約5.0mmの中心線孔をもつ固結無孔ガラスプリフォームにするため、約2SLPMのヘリウム内で、約1500℃に設定した高温域を通してスートプリフォームを約5mm/分で下降させた。
ガラスプリフォームを、保持オーブンに移さずに、室温まで冷却した。次いで、ガラスプリフォームをほぼ1850℃に設定したリドロー炉に入れ、ガラスプリフォームを長さが約1.0mで直径が約7.5mmから約11mmのガラスケーンにリドローした。ガラスケーンは中実で無孔であり、中心線孔はなかった。ガラスケーンは従来プロセスを用いて形成したガラスケーンと同等の屈折率プロファイルを有していた。しかし、ガラスケーンに対する処理時間は、従来プロセスを用いて形成したガラスケーンに対する処理時間に比較して、約40〜60%短縮された。
実施例2
スートプリフォームを以下のように形成した。実施例1のプロセスにしたがって形成した、長さが約1.0mで直径が約11mmのコアケーンを旋盤に取り付けて、スートオーバークラッドを形成するため、外付けCVDプロセスを用いて約4100gのSiO(密度:約0.5g/cm)スートを堆積した。圧力が1気圧(絶対)で温度が約1025℃の石英マッフル炉ゾーンにスートプリフォームを置いた。流量が約20SLPMの約97.5%のヘリウムと約2.5%の塩素の雰囲気内で約120分間、スートプリフォームを乾燥した。約20SLPMのヘリウムで炉を約60分間パージし、プロセスの残りを通して流量及び炉雰囲気は(別途に注記された場合を除き)約20SLPMで約100%のヘリウムとした。次いで、スートを緻密化して固結無孔ガラスプリフォームにするため、スートプリフォームを約1500℃に設定した高温域を通して約5mm/分で下降させた。
次いで、ガラスプリフォームを、約100%のアルゴンフローでパージしている、約1000℃に設定した保持オーブン内に置いた。約25kmの約125μm光ファイバをガラスプリフォームから線引きした。コアケーン、コアケーン/オーバークラッド界面、スートオーバークラッド、線引きルートまたは得られた光ファイバに空孔は全く無かった。光ファイバを100kpsi(kpsi=1000ポンド/平方インチ(=6.89MPa))で強度試験した。光ファイバは、1310nm(0.350dB/km)、1380nm(0.346dB/km)及び1550nm(0.198dB/km)の光スペクトル特性を示した。MFD(モードフィールド径)は、1310nmにおいて8.84μm、1550nmにおいて10.15μmであった。
実施例3
スートプリフォームを以下のように形成した。SiOスートプリフォームを形成するため、旋盤において外付けCVDプロセスを用いて約2050gのSiO(密度:約0.5g/cm)スートを堆積した。堆積は組付ハンドルを有する、1.0m長×9.0mm直径の取外し可能なアルミナマンドレル上に行った。スート堆積後、アルミナマンドレルを取り外し、スートプリフォームに中心線孔を残した。スートプリフォームは組付ハンドルに取り付けられたままであった。実施例1のプロセスにしたがって形成した長さが約1.0mで直径が約7.5mmのコアケーンをスートプリフォームの中心線孔に挿入した。
圧力が1気圧(絶対)で温度が約1025℃の石英マッフル炉ゾーンにスートプリフォームを置いた。流量が約20SLPMの約97.5%のヘリウムと約2.5%の塩素の雰囲気内で約130分間、スートプリフォームを乾燥した。約20SLPMのヘリウムで炉を約60分間パージし、プロセスの残りを通して流量及び炉雰囲気は(別途に注記された場合を除いて)約20SLPMで約100%のヘリウムとした。次いで、スートプリフォームを約1500℃に設定した高温域を通して約50mm/分で下降させ(約25℃/分のスートプリフォームの温度上昇が得られる)、続いて、プリフォームを約200mm/分で上昇させて炉ゾーンに入れた。この工程に続き、組付ハンドルを介して、(絶対圧で)約10torrから約50torrの真空を中心線孔に印加した。固結プロセスの残りにわたって真空を維持した。次いで、スートプリフォームを約1500℃に設定された高温域を通して50mm/分で下降させ(約25℃/分のスートプリフォームの温度上昇が得られる)、続いて、スートプリフォームを約200mm/分で上昇させて炉ゾーンに入れた。この下降/上昇をさらに2回反復した。スートプリフォームの外側にグレーズ層を形成した。次いで、スートプリフォームを緻密化して固結無孔ガラスプリフォームにするため、約2SLPMのヘリウム内で、約1500℃に設定した高温域を通してスートプリフォームを約5mm/分で下降させた。
ガラスプリフォームを、保持オーブンに移さずに、室温まで冷却した。次いで、ガラスプリフォームをほぼ に設定したリドロー炉に入れた。約46kmの約125μm光ファイバをガラスプリフォームから線引きした。コアケーン、コアケーン/オーバークラッド界面、スートオーバークラッド、線引きルートまたは得られた光ファイバに空孔は全く無かった。光ファイバを100kpsiで強度試験した。光ファイバは、1310nm(0.356dB/km)、1380nm(0.317dB/km)及び1550nm(0.198dB/km)の光スペクトル特性を示した。MFDは、1310nmにおいて8.68μm、1550nmにおいて10.08μmであった。
28 未グレーズド/未固結スートプリフォーム
28b 未固結グレーズドスートプリフォーム
29 固結ガラスプリフォーム
30 マンドレル
31 スート壁厚
32 ハンドル
34 バーナー
35 グレーズ層
36 スート
37 火炎
46 底プラグ
47 上プラグ
48 気密封止
49,80 ガスフロー
90 グレーズドスートプリフォームの下部
100 真空
501 炉ガス流入口
502 マッフル炉
504 中心線孔
509 真空継手
510 炉ガス排出ベント
511 ガラスコアケーン

Claims (10)

  1. スートプリフォームから光学ガラスプリフォームを形成する方法において、前記方法が、
    スートプリフォームを形成する工程、
    前記スートプリフォームを炉内に置く工程、及び
    前記スートプリフォームの中心線孔を通して真空を印加する工程、
    を有してなることを特徴とする方法。
  2. 前記スートプリフォームの外表面を焼結して、グレーズドスートプリフォームを形成する工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記グレーズドスートプリフォームを真空下で焼結して、固結ガラスプリフォームを形成する工程をさらに有する含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記スートプリフォームの前記中心線孔に少なくとも1つのプラグを挿入する工程をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記スートプリフォームを加熱する工程及び前記スートプリフォームを乾燥剤で処理する工程をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記スートプリフォームを加熱する工程及び前記スートプリフォームをドーピング剤で処理する工程さらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. スートプリフォームを形成する前記工程が、ハンドルを通して挿入されたマンドレル上にスートを堆積する工程を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. スートプリフォームを形成する前記工程が、ガラスコアケーン上にスートを堆積する工程を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  9. スートプリフォームを形成する前記工程が、ガラスコアケーン上のスートオーバークラッドを焼結及び圧潰する工程を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  10. スートプリフォームから光学ガラスプリフォームを形成する方法において、前記方法が、
    スートプリフォームを形成する工程、
    前記スートプリフォームを炉内に置く工程、
    前記スートプリフォームの外表面を焼結して、グレーズドスートプリフォームを形成する工程、
    前記スートプリフォームの中心線孔を通して真空を印加する工程、及び
    前記グレーズドスートプリフォームを真空下で焼結して、固結ガラスプリフォームを形成する工程、
    を有してなることを特徴とする方法。
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