JP2016537977A - 羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するためのシステム、方法およびカルーセル装置 - Google Patents

羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するためのシステム、方法およびカルーセル装置 Download PDF

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Abstract

羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するためのシステムであって、− 鳥肉製品コンベヤであって、− 円弧の軌道部分を含む軌道、および− 軌道の方向に互いから離間され前記軌道に沿って移動可能な一連の鳥肉製品搬送台、を備え、各鳥肉製品搬送台が、少なくとも1つの羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品をその足関節のところで保持し、鳥肉製品が前記搬送台からつり下がって運ばれるようにするように構成される、鳥肉製品コンベヤと、円弧の軌道部分において鳥肉製品コンベヤの軌道に沿って配置され、前記鳥肉製品コンベヤによって保持され運ばれるホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するように構成されたカルーセル皮除去装置と、を備えるシステム。

Description

本発明は、羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品、主に鶏肉から皮を除去することに関する。
この分野では、ホールレッグ鳥肉製品とは、ドラムスティックと、ドラムスティックにつながる腿部とによって形成される鳥肉の脚を特定するのに一般に許容されている用語である。このような製品に使用される他の用語は、解剖学的な脚および分離された脚である。
特許文献1において、羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品から皮を除去するシステムが開示されている。この既知のシステムは、軌道と、軌道の方向に互いから離間され前記軌道に沿って移動可能である一連の鳥肉製品搬送台とを備えた鳥肉製品コンベヤを備える。各鳥肉製品搬送台は、鳥肉製品が前記搬送台からつり下がって搬送されるように、羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品を、足根関節とも呼ばれるその足関節のところで保持するように構成されている。
特許文献1では、鳥肉製品は、1または複数の切開部を形成するために、鳥肉製品コンベヤの軌道に沿って配置された切断装置に沿って進められ、その後、鳥肉製品コンベヤによって保持され搬送される鳥肉製品から皮を除去するために、鳥肉製品コンベヤの軌道に沿って配置された皮除去装置に沿って進められ得ることが説明されている。この分野において一般に行われるように、皮は膝関節のところで切開され、その後腿の皮が除去されるがドラムスティックには皮が残ることが説明されている。この従来技術のシステムの一実施形態において、皮除去装置は、各々がホールレッグ鳥肉製品の腿から皮を除去するように構成された左右の皮除去組立体を備える。各皮除去組立体は、回転軸を有し反対方向に駆動されることで、皮がローラの間の噛み込み内で掴まれ腿から引きはがされる2つの回転式の従動皮剥ぎローラを備える。
特許文献1において、各組立体の皮剥ぎローラは、実質的に水平方向の配向においてそれぞれの回転軸がコンベヤの軌道に平行する状態で配置され、場合によっては、固定されたまたは可変の傾斜位置を実現するために皮剥ぎローラに対して横方向軸を中心として枢動可能である。つり下がるホールレッグ鳥肉製品の腿はその後、コンベヤによって皮剥ぎローラの上を通るように引きずられ、その結果腿の皮が回転する皮剥ぎローラによって掴まれ、皮が腿から引きはがされる。
請求項1のプリアンブルが根拠とする特許文献2は、特にその中の図6、図7および図8を参照すると、特許文献1を参照して考察したものと同様のシステムを開示している。この従来技術の引例において、特に鶏肉のドラムスティック鳥肉製品は、搬送台からつり下がったまま運ばれることが考察されている。各搬送台は、まず各ドラムスティックの足関節の付近に切断部を形成する切断装置に沿って、その後皮除去装置に沿って2つのドラムスティックを横並びの配置で搬送する。特許文献1のように、このような装置は、各々が回転軸を有し反対方向に駆動されることで、皮がローラの間の噛み込み内で掴まれドラムスティックから引きはがされる、2つの回転式の従動皮剥ぎローラを備える2つの皮除去組立体を有する。各組立体の皮剥ぎローラは、実質的に水平方向の配向においてそれぞれの回転軸がコンベヤの軌道に平行な状態で配置される。
特許文献2において、ドラムスティックは皮剥ぎローラ上で「跳ね回る」傾向があり、これにより皮の除去の成果が落ちることになることが指摘されている。このような作用に対抗するために、搬送台が皮除去装置を通過する間、搬送台の保持部が搬送ベースに対して水平方向軸を中心に傾けられることが開示される。保持部を傾斜させることによって、ドラムスティックを皮剥ぎローラに押しつける。
欧州特許出願公開第519570号明細書 国際公開第00/59311号パンフレット 米国特許第5505657号明細書
従来技術のシステムは、皮の除去の成果を考慮すると完全に十分とは言えない。特に皮が破れる場合があり、これによりわずかな部分しか除去されず、後で鳥肉製品を手で整える不適切な作業が必要となる場合がある。また時にはドラムスティックまたは腿の肉の損傷が見られる場合もある。
本発明は、請求項1のプリアンブルによるシステムを提供することによって、上記の欠点の1または複数を克服する、あるいは少なくとも減少させることを目的としており、これは鳥肉製品コンベヤが、円弧の軌道部分を備え、皮除去装置が、前記円弧の軌道部分のところに配置されるカルーセル皮除去装置を備え、カルーセル皮除去装置が、
− メインフレームと、
− 垂直方向の主軸を中心に回転するように前記メインフレームに対して軸支された皮除去組立体の支持構造体と、
− 前記軌道の前記円弧の軌道部分に沿って前記鳥肉製品搬送台の通過と同期した、前記皮除去組立体の支持構造体の回転運動を生じさせるように構成された駆動組立体と
を備え、
皮除去組立体の支持構造体は、その上に円形の配置で複数の皮除去組立体を支持し、前記皮除去組立体は、前記コンベヤの前記鳥肉製品搬送台によって保持される前記ホールレッグまたはドラムスティックの鳥肉製品の位置に対応して前記軌道の前記円弧の軌道部分に沿ってそれぞれの通路内に分散され、各皮除去組立体が皮除去プロセス中にホールレッグまたはドラムスティックの鳥肉製品と同調して移動するようにすることを特徴とする。
ホールレッグまたはドラムスティックの鳥肉製品の皮を除去するためのカルーセル皮除去装置をコンベヤ軌道の円弧の軌道部分のところに設置することによって、言及した従来の解決策に比べて皮除去プロセスに関する有意な改善を実現することができる。例えば、および最も顕著なことには、一方の皮除去組立体と、他方のホールレッグまたはドラムスティックの鳥肉製品との係合状態の継続期間を有意に延ばすことができる。これにより、例えば従来技術と比べて皮剥ぎローラの回転速度を減速することによって相対的によりゆっくりとした、より丁寧な皮の除去が可能になり、不適切な皮の引き裂きや肉に対する損傷の可能性が低下する結果となる。運ばれるホールレッグまたはドラムスティックの鳥肉製品に併せてある程度移動する皮除去組立体を使用することによって、言及した従来技術と比べて両者の間の接触を改善することができる。
システムは、既存の鳥肉処理工場に容易に組み入れることができる。またシステムは、以下の一部の実施形態の考察より明らかになるように構造的に簡素なやり方で設計することができる。
これらの実施形態において、皮除去組立体はホールレッグ鳥肉製品の腿から皮を除去するためだけに構成されており、皮除去組立体は、コンベヤの搬送台の経路より下の一定の距離のところに配置され、この距離は、鳥肉製品搬送台によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品のドラムスティックが皮除去組立体の1または複数の皮剥ぎローラと係合しないようなものである。この実施形態において、ホールレッグ鳥肉製品が皮の除去に先んじて切断プロセスを受ける場合、膝の関節のレベルで皮に切開部などが形成されることが有利であると見なされる。上記で説明したように、切断プロセスは当分野で既知である。切開部は、まさに皮の中に形成されホールレッグ鳥肉製品の中にさらに深く入り込まないように形成され得るが、実施形態においては、皮の中の切開部は、肉の中に入り込む切開部、またはさらに膝のレベルにおいてホールレッグ鳥肉製品のほとんどの部分を切り開く結果になる場合もある。この実施形態において、皮除去組立体と併せて移動し、鳥肉製品搬送台によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品の腿のみに直接係合するように構成された可動式の加圧部材を設けることができる。これにより力をドラムスティックに対して及ぼすことなく、腿に対してのみ及ぼすことができ、これにより、例えばドラムスティックの不適切な破損を回避し、接触圧力の制御を向上させることを可能にする。
実施形態において、各鳥肉製品搬送台は、軌道に沿って誘導される搬送ベース、例えば軌道を形成するレールに沿って走行する車輪の付いたトロリーを備え、2つのホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品を横並びにつり下がる向きで足関節のところで保持するように構成された保持部をさらに備える。保持部は、割り付けられた回転位置の間で垂直方向軸を中心として回転可能になるように搬送ベースに対して設置されており、この回転位置には、保持部が軌道を横切る第1の回転位置と、保持部が軌道と整列される第2の回転位置とが含まれる。例えば特許文献21に示されるように、鳥肉製品用のこのような搬送台は従来技術において一般に知られていることは理解されるであろう。このような搬送台を使用する際、システムは、皮を除去するカルーセル装置の前方で保持部と協働し保持部を第2の回転位置に運ぶために、カルーセル皮除去装置の上流に配置された割り付け部材を備えることが想定される。例えば特許文献21から既知であるように、保持部は、ゼネバ駆動ホイールを含み、割り付け部材は、ゼネバ駆動ホイールのスロットに出入りするように摺動することで保持部を回転させるように配置されたピンである。この第2の回転位置において、単一の搬送台によって搬送される2つの鳥肉の脚製品は、円周方向に離間した場所でつり下がり、各々が、円周方向で対応する間隔で配置された一方の皮除去組立体と向き合っている。
実際的な一実施形態において、皮除去組立体における少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラの回転の軸が垂直方向に配置されることで、少なくとも1つの皮剥ぎローラは、つり下がるホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品と容易に接触することができる。代替の一実施形態において、皮除去装置は直立位置ではなく、代わりに皮剥ぎローラの回転の軸が、水平方向に対して45°から80°の間の角度で、好ましくは水平方向に対して60°から80°の間の角度で上向きかつ内向きに延びるような円錐形の配置で配置されることも想定される。
好ましい実施形態において、少なくとも1つの皮剥ぎローラに隣接する少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材が、回転軸を有する第2の皮剥ぎローラとして具現化される。2つの皮剥ぎローラを備える代わりに、皮除去組立体は、皮の除去の分野で既知であるように対抗部材としてシューまたはピンチブロックと組み合わせた従動皮剥ぎローラを含む場合もあることが理解されるであろう。好ましくは、2つの皮剥ぎローラは噛み合う歯、例えばらせん形の歯を有し、皮剥ぎローラは作動中反対回りに回転する。
一実施形態において、皮除去組立体は、下方の成分を有する皮を除去する力を皮に対して及ぼすように構成され、その結果皮を引っ張る作用には、有意な下方の力が含まれる。これは、例えば反対方向に回転し皮に対して前記下方の成分の引っ張り力を及ぼす2つのらせん形の歯の付いた皮剥ぎローラを有する皮除去組立体によって可能である。
構造的に簡素な設計において、カルーセル皮除去装置のメインフレームは、歯車リングを備え、好ましくはこの歯車リングは、メインフレーム内に固定式に設置される。皮除去組立体は、この歯車リングと噛み合うピニオンを備える。ピニオンは、皮除去組立体の少なくとも1つの従動皮剥ぎローラに接続される。例えばピニオンは、従動皮剥ぎローラと直接噛み合う、またはピニオンは、従動皮剥ぎローラのシャフトに対して装着される。所望される別の伝達装置が、皮剥ぎローラとピニオンの間にある場合もあり、例えばこれにはベルトなどが含まれる。好ましい一実施形態においてピニオンは、対応する垂直方向軸を中心として支持構造体に対して回転し、少なくとも1つの従動皮剥ぎローラは、これもまた垂直方向のその回転軸を有する。歯車リングが固定式でない場合、歯車リング駆動装置は、例えば従動皮剥ぎローラの回転の速度を制御することができるように垂直方向の主軸を中心に歯車リングの回転運動を提供するように設けられる場合もある。
一実施形態において、各皮除去組立体は、1または複数の皮剥ぎローラと駆動装置の間に別個の駆動モータまたは変速伝達装置を備える。例えば各皮除去組立体は、従動皮剥ぎローラのシャフトに直接構成された電気モータ、例えば変速電気モータを含む。このような構成によって、例えば各皮除去組立体の作動を個々に制御可能にすることが可能になる、および/または1または複数の皮剥ぎローラが、それぞれの皮を除去する動作において可変速度で駆動され、例えば皮除去組立体が除去すべき皮を掴む第1周期においては上昇する速度で、第2周期においては減速した速度で駆動させることが可能になる。
これらの実施形態において、カルーセル駆動組立体は、皮除去組立体の支持構造体にしっかりと固定され、かつ垂直方向の主軸を中心として回転可能な回転コンベヤ結合部材を備え、このコンベヤ結合部材には円形の配置で形成部が備わっており、この形成部は各々、鳥肉製品搬送台と相互にロックすることで、コンベヤ結合部材、以て皮除去組立体の支持構造体が、通過する鳥肉搬送台によって引きずられ垂直方向の主軸を中心に回転する。これにより設計の簡素化が可能になり、カルーセル装置の回転運動が、コンベヤの運動から引き出され、鳥肉製品に対する皮除去組立体の有効な位置制御もまた達成される。
一実施形態において、カルーセル皮除去装置は、その上に円形の配列で加圧装置の支持構造体によって支持される複数の加圧装置を備え、この加圧装置の支持構造体は、垂直方向の主軸を中心に回転するようにメインフレームに対して軸支され、皮除去組立体の支持構造体と同期して回転するように構成される。ここでは各加圧装置は、一方の軌道の円弧の軌道部分に沿って進む間コンベヤの鳥肉製品搬送台によって保持される1または複数のホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品と、他方の皮除去組立体の皮剥ぎローラおよび対向皮剥ぎ部材との間に接触圧力を生じさせるように構成される。好ましい一実施形態において、加圧装置の支持構造体は、垂直方向の主軸を中心にそれと同調して回転するために皮除去組立体の支持構造体にしっかりと固定される。
カルーセル皮除去装置の一部としての回転式の支持構造体の中の複数の加圧装置の1つの代替として、主軸の周りで回転しない1または複数の固定式の加圧装置が設けられる実施形態を想定することができる。このような1または複数の固定式の加圧装置は、カルーセル装置のメインフレームに接続される、あるいは例えば1または複数の固定式の加圧装置を支持する別のフレームを有するなど、それとは全く別個であるかのいずれかであり得る。例えば1または複数の弓形の圧力ロッドが、カルーセル皮除去装置の一区域を囲むように円弧の中に配置され、この1または複数のロッドは、鳥肉製品がロッドに沿って摺動する際、それらを皮除去組立体に対して付勢する。
一実施形態において加圧装置は、各加圧装置の加圧部材が皮除去組立体の半径方向外側の特定の位置にあるように加圧装置の支持構造体上に配置される。皮除去組立体はこのとき各々が、ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品の第1の側に接触するように配置され、各加圧部材は、ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品の反対側の第2の側に直接係合するように構成され、その結果鳥肉製品は、皮除去組立体に対して概ね内向きの方向に加圧される。1つの代替形態において、これはさほど好ましくはない実施形態であるが、皮除去組立体および加圧装置は、カルーセル皮除去装置において、鳥肉製品が回転動作に対して接線方向である方向で実質的に皮除去組立体に噛み合い、加圧する力は実質的に接線方向であるように、例えば移送方向で見たとき、皮除去組立体は鳥肉製品の前方にあり、加圧部材は、後方から移送方向で鳥肉製品に係合するように配置される。
これらの実施形態において、例えばカルーセル皮除去装置の一部として回転式の支持構造体内に配置される場合、各加圧装置は、ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品に直接係合するように構成された可動加圧部材だけでなく、後退位置と活動加圧位置との間で加圧部材を移動させるように構成された対応するアクチュエータも備える。例えばアクチュエータは、カルーセル鳥肉処理装置においてしばしば見られるようにカム軌道およびカム従動子の機構を備える。別の例では、アクチュエータは、流体作動式アクチュエータ、例えば空気圧シリンダを備える。
これらの実施形態において、カルーセル皮除去装置の一部として回転式の支持構造体内に配置される場合、単一の鳥肉製品搬送台によって搬送される2つのホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品に対して単一の加圧装置が共有される。例えば加圧装置は、後退位置から活動位置に移動するように始動される際、2つの鳥肉製品に同時に係合する加圧部材を備え、後退位置は、対応する鳥肉製品の寸法より有意に大きな距離にわたって皮除去組立体から離間されており、その結果加圧部材を始動させる前に製品を皮除去組立体に当接するように容易に配置させることができる。
これらの実施形態において、単一の加圧装置は、単一の鳥肉製品搬送台によって搬送される2つのホールレッグ鳥肉製品の腿の部分に直接係合するように構成された可動加圧部材を備える。
これらの実施形態において、システムはさらに、少なくとも1つの皮収集用の箱(bin)を備え、カルーセル皮除去装置のメインフレームは、皮収集用の箱が複数の皮除去組立体の経路のすぐ下に配置され得ることで鳥肉の一部から除去された皮が、皮収集用の箱の中に直接落下するように具現化される。これによりまた、皮除去組立体と、箱の間に皮を処理する器具、例えば皮の搬送台などが必要ないため簡素な設計が可能になる。
本発明はまた、羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するためのカルーセル皮除去装置に関し、この装置は、鳥肉製品コンベヤの円弧の軌道部分のところに配置されるように構成されており、鳥肉製品コンベヤは、
− 前記円弧の軌道部分を含む軌道と、
− 前記軌道の方向に互いから離間され、前記軌道に沿って移動可能な一連の鳥肉製品搬送台であって、各鳥肉製品搬送台が、少なくとも1つの羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品を足関節のところで保持し、前記鳥肉製品が前記搬送台からつり下がって搬送されるようにするように構成される、一連の鳥肉製品搬送台と
を備え、
前記カルーセル皮除去装置は、
− メインフレームと、
− 垂直方向の主軸を中心に回転するように前記メインフレームに対して軸支された皮除去組立体の支持構造体と、
− 軌道の円弧の軌道部分に沿って鳥肉製品搬送台の通過と同期した、前記皮除去組立体の支持構造体の回転を生じさせるように構成された駆動組立体と、を備え、
前記皮除去組立体の支持構造体が、その上に円形の配置で複数の皮除去組立体を支持し、
各皮除去組立体が、ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するように構成され、各皮除去組立体が、回転軸を有する少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラと、前記少なくとも1つの皮剥ぎローラに隣接する少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材と、を備え、
皮除去組立体が、コンベヤの前記鳥肉製品搬送台によって保持される前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品の位置に対応して前記軌道の前記円弧の軌道部分に沿ってそれぞれの通路内に分散され、各皮除去組立体が皮除去プロセス中に前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品と同調して移動するようにする。
一実施形態において、カルーセル皮除去装置はさらに、ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品と、皮除去組立体の皮剥ぎローラおよび対向皮剥ぎ部材との間に接触圧力を生じさせるように構成された加圧装置を備える。説明したように、カルーセル装置と同調して回転せず、鳥肉製品の経路に沿って1または複数の固定位置に配置される1または複数の加圧装置を使用することも想定される。
カルーセル皮除去装置は、皮の除去のためのシステムを参照して本明細書で考察した特徴のいずれも有する可能性があることを理解されたい。
一実施形態において、前記少なくとも1つの皮剥ぎローラに隣接する少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材は、回転軸を有する第2の皮剥ぎローラとして具現化される。好ましくは皮剥ぎローラは、噛み合う歯、例えばらせん形の歯を有する。皮剥ぎローラは、作動中反対方向に回転する。
一実施形態において、カルーセル皮除去装置のメインフレームは、歯車リングを備え、好ましくは前記歯車リングは、メインフレーム内に固定式に設置され、この場合皮除去組立体は、前記歯車リングと噛み合うピニオンを備え、前記1つのピニオンは、前記皮除去組立体の少なくとも1つの従動皮剥ぎローラに接続される。
一実施形態において、各皮除去組立体は、その上端において一対の皮剥ぎローラを支持する筐体を有し、例えば各皮剥ぎローラは、皮除去側面、例えば噛み合うらせん形の歯が備わった領域より上に、筐体内の1または複数の軸受を介して設置される上方シャフト端部を有する。
一実施形態において、カルーセル駆動組立体は、皮除去組立体の支持構造体にしっかりと固定され垂直方向の主軸を中心に回転可能な回転式のコンベヤ結合部材を備え、このコンベヤ結合部材は円形の配置で形成部を備え、この形成部が鳥肉製品搬送台と相互にロックすることで、コンベヤ結合部材、以て皮除去組立体の支持構造体が、通過する鳥肉搬送台によって引きずられ、垂直方向の主軸を中心に回転する。
一実施形態において、皮除去組立体における少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラの回転軸は、垂直方向に配置される、または回転軸が水平方向に対して45°から80°の間の角度で、好ましくは水平方向に対して60°から80°の間の角度で上向きかつ内向きに延びる円錐形の配置で配置される。
本発明はまた、本明細書に記載されるシステムおよび/またはカルーセル皮除去装置を利用する、羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するための方法に関する。次に、本発明を図面を参照してより詳細に説明する。
本発明による羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品から皮を除去するためのシステムの一実施形態の一部を示す図である。 ホールレッグ鳥肉製品と搬送台がないカルーセル式の装置の一部を図1に対応する見方で示す図である。 図1のシステムを上から見た概略図である。 図1から図3のシステムを利用して実施される皮の除去方法の1つの段階を示す図である。 図1から図3のシステムを利用して実施される皮の除去方法の1つの段階を示す図である。 図1から図3のシステムを利用して実施される皮の除去方法の1つの段階を示す図である。 本発明による羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品から皮を除去するためのシステムの別の実施形態を示す図である。 図7のシステムの鳥肉製品搬送台および皮除去組立体を示す図である。 本発明による羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品から皮を除去するためのシステムの別の実施形態を示す図である。
図面を参照して、羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品1から皮を除去するためのシステムの実施形態を記載する。当業者は、羽根をむしり取ったドラムスティックから皮を除去するのに同様のシステムが使用される場合もあることを理解するであろう。
システムは、円弧の軌道部分10aを有する軌道10を備える鳥肉製品コンベヤを備え、ここでは半円の弧の軌道部分10aは、軌道部分10aの上流および下流それぞれの直線の軌道部分10b、10cに隣接している。
鳥肉製品コンベヤはさらに、軌道の方向に互いから離間され軌道10に沿って移動可能である一連の鳥肉製品搬送台2を備える。例えば搬送台2は、鎖に接続されており、この鎖は、好ましくは一定の移送速度でモータ駆動装置によって駆動される。
当分野で知られるように、各鳥肉製品搬送台2は、鳥肉製品が前記搬送台2からつり下がって搬送されるように、少なくとも1つの羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品1をその足関節のところで保持するように構成される。例えば特許文献3を参照されたい。
好まれるように、各搬送台2は、ここでは軌道が係合するローラ4を有するトロリーとして具現化され軌道10に沿って誘導される搬送ベース3と、2つのホールレッグ鳥肉製品1を横並びにつり下がる向きで足関節のところで保持するように構成された保持部5とを備える。保持部5は、中に2つの脚収容開口を備える場合があり、場合によっておよび好ましくは、足関節を保持部より上に、ぶら下がったホールレッグまたはドラムスティックを保持部5の下にした状態で脚を収容開口の中に脚を維持するために制御可能な保持機構が備わる場合もある。
保持部5は、保持部5が軌道10を横切る第1の回転位置と、保持部が軌道10と整列される第2の回転位置とを含む割り付けされた回転位置の間で、垂直方向軸を中心に回転可能になるように搬送ベースに対して設置される。当分野で知られるように、保持部5を1または複数のその回転位置にロックするために搬送台にロック機構が存在する場合もある。
システムはさらに、鳥肉製品コンベヤの円弧部分10aのところに軌道10に沿って配置されたカルーセル皮除去装置20を備える。この装置20は、鳥肉製品コンベヤによって保持され運ばれる製品1から皮を除去するように構成されている。この例において、皮はホールレッグ鳥肉製品1の腿の部分1aからは除去されるのに対して、皮は製品1のドラムスティック1bには残ったままである。
皮除去装置20は、ここでは円弧の軌道部分10aを頭上の位置で支える片持ち梁で支えられたフレーム部22と、フレーム部22を床の上で支持する1または複数の脚23を備えたメインフレーム21を備える。
装置20はさらに、垂直方向の主軸26を中心に回転するようにメインフレーム21に対して軸支された皮除去組立体の支持構造体25を備える。好まれるように、メインフレーム21は、片持ち梁で支えられたフレーム部22からぶら下がる垂直方向のシャフト27を有し、シャフトの下端が床より上に間隔を空けて配置されることで、皮を収集する箱90をシャフトの真下を通し中に除去された皮を集めるように配置することが可能になる。
回転式の支持構造体25は、複数の対の皮除去組立体30を支持し、各皮除去組立体は、ホールレッグ鳥肉製品1から皮を除去するように構成されている。図3は、1つの装置20内の8つの対の皮除去組立体30の設置を概略的に示しているが、その他の数、好ましくは少なくとも4つの組立体30も同様に可能である。
図3に見ることができるように、皮除去組立体の支持構造体25は、複数の皮除去組立体30をその上に円形の配置で支持する。皮除去組立体は、コンベヤの鳥肉製品搬送台2によって保持されるホールレッグ鳥肉製品の位置に対応して軌道10の円弧の軌道部分10aに沿ってそれぞれの通路内に分散される。
図3は、システムが、皮の除去のカルーセル装置20の前方で到着する各搬送台2の保持部5と協働し、保持部5を第2の回転位置に動かす割り付け部材7を備えることを概略的に描いている。この第2の回転位置において、横並びにつり下がる脚製品は、円弧部分10aに対して概ね接線方向で到達する。脚製品は、好ましくは皮除去プロセス中にこの位置に維持される。
搬送台2が移動して皮の除去のカルーセル装置20から離れた後、保持部5を第1の回転位置に戻すために別の割り付け部材7(示されていない)が存在する場合もある。
装置20は、軌道10の円弧の軌道部分10aに沿った鳥肉製品搬送台2の通過と同期した、皮除去組立体の支持構造体25の回転動作を生じさせるように構成された駆動組立体40を備える。
図面において、駆動組立体40は、ここでは結合部材41と下部に配置された構造体25の間の1または複数のロッド42を介して、皮除去組立体の支持構造体25にしっかりと固定された回転式のコンベヤ結合部材41を備えるように示される。
コンベヤ結合部材41は、装置20の垂直方向の主軸26を中心に回転可能であり、円形の配置で形成部43を備えており、この形成部43(ここでは円形の結合部材の外周にあるくぼみ)が鳥肉製品搬送台2と相互にロックすることで、コンベヤ結合部材41、以て皮除去組立体の支持構造体25は、通過する鳥肉搬送台によって引きずられ、垂直方向の主軸を中心に回転するようにされる。
各皮除去組立体30は、円弧部分10aに沿って通過する際に行われる皮除去プロセス中にホールレッグ鳥肉製品1と同調して移動することを理解されたい。
各皮除去組立体30は、回転軸32を有する少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラ31と、少なくとも1つの皮剥ぎローラ31に隣接する少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材33と、を備える。好まれるように、およびここに示されるように、少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材33は、回転軸34を有する第2の皮剥ぎローラとして具現化される。
ここに示されるように、皮剥ぎローラ31、33は噛み合う歯、例えばらせん形の歯を有し、皮剥ぎローラは作動中反対方向に回転する。この実施形態によって、皮に対して著しい下方の成分を有する皮の除去力を及ぼすことが可能になり、その結果皮を引っ張る作用には著しい下方の力が含まれる。
この例において、好まれるように、軸32と34は平行である。当分野で既知であるような円錐形の皮剥ぎローラを有する一実施形態では、軸は、皮剥ぎローラの円錐形状に対応して平行ではない場合もある。
カルーセル皮除去装置20のメインフレーム21は、歯車リング36を備える。ここでは、好まれるように、このような歯車リング36は、メインフレーム21内に、ここではシャフト27に対して固定式に設置される。
各皮除去組立体30は、歯車リング36と噛み合うピニオン37を備え、1つのピニオン37は、皮除去組立体30の少なくとも1つの従動皮剥ぎローラ31に接続される。ここに示される実施形態では、各ピニオン37は、ローラ31と噛み合うらせん形の歯のピニオン39を搬送するシャフト38上に固定される。
カルーセル皮除去装置20はさらに、加圧装置支持構造体25によってその上に円形の配置で支持される複数の加圧装置50を備える。この実施形態では、一対の皮除去組立体30につき1つの加圧装置50が設けられる。またこの実施形態では、加圧装置50は構造体25上に設置されるため、結果として前記構造体は加圧装置の支持構造体としても機能する。これにより加圧装置50のためのこの支持構造体もまた、垂直方向の主軸を中心に回転するようにメインフレームに対して軸支され、皮除去組立体の支持構造体と同期して回転するように構成される。
一般に各加圧装置50は、一方の軌道の円弧の軌道部分10aに沿って通過する間コンベヤの鳥肉製品搬送台2によって保持される2つのホールレッグ鳥肉製品1と、他方の皮除去組立体30の皮剥ぎローラとの間に接触圧力を生じさせるように構成される。
各加圧装置50は、ここでは単一の搬送台2によって保持される2つのホールレッグ鳥肉製品1に係合するように具現化された加圧部材51を含む。
加圧部材51は一般に、皮除去組立体30の半径方向外側に配置され、その結果皮除去組立体30は各々、ホールレッグ鳥肉製品1の第1の側に接触するように配置され、各加圧部材51は、ホールレッグ鳥肉製品の反対側の第2の側に直接係合するように構成される。よって加圧部材51は、脚製品を対応する皮除去組立体30に対して半径方向内向きに効果的に押しつける。
加圧部材51は、可動加圧部材として具現化され、各々は、ホールレッグ鳥肉製品1に直接係合するように構成される。各加圧部材51に関して、対応するアクチュエータが装置20内に設けられ、これは加圧部材を後退位置と活動加圧位置との間で移動させるように構成される。
図面において、一実施形態において加圧部材の始動は、カム/カム従動子の機構に基づいていることがわかる。ここでは固定式のカムディスク54が、支持構造体25より下のレベルでメインフレーム内に設置され、ディスク54はカム軌道55を有する。
加圧部材50は、カム軌道55に係合し機械的なリンク装置57によって可動加圧部材51に連結されたカム従動子56を含む。
ここでは加圧部材51は、その下端において水平方向の枢軸58を中心として支持体に枢動式に接続されたアーム51aを有する。
上記で指摘したように、および図4〜図6に最もよく見ることができるように、皮除去組立体30はここではホールレッグ鳥肉製品の腿から皮を除去するためだけに構成されている。各皮除去組立体30は、搬送台2の経路より下の一定の距離のところに配置され、この距離は、鳥肉製品搬送台2によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品のドラムスティックに、皮除去組立体30の皮剥ぎローラが係合しないようなものである。
1つの代替として、皮除去組立体が、鳥肉製品のドラムスティックと腿部分の両方に接触し、このときドラムスティックと皮除去組立体の間で作用するように装置20上に遮蔽部材、例えば可動式または取り外し可能な遮蔽部材を設けることで、必要に応じてドラムスティックの皮剥ぎを行うこともできるように皮除去組立体を構成することもできる。
ここに示されるように、可動加圧部材51は、鳥肉製品搬送台2によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品1の腿のみに直接係合するように構成される。
ここに示されるように、単一の鳥肉製品搬送台2によって搬送される2つのホールレッグ鳥肉製品1に対して単一の加圧装置50が共有される。また可動加圧部材は、単一の鳥肉製品搬送台2によって搬送される2つのホールレッグ鳥肉製品1の腿の部分に直接、ここではその部分のみに係合するように構成される。
ここに示されるように、皮除去組立体30における少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラの回転軸32、34は垂直方向に配置され、そのためメインフレームの軸26に概ね平行に配置される。言及したように、皮剥ぎローラ31の回転軸が水平方向に対して45°から80°の間の角度で、好ましくは水平方向に対して60°から80°の間の角度で上向きかつ内向きに延びる、装置20内での皮除去組立体30の円錐形の配置も想定される。その一例が図7、図8に例示される。
腿からのみ皮を除去する要望を考慮して、切断装置60が軌道10に沿って装置20の上流に配置される。この装置60はここでは、ホールレッグ鳥肉製品1に膝の関節のレベルで切開部を形成するように具現化される。図4から図6において、腿にある皮とドラムスティックにある皮の間を切り離すまたは容易に切り離すことができるように、切開部は皮を貫通するように形成されていることがわかる。このような切開部は、皮の部分を完全に切り離す必要はないことに留意されたい。一部の皮の接続部が残ったままであるならば、皮除去組立体は、その引き裂き作用を生じさせることが可能である。
皮除去プロセスにおいて、搬送台2によって搬送されるホールレッグ部分は各々、一対のこのような組立体30のうちの1つの皮除去組立体30の前の位置にくる。このとき加圧装置50が作動されることで、可動部材51がその作動位置へと移動して腿を皮剥ぎローラ31、33に対して押しつける。これらは全てコンベヤの動作中、およびこれによる支持構造体25の回転中に行われるため、皮剥ぎローラ31、33は、皮除去プロセスを通して脚製品と係合した状態のままである。
回転式の皮剥ぎローラ31、33は、切開部によってドラムスティックの皮から切り離されている腿の皮のみに係合し、腿の皮をローラ31、33の間の噛み込みに引っ張り込み、それを腿から完全に引きはがす。その後、除去された腿の皮は、作動する間カルーセル装置20の下に配置される収集箱90の中に直接落下する。一実施形態において(図示されず)、装置20は、組立体30の経路の下に収集プレートを有することで、除去された皮は収集プレートの上に落下する。装置20は、この場合装置20と共に回転するワイパーを有し、落下した皮が前記収集プレートの下の収集箱に中に入るようにぬぐい取ることができる。
皮剥ぎローラ31、33は、円弧部分10aに沿って通過する間、皮の除去を行うのに十分な時間があるように比較的低い回転速度で作動させることができる。これにより皮の除去を向上させることが可能になり、その下の肉に損傷を与えることを回避する。
上記に挙げた従来技術の解決策と比べて、皮剥ぎローラ31、33と脚製品1とが係合する時間が相対的に長くなり、これにより皮除去プロセスの特性を高めることが可能になる。
図7および図8を参照して、次に、本発明による皮の除去システムの別の実施形態が考察される。図1から図6を参照して考察した部品と同一の機能を有する部品は、同一の参照番号によって表示されている。(簡素化するために)2つの組立体30のみが示されるが、カルーセル装置には、その円周を囲むように複数の対の組立体30が備わっていることを理解されたい。
ここに示される装置20もまた、鳥肉の脚製品の腿のみから皮を除去するように設計されており、ドラムスティックは皮剥ぎローラから離れた状態で維持される。
皮剥ぎローラ31、33の回転軸は、水平方向に対して45°から80°の間の角度で、好ましくは水平方向に対して60°から80°の間の角度で上向きかつ内向きに延びることが、ここでは図示されている。このような傾斜した配向の皮剥ぎローラ31、33は、この例においては、好まれるようにそこに噛み合うらせん形の歯を有する概ね円筒形の設計であり、これにより鳥肉製品と皮剥ぎローラの係合状態を向上させることが可能である。
図7および図8において、一対の隣接する皮除去組立体30において、先導組立体30は後続組立体30より軸26に対して小さな半径のところに配置されることが図示されている。このような構成によって、組立体30と共通の保持部5の中に横並びに保持される一対の脚との噛み合いを向上させる。
図7および図8において、上に重なる2つの歯車リング36a、36bがあることが図示されており、一方のリング36aは、各対の組立体30の先導組立体30のピニオン37と協働し、他方のリング36bは、各対の後続組立体30のピニオン37と協働する。この実施形態は、上記に説明したように、先導組立体30と後続組立体30が軸26に対して異なる半径のところにあることが特に有利である。
図7および図8において、各々皮除去組立体30が、その上端において一対の皮剥ぎローラ31、33を支持する筐体35を有することが図示されており、例えば各ローラ31、33は皮除去側面を備えた領域より上に、筐体35内の1または複数の軸受35aを介して装着された上方シャフト端部31a、33aを有する。このことは図8に概略的に示される。
図7および図8において、ピニオン37は、ここでは筐体35より上に突出する上方シャフト端部31aに嵌合されることが図示されている。
図7および図8において、各皮除去組立体30は、筐体ベース35bおよび筐体カバー35cを備えた筐体35を有し、カバー35はベース35bから取り外し可能であることにより、1または複数の皮剥ぎローラ31、33および/または軸受35aの交換を可能にすることが図示されている。
図7および図8において、各皮除去組立体30は、その上端において特定の傾斜面で一対の皮剥ぎローラ31、33を支持する筐体35を有し、その結果皮剥ぎローラ31、33の回転軸32、34は水平方向に対して45°から80°の間の角度で上向きかつ内向きに延びることが図示されている。各筐体35は、垂直方向の主軸26を中心に回転するように支持構造体25に設置されている。
ここでは構造体25は、互いから上下に離間した2つのディスク25a、25bを備え、筐体35は、各ディスク25a、25bにしっかりと固定されている。1または複数の歯車36a、bが上方ディスク25aより上に固定されて保持される。
図7、図8は、好ましくは各組立体30に対して固定して設置された1または複数の鳥肉製品位置決め部材70の設置を図示しており、これは、組立体30に対する、ここでは一対の皮剥ぎローラ31、33に対する鳥肉の脚製品の位置決めを補助するように働く。このような部材70を一対の皮剥ぎローラの後続側に設けることで、それが鳥肉製品を皮剥ぎローラ31、33と整列した状態で維持するために鳥肉製品のための支持体を提供することが図示されている。
図7はまた、皮除去装置20の特定の区域に沿って円弧内に配置された1または複数の弓形ロッド91の設置を図示している。1または複数のロッド91は、鳥肉製品がロッドに沿って摺動する際、鳥肉製品を皮除去組立体30に対して付勢する。固定式に設置された加圧装置の別の実施形態では、弾性式に設置された加圧プレートまたはディスクが、通過する鳥肉の一部の経路内に配置され、鳥肉の一部が加圧プレートまたはディスクを通過する際、皮除去組立体と密接に接触するように鳥肉の一部を付勢することを想定することもできる。
図9は、本発明による羽根をむしり取ったホールレッグ鳥肉製品から皮を除去するためのシステムの別の実施形態を示している。図1から図7のいずれかを参照して考察した部品と同様の機能を有する部品は、同一の参照番号によって表示されている。(簡素化するために)2つの組立体30のみが示されるが、カルーセル装置は、その円周を囲むように複数の対の組立体30が備わっていることを理解されたい。
図7の実施形態と比べて、図9は、1または複数の固定式に配置されたロッド91の代わりに複数の加圧装置50の設置を想定することを理解されたい。複数の加圧装置50は、加圧装置の支持構造体25、ここでは下方ディスク25bによってその上に円形の配置で支持される。一対の皮除去組立体30につき1つの加圧装置50が設けられる。
一般に各加圧装置50は、一方の軌道の円弧の軌道部分10aに沿って通過する間コンベヤの鳥肉製品搬送台2によって保持される2つのホールレッグ鳥肉製品1と、他方の皮除去組立体30の皮剥ぎローラとの間に接触圧力を生じさせるように構成される。各加圧装置50は、ここでは単一の搬送台2によって保持される2つのホールレッグ鳥肉製品1に係合するように具現化された加圧部材51を含む。加圧部材51は、脚製品を対応する皮除去組立体30に対して半径方向内向きに効果的に押しつける。
加圧部材51の作動は、カム軌道およびカム従動子の機構に基づいている。ここでは固定式のカムディスク54が、支持構造体25a、25bより下のレベルでメインフレーム内に設置され、ディスク54は下面にカム軌道55を有する。加圧装置50は、カム軌道55に係合し、機械的なリンク装置57によって可動加圧部材51に連結されたカム従動子56を含む。
ここでは加圧部材51は、その下端において水平方向の枢軸58を中心として支持体に枢動式に接続されたアーム51aを有する。
上記で指摘したように、皮除去組立体30はここでは、ホールレッグ鳥肉製品の腿から皮を除去するためだけに構成されている。各皮除去組立体30は、搬送台2の経路より下の一定の距離のところに配置され、この距離は、鳥肉製品搬送台2によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品のドラムスティックに、皮除去組立体30の皮剥ぎローラが係合しないようなものである。ここに示されるように、可動加圧部材51は、鳥肉製品搬送台2によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品1の腿のみに直接係合するように構成されている。
1 ホールレッグ鳥肉製品
1a 腿
1b ドラムスティック
2 搬送台
3 搬送ベース
4 ローラ
5 保持部
7 割り付け部材
10 軌道
10a 円弧の軌道部分
20 カルーセル皮除去装置
21 メインフレーム
25 支持構造体
26 主軸
30 皮除去組立体
31 皮剥ぎローラ
32 回転軸
33 対向皮剥ぎ部材、皮剥ぎローラ
34 回転軸
35 筐体
36 歯車リング
37 ピニオン
40 駆動組立体
41 コンベヤ結合部材
43 形成部
50 加圧装置
51 加圧部材
51a アーム
54 カムディスク
55 カム軌道
56 カム従動子
57 リンク装置
70 位置決め部材
90 皮を収集する箱

Claims (17)

  1. 羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品(1)から皮を除去するためのシステムであって、
    − 鳥肉製品コンベヤであって、
    − 軌道(10、10a、10b、10c)、および
    − 前記軌道の方向に互いから離間されるとともに前記軌道に沿って移動可能な一連の鳥肉製品搬送台(2)であって、前記鳥肉製品が前記搬送台からつり下がって運ばれるように、各鳥肉製品搬送台が、少なくとも1つの羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品(1)をその足関節で保持するよう構成される、一連の鳥肉製品搬送台(2)
    を備える鳥肉製品コンベヤと、
    − 前記鳥肉製品コンベヤの前記軌道に沿って配置され、前記鳥肉製品コンベヤによって保持され運ばれるホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するように構成された皮除去装置(20)であって、
    − 複数の皮除去組立体(30)であって、各皮除去組立体が、ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するように構成され、各皮除去組立体が、回転軸(32)を有する少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラ(31)、および前記少なくとも1つの皮剥ぎローラに隣接する少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材(33)を備える、複数の皮除去組立体(30)、および
    − 前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品(1)と前記皮除去組立体の前記皮剥ぎローラ(31)および対向皮剥ぎ部材(33)との間に接触圧力を生じさせるように構成された加圧装置(50;91)
    を備える皮除去装置(20)と、
    を備える前記システムにおいて、
    前記鳥肉製品コンベヤが、円弧の軌道部分(10a)を備え、
    前記皮除去装置が、前記円弧の軌道部分に配置されたカルーセル皮除去装置(20)を備え、
    前記カルーセル皮除去装置が、
    − メインフレーム(21)と、
    − 垂直方向の主軸(26)を中心に回転するように前記メインフレームに軸支された皮除去組立体の支持構造体(25)と、
    − 前記軌道の前記円弧の軌道部分(10a)に沿った前記鳥肉製品搬送台(2)の通過と同期した、前記皮除去組立体の支持構造体(25)の回転運動を生じさせるように構成された駆動組立体(40)と
    を備え、
    前記皮除去組立体の支持構造体(25)は、その上に円形の配置で前記複数の皮除去組立体(30)を支持し、前記皮除去組立体は、前記コンベヤの前記鳥肉製品搬送台(2)によって保持される前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品(1)の位置に対応して前記軌道の前記円弧の軌道部分(10a)に沿ってそれぞれの通路内に分散され、各皮除去組立体が皮除去プロセス中にホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品と共に移動することを特徴とするシステム。
  2. 前記皮除去組立体(30)は、ホールレッグ鳥肉製品(1)の腿(1a)からのみ皮を除去するように配置されており、前記皮除去組立体は、前記搬送台2の経路より一定の距離だけ下に配置され、前記距離は、前記鳥肉製品搬送台によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品のドラムスティック(1b)に、前記皮除去組立体の前記皮剥ぎローラ(31、33)が係合しないようなものである、請求項1に記載のシステム。
  3. 各鳥肉製品搬送台は、前記軌道に沿って誘導される搬送ベース(3)と、2つのホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品を横並びにつり下がる向きで足関節のところで保持するように構成された保持部(5)と、を備え、
    前記保持部(5)は、前記保持部が前記軌道を横切る第1の回転位置と、前記保持部が前記軌道と整列される第2の回転位置とを含む割り付けされた回転位置の間で、垂直方向軸(5a)を中心に回転可能になるように前記搬送ベースに対して設置され、前記システムは、前記カルーセル皮除去装置の前方で前記保持部(5)と協働し前記保持部を前記第2の回転位置に運ぶ割り付け部材(7)を備える、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記少なくとも1つの皮剥ぎローラに隣接する前記少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材(33)は、回転軸(34)を有する第2の皮剥ぎローラ(33)として具現化され、好ましくは前記皮剥ぎローラ(31、33)は噛み合う歯、例えばらせん形の歯を有し、前記皮剥ぎローラは作動中反対方向に回転する、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記カルーセル皮除去装置の前記メインフレームは、歯車リング(36)を備え、好ましくは前記歯車リングは、前記メインフレーム(21)に固定式に設置され、前記皮除去組立体は、前記歯車リングと噛み合うピニオン(37)を備え、前記1つのピニオン(37)は、前記皮除去組立体の前記少なくとも1つの従動皮剥ぎローラ(31)に接続される、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 各皮除去組立体(30)は、その上端において前記一対の皮剥ぎローラ(31、33)を支持する筐体(35)を有し、例えば各皮剥ぎローラ(31、33)は、皮除去側面を備えた領域より上に、前記筐体(35)内の1または複数の軸受(35a)を介して装着された上方シャフト端部(31a、33a)を有する、請求項4および5に記載のシステム。
  7. カルーセル駆動組立体は、前記皮除去組立体の支持構造体(25)にしっかりと固定され、前記垂直方向の主軸(26)を中心に回転可能な回転式のコンベヤ結合部材(41)を備え、前記コンベヤ結合部材は、円形の配置で形成部(43)を備えており、前記形成部が前記鳥肉製品搬送台(2)と相互にロックすることで、前記コンベヤ結合部材、以て前記皮除去組立体の支持構造体は、通過する鳥肉搬送台によって引きずられ、前記垂直方向の主軸を中心に回転するようにされる、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記皮除去組立体内の前記少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラ(31)の前記回転軸は垂直方向に配置されるか、または前記回転軸(32)が水平方向に対して45°から80°の間の角度で、好ましくは水平方向に対して60°から80°の間の角度で上向きかつ内向きに延びる円錐形の配置で配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記システムは、前記垂直方向の主軸(26)を中心に回転しないように固定式に設置された1または複数の加圧装置(91)を備え、前記1または複数の加圧装置(91)は、一方で前記軌道の前記円弧の軌道部分に沿って通過する間前記コンベヤの前記鳥肉製品搬送台(2)によって保持される1または複数のホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品と、他方で前記皮除去組立体(30)の前記皮剥ぎローラ(31)および対向皮剥ぎ部材(33)との間に接触圧力を生じさせるように構成され、例えば1または複数の弓形のロッド(91)が、前記皮除去装置の一区域を囲む円弧内に配置され、前記1または複数のロッド(91)は、前記鳥肉製品が前記ロッドに沿って摺動する際、前記鳥肉製品を前記皮除去組立体に対して付勢する、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記カルーセル皮除去装置はさらに、
    加圧装置の支持構造体(25)によって、その上に円形の配置で支持される複数の加圧装置(50)を備え、前記加圧装置の支持構造体は、前記垂直方向の主軸(26)を中心に回転するように前記メインフレームに軸支され、前記皮除去組立体の支持構造体(25)と同期して回転するように構成されており、好ましくは前記加圧装置の支持構造体は、前記垂直方向の主軸を中心に前記皮除去組立体の支持構造体と同調して回転するために前記皮除去組立体の支持構造体にしっかりと固定され、
    各加圧装置(50)は、一方で前記軌道の前記円弧の軌道部分に沿って通過する間前記コンベヤの前記鳥肉製品搬送台(2)によって保持される1または複数のホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品(1)と、他方で前記皮除去組立体の前記皮剥ぎローラ(31)および対向皮剥ぎ部材(33)との間に接触圧力を生じさせるように構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記加圧装置(50)は各々、前記皮除去組立体の半径方向外側に配置された加圧部材(51)を含み、前記皮除去組立体は各々、前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品の第1の側に接触するように配置され、各加圧部材は、前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品の反対側の第2の側に直接係合するように構成される、請求項10に記載のシステム。
  12. 各加圧装置は、前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品に直接係合するように構成された可動加圧部材(51)、および後退位置と活動加圧位置との間で前記加圧部材を移動させるように構成された対応するアクチュエータ(54、55、56、57)を備える、請求項10または11に記載のシステム。
  13. 前記可動加圧部材(51)は、前記鳥肉製品搬送台(2)によって搬送されるホールレッグ鳥肉製品の腿(1b)のみに直接係合するように構成される、請求項11および12に記載のシステム。
  14. 単一の鳥肉製品搬送台(2)によって搬送される前記2つのホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品(1)に対して単一の加圧装置(51)が共有される、請求項3および11に記載のシステム。
  15. 前記システムはさらに、皮を収集する箱(90)を備え、前記カルーセル皮除去装置(20)の前記メインフレームは、前記皮を収集する箱が前記複数の皮除去組立体の経路のすぐ下に配置され得ることで鳥肉の一部から除去された皮が前記皮を収集する箱の中に直接落下するように具現化される、請求項1から14のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するためのカルーセル皮除去装置(20)であって、前記装置は、鳥肉製品コンベヤの円弧の軌道部分(10a)に配置されるように構成されており、前記鳥肉製品コンベヤは、
    − 前記円弧の軌道部分を含む軌道、および
    − 前記軌道の方向に互いから離間されるとともに前記軌道に沿って移動可能な一連の鳥肉製品搬送台(2)であって、前記鳥肉製品が前記搬送台からつり下がって運ばれるように、各鳥肉製品搬送台が、少なくとも1つの羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品をその足関節で保持するよう構成される、一連の鳥肉製品搬送台(2)
    を備え、
    前記カルーセル皮除去装置は、
    − メインフレーム(21)と、
    − 垂直方向の主軸を中心に回転するように前記メインフレームに軸支された皮除去組立体の支持構造体(25)と、
    − 前記軌道の前記円弧の軌道部分に沿った前記鳥肉製品搬送台の通過と同期した、前記皮除去組立体の支持構造体の回転を生じさせるように構成された駆動組立体(40)と、を備え、
    前記皮除去組立体の支持構造体が、その上に円形の配置で複数の皮除去組立体(30)を支持し、
    各皮除去組立体が、ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品から皮を除去するように構成され、各皮除去組立体が、回転軸(32)を有する少なくとも1つの回転式の従動皮剥ぎローラ(31)と、前記少なくとも1つの皮剥ぎローラに隣接する少なくとも1つの対向皮剥ぎ部材と、を備え、
    前記皮除去組立体(30)が、前記コンベヤの前記鳥肉製品搬送台によって保持される前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品(1)の位置に対応して前記軌道の前記円弧の軌道部分に沿ってそれぞれの通路内に分散され、各皮除去組立体が皮除去プロセス中に前記ホールレッグまたはドラムスティック鳥肉製品と共に移動するようにする、カルーセル皮除去装置(20)。
  17. 請求項1から15のいずれか一項に記載のシステムが利用される、羽根をむしり取ったホールレッグまたはドラムスティックの鳥肉製品から皮を除去するための方法。
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