JP2016537166A - 眼内レンズを受承するデバイス及び眼内レンズを折り畳む方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、眼内レンズ(33)を受承するデバイスに関し、このデバイスは、第1の継手(29)によって関節式に互いに接続されかつ開放位置から閉鎖位置へ互いに対して移動できる、第1及び第2のハーフシェル(13、15)を備える。ハーフシェル(13、15)は、開放位置では開放チャンバ(46)を、及び閉鎖位置では密閉チャンバ(39)を形成する。本発明によると、被覆要素(45)が、2つのハーフシェルのうちの第1のもの(13)の長手方向側部に枢動可能に配設され、上記被覆要素は、開放位置では開放チャンバ(46)を被覆し、閉鎖位置では、密閉チャンバ(39)の実質的に外側に位置決めされる。本発明によると、可動又は枢動式ストッパ(59)を設けることができ、このストッパ(59)は、開放位置では開放チャンバ(46)をレンズの押出方向に制限し、閉鎖位置では押出路に対して横向きに、密閉チャンバ(39)の実質的に外側に位置決めされる。好ましい実施形態では、少なくとも1つのストッパ(59)は被覆要素(45)上に成形される。本発明は更に、上記デバイスを用いて眼内レンズ(33)を折り畳む方法に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、眼内レンズを受承するデバイス及び眼内レンズを折り畳む方法に関する。
現代の白内障外科手術では、人工レンズ、いわゆる眼内レンズが、眼の水晶体嚢において標準的に使用される。
手術中、典型的には2〜4mmの眼球の切り込みを作製し、切り込みを通して、まず生来のレンズを除去し、続いてインプラントを挿入する。挿入に関して、人工レンズは、水晶体嚢の切り込みを通して折り畳まれた状態で導入される。折り畳まれたレンズを水晶体嚢に挿入すると、レンズは広がって元の形状に戻る。
現在一般的な人工レンズは、光学レンズ体と、レンズ体の光学軸に対して横断方向の、2つ以上の周方向に延在するハプティックとを含み、上記ハプティックは、水晶体嚢内でレンズ体のための位置ばねの役割を果たす。例えば2つのハプティックは、レンズ体上に互いに対向して配設され、レンズ体から同一の螺旋上に延在する。
改善された外科手術用器具及びインプラントにより、手術者は、明らかに小さな切り込みを作製できる。生来のレンズの除去は、2mm未満の切り込みを通して実行できる。しかしながらこれは、眼内レンズが同様に小さな切り込みを通して挿入できる場合でなければ意味がない。
眼内レンズの挿入のために、近年、レンズキャリア又はカートリッジが開発されており、これにはレンズを装填でき、続いてレンズをインジェクタによってレンズキャリアから押す出すことができる。
このようなレンズキャリア又はカートリッジ及びインジェクタの例は、例えば特許文献1〜13から公知である。
特許文献5によるインジェクタデバイスでは、レンズ用の折り畳みデバイスとして形成されるカートリッジとインジェクタノズルとは別個の部分である。カートリッジはインジェクタに挿入でき、インジェクタノズルはインジェクタハウジングの前部にねじ留めできる。
特許文献6によるインジェクタデバイスや、特許文献1〜4等の殆どの公知のインジェクタデバイスでは、カートリッジは、折り畳みデバイス及びインジェクタノズルから一体的に形成される。
眼内レンズは、製造者によって無菌パッキングされて、適切である場合には、流体浴に入れられる。レンズ材料によっては、レンズを乾燥から保護するために液体への保管が必要となり得る。外科手術中、レンズを無菌野のパッケージから除去して、カートリッジに、又はインジェクタに直接、挿入又は装填しなければならない。これらのレンズは非常に小さな弾性構造を呈するため、カートリッジ又はインジェクタに装填する際、折り畳む間にレンズが落下するか又は跳ねることによって無菌性を失うというリスクが存在する。加えて、レンズは非常にデリケートな構造であり、折り畳まれ、インジェクションされ、カートリッジに再装填される間に、容易にダメージを受けるである。ダメージのリスクは、レンズの光学部分を囲むいわゆるハプティックに関してとりわけ大きい。カートリッジへの挿入の間に、例えば鉗子によって、光学部分がダメージを受ける可能性もある。これらのリスクは、折り畳む間にレンズ縁部を検出するための手段を提供しない、特許文献5によるカートリッジにおいて特に大きい。対照的に、特許文献6は、カートリッジのハーフシェルの自由端部における溝の導入を提案し、上記溝がレンズの折り畳みの間にレンズ縁部を検出する。特許文献7は、特定の実施形態において溝を提供する。具体的には、ノズル内への搬送を容易にするように、溝をノズルに向かって浅くなるよう形成することを提案する(特許文献7の図34、39、40、41)。しかしながら、レンズが比較的大きな直径を有し、レンズの挿入のためにカートリッジを広く開放する必要がある場合、即ち大きな開放角度が存在する場合には、このような溝を有するカートリッジがレンズ縁部をしっかりと把持できないことが欠点となる。特許文献8又は特許文献9によるカートリッジは2つのヒンジを有し、単一のヒンジを有するカートリッジの幾何学形状とは異なる折り畳み幾何学形状が生じるため、上記欠点は、特許文献8又は特許文献9によるカートリッジには存在しない。しかしながら、各レンズサイズに関して、これらのサイズに対応するカートリッジが必要とされることが欠点となる。更なる欠点は、レンズの折り畳みが最適ではなく(特許文献8又は特許文献9の図11、15)、その結果、インジェクタ先端の直径を比較的大きく保つ必要があることである。このため、レンズを眼の水晶体嚢に挿入するために、望ましくない大きな眼球の切り込みも必要となる。
特許文献10、13、12に示されるように、このカートリッジ構造は後年にも維持され続け、上記カートリッジ構造は、レンズ縁部を把持するための溝又は保持デバイスを有するかどうかにかかわらず、単一のヒンジによって接続された2つのハーフシェルを含む。
特許文献13の開示は例えば、眼内レンズを眼の水晶体嚢に挿入する方法を示し、この方法では、潤滑剤に浮いている装填されたレンズをインジェクタノズルから押出するために過圧が発生する。圧縮かつ変形可能なピストンが、前方へのテーパを有するノズルチャネルに連続的に適合する。途中でレンズは更に折り畳まれ、その行程の終わりには、非常に小さな直径を有する。ピストンの変形性のため、ノズルチャネルの端部を非常に狭く保つことができ、従って非常に小さな切り込みしか必要でなくなる。方法を実行するキットは、レンズキャリア、レンズを包含する。レンズは、テンションのない状態でレンズキャリア上に位置する。レンズ及びレンズキャリアは、好ましくは、ホルダによって支持されて、パッケージ中に、親水性レンズの場合には詳細にはレンズを乾燥から保護する液体中に、使用時まで無菌パッキングされる。手術中、支持されるレンズと共にレンズキャリアをパッケージから除去し、インジェクタに挿入し、折り畳む。チャネルを通ってインジェクタ上に潤滑液を充填する。続いて、処置される眼の水晶体嚢にレンズをインジェクションできる。
折り畳んだ状態でレンズ縁部を把持する隆起を有したカートリッジは不十分であるため、従来の方式で2つのハーフシェルを同様に含むカートリッジが、特許文献11において提案される。特許文献11には、インジェクタハウジングが、ピストンを受承する円筒、レンズのための折り畳みデバイス、インジェクタノズルからなる、インジェクタデバイスが特に示されている。加えて、可撓性弾性バンドが提供され、これは、第1のハーフシェルから第2のハーフシェルまでつながり、スロットを通してスロットの縁部上で引っ張ることができる。眼内レンズは、バンドのループとハーフシェルとの間に挿入される。バンドを引くことによって、ハーフシェルを互いに向かって移動させることができ、(ハーフシェルの縁部を越えて広がって延在する)レンズがハーフシェル内に押圧され、その結果、眼内レンズが折り畳まれる。従って折り畳みの間、レンズはバンドによって保持される。バンドは、折り畳み補助器具としての働きをする。欠点は、カートリッジの複雑な設計及びカートリッジの複雑な取り扱いである。更にハプティックは例えば、バンドとスロットとの間に挟まれる場合がある。
事前装填システムが存在する。これらのシステムには、工場においてレンズが折り畳まれていない状態で事前に装填されており(いわゆる事前装填システム)、これにより、以前のようなデリケートな装填操作が手術前に不要となる。手術者は折り畳みプロセスを実施し、潤滑液を導入するだけでよい。ホルダは、保管位置への搬送中に事前に装填されたレンズを保持する事前装填システムに関して公知である。これらのホルダは除去されるか又はレンズの折り畳みの間に脱落し、その後、レンズを眼内にインジェクションできる。ホルダの除去は追加の操作ステップを構成する。脱落部分は崩壊作用を有する場合があり、例えば、この部分は外科手術野から回収及び除去しなければならない。
一般に、事前に折り畳まれたレンズのためのシステムと、事前に折り畳まれないレンズのためのシステムとは、従来技術においては区別され得る。レンズが事前に折り畳まれないシステムでは、レンズは、インジェクションのための挿入のプロセスの間にだけ折り畳まれる。この目的のために、レンズが(例えば特許文献2に示されるように)まだ形成されない又は折りたたまれていない状態で装填チャンバに後方から装填されるシステムを特に使用する。挿入プロセス中、様々な理由により、所望の小ささの折り畳みを得ることができないため、事前に折り畳まれないレンズのためのシステムは不都合にも比較的大きな切り込みを必要とする。事前に折り畳まれたレンズを用いるシステムでは、レンズは折り畳まれるか又はインジェクションのための挿入のプロセスの前に事前に折り畳まれる。(特許文献1、4、8又は5に開示されるような)ウィングを有するカートリッジが、この目的のために特に使用される。レンズは、ウィングを有するカートリッジの閉鎖中に折り畳まれて、装填チャンバ内に、事前に折り畳まれた状態で存在する。ウィングを有するカートリッジを有するシステムは、有利なことに、小さな切り込みしか必要としない。欠点は、挿入又は折り畳み中に、レンズ、特にハプティックが挟まれる場合があり、又はハプティックがこのプロセスの間に好ましくない位置をとる場合があることである。
常に故障なしで操作でき、かつレンズのハプティックが折り畳みの間に挟まれるリスクを完全に排除するシステムを、前に述べた文献はいずれも開示しない。挟まれるか又は不利に捕捉されたハプティックは、遅くともレンズのインジェクション中に、破損する恐れがある。多くの操作ステップがレンズ及びインジェクタを準備するために必要である場合には、これが、これに対応する数のエラーの原因となる可能性がある。
米国特許第6,267,768号 米国特許第5,810,833号 米国特許第6,283,975号 米国特許第6,248,111号 米国特許第4,681,102号 米国特許第5,582,614号 米国特許第5,499,987号 米国特許第5,947,975号 米国特許第6,355,046号 欧州特許第1,290,990B1号 米国特許公開第2004/0199174A1号 欧州特許第1,905,386A1号 国際公開第03/045285A1号
目的
従って、眼内レンズを簡単に装填するためのデバイスを提供することが本発明の目的であり、このデバイスは、上述の公知のシステム及び方法の欠点を回避する。加えて、折り畳み及び/又はインジェクションの間にダメージなく眼内レンズを折り畳み、かつ小さな切り込みでの使用に好適なデバイスが提供される。加えて、レンズ及びインジェクタの準備のための操作ステップに関して最適化された器具が提供される。特に、レンズ及びインジェクタの送達後、外科的処置の直前にデバイス上に対して実行される必要のある操作ステップは、できる限り少なくなければならない。これにより、エラーの原因が低減されることになる。更なる目的は、使用中に眼の小さな切り込みしか必要としないデバイスを提供することである。
これらの及び他の目的は、独立請求項の特徴により達成される。本発明の更なる展開及び有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
上記目的は、本発明に従い、第1の継手によって関節式に互いに接続されかつ開放位置から閉鎖位置へ互いに対して移動できる第1及び第2のハーフシェルを含む、眼内レンズを受承するためのデバイスによって達成され、ハーフシェルは、開放位置では開放チャンバを、及び閉鎖位置では密閉チャンバを形成し、また本発明に従って、2つのハーフシェルのうちの第1のものの長手方向側部に被覆要素が枢動可能に配設され、上記被覆要素は、開放位置では開放チャンバを拘束し、特に開放チャンバを被覆するか又は開放チャンバに架け渡され、閉鎖位置では、特に2つのハーフシェルの間の、密閉チャンバの外側(又は実質的に外側)に配置又は位置決めされる。被覆要素は、開放位置及び閉鎖位置の両方において第1のハーフシェル上に配設され(好ましくは配設された状態のままであり)、又は第1のハーフシェルと接続される。
本発明によるデバイスは、有利には、インジェクタハウジングへの挿入のためのカートリッジとして設計される。あるいは本発明によるデバイスは、インジェクタの一体部であってもよい。
ハーフシェルの閉鎖中に、レンズ、特にレンズのハプティックが挟まれることを、前述のデバイスによって防止できる。本発明によるデバイスの使用中、ユーザは、レンズが本発明によるデバイス又はカートリッジ内で位置決めされる場所を、視覚的に認識できる。このようにして、折り畳みプロセス前のレンズの初期位置を視覚的にチェックできる。レンズの誤った配置を排除できる。従って被覆要素は、位置決め補助器具、並びにレンズの保管及び準備中のカバーとしても作用する。
本発明によるデバイスは、眼上の比較的小さな切り込み(特に2.5mm未満、好ましくは2.2mm未満、より好ましくは2mm未満、より好ましくは1.5mm未満の直径を有する切り込み)を用いて使用できる。これは、インジェクションされる折り畳まれたレンズのための装填チャンバを本発明によるデバイスが備え、上記装填チャンバがジャケット状に密閉されることによって(長手方向に)閉鎖されることにより、達成される。レンズは、装填チャンバ内で特に小さな断面径に事前に折り畳まれて、細いカニューレを用いて、上述のように特に小さな切り込みを通してインジェクションできる。上記デバイスは、特に有利には、変形可能なプッシャ、特にシリコンプッシャ(例えば特許文献13による)と共に使用される。
下で実施される有利な特徴は、個々にかつ相互に組み合わされて、本発明によるデバイス及びその使用の更なる改善に繋がる。
「枢動可能に配設される」とは、被覆要素が第1のハーフシェル上に一体的に形成されることを意味し得る。製造の観点から、被覆要素が第1のハーフシェルと、任意に更に第2のハーフシェルと共に、一体的に形成されると特に有利である。一体成形のカートリッジは、例えば射出成形によって安価に生産できる。
被覆要素は特に、機能的に自立し、剛性となり、及び/又は板状となるように、枢動可能である。
有利には、少なくとも第1のハーフシェル及び被覆要素、好ましくは第1のハーフシェル、第2のハーフシェル及び被覆要素は、着脱不可能に互いに接続され;即ち通常使用条件下では分離できない。ここで通常使用は、特にレンズの装填、保管、折り曲げ及び押出又はインジェクションを含む。
本発明によると、被覆要素は、特に第1のハーフシェルの長手方向縁部上に、即ち第1の継手から離れたハーフシェルの長手方向側部上に、枢動可能に配設される。
被覆要素は、第2の継手を介して第1のハーフシェルと機能的に接続され、第2の継手は例えばヒンジ、特に膜ヒンジとして形成される。被覆要素は特に、第2の継手の周りで枢動可能である。
第1のハーフシェルの内面から離れる被覆要素面上に、折り曲げ溝を形成してよい。
開放位置でデバイスを安定させるために、被覆要素支持体を、好ましくは係合溝と共に、第2のハーフシェルの長手方向縁部上に設けると有利である。
任意に、各ハーフシェルは支持体を具備する。支持体は、例えば少なくとも1つのスライドレールの形態で形成してよい。
デバイスは有利には、2つのハーフシェルを閉鎖する際、被覆要素が第2のハーフシェルの長手方向縁部上をスライドして、閉鎖中のチャンバから出るように、構成される。
装填チャネルとしての適切な機能を保証するために、密閉チャンバは、ハーフシェルの閉鎖位置でチャネル、特に円筒状の装填チャネルを形成する。従って各ハーフシェルは有利には、円筒状の割片を形成する。
取り扱いをより良好にするために、両方のハーフシェル上に、特にハーフシェルの長手方向縁部上に、ウィング(即ちウィングハンドル)を配設する。
クロージャ、特にスナップクロージャをウィング上に形成すると有利であり得る。
本発明のハーフシェルの閉鎖位置では、被覆要素は、密閉チャンバの外側に(又は実質的に外側に)配設され、好ましくは、ハーフシェルの縁部の間に(少なくとも部分的に)、又はウィングの(実質的に)間に(若しくはウィングとして形成されるハーフシェルの縁部の間に)位置し、任意に、縁部又はウィングの間に挟み込まれてよい。
被覆要素は好ましくは、特に小さな板として、自立するか又は安定して形成される。被覆要素は、通常使用条件下で特に寸法的に安定しているか、又は自立する。ここで、デバイスの通常使用は、特に、レンズの装填、保管、折り曲げ及び押出又はインジェクションを含む。このように、被覆要素は、通常使用下で可撓性ではなく、即ち撓曲せず、従って大きく変形せず、かつ実質的に堅固である。これにより被覆要素は、特に第2の継手の周りで枢動可能である。(定義上可撓性である)バンドは、被覆要素として好適ではない。
被覆要素は開口部を備えてよく、この開口部は、開放されているチャンバ、及び任意にインジェクタノズルに潤滑剤を充填するために使用される。
被覆要素がレンズ用のストッパを備えると有益である。このストッパは好ましくは、被覆要素上のデバイスの前側部に又はカートリッジの前側部に配設され、特に一体的に形成される。機能的に有利には、前部ハプティックを含むレンズが、前部から出て、場合によってはデバイスから脱落することが、ストッパによって防止される。更に、レンズをストッパに対して前方へと押し込むと、このストッパによって、前部ハプティックを光学部に対して配置できる。これにより、レンズのより良好な射出挙動がもたらされる。
被覆要素が2つのストッパ、即ち第1のストッパ及び第2のストッパ、(上述のように)前部ハプティックを拘束するための第1のストッパ及び後部ハプティックを拘束するための第2のストッパを備えると、特に有益であり得る。2つのストッパを有するこの実施形態は、カートリッジとして形成される本発明によるデバイスに事前に装填された液体中に保管されるレンズを、このレンズがカートリッジの2つの側部のうちの1つ(即ちカートリッジの前端側部又は後端側部)から脱落することがないように、保管コンテナから除去してインジェクタに挿入できる点で、特に有利である。
有利には、被覆要素は、ハーフシェルに対して長手方向に短縮され、好ましくは短縮されて段をつけられ、又は短縮されてスロットをつけられる。
インジェクタハウジングに対して、インジェクタハウジングの受承開口部に挿入するためのプラグデバイスを、ハーフシェルのうちの1つの上に形成できる。プラグデバイスは好ましくは、第2のハーフシェル上に設けられる。
製造の観点から、デバイスが一体的に形成され、好ましくはプラスチックを含むと有利である。この場合、射出成形を使用してよい。
更に、上述のようなカートリッジとして形成されるデバイスと共に使用するための、インジェクタハウジング及びプランジャを有するインジェクタが本明細書において開示され、上記プランジャは、インジェクタハウジング内で長手方向に変位可能である。
本発明によると、以下のステップを含む眼内レンズを折り畳む方法によって、上述の目的は達成される:
−キャビティを提供し、ここで上記キャビティの外部シェルは、第1のハーフシェル、第2のハーフシェル、被覆要素を含み、第1のハーフシェルは、その片側が第1の継手を介して第2のハーフシェルと関節式に接続され、反対側が第2の継手を介して被覆要素と関節式に接続され、被覆要素は第2のハーフシェルの(自由)縁部とスライド可能に接触する、ステップ;
−レンズをキャビティに挿入し、ここでレンズ(33)のレンズ体(41)全体がキャビティに導入される、ステップ;
−第1の継手を介して2つのハーフシェルを近接させ、ここで被覆要素を有する第1のハーフシェルの側部は、第1の継手の周りでの回転により第2のハーフシェルの縁部に近づけられ、同時に被覆要素は、2つの閉鎖中のハーフシェルの間に形成されるキャビティから出て第2のハーフシェルの縁部上をスライドし、これは第2の継手の周りでの被覆要素の回転を同時に意味する、ステップ。被覆要素は特に2つのウィングの間をスライドし、2つのウィングはそれぞれ、ハーフシェルのうちの一方の上に、又はハーフシェルのうちの一方と一体的に形成される。
前述の外部シェルは、第1のハーフシェル、第2のハーフシェル、被覆要素の3つの断片であるか、又は3つの断片を備える。ここで3つの要素又は部分は、好ましくは単一の射出成形された部分の一体部分である。
好ましくは、レンズの少なくとも1つのハプティックが、レンズ体に向かって押される。特に、レンズの前部ハプティックが、ストッパによってレンズ体に向かって押される。前部ストッパが存在する場合には、前部ハプティックは、レンズ上へのプランジャ圧力下で、レンズ体に対して押圧され得る。ストッパ、特に可撓性ストッパを介して直接(即ちストッパによって)、レンズの後部ハプティックをレンズ体に向かって押すことが更に有利であり得る。このようにして、ハプティックは事前に折り畳まれる。
テンションをかけられていない状態でレンズをキャビティ内に挿入できることが有利である。これは、外部から印加される機械的テンションなしで、特にレンズの折り曲げ又は折り畳みなしで(特に手によって)、レンズをデバイスに挿入できることを意味する。
機能的に有利には、レンズは、特に手による挿入の後に、2つのハーフシェルの内面上に(少なくとも部分的に)支持される。これは、レンズが各ハーフシェルの内面上の少なくとも一点において支持されることを意味する。
機能的に、レンズは、2つのハーフシェルによってレンズの縁部で把持されて、ハーフシェルと共に(好ましくは略同一方向に)折り畳まれる。折り畳みプロセスの間、被覆要素は、レンズと接触せずかつタッチしない。被覆要素は、折り畳みの間、レンズに対して作用せず、従って折り畳み補助器具ではない。
近接させるプロセスにおいて、2つのハーフシェルは好ましくは、2つのハーフシェルが互いに接触するか、又は2つのハーフシェルの2つの長手方向縁部が互いに接触するまで近づけられ、被覆要素が挟み込まれる。被覆要素は、2つの長手方向縁部の間に挟み込まれてよい。縁部は有利にはウィングを備え、ウィングは、ハーフシェルの閉鎖位置において、被覆要素を挟み込むことによって被覆要素を固定及び保持する。レンズの次の押出の間に、被覆要素が、密閉チャンバの内側又は外側のいずれかにおいて、例えば眼内へのインジェクションのためのレンズの押出しを妨害しないように、被覆要素は閉鎖中のチャンバから外へと確実にスライドして、同時に閉鎖中のチャンバの外側で、特にハーフシェルの縁部間で、好ましくはウィング間で、固定される。枢動の間、枢動可能な被覆要素は好ましくは、第2のウィングに沿って、閉鎖中のハーフシェルから外へスライドする。
更に、眼内レンズを受承する代替的なデバイスが開示され、このデバイスは、第1の継手によって関節式に互いに接続されかつ開放位置から閉鎖位置に互いに対して移動できる第1及び第2のハーフシェルを備え、ハーフシェルは、開放位置ではレンズの挿入に役立つ開放チャンバを、及び閉鎖位置では押出路を形成してレンズを押出すのに役立つ密閉チャンバを形成する。少なくとも本発明によると、上記デバイスは、少なくとも1つのストッパ(又はストッパ要素)が2つのハーフシェルのうちの第1のものの上に変位可能に又は枢動可能に配設され、上記ストッパが、開放位置では押出の方向に開放チャンバを拘束し、閉鎖位置では押出路に対して横向きの密閉チャンバの外側に(又は実質的に外側に)位置決めされることを特徴とする。デバイスへのレンズの取り付けの間、ストッパは、レンズ及びレンズのハプティックの正確な位置決めを補助する。
上で定義したような特性が排他的でない限り、このデバイスは上記特性と組み合わせることができる。特に、被覆要素の特性が、少なくとも1つのストッパと組み合わせて存在してもよい。
ストッパ(又はストッパ要素)は、保持要素、例えば被覆要素又はアームの上に機能的に形成され、保持要素は、開放位置では開放チャンバに機能的にブリッジするか又は架け渡され、閉鎖位置では密閉チャンバの(実質的に)外側に位置決めされる。
保持要素が第1のハーフシェルの長手方向縁部に変位可能に又は枢動可能に配設されることが有利である。保持要素のこの変位可能又は枢動可能な配設によって、ストッパ(即ちストッパ要素)が変位可能又は枢動可能となる。
ストッパ及び保持要素の変位可能又は枢転可能な配設により、特にストッパ及び保持要素が第2の継手を介して第1のハーフシェルと接続されることになり、第2の継手は例えばヒンジ、特に膜ヒンジとして形成される。第2の継手(特にヒンジ又は膜ヒンジ)は、特に第1のハーフシェルの内面から離れる保持要素の側部上への折り曲げ溝の形成からもたらされる。
保持要素支持体が、特に係合溝と共に、第2のハーフシェルの長手方向縁部上に形成されることが好ましい。
特にデバイスは、2つのハーフシェルを閉鎖すると、保持要素が密閉チャンバから出て第2のハーフシェルの長手方向縁部上をスライドするように形成される。
デバイスの更に良好な操作のために、両方のハーフシェル上に、特にハーフシェルの長手方向縁部上に、ウィングを配設する。クロージャ、特にスナップクロージャをウィング上に形成してよい。
閉鎖位置では、保持要素は密閉チャンバの外側に(実質的に)位置決めされ、好ましくはウィングの間にある。
保持要素は特に、自立するように形成される。
任意に、複数の保持要素、特に例えば2つのアームが存在してよく、各保持要素又は各アームは少なくとも1つのストッパを支持し、これは例えば、開放チャンバから出て前方へ向かうレンズ又はレンズのハプティックのスライドを防止するための、第1の前部アーム上の第1のストッパ、及び開放チャンバから出て後方へ向かうレンズ又はレンズのハプティックのスライドを防止するための第2の後部アーム上の第2のストッパ、特にレンズの第1又は前部ハプティックのための第1のストッパ及びレンズの第2又は後部ハプティックのための第2のストッパを意味する。
有利には、保持要素は、デバイスの一体部分であり及び/又はプラスチック製である。
本発明によるデバイスは、射出成形による一体成形で製造できる。
各ハーフシェルが、例えばスライドレールとして形成される支持体を具備すると、機能的に有利である。
ハーフシェルの閉鎖位置では、密閉チャンバは、チャネル、特に装填チャンバを形成する。
デバイス上において、インジェクタハウジングの受承開口部に挿入するためのプラグデバイスをハーフシェルのうちの1つに形成できる。
ここで提示される代替的なデバイスは、インジェクタ、特にインジェクタハウジング内で使用されるカートリッジとして好適であるか、又は特に上記カートリッジとして形成される。従って、本明細書において説明されるようなカートリッジとして形成されるデバイスと共に使用される、インジェクタハウジング及びプランジャを有するインジェクタが更に開示され、上記プランジャは、インジェクタハウジングにおいて長手方向に変位可能である。
更に、以下のステップを含む眼内レンズを折り畳む追加的な方法が、本明細書において開示される:
−装填面を提供し、ここで上記装填面は少なくとも、第1のハーフシェル及び第2のハーフシェルと、ストッパ(即ちストッパ要素)を有する保持要素とによって画定され、上記保持要素は第1及び第2のハーフシェルに架け渡され、第1のハーフシェルは、その片側が第1の継手を介して第2のハーフシェルと関節式に接続され、反対側が第2の継手を介して保持要素と関節式に接続され、保持要素は第2のハーフシェルの長手方向縁部とスライド可能に接触する、ステップ;
−レンズを装填面に適用し(特に敷設し又は押し込み)、ここでレンズのレンズ体全体が装填面上に配置される、ステップ;
−第1の継手を介して2つのハーフシェルを近接させ、ここで保持要素を有する第1のハーフシェルの側部は、第1の継手の周りでの回転により第2のハーフシェルの縁部に近づけられ、同時に保持要素は、2つの閉鎖中のハーフシェルの間に形成されるキャビティから出て第2のハーフシェルの縁部上をスライドし、これは第2の継手の周りでの保持要素(及びこれに伴ってストッパ要素)の回転を同時に意味する、ステップ。
方法は特に、2つのハプティックを有するレンズの使用中に、レンズの前部ハプティックがストッパを介してレンズ体に向かって押される又は押されることになり、後部ハプティックがプランジャを介してレンズ体に向かって押される又は押されることになることを特徴とする。有利には、レンズは、テンションをかけられていない状態で装填面に配置又は適用できる。レンズは、両方のハーフシェルの内面上に機能的に支持される。レンズは、任意に、2つのハーフシェルによってレンズの縁部において把持されて、ハーフシェルと共に(特に略同一方向に)折り畳まれる。2つのハーフシェルを近接させるプロセスステップは特に、2つのハーフシェルが互いに接触するまで、又は2つのハーフシェルの2つの長手方向縁部が互いに接触するまで、2つのハーフシェルを近接させることを含み、保持要素が挟み込まれる。
本発明の追加的な利点及び目的は、以下の説明から明らかになるだろう。
本発明の更なる好ましい実施形態は、図面を参照して以下の説明から明らかになるだろう。図面は正確な縮尺で図示されておらず、概略的に図示されている。
図1は、眼内レンズを装填した本発明によるデバイスの、開放位置の斜視図である。 図2aは、本発明によるデバイスの、開放位置の正面図である。 図2bは、被覆要素の自由縁部と第2のハーフシェルの縁部との間の支持接続を示す、図2aの断面図である。 図3は、本発明によるデバイスの、閉鎖位置の正面図である。 図4は、眼内レンズを装填した本発明によるデバイスの、閉鎖位置の正面図である。 図5aは、折り畳まれた第1及び第2の、即ち前部及び後部ハプティックを有する光学レンズを示す。 図5bは、第1の折り畳まれたハプティック及び第2の開放ハプティックを有する光学レンズを示す。 図6は、本発明によるデバイスを挿入したインジェクタの、開放位置の斜視図である。 図7は、本発明によるデバイスを挿入したインジェクタの、開放位置の別の斜視図である。 図8は、本発明によるデバイスを挿入したインジェクタの、開放位置の別の斜視図である。 図9は、本発明によるデバイスを挿入したインジェクタの、閉鎖位置の斜視図である。 図10aは、代替的な被覆要素設計を有する本発明によるデバイスの、開放位置の正面斜視図である。 図10bは、代替的な被覆要素設計を有する本発明によるデバイスの、開放位置の背面斜視図である。
以下、同様の参照符号は、(異なる図面において)同一又は機能的に同一の要素を表す。アポストロフィは、複数の同一の、類似の、機能的に同一の、又は機能的に類似の要素を区別するために付加され得る。
図1〜4は、インジェクタハウジング1に挿入できるカートリッジ3の形態の本発明によるデバイスを表す。あるいは本発明によるデバイスは、インジェクタの一部であっても、又はインジェクタに恒久的に一体化若しくは固定されてもよい。
図6〜9は、カートリッジ3を挿入したインジェクタを示す。
インジェクタは、スリーブ状のハウジング1と、ハウジング内で受承される軸方向に移動可能なプランジャ9とを有する手術器具である。好ましくは弾性プッシャがプランジャ9上に配置される。好ましくは凹部、例えばスロットがハウジングのジャケットに設けられ、その中にレンズキャリア、特に本明細書において説明されるカートリッジ3を装填できる。レンズキャリア、即ちカートリッジ3は好ましくは、円筒状の装填チャネル39を有し、装填チャネル39にはインジェクタノズル11が軸方向に接続され、インジェクタノズル11は先端(レンズキャリアの遠位端)の方向にテーパを有する。レンズキャリア、即ちカートリッジ3はインジェクタハウジング1に挿入され、プランジャ9が装填チャネルと整列するように保持される。プランジャ9は前進中に装填チャネル39を貫通して、インジェクタノズル11からレンズを押出す。
カートリッジ3は、前端部5、後端部7を有する。プランジャ9は、インジェクタ1に挿入した後、後端部7から、カートリッジ3内を通って、カートリッジ3の前端部5の方向へ、更にインジェクションカニューレ11内へ押すことができる。
カートリッジ3は2つのハーフシェル13、15を含み、ハーフシェル13、15は、第1の継手29を介して関節式に互いに接続される。2つのハーフシェル13、15は特に、円筒状に分割されて形成され、かつ互いに長手方向にヒンジ結合される。関節式に互いに接続された2つのハーフシェル13、15は、二重のハーフシェルを共に形成する。各ハーフシェル13、15はその内側に、内面17又は19を有する開放ハーフチャネルを備える。内面17、19は、装填面20を共に形成する。装填面20は、第1の縁部21及び第2の縁部23によって長手方向に結合される。換言すると:各ハーフシェル13、15は、第1の継手29から離れた側に縁部21又は23を備える。有利には、各縁部21、23上にウィング25、27が配設される。ハーフシェル13、15は、第1の継手29を介して長手方向に関節式に互いに接続され、第1の継手29は例えばヒンジ又は膜ヒンジとして機能的に設計される。その結果2つのハーフシェル13、15は、2つのハーフシェル13、15の内面17、19が互いに隣接するように、特に長手方向に互いに隣接して(又は第1の継手29を介して一方から他方へと移り)共通の装填面20を形成するように、並列する。長手方向又は長手方向側は、ここでは、ハーフチャネルの延長又は配向に沿うことを意味する。カートリッジ3は、継手29によって、開放位置から閉鎖位置へ移動させることができる。開放位置(図1、2)では、2つのハーフシェル13、15は、一種の装填面20を形成し、装填面20上には眼内レンズ33を装填でき、任意にテンションなしでレンズを保管できる。その結果、レンズ33は、好ましくはガイド構造上の、長手方向縁部21、23間にあり、通導構造は、ここでは例えばスライドレール35、37を備える。閉鎖中、2つのハーフシェル13、15の長手方向縁部21、23は互いに接近し、装填面20上にある人工眼内レンズ33は把持されて折り畳まれる。閉鎖位置(図3、4)では、2つのハーフシェル13、15は、閉鎖チャネル、即ち上述の装填チャネル39を共に形成し、装填チャネル39は、眼内へのインジェクションの準備が整った折り畳み状態にレンズ33を保つ役割を果たす。
眼内レンズ33は、光学レンズ体41及び1つ以上のハプティック43、好ましくは第1及び第2のハプティック43、43’を実質的に備え(図5)、ハプティック43、43’は通常、レンズ体41の周囲から、レンズの面から螺旋状に(特に螺旋状に同一方向に)柔軟に延在する。ハーフシェルの閉鎖中にレンズ33、特にレンズのハプティック43が挟まれるのを防止するために、カートリッジ3は、被覆要素45を本発明に従って装備する。
被覆要素45は、第1のハーフシェル13の長手方向縁部21上に、移動可能に、(1枚の開き扉に類似して)特に変位又は折り畳み可能に、配設又は固定される。被覆要素45は有利には、被覆板として、特に平坦な剛性被覆板として形成される。カートリッジ3の開放位置では、被覆要素45は、第1のハーフシェル13の長手方向縁部21から第2のハーフシェル15の長手方向縁部23まで、装填面20に架け渡される。
被覆要素45は有利には、第1のハーフシェル13の長手方向縁部21上に第2の継手47を介して移動可能に固定される。継手47は、機能的に有利には、ヒンジ、特に膜ヒンジであり、折り曲げ溝又は継目エリアとして形成される。
第1及び第2の継手29、47の回転軸は、好ましくは互いに平行に整列される。
被覆要素45は、重力及び/又は第2の継手47のばね力により長手方向縁部23に向かって閉鎖する。被覆要素45が自立する(即ち十分に固い)ため、カートリッジ3は開放位置において、第1のハーフシェル13、第2のハーフシェル15及び被覆要素45の間に、被覆チャンバ46を形成する。第2の継手47は、好ましくは、第1のハーフシェル13の長手方向縁部21から突出したストリップ49上に設置される。反対側、即ち第2のハーフシェル15の長手方向縁部23に、第2の突出したストリップ51が好ましくは形成され、カートリッジ3が開放された場合の被覆要素45の支持体としての役割を果たす。ストリップ49、51はいずれも、機能的に有利には、湾曲し、かつ任意に端部又は長手方向側部にテーパを有して形成される。ストリップ49の好ましくはテーパを有した端部又は好ましくはテーパを有した長手方向側部は、機能的に有利には、膜ヒンジへと渡される。ストリップ49、51の湾曲は、特にストリップ49、51の長手方向に沿ったキャンバである。閉鎖カートリッジにおいて、2つのストリップが互いに半円形バルジを完成させ、半円形バルジが閉鎖チャネル39内に延在するように、ストリップ49、51の湾曲は形成される。ストリップ49、51は、内面17、19の長手方向連続部において、それぞれの長手方向縁部21、23上にそれぞれの内面17、19に対する対向面を形成し、一種の内部の窪み53、55が、各長手方向縁部21、23上に形成される(図3)。窪み53、55及びスライドレール35、37は、レンズ33の導入のためのガイドシステムとして相互作用してもよい。ストリップ49、51は、(図に示されるように)長手方向に連続的に又は不連続に(図示せず)形成されてもよい。ガイドシステムは、機能的に有利には、ハーフシェル13、15の長手方向の延長と平行に設計される。
チャンバ外部において、好ましくはストリップ49が凹折り曲げ溝を有して形成される。折り曲げ溝は、特に第1のハーフシェル13の長手方向に直線変位を含み、これにより、材料の曲げ性が生成される。これにより被覆要素45を、関節式に第1のウィング25に向かって折り畳むことができる。折り曲げ溝は、特に膜ヒンジとして機能する。
チャンバ外部において、好ましくはストリップ51が凹溝56を有して設けられる。被覆要素45の自由端部58の対応する構成において、被覆要素45の自由端部58は、この溝56に係合できる。溝56及び自由端部58は、2つのウィング25、27を押圧して閉じると(即ち手による作動)、被覆要素45又はその自由端部58が溝56から押出されて、ウィング面28に沿ってスライドするように形成される。このため、被覆要素45の自由端部58は、機能的に有利には、チャンバの内側上にテーパを有する凸湾曲60を備え、凸湾曲60は好ましくはビーズ状継目62によって終端する。従ってストリップ51は、係合溝56を有する一種の被覆要素支持体63のを形成する。
被覆要素45がハーフシェル又はその内面17、19に対して長手方向に短縮されて形成される場合には、装填面20の自由部又は非被覆部57はレンズ33の差入場所の役割を果たしてよく、レンズが装填面20に沿って被覆要素45の下へと押される前に、差入場所上に上記レンズが、例えば手で、差し入れられる。
差入場所57から被覆チャンバ46内へ押されたレンズ33がカートリッジ3の前端面5から逸失されないように、被覆要素45はストッパ59を具備する。これはまた、レンズの光学体への遠位ハプティックの適用に役立つ。ストッパは好ましくは、カートリッジ5の前側部上に又は前側部の近くに、即ちカートリッジの近位に、適用される。ストッパ59は、カートリッジが開放されている(特に被覆要素45の自由縁部が第2の縁部23上に又は第2のストリップ51上にある)ときに被覆要素の面から内面側部上(即ち、内面17、19の側部上)に突出する突起として形成してよい。
機能的に有利には、第2のウィング27は、カートリッジの端面上に、ガイド、例えばトラック又は凹部61を含み、被覆要素45がカートリッジ3の閉鎖の間に形成チャンバ39から第2のウィング上に誘導されるときに、ストッパ59はガイド内を又はガイドに沿ってスライドできる。
ハーフシェル13、15の長手方向において、第2のハーフシェル15のウィング27の直径は好ましくは被覆要素41の直径に略対応するか、又は被覆要素41の直径を超えて延在する。
被覆要素45は、任意に開口部64を含む。開口部64は好ましくは、被覆要素45の前領域に、任意に第2の内面19の反対にある、即ち換言すると第2の縁部23に隣接する、被覆要素45の領域に、位置する。長手方向において、開口部64は、機能的に有利には、カートリッジ3の前端面5から又はストッパ59から、レンズ体41の、直径の1/2未満、好ましくは直径の1/3未満だけ離間する。
この開口部64を通して、レンズのための潤滑液を、特にカートリッジ3の前部に、即ちレンズ33の前に導入でき、これによりインジェクタノズル11もまた潤滑液で充填される。潤滑液は例えば、レンズが被覆要素45の下に押された後に導入してよい。
被覆要素45は、ハーフシェル13、15に対して長手方向にカートリッジの後部において短縮され、好ましくは短縮されて段をつけられる(図1、6〜8)。特に、被覆要素45は、主として第2の内面19と対向する、即ち換言すると第2の縁部23に隣接する、被覆要素の後領域65において、ハーフシェル13、15に対して短縮される。内面17の反対にある、即ち換言すると第1の縁部21に隣接する、被覆要素45の後領域67においても、被覆要素45が同様にハーフシェル13、15に対して短縮されるが、これは必ずしも必要なものではない。第1の内面17上の上記領域67では、被覆要素45は好ましくは第2の内面19上の領域65よりも短縮されない。従って特に、被覆要素の自由端部に隣接する、被覆要素の領域65は、第2の継手47に隣接する領域67よりもカートリッジ3の長手方向に対して大きく短縮される。短縮により、被覆要素45の後部に片側凹部が生成されてよく、この片側凹部において、インジェクタのプランジャ9を、被覆要素45の上昇又は変位を必要とせずに、ストップ69まで、つまり挿入されたレンズ33、必要に応じてレンズ体41まで押すことができる。被覆要素領域67の幅は、カートリッジ3の閉鎖プロセスにおいて、被覆要素45の自由端部71(特に継目62)のない、従ってウィング(特にウィングの内側部)と接触しない凹部のストップ69まで事前に押されたプランジャ9上を被覆要素領域67が滑るように、寸法取りされる。
代替的な実施形態(図10)では、被覆要素45’は、図示されているように、カートリッジの後部においてハーフシェル13、15に対して長手方向に短縮され、後方中央にスロット又はスロット状の凹部を有する。この凹部において、インジェクタのプランジャを、被覆要素の上昇又は変位を必要とせずに、ストップまで、つまり挿入されたレンズ、必要に応じてレンズ体まで押すことができる。凹部は、機能的に有利には、約1〜3mm幅、好ましくは1.5〜2.5mm幅である。
カートリッジ3の閉鎖位置(図3)では、被覆要素45は、チャンバ46によって、好ましくはウィング25、27の間に形成される、密閉チャンバ39の実質的に外側にある。クロージャ73、特にスナップクロージャが、ウィング25、27上に形成される。
プラグデバイス75が、ハーフシェル15上に形成される。このプラグデバイス75は、インジェクタハウジング1を開口部に挿入するために使用される。羽枝を有するばねフック77、77’は、例えば、遮断材の役割を果たす。その結果、インジェクタハウジング1へのカートリッジ3の挿入後に、これらの2つの部分の間に固定接続が生成される。
図6〜9に示されるインジェクタは、インジェクタハウジング1と、レンズ33の搬送及び押出のためにインジェクタハウジング1内を変位可能なプランジャ9とを実質的備える。図示される実施形態では、カートリッジ3、任意にインジェクタノズル11は、インジェクタハウジング1内で別個に使用可能な部分として表されているが、1つの部分として形成してもよい。図6、7は、インジェクタハウジング1内にカートリッジ3を有するインジェクタを示し、上記カートリッジをレンズ33(レンズ33の後のハプティック43だけが確認される)が占有する。プランジャ9はインジェクタハウジング(図6では図示せず)の開始位置に装着され、好ましくはロックされるため、カートリッジ3の挿入に干渉しない。カートリッジ3、即ちハーフシェル13、15の後端部7(近位)に、任意に、内面17、19に対して周状に斜面78、78’を形成してよく、上記斜面は、プランジャ9の導入に役立つ。図8では、プランジャ9は、インジェクタ内に部分的に押された位置において確認できる。この部分的に押し込まれた位置では、プランジャ9は、被覆要素45の後端部又はストップ69まで延びる。プランジャ9のこの位置では、レンズ33は任意に、前及び後ハプティック43’、43によって互いに押圧される。これによりレンズ33及びハプティック43、43’は、チャンバ46の被覆要素45の下に位置決めされる、即ちハプティックはどの方向にも突出しない。レンズ33の軸方向の変位は、一方でストッパ59によって、もう一方でプランジャ9によって防止される。プランジャ9は任意に、インジェクタハウジング1内でロックされてよい。従ってインジェクタは、使用されるレンズ33と共に、工場において既に設けられていてよい。これは例えば、乾燥状態で保管されるレンズのための選択肢であり得る。従って、手術者又はそのアシスタントは手術前に、カートリッジを閉鎖するだけでよく、これにより第1のウィング25が第2のウィング27に対して移動し、結果としてレンズ33が折り畳まれ、チャネル46から(又は形成チャネル39から)被覆要素45が押出される。
更なる実施形態(図示せず)では、カートリッジは、被覆要素45の2つの側部上に(特にカートリッジの前端面上に又は前端面の近くに、及び後端面上に又は後端面の近くに)ストッパを有する。その結果ストッパは好ましくは被覆要素自体上に位置し、機能的に有利には、カートリッジの配向に対して、1つのストッパが被覆要素の前端部上に配設され、1つのストッパが被覆要素の後端部上に配設される。これにより、例えばカートリッジ内でのレンズ(即ち事前に装填されたレンズ)の保管が可能となる。結果としてレンズがカートリッジから脱落しないように、このような事前に装填されたレンズを任意に、無菌液体で充填されたコンテナ内に保管できる。コンテナの開放後、カートリッジはこのコンテナから除去されて、インジェクタハウジング1に挿入される。ここでもまた、カートリッジは(上述のように)閉鎖でき、被覆要素45は、チャネル46から(又は形成チャネル39から)ストッパと共に側方に押出される。
プランジャ9が部分的に押し込まれた場合に、レンズ体41及びハプティック43、43’を有するレンズ33は被覆要素45の下に位置決めされると、カートリッジ3は有利には、閉鎖プロセスの間に、カートリッジの縁部21と23との間に又はウィング25と27との間にレンズ体41又はハプティック43、43’を挟まずに閉鎖できる。カートリッジの閉鎖プロセスは特に以下の通りに行われる:カートリッジ3のウィング25、27を、好ましくは手で、近接させる。その結果、縁部23において、被覆要素45がそのロック位置から、特に溝56から出て、第2のウィング27の内側ウィング面28上へ、閉鎖キャビティ46及び形成キャビティ39から外にこのウィング面28に沿ってスライドする。
図9では、閉鎖カートリッジ3及び部分的に押し込まれたプランジャ9を有するインジェクタを確認できる。プランジャ9がカートリッジ3内に部分的に押されるだけであるため、プランジャ端部81が(図8に対して)インジェクタハウジング1から変わらない長さで突出することを図9で確認できる。この位置において、レンズ33はインジェクションできる状態である。プランジャ9の押し込みにより、レンズ33は、カニューレ(インジェクタノズル)11を通って押出され、これによって例えば眼内にインジェクションされる。
更なる実施形態(図示せず)では、板状の被覆要素45は、少なくとも1つのアーム、特に1つのアーム又は2つのアームと置き換えられ、カートリッジ3の開放位置において、アーム又はアームのそれぞれは、第1のハーフシェル13の長手方向縁部21から第2のハーフシェル15の長手方向縁部23まで装填面20に架け渡される。ストッパは、アーム又はアームのそれぞれの上に形成され、(被覆要素45に関連して上述したように)レンズ33の位置、特にレンズのハプティックの位置を、確保する役割を果たす。アーム(単数又は複数)は、特に、ストッパ59(単数又は複数)が上述のようにかつ図示したように配設されるよう設計される。特に、ストッパは、好ましくは、アームの突起として形成され、アームの突起は、カートリッジが開放している(特にアームの自由端部が第2の縁部23上に又は第2のストリップ51上にある)ときに、アームからハーフシェルの内側部上に(即ちハーフシェル13、15の内面17、19の側部に、つまりハーフシェル13、15の内面17、19に向いて)突出する。図2a、2bは、特に、本発明によるデバイスの正面図であり、この正面図は、板状の被覆要素として形成されるか又はアームとして形成される保持要素45を有したデバイスを等しく表す。それぞれの場合において、ストッパ59がチャンバ13、15の閉鎖位置への移行の間に形成押出路(及びその延長部)から離れ、形成押出路(及びその延長部)から外へ滑って移動することが機能的に有利である。図2aに示される例では、ストッパは、特にカートリッジにおけるその終端位置のために離れ、結果として、ストッパがチャンバ13、15の閉鎖位置への移行の間に凹部61内へ第2の長手方向縁部23の前端面及び第2のハーフシェル15のウィング27に沿って移動することが可能となる。機能的に有利には、第2の長手方向縁部23の端面及び第2のハーフシェル15のウィング27は後退し、その結果、正面の凹部61となる。ストッパの非終端カートリッジ位置の場合には、凹部は、第1及び第2の継手29、47の回転軸に対して垂直の方向に縁部23及びウィング27にトラックとして形成され得る。
被覆要素、特にアーム又は板状の被覆要素45は一般に、ストッパのための保持要素と一般に称してよい。
要約すると、以下の通りに述べることができる。
眼内レンズ33を折り畳むデバイスは、ヒンジ29によって接続された2つのハーフシェル13、15を含み、ハーフシェルは、挿入された眼内レンズ33を折り畳み、同時に、ハーフシェル13、15の閉鎖によって形成される装填キャリアチャネルにおいてインジェクションされ得る状態の上記レンズを保持するために、例えば、ハーフシェル上に形成されたウィング25、27によって、互いに対して移動し、互いに対して閉鎖され得る。更にまた、折り畳みデバイスは、好ましくは、(特にアーム(図に明示されない)又は被覆要素45として設計された)保持要素を含み、保持要素は、ハーフシェル13、15の開放位置では、第1のハーフシェル13上の第1の長手方向縁部21から第2のハーフシェル15上の第2の長手方向縁部23までハーフシェル13、15の内面17、19上にブリッジを形成する。その結果保持要素は(特に被覆要素45として設計された場合)、折り畳む前及び折り畳む間にレンズ上にあり、ハーフシェル上のレンズを保持し、結果として(特に折り畳む間、即ち2つのハーフシェルの閉鎖中に)縁部21と23との間及び/又はウィング25と27との間の中間スペース内へレンズが入り込むことを防止するため、レンズ33、特にレンズ体41又はハプティック43、43’が挟まれることが防止される、これはここでは、2つの長手方向縁部21、23におけるハーフシェル13、15の窪み状の構成(窪み53、55)によって支援され、長手方向縁部21、23はレンズを部分的にフレーミングする。2つのハーフシェル13、15の閉鎖中、保持要素(特に被覆要素45又はアーム)及び任意に1つ又は複数のストッパ59は、後続の眼内へのレンズの押出し又はレンズのインジェクションに干渉しないように、形成装填チャネル(即ちキャビティ39)から外へ又は形成装填チャネルから離れるようにスライドする。
これより、実施例を参照して本発明を説明する。
使用例1
適用事例及び課題:
後部から内蔵インジェクションカートリッジ内への単純で誤りの少ないレンズの装填のため、この後部からインジェクションカートリッジを装填するタイプが多くのユーザに好まれている。しかしながら、後部から装填される公知のインジェクションカートリッジでは、眼内にレンズをインジェクションするために剛性ピストン端部を使用しなければならない。剛性ピストン端部の問題は特に、可能な限り最小の切り込みによって手術されることになる眼内にレンズを移植するにあたって、ピストン端部が細いほど、ピストン端部が誤ってレンズを貫通する、又は少なくとも折り曲げる若しくは傷付けるリスクが大きくなるため、端部がレンズにダメージを与えることがあり得ることである。
背面から取り付けられるインジェクションカートリッジの使用では、眼内レンズを事前に折り畳むことができず、このため、レンズが、プッシャで押し込む間にインジェクションノズルの内部の幾何学形状によって折り畳まれる必要がある。レンズの断面から切り込み直径までのテーパを有した幾何学形状のため、可撓性でかつ形状を適合させた端部(プッシャ)を有するピストン(本明細書ではプランジャとも称される)を使用できない。可撓性プッシャはカートリッジとの確実な係合を形成しなければならず、そうしなければ、プッシャを押し込む間に、後部レンズハプティックが、プッシャとカートリッジの壁との間に挟まれるという非常に高いリスクが存在する。このような可撓性プッシャの体積は非常に大きいため、ピストンを押し込む間に、強く圧縮することを必要とし、その結果、ピストンの先端によるプッシャの貫通、並びにプッシャの変形及びせん断をもたらす可能性がある。更に、プッシャの圧縮のために必要な力は、インジェクションの力を、ユーザにとって許容できないレベルまで上昇させる。
課題に対する本発明の解決策:
本発明によれば、レンズカバー(被覆要素)と一体化されたレンズホルダを有する装填チャンバが、インジェクションシステムの一部として使用される。
説明された適用事例、即ち後部から装填されるシステムでは、装填チャンバは後部に開放し、ユーザは後部から装填チャンバに眼内レンズを取り付けることができる。その結果、レンズカバーは、レンズの挿入補助としての働きをする。レンズの挿入、及びスライド補助としての粘弾性の使用後、装填チャンバを閉鎖することによって、レンズは事前に装填され、レンズカバーは装填チャンバの2つのウィングの間にヒンジ機構によって自動で折り畳まれる。このように事前に折り畳むことで、現在の背景技術に対応したインジェクションカートリッジに対して断面が大きく低減し、従って、形態の適した、レンズにダメージを与えない可撓性プッシャが使用され得る。この可撓性プッシャが折り畳みプロセスの後に押し込まれることによって、結果として、レンズが眼内にインジェクションされ得る。
使用例2
適用事例及び課題:
事前装填システムでは、眼内レンズを、搬送及び保管の間、インジェクタカートリッジ又は装填チャンバから外へ滑るか又はスライドすることから保護する必要がある。これは、レンズホルダによって実現される。しかしながら、市販のレンズホルダは、ユーザ自身がレンズホルダを除去しなければならない欠点を有する。慎重ではない除去は、結果としてレンズのずれをもたらす場合がある。事前装填システムでは、ユーザがレンズを操作できないか又は操作してはならないため、その後、装填チャンバの閉鎖プロセスにおいて又は次のプッシャの押し込みの間に、レンズ又はレンズのハプティックが挟まれる場合がある。加えて、レンズホルダの除去は、ユーザにとって追加的なステップとなる。ユーザにとってできるだけ容易かつ快適なシステムを作るために、レンズホルダ除去のこの追加的なステップは、可能な限り省略されなければならない。
課題に対する本発明の解決策:
本発明によれば、レンズカバー(被覆要素)と一体化されたレンズホルダを有する装填チャンバが、インジェクションシステムの一部として使用される。
説明された適用事例、即ち事前装填システムでは、装填チャンバは、保管及び輸送のために、後部、上部、更に前部に対して完全に又は少なくとも部分的に閉鎖される。乾燥状態で保管されるレンズの場合には、本発明の装填チャンバは、インジェクタに事前に挿入される。液体と共に保管されるレンズの場合には、本発明の装填チャンバは、液体を充填したコンテナに保管される。装填チャンバは、ユーザによってコンテナから除去されて、インジェクタに挿入される。両方のレンズタイプにおいて、装填チャンバが粘弾性のインジェクションの後に閉鎖されることにより、レンズは事前に折り畳まれ、レンズカバーは装填チャンバの2つのウィングの間にヒンジ機構によって折り畳まれる。続いて、可撓性プッシャが押し込まれ、レンズが眼内にインジェクションされ得る。レンズホルダの一体化及びレンズホルダの自動的な折り畳みは、ユーザが操作ステップつまり時間を節約する利点を伴い、その結果、前もって必要なレンズホルダの除去による潜在的なエラーを同様に取り除き、滑り出され2つのウィングの間に挟まれるハプティックの折り畳みの間のリスクを追加的に排除する。
詳細な実施形態を上述したが、確認された可能な実施形態が排他的でない限り、これらの可能な実施形態の異なる組み合わせを使用してよいことは明らかである。
詳細な実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明の概念から逸脱することなく、変化、修正、変形及び組み合わせが可能であることは明らかである。
1 インジェクタハウジング
3 カートリッジ
5 カートリッジの前端面(又は前端部)
7 カートリッジの後端面(又は後端部)
9 プランジャ(ピストンとも呼ばれる)
11 インジェクションカニューレ又はノズル
13 第1のハーフシェル
15 第2のハーフシェル
17 第1の内面、即ち第1のハーフシェルの内面
19 第2の内面、即ち第2のハーフシェルの内面
20 装填面
21 第1のハーフシェル上の装填面の長手方向縁部、即ち第1の長手方向縁部
23 第2のハーフシェル上の装填面の長手方向縁部、即ち第2の長手方向縁部
25 第1のウィング
27 第2のウィング
28 第2のウィングのウィング面
29 第1の継手、特に膜ヒンジ
33 眼内レンズ
35 第1のスライドレール又はレンズ支持体
37 第2のスライドレール又はレンズ支持体
39 密閉チャンバ、閉鎖されたチャネルとして形成された装填チャネル
41 光学レンズ体
43、43’ ハプティック
45、45’ 被覆要素
46 場合によっては被覆要素で被覆される、開放チャンバ
47 第2の継手、特に膜ヒンジ
49 第1の縁部ストリップ、即ち第1のハーフシェルの長手方向縁部上の縁部ストリップ
51 第2の縁部ストリップ、即ち第2のハーフシェルの長手方向縁部上の縁部ストリップ
53 第1の窪み
55 第2の窪み
56 凹溝
57 装填面の非被覆部(差入場所)
58 被覆要素の自由端部
59 ストッパ又はストッパ要素
60 特に被覆要素の自由端部上の(チャンバの内側の)、凸湾曲
61 トラック又は凹部
62 被覆要素の自由端部上の継目
63 被覆要素支持体
64 開口部
65 被覆要素の、継手側(即ち継手47に近い)後領域
67 被覆要素の、継手対向側(即ち継手47から遠い)後領域
69、69’ ストップ
71 被覆要素の自由端部71
75 プラグデバイス
77、77’ ばねフック
78、78’ 斜面、特にカートリッジの近位端上の内側斜面
81 プランジャ端部

Claims (50)

  1. 眼内レンズ(33)を受承するデバイスであって、
    第1の継手(29)によって関節式に互いに接続されかつ開放位置から閉鎖位置へ互いに対して移動できる、第1及び第2のハーフシェル(13、15)を備え、
    −前記ハーフシェル(13、15)は、前記開放位置では開放チャンバ(46)を形成し、
    −前記ハーフシェル(13、15)は、前記閉鎖位置では密閉チャンバ(39)を形成する、デバイスにおいて、
    前記デバイスは:
    被覆要素(45)が、前記2つのハーフシェルのうちの前記第1のもの(13)の長手方向側部に枢動可能に配設され、
    前記被覆要素は、前記開放位置では前記開放チャンバ(46)を被覆し、前記閉鎖位置では、前記密閉チャンバ(39)の実質的に外側に位置決めされる
    ことを特徴とする、眼内レンズ(33)を受承するデバイス。
  2. 前記被覆要素(45)は板として形成されることを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記被覆要素(45)は、前記第1のハーフシェル(13)の長手方向縁部(21)上に、枢動可能に配設されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 前記被覆要素(45)は、第2の継手(47)を介して前記第1のハーフシェル(13)と接続され、
    前記第2の継手(47)は例えばヒンジ、特に膜ヒンジとして形成される
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のデバイス。
  5. 折り曲げ溝を、前記第1のハーフシェル(13)の内面(17)から離れる被覆要素面上に、形成することを特徴とする、請求項4に記載のデバイス。
  6. 被覆要素支持体(63)を、好ましくは係合溝(56)と共に、前記第2のハーフシェル(15)の長手方向縁部(23)上に設けることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のデバイス。
  7. 各前記ハーフシェル(13、15)は、例えばスライドレールとして形成された支持体(35、37)を具備することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のデバイス。
  8. 前記2つのハーフシェル(13、15)を閉鎖する際、前記被覆要素(45)は前記第2のハーフシェル(15)の前記長手方向縁部(23)上をスライドして、閉鎖中の前記チャンバ(46)から出ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のデバイス。
  9. 前記密閉チャンバ(39)は、前記ハーフシェル(13、15)の閉鎖位置において、チャネル、特に装填チャネルを形成する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のデバイス。
  10. ウィング(25、27)を、両方の前記ハーフシェル(13、15)上に、特に前記ハーフシェル(13、15)の前記長手方向縁部(21、23)上に配設することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のデバイス。
  11. クロージャ(73)、特にスナップクロージャを前記ウィング(25、27)上に形成することを特徴とする、請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記閉鎖位置では、前記被覆要素(45)は、前記密閉チャンバ(39)の実質的に外側に、かつ好ましくは前記ウィング(25、27)の間に位置することを特徴とする、請求項10又は11に記載のデバイス。
  13. 前記被覆要素(45)は自立するよう設計されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のデバイス。
  14. 前記被覆要素(45)は、開口部(64)を備えることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載のデバイス。
  15. 前記被覆要素(45)は、前記レンズ(33)、特に前記レンズ(33)の前部ハプティックのためのストッパ(59)を備えることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のデバイス。
  16. 前記被覆要素(45)は、前記レンズ(33)のための2つの前記ストッパ(59)、特に前記レンズ(33)の前記前部ハプティックのための第1のストッパと、前記レンズ(33)の後部ハプティックのための第2のストッパとを備えることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載のデバイス。
  17. 前記被覆要素(45)は、前記ハーフシェルに対して長手方向に短縮され、好ましくは短縮されて段をつけられ、より好ましくは短縮されてスロットをつけられることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載のデバイス。
  18. インジェクタハウジング(1)の受承開口部に挿入するためのプラグデバイス(73)を、前記ハーフシェル(13、15)のうちの1つの上に形成することを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載のデバイス。
  19. 前記デバイスは一体的に形成され、好ましくはプラスチック製であることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載のデバイス。
  20. 前記デバイスは、インジェクタ、特に前記インジェクタハウジング(1)への挿入のためのカートリッジとして形成されることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載のデバイス。
  21. 請求項20に記載のカートリッジとして形成されるデバイスと共に使用するための、インジェクタハウジング(1)及びプランジャ(9)を有するインジェクタであって、
    前記プランジャは、前記インジェクタハウジング内で長手方向に変位可能である、インジェクタ。
  22. 眼内レンズ(33)を折り畳む方法であって、以下のステップ:
    −キャビティ(46)を提供し、ここで前記キャビティ(46)の外部シェルは、第1のハーフシェル(13)、第2のハーフシェル(15)、被覆要素(45)を備え、前記第1のハーフシェル(13)は、その片側が第1の継手(29)を介して前記第2のハーフシェル(15)と関節式に接続され、反対側が第2の継手(47)を介して前記被覆要素(45)と関節式に接続され、前記被覆要素(45)は前記第2のハーフシェル(15)の長手方向縁部(23)とスライド可能に接触する、ステップ;
    −前記レンズ(33)を前記キャビティ(46)に挿入し、ここで前記レンズ(33)のレンズ体(41)全体が前記キャビティに導入される、ステップ;
    −前記第1の継手(29)を介して前記2つのハーフシェル(13、15)を近接させ、ここで前記被覆要素(45)を有する前記第1のハーフシェル(13)の側部は、前記第1の継手(29)の周りでの回転により前記第2のハーフシェル(15)の前記縁部(23)に近づけられ、同時に前記被覆要素(45)は、2つの閉鎖中の前記ハーフシェルの間に形成されるキャビティ(39)から出て前記第2のハーフシェル(15)の前記縁部(23)上をスライドし、これは前記第2の継手(47)の周りでの前記被覆要素(45)の回転を同時に意味する、ステップ
    を含む、眼内レンズ(33)を折り畳む方法。
  23. 2つのハプティックを有する前記レンズ(33)の使用において、前記レンズ(33)の前部ハプティック(43’)がストッパ(59)を介してレンズ体(41)に向かって押される又は押されることになり、後部ハプティック(43)がプランジャ(9)を介して前記レンズ体(41)に向かって押される又は押されることになることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 前記レンズ(33)は、テンションをかけられていない状態で前記キャビティ(46)に挿入できることを特徴とする、請求項22又は23に記載の方法。
  25. 前記レンズ(33)は、前記2つのハーフシェル(13、15)の内面(17、19)上に静置されることを特徴とする、請求項22〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記レンズ(33)は、前記2つのハーフシェル(13、15)によって前記レンズ(33)の縁部において把持されて、前記2つのハーフシェル(13、15)と共に、特に略同一方向に折り畳まれることを特徴とする、請求項22〜25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記2つのハーフシェル(13、15)を近接させるプロセスステップに、前記2つのハーフシェルが互いに接触するまで、又は前記2つのハーフシェルの前記2つの長手方向縁部(21、23)が互いに接触するまで、前記2つのハーフシェルを近接させることを含み、
    前記被覆要素(45)が挟み込まれる
    ことを特徴とする、請求項22〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 眼内レンズ(33)を受承するデバイスであって、
    第1の継手(29)によって関節式に互いに接続されかつ開放位置から閉鎖位置に互いに対して移動できる、第1及び第2のハーフシェル(13、15)を備え、
    −前記ハーフシェル(13、15)は、前記開放位置では前記レンズの挿入のために使用される開放チャンバ(46)を形成し、
    −前記ハーフシェル(13、15)は、前記閉鎖位置では押出路を画定して前記レンズを押し出すために使用される密閉チャンバ(39)を形成する、デバイスにおいて、
    前記デバイスは:
    少なくとも1つのストッパ(59)が、前記2つのハーフシェルのうちの前記第1のもの(13)の上に変位可能又は枢動可能に配設され、
    前記ストッパが、前記開放位置では前記開放チャンバ(46)を拘束し、前記閉鎖位置では前記押出路に対して横向きに、前記密閉チャンバ(39)の実質的に外側に位置決めされる
    ことを特徴とする、眼内レンズ(33)を受承するデバイス。
  29. 前記ストッパは、保持要素、例えば前記被覆要素(45)又はアームの上に形成され、
    前記保持要素は、前記開放位置では前記開放チャンバ(46)にブリッジするか又は架け渡され、前記閉鎖位置では前記密閉チャンバ(39)の実質的に外側に位置決めされる
    ことを特徴とする、請求項28に記載のデバイス。
  30. 前記ストッパは、変位可能又は枢動可能に配設され、これにより前記保持要素は、前記第1のハーフシェル(13)の前記長手方向縁部(21)上で変位可能又は枢動可能となることを特徴とする、請求項29に記載のデバイス。
  31. 前記保持要素は、第2の継手(47)を介して前記第1のハーフシェル(13)と接続され、
    前記第2の継手(47)は例えばヒンジとして、特に膜ヒンジとして形成される
    ことを特徴とする、請求項29又は30に記載のデバイス。
  32. 前記第1のハーフシェル(13)の内面(17)から離れる前記保持要素の側部上に、折り曲げ溝が形成されることを特徴とする、請求項29〜31のいずれか1項に記載のデバイス。
  33. 保持要素支持体(63)が、好ましくは係合溝(56)と共に、前記第2のハーフシェル(15)の前記長手方向縁部(23)上に設けられることを特徴とする、請求項29〜32のいずれか1項に記載のデバイス。
  34. 前記2つのハーフシェル(13、15)を閉鎖すると、前記保持要素が閉鎖中の前記チャンバ(46)から出て前記第2のハーフシェル(15)の前記長手方向縁部(23)上をスライドすることを特徴とする、請求項29〜33のいずれか1項に記載のデバイス。
  35. 前記閉鎖位置では、前記保持要素は前記密閉チャンバ(39)の実質的に外側に、かつ好ましくはウィング(25、27)の間に位置することを特徴とする、請求項29〜34のいずれか1項に記載のデバイス。
  36. 複数の前記保持要素、特に2つのアームが存在し、
    各前記保持要素は、少なくとも1つのストッパ(59)、特に前記レンズの前部ハプティックのための第1のストッパと、前記レンズ(33)の後部ハプティックのための第2のストッパとを支持する
    ことを特徴とする、請求項29〜35のいずれか1項に記載のデバイス。
  37. 前記保持要素は、前記デバイスの一体部分であり、及び/又はプラスチック製であることを特徴とする、請求項29〜36のいずれか1項に記載のデバイス。
  38. 各前記ハーフシェル(13、15)は、例えばスライドレールとして形成された支持体(35、37)を具備することを特徴とする、請求項28〜37のいずれか1項に記載のデバイス。
  39. 前記密閉チャンバ(39)は、前記ハーフシェル(13、15)の閉鎖位置において、チャネル、特に装填チャネルを形成することを特徴とする、請求項28〜38のいずれか1項に記載のデバイス。
  40. 前記ウィング(25、27)は、両方の前記ハーフシェル(13、15)上に、特に前記ハーフシェル(13、15)の前記長手方向縁部(21、23)上に配設されることを特徴とする、請求項28〜39のいずれか1項に記載のデバイス。
  41. クロージャ(73)、特にスナップクロージャを前記ウィング(25、27)上に形成することを特徴とする、請求項40に記載のデバイス。
  42. インジェクタハウジング(1)の受承開口部に挿入するためのプラグデバイス(73)を、前記ハーフシェル(13、15)のうちの1つの上に形成することを特徴とする、請求項28〜41のいずれか1項に記載のデバイス。
  43. 前記デバイスは、インジェクタ、特に前記インジェクタハウジング(1)への挿入のためのカートリッジとして形成されることを特徴とする、請求項28〜42のいずれか1項に記載のデバイス。
  44. 請求項43に記載のカートリッジとして形成されるデバイスと共に使用するための、インジェクタハウジング(1)及びプランジャ(9)を有するインジェクタであって、
    前記プランジャは、前記インジェクタハウジング内で長手方向に変位可能である、インジェクタ。
  45. 眼内レンズ(33)を折り畳む方法であって、以下のステップ:
    −装填面(20)を提供し、ここで前記装填面(20)は少なくとも、第1のハーフシェル(13)及び第2のハーフシェル(15)と、ストッパ(59)を有する保持要素とによって画定され、前記保持要素は前記第1及び第2のハーフシェルに架け渡され、前記第1のハーフシェル(13)は、その片側が第1の継手(29)を介して前記第2のハーフシェル(15)と関節式に接続され、反対側が第2の継手(47)を介して前記保持要素と関節式に接続され、前記保持要素は、前記第2のハーフシェル(15)の長手方向縁部(23)とスライド可能に接触する、ステップ;
    −前記レンズ(33)を前記装填面(20)に適用し(特に敷設し又は押し込み)、ここで前記レンズ(33)のレンズ体(41)全体が前記装填面(20)上に配置される、ステップ;
    −前記第1の継手(29)を介して前記2つのハーフシェル(13、15)を近接させ、ここで前記保持要素を有する前記第1のハーフシェル(13)の側部は、前記第1の継手(29)の周りでの回転により前記第2のハーフシェル(15)の前記縁部(23)に近づけられ、同時に前記保持要素は、前記2つの閉鎖中のハーフシェルの間に形成されるキャビティ(39)から出て前記第2のハーフシェル(15)の前記縁部(23)上をスライドし、これは前記第2の継手(47)の周りでの保持要素の回転を同時に意味する、ステップ
    を含む、眼内レンズ(33)を折り畳む方法。
  46. 2つのハプティックを有する前記レンズ(33)の使用において、前記レンズ(33)の前部ハプティック(43’)がストッパ(59)を介して前記レンズ体(41)に向かって押される又は押されることになり、後部ハプティック(43)がプランジャ(9)を介して前記レンズ体(41)に向かって押される又は押されることになることを特徴とする、請求項45に記載の方法。
  47. 前記レンズ(33)は、テンションをかけられていない状態で前記装填面に配置又は適用できることを特徴とする、請求項45又は46に記載の方法。
  48. 前記レンズ(33)は、前記2つのハーフシェル(13、15)の内面(17、19)上に静置されることを特徴とする、請求項45〜47のいずれか1項に記載の方法。
  49. 前記レンズ(33)は、前記2つのハーフシェル(13、15)によって前記レンズ(33)の縁部において把持されて、前記2つのハーフシェル(13、15)と共に、特に略同一方向に折り畳まれることを特徴とする、請求項45〜48のいずれか1項に記載の方法。
  50. 前記2つのハーフシェル(13、15)を近接させるプロセスステップに、前記2つのハーフシェルが互いに接触するまで、又は前記2つのハーフシェルの前記2つの長手方向縁部(21、23)が互いに接触するまで、前記2つのハーフシェルを近接させることを含み、
    前記保持要素が挟み込まれる
    ことを特徴とする、請求項45〜49のいずれか1項に記載の方法。
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