JP2016536068A - 制限されたフェース対本体降伏強度比を有するクラブヘッドおよび関連方法 - Google Patents

制限されたフェース対本体降伏強度比を有するクラブヘッドおよび関連方法 Download PDF

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Abstract

いくつかの実施形態は、ゴルフクラブヘッドを含む。ゴルフクラブヘッドは、第1の降伏強度を有する第1の材料を有するフェース部と、第2の降伏強度を有する第2の材料を有する支持本体とを含む。第1の降伏強度は、約910メガパスカル以上であり、支持本体は、フェース部に結合されるように構成され、第2の降伏強度と第1の降伏強度の降伏強度比が、約0.50以上である。関連するクラブヘッドおよび方法の他の実施形態も開示される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年11月5日に出願された米国非仮特許出願第14/072,190号の継続出願である。米国非仮特許出願第14/072,190号は、その全体において参照により本明細書に組み込まれている。
本開示は、概して運動器具、詳細にはクラブヘッドおよび関連する方法に関する。
ゴルフクラブのさまざまな特性が、ゴルフクラブの性能に影響を及ぼし得る。例えば、ゴルフクラブのクラブヘッドの重心、慣性モーメント、および反発係数はそれぞれ、性能に影響を及ぼし得るゴルフクラブの特性である。
ゴルフクラブのクラブヘッドの重心および慣性モーメントは、クラブヘッドの質量分布の関数である。具体的には、クラブヘッドの質量を、クラブヘッドのソールのより近くに、クラブヘッドのフェースからより遠くに、かつ/またはクラブヘッドのトゥ端部およびヒール端部のより近くになるように分布させると、クラブヘッドの重心および/または慣性モーメントを変化させることができる。例えば、クラブヘッドの質量を、クラブヘッドのソールのより近くに、かつ/またはクラブヘッドのフェースからより遠くになるように分布させると、クラブヘッドで打撃したゴルフボールの飛行角度を増大させることができる。一方、ゴルフボールの飛行角度を増大させると、ゴルフボールが移動する距離を増大させることができる。さらに、クラブヘッドの質量を、クラブヘッドのトゥ端部および/またはヒール端部のより近くになるように分布させると、クラブヘッドの慣性モーメントに影響を及ぼすことができ、それにより、ゴルフクラブの寛容性を変化させることができる。
さらに、ゴルフクラブのクラブヘッドの反発係数は、少なくとも、クラブヘッドのフェースの可撓性の関数となり得る。一方、クラブヘッドのフェースの可撓性は、フェースの幾何形状(例えば高さ、幅、および/もしくは厚さ)、ならびに/またはフェースの材料特性(例えばヤング率)の関数となり得る。すなわち、フェースの高さおよび/もしくは幅を最大にし、かつ/またはフェースの厚さおよび/もしくはヤング率を最小限に抑えると、フェースの可撓性が増大し、それにより、クラブヘッドの反発係数を増大させることができ、また、本質的にクラブヘッドからゴルフボールへのエネルギー伝達の効率の尺度となる、ゴルフクラブのクラブヘッドの反発係数を増大させると、インパクト後にゴルフボールが移動する距離を増大させることができる。
実施形態のさらなる説明を容易にするために、以下の図面が提供される。
一実施形態による、クラブヘッドの正面、上面、ヒール側面図である。
図1の実施形態による、図1のクラブヘッドのフェースインサートの周縁がクラブヘッドのフェース支持本体の周縁から分離されたときのクラブヘッドを示す図である。
図1の実施形態による、図1のクラブヘッドの正面図である。
図1の実施形態による、図1のクラブヘッドのトゥ側面図である。
図1の実施形態による、図1のクラブヘッドの正面、底面、ヒール側面図である。
ゴルフクラブヘッドを製造する方法の一実施形態のフローチャートである。
図6の実施形態による、フェース部を提供する例示的作業を示す図である。
図6の実施形態による、支持本体を提供する例示的作業を示す図である。
図示を簡単に、わかりやすくするために、図面は、一般的な製作方式を示し、よく知られている特徴および技術の説明および詳細は、本発明を不必要にわかりにくくしないよう省かれ得る。それに加えて、図面中の要素は、必ずしも縮尺通り描かれていない。例えば、図中のそれらの要素のうちのいくつかの寸法は、本発明の実施形態の理解を高めるため他の要素に比べて誇張されている場合がある。異なる図中の同じ参照番号は、同じ要素を表す。
説明および請求項中の「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」、および同様の語は、類似の要素を区別するために使用され、必ずしも特定の順次的または時間的順序を記述するために使用されない。このように使用される語は、本明細書で説明されている実施形態が、例えば、本明細書で例示されているか、または他の何らかの方法で説明されているのとは別の順序での操作が可能であるように、適切な状況の下で交換可能であることは理解されるであろう。さらに、「含む」、「有する」という語、およびこれらの変形の語は、非排他的な包含を対象とすることを意図しており、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、システム、物品、デバイス、または装置は、必ずしもそれらの要素に限定されず、そのようなプロセス、方法、システム、物品、デバイス、または装置に関して明示的に列挙されているか、またはそれらに固有の他の要素を含み得る。
説明および請求項中の「左」、「右」、「前」、「後」、「頂部」、「底部」、「上の」、「下の」、および同様の語は、記述を目的として使用され、必ずしも永久的な相対的位置を記述するために使用されない。こうして使用される語は、本明細書で説明されている装置、方法、および/または物品の実施形態が、例えば、本明細書で例示されているか、または他の何らかの方法で説明されているのとは別の向きの操作が可能であるように、適切な状況の下で交換可能であることは理解されるであろう。
「結合する」、「結合される」、「結合」、「結合すること」、および同様の語は、広い意味で理解されるべきであり、2つまたはそれ以上の要素を機械的におよび/または他の何らか方法で接続することを指す。結合することは、任意の長さの時間の間、例えば、永久的または半永久的またはほんの短い間のみであるものとしてよい。
「機械的結合」などは、広義に理解されるべきであり、あらゆるタイプの機械的結合を含む。
「取り外し可能に」、「取り外し可能」などの語が、「結合された」などの語の近くにない場合、これは、当該の結合などが、取り外し可能であるか取り外し可能でないかを意味するものではない。
本明細書で使用される多くの例では、「approximately(ほぼ、約)」という用語は、1つもしくは複数の値、値の範囲、関係(例えば位置、向きなど)、もしくはパラメータ(例えば速度、加速度、質量、温度、回転速度、回転方向など)をそれぞれ、1つもしくは複数の他の値、値の範囲、もしくはパラメータと比べるときに、かつ/または例えば時間に対して一定のままでいる状態など、(例えば時間に対する)状態について説明するときに、使用されることがある。これらの例では、「approximately(ほぼ、約)」という語の使用は、適用可能な場合、値、値の範囲、関係、パラメータ、または状態が、関連する値、値の範囲、関係、パラメータ、または状態の±0.5%、±1.0%、±2.0%、±3.0%、±5.0%、および/または±10.0%以内であることを意味し得る。
いくつかの実施形態は、ゴルフクラブヘッドを含む。ゴルフクラブヘッドは、フェース部と、支持本体と、を備えることができる。フェース部は第1の材料を備え、支持本体は第2の材料を備えることができる。さらに、第1の材料は、第1の材料の降伏強度を有し、第2の材料は、第2の材料の降伏強度を有することができる。第2の材料の降伏強度と第1の材料の降伏強度の降伏強度比は、約0.50以上であり得る。同様に、第1の材料の降伏強度が、約1378メガパスカル以上であり得る。
他の実施形態は、ゴルフクラブヘッドを製造する方法を含む。この方法は、フェース部を準備する工程と、支持本体を準備する工程と、フェース部を支持本体に結合させる工程と、を備えることができる。フェース部は第1の材料を備え、支持本体は第2の材料を備えることができる。さらに、第1の材料は、第1の材料の降伏強度を有し、第2の材料は、第2の材料の降伏強度を有することができる。第2の材料の降伏強度と第1の材料の降伏強度の降伏強度比は、約0.50以上であり得る。同様に、第1の材料の降伏強度が、約1378メガパスカル以上であり得る。
さらなる実施形態は、ゴルフクラブヘッドを含む。ゴルフクラブヘッドは、フェース部と、支持本体と、を備えることができる。フェース部は第1の材料を備え、支持本体は第2の材料を備えることができる。さらに、第1の材料は、第1の材料の降伏強度を有し、第2の材料は、第2の材料の降伏強度を有することができる。第2の材料の降伏強度と第1の材料の降伏強度の降伏強度比は、約0.50以上であり得る。同様に、第1の材料の降伏強度が、約1378メガパスカル以上であり得る。一方、フェース部は、支持本体に結合され得、支持本体が支持シェルを備えることができ、ゴルフクラブヘッドがウッドタイプゴルフクラブヘッドを含み得る。
図面に移ると、図1は、一実施形態による、クラブヘッド100の正面、上面、ヒール側面図を示す。クラブヘッド100は、単なる例示であり、本明細書に提示する実施形態に限定されない。クラブヘッド100は、本明細書で明確に図示または説明していない、多くの異なる実施形態または例において使用することができる。
一般にクラブヘッド100に関して、クラブヘッド100は、ゴルフクラブヘッドを含むことができる。ゴルフクラブヘッドは、対応するゴルフクラブの一部とすることができる。さらに、ゴルフクラブヘッドは、1組のゴルフクラブヘッドの一部とすることができ、かつ/またはゴルフクラブは、1組のゴルフクラブの一部とすることができる。例えば、クラブヘッド100は、任意の適切なウッドタイプゴルフクラブヘッド(例えばドライバクラブヘッド、フェアウェイウッドクラブヘッド、ハイブリッドクラブヘッドなど)を含むことができる。多くの実施形態では、クラブヘッド100は、メタルウッドタイプゴルフクラブヘッドを含むことができるが、これらまたは他の実施形態では、クラブヘッド100は、任意の適切な材料を、後述するある一定の材料強度条件を材料が満たすことを条件として、備えることができる。それにも関わらず、クラブヘッド100については一般に、ウッドタイプゴルフクラブヘッドに関する実施の点で説明するが、クラブヘッド100は、任意の他の適切なゴルフクラブヘッドタイプで実施することもできる。本明細書で説明する装置、方法、および製品は、この点について限定されない。
クラブヘッド100は、上端部101、上端部101とは反対側の下端部102、前端部103、前端部103とは反対側の後端部104、トゥ端部105、およびトゥ端部105とは反対側のヒール端部106を備え、これらは、クラブヘッド100の要素について論じるときに好都合な参照点となる。多くの実施形態では、クラブヘッド100は、フェース107、クラウン108、ソール109、および/またはスカート(図示せず)を備えることができる。いくつかの実施形態では、ソール109は、スカートを備えることができる。また、クラブヘッド100は、(i)ホーゼルおよび/もしくはホーゼル移行部、または(ii)ボアのいずれかを備えることができる。それにも関わらず、いくつかの実施形態では、スカート、ホーゼル、ホーゼル移行部、およびボアのうちの1つまたは複数を省略することができる。
フェース107は、前端部103に位置することができる。一方、クラウン108は、少なくとも部分的に上端部101に位置することができ、例えばクラブヘッド100のクラウン交差部111でなど、上端部101で、フェース107と界接することができる。さらに、ソール109は、少なくとも部分的に下端部102に位置することができ、例えばクラブヘッド100のソール交差部112でなど、下端部102で、フェース107と界接することができる。多くの例では、クラウン交差部111および/またはソール交差部112は、曲線状または切り子面状であり、それぞれ、フェース107とクラウン108との間、および/またはフェース107とソール108との間の、平滑な(または実質的に平滑な)移行をもたらすことができる。これらの実施形態では、クラウン交差部111は、クラブヘッド100のクラウン丸みを指すことができ、かつ/またはソール交差部112は、クラブヘッド100の前縁丸みを指すことができる。他の実施形態では、クラウン交差部111および/またはソール交差部112は、角度が付いており、それぞれ、フェース107とクラウン108との間、および/またはフェース107とソール109との間の、急峻な移行をもたらすことができる。
スカートは、実装されたとき、クラウン108とソール109との間に位置することができ、トゥ端部105とヒール端部106との間に延在することができる。いくつかの実施形態では、スカートは、クラウン108とソール109との間を完全に回って、トゥ端部105で、かつ/またはヒール端部106でフェース107に至るまで延在することができ、一方、他の実施形態では、スカート面は、トゥ端部105で、かつ/またはヒール端部106でフェース107に至るまでのその全行程よりも、短く延在することができる。
いくつかの実施形態では、クラウン108とソール109が、例えば後端部104、トゥ端部105、および/またはヒール端部106などで、相互に界接することができる。しかし、例えばクラブヘッド100がスカートを備え、スカートがトゥ端部105に位置するフェース107から、ヒール端部106に位置するフェース107まで延在するような他の実施形態では、クラウン108とソール109が、相互に界接することは全くできないが、スカートと界接することはできる。クラウン交差部111および/またはソール交差部112の場合と同様に、クラウン108とソール109の相互の界面および/またはスカートとの界面は、平滑および/または急峻とすることができる。さらに、適用可能な場合、スカートとフェース107との界面も、平滑および/または急峻とすることができる。
フェース107は、クラブヘッド100の打撃フェースを指すことができ、例えばゴルフボールなどのボール(図示せず)に衝撃を与えるように構成されたフェース面を備えることができる。クラブヘッド100および/またはフェース107のフェース面は、フェース中心を備えることができる。一方、フェース107のフェース面のフェース中心は、トゥ端部105とヒール端部106との間で等距離のところにあり、さらに上端部101と下端部102との間で等距離のところにある、フェース107のフェース面の位置を指すことができる。さまざまな例では、フェース中心は、参照により本明細書に組み込む、United States Golf Association: Procedure for Measuring the Flexibility of a Golf Clubhead、USGA−TPX3004、改訂版1.0.0、6ページ、2008年5月1日(2013年9月18日にhttp://www.usga.org/equipment/testing/protocols/Test−Protocols−For−Equipmentから取得)で定義されるフェース中心を指すことができる。多くの実施形態では、フェース107(および/または後述するフェース部113)が、1本または複数本のスコアリングライン(例えば溝)を備えることができる。スコアリングラインは、トゥ端部105とヒール端部106との間に延在することができる。
さらに、クラブヘッド100は、ヒールトゥ軸および前後軸を備えることができる。クラブヘッド100のヒールトゥ軸は、トゥ端部105とヒール端部106との間に延在する基準軸を指すことができ、クラブヘッド100の前後軸は、前端部103と後端部104との間に延在する基準軸を指すことができる。クラブヘッド100のヒールトゥ軸および前後軸は、相互にほぼ垂直とすることができ、クラブヘッド100がアドレス配置に配置されたときに、地平面にほぼ平行とすることもできる。アドレス配置は、クラブヘッド100が静止状態にある間に、クラブヘッド100が(例えばゴルフクラブの一部としてのユーザによって)ゴルフボールにアドレスするように配置される、クラブヘッド100の配置を指すことができる。他の実施形態では、アドレス配置は、クラブヘッド100が水準面(例えば地表)上で、(例えばソール109にて)平衡が保たれ、重力のみの作用を受ける、クラブヘッド100の配置を指すことができる。これらまたは他の実施形態では、クラブヘッド100は、シャフトから分離することができる。
また、クラブヘッド100は、ロフト平面を備えることができる。ロフト平面は、フェース107のフェース面のフェース中心と交差し、クラブヘッド100がアドレス配置に配置されたときのフェース107とほぼ平行である、平面を指すことができる。フェース107が平面および/または実質的に平面であるとき、フェース107とロフト平面は、ほぼ共面であり得る。一方、フェース107が非平面(例えば曲面状)であるとき、ロフト平面は、フェース107のフェース中心に接してよく、フェース107の少なくとも一部が、ロフト平面の前または後ろに位置してよい。
クラブヘッド100のホーゼルおよびホーゼル移行部、または適用可能な場合、クラブヘッド100のボアは、ヒール端部106のところまたはそのすぐ近くに位置することができる。さまざまな実施形態では、クラブヘッド100のボアの開口が、クラウン108のところまたはそのすぐ近くに位置することができる。さらに、ホーゼルポートが、ソール109にもしくはそのすぐ近くに、かつ/またはボアの開口もしくはホーゼルの開口とは反対側に位置することができる。クラブヘッド100がホーゼルおよび/またはホーゼル移行部を備える実施形態では、ボアを省略することができ、逆も同様である。ホーゼルポートは、クラブヘッド100のホーゼル、または適用可能な場合、クラブヘッド100のボアと共に実装することができる。
一方、シャフトは図面に示していないが、クラブヘッド100のホーゼル、または適用可能な場合、クラブヘッド100のボアを、例えばゴルフクラブシャフトなどのシャフトを(すなわちホーゼルまたはボアの開口を通じて)受け入れるように構成することができる。したがって、ホーゼルまたはボアは、シャフトを受け入れることができ、ホーゼルまたはボアがシャフトを受け入れたときに、シャフトをクラブヘッド100に(例えば永久にまたは取り外し可能に)結合できるようにすることが可能である。いくつかの実施形態では、ホーゼルまたはボアをさらに、シャフトをクラブヘッド100に例えばねじ込み結合などを通じて結合させるように構成することができる。さらにまたはその代りに、かつ適用可能な場合、ボルトを実装して、シャフトをクラブヘッド100に、ホーゼルまたはボアの開口とは反対側であって、ソール102に向かうホーゼルポートにて結合させることもできる。これらの実施形態では、シャフトは、ホーゼルまたはボアにて受け入れられると、クラブヘッド100の中を通過して、ホーゼルポートに到達することができる。
クラブヘッド100は、例えばクラブヘッド100の製造業者を示すためなどの、1つまたは複数のブランドシンボルおよび/または他のシンボルを備えることができる。他の実施形態では、ブランドシンボルおよび/または他のシンボルを省略することができる。
いくつかの実施形態では、クラブヘッド100は、フェース部113および支持本体114を備えることができる。以下で詳細に説明するように、フェース部113の1つまたは複数の特性(例えば材料特性)をそれらに対応する支持本体114の特性に対して、またその逆に、制限することによって、クラブヘッド100のさまざまな利点をもたらすことができる。例えば、クラブヘッド100は、フェース部113の材料特性(例えば降伏強度)が、対応する支持本体114の材料特性(例えば降伏強度)に対して(例えば最大比または最小比としての)所定の比の範囲内にほぼ制限されるように、構成することができる。
初めにフェース部113に焦点を当てると、フェース部113は、多数の実施形態に従って実装することができる。すなわち、フェース部113は、いくつかの実施形態では、フェース107の一部または全てを構成することができ、さらに、フェース部113がフェース107の全てを構成するときの実施形態のいくつかでは、クラウン108および/またはソール109の一部とすることもできる。
例えば、いくつかの実施形態では、フェース部113がフェース107を構成する。それらの実施形態のいくつかでは、フェース部113がフェース107である。しかし、上述したように、さらなる実施形態では、フェース部113は、例えばクラウンフェース部、ソールフェース部、および/または1つもしくは2つのスカートフェース部など、クラブヘッド100のフェース107以外のものをさらに備えることができる。これらの実施形態では、適用可能な場合、クラウン108がクラウンフェース部を備え、ソール109がソールフェース部を備え、スカートがスカートフェース部を備える。スカートフェース部は、実装されたとき、トゥ端部スカートフェース部および/またはヒール端部スカートフェース部を備えることができる。一般に、フェース部113は、スカートフェース部が実装され、スカートがクラウン108とソール109との間を完全に回って、トゥ端部105で、かつ/またはヒール端部106でフェース107に至るまで延在するとき、スカートフェース部を備えることができる。他の実施形態では、例えば、フェース部113がフェース107であり、かつ/または後述するように、フェース部113がフェースインサート117を備える場合など、クラウンフェース部、ソールフェース部、および/またはスカートフェース部を省略することができる。一般に、クラウンフェース部および/またはソールフェース部が実装することができても、スカートが、クラウン108とソール109との間を、完全に回ってトゥ端部105でかつ/またはヒール端部106でフェース107に至るよりは短いが、延在し、それにより、フェース107と界接しないとき、スカートフェース部は省略することができる。換言すれば、クラウンフェース部、ソールフェース部、および/またはスカートフェース部の実装は、フェース107、クラウン108、ソール109、および/またはスカートが実装されるかどうか、またその実装される様式に依存し得る。いくつかの実施形態では、フェース部113が、クラウンフェース部およびソールフェース部(および適用可能な場合、スカートフェース部)を備える場合、フェース部113はカップ状を成すことができる。
図1に示すように、多くの実施形態では、フェース部113がフェースインサート117を備えることができる。これらの実施形態では、フェース107は、フェース部113および/またはフェースインサート117を備えることができる。フェース部113がフェースインサート117を備える場合、フェースインサート117は、クラブヘッド100の打撃プレートを備えることができる。したがって、フェース部113がフェースインサート117に限定される場合、フェース部113は、フェース107の一部だけを構成することができる。
一方、これらの実施形態では、支持本体114も、フェース支持本体118を備えることができ、フェース支持本体118は、フェース107の残りの部分を構成することができる。いくつかの実施形態では、フェース支持本体118は、フェース支持本体上部119および/もしくはフェース支持本体下部120を備えることができ、かつ/またはフェースインサート117が実装される様式(例えばフェースインサート117の形状および/もしくはサイズ)に応じて、1つもしくは複数の他の部分を備えることができる。これらの実施形態では、適用可能な場合、フェース支持本体上部119、フェース支持本体下部120などが、同様に、フェースインサート117が実装される様式に応じて、相互に連続でもよく、不連続でもよい。とりわけ、多くの実施形態では、フェース支持本体118が、フェースインサート117の周縁部123を完全に取り囲み、それにより、フェースインサート117の周りで完全に連続している。しかし、他の実施形態では、例えば、フェース部113が、フェースインサート117を備えないように実装される場合など、フェース支持本体118、フェース支持本体上部119、および/またはフェース支持本体下部120を省略することができる。
フェースインサート117は、前面121、前面121とは反対側の後面222(図2)、および周縁部123を備えることができる。一方、これらの実施形態では、フェース支持本体118は、前面124、前面124とは反対側の後面225(図2)、および周縁部126を備えることができる。
これらの実施形態では、フェース支持本体上部119も、前面127、前面127とは反対側の後面228(図2)、および周縁部129を備えることができ、かつ/またはフェース支持本体下部120も、前面130、前面130とは反対側の後面231(図2)、および周縁部132を備えることができる。一方、フェース支持本体118の前面124は、前面127および/または前面130を備えることができ、フェース支持本体118の後面225(図2)は、後面228(図2)および/または後面231(図2)を備えることができ、フェース支持本体118の周縁部126は、周縁部129および/または周縁部132を備えることができる。
ここで、支持本体114に焦点を移すと、多くの実施形態では、支持本体114は、クラウン支持本体115、ソール支持本体116、および/またはスカート支持本体を備えることができる。これらの実施形態では、クラウン108がクラウン支持本体115を備え、ソール109がソール支持本体116を備え、かつ/またはスカートがスカート支持本体を備える。いくつかの実施形態では、例えば、クラウンフェース部、ソールフェース部、および/またはスカートフェース部がそれぞれ、省略される場合など、クラウン支持本体115がクラウン108であり、ソール支持本体116がソール109であり、かつ/またはスカート支持本体がスカートである。
クラブヘッド100は、中実、中空、または部分的に中空とすることができる。クラブヘッド100が中空または部分的に中空であるとき、支持本体114は、支持シェルを備えることができる。後述するように、支持シェルがフェース部113に結合されると、フェース部113と支持シェルが、クラブヘッド100の空所をもたらして、その空所を囲む、または実質的に囲むことができる。いくつかの実施形態では、空所は空(から)でよいが、他の実施形態では、空所は、フェース部113および/または支持シェルの材料とは異なる充填材料で充填および/または部分的に充填することができる。例えば、充填材料は、プラスチックフォームを含むことができる。
多くの実施形態では、フェース部113を支持本体114に結合させることができる。フェース部113は支持本体114に、(例えば1つもしくは複数の結合機構を通じて、かつ/もしくは摩擦嵌めなどを通じて)機械的に、または(例えば溶接を通じた、圧着を通じた、ろう付けを通じた、はんだ付けを通じた、かつ/もしくは接着剤を通じた、などの)接合によって、あるいはその両方で、結合させることができる。
フェース部113がフェース107である場合、フェース部113は、支持本体114に、クラウン交差部111、ソール交差部112、および/または適用可能な場合、スカートの交差部で、フェース107と結合させることができる。一方、フェース部113が、クラウンフェース部、ソールフェース部、および/またはスカートフェース部を備える(すなわちフェース部113がフェース107以外のものをさらに備える)場合、フェース部113は、クラウンフェース部、ソールフェース部、および/またはスカートフェース部の、それぞれクラウン支持本体115、ソール支持本体116、および/またはスカート支持本体との交差部で、支持本体114に結合させ得る。さらに、フェース部113がフェースインサート117を備えるとき、フェース部113の周縁部123は、支持本体114の周縁部126に結合され得る。前述の内容は、フェース部113と支持本体114との間の界面が、一様(例えば平坦)であることを示唆し得るが、いくつかの実施形態では、フェース部113は、支持本体114が1つまたは複数の本体部(例えばクラウン支持本体115、ソール支持本体116、および/またはスカート支持本体など)を備えるのと同じ実施形態において、1つまたは複数のフェース部(例えばクラウンフェース部、ソールフェース部、および/またはスカートフェース部など)を備えることができ、したがって、フェース部113と支持本体114との間の界面は、非一様(例えば非平坦)となり得る。
一方、フェース部113がフェースインサート117を備える場合、周縁部123は、形状の点で周縁部126に実質的に対応していてよい。しかしながら、周縁部123および周縁部126の形状は、任意の適切な形状とすることができる。形状は、規則的でもよく、不規則でもよい。具体的な例では、形状は、(例えばほぼ)円形、楕円形、または多角形とすることができる。多くの実施形態では、形状は、横長とすることができ、長軸および短軸を備えることができる。一般に、長軸は、任意の適切な様式で配向することができるが、多くの実施形態では、長軸は、フェース107のフェース面のフェース中心と交差することができる。さらに、長軸は、クラブヘッド100のヒールトゥ軸とほぼ平行に、または直交して配向することができる。しかし、さらに他の実施形態では、長軸は、クラブヘッド100のヒールトゥ軸に対してある角度(例えば余角)で配向することができる。
前述したように、クラブヘッド100の重心および慣性モーメントは、クラブヘッド100の質量分布の関数である。フェース107および/またはフェース部113の厚さ(すなわちフェース107および/またはフェース部113の質量)を低減させることによって、さらなる質量を、クラブヘッド100のどこか他の場所に分布させることができる。例えば、フェース107および/またはフェース部113の質量節減分を、ソール109のより近くに、フェース107からより遠くに、かつ/またはトゥ端部105および/もしくはヒール端部106のより近くに分布させ、それにより、クラブヘッド100の重心および/または慣性モーメントを変更することができる。一方、クラブヘッド100のそのような質量を、ソール109のより近くに、かつ/またはフェース107からより遠くに分布させると、クラブヘッド100で打撃したゴルフボールの飛行角度を増大させることができ、ゴルフボールの飛行角度を増大させると、インパクト後にゴルフボールが移動する距離を増大させることができる。さらに、フェース107および/またはフェース部113の質量節減分を、トゥ端部105および/またはヒール端部106のより近くになるように分布させると、クラブヘッド100の慣性モーメントに影響を及ぼすことができ、それにより、クラブヘッド100の寛容性を変化させることができる。
同様に、クラブヘッド100の反発係数は、少なくとも、フェース107および/またはフェース部113の可撓性の関数となり得る。フェース107および/またはフェース部113の厚さを低減させることによって、フェース107および/またはフェース部113の可撓性を増大させ、それにより、クラブヘッド100の反発係数を増大させることができる。クラブヘッド100の反発係数を増大させると、インパクト後にゴルフボールが移動する距離を増大させることができる。
したがって、フェース107および/またはフェース部113の厚さを低減させると、クラブヘッド100の性能が有利に改善し得ることが分かる。しかし、実際には、フェース107および/またはフェース部113の厚さを低減させることのできる程度は、フェース107および/またはフェース部113の耐久性によって制約されることがある。具体的には、フェース107および/またはフェース部113の厚さが低減される場合、耐久性も減少され得る。一方、耐久性が不十分になる結果、クラブヘッド100の塑性変形、ひび割れ、および破損が生じるおそれがある。
フェース107および/またはフェース部113の厚さを低減させることによる耐久性の減少の埋め合わせをするために、取り得る1つの解決策は、クラブヘッド100、フェース107、および/またはフェース部113の強度(例えば降伏強度、極限強度など)を増大させるというものである。具体的には、クラブヘッド100、フェース107、および/またはフェース部113の強度(例えば降伏強度、極限強度など)を増大させると、クラブヘッド100の塑性変形、ひび割れ、および破損が生じることなく、フェース107および/またはフェース部113の厚さのさらなる低減が可能になり得る。実装の際には、クラブヘッド100、フェース107、および/またはフェース部113の強度(例えば降伏強度、極限強度など)の増大を、材料選択、熱処理、および/または他の製造条件を通じて達成することができる。しかし、実際には、クラブヘッド100の全てに、より高い強度(例えば降伏強度、極限強度など)の材料を使用することは、材料コストおよび/または製造コストのため、現実的ではない場合がある。したがって、例えば材料コストおよび/または製造コストを低減させるためなど、より高い強度(例えば降伏強度、極限強度など)の材料を、フェース107および/またはフェース部113のみに使用すると同時に、(例えばより低い強度をもつ)別の材料を、クラブヘッド100の残りの部分(例えば支持本体114)の一部または全てに使用することが望ましい場合がある。それにも関わらず、より高い強度の材料と他の材料との、あまりにも大きな強度(例えば降伏強度、極限強度など)の差がある場合、フェース部113が支持本体114に結合および/または移行する場所に、ピーク応力が現れることがある。こうしたピーク応力もやはり、少なくとも繰り返し使用した場合に、クラブヘッド100の塑性変形、ひび割れ、および破損を招き得る。
より高い強度の材料と他の材料との間の、強度(例えば降伏強度、極限強度など)のギャップを埋めるための、取り得る1つの解決策は、フェース部113が支持本体114に結合および/または移行する場所でクラブヘッド100を厚化し、かつ/またはその場所に補強構造(例えばリブ)を実装するというものである。フェース部113が支持本体114に結合および/または移行する場所でクラブヘッド100を厚化し、かつ/またはその場所に補強構造(例えばリブ)を実装すると、応力がより大きな領域にわたって分散し、他の材料が降伏することが妨げられ得る。取り得る別の解決策は、より高い強度の材料と他の材料との強度(例えば降伏強度、極限強度など)の差を制約するというものである。フェース部113が支持本体114に結合および/または移行する場所でクラブヘッド100を厚化し、かつ/またはその場所に補強構造(例えばリブ)を実装する結果、質量をクラブヘッド100のどこか他の場所に分布させることができる可能性が減少するため、後者の解決策は、前者の解決策に比べて有利となり得る。実際、フェース部113が支持本体114に結合および/または移行する場所でクラブヘッド100を厚化し、かつ/またはその場所に補強構造(例えばリブ)を実装すると、フェース107および/またはフェース部113を薄化することによって節減された他の質量が相殺される可能性がある。したがって、後者の手法は、フェース部113が支持本体114に結合および/または移行するクラブヘッド100の領域が必要とする質量がより少なくなり得るので、クラブヘッド100の重心および慣性モーメントを最適化することのできる可能性の向上を可能にすることができる。さらに、フェース部113が支持本体114に結合および/または移行する場所でクラブヘッド100を厚化せず、かつ/またはその場所に補強構造(例えばリブ)を実装しないことによって、フェース107および/またはフェース部113の可撓性が、より大きくなり得る。
したがって、フェース部113が第1の材料を備えることができ、支持本体114が第2の材料を備えることができる。第1の材料は、第1の材料の硬度、降伏強度、および/または極限強度を備えることができ、第2の材料は、第2の材料の硬度、降伏強度、および/または極限強度を備えることができる。多くの実施形態では、第1の材料は、第2の材料とは異なっていてよい。同様に、第1の材料の降伏強度および/または極限強度はそれぞれ、第2の材料の降伏強度および/または極限強度と異なっていてよい。
多くの実施形態では、第1の材料の降伏強度は、約910.0メガパスカル以上、1034メガパスカル以上、1242メガパスカル以上、1378メガパスカル以上、または1720メガパスカル以上とすることができる。これらの実施形態のいくつかでは、または他の実施形態では、第1の材料の降伏強度は、約1138メガパスカル以下、1242メガパスカル以下、または1720メガパスカル以下とすることができる。いくつかの特定の実施形態では、第1の材料の降伏強度は、約1172メガパスカルまたは1655メガパスカルとすることができる。
いくつかの実施形態では、第1の材料の極限強度は、約1034メガパスカル以上もしくは1770メガパスカル以上とすることができ、かつ/または、約1275メガパスカル以下もしくは2172メガパスカル以下とすることができる。いくつかの特定の実施形態では、この極限強度は、約1724メガパスカル、1896メガパスカル、または1979メガパスカルとすることができる。
いくつかの実施形態では、第2の材料の降伏強度は、約1103メガパスカル以上とすることができる。さらに、第2の材料の極限強度は、約1276メガパスカル以上とすることができる。
多くの実施形態では、第2の材料の降伏強度は、約275メガパスカル以上、344メガパスカル以上、551メガパスカル以上、689メガパスカル以上、758メガパスカル以上、または792メガパスカル以上とすることができる。これらの実施形態のいくつかでは、または他の実施形態では、第2の材料の降伏強度は、約310メガパスカル以下、414メガパスカル以下、759メガパスカル以下、828メガパスカル以下、862メガパスカル以下、または897メガパスカル以下とすることができる。
一方、先に上で紹介したように、第1の材料の1つまたは複数の特性をそれらの対応する第2の材料の特性に対して、またその逆に、制限することができる。例えば、多くの実施形態では、第2の材料の降伏強度と第1の材料の降伏強度の降伏強度比は、約0.50以上とすることができる。いくつかの実施形態では、この降伏強度比は、約0.63以上とすることができる。これらまたは他の実施形態では、第2の材料の極限強度と第1の材料の極限強度の極限強度比は、約0.50以上とすることができる。いくつかの実施形態では、この極限強度比は、約0.63以上とすることができる。さらなる実施形態では、極限強度は、約0.74以上とすることができる。これらの実施形態では、提供される例示的な降伏強度および/または極限強度は、降伏強度比および/または極限強度比に従う。
他の実施形態では、第1の材料の硬度は、約50ロックウェル硬さスケールC(HRC)以上とすることができ、かつ/または約56HRC以下とすることができる。いくつかの実施形態では、硬度は、約52.5HRCまたは53.5HRCとすることができる。
多くの実施形態では、第1の材料は、鉄および/またはチタンを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の材料は、鉄合金および/またはチタン合金を含むことができる。具体的な例では、第1の材料は、カーペンターグレード455鋼および/またはカーペンターグレード475鋼を含むことができる。他の具体的な例では、第1の材料は、Ti SSAT2041チタン合金、Ti SP700チタン合金、Ti 15−0−3チタン合金、Ti 15−5−3チタン合金、もしくはTi−9チタン合金、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。
多くの実施形態では、第2の材料は、鉄および/またはチタンを含むことができる。いくつかの実施形態では、第2の材料は、鉄合金および/またはチタン合金を含むことができる。具体的な例では、第2の材料は、熱処理した17−4ステンレス鋼、431SS鋼、8620鋼、1020鋼、または1025鋼を含むことができる。他の具体的な例では、第2の材料は、Ti 6−4チタン合金、Ti 811チタン合金、もしくはTi 9Sチタン合金、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。
多くの実施形態では、フェース部113のフェース中心でのフェース部113の厚さは、約0.1905センチメートル以下、0.2540センチメートル以下、0.2794センチメートル以下、0.3556センチメートル以下、または0.3683センチメートル以下とすることができる。これらの実施形態のいくつかでは、この厚さは、約、0.1143センチメートル以上、0.1270センチメートル以上、0.1828センチメートル以上、または0.1905センチメートル以上とすることができる。
多くの実施形態では、フェース部113は、基本的に第1の材料で構成され得る。これらの実施形態では、第1の材料は、フェース部113の体積の少なくとも90%、95%、または98%の割合を占めることができる。これらまたは他の実施形態では、第1の材料は、フェース部113の強度(例えば降伏強度および/または極限強度)の重み付き平均の少なくとも90%、95%、または98%に寄与し反映することができる。
多くの実施形態では、支持本体114は、基本的に第2の材料で構成され得る。これらの実施形態では、第2の材料は、支持本体114の体積の少なくとも90%、95%、または98%の割合を占めることができる。これらまたは他の実施形態では、第2の材料は、支持本体114の強度(例えば降伏強度および/または極限強度)の重み付き平均の少なくとも90%、95%、または98%に寄与し反映することができる。
いくつかの実施形態では、クラウン108および/またはクラウン支持本体115は、基本的に第2の材料で構成され得る。これらの実施形態では、第2の材料は、それぞれ、クラウン108および/またはクラウン支持本体115の体積の少なくとも90%、95%、または98%の割合を占めることができる。これらまたは他の実施形態では、第2の材料は、それぞれ、クラウン108および/またはクラウン支持本体115の強度(例えば降伏強度および/または極限強度)の重み付き平均の少なくとも90%、95%、または98%に寄与し反映することができる。
いくつかの実施形態では、ソール109および/またはソール支持本体116は、基本的に第2の材料で構成され得る。これらの実施形態では、第2の材料は、それぞれ、ソール109および/またはソール支持本体116の体積の少なくとも90%、95%、または98%の割合を占めることができる。これらまたは他の実施形態では、第2の材料は、それぞれ、ソール109および/またはソール支持本体116の強度(例えば降伏強度および/または極限強度)の重み付き平均の少なくとも90%、95%、または98%に寄与し反映することができる。
とりわけ、クラブヘッド100は、例えば材料被覆、おもり、装飾など、フェース部113および支持本体114以外の要素を備えることがある。したがって、フェース部113が基本的に第1の材料で構成され、かつ/または支持本体113、クラウン108、クラウン支持本体115、ソール109、および/もしくはソール支持本体116が基本的に第2の材料で構成される実施形態についての先の議論は、いくつかの実施形態において、クラブヘッド100の構造的完全性に実質的に寄与しないクラブヘッド100の要素は、本明細書で企図される概念から排除できるということを明らかにするものである。
さらに、いくつかの実施形態では、支持本体114の全てが第2の材料を備えることが必要であるとは限らない場合がある。これらの実施形態では、支持本体114の一部だけが第2の材料を備えていれば十分な場合がある。例えば、支持本体114が第2の材料を、クラブヘッド100のロフト平面および/またはクラブヘッド100のフェース部113が支持本体114に結合および/または移行する領域から、ある一定の距離離れた範囲内に備えていれば十分な場合がある。例えば、支持本体114は、第2の材料を、クラブヘッド100のロフト平面および/またはクラブヘッド100のフェース部113が支持本体114に結合および/または移行する領域の0.20センチメートル、0.30センチメートル、または0.40センチメートル以内にある場所に備えることができる。この距離は、クラブヘッド100の前後軸に平行な方向に測定することができる。
さらに、前述の内容は一般に、フェース部113と支持本体114の強度比を制約することについて論じているが、これらの概念は、例えばクラウン108がクラブヘッド100の残りの部分に結合され、かつ/またはソール109がクラブヘッド100の残りの部分に結合されるような、他の実施形態にも適用することができる。これらの実施形態では、クラウン108またはソール109を、クラブヘッド100の残りの部分に比べて高い強度の材料で実装することができる。しかし、一般には、これらの概念を、フェース部113が支持本体114に結合される実施形態に適用するほうが、フェース部113がクラウン108および/またはソール109よりも多くの衝撃応力を受ける可能性があるという観点からより有利となり得る。それにも関わらず、これらの概念の1つを、クラブヘッド100がフェースプル(face pull)手法とは対照的にクラウンプル(crown pull)またはソールプル(sole pull)手法に従って製造される場合に、これらの他の実施形態において適用することが望ましい場合がある。
図2は、図1の実施形態による、フェースインサート117の周縁123がフェース支持本体118の周縁126から分離された場合のクラブヘッド100を示す。とりわけ図2は、一部には、後面222、225、228、および231の視覚的な関係を示すことを意図したものである。
一方、図3〜図5は、クラブヘッド100を他の視点から示す。具体的には、図3は、図1の実施形態による、クラブヘッド100の正面図を示し、図4は、図1の実施形態による、クラブヘッド100のトゥ側面図を示し、図5は、図1の実施形態による、クラブヘッド100の正面、底面、ヒール側面図を示す。
図面において先に移ると、図6は、ゴルフクラブヘッドを製造する方法600の一実施形態のフローチャートを示す。方法600は、単なる例示であり、本明細書に提示する実施形態に限定されない。方法600は、本明細書で明確に図示または説明していない、多くの異なる実施形態または例において使用することができる。いくつかの実施形態では、方法600の作業、手順、および/またはプロセスを、提示した順序で実施することができる。他の実施形態では、方法600の作業、手順、および/またはプロセスを、任意の他の適切な順序で実施することができる。さらに他の実施形態では、方法600における作業、手順、および/またはプロセスのうちの1つまたは複数を、組み合わせてもよく、スキップしてもよい。多くの実施形態では、クラブヘッドは、クラブヘッド100(図1〜図5)に類似していてもよく、それと同一でもよい。
方法600は、フェース部を準備する作業601を含むことができる。フェース部は、フェース部113(図1〜図5)に類似していてもよく、それと同一でもよい。図7は、例示的作業601を示す。
作業601は、第1の材料を準備する作業701を含むことができる。第1の材料は、上でクラブヘッド100(図1〜図5)に関して説明した第1の材料に類似していてもよく、それと同一でもよい。
多くの実施形態では、作業601は、フェースインサートを準備する作業702も含むことができる。フェースインサートは、フェースインサート117(図1および図2)に類似していてもよく、それと同一でもよい。いくつかの実施形態では、作業702を省略することができる。
いくつかの実施形態では、作業601はさらに、第1の材料からフェース部を鋳造する作業703を含むことができる。
他の実施形態では、作業601は、第1の材料からフェース部を形成する作業704を含むことができる。多くの実施形態では、作業704が実施されるとき、作業703は省略することができ、逆も同様である。
図6を再度参照すると、方法600は、支持本体を準備する作業602を含むことができる。支持本体は、支持本体114(図1〜図5)に類似していてもよく、それと同一でもよい。図8は、例示的作業602を示す。
作業602は、第2の材料を準備する作業801を含むことができる。第2の材料は、上でクラブヘッド100(図1〜図5)に関して説明した第2の材料に類似していてもよく、それと同一でもよい。
作業602は、第2の材料からフェース部を鋳造する作業802も含むことができる。
作業602は、第2の材料からフェース部を形成する作業803を含むことができる。多くの実施形態では、作業803が実施されるとき、作業802は省略することができ、逆も同様である。
図6を再度参照すると、方法600は、フェース部を支持本体に結合させる作業603を含むことができる。作業603の実施は、フェース部を支持本体に、例えば、上でクラブヘッド100(図1〜図5)に関して示したような、任意の適切な様式で結合させることを含むことができる。多くの実施形態では、作業603の実施は、フェース部を支持本体に溶接することを含むことができる。
他の実施形態は、(1)クラウンを準備すること、およびゴルフクラブヘッドの残りの部分を準備することを含む、ゴルフクラブヘッドを製造する方法、ならびに/または(2)ソールを準備すること、およびゴルフクラブヘッドの残りの部分を用意することを含む、ゴルフクラブヘッドを製造する方法、を含むことができる。これらの実施形態は、より高い強度(例えば降伏強度および/または極限強度)のクラウンまたはソールに関してではあるが、方法600に類似していてよい。
以上、本明細書のゴルフクラブヘッドおよび関連方法について、特定の実施形態に即して説明してきたが、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、さまざまな変更を加えることができる。例えば、図6の作業601〜603、図7の作業701〜704、および/または図8の作業801〜803を、多くの異なる手順、プロセス、および作業から構成することができ、多くの異なるモジュールによって、多くの異なる順序で実施することができること、図1〜図8の任意の要素を修正できること、ならびにこれらの実施形態のうちのいくつかについての先の議論が、必ずしも可能なあらゆる実施形態の完全な説明になっているとは限らないことが、当業者には容易に明らかとなるであろう。
さらに、上の例は、ウッドタイプゴルフクラブヘッドに関連して説明されていることがあるが、本明細書で説明する装置、方法、および製品は、アイアンタイプゴルフクラブ、ウェッジタイプゴルフクラブ、パタータイプゴルフクラブなど、他のタイプのゴルフクラブに適用可能であり得る。あるいは、本明細書で説明する装置、方法、および製品は、ホッケースティック、テニスラケット、釣り竿、スキーストックなどのような、適用可能な他のタイプのスポーツ用品とすることもできる。
そのような変更および他の、さらなる例を、先の説明の中で挙げてきた。さまざまな図の特徴のうちの1つまたは複数を有する異なる実施形態の、他の置換も同様に企図される。したがって、本明細書の明細書、特許請求の範囲、および図面は、本開示の範囲を例示することを意図したものであり、限定することを意図したものではない。本出願の範囲は、添付の特許請求の範囲によって求められる範囲にのみ限定されることが意図される。
本明細書で論じたクラブヘッドおよび関連方法は、さまざまな実施形態において実施することができ、これらの実施形態のうちのいくつかについての先の議論は、必ずしも可能なあらゆる実施形態の完全な説明になっているとは限らない。そうではなく、図面の詳細な説明および図面自体が、少なくとも1つの好ましい実施形態を開示しており、代替実施形態を開示していることもある。
任意の特定の請求項において述べられている全ての要素は、その特定の請求項において述べられている実施形態にとって不可欠である。したがって、1つまたは複数の要素の置き換えは、修理ではなく再構成となる。さらに、利益、他の利点、および問題に対する解決策について、特定の実施形態に関して説明してきた。しかし、利益、利点、問題に対する解決策、および任意の利益、利点、もしくは解決策を生じさせ、またはより顕著にさせることのできる任意の1つまたは複数の要素を、請求項のうちのいずれかまたは全ての決定的に重要な、必要な、または不可欠な特徴または要素であると解釈することは、そのような利益、利点、解決策、または要素がそのような請求項において明記されていない限り、すべきはでない。
ゴルフのルールは時々変わることがある(例えば、全米ゴルフ協会(USGA)、ロイヤルアンドエンシェントゴルフクラブオブセントアンドリュース(R&A)などのような、ゴルフの標準化組織および/または運営団体によって、新たな規定が採用されることもあり、古いルールが廃止または修正されることもある)ので、本明細書で説明する装置、方法、および製品に関連するゴルフ用品は、任意の特定の時点のゴルフのルールに準拠していることもあり、準拠していないこともある。したがって、本明細書で説明する装置、方法、および製品に関連するゴルフ用品は、準拠している、または準拠していないゴルフ用品として宣伝され、売りに出され、かつ/または販売されることがある。本明細書で説明する装置、方法、および製品は、この点について限定されない。
さらに、本明細書で開示する実施形態および限定事項は、実施形態および/または限定事項が、(1)特許請求の範囲において明示的に述べられておらず、かつ(2)均等論の下で、特許請求の範囲における明示的な要素および/もしくは限定事項の均等物であり、または潜在的な均等物である場合、公有の原則(doctrine of dedication)の下で公に供されることはない。

Claims (24)

  1. 約910メガパスカル以上の第1の降伏強度を有する第1の材料を備えるフェース部と、
    第2の降伏強度を有する第2の材料を備え、前記フェース部に結合されるように構成される支持本体と、を備え、
    前記第2の降伏強度と前記第1の降伏強度の降伏強度比が、約0.50以上である、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記降伏強度比が、約0.63以上である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記第1の降伏強度が、約1378メガパスカル以上である、請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記第1の降伏強度が、約1655メガパスカル以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記第1の降伏強度が、約1720メガパスカル以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記フェース部が、基本的に前記第1の材料で構成される、請求項1から5のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. フェース、クラウン、およびソールを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記支持本体は、クラウン支持本体を備え、
    前記クラウンは、前記クラウン支持本体を備え、
    前記クラウン支持本体は、基本的に前記第2の材料で構成される、請求項7に記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記支持本体は、ソール支持本体を備え、
    前記ソールは、前記ソール支持本体を備え、
    前記ソール支持本体は、基本的に前記第2の材料で構成される、請求項7または8に記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 前記フェース部は、クラウンフェース部を備え、
    前記クラウンは、前記クラウンフェース部を備える、請求項7から9のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 前記フェース部は、ソールフェース部を備え、
    前記ソールは、前記ソールフェース部を備える、請求項7から10のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 前記フェース部は、フェースインサートを備え、
    前記フェースは、前記フェースインサートを備え、
    前記フェースインサートは、フェースインサート前面、前記フェースインサート前面とは反対側のフェースインサート後面、およびフェースインサート周縁部を備える、請求項7から9のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  13. 前記第1の材料が、鉄もしくはチタンの一方を含むこと、及び
    前記第2の材料が、鉄もしくはチタンの一方を含むこと、のうちの少なくとも一方である、請求項1から12のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  14. 前記フェース部が、フェース中心を備えること、および
    前記フェース部の前記フェース中心における厚さが、約0.2540センチメートル以下であること、のうちの少なくとも一方である、請求項1から13のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  15. 前記フェース部の前記フェース中心における前記厚さが、約0.1905センチメートル以下である、請求項14に記載のゴルフクラブヘッド。
  16. ウッドタイプゴルフクラブヘッドを含む、請求項1から15のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  17. ゴルフクラブヘッドを製造する方法であって、
    約1378メガパスカル以上の第1の降伏強度を有する第1の材料を備えるフェース部を準備する工程と、
    第2の降伏強度を有する第2の材料を備え、前記フェース部に結合されるように構成される支持本体を準備する工程と、
    前記フェース部を前記支持本体に結合させる工程と、を含み、
    前記第2の降伏強度と前記第1の降伏強度の降伏強度比が、約0.50以上である、方法。
  18. 前記降伏強度比が、約0.63以上であること、および
    前記第1の降伏強度が、約1720メガパスカル以上であること、のうちの少なくとも一方である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記フェース部を前記支持本体に結合させる工程は、前記フェース部を前記支持本体に溶接する工程を含む、請求項17または18に記載の方法。
  20. 前記フェース部を準備する工程は、楕円形状のフェースインサート周縁部を有するフェースインサートを準備する工程を含む、請求項17または18に記載の方法。
  21. 前記フェース部を前記支持本体に結合させる工程は、前記フェースインサートを前記支持本体に結合させる工程を含む、請求項20に記載の方法。
  22. 約1378メガパスカル以上の第1の降伏強度を有する第1の材料を備えるフェース部と、
    第2の降伏強度を有する第2の材料を備え、前記フェース部に結合された支持本体と、を備え、
    前記第2の降伏強度と前記第1の降伏強度の降伏強度比が、約0.50以上であり、
    前記支持本体が支持シェルを備え、
    ウッドタイプゴルフクラブヘッドを含む、ゴルフクラブヘッド。
  23. 前記降伏強度比が、約0.63以上であること、および
    前記第1の降伏強度が、約1720メガパスカル以上であること、のうちの少なくとも一方である、請求項22に記載の方法。
  24. 前記フェース部は、基本的に前記第1の材料で構成されており、
    前記第1の材料は、鉄またはチタンの一方を含み、
    前記ゴルフクラブヘッドが、フェース、クラウン、およびソールを備え、
    前記支持本体は、クラウン支持本体を備え、
    前記クラウンは、前記クラウン支持本体を備え、
    前記支持本体は、ソール支持本体を備え、
    前記ソールは、前記ソール支持本体を備え、
    前記クラウン支持本体は、基本的に前記第2の材料で構成されており、
    前記第2の材料は、鉄またはチタンの一方を含み、
    前記フェース部は、フェース中心を備え、
    前記フェース部の前記フェース中心での厚さが、約0.2540センチメートル以下である、請求項22または23に記載のゴルフクラブヘッド。
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