JP2016535660A - バルーンカテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】バルーンカテーテルを提供する。【解決手段】本発明は、第1導管に第2導管がスライド移動可能に挿入され、伸縮可能なカテーテル導管と、第1導管と第2導管とを連結してカテーテル導管の伸縮を自体の伸縮率によって制限する伸縮制限手段とを含むバルーンカテーテル、またはカテーテル導管の膨張ルーメンとガイドワイヤールーメンが一つに統合されたバルーンカテーテルを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、医療用バルーンカテーテルに関する。
一般に、医療用に用いられるバルーンカテーテルは、両端部の間で長さ方向に延長されたルーメン(lumen)を有するカテーテル導管(catheter tube)、カテーテル導管の両端部のいずれか一方に連結されたバルーン(balloon)、及びカテーテル導管の両端部のいずれか他方に連結されたコネクタ(connector)を含んでなる。コネクタにはシリンジ(syringe)などの流体注入機構が連結される。このようなバルーンカテーテルは、流体注入機構からの流体(溶液であってもよい。)がカテーテル導管のルーメンに注入され、ルーメンに沿って移送され、バルーンがルーメンを通過した流体の提供を受けて膨張するように構成される。
このようなバルーンカテーテルは、バルーンが収縮した状態(原状に復元された状態)で、前もって形成した施術用接近通路を介して被施術者の表皮から体内(骨や臓器、血管など)に挿入される。施術部にバルーンカテーテルが挿入された状態で、バルーンは、流体注入機構からの流体によって膨張して体内の当該組織を拡張させるか或いは損傷組織を復元させる。
バルーンの膨張量及び膨張したバルーンの形状は、主にバルーンに加わる流体の圧力によって決定される。よって、バルーンに加わる流体の圧力を不正確に制御してバルーンに流体の圧力をちょっと過度に加えると、バルーンが所要のレベル以上に膨張しながら、所要の形状から外れた非正常的形状に変形することがある。膨張したバルーンの非正常的形状は、例えば、一方に片寄った形状などである。もちろん、カテーテル導管との結合関係に応じて、様々な非正常的形状が現れ得る。このようなバルーンの非正常的膨張現象は、施術を難しくする要因の一つであり、施術の精度を大幅に低下させることができる。
施術用接近通路を介して体内にバルーンカテーテルを挿入したが、バルーンカテーテルを目的の位置まで進入させることができない場合、挿入されたバルーンカテーテルを施術部から除去し、施術用接近通路を延長した後、バルーンカテーテルを再挿入しなければならない。この過程は非常に面倒であって施術速度の改善の面で不利であるしかない。
一方、カテーテル導管は、ルーメンであって、流体注入機構からの流体が移送される膨張ルーメン(inflating lumen)及びカテーテル導管の剛性を補強するガイドワイヤーが挿入されるガイドワイヤールーメン(guide wire lumen)を有する。このようにカテーテル導管に膨張ルーメンとガイドワイヤールーメンが別個に設けられることにより、バルーンカテーテルの製造が容易ではない。しかも、構造的に複雑であり、カテーテル導管の外径が大きいしかない。
本発明の実施例は、施術の安定性及び施術者の利便性の面で有利なバルーンカテーテルを提供しようとする。
本発明の実施例は、構造的に単純で施術の面で有利なバルーンカテーテルを提供しようとする。
本発明の実施例によれば、第1ルーメンを有する第1導管、及び前記第1ルーメンに連通する第2ルーメンを有し、外周に貫通孔が設けられた第2導管から構成され、前記第1導管に前記第1導管の遠端部を介して前記第2導管の近端部がスライド移動可能に挿入されて伸縮可能なカテーテル導管と;前記カテーテル導管の外周に嵌められた状態で、前記第1導管の遠端部側の外周と前記第2導管の遠端部側の外周に両端部がそれぞれ結合され、前記貫通孔を介して流出する流体によって膨張するバルーンと;一定の伸縮率を有し、前記第1導管と第2導管とを連結し、カテーテル導管の伸縮を自体の伸縮率によって制限する伸縮制限手段と;を含んでなる、バルーンカテーテルを提供することができる。
前記伸縮制限手段は、前記第1導管と前記第2導管に両端部がそれぞれ結合された伸縮部材を含むことができる。具体的に、前記伸縮部材は、前記カテーテル導管と前記バルーンとの間で前記第1導管の外周と前記第2導管の外周に両端部がそれぞれ結合できる。
前記伸縮部材は管状に形成できる。さらに、前記伸縮部材はメッシュから構成できる。
本発明の実施例に係るバルーンカテーテルは、前記第2導管の遠端部に第2導管の長さ方向に結合されたドリルビットをさらに含むことができる。
前記ドリルビットは、前記第2導管に前記第2導管の遠端部を介して嵌め込まれたシャンクと、前記シャンクに連結されたビット本体とを含むことができる。
前記第1導管の遠端部側の内周には、前記第2導管の近端部との係止によって前記カテーテル導管の収縮長さを制限する内側顎が設けられてもよい。または、前記第1導管の遠端部側の内周には、内側顎が設けられ、前記第2導管の近端部側の外周には、前記内側顎との係止によって前記第1導管と第2導管の分離を防止する外側顎が設けられてもよい。
本発明の実施例によれば、近端部と遠端部を有し、前記近端部と遠端部との間のルーメンを有し、前記遠端部側の外周に貫通孔が設けられたカテーテル導管と;前記カテーテル導管の遠端部側の外周に設けられ、前記貫通孔から流出する流体による膨張が可能なバルーンと;前記カテーテル導管の遠端部に前記カテーテル導管の長さ方向に結合されたドリルビットと;を含んでなる、バルーンカテーテルを提供することができる。
本発明の実施例によれば、第1ルーメンを有する第1導管、及び前記第1ルーメンに連通する第2ルーメンを有し、外周に貫通孔が設けられた第2導管から構成され、前記第1導管に前記第1導管の遠端部を介して前記第2導管の近端部がスライド移動可能に挿入されて伸縮可能なカテーテル導管と;前記カテーテル導管の外周に嵌められた状態で、前記第1導管の遠端部側の外周と前記第2導管の遠端部側の外周に両端部がそれぞれ結合され、前記貫通孔を介して流出する流体によって膨張するバルーンと;を含んでなり、前記第1導管の遠端部側の内周には、第1内側顎および第2内側顎が前記第1導管の長さ方向に離隔して設けられ、前記第2導管の近端部側の外周には、前記第1内側顎と第2内側顎との間で前記カテーテル導管の伸縮に応じて前記第1内側顎または第2内側顎に係止される外側顎が設けられた、バルーンカテーテルを提供することができる。
本発明の実施例によれば、近端部と遠端部を有し、前記近端部と遠端部との間で長さ方向に延長された単一のルーメンを有するカテーテル導管と;前記カテーテル導管を通過して前記ルーメン上に配置されたガイドワイヤーと;長さ方向に貫通した流体注入流路を有し、前記カテーテル導管の近端部に流体注入流路が前記ルーメンに連通するように結合され、前記流体注入流路の中心部で前記ガイドワイヤーの近端部を支持するホルダーボディー、及び前記流体注入流路の内壁に前記ホルダーボディーを支持させる少なくとも一つのサポートアームからなるガイドワイヤーホルダーを有するコネクタと;前記カテーテル導管の遠端部に設けられ、前記流体注入流路から前記ルーメンに注入される流体によって膨張可能なバルーンと;を含んでなる、バルーンカテーテルを提供することができる。
ここで、前記カテーテル導管を通過して前記カテーテル導管から突出したガイドワイヤーの遠端部には、補強部材が結合できる。前記バルーンは、両端部のいずれか一方が前記カテーテル導管の遠端部側の外周に嵌められた状態で結合され、両端部のいずれか他方が前記補強部材に前記補強部材を包んだ状態で結合できる。
前記サポートアームは、複数設けられ、前記ホルダーボディーの周りに互いに離隔するように配置できる。前記コネクタは外周にハンドルが設けられてもよい。
前記コネクタは、前記カテーテル導管の近端部に結合され、前記ルーメンに連通して前記流体注入流路の一部を構成する第1流路を有する第1コネクタボディーと;前記第1コネクタボディーに結合され、前記第1流路に連通して前記第1流路と共に前記流体注入流路を構成する第2流路を有し、前記第2流路に前記ガイドワイヤーホルダーが設けられた第2コネクタボディーと;を含むことができる。
ここで、前記第1コネクタボディーは、一方の端部には前記カテーテル導管の近端部が嵌合される第1結合溝部が設けられ、他方の端部には前記第2コネクタボディーとの嵌合のための第2結合溝部が設けられ、前記第1コネクタボディーの第1流路は、前記第1結合溝部と第2結合溝部との間で長さ方向に延長され、前記第2コネクタボディーは、前記第2結合溝部に嵌入される嵌入部を備えることができる。
また、前記ガイドワイヤーホルダーは前記第2流路の遠端部側に配置できる。
上述した本発明の主要な課題の解決手段は、以下で説明する実施例(発明を実施するための具体的な内容)や図面などによってさらに具体的且つ明確になるだろう。なお、前述した本発明の主要な課題の解決手段以外にも、様々な課題の解決手段がさらに提案される。
本発明の実施例によれば、安定的かつ便利に施術することができ、低コストで容易に製造することができる。
本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを示す斜視図である。 図1のA部分を示す断面図であって、バルーンが収縮した状態を示す。 図1のA部分を示す断面図であって、バルーンが膨張した状態を示す。 図1のA部分を示す部分断面図である。 本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを用いた骨施術過程を示す。 本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを用いた骨施術過程を示す。 本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを用いた骨施術過程を示す。 本発明の第2実施例に係るバルーンカテーテルを示す斜視図である。 本発明の第2実施例に係るバルーンカテーテルを示す断面図であって、バルーンが収縮した状態を示す。 本発明の第2実施例に係るバルーンカテーテルを示す断面図であって、バルーンが膨張した状態を示す。 図9のB部分を示す拡大図である。 図9のC部分を示す拡大図である。 図12に示したコネクタの分離状態を示す。 図12のD−D線に沿った断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する。参考までに、本発明を説明するために参照する図面に示した構成要素の大きさや線の太さなどは、理解の便宜上、多少誇張して表現されていることがある。また、本発明の説明に使用される用語は、本発明における機能を考慮して定義したものなので、使用者または運用者の意図、習慣などによって変わりうる。よって、この用語の定義は本明細書の全般にわたる内容に基づいて下されるべきである。
本発明の実施例に係るバルーンカテーテルは、前もって被施術者の表皮から体内の目的の位置に至るように形成した施術用接近通路を介して骨、臓器、血管などに挿入できる。
本発明の実施例に関連する説明において、近端部(proximal end portion)と遠端部(distal end portion)は施術者を基準とした用語であって、施術者側に位置する端部は近端部、その反対側は遠端部になる。
図1〜図4には本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルが示されている。図1に示すように、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルは、近端部12及び遠端部14を有し、ルーメン(lumen)(図2及び図3の図面符号106及び206を参照)をもって長さ方向に伸縮可能なカテーテル導管10(catheter tube)、カテーテル導管10の遠端部14側の外周に設けられたバルーン20(balloon)、カテーテル導管10の近端部12に結合されたコネクタ30(connector)、及びカテーテル導管10の遠端部14に結合されたドリルビット40(drill bit)を含んでなる。次に、図2〜図4をさらに参照して本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを具体的に説明する。
カテーテル導管10は、テレスコピック(telescopic)方式で結合された第1導管100と第2導管200から構成される。
第1導管100は、カテーテル導管10の長さの大部分を構成する長さに形成される。第1導管100は、近端部である第1端部(図1の図面符号102を参照)と遠端部である第2端部104を有し、第1導管100の第1端部102と第2端部104との間で第1導管100の長さ方向に延長された内部の第1ルーメン106を有する。第1導管100の第1端部102はカテーテル導管10の近端部12になる。第1導管100は、その両端が開放された構造を持つため、第1導管100の第1端部102と第2端部104はそれぞれ開口を有する。
第2導管200は相対的に短い長さに形成される。すなわち、第2導管200の長さは第1導管100に比べて短い。第2導管200は、近端部である第1端部202及び遠端部である第2端部204を有し、第2導管200の第1端部202と第2端部204との間で第2導管200の長さ方向に延長された内部の第2ルーメン206を有する。第2導管200の第2端部204はカテーテル導管10の遠端部14になる。第2導管200は、その両端が開放された構造を持つため、第2導管200の第1端部202と第2端部204はそれぞれ開口を有する。
第1導管100には、第1導管100の第2端部104側の開口を介して第2導管200の第1端部202がスライド移動可能に挿入されるため、カテーテル導管10は、第1導管100と第2導管200の相対移動に応じて長さが伸張または収縮する。このように結合された第1導管100と第2導管200は、第1ルーメン106と第2ルーメン206が第2導管200の第1端部202側の開口によって互いに連通する。連通した第1ルーメン106と第2ルーメン206はカテーテル導管10のルーメンを構成する。
第1導管100の第2端部104側の内周には第1内側顎110と第2内側顎120がそれぞれ設けられる。第1内側顎110と第2内側顎120は、環状構造を持つように第1導管100の内周方向に沿って形成できる。第1内側顎110と第2内側顎120は、第1導管100の長さ方向に互いに離隔するように一定の間隔を置いて配置される。第2内側顎120は第1導管100の第2端部104側の開口に近接し、第1内側顎110は第2内側顎120から第1導管100の第1端部102側へ離隔する。
第2導管200の第1端部202側の外周には、第1導管100の第1内側顎110、及び第2内側顎120との間の領域で第1導管100と第2導管200の相対移動に応じて第1内側顎110または第2内側顎120に係止される外側顎210が設けられる。外側顎210は、環状構造を持つように第2導管200の外周方向に沿って形成できる。外側顎210は、第1導管100と第2導管200の相対移動に応じてカテーテル導管10の長さが収縮するときには第1内側顎110との係止作用によってカテーテル導管10の収縮長さを制限し、第1導管100と第2導管200の相対移動に応じてカテーテル導管10の長さが伸張するときには第2内側顎120との係止作用によってカテーテル導管10の伸張長さを制限しながら、第1導管100と第2導管200の分離を防止する。
第2導管200の第1端部202と第2端部204との間の外周には、第2ルーメン206に連通する貫通孔220が単数または複数設けられる。
第1導管100の材質は、比較的大きな剛性を有する金属であってもよい。一例として、第1導管100はステンレス鋼(stainless steel)からなってもよい。このように、第1導管100をステンレス鋼のように比較的剛性が大きい金属で製作してカテーテル導管10の剛性を補強すると、体内への本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルの挿入時にカテーテル導管10が過度に曲がることを防止することができる。このため、一般なバルーンカテーテルは、カテーテル導管の剛性を補強するために、カテーテル導管に2つのルーメンが設けられ且ついずれか一つのルーメンにガイドワイヤー(guide wire)が挿入された構成を持つ。これに対し、比較的剛性が大きい金属からなる第1導管100を有する本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルは、このようなガイドワイヤーの適用を排除することができる。
一方、第1導管100の材質は、カテーテル導管10に加えた力が解除されると、カテーテル導管10が曲がるなどの変形した状態から原状に復元されるように形状記憶合金からなってもよい。形状記憶合金としては、ニッケル(Ni)とチタン(Ti)の非磁性合金であるニチノール(nitinol)が利用できる。もちろん、第1導管100の材質は、これらの金属に限定されないので、カテーテル導管10の剛性を補強することができる様々な材質が適用できる。これにより、第1導管100の材質はポリマー(polymer)などの合成樹脂であってもよい。または、第1導管100は、第1導管100の第2端部104は合成樹脂からなり、第1導管100の第2端部104を除いた残りは金属からなるように構成(例えば、結合された合成樹脂導管と金属導管から構成)されてもよい。
長さが第1導管100に比べて短い第2導管200は合成樹脂(ポリマーなど)からなってもよい。もちろん、実施条件などによっては第2導管200の材質も金属であってもよい。
バルーン20は、膨張及び収縮(原状復元)が可能な合成樹脂によって管状構造を持つように形成される。バルーン20はカテーテル導管10の外周に嵌められた状態で第1導管100の第2端部104側の外周と第2導管200の第2端部204側の外周に両端部がそれぞれ結合されることにより、第2導管200の第1端部202と第2端部204との間に位置した貫通孔220はバルーン20の内部に連通する。第1導管100の第2端部104側の外周と第2導管200の第2端部204側の外周に対するバルーン20の結合は気密維持可能に行われる。例えば、バルーン20の両端部は、第1導管100の第2端部104側の外周と第2導管200の第2端部204側の外周に接着剤などにより付着してもよく、バンドなどにより密着状態で定着されてもよい。
コネクタ30にはシリンジ(syringe)などの流体注入機構が連結される。コネクタ30は、流体注入機構からの流体が流入し、第1導管100の第1端部102側の開口に連通した流路を有する。
ドリルビット40はカテーテル導管10の長さ方向に配置される。ドリルビット40はシャンク(shank)42及び該シャンク42に連結されたビット本体44を含む。
シャンク42は、第2導管200の第2端部204側の開口を介して第2導管200に嵌め込まれる。シャンク42は、第2導管200の第2端部204側の内周に密着する大きさを有するため、第2導管200の第2端部204側の開口を密閉する密閉手段として機能する。図示してはいないが、シャンク42の外周には密閉力の向上のためにシーリング材が被覆できる。
ビット本体44はシャンク42と一体型であってもよい。ビット本体44の外周には切れ刃が設けられる。ビット本体44の最大外周は、カテーテル導管10と同様の程度であるか、或いはカテーテル導管10に比べてやや大きい程度であることが好ましい。
流体注入機構からの流体(溶液であってもよい。)は、カテーテル導管10のルーメン(図面符号106と206を参照)に注入され、カテーテル導管10のルーメンに沿ってカテーテル導管10の近端部12から遠端部14側へ移送された後、貫通孔220を介して流出してバルーン20の内部に流入する。バルーン20は、このように提供される流体の作用により膨張し、カテーテル導管10は、バルーン20の膨張程度に応じて第1導管100と第2導管200とが相対移動をしながらその長さが伸張する(図3参照)。これによれば、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルは、バルーン20に流体の圧力が過度に加わっても、第1導管100と第2導管200の相対移動によりカテーテル導管10の長さが伸張するので、膨張したバルーン20が所要の形状から外れた非正常的な形状に変形することを防止することができる。
バルーン20が膨張した状態でカテーテル導管10にカテーテル導管10の長さ方向に力が加わると、カテーテル導管10の長さが第1導管100と第2導管200の相対移動により伸縮しながらバルーン20の形状に変化が発生することがある。これを防止するために、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルは、第1導管100と第2導管200を連結してカテーテル導管10の伸縮動作を自体の伸縮率によって制限する伸縮制限手段(図面符号50参照)をさらに含む。
伸縮制限手段は、カテーテル導管10とバルーン20との間に配置された状態で第1導管100の外周と第2導管200の外周に両端部がそれぞれ結合され、一定の伸縮率(弾性率であってもよい)を有する伸縮部材50を含む。伸縮部材50によれば、カテーテル導管10に力が加わっても、加わった力が伸縮部材50を伸縮させることができない程度のレベル(伸縮部材の伸縮率に応じて決定される。)であれば、カテーテル導管10は長さがそのまま維持される。一方、カテーテル導管10に相対的に大きな力が加わると、カテーテル導管10は長さが伸縮する。もちろん、伸縮部材50は、バルーン20の膨張時にカテーテル導管10の長さが伸張できる伸縮率を持つように構成される。好ましくは、伸縮部材50は、バルーン20が収縮した状態で第1導管100の外周と第2導管200の外周に収縮状態で両端部がそれぞれ結合される。
このような伸縮部材50は、カテーテル導管10の外周に嵌められることが可能な管状に形成され、メッシュ(mesh)からなる。好ましくは、金属メッシュからなる。貫通孔220を介して流出する流体はメッシュの孔を介してバルーン20に提供できる。このような伸縮部材50の伸縮率は、メッシュを構成する線(金属線)の太さやメッシュの開口率(孔数)などを調整することにより、要求するレベルに製作できる。
伸縮部材50の両端部は、第1導管100の外周と第2導管200の外周に接着剤などによって強固に付着してもよく、ファスナー(fastner)などにより締結されてもよい。
図5〜図7には本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを用いた骨施術過程が示されている。本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルは、骨(脊椎骨であってもよい。)のように比較的硬い組織の施術に利用するときに次のような利点がある。
本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルは、ニードル道具(needle instrument)とカニューレ道具(cannula instrument)(図5〜図7の図面符号500)などを用いて、前もって形成した施術用接近通路を介して被施術者の表皮から体内の骨に挿入される。このとき、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルの挿入は、バルーン20が収縮した状態で行われる。
このように体内に本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを挿入したが、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを目的の位置まで進入させることができない場合(手術用接近通路が所要の深さに形成されていない場合)には、カテーテル導管10の遠端部14に備えられたドリルビット40を用いて、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを目的の位置に侵入させる(図6参照)。このとき、施術者(お医者さん)は、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルを押す動作、捩じる動作、または打撃する動作で施術用接近通路を延長することができる。
施術用接近通路をドリルビット40によって延長させることができれば、 施術上の煩わしさ、すなわち、手術用接近通路を延長するために、挿入されたバルーンカテーテルを施術部から除去し、ニードル道具などを用いて施術用接近通路を穿孔した後、バルーンカテーテルを再挿入しなければならない煩わしさを解消することができる。
本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルが体内の目的の位置に進入すると、流体を注入してバルーン20を膨張させることにより、当該組織を拡張させるか或いは損傷組織を復元させる(図7参照)。このとき、カテーテル導管10はバルーン20の膨張による第1導管100と第2導管200の相対移動に応じて長さが伸張し、バルーン20はこのようなカテーテル導管10の長さ伸張により、非正常的な形状に変形することなく正常的に膨張する。また、膨張したバルーン20は、カテーテル導管10の伸縮動作が伸縮部材50の伸縮力によって制限されることにより、カテーテル導管10にある程度の力が加わっても、膨張した状態そのままに安定的に維持される。
図8〜図14には本発明の実施例に係るバルーンカテーテルが示されている。
図8及び図9に示すように、本発明の第2実施例に係るバルーンカテーテルは、近端部12Aと遠端部14Aを有し、ルーメン(lumen)を備えるカテーテル導管(catheter tube)10A、カテーテル導管10Aの遠端部14Aに備えられたバルーン(balloon)20A、カテーテル導管10Aの近端部12Aに結合されたコネクタ(connector)30A、及びカテーテル導管10Aに挿入されてカテーテル導管10Aの剛性を補強するガイドワイヤー(guide wire)40Aを含む。
カテーテル導管10Aは長く形成される。カテーテル導管10Aは両端が開放されたチューブからなり、カテーテル導管10Aの近端部12Aと遠端部14Aはそれぞれ開口を有する。カテーテル導管10Aは、その近端部12Aと遠端部14Aとの間の内部通路をルーメンとする。
カテーテル導管10Aはポリマー(polymer)などの合成樹脂からなる。カテーテル導管10Aの材質は、これに限定されず、多様に変更できる。これにより、カテーテル導管10Aは、剛性が合成樹脂に比べて大きな材質で製作することもできる。例えば、カテーテル導管10Aの材質はステンレス鋼(stainless steel)や形状記憶合金などの金属であってもよい。そして、形状記憶合金としては、ニッケル(Ni)とチタン(Ti)の非磁性合金であるニチノール(nitinol)などを用いることができる。
ガイドワイヤー40Aは、カテーテル導管10Aに比べて長く形成される。このようなガイドワイヤー40Aはカテーテル導管10Aを通過する。これにより、ガイドワイヤー40Aの両端部(ガイドワイヤー40Aの近端部42Aと遠端部44A)は、それぞれカテーテル導管10Aの近端部12A側の開口と遠端部14A側の開口を介してカテーテル導管10Aから外部に突出(露出)し、ガイドワイヤー40Aの両端部42A、44Aの間はルーメン上に配置される。
ガイドワイヤー40Aの遠端部44Aには、ガイドワイヤー40Aの遠端部44Aの太さを増大させてガイドワイヤー40Aの遠端部44Aの剛性を補強する補強部材46Aが結合される。このような補強部材46Aは、キャップ(cap)構造を持つように形成され、ガイドワイヤー40Aの遠端部44Aに被せられる。補強部材46Aは、カテーテル導管10Aと同様にポリマーなどの合成樹脂からなる。もちろん、補強部材46Aの材質は必ずしもこれに限定されない。
図9及び図11を参照すると、バルーン20Aは、両端部のいずれか一方が開放され、いずれか他方が閉鎖された構造を持つように形成される。バルーン20Aの両端部のうち、開放された方はカテーテル導管10Aの遠端部14A側の外周に嵌められた状態で気密維持可能に結合され、閉鎖された方は補強部材46Aに補強部材46Aを包んだ状態で堅固に結合される。このように結合されたバルーン20Aは、内部がカテーテル導管10Aの遠端部14A側の開口を介してルーメンと連通する。
このようなバルーン20Aは、膨張及び収縮(原状復元)が可能な合成樹脂からなる。バルーン20Aは、カテーテル導管10A及び補強部材46Aと同一の材質からなってもよい。バルーン20Aは、融着によってカテーテル導管10Aの遠端部14A側の外周及び補強部材46Aに結合できる。材質によっては、バルーン20Aを結合させるために接着剤や結束バンドなどを用いることもできる。
図9及び図12〜図14を参照すると、コネクタ30Aは、シリンジ(syringe)などの流体注入機構からの流体が注入される流体注入流路130A、230Aを有する。流体注入流路130A、230Aは、コネクタ30Aを長さ方向に貫通するように形成される。コネクタ30Aは、流体注入流路130A、230Aにおいてガイドワイヤー40Aの近端部42Aを支持してガイドワイヤー40Aの位置を固定させるガイドワイヤーホルダー(guide wire holder)240A、250Aを有する。
このようなコネクタ30Aは、合成樹脂からなり、互いに結合する第1コネクタボディー100Aと第2コネクタボディー(connector body)200Aで構成される。
第1コネクタボディー100Aはカテーテル導管10Aの近端部12Aに結合される。第1コネクタボディー100Aは、長さ方向の両端部のいずれか一方にはカテーテル導管10Aの近端部12Aが嵌入される第1結合溝部110Aが設けられ、長さ方向の両端部のいずれか他方には第2コネクタボディー200Aとの嵌合のための第2結合溝部120Aが設けられる。そして、第1結合溝部110Aと第2結合溝部120Aとの間には、流体注入流路130A、230Aの一部を構成する第1流路130Aが設けられる。第1結合溝部110Aの内部と第2結合溝部120Aの内部とは、第1結合溝部110Aと第2結合溝部120Aとの間の第1流路130Aによって互いに連通する。
第2結合溝部120Aは、第1結合溝部110Aに比べてより大きい内周を有するように形成される。第1流路130Aは、第1結合溝部110Aから第2結合溝部120A側に行くほど大きさが徐々に拡張されるように形成される。第1結合溝部110Aと第1流路130Aとの間には、カテーテル導管10Aの近端部12Aの挿入深さを制限する第1係止顎部が設けられてもよい。
前記第1結合溝部110Aとカテーテル導管10Aの近端部12Aとは接着剤によって結合状態が維持できる。結合されたカテーテル導管10Aと第1コネクタボディー100Aは、ルーメンと第1流路130Aがカテーテル導管10Aの近端部12A側の開口を介して互いに連通する。
第2コネクタボディー200Aは、長さ方向の両端部のうち、いずれか一方には第2結合溝部120Aに嵌め込まれる嵌入部210Aが設けられ、いずれか他方には流体注入機構が結合される流体注入機構用結合部220Aが設けられる。第2結合溝部120Aと第1流路130Aとの間には、嵌入部210Aの挿入深さを制限する第2係止顎部が設けられてもよい。第2コネクタボディー200Aは、両端部の間で長さ方向に延びて第2コネクタボディー200Aを通過する第2流路230Aを有する。もちろん、第2流路230Aの近端部側の開口は流体注入機構用結合部220Aに位置し、第2流路230Aの遠端部側の開口は嵌入部210Aに位置する。
第2結合溝部120Aと嵌入部210Aは接着剤によって結合状態が維持できる。結合された第1コネクタボディー100Aと第2コネクタボディー200Aは、第1流路130Aと第2流路230Aとが互いに連通する。第1流路130Aに連通した第2流路230Aは、第1流路130Aと一緒に流体注入流路130A、230Aを構成する。
ガイドワイヤー40Aの近端部42Aは第1流路130Aを通って第2流路230Aの遠端部に位置し、ガイドワイヤーホルダー240A、250Aは第2流路230Aの遠端部側に位置する。
図12〜図14に示すように、ガイドワイヤーホルダー240A、250Aは、第2流路230Aの横断面の中心部に配置されたホルダーボディー(holder body)240A、及び第2流路230Aの内壁にホルダーボディー240Aを支持させる単数または複数のサポートアーム(support arm)250Aを含む。
ホルダーボディー240Aはガイドワイヤー40Aの近端部42Aを支持する。ホルダーボディー240Aはカップ(cup)構造を持つように形成され、ガイドワイヤー40Aの近端部42Aはホルダーボディー240Aに挿入できる。サポートアーム250Aは複数備えることが好ましい。複数のサポートアーム250Aはホルダーボディー240Aの周りに互いに離隔するように放射状に配置できる。
図面符号260Aはハンドルを示す。ハンドル260Aは第2コネクタボディー200Aの外周に単数または複数設けられる。
本発明の第2実施例に係るバルーンカテーテルは、バルーン20Aが収縮した状態で被施術者の表皮から体内の目的の位置に挿入される。この過程で、施術者は、ガイドワイヤー40Aの遠端部44Aの剛性を補強する補強部材46Aによって、本発明の実施例に係るバルーンカテーテルを容易に進入させることができる。また、補強部材46Aによれば、バルーン20Aがガイドワイヤー40Aの遠端部44Aによって損傷(引き裂かれる現象など)することを防止することができる。
本発明の第2実施例に係るバルーンカテーテルが体内に挿入された状態で、流体注入機構によって流体(溶液であってもよい。)を注入すると、流体は、第2流路230A、第1流路130A、カテーテル導管10Aのルーメンを順次経た後、カテーテル導管10Aの遠端部14A側の開口に流出してバルーン20Aに流入する。この際、バルーン20Aは膨張して当該組織を拡張または復元する。
このような本発明の第2実施例に係るバルーンカテーテルは、単一のルーメンが、ガイドワイヤー40Aの挿入されるガイドワイヤールーメンおよび流体の移送される膨張ルーメンの役割を果たすため、単純な製造過程で製造することができ、施術者の不便さを減らすことができるうえ、カテーテル導管10Aをより細く構成することができる。
以上、本発明について説明したが、本発明は、この明細書に開示された実施例および添付図面によって限定されず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、通常の技術者によって多様に変形できる。
例えば、本発明の第1実施例に係るバルーンカテーテルは、伸縮制限手段が、メッシュからなる伸縮部材50を含むと説明したが、伸縮部材50としてはコイルバネなどの弾性部材が適用されることも可能である。

Claims (19)

  1. 第1ルーメンを有する第1導管、及び前記第1ルーメンに連通する第2ルーメンを有し、外周に貫通孔が設けられた第2導管から構成され、前記第1導管に前記第1導管の遠端部を介して前記第2導管の近端部がスライド移動可能に挿入されて伸縮可能なカテーテル導管と、
    前記カテーテル導管の外周に嵌められた状態で、前記第1導管の遠端部側の外周と前記第2導管の遠端部側の外周に両端部がそれぞれ結合され、前記貫通孔を介して流出する流体によって膨張するバルーンと、
    一定の伸縮率を有し、前記第1導管と前記第2導管とを連結し、カテーテル導管の伸縮を自体の伸縮率によって制限する伸縮制限手段とを含んでなることを特徴とする、バルーンカテーテル。
  2. 前記伸縮制限手段は、前記第1導管と前記第2導管に両端部がそれぞれ結合された伸縮部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  3. 前記伸縮部材は、前記カテーテル導管と前記バルーンとの間で前記第1導管の外周と前記第2導管の外周に両端部がそれぞれ結合されたことを特徴とする、請求項2に記載のバルーンカテーテル。
  4. 前記伸縮部材はメッシュからなることを特徴とする、請求項2または3に記載のバルーンカテーテル。
  5. 前記伸縮部材は、管状に形成され、メッシュからなることを特徴とする、請求項3に記載のバルーンカテーテル。
  6. 前記第2導管の遠端部に第2導管の長さ方向に結合されたドリルビットをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  7. 前記ドリルビットは、
    前記第2導管に前記第2導管の遠端部を介して嵌め込まれたシャンクと、
    前記シャンクに連結されたビット本体とを含むことを特徴とする、請求項6に記載のバルーンカテーテル。
  8. 前記第1導管の遠端部側の内周には、前記第2導管の近端部との係止によって前記カテーテル導管の収縮長さを制限する内側顎が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  9. 前記第1導管の遠端部側の内周には、内側顎が設けられ、
    前記第2導管の近端部側の外周には、前記内側顎との係止によって前記第1導管と第2導管の分離を防止する外側顎が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  10. 近端部と遠端部を有し、前記近端部と前記遠端部との間のルーメンを有し、前記遠端部側の外周に貫通孔が設けられたカテーテル導管と、
    前記カテーテル導管の遠端部側の外周に設けられ、前記貫通孔から流出する流体による膨張が可能なバルーンと、
    前記カテーテル導管の遠端部に前記カテーテル導管の長さ方向に結合されたドリルビットとを含んでなることを特徴とする、バルーンカテーテル。
  11. 第1ルーメンを有する第1導管、及び前記第1ルーメンに連通する第2ルーメンを有し、外周に貫通孔が設けられた第2導管から構成され、前記第1導管に前記第1導管の遠端部を介して前記第2導管の近端部がスライド移動可能に挿入されて伸縮可能なカテーテル導管と、
    前記カテーテル導管の外周に嵌められた状態で、前記第1導管の遠端部側の外周と前記第2導管の遠端部側の外周に両端部がそれぞれ結合され、前記貫通孔を介して流出する流体によって膨張するバルーンとを含んでなり、
    前記第1導管の遠端部側の内周には、第1内側顎および第2内側顎が前記第1導管の長さ方向に離隔して設けられ、前記第2導管の近端部側の外周には、前記第1内側顎と第2内側顎との間で前記カテーテル導管の伸縮に応じて前記第1内側顎または第2内側顎に係止される外側顎が設けられたことを特徴とする、バルーンカテーテル。
  12. 近端部と遠端部を有し、前記近端部と前記遠端部との間で長さ方向に延長された単一のルーメンを有するカテーテル導管と、
    前記カテーテル導管を通過して前記ルーメン上に配置されたガイドワイヤーと、
    長さ方向に貫通した流体注入流路を有し、前記カテーテル導管の近端部に流体注入流路が前記ルーメンに連通するように結合され、前記流体注入流路の中心部で前記ガイドワイヤーの近端部を支持するホルダーボディー、及び前記流体注入流路の内壁に前記ホルダーボディーを支持させる少なくとも一つのサポートアームからなるガイドワイヤーホルダーを有するコネクタと、
    前記カテーテル導管の遠端部に設けられ、前記流体注入流路から前記ルーメンに注入される流体によって膨張可能なバルーンとを含んでなることを特徴とする、バルーンカテーテル。
  13. 前記カテーテル導管を通過して前記カテーテル導管から突出したガイドワイヤーの遠端部には、補強部材が結合されたことを特徴とする、請求項12に記載のバルーンカテーテル。
  14. 前記バルーンは、両端部のいずれか一方が前記カテーテル導管の遠端部側の外周に嵌められた状態で結合され、両端部のいずれか他方が前記補強部材に前記補強部材を包んだ状態で結合されたことを特徴とする、請求項13に記載のバルーンカテーテル。
  15. 前記サポートアームは、複数設けられ、前記ホルダーボディーの周りに互いに離隔するように配置されたことを特徴とする、請求項12に記載のバルーンカテーテル。
  16. 前記コネクタは外周にハンドルが設けられたことを特徴とする、請求項12に記載のバルーンカテーテル。
  17. 前記コネクタは、
    前記カテーテル導管の近端部に結合され、前記ルーメンに連通して前記流体注入流路の一部を構成する第1流路を有する第1コネクタボディーと、
    前記第1コネクタボディーに結合され、前記第1流路に連通して前記第1流路と共に前記流体注入流路を構成する第2流路を有し、前記第2流路に前記ガイドワイヤーホルダーが設けられた第2コネクタボディーとを含むことを特徴とする、請求項12に記載のバルーンカテーテル。
  18. 前記第1コネクタボディーは、一方の端部には前記カテーテル導管の近端部が嵌合される第1結合溝部が設けられ、他方の端部には前記第2コネクタボディーとの嵌合のための第2結合溝部が設けられ、
    前記第1コネクタボディーの第1流路は、前記第1結合溝部と第2結合溝部との間で長さ方向に延長され、
    前記第2コネクタボディーは、前記第2結合溝部に嵌入される嵌入部を備えることを特徴とする、請求項17に記載のバルーンカテーテル。
  19. 前記ガイドワイヤーホルダーは前記第2流路の遠端部側に配置されたことを特徴とする、請求項17に記載のバルーンカテーテル。
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