JP2016535244A5

JP2016535244A5 -

Info

Publication number: JP2016535244A5
Application number: JP2016518182A
Authority: JP
Filing date: 2014-09-25
Publication date: 2017-10-26

Claims

製紙プロセスにおける疎水性混入物質の量を決定する方法であって、
パルプスラリーまたは水性懸濁物を、一次の大粒子濾過および／または二次の精密濾過に供することと、
前記疎水性混入物質と相互作用し得るものであって、前記相互作用時に蛍光発光し得る色素を選択することと、
前記色素を、前記パルプスラリー、水性懸濁物および／または濾液に加えて、前記色素が前記疎水性混入物質と相互作用することを可能にし、それにより蛍光を生じることと、
前記蛍光を測定し、前記蛍光と、前記パルプスラリー、水性懸濁物質および／または濾液中の前記疎水性混入物質の量とを関連付けることと、
を包含する、方法。
前記色素が、ナイルレッド、ダンシルアミン、ピレン、１−ピレンホルムアルデヒド、２，６−ジフェニル−４−（２，４，６−トリフェニル−１−ピリジニウム）フェノラート、４−アミノフタルイミド、４−（Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノ）フタルイミド、ブロモナフタレン、２−ジメチルアミノナフタレンおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項１に記載の方法。
前記パルプスラリー又は水性懸濁物は、一次の大粒子濾過および二次の精密濾過のそれぞれに供される、請求項１又は２に記載の方法。
前記一次の大粒子濾過及び二次の精密濾過それぞれはフィルターメッシュサイズを有し、前記一次の大粒子濾過のフィルターメッシュサイズは、前記二次の精密濾過のフィルターメッシュサイズよりも３０μｍより大きい、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
前記疎水性混入物質が、マクロスティッキーズ、マイクロスティッキーズおよびコロイド状物質のうちの少なくとも１つを含む、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
前記色素は、前記パルプスラリー又は水性懸濁物に添加され、前記蛍光は、前記パルプスラリーまたは水性懸濁物中の蛍光値ｆ_０およびＮ回濾過後の蛍光値ｆ_Ｎ（Ｎ≧１）を有する、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
前記蛍光の相違ｆ_Ｎ−１−ｆ_Ｎが、２つの隣接する濾過から濾過された対応するサイズ範囲を有する混入物質の量と相関する、請求項１〜６のいずれか１項に記載の方法。
処理化学物質で前記パルプスラリーまたは水性懸濁物を処理することを更に含む、請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
前記処理化学物質は、分散、サーファクタント、不粘着化剤、固定剤、保持助剤およびこれらの組み合わせから選択される成分を含む、請求項８に記載の方法。
前記処理化学物質は、固定剤を含む、請求項９に記載の方法。