JP2016533907A - 耐火性セラミック衝撃パッド - Google Patents

耐火性セラミック衝撃パッド Download PDF

Info

Publication number
JP2016533907A
JP2016533907A JP2016549627A JP2016549627A JP2016533907A JP 2016533907 A JP2016533907 A JP 2016533907A JP 2016549627 A JP2016549627 A JP 2016549627A JP 2016549627 A JP2016549627 A JP 2016549627A JP 2016533907 A JP2016533907 A JP 2016533907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
end sections
impact pad
free end
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016549627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6415580B2 (ja
Inventor
ゲルノト・ルケッシュ
サラ・ケーラー
ゲルノト・ハックル
Original Assignee
リフラクトリー・インテレクチュアル・プロパティー・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コ・カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リフラクトリー・インテレクチュアル・プロパティー・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コ・カーゲー filed Critical リフラクトリー・インテレクチュアル・プロパティー・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コ・カーゲー
Publication of JP2016533907A publication Critical patent/JP2016533907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415580B2 publication Critical patent/JP6415580B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/003Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like with impact pads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Abstract

本発明は、冶金溶融物を処理する容器の底部に沿って、当該容器中に注がれる金属溶融物が通常当たる容器底部の領域に通常設置される、耐火性(耐熱性)セラミック衝撃パッド(又は衝撃ポット、ドイツ語で「Pralltopf」)に関するものである。その限りにおいて、当該衝撃ポットは、(損耗を抑制するために)冶金容器の耐熱性底部を保護し、且つ/又は金属溶融物を容器内で分散させるという役割を担うものである。

Description

本発明は、冶金溶融物を処理する容器の底部に沿って、容器底部のうち当該容器中に注がれる金属溶融物が通常当たる領域に通常設置される、耐火性(耐熱性)セラミック衝撃パッド(又は衝撃ポット、ドイツ語で「Pralltopf」)に関するものである。その限りにおいて、当該衝撃ポットは、(損耗を抑えるために)冶金容器の耐熱性底部を保護し、且つ/又は金属溶融物を当該容器内で分散させるという役割を担うものである。
以下、従来技術における衝撃パッド及び新規設計の衝撃パッドに関して、対応する冶金容器中での当該機能性セラミック製品の通常の使用配置について説明する。
このような衝撃パッドを改善するために、数多くの試みが行われてきた。
米国特許第5358551号明細書(特許文献1)に記載の衝撃パッドは、標準的なポット形状であり、壁部の上部自由端部分が内向きに曲がっている。衝撃パッドのベースに衝突した後、金属溶融物はまずベースに沿って流れ、次いで壁の内側に沿って上向きに流れ、最後に狭い衝撃パッド開口部付近から上向きに容器へ流入する。
独国特許発明第10235867号明細書(特許文献2)には、上部開放端にいわゆるディフューザーを有する衝撃パッドが開示されている。即ち、流出する溶融物の運動エネルギーを低減するために、衝撃パッドの断面積が上部出口端に向かって増加している。
独国特許発明第10202537号明細書(特許文献3)には、その壁部が少なくとも一つのスリットを特徴として有する衝撃パッドが記載されている。このため、衝撃パッドに入った金属溶融物は、少なくとも部分的に壁面のスリットを通って流れ出る。スリット幅が比較的小さいため、スリットを通って流れる金属溶融物は、流速が著しく速いという特徴を有し得る。これにより、更に乱流が発生する。
エッセイ「Melt flow characterisation in Continuous Casting Tundishes」(ISIJ International、Vol.36(1996)、No.6、p.667〜672)では、タンディッシュ中で流体要素の滞留時間がすべて同じであるといういわゆる栓流、及びいわゆる死容積について定義されている。死容積とは、滞留時間がタンディッシュ中の溶融物の平均滞留時間の2倍以上である流体部分を特徴づける用語である。
通常のタンディッシュ(ドイツ語では「Verteiler」、「Tundish」)中での使用の際には、衝撃ポットはタンディッシュの一端に配置される。言い換えると、長さがオフセットされている。これにより、衝撃ポットとこれに最も近いタンディッシュの端壁との間に、相当な死区域が生じることになる。
米国特許第5358551号明細書 独国特許発明第10235867号明細書 独国特許発明第10202537号明細書
衝撃ポットの溶融物分布特性を改善すること、及び/又は対応する冶金容器中の死容積を最小化することが、本発明の主な目的である。
以下に記載する詳細な説明は、衝撃パッド(作動配置(functional position)にあるもの)の一般的な機能に関するものである。ここで、衝撃パッドの底部は冶金容器のベース上又は当該ベース中に位置し(又は冶金容器の当該ベースの一部であり)、衝撃パッドの壁部は、底部に対して垂直に延在しているため、主として冶金容器のベースに対して垂直に、上向き方向に延在する。「垂直な(perpendicular)」との語は、必ずしも厳密に90に対応するわけではなく、所望の衝撃パッドの機能を実現するために技術的に許容可能な範囲であれば、任意に傾いたものを含む。典型的には、直角に対して±30°又は±20又は±10又は±10よりも小さな角度をなすものが含まれる。
これらの目的を果たす衝撃パッドを設計するために、特に金属溶融物の流れ特性の改善に関して、大規模な試験研究が行われてきた。そのような中で、以下の事項が研究され、見出されている。
・冶金容器中の死容積は、主に、当該領域における溶融物の速度が不十分であること(乱流)に起因する。
・溶融物流体の当該不十分な速度は、容器内の衝撃パッドの位置がオフセットされていることに起因する。
・衝撃パッドの設計は、溶融物の流れ方向をこれらの「死容積」であった領域へ向けることができるように、修正されるべきである。
・こうした要請については、衝撃パッド内において、即ち溶融物がパッドの底部に当たる領域と出口領域との間において、溶融物の流れパターンを水平方向に曲がりくねったものとすることにより達成され得る。
・これは、溶融物が対応する出口開口部を通って衝撃パッドを出ていく前に、Uターンのような軌道で流れることを特徴とする流れパターンにより実現され得る。
・更に、この認識により、出口開口部は、壁部の案内がほとんどないスリット又は孔部ではなく、チャンネル式の出口通路により形成されるべきであることが見出された。
その限りにおいて、本発明は、多かれ少なかれ閉鎖された(連続的な)壁部を有する既知の設計の衝撃ポットから離れて、一つの壁部が少なくとも二つの壁部(以下、第1壁部及び第2壁部と称される)に分割され、当該二つの壁部が、上記の所望の流出チャンネルを形成することができるように、互いに区別可能に、且つ重なるように配置されるものである。
これにより、非常に単純且つ一般的な設計及び容易且つ安価な製造が可能となり、溶融物の流れ特性が改善される。
最も一般的な実施形態において、本発明は、作動配置において、
上部衝撃面を画定する底部と、
当該底部から上向きに延在すると共に、平面視において「C」字型、「U」字型、「V」字型、「W」字型、「E」字型、及び「3」字型形状のうち少なくとも一つを形成する第1壁部であって、互いに最小距離X1だけ離れている自由端部区間を両側に有する第1壁部と、
当該底部から上向きに延在すると共に、平面視において「C」字型、「U」字型、「V」字型、「W」字型、「E」字型、及び「3」字型形状のうち少なくとも一つを形成する第2壁部であって、互いに最大距離X2だけ離れている自由端部区間を両側に有する第2壁部と、
を有し、
X1がX2より大きく、
第2壁部区間の自由端部区間が、第1壁部の第1端部区間の間に配置されており、
第1壁部の自由端部区間が、水平方向において第2壁部の自由端部区間と重なっており、
チャンネルが第1壁部及び第2壁部の隣接する自由端部区間の間に形成されている
ことを特徴とする耐火性セラミック衝撃パッドに関するものである。
溶融物の流れを所望の曲がりくねったものとするために、又は溶融物が少なくとも1回Uターンして流れるようにするために、第1壁部及び第2壁部は、「互いに逆向きに(opposite to each other)」、即ち、ある種「鏡面対称(mirror−inverted way)的に」配置されている。言い換えれば、一方の壁部の自由端部区間が他方の壁部の自由端部区間と逆方向に延在しており、例えば、以下で図示されるように、一方の壁部の二つの端部区間が他方の壁部の二つの端部区間の間の空間へ突出している。「逆方向に(oppositely)」及び「鏡面対称(mirror−inverted)」との語は、厳密に反対方向であったり鏡面対称構造であったりといったことを意味するものではなく、向きが異なることを意味する。
壁部の形状に関しては、次の点に着目すべきである。即ち、壁部の形状は二つの端部区間を有することを特徴とし、当該二つの端部区間は、(その間の)少なくとも一つの主要区間から、180°でない角度で(水平方向に)突出している。この角度は、下限値30°と上限値150°との間とすることができ、典型的な下限値は50°、60°、70°であり、典型的な上限値は110°、120°、130°、140°である。角度が90°より小さければ、両側の自由端部区間の自由端の間の距離X1は、対応する壁部の中間主要区間の幅より小さく、少なくとも一方の角度が90°より大きく設計されていれば、当該距離X1は、対応する壁部の中間主要区間の幅より大きい。
これにより、第1壁部及び第2壁部の隣接する端部区間により、当該端部区間の間にチャンネル状の流出領域が形成され得るように、これら二つの壁部を配置することが可能になる。当該チャンネルは、平行に延在する壁部、発散型(diverging)の壁部、及び収束型(converging)の壁部(いずれも対応する溶融物の流れ方向において)を有することができる。
対応するチャンネルの長さは、第1壁部及び第2壁部の対応する(隣接する)端部区間の配置に依存する。
これは、請求項1により規定される、第1壁部及び第2壁部の端部区間の距離(X1、X2)並びにこれらの端部区間の相互配置に関する特徴により実現することができる。
以下の例では、全体的なアイデアについて説明する。これは、それぞれの壁部並びに壁部端部区間及び各端部区間の自由端部(縁部)の大きさや形状等が異なると、これに応じて変更され得る。
「U」字形状の第1壁部と「U」字形状(であるが、より小さなサイズ)の第2壁部とを有する衝撃パッドの場合、第2「U」字型壁部は、当該より小さな「U」字型壁部の端部区間の自由端から第1壁部の主要(中間)壁部領域までの距離を保ったまま、当該より大きな「U」字型壁部の「中」へ配置され得る。この設計により、第1壁部及び第2壁部の各端部区間の間に二つの流出領域を形成することが可能となり、対応する溶融物が衝撃パッドを離れる前にUターン状の曲線を描いて流れるようになる。
これにより、溶融物の流れ方向を、当該溶融物が各チャンネルに沿って所望の方向へ進むような方向とすることが可能となり、一方で過剰分の溶融物は、その他の任意の方向に当該二つの壁部をオーバーフローすることができる。
上記の点から、本開示に係る第1壁部及び第2壁部の形状(「C」字型、「U」字型、「V」字型、「W」字型、「E」字型、及び「3」字型)は、対応する壁部の全体形状を規定しているだけであり、二つの壁部が互いに重なるように配置されることにより、各壁部の対応する端部区間の間に対応する流出チャンネルを形成することが可能となり、当該チャンネルは、衝撃パッド内の対応する溶融物が、当該パッドから流出する前に必ず少なくとも1回向きを変えるように配置される、という全体的なアイデアを保つ変形例であればこれに含まれることがわかる。
一実施形態によると、第1壁部及び第2壁部の自由端部区間のうち少なくとも一つは平面状である。これは、壁部形状が(平面視において)「U」字、「V」字、「W」字、又は「E」字と類似する場合には特に当てはまる。
第1壁部及び第2壁部の自由端部区間のうち少なくとも一つはまた、上下軸の周りで湾曲していてもよい。これは、主に「C」字又は数字の「3」の字に沿う壁部形状(平面視において)の場合に実現される。
第1壁部又は第2壁部の少なくとも一部は、少なくとも二つの端部区間の間で平面状とすることができる。この設計は、「U」字型、「V」字型、「W」字型、又は「E」字型形状を有する壁部の場合に実現され得る。一方、湾曲領域が少なくとも二つの端部区間の間に存在するものは、例えば、第1壁部及び/又は第2壁部の「C」字型若しくは「W」字型又は「3」字型形状(平面視において)により実現され得る。
全体設計によると、当該新規な衝撃パッドの壁部は、少なくとも衝撃パッドの底部に固定されている。この点に関して、第1壁部及び第2壁部のうち少なくとも一方の下側端部区間は、底部内に設けられた少なくとも一つの対応するポケットへ挿入することができる。壁部の高さは異なっていてもよく、当該壁部は水平方向に突出する上部リムを有してもよい。
壁部と底部とを固定するための別の選択肢は、底部と一つ以上の壁部とをモノリス状に一体として設計することである。このような衝撃パッドは、キャスティング又は液圧プレスや静水圧プレス等の対応するプレス法により製造することができる。
本発明には、衝撃パッドの底部が対応する容器の底部により形成されている、即ち各壁部が容器の底部内に固定されている実施形態が含まれる。
更に、衝撃パッド全体の安定性を高めるために、材料ブリッジを第1壁部及び第2壁部の隣接する自由端部区間の間に設けてもよい。
また、同目的のために、少なくとも一つの材料ブリッジを第1壁部の主要部と第2壁部の主要部との間に配置してもよい。
本発明の更なる態様については、従属請求項の特徴及びその他の出願書類から導き出すことができる。これらの態様としては、添付の模式図に記載された様々な例が含まれる。
本発明に係る耐熱性セラミック衝撃パッドの平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 様々なオプション設計の平面図である。 図14に記載された衝撃パッドの3次元図である。
図面において、同一部分又は少なくとも類似の機能を有する部分は、同じ符号が付されている。
図1に記載の衝撃パッドは、作動配置において以下の特徴を有する耐熱性(耐火性)セラミック衝撃パッドである。
・上部衝撃面10iを画定する底部10を有する。
・当該底部10から上向きに延在すると共に、図示するように平面視において「U」字形状を形成する第1壁部20であって、中間主要壁部区間23から直角に延在する二つの自由端部区間22、24を両側に有する第1壁部20を有する。自由端22e、24eは、互いに距離X1だけ離れている。
・やはり「U」字形状(平面視)の第2壁部30であって、主要壁部区間33及びやはり主要区間33に対して直角に延在する端部区間32、34を有する第2壁部30を有する。当該端部区間32、34の自由端32e、34eは、互いに距離X2だけ離れている。
・X1は、X2と端部区間32、34の壁部厚さとの和より大きい。
・第2壁部30の自由端部区間32、34は、第1壁部20の自由端部区間22、24の間に配置されており、水平方向において第1壁部20の自由端部区間22、24が第2壁部30の自由端部区間32、34と重なっているため、第1壁部20及び第2壁部30の隣接する自由端部区間22、32の間及び隣接する自由端部区間24、34の間にチャンネル40、50が形成されている。
図1では、当該オーバーラップ/チャンネル領域を丸で囲んである。
第2壁部30の自由端32e、34eが第1壁部20の主要壁部区間23に対して距離dのところに配置されているため、金属溶融物について、衝撃パッドの中央スポット領域Sに当たった後、蛇行するような流れパターンを実現することができる。流体の流れが矢印F1、F2により表されている。言い換えると、溶融物が「U」字型の第2壁部30により画定される空間に入った後、当該溶融物はまず第1壁部20の主要部23の方へ流れ、次いでUターンし、それぞれ幅Dを有するチャンネル40、50を通って、当該衝撃パッドから流出する。
図1ではD>dであるが、これとは異なる円曲線を描いてもよい。
衝撃パッドに注がれる溶融物の体積に従って、更なる溶融物が第1壁部20及び第2壁部30の上部リム20r又は上部リム30rをオーバーフローすることになる。
金属の流れ方向を変えることにより、溶融物の流れ方向を、対応する冶金容器内の「死容積」であった部分に向けることが可能になるため、冶金処理容器内の溶融物の均質性が大幅に向上する。これらの「死容積」の領域は符号「DV」で表されており、これに対応するタンディッシュ壁部は符号「TW」で表されている。
図2〜図14に記載された実施形態は、図1に記載された衝撃パッドの基本設計に従うものであり、以下の変更点を有する。
・図2:壁部30の端部区間32、34が互いに近づいている(converging)。
・図3:壁部30の端部区間32、34が互いに逸れている(diverging)。
・図4:壁部20の端部区間22、24が互いに近づいている。
・図5:壁部20の端部区間22、24が互いに近づいており、壁部30の端部区間32、34が互いに近づいている。
・図6:一定の幅を有するチャンネル40、50が形成されるように、壁部20の端部区間が互いに近づいており、壁部30の端部区間が互いに逸れている。
・図7:壁部20の端部区間22、24が互いに逸れている。
・図8:壁部20、30が「C」字型である。
・図9:壁部30が「C」字型である。
・図10:壁部20が「W」字型であり、壁部30の端部区間32、34が互いに近づいている。
・図11:図10と同様であるが、壁部20が「C」字型である。
・図12:図9と同様であるが、壁部20が「3」字型である。
・図13:図7と同様であるが、壁部30が角度付き壁部となっている。
・図14:図7と同様であるが、端部区間32、34が角度付きになっている。
図2〜図14のいずれにおいても、長方形領域10は、対応する衝撃パッドの底部10を表す。
図15の実施形態は図14に対応しているが、壁部20、30の上部リム20r、30rは、当該壁部20、30の、対応する下側(隣接する)壁部区間から突出しており、当該リム20r、30rは底部10に対して略平行に延在している。
図16〜図18は、耐熱性セラミック衝撃パッドの更なる実施形態を表す。これらはいずれも、底部10から延在する追加壁部を備える点で、図1〜図15に記載の各実施形態とは異なっている。
図13に記載の実施形態及び図13の視点を起点として、図16の実施形態は、その両側の自由端部区間42、44が中間壁部区間43から壁部20に向かって突出するように、壁部20のように設計されると共に鏡面反転させた状態で配置された第3壁部40を特徴とする。
図13の実施形態と比較すると、壁部30は、中間壁部33が省略されることにより、二つの部分30.1、30.2に分割されている。従って、各壁部30.1、30.2は、互いに角度をなす三つの小区間を特徴とする。
スポット領域Sに当たった金属溶融物は、向きを変えて対応する端部区間22、32.1o;23、32.2o;32.2u、44;42、32.1uにより画定されるチャンネル領域を通って流れる前に、壁部区間30.1、30.2に沿って壁部20、40に向かって流れることができる。
図17の実施形態もやはり衝撃パッドの平面図であり、隣接する壁部区間の間の角度のみが図16の実施形態と異なっている。
図18の実施形態についても、図16の実施形態との比較において同様であるが、更に、壁部20の端部区間22、23及び壁部40の端部区間42、44は、互いに近づくように配置されている。
10 底部
10i 上部衝撃面
20 第1壁部
20r 上部リム
22、24、32、34、42、44 自由端部区間
22e、24e、32e、34e 自由端
23、33、43 中間主要壁部区間
30 第2壁部
30r 上部リム
40 第3壁部
40、50 チャンネル

Claims (14)

  1. 作動配置において、
    上部衝撃面(10i)を画定する底部(10)と、
    前記底部(10)から上向きに延在すると共に、平面視において「C」字型、「U」字型、「V」字型、「W」字型、「E」字型、及び「3」字型形状のうち少なくとも一つを形成する第1壁部(20)であって、互いに最小距離X1だけ離れている自由端部区間(22、24)を両側に有する第1壁部(20)と、
    前記底部(10)から上向きに延在すると共に、平面視において「C」字型、「U」字型、「V」字型、「W」字型、「E」字型、及び「3」字型形状のうち少なくとも一つを形成する第2壁部(30)であって、互いに最大距離X2だけ離れている自由端部区間(32、34)を両側に有する第2壁部(30)と、
    を有し、
    前記X1が前記X2より大きく、
    前記第2壁部(30)の前記自由端部区間(32、34)が、前記第1壁部(20)の前記自由端部区間(22、24)の間に配置されており、
    前記第1壁部(20)の前記自由端部区間(22、24)が、水平方向において前記第2壁部(30)の前記自由端部区間(32、34)と重なっており、
    少なくとも一つのチャンネル(40、50)が、前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の隣接する自由端部区間(22、24)の間に形成されていることを特徴とする、耐火性セラミック衝撃パッド。
  2. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の隣接する自由端部区間(22、24;32、34)が、互いに対して平行に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  3. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の隣接する自由端部区間(22、24;32、34)が、互いに近づくように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  4. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の隣接する自由端部区間(22、24;32、34)が、互いに逸れるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  5. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の前記自由端部区間(22、24;32、34)のうち少なくとも一つが平面状であることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  6. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の前記自由端部区間(22、24;32、34)のうち少なくとも一つが、上下軸の周りで湾曲していることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  7. 前記第1壁部(20)の少なくとも一部が、前記少なくとも二つの端部区間(22、24)の間で平面状であることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  8. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の間に、少なくとも一つの材料ブリッジを有する、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  9. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の隣接する自由端部区間(22、32;24、34)の間に、少なくとも一つの材料ブリッジを有する、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  10. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)のうち少なくとも一方の下側端部区間が、前記底部(10)内に設けられた、少なくとも一つの対応するポケットへ挿入されていることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  11. 前記底部(10)と前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)のうち少なくとも一方とが、モノリス状に一体として設計されていることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  12. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)の、前記底部(10)に対して垂直な方向の高さが互いに異なることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  13. 前記第1壁部(20)及び前記第2壁部(30)のうち少なくとも一方に、前記底部(10)に対して平行な少なくとも一つの方向において、隣接する壁部区間から突出する上部リム(20r、30r)が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
  14. 前記上部リム(20r、30r)が、前記耐火性セラミック衝撃パッドのうち、対応する溶融物が前記底部(10)に当たる領域に向かって突出していることを特徴とする、請求項13に記載の耐火性セラミック衝撃パッド。
JP2016549627A 2013-10-22 2014-07-03 耐火性セラミック衝撃パッド Active JP6415580B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13189666.4A EP2865464B1 (en) 2013-10-22 2013-10-22 Fireproof ceramic impact pad
EP13189666.4 2013-10-22
PCT/EP2014/064230 WO2015058870A1 (en) 2013-10-22 2014-07-03 Fireproof ceramic impact pad

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016533907A true JP2016533907A (ja) 2016-11-04
JP6415580B2 JP6415580B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=49484126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016549627A Active JP6415580B2 (ja) 2013-10-22 2014-07-03 耐火性セラミック衝撃パッド

Country Status (12)

Country Link
US (1) US9889503B2 (ja)
EP (1) EP2865464B1 (ja)
JP (1) JP6415580B2 (ja)
CN (1) CN105431241B (ja)
CA (1) CA2917732C (ja)
EA (1) EA031339B1 (ja)
ES (1) ES2570867T3 (ja)
MX (1) MX2016001215A (ja)
PL (1) PL2865464T3 (ja)
SI (1) SI2865464T1 (ja)
UA (1) UA115372C2 (ja)
WO (1) WO2015058870A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2570867T3 (es) * 2013-10-22 2016-05-20 Refractory Intellectual Property Gmbh & Co Kg Placa de impacto de cerámica ignífuga

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0592242A (ja) * 1991-09-30 1993-04-16 Magneco Metrel Inc タンデイツシユ容器及び該容器に使用する衝撃パツド
JPH07164116A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Nippon Steel Corp 鋼の連続鋳造用タンディッシュ及びそれを用いた鋼の連続鋳造方法
WO2003061879A1 (de) * 2002-01-24 2003-07-31 Intocast Ag Pralltopf
JP2004154803A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Jfe Steel Kk 連続鋳造による高清浄度鋼鋳片の製造方法
CN102917817A (zh) * 2010-07-19 2013-02-06 里弗雷克特里知识产权两合公司 耐火的陶瓷吸震器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5160480A (en) * 1991-06-03 1992-11-03 Usx Corporation Tundish turbulence suppressor pad
US5358551A (en) * 1993-11-16 1994-10-25 Ccpi, Inc. Turbulence inhibiting tundish and impact pad and method of using
EP0790873B1 (en) * 1994-11-09 1998-06-03 Foseco International Limited Tundish impact pad
GB9903937D0 (en) * 1999-02-22 1999-04-14 Foseco Int Tundish impact pad
DE10235867B3 (de) * 2002-08-05 2004-04-08 Refractory Intellectual Property Gmbh & Co.Kg Feuerfestes keramisches Bauteil
ES2570867T3 (es) * 2013-10-22 2016-05-20 Refractory Intellectual Property Gmbh & Co Kg Placa de impacto de cerámica ignífuga

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0592242A (ja) * 1991-09-30 1993-04-16 Magneco Metrel Inc タンデイツシユ容器及び該容器に使用する衝撃パツド
JPH07164116A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Nippon Steel Corp 鋼の連続鋳造用タンディッシュ及びそれを用いた鋼の連続鋳造方法
WO2003061879A1 (de) * 2002-01-24 2003-07-31 Intocast Ag Pralltopf
JP2004154803A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Jfe Steel Kk 連続鋳造による高清浄度鋼鋳片の製造方法
CN102917817A (zh) * 2010-07-19 2013-02-06 里弗雷克特里知识产权两合公司 耐火的陶瓷吸震器

Also Published As

Publication number Publication date
EA201600056A1 (ru) 2016-10-31
EA031339B1 (ru) 2018-12-28
CN105431241A (zh) 2016-03-23
CA2917732C (en) 2017-09-12
EP2865464A1 (en) 2015-04-29
PL2865464T3 (pl) 2016-08-31
CN105431241B (zh) 2017-12-15
EP2865464B1 (en) 2016-03-16
CA2917732A1 (en) 2015-04-30
US9889503B2 (en) 2018-02-13
JP6415580B2 (ja) 2018-10-31
WO2015058870A1 (en) 2015-04-30
US20160167124A1 (en) 2016-06-16
UA115372C2 (uk) 2017-10-25
SI2865464T1 (sl) 2016-06-30
ES2570867T3 (es) 2016-05-20
MX2016001215A (es) 2016-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6511512B2 (ja) 衝撃パッド、タンディッシュ、衝撃パッドを備える装置およびそれらの使用方法
JP6415580B2 (ja) 耐火性セラミック衝撃パッド
WO2009119301A1 (ja) 連続鋳造用浸漬ノズル
RU2570259C2 (ru) Разливочный стакан для направления металлического расплава
JP6037367B2 (ja) 耐火性インパクトパッド
EP2205769B1 (en) Metallurgical impact pad
JP6108324B2 (ja) 浸漬型入口ノズル
JP5833650B2 (ja) セラミック製耐火衝撃パッド
RU2358834C2 (ru) Погружной выпускной разливочный стакан (варианты)
JP5249425B2 (ja) タンディッシュのインパクトパッド
RU2507028C1 (ru) Металлоприемник
JP7103170B2 (ja) スライディングゲート
TWI581878B (zh) 澆桶底部及澆桶
WO2023190017A1 (ja) 浸漬ノズル、鋳型および鋼の連続鋳造方法
TW202415468A (zh) 具有垂直及水平阻體的衝擊匣缽
JP2016529110A (ja) 取鍋底部及び取鍋
BR112021010225A2 (pt) Bocal de imersão
DE20121645U1 (de) Einrichtung zur Verhinderung eines Vortex-Effekts im Auslaufbereich eines metallurgischen Schmelzgefäßes
JPH03161150A (ja) 連続鋳造用タンディッシュ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6415580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250