JP2016529854A - バッファ状態の報告及びトリガリング方法並びにそのための装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、無線通信システムに関する。より具体的に、本発明は、無線通信システムでのバッファ状態報告及びトリガリング方法並びに装置に関し、前記方法は、前記第1基地局にデータを伝送する第1論理チャネルセット及び前記第2基地局にデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む複数の論理チャネルセットを設定するステップであって、前記第1及び第2論理チャネルセットのそれぞれは1つ以上の論理チャネルを含む、ステップ、前記第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに関するデータを受信するステップ、及び前記第1論理チャネルが、前記第1論理チャネルセットにおいてデータが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する場合、前記第1基地局へのバッファ状態報告をトリガするステップを含む。【選択図】図13

Description

本発明は、無線通信システムに係り、より詳細には、バッファ状態の報告及びトリガリング方法並びにそのための装置に関する。
本発明を適用できる無線通信システムの一例として、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、“LTE”という)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例として、E−UMTS網の構造を概略的に示した図である。E−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化したシステムであって、現在、3GPPで基礎的な標準化作業を進めている。一般に、E−UMTSは、LTE(Long Term Evolution)システムと称することもできる。UMTS及びE−UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容は、それぞれ「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7とRelease 8を参照することができる。
図1を参照すると、E−UMTSは、端末(User Equipment;UE)、基地局(eNode B;eNB)、及びネットワーク(E−UTRAN)の終端に位置し、外部ネットワークと接続される接続ゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含む。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/またはユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に送信することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.25Mhz、2.5Mhz、5Mhz、10Mhz、15Mhz、20Mhzなどの帯域幅のうち一つに設定され、多くの端末にダウンリンクまたはアップリンク送信サービスを提供する。互いに異なるセルは、互いに異なる帯域幅を提供するように設定することができる。基地局は、多数の端末に対するデータ送受信を制御する。ダウンリンク(Downlink;DL)データに対して、基地局は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信し、該当の端末にデータが送信される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、アップリンク(Uplink;UL)データに対して、基地局は、アップリンクスケジューリング情報を該当の端末に送信し、該当の端末が使用可能な時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。各基地局間には、ユーザトラフィックまたは制御トラフィックの送信のためのインターフェースを使用することができる。核心網(Core Network;CN)は、AG及び端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成することができる。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位で端末の移動性を管理する。
無線通信技術は、WCDMA(登録商標)に基づいてLTEまで開発されてきたが、ユーザと事業者の要求と期待は持続的に増加している。また、他の無線接続技術が継続して開発されているので、今後、競争力を有するためには新たな技術進化が要求され、ビット当たりの費用減少、サービス可用性増大、融通性のある周波数バンドの使用、単純構造と開放型インターフェース、端末の適切なパワー消耗などが要求される。
本発明の課題は、二重接続性でのアップリンク伝送方法及び装置に存在する問題点を解決するために創案されたものである。本発明で達成しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
本発明の課題を解決するための無線通信システムの装置の動作のための方法であって、前記方法は、前記第1基地局にデータを伝送する第1論理チャネルセット及び前記第2基地局にデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む複数の論理チャネルセットを設定するステップであって、前記第1及び第2論理チャネルセットのそれぞれは1つ以上の論理チャネルを含む、ステップ;前記第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに関するデータを受信するステップ;及び前記第1論理チャネルが、前記第1論理チャネルセットにおいてデータが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する場合、前記第1基地局へのバッファ状態報告をトリガするステップを含む。
本発明の他の側面の無線通信システムの装置は、無線周波数(Radio Frequency、RF)モジュール;及び前記無線周波数モジュールを制御するように構成されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、前記第1基地局にデータを伝送する第1論理チャネルセット及び前記第2基地局にデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む複数の論理チャネルセットを設定するように構成され、前記第1及び第2論理チャネルセットのそれぞれは1つ以上の論理チャネルを含み、前記プロセッサは、前記第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに関するデータを受信し、前記第1論理チャネルが、前記第1論理チャネルセットにおいてデータが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する場合、前記第1基地局へのバッファ状態報告をトリガするように構成される。
好ましくは、前記第1論理チャネルは、前記第2論理チャネルセットに属する第2論理チャネルよりも低い優先順位を有する。
好ましくは、前記方法は、アップリンクデータが、前記第1基地局に対して送信利用可能になると、前記第1基地局に前記バッファ状態報告を伝送するステップをさらに含む。
好ましくは、前記第1論理チャネルセットは1つ以上の論理チャネルグループを含み、前記第1論理チャネルは、前記第1論理チャネルセットの前記論理チャネルグループのいずれか1つに属し、前記データが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する。
本発明について前述した一般的な説明と後述する詳細な説明は例示的なものであり、請求項に記載された発明に対する追加的な説明のためのものである。
本発明によれば、無線通信システムにおいてバッファ状態の報告及びトリガリングを効率的に行うことができる。特に、二重接続性(dual connectivity)システムにおいて、端末は、各基地局に各送信利用可能なデータ量を報告及びトリガすることができる。
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していない別の効果は、添付の図面と共に、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にさらに明確に理解されるであろう。
本明細書に添付される図面は、本発明に対する理解を提供するためのもので、本発明の様々な実施形態を示し、明細書の記載と共に本発明の原理を説明するためのものである。
図1は、無線通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。
図2Aは、E−UTRAN(Evolved−Universal Terrestrial Radio Access Network)ネットワーク構造を示すブロック図であり、図2Bは、一般的なE−UTRANとEPCの構造を示すブロック図である。 図2Aは、E−UTRAN(Evolved−Universal Terrestrial Radio Access Network)ネットワーク構造を示すブロック図であり、図2Bは、一般的なE−UTRANとEPCの構造を示すブロック図である。
図3は、3GPP無線接続ネットワーク規格に基づいた端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の制御平面(Control Plane)及びユーザ平面(User Plane)構造を示す図である。
図4は、E−UMTSシステムで用いられる物理チャネルの構造を例示する図である。
図5は、搬送波集成を示す図である。
図6は、マスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)と補助セルグループ(Secondary Cell Group、SCG)との間の二重接続性(dual connectivity)に対する概念図である。
図7Aは、二重接続性に関連する基地局の制御平面(Control Plane、C−Plane)接続性の概念図であり、図7Bは、二重接続性に関連する基地局のユーザ平面(User Plane、U−Plane)接続性の概念図である。 図7Aは、二重接続性に関連する基地局の制御平面(Control Plane、C−Plane)接続性の概念図であり、図7Bは、二重接続性に関連する基地局のユーザ平面(User Plane、U−Plane)接続性の概念図である。
図8は、二重接続性のための無線プロトコル構造に対する概念図である。
図9は、ダウンリンクに対するLTEプロトコル構造の概略図である。
図10は、3つの互いに異なるアップリンクグラント(grant)に対する2つの論理チャネルの優先順位化に対する図である。
図11は、バッファ状態及び残余−電力(power−headroom)報告のシグナリングに対する図である。
図12は、二重接続性のための無線プロトコル構造の概念図である。
図13及び図14は、本発明の実施例に係るそれぞれの基地局に対するバッファ状態のトリガリング及び報告に対する概念図である。 図13及び図14は、本発明の実施例に係るそれぞれの基地局に対するバッファ状態のトリガリング及び報告に対する概念図である。
図15は、本発明の実施例に係る通信装置のブロック図である。
(発明を実施するための最良の形態)
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)は、ヨーロッパシステム、GSM(登録商標)(Global system for mobile communication)、及びGPRS(General Packet Radio Service)に基盤したWCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)で動作する3世代(3rd Generation、3G)非対称移動通信システムである。UMTSのLTE(Long−Term Evolution)は、UMTSを規格化する3GPPによって議論中にある。
3GPP LTEは、高速パケット通信を可能にする技術である。ユーザ及び提供者の費用を減少させ、サービス品質を改善し、カバレッジ(coverage)及びシステム容量を拡張及び改善することを目的とするLTE課題のための多くの方法が提案された。3G LTEは、上位−レベル要求であって、ビット(bit)当たりの費用減少、増加したサービス可用性、周波数帯域の柔軟性、単純な構造、開放型インターフェース、及び端末の適切な電力消耗を要求する。
以下で、添付の図面を参照して説明した本発明の各実施例により、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解され得るだろう。以下で説明する各実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された各例である。
本明細書は、LTEシステム及びLTE−Aシステムを用いて本発明の各実施例を説明するが、これは例示に過ぎない。したがって、本発明の各実施例は、前記定義に該当するいずれの通信システムにも適用することができる。また、本明細書は、FDD方式を基準にして本発明の実施例に対して説明するが、これは例示であって、本発明の実施例は、H−FDD方式又はTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
図2Aは、E−UTRAN(Evolved−Universal Terrestrial Radio Access Network)網構造を示すブロック図である。E−UMTSは、LTEシステムと称することもできる。通信網は、IMS及びパケットデータを通じたVoIP(Voice over IP)などの多様なサービスを提供するために広く配置される。
図2Aに示したように、E−UMTS網は、E−UTRAN(evolved UMTS terrestrial radio access network)、EPC(Evolved Packet Core)、及び一つ以上の端末を含む。E−UTRANは、一つ以上のeNB(evolved NodeB)20を含むことができ、複数の端末10が一つのセルに位置することができる。一つ以上のE−UTRAN MME(Mobility Management Entity)/SAE(System Architecture Evolution)ゲートウェイ30は、ネットワークの終端に位置し、外部ネットワークに接続することもできる。
本明細書において、「ダウンリンク(downlink)」は、eNB20から端末10への通信を称し、「アップリンク(uplink)」は、端末10からeNB20への通信を称する。端末10は、ユーザによって運搬される通信装備を称し、また、移動局(Mobile Station、MS)、ユーザ端末(User Terminal、UT)、加入者ステーション(Subscriber Station、SS)又は無線デバイスと称することもできる。
図2Bは、一般的なE−UTRANと一般的なEPCの構造を示すブロック図である。
図2Bに示したように、eNB20は、ユーザ平面及び制御平面のエンドポイント(end point)をUE10に提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、セッション及び移動性管理機能のエンドポイントをUE10に提供する。eNB20及びMME/SAEゲートウェイ30は、S1インターフェースを介して接続することができる。
eNB20は、一般にUE10と通信する固定局であって、基地局(BS)又はアクセスポイント(access point)と称することもある。一つのeNB20はセルごとに配置することができる。ユーザトラフィック又は制御トラフィックを送信するためのインターフェースをeNB20間で使用することができる。
MMEは、eNB20に対するNASシグナリング、NASシグナリング保安、AS保安制御、3GPP接続ネットワーク間の移動性のためのインター(inter)CNノードシグナリング、(ページング再送信の制御及び実行を含む)遊休モード(idle mode)UE接近性(Reachability)、(遊休モード及び活性モード(active mode)のUEのための)トラッキング領域リスト管理、PDN GW及びサービングGW選択、MME変化が伴うハンドオーバーのためのMME選択、2G又は3G 3GPP接続ネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN選択、ローミング、認証、専用ベアラー設定を含むベアラー管理、(ETWS及びCMASを含む)PWSメッセージ送信のためのサポートを含む多様な機能を行う。SAEゲートウェイホストは、パー−ユーザ(Per−user)ベースのパケットフィルタリング(例えば、深層パケット検査を使用)、適法なインターセプション(Lawful Interception)、UE IPアドレス割り当て、ダウンリンクでの送信(Transport)レベルパケットマーキング、UL及びDLサービスレベル課金、ゲーティング及びレート強化、APN−AMBRに基づいたDLレート強化を含む多様な機能を提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、明確性のために、本明細書で単純に「ゲートウェイ」と称する。しかし、MME/SAEゲートウェイ30は、MME及びSAEゲートウェイの両者を全て含む。
複数のノードは、eNB20とゲートウェイ30との間でS1インターフェースを介して接続することができる。各eNB20は、X2インターフェースを介して相互接続することができ、各隣接eNBは、X2インターフェースを有するメッシュネットワーク構造(meshed network structure)を有することができる。
図2Bに示したように、eNB20は、ゲートウェイ30に対する選択、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)活性化の間、ゲートウェイに向かうルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、ブロードキャストチャネル(BCCH)情報のスケジューリング及び送信、アップリンク及びダウンリンクの全てにおける各UE10のための動的リソース割り当て、eNB測定の構成及び準備、無線ベアラー制御、無線承認制御(Radio Admission Control、RAC)、及びLTE_ACTIVE状態での接続移動性制御などの各機能を行うことができる。EPCにおいて、ゲートウェイ30は、ページング発信、LTE_IDLE状態管理、ユーザ平面暗号化、システム構造エボリューション(System Architecture Evolution、SAE)ベアラー制御、及び非−接続層(Non−Access Stratum、NAS)シグナリングの暗号化及び無欠性保護などの各機能を行うことができる。
EPCは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービング−ゲートウェイ(serving−gateway、S−GW)、及びパケットデータネットワーク−ゲートウェイ(Packet Data Network−Gateway、PDN−GW)を含む。MMEは、主に各端末の移動性を管理する目的で用いられる接続及び可用性に対する情報を有する。S−GWは、E−UTRANを終端点として有するゲートウェイで、PDN−GWは、パケットデータネットワーク(PDN)を終端点として有するゲートウェイである。
図3は、3GPP無線接続網規格を基盤にした端末とE−UTRANとの間の無線インターフェースプロトコルの制御平面及びユーザ平面の構造を示す図である。制御平面は、端末(User Equipment;UE)とネットワークがコールを管理するために用いる各制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザ平面は、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
第1の層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。前記伝送チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側と受信側の物理層間には、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、ダウンリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、アップリンクでSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2の層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2の層のRLC層は、信頼性のあるデータ送信をサポートする。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックで具現することもできる。第2の層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPバージョン4(IP version 4、IPv4)パケットやIPバージョン6(IPv6)パケットのようなIP(internet protocol)パケットを効率的に送信するために不必要な制御情報を減少させるヘッダー圧縮(Header Compression)機能を行う。
第3の層の最下部に位置した無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御平面のみで定義される。RRC層は、各無線ベアラー(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第2の層によって提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は、互いにRRCメッセージを交換する。
eNBの一つのセルは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzなどの各帯域のうち一つで動作するように設定することができ、帯域でダウンリンク又はアップリンク送信サービスを提供するように設定することができる。異なる各セルは、異なる各帯域を提供するように設定することもできる。
E−UTRANから端末への送信のためのダウンリンク伝送チャネル(Downlink transport Channel)は、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、各ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、及びユーザトラフィック又は各制御メッセージを送信するためのダウンリンク共有チャネル(Shared Channel、SCH)を含む。ダウンリンクマルチキャスト又はブロードキャストサービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信することもでき、又は別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信することもできる。
端末からネットワークにデータを送信するアップリンク伝送チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その他にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。伝送チャネルの上位にあり、伝送チャネルにマッピングされる論理チャネルとしては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、及びMTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図4は、E−UMTSシステムで使用する物理チャネル構造の一例を示した図である。物理チャネルは、時間軸上にある多数のサブフレームと、周波数軸上にある多数のサブキャリア(Sub−carrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(Sub−frame)は、時間軸上に複数のシンボル(Symbol)で構成される。一つのサブフレームは、複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは、複数のシンボル及び複数のサブキャリアで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、すなわち、L1/L2制御チャネルのために該当のサブフレームの特定シンボル(例えば、1番目のシンボル)の特定サブキャリアを用いることができる。図4には、L1/L2制御情報伝送領域(PDCCH)とデータ領域(PDSCH)を示した。一実施例において、10msの無線フレーム(radio frame)が使用され、一つの無線フレームは10個のサブフレーム(subframe)で構成される。また、一つのサブフレームは二つの連続するスロットで構成される。一つのスロットの長さは、0.5msである。また、一つのサブフレームは多数のOFDMシンボルで構成され、多数のOFDMシンボルのうち一部のシンボル(例えば、1番目のシンボル)は、L1/L2制御情報を送信するために使用することができる。データ送信のための時間単位である伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)は1msである。
基地局と端末は、一般に特定制御信号又は特定サービスデータを除いては、伝送チャネルであるDL−SCHを用いる物理チャネルであるPDSCHを介してデータを送信/受信する。PDSCHのデータがいずれの端末(一つ又は複数の端末)に送信されるもので、前記各端末がどのようにPDSCHデータを受信してデコーディング(decoding)しなければならないのかに対する情報などは、PDCCHに含まれて送信される。
例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRCマスキング(masking)されており、「B」という無線リソース(例えば、周波数位置)及び「C」という送信形式情報(例えば、伝送ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定サブフレームを通じて送信されると仮定する。この場合、セル内の端末は、自分が有しているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタリングし、「A」RNTIを有している一つ以上の端末があると、前記各端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報を通じて「B」と「C」によって指示されるPDSCHを受信する。
図5は、搬送波集成(carrier aggregation)を示す図である。
図5を参照して多重搬送波を支援する搬送波集成技術について説明する。前述したように、搬送波集成によって、既存の無線通信システム(例えば、LTEシステム)で定義されている帯域幅単位(例えば、20MHz)の搬送波(構成搬送波、component carriers、CCs)を最大5個まで束ねて最大100MHzまでのシステム帯域幅を支援することができる。搬送波集成に用いられる各構成搬送波の帯域幅のサイズは同一でも異なってもよい。また、それぞれの構成搬送波は異なる周波数帯域(又は、中心周波数)を有する。また、各構成搬送波は連続した周波数帯域上に存在してもよいが、不連続した周波数帯域上に存在する構成搬送波が搬送波集成に用いられてもよい。また、搬送波集成技術において、上りリンクと下りリンクの帯域幅のサイズは対称的に割り当てられてもよく、非対称的に割り当てられてもよい。
搬送波集成に用いられる多重搬送波(構成搬送波)は、主構成搬送波(Primary Component Carrier;PCC)及び補助構成搬送波(Secondary Component Carrier;SCC)とに分類できる。PCCは、Pセル(Pcell;Primary Cell)と呼び、SCCは、Sセル(SCell;Secondary Cell)と呼ぶこともできる。主構成搬送波は、基地局が端末とトラフィック及び制御シグナリングを交換するために用いる搬送波のことを指す。制御シグナリングには、構成搬送波の付加、主構成搬送波に対する設定、上りリンクグラント(UL grant)又は下りリンク割り当て(DL assignment)などを含むことができる。基地局で複数個の構成搬送波を用いることができるが、該基地局に属した端末は1つの主構成搬送波のみを有するものと設定されてもよい。仮に端末が単一搬送波モードで動作する場合には主構成搬送波が用いられる。このため、主構成搬送波は、独立した利用も可能となるように、基地局と端末間のデータ及び制御シグナリングの交換に必要な全ての要求事項を充足するように設定されなければならない。
一方、補助構成搬送波は、送受信されるデータ要求量などによって活性化又は非活性化されてもよい付加的な構成搬送波のことを指す。補助構成搬送波は、基地局から受信される特定命令及び規則にしたがってのみ用いられるように設定されてもよい。また、補助構成搬送波は、付加的な帯域幅を支援するために主構成搬送波とともに用いられるように設定されてもよい。活性化された補助構成搬送波を介して、基地局から端末に上りリンクグラント又は下りリンク割り当てのような制御信号が送信されてもよく、端末から基地局にチャネル品質指示子(Channel Quality Indicator;CQI)、プリコーディング行列指示子(Precoding Matrix Index;PMI)、ランク指示子(Rank Indicator;RI)、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal;SRS)などの上りリンク制御信号が送信されてもよい。
端末へのリソース割り当ては、主構成搬送波及び複数個の補助構成搬送波の範囲を有することができる。多重搬送波集成モードにおいて、システムは、システム負荷(すなわち、静的/動的負荷バランシング)、ピークデータレート、又はサービス品質要求に基づいて、下りリンク及び/又は上りリンクに対して非対称的に補助構成搬送波を端末に割り当てることもできる。搬送波集成技術を用いるとき、構成搬送波に関する設定は、RRC接続手順(RRC connection procedure)の後に基地局から端末に提供される。RRC接続は、SRBを介して端末のRRC層とネットワーク間で交換されるRRCシグナリングに基づいて端末が無線リソース割り当てを受けることを意味する。端末と基地局とのRRC接続手順の後に、端末は基地局から主構成搬送波及び補助構成搬送波に関する設定情報を受け取ることができる。補助構成搬送波に関する設定情報は、補助構成搬送波の付加/削除(又は、活性化/非活性化)を含むことができる。したがって、基地局と端末間に補助構成搬送波を活性化させたり既存の補助構成搬送波を非活性化させたりするためには、RRCシグナリング及びMAC制御要素(MAC Control Element)の交換が行われる必要がある。
補助構成搬送波の活性化又は非活性化は、サービス品質(QoS)、搬送波の負荷条件及び他の要因に基づいて基地局で決定することができる。基地局は、下りリンク/上りリンクに対する指示類型(活性化/非活性化)及び補助構成搬送波リストなどの情報を含む制御メッセージを用いて端末に補助構成搬送波の設定を指示することができる。
図6は、マスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)と補助セルグループ(Secondary Cell Group、SCG)間の二重接続性(dual connectivity)を示す概念図である。
二重接続性は、端末がマスターeNB(MeNB)と補助eNB(SeNB)とに同時に接続可能であるということを意味する。MCGは、MeNBと関連付いているサービングセルのグループであり、PCell及び付加的に一つ以上のSCellを含む。また、SCGは、SeNBと関連付いているサービングセルのグループであり、特別(special)SCell及び付加的に一つ以上のSCellを含む。MeNBは、少なくともS1−MME(制御平面のためのS1)を終結するeNBであり、SeNBは、MeNBではないが、端末のための追加の無線リソースを提供するeNBである。
二重接続性によって、ハンドオーバー(handover)可能性を下げるために、MCG内のスケジューリング無線ベアラー(Scheduling Radio Bearer、SRB)又は他のDRBを維持すると同時に、高い処理量を提供するために、いくつかのデータ無線ベアラー(Data Radio Bearer、DRB)はSCGにオフロード(offload)されてもよい。MCGは、周波数f1でMeNBによって作動し、SCGは、周波数f2でSeNBによって作動する。周波数f1及びf2は同一であってもよい。MeNBとSeNBとの間のバックホール(backhaul)インターフェースは非−理想的(non−ideal)であり(例えば、X2インターフェース)、これは、バックホールに相当な遅延があることから、1つのノードでの中央化されたスケジューリングが不可能であることを意味する。
図7Aは、二重接続性に関連付いている基地局の制御平面(Control Plane、C−Plane)接続性を示す概念図であり、図7Bは、二重接続性に関連付いている基地局のユーザ平面(User Plane、U−Plane)接続性を示す概念図である。
図7Aは、特定端末の二重接続性に関連付いている基地局の制御平面(C−Plane)接続性を示す図である。MeNBは、S1−MMEを介してMMEに接続された制御平面であり、MeNBとSeNBは、X2−C(X2−制御平面)を介して互いに接続される。図7Aに示すように、二重接続性のための基地局間(Inter−eNB)の制御平面シグナリングがX2インターフェースシグナリングによって行われる。MMEへの制御平面シグナリングは、S1インターフェースシグナリングによって行われる。MeNBとMME間に、端末当たり1つのS1−MME接続のみが存在する。各基地局は、例えば、SCGに対するSCell(Secondary Cell)を他の端末に提供する間に、いくつかの端末にはPCell(Primary Cell)を提供することのように、端末を独立的に扱う必要がある。特定端末の二重接続性に関連付いているそれぞれの基地局は、自身の無線リソースを有し、自身のセルの無線リソースを割り当てることに対して主な責任があり、MeNBとSeNBとの間のそれぞれの調整に対してはX2インターフェースシグナリングを用いて行われる。
図7Bは、特定端末の二重接続性に関連付いている基地局のユーザ平面(User plane、U−Plane)接続性を示す図である。ユーザ平面接続性は、ベアラーオプション設定に従う:1)MCGベアラーにおいて、MeNBはS1−Uを介してS−GWにユーザ平面接続され、SeNBは、ユーザ平面データ伝送に関連付けられない。2)分割ベアラーにおいて、MeNBはS1−Uを介してS−GWにユーザ平面接続され、さらにMeNBとSeNBはX2−Uを介して相互接続され、3)SCGベアラーにおいて、SeNBはS1−Uを介してS−GWと直接接続される。MCG及び分割ベアラーのみ設定された場合、SeNBにはS1−U終端が存在しない。二重接続性において、マクロセルのグループからスモールセルのグループへのデータオフロードのためにはスモールセルの改善が要求される。スモールセルはマクロセルから離れて配置されてもよいので、端末の観点から、複数のスケジューラが異なるノードに分離して位置し、独立して動作する。これは、異なるスケジューリングノードが異なる無線リソース環境を経ることを意味し、各スケジューリングノードがそれぞれ異なるスケジューリング結果を有し得るということを意味する。
図8は、二重接続性のための無線プロトコルの構造に対する概念図である。
本実施例のE−UTRANは、二重接続性(Dual Connectivity、DC)動作をサポートすることができ、これによって、RRC接続(RRC_CONNECTED)状態である複数の受信/送信(Rx/Tx)端末が、X2インターフェース上の非理想的バックホール(backhaul)を介して接続された2つの基地局に位置した2つの別個のスケジューラ(scheduler)によって無線リソースの提供を受けて活用するように構成される。特定の端末に対する二重接続性と関連する基地局は、2つの互いに異なる役割を仮定してもよい:すなわち、基地局は、MeNBとして動作したり、またはSeNBとして動作することもできる。二重接続性において、端末は、一つのMeNB及び一つのSeNBと接続され得る。
二重接続性(DC)動作において、特定のベアラ(bearer)が用いる無線プロトコルの構造は、ベアラがどのように設定されたかにかかっている。3つの案として、MCG(Master Cell Group)ベアラ801、分割ベアラ(split bearer)803及びSCG(Secondary Cell Group)ベアラ805が存在する。3つの案は図8に示されている。SRB(Signaling Radio Bearer)は、常にMCGベアラであり、MeNBによって提供される無線リソースのみを用いる。MCG(Master Cell Group)ベアラ801は、二重接続性でのみMeNBリソースを用いるためにMeNBにのみ位置した無線プロトコルである。また、SCG(Secondary Cell Group)ベアラ805は、二重接続性においてSeNBリソースを用いるためにSeNBにのみ位置した無線プロトコルである。
特に、分割(split)ベアラ803は、二重接続性においてMeNB及びSeNBリソースの両方を用いるために、MeNB及びSeNBの両方に位置した無線プロトコルであり、分割ベアラ803は、一方向(direction)に対する1つのPDCP(Packet Data Convergence Protocol)エンティティ、2つのRLC(Radio Link Control)及び2つのMAC(Medium Access Control)エンティティを含む無線ベアラであってもよい。特に、二重接続性動作は、SeNBによって提供された無線リソースを用いるように設定された少なくとも1つのベアラを有するものとしても説明できる。
図9は、ダウンリンクに対するLTEプロトコル構造の概略図である。
図9にダウンリンクに対するLTEプロトコル構造の概略図が示されている。また、伝送(transport)フォーマット選択及び多重−アンテナ送信と関連して相違点があるが、アップリンク送信に関連するLTEプロトコル構造は、図9に示されたダウンリンクに対するLTEプロトコル構造とほぼ同一である。
ダウンリンクで送信されるデータは、SAEベアラ(bearer)901のうち1つ上でIPパケットの形態で進入する。無線インターフェース上の送信に先立ち、インカミング(incoming)IPパケットは、以下で要約され、次の部分でより具体的に説明される、多重プロトコルエンティティを介して通過する:
*PDCP(Packet Data Convergence Protocol)903は、無線インターフェース上での送信に必要なビットの数を減らすためにIPヘッダー圧縮を行う。ヘッダー圧縮メカニズムは、WCDMA(登録商標)だけでなく他のいくつかの移動−通信標準で用いられる標準ヘッダー圧縮アルゴリズムである、ROHCに基づく。PDCP903はまた、送信データの暗号化(ciphering)と無欠性保護(integrity protection)に責任がある。受信側で、PDCPプロトコルは、対応暗号解読(deciphering)及び圧縮解除(decompression)動作を行う。移動端末に設定された無線ベアラ毎に1つのPDCPエンティティが存在する。
*RLC(Radio Link Control)905は、分割(segmentation)/連接(concatenation)、再送信処理、及び上位層への順次伝達(in−sequence delivery)に責任がある。WCDMA(登録商標)とは異なり、LTE無線−接続−ネットワーク構造でノードの単一類型のみがあるので、RLCプロトコルはeNB(eNodeB)に位置する。RLC905は、無線ベアラの形態でPDCP903にサービスを提供する。端末に対して設定された無線ベアラ毎に1つのRLCエンティティが存在する。
*MAC(Medium Access Control)907は、ハイブリッド−ARQ再送信とアップリンク及びダウンリンクスケジューリングを取り扱う。スケジューリング機能は、アップリンクとダウンリンクの両方に対して、セル当たり1つのMACエンティティを有する、eNB内に位置する。ハイブリッド−ARQプロトコル部は、MACプロトコルの送信端及び受信端の両方に存在する。MAC907は、論理チャネル909の形態でRLC905にサービスを提供する。
*物理層(Physical Layer、PHY)911は、符号化/復号化、変調/復調、多重−アンテナマッピング、及び他の通常的な物理層機能を取り扱う。物理層911は、伝送チャネル913の形態でMACレイヤ907にサービスを提供する。
MAC907は、論理チャネル909の形態でRLC905にサービスを提供する。論理チャネル909は、伝送する情報の類型によって定義され、一般に、LTEシステムを動作させるのに必須な制御及び設定情報を送信するために用いられる制御チャネルと、ユーザデータのために用いられるトラフィック(traffic)チャネルとに分類される。
LTEに対して特定された論理−チャネル類型の集合は、次のものを含む:
●BCCH(Broadcast Control Channel)は、ネットワークからセル内の全ての移動端末へのシステム制御情報の送信に用いられる。システム接続に先立ち、例えば、システムの帯域幅のように、どのようにシステムが設定されたかを知るために、移動端末は、BCCH上で送信された情報を読み取る必要がある。
●PCCH(Paging Control Channel)は、ネットワークにセルレベルでの位置が知られていない移動端末のページング、及びそれにより多重セルで送信される必要があるページングメッセージに用いられる。
●DCCH(Dedicated Control Channel)は、移動端末への/移動端末からの制御情報の送信のために用いられる。このチャネルは、互いに異なるハンドオーバーメッセージのような、移動端末の個人設定に用いられる。
●MCCH(Multicast Control Channel)は、MTCHの受信のために要求される制御情報の送信に用いられる。
●DTCH(Dedicated Traffic Channel)は、移動端末への/移動端末からのユーザデータの送信に用いられる。このチャネルは、全てのアップリンクの送信及び非−MBMSダウンリンクユーザデータの送信のための論理チャネル類型である。
●MTCH(Multicast Traffic Channel)は、MBMSサービスのダウンリンク送信に用いられる。
図10は、3つの互いに異なるアップリンクグラント(grant)に対する2つの論理チャネルの優先順位化に対する図である。
ダウンリンクでのような同一のMAC多重化機能性を用いて、互いに異なる優先順位の多重論理チャネルが同一の伝送ブロックに多重化され得る。しかし、優先順位化がスケジューラの制御下にあり、具現に従うダウンリンクの場合とは異なり、アップリンク多重化は、端末で明確な規則の集合に従って行われる。すなわち、スケジューリンググラントは、端末の特定のアップリンク搬送波に適用されるものであって、端末内の特定の無線ベアラに適用されるものではない。無線−ベアラ−特定のスケジューリンググラントは、ダウンリンクでのシグナリングオーバーヘッドを増加させるはずであり、したがって、LTEでは、端末−当たり(per−terminal)スケジューリングが用いられる。
最も単純な多重化規則は、論理チャネルを厳格な優先順位に従って処理することである。しかし、これは、低い−優先順位のチャネルの枯渇をもたらすことがある;送信バッファが空になるまで、全てのリソースが高い−優先順位のチャネルに与えられ得る。一般的に、運営者は、代わりに、低い−優先順位のサービスに対してもまた、少なくともいくつかの処理量(throughput)を提供することを望む。したがって、LTE端末でのそれぞれの論理チャネルに対して、優先順位値に加えて優先順位化されたデータレート(data rate)が設定される。各論理チャネルは、それらの優先順位化されたデータレートに従って優先順位が減少する順序で処理され、これは、スケジューリングデータレートが少なくても優先順位化されたデータレートの和だけ大きい間は、枯渇を回避し得る。優先順位化されたデータレート以降、チャネルは、グラントが完全に用いられたり、バッファが空になるまで、厳格な優先順位に従って処理される。これは、図10に示される。
図10を参照して、論理チャネル1(Logical Channel 1、LCH1)の優先順位が論理チャネル2(LCH2)の優先順位よりも高いと仮定してもよい。(A)の場合、LCH1の全ての優先順位化されたデータが送信され得、LCH2の優先順位化されたデータの一部がスケジューリングされたデータレートの量まで送信され得る。(B)の場合、LCH1の全ての優先順位化されたデータ及びLCH2の全ての優先順位化されたデータが送信され得る。(C)の場合、LCH1の全ての優先順位化されたデータとLCH2の全ての優先順位化されたデータが送信され得、LCH1のデータの一部がさらに送信され得る。
図11は、バッファ状態及び残余−電力(power−headroom)報告のシグナリングに対する図である。
適切な量のアップリンクリソースを割り当てるために、スケジューラは、端末からの送信を待機するデータの量に関する情報を必要とする。明らかに、送信するデータのない端末にアップリンクリソースを提供する必要がないもので、これは、単に端末が許容されたリソースを埋めるためにパディング(padding)を行うことをもたらすことになるためである。したがって、少なくとも、スケジューラは、端末が送信するデータを有しているか、そして、グラント(grant)が与えられなければならないか否かに対して知る必要があり、これは、スケジューリング要請として知ることができる。
多重−ビットスケジューリングは、より高いコストを必要とするため、スケジューリング要請に対する単一ビットの利用に対する同期がアップリンクオーバーヘッド(overhead)を低く維持しようとする必要によって付与される。単一のビットスケジューリング要請の結果、このような要請を受信するとき、端末でのバッファ状況に対する基地局での情報が制限される。異なるスケジューラの具現は、これを異なって処理する。一つの可能性は、端末が電力の制限なしに効果的にリソースを利用できるようにすることを保障するために、少量のリソースを割り当てることである。一旦端末がUL−SCH上で送信を開始すると、以下に議論されるように、バッファ状態と残余電力に関するより詳細な情報は、インバンド(inband)MAC制御メッセージを介して提供され得る。
既に有効なグラントを有する端末は、明らかに、アップリンクリソースを要請する必要がない。しかし、スケジューラが今後のサブフレームで各端末に許容するリソースの量を決定できるようにするために、バッファ状況及び電力利用可能性に関する情報が、以上で議論されたように、有用である。この情報は、MAC制御要素を通じたアップリンク送信の一部としてスケジューラに提供される。MACサブヘッダーのうち1つ内のLCIDフィールドは、図11に示したように、バッファ状態報告の存在を示す予約された値に設定される。
スケジューリングの観点で、それぞれの論理チャネルに対するバッファ情報は、これが意味のあるオーバーヘッドを生じさせるとしても、有益である。論理チャネルは、したがって、論理−チャネルグループにグループ化され、報告はグループ単位で行われる。バッファ−状態報告内のバッファ−サイズフィールドは、論理−チャネルグループ内の全ての論理チャネルにわたって送信待機しているデータの量を示す。バッファ状態報告は、4個の全ての論理−チャネルグループまたはこれらのうち1つを代表し、次の事由によってトリガされ得る:
i)現在送信バッファにあるデータよりも高い優先順位を有するデータの到着−すなわち、現在送信されるデータよりも高い優先順位を有する論理−チャネルグループ内のデータ−これは、スケジューリングの決定に影響を与えることがあるためである。
ii)サービングセルの変更、端末内の状況に関する情報を新しいサービングセルに提供するためにバッファ−状態報告が有用な場合である。
iii)タイマーによって制御されることによって周期的に。
iv)パディング(padding)の代わりに。パディングの量が、バッファ−状態報告よりも大きいサイズのスケジューリングされた伝送ブロックのサイズにマッチングされる必要がある場合、バッファ−状態報告が挿入される。明らかに、可能であれば、パディングの代わりに、有用なスケジューリング情報に対する利用可能なペイロードを利用するほうがよい。
PDCPエンティティ内の送信利用可能データ(Data available for transmission)
MACバッファ状態報告の目的で、UEは、次のことだけでなく、PDCP制御PDUをPDCPエンティティ内の送信利用可能データとして見なすことができる:
下位層にPDUが提出されていないSDUに対して、1)SDUがPDCPによってまだ処理されなかった場合であればSDU自身、または、2)SDUがPDCPによって処理された場合であればPDU。
また、RLC AM上にマッピングされた無線ベアラに対して、PDCPエンティティが以前に再確立手順を行った場合であれば、UEは、次のことをPDCPエンティティ内の送信利用可能データとして見なすことができる:
対応PDUがPDCPの再確立に先立ち、下位層にのみ提出されたSDUに対して、対応PDUが下位層によって確認されていない最初のSDUから開始して、PDCP状態報告によって成功裏に伝達されたものと指示されたSDUを除いて、受信された場合に:1)PDCPによってまだ処理されていない場合、SDU、または、2)PDCPによって処理された場合、PDU。
RLCエンティティ内の送信利用可能データ
MACバッファ状態報告の目的で、端末は、次のことをエンティティでの送信利用可能データとして見なすこともできる:1)RLCデータPDU(Protocol Data Unit)にまだ含まれていないRLC SDU(Service Data Unit)、またはこれらのセグメント(segment);2)再送信(RLC AM)のために保留中(pending)であるRLCデータPDU、またはこれらの部分。
また、STATUS PDUがトリガされ、t−StatusProhibitが動作中ではないかまたは満了した場合、端末は、次の送信機会に送信されるSTATUS PDUのサイズを予測することもでき、これを、RLC層での送信利用可能データとして見なすこともできる。
バッファ状態報告(Buffer Status Reporting、BSR)
バッファ状態報告(BSR)手順は、サービングeNBに、端末のUL(Uplink)バッファ内の送信利用可能データ(Data Available for Transmission、DAT)の量に関する情報を提供するために用いられる。periodic BSR−Timer及びretxBSR−Timerの2つのタイマーを設定することによって、そして、それぞれの論理チャネルに対して、LCG(Logical Channel Group)に論理チャネルを割り当てるlogical Channel Groupを付加的にシグナリングすることによって、RRCはBSR報告を制御することもできる。
バッファ状態報告手順に対して、端末は、サスペンド(suspend)されていない全ての無線ベアラを考慮してもよく、サスペンドされた無線ベアラを考慮してもよい。バッファ状態報告(BSR)は、次のイベントのうち任意のイベントが発生する場合にトリガされ得る:
−LCGに属する論理チャネルに対するULデータが、RLCエンティティまたはPDCPエンティティで送信利用可能になり、既に送信利用可能なデータに対して任意のLCGに属する論理チャネルの優先順位よりも高い優先順位の論理チャネルに属するデータ、または、LCGに属する任意の論理チャネルに対する送信利用可能データがない場合、この場合、BSRが、以下で“正規(Regular)BSR”と呼ばれる;
−ULリソースが割り当てられ、パディング(padding)ビットの数字が、バッファ状態報告MAC制御エレメントにそのサブヘッダー(subheader)を加えた大きさと同一または大きい場合、この場合、BSRが、以下で“パディング(Padding)BSR”と呼ばれる;
−retxBSR−Timerが満了し、端末が、LCGに属する任意の論理チャネルに対する送信利用可能データを有する場合、この場合、BSRが、以下で“正規(Regular)BSR”と呼ばれる;
−periodicBSR−Timerが満了した場合、この場合、BSRが、以下で“周期的(Periodic)BSR”と呼ばれる。
BSRが送信され得る時刻に多重イベントがBSRをトリガする場合にも、MAC PDUは、最大1つのMAC BSR制御エレメントを含むこともでき、この場合、正規BSR及び周期的BSRがパディングBSRに優先する。
任意のUL−SCH上の新しいデータの送信に対する許容(grant)の指示(indication)の時に、端末はrextBSR−Timerを再開始してもよい。
このサブフレームに対するULグラント(grant)が、全てのペンディング(pending)中の送信利用可能データを収容(accommodate)することができるが、BSR MAC制御エレメント及び当該サブヘッダーを追加的に収容するには十分ではない場合、全てのトリガされたBSRは取り消されることもできる。BSRが送信のためのMAC PDUに含まれた場合、全てのBSRは取り消される。
端末は、TTI内で最大1つの正規/周期的BSRを送信することができる。端末がTTI内で複数のMAC PDUを送信するように要請された場合、正規/周期的BSRを含まない任意のMAC PDU内にパディングBSRを含むこともできる。
TTI内で送信された全てのBSRは、常に、当該TTIに対してMAC PDUが全て構成された後のバッファ状態を反映する。それぞれのLCGは、TTI当たり1つのバッファ状態値を報告することができ、この値は、当該LCGに対するバッファ状態を報告する全てのBSR内で報告され得る。
図12は、二重接続性のための無線プロトコル構造の概念図である。
端末のPDCP及びRLCメモリでバッファされたデータの量を示すことによって、基地局がアップリンク無線リソースを互いに異なる端末に割り当てることを助けるために、端末は、基地局にバッファ状態報告(Buffer Status Report、BSR)を伝送することができる。BSRは、上述した従来技術で説明したように、タイマー及びイベントによってトリガされてもよい。例えば、タイマー満了時にBSRをトリガするタイマー、すなわち、retxBSR−Timer及びperiodicBSR−Timerがある。
しかし、LTERel−12において、図12に示されたように、例えば、UEがMeNB1201とSeNB1203の両方に接続された、二重接続性に対する研究が進んでいる。同図において、MeNB1201とSeNB1203との間のインターフェースは、Xnインターフェース1205と呼ばれる。Xnインターフェース1205は非理想的に仮定される;例えば、Xnインターフェースでの遅延は最大60msであってもよいが、これに制限されるものではない。
MeNB1201は、VoIP、ストリーミングデータ、またはシグナリングデータのような他の類型のトラフィックの送信を担当する一方、SeNB1203は、BE(Best Effort)類型のトラフィックの送信を担当する。二重接続性を支援するために、様々なプロトコル構造が研究され、潜在的構造が図12に示されている。この構造において、PDCP1207及びRLC1209エンティティは、互いに異なるネットワークノードに、例えば、PDCPエンティティはMeNBに、RLCエンティティはSeNBに位置する。
端末側1211において、プロトコルの構造は、MACエンティティが共通的にセットアップされるが、それぞれのeNBに対してサブエンティティ(sub entity)が存在すること以外は、従来の技術と同一である。すなわち、MeNBのためのM−MAC1213とSeNBのためのS−MAC1215がそれである。これは、各スケジューリングノードが異なるノードに位置し、2つのノードは非−理想的バックホールで接続されているためである。二重接続性において、各論理チャネルは、M−MAC及びS−MACのそれぞれにマッピングされる。
この場合、上述したような構造(即ち、M−MAC及びS−MAC)は、深刻な問題を引き起こすことがある。
なによりも、一つのMACエンティティ内で他の論理チャネルよりも高い優先順位の論理チャネルが、共通MACエンティティ内では高い優先順位の論理チャネルではない場合があり得る。例えば、降順の優先順位を有する5個の論理チャネルL1,L2,L3,L4及びL5、すなわち、4個の論理チャネルのうち、L1は最も高い優先順位を、L5は最も低い優先順位を有する、と仮定する。もし、L1及びL2がM−MAC1213にマッピングされ、L3,L4及びL5がS−MAC1215にマッピングされる場合、L3は、S−MAC1215にマッピングされた他のどの論理チャネルよりも高い優先順位を有するが、L3は、端末内で最も高い優先順位の論理チャネルではない。
従来技術として、BSRは、以下のいずれかの状況でトリガされる。
i)バッファが空になっていない論理チャネルよりも高い優先順位を有する論理チャネルのためのデータが到着した場合;
ii)空になっている端末のバッファに対してデータが利用可能になった場合;
iii)retxBSR−Timerが満了し、端末のバッファに相変らずデータが存在する場合;
iv)periodicBSR−Timerが満了した場合;または
v)MAC PDUの残った空間がBSRを収容可能な場合。
BSR機能が一般的に端末で行われる点を考慮すると、もし、論理チャネルL1のためのバッファが空でない状態で論理チャネルL3のためのデータが到着した場合、BSRはトリガされない。しかし、二重接続性において、アップリンクスケジューリングは、互いに異なるeNBであるMeNB及びSeNBで行われるので、同じサービングによってサービングされる論理チャネルにおける論理チャネルの優先順位を比較してBSRをトリガするメカニズムが要求される。
更に他の問題は、従来技術では、正規BSR(regular BSR)が一つのMACエンティティでトリガされた場合、正規BSRがどのeNBに伝送されるかが不明であるという点である。正規BSRは、MeNBに伝送されるか、それともSeNBに伝送されるか?。
図13は、本発明の実施例に係るそれぞれの基地局に対するバッファ状態のトリガリング及び報告に対する概念図である。
端末には、2つのMACエンティティ、すなわち、M−MAC及びS−MACがある。M−MACは、端末とMeNBとの間の伝送を担当し、S−MACは、端末とSeNBとの間の伝送を担当する。
二重接続性(dual connectivity)は、端末が第1BSと第2BSに同時に接続され得ることを意味する。第1BSはマスターeNB(MeNB)であり、第2BSは補助eNB(SeNB)であってもよく、その反対であってもよい。
MCGに対する論理チャネルはM−MACにマッピングされ、SCGに対する論理チャネルはS−MACにマッピングされる。MCGは、MeNBと関連付けられているサービングセルのグループであって、PCell及び付加的に1つ以上のSCellを含む。また、SCGは、SeNBと関連付けられているサービングセルのグループであって、特別(special)SCell及び付加的に1つ以上のSCellを含む。MeNBは、少なくともS1−MME(制御平面のためのS1)を終端するeNBであり、SeNBは、MeNBではないが、端末のための追加無線リソースを提供するeNBである。
二重接続性で、ハンドオーバー(handover)の可能性を低下させるために、MCG内のスケジューリング無線ベアラ(Scheduling Radio Bearer、SRB)または他のDRBを維持すると同時に、高い処理量を提供するために、いくつかのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)は、SCGにオフロード(offload)され得る。MCGは、周波数f1を介してMeNBによって動作し、SCGは、周波数f2を介してSeNBによって動作する。周波数f1及びf2は同一であってもよい。MeNBとSeNBとの間のバックホール(backhaul)インターフェースは非−理想的(non−ideal)であり、これは、バックホールにかなりの遅延があるため、一つのノードでの中央化されたスケジューリングが不可能であることを意味する。
端末の他のMACエンティティの機能は、特定されない限り、独立して動作する。無線ベアラは、RRCシグナリングとMCG及び/又はSCGにマッピングされる。論理チャネル識別子は、CG別に独立して割り当てられる。LCGは、MACエンティティ別に定義される。
端末は、1つ以上の論理チャネルを含む複数の論理チャネルセットを構成することができる。ここで、複数の論理チャネルセットは、第1BSにデータを伝送する第1論理チャネルセット、及び第2BSにデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む(S1301)。
好ましくは、第1論理チャネルセットは1つ以上の論理チャネルグループを含み、1つ以上の論理チャネルグループはM−MACにマッピングされてもよい。そして、第2論理チャネルセットは1つ以上の論理チャネルグループを含み、1つ以上の論理チャネルグループはS−MACにマッピングされてもよい。
第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに対するデータが受信される場合(S1303)、端末は、第1論理チャネルセットの優先順位をチェックし得る(S1305)。
好ましくは、以下の全てのイベントが発生した場合
i)対応するRLCエンティティまたは対応するPDCPエンティティで、アップリンクデータが、M−MACにマッピングされた1つ以上の論理的チャネルグループに属する第1論理チャネルを介して伝送するように利用可能になる場合;そして、
ii)予め定義されたトリガ基準が満足される場合、端末は、正規BSRをトリガすることがきる(S1307)。
これは、M−MACにマッピングされた1つ以上の論理チャネルグループに属する第1論理チャネルに対するアップリンクデータが、相応するRLCエンティティ又は相応するPDCPエンティティで送信利用可能になると、第1論理チャネルにマッピングされたMACエンティティは、予め定義されたトリガ基準が満足されるか否かをチェックすることを意味する。
好ましくは、第1論理チャネルが、第2論理チャネルセットに属する第2論理チャネルよりも低い優先順位を有し、第1論理チャネルが第1論理チャネルセットのうち最も高い優先順位を有する場合、予め定義されたトリガ基準が満足され得る。
これは、M−MACエンティティにマッピングされた1つ以上の論理チャネルグループに属し、伝送可能なアップリンクデータを含む第1論理チャネルが、M−MACエンティティにマッピングされた1つ以上の論理チャネルグループに属し、既に送信可能なデータを含む他の論理チャネルよりも高い優先順位を有することを意味する。論理チャネルの優先順位は、同じMAC entityにマッピングされた論理的チャネルグループに属する論理的チャネル同士を比較することを意味する。
ステップS1307の後、第1BSにバッファ状態報告がトリガされ、アップリンクデータが第1BSに対して送信利用可能になる場合、端末は、第1BSにバッファ状態報告を伝送する。または、第2BSにバッファ状態報告がトリガされ、アップリンクデータが第2BSに対して送信利用可能になる場合、端末は、第2BSにバッファ状態報告を伝送する(S1309)。
RLCエンティティまたはPDCPエンティティでアップリンクデータが送信利用可能になる場合、端末は、MeNB及びSeNBのうちどのeNBに端末がアップリンクデータを伝送しなければならないかをチェックすることができる。
MeNBにデータが伝送されるものとチェックされた場合、端末は、M−MACで正規BSRをトリガする。または、SeNBにデータが伝送されるものとチェックされた場合、端末は、S−MACで正規BSRをトリガする。
正規BSRをトリガするMACエンティティは、該当するeNBに正規BSRを伝送する。
M−MACが正規BSRをトリガすると、M−MACは、正規BSRをMeNBに伝送する。または、S−MACが正規BSRをトリガすると、S−MACは、正規BSRをSeNBに伝送する。
バッファ状態報告手順において、端末は、中断(suspended)されていないMACエンティティにマッピングされた全ての無線ベアラを考慮しなければならず、中断された無線ベアラを考慮することもできる。
図14は、本発明の実施例に係るそれぞれの基地局に対するバッファ状態のトリガリング及び報告に対する概念図である。
ネットワークは、端末と2つのMACエンティティ、すなわち、M−MAC及びS−MACを設定する。端末は、降順でP1,P2,P3,P4及びP5の優先順位を有する、すなわち、(高い)P1>P2>P3>P4>P5(低い)、5個の論理チャネルL1,L2,L3,L4及びL5をネットワークによって設定を受けることができる。
5個の論理チャネルのうち、L1及びL2はM−MACにマッピングされ、L3,L4及びL5はS−MACにマッピングされる。L1及びL4には、既に送信利用可能なデータが存在する(S1401)。
アップリンクデータが論理チャネルL3を介して送信利用可能になる(S1403)。
論理チャネルL3がS−MACにマッピングされるので、S−MACは、予め定義されたトリガ基準が満足されるか否かをチェックする:L4がS−MACにマッピングされ、データがL4に対して既に送信利用可能であるので、S−MACは、論理チャネルL3の優先順位、すなわち、P3を、論理チャネルL4の優先順位、すなわち、P4と比較する。論理チャネルL5は、送信利用可能データがないので、それらが同じS−MACにマッピングされるにもかかわらず、S−MACは、P3をP5と比較しない(S1405)。
P3がP4よりも高い優先順位であるので(S1407)、端末は、予め定義されたトリガ基準が満足されたものと考える。端末は、正規BSRをトリガする(S1409)。
図15は、本発明の実施例に係る通信装置のブロック図である。
図15に示された装置は、上述したメカニズムを行うように適応されたユーザ装置(User Equipment、UE)及び/又はeNBであってもよいが、同じ作業を行う任意の装置であってもよい。
図15に示したように、装置は、DSP(Digital Signal Processor)/マイクロプロセッサ110及びRF(Radio Frequency)モジュール(送受信機;135)を含むこともできる。DSP/マイクロプロセッサ110は、送受信機135に電気的に接続されて送受信機135を制御する。装置は、設計者の選択によって、電力管理モジュール105、バッテリー155、ディスプレイ115、キーパッド120、SIMカード125、メモリデバイス130、スピーカー145及び入力デバイス150をさらに含むこともできる。
特に、図15は、ネットワークから要請メッセージを受信するように構成された受信機135及びネットワークに送/受信タイミング情報を送信するように構成された送信機135を含む端末を示してもよい。このような受信機と送信機は送受信機135を構成できる。端末は、送受信機(受信機及び送信機、135)に接続されたプロセッサ110をさらに含むこともできる。
また、図15は、端末に要請メッセージを送信するように構成された送信機135及び端末から送受信タイミング情報を受信するように構成された受信機135を含むネットワーク装置を示してもよい。送信機及び受信機は送受信機135を構成することもできる。ネットワークは、送信機及び受信機に接続されたプロセッサ110をさらに含む。このプロセッサ110は、送受信タイミング情報に基づいて遅延(latency)を計算することもできる。
本発明は、本発明の特徴又は範囲を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できるということは、当業者にとって自明である。したがって、本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されていない形態で実施されてもよい。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、または、他の実施例の対応する構成又は特徴に置換されてもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項として含めたりできるということは明らかである。
本発明の実施例において、基地局(BS)によって行われると説明された特定の動作は、上位ノードのBSによって行われてもよい。BSを含む複数のネットワークノードで、MSとの通信のために行われる様々な動作が、基地局によって行われたり、基地局以外の他のネットワークノードによって行われ得ることは明らかである。‘eNB’は、‘固定局(fixed station)’、‘NodeB’、‘基地局(BS)’、アクセスポイントなどの用語に代替されてもよい。
上述した実施例は、例えば、ハードウェア、ファームウエア、ソフトウェアまたはこれらの組み合わせのような様々な手段によって具現されてもよい。
ハードウェアの設定において、本発明の実施例に係る方法は、1つ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現されてもよい。
ファームウエアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能又は動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサによって駆動され得る。前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置して、公知の様々な手段によって前記プロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できるということは、当業者にとって自明である。したがって、上記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
上述した方法は、3GPP LTEシステムに適用される例示を中心に説明されたが、本発明は、3GPP LTEシステムのみならず様々な無線通信システムに適用可能である。
本発明について前述した一般的な説明と後述する詳細な説明は例示的なものであり、請求項に記載された発明に対する追加的な説明のためのものである。
本発明は、例えば以下を提供する:
(項目1)
第1基地局及び第2基地局を含む無線通信システムで動作する端末のための方法であって、
前記第1基地局にデータを伝送する第1論理チャネルセット及び前記第2基地局にデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む複数の論理チャネルセットを設定するステップであって、前記第1及び第2論理チャネルセットのそれぞれは1つ以上の論理チャネルを含む、ステップと、
前記第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに関するデータを受信するステップと、
前記第1論理チャネルが、前記第1論理チャネルセットにおいてデータが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する場合、前記第1基地局へのバッファ状態報告をトリガするステップとを含む、方法。
(項目2)
前記第1論理チャネルは、前記第2論理チャネルセットに属する第2論理チャネルよりも低い優先順位を有する、項目1に記載の方法。
(項目3)
アップリンクデータが前記第1基地局に対して送信利用可能になると、前記第1基地局に前記バッファ状態報告を伝送するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1論理チャネルセットは1つ以上の論理チャネルグループを含み、前記第1論理チャネルは、前記第1論理チャネルセットの前記論理チャネルグループのいずれか1つに属し、前記データが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する、項目1に記載の方法。
(項目5)
第1基地局及び第2基地局を含む無線通信システムの端末であって、
無線周波数モジュールと、
前記無線周波数モジュールを制御するように構成されたプロセッサとを含み、
前記プロセッサは、前記第1基地局にデータを伝送する第1論理チャネルセット及び前記第2基地局にデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む複数の論理チャネルセットを設定するように構成され、前記第1及び第2論理チャネルセットのそれぞれは1つ以上の論理チャネルを含み、前記プロセッサは、前記第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに関するデータを受信し、前記第1論理チャネルが、前記第1論理チャネルセットにおいてデータが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する場合、前記第1基地局へのバッファ状態報告をトリガするように構成された、端末。
(項目6)
前記第1論理チャネルは、前記第2論理チャネルセットに属する第2論理チャネルよりも低い優先順位を有する、項目5に記載の端末。
(項目7)
前記プロセッサは、アップリンクデータが前記第1基地局に対して送信利用可能になると、前記第1基地局に前記バッファ状態報告を伝送するようにさらに構成された、項目5に記載の端末。
(項目8)
前記第1論理チャネルセットは1つ以上の論理チャネルグループを含み、前記第1論理チャネルは、前記第1論理チャネルセットの前記論理チャネルグループのいずれか1つに属し、前記データが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する、項目5に記載の端末。
なによりも、一つのMACエンティティ内で他の論理チャネルよりも高い優先順位の論理チャネルが、共通MACエンティティ内では高い優先順位の論理チャネルではない場合があり得る。例えば、降順の優先順位を有する5個の論理チャネルL1,L2,L3,L4及びL5、すなわち、個の論理チャネルのうち、L1は最も高い優先順位を、L5は最も低い優先順位を有する、と仮定する。もし、L1及びL2がM−MAC1213にマッピングされ、L3,L4及びL5がS−MAC1215にマッピングされる場合、L3は、S−MAC1215にマッピングされた他のどの論理チャネルよりも高い優先順位を有するが、L3は、端末内で最も高い優先順位の論理チャネルではない。

Claims (8)

  1. 第1基地局及び第2基地局を含む無線通信システムで動作する端末のための方法であって、
    前記第1基地局にデータを伝送する第1論理チャネルセット及び前記第2基地局にデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む複数の論理チャネルセットを設定するステップであって、前記第1及び第2論理チャネルセットのそれぞれは1つ以上の論理チャネルを含む、ステップと、
    前記第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに関するデータを受信するステップと、
    前記第1論理チャネルが、前記第1論理チャネルセットにおいてデータが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する場合、前記第1基地局へのバッファ状態報告をトリガするステップとを含む、方法。
  2. 前記第1論理チャネルは、前記第2論理チャネルセットに属する第2論理チャネルよりも低い優先順位を有する、請求項1に記載の方法。
  3. アップリンクデータが前記第1基地局に対して送信利用可能になると、前記第1基地局に前記バッファ状態報告を伝送するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1論理チャネルセットは1つ以上の論理チャネルグループを含み、前記第1論理チャネルは、前記第1論理チャネルセットの前記論理チャネルグループのいずれか1つに属し、前記データが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する、請求項1に記載の方法。
  5. 第1基地局及び第2基地局を含む無線通信システムの端末であって、
    無線周波数モジュールと、
    前記無線周波数モジュールを制御するように構成されたプロセッサとを含み、
    前記プロセッサは、前記第1基地局にデータを伝送する第1論理チャネルセット及び前記第2基地局にデータを伝送する第2論理チャネルセットを含む複数の論理チャネルセットを設定するように構成され、前記第1及び第2論理チャネルセットのそれぞれは1つ以上の論理チャネルを含み、前記プロセッサは、前記第1論理チャネルセットに属する第1論理チャネルに関するデータを受信し、前記第1論理チャネルが、前記第1論理チャネルセットにおいてデータが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する場合、前記第1基地局へのバッファ状態報告をトリガするように構成された、端末。
  6. 前記第1論理チャネルは、前記第2論理チャネルセットに属する第2論理チャネルよりも低い優先順位を有する、請求項5に記載の端末。
  7. 前記プロセッサは、アップリンクデータが前記第1基地局に対して送信利用可能になると、前記第1基地局に前記バッファ状態報告を伝送するようにさらに構成された、請求項5に記載の端末。
  8. 前記第1論理チャネルセットは1つ以上の論理チャネルグループを含み、前記第1論理チャネルは、前記第1論理チャネルセットの前記論理チャネルグループのいずれか1つに属し、前記データが送信利用可能な論理チャネルのうち最も高い優先順位を有する、請求項5に記載の端末。
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