JP2016529300A - 口腔ケア組成物 - Google Patents
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Abstract
ケイ酸カルシウムおよび高屈折率複合粒子を含む口腔ケア組成物であって、前記複合粒子の屈折率が1.9〜4.0の範囲内であり、前記ケイ酸カルシウムおよび高屈折率複合粒子が、1:10〜2:1のケイ酸カルシウム対複合粒子重量比で存在する口腔ケア組成物が開示される。
Description
本発明は、練り歯磨き、ガム、うがい薬などの口腔ケア組成物に関する。特に、本発明は、粒子状歯ホワイトニング剤を含有する口腔ケア組成物に関する。本発明はまた、個体の歯をホワイトニングおよび/または再石灰化するためのこのような組成物の使用に関する。
歯のエナメル層は、本来的には、乳白色またはやや灰白色である。しかしながら、このエナメル層は、退色または変色し得る。歯のエナメル層は、いくらか多孔性の表面を作り出すヒドロキシアパタイト鉱物結晶から構成される。エナメル層のこの多孔性は、退色物質および変色物質がエナメル質に浸透し、歯を変色することを可能にすると考えられている。
我々が消費する多くの製品は、我々の歯および口に悪影響を与える。多くの物質、特に特定の食品、タバコ製品および流動物、例えば茶およびコーヒーは、歯の白さを退色または減少させ得る。これらの退色物質および変色物質は、多くの場合、エナメル層に浸透することができる。この問題は、長年にわたって徐々に発生するが、歯のエナメル質の顕著な変色をもたらす。
消費者は常に白い歯を強く求めており、多くの人々は現在の歯の色に不満がある。白い歯に対するこの欲求が、歯ホワイトニング製品の使用増加傾向を生じさせている。
現在、様々な製品が歯のホワイトニングに使用されている。このような製品は、歯をクリーニングおよびホワイトニングするために、過酸化物、研磨剤またはその両方を含むことが多い。このような種類の製品は、歯の再石灰化に寄与せず、過剰使用すると歯および歯茎の損傷を引き起こし得るので、望ましくないことが多い。歯の特性を増強しようとして、カルシウム源を含む製品が開発されている。しかしながら、このような製品は歯に確実に付着しないので、口を洗浄水でリンスする前の短時間だけ歯と接触するに過ぎない可能性がある。
本発明者らは、即時的なものだけではなく、持続的なホワイトニング効果を歯にもたらすのに十分な長時間にわたって、歯の表面に付着するのに適切な歯ホワイトニング剤を有する口腔ケア製品を開発する必要性を認識している。ケイ酸カルシウム、特に水和物形態のケイ酸カルシウムは付着助剤として作用することができ、予想外のことに、歯の表面上への粒子状歯ホワイトニング剤の付着を増強して、即時的および優れた持続的な歯ホワイトニング効果の両方をもたらすことが見出された。
さらなる情報
国際公開第2008/068149号(Unilever)では、口腔ケア製品であって、リン酸カルシウム塩ではない不溶性カルシウム塩を含む第1の組成物と、リン酸イオン源を含む第2の別個の組成物と、前記各組成物を歯の表面に送達するための手段とを含む口腔ケア製品が開示されている。好ましい不溶性カルシウム塩は、ケイ酸カルシウムである。
国際公開第2008/068149号(Unilever)では、口腔ケア製品であって、リン酸カルシウム塩ではない不溶性カルシウム塩を含む第1の組成物と、リン酸イオン源を含む第2の別個の組成物と、前記各組成物を歯の表面に送達するための手段とを含む口腔ケア製品が開示されている。好ましい不溶性カルシウム塩は、ケイ酸カルシウムである。
国際公開第2008/015117号(Unilever)では、非晶質状態または結晶状態のいずれかの酸化カルシウム−シリカ複合生体材料であって、BET法によって測定した場合に0.8〜4nmの範囲内の平均孔径を有し、前記生体材料の酸化カルシウム−シリカ含量が少なくとも80重量%であり、バランスが1つ以上の他の材料であってもよく、酸化カルシウムとシリカとのモル比が少なくとも0.1である酸化カルシウム−シリカ複合生体材料が開示されている。
国際公開第2012/031785号(Unilever)では、口腔ケア組成物に使用するのに適切な複合粒子活性物質が開示されている。前記複合粒子活性物質は、コアおよびコーティングを有し、前記コーティングはリン酸イオンと相互作用して、歯の特性を改善するために歯のエナメル質および/または象牙質に接着するのに適切なカルシウムおよびリン酸反応生成物を生成する。
国際公開第2012/031786号(Unilever)では、国際公開第2012/031785号(Unilever)に開示されている複合粒子活性物質を有する口腔ケア組成物が開示されている。
上記さらなる情報はいずれも、口腔ケア組成物であって、優れた即時的および持続的な歯ホワイトニング結果を達成するために、歯の表面上への粒子状ホワイトニング剤の付着を増強する付着助剤としてのケイ酸カルシウム(特に、ケイ酸カルシウム水和物)を含む口腔ケア組成物について記載されていない。
試験および定義
歯磨剤
本発明の目的のための「歯磨剤」は、口腔内の歯または他の表面をクリーニングするためのペースト、粉末、液体、ガムまたは他の調製物を意味する。
歯磨剤
本発明の目的のための「歯磨剤」は、口腔内の歯または他の表面をクリーニングするためのペースト、粉末、液体、ガムまたは他の調製物を意味する。
練り歯磨き
本発明の目的のための「練り歯磨き」は、歯ブラシと共に使用するためのペースト状またはゲル状の歯磨剤を意味する。特に好ましいのは、約2分間ブラッシングすることによって歯をクリーニングするのに適切な練り歯磨きである。
本発明の目的のための「練り歯磨き」は、歯ブラシと共に使用するためのペースト状またはゲル状の歯磨剤を意味する。特に好ましいのは、約2分間ブラッシングすることによって歯をクリーニングするのに適切な練り歯磨きである。
うがい薬
本発明の目的のための「うがい薬」は、口内をリンスするのに使用するための液体歯磨剤を意味する。特に好ましいのは、吐出前の約30秒間口内洗浄および/または含嗽することによって、口をリンスするのに適切なうがい薬である。
本発明の目的のための「うがい薬」は、口内をリンスするのに使用するための液体歯磨剤を意味する。特に好ましいのは、吐出前の約30秒間口内洗浄および/または含嗽することによって、口をリンスするのに適切なうがい薬である。
粒径
特に明記しない限り、本明細書で使用される「粒径」は、粒子直径を指す。明確に定義された球体が生成されない場合には、直径は、粒子の測定可能な最大距離を意味する。粒径は、例えば、動的光散乱(DLS)によって測定され得る。
特に明記しない限り、本明細書で使用される「粒径」は、粒子直径を指す。明確に定義された球体が生成されない場合には、直径は、粒子の測定可能な最大距離を意味する。粒径は、例えば、動的光散乱(DLS)によって測定され得る。
複合粒子
本明細書で使用される「複合粒子」は、第1成分のコアと、第2成分のコーティングとを含む粒子であって、前記コアおよびコーティングが異なる材料から構成される粒子を指す。
本明細書で使用される「複合粒子」は、第1成分のコアと、第2成分のコーティングとを含む粒子であって、前記コアおよびコーティングが異なる材料から構成される粒子を指す。
屈折率
屈折率は、温度25℃および波長589nmで示されるものである。
屈折率は、温度25℃および波長589nmで示されるものである。
pH
pHは、大気圧および温度25℃で示されるものである。口腔ケア組成物のpHについて言及する場合、これは、前記組成物の5重量部を20重量部の純水に25℃で均一に分散および/または溶解した場合に測定されるpHを意味する。特に、5gの口腔ケア組成物を20mLの水と手動で30秒間混合し、その直後に、インジケーターまたはpHメーターを用いてpHを検査することによって、pHを測定し得る。
pHは、大気圧および温度25℃で示されるものである。口腔ケア組成物のpHについて言及する場合、これは、前記組成物の5重量部を20重量部の純水に25℃で均一に分散および/または溶解した場合に測定されるpHを意味する。特に、5gの口腔ケア組成物を20mLの水と手動で30秒間混合し、その直後に、インジケーターまたはpHメーターを用いてpHを検査することによって、pHを測定し得る。
溶解度
本明細書で使用される「可溶性」および「不溶性」は、25℃および大気圧における水への原料(例えば、カルシウム塩など)の溶解度を指す。「可溶性」は、水に溶解して、1リットル当たり少なくとも0.1モルの濃度を有する溶液を生じさせる原料を意味する。「不溶性」は、水に溶解して、1リットル当たり0.001モル未満の濃度を有する溶液を生じさせる原料を意味する。したがって、「難溶性」は、水に溶解して、1リットル当たり0.001モル超かつ0.1モル未満の濃度を有する溶液を生じさせる原料と定義される。
本明細書で使用される「可溶性」および「不溶性」は、25℃および大気圧における水への原料(例えば、カルシウム塩など)の溶解度を指す。「可溶性」は、水に溶解して、1リットル当たり少なくとも0.1モルの濃度を有する溶液を生じさせる原料を意味する。「不溶性」は、水に溶解して、1リットル当たり0.001モル未満の濃度を有する溶液を生じさせる原料を意味する。したがって、「難溶性」は、水に溶解して、1リットル当たり0.001モル超かつ0.1モル未満の濃度を有する溶液を生じさせる原料と定義される。
水和水
本明細書で使用される「水和水」は、物質の化学組成を実質的に変化させずに加熱することによって除去し得る形で、前記物質と化合している水を指す。特に、200℃超に加熱した場合にのみ除去され得る水。水分損失は、Netzsch TG機器によって熱重量分析(TGA)を使用して測定される。TGAは、N2雰囲気下、10度/分の加熱速度、30〜900℃の範囲内で行われる。
本明細書で使用される「水和水」は、物質の化学組成を実質的に変化させずに加熱することによって除去し得る形で、前記物質と化合している水を指す。特に、200℃超に加熱した場合にのみ除去され得る水。水分損失は、Netzsch TG機器によって熱重量分析(TGA)を使用して測定される。TGAは、N2雰囲気下、10度/分の加熱速度、30〜900℃の範囲内で行われる。
実質的に含まない
本明細書で使用される「実質的に含まない」は、口腔ケア組成物の総重量を基準として1.5重量%未満、好ましくは1.0重量%未満、より好ましくは0.75重量%未満、さらにより好ましくは0.5重量%未満、特により好ましくは0.1重量%未満、最も好ましくは0.0〜0.01重量%を意味する(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
本明細書で使用される「実質的に含まない」は、口腔ケア組成物の総重量を基準として1.5重量%未満、好ましくは1.0重量%未満、より好ましくは0.75重量%未満、さらにより好ましくは0.5重量%未満、特により好ましくは0.1重量%未満、最も好ましくは0.0〜0.01重量%を意味する(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
粘度
練り歯磨きの粘度は、ブルックフィールド粘度計Spindle No.4を用いて、速度5rpm、室温(25℃)で測定した値である。特に指定がない限り、値は、センチポアズ(cP=mPa.s)で示されている。
練り歯磨きの粘度は、ブルックフィールド粘度計Spindle No.4を用いて、速度5rpm、室温(25℃)で測定した値である。特に指定がない限り、値は、センチポアズ(cP=mPa.s)で示されている。
再石灰化
本明細書で使用される「再石灰化」は、インサイチュー(すなわち、口腔内)において、リン酸カルシウムが歯の上(厚さ10nm〜20ミクロン、好ましくは75nm〜10ミクロン、最も好ましくは150nm〜5ミクロンの歯の上の層を含む(その中に含まれるすべての範囲を含む))に生成されて、このような新たなリン酸カルシウムの生成によるホワイトニングによって、歯の過敏症、虫歯の可能性が減少し、エナメル質が再生され、および/または歯の外観が改善されることを意味する。
本明細書で使用される「再石灰化」は、インサイチュー(すなわち、口腔内)において、リン酸カルシウムが歯の上(厚さ10nm〜20ミクロン、好ましくは75nm〜10ミクロン、最も好ましくは150nm〜5ミクロンの歯の上の層を含む(その中に含まれるすべての範囲を含む))に生成されて、このような新たなリン酸カルシウムの生成によるホワイトニングによって、歯の過敏症、虫歯の可能性が減少し、エナメル質が再生され、および/または歯の外観が改善されることを意味する。
その他
実施例を除いて、または特に明確な指示がない場合には、材料の量または反応の条件、材料の物理的特性および/または使用を示す本明細書におけるすべての数字は、「約」という単語によって修飾されると理解してもよい。
実施例を除いて、または特に明確な指示がない場合には、材料の量または反応の条件、材料の物理的特性および/または使用を示す本明細書におけるすべての数字は、「約」という単語によって修飾されると理解してもよい。
特に指定がない限り、すべての量は、最終的な口腔ケア組成物の重量を基準とするものである。
任意の値域を指定する際、任意の特定の上限値を任意の特定の下限値に関連付け得ることに留意すべきである。
誤解を避けるために、「含む(comprising)」という単語は、「含む(including)」を意味するものであり、「からなる(consisting of)」または「から構成される(composed of)」を必ずしも意味するものではない。換言すれば、記載されている工程または選択肢は、網羅的である必要はない。
本明細書に見られる本発明の開示は、特許請求の範囲が多項従属または重複なしに記載され得るという事実にかかわらず、互いに多項従属項として特許請求の範囲に記載されているすべての実施形態を保護するとみなされるべきである。
本発明の特定の態様(例えば、本発明の組成物)に関して特徴が開示されている場合、このような開示は、本発明の任意の他の態様(例えば、本発明の方法)にも準用して適用されるとみなされるべきである。
発明の概要
第1の態様では、本発明は、
a)ケイ酸カルシウム;および
b)高屈折率複合粒子;
を含み、
前記ケイ酸カルシウムおよび高屈折率複合粒子が1:10〜2:1の重量比(a:b)で存在する口腔ケア組成物を対象とする。
第1の態様では、本発明は、
a)ケイ酸カルシウム;および
b)高屈折率複合粒子;
を含み、
前記ケイ酸カルシウムおよび高屈折率複合粒子が1:10〜2:1の重量比(a:b)で存在する口腔ケア組成物を対象とする。
第2の態様では、本発明は、本発明の第1の態様の口腔ケア組成物を含むパッケージされた口腔ケア製品を対象とする。
第3の態様では、本発明は、第1の実施形態の口腔ケア組成物のいずれかの実施形態を製造するための方法であって、
i)高屈折率複合粒子を製造する工程;
ii)前記複合粒子をケイ酸カルシウムと混合して、前記口腔ケア組成物を形成する工程
を含む方法を対象とする。
i)高屈折率複合粒子を製造する工程;
ii)前記複合粒子をケイ酸カルシウムと混合して、前記口腔ケア組成物を形成する工程
を含む方法を対象とする。
第4の態様では、本発明は、本発明の第1の態様の口腔ケア組成物を使用することによって、歯ホワイトニング効果を提供するための方法を対象とする。
以下の詳細な説明および実施例を考慮することによって、本発明のすべての他の態様がより容易に明らかになるであろう。
ケイ酸カルシウム、特に水和物形態のケイ酸カルシウムの存在は付着助剤として作用することができ、予想外のことに、粒子状歯ホワイトニング剤(例えば、高屈折率複合粒子)が歯の表面上に付着するのを増強して、即時的なものだけではなく、優れた持続的なホワイトニング効果をもたらすことが今回見出された。
本発明との関連では、「付着助剤」という用語は、一般に、組成物の使用中に、粒子状歯ホワイトニング剤が組成物の連続相から歯の表面に付着するのを助ける材料を意味する。
ケイ酸カルシウム
好ましい実施形態では、使用されるケイ酸カルシウムは、低水溶性を有するCaSiO3であり、PQによってSorbosil CA40という名称で市販されている。別の好ましい実施形態では、ケイ酸カルシウムは不溶性であり、例えば、国際公開第2008/01517号(Unilever)(これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)として公開された国際特許出願に記載されている複合材料酸化カルシウム−シリカ(CaO−SiO2)として存在する。ケイ酸カルシウム複合材料の場合、カルシウムとシリコンとの原子比(Ca:Si)は、1:10〜3:1であり得る。Ca:Si比は、好ましくは1:5〜2:1、より好ましくは1:3〜2:1、最も好ましくは約1:2〜2:1である。ケイ酸カルシウムは、一ケイ酸カルシウム、二ケイ酸カルシウムまたは三ケイ酸カルシウムを含み得る。ケイ酸カルシウムは、結晶状態または非晶質状態またはさらにはメソ多孔性状態であり得る。
好ましい実施形態では、使用されるケイ酸カルシウムは、低水溶性を有するCaSiO3であり、PQによってSorbosil CA40という名称で市販されている。別の好ましい実施形態では、ケイ酸カルシウムは不溶性であり、例えば、国際公開第2008/01517号(Unilever)(これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)として公開された国際特許出願に記載されている複合材料酸化カルシウム−シリカ(CaO−SiO2)として存在する。ケイ酸カルシウム複合材料の場合、カルシウムとシリコンとの原子比(Ca:Si)は、1:10〜3:1であり得る。Ca:Si比は、好ましくは1:5〜2:1、より好ましくは1:3〜2:1、最も好ましくは約1:2〜2:1である。ケイ酸カルシウムは、一ケイ酸カルシウム、二ケイ酸カルシウムまたは三ケイ酸カルシウムを含み得る。ケイ酸カルシウムは、結晶状態または非晶質状態またはさらにはメソ多孔性状態であり得る。
酸化カルシウム、シリカに加えて、水和されていないケイ酸カルシウムを含む粒子は、他の成分、例えば金属陽イオン、陰イオン(例えば、リン酸塩)などを含み得る。しかしながら、前記粒子は、前記粒子の少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも80重量%、さらにより好ましくは少なくとも90重量%、特により好ましくは少なくとも95重量%の量の酸化カルシウム、シリカを含むことが好ましい。最も好ましくは、前記粒子は、酸化カルシウム、シリカからなる(または本質的になる)。
特に好ましい実施形態では、ケイ酸カルシウムは、ケイ酸カルシウム水和物である。本発明に使用するためのケイ酸カルシウム水和物は、少なくとも酸化カルシウム(CaO)、シリカ(SiO2)および水を含む。水和されていない従来のケイ酸カルシウムと比較して、ケイ酸カルシウム水和物は、ケイ酸カルシウム水和物の少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも10重量%、より好ましくは少なくとも15重量%、特により好ましくは少なくとも20重量%、最も好ましくは少なくとも25重量%の量の水和水を含む。含水量は、典型的には、ケイ酸カルシウム水和物の50重量%以下、より好ましくは40重量%以下、さらにより好ましくは35重量%以下、最も好ましくは30重量%以下である。
ケイ酸カルシウム水和物は、ケイ酸カルシウム水和物の少なくとも20重量%、より好ましくは少なくとも30重量%、さらにより好ましくは少なくとも40重量%、最も好ましくは少なくとも55重量%のシリカを含む。シリカの含量は、好ましくは、ケイ酸カルシウム水和物の70重量%以下、より好ましくは65重量%以下、最も好ましくは60重量%以下である。
再石灰化に必要なカルシウムを提供するために、ケイ酸カルシウム水和物は、好ましくは、ケイ酸カルシウム水和物の少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも7重量%、さらにより好ましくは少なくとも10重量%、特により好ましくは少なくとも12重量%、最も好ましくは少なくとも15重量%の量の酸化カルシウムを含む。酸化カルシウムの含量は、典型的には、ケイ酸カルシウム水和物の50重量%以下、より好ましくは40重量%以下、さらにより好ましくは30重量%以下、最も好ましくは25重量%以下である。
ケイ酸カルシウム水和物は、好ましくは、1:1未満、より好ましくは1:1.2未満、さらにより好ましくは1:1.5〜1:4、最も好ましくは1:1.7〜1:3の原子比(Ca:Si)でCaおよびSiを含む。
ケイ酸カルシウムは、非晶質または少なくとも部分的に結晶質またはメソ多孔性であり得る。
歯の組織との接触表面積を最大にすることができるので、ケイ酸カルシウムは、好ましくは粒子状である。したがって、好ましくは、前記組成物は、ケイ酸カルシウムを含む粒子を含む。より好ましくは、前記粒子は、5ミクロン以下の重量平均粒径を有し、さらにより好ましくは、本発明に使用されるケイ酸カルシウムを含む粒子の10〜100重量%、特に25〜100重量%、最も特に70%〜100重量%は、0.1〜1.5ミクロンの粒径を有する。
酸化カルシウム、シリカおよび水に加えて、ケイ酸カルシウム水和物を含む粒子は、他の成分、例えば金属陽イオン、陰イオン(例えば、リン酸塩)などを含み得る。しかしながら、前記粒子は、前記粒子の少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも80重量%、さらにより好ましくは少なくとも90重量%、特により好ましくは少なくとも95重量%の量のCaO、SiO2および水を含む。最も好ましくは、前記粒子は、CaO、SiO2および水からなる(または本質的になる)。
典型的には、本発明の口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の総重量を基準として0.1〜50重量%、より好ましくは0.2〜30重量%、最も好ましくは1〜20重量%のケイ酸カルシウムを含む(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
複合粒子
本発明に使用され得る複合粒子に関する唯一の制限は、これが口内の使用に適切であることである。
本発明に使用され得る複合粒子に関する唯一の制限は、これが口内の使用に適切であることである。
例えば、国際公開第2009/023353号に記載されているように、有効媒質理論を使用して、構成要素の屈折率および体積分率に基づいて、複数の材料を含む粒子の屈折率を計算し得ることが公知である。優れたホワイトニング効果をもたらすために、本発明の複合粒子は、少なくとも1.9、より好ましくは少なくとも2.0、特により好ましくは少なくとも2.2、さらにより好ましくは少なくとも2.4、最も好ましくは少なくとも2.5の高屈折率を有することが好ましい。複合粒子の最大屈折率は、特に限定されないが、好ましくは最大4.0である。
複合粒子は、第1成分のコアと、第2成分のコーティングとを含む。典型的には、複合粒子のコアは、歯の特性を物理的にかつ即時に改善し、特に歯をホワイトニングするのに適切な材料を含む。特定の適切な材料は金属塩であり、金属が亜鉛(Zn)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)またはそれらの組み合わせから選択される塩が好ましい。好ましくは、金属塩は、金属酸化物、例えば二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、二酸化ジルコニウム(ZrO2)またはそれらの組み合わせである(または少なくとも含む)。加えて、複合粒子のコアはまた、一酸化ケイ素(SiO)などの非金属酸化物を含み得る。
複合粒子のコアは、典型的には、複合粒子の総重量を基準として3〜98重量%、好ましくは6〜65重量%、最も好ましくは10〜55重量%から構成される(その中に含まれるすべての範囲を含む)。好ましい実施形態では、前記コアは、前記コアの少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも70重量%、さらにより好ましくは80〜100重量%、最も好ましくは85〜95重量%の量の金属酸化物、非金属酸化物またはそれらの組み合わせを含む。特に好ましい実施形態では、前記コアは、第1成分のコアの総重量を基準として少なくとも50重量%の二酸化チタン、最も好ましくは60〜100重量%の二酸化チタンである。
第2成分のコーティングは、歯のエナメル質、象牙質またはその両方に接着するのに適切な材料を含む。典型的には、コーティング材料はカルシウム元素を含み、カリウム、ナトリウム、アルミニウム、マグネシウムおよびそれらの混合物のような他の金属を含んでいてもよく、このような任意選択的な金属は、例えば、硫酸塩、乳酸塩、酸化物、炭酸塩またはケイ酸塩として提供される。コーティング材料は、酸化アルミニウムまたはシリカであってもよい。好ましい実施形態では、コーティング材料は、長期の生物学的または化学的な改善を歯に提供するのに適切である(例えば、ヒドロキシアパタイト形成をもたらす)。好ましくは、用いられるコーティングは、コーティング中の金属の総重量を基準として少なくとも50重量%のカルシウム元素、最も好ましくは少なくとも65重量%のカルシウム元素を含む。特に好ましい実施形態では、コーティング中の金属は、第2成分のコーティング中の金属の総重量を基準として80〜100重量%のカルシウム元素である(その中に含まれるすべての範囲を含む)。別の特に好ましい実施形態では、前記コアおよびコーティングは、やや水溶性または不水溶性であるが、最も好ましくは不水溶性である。
通常、第1成分のコアの外表面積の少なくとも30%は、第2成分のコーティングでコーティングされ、好ましくは、前記コアの少なくとも50%は前記コーティングでコーティングされ、最も好ましくは、第1成分のコアの外表面積の少なくとも70〜100%は、第2成分のコーティングでコーティングされる。
複合粒子の直径は、多くの場合、10nm〜50ミクロン未満、好ましくは75nm〜10ミクロン未満である。特に好ましい実施形態では、複合粒子の直径は、100nm〜5ミクロンである(その中に含まれるすべての範囲を含む)。さらに別の特に好ましい実施形態では、複合粒子の直径の少なくとも40%、好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは75〜99.5%は、コアの結果である(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
典型的には、本発明の口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の総重量を基準として0.25〜60重量%、好ましくは0.5〜40重量%、最も好ましくは1〜30重量%の複合粒子を含む(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
特に望ましい実施形態では、第2成分のコーティングは、例えば、リン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、酸化カルシウム、乳酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、アルギン酸カルシウム、クエン酸のカルシウム塩、ケイ酸カルシウム、それらの混合物などを含み得る。別の望ましい態様では、コーティング中のカルシウム源は、ケイ酸カルシウムを含むであろう。これらの化合物は、本発明の複合粒子を作製する際に、カルシウム源の試薬として含めるのに適切である。例えば、カルシウムに代えて、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウムおよびカリウムとの同様の塩を試薬として使用して、粒子の製造中に第2成分のコーティングの陰イオン性部分を提供し得る。
また別の好ましい実施形態では、国際公開第2008/015117号および国際公開第2008/068248号として公開された国際特許出願に記載されているように、コーティングは、複合材料酸化カルシウム−シリカ(CaO−SiO2)として存在する不溶性ケイ酸カルシウムに由来するカルシウム元素を含み得る。
ケイ酸カルシウム複合材料をコーティングとして用いる場合、カルシウムとシリコンとの比(Ca:Si)は、1:10〜3:1であり得る。Ca:Si比は、好ましくは、1:5〜2:1、より好ましくは1:3〜2:1、最も好ましくは約1:2〜2:1である。ケイ酸カルシウムは、一ケイ酸カルシウム、二ケイ酸カルシウムまたは三ケイ酸カルシウムを含み得、カルシウムとシリコンとの比(Ca:Si)は、原子比であると理解されるべきである。
カルシウムを提供し、複合粒子上に第2成分のコーティングを生成するために本発明で用いられる好ましい材料は、結晶状態または非晶質状態であり得る。多くの場合に好ましい実施形態では、コーティングのためのカルシウムを提供する材料は、メソ多孔性状態である(すなわち、原料は、直径1nm〜1ミクロンの細孔を有する材料である)。多くの場合、メソ多孔性ケイ酸カルシウム(MCS)が好ましい。
本発明における第2成分のコーティングに使用され得るMCSは、カルシウム塩(例えば、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム)、ケイ酸塩のようなシリカ前駆体(例えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、テトラエチルオルトシリケートまたはテトラエチルシリケート)および構造指向剤を組み合わせて、焼成に適切な固体を得ることによって作製され得る。本発明に使用するのに適切なMCSを作製するために実行可能な方法のより詳細な説明は、国際公開第2008/015117号として公開された上記国際特許出願に記載されている。
多くの場合に望ましい実施形態では、コーティングは、CaO−SiO2から形成され得る。
本発明者らは、ケイ酸カルシウムを極めて過剰に使用しない場合であっても、優れたホワイトニング性能を達成可能であることを見出した。ケイ酸カルシウムと高屈折率複合粒子との相対重量比は、1:10〜4:1、好ましくは1:5〜3:1、最も好ましくは1:3〜2:1の範囲であり得る。
任意選択の成分
本発明の高屈折率複合粒子は、リン酸源が口腔ケア組成物それ自体に含まない場合であっても、ケイ酸カルシウムの存在下で歯の表面に接着することが可能であり得る。理論に縛られるものではないが、本発明者らは、本発明の口腔組成物中のケイ酸カルシウムが唾液中のリン酸イオンと反応し、および/またはSi−OH基が歯のCaイオンに対して親和性を有し得ることがこの理由であり得ると考える。複合粒子の周囲のケイ酸カルシウムの再石灰化は、剪断力に対するそれらの抵抗性を増強することによって、複合粒子が歯の表面上に付着するのを支援する。
本発明の高屈折率複合粒子は、リン酸源が口腔ケア組成物それ自体に含まない場合であっても、ケイ酸カルシウムの存在下で歯の表面に接着することが可能であり得る。理論に縛られるものではないが、本発明者らは、本発明の口腔組成物中のケイ酸カルシウムが唾液中のリン酸イオンと反応し、および/またはSi−OH基が歯のCaイオンに対して親和性を有し得ることがこの理由であり得ると考える。複合粒子の周囲のケイ酸カルシウムの再石灰化は、剪断力に対するそれらの抵抗性を増強することによって、複合粒子が歯の表面上に付着するのを支援する。
したがって、一実施形態では、口腔ケア組成物は、リン酸源を実質的に含んでいなくてもよい。前記組成物が単相含水組成物である(すなわち、前記組成物の1.5重量%超の水、好ましくは5重量%超の水、より好ましくは10重量%超の水、最も好ましくは20〜90重量%の水を含む)場合、これは特に好ましい。単相含水製剤中のケイ酸カルシウム複合粒子およびリン酸源の存在は、カルシウムおよびリン酸塩の早期反応ならびに製品の不安定性につながり得る。
特定の組成物、特に無水組成物(すなわち、水を実質的に含まない組成物)または二相含水組成物の場合、リン酸源を口腔組成物に配合して、リン酸カルシウムのインサイチュー生成を支援することが好ましい。
本発明に使用され得るリン酸源は、口内の使用に適切な組成物にこれを使用し得る範囲内で限定される。本発明に使用するのに適切なリン酸源の種類の例示的な例としては、リン酸三ナトリウム、リン酸二水素一ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二水素一カリウム、リン酸水素二カリウム、それらの混合物などが挙げられる。リン酸源は、好ましくは、水溶性のものである。
使用される場合、リン酸源は、典型的には、口腔ケア組成物の総重量を基準として口腔ケア組成物の0.5〜22重量%、好ましくは2〜18重量%、最も好ましくは4〜16重量%を構成する(その中に含まれるすべての範囲を含む)。好ましい実施形態では、使用されるリン酸源は、リン酸三ナトリウムおよびリン酸二水素一ナトリウムであり、リン酸三ナトリウムとリン酸二水素一ナトリウムとの重量比は、1:4〜4:1、好ましくは1:3〜3:1、最も好ましくは1:2〜2:1である(その中に含まれるすべての比を含む)。別の好ましい実施形態では、使用されるリン酸源は、リン酸二水素一ナトリウムであるか、またはリン酸二水素一ナトリウムを少なくとも含む。
口腔ケア組成物は、好ましくは、5.0超のpHを有する。前記組成物のpHが低すぎると、リン酸カルシウムのインサイチュー生成が遅れるほどに、口腔内のpHが低下し得る。したがって、口腔ケア組成物のpHは、5.5〜11.0、より好ましくは6.0〜10.5、最も好ましくは7.0〜10.0の範囲内であることが好ましい。
本発明の組成物は口腔ケア組成物であり、典型的には、生理学的に許容され得る担体を含む。担体は、好ましくは、少なくとも界面活性剤、増粘剤、湿潤剤またはそれらの組み合わせを含む。
好ましくは、口腔ケア組成物は、界面活性剤を含む。好ましくは、前記組成物は、前記組成物の少なくとも0.01重量%、より好ましくは少なくとも0.1重量%、最も好ましくは0.5〜7重量%の界面活性剤を含む。適切な界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、例えばC8〜C18アルキルスルフェート(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、C8〜C18アルキルスルホスクシネート(例えば、ジオクチルナトリウムスルホスクシネート)、C8〜C18アルキルスルホアセテート(例えば、ナトリウムラウリルスルホアセテート)、C8〜C18アルキルサルコシネート(例えば、ナトリウムラウリルサルコシネート)、C8〜C18アルキルホスフェート(これは、最大10個のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド単位を含んでいてもよい)および硫酸モノグリセリドのナトリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩またはエタノールアミン塩が挙げられる。他の適切な界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、例えばポリエトキシ化されていてもよい脂肪酸ソルビタンエステル、エトキシル化脂肪酸、ポリエチレングリコールのエステル、脂肪酸モノグリセリドおよび脂肪酸ジグリセリドのエトキシレート、ならびにエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーが挙げられる。他の適切な界面活性剤としては、両性界面活性剤、例えばベタインまたはスルホベタインが挙げられる。上記材料のいずれかの混合物も使用され得る。より好ましくは、界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤を含むか、または陰イオン性界面活性剤である。好ましい陰イオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムおよび/またはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。最も好ましくは、界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
増粘剤も本発明に使用され得、口内の使用に適切な組成物にこれを追加し得る範囲内で限定される。本発明に使用され得る増粘剤の種類の例示的な例としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC)、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、トラガカントガム、アラビアガム、カラヤガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、グアー、キサンタンガム、アイリッシュモス、デンプン、加工デンプン、シリカエアロゲルを含むシリカ系増粘剤、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(例えば、Veegum)、カルボマー(架橋アクリレート)およびそれらの混合物が挙げられる。
典型的には、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび/またはカルボマーが好ましい。カルボマーが用いられる場合、少なくとも700,000の重量平均分子量を有するものが望ましく、好ましくは、少なくとも1,200,000の分子量を有するもの、最も好ましくは、少なくとも約2,500,000の分子量を有するものが望ましい。本明細書では、カルボマーの混合物も使用され得る。
特に好ましい実施形態では、カルボマーは、Synthalen PNC、Synthalen KPまたはそれらの混合物である。それは、高分子量の架橋ポリアクリル酸として説明されており、CAS番号9063−87−0によって特定される。これらの種類の材料は、Sigmaのような供給業者から市販されている。
別の特に好ましい実施形態では、使用されるカルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC)は、SCMC 9Hある。それは、グルコピラノース主鎖モノマーのヒドロキシル基に結合したカルボキシルメチル基を有するセルロース誘導体のナトリウム塩として説明されており、CAS番号9004−32−4によって特定される。これは、Alfa Chemのような供給業者から入手可能である。
増粘剤は、典型的には、口腔ケア組成物の総重量を基準として前記組成物の0.01〜約10重量%、より好ましくは0.1〜9重量%、最も好ましくは1.5〜8重量%を構成する(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
本発明の口腔ケア組成物が練り歯磨きまたはゲルである場合、これは、典型的には、約30,000〜180,000センチポアズ、好ましくは60,000〜170,000センチポアズ、最も好ましくは65,000〜165,000センチポアズの粘度を有する。
好ましくは、適切な湿潤剤が本発明の口腔ケア組成物に使用され、それらとしては、例えば、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、トリアセチン、鉱油、ポリエチレングリコール(好ましくは、PEG−400)、アルカンジオール、例えばブタンジオールおよびヘキサンジオール、エタノール、ペンチレングリコールまたはそれらの混合物が挙げられる。グリセリン、ポリエチレングリコール、ソルビトールまたはそれらの混合物は、好ましい湿潤剤である。
湿潤剤は、口腔ケア組成物の10〜90重量%の範囲で存在し得る。より好ましくは、担体湿潤剤は、前記組成物の総重量を基準として前記組成物の25〜80%、最も好ましくは45〜70重量%を構成する(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
物理的特性および性能を増強するために、本発明の口腔ケア組成物は、当技術分野で一般的な様々な他の成分を含有し得る。これらの成分としては、抗菌剤、抗炎症剤、齲蝕予防薬、プラーク緩衝剤、フッ化物源、ビタミン、植物抽出物、減感剤、抗歯石剤、生体分子、香料、タンパク質性材料、保存剤、乳白剤、着色剤、pH調整剤、甘味剤、粒子状研磨材料、高分子化合物、組成物のpHおよびイオン強度を緩衝するための緩衝剤および塩、ならびにそれらの混合物が挙げられる。このような成分は、典型的には、全体として、前記組成物の20重量%未満、好ましくは前記組成物の0.0〜15重量%、最も好ましくは0.01〜12重量%を構成する(その中に含まれるすべての範囲を含む)。
本発明の口腔ケア組成物は、個体の歯をホワイトニングする方法であって、前記組成物を、前記個体の歯の少なくとも1つの表面に適用することを含む方法に使用され得る。加えて、口腔ケア組成物は、個体の歯を再石灰化する方法であって、前記組成物を、前記個体の歯の少なくとも1つの表面に適用することを含む方法に使用され得る。加えてまたはあるいは、本発明の口腔ケア組成物は、医薬として使用するためのものであり得、および/または本明細書に記載される口腔ケア効果をもたらすための(例えば、個体の歯の白さを増加させるための)医薬の製造に使用され得る。
典型的には、前記組成物は、パッケージされる。練り歯磨きまたはゲルの形態では、前記組成物は、従来のプラスチックラミネート、金属チューブまたはシングルコンパートメントディスペンサーにパッケージされ得る。任意の物理的手段、例えば歯ブラシ、指サックによって、または敏感な領域に対する直接的なアプリケータによって、これを歯の表面に適用し得る。液体うがい薬の形態では、前記組成物は、ボトル、サシェまたは他の便利な容器にパッケージされ得る。
個人の日常的な口腔衛生の日課に使用される場合であっても、前記組成物は有効であり得る。例えば、前記組成物を歯の上にブラッシングしてもよいし、および/または個体の口の内側周辺でリンスしてもよい。例えば、前記組成物を歯と1秒間〜20時間接触させ得る。より好ましくは10秒間〜10時間、さらにより好ましくは30秒間〜1時間、最も好ましくは1分間〜5分間。例えば、個人による使用の場合、前記組成物は、1日1回、1日2回または1日3回で毎日使用され得る。
本発明の理解を容易にするために、以下の実施例を提供する。実施例は、特許請求の範囲を限定するために提供するものではない。
[実施例1]
本実施例では、ケイ酸カルシウム水和物(CSH)の存在下で高屈折率複合粒子を使用することによる、歯ホワイトニング効果の改善を実証する。
本実施例では、ケイ酸カルシウム水和物(CSH)の存在下で高屈折率複合粒子を使用することによる、歯ホワイトニング効果の改善を実証する。
ケイ酸カルシウム水和物粉末の調製
水酸化カルシウムおよびケイ酸ナトリウムの脱イオン水混合物を使用して、ケイ酸カルシウム水和物(CSH)を調製した。1:2の初期Ca:Si比で、混合物を形成した。混合物を室温(25℃)で連続撹拌した。塩酸を使用して、反応混合物のpHを約11に調整および維持した。5時間撹拌した後、反応混合物をろ過し、ケーキを水で3回洗浄してから、再度ろ過した。80℃のオーブン内でフィルターケーキを12時間乾燥して、最終的なCSH粉末を得た。
水酸化カルシウムおよびケイ酸ナトリウムの脱イオン水混合物を使用して、ケイ酸カルシウム水和物(CSH)を調製した。1:2の初期Ca:Si比で、混合物を形成した。混合物を室温(25℃)で連続撹拌した。塩酸を使用して、反応混合物のpHを約11に調整および維持した。5時間撹拌した後、反応混合物をろ過し、ケーキを水で3回洗浄してから、再度ろ過した。80℃のオーブン内でフィルターケーキを12時間乾燥して、最終的なCSH粉末を得た。
方法
サンプルのホワイトニング効果を調査するために、以下のインビトロ試験を実施した。朝、練り歯磨きによって歯をブラッシングした直後の白さの変化を、即時的な歯ホワイトニング効果として記録し、水でブラッシング(これは、朝食を模倣したものである)した後の白さの変化を、持続的な歯ホワイトニング効果として記録する。Konica Minolta−2600D colorimeterを使用して、測定を行う。WIO指数は、(Journal of Dentistry,volume 36,Supplement 1,2008,pages 2 to 7に記載されているように)歯の白さを評価するために特に最適化された指数である。
サンプルのホワイトニング効果を調査するために、以下のインビトロ試験を実施した。朝、練り歯磨きによって歯をブラッシングした直後の白さの変化を、即時的な歯ホワイトニング効果として記録し、水でブラッシング(これは、朝食を模倣したものである)した後の白さの変化を、持続的な歯ホワイトニング効果として記録する。Konica Minolta−2600D colorimeterを使用して、測定を行う。WIO指数は、(Journal of Dentistry,volume 36,Supplement 1,2008,pages 2 to 7に記載されているように)歯の白さを評価するために特に最適化された指数である。
様々な練り歯磨きを用いて、同じプロトコールのブラッシングによって、ウシの歯のブロックを処置した。開始時点において、練り歯磨きおよび水を混合することによって、練り歯磨きをスラリーにした。歯ブラシを装着した歯ブラッシングマシンの下で、新たな練り歯磨きスラリーを用いて、歯のブロックをブラッシングした。歯のブラッシングの負荷は170g+/−5gであり、自動ブラッシングは150rpmの速度で作動した。1分間ブラッシングした後、歯のブロックを蒸留水でリンスし、37℃および60.0rpmの振盪水浴の条件下で模擬口腔液(SOF)中に浸漬した。3〜4時間浸漬した後、昼食を模倣するために、練り歯磨きによるブラッシングと同じ手順を使用して機械によって、歯のブロックを水でブラッシングした。歯のブロックをSOF中に3〜4時間再度浸漬してから、夕食を模倣するために、水で再度ブラッシングし、次いで、最初の工程と同じ手順にしたがって練り歯磨きを用いて、歯のブロックをブラッシングした。口腔環境を模倣するために、37℃の振盪水浴において、歯のブロックをSOF中に一晩保持した。終了時点において、朝食を模倣するために、歯のブロックを水で再度ブラッシングした。これらの工程を1日の全処置サイクルとする。6週間にわたる1日2回の歯のブラッシングを模倣するために、歯のブロックを合計42サイクル処置した。実験中、開始時点および終了時点の両方において、歯の色を毎日モニタリングした。4週間の処置後、歯の色を2日毎にモニタリングした。ベースラインからのWIO値の変化(ΔWIO)を計算し、統計的に分析した。
サンプルAは、市販の練り歯磨きを使用した比較例である。すべての場合において、サンプル1,2および4は、比較サンプルAよりも有意に優れた即時的な歯ホワイトニング効果を示した。しかし、3:1の相対重量比でCSHおよび複合粒子を含むサンプル5は、即時的な歯ホワイトニング効果を示さなかった。
持続的な歯ホワイトニング効果に関して、CSHおよび複合粒子の両方を含むサンプル2およびサンプル4は、持続的な歯ホワイトニング効果がなかったサンプル1、サンプル5およびサンプルAと比較して有意に優れた性能を有していた。また、CSHのみを含むサンプル3を比較サンプルAと比較したところ、表5に示されているように、即時的な歯ホワイトニング効果を示さなかった(誤差は、2回反復測定の95%信頼区間を表す)。
6週間にわたる1日2回のブラッシングの後、エナメル質ブロックの表面のSEM(走査型電子顕微鏡)画像を撮影した。対応する断面SEM画像から、サンプル2で処置したエナメル質ブロックは、新たな層が表面上に形成されたが、サンプル1で処置したものは、新たな層が形成されなかったと思われた。EDX(エネルギー分散X線分光法)により、元素Ti、Si、CaおよびPがこの新たな層内にあることが確認されたが、これは、複合粒子が歯の表面上に付着していることを示している。
[実施例2]
本実施例では、歯ホワイトニング効果に対する、ケイ酸カルシウムと複合粒子との相対重量比の効果を示す。
本実施例では、歯ホワイトニング効果に対する、ケイ酸カルシウムと複合粒子との相対重量比の効果を示す。
方法
サンプルのホワイトニング効果を調査するために、以下のインビトロ試験を実施した。水でブラッシング(これは、朝食を模倣したものである)した後の白さの変化を、持続的な歯ホワイトニング効果として記録する。
サンプルのホワイトニング効果を調査するために、以下のインビトロ試験を実施した。水でブラッシング(これは、朝食を模倣したものである)した後の白さの変化を、持続的な歯ホワイトニング効果として記録する。
様々な試験サンプルを用いて、同じプロトコールのブラッシングによって、ウシの歯のブロックを処置した。開始時点において、水と混合することによって、試験サンプルをスラリーにした。歯ブラシを装着した歯ブラッシングマシンの下で、新たなスラリーを用いて、歯のブロックをブラッシングした。歯のブラッシングの負荷は170g+/−5gであり、自動ブラッシングは150rpmの速度で作動した。1分間ブラッシングした後、歯のブロックを蒸留水でリンスし、37℃および60.0rpmの振盪水浴の条件下でSOF中に浸漬した。3〜4時間浸漬した後、機械によって、歯のブロックを水で1分間ブラッシングし、次いで、最初の工程と同じ手順を使用し、試験サンプルのスラリーを用いて、歯のブロックを再度ブラッシングした。歯のブロックをSOF中に3〜4時間再度浸漬してから、夕食を模倣するために、水で再度ブラッシングし、次いで、最初の工程と同じ手順にしたがって試験サンプルのスラリーを用いて、歯のブロックをブラッシングした。口腔環境を模倣するために、37℃の振盪水浴において、歯のブロックをSOF中に一晩保持した。終了時点において、朝食を模倣するために、歯のブロックを水で再度ブラッシングした。これらの工程を1日の全処置サイクルとする。4週間にわたる1日3回の歯のブラッシングを模倣するために、歯のブロックを合計28サイクル処置した。実験中、歯の色を開始時点において毎日モニタリングした。ベースラインからのWIO値の変化を計算し、表7において統計的に分析した(誤差は、2回反復測定の95%信頼区間を表す)。
ケイ酸カルシウムと複合粒子との相対重量比は、歯ホワイトニング効果に重要であることが分かる。ケイ酸カルシウムと複合粒子との比が類似するサンプル6およびサンプル7は、有意に改善された持続的な歯ホワイトニング効果を示したが、サンプル8では、このような効果は観察されなかった。
Claims (15)
- a)ケイ酸カルシウム;および
b)高屈折率複合粒子
を含み、
前記複合粒子の屈折率が1.9〜4.0の範囲内であり;
前記ケイ酸カルシウムおよび高屈折率複合粒子が1:10〜2:1の重量比(a:b)で存在する、口腔ケア組成物。 - 前記ケイ酸カルシウムが、前記ケイ酸カルシウム水和物の5〜50重量%の量の水和水を含むケイ酸カルシウム水和物である、請求項1に記載の口腔ケア組成物。
- 前記ケイ酸カルシウムが、前記組成物の0.1〜50重量%の量で存在する、請求項1または請求項2に記載の口腔ケア組成物。
- 前記ケイ酸カルシウムが、前記組成物の1〜20重量%の量で存在する、請求項3に記載の口腔ケア組成物。
- 前記複合粒子の屈折率が2.5〜3.0の範囲内である、請求項1〜4のいずれかに記載の口腔ケア組成物。
- 前記高屈折率複合粒子が、金属塩を含む第1成分のコアであって、好ましくは、前記金属が、亜鉛、チタン、ジルコニウムまたはそれらの混合物から選択される第1成分のコアと、カルシウム元素を含む第2成分のコーティングであって、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウムまたはそれらの混合物を含んでいてもよい第2成分のコーティングとを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の口腔ケア組成物。
- 前記金属塩が、金属酸化物、好ましくは酸化亜鉛、二酸化チタン、二酸化ジルコニウムまたはそれらの混合物である、請求項6に記載の口腔ケア組成物。
- 前記高屈折率複合粒子の第1成分のコアが二酸化チタンである、請求項6または7に記載の口腔ケア組成物。
- 前記高屈折率複合粒子が、ケイ酸カルシウムでコーティングされた二酸化チタンである、請求項1〜8のいずれかに記載の口腔ケア組成物。
- 前記高屈折率複合粒子が、前記組成物の0.25〜60重量%の量で存在する、請求項1〜9のいずれかに記載の口腔ケア組成物。
- 前記高屈折率複合粒子が、前記組成物の1〜30重量%の量で存在する、請求項10に記載の口腔ケア組成物。
- ケイ酸カルシウムと高屈折率複合粒子との相対重量比が1:3〜2:1の範囲である、請求項1〜11のいずれかに記載の口腔ケア組成物。
- リン酸源を実質的に含まない、請求項1〜12のいずれかに記載の口腔ケア組成物。
- 個体の歯をホワイトニングするための方法であって、請求項1〜13のいずれかに記載の組成物を、前記個体の歯の少なくとも1つの表面に適用することを含む、方法。
- 請求項1〜13のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物を製造するための方法であって、
i)高屈折率複合粒子を製造する工程;
ii)前記複合粒子をケイ酸カルシウムと混合して、前記口腔ケア組成物を形成する工程
を含む、方法。
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