JP2016528042A - 切削インサート成形体を製造するための方法及び装置 - Google Patents

切削インサート成形体を製造するための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016528042A
JP2016528042A JP2016522639A JP2016522639A JP2016528042A JP 2016528042 A JP2016528042 A JP 2016528042A JP 2016522639 A JP2016522639 A JP 2016522639A JP 2016522639 A JP2016522639 A JP 2016522639A JP 2016528042 A JP2016528042 A JP 2016528042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
lower die
opening
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016522639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6454697B2 (ja
Inventor
クリステル ボランダー,
クリステル ボランダー,
ペール リンドスコーグ,
ペール リンドスコーグ,
ヨ−ハン ラーション,
ヨ−ハン ラーション,
Original Assignee
サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ
サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ, サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ filed Critical サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ
Publication of JP2016528042A publication Critical patent/JP2016528042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6454697B2 publication Critical patent/JP6454697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/02Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein a ram exerts pressure on the material in a moulding space; Ram heads of special form
    • B28B3/08Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein a ram exerts pressure on the material in a moulding space; Ram heads of special form with two or more rams per mould
    • B28B3/086The rams working in different directions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/02Compacting only
    • B22F3/03Press-moulding apparatus therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/02Compacting only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F5/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product
    • B22F5/10Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product of articles with cavities or holes, not otherwise provided for in the preceding subgroups
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/10Moulds with means incorporated therein, or carried thereby, for ejecting or detaching the moulded article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
    • B30B11/027Particular press methods or systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/022Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F5/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product
    • B22F2005/001Cutting tools, earth boring or grinding tool other than table ware

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

粉末を圧縮することによる切削インサート成形体を製造するための方法及び装置であって、上ダイ(1)及び下ダイ(2)、上パンチ(3)及び下パンチ(4)を備える圧縮工具を提供する工程、該上ダイ(1)は、上パンチ(3)がスライド可能なパンチトンネル(7)を画成し、該下ダイ(2)は、下パンチ(4)がスライド可能なパンチトンネル(8)を画成し、該ダイ(1、2)は、接合されるとき、前記成形体の形成のために各パンチの動きにより圧縮される粉末を収容するために提供されるダイキャビティ(9)を共に画成し、上ダイ(1)のパンチトンネルを通して上パンチ(3)を送り出すことにより前記キャビティ(9)において粉末を圧縮する工程、該上パンチ(3)は、下ダイ(2)の前記開口部を通して下ダイ(2)に所定の距離L送り出される;下ダイ(2)の開口部(15)に対して上ダイ(1)を変位する工程;並びに上パンチ(3)を下ダイ(2)から取り外し、下ダイ(2)の前記開口部(15)を通して成形体を下ダイ(2)から排出する工程、を含む方法。【選択図】図7

Description

本発明は、粉末を圧縮することにより切削インサート成形体を製造するための方法及び装置に関する。
本発明は、好ましくはフライス加工、穴あけ加工若しくは旋削加工又は同様の切り屑形成方法による金属の機械加工のために用いられる切削工具が、圧縮され成形体となる粉末から製造され、その後、本体が更に緻密化される焼結工程にさらされる技術分野に関する。
切削インサートの製造の間、粉末の成形体への圧縮に関連して、粉末は、ダイにより画成されるキャビティに導入される。通常、ダイは、粉末が前記キャビティに導入され、かつ、その後のプレス工程の間に上パンチがダイに導入される上開口部を備える。典型的に、ダイにおいてトンネルを通ってスライド可能であり、前記ダイキャビティの少なくとも底の部分を形成し、それにより粉末の圧縮の際に形成した成形体がそれを取り囲むダイから排出される下パンチも提供される。ダイの上開口部から、粉末に接触すること及びそれを成形圧力にさらすことの目的のために、上パンチが下方移動可能なパンチトンネルが提供される。換言すれば、パンチトンネルは、粉末の受け入れのために提供されるダイキャビティを画成し、パンチは、前記キャビディに受け入れられた粉末を成形する目的のために提供される。
粉末の成形体への成形の後、上パンチは、ダイから退避され、成形体は、ダイに対する下パンチの動きにより排出される(これらの構成要素のどちらも動くものであり得る)。したがって、成形体は、プレス工程の間に上パンチがダイに下方移動していたトンネルを通して排出される。
典型的に、成形体の材料は、それを取り囲むダイから排出及び開放されたときに膨張するそのような性質のものである。圧縮されたキャビティから排出されるときに成形体が急速に膨張できるように、トンネルは、成形の間に上パンチが送り出されるレベルを超えて微かに広げられる。キャビティの中心軸に対するダイの内壁の特定の傾斜角を有する開放部をキャビティが備えるとも言えよう。開放部の(垂直方向における)長さと同様に、傾斜角(開放角とも呼ばれる)も、その排出の際に予期される成形体の(径方向の)膨張に適応される。
典型的に、キャビティは、開放部からキャビティの残存する(下)部分に見られるように狭い断面を有する。粉末の圧縮の際、その側面と底面との交点により画成される上パンチの下端は、ダイの内周面と接触することが許されない、これは、そのような接触がダイとパンチとの両方を損傷する結果となり得るためである。したがって、パンチは、前記パンチ端とダイの内周面との間に小さな隙間があるレベルにのみ送り出される。粉末の成形の間、後者は、前記隙間を通って漏れ、開放部に入り得るであろう。そのような漏れは、成形体のその後の焼結の前に、処理される、すなわち除去される必要があるその上端に沿って成形体上に形成される残存端という結果となる。そのような処理は、時間の浪費であり、不要な生産コスト寄与する。漏れも材料の不要なロスという結果になる。粉末漏れの更なる悪影響は、成形体の上端の形状への不要な効果でもあり、又は成形体の上端の領域における低密度、すなわち孔の生成でもあり得る。
そのプレスの間に上パンチが成形体に作用するその領域において、切削インサート成形体上に形成される残存端が従来技術に対して低減される方法及び装置を提供することが本発明の目的である。
その上端の領域における成形体中の孔の生成又はその上端の変形のような、粉末漏れの更なる悪影響が従来技術に対して低減され得る方法及び装置を提供することも本発明の目的である。
本発明の目的は、粉末を圧縮することによる切削インサート成形体を製造するための方法により達成され:上ダイ及び下ダイ、上パンチ及び下パンチを備える圧縮工具を提供する工程、該上ダイは、上パンチがスライド可能なパンチトンネルを画成し、該下ダイは、下パンチがスライド可能なパンチトンネルを画成し、該ダイは、接合されるとき、前記成形体の形成のために各パンチの動きにより圧縮される粉末を収容するために提供されるダイキャビティを共に画成する工程;下ダイのパンチトンネルにおける所定の位置に下パンチを提供する工程;下ダイ中に画成された開キャビティに粉末を充填する工程;上ダイの開口部が下ダイの対応する開口部と接触及び連通するように、並びに下ダイにおいて粉末で充填された前記キャビティが前記ダイキャビティの部分を形成するように上及び下ダイを接合する工程;前記パンチの動きにより前記ダイキャビティにおいて粉末を圧縮する工程であって、それにより、該前記上パンチが、上ダイのパンチトンネルを通して送り出され、下ダイの前記開口部を通して下ダイに所定の距離L送り出され、それにより、前記成形体が形成される工程;下ダイの開口部に対して上ダイを変位する工程であって、それにより、成形体出ていくためのより多くの空間を提供する工程;並びに下ダイから上パンチを取り外し、下ダイの前記開口部を通して下ダイから成形体を排出する工程を含む。明確性のために、パンチトンネルは、粉末を収容するために提供されるダイキャビティを画成し、かつ、パンチは、前記キャビディに収容された粉末を成形する目的のために提供されることは言及されるべきである。ダイキャビティにおける粉末は、上パンチを下パンチに向けて送り出すことにより又は両パンチを互いに向けて送り出すことにより圧縮され得る。
本発明の目的は、ダイの上ダイ及び下ダイへの細分化により達成される。上ダイは成形体の排出の前に取り外されるため、プレス工程の間に上パンチの下端が送り出されるレベルの上側の開放部の必要性は低い。前記レベルの丁度上側の開放部がそれでもあるであろうが、その部分は、単一のダイが用いられる場合に必要とされる開放部に比べ非常に削減され得る。開放部の削減により、プレス工程の間に開放部に漏れ込んだ粉末により成形体上に形成する残存端が削減される。
複数の上パンチ及び複数の下パンチが提供されてもよく、並びにそのような設計もなお請求項に係る保護の範囲内であることを理解されたい。特に成形体の排出の前に下ダイに対して上ダイを変位する目的のために、上ダイも互いに関連して可動であろう二つ又はそれ以上の部分に細分化されてもよい。
好ましくは、ダイにより画成されるダイキャビティが垂直方向の中心軸を有し、及び下ダイの前記開口部の領域において、下ダイの内周面は、下ダイの内周面の内周がその前記開口部に向かって増加するように、前記中心軸に対して傾斜角αを有する。傾斜角は、前記開口部において、前記内周面の異なる領域について異なってもよい。例えば、前記周面の最上領域において、前記傾斜は、それがゼロ又はゼロに近いように、前記周面に隣接するより低い領域におけるよりも小さくてもよい。前記中心軸は、各パンチトンネルの中心軸でもあり、そのため、好ましくは、前記パンチトンネルに提供される各パンチの中心軸でもある。好ましくは、傾斜された内周面は、それが下ダイの上面と交差し(すなわち接触し)、前記交点に端を形成するように延びる。取り外し可能な上ダイが下ダイに対して変位可能であり、その取り外しの際、排出されるときに成形体が膨張するための十分な空間があることを保証するため、傾斜した周面の垂直方向の延びは、プレス工程及び上昇の間、上パンチの下端が送り出されるキャビティにおけるレベルから見られるように、非常に短くてもよい。その開口部の前記領域における下ダイの内周面の傾斜角は、成形体が最後に形成されるキャビティの一部分の内周面の傾斜角と好ましくは同じ角度でもよい。換言すれば、その開口部の前記領域における下ダイの内周面は、下ダイの内周面の同じ傾斜角と共に、成形体が最後に形成されるキャビティの前記部分の続きを形成してもよい。プレス工程の間、上パンチの下端が送り出されるレベルの上側にある下ダイの内周面の部分は、従来技術と比較すると非常に短いものであるが、成形体のための開放部とみなされ得る。
本発明の好ましい実施態様によれば、上ダイの開口部は、下ダイの開口部より小さく、ダイが接合されるときに上ダイが下ダイの開口部に距離l重なる。上ダイの重なりは、プレス工程の間に粉末が上パンチの下端と下ダイの内周面との間の隙間を通って漏れ得る空間の限定に寄与する。前記空間は、下ダイの内周面、上パンチの外周(側)面及び下ダイの開口部に重なり、上パンチの外周(側)面に向かって延びる上ダイの下面により限定される。複数の上パンチが提供される場合、前記空間は、そのような更なる上パンチの周面によっても限定され得る。好ましくは、l≦55μmである。
好ましい実施態様によれば、上パンチが粉末に対する当接のための当接面、外周面、及び当接面と外周面との間の交点におけるパンチ端を示し、並びに、下ダイの前記内周面と前記パンチ端との間に残存する隙間gがあるように、上パンチが下ダイに距離L送り出される。隙間gは、プレス工程の間にそれを通って漏れる粉末の結果としての残存端の形成を最小化するのに十分小さい必要がある。好ましくは、隙間gは、上パンチ(又は上パンチが複数のパンチに細分化される場合、複数のパンチ)の円周に沿って同じサイズである。距離Lは、上パンチが下ダイにおける最終プレス位置に送り出されたとき、パンチ端からその前記開口部における下ダイの上周面までの垂直方向における距離である。上パンチが下ダイに距離L送り出されるとき、パンチ端のレベルは、圧縮される成形体の上端を画成するであろう。換言すれば、圧縮された成形体の形状を画成するキャビティは、下ダイ、下パンチ及び下ダイに送り出される上パンチにより画成される。開放部、すなわち成形体により占有されない空間は、成形の間に上パンチのパンチ端が送り出されるレベルの上側の下ダイにおいて示される。
好ましい実施態様によれば、上ダイの開口部の領域において、上パンチの外周面と上ダイの内周面との間に隙間kがあり、k<50μm、好ましくはk<30μm、より好ましくはk<15μm、最も好ましくはk<10μmである。隙間kは、上パンチの円周に沿って異なるが、好ましくは本質的に後者に周りに同じであり、ダイキャビティの幾何学的構造、上パンチの幾何学的構造及び上パンチの位置取りに依存する。小さい隙間kは、粉末が上記空間から上パンチの外周面と上ダイの内周面との間の隙間kに漏れ出すのを防ぐだろう。好ましくは、l+k≦55μm、より好ましくはl+k≦35μm、又は更により好ましくはl+k≦20μmである。
Lは、製造される成形体の幾何学的構造に依存する。しかしながら、本発明の原理は、相対的に短いLが適用されることを可能にし、それにより、粉末が漏れ得、成形体上に残存端を形成する相対的に小さい空間が画成されることを可能にする。しかしながら、Lは短すぎてはならない。好ましい実施態様によれば、L≧50μmである。
好ましくは、2°≦α≦30°である。そのような傾斜角は、考えられる成形体の幾何学的構造及び粉末のために適しており、好ましいだろう。
好ましくは、0μm<g≦30μm、及び更により好ましくは5μm<g≦30μmである。5μm<g≦20μmであり得る。パンチ端が下ダイの内周面と接触することが許されないことは、不可欠である。過剰量の粉末が前記隙間から漏れることを防ぐために、隙間gが可能な限り小さいことも不可欠である。
各上及び下パンチによる粉末の圧縮の後、成形体が前記ダイキャビティにおいて形成されるように、下パンチがその位置に保持される間の下ダイの引出しか、若しくは後者がその位置に保持される間の下ダイを通した下パンチの排出か、又はその組み合わせのいずれかにより、成形体は下ダイから排出される。どの原理が用いられたかに関わらず、成形体は、下ダイの前記開口部を通して排出される。
本発明の目的は、粉末を圧縮することによる切削インサート成形体を製造するための装置によっても達成され、前記装置は:上ダイ及び下ダイ、上パンチ及び下パンチを備える圧縮工具であって、該上ダイは、上パンチがスライド可能なパンチトンネルを画成し、該下ダイは、下パンチがスライド可能なパンチトンネルを画成し、該ダイは、接合されるとき、前記成形体の形成のための各パンチの動きにより圧縮される粉末を収容するための提供されるダイキャビティを共に画成し、それにより、上及び下ダイが接合されたとき、上ダイの開口部が下ダイの対応する開口部と接触及び連通するように、上及び下ダイは、各開口部を備え、それにより、上パンチは、粉末の成形の際、下ダイの前記開口を通して下ダイに所定の距離L送り出されるように配置され、並びに、それにより、上ダイは、下ダイの開口部に対して変位可能であり、下ダイの前記開口部を通した前記成形体の取り外しの前に下ダイの前記開口部に対して変位されるように配置され、それにより、成形体が出ていくためのより多くの空間を提供する圧縮工具を備える。
好ましくは、ダイにより画成されるダイキャビティは、垂直方向の中心軸(前記パンチトンネルの中心軸)を有し、下ダイの前記開口部の領域において、下ダイの内周面の内周がその前記開口部に向かって増加するように、下ダイの内周面は前記中心軸に対して傾斜角を有する。成形体のプレス処理の間に上パンチのパンチ端が送り出されるように配置されるレベルの上側で、下ダイの内周面は、前記傾斜を好ましくは有し、好ましくは、前記内周面が下ダイの上面の面と交差、すなわち接触し、後者で端を形成するレベルまでである。それにより、上パンチのエントリーのための開口部が示され、下ダイの前記開口部を通したその排出に関連する成形体の開放のための開放部が提供される。
好ましくは、ダイが接合されるとき、上ダイが下ダイの開口部に距離l重なるように、上ダイの開口部は下ダイの開口部より小さい。上ダイの内周面は、そのパンチトンネルを画成する。ダイが接合されるとき、下ダイの反対側の上周面に当接する上ダイの下周面は、上ダイの内周面に接触し、その端を形成する。少なくとも前記端の領域において、下ダイの開口部に対する上ダイの重なりは、上ダイの内周面と上パンチの外、側周面との間の隙間kが、ダイキャビティにおける粉末の成形体へのプレスに関連して、それを通る粉末の漏れを防ぐのに十分小さいようであるべきである。前記のように、k<50μm、好ましくはk<30μm、より好ましくはk<15μm、及び最も好ましくはk<10μmである。好ましくは、隙間kが存在し、かつ、上記必要条件を満たす前記領域は、上ダイのパンチトンネルに沿って垂直方向に延び、かつ、上ダイの前記端に制限されない。
好ましい実施態様によれば、上パンチは、粉末に対する当接のための当接面、外周面、及び当接面と外周面との間の交点におけるパンチ端を示し、該上パンチは、下ダイの前記内周面と前記パンチ端との間に残存する隙間gがあるように、下ダイに距離L送り出されるように配置される。考えられる成形体の幾何学的構造に依存して、ダイキャビティの幾何学的構造及び各パンチの形状により反映され、gは、上パンチの円周に沿って異なり得る。例えば、端は、波状の形状を有し、それは、上パンチの円周に沿って、より大きい隙間gを有するいくつかの部分及びより小さい隙間gを有するいくつかの部分という結果になる。しかしながら、gは上パンチの円周に沿って一定に保たれること、並びに、端が波状の形状を有する場合、l及びLは端の不規則な形状により異なることが許されることが好ましい。
好ましくはl≦55μmである。好ましくはl+k≦55μm、より好ましくはl+k≦35μm、更により好ましくはl+k≦20μmである。重なりlがより大きければ、上ダイの下周面、上パンチの外周面及び粉末のプレス処理の間、上パンチのパンチ端が送り出されるレベルより上側の下ダイの傾斜した内周面により画成される空間もより大きい。換言すれば、lが大きい場合、粉末が隙間gを通って漏れ、成形体上に残存端を形成する空間は、大きいだろう。したがって、Lと同様に、lを相対的に小さく保つことが好ましい。
好ましくはL≧50μm、及び、好ましくは2°≦α≦30°である。0<g≦30μmであることも好ましい。それにより、粉末がプレス処理の間に漏れる上記空間は、相対的に小さいだろう、また、下ダイの開口部は、上パンチがそれを通って動き、下ダイに入ることを可能とするだろう。
本発明の更なる特徴及び利点は、以下のその実施態様の詳細な記述に示されるだろう。
以下に、本発明の実施態様は、添付された図に関連して示される。
粉末がそのダイキャビティに導入される充填工程前の本発明による装置の断面図である。 充填工程の間に配置される図1に示される装置の対応する断面である。 上ダイが下ダイと接合される工程を示す、図1及び2に示される装置の対応する断面である。 ダイキャビティに導入される粉末が圧縮されるプレス工程の初期段階の間の図1から3に示される装置の対応する断面である。 前記プレス工程のそれに続く段階の間の図1から4に示される装置の対応する断面である。 前記プレス工程の間に形成された成形体の排出に関連する図1から5に示される装置の対応する断面である。 図5に示されるプレス工程の間に配置される装置の詳細を示す断面である。 従来技術の対応する断面である。
図1から6は、本発明の装置による切削インサート成形体の形成の間の異なる工程を示す。切削インサート成形体は、本発明の装置及び方法により成形される粉末から形成される。粉末は、このような製造のために適するいかなる粉末であり得、例えば、超硬合金、セラミック及びサーメット体を作製するために用いられる粉末である。製造される切削インサートは、フライス加工、穴あけ加工若しくは旋削加工又は同様の切り屑形成方法による金属の機械加工向けである。成形体の形成の後、後者は、適する当今の技術によりその最終形状に焼結され、通常、物理蒸着又は化学蒸着のような、適する当今の技術により、例えば、少なくとも一つの炭化物、窒化物、炭窒化物、酸化物若しくはホウ化物の単一又は複数の層を含む、適する耐摩耗コーティングを備える。
図1は、粉末がそのダイキャビティに導入される充填工程の前の位置における、本発明による装置の原理的な構成要素を示す。装置は、上ダイ1、下ダイ2、上パンチ3及び下パンチ4を備える。上コアピン5及び下コアピン6も提供される。
上ダイ1は、上パンチ3が垂直方向(空間において装置が提案されるように位置されるならば)にスライド可能なパンチトンネル7を画成する。下ダイ2は、下パンチ4が垂直方向にスライド可能なパンチトンネル8を画成する。図には示されていないが、各パンチ3、4がそこで垂直方向にスライドするように、その各パンチトンネルにおいて、各パンチ3、4に接続される各パンチ3、4の駆動のための各駆動装置があることは理解されたい。示された実施態様では、これらの構成要素が一つのユニットとして共に動くように、上パンチ3は、上コアピン5に固定される。他方では、トンネル内において、下パンチ4内に配置される下コアピン6は、下パンチ4に関連して垂直方向に可動であり、後者に関して個別に駆動される。コアピン5、6は、装置により製造される切削インサート成形体に中心孔を生成する目的のために提供される。コアピンを含まない又はコアピンが残存する構成要素に関して異なるように配置され、駆動される実施態様も考えられ、本発明の範囲内で十分可能であることは理解されたい。
上及び下ダイ1、2、又はより正確にはそのパンチトンネル7、8は、接合されるとき、図5において11で示される少なくともパンチ3、4の一つがその各パンチトンネル7、8において反対側のパンチ4、3に向かって動かされるプレス工程の間の上及び下パンチ3、4の動きにより、図2−4において10で示される切削インサートに成形される粉末を収容するように配置されるダイキャビティ9を画成する。
上ダイ1は、二つのダイが接合されるときに下ダイ2の対応する上周面13に当接し、支持されるように配置される下周面12を備える。上ダイ1のパンチトンネル7は、上ダイ1の下周面12において開口部14を示す。下ダイ2のパンチトンネル8は、下ダイ2の上周面13において開口部15を示す。上ダイ1の開口部14は、下ダイ2の開口部15より微かに小さい。ダイ1、2が接合され、ダイキャビティ9において粉末が圧縮されるプレス工程のために配置されるとき、上ダイ1の開口部14は、下ダイ2の開口部15と一直線であり、またその反対側である。開口部14、15の間のサイズの違いにより、上ダイ1は、下ダイ2の開口部15に重なるだろう。好ましくは、図7においてlで示される重なりは、下ダイ2の開口部15の円周に沿って一般に一定である。上ダイ1の開口部14が、下ダイ2の開口部15の形状に対応する形状を有することは、推定され、好ましい。しかしながら、上パンチ3のパンチ端(後に記載される)が、波状の形状のような、非直線形状を有する代替的な実施態様もあり得、そのため、lは異なることを許され、上ダイ1の開口部14と下ダイ2の開口部15との間の形状において微かな差異があるだろう。
以下に、本発明による装置により切削インサート成形体11が製造される方法の本質的な工程が記述される。
図2は、上ダイ1、上パンチ3及び上コアピン5が、下ダイ2、下パンチ4及び下コアピン6から遠ざけられた充填工程を示す。下コアピン6は、その上当接面17が下ダイ2の上周面13と一直線である位置に、垂直方向に送り出される。下パンチ4は、下ダイ2のパンチトンネル8において垂直方向に引き抜かれた位置に提供される。そのため、前記ダイキャビティ9の部分を形成する開キャビティは、下パンチ4の上当接面18、下ダイ2のパンチトンネル8の少なくとも部分も画成する下ダイ2の内周面19、及び下コアピン6の外周面20により画成される。粉末10は、下ダイ2における上記開キャビティに導入される。
図3に示されるその後の工程において、それが下ダイ2に着地するような上ダイ1の垂直方向の動きによるこの実施態様では、上ダイ1は、下ダイ2と接合される。上ダイ1の開口部14は、上ダイ1のリムが後者の円周に沿って下ダイ2の開口部15に重なる、開口部15に対して上記位置にある。上パンチ3は、上コアピン5と共に、上コアピン5の下当接面21が下コアピン6の上当接面17に当接する位置に送り出される。閉じられたダイキャビティ9は、上パンチ3の下当接面22、上ダイのパンチトンネルの少なくとも部分も画成する上ダイ1の内周面23、上コアピン5の外周面24及び図2に参照する上記開キャビティを画成する表面により、ここで画成される。
図4に示される更なるその後の工程において、下パンチ4は、粉末10が上パンチ3に向かってキャビティ9に持ち上げられるように、上パンチ3に向かって送り出される。そのため、粉末の所望の分配が達成される。
図5に示されるように、その後、上パンチ3は、下パンチ4に向かって送り出される。この実施態様では、上コアピン5が上パンチ3に固定されているため、上コアピン5及び下コアピン6は、後者と同じ方向及び同じ程度に、上パンチ3の動きと共に動かされる。上パンチ3は、粉末10が成形体11に成形されるように、キャビティ9における所定のレベルに送り出される。上パンチ3は、当接面22と上パンチ3の外周面26との間の交点でパンチ端25(図1及び7を参照)を示し、本発明の以下の開示において更に議論されるように、上パンチ3は、下ダイの前記内周面19と前記パンチ端25との間の残存する隙間gがあるように、下ダイ2に距離L(図7を参照)送り出される。図5及び7に見られ得るように、下ダイ2に対して上ダイ1の位置及び送り出された上パンチ3の位置は、成形体11全体が、粉末10が成形される下ダイ2により受け入れられるようなものである。
図5に示される粉末10の成形体11への成形の後、本発明の方法は、下ダイ2の開口部15に対して上ダイ1を変位する工程を含み、それにより、成形体11が出ていくためのより多くの空間を提供し、下ダイ2から上パンチ3を取り外し、及び下ダイ2の前記開口部15を通して下ダイ2から成形体11を排出する。これらの工程は図6に示される。ここで表されるような、上パンチ3に接続される上コアピン5を備える実施態様では、上コアピン5も上パンチ3と共に下ダイ2から取り外される。上パンチ3、下ダイ2及び上ダイ1は、後者が成形の間に上パンチ3のパンチ端25が送り出されるレベルから非常に短い距離であるように、並びに成形体11が後者から排出される前に上ダイ1が下ダイ2から変位されるように設計され得るため、下ダイ2の内周面19上の非常に小さい開放部が、前記レベルの上側である必要がある。既に説明したように、プレス工程の間にそのような開放部に漏れ入る粉末による成形体11上の残存端の形成は、それによって抑制される。
図7は、上パンチ3が下ダイ2に最大限送り出されるレベルにおける、そのプレス工程の間に上パンチ3の当接面22が粉末10と当接する領域の詳細な表現である。上パンチ3、より正確にはそのパンチ端25は、下ダイ2の開口部15を通して、下ダイ2に、それが最大限送り出されるレベルまで、所定の距離L送り出される。
ダイキャビティ9は、中心軸xを有する(図1から6を参照)。上パンチ3、下パンチ4、並びに上及び下コアピン5、6もそれらのそれぞれの中心軸としてxを有する。上パンチ3のパンチ端25が最大限送り出されるレベルより上側で、下ダイ2の内周面19は、下ダイ2の内周面19の内周がその開口部15に向かって増加するように、前記中心軸xに対して傾斜角αを有する。この実施態様では、下ダイ2の内周面19は、プレス工程の間に下パンチ4の当接面が送り出され、位置されるレベルまで、前記レベルの下側の領域においても同じ傾斜角αを有する。傾斜角は、内周面19に沿って異なり得るが、少なくとも開放部、すなわちパンチ端25が送り出されるレベルの上側の前記面19の部分において、後者が下ダイ2の開口部15を通して排出される成形体の径方向の膨張を許すために、そのような角があるべきであることは理解されたい。傾斜角αは、2°≦α≦30°の範囲であり、形成される成形体の形状及びサイズに依存する。
図7に見られ得るように、上パンチ3は、パンチ端25と下ダイ2の内周面19との間の残存する隙間gがあるだろうそのようなレベルにだけ送り出される。パンチ端25と内周面19との接触は、避けられるべきである。隙間gは、上パンチ3の円周の周りで異なるが、考えられる形成された成形体11の上端における過度に大きい残存端の生成を防ぐために、30μmより大きくてはならない。
上ダイ1の開口部14は、下ダイ2の開口部15より小さいが、後者に対応する形状を有し、ひいては形成される成形体11の形状に依存し、その前記開口部15を通した下ダイ2からの成形体11全体の排出を許可するように適用される。その結果として、上ダイ1の下周面12の一部分は、下ダイ2の開口部15に重なるだろう。この重なりは、図7においてlで示され、下ダイ2の開口部15の円周に沿ってリムを形成する。重なりlのサイズは、下ダイ2の開口部15の円周に沿って異なり得ることを理解されたい。重なりlは、上パンチ3が下ダイ2に送り出される距離L、及び下ダイ2の内周面19の傾斜角αに依存する。上ダイ1の内周面23により画成されるパンチトンネル7における上パンチ3の正確な誘導を提供し、並びにダイキャビティ9において粉末10が成形されるプレス工程の間に関連して、前記隙間kへの粉末の漏れの防止を提供するために、上ダイ1の内周面23と上パンチ3の外周面26との間に非常に制限された隙間kだけがあるべきであるという必要条件にも依存する。好ましくは、k<10μmであり、Lは好ましくはl+k≦20μmであるように選択されるべきである。そのため、上パンチ3の外周面26により画成される空間27、上ダイ1の下周面12の重なっている部分及び下ダイ2の内周面19は、非常に制限され得、プレス工程の間の前記空間27への粉末の漏れによる成形体上の非常に小さい残存端のみの形成を提供する。これは、上ダイ及び下ダイにおいてダイの細分化がなく、後者が上パンチの方向に排出されるとき、膨張している成形体のための十分な開放部をダイのみが提供しなければならない図8に示される従来技術と比較されるべきである。従来技術は、したがって、ダイの内周面とパンチの外周面との間に非常により大きい隙間kを採用し、かつ、プレス工程の間に粉末が漏れ入る非常により大きい空間があるだろう。そのため、従来技術は、本発明の装置及び方法が至る結果よりも、成形体上のより大きい残存端という結果となるだろう。
本発明の先の記述において、「上(upper)」及び「下(lower)」という定義は、その構成要素及び表面の数のために用いられ、その結果として「垂直方向(vertical direction)」という定義も同様である。しかしながら、本発明による装置が、図に見られ得るように、これらの定義が有効な空間におけるそのような位置に位置されるとき、これらの定義は、単に本発明の開示を容易にするために作られたに過ぎずないことを理解されたい。対応するように設計される装置の他の位置取りも、もちろん、請求される保護の範囲内である。しかしながら、好ましい実施態様によれば、ある方法工程、特にダイキャビティへの粉末の充填と同様に、装置の全体のセットアップを容易にするため、装置のこの特定の位置取りは好ましい。

Claims (19)

  1. 粉末(10)を圧縮することによる切削インサート成形体(11)を製造するための方法であって、
    ‐上ダイ(1)及び下ダイ(2)、上パンチ(3)及び下パンチ(4)を備える圧縮工具を提供する工程であって、該上ダイ(1)は、上パンチ(3)がスライド可能なパンチトンネル(7)を画成し、該下ダイ(2)は、下パンチ(4)がスライド可能なパンチトンネル(8)を画成し、該ダイ(1、2)は、接合されるとき、前記成形体(11)の形成のために各パンチの働きにより圧縮される粉末(10)を収容するために提供されるダイキャビティ(9)を共に画成する工程、
    ‐下ダイ(2)のパンチトンネル(8)における所定の位置に下パンチ(4)を提供する工程、
    ‐下ダイ(2)中に画成される開キャビティに粉末(10)を充填する工程、
    ‐上ダイ(1)の開口部(14)が下ダイ(2)の対応する開口部(15)と接触及び連通し、下ダイ(2)中の粉末で充填された前記キャビティが前記ダイキャビティ(9)の部分を形成するように、上及び下ダイ(1、2)を接合する工程、
    ‐前記パンチ(3、4)の動きにより前記ダイキャビティ(9)中の粉末(10)を圧縮する工程であって、前記上パンチ(3)が、上ダイ(1)のパンチトンネル(7)を通して送り出され、下ダイ(2)の前記開口部(15)を通して下ダイ(2)に所定の距離(L)送り出され、それにより、前記成形体(11)が形成される工程、
    ‐下ダイ(2)の開口部(15)に対して上ダイ(1)を変位する工程であって、それにより、成形体(11)が出ていくためのより多くの空間を提供する工程、並びに
    ‐下ダイ(2)から上パンチ(3)を取り外し、下ダイ(2)の前記開口部(15)を通して下ダイ(2)から成形体(11)を排出する工程、を含む方法。
  2. ダイ(1、2)により画成されるダイキャビティ(9)が垂直方向の中心軸(x)を有し、下ダイ(2)の前記開口部(15)の領域において、下ダイ(2)の内周面(19)が、下ダイ(2)の内周面(19)の内周がその前記開口部(15)に向かって増加するように、前記中心軸(x)に対して傾斜角αを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. ダイ(1、2)が接合されるとき、上ダイ(1)が下ダイ(2)の開口部(15)に距離(l)重なるように、上ダイ(1)の開口部(14)が下ダイ(2)の開口部(15)より小さいことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 上パンチ(3)が、粉末(10)に対する当接のための当接面(22)、外周面(26)、及び当接面(22)と外周面(26)との間の交点におけるパンチ端(25)を示し、下ダイ(2)の前記内周面(19)と前記パンチ端(25)との間に残存する隙間(g)があるように、上パンチ(3)が下ダイ(2)に距離(L)送り出されることを特徴とする、請求項2又は3に記載の方法。
  5. l≦55μmであることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  6. L≧50μmであることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 2°≦α≦30°であることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  8. 0μm<g≦30μmであることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  9. 上ダイ(1)の開口部(14)の領域において、上パンチ(3)の外周面(26)と上ダイ(1)の内周面(23)との間に隙間(k)があり、k<50μmであることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 成形体(11)が、下パンチ(4)がその位置に保持される間の下ダイ(2)の引出しか、若しくは下ダイ(2)がその位置に保持される間の下ダイ(2)を通した下パンチ(4)の排出か、又はその組み合わせのいずれかにより、下ダイ(2)から排出されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 粉末(10)を圧縮することによる切削インサート成形体(11)を製造するための装置であって、前記装置は;
    ‐上ダイ(1)及び下ダイ(2)、上パンチ(3)及び下パンチ(4)を備える圧縮工具であって、該上ダイ(1)は、上パンチ(3)がスライド可能なパンチトンネル(7)を画成し、該下ダイ(2)は、下パンチ(4)がスライド可能なパンチトンネル(8)を画成し、該ダイ(1、2)は、接合されるとき、前記成形体(11)の形成のために各パンチの動きにより圧縮される粉末(10)を収容するために提供されるダイキャビティ(9)を共に画成し、それにより、上及び下ダイ(1、2)が接合されたとき、上ダイ(1)の開口部(14)が下ダイ(2)の対応する開口部(15)と接触及び連通するように、上及び下ダイ(1、2)は、各開口部を備え、それにより、上パンチ(3)は、粉末(10)の成形の際、下ダイ(2)の前記開口(15)を通して下ダイ(2)に所定の距離(L)送り出されるように配置され、且つ、それにより、上ダイ(1)は、下ダイ(2)の開口部(15)に対して変位可能であり、下ダイ(2)の前記開口部(15)を通した前記成形体(11)の取り外しの前に下ダイ(2)の前記開口部(15)に対して変位されるように配置され、それにより、成形体(11)が出ていくためのより多くの空間を提供する圧縮工具
    を備える装置。
  12. ダイ(1、2)により画成されるダイキャビティ(9)が垂直方向の中心軸(x)を有し、下ダイ(2)の前記開口部(15)の領域において、下ダイ(2)の内周面(19)が、下ダイ(2)の内周面(19)の内周がその前記開口部(15)に向かって増加するように、前記中心軸(x)に対して傾斜角αを有することを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. ダイ(1、2)が接合されるとき、上ダイ(1)が下ダイ(2)の開口部(15)に距離(l)重なるように、上ダイ(1)の開口部(14)が下ダイ(2)の開口部(15)より小さいことを特徴とする、請求項11又は12に記載の装置。
  14. 上パンチ(3)が、粉末(10)に対する当接のための当接面(22)、外周面(26)、及び当接面(22)と外周面(26)との間の交点におけるパンチ端(25)を示し、下ダイ(2)の前記内周面(19)と前記パンチ端(25)との間に残存する隙間(g)があるように、上パンチ(3)が下ダイ(2)に距離(L)送り出されるように配置されることを特徴とする、請求項11から13のいずれか一項に記載の装置。
  15. l≦55μmであることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  16. L≧50μmであることを特徴とする、請求項11から15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 2°≦α≦30°であることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  18. 0μm<g≦30μmであることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
  19. 上ダイ(1)の開口部(14)の領域において、上パンチ(3)の外周面(26)と上ダイ(1)の内周面(23)との間に隙間(k)があり、k<50μmであることを特徴とする、請求項11から18のいずれか一項に記載の装置。
JP2016522639A 2013-07-05 2014-07-04 切削インサート成形体を製造するための方法及び装置 Active JP6454697B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13175352.7 2013-07-05
EP13175352 2013-07-05
PCT/EP2014/064297 WO2015001075A1 (en) 2013-07-05 2014-07-04 A method and device for manufacturing a cutting insert green body

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016528042A true JP2016528042A (ja) 2016-09-15
JP6454697B2 JP6454697B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=48782922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016522639A Active JP6454697B2 (ja) 2013-07-05 2014-07-04 切削インサート成形体を製造するための方法及び装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9956702B2 (ja)
EP (1) EP3016765B1 (ja)
JP (1) JP6454697B2 (ja)
KR (1) KR102296011B1 (ja)
CN (1) CN105377478B (ja)
BR (1) BR112016000075B1 (ja)
RU (1) RU2670825C9 (ja)
WO (1) WO2015001075A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017514019A (ja) * 2014-04-16 2017-06-01 セコ ツールズ アクティエボラーグ 粉末を切削インサートのグリーン体へと圧縮するための方法及びそのための装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3403817B1 (en) * 2017-05-18 2024-04-03 Walter Ag Cutting plate and method for producing a green body of the cutting plate
WO2020128085A1 (de) * 2018-12-21 2020-06-25 Hilti Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung eines grünlings und verfahren zur weiterverarbeitung des grünlings in ein bearbeitungssegment zur trockenbearbeitung von betonwerkstoffen
EP3670035A1 (de) * 2018-12-21 2020-06-24 Hilti Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung eines bearbeitungssegmentes zum trockenbohren von betonwerkstoffen
EP3670040A1 (de) * 2018-12-21 2020-06-24 Hilti Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung eines bearbeitungssegmentes für die trockenbearbeitung von betonwerkstoffen
DE102021105649A1 (de) * 2021-03-09 2022-09-15 Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg Presseneinrichtung
EP4116011A1 (en) * 2021-07-06 2023-01-11 AB Sandvik Coromant Split-die press tool

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558302A (en) * 1978-10-19 1980-05-01 Ptx Pentronix Metal powder compression molking device
JP2000144211A (ja) * 1998-11-06 2000-05-26 Toshiba Tungaloy Co Ltd 粉末成形用の金型及び圧粉体の成形方法並びに切削用のポジチップ
US6365094B1 (en) * 2000-01-31 2002-04-02 Stackpole Limited Lubricated die
JP2006181650A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Kyocera Corp スローアウェイチップおよびプレス成形金型、並びにこれを用いたスローアウェイチップの製造方法
JP2012096240A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 微小部品の成形金型装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4298563A (en) * 1978-10-19 1981-11-03 Ptx-Pentronix, Inc. Apparatus and method for compacting prismatic or pyramidal articles from powder material
ATE191175T1 (de) * 1993-11-24 2000-04-15 Stackpole Ltd Hinterschnittene mehrteilige pressform
US5823293A (en) 1996-12-10 1998-10-20 Gilbertson; Stephen M. Process and apparatus for lubricating inline skate bearings and skateboard bearings
US6325545B1 (en) 2000-02-03 2001-12-04 Richard J. Stangl Relubricatable idler bushing assembly
DE10142805C2 (de) 2001-08-31 2003-10-16 Gkn Sinter Metals Gmbh Einteiliger Gelenkkörper
US7048214B2 (en) 2002-08-23 2006-05-23 Louis Wein Johnson Gyratory crusher with hydrostatic bearings
DE10311841A1 (de) 2003-01-29 2004-08-12 Erwin Keller Schraubenverbindungsteil und Verfahren zur Herstellung einer Schraubverbindung
JP4529620B2 (ja) * 2004-09-28 2010-08-25 三菱マテリアル株式会社 切削工具の切刃部材の製造方法および該製造方法に用いられる圧粉体のプレス成形金型
US7235201B2 (en) * 2004-12-20 2007-06-26 Borgwarner Inc. Split die and method for production of compacted powder metal parts
IL166530A (en) * 2005-01-27 2009-06-15 Iscar Ltd Method for manufacturing cutting dies
US8033805B2 (en) * 2007-11-27 2011-10-11 Kennametal Inc. Method and apparatus for cross-passageway pressing to produce cutting inserts
CN102791473A (zh) * 2010-03-05 2012-11-21 大正制药株式会社 药片制造方法
JP5548588B2 (ja) * 2010-10-29 2014-07-16 日立粉末冶金株式会社 微小部品の成形金型装置
CN102357657A (zh) * 2011-10-14 2012-02-22 成都名钨科技有限责任公司 一种汽车铝合金加工用超细硬质合金刀片的制备方法
EP2933041B1 (en) * 2014-04-16 2016-06-15 Seco Tools Ab A method of and a device for the compaction of a powder into a cutting insert green body

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558302A (en) * 1978-10-19 1980-05-01 Ptx Pentronix Metal powder compression molking device
JP2000144211A (ja) * 1998-11-06 2000-05-26 Toshiba Tungaloy Co Ltd 粉末成形用の金型及び圧粉体の成形方法並びに切削用のポジチップ
US6365094B1 (en) * 2000-01-31 2002-04-02 Stackpole Limited Lubricated die
JP2006181650A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Kyocera Corp スローアウェイチップおよびプレス成形金型、並びにこれを用いたスローアウェイチップの製造方法
JP2012096240A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 微小部品の成形金型装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017514019A (ja) * 2014-04-16 2017-06-01 セコ ツールズ アクティエボラーグ 粉末を切削インサートのグリーン体へと圧縮するための方法及びそのための装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105377478A (zh) 2016-03-02
EP3016765A1 (en) 2016-05-11
WO2015001075A1 (en) 2015-01-08
US9956702B2 (en) 2018-05-01
EP3016765B1 (en) 2019-06-26
CN105377478B (zh) 2019-07-26
RU2016103623A3 (ja) 2018-04-25
BR112016000075B1 (pt) 2023-12-05
KR102296011B1 (ko) 2021-08-30
KR20160030182A (ko) 2016-03-16
BR112016000075A2 (pt) 2017-07-25
RU2016103623A (ru) 2017-08-10
RU2670825C9 (ru) 2018-11-29
US20160121516A1 (en) 2016-05-05
JP6454697B2 (ja) 2019-01-16
RU2670825C2 (ru) 2018-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6454697B2 (ja) 切削インサート成形体を製造するための方法及び装置
JP6673781B2 (ja) 粉末成形用金型、および圧粉成形体の製造方法
US10315253B2 (en) Mould, method for producing a green compact and use of the mould
US9919359B2 (en) Method of and a device for the compaction of a powder into a cutting insert green body
JP2008528306A (ja) 切削インサートの製造の方法及び装置
CN101362181B (zh) 离合器齿轮制造装置以及离合器齿轮制造方法
CN110545992A (zh) 通过压实粉末来生产切削刀片生坯的压实装置和方法
JP2022070970A (ja) 変位補償を有するツールセット
JP6949984B2 (ja) 押圧工具を用いて圧粉体を製造する方法、押圧工具、圧粉体、および焼結部品
JP4555826B2 (ja) 粉末金属部材中に穴若しくは溝を形成するための方法及び装置
JP4735219B2 (ja) 未焼成リング成形体の製造装置および未焼成リング成形体の製造方法
JP4394257B2 (ja) 粉末成形体の製造方法
JPH0320071Y2 (ja)
JP4523121B2 (ja) 粉末成形体の製造方法
JP2010253505A (ja) 鍛造方法
JPH11267892A (ja) 圧粉体の排出方法
JP2018199152A (ja) 切削インサート用圧粉体の粉末成形プレス方法および粉末成形プレス装置
JP2006022366A (ja) 段付穴の成形方法及びその方法で成形して製造された段付穴を有する焼結部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6454697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250