JP2016526812A - チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置 - Google Patents

チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置を開示する。本回路は、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wi-Fi)チップと少なくとも1つの第1の単極多投スイッチとを含み、第1の単極多投スイッチの可動端がWi-Fiチップの信号送信ピンに接続され、第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続され、第1のチャネルと第2のチャネルが相互に干渉するとWi-Fiチップが判定する場合に、第1の単極多投スイッチの可動端は第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御され、第1のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルであり、第2のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルと異なる。

Description

本願は、参照によりその全体がここに組み入れられる、2013年9月18日に中国特許庁に出願され、発明の名称を「チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置」とする中国特許出願第CN201310431695.4号の優先権を主張する。
本発明は、通信技術の分野、詳細には、チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置に関する。
端末によって現在サポートされている通信規格および信号周波数帯域が増大するに従って、端末は、端末によって受信され、送信される異なる通信規格の信号が共存し、相互に干渉するという問題に、よりさらされやすくなる。無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Fidelity、Wi-Fi)およびロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムを例として用いて、LTEシステムの適用周波数帯域は様々であり、そこではWi-Fiの周波数帯域に比較的近い周波数帯域の量が比較的大きいため、異なる通信規格の信号の共存の現在の一般的で典型的なシナリオは、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wi-Fi)信号がLTEシステム信号と共存するというものである。
図1は、Wi-Fi信号がLTEシステム信号と共存する特定のシナリオである。図1に示されているモバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)デバイスは、ダウンリンク・ローカル・エリア・ネットワーク(local Area Network、LAN)側でユーザのための広いカバレッジおよび高性能のデータ体験を提供するように、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用性(WiMAX)システムとLTEシステムと2.4G Wi-Fiとの間でハンドオーバされ得る。特に、Mobile Wi-Fi端末のアップリンク広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)側はWiMAXシステム、LTEシステム、またはWi-Fiであることが可能であり、それによって、アップリンク方向では、WiMAXシステム、LTEシステム、Wi-Fiなどを用いてMobile Wi-Fi端末がインターネットに接続され得る。しかし、ダウンリンク方向では、USBおよびWi-Fiアクセスが提供されることが可能であり、それによって、Wi-Fiクライアントの機能(すなわち、Wi-Fi局(STA))またはUSBインターフェースの機能を有するデバイス(例えば、携帯電話または携帯型コンピュータ)が、デバイス上にインストールされたWi-Fiクライアントを用いてMobile Wi-Fi端末に接続されることが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末を用いてインターネットへの間接アクセスをさらに実現する。
現在は、Wi-Fiによってカバーされるエリアに入った後で、Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fiホットスポット(例えば、無線アクセスホットスポット(Access Point、AP))を用いてWi-Fiへのアクセスに自動的に切り換えられ、Wi-Fiによってインターネットにアクセスすることができる。しかし、Mobile Wi-Fi端末がWi-Fiによってカバーされるエリアを離れた後で、近くにWi-Fiホットスポットがない場合、Mobile Wi-Fi端末は、WiMAXシステムまたはLTEシステムを用いてインターネットへのアクセスに再度切り換えられる。オフローディング技術と呼ばれるこの技術を用いて、複数のネットワークリソースの調整が一体的な形態で実現され得る。例えば、WiMAXシステムおよびLTEシステムが輻輳しているとき、一部のユーザのWi-Fiへのオフローディングを実現するためにこの技術が使用され得る。
前述のオフローディング技術が実際の適用において実現される場合、2.4G Wi-FiのいくつかのチャネルがWiMAXシステム(またはLTEシステム)チャネルに対する干渉を発生し、したがって、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiからWiMAX(またはLTE)システムへハンドオーバされるとき、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、ハンドオーバ失敗が引き起こされ得る。
加えて、先行技術において、さらに、Mobile Wi-Fi端末のダウンリンクLAN側のWi-FiチャネルがMobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルと干渉するという課題が依然として存在する。
本発明の実施例は、チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置を提供し、それによって、既存のMobile Wi-Fi端末が、2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされるとき、ハンドオーバ失敗が発生する可能性があり、アップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルとが相互に干渉するという課題を解決する。
本発明の第1の態様によれば、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wi-Fi)チップを含む、チャネル干渉を回避するための回路が提供され、本回路は、
少なくとも1つの第1の単極多投スイッチであって、第1の単極多投スイッチの可動端がWi-Fiチップの信号送信ピンに接続され、第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続される、少なくとも1つの第1の単極多投スイッチ
をさらに含み、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続され、
第1のチャネルと第2のチャネルが相互に干渉するとWi-Fiチップが判定するとき、第1の単極多投スイッチの可動端は第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御され、第1のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルであり、第2のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルと異なる。
本発明の第1の態様の1つの可能な実現形態における、第1の可能な実現形態において、本回路は、第2の単極多投スイッチと、第2の単極多投スイッチの可動端に直列に順次に接続される帯域通過フィルタおよび無線周波数信号送受信機アンテナとをさらに含み、第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続され、
電力減衰器の出力端が第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続され、
第2の単極多投スイッチの第2の非可動端が、帯域通過フィルタを用いてWi-Fiチップの信号受信ピンに接続され、
第2の単極多投スイッチは、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第2の単極多投スイッチの可動端と第2の単極多投スイッチの第1の非可動端を、または第2の単極多投スイッチの可動端と第2の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続する。
本発明の第1の態様の第1の可能な実現形態における、第2の可能な実現形態において、第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることは、特に、
第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が第3の単極多投スイッチの可動端に接続され、第3の単極多投スイッチの第1の非可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることを含み、
電力減衰器の出力端が第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることは、特に、
電力減衰器の出力端が第3の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続され、第3の単極多投スイッチの可動端が第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることを含み、
第3の単極多投スイッチは、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチの可動端と第3の単極多投スイッチの第1の非可動端を、または第3の単極多投スイッチの可動端と第3の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続する。
本発明の第1の態様の第2の可能な実現形態における、第3の可能な実現形態において、第2の単極多投スイッチは単極三投スイッチである。
本発明の第1の態様の1つの可能な実現形態における、または本発明の第1の態様の第1の可能な実現形態における、第4の可能な実現形態において、第1の単極多投スイッチおよび電力減衰器は二段階調節可能減衰器に含まれる。
本発明の第2の態様によれば、
無線アクセスホットスポット(AP)により、モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するステップと、
判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端および第1の単極多投スイッチの第2の非可動端が制御された後で、APにより、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するステップと
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、チャネル干渉を回避するための方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
Wi-Fiチップが配置されたモバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末により、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するステップと、
判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端および第1の単極多投スイッチの第2の非可動端が制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するステップと
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、チャネル干渉を回避するための方法が提供される。
本発明の第3の態様の1つの可能な実現形態における、第1の可能な実現形態において、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信した後で、本方法は、
Mobile Wi-Fi端末により、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するステップと、
判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するステップと、
第2のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされた後で、Mobile Wi-Fi端末により、Mobile Wi-Fi端末を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するステップと
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第1の可能な実現形態における、第2の可能な実現形態において、本方法は、
第1のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が、第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するステップ
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第2の可能な実現形態における、第3の可能な実現形態において、本方法は、
判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Mobile Wi-Fi端末により、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するステップであって、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる、ステップと、
第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するステップであって、事前設定の条件は、Mobile Wi-Fi端末が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含む、ステップと、
第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するステップと、
第3のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされた後で、Mobile Wi-Fi端末により、Mobile Wi-Fi端末を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するステップと
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実現形態における、第4の可能な実現形態において、本方法は、
第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiが正常にアクセスされない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が、第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するステップ
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実現形態における、第5の可能な実現形態において、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するステップは、特に、
Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するステップであって、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiにMobile Wi-Fi端末がアクセスできることを可能にする最小信号強度値である、ステップと、
第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するステップであって、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である、ステップと
を含む。
本発明の第4の態様によれば、チャネル干渉を回避するための装置は、
モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
制御部が信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
本発明の第5の態様によれば、チャネル干渉を回避するための装置が提供され、本装置内にWi-Fiチップが配置され、本装置は、
Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
制御部が信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
本発明の第5の態様の1つの可能な実現形態における、第1の可能な実現形態において、本装置は、
送信部が信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信した後で、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するように構成された判断部と、
判断部によって得られた判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するように構成されたアクセス部と、
装置が第2のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、装置を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するように構成された切断部と
をさらに含む。
本発明の第5の態様の第1の可能な実現形態における、第2の可能な実現形態において、
制御部は、装置が第1のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第1の可能な実現形態における、第3の可能な実現形態において、
判断部は、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するようにさらに構成され、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なり、
第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定し、事前設定の条件は、装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含み、
アクセス部は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するようにさらに構成され、
切断部は、装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、装置を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第3の可能な実現形態における、第4の可能な実現形態において、
制御部は、装置が第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第3の可能な実現形態における、第5の可能な実現形態において、判断部は、特に、
第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに装置がアクセスできることを可能にする最小信号強度値であり、
判断部は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である。
本発明の実施例の有益な効果は以下のとおりである。
本発明の実施例において提供される解決策を用いて、第1の単極多投スイッチが、Wi-Fiチップの制御下で、第1の単極多投スイッチの可動端と第2の非可動端を接続し、それによって、第1の単極多投スイッチに接続された信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が減衰され、それによって、Wi-Fiチップが配置されたデバイスによって受信される別の通信規格の信号に対するWi-Fi信号の干渉を低減し、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされるときにハンドオーバ失敗が発生するという先行技術における課題を回避し、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルとの間の相互干渉を低減することが実現され得る。
Wi-Fi信号がLTEシステム信号と共存する特定のシナリオの概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路の別の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路のさらに別の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路のまた別の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路のさらにまた別の特定の構造の概略図である。 実施例1によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例1によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 実施例2によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例2によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 実施例3によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例3によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 実施例4によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例4によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための方法の特定の概略フローチャートである。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための別の方法の特定の概略フローチャートである。 1つの特定の実現シナリオにおける、主制御プログラムを用いてMobile Wi-Fi端末により第1の単極多投スイッチを制御するタイムシーケンスの概略図である。 本発明の一実施例による特定の実現シナリオにおける解決策の特定の適用の概略フローチャートである。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための装置の概略構造図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための別の装置の概略構造図である。
Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされるときにハンドオーバ失敗が発生するという先行技術における課題、および、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとMobile Wi-Fi端末のダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルが相互に干渉するという先行技術における課題を解決するために、本発明の実施例は、チャネル干渉を回避する解決策を提供する。
本解決策では、別の通信規格の信号(例えば、WiMAXまたはLTEシステム信号)に対する干渉を発生し、Mobile Wi-Fi端末によって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、別の通信規格の信号に対する干渉を発生しない周波数帯域から区別され、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって送信されるべきWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、別の通信規格の信号に対する干渉を発生する周波数帯域であり、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側に、別の通信規格のものであり、その信号強度が事前設定の信号強度閾値より大きい信号がある場合に、Wi-Fi信号は、Wi-Fi信号の送信電力が低減された後で送信され、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対してWi-Fi信号によって発生される干渉を低減し、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされる場合にハンドオーバ失敗が発生するという課題を回避し、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルが相互に干渉するという課題を回避する。
本発明の実施例が、以下で添付の図面を参照して説明される。ここで説明される実施例は、単に、本発明を例示し、説明するために使用されるが、本発明を限定することは意図されないと理解されるべきである。また、競合しない態様で、本明細書の実施例および実施例における特徴が相互に組み合わされることが可能である。
まず、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための回路を提供する。本回路の特定の構造の概略図が図2に示されている。Wi-Fiチップ11を含むことに加えて、本回路は、Wi-Fiチップ11の信号送信ピン12に接続された少なくとも1つの第1の単極多投スイッチ13をさらに含む。第1の単極多投スイッチ13に含まれる少なくとも2つの異なる非可動端には、少なくとも、第1の非可動端14および第2の非可動端15が存在し、これらは以下を満たす。第1の非可動端14は第1の信号送信トリビュタリ16に接続され、第2の非可動端15は第2の信号送信トリビュタリ17に接続される。第1の信号送信トリビュタリ16は電力減衰器18を含まず、第2の信号送信トリビュタリ17は電力減衰器18を含み、電力減衰器18の入力端が第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15に接続される。
図2の上側の破線ブロックで囲まれた領域内のトリビュタリが第1の信号送信トリビュタリ16であり、「…」はトリビュタリに含まれ得るいくつかのデバイスを表す。第1の信号送信トリビュタリ16に含まれ得るデバイスの説明については、続く説明を参照されたく、詳細はここで再度説明されない。図2の下側の破線ブロックで囲まれた領域内のトリビュタリが第2の信号送信トリビュタリ17であり、「…」はトリビュタリに含まれ得るいくつかのデバイスを表す。第2の信号送信トリビュタリ17に含まれ得るデバイスの説明については、続く説明を参照されたく、詳細はここで再度説明されない。
図2に示す回路の構造に基づき、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13に接続されたWi-Fiチップ11によって送信される接続制御信号の制御下で、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14を、または第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15を接続することが可能である。例えば、第1の単極多投スイッチ13は、第1の接続制御信号を受け取った場合に、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14を接続することが可能であり、または、第2の接続制御信号を受け取った場合に、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15を接続することが可能である。第1の単極多投スイッチ13の可動端23が第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15に接続される場合に、本発明の本実施例による第2の信号送信トリビュタリ17における電力減衰器18は、動作状態にある。
本発明の本実施例において、第2の接続制御信号を送る時は、第1のチャネルと第2のチャネルが相互に干渉すると判定される時であり得る。第1のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルであり、第2のチャネルは、無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルと異なる。例えば、第2の接続制御信号を送る時は、特に、図2に示されているWi-Fiチップ11が位置するMobile Wi-Fi端末のアップリンク広域ネットワーク(WAN)側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度が事前設定の信号強度閾値より大きい信号が存在すると判定された後の、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12を用いてWi-Fiチップ11によって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する時であり得る。
第2の接続制御信号を送る時が現在満たされているかどうかは、Wi-Fiチップ11によって決定されることが可能であり、またはWi-Fiチップ11が位置するMobile Wi-Fi端末に接続されたAPによって決定されることが可能である。Wi-Fiチップ11によって決定されるならば、Wi-Fiチップ11によって第2の接続制御信号が送られることが可能であり、APによって決定されるならば、APによって第2の接続制御信号が送られることが可能である。
第2の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第2の非可動端15がすでに接続状態にあることが見出されたならば、第1の単極多投スイッチ13はその状態を維持し続け、そうでないならば、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第2の非可動端15を接続する動作を行い得る。
任意選択で、前述の送る時は、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第2の非可動端15が接続状態にないと判定される時をさらに含み得る。したがって、第2の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第2の非可動端15を接続する動作を直接に行い得る。
本発明の本実施例において、第1の接続制御信号を送る時は、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12を用いて送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない時であり得る。第1の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第1の非可動端14がすでに接続状態にあることが見出されたならば、第1の単極多投スイッチ13はその状態を維持し続け、そうでないならば、第1の単極多投スイッチ13は、可動端と第1の非可動端14を接続する動作を行い得る。
任意選択で、第1の接続制御信号を送る時は、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の非可動端14が接続状態にないと判定される時をさらに含み得る。したがって、第1の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第1の非可動端14を接続する動作を直接に行い得る。
任意選択で、本回路は、複数の第1の単極多投スイッチ13を含み得る。
任意選択で、本回路に含まれる第1の単極多投スイッチ13は、2つを上回る非可動端を含み得る。第1の単極多投スイッチ13に含まれる2つを上回る非可動端は、第1の信号送信トリビュタリ16に接続されたただ1つの第1の非可動端14を含むことが可能であり、他の非可動端は、すべて第2の信号送信トリビュタリ17に接続された第2の非可動端15であることが可能であり、あるいは、第2の信号送信トリビュタリ17に接続されたただ1つの第2の非可動端15を含むことが可能であり、他の非可動端は、すべて第1の信号送信トリビュタリ16に接続された第1の非可動端14であることが可能であり、あるいは、第2の信号送信トリビュタリ17に接続された複数の第2の非可動端15、および第1の信号送信トリビュタリ16に接続された複数の第1の非可動端14を含むことが可能である。
第1の単極多投スイッチ13が第2の信号送信トリビュタリ17に接続された複数の第2の非可動端15を含む場合については、Wi-Fi信号が第2の信号送信トリビュタリ17上で送信される場合に、Wi-Fi信号がただ1つの第2の信号送信トリビュタリ17上で送信されることが可能であり、他の第2の信号送信トリビュタリ17は、待機中の第2の信号送信トリビュタリ17として使用され、同様に、第1の単極多投スイッチ13が第1の信号送信トリビュタリ16に接続された複数の第2の非可動端15を含む場合については、Wi-Fi信号が第1の信号送信トリビュタリ16上で送信される場合に、Wi-Fi信号がただ1つの第1の信号送信トリビュタリ16上で送信されることが可能であり、他の第1の信号送信トリビュタリ16は、待機中の第1の信号送信トリビュタリ16として使用されることに留意すべきである。
本発明の本実施例において提供される前述の回路を用いて、第1の単極多投スイッチ13が、第1の単極多投スイッチ13に接続されたWi-Fiチップ11によって送信された接続制御信号の制御下で、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15を接続した後で、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12によって送信されるWi-Fi信号が、第2の非可動端15に接続された減衰器によって行われる送信電力の減衰を受け、したがって、本回路は、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12によって送信されるWi-Fi信号が減衰されることを可能にする機能を有し、それによって、Wi-Fiチップ11が配置されたデバイスによって受信される別の通信規格の信号へのWi-Fi信号の影響を低減する。
任意選択で、本発明の本実施例において提供される前述の回路は、それを使用することに限らないが、以下の特定の構造をさらに使用し得る。
構造1:本回路は、帯域通過フィルタおよび無線周波数信号送受信機アンテナをさらに含む。
例えば、特定の周波数のWi-Fi信号の送信を実現するために、本発明の本実施例において提供される回路は、第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14に直列に接続された第1の帯域通過フィルタをさらに含むことが可能であり、第1の帯域通過フィルタに直列に接続された第1の無線周波数信号送受信機アンテナを含むことが可能である。第1の帯域通過フィルタの入力端が第1の非可動端に接続され、第1の帯域通過フィルタの出力端が第1の無線周波数信号送受信機アンテナに接続される。
加えて、本発明の本実施例において提供される回路は、第2の帯域通過フィルタおよび第2の無線周波数信号送受信機アンテナをさらに含み得る。第2の帯域通過フィルタの入力端が電力減衰器18の出力端に接続され、第2の帯域通過フィルタの出力端が第2の無線周波数信号送受信機アンテナに接続される。
構造2:本発明の本実施例において提供される回路は、帯域通過フィルタ19、無線周波数信号送受信機アンテナ20、および第2の単極多投スイッチ21を含む。
第2の単極多投スイッチ21の可動端24が、帯域通過フィルタ19および無線周波数信号送受信機アンテナ20に直列に順次に接続される。
第2の単極多投スイッチ21の第1の非可動端が第1の単極多投スイッチ13の非可動端14に接続される。
第2の信号送信トリビュタリ17内の電力減衰器18の出力端が第2の単極多投スイッチ21の非可動端に接続され、電力減衰器18の出力端に接続される第2の単極多投スイッチ21の非可動端は、第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端に接続された、第2の単極多投スイッチ21の非可動端と(図3に示すように)同じであることが可能であり、(図4に示すように)異なることが可能である。
構造2において、前述の「非可動端」と異なり、第2の単極多投スイッチ21に含まれる別の非可動端には、帯域通過フィルタ19およびWi-Fiチップの信号受信ピン25に直列に順次に接続された非可動端が存在する。
本発明の本実施例における第2の単極多投スイッチ21の接続形態に基づき、第2の単極多投スイッチ21は、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第2の単極多投スイッチ21の可動端24と前述の「非可動端」を、または第2の単極多投スイッチ21の可動端24と別の非可動端を接続し得る。
例えば、Wi-Fi信号を送るタイムスロットにおいて、Wi-Fiチップは、第3の接続制御信号を第2の単極多投スイッチ21へ送ることが可能であり、それによって、第2の単極多投スイッチ21を制御して、第2の単極多投スイッチ21の可動端24と、電力減衰器および第1の非可動端14に接続された、第2の単極多投スイッチ21の非可動端を接続し、Wi-Fi信号を受け取るタイムスロットにおいて、Wi-Fiチップは、第4の接続制御信号を第2の単極多投スイッチ21へ送ることが可能であり、それによって、第2の単極多投スイッチ21を制御して、第2の単極多投スイッチ21の可動端24と、第2の単極多投スイッチ21の前述の「別の非可動端」を接続する。
構造3:構造3の概略図については、図5を参照されたい。図5において、第1の単極多投スイッチ13と第2の単極多投スイッチ21との間に、第3の単極多投スイッチ22がさらに存在し得る。
第3の単極多投スイッチ22の存在に基づき、図4に示されているような、第2の単極多投スイッチ21の非可動端と第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端との間の接続の形態は、「第3の単極多投スイッチ22を用いて間接接続を実現すること」であることが可能であり、すなわち、第2の単極多投スイッチ21の第1の非可動端は第3の単極多投スイッチ22の可動端に接続され、第3の単極多投スイッチ22の第1の非可動端が第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14に接続される。
同様に、電力減衰器18の出力端と第2の単極多投スイッチ21の非可動端との間の接続の形態も、「第3の単極多投スイッチ22を用いて間接接続を実現すること」であることが可能であり、すなわち、電力減衰器18の出力端は第3の単極多投スイッチ22の第2の非可動端に接続され、第3の単極多投スイッチ22の可動端は第2の単極多投スイッチ21の第1の非可動端に接続される。
本発明の本実施例において、第3の単極多投スイッチ22は、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第1の非可動端を、または第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第2の非可動端を接続し得る。例えば、第3の単極多投スイッチ22は、第5の接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第1の非可動端を接続することが可能であり、あるいは、第6の接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第2の非可動端を接続することが可能である。第5の接続制御信号を送る時は、前述の第1の接続制御信号を送る時と同じであることが可能であり、第6の接続制御信号を送る時は、前述の第2の接続制御信号を送る時と同じであることが可能である。
構造4:構造4の概略図が図6に示されている。前述の第1の単極多投スイッチ13および電力減衰器18は、図6に示されている二段階調節可能減衰器26に含められ得る。
本発明の本実施例において、これは、二段階調節可能減衰器が2つのギア(例えば、それぞれ、ギア1とギア2)を有することと同等である。二段階調節可能減衰器がギア1で動作する場合には、第1の単極多投スイッチ13の可動端23は第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端に接続され、それによって、二段階調節可能減衰器への信号入力の電力が電力減衰器18によって減衰され、二段階調節可能減衰器がギア2で動作する場合には、二段階調節可能減衰器は単なる信号伝送路であることが可能であり、すなわち、第1の単極多投スイッチ13の可動端23は第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端に接続され、それによって、二段階調節可能減衰器への信号入力の電力が電力減衰器18によって減衰されない。
本発明の本実施例において提供される前述の回路の具体的な実際の実現形態は、実際の状況に関連して以下で詳細に説明される。
実施例1では、Mobile Wi-Fi端末が、LTE B41(2625MHzから2655MHz)周波数帯域におけるLTEシステム信号がWi-Fi信号と共存する環境に存在し得ると仮定し、そして、本発明の本実施例において提供される回路と同じ発明の思想に従い、Mobile Wi-Fi端末内の回路の構造が図7に示され得る。
図7において、線分の矢印の方向は信号の流れの方向を表し、Wi-Fiチップに向いている矢印はWi-Fiチップによって受信される信号の流れの方向を表し、Wi-Fiチップから離れる矢印はWi-Fiチップによって送信される信号の流れの方向を表す。続く添付図面における線分の矢印の方向の意味は、図7における線分の矢印の方向の意味と同じであり、詳細は以下で再度説明されない。
図7に示されているアンテナANT0およびANT1は、Wi-Fi信号を受信するように別々に構成されることが可能であり、アンテナANT0およびANT1によって受信されたWi-Fi信号が帯域通過フィルタ(Band-Pass Filter、BPF)、単極双投スイッチ(Single Pole Double Throw、SPDT)、およびBPFを順次に通過した後で、Wi-Fi信号は、処理を受けるために、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号受信ピンを用いてWi-Fiチップへ送られる。任意のアンテナを例として用いて、アンテナ、BPF、SPDT、およびBPFに順次に接続され、最終的に、Wi-Fiチップの信号受信ピンに接続される線は、信号受信トリビュタリと呼ばれ得る。任意選択で、実際の信号処理要件に応じて、実際の適用において信号受信トリビュタリに含まれるデバイスは、図7に示されている信号受信トリビュタリに含まれる前述のデバイスと異なることも可能である。
加えて、アンテナANT0およびANT1はWi-Fi信号を送信するように構成されることも可能である。特に、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号信号送信ピンによって送信された信号が、まず、SPDTへ送られ、次いで、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号が、送信電力の減衰のためにПタイプの減衰器(略してП減衰器)へ送られ、次いで、信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入り、さらにアンテナを用いて送信されることが可能である。あるいは、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号の送信電力に対して減衰が行われないという前提で、信号が信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに直接に入り、さらにアンテナを用いて送信される。
前述の説明から、信号信号送信ピンに接続されたSPDTとアンテナとの間には、前述で説明された第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリが存在することと同等であることが分かり得る。Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、第2の信号送信トリビュタリに含まれる電力減衰器が、信号信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号に対する送信電力の減衰を行うことが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対するWi-Fi信号の干渉を低減する。
SPDTとアンテナとの間に存在する第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリについては、図8に示されている部分回路図への参照が行われ得る。図8において、SPDTが制御され、それによって、信号信号送信ピン(すなわち、信号送信ポート、Tx Port)から送信されるWi-Fi信号が、同時に、異なる事前設定の信号送信トリビュタリのうちのただ1つのトリビュタリにおいて送信され得る。例えば、Wi-Fi信号が送られるチャネルは、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生するチャネルであり、例えば、このチャネルは第12のチャネルおよび第13のチャネル(CH 12および13)であると仮定され、その場合、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号がWi-Fi信号の送信電力が減衰された後で送信されるように、減衰器に接続された信号送信トリビュタリ(すなわち、第2の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。これに対して、Wi-Fi信号が送られるチャネルが、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生しないチャネルである、例えば、このチャネルが第1のチャネルから第11のチャネル(CH 1から11)であるならば、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号が、送信電力が減衰されていない場合に送信されるように、減衰器に接続されていない信号送信トリビュタリ(すなわち、第1の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。
図7に示されている回路の利点は、1つのSPDTおよび1つの減衰器のみがWi-Fi信号の送信トリビュタリに付加される必要がある点にあり、それによって、回路の制御論理が単純であり、APはSPDTの制御を実現するために使用され得る。
実施例2において、Mobile Wi-Fi端末における回路の構造が図9に示されている。本回路の構造に基づき、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号信号送信ピンによって送信された信号が、まず、SPDTへ送られ、次いで、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号が、送信電力の減衰のためにПタイプの減衰器(略してП減衰器)へ送られ、次いで、別のSPDTに入り得る。次いで、減衰を受けた信号は、再度信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入り、アンテナを用いてさらに送信される。あるいは、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号の送信電力に対して減衰が行われないという前提で、信号が前述の別のSPDTに直接に入り、さらに信号は、信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入った後でアンテナを用いて送信される。
前述の説明から、信号信号送信ピンに接続されたSPDTとアンテナとの間には、前述で説明された第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリが存在することと同等であることが分かり得る。Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、第2の信号送信トリビュタリに含まれる電力減衰器が、信号信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号に対して送信電力の減衰を行うことが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対するWi-Fi信号の干渉を低減する。
SPDTとアンテナとの間に存在する第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリについては、図10に示されている部分回路図への参照が行われ得る。図10において、SPDTは制御され、それによって、信号信号送信ピン(すなわち、信号送信ポート、Tx Port)から送信されるWi-Fi信号が、同時に、異なる事前設定の信号送信トリビュタリのうちのただ1つのトリビュタリにおいて送信され得る。例えば、Wi-Fi信号が送られるチャネルは、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生するチャネルであり、例えば、このチャネルは第12のチャネルおよび第13のチャネル(CH 12および13)であると仮定され、その場合、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号がWi-Fi信号の送信電力が減衰された後で送信されるように、減衰器に接続された信号送信トリビュタリ(すなわち、第2の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。これに対して、Wi-Fi信号が送られるチャネルが、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生しないチャネルである、例えば、このチャネルが第1のチャネルから第11のチャネル(CH 1から11)であるならば、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号が、送信電力が減衰されていない場合に送信されるように、減衰器に接続されていない信号送信トリビュタリ(すなわち、第1の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。
実施例2では、第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリ内のSPDTの制御はAPによって実現されることも可能である。
実施例3において、Mobile Wi-Fi端末における回路の構造が図11に示されている。本回路の構造に基づき、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号信号送信ピンによって送信された信号が、まず、SPDTへ送られ、次いで、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号が、送信電力の減衰のためにПタイプの減衰器(略してП減衰器)へ送られ、次いで、単極三投スイッチ(SP3T)に入り、さらにアンテナを用いて送信され得る。SP3Tは信号受信トリビュタリ内にも位置する。あるいは、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号の送信電力に対して減衰が行われないという前提で、信号が前述のSP3Tに直接に入り、さらにアンテナを用いて送信される。
SPDTとアンテナとの間に存在する第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリについては、図12に示されている部分回路図への参照が行われ得る。図12において、SPDTは制御され、それによって、信号信号送信ピン(すなわち、信号送信ポート、Tx Port)から送信されるWi-Fi信号が、同時に、異なる事前設定の信号送信トリビュタリのうちのただ1つのトリビュタリにおいて送信され得る。例えば、Wi-Fi信号が送られるチャネルは、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生するチャネルであり、例えば、このチャネルは第12のチャネルおよび第13のチャネル(CH 12および13)であると仮定され、その場合、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号がWi-Fi信号の送信電力が減衰された後で送信されるように、減衰器に接続された信号送信トリビュタリ(すなわち、第2の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。これに対して、Wi-Fi信号が送られるチャネルが、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生しないチャネルである、例えば、このチャネルが第1のチャネルから第11のチャネル(CH 1から11)であるならば、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号が、送信電力が減衰されていない場合に送信されるように、減衰器に接続されていない信号送信トリビュタリ(すなわち、第1の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。
実施例4において、Mobile Wi-Fi端末における回路の構造が図13に示されている。
Wi-Fiチップの(図示されていない)信号信号送信ピンによって送信された信号が、二段階調節可能減衰器へ送られ、次いで、調節可能減衰器によって出力された信号が信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入り、さらに、アンテナを用いて送信される。
実施例4において、二段階調節可能減衰器は、(それぞれ、ギア1およびギア2である)2つのギアを含む減衰器であることが可能であり、減衰器の動作原理については、図14に示されている部分回路図への参照が行われ得る。減衰器の動作モードがギア1であるように制御される場合には、減衰器は、その動作モードが調整可能ではない一般の電力減衰器と同等である。すなわち、これは、前述で説明されたように、第2の信号送信トリビュタリとWi-Fiチップの信号送信ピンが接続状態にあり、それによって、第2の信号送信トリビュタリ内の送信電力減衰器が動作状態にあることと同等である。減衰器の動作モードがギア2であるように制御される場合には、減衰器は単なる信号伝送路であることが可能であり、すなわち、これは、第1の信号送信トリビュタリとWi-Fiチップの信号送信ピンが接続状態にあることと同等である。
実施例4の利点は、2つのモード間の、すなわち、Wi-Fi信号に対して送信電力の減衰を行うことと送信電力の減衰を行うことを省略することとの間の切り換えが、単に、制御のために容易である、1つの調整可能な減衰器を用いて実現され得る点にある。
本発明の本実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための回路に基づき、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための方法をさらに提供し、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でMobile Wi-Fi端末がハンドオーバされる場合にハンドオーバ失敗が発生するという先行技術における課題を解決する。本方法の特定の実現のための概略フローチャートが図15に示され、ここで本方法は以下のステップを含む。
ステップ151:APが、Mobile Wi-Fi端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定であるならば、ステップ152を行い、そうでないならば、手順は終了し得る。
例えば、Wi-Fiチップが配置されたMobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度が事前設定の信号強度閾値より大きい信号が存在することを検出する場合に、APは、信号送信ピンを用いてWi-Fiチップによって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、Mobile Wi-Fi端末によって検出された信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生するかどうか判定することが可能であり、判定の結果が肯定である場合、ステップ152が行われ、そうでない場合、手順は終了し得る。
ステップ152:APが、前述の信号送信ピンに接続された単極多投スイッチを単極多投スイッチの可動端と第2の非可動端を接続するように制御した後で、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信する。
前述の単極多投スイッチは以下を満たすことに留意すべきである。
1.単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
2.単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
加えて、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための方法をさらに提供し、本方法は、図16に示されている以下のステップを含む。
ステップ161:Wi-Fiチップが配置されたMobile Wi-Fi端末が、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ162を行い、そうでない場合、手順は終了し得る。
例えば、Wi-Fiチップが配置されたMobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末のアップリンク広域ネットワーク(WAN)側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度値が事前設定の第1の信号強度閾値より大きい信号が存在することを検出すると、Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、Mobile Wi-Fi端末によって検出された前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ162が行われ、そうでない場合、手順は終了し得る。
ステップ162:前述の信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチが、第1の単極多投スイッチの可動端と第1の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続するように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信する。
前述の第1の単極多投スイッチは以下を満たす。
1.第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
2.少なくとも2つの非可動端が含まれ、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
前述の各ステップにおいて、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号は、それに限らないが、LTEシステム信号および/またはマイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用性(WiMAX)システム信号であり得る。
任意選択で、Mobile Wi-Fi端末が信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信することを可能にするために前述のステップ162が行われた後で、Mobile Wi-Fi端末は、以下のステップをさらに行い得る。
Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、
判定の結果が、前述の第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第2のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のAPに関する情報に対応するAPにアクセスするよう要求し、APリストは1つまたは複数のAPに関する情報を含むことが可能であり、
Mobile Wi-Fi端末が、第2のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしたならば、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なるWAN側の別のネットワークからMobile Wi-Fi端末を切断することが行われ得る。
しかし、Mobile Wi-Fi端末が、第2のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のいずれかのAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしないならば、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端および第2の非可動端に接続することを可能にするように第1の単極多投スイッチが制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチに接続された信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信し得る。
任意選択で、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうかさらに判定することが可能であり、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは、信号送信ピンによって送信される第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる。
第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうかさらに判定し、事前設定の条件は、Mobile Wi-Fi端末が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含む。
Mobile Wi-Fi端末が、第3のWi-Fi信号の信号強度値が前述の事前設定の条件を満たすと判定したならば、前述の第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリストにアクセスするよう要求することが可能であり、APリストは1つまたは複数のAPに関する情報を含むことが可能である。Mobile Wi-Fi端末が、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしたならば、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なるWAN側の別のネットワークから切断され得る。
任意選択で、Mobile Wi-Fi端末が、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のいずれかのAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしないならば、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端および第2の非可動端に接続することを可能にするように第1の単極多投スイッチが制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチに接続された信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信し得る。
任意選択で、Mobile Wi-Fi端末は、特に、以下の形態を用いて、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定し得る。
まず、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定し、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiにMobile Wi-Fi端末がアクセスできることを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値であり、次いで、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定し、第4の信号強度閾値は、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、前述の事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である。
本発明の本実施例において提供される前述の方法によれば、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度値が事前設定の第1の信号強度閾値より大きい信号が存在する場合であり、Wi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、Mobile Wi-Fi端末によって検出される前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する場合に、Wi-Fi信号の送信電力の減衰が行われ得る。したがって、先行技術と比べて、本発明の本実施例において提供される前述の方法は、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でMobile Wi-Fi端末がハンドオーバされるときにハンドオーバ失敗が発生する、または2.4G Wi-FiがWiMAX(またはLTE)システムと共存できないという先行技術の課題を回避し得る。
前述の方法の特定の実際の実現形態は、実施例5を導入して以下で詳細に説明される。
実際の適用において、本発明の本実施例において提供される回路内の第1の単極多投スイッチは、APによって制御されることが可能であり、または回路が配置されたMobile Wi-Fi端末によって制御されることが可能である。実施例5において、LTEシステム信号に対するWi-Fi信号の干渉を回避することが主に実現されると仮定し、本発明の本実施例において提供される回路は、Mobile Wi-Fi端末内に配置されると仮定し、その場合、APについては、Mobile Wi-Fi端末によって送られるWi-Fi信号が、LTEシステム信号と干渉し得るWi-Fiチャネルを使用する場合に、APは、Wi-Fi信号の送信電力を低減するために第1の単極多投スイッチを制御することが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信されるLTEシステム信号に対するWi-Fi信号の干渉を回避する。同様に、Mobile Wi-Fi端末について、Mobile Wi-Fi端末は、前述の処理形態と同様の形態を用いて、Mobile Wi-Fi端末によって受信されるLTEシステム信号に対するWi-Fiチップによって送信されるWi-Fi信号の干渉を回避することを実現することも可能である。
さらに、実施例5において第1の単極多投スイッチを制御する物理デバイスがMobile Wi-Fi端末であり、特に、Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末内に設定された主制御プログラムを用いて第1の単極多投スイッチを制御すると仮定するならば、特定の実現シナリオにおいてMobile Wi-Fi端末によって主制御プログラムを用いて第1の単極多投スイッチを制御するタイムシーケンスの概略図が図17に示されている。タイムシーケンスの概略図の主な意味は以下のとおりである。
まず、モデム(Modem)が、Mobile Wi-Fi端末に、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているアップリンクWAN側のネットワークに関する情報、およびMobile Wi-Fi端末によって現在送られている信号によって使用される周波数帯域に関する情報を報告し、
Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているアップリンクWAN側のネットワークに関する、モデムによって報告された情報に従って、Mobile Wi-Fi端末は、現在、アップリンクWAN側のWiMAXシステムまたはLTEシステムにアクセスしていると判定した場合に、Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているアップリンクWAN側のネットワークによって使用される周波数帯域に関する、モデムによって報告された情報に従って、Mobile Wi-Fi端末によって現在送られているWi-Fi信号がWiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、
Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末によって現在送られているWi-Fi信号がWiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生すると判定したならば、Mobile Wi-Fi端末は、WiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生しない、Mobile Wi-Fi端末によって送られることが可能であるWi-Fi信号によって使用されるWi-Fiチャネル内のWi-Fiチャネルをさらに検出する、すなわち、非干渉チャネルを検出し、
Mobile Wi-Fi端末が、非干渉チャネル内にWi-Fi信号が存在し、Wi-Fi信号の強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいことを検出したならば、Mobile Wi-Fi端末は第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用不可にし、非干渉チャネル内のWi-Fi信号が属するWi-Fiへのアクセスに切り換えられ、切り換えに成功したならば、Mobile Wi-Fi端末はアップリンクWAN側の別のネットワークから切断され、切り換えに失敗したならば、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用可能にし、
Mobile Wi-Fi端末が、非干渉チャネル内にWi-Fi信号は存在するが、Wi-Fi信号の強度値が事前設定のハンドオーバ閾値を上回らないことを検出したならば、Mobile Wi-Fi端末は、WiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生する、Mobile Wi-Fi端末によって送られることが可能であるWi-Fi信号によって使用されるWi-Fiチャネル内のWi-Fiチャネルをさらに検出し、すなわち、干渉チャネルを検出し、
Mobile Wi-Fi端末が、干渉チャネル内にWi-Fi信号が存在し、Wi-Fi信号の強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいことを検出したならば、Mobile Wi-Fi端末は第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用不可にし、干渉チャネル内のWi-Fi信号が属するWi-Fiへのアクセスに切り換えられ、切り換えに成功したならば、Mobile Wi-Fi端末はアップリンクWAN側の別のネットワークからMobile Wi-Fi端末を切断し、切り換えに失敗したならば、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用可能にする。
Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末によって検出されたWi-Fi信号が属するWi-Fiへのアクセスに切り換えられると、Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末によって送られるWi-Fi信号によって使用されるチャネルが通信要件を満たすかどうかさらに判定することが可能であり、通信要求が満たされないと判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているWi-Fiにおけるチャネルスキャンおよびチャネルハンドオーバ動作を行うことが可能であることに留意すべきである。Mobile Wi-Fi端末は、どんなWi-Fi信号も通信要件を満たさなくなるまで別の通信規格のアップリンクWAN側のネットワークを検出する。検出によって、アップリンクWAN側のネットワークがWiMAXまたはLTEネットワークであり、通信要件を満たすことが見出されたならば、Mobile Wi-Fi端末は、アップリンクWAN側のネットワークへハンドオーバされる。
タイムシーケンスの前述の概略図に対応するフローチャートは、図18に示され、以下のステップを含む。
ステップ181:Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のネットワークのタイプを判定する。
ステップ182:アップリンクWAN側のネットワークのタイプがWiMAXネットワークまたはLTEネットワークであるかどうか判定する。
判定の結果が肯定である場合、ステップ183が行われ、そうでない場合、送信電力減衰器は非動作状態であることが可能にされる。
ステップ183:Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末によって送られるWi-Fi信号が干渉チャネルを使用するかどうか判定する。
判定の結果が肯定であるならば、ステップ184が行われ、そうでない場合、Mobile Wi-Fi端末に含まれる第2の信号送信トリビュタリ内の送信電力減衰器は、非動作状態であることが可能にされる。
ステップ184:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、前述の送信電力減衰器が動作状態になる。
ステップ185:Mobile Wi-Fi端末は、スケジュールされた形態で、Wi-Fi信号によって使用されることが可能であるチャネルをスキャンする。
ステップ186:Mobile Wi-Fi端末は、スキャンされる非干渉チャネルに、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ187を行い、そうでない場合、ステップ1810を行う。
ステップ187:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器が非動作状態になり、非干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiにアクセスすることを試みる。
ステップ188:Mobile Wi-Fi端末は、非干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiが正常にアクセスされたかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ189を行い、そうでない場合、ステップ1813を行う。
ステップ189:Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fiと異なる別のアップリンクWAN(例えば、WiMAXネットワークやLTEネットワーク)からMobile Wi-Fi端末を切断し、手順は終了し、続くステップは行われない。
ステップ1810:Mobile Wi-Fi端末は、スキャンされる非干渉チャネルに、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ1811を行い、そうでない場合、ステップ1813を行う。
ステップ1811:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器が非動作状態になり、干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiにアクセスすることを試みる。
ステップ1812:端末は、干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiが正常にアクセスされたかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ189を行い、そうでない場合、ステップ1813を行う。
ステップ1813:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器が動作状態になり、Mobile Wi-Fi端末と、Wi-Fiと異なる別のアップリンクWAN(例えば、WiMAXネットワークまたはLTEネットワーク)との間の接続を維持し続ける。ステップ1813の実行が完了した後で、ステップ185がさらに行われ得る。
前述の実施例から、本発明の本実施例において提供される解決策は以下の有益な結果をさらにもたらすことが分かり得る。
1.Wi-Fiの全周波数帯域の適用が実現され得る。
2.別の周波数帯域へのWi-Fiチャネルの影響は最小化されることが可能であり、Wi-Fiの性能が最大量まで保証される。
3.本解決策は、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWANがTDDネットワークまたはFDDネットワークである場合に適用されることが可能であり、それによって、本解決策は比較的広い適用範囲を有する。
4.LTE部分の速度は影響されず、ユーザ体験は時分割アプリケーションのユーザ体験より優れる。
5.スケジュールされた形態でWi-Fiチャネルを検出して、Mobile Wi-Fi端末が、ユーザの使用に影響を及ぼさずに、より低い料金のWi-Fiに優先的にハンドオーバされることを実現することが可能であり、それによって、ユーザに対する料金を低減する。
本発明の実施例において提供されるチャネル干渉を回避するための方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、
モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部191と、
判定部191によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部192と、
制御部192が信号送信ピンに接続された単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するように構成された送信部193と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、図19に示された、チャネル干渉を回避するための装置をさらに提供する。
本発明の実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための別の方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための別の装置をさらに提供し、Wi-Fiチップが本装置内部に配置され、本装置は、特に、次の機能部、
Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
制御部が信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
任意選択で、チャネル干渉を回避するための装置は、
送信部が信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信した後で、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するように構成された判断部と、
判断部によって得られた判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するように構成されたアクセス部と、
チャネル干渉を回避するための装置が第2のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するように構成された切断部と
をさらに含み得る。
任意選択で、制御部は、チャネル干渉を回避するための装置が第1のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成されることが可能であり、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、前述の判断部は、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号があるかどうか判定するようにさらに構成されることが可能であり、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なり、
判断部は、第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するようにさらに構成されることが可能であり、事前設定の条件は、Mobile Wi-Fi端末が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含み、
アクセス部は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するようにさらに構成されることが可能であり、
切断部は、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成されることが可能である。
任意選択で、制御部は、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成されることが可能であり、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、判断部は、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiにチャネル干渉を回避するための装置がアクセスできることを可能にする最小信号強度値であり、
判断部は、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である。
本発明の実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、図20に示されたチャネル干渉を回避するための装置をさらに提供し、本装置は、特に、次の機能エンティティ、
Mobile Wi-Fi端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号がWi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された単極多投スイッチの可動端を、第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成されたプロセッサ201と、
プロセッサ201が信号送信ピンに接続された単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するように構成された送信機202と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
本発明の実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための別の方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための別の装置をさらに提供し、Wi-Fiチップが本装置内部に配置され、本装置は、特に、次の機能エンティティ、
Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号がWi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成されたプロセッサと、
プロセッサが信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するように構成された送信機と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
任意選択で、プロセッサは、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求し、チャネル干渉を回避するための装置が第2のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、チャネル干渉を回避するための装置が第1のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
送信機は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するようにさらに構成され、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なり、プロセッサは、チャネル干渉を回避するための装置が、第3のWi-Fi信号が存在すると判定した場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するようにさらに構成され、事前設定の条件は、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含み、プロセッサは、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求し、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成されることが可能であり、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiにチャネル干渉を回避するための装置がアクセスできることを可能にする最小信号強度値であり、プロセッサは、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成されることが可能であり、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、第3のWi-Fi信号の事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする最小信号強度値である。
本発明の実施例は、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることをこの技術分野の当業者は理解するべきである。したがって、本発明は、ハードウェアのみの実施例、ソフトウェアのみの実施例、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを用いた実施例の形式を用い得る。さらに、本発明は、コンピュータ利用可能プログラムコードを含む1つまたは複数のコンピュータ利用可能記憶媒体(それに限らないが、ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリを含む)内に実現されたコンピュータプログラム製品の形式を採用し得る。
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図内の各プロセスおよび/または各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図内のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実現するために使用され得ることが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサがマシンを生成するために提供されることが可能であり、それによって、コンピュータまたは任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実現するための装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスに特定の形態で動作するよう命令することができるコンピュータ可読メモリに記憶することも可能であり、それによって、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は命令装置を含む製品を生成する。命令装置は、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実現する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードすることも可能であり、それによって、一連の動作およびステップがコンピュータまたは別のプログラム可能なデバイス上で行われ、それによって、コンピュータにより実現された処理を生成する。したがって、コンピュータまたは別のプログラム可能なデバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実現するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの好ましい実施例が説明されたが、この技術分野の当業者は、基本的な発明の概念を知れば、これらの実施例に変更および改変を加えることができる。したがって、続く請求項は、好ましい実施例ならびに本発明の範囲内にあるあらゆる変更および改変を包含するように解釈されることが意図される。
明らかに、この技術分野の当業者が、本発明の思想および範囲を逸脱することなく本発明に様々な改変および変形を加えることができることは自明である。本発明は、これらの改変および変形が続く請求項およびそれらの等価な技術によって定義される保護の範囲内にあるという条件で、これらの改変および変形を包含することが意図される。
11 Wi-Fiチップ
12 信号送信ピン
13 第1の単極多投スイッチ
14 第1の非可動端
15 第2の非可動端
16 第1の信号送信トリビュタリ
17 第2の信号送信トリビュタリ
18 電力減衰器
19 帯域通過フィルタ
20 無線周波数信号送受信機アンテナ
21 第2の単極多投スイッチ
22 第3の単極多投スイッチ
23 可動端
24 可動端
25 信号受信ピン
26 二段階調節可能減衰器
191 決定部
192 制御部
193 送信部
201 プロセッサ
202 送信機
本発明は、通信技術の分野、詳細には、チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置に関する。
端末によって現在サポートされている通信規格および信号周波数帯域が増大するに従って、端末は、端末によって受信され、送信される異なる通信規格の信号が共存し、相互に干渉するという問題に、よりさらされやすくなる。無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Fidelity、Wi-Fi)およびロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムを例として用いて、LTEシステムの適用周波数帯域は様々であり、そこではWi-Fiの周波数帯域に比較的近い周波数帯域の量が比較的大きいため、異なる通信規格の信号の共存の現在の一般的で典型的なシナリオは、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wi-Fi)信号がLTEシステム信号と共存するというものである。
図1は、Wi-Fi信号がLTEシステム信号と共存する特定のシナリオである。図1に示されているモバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)デバイスは、ダウンリンク・ローカル・エリア・ネットワーク(local Area Network、LAN)側でユーザのための広いカバレッジおよび高性能のデータ体験を提供するように、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用性(WiMAX)システムとLTEシステムと2.4G Wi-Fiとの間でハンドオーバされ得る。特に、Mobile Wi-Fi端末のアップリンク広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)側はWiMAXシステム、LTEシステム、またはWi-Fiであることが可能であり、それによって、アップリンク方向では、WiMAXシステム、LTEシステム、Wi-Fiなどを用いてMobile Wi-Fi端末がインターネットに接続され得る。しかし、ダウンリンク方向では、USBおよびWi-Fiアクセスが提供されることが可能であり、それによって、Wi-Fiクライアントの機能(すなわち、Wi-Fi局(STA))またはUSBインターフェースの機能を有するデバイス(例えば、携帯電話または携帯型コンピュータ)が、デバイス上にインストールされたWi-Fiクライアントを用いてMobile Wi-Fi端末に接続されることが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末を用いてインターネットへの間接アクセスをさらに実現する。
現在は、Wi-Fiによってカバーされるエリアに入った後で、Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fiホットスポット(例えば、無線アクセスホットスポット(Access Point、AP))を用いてWi-Fiへのアクセスに自動的に切り換えられ、Wi-Fiによってインターネットにアクセスすることができる。しかし、Mobile Wi-Fi端末がWi-Fiによってカバーされるエリアを離れた後で、近くにWi-Fiホットスポットがない場合、Mobile Wi-Fi端末は、WiMAXシステムまたはLTEシステムを用いてインターネットへのアクセスに再度切り換えられる。オフローディング技術と呼ばれるこの技術を用いて、複数のネットワークリソースの調整が一体的な形態で実現され得る。例えば、WiMAXシステムおよびLTEシステムが輻輳しているとき、一部のユーザのWi-Fiへのオフローディングを実現するためにこの技術が使用され得る。
前述のオフローディング技術が実際の適用において実現される場合、2.4G Wi-FiのいくつかのチャネルがWiMAXシステム(またはLTEシステム)チャネルに対する干渉を発生し、したがって、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiからWiMAX(またはLTE)システムへハンドオーバされるとき、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、ハンドオーバ失敗が引き起こされ得る。
加えて、先行技術において、さらに、Mobile Wi-Fi端末のダウンリンクLAN側のWi-FiチャネルがMobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルと干渉するという課題が依然として存在する。
本発明の実施例は、チャネル干渉を回避するための回路、方法、および関連装置を提供し、それによって、既存のMobile Wi-Fi端末が、2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされるとき、ハンドオーバ失敗が発生する可能性があり、アップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルとが相互に干渉するという課題を解決する。
本発明の第1の態様によれば、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wi-Fi)チップを含む、チャネル干渉を回避するための回路が提供され、本回路は、
少なくとも1つの第1の単極多投スイッチであって、第1の単極多投スイッチの可動端がWi-Fiチップの信号送信ピンに接続され、第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続される、少なくとも1つの第1の単極多投スイッチ
をさらに含み、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続され、
第1のチャネルと第2のチャネルが相互に干渉するとWi-Fiチップが判定するとき、第1の単極多投スイッチの可動端は第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御され、第1のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルであり、第2のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルと異なる。
本発明の第1の態様の1つの可能な実現形態における、第1の可能な実現形態において、本回路は、第2の単極多投スイッチと、第2の単極多投スイッチの可動端に直列に順次に接続される帯域通過フィルタおよび無線周波数信号送受信機アンテナとをさらに含み、第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続され、
電力減衰器の出力端が第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続され、
第2の単極多投スイッチの第2の非可動端が、帯域通過フィルタを用いてWi-Fiチップの信号受信ピンに接続され、
第2の単極多投スイッチは、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第2の単極多投スイッチの可動端と第2の単極多投スイッチの第1の非可動端を、または第2の単極多投スイッチの可動端と第2の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続する。
本発明の第1の態様の第1の可能な実現形態における、第2の可能な実現形態において、第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることは、特に、
第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が第3の単極多投スイッチの可動端に接続され、第3の単極多投スイッチの第1の非可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることを含み、
電力減衰器の出力端が第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることは、特に、
電力減衰器の出力端が第3の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続され、第3の単極多投スイッチの可動端が第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることを含み、
第3の単極多投スイッチは、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチの可動端と第3の単極多投スイッチの第1の非可動端を、または第3の単極多投スイッチの可動端と第3の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続する。
本発明の第1の態様の第2の可能な実現形態における、第3の可能な実現形態において、第2の単極多投スイッチは単極三投スイッチである。
本発明の第1の態様の1つの可能な実現形態における、または本発明の第1の態様の第1の可能な実現形態における、第4の可能な実現形態において、第1の単極多投スイッチおよび電力減衰器は二段階調節可能減衰器に含まれる。
本発明の第2の態様によれば、
無線アクセスホットスポット(AP)により、モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するステップと、
判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端および第1の単極多投スイッチの第2の非可動端が制御された後で、APにより、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するステップと
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、チャネル干渉を回避するための方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
Wi-Fiチップが配置されたモバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末により、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するステップと、
判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端および第1の単極多投スイッチの第2の非可動端が制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するステップと
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、チャネル干渉を回避するための方法が提供される。
本発明の第3の態様の1つの可能な実現形態における、第1の可能な実現形態において、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信した後で、本方法は、
Mobile Wi-Fi端末により、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するステップと、
判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するステップと、
第2のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされた後で、Mobile Wi-Fi端末により、Mobile Wi-Fi端末を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するステップと
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第1の可能な実現形態における、第2の可能な実現形態において、本方法は、
第1のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が、第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するステップ
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第2の可能な実現形態における、第3の可能な実現形態において、本方法は、
判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Mobile Wi-Fi端末により、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するステップであって、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる、ステップと、
第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するステップであって、事前設定の条件は、Mobile Wi-Fi端末が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含む、ステップと、
第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するステップと、
第3のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされた後で、Mobile Wi-Fi端末により、Mobile Wi-Fi端末を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するステップと
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実現形態における、第4の可能な実現形態において、本方法は、
第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiが正常にアクセスされない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が、第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末により、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するステップ
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実現形態における、第5の可能な実現形態において、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するステップは、特に、
Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するステップであって、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiにMobile Wi-Fi端末がアクセスできることを可能にする最小信号強度値である、ステップと、
第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末により、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するステップであって、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である、ステップと
を含む。
本発明の第4の態様によれば、チャネル干渉を回避するための装置は、
モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
制御部が信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
本発明の第5の態様によれば、チャネル干渉を回避するための装置が提供され、本装置内にWi-Fiチップが配置され、本装置は、
Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
制御部が信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
本発明の第5の態様の1つの可能な実現形態における、第1の可能な実現形態において、本装置は、
送信部が信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信した後で、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するように構成された判断部と、
判断部によって得られた判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するように構成されたアクセス部と、
装置が第2のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、装置を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するように構成された切断部と
をさらに含む。
本発明の第5の態様の第1の可能な実現形態における、第2の可能な実現形態において、
制御部は、装置が第1のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第1の可能な実現形態における、第3の可能な実現形態において、
判断部は、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するようにさらに構成され、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なり、
第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定し、事前設定の条件は、装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含み、
アクセス部は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するようにさらに構成され、
切断部は、装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、装置を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第3の可能な実現形態における、第4の可能な実現形態において、
制御部は、装置が第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第3の可能な実現形態における、第5の可能な実現形態において、判断部は、特に、
第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに装置がアクセスできることを可能にする最小信号強度値であり、
判断部は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である。
本発明の実施例の有益な効果は以下のとおりである。
本発明の実施例において提供される解決策を用いて、第1の単極多投スイッチが、Wi-Fiチップの制御下で、第1の単極多投スイッチの可動端と第2の非可動端を接続し、それによって、第1の単極多投スイッチに接続された信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が減衰され、それによって、Wi-Fiチップが配置されたデバイスによって受信される別の通信規格の信号に対するWi-Fi信号の干渉を低減し、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされるときにハンドオーバ失敗が発生するという先行技術における課題を回避し、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルとの間の相互干渉を低減することが実現され得る。
Wi-Fi信号がLTEシステム信号と共存する特定のシナリオの概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路の別の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路のさらに別の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路のまた別の特定の構造の概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための回路のさらにまた別の特定の構造の概略図である。 実施例1によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例1によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 実施例2によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例2によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 実施例3によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例3によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 実施例4によるMobile Wi-Fi端末における回路の概略構造図である。 実施例4によるMobile Wi-Fi端末における回路の部分概略図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための方法の特定の概略フローチャートである。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための別の方法の特定の概略フローチャートである。 1つの特定の実現シナリオにおける、主制御プログラムを用いてMobile Wi-Fi端末により第1の単極多投スイッチを制御するタイムシーケンスの概略図である。 本発明の一実施例による特定の実現シナリオにおける解決策の特定の適用の概略フローチャートである。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための装置の概略構造図である。 本発明の一実施例による、チャネル干渉を回避するための別の装置の概略構造図である。
Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされるときにハンドオーバ失敗が発生するという先行技術における課題、および、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとMobile Wi-Fi端末のダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルが相互に干渉するという先行技術における課題を解決するために、本発明の実施例は、チャネル干渉を回避する解決策を提供する。
本解決策では、別の通信規格の信号(例えば、WiMAXまたはLTEシステム信号)に対する干渉を発生し、Mobile Wi-Fi端末によって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、別の通信規格の信号に対する干渉を発生しない周波数帯域から区別され、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって送信されるべきWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、別の通信規格の信号に対する干渉を発生する周波数帯域であり、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側に、別の通信規格のものであり、その信号強度が事前設定の信号強度閾値より大きい信号がある場合に、Wi-Fi信号は、Wi-Fi信号の送信電力が低減された後で送信され、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対してWi-Fi信号によって発生される干渉を低減し、Mobile Wi-Fi端末が2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でハンドオーバされる場合にハンドオーバ失敗が発生するという課題を回避し、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のWiMAX(またはLTE)システムチャネルとダウンリンクLAN側のWi-Fiチャネルが相互に干渉するという課題を回避する。
本発明の実施例が、以下で添付の図面を参照して説明される。ここで説明される実施例は、単に、本発明を例示し、説明するために使用されるが、本発明を限定することは意図されないと理解されるべきである。また、競合しない態様で、本明細書の実施例および実施例における特徴が相互に組み合わされることが可能である。
まず、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための回路を提供する。本回路の特定の構造の概略図が図2に示されている。Wi-Fiチップ11を含むことに加えて、本回路は、Wi-Fiチップ11の信号送信ピン12に接続された少なくとも1つの第1の単極多投スイッチ13をさらに含む。第1の単極多投スイッチ13に含まれる少なくとも2つの異なる非可動端には、少なくとも、第1の非可動端14および第2の非可動端15が存在し、これらは以下を満たす。第1の非可動端14は第1の信号送信トリビュタリ16に接続され、第2の非可動端15は第2の信号送信トリビュタリ17に接続される。第1の信号送信トリビュタリ16は電力減衰器18を含まず、第2の信号送信トリビュタリ17は電力減衰器18を含み、電力減衰器18の入力端が第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15に接続される。
図2の上側の破線ブロックで囲まれた領域内のトリビュタリが第1の信号送信トリビュタリ16であり、「…」はトリビュタリに含まれ得るいくつかのデバイスを表す。第1の信号送信トリビュタリ16に含まれ得るデバイスの説明については、続く説明を参照されたく、詳細はここで再度説明されない。図2の下側の破線ブロックで囲まれた領域内のトリビュタリが第2の信号送信トリビュタリ17であり、「…」はトリビュタリに含まれ得るいくつかのデバイスを表す。第2の信号送信トリビュタリ17に含まれ得るデバイスの説明については、続く説明を参照されたく、詳細はここで再度説明されない。
図2に示す回路の構造に基づき、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13に接続されたWi-Fiチップ11によって送信される接続制御信号の制御下で、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14を、または第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15を接続することが可能である。例えば、第1の単極多投スイッチ13は、第1の接続制御信号を受け取った場合に、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14を接続することが可能であり、または、第2の接続制御信号を受け取った場合に、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15を接続することが可能である。第1の単極多投スイッチ13の可動端23が第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15に接続される場合に、本発明の本実施例による第2の信号送信トリビュタリ17における電力減衰器18は、動作状態にある。
本発明の本実施例において、第2の接続制御信号を送る時は、第1のチャネルと第2のチャネルが相互に干渉すると判定される時であり得る。第1のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルであり、第2のチャネルは、無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルと異なる。例えば、第2の接続制御信号を送る時は、特に、図2に示されているWi-Fiチップ11が位置するMobile Wi-Fi端末のアップリンク広域ネットワーク(WAN)側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度が事前設定の信号強度閾値より大きい信号が存在すると判定された後の、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12を用いてWi-Fiチップ11によって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する時であり得る。
第2の接続制御信号を送る時が現在満たされているかどうかは、Wi-Fiチップ11によって決定されることが可能であり、またはWi-Fiチップ11が位置するMobile Wi-Fi端末に接続されたAPによって決定されることが可能である。Wi-Fiチップ11によって決定されるならば、Wi-Fiチップ11によって第2の接続制御信号が送られることが可能であり、APによって決定されるならば、APによって第2の接続制御信号が送られることが可能である。
第2の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第2の非可動端15がすでに接続状態にあることが見出されたならば、第1の単極多投スイッチ13はその状態を維持し続け、そうでないならば、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第2の非可動端15を接続する動作を行い得る。
任意選択で、前述の送る時は、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第2の非可動端15が接続状態にないと判定される時をさらに含み得る。したがって、第2の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第2の非可動端15を接続する動作を直接に行い得る。
本発明の本実施例において、第1の接続制御信号を送る時は、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12を用いて送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない時であり得る。第1の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第1の非可動端14がすでに接続状態にあることが見出されたならば、第1の単極多投スイッチ13はその状態を維持し続け、そうでないならば、第1の単極多投スイッチ13は、可動端と第1の非可動端14を接続する動作を行い得る。
任意選択で、第1の接続制御信号を送る時は、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の非可動端14が接続状態にないと判定される時をさらに含み得る。したがって、第1の接続制御信号を受け取った後で、第1の単極多投スイッチ13は、第1の単極多投スイッチ13の可動端と第1の非可動端14を接続する動作を直接に行い得る。
任意選択で、本回路は、複数の第1の単極多投スイッチ13を含み得る。
任意選択で、本回路に含まれる第1の単極多投スイッチ13は、2つを上回る非可動端を含み得る。第1の単極多投スイッチ13に含まれる2つを上回る非可動端は、第1の信号送信トリビュタリ16に接続されたただ1つの第1の非可動端14を含むことが可能であり、他の非可動端は、すべて第2の信号送信トリビュタリ17に接続された第2の非可動端15であることが可能であり、あるいは、第2の信号送信トリビュタリ17に接続されたただ1つの第2の非可動端15を含むことが可能であり、他の非可動端は、すべて第1の信号送信トリビュタリ16に接続された第1の非可動端14であることが可能であり、あるいは、第2の信号送信トリビュタリ17に接続された複数の第2の非可動端15、および第1の信号送信トリビュタリ16に接続された複数の第1の非可動端14を含むことが可能である。
第1の単極多投スイッチ13が第2の信号送信トリビュタリ17に接続された複数の第2の非可動端15を含む場合については、Wi-Fi信号が第2の信号送信トリビュタリ17上で送信される場合に、Wi-Fi信号がただ1つの第2の信号送信トリビュタリ17上で送信されることが可能であり、他の第2の信号送信トリビュタリ17は、待機中の第2の信号送信トリビュタリ17として使用され、同様に、第1の単極多投スイッチ13が第1の信号送信トリビュタリ16に接続された複数の第2の非可動端15を含む場合については、Wi-Fi信号が第1の信号送信トリビュタリ16上で送信される場合に、Wi-Fi信号がただ1つの第1の信号送信トリビュタリ16上で送信されることが可能であり、他の第1の信号送信トリビュタリ16は、待機中の第1の信号送信トリビュタリ16として使用されることに留意すべきである。
本発明の本実施例において提供される前述の回路を用いて、第1の単極多投スイッチ13が、第1の単極多投スイッチ13に接続されたWi-Fiチップ11によって送信された接続制御信号の制御下で、第1の単極多投スイッチ13の可動端23と第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端15を接続した後で、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12によって送信されるWi-Fi信号が、第2の非可動端15に接続された減衰器によって行われる送信電力の減衰を受け、したがって、本回路は、第1の単極多投スイッチ13に接続された信号送信ピン12によって送信されるWi-Fi信号が減衰されることを可能にする機能を有し、それによって、Wi-Fiチップ11が配置されたデバイスによって受信される別の通信規格の信号へのWi-Fi信号の影響を低減する。
任意選択で、本発明の本実施例において提供される前述の回路は、それを使用することに限らないが、以下の特定の構造をさらに使用し得る。
構造1:本回路は、帯域通過フィルタおよび無線周波数信号送受信機アンテナをさらに含む。
例えば、特定の周波数のWi-Fi信号の送信を実現するために、本発明の本実施例において提供される回路は、第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14に直列に接続された第1の帯域通過フィルタをさらに含むことが可能であり、第1の帯域通過フィルタに直列に接続された第1の無線周波数信号送受信機アンテナを含むことが可能である。第1の帯域通過フィルタの入力端が第1の非可動端に接続され、第1の帯域通過フィルタの出力端が第1の無線周波数信号送受信機アンテナに接続される。
加えて、本発明の本実施例において提供される回路は、第2の帯域通過フィルタおよび第2の無線周波数信号送受信機アンテナをさらに含み得る。第2の帯域通過フィルタの入力端が電力減衰器18の出力端に接続され、第2の帯域通過フィルタの出力端が第2の無線周波数信号送受信機アンテナに接続される。
構造2:本発明の本実施例において提供される回路は、帯域通過フィルタ19、無線周波数信号送受信機アンテナ20、および第2の単極多投スイッチ21を含む。
第2の単極多投スイッチ21の可動端24が、帯域通過フィルタ19および無線周波数信号送受信機アンテナ20に直列に順次に接続される。
第2の単極多投スイッチ21の第1の非可動端が第1の単極多投スイッチ13の非可動端14に接続される。
第2の信号送信トリビュタリ17内の電力減衰器18の出力端が第2の単極多投スイッチ21の非可動端に接続され、電力減衰器18の出力端に接続される第2の単極多投スイッチ21の非可動端は、第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端に接続された、第2の単極多投スイッチ21の非可動端と(図3に示すように)同じであることが可能であり、(図4に示すように)異なることが可能である。
構造2において、前述の「非可動端」と異なり、第2の単極多投スイッチ21に含まれる別の非可動端には、帯域通過フィルタ19およびWi-Fiチップの信号受信ピン25に直列に順次に接続された非可動端が存在する。
本発明の本実施例における第2の単極多投スイッチ21の接続形態に基づき、第2の単極多投スイッチ21は、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第2の単極多投スイッチ21の可動端24と前述の「非可動端」を、または第2の単極多投スイッチ21の可動端24と別の非可動端を接続し得る。
例えば、Wi-Fi信号を送るタイムスロットにおいて、Wi-Fiチップは、第3の接続制御信号を第2の単極多投スイッチ21へ送ることが可能であり、それによって、第2の単極多投スイッチ21を制御して、第2の単極多投スイッチ21の可動端24と、電力減衰器および第1の非可動端14に接続された、第2の単極多投スイッチ21の非可動端を接続し、Wi-Fi信号を受け取るタイムスロットにおいて、Wi-Fiチップは、第4の接続制御信号を第2の単極多投スイッチ21へ送ることが可能であり、それによって、第2の単極多投スイッチ21を制御して、第2の単極多投スイッチ21の可動端24と、第2の単極多投スイッチ21の前述の「別の非可動端」を接続する。
構造3:構造3の概略図については、図5を参照されたい。図5において、第1の単極多投スイッチ13と第2の単極多投スイッチ21との間に、第3の単極多投スイッチ22がさらに存在し得る。
第3の単極多投スイッチ22の存在に基づき、図4に示されているような、第2の単極多投スイッチ21の非可動端と第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端との間の接続の形態は、「第3の単極多投スイッチ22を用いて間接接続を実現すること」であることが可能であり、すなわち、第2の単極多投スイッチ21の第1の非可動端は第3の単極多投スイッチ22の可動端に接続され、第3の単極多投スイッチ22の第1の非可動端が第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端14に接続される。
同様に、電力減衰器18の出力端と第2の単極多投スイッチ21の非可動端との間の接続の形態も、「第3の単極多投スイッチ22を用いて間接接続を実現すること」であることが可能であり、すなわち、電力減衰器18の出力端は第3の単極多投スイッチ22の第2の非可動端に接続され、第3の単極多投スイッチ22の可動端は第2の単極多投スイッチ21の第1の非可動端に接続される。
本発明の本実施例において、第3の単極多投スイッチ22は、Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第1の非可動端を、または第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第2の非可動端を接続し得る。例えば、第3の単極多投スイッチ22は、第5の接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第1の非可動端を接続することが可能であり、あるいは、第6の接続制御信号の制御下で、第3の単極多投スイッチ22の可動端と第3の単極多投スイッチ22の第2の非可動端を接続することが可能である。第5の接続制御信号を送る時は、前述の第1の接続制御信号を送る時と同じであることが可能であり、第6の接続制御信号を送る時は、前述の第2の接続制御信号を送る時と同じであることが可能である。
構造4:構造4の概略図が図6に示されている。前述の第1の単極多投スイッチ13および電力減衰器18は、図6に示されている二段階調節可能減衰器26に含められ得る。
本発明の本実施例において、これは、二段階調節可能減衰器が2つのギア(例えば、それぞれ、ギア1とギア2)を有することと同等である。二段階調節可能減衰器がギア1で動作する場合には、第1の単極多投スイッチ13の可動端23は第1の単極多投スイッチ13の第2の非可動端に接続され、それによって、二段階調節可能減衰器への信号入力の電力が電力減衰器18によって減衰され、二段階調節可能減衰器がギア2で動作する場合には、二段階調節可能減衰器は単なる信号伝送路であることが可能であり、すなわち、第1の単極多投スイッチ13の可動端23は第1の単極多投スイッチ13の第1の非可動端に接続され、それによって、二段階調節可能減衰器への信号入力の電力が電力減衰器18によって減衰されない。
本発明の本実施例において提供される前述の回路の具体的な実際の実現形態は、実際の状況に関連して以下で詳細に説明される。
実施例1では、Mobile Wi-Fi端末が、LTE B41(2625MHzから2655MHz)周波数帯域におけるLTEシステム信号がWi-Fi信号と共存する環境に存在し得ると仮定し、そして、本発明の本実施例において提供される回路と同じ発明の思想に従い、Mobile Wi-Fi端末内の回路の構造が図7に示され得る。
図7において、線分の矢印の方向は信号の流れの方向を表し、Wi-Fiチップに向いている矢印はWi-Fiチップによって受信される信号の流れの方向を表し、Wi-Fiチップから離れる矢印はWi-Fiチップによって送信される信号の流れの方向を表す。続く添付図面における線分の矢印の方向の意味は、図7における線分の矢印の方向の意味と同じであり、詳細は以下で再度説明されない。
図7に示されているアンテナANT0およびANT1は、Wi-Fi信号を受信するように別々に構成されることが可能であり、アンテナANT0およびANT1によって受信されたWi-Fi信号が帯域通過フィルタ(Band-Pass Filter、BPF)、単極双投スイッチ(Single Pole Double Throw、SPDT)、およびBPFを順次に通過した後で、Wi-Fi信号は、処理を受けるために、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号受信ピンを用いてWi-Fiチップへ送られる。任意のアンテナを例として用いて、アンテナ、BPF、SPDT、およびBPFに順次に接続され、最終的に、Wi-Fiチップの信号受信ピンに接続される線は、信号受信トリビュタリと呼ばれ得る。任意選択で、実際の信号処理要件に応じて、実際の適用において信号受信トリビュタリに含まれるデバイスは、図7に示されている信号受信トリビュタリに含まれる前述のデバイスと異なることも可能である。
加えて、アンテナANT0およびANT1はWi-Fi信号を送信するように構成されることも可能である。特に、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号送信ピンによって送信された信号が、まず、SPDTへ送られ、次いで、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号が、送信電力の減衰のためにПタイプの減衰器(略してП減衰器)へ送られ、次いで、信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入り、さらにアンテナを用いて送信されることが可能である。あるいは、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号の送信電力に対して減衰が行われないという前提で、信号が信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに直接に入り、さらにアンテナを用いて送信される。
前述の説明から、信号送信ピンに接続されたSPDTとアンテナとの間には、前述で説明された第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリが存在することと同等であることが分かり得る。Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、第2の信号送信トリビュタリに含まれる電力減衰器が、信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号に対する送信電力の減衰を行うことが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対するWi-Fi信号の干渉を低減する。
SPDTとアンテナとの間に存在する第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリについては、図8に示されている部分回路図への参照が行われ得る。図8において、SPDTが制御され、それによって、信号送信ピン(すなわち、信号送信ポート、Tx Port)から送信されるWi-Fi信号が、同時に、異なる事前設定の信号送信トリビュタリのうちのただ1つのトリビュタリにおいて送信され得る。例えば、Wi-Fi信号が送られるチャネルは、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生するチャネルであり、例えば、このチャネルは第12のチャネルおよび第13のチャネル(CH 12および13)であると仮定され、その場合、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号がWi-Fi信号の送信電力が減衰された後で送信されるように、減衰器に接続された信号送信トリビュタリ(すなわち、第2の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。これに対して、Wi-Fi信号が送られるチャネルが、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生しないチャネルである、例えば、このチャネルが第1のチャネルから第11のチャネル(CH 1から11)であるならば、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号が、送信電力が減衰されていない場合に送信されるように、減衰器に接続されていない信号送信トリビュタリ(すなわち、第1の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。
図7に示されている回路の利点は、1つのSPDTおよび1つの減衰器のみがWi-Fi信号の送信トリビュタリに付加される必要がある点にあり、それによって、回路の制御論理が単純であり、APはSPDTの制御を実現するために使用され得る。
実施例2において、Mobile Wi-Fi端末における回路の構造が図9に示されている。本回路の構造に基づき、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号送信ピンによって送信された信号が、まず、SPDTへ送られ、次いで、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号が、送信電力の減衰のためにПタイプの減衰器(略してП減衰器)へ送られ、次いで、別のSPDTに入り得る。次いで、減衰を受けた信号は、再度信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入り、アンテナを用いてさらに送信される。あるいは、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号の送信電力に対して減衰が行われないという前提で、信号が前述の別のSPDTに直接に入り、さらに信号は、信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入った後でアンテナを用いて送信される。
前述の説明から、信号送信ピンに接続されたSPDTとアンテナとの間には、前述で説明された第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリが存在することと同等であることが分かり得る。Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、第2の信号送信トリビュタリに含まれる電力減衰器が、信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号に対して送信電力の減衰を行うことが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対するWi-Fi信号の干渉を低減する。
SPDTとアンテナとの間に存在する第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリについては、図10に示されている部分回路図への参照が行われ得る。図10において、SPDTは制御され、それによって、信号送信ピン(すなわち、信号送信ポート、Tx Port)から送信されるWi-Fi信号が、同時に、異なる事前設定の信号送信トリビュタリのうちのただ1つのトリビュタリにおいて送信され得る。例えば、Wi-Fi信号が送られるチャネルは、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生するチャネルであり、例えば、このチャネルは第12のチャネルおよび第13のチャネル(CH 12および13)であると仮定され、その場合、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号がWi-Fi信号の送信電力が減衰された後で送信されるように、減衰器に接続された信号送信トリビュタリ(すなわち、第2の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。これに対して、Wi-Fi信号が送られるチャネルが、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生しないチャネルである、例えば、このチャネルが第1のチャネルから第11のチャネル(CH 1から11)であるならば、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号が、送信電力が減衰されていない場合に送信されるように、減衰器に接続されていない信号送信トリビュタリ(すなわち、第1の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。
実施例2では、第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリ内のSPDTの制御はAPによって実現されることも可能である。
実施例3において、Mobile Wi-Fi端末における回路の構造が図11に示されている。本回路の構造に基づき、Wi-Fiチップの(図示されていない)信号送信ピンによって送信された信号が、まず、SPDTへ送られ、次いで、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号が、送信電力の減衰のためにПタイプの減衰器(略してП減衰器)へ送られ、次いで、単極三投スイッチ(SP3T)に入り、さらにアンテナを用いて送信され得る。SP3Tは信号受信トリビュタリ内にも位置する。あるいは、Mobile Wi-Fi端末(またはAPであり得る)は、SPDTを制御し、それによって、信号の送信電力に対して減衰が行われないという前提で、信号が前述のSP3Tに直接に入り、さらにアンテナを用いて送信される。
SPDTとアンテナとの間に存在する第1の信号送信トリビュタリおよび第2の信号送信トリビュタリについては、図12に示されている部分回路図への参照が行われ得る。図12において、SPDTは制御され、それによって、信号送信ピン(すなわち、信号送信ポート、Tx Port)から送信されるWi-Fi信号が、同時に、異なる事前設定の信号送信トリビュタリのうちのただ1つのトリビュタリにおいて送信され得る。例えば、Wi-Fi信号が送られるチャネルは、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生するチャネルであり、例えば、このチャネルは第12のチャネルおよび第13のチャネル(CH 12および13)であると仮定され、その場合、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号がWi-Fi信号の送信電力が減衰された後で送信されるように、減衰器に接続された信号送信トリビュタリ(すなわち、第2の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。これに対して、Wi-Fi信号が送られるチャネルが、Mobile Wi-Fi端末によって受信される別の通信規格の信号に対する干渉を発生しないチャネルである、例えば、このチャネルが第1のチャネルから第11のチャネル(CH 1から11)であるならば、SPDTは制御され、それによって、Wi-Fi信号が、送信電力が減衰されていない場合に送信されるように、減衰器に接続されていない信号送信トリビュタリ(すなわち、第1の信号送信トリビュタリ)がTx Portに接続される。
実施例4において、Mobile Wi-Fi端末における回路の構造が図13に示されている。
Wi-Fiチップの(図示されていない)信号送信ピンによって送信された信号が、二段階調節可能減衰器へ送られ、次いで、調節可能減衰器によって出力された信号が信号受信トリビュタリ内に位置するSPDTに入り、さらに、アンテナを用いて送信される。
実施例4において、二段階調節可能減衰器は、(それぞれ、ギア1およびギア2である)2つのギアを含む減衰器であることが可能であり、減衰器の動作原理については、図14に示されている部分回路図への参照が行われ得る。減衰器の動作モードがギア1であるように制御される場合には、減衰器は、その動作モードが調整可能ではない一般の電力減衰器と同等である。すなわち、これは、前述で説明されたように、第2の信号送信トリビュタリとWi-Fiチップの信号送信ピンが接続状態にあり、それによって、第2の信号送信トリビュタリ内の送信電力減衰器が動作状態にあることと同等である。減衰器の動作モードがギア2であるように制御される場合には、減衰器は単なる信号伝送路であることが可能であり、すなわち、これは、第1の信号送信トリビュタリとWi-Fiチップの信号送信ピンが接続状態にあることと同等である。
実施例4の利点は、2つのモード間の、すなわち、Wi-Fi信号に対して送信電力の減衰を行うことと送信電力の減衰を行うことを省略することとの間の切り換えが、単に、制御のために容易である、1つの調整可能な減衰器を用いて実現され得る点にある。
本発明の本実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための回路に基づき、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための方法をさらに提供し、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でMobile Wi-Fi端末がハンドオーバされる場合にハンドオーバ失敗が発生するという先行技術における課題を解決する。本方法の特定の実現のための概略フローチャートが図15に示され、ここで本方法は以下のステップを含む。
ステップ151:APが、Mobile Wi-Fi端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定であるならば、ステップ152を行い、そうでないならば、手順は終了し得る。
例えば、Wi-Fiチップが配置されたMobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度が事前設定の信号強度閾値より大きい信号が存在することを検出する場合に、APは、信号送信ピンを用いてWi-Fiチップによって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、Mobile Wi-Fi端末によって検出された信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生するかどうか判定することが可能であり、判定の結果が肯定である場合、ステップ152が行われ、そうでない場合、手順は終了し得る。
ステップ152:APが、前述の信号送信ピンに接続された単極多投スイッチを単極多投スイッチの可動端と第2の非可動端を接続するように制御した後で、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信する。
前述の単極多投スイッチは以下を満たすことに留意すべきである。
1.単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
2.単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
加えて、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための方法をさらに提供し、本方法は、図16に示されている以下のステップを含む。
ステップ161:Wi-Fiチップが配置されたMobile Wi-Fi端末が、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ162を行い、そうでない場合、手順は終了し得る。
例えば、Wi-Fiチップが配置されたMobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末のアップリンク広域ネットワーク(WAN)側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度値が事前設定の第1の信号強度閾値より大きい信号が存在することを検出すると、Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、Mobile Wi-Fi端末によって検出された前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ162が行われ、そうでない場合、手順は終了し得る。
ステップ162:前述の信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチが、第1の単極多投スイッチの可動端と第1の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続するように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信する。
前述の第1の単極多投スイッチは以下を満たす。
1.第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
2.少なくとも2つの非可動端が含まれ、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
前述の各ステップにおいて、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号は、それに限らないが、LTEシステム信号および/またはマイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用性(WiMAX)システム信号であり得る。
任意選択で、Mobile Wi-Fi端末が信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信することを可能にするために前述のステップ162が行われた後で、Mobile Wi-Fi端末は、以下のステップをさらに行い得る。
Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、
判定の結果が、前述の第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第2のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のAPに関する情報に対応するAPにアクセスするよう要求し、APリストは1つまたは複数のAPに関する情報を含むことが可能であり、
Mobile Wi-Fi端末が、第2のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしたならば、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なるWAN側の別のネットワークからMobile Wi-Fi端末を切断することが行われ得る。
しかし、Mobile Wi-Fi端末が、第2のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のいずれかのAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしないならば、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端および第2の非可動端に接続することを可能にするように第1の単極多投スイッチが制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチに接続された信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信し得る。
任意選択で、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうかさらに判定することが可能であり、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは、信号送信ピンによって送信される第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる。
第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうかさらに判定し、事前設定の条件は、Mobile Wi-Fi端末が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含む。
Mobile Wi-Fi端末が、第3のWi-Fi信号の信号強度値が前述の事前設定の条件を満たすと判定したならば、前述の第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリストにアクセスするよう要求することが可能であり、APリストは1つまたは複数のAPに関する情報を含むことが可能である。Mobile Wi-Fi端末が、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしたならば、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なるWAN側の別のネットワークから切断され得る。
任意選択で、Mobile Wi-Fi端末が、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiのAPリスト内のいずれかのAPに関する情報に対応するAPに正常にアクセスしないならば、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端および第2の非可動端に接続することを可能にするように第1の単極多投スイッチが制御された後で、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチに接続された信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信し得る。
任意選択で、Mobile Wi-Fi端末は、特に、以下の形態を用いて、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定し得る。
まず、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定し、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-FiにMobile Wi-Fi端末がアクセスできることを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値であり、次いで、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定し、第4の信号強度閾値は、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、前述の事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である。
本発明の本実施例において提供される前述の方法によれば、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、その信号強度値が事前設定の第1の信号強度閾値より大きい信号が存在する場合であり、Wi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格のものであり、Mobile Wi-Fi端末によって検出される前述の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する場合に、Wi-Fi信号の送信電力の減衰が行われ得る。したがって、先行技術と比べて、本発明の本実施例において提供される前述の方法は、Mobile Wi-Fi端末によって送信される2.4G Wi-Fi信号がWiMAX(またはLTE)システム信号と干渉するので、2.4G Wi-FiとWiMAX(またはLTE)システムとの間でMobile Wi-Fi端末がハンドオーバされるときにハンドオーバ失敗が発生する、または2.4G Wi-FiがWiMAX(またはLTE)システムと共存できないという先行技術の課題を回避し得る。
前述の方法の特定の実際の実現形態は、実施例5を導入して以下で詳細に説明される。
実際の適用において、本発明の本実施例において提供される回路内の第1の単極多投スイッチは、APによって制御されることが可能であり、または回路が配置されたMobile Wi-Fi端末によって制御されることが可能である。実施例5において、LTEシステム信号に対するWi-Fi信号の干渉を回避することが主に実現されると仮定し、本発明の本実施例において提供される回路は、Mobile Wi-Fi端末内に配置されると仮定し、その場合、APについては、Mobile Wi-Fi端末によって送られるWi-Fi信号が、LTEシステム信号と干渉し得るWi-Fiチャネルを使用する場合に、APは、Wi-Fi信号の送信電力を低減するために第1の単極多投スイッチを制御することが可能であり、それによって、Mobile Wi-Fi端末によって受信されるLTEシステム信号に対するWi-Fi信号の干渉を回避する。同様に、Mobile Wi-Fi端末について、Mobile Wi-Fi端末は、前述の処理形態と同様の形態を用いて、Mobile Wi-Fi端末によって受信されるLTEシステム信号に対するWi-Fiチップによって送信されるWi-Fi信号の干渉を回避することを実現することも可能である。
さらに、実施例5において第1の単極多投スイッチを制御する物理デバイスがMobile Wi-Fi端末であり、特に、Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末内に設定された主制御プログラムを用いて第1の単極多投スイッチを制御すると仮定するならば、特定の実現シナリオにおいてMobile Wi-Fi端末によって主制御プログラムを用いて第1の単極多投スイッチを制御するタイムシーケンスの概略図が図17に示されている。タイムシーケンスの概略図の主な意味は以下のとおりである。
まず、モデム(Modem)が、Mobile Wi-Fi端末に、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているアップリンクWAN側のネットワークに関する情報、およびMobile Wi-Fi端末によって現在送られている信号によって使用される周波数帯域に関する情報を報告し、
Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているアップリンクWAN側のネットワークに関する、モデムによって報告された情報に従って、Mobile Wi-Fi端末は、現在、アップリンクWAN側のWiMAXシステムまたはLTEシステムにアクセスしていると判定した場合に、Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているアップリンクWAN側のネットワークによって使用される周波数帯域に関する、モデムによって報告された情報に従って、Mobile Wi-Fi端末によって現在送られているWi-Fi信号がWiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、
Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末によって現在送られているWi-Fi信号がWiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生すると判定したならば、Mobile Wi-Fi端末は、WiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生しない、Mobile Wi-Fi端末によって送られることが可能であるWi-Fi信号によって使用されるWi-Fiチャネル内のWi-Fiチャネルをさらに検出する、すなわち、非干渉チャネルを検出し、
Mobile Wi-Fi端末が、非干渉チャネル内にWi-Fi信号が存在し、Wi-Fi信号の強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいことを検出したならば、Mobile Wi-Fi端末は第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用不可にし、非干渉チャネル内のWi-Fi信号が属するWi-Fiへのアクセスに切り換えられ、切り換えに成功したならば、Mobile Wi-Fi端末はアップリンクWAN側の別のネットワークから切断され、切り換えに失敗したならば、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用可能にし、
Mobile Wi-Fi端末が、非干渉チャネル内にWi-Fi信号は存在するが、Wi-Fi信号の強度値が事前設定のハンドオーバ閾値を上回らないことを検出したならば、Mobile Wi-Fi端末は、WiMAXまたはLTEシステム信号に対する干渉を発生する、Mobile Wi-Fi端末によって送られることが可能であるWi-Fi信号によって使用されるWi-Fiチャネル内のWi-Fiチャネルをさらに検出し、すなわち、干渉チャネルを検出し、
Mobile Wi-Fi端末が、干渉チャネル内にWi-Fi信号が存在し、Wi-Fi信号の強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいことを検出したならば、Mobile Wi-Fi端末は第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用不可にし、干渉チャネル内のWi-Fi信号が属するWi-Fiへのアクセスに切り換えられ、切り換えに成功したならば、Mobile Wi-Fi端末はアップリンクWAN側の別のネットワークからMobile Wi-Fi端末を切断し、切り換えに失敗したならば、Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器を使用可能にする。
Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末によって検出されたWi-Fi信号が属するWi-Fiへのアクセスに切り換えられると、Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末によって送られるWi-Fi信号によって使用されるチャネルが通信要件を満たすかどうかさらに判定することが可能であり、通信要求が満たされないと判定される場合に、Mobile Wi-Fi端末によって現在アクセスされているWi-Fiにおけるチャネルスキャンおよびチャネルハンドオーバ動作を行うことが可能であることに留意すべきである。Mobile Wi-Fi端末は、どんなWi-Fi信号も通信要件を満たさなくなるまで別の通信規格のアップリンクWAN側のネットワークを検出する。検出によって、アップリンクWAN側のネットワークがWiMAXまたはLTEネットワークであり、通信要件を満たすことが見出されたならば、Mobile Wi-Fi端末は、アップリンクWAN側のネットワークへハンドオーバされる。
タイムシーケンスの前述の概略図に対応するフローチャートは、図18に示され、以下のステップを含む。
ステップ181:Mobile Wi-Fi端末が、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWAN側のネットワークのタイプを判定する。
ステップ182:アップリンクWAN側のネットワークのタイプがWiMAXネットワークまたはLTEネットワークであるかどうか判定する。
判定の結果が肯定である場合、ステップ183が行われ、そうでない場合、送信電力減衰器は非動作状態であることが可能にされる。
ステップ183:Mobile Wi-Fi端末は、Mobile Wi-Fi端末によって送られるWi-Fi信号が干渉チャネルを使用するかどうか判定する。
判定の結果が肯定であるならば、ステップ184が行われ、そうでない場合、Mobile Wi-Fi端末に含まれる第2の信号送信トリビュタリ内の送信電力減衰器は、非動作状態であることが可能にされる。
ステップ184:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、前述の送信電力減衰器が動作状態になる。
ステップ185:Mobile Wi-Fi端末は、スケジュールされた形態で、Wi-Fi信号によって使用されることが可能であるチャネルをスキャンする。
ステップ186:Mobile Wi-Fi端末は、スキャンされる非干渉チャネルに、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ187を行い、そうでない場合、ステップ1810を行う。
ステップ187:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器が非動作状態になり、非干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiにアクセスすることを試みる。
ステップ188:Mobile Wi-Fi端末は、非干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiが正常にアクセスされたかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ189を行い、そうでない場合、ステップ1813を行う。
ステップ189:Mobile Wi-Fi端末は、Wi-Fiと異なる別のアップリンクWAN(例えば、WiMAXネットワークやLTEネットワーク)からMobile Wi-Fi端末を切断し、手順は終了し、続くステップは行われない。
ステップ1810:Mobile Wi-Fi端末は、スキャンされる非干渉チャネルに、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ1811を行い、そうでない場合、ステップ1813を行う。
ステップ1811:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器が非動作状態になり、干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiにアクセスすることを試みる。
ステップ1812:端末は、干渉チャネル内の、その信号強度値が事前設定のハンドオーバ閾値より大きいWi-Fi信号が属するWi-Fiが正常にアクセスされたかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合、ステップ189を行い、そうでない場合、ステップ1813を行う。
ステップ1813:Mobile Wi-Fi端末は、第1の単極多投スイッチを制御し、それによって、送信電力減衰器が動作状態になり、Mobile Wi-Fi端末と、Wi-Fiと異なる別のアップリンクWAN(例えば、WiMAXネットワークまたはLTEネットワーク)との間の接続を維持し続ける。ステップ1813の実行が完了した後で、ステップ185がさらに行われ得る。
前述の実施例から、本発明の本実施例において提供される解決策は以下の有益な結果をさらにもたらすことが分かり得る。
1.Wi-Fiの全周波数帯域の適用が実現され得る。
2.別の周波数帯域へのWi-Fiチャネルの影響は最小化されることが可能であり、Wi-Fiの性能が最大量まで保証される。
3.本解決策は、Mobile Wi-Fi端末のアップリンクWANがTDDネットワークまたはFDDネットワークである場合に適用されることが可能であり、それによって、本解決策は比較的広い適用範囲を有する。
4.LTE部分の速度は影響されず、ユーザ体験は時分割アプリケーションのユーザ体験より優れる。
5.スケジュールされた形態でWi-Fiチャネルを検出して、Mobile Wi-Fi端末が、ユーザの使用に影響を及ぼさずに、より低い料金のWi-Fiに優先的にハンドオーバされることを実現することが可能であり、それによって、ユーザに対する料金を低減する。
本発明の実施例において提供されるチャネル干渉を回避するための方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、
モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部191と、
判定部191によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部192と、
制御部192が信号送信ピンに接続された単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するように構成された送信部193と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、図19に示された、チャネル干渉を回避するための装置をさらに提供する。
本発明の実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための別の方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための別の装置をさらに提供し、Wi-Fiチップが本装置内部に配置され、本装置は、特に、次の機能部、
Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
制御部が信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
任意選択で、チャネル干渉を回避するための装置は、
送信部が信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信した後で、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するように構成された判断部と、
判断部によって得られた判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するように構成されたアクセス部と、
チャネル干渉を回避するための装置が第2のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するように構成された切断部と
をさらに含み得る。
任意選択で、制御部は、チャネル干渉を回避するための装置が第1のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成されることが可能であり、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、前述の判断部は、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号があるかどうか判定するようにさらに構成されることが可能であり、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なり、
判断部は、第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するようにさらに構成されることが可能であり、事前設定の条件は、Mobile Wi-Fi端末が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含み、
アクセス部は、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するようにさらに構成されることが可能であり、
切断部は、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成されることが可能である。
任意選択で、制御部は、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成されることが可能であり、
送信部は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、判断部は、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiにチャネル干渉を回避するための装置がアクセスできることを可能にする最小信号強度値であり、
判断部は、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である。
本発明の実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、図20に示されたチャネル干渉を回避するための装置をさらに提供し、本装置は、特に、次の機能エンティティ、
Mobile Wi-Fi端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号がWi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された単極多投スイッチの可動端を、第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成されたプロセッサ201と、
プロセッサ201が信号送信ピンに接続された単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いてWi-Fi信号を送信するように構成された送信機202と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
本発明の実施例において提供される、チャネル干渉を回避するための別の方法と同じ発明の思想に基づき、本発明の一実施例は、チャネル干渉を回避するための別の装置をさらに提供し、Wi-Fiチップが本装置内部に配置され、本装置は、特に、次の機能エンティティ、
Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号がWi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定し、判定の結果が肯定である場合に、信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成されたプロセッサと、
プロセッサが信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するように構成された送信機と
を含み、
第1の単極多投スイッチの可動端は信号送信ピンに接続され、
第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、電力減衰器の入力端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される。
任意選択で、プロセッサは、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定し、判定の結果が、第2のWi-Fi信号が存在する、であり、第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第1の単極多投スイッチが第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求し、チャネル干渉を回避するための装置が第2のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、チャネル干渉を回避するための装置が第1のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端を第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
送信機は、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するようにさらに構成され、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なり、プロセッサは、チャネル干渉を回避するための装置が、第3のWi-Fi信号が存在すると判定した場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するようにさらに構成され、事前設定の条件は、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含み、プロセッサは、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすと判定される場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求し、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、チャネル干渉を回避するための装置を、WAN側の、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、チャネル干渉を回避するための装置が第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに正常にアクセスしない場合に、第1の単極多投スイッチの可動端が第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、信号送信ピンを用いて第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサは、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成されることが可能であり、第3の信号強度閾値は、第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiにチャネル干渉を回避するための装置がアクセスできることを可能にする最小信号強度値であり、プロセッサは、特に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、第3のWi-Fi信号の信号強度値が第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成されることが可能であり、第4の信号強度閾値は、別の通信規格の信号が第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、第3のWi-Fi信号の事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする最小信号強度値である。
本発明の実施例は、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることをこの技術分野の当業者は理解するべきである。したがって、本発明は、ハードウェアのみの実施例、ソフトウェアのみの実施例、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを用いた実施例の形式を用い得る。さらに、本発明は、コンピュータ利用可能プログラムコードを含む1つまたは複数のコンピュータ利用可能記憶媒体(それに限らないが、ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリを含む)内に実現されたコンピュータプログラム製品の形式を採用し得る。
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図内の各プロセスおよび/または各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図内のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実現するために使用され得ることが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサがマシンを生成するために提供されることが可能であり、それによって、コンピュータまたは任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実現するための装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスに特定の形態で動作するよう命令することができるコンピュータ可読メモリに記憶することも可能であり、それによって、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は命令装置を含む製品を生成する。命令装置は、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実現する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードすることも可能であり、それによって、一連の動作およびステップがコンピュータまたは別のプログラム可能なデバイス上で行われ、それによって、コンピュータにより実現された処理を生成する。したがって、コンピュータまたは別のプログラム可能なデバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実現するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの好ましい実施例が説明されたが、この技術分野の当業者は、基本的な発明の概念を知れば、これらの実施例に変更および改変を加えることができる。したがって、続く請求項は、好ましい実施例ならびに本発明の範囲内にあるあらゆる変更および改変を包含するように解釈されることが意図される。
明らかに、この技術分野の当業者が、本発明の範囲を逸脱することなく本発明に様々な改変および変形を加えることができることは自明である。本発明は、これらの改変および変形が続く請求項およびそれらの等価な技術によって定義される保護の範囲内にあるという条件で、これらの改変および変形を包含することが意図される。
11 Wi-Fiチップ
12 信号送信ピン
13 第1の単極多投スイッチ
14 第1の非可動端
15 第2の非可動端
16 第1の信号送信トリビュタリ
17 第2の信号送信トリビュタリ
18 電力減衰器
19 帯域通過フィルタ
20 無線周波数信号送受信機アンテナ
21 第2の単極多投スイッチ
22 第3の単極多投スイッチ
23 可動端
24 可動端
25 信号受信ピン
26 二段階調節可能減衰器
191 決定部
192 制御部
193 送信部
201 プロセッサ
202 送信機

Claims (19)

  1. 無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wi-Fi)チップを含むチャネル干渉を回避するための回路であって、
    少なくとも1つの第1の単極多投スイッチを含み、前記第1の単極多投スイッチの可動端が前記Wi-Fiチップの信号送信ピンに接続され、前記第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、前記少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、前記少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
    前記第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、前記電力減衰器の入力端が前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続され、
    第1のチャネルと第2のチャネルが相互に干渉すると前記Wi-Fiチップが判定する場合に、前記第1の単極多投スイッチの可動端は前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御され、前記第1のチャネルは無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルであり、前記第2のチャネルは前記無線ローカル・エリア・ネットワーク・チャネルと異なる、回路。
  2. 第2の単極多投スイッチと、前記第2の単極多投スイッチの可動端に直列に順次に接続された帯域通過フィルタおよび無線周波数信号送受信機アンテナとをさらに含み、前記第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が前記第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続され、
    前記電力減衰器の出力端が前記第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続され、
    前記第2の単極多投スイッチの第2の非可動端が、前記帯域通過フィルタを用いて前記Wi-Fiチップの信号受信ピンに接続され、
    前記第2の単極多投スイッチは、前記Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、前記第2の単極多投スイッチの可動端と前記第2の単極多投スイッチの第1の非可動端を、または、前記第2の単極多投スイッチの可動端と前記第2の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続する、請求項1に記載の回路。
  3. 前記第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が前記第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることは、特に、
    前記第2の単極多投スイッチの第1の非可動端が第3の単極多投スイッチの可動端に接続され、前記第3の単極多投スイッチの第1の非可動端が前記第1の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることを含み、
    前記電力減衰器の出力端が前記第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることは、特に、
    前記電力減衰器の出力端が前記第3の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続され、前記第3の単極多投スイッチの可動端が前記第2の単極多投スイッチの第1の非可動端に接続されることを含み、
    前記第3の単極多投スイッチは、前記Wi-Fiチップによって送信される接続制御信号の制御下で、前記第3の単極多投スイッチの可動端と前記第3の単極多投スイッチの第1の非可動端を、または、前記第3の単極多投スイッチの可動端と前記第3の単極多投スイッチの第2の非可動端を接続する、請求項2に記載の回路。
  4. 前記第2の単極多投スイッチは単極三投スイッチである、請求項3に記載の回路。
  5. 前記第1の単極多投スイッチおよび前記電力減衰器は二段階調節可能減衰器に含まれる、請求項1または2に記載の回路。
  6. チャネル干渉を回避するための方法であって、
    無線アクセスホットスポット(AP)により、モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するステップと、
    前記判定の結果が肯定である場合に、前記信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端および前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端が制御された後で、前記APにより、前記信号送信ピンを用いて前記Wi-Fi信号を送信するステップと
    を含み、
    前記第1の単極多投スイッチの可動端は前記信号信号送信ピンに接続され、
    前記第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、前記少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、前記少なくとも2つの非可動端のうちの前記第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
    前記第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、前記電力減衰器の入力端が前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、方法。
  7. チャネル干渉を回避するための方法であって、
    Wi-Fiチップが配置されたモバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末により、前記Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するステップと、
    前記判定の結果が肯定である場合に、前記信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端および前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端が制御された後で、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信するステップと
    を含み、
    前記第1の単極多投スイッチの可動端は前記信号送信ピンに接続され、
    前記第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、前記少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、前記少なくとも2つの非可動端のうちの前記第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
    前記第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、前記電力減衰器の入力端が前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、方法。
  8. 前記Mobile Wi-Fi端末により、前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信するステップの後に、
    前記Mobile Wi-Fi端末により、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、前記Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するステップと、
    前記判定の結果が、前記第2のWi-Fi信号が存在する、であり、前記第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、前記第1の単極多投スイッチが前記第1の単極多投スイッチの可動端を前記第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するステップと、
    前記第2のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされた後で、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記Mobile Wi-Fi端末を、WAN側の、前記第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するステップと
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされない場合に、前記第1の単極多投スイッチの可動端が、前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信するステップ
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、前記Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号があるかどうか判定するステップであって、前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは前記第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる、ステップと、
    前記第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するステップであって、前記事前設定の条件は、前記Mobile Wi-Fi端末が前記第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、前記別の通信規格の信号が前記第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含む、ステップと、
    前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が前記事前設定の条件を満たすと判定される場合に、前記第1の単極多投スイッチの可動端が前記第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するステップと、
    前記第3のWi-Fi信号に対応するAPが正常にアクセスされた後で、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記Mobile Wi-Fi端末を、WAN側の、前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するステップと
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiが正常にアクセスされない場合に、前記第1の単極多投スイッチの可動端が、前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御された後で、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信するステップ
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記Mobile Wi-Fi端末により、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するステップは、特に、
    前記Mobile Wi-Fi端末により、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するステップであって、前記第3の信号強度閾値は、前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに前記Mobile Wi-Fi端末がアクセスできることを可能にする最小信号強度値である、ステップと、
    前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が前記第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、前記Mobile Wi-Fi端末により、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するステップであって、前記第4の信号強度閾値は、前記別の通信規格の信号が前記第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、前記事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、前記第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である、ステップと
    を含む、請求項10に記載の方法。
  13. チャネル干渉を回避するための装置であって、
    モバイル無線ローカル・エリア・ネットワーク(Mobile Wi-Fi)端末に配置されたWi-Fiチップの信号送信ピンによって送信されるWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
    前記判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、前記信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
    前記制御部が前記信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、前記信号送信ピンを用いて前記Wi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
    を含み、
    前記第1の単極多投スイッチの可動端は前記信号送信ピンに接続され、
    前記第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、前記少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、前記少なくとも2つの非可動端のうちの第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
    前記第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、前記電力減衰器の入力端が前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、装置。
  14. チャネル干渉を回避するための装置であって、Wi-Fiチップが前記装置内部に配置され、前記装置は、
    前記Wi-Fiチップの信号送信ピンを用いて送信される第1のWi-Fi信号が、Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号に対する干渉を発生するかどうか判定するように構成された判定部と、
    判定部によって得られた判定の結果が肯定である場合に、前記信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するように構成された制御部と、
    前記制御部が前記信号送信ピンに接続された第1の単極多投スイッチの可動端を前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御した後で、前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信するように構成された送信部と
    を含み、
    前記第1の単極多投スイッチの可動端は前記信号送信ピンに接続され、
    前記第1の単極多投スイッチは少なくとも2つの非可動端を含み、前記少なくとも2つの非可動端のうちの第1の非可動端が第1の信号送信トリビュタリに接続され、前記少なくとも2つの非可動端のうちの前記第2の非可動端が第2の信号送信トリビュタリに接続され、
    前記第2の信号送信トリビュタリは電力減衰器を含み、前記電力減衰器の入力端が前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続される、装置。
  15. 前記送信部が前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信した後で、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生せず、前記Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生しない周波数帯域を使用する第2のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するように構成された判断部と、
    前記判断部によって得られた判定の結果が、前記第2のWi-Fi信号が存在する、であり、前記第2のWi-Fi信号の検出された信号強度値が事前設定の第2の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、前記第1の単極多投スイッチが前記第1の単極多投スイッチの可動端を前記第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないことを可能にするように制御された後で、前記第2のWi-Fi信号に対応する無線アクセスホットスポット(AP)にアクセスするよう要求するように構成されたアクセス部と、
    前記装置が前記第2のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、前記装置を、WAN側の、前記第2のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するように構成された切断部と
    をさらに含む、請求項14に記載の装置。
  16. 前記制御部は、前記装置が前記第1のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスしない場合に、前記第1の単極多投スイッチの可動端を、前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
    前記送信部は、前記第1の単極多投スイッチの可動端が前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成された、請求項15に記載の装置。
  17. 前記判断部は、前記判定の結果が、そのような第2のWi-Fi信号は存在しない、である場合に、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生し、前記Wi-Fiチップによって送信されることが可能であるWi-Fi信号によって使用される周波数帯域をスキャンすることによって、前記Wi-Fi通信規格と異なる通信規格の信号によって使用される周波数帯域に対する干渉を発生する周波数帯域内に第3のWi-Fi信号が存在するかどうか判定するようにさらに構成され、前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiは前記第1のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なり、
    前記判断部は、前記第3のWi-Fi信号が存在すると判定される場合に、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の条件を満たすかどうか判定するようにさらに構成され、前記事前設定の条件は、前記装置が前記第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスできることを可能にし、前記別の通信規格の信号が前記第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする条件を含み、
    前記アクセス部は、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が前記事前設定の条件を満たすと判定される場合に、前記第1の単極多投スイッチの可動端が前記第1の単極多投スイッチの第1の非可動端にも第2の非可動端にも接続しないように制御された後で、前記第3のWi-Fi信号に対応するAPにアクセスするよう要求するようにさらに構成され、
    前記切断部は、前記装置が前記第3のWi-Fi信号に対応するAPに正常にアクセスした後で、前記装置を、WAN側の、前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiと異なる別のネットワークから切断するようにさらに構成された、請求項15に記載の装置。
  18. 前記制御部は、前記装置が前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに正常にアクセスしない場合に、前記第1の単極多投スイッチの可動端を、前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続するように制御するようにさらに構成され、
    前記送信部は、前記第1の単極多投スイッチの可動端が前記第1の単極多投スイッチの第2の非可動端に接続された後で、前記信号送信ピンを用いて前記第1のWi-Fi信号を送信するようにさらに構成された、請求項17に記載の装置。
  19. 前記判断部は、特に、
    前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第3の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、前記事前設定の第3の信号強度閾値は、前記第3のWi-Fi信号が属するWi-Fiに前記装置がアクセスできることを可能にする最小信号強度値であり、
    前記判断部は、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が前記第3の信号強度閾値より大きいと判定される場合に、前記第3のWi-Fi信号の信号強度値が事前設定の第4の信号強度閾値より大きいかどうか判定するように構成され、前記第4の信号強度閾値は、前記別の通信規格の信号が前記第3のWi-Fi信号と干渉する量の値が、前記事前設定の干渉量閾値を上回らないことを可能にする、前記第3のWi-Fi信号の最小信号強度値である、請求項17に記載の装置。
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