JP2016525900A - 身体挿管装置用剛性ヘッド - Google Patents
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Abstract
内視鏡の作業チャネル内で使用するための剛性ヘッドが提供され、剛性ヘッドは:近位末端、遠位末端、および長手軸を有する本体を備え、本体は、作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成された長手軸に沿って設けられた少なくとも1つのチャネルを有し、剛性ヘッドは内視鏡の作業チャネル内の配置のために構成されており、少なくとも1つのチャネルは内視鏡の作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成されている。異なる長さの内視鏡作業チャネル内にガイドワイヤおよび/または剛性ヘッドを延在させられるようにする、身体挿管装置および方法が提供される。
Description
本願は、2013年5月7日出願の米国特許仮出願第61/820,178号の出願日の恩典を主張する。この明細書は、参照により本開示に組み込まれる。
本開示は主に、患者組織および/または内視鏡の作業チャネルまたは導管を灌注、吸引、または洗浄するための装置に関する。
内視鏡は、医療的な診断および治療において重要な役割を果たす。しばしば内視鏡は、隠れた病気の診断および治療を容易にするために、アクセス困難な領域およびその他の身体部位を照明、観察、および記録するために使用されることが可能である。内視鏡はまた、侵襲的手術の計画および準備を強化するのにも役立つ。
多くの内視鏡は、臨床医が作業チャネルを通じて体腔(たとえば、大腸、食道など)内に身体挿管洗浄装置などの長尺医療機器を挿入できるようにする、作業チャネルまたは導管を包含する。これらの長尺医療機器は、患者組織を灌注、洗浄、生検、修復、または除去するために使用されることが可能である。いくつかの内視鏡は、患者組織の灌注、吸引、および/または洗浄のため、あるいは内視鏡の作業チャネルからのデブリの除去のために長尺医療機器の挿入を可能にする、作業チャネルを有する。
いくつかの長尺医療機器は、作業チャネルまたは患者組織の灌注および/または洗浄を容易にするスプレーヘッドを、その遠位末端上に有する。これらのスプレーヘッドは、臨床医がスプレーヘッドを内視鏡チャネルの作業チャネルの内外に、ならびに患者組織または内視鏡を超えて体腔(たとえば、大腸、食道など)まで移動させられるようにする、ガイドワイヤ上に設けられることが多い。これらのスプレーヘッドは変形可能であり、内視鏡の作業チャネルの中で拡張および収縮する。
残念ながら、作業チャネルおよびガイドワイヤを包囲するいずれかの管に対するガイドワイヤおよび/またはスプレーヘッドの望ましくない側方または垂直運動もあり得る。この望ましくない運動は、作業チャネルまたは患者組織の灌注または洗浄における精度を低下させる可能性がある。また、やはり内視鏡の作業チャネル内に設けられることが可能な別の医療機器に対して長尺医療機器を位置決めするときに、精度が下がる可能性もある。
内視鏡の作業チャネルまたは患者組織を灌注および/または洗浄するために内視鏡の作業チャネルの内外に設けられることが可能な、剛性のスプレーヘッドの需要がある。内視鏡の作業チャネルの内外に延在することが可能なガイドワイヤ上に設けられた剛性スプレーヘッドを有する身体挿管装置および方法もまた、有用であろう。
剛性の新しいスプレーヘッドが提供され、これは内視鏡の作業チャネルまたは患者組織を灌注および/または洗浄するために内視鏡の作業チャネルの内外に設けられることが可能である。内視鏡の作業チャネルの内外に延在することが可能なガイドワイヤ上に設けられた剛性スプレーヘッドを有する身体挿管装置および方法もまた、提供される。
剛性のスプレーヘッドは、作業チャネルまたは特定の患者組織(たとえば、大腸、食道など)を洗浄、吸引、または灌注するために、内視鏡の作業チャネルの中に挿入されることが可能である。これは内視鏡の周りのデブリの除去を可能にし、患者の診断および治療により役立つように、患者組織の視認が明確になる。
一実施形態において、内視鏡の作業チャネル内で使用するための剛性ヘッドがあり、剛性ヘッドは、近位末端、遠位末端、および長手軸を有する本体であって、作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成された長手軸に沿って設けられた少なくとも1つのチャネルを有する、本体を備え、剛性ヘッドは、内視鏡の作業チャネル内の配置のために構成されており、少なくとも1つのチャネルは内視鏡の作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成されている。
一実施形態において、ガイドワイヤを受容するように構成された筐体であって、長手軸を有する、筐体と;筐体と接触して近位末端および遠位末端を有する第一ガイドワイヤ調整器であって、筐体の長手軸に沿って第一長さだけガイドワイヤを延在させるように構成された、第一ガイドワイヤ調整器と;第一ガイドワイヤ調整器の近位末端および/または遠位末端および/またはガイドワイヤと接触し、筐体の長手軸に沿って第二長さだけガイドワイヤを延在させるように構成された、第二ガイドワイヤ調整器と、を備える身体挿管装置がある。ガイドワイヤは、剛性スプレーヘッドが取り付けられている。
一実施形態において、本開示の原理にしたがって、組織を洗浄するシステムが開示される。システムは、近位面と、遠位面と、近位面と遠位面との間に延在するチャネルとを有する本体を備える、剛性ヘッドユニットを備える。ヘッドは、近位面と遠位面との間に長手軸を画定する。ヘッドは、灌注器具から延在するガイドワイヤの遠位末端に取り付けられている。システムは、剛性ヘッドと灌注器具との間に延在する作業チャネルをさらに備え、近位面は、伝達のために外科器具の作業チャネルに接続可能である。
一実施形態において、本開示の原理にしたがって、組織を洗浄するキットが開示される。キットは、灌注器具、剛性ヘッドユニット、および作業チャネルを備える。灌注器具は、ガイドワイヤを受容するように構成されており、長手軸を有する筐体を備える。第一ガイドワイヤ調整器は筐体に接触し、近位末端および遠位末端を有する。第一ガイドワイヤ調整器は、筐体の長手軸に沿って第一長さだけガイドワイヤを延在させるように構成されている。第二ガイドワイヤ調整器は、第一ガイドワイヤ調整器の近位末端および/または遠位末端および/またはガイドワイヤと接触するように、および筐体の長手軸に沿って第二長さだけガイドワイヤを延在させるように、構成されている。剛性ヘッドは、近位末端および遠位末端および長手軸を有する本体を備える。本体は、長手軸に沿って設けられた少なくとも1つのチャネルを有する。剛性ヘッドは、内視鏡の作業チャネルの中に設けられるように構成されている。少なくとも1つのチャネルは、作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成されている。本体の近位面は、伝達のために外科器具に接続可能である。作業チャネルは、剛性ヘッドと灌注器具との間に延在する。作業チャネルは、剛性ヘッドユニットの外表面と要素との間に締まり嵌めを提供するために、内表面上に要素を備える。
様々な実施形態の付加的な特徴および利点は、一部は以下の説明に明記され、一部は説明から明らかとなり、あるいは様々な実施形態の実践によって学習されるだろう。様々な実施形態の目的およびその他の利点は、説明および添付の請求項において具体的に挙げられる要素および組み合わせによって、認識および達成されるだろう。
部分的に、実施形態のその他の態様、特徴、恩恵、および利点は、以下の説明、添付の請求項、および以下の添付図面に関連して明らかとなるだろう。
すべての図面を通じて、類似の参照番号は類似の部品を示す。図面は縮尺通りではないことは、理解されるべきである。さらに、図中の物体間の関係は縮尺通りであるとは限らず、実際にはサイズに関して逆の関係を有する場合もある。図面は、図示される各物体の構造に対する理解および明確さをもたらすように意図されており、このためいくつかの特徴は、構造の特定の特徴を示すために誇張されることもある。
剛性の新しいスプレーヘッドが提供され、内視鏡の作業チャネルまたは患者組織を灌注および/または洗浄するために、内視鏡の作業チャネルの内外に設けられることが可能である。内視鏡の作業チャネルの内外に延在することが可能なガイドワイヤ上に設けられた剛性スプレーヘッドを有する身体挿管装置および方法もまた、提供される。
剛性のスプレーヘッドは、作業チャネルまたは特定の患者組織(たとえば、大腸、食道など)を洗浄、吸引、または灌注するために、内視鏡の作業チャネル内に挿入されることが可能である。これは内視鏡の周りのデブリの除去を可能にし、患者の診断および治療により役立つように、患者組織の視認が明確になる。
本開示は、本開示の一部を形成する添付図面と併せて、以下の実施形態の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解されるだろう。本願は記載される特定の装置、方法、条件、またはパラメータに限定されるものではないこと、ならびに本明細書で使用される術語は例示のみによる特定の実施形態の記載を目的とするものであり、限定するように意図されるものではないことは、理解されるべきである。また、いくつかの実施形態において、本明細書および添付の請求項で使用される際に、別途文脈において明確に示されない限り、単数形「a」、「an」、および「the」は複数形を含み、特定の数値への言及は少なくともその特定値を含むものである。範囲は本明細書において、「約(about)」または「およそ(approximately)」ある特定値から「約」または「およそ」別の特定値までの間として表されてもよい。このような範囲が表されるとき、別の実施形態は、ある特定力別の特定値までの間を含む。同様に、値が先行語「約」の使用によって近似値として表されるとき、特定値は別の実施形態を形成することが理解されるだろう。たとえば水平、垂直、上部、上、下、底部、左、および右などのすべての空間的基準は説明目的のみであって、本開示の範囲内で異なってもよいこともまた、理解される。たとえば、基準「上」および「下」は相対的であって他者に対する文脈でのみ使用されるものであり、必ずしも「上位」および「下位」とは限らない。
以下の議論は、本開示の原理による身体挿管洗浄装置、および身体挿管洗浄装置を採用する関連方法の説明を含む。代替実施形態もまた開示される。添付図面に示される、本開示の例示的実施形態が、詳細に参照される。
本開示は、2009年3月26日出願の国際公開第PCT/IL2009/000346号パンフレット、2010年10月7日出願の米国特許出願第12/923,796号、および2011年1月11日出願の国際公開第PCT/IL2011/000086号パンフレットに記載される身体挿管装置を含む、これらの従来技術に対する改良を記載する。これらすべての開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は主に大腸清浄および大腸鏡検査処置の文脈の中での本開示の使用に言及しているが、本明細書に開示される装置およびシステムは、胃腸管の異なる領域内または気管支鏡の場合の気道内など、別の体腔内で、別の内視鏡装置に関連して等しく使用されてもよいことに、注意すべきである。
本開示はまた、上記の共有国際公開特許出願(2009年3月26日出願の国際公開第PCT/IL2009/000346号パンフレット、2010年10月7日出願の米国特許出願第12/923,796号、および2011年1月11日出願の国際公開第PCT/IL2011/000086号パンフレット、これらすべては参照により本明細書に組み込まれる)に開示される特徴の一部またはすべてを備える大腸清浄システムを提供するが、ここで従来技術の弾性変形スプレーヘッドユニットは、本明細書に開示される剛性ヘッドユニットに置き換えられる。その最も一般的な形態において、本開示の大腸清浄システムは、長尺作動要素(ガイドワイヤなど)の遠位末端に実装された剛性スプレーヘッドを備え、前記作動要素は選択的に、1つ以上の同心配置された導管によって部分的にまたは完全に包囲されてもよい。システムはまた、特に(外部ポンプおよび流体リザーバによって供給される)灌注流体の近位から遠位への流れ、および除去されたデブリとともに前記流体の逆方向への吸引の制御で使用するための、近位制御ハンドルも備えることになる。近位制御ハンドルはまた、大腸鏡作業チャネルの中、およびその遠位末端を超えて、剛性ヘッドユニットの位置を制御するためにも使用される。いくつかの適切なタイプの近位ハンドルの完全な説明は、上記の共有公開特許出願に含まれている。
本開示の剛性ヘッドユニットおよび大腸清浄システムは、被験者の大腸(またはその他の腸内領域)に挿入されたときに、以下の3つの機能を実行することによって、および/または実行を可能にすることによって、大腸鏡検査処置の間に大腸を洗浄するために使用されてもよい:(a)前記内視鏡の遠位末端から遠位の、内視鏡が配置される体腔の管腔の灌注;(b)作業チャネル(または内視鏡の別の内部空間)を通じて近位方向への、灌注された領域からの灌注流体(および関連するデブリ)の吸引;および(c)さもなければ前記作業チャネルの閉塞を生じがちな固体および半固体物質の蓄積を防止するための、近位方向への、作業チャネルからのデブリの除去。
これらの機能のうちの最初の2つは、大腸内視鏡の末端から遠位にある腸内環境を大腸内視鏡作業チャネルの管腔と接続する長手配置開口またはチャネルの存在を必要とし、第三の機能−チャネル内除去−は、作業チャネルの遠位末端が封止されることを必要とする。このようにして、作業チャネルの近位末端に印加される負圧は、大腸自体からの付加的な流体および固体物質の吸引を引き起こすことなく、前記チャネルの内容物の排出を生じることになる。
本開示のいくつかの実施形態において、剛性ヘッドユニットは、標準的な未変更の剛性壁作業チャネル内で使用されるように意図されている。別の実施形態において、大腸鏡作業チャネルの遠位部分は、前記作業チャネルの遠位部分とそこに挿入される剛性遠位ヘッドユニットとの間に流体不透過性シールを形成するその能力を改善するための弾性変形要素またはその他の手段を備えるように、変更されている。本開示のこれら2つの主な変形例の詳細は、以下に提供される。
図1から図19を見ると、身体挿管洗浄装置10の構成要素が示されている。装置10の構成要素は、金属、合成ポリマー、セラミック、または複合材を含む、医療用途に適した生物学的に許容可能な材料から作られることが可能である。たとえば、装置10の構成要素は、個別にまたはまとめて、機械加工金属および/または機械加工または射出成形プラスチック、ステンレス鋼合金、工業用純チタン、チタン合金、グレード5チタン、超弾性チタン合金、コバルトクロム合金、ステンレス鋼合金、超弾性金属合金(たとえば、日本のToyota Material Incorporatedによって製造されるGUM METAL(R)などのニチノール、超弾性金属)、セラミック、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、およびポリエーテルケトン(PEK)を含む歩リアリールエーテルケトン(PAEK)などの熱可塑性物質、カーボンPEEK複合材、PEEK−BaS04高分子ゴム、ポリエチレンテレフタレート(PET)、織物、シリコーン、ポリウレタン、シリコーンポリウレタン共重合体、高分子ゴム、ポリオレフィンゴム、ハイドロゲル、半剛性および剛性物質、エラストマ、ゴム、熱可塑性エラストマ、熱硬化性エラストマ、エラストマ複合材、ポリフェニレン、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレン、エポキシ、部分的再吸収性物質、完全再吸収性物質、ポリグリコリド、ポリチロシンカーボネート、ポリカロプラエトーヘ、およびこれらの組み合わせを含む剛性ポリマー、生物活性ガラス、多孔質金属、またはこれらのいずれかの組み合わせなどの材料から作られることが可能である。
装置10の様々な構成要素は、強度、剛性、弾性、適応性、生物力学性能、耐久性および放射線透過性または撮像性などの様々な所望の特性を実現するために、上記の物質を含む物質複合材を有してもよい。装置10の構成要素はまた、個別にまたはまとめて、上記物質のうちの2つ以上の組み合わせなどの不均一物質から作られてもよい。装置10の構成要素は、本明細書に記載されるように、一体に形成されるか、一体として接続されるか、または締結要素および/または器具を含んでもよい。
装置10は、たとえば患者の大腸などの体腔を清浄するために、たとえば内視鏡などの医療機器の作業チャネルを通じて誘導されるように構成されている。装置10は、たとえばサムリング15を画定する遠位末端14と、マニホールド17を画定する末端14の反対の近位末端16との間で長手軸Aに沿って延在するハンドル12などの、筐体を含む。ハンドル12は、長尺空洞20を画定する内表面18を含む。ハンドル12は、大量生産での鋳造によって、好ましくは使用される滅菌方法(たとえば、オートクレーブ、ガンマ線照射、またはETOなど)との適合性に応じて、ABS、ポリカーボネート、デルリン、およびその他のプラスチック樹脂から製造されてもよい。ハンドル12の長さは一般的に、約80から120mmであってもよい。
いくつかの実施形態において、ハンドル12は、1つ、2つ、またはそれ以上の流体出口チャネルに流体供給チャネルを接続するための1つ以上の通路を含む。いくつかの実施形態において、ハンドル12は、前記流体供給チャネルが接続された流体出口チャネル間で切り替える手段を含む。いくつかの実施形態において、ハンドル12は、たとえば内管30の通路32など、作業チャネルと流体連絡している1つの流体出口チャネル、および管30の外表面を包囲する空間と流体連絡している第二流体出口チャネルを含む。内視鏡の作業チャネルに挿入されると、この後者の空間は、作業チャネルの壁によって外側が区切られることになる。いくつかの実施形態において、ハンドル12は、本開示の大腸清浄装置などの内視鏡装置を操作するために使用されてもよい。このような実施形態においてハンドル12は、異なる管腔および導管に流れを配向するための機構を組み込んでいる。管30を組み込んだ大腸洗浄装置と併せての使用に加えて、ハンドル12はまた、この装置の変形例(たとえば、外管を備えない)と、および実際に別の内視鏡装置と一緒に使用されてもよいことは、強調されるべきである。ハンドル12のいくつかの実施形態において、上記の切替手段は、多方向流体弁を備える。いくつかの実施形態において、結合手段は、スライダ機構および上記切替手段の両方に接続された、機械アクチュエータ(たとえば、長尺ストリップまたはバーの形状)を備える。いくつかの実施形態において、管30は、低摩擦係数および潰されずに装置を支持するのに十分な剛性を有する、適用可能な滅菌方法に適応するETFE、PTFE、またはその他のプラスチック樹脂で作られてもよい。いくつかの実施形態において、管30は、使用される内視鏡長さ、ならびに外部伸長管長さに応じて、約100cmから210cmの長さを有し、ヒステリシス効果を低減するために一般的に1mm以下の範囲の内径(AWG16程度)、および約0.25mmから0.4mmの壁厚を有する、シリコンまたはゴム樹脂から、好ましくはガイドワイヤと管との間および管30と作業チャネルとの間の低摩擦のためにPTFEから、作られてもよい。
管22は、管22の外表面24が表面18と係合するように、空洞20内に位置決めされる。管22は、装置10が内視鏡の作業チャネル(またはその他いずれかの機器管腔)の中、または生来チャネルまたは通路(大腸管腔など)の中のいずれかで、機能することができるようにする。管22は、装置10に以下の付加的な利点を提供する:a)内視鏡作業チャネルを含むいずれかの(生来のまたは機器の)管腔内での装置の使用を可能にする、独立型構成;b)装置10は、作業チャネルおよび/またはその他の生来または機器管腔の遠位末端を超えて延在してもよい;c)清浄を実行しながらさらなる領域の視認を可能にするために、管22にカメラが含まれてもよい;d)吸引および灌注は、管22と管30との間の間隙を通じて行われる。いくつかの実施形態において、管22は、可撓性、半剛性、または剛性構成を有するように、構築されてもよい。いくつかの実施形態において、管22は、ETFE、PTFE、およびナイロンなどから、好ましくはPTFEから作られてもよく、使用される内視鏡長さならびに外部伸長管長さに応じて約50から70cmの長さ、ヒステリシス効果を低減するために2mmから4mmの範囲またはこれより小さい作業チャネル径と略類似の内径(AWG8程度)、および約0.5から1mmの壁厚を有する。
管22は、ハンドル12に対して固定されている。管22の末端23は、末端23が空洞20の外側に位置するように、マニホールド17を超えて延在する。管22はガイドワイヤよりも大きく、118の中でその周りに及ぶ。いくつかの実施形態において、管22は、たとえば一体成形、一体接続、摩擦係合、螺合、相互溝、ネジ、接着剤、または隆起要素など、様々な方法でハンドル12に接続されることが可能である。いくつかの実施形態において、管22は、たとえば患者の大腸など、患者の身体の管腔の中への挿入および/または並進の間に管22が曲がるようにするために、可撓性材料を備える。いくつかの実施形態において、管22は、管22の中に設けられた構成要素の視認を容易にするために透明または半透明材料を備える。
いくつかの実施形態において、管22は、ナイロン、ペバックス(またはその混合物)、ポリウレタン、およびポリエチレンテレフタレート(PET)など、非適合性材料から構築される。このような場合、管22は、非拡張構成にあるときにランダムな平坦形状を有し、これは灌注流体で拡張されたときに断面が円形になる。いくつかの実施形態において、管22はシリコーンまたは熱可塑性エラストマ(TPE)などの適合性材料から作られ、管22は、適合性バルーンと同じように拡張することができる。いくつかの実施形態において、管22は、使用される内視鏡長さならびに外部伸長管長さに応じて約50から70cmの長さ、ヒステリシス効果を低減するために2mmから4mmの範囲またはこれより小さい作業チャネル径と略類似の内径(AWG8程度)、および約0.5から1mmの壁厚を有する、ETFE、PTFE、およびナイロンなどから、好ましくはPTFEから作られてもよい。
いくつかの実施形態において、管22は、管22の長さに沿って伸びる通路28と平行に延在する管腔を含む。この付加的な管腔36は、以下を含む多くの目的のために使用されてもよい:治療薬の注入、ヨウ素の注入(色素内視鏡検査のため)、出血を止めるための超低温水の適用、および腫瘍特異性バイオマーカの送達。加えて、灌注流体との空気混合物の混入のため空気を導入するために、さらなる管腔が使用されてもよい。いくつかの実施形態において、付加的な管腔は非常に小さい直径(たとえば0.2から1mm)を有してもよく、潰れ可能な管の中に収容されてもよい。付加的な管は、いくつかの実施形態において、ガイドワイヤおよび剛性ヘッドの側方運動を低減することができる。
いくつかの実施形態において、管22は、その内部26に沿って流体を誘導してもよい。こうして流体は管22から流出して剛性ヘッド42に接触し、剛性ヘッド42内のチャネルを通じて誘導される。いくつかの実施形態において、管22は、液圧の下でその直径を変化させない(たとえば、これは潰れ不可能である)。このような構成は、主に必ずしも作業チャネルにより多くの空間を割り当てることなく特定の部位を灌注する必要があるときに、有利であろう。この構成はまた、作業チャネルと灌注水の管腔との間の空間が、作業チャネルを通じての吸引および/または追加器具の挿入を許容するのに十分な大きさである状況でも、有利に採用される。
この特定の実施形態は、従来のカテーテル管を採用していながら、以下の注目すべき特徴によって特性付けられる:a)内視鏡(たとえば、大腸内視鏡など)の作業チャネルなどの小さな管腔を通じての挿入を可能にするための、全径2から3mmへの剛性ヘッドの小型化;b)灌注流体は、剛性ヘッド42内のチャネルまたはノズルを通じて配向される;c)可能であればどこでも圧力流を最適化して乱流を回避するために、特殊なノズルを設計する必要がある;およびd)最小限の液体体積で最大限の液体運動量を可能にする。たとえば、灌注液がスプレーに変換されて液滴が非常に小さくなると、清浄効果が達成されることは不可能である。あるいは、ノズルが大きすぎて(たとえば、0.8mmから3.8mm)灌注に必要な清浄運動量を提供できない場合、非現実的に大量の灌注流体が必要となる。灌注ノズルは前方に(内向き、外向きに傾斜して、またはまっすぐに)向けられ、こうして大腸内視鏡カメラが配向される方向への医師の最大効率および最大有効力(液体運動量)を可能にする。320°の自動清浄が、視界のない場所での灌注を可能にする(たとえば、視野外または憩室症のとき)。
管30の内表面34は、円筒形断面構成を有し、たとえばガイドワイヤ38などの作動要素の可動配置のために構成された、通路32を画定する。いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38は、ガイドワイヤ38の一部が管30によって封入されないままとなるように、管30よりも長い長さを有する。ガイドワイヤ38は、剛性ヘッド42を画定する末端40を含む。一実施形態において、剛性ヘッド42は、本明細書において論じられるように、その中での流体の通過を許容することが可能な、複数のチャネル、開口、および/またはノズルを含む。剛性ヘッド42の少なくとも外側部分は、圧縮力がかけられたときにその形状を維持することができる。剛性ヘッド42のチャネル、開口、および/またはノズルは、流体がチャネル、開口、および/またはノズルを通過することができるように、剛性ヘッド42が作業チャネル内で前記圧縮力に曝されるときはいつも開放している。スプレーヘッド42に適した材料および構成は、各々その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2009年3月26日出願の国際公開第PCT/IL2009/000346号パンフレット、2010年10月7日出願の米国特許出願第12/923,796号、および2011年1月11日出願の国際公開第PCT/IL2011/000086号パンフレットに見出される。しかしながら、これらの特許出願で言及されるスプレーヘッドは剛性ではない。本開示の剛性スプレーヘッドのさらなる実施形態は、図2から図7に示されている。
いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38は、たとえば患者の大腸など、患者の身体の管腔の中への挿入および/または並進の間にガイドワイヤ38が曲がるようにするために、可撓性材料を備える。いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38は、その長さに沿った様々な点に1つ以上の放射線不透過物質を包含する(図示せず)。これらの放射線不透過マーカは、X線撮像を用いるリアルタイムの視覚化によって、装置の位置を特定するために使用されてもよい。このようなマーカの使用は、たとえば乳頭を通じて内視鏡器具を誘導するときに、上部GI内視鏡処置において特に重要である。いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38は約0.25mmから約0.6mmの直径を有する。いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38は、約0.3mmから約0.8mmの直径を有する。いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38は、約0.4mmから約1.5mmの直径を有する。いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38は、ガイドワイヤ38と管30との間の潜在摩擦を低減するために、PTFE被膜の選択的構成を有するステンレス鋼304Vから作られており、その直径は一般的に0.5から0.7mmの範囲内、または約0.6mmであってもよい。
いくつかの実施形態において、通路32は、遠位方向に灌注流体を通し、さらに近位方向に流体および固体デブリを吸引するように構成されたチャネルを画定し、これらのプロセスはいずれも、内部体腔および空洞を清浄する処置の一部として非常に効率的に実行されてもよい。この構成は、別の目的、最も具体的には体腔からの流体およびデブリの吸引のために同じ作業チャネルの使用を許容しながら、内視鏡作業チャネルを介しての前記体腔の効果的で高圧の灌注を可能にする。この構成はまた、糞便物質およびデブリによるチャネルの閉塞が防止または解消されるように、身体から機器を抜去することなく内視鏡装置の作業チャネルの灌注および清浄を可能にする。この構成はさらに、たとえば上部および下部GI出血、気管支鏡検査、膀胱鏡検査、準備ができなかった胃瘻造設外傷手術、および内視鏡手術準備などの追加用途向けの灌注、清浄、および吸引を可能にし、さらにこれらをまとめてノズルアセンブリと統合することによってすべての内視鏡装置のアップグレードも可能にし、これによって処置の間の器具の交換(たとえば、生検鉗子、係蹄、注射針など)を必要としない。いくつかの実施形態において、通路32内に灌注流体を圧送するために、管30は、正圧液体ポンプ(遠心、蠕動など)または手動注入器に接続されてもよい。管30の潰れを生じるために、これは手動注入器に、または負圧真空ポンプを通じて、接続されることが可能である。
いくつかの実施形態において、管30は、内視鏡作業チャネル(または類似の機器管腔)内で使用される。通路32への近位入口において管30の周りに取り付けシールが挿入される。生体適合性ゴム、プラスチック、または金属などの可撓性材料で構築されてもよいこの封止要素は、灌注およびデブリが操作者に対して噴霧されるのを防止する。加えて、その存在は、管22と管30との間の空間に印加される吸引負圧の完全性を維持するために必要である。装置10内に管30が存在する結果として、作業チャネル自体を通じてではなくむしろ装置10を通じて(管22、30の間の空間で)液体およびデブリ吸引が行われる。したがってこの配置は、吸引された液体および固体物質を−一方向弁を介して−排出ラインに沿って収集容器まで配向するために、作業チャネルの近位末端におけるYコネクタの包含を必要とする。
いくつかの実施形態において、管30は、潰れ可能な鞘を備える。管30の近位末端は、灌注流体(たとえば、生理食塩水)のソースおよび適切なポンプ装置に接続されている。灌注流体が通路32を通じて圧送されると、管30はたるんで潰れた状態から完全に拡張した形態に移行し、これにより剛性ヘッド42への灌注流体の最大移送を可能にするが、その詳細は以下に論じられる。(たとえば、灌注流体ポンプの停止および管30の近位末端と負圧ソースとの接続の両方の結果として)灌注流体が管30内での流れを中止すると、管30はその構造適合性のソース(灌注流体の柱)を失い、たるんで潰れた状態に戻り、これにより、灌注カテーテルの外側の作業チャネルの容積を増加させる。これは、少なくとも以下の3つの理由により、有利である:a)作業チャネルを通じての灌注流体および糞便デブリの吸引のための最大空間が提供される;b)(灌注カテーテルの抜去の必要性を伴わない)内視鏡手術器具の誘導および通過のための付加的な空間が形成される;c)潰れたときに、体腔(たとえば、大腸)の空気混入が、管30の存在下で行われる。いくつかの実施形態において、灌注流体は正圧の下で通路32を通じて圧送され、前記流体は、清浄されている体腔(たとえば、大腸)に配向される。反対に、負圧ソースが管30の近位末端に接続されると、管30は潰され、これにより通路32の中に大きな自由容積を形成する。最適な鞘の潰れを形成するために、一方向弁が使用されてもよい。
図1において、別の構成要素部品を有する装置もまた示されており、これらは内視鏡の作業チャネルの内外に剛性ヘッド42を延在させるために使用されることが可能である。ボタン58は、矢印BまたはCによって示される方向にスライダおよび同様にガイドワイヤおよび剛性ヘッド42を移動させるために、ハンドルに沿って移動可能な外部スライダ74内の溝を通じて延在する。ボタン58は、ガイドワイヤの追加長さの距離L2において移動可能である。ガイドワイヤは、溝70内に設けられて末端73から出て延在する。溝70は、溝70の末端71と溝70の末端73との間の距離によって画定される長さL1を有する。装置は遠位ストップ要素166および近位ストップ要素168を含んでもよく、ストップ要素166、168は、スライダ74によってそれぞれ押されたり引かれたりするように設計されている。ロッド146の遠位末端には、装置を把持してその構成要素の運動を容易にするために使用される、1対のジョー(図示せず)が取り付けられている。
いくつかの実施形態において、用語「遠位スプレーヘッドユニット」などは、時折用語「遠位栓」、「スプレーヘッド」、または「剛性ヘッド」と同義で使用される。用語「遠位」は操作者から離れて患者の身体に向かう方向を指すことに、さらに注意すべきである。結果的に、用語「近位」は反対の方向を指すと見なされる。いくつかの実施形態において、遠位ヘッド42の外径は、通路32の内径よりも大きい。いくつかの実施形態において、通路32の内径は3.8mm、または2から4mmの範囲である。
いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38の遠近位置は使用中に変更されるので、管30の位置が(ハンドル12に対して)固定されている間に、管30の遠位末端とガイドワイヤ38のより遠くに配置された遠位末端との間の正確な距離もまた変更され、全体的に約1cmから約4cmの範囲となる。一般的に、(通常0.5から0.6mm経で構築されている)ガイドワイヤ38の全長は、使用される内視鏡長さおよび外部伸長管長さに応じて、約150cmから210cmの範囲となる。延長管は内視鏡作業チャネルアダプタと手持ち装置との間に組み付けられ、作業チャネル径(3.8mm)と類似の内径で50から70cmの長さを有する。いくつかの実施形態において、ガイドワイヤ38の遠位末端は、金属ガイドワイヤおよび遠位栓の接着、接合、またはレーザ溶接/半田付けによって、遠位スプレーヘッドユニットに取り付けられる。管30は、使用される装置の滅菌方法に応じて、PTFE管(低摩擦用)またはETFEで構築され、約1mmから1.6mmの外径および約0.25mmの壁厚を有する。しかしながら、これらの測定値は一般的な指針としてのみ与えられるものであって、いかようにも本開示の範囲を限定するものではないことは、認識されるべきである。
いくつかの実施形態において、剛性ヘッド42は、2つの形態の間で移行させられるように構築される。第一形態において、剛性ヘッド42は、灌注および吸引に先立って通路28内でのその遠位方向への通過を許容するサイズを有し、その近位方向への通過がこれらの処置の最後に続く。この形態はまた、通路32の遠位部に高圧灌注流体を供給するために、(その遠位末端がガイドワイヤ38の遠位末端から数センチメートルのところで終端している)管30を利用して内視鏡作業チャネル80を清浄するのに役立つように、通路32の遠位出口を封止するためにも使用される。このようにして、正静水圧力が真空圧力に加えられ、これにより、粒子状物質を通路32の遠位末端から近位方向に移動させることでその中の閉塞を防止および/または解消する効率を、著しく向上させる。
一般的に、この第一形態は、装置10が通路32の境界(別の狭い機器チャネル)の中に収容されているときに、採用される。剛性ヘッド42の外径は一般的に、剛性ヘッド42が通路32の中に収容されているときに剛性ヘッド42の外表面が通路32の内表面と密着するように、通路32の内径よりも僅かに大きくなるようにだけ構築される。第二形態は、剛性ヘッド42が(その遠位末端において)通路32の境界から離れるときに生じる。すると、通路32とその遠位末端を超えて位置する体腔の領域との間の流体移送のみが剛性ヘッド42のチャネル、開口、および/またはノズルを経由するように、剛性ヘッド42が通路32の遠位出口と接触して前記出口の上に流体シールを効果的に提供するように、近位配向する力が印加される。いくつかの実施形態において、第一および第二形態は、単一の剛性ヘッド42に組み込まれる。
剛性ヘッドは、剛性または略剛性物質で作られる。本明細書において使用される用語、剛性物質とは、ほとんどまたはまったく可撓性を有していない剛性物質にも及ぶように意図されることに、注意すべきである。たとえば、剛性物質は金属、炭素繊維、複合材、セラミック、プラスチックなどであってもよい。剛性物質は、いくつかの実施形態において、剛性ヘッド上または中に設けられたチャネルがそれ自体潰されず、それゆえに流体(たとえば、液体または気体)をチャネルの内外に流すためのガイドの役割を果たすための開放位置にあるように、内視鏡の作業チャネルにおいてほとんどまたはまったく可撓性を有さない。剛性ヘッドは、内視鏡および/または作業チャネルの1つ以上の寸法に及んでもよい(たとえば、作業チャネルの幅、長さ、および/または高さにわたる)。いくつかの例において、剛性ヘッドは三次元物体(たとえば、成形または機械加工された構成要素)などを表してもよい。
本開示の剛性ヘッド42は、一実施形態において、たとえばチャネル43などの1つ以上の小径長手配置灌注チャネルを備える、2から20mmの範囲の長さを有し、たとえばその中を通過する内視鏡の作業チャネル80の内径と非常に類似の、またはこれよりわずかに小さい直径d1などの最大径を有する、完全剛性ユニットとして構築される。このようにして、通路32の遠位部分の中に配置されたときに、剛性ヘッド42の直径d1に対する精密な公差は、剛性ヘッド42の近位に流体の圧力水頭を増大させ、これにより流体スプレーを大腸管腔の中までチャネル内を通過させ、これによって大腸のその領域を灌注する。反対に、作業チャネルの境界を離れて大腸管腔の隣接領域の中を通過するような、作業チャネルの近位末端への吸い込み圧力の印加および剛性ヘッド42のさらなる遠位運動は、作業チャネルを通じて近位方向への流体、固体、および半固体デブリの効率的な大量吸引を引き起こす。
一実施形態において、剛性ヘッド42ユニットの直径d1は、剛性ヘッド42が中を通過する内視鏡の作業チャネル80の直径と非常に近い。このため、選択される寸法は、内視鏡を通じて内視鏡遠位部分に出入りする剛性ヘッド42の挿入および抜去の間に剛性ヘッド42と作業チャネル80との間に低摩擦を許容するようになっていなければならない。いくつかの実施形態において、適切な灌注を可能にするために、剛性ヘッド42は、内視鏡作業チャネル出口表面の少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも95%を封止すべきであり、したがって作業チャネル80に近い直径でなければならない。しかしながら、いくつかの実施形態において、作業チャネル80の中の剛性ヘッド42の十分に自由な運動を可能にするために、剛性ヘッド42の最大直径d1は、作業チャネル80の内径よりも少なくとも0.1mm小さい。このため、剛性ヘッド42の直径d1は、剛性ヘッド42が一緒に使用される作業チャネル80の直径に依存する。内視鏡作業チャネルは通常は2mmから6mmの範囲の直径を有するので、本開示の剛性ヘッド42は一般的に、約1.9mmから約5.9mmの範囲の直径を備える。
剛性ヘッド42は、遠位面44と近位面45との間で長手軸Aに沿って延在する。一実施形態において、遠位面44は弾丸形状を備え、近位面45は横軸Tと平行な平坦形状を備える。一実施形態において、遠位面44および近位面45はいずれも、作業チャネル80に出入りする運動および組織内への埋め込みを容易にするために、弾丸形状を備える。一実施形態において、遠位面44および近位面45はいずれも、横軸Tと平行な扁平構成を備える。一実施形態において、図2に示されるように、灌注チャネル43は、剛性ヘッド42の近位面を穿孔するように形成されている。一実施形態において、チャネル43は剛性ヘッド42の全長を通って、遠位面44を穿孔する。図2に示される例において、剛性ヘッド42は、円形パターンで配置された6つの灌注チャネルを包含する。しかしながら、この実施形態は例示目的のみであって、剛性ヘッド42は様々な配置でこれより少ないかまたは多い数のこのようなチャネルを包含してもよい。一実施形態において、チャネル43は円形断面を備える。いくつかの実施形態において、チャネル43は、たとえば楕円形、長円形、三角形、正方形、多角形、不規則、均一、不均一、および/またはテーパ型など、様々に構成されることが可能である。
剛性ヘッド42は、図示される実施形態において、全体的な円筒形状を備え、その長さに沿って直径d1を含む。様々な実施形態において、剛性ヘッド42の直径d1は、特定用途での必要に応じて、その長さに沿って増加または減少してもよい。一実施形態において、剛性ヘッド42は、嵌め合いを強化するために、作業チャネル80との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、剛性ヘッド42の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。
剛性ヘッド42と同様に、スプレーヘッド142も遠位面144と近位面145との間で長手軸Aに沿って延在する。一実施形態において、遠位面144は弾丸形状を備え、近位面145は横軸Tと平行な平坦形状を備える。一実施形態において、遠位面144および近位面145はいずれも、作業チャネル80に出入りする運動および組織内への埋め込みを容易にするために、弾丸形状を備える。一実施形態において、遠位面144および近位面145はいずれも、横軸Tと平行な扁平構成を備える。一実施形態において、図4に示されるように、チャネル143は、スプレーヘッド142の外周の周りの溝として形成されている。その結果、各チャネル143の壁の一部のみがスプレーヘッド142自体によって形成され、各チャネル143壁の残部は、スプレーヘッド142が内視鏡の作業チャネル80に挿入されるときに作業チャネルの壁によって形成される。
図4に示されるように、スプレーヘッド142は6つのチャネルを包含する。しかしながら、この実施形態は例示目的のみであって、スプレーヘッド142は様々な配置でこれより少ないかまたは多い数のこのようなチャネルを包含してもよい。一実施形態において、チャネル143は円形断面を備える。いくつかの実施形態において、チャネル143は、たとえば楕円形、長円形、三角形、正方形、多角形、不規則、均一、不均一、および/またはテーパ型など、様々に構成されることが可能である。
スプレーヘッド142は全体的な円筒形状を備え、その長さに沿って直径d2を含む。様々な実施形態において、スプレーヘッド142の直径d2は、特定用途での必要に応じて、その長さに沿って増加または減少してもよい。一実施形態において、スプレーヘッド142は、嵌め合いを強化するために、作業チャネル80との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、スプレーヘッド142の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。
装置の別の例示的実施形態において、図4に示されるように、たとえばスプレーヘッド142の中のチャネル143などの長手配置灌注チャネルは、チャネル142のようにスプレーヘッド142の内部に延びるチャネルと、チャネル143のようにスプレーヘッド142の外周に沿って延びるチャネルとの組み合わせであってもよい。一実施形態において、剛性遠位スプレーヘッド142の近位面を穿孔するチャネルは、剛性ヘッドの本体の中である程度の距離だけ続いてから側方に「曲がり」、ヘッドユニットの外周の周りの溝になる。さらなる実施形態において、チャネルはヘッドの側方外周上で近位方向に配置され、「内向きに」貫通してヘッドの中のチャネルとなり、これはその後剛性ヘッドユニットの遠位面を穿孔する。別の実施形態において、チャネルは近位面145で始まって、遠位面144までスプレーヘッド142の長さに沿って螺旋状に捻れる。これら様々な組み合わせのうちのいずれの組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。
いくつかの実施形態において、流体ソースが剛性ヘッドに直接接続されていないことは、理解されるべきである。むしろ、剛性ヘッドおよびそのチャネルが作業チャネルの内外に流体を誘導してスプレーヘッドとして機能するように、流体ソースまたは管と剛性ヘッドとの間には空間がある。いくつかの実施形態において、剛性ヘッドは、内視鏡の作業チャネルの内外への長手方向運動のため、ガイドワイヤに接続されている。
スプレーヘッド42、142と同様に、スプレーヘッド242も遠位面244と近位面245との間で長手軸Aに沿って延在する。スプレーヘッド242は、たとえば遠位面244に隣接する張り出し部分246などの、直径変動手段を含む。いくつかの実施形態において、張り出し部分246は、作業チャネル80の遠位出口の完全な封止を容易にするように、スプレーヘッド242の残部の直径よりも大きい直径を有する。このようにして、作業チャネル80内の除去が達成されてもよい。スプレーヘッド242は、チャネル143と同様にスプレーヘッド242の外表面上の溝として形成された、側方溝243を備えて構築される。
図6に示されるように、チャネル143はスプレーヘッド242の全長に沿って延在してはいない。一実施形態において、チャネル243は円形断面を備える。いくつかの実施形態において、チャネル243は、たとえば楕円形、長円形、三角形、正方形、多角形、不規則、均一、不均一、および/またはテーパ型など、様々に構成されることが可能である。
使用時、吸引に続いて、スプレーヘッド242は、スプレーヘッド242の張り出し部分246が作業チャネル80の末端を封止するがまだ作業チャネル80の外側に残るように、近位方向に引き出されてもよい。このスプレーヘッド242内のチャネル243は遠位面244まで続く流体通路を提供しないので、作業チャネル80は、作業チャネルの末端を超えて存在する大腸管腔から完全に隔離されるようになる。このため、作業チャネル80に印加された負圧は、結果的に作業チャネル80の液体および固体内容物を除去することになり、その閉塞を防止する。
一実施形態において、スプレーヘッド242は全体的な円筒形状と、スプレーヘッド242の近位末端よりも大きい直径を含む張り出し部分246(これはリムと称されることも可能である)とを備える。様々な実施形態において、スプレーヘッド242の直径は、特定用途での必要に応じて、その長さに沿って増加または減少してもよい。一実施形態において、スプレーヘッド242は、嵌め合いを強化するために、作業チャネル80との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、スプレーヘッド242の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。いくつかの実施形態において、円筒形状および張り出し部分246が内視鏡の作業チャネルから出ているとき、流体はチャネル243から出るように誘導される。いくつかの実施形態において、円筒形状および張り出し部分246が内視鏡の作業チャネルの中にあるとき、円筒形状および張り出し部分246の内径は作業チャネルの直径よりもわずかに小さい直径を有し、作業チャネルの内壁とのシールを形成するためにその中にぴったりと嵌まるので、流体はそこを通過できなくなる。このようにして、流体は作業チャネルの中を、しかし円筒形状および張り出し部分246まで流れることになり、これにより内視鏡の作業チャネルが洗浄されることを可能にする。いくつかの実施形態において、スプレーヘッド242が内視鏡の内外に移動できるように、およびこれが内視鏡の内外へのスプレーヘッド242の運動のために近位面に配置または取り付けされることが可能なように、(図7に示されるように)ガイドワイヤが円筒形状および張り出し部分246に隣接して設けられることが可能であることは、理解されるだろう。
図7から図9は、2つのスプレーヘッド42、142が作業チャネルの遠位端から遠位の大腸管腔を灌注するために使用される様子を、長手断面図で示す。一実施形態において、剛性ヘッド42の遠位面44が遠位端作業チャネル80をわずかに(たとえば、数ミリメートル)超えて配置されるように、剛性ヘッド42は標準的な未変更の内視鏡の作業チャネル80の中を前進させられる。作業チャネル80の中の剛性ヘッド42の精密な嵌め合い、ならびに流体導管としての作業チャネル80の総容積の使用は、内視鏡の遠位先端を超えて大腸管腔内へ長手配置チャネル43を通る流体スプレーの排出を招く、灌注流体の圧力を形成する。
一実施形態において、スプレーヘッド142は、剛性ヘッド42と同様に、標準的な未変更の内視鏡の作業チャネル80の中を前進させられる。しかしながらこの実施形態では、灌注流体は、スプレーヘッド142の外周に沿って側方配置された溝と作業チャネル80の内壁との間に形成された、チャネル143の中に通される。図7および図8に示される両方の遠位ヘッド変形例の場合には、その全長が大腸管腔の中で、作業チャネル80の末端を超えて静止するように、吸引は剛性ヘッド42、142を遠位方向に前進させることによって、達成される。このようにして、作業チャネル80の総容積は、流体灌注を受けた大腸空洞の流体および固体内容物の吸引目的に利用可能となる。
別の実施形態において、図10から図15に示されるように、作業チャネル80の遠位部分の内壁が直径変更手段または要素を組み込むように変更されている内視鏡と一緒に、完全剛性ヘッドユニット42(2から20mmの範囲の長さを有する)が使用されてもよい。たとえば、一実施形態において、図10に示されるように、弾性変形要素または層は、膨張可能バルーン81または作業チャネルの内径を変化させるその他の機構を備える。バルーン81は膨張構成と収縮構成との間で移動するように構成されており、膨張構成は、バルーン81が収縮したときまたは収縮構成にあるときよりも小さい直径を作業チャネル80が有するようにする大内径を有し、作業チャネル80はより大きい直径を有するようになる。バルーン81は、バルーン81の膨張時に、剛性ヘッド42との締まり嵌めを形成するように作業チャネル80の内径が減少するように、作業チャネル80の側壁に固定されおよび/またはその中に埋め込まれる。剛性ヘッド42の直径d1に対して形成された公差は、剛性ヘッド42が膨張構成にあるバルーン81と接触するときに大腸管腔および/または内視鏡の作業チャネルの圧力増大および灌注を最適に許容するのに十分な小ささである。剛性ヘッドとバルーンとの間の締まり嵌めは、剛性ヘッドおよびバルーンを通過する流体流れを防止または低減し、こうして作業チャネルは洗浄または吸引されることが可能となる。バルーンが収縮すると、流体流れは増加してバルーンを超え、作業チャネルおよび/または患者組織が洗浄可能となる。
先に記載された第一の実施形態と同様に、本実施形態の剛性ヘッド42の直径もまた、作業チャネルを通じておよび内視鏡の作業チャネル80の内外へのその挿入および抜去の間、低摩擦を可能にするようになっていなければならない。適切な灌注を可能にするために、剛性本体は、内視鏡の作業チャネル80出口表面の少なくとも60%を封止すべきである。最適な公差は、その外径が作業チャネル直径よりも0.1mm以下だけ小さくなるように剛性ヘッド42を構築することによって、達成される。いくつかの実施形態において、剛性ヘッド42の直径は、バルーン81を収容するために、作業チャネル80の内径よりも0.1mm未満だけ小さくなければならない。
様々な実施形態において、内視鏡の作業チャネル80は、その最遠位部分で前記チャネルの直径を変更させる手段を備えるように、変更される。これらの手段は2つの機能的に異なるタイプであってもよい:すなわち、剛性ヘッド径との最適な嵌め合いを提供するためにユーザが手作業でまたはデジタル的に内視鏡作業チャネル径を制御できるようにする、静的手段または動的手段である。これは、大腸内視鏡作業チャネルの遠位部の中で膨張/縮小可能な統合型拡張可能要素;特定部位において内径を変化させる可動内側部分、および/またはその片側が剛性ヘッド要素によって係合されたときに機構の反対側が作業チャネルの可撓性遠位部分に機械的圧力を印加する、統合型レバー機構によって、達成されてもよい。
一実施形態において、図11に示されるように、作業チャネル80の内表面は、剛性ヘッド42の外表面との締まり嵌めを形成するように構成された、リング82を備える。リング82は、リング82の内表面の直径がリング82の外側厚さの直径よりも小さくなるような厚さを有する。一実施形態において、リング82は、嵌め合いを強化するために、剛性ヘッド42との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、リング82の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。
一実施形態において、図12に示されるように、作業チャネル80の内表面は、剛性ヘッド42の外表面との締まり嵌めを形成するように構成された、可撓性部分83を備える。可撓性部分83は、剛性ヘッド42の形状と一致するための弾性特性を有する。可撓性部分83は、作業チャネル80の内壁の中に埋め込まれており、可撓性部分83の内表面の直径が作業チャネル80の直径よりも小さくなるような厚さを有する。一実施形態において、可撓性部分83は、嵌め合いを強化するために、剛性ヘッド42との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、可撓性部分83の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。いくつかの実施形態において、可撓性部分は、剛性ヘッドとの接触に応じて構成を変化させることが可能な、バネ、クリップ、突起、リッジなどであってもよい。
一実施形態において、図13に示されるように、作業チャネル80の内表面は、剛性ヘッド42の外表面との締まり嵌めを形成するように構成された、可撓性部分84を備える。可撓性部分84は、剛性ヘッド42の形状と一致するための弾性特性を有する。可撓性部分84は、作業チャネル80の内壁の中に埋め込まれており、可撓性部分84の内表面が作業チャネル84の内表面と同一平面となるような内表面を有する。一実施形態において、可撓性部分84は、嵌め合いを強化するために、剛性ヘッド42との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、可撓性部分84の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。可撓性部分84は、図13に示されるように互いに平行にまたは略平行に設けられることが可能であることは、理解されるだろう。しかしながら、その他の配置も可能であり、たとえば作業チャネルは1つの可撓性部分84を有することができ、あるいは作業チャネルの一部または可撓性部分84に互いに上下に設けられた1つ以上の可撓性部分84が作業チャネルの別々の領域に設けられることも可能である。
一実施形態において、図14に示されるように、作業チャネル80の内表面は、剛性ヘッド42の外表面との締まり嵌めを形成するように構成された、傾斜表面86および接触表面87を備える。傾斜表面86は、剛性ヘッド42が作業チャネル80に沿って遠位方向に前進させられたときに、剛性ヘッド42と係合するように構成されている。剛性ヘッド42が遠位方向に前進させられると、傾斜表面86は、剛性ヘッド42が傾斜表面86と接触表面87との間にきつく嵌め込まれるように、接触表面87の中に剛性ヘッド42を押し込む。一実施形態において、傾斜表面86および/または接触表面87は、剛性ヘッド42の形状と一致するための弾性特性を有する。一実施形態において、傾斜表面86および/または接触表面87は、嵌め合いを強化するために、剛性ヘッド42との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、傾斜表面86および/または接触表面87の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。
一実施形態において、図15に示されるように、作業チャネル80の内表面は、剛性ヘッド42の外表面との締まり嵌めを形成するように構成された、傾斜突起88を備える。傾斜突起88は、剛性ヘッド42が作業チャネル80に沿って遠位方向に前進させられたときに、剛性ヘッド42と係合するように構成されている。剛性ヘッド42が遠位方向に前進させられると、傾斜突起88は、剛性ヘッド42が傾斜突起88の間にきつく嵌め込まれるように、両側から剛性ヘッド42に抵抗力を付与する。一実施形態において、傾斜突起88は、剛性ヘッド42の形状と一致するための弾性特性を有する。一実施形態において、傾斜突起88は、剛性ヘッド42の直径と一致するために作業チャネル80の内壁の中に押し込み可能である。一実施形態において、傾斜突起88は、嵌め合いを強化するために、剛性ヘッド42との係合のための摩擦表面構成を有する。いくつかの実施形態において、傾斜突起88の表面は、特定用途の要件にしたがって、たとえば平滑、ざらつき、弓状、起伏、メッシュ、多孔性、半多孔性、ディンプル、および/またはテクスチャなど、代替表面構成を含んでもよい。
一実施形態において、図13に示されるように、作業チャネル80の内表面は、剛性ヘッド42の外表面との締まり嵌めを形成するように構成された、ライニングを備える。
剛性ヘッド42は、たとえば内視鏡作業チャネルの内側から外側へおよびその逆の剛性ヘッド42の線形移動を使用することで、剛性ヘッド42の寸法が操作者によって変更されることを可能にする1つ以上の構造的または機能的特徴を有することにより、様々な上述の形態の間で移動することができる。しかしながら装置10は、このような機構に限定されるものではなく、むしろスプレーヘッド形態を変更するために使用可能なその他の機械的機構または膨張可能機構および可撓性樹脂シリコーンまたはゴムの使用を含んでもよい、さらなる実施形態も包含するものである。
剛性ヘッド42は、通路32の遠位出口を部分的にまたは完全に閉塞させてもよい、有孔栓として効果的に機能する。このため、前記遠位出口を部分的に閉塞すると、灌注流体は通路32を通じて供給され、流体は、通路32の遠位末端からすぐ遠位に位置する体腔(たとえば、大腸)の領域に向けて配向されたジェット散乱の形態で、より高圧で剛性ヘッド42から排出される。
灌注流体は、以下のようにして剛性ヘッド42に供給されてもよい:灌注流体は2から10気圧の間のポンプ出口圧力の正圧送水ポンプ(蠕動、遠心ポンプ、投与ポンプ、歯車ポンプなど)を使用して、通路32内に供給され、その結果、出口ノズル内で2から8気圧の圧力範囲となる。流量は、0.2から2.0l/分の間の範囲であってもよい。標準的なルアー構成要素を用いる封止要素、アダプタ、およびコネクタが使用されてもよい。上述の圧力およびフローパラメータが説明目的のみのためであることは、強調されるべきである。
使用時、剛性ヘッド42は、その第二の拡張形態にありながら、通路32とその遠位末端を超えた位置にある体腔の領域との間の自由流体移送が再び可能となるように、(すぐ上で記載されたように)通路32の出口の上方のその着座位置から得に方向に移動させられてもよい。この状態において、通路32は、体腔からの流体および固体デブリの吸引ならびに内視鏡器具の通過のための、吸い込みチャネルとして採用されてもよい。
吸引チャネルとしての通路32の潜在的使用は、利用可能な作業チャネル容積の相応に大きい部分を専有することになる流体供給カテーテル上ではなく、金属またはプラスチック樹脂のいずれかで作られた上記の非常に小径のガイドワイヤ38上に剛性ヘッド42が実装されているということによって促進されることは、強調されるべきである。ガイドワイヤ38は十分に硬いので、操作者は剛性ヘッド42を通路32の中を通じて体腔管腔の中まで前進させることができる。しかしながら、前記体腔の中で屈曲および潰れの折り合いを付けるために、これはまた十分に可撓性でなければならない。
いくつかの実施形態において、剛性ヘッド42は、シリコーンなどの可撓性材料で構築された、外部O−リングを備える。このO−リングの存在は、ある操作モードから別の操作モードに移るときに、様々なヘッドユニット位置の間の平滑な移行を提供するのに役立つ。このようなO−リングの使用は、装置10が作業チャネルの遠位末端に内側テーパを有する内視鏡と一緒に使用されるときに、特に有効である。このような場合、作業チャネル内の剛性ヘッド42の通過は、剛性ヘッド42が作業チャネルの狭い遠位部分に進入するまではほとんど摩擦を伴わない。
装置10は、糞便物質による前記チャネルの閉塞が防止または解消されるような方法で、内視鏡装置の作業チャネルの灌注および清浄のために使用されてもよい。このため、作業チャネルが糞便(および/またはその他の固体および半固体物質)によって閉塞されるときはいつでも、あるいはこのように閉塞される前に、剛性ヘッド42は、たとえばガイドワイヤ38などの可撓線に実装され、これは同様にたとえば内管30などの中空管の中を通り、その中を灌注流体が通ることができる。管30は、その全長またはその一部に沿って形成された側面開口、および/または遠位末端の開口を有してもよい。
流体が固体デブリのサイズを低減することに加えて、流体の付加的な使途は、最大で−1気圧の圧力に制限される真空の他に、糞便および閉塞を後方に押しやるのを支援するための正静水圧力を形成することである。現実的には、内視鏡の遠位部で実際に達成される真空圧力は、−1atmよりもはるかに低い。この構成では、内視鏡の遠位末端を封止する必要がある。
いくつかの実施形態において、装置10は、操作者が使用中に剛性ヘッド42の位置を認識および検出するのを支援する手段を含む。このような実施形態において、ラチェット機構の半分は、通路32の遠位出口に隣接する内視鏡の遠位面に取り付けられている。補完的なラチェット表面は、剛性ヘッド42が通路32の遠位出口と接触させられるときにクリック音(ラチェット機構によって生じる)が発せられるように、剛性ヘッド42の近位面の中に組み込まれており、こうして剛性ヘッド42が内視鏡遠位面と密接に並置されていることを操作者に通知する。他の実施形態は、ハンドル12上に位置する受信器または送信器と通信する内視鏡の遠位面に位置する遠隔センサまたは送信器を含む、位置剛性ヘッド42を信号送信するための異なる機構を組み込んでいる。
別の実施形態において、図18に示されるように、ガイドワイヤを受容するように構成された筐体127を備える身体挿管装置125があり、筐体127は長手軸を有し、第一ガイドワイヤ調整器は、筐体と接触して近位末端126および遠位末端128を有するように示されており、第一ガイドワイヤ調整器は筐体の長手軸に沿って示される第一長さだけガイドワイヤを延在させるように構成されており;第二ガイドワイヤ調整器135は、第一ガイドワイヤ調整器の近位末端および/または遠位末端および/またはガイドワイヤと接触し、筐体127の長手軸に沿って第一ガイドワイヤ調整器に対する第二長さだけガイドワイヤを延在させるように、構成されている。第一ガイドワイヤ調整器は、ユーザがサムリングを通して親指を配置することができるスライダとして示されており、これはスライダおよびガイドワイヤを前後に移動させるのに役立つ。このようにして、ガイドワイヤおよびスプレーヘッド133(または栓)は、標的領域が流体(たとえば、滅菌水、生理食塩水、通常生理食塩水、デキストロースなど)で洗浄または灌注されることが可能なように、内視鏡作業チャネルの内外にあるいは患者組織または体腔(たとえば、大腸、食道など)の近位または遠位に、正確に操作されることが可能である。流体は、スプレーヘッド133から出る。いくつかの実施形態において、スプレーヘッド133は、内視鏡の作業チャネルから水を誘導する変形可能チャネル(図示せず)を有する。チャネルが開放しているとき、水は特定の標的領域まで誘導される。チャネルが閉鎖されているときは、たとえば、チャネルはスプレー133ヘッドが内視鏡の作業チャネルの中にあるときに潰され、スプレーヘッド133はまた変形可能栓としても機能し、流体がスプレーヘッド133を超えるのを防止する。このようにして、内視鏡の作業チャネルの中のデブリまたはその他の物質もまた、洗浄または灌注される。ガイドワイヤは、外管129のチャネルを通る。いくつかの実施形態において、外管129は部分長外管であってもよく、本実施形態に示されるようにガイドワイヤとともに連続的に延びることはできない。
この望ましくない側方および/または垂直運動を低減または解消するために、いくつかの実施形態において、身体挿管装置125は安定化部材132を備える。より具体的には、身体挿管装置125は、第二ガイドワイヤ調整器135の方向の近位末端およびスプレーヘッド133の方向の遠位末端、およびその間に設けられた長手軸を有する、外管129を有する。外管129は、外管129の長手軸に沿って延在するチャネルを内部に有する。外管の近位末端を通り、外管および内管131として示される安定化部材の遠位末端を通りこれを超えて延在するように構成された、チャネル内に設けられたガイドワイヤは、外管129のチャネルに対するガイドワイヤの側方および/または垂直運動を防止するように、構成されている。
外管129の全長または部分長であるか、または外管129の全長より長く延在してもよい、外管129と同軸の内管131を配置することにより、内管131は作業チャネル内の装置の直径を増加させ、ガイドワイヤの望ましくない側方および/または垂直運動を低減するためにガイドワイヤおよびスプレーヘッド131を安定化させる。内管131は、外管129のチャネルの中に設けられることが可能である。
いくつかの実施形態において、内管131に加えて、またはこれの代わりに、身体挿管装置125は、内管131のチャネル内に設けられた、たとえばリング、リブ、またはバネなどの安定化部材を有することができ、これはガイドワイヤの側方および/または垂直運動を低減するためにガイドワイヤと接触するように構成されている。いくつかの実施形態において、リング、リブ、またはバネは、ガイドワイヤの望ましくない側方および/または垂直運動を低減または解消するために、ガイドワイヤに直接接触することができる。いくつかの実施形態において、リング、リブ、またはバネは、ガイドワイヤの側方および/または垂直運動を低減または解消するために、内管131および/または外管129と接触することができる。
いくつかの実施形態において、身体挿管装置125は、内管および/または外管に進入する水流を遮断するための、弁またはクランプ137を備える。ガイドワイヤ、内管および/または外管を包含する装置の部分は、作業チャネルまたは患者組織を洗浄または灌注するために、内視鏡の作業チャネルの中に挿入されることが可能である。
一実施形態において、外管22、安定化部材21、ガイドワイヤ38は、内視鏡51の作業チャネル53の中に設けられる。図示される実施形態において、剛性ヘッド42および栓は変形可能であり(たとえば、これらはたとえばエラストマ材料から作られる)、これらは内視鏡51の作業チャネル53の中に後退しているように示されている。これは、第一ガイドワイヤ調整器(図19の220)および/または第二ガイドワイヤ調整器(図19の206)を図19の矢印Eの方向に移動させることによって、達成可能である。このようにして、ガイドワイヤ38および剛性ヘッド42および栓は、標的領域が流体(たとえば、滅菌水、生理食塩水、通常生理食塩水、デキストロースなど)で洗浄または灌注されることが可能なように、内視鏡作業チャネルの内外に正確に操作されることが可能である。剛性ヘッド42のチャネル41は剛性ヘッド42として変形または潰れて、栓、剛性ヘッド42、および/またはチャネル41が作業チャネル53の外側に拡張するということのため、栓は作業チャネルの中に後退させられる。栓、剛性ヘッド42、および/またはチャネル41が内視鏡の作業チャネルの中に後退すると;チャネル41は、作業チャネル内での止まり嵌めのためそれ自体が収縮、潰れ、または閉鎖してシールを形成し、これが作業チャネル内の流体流れを防止する。いくつかの実施形態において、栓もまた変形可能であり、作業チャネルを封止して、剛性ヘッド42のチャネル41のものを超える作業チャネル内の前方流体流れ49を防止する。これは、作業チャネル内のデブリを灌注および/または洗浄することが可能な、矢印47によって示される流体背圧を形成する。
たとえば、図16において、安定化部材21は、ガイドワイヤ38を圧迫してガイドワイヤ38の望ましくない側方および/または垂直運動を低減または解消するリングとして、示されている。
図19を見ると、身体挿管洗浄装置222の構成要素が示されている。身体挿管装置222は、ガイドワイヤ208を受容するように構成された筐体200を備えており、筐体200は長手軸Gを有する。第一ガイドワイヤ調整器220は、筐体200と接触して、近位末端204および遠位末端202を有するように示されている。第一ガイドワイヤ調整器220は、筐体200の長手軸Gに沿ってL3で示される第一長さだけ、ガイドワイヤ208aを延在させるように構成されている。第二ガイドワイヤ調整器206は、第一ガイドワイヤ調整器220の近位末端204および/または遠位末端202および/またはガイドワイヤ208と接触するように構成されている。ガイドワイヤ208は、筐体200の長手軸に沿って第一ガイドワイヤ調整器220に対して第二長さL4だけ延在する。第一ガイドワイヤ調整器220は、ユーザがサムリング218を通して親指を配置することができるスライダとして示されており、これはスライダおよびガイドワイヤ208を前方(矢印Dの方向で示される)および後方(矢印Eの方向で示される)に移動させるのに役立つ。このようにして、ガイドワイヤ208およびスプレーヘッド216(または栓)は、標的領域が流体(たとえば、滅菌水、生理食塩水、通常生理食塩水、デキストロースなど)で洗浄、吸引、または灌注されることが可能なように、内視鏡作業チャネルの内外にあるいは患者組織または体腔(たとえば、大腸、食道など)の近位または遠位に、正確に操作されることが可能である。流体は、スプレーヘッド216から出る。いくつかの実施形態において、スプレーヘッド216は、内視鏡の作業チャネルから水を誘導する変形可能チャネル(図示せず)を有することができる。チャネルが開放しているとき、水は特定の標的領域まで誘導される。チャネルが閉鎖されているとき、たとえば、スプレーヘッドが内視鏡の作業チャネルの中にあるときのチャネル自体の潰れのときは、スプレーヘッド216はまた変形可能栓としても機能し、流体がスプレーヘッド216を超えるのを防止する。このようにして、内視鏡の作業チャネルの中のデブリまたはその他の物質もまた、洗浄または灌注されることが可能である。ガイドワイヤは、外管210のチャネルを通る。いくつかの実施形態において、外管210は部分長外管であってもよく、本実施形態に示されるようにガイドワイヤ208とともに連続的に延びることはできない。
たとえば同じ作りおよびモデルのものを含む、内視鏡作業チャネルの様々な長さのため、ガイドワイヤ208および/またはスプレーヘッド216に追加長さが必要とされる場合、あるいは患者組織を灌注または洗浄するために追加長さが必要とされる場合、ガイドワイヤ208およびスプレーヘッド216を前方に移動させるために、ユーザは第二ガイドワイヤ調整器206を矢印Dで示される方向に、または前方に、移動または摺動させる。したがって、水が外管210から出て流れがスプレーヘッド216によって標的領域まで誘導されるとき、必要であれば正確な灌注または洗浄が実現される。第一ガイドワイヤ調整器220または第二ガイドワイヤ調整器206は、ガイドワイヤ208および/またはスプレーヘッド216を制御するために、矢印Dで示されるように前方に、または矢印Eで示されるように後方に移動させられることが可能であることは、理解されるだろう。このようにして、洗浄および/または灌注の正確な制御が達成可能である。
一実施形態において、第二ガイドワイヤ調整器206は第一ガイドワイヤ調整器220の中に設けられ、第一ガイドワイヤ調整器220は第一長さだけガイドワイヤ208を延在させるために筐体200の長手軸に沿って摺動可能に実装されている。ガイドワイヤ208の末端は、第一ガイドワイヤ調整器220に直接接触することができる。図示される実施形態において、ガイドワイヤ208は第二ガイドワイヤ調整器206の一端に固定されることが可能であり、第一ガイドワイヤ調整器220は第二ガイドワイヤ調整器206に直接接触し、これはガイドワイヤ208に直接接触する。前方向Dへの筐体220の長手軸に沿った第一ガイドワイヤ調整器220の運動(たとえば、摺動)は、第二ガイドワイヤ調整器206を方向Dに移動させる。たとえば異なる長さの作業チャネルを有する内視鏡の使用のため、ガイドワイヤ208に追加長さL4が必要とされる場合、ユーザは第一ガイドワイヤ調整器220を長さL3まで前方に移動または摺動させることになり、すると第二ガイドワイヤ調整器206は追加長さL4までさらに移動または摺動させられることが可能となる。ガイドワイヤ調整器は、右利きおよび左利き両方のユーザ向けにユニバーサルに構成されることが可能である。第一ガイドワイヤ調整器220はまた、追加長さが必要とされる場合、第二ガイドワイヤ調整器206が利用可能なので、より短い長さであってもよく、ユーザの手および指のサイズに基づいて操作しやすくなっていてもよい。このようにして、ガイドワイヤ調整器は、ユーザの手に快適に適合することができる。
一実施形態において、第一ガイドワイヤ調整器220および第二ガイドワイヤ調整器206は、筐体200に摺動可能に実装されている。しかしながら、その他の実装も可能である。一実施形態において、第一ガイドワイヤ調整器220は、第一長さL3のすべてまたは一部を摺動または移動するまでガイドワイヤ208を係合することができ、その後第二ガイドワイヤ調整器206は、追加長さまたは第二長さL4のすべてまたは一部を摺動させるためにガイドワイヤ208を係合することができる。このようにして、ガイドワイヤ208および/またはスプレーヘッド216は別々の位置に移動させられることが可能であり、ユーザはこれらの位置までガイドワイヤ208を快適に摺動または移動させることができる。
一実施形態において、第二ガイドワイヤ調整器206は、1つを動かせばもう1つも動くように、第一ガイドワイヤ調整器220の中に、これと平行にまたは略平行に設けられる。しかしながらその他の構成も可能であって、ガイドワイヤ調整器220は第二ガイドワイヤ調整器206に対して直交または直角であってもよいことを、当業者は理解するだろう。実施形態において、ガイドワイヤ208は第二ガイドワイヤ調整器206内に固定されており、第一ガイドワイヤ調整器220の近位末端206はガイドワイヤ208と直接接触しない。別の実施形態において、第一ガイドワイヤ調整器220および第二ガイドワイヤ調整器206はいずれもガイドワイヤ208と接触できる。
身体挿管装置222は、その一部が内視鏡の作業チャネルの直径よりも小さい直径を有するので、しばしばガイドワイヤ208およびスプレーヘッド216は望ましくない側方および垂直運動を有し、これは不正確な洗浄および/または灌注を引き起こす可能性がある。
この望ましくない側方および/または垂直運動を低減または解消するために、いくつかの実施形態において、身体挿管装置222は安定化部材214を備える。より具体的には、身体挿管装置222は、第一ガイドワイヤ調整器220の方向の近位末端およびスプレーヘッド216の方向の遠位末端、およびその間に設けられた長手軸を有する、外管210を有する。外管210は、外管210の長手軸に沿って延在するチャネル211を内部に有する。ガイドワイヤ208はチャネル211内に設けられており、これは外管210の近位末端を通り、外管210の遠位末端を通りこれを超えて延在するように構成されている。安定化部材214は、チャネル211に対するガイドワイヤ208の側方および/または垂直運動を防止するように構成されている。外管210の全長または部分長であるか、または外管210の長さよりも長く延在してもよい、外管210と同軸の内管212を配置することにより、内管212は作業チャネル内の装置の直径を増加させ、ガイドワイヤ208の望ましくない側方および/または垂直運動を低減するためにガイドワイヤ208およびスプレーヘッド216を安定化させる。内管212は外管チャネル211の中に設けられることが可能であることは、理解されるだろう。
いくつかの実施形態において、内管212は外管210と同じ長さである。いくつかの実施形態において、内管212は外管210よりも長さが短い。いくつかの実施形態において、内管212は外管210よりも長さが長い。いくつかの実施形態において内管212は長手軸Gに沿って外管210よりも長く延在する。
いくつかの実施形態において、内管212に加えて、またはこれの代わりに、身体挿管装置222は、外管210のチャネル211内に設けられたリング、リブ、またはバネを備える異なる安定化部材を有することができ、これはガイドワイヤ208の側方および/または垂直運動を低減するためにガイドワイヤ208と接触するように構成されている。いくつかの実施形態において、リング、リブ、またはバネは、ガイドワイヤ208の望ましくない側方および/または垂直運動を低減または解消するために、ガイドワイヤ208に直接接触することができる。いくつかの実施形態において、リング、リブ、またはバネは、ガイドワイヤ208の側方および/または垂直運動を低減または解消するために、内管212および/または外管210と接触することができる。たとえば、安定化部材214は、外管210のチャネル211の中に設けられて、ガイドワイヤ208の側方および/または垂直運動を低減または解消するために、外管210およびガイドワイヤ208と接触することができる。
身体挿管装置およびその構成要素のうちの1つ以上が滅菌および再利用されることが可能であることは、当業者によって理解されるだろう。あるいは、および好ましくは、身体挿管装置の1つ以上の構成要素は、単回使用の後に廃棄可能であって廃棄されてもよい。
本明細書に開示される実施形態に様々な変更がなされてもよいことは、理解されるだろう。したがって、上記の説明は限定的と見なされるべきではなく、単に様々な実施形態の例示と見なされるべきである。当業者は、添付の請求項の範囲および精神において、その他の変更を想起するだろう。
Claims (28)
- 内視鏡の作業チャネル内で使用するための剛性ヘッドであって、剛性ヘッドは、近位末端、遠位末端、および長手軸を有する本体を備え、本体は、作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成された長手軸に沿って設けられた少なくとも1つのチャネルを有し、剛性ヘッドは内視鏡の作業チャネル内の配置のために構成されており、少なくとも1つのチャネルは内視鏡の作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成されている、剛性ヘッド。
- ヘッドがガイドワイヤに接続可能である、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 少なくとも1つのチャネルが本体の内部を通じて延在する、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 少なくとも1つのチャネルが、本体の周縁に沿って離間した長尺スロットを備える、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 少なくとも1つのチャネルが、本体の内部を通じて延在し、本体の周縁に沿って離間した長尺スロットを備える、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- (i)少なくとも1つのチャネルが遠位末端を中心に円形パターンで均一に離間しており;(ii)少なくとも1つのチャネルが近位末端から遠位末端まで螺旋構成で捻れており;または(iii)遠位末端が、内視鏡の作業チャネルの内外への挿入のために構成された弾丸形状を備える、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 本体が、作業チャネルの直径よりも小さい外径を備える、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 本体が、約1.9mmから約5.9mmの間の外径を備える、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 近位表面が、作業チャネルの出口表面の少なくとも60%を封止するように構成されている、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 作業チャネルが、手術部位に流体を吐出するように構成されている、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 作業チャネル内に背圧を生じるために剛性ヘッドと作業チャネルの内表面との間の締まり嵌めを形成するように構成された、近位末端に隣接する拡張ヘッド領域をさらに備える、請求項1に記載の剛性ヘッド。
- 組織を清浄するシステムであって、
近位面、遠位面、および近位面と遠位面との間に延在するチャネルを有する本体を備える剛性ヘッドユニットであって、ヘッドは近位面と遠位面との間に長手軸を画定し、ヘッドは灌注器具から延在するガイドワイヤの遠位末端に取り付けられている、剛性ヘッドユニットと、
剛性ヘッドと灌注器具との間に延在する作業チャネルと、
を備え、
近位面は伝達のために外科器具の作業チャネルに接続可能である、組織を清浄するシステム。 - チャネルが本体の内部を通じて延在する、請求項12に記載の組織を清浄するシステム。
- チャネルが、本体の周縁に沿って離間した長尺丸スロットを備える、請求項12に記載の組織を清浄するシステム。
- ヘッドユニットがその長さに沿って略円筒形断面を備え、本体は作業チャネルの内表面の直径よりも小さい外径を有する、請求項12に記載の組織を清浄するシステム。
- ヘッドユニットがその長さに沿って略円筒形断面を備え、本体は約1.9mmから約5.9mmの間の外径を有する、請求項12に記載の組織を清浄するシステム。
- 作業チャネルが、剛性ヘッドの外表面と作業チャネルとの間の締まり嵌めを提供するための要素を内表面上に備える、請求項12に記載の組織を清浄するシステム。
- 要素が、第一構成と第二構成との間で膨張するように構成された拡張可能部材を備え、第一構成は第二構成の内径よりも大きい内径を画定する、請求項17に記載の組織を清浄するシステム。
- 要素が、内表面の中に埋め込まれたリングを備える、請求項17に記載の組織を清浄するシステム。
- 要素が、弾性特性を有する可撓性部分を備える、請求項17に記載の組織を清浄するシステム。
- 要素が、剛性ヘッドが傾斜表面に接触すると、剛性ヘッドと作業チャネルとの間の締まり嵌めを形成するために剛性ヘッドが接触表面に対して押圧されるように、作業チャネルの接触表面の反対側に設けられた傾斜表面を備える、請求項17に記載の組織を清浄するシステム。
- 要素が、特定部位において壁の内径を変化させるために、内壁に沿って移動可能である、請求項17に記載の組織を清浄するシステム。
- 要素が、剛性ヘッドとの締まり嵌めを維持するための握持表面を備える、請求項17に記載の組織を清浄するシステム。
- 灌注器具が、ガイドワイヤを受容するように構成された筐体であって、長手軸を有する筐体と;筐体と接触して近位末端および遠位末端を有する第一ガイドワイヤ調整器であって、筐体の長手軸に沿って第一長さだけガイドワイヤを延在させるように構成された、第一ガイドワイヤ調整器と;第一ガイドワイヤ調整器の近位末端および/または遠位末端および/またはガイドワイヤと接触するように、および筐体の長手軸に沿って第二長さだけガイドワイヤを延在させるように構成された、第二ガイドワイヤ調整器と、を含む、請求項12に記載の組織を清浄するシステム。
- 組織を清浄するキットであって、
ガイドワイヤを受容するように構成された灌注器具であって、器具は、長手軸を有する筐体と;筐体と接触して近位末端および遠位末端を有する第一ガイドワイヤ調整器であって、筐体の長手軸に沿って第一長さだけガイドワイヤを延在させるように構成された、第一ガイドワイヤ調整器と;第一ガイドワイヤ調整器の近位末端および/または遠位末端および/またはガイドワイヤと接触するように、および筐体の長手軸に沿って第二長さだけガイドワイヤを延在させるように構成された、第二ガイドワイヤ調整器と、を備える、灌注器具と、
近位末端、遠位末端、および長手軸を有する本体を備える剛性ヘッドユニットであって、本体は長手軸に沿って設けられた少なくとも1つのチャネルを有し、剛性ヘッドは内視鏡の作業チャネルの中に配置されるように構成されており、少なくとも1つのチャネルは作業チャネルの内外に流体を誘導するように構成されており、近位末端は灌注器具と接続可能である、剛性ヘッドユニットと、
を備えるキット。 - 組織を清浄または内視鏡の作業チャネルを清浄する方法であって、組織または内視鏡の作業チャネルを清浄するために内視鏡の作業チャネルの中に請求項1に記載の剛性ヘッドを挿入するステップを備える、方法。
- 組織が大腸または食道である、請求項26に記載の内視鏡検査を実行する方法。
- 内視鏡をさらに備え、作業チャネルは剛性ヘッドユニットと灌注器具との間に延在し、作業チャネルは、剛性ヘッドユニットの外表面と要素との間の締まり嵌めを提供するための要素を内表面上に備える、請求項25に記載のキット。
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