JP2016525718A - 光学装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を有するレンズ膜を備えた変形可能光学レンズを提供する。球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。【選択図】図1

Description

〔関連出願への相互参照〕
本出願は、その内容の全体が引用によって本明細書に組み込まれている2013年7月26日出願の「変形可能光学レンズに関する方法及び装置(Method and Apparatus Pertaining to a Deformable Optical Lens)」という名称の米国特許仮出願第61858706号に対する「35 U.S.C.§119(e)」の下での利益を主張するものである。
本出願は、選択的に変形可能な光学レンズを有する光学系を含む光学レンズに関する。
レンズは、光を透過及び屈折させて入射光を望ましい方式で(典型的に)収束又は発散させる光学デバイスである。レンズは、典型的には、ガラス又は透明プラスチックで製造される。多くのレンズは、球面レンズであり、従って、球の面の一部である面を有する。そのような面は、凸(レンズから外向きに膨らむ)、凹(レンズの中に凹む)、又は平面(平坦)とすることができる。他のレンズは非球面レンズである。
カメラ(デジタルカメラを含む)のようなデバイスは、典型的に、対応する視野からの入射光を最適な画像取込面(フィルム及び能動ピクセルセンサ(APS)などのような)の上にフォーカスさせるために1又は2以上のレンズを利用する。時にはそのような光路の1又は2以上のレンズベースのパラメータを調節することが有利である可能性がある。例えば、像を画像取込面上にフォーカスさせるために被写体にズームイン又は被写体からズームアウトするように光路に沿ってレンズ(又はレンズの群)を軸線方向に物理的に移動することは公知である。
しかし、適用設定を特徴付ける物理的制約は、そのような移動を常に容易に受け入れるとは限らない。例えば、利用可能空間の不足、摩擦、滑り−粘着、又は初期レンズアラインメント又はレンズ形状を確立することに関する問題は、従来の移動レンズ式ズームアセンブリの使用を妨げる場合がある。更に別のデバイスは、広範囲にわたる環境条件に遭遇し、かつ落下して硬質面に衝突するときに高い加速を引き起こす可能性がある。
本発明の開示のより完全な理解のために、以下に続く詳細説明及び添付図面を参照されたい。
当業者は、図内の要素が簡略化及び明瞭化のために例示したものであることを認めるであろう。ある一定のアクション及び/又は段階を特定の発生順序で説明又は描く場合があることが更に認められるであろうが、当業者は、順番に関するそのような特定性が実際には要求されないことを理解するであろう。本明細書に特定の意味を別途示す場合を除き、本明細書に使用する用語及び表現は、それらの対応するそれぞれの調査研究分野に関するそのような用語及び表現に合致する通常の意味を有することも理解されるであろう。
本発明の様々な実施形態による変形可能光学レンズアセンブリの概略側面ブロック図である。 本発明の様々な実施形態による変形可能光学レンズの上面平面図である。 いくつかのゼルニケ多項式表現の図である。 本発明の様々な実施形態による略側面図である。 本発明の様々な実施形態による変形可能光学レンズ、バレル細部、レンズ成形器、及びアラインメント技術に関する様々な図のうちの1つである。 本発明の様々な実施形態による変形可能光学レンズ、バレル細部、レンズ成形器、及びアラインメント技術に関する様々な図のうちの1つである。 本発明の様々な実施形態による変形可能光学レンズ、バレル細部、レンズ成形器、及びアラインメント技術に関する様々な図のうちの1つである。 本発明の様々な実施形態による変形可能光学レンズ、バレル細部、レンズ成形器、及びアラインメント技術に関する様々な図のうちの1つである。 本発明の様々な実施形態によるレンズ成形器の断面形状及び膜の引き戻しを示す図5〜図8に示すアセンブリの詳細図である。 本発明の様々な実施形態による球状キャップ及び膜をこれに付加する方法の説明図である。 本発明の様々な実施形態によるゼルニケ多項式の大きさと変形可能レンズの撓みへのその依存性とを示すグラフである。 本発明の様々な実施形態による膜へのレンズ成形器取り付けとレンズ成形器機構とを示す図である。 本発明の様々な実施形態による膜形状の態様、球状キャップとの膜形状の関係、変化する座標系を示すグラフである。 本発明の様々な実施形態による膜形状の態様、球状キャップとの膜形状の関係、変化する座標系を示すグラフである。 本発明の様々な実施形態による縁部ベースのレンズ成形器の概略図である。 本発明の様々な実施形態による面ベースのレンズ成形器の概略図である。 本発明の様々な実施形態による気圧軽減を与える装置の概略図である。 本発明の様々な実施形態による光学装置の部品の外観図である。 本発明の様々な実施形態による図11の光学装置の部品の切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態による図11及び図12の光学装置の部品の片側断面図である。 本発明の様々な実施形態による光学要素と様々な撓み段階にある膜とを示す光学装置の片側断面図である。 本発明の様々な実施形態による光学要素と様々な撓み段階にある膜とを示す光学装置の片側断面図である。 本発明の様々な実施形態による光学要素と様々な撓み段階にある膜とを示す光学装置の片側断面図である。 本発明の様々な実施形態によるセンサから本明細書に使用する結像される物体までの光路を示す側面図である。 本発明の様々な実施形態によるΘ角度と方向を示す反射面の側面図である。 本発明の様々な実施形態によるΦ角度と方向を示す反射面の斜視図である。 本発明の様々な実施形態による本明細書に使用する座標系を示す側面図である。 本発明の様々な実施形態による本明細書に使用する座標系を像から発してセンサに衝突する光線と共に示す側面図である。 本発明の様々な実施形態による本明細書に使用する座標系を像から発してセンサに衝突する光線と共に示す側面図である。 本発明の様々な実施形態による変形可能光学レンズと、センサと、反射器と、光学要素とを示す光学装置の側面図である。 本発明の様々な実施形態による反射面パッド接点の斜視図である。 本発明の様々な実施形態によるr方向とz方向のアラインメント機構を示す概略図である。 本発明の様々な実施形態によるD字形切断部の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態によりレンズ成形器を保持するバレル内のD字形切断部から角度的にオフセットされ、特徴部を例示的な物理的部品に対してスケーリングして示す光学装置内に使用されるD字形切断部の図である。 本発明の様々な実施形態によるスケーリングして示す角度オフセットを有する図22Bのデバイスの例を示す図である。 本発明の様々な実施形態によるスケーリングして示す角度オフセットを有する図22Bのデバイスの別の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による連続z軸接点間のオフセットの例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による光学アラインメント構造の斜視切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態による光学アラインメント構造の側面切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態による光学アラインメント構造の側面切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態による光学装置を示す端面図である。 本発明の様々な実施形態による図26の装置を示す斜視切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態による光学装置を示すブロック図である。 本発明の様々な実施形態による図28のカメラモジュールを示す斜視図である。 本発明の様々な実施形態による図29のカメラモジュールを示す外観側面及び上面図である。 本発明の様々な実施形態による流体の場所を強調表示する図30のカメラモジュールを示す側面切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態による流体の場所を強調表示する図30のカメラモジュールを示す側面切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態による図32のカメラモジュールを示す斜視切り欠き図である。 本発明の様々な実施形態により図33のカメラモジュールを示すシールドを表示していないカメラモジュールの斜視図である。 本発明の様々な実施形態による図34のカメラモジュールの一部分を示す斜視図である。 本発明の様々な実施形態による図34のカメラモジュールの一部分を示す斜視図である。 本発明の様々な実施形態による様々な流体容積の図である。 本発明の様々な実施形態による様々な流体容積の図である。 本発明の様々な実施形態により内部発生した力とこれらの力に対する反応とを示す示力図である。 本発明の様々な実施形態により内部発生した力とこれらの力に対する反応とを示す示力図である。 本発明の様々な実施形態による様々な光学トポロジーのうちの1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態による様々な光学トポロジーのうちの1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態による様々な光学トポロジーのうちの1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態による様々な光学トポロジーのうちの1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による本発明の手法を用いて達成される画像安定化の例を示す図である。 本発明の様々な実施形態による光学ハウジングの複数の部分への分割を示す図である。 本発明の様々な実施形態による光学ハウジングの複数の部分への分割を示す図である。 本発明の様々な実施形態による光学ハウジングの複数の部分への分割を示す図である。 本発明の様々な実施形態による光学ハウジングの複数の部分への分割を示す図である。 本発明の様々な実施形態による光学ハウジングの複数の部分への分割を示す図である。 本発明の様々な実施形態によるインライン光学装置を示す図である。 本発明の様々な実施形態によるインライン光学装置を示す図である。 本発明の様々な実施形態によるインライン光学装置を示す図である。 本発明の様々な実施形態によるインライン光学装置を示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な態様によるポンプ及びモータの様々な態様のうちの1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態による光学系のブロック図である。
結像光学系の機能に対する一態様は、レンズが明確に定義された(well-defined)形状を有し、レンズが正しい位置にあり、かつそれが製品の寿命にわたって維持されることである。変形可能光学レンズの形状は、膜材料特性と、膜が装着される方法と、部品を最終状態まで加工する際にシステムを取り扱う方法と、当然ながらそれに印加される圧力との関数である。本明細書に説明するようにこれらの工程を修正することは、ユーザが望ましい形状を取得し、かつ製品の寿命にわたってこの形状を維持させることを可能にすることができる。
変形可能光学レンズシステムの光学機能は、空気膜界面での可撓性膜の形状と、光学流体の特性と、流体を閉じ込めるように機能する固定中実レンズの形状及び光学特性とによって少なくとも部分的に決定される。本明細書に説明する変形可能光学レンズ膜/空気形状を制御する手法は、次に、複合光学系内で使用可能であるようにモデルを用いてこの形状を更に定義する。
一部の態様において、球状キャップと1又は2以上のゼルニケ多項式とを用いて成形可能又はモデル化可能である形状を有するように構成された変形可能光学レンズを提供する。より具体的には、変形可能光学レンズは、軸対称表現のみを用いて成形可能又はモデル化可能である。一手法により、変形可能光学レンズは、球状キャップ及び1又は2以上の軸対称ゼルニケ多項式のみを用いてモデル化可能であるように構成される。
球状キャップは、本質的に軸対称表現である。上述の手法に準じて、ゼルニケ多項式も軸対称表現式である。これらの点に関する有用な例は、ゼルニケ[0,0]、ゼルニケ[2,0]、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])、ゼルニケ[6,0]、ゼルニケ[8,0]、及びゼルニケ[2*n,0](nは整数)などを含む。
一手法により、変形可能光学レンズ101は、変形可能レンズを真の測定物理形態の例えば2ミクロン内にモデル化するのに十分な表現のみを用いてモデル化される。特に、光学モデルは、変形可能光学レンズの撓み範囲にわたってゼルニケ[4,0]形状を定義することができる。
1つの特定の例では、球状キャップ及びゼルニケ多項式を用いてモデル化可能であるように構成された変形可能光学レンズを提供する。球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。別の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含む。別の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含む。他の例が可能である。
少しの間だけ図10Aを参照すると、パーセント撓みは、レンズ半直径1002(一般的にaで表す)に対するレンズ高1001(一般的にhとして表し、光軸1005とインラインである)の比に100を乗じたものとして定義される。球1004は、長さR=(A^2+h^2)/(2h)の半径1003(一般的にRで表す)を有することになる。従って、0%撓みは平坦であり、球の半径は無限大に等しく、それに対して100%は、高さhと半直径Aが等しい場合である。この慣例に従うと、正の撓み数は、凸レンズに対応し、負の撓みは、凹レンズに対応する。
ゼルニケ[4,0]係数の大きさは、一般的に、パーセント撓みの関数として増大する。更に、大きさは、レンズ成形器の内径の関数である。少しの間だけ図10Bを参照すると、ゼルニケ[4,0]係数(y軸上に示す)の大きさは、一般的に、パーセント撓み(x軸上に示す)の関数として増大することを見ることができる。
別の例では、球状キャップ及びゼルニケ多項式を用いてモデル化可能であるように構成された変形可能光学レンズを提供する。ゼルニケ多項式の各々の大きさは、変形可能光学レンズの撓みに依存する。1つの他の例では、球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。別の例では、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさは、変形可能光学レンズのパーセント撓みの大きさと共に増大する。別の態様において、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ直径に依存する。小型化設計では、レンズは、多くの場合に、1mmの範囲から10mmの範囲の間のレンズ直径を有すると考えられる。更に別の例では、ゼルニケ[0]、(Noll[1])多項式の大きさは、変形可能光学レンズのパーセント撓みの大きさと共に増大し、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ成形器縁部直径に依存する。
そのようなモデルは、変形可能光学レンズのいずれかの与えられた時点での形状に従って変形可能レンズに光を送り、そこからの光を受け入れるように適切に最適化されることになる周辺光学系(1又は2以上の特定のレンズのような)を設計するのに容易に使用される。
従って、上述のようにモデル化可能である形状に変形可能光学レンズを制限することにより、1又は2以上のレンズは、変形可能光学レンズに対する一連の形状にわたって有用な性能を与えることができる光路及びレンズアセンブリを集合体でもたらすようにより容易に定義かつ設計される。例えば、これらの教示を使用して、フォーカス、3×倍率、並びに強化マクロ性能であるがこれらに限定されない機能を有する小型カメラのための極めて小さくかつ比較的廉価なズームレンズをもたらすことができる。
図1及び図2は、変形可能光学レンズアセンブリ100を提示している。変形可能光学レンズ101の一部分は、変形可能光学レンズ101の外側境界を定義する円周フレームを含むレンズ成形器103に直接に固定される変形可能レンズ膜102を含む。
一手法により、変形可能レンズ膜102は、透明シロキサンを含み、レンズ成形器103は、シリコンを含む。これらの要素を構成するのに、様々な他の材料を使用することができる。
レンズ成形器103は、金属、半金属、金属及び半金属酸化物、及び合金で構成することができると考えられる。金属酸化物及び半金属酸化物の例として、TiO2、CaTiO3、及びSiO2が挙げられ、GaIn、InGaAs、GaTe又はGeTeSb、及びスチールは、使用することができる合金の例である。材料の他の例が可能である。
一手法により、レンズ成形器は、修飾半導体工程又は他のエッチング技術を用いて形成されたシリコンを含む。レンズ成形器は、二酸化シリコン層を形成する。この二酸化シリコーン層は、次に、シロキサン膜に直接に、すなわち、接着剤又はクリップ又はタックなどのような他の取り付け機構なしに結合する。これらの要素を構成するのに、様々な他の材料を使用することができる。
成形器への膜の結合を強化し、使用材料の範囲を広げるために表面処理を使用することができる。酸化物層を形成するあらゆる材料は、活性化によって膜に直接に結合することになる。上述の材料及び他の材料は、促進剤、プラズマ、又は他の処理に更に露出することができ、それによって膜への直接の成形器の結合が強化されることになる。促進剤の場合に、非常に薄い層、特に材料の単層がベース成形器と膜の間に存在することになるが、この層は、有意な厚みを有する粘着剤ではない。
膜はまた、ポリウレタン、エチレンビニルコポリマー(EVAL)、n−ブチルアクリレート/PMMAコポリマー、エチレンプロピレンジエンコポリマー(EPDM)、スチレン−ブタジエンコポリマー、シロキサンコポリマー、グラフトシロキサン、又はあらゆる他の透明又は半透明可撓性膜のような様々な材料で構成することができる。材料の他の例が可能である。
シロキサン材料族は、シリコーンを含むと理解される(その中でシロキサン官能基は、いわゆる骨格を形成する)。更に、材料は、SiO2充填材、MQ樹脂充填材、遷移金属酸化物充填材(TiO2等であるがこれに限定されない)、及びカルサイト化合物、並びに親水性面に対する接着促進剤等であるがこれらに限定されない添加剤を含むことができる。一態様において、シロキサン膜は、反対の面よりも平滑な片面を有することができる。この実施形態では、粗い方の面104は、レンズ成形器103から離れる方向に向く(かつ以下に説明する光学流体に対面する)。従って、シロキサン膜の平滑な方の面105は、レンズ成形器103に対面する。他の例では、これらの面は、ほぼ同じ平滑度レベルを有する。
この例では、シロキサン膜は、シリコンレンズ成形器103の平坦面にそれと同延的に取り付けられる(同じ空間的又は時間的な範囲又は境界を有する)。この特定の実施形態では、シロキサン膜は、シリコンレンズ成形器103の二酸化シリコン層に直接に、すなわち、接着剤又はクリップ又はタックなどのような他の取り付け機構なしに取り付けられる。例えば、一方又は両方の構成要素のプラズマ露出に続いて、一方の構成要素を他方に接着するシロキサン対二酸化シリコン結合を生成するために、レンズ成形器103とシロキサン膜とが高温(摂氏60度から200度のような)で互いに密な接触状態にされる。
膜又はレンズ成形器、基板及び/又はアパーチャのいずれかの補助化学的調製への露出のような他の形態の面調製を通して結合機構を開始することも可能である。全てのそのような場合に、最終結合の性質は、同じ(かつ特に「直接」)であり、接着剤又は他の取り付け機構は使用されず、又を必要とされない。
一態様において、化学組成と比較した面粗度によって結合が支配される可能性があることは認められるであろう。一例では、プラズマに関する最適パラメータ(及び元来アルミニウムにおいてより高い面粗度)が使用される時に、アルミニウムフィルムとシロキサンフィルムを結合することができる。
一手法により、レンズ成形器103が上述の膜との接触状態にされる間に、予備張力が与えられた膜が平坦に保持される。典型的な適用設定では、膜はレンズ成形器103の周囲を超えて延びることになる。一手法により、レンズ成形器103の底部コーナ/縁部106は正方形であり、縁部106は、それに沿って膜を端正かつ正確に切断する(例えば、当該縁部106に対抗して膜を引っ張ることにより)ための切断ツールとして機能することができるように十分に鋭い。膜の切断制御及び予備緊張は、膜を縁部から引き戻すことになる901。そのような手法は、膜のうちのいずれかの部分がレンズ成形器103の外側周囲を超えて延びたままに留まるのを回避し、レンズ成形器103とバレル500の間の接点902の品質を改善し、それは、完成した変形可能光学レンズアセンブリ100を対応するバレル内に本明細書に開示するように正確にかつ依然として容易に配置することを容易にする。それは、光学装置におけるシロキサン/シリコンアセンブリのより良好な公差制御を可能にする。
少しの間だけ図10Cを参照すると、変形可能光学レンズ101は、レンズ成形器103に直接に固定される変形可能レンズ膜102を含む。膜の縁部は切断されており、1020とラベル付けした矢印の方向にレンズ成形器に沿って収縮する。アパーチャ1022も、図示のように配備される。この実施形態において、面190は、空気シロキサン界面が存在する面であり、レンズの形状を決定し、光学性能に大きく寄与する。面191は、流体膜界面になり、レンズの光学機能に対して殆ど影響を持たない。
上述のように、膜は、レンズ成形器103に直接に取り付けることができる。そのような手法を使用することは、膜102の光学部分が、何らかの可変粘着剤面又はクランプからではなく、明確に定義された正確なレンズ成形器縁部201(図2に表しており、図10Fでは1006である)から「開始」されることを確実にすることに役立つ。これは、次に、変形可能光学レンズ101に関する軸対称性と、これらの教示による特にレンズが設計通りに変形することによる得られるレンズの有効なモデル化機能とを確実にするのに役立つ。製造工程を制御することにより、成形器103の内縁上の面は、迷光によって引き起こされる像の劣化を低減するようにスカラップ加工192を用いて製造することができる。粗化又はマットブラック化を使用することができる。他の手法が可能である。一態様において、これらの効果のうちのいずれかを発生させる時に、明確に定義されたレンズ成形器縁部201の品質に影響を及ぼさないことが確実でなければならない。明確に定義されたレンズ成形器縁部201は、一部の例では約1.0mmと10mmの間である。
合わせ面の品質を維持しながらのレンズ成形器103への膜102の直接取り付けは、レンズ成形器の位置と全体アセンブリの他の構成要素に対する取り付け膜の位置とに関する寸法を確実にすることにも役立つ。不規則な粘着工程、挟着工程、又は膜切断工程によって発生するピストン誤差、傾斜誤差、偏心誤差、及び不規則縁部誤差が回避され、従って、他の光学要素に対するアラインメント精度が、主としてレンズ成形器103及び膜102の精度によって支配されることを確実にする。図8は、バレル500の近くにあるが、まだその中に設置されていない上述の変形可能光学レンズ101を描示している。更に、図9は、バレル500内に設置された場合の変形可能光学レンズ101に関するある一定の詳細内容を描示している。
変形可能光学レンズアセンブリ100は、リザーバ107を含む。このリザーバ107は、1又は2以上のチャネル109を通して流体108によってレンズ101に水圧結合される。このように構成された場合に、光学流体108は、レンズ101内に押し込むことができ、それによって上述の膜が外向きに変形され(参照番号110で表記している仮想線によって表すように)、又はリザーバ107に向けて押し戻すことができ、それによって膜は内向きに変形される(参照番号111で表記している仮想線によって表すように)。光学流体108のこの移動は、リザーバ107と作動可能に結合するポンプ112が制御することができ、好ましい制御回路113が、更にポンプ112を制御することができる。多くの実施において、レンズ101の移動は、仮想線111の形状が凸から凹に変えることができるようなものとすることができる。この工程は可逆であり、反復可能である。システム内の光学流体の容積を調節することにより、レンズ101の残りの位置を凸から平坦へ、更に凹に調整することができる。レンズの初期状態を変更するためのこの容積の調整は、ポンプ112の効率を最大にするように機能する。システムが断電された時にレンズ及びリザーバが加圧状態になるように、システムを過充填することを選択することができ、それによってレンズ湾曲が凸状態に保たれることになる。レンズは、凸から凹に移動することができるにしても、単一方向のアクチュエータ及び駆動回路しか必要とされないように、システムの大きい過充填を使用することができる。
変形可能膜102及び光学流体108は、一連の屈折率を有することができる。変形可能膜102は、例えば、約1.35から約1.65まで(例えば、1.4等)の屈折率を有することができる。光学流体108は、約1.25から約1.75まで(例えば、1.3等)の屈折率を有することができる。特に高いRIを有する新しい部類の流体として、分散液を添加することができる。光学流体を混合し、異なる光学特性を有するサブ波長サイズの成分を添加することにより、分散流体を生成することができる。分散液を使用することにより、流体の屈折率を修正し、1.95程度の大きさの値まで高めることができる。このようにして分散流体のアッベ数を修正することができる。これらの分散液のための溶剤は、パーフルオロエーテル又はシロキサンとすることができる。これに加えて、流体を合成することができると考えられる。流体の他の例が可能である。1つの膜/流体手法により、これらの2つのレンズ構成要素の間の屈折率に関して、0.1又はそれよりも小さい差が好ましい。膜の粗い方の面が光学流体108との接触を有することで、光学性能に対して無視することができる影響しか存在しないことになる。光学流体108は、様々な材料のうちのいずれかを含むことができる。多くの適用設定に対して、パーフルオロポリエーテル又はパーフルオロカーボン又は部分的にフッ素化されたエーテル又は炭化水素が、これらの点に関して十分に機能することになる。一態様において、蒸気圧が殆どゼロであり、流体が膜を膨張させない限り、いかなる流体も使用することができる。
上述のように構成された場合に、変形可能光学レンズアセンブリ100を通過する光114は、変形可能光学レンズ101自体内の光学流体108の量の選択的制御によって様々な選択方式で屈折させることができる。とは言っても、そのような変形可能光学レンズアセンブリ100は、多くの適用設定において、1又は2以上の他のレンズとの併用で最適に機能することになると予想することができる。
上述の他のレンズの必要性を念頭に、本教示は、上述の好ましい1つの(又は好ましい複数の)球状キャップ及び軸対称ゼルニケ多項式を用いて変形可能光学レンズ101のモデルを与え、次いで、このモデルを用いて周辺光学設計をこの変形可能光学レンズとの組合せで機能するように最適化することをサポートする。上述のように、軸対称ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、並びにNoll[11](図3に参照番号301で表記している)として表される多項式を含むことができる。本明細書に使用する「軸対称」は、軸に関して対称であり、従って、回転方向に不変であることを意味する。斜視で見ると、この特定のゼルニケ多項式は幾分ソンブレロ帽子を連想させるか、又は側面から見ると、幾分大文字の「M」を連想させる。「M」字形状は好ましい実施形態ではあるが、ゼルニケ係数を正と負の両方とすることができることに注意しなければならない。例えば、一般的な場合に「M」字形状と「W」字形状の両方を有することができることになる。材料の選択、予備緊張、及び膜をレンズ成形器に結合するのに使用される処理は、レンズ形状に影響を及ぼし、それを制御するのに役立つことになる。
実際に上述の軸対称ゼルニケ多項式は、完全な球状キャップの面からの変形可能光学レンズ101の偏位を表している。本教示により、使用材料、調整工程、及び膜をレンズ成形器103に結合する方式の選択によって球形状及びM字形状が制御され、それによってM字形状の変化が部分毎に最小にされる。従って、変形可能光学レンズ101の予想変形範囲にわたってM字形状を定義するための上述の光学モデルを設計し、この光学モデルに対処する対応する光学系を設計することができる。
図4は、2つのそのような変形可能光学レンズ101(101A及び101B)を複数の他のレンズ401及びプリズム402との組合せに使用するアセンブリ400を提示している。このアセンブリ400は、最新のスマート電話又はパッド/タブレット方式のコンピュータ内に配置されたカメラのような小型カメラとして機能することができる。当該シーンからの光403が、第1の容器レンズ405と変形可能光学レンズのうちの第1のもの101Aとを通してアセンブリ400に入射し、その後に、第2の変形可能光学レンズ101Bを含む後続レンズ列を通るように光を屈曲させるプリズム402に入射し、更に対応する像を取り込むセンサ平面406に到達する。
上述のように構成された場合に、変形可能光学レンズ101A及び101Bの一方又は両方は、アセンブリ400に光学ズーム、フォーカス、及びマクロ機能を与えるように選択的に変形することができる。この光学ズーム機能は、レンズが、対応するハウジングから外向きに機械的に延び出すことを必要とせず、そのような機能に対応するために別途アセンブリ400の外部寸法を変化させることも必要としないことを認めるであろう。従って、そのようなアセンブリは、典型的な作動状況及びスマート電話のようなデバイス制約に適応するのに極めて適している。
各レンズ401の正確な形態、サイズ、及び相対的な場所は、当然ながら対応する適用設定の特定の必要性に伴って変化することになる。とう言っても、多くの適用設定に対して、これらのレンズ401のうちの少なくとも多くを双非球面ではなくとも、少なくとも非球面にすることが非常に役立つことになる。一般的には、当業者は、センサ平面406において可能な最良の像をもたらすようにそのようなパラメータが選択されると理解すべきであろう。とう言っても、上記に挙げた点を繰り返し説明すると、これらのレンズ401のうちの1又は2以上は、上述のモデルを用いて変形可能光学レンズ101A及び101Bの予想レンズ形状範囲に対応するように設計することができる。これらのモデルは、そのような点に関してこれらの変形可能光学レンズ101A及び101Bの屈折挙動をこれらのモデルがもたらされる時のこれらの他のレンズ401のサイズ、形態、及び位置に基づいて正確に表すので、全体的に、アセンブリ400全体の作動倍率範囲にわたって高品質の像がもたらされる。
これらの様々なレンズ401、並びにプリズム402は、例えば、ガラス又はプラスチックを含むあらゆる適切な材料で形成することができる。一手法により、プリズムは、面上にいずれかの反射コーティングを必要とすることなく高い反射率をもたらすために、内部全反射を使用するように構成される。ミラーのような他の反射面を使用することもできると考えられる。これらの反射面は、能動的に移動することができ、又は別の適応面とすることができる。
本明細書に説明する変形可能光学レンズは、好ましくは、バレル内に閉じ込められ、バレルは、光学ハウジング内に配置される。図5〜図9は、これらの点に関して適切に機能することができるバレルに関する詳細に対する様々な図を提示している。図5〜図7は、例えば、参照番号501で表記した対応する長円によって強調表示する3つの離間した半径方向センタリングD字形切断部を有するバレル500を提示している。この例では、バレル500は、参照番号502で表記した対応する楕円で強調表示す3つの離間したチップ/チルトz軸位置決めパッドを更に含む。
これら3つのパッドは、図2に示すアセンブリの精度に起因して膜102の作動範囲にわたって膜102を精密に配置する変形可能レンズ成形器103を支持するための三脚として実質的に機能する。特に、設計者は、これらのパッドのうちの1又は2以上に適切な修正を加えることによって後の変更を行うことができる。幾分同様に、D字形切断部は、レンズ101の面のセンタリングをするように機能し、この場合にも下流の修正が、完全適合をもたらすことをかなり容易にする。この実施形態では、パッドは、D字形切断部と垂直に位置合わせされない(側部パッド)。このように構成された場合に、バレルモールドの内径部がレンズ101と直接接触することは決してなく、従って、変形可能光学レンズ101を適切に位置合わせし、それを向けることに関してより少ない問題にしか遭遇しない。
上述の教示は、様々な方式で特徴付けることができる。一態様において、変形可能光学レンズは、球状キャップ及びゼルニケ多項式を用いてモデル化可能であるように構成される。
一部の態様において、球状キャップとゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式は、2マイクロメートル内で変形可能な光学レンズをモデル化するのに十分である。他の態様において、2つのゼルニケ多項式は、軸対称ゼルニケ多項式を含む。更に他の態様において、2つのゼルニケ多項式は、1及び11というNollの指数を含む。
他の例では、変形可能光学レンズサブシステムは、レンズ成形器と変形可能レンズ膜とを含む。膜は、接着剤なしでレンズ成形器に直接に取り付けられる。一部の態様において、レンズ成形器はシリコンから構成され、変形可能レンズ膜はシロキサンから構成される。
他の例では、2つのゼルニケ多項式を用いてモデル化可能であるように構成された変形可能光学レンズを提供する。2つのゼルニケ多項式は、変形可能光学レンズのモデルを形成するのに使用される。変形可能光学レンズのモデルは、変形可能光学レンズとの組合せで機能する少なくとも第1の固定レンズを構成するのに使用される。他の態様において、変形可能光学レンズのモデルは、第1の固定レンズとの組合せで機能する少なくとも第2の固定レンズを構成するのに使用される。
更に他の例では、変形可能光学レンズは、約1.4という屈折率を有する変形可能膜と光学流体とを有する変形可能膜を含む。光学流体は、変形可能膜によって少なくとも部分的に閉じ込められ、約1.3という屈折率を有する。一部の態様において、光学流体は、パーフルオロポリエーテルを含む。
他の例では、レンズ成形器と変形可能レンズ膜との両方の洗浄及び面調製を提供する。変形可能レンズ膜は、接着剤のような第3の材料を用いずにレンズ成形器に直接に結合される。一部の態様において、変形可能レンズ膜の平滑な方の面が、レンズ成形器に直接に結合される。
更に他の例において、多光学要素アセンブリは、第1の変形可能光学レンズと、第2の変形可能光学レンズと、プリズムとを含む。プリズムは、第1の変形可能光学レンズと第2の変形可能光学レンズの間に配置される。
一態様において、第2の変形可能光学レンズと画像センサの間に少なくとも2つの固定レンズが配置される。別の態様において、2つの固定レンズは、変形可能光学レンズのうちの少なくとも1つのモデルの関数として構成された補正レンズを含む。他の態様において、モデルは、2つのゼルニケ多項式を用いて少なくとも1つの変形可能光学レンズを特徴付ける。一部の例では、2つのゼルニケ多項式は、軸対称ゼルニケ多項式を含む。一部の他の例では、2つのゼルニケ多項式は、1及び11というNollの指数を含む。
本発明の手法は、様々な数学的な表現、関係、式、及び原理に従って又は即して成形されるように構成されたレンズをもたらすことを認めるであろう。次いで、1つのそのような表現を説明する。
この例示的説明では、以下を使用する。
R=曲率半径
r=半径方向位置
C=曲率c=1/R
A=レンズ成形器縁部によって定義されるレンズの半直径。これは、膜の開始点である。
r/A=正規化半径方向位置
Aref=基準レンズアパーチャの半直径
Z=レンズのサグ
a1=ピストン項(ゼルニケ0項)
a11=1次球面収差項
p1−p7=球面収差の曲率依存項
k1−k2=球面収差の直径依存項
膜形状を表す球面成分(C=1/R)は、次式になる。
ピストン項(ゼルニケ0項)は、次式として表すことができる。
更に、1次球面収差を表す項は、次式になる。
更に、変形可能レンズは、その頂点から次式として定義することができる。
これらを合わせると、次式が与えられる。
しかし、球状キャップのレンズ頂点位置は、形状が変化する(すなわち、調整が行われる)時に変化する。図10Dに示すように、強い撓み状態における膜の形状を180とラベル付けした曲線によって表しており、対応する球状キャップを181とラベル付けしている。中間の撓み状態における膜の形状を182とラベル付けした曲線によって表しており、対応する球状キャップを183とラベル付けしている。最も弱いように示す撓み状態における膜の形状を184とラベル付けした曲線によって表しており、対応する球状キャップを185とラベル付けしている。「球状キャップ」は、球を両方の断面を完全に横断して切断したものが球状キャップであることを意味する。膜の移動と共に、頂点がz軸を上下に移動することを見ることができる。例えば、球の頂点は、膜が撓んでいる時よりも膜が平坦である時に軸の低い方にある。
残差効果187も存在し、かつレンズの位置及び球状キャップ曲面の間の差である。開始点188は、膜の撓みが発生し始める点を表している。2次元図内ではこれは点のように見えるが、当業者は、3次元空間内ではこれが円を表すことを認識するであろう。縁部ベースのレンズ成形器では、この点は固定され、円は一定の半径を有する。面ベースのレンズ成形器では、点は移動することができ、一方、依然として明確に定義された円は、レンズの撓みに依存する半径を有する。
上式は、開始点を基準として用いて書き直すことができる。図10Eに示すグラフは、この変換を示しており、ゼルニケ項を残差に当て嵌めている。この場合に、開始点でのサグは、次式の頂点方程式から単純に減算される。
上式は、次に次式になる。
この式の第3の項は、ピストン項が次式であるように選択される場合に、ピストン寄与と1次球面収差寄与との和に対応する。
球面収差項は、全て一定ではなく、レンズの撓み及びアパーチャに依存する。
かつ依存性の形態は、次式であることが明らかになっている。
次いで、図10Fを参照すると、縁部ベースのレンズ成形器の一例を説明している。膜1002は、シリコンレンズ成形器1004に結合されたシロキサンである。図示のように、光軸1003(例えば、本明細書の他の箇所で説明する折り返し光軸、物体軸、又はセンサ軸)は、内部に膜1002及びレンズ成形器1004が配置された光学装置を通って延びている。開始点1006は固定され、かつ膜1002が開始する点である。点1006は固定され、開始角度は変化する。例えば、1つの時点で、第1の開始角度1008が存在する。第2の時点では、第2の開始角度1010が存在する。他の開始角度が可能である。
次いで、図10Gを参照すると、面ベースのレンズ成形器の一例を説明している。膜1002は、シリコンレンズ成形器1004に結合されたシロキサンである。図示のように、光軸1003(例えば、本明細書の他の箇所で説明する折り返し光軸、物体軸、又はセンサ軸)は、内部に膜1002及びレンズ成形器1004が配置された光学装置を通って延びている。第1の開始点1006は、膜1002が1つの時点で撓みに依存して開始する点である。第2の開始点1007は、膜1002が別の時点で膜撓みに依存して開始する点である。図10Fの例とは対照的に、膜が開始点でレンズ成形器に対して常に直角であるので、開始角度は、固定されたままに留まる。レンズ成形器1004は、モールド成形、旋盤製作、又はソフトリソグラフィ等によって平滑な軸対称形状を生成することができる手法によって構成/実施することができる。
図10Bと図10Cに示す両方のシステムは、望ましい光学機能をもたらすように構成及び制御することができる。
次いで、図10Hを参照して、気圧軽減を与える装置1050の一例を説明する。この装置は、膜1052と、レンズ成形器1054と、光学ハウジング1056と、固定レンズ1058とを含む。光学流体1060は、チャネル1062を通してリザーバ1064と交換される。膜1052の片面には空気1066がある。光学ハウジング1056を通して気圧軽減チャネル1068が延びている。フィルタ1070が、そうでなければ気圧軽減チャネル1068を通過する可能性がある汚染物質から光学装置1050の内部を保護する。
空気1066は、一態様において気圧軽減チャネル1068を通してポンプ排気される。実際に、空気リザーバは、装置1050の外側に位置付けられる。このようにして空間が節約され、膜上には弱い逆圧しか存在せず、モジュール1050内で公称大気圧を維持することができる。
図10Hは、システムの概略図を表している。一部の態様において、2変形可能レンズシステム内の両方の膜の前部に空気が存在する。一部の例では、システムは、膜の前部にある両方の空気チャンバが、光学ハウジングを通して、更に両方のシステムのための単一フィルタを通して排気されるように構成される。この構成はコスト低減という利点を有し、更に、この光学系は、膜を空気に対して反対方向に移動する傾向を有するように構成されるので、共有フィルタは、完全に平行なシステムよりも弱い空気流にしか遭遇しないことになる。
次いで、図11〜図16を参照して、光学装置の一例を説明する。明瞭化のために、図11〜図13は、軸を通る光の経路を示しており、図14〜図16は、光学装置内の光学構成要素を示している。
ここで特に図11、図12、及び図13を参照して光学装置1100を説明する。光学装置1100は、光学ハウジング1101と、バレル1102と、回路基板1103とを含む。光学装置1100を通して、より具体的には、光学装置1100内の光学要素を通して折り返し光軸1111が延びている。折り返し光軸1111は、センサ軸1130と物体軸1132を含む。光学構成要素に対しては、図14〜図16に関して以下に詳細に説明する。一般的には、バレル1102は中空円筒形構成要素であり、プラスチックのような材料で構成することができる。材料の他の例が可能である。同様に、光学ハウジング1101は中空円筒形構成要素であり、同じくプラスチックのような材料で構成することができる。これらの図では、別個の構成要素として示すが、光学ハウジング1101とバレル1102は、単一の一体的構成要素として形成することができることを認めるであろう。更に、これらの図には1つの光学ハウジングを示すが、他の構成要素を保持するのに分割光学ハウジングを使用することができることを認めるであろう。
光学ハウジング及びバレルは、光学アラインメント構造の少なくとも一部を形成し、光学アラインメント構造は、平面1104に関して大部分が対称である。図示のように、平面1104は、物体軸1132及びセンサ軸1130を通って延びている。物体軸1132とセンサ軸1130は非平行であり、平面1104に配置され、単一点1133において交差する。平面1104は、図4、図12、図13、図14、図15、図16、図19、図20、図21A、図21C、図51A、図、及び図49においてアセンブリを切断し、極めて同様に図52Aにおいてアセンブリを切断するのに使用される平面である。
センサ1112は、回路基板1103に結合される。センサ1112は、感知光からの光学情報を電気信号に変換する。センサ1112は、一例ではプラスチックから構成されるセンサハウジングに配置される。他の材料を使用することができる。回路基板1103は、センサ1112から受け入れた電気信号を処理する。センサ保護器又はガラスカバー(図14〜図16に示す)が、センサを覆って保護することができる。一態様において、センサ保護器は赤外線フィルタである。回路基板1103は、様々な処理機能を実施する電子構成要素の組合せを有することができる。例えば、処理機能は、画像安定化と、画像処理機能と、モータに対する制御機能とを含むことができる。機能の他の例が可能である。回路基板1103は、熱センサと、加速度計と、ポンプへの相互接続部(変形可能レンズの内外に流体を移動するために使用される)とを含むことができる。構成要素の他の例が可能である。切断平面1104は、装置1100を通って延びている。これらの点に関して、図12は、切断平面1104における断面図を示している。
装置1100内に配置された光線束エンベロープ1134が示されている。光線束エンベロープ1134は、切断平面1104内で光学装置1100を通過する光の広がりを示している。光線束エンベロープ1134は、光学画像を形成するのに使用される全ての光線を含むわけではなく、これらの光線の外径を定義する光線を含む。これらの点に関して、光線束エンベロープ1134は、全てのレンズ視野及び全ての物体距離に対処する際の最外側光線を定義する面を有する。言い換えれば、光線束エンベロープ1134は単一光線ではなく、像を形成するのに使用されるいずれかの与えられた場所における最外側光線である。光線束エンベロープ1134は、膜の光学活性部分又は光学活性区域を定義する。すなわち、膜のうちで光線束エンベロープ1134と接触する全ての部分が、膜の光学活性部分を構成する。次いで、膜及びシステムの他の光学構成要素を説明する。光線束エンベロープ1134の形状は、固定と可変の両方のレンズ、アパーチャ、バッフル、及びセンサの幾何学形状の関数である。
次いで、図14、図15、及び図16を参照して、図11、図12、及び図13の光学装置の光学要素の一例を説明する。光学要素は、第1の膜1401と、第2の膜1402と、第1のレンズ成形器1405と、第2のレンズ成形器1407と、第1の固定硬質レンズ1406と、第2の固定硬質レンズ1408と、第3の固定硬質レンズ1410と、第4の固定硬質レンズ1412と、第5の固定硬質レンズ1414と、第6の固定硬質レンズ1416と、センサガラス1418と、反射面1422とを含む。センサガラス1418は、センサ1419を覆って保護する。一部の例では、センサガラス1418は赤外線フィルタを含む。
膜1401及び1402の移動部分は、レンズ成形器の縁部によって境界が定められ(本明細書の他の箇所で説明する)、光線が通過する光学部分を有する。一例では、膜1401及び1402はシロキサンから構成される。材料の他の例が可能である。
第1の膜1401及び第2の膜1402は、それぞれ第1の変形可能光学レンズ及び第2の変形可能光学レンズの構成要素である。第2の膜1402は、第2の変形可能光学レンズの一部である。光線束エンベロープ1134は、入射する物体像からの光線を含む。上述のように、包絡面1134は単一光線ではなく、いずれかの与えられた場所における最外側光線は、像を形成するのに使用される。
像及び光線は、折り返し光軸1311に沿って第1の固定硬質レンズ1406、膜1401を通り、反射面1422によって反射され、第2の固定硬質レンズ1408、第2の膜1402を通り、更に連続して固定硬質レンズ1410、1412、1414、1416、センサガラス1418を通り、その後に、センサ1419によって感知される。変形可能光学レンズの他の構成要素を下記で更に詳細に説明する。
換言すればかつここで図11、図12、及び図13も参照して、光学ハウジング内に光路が配置され、この光路は、一般的に折り返し光軸を辿る。より具体的には、光路は、装置に対して外部の物体から反射面1422まで物体軸1132を辿る。光路は、反射面1422において屈曲し、そうでなければ向け直され、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサ1419までセンサ軸1130を辿る。光路は、様々な変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する。光線束エンベロープは、一般的にこの経路を辿る。
光学ハウジング1101は、変形可能光学レンズをセンサ軸1130に沿って位置合わせし(以下により詳細に説明する)、更に変形可能光学レンズをセンサ軸1130から半径方向に外向きに延びる方向にも位置合わせするように構成かつ配置される。
一部の態様において、光学ハウジング1101は、レンズのようなデバイスの内部構成要素との複数の接点を有する。一例では、各レンズを半径方向に位置合わせする上で光学ハウジング1101の間の3つの接点が使用される。5つのレンズが使用される場合に、光学ハウジング1101の内面上に15個の接点(一実施形態において)が存在する。特に接点に関するこの複雑系のモールド成形部分は反射面装着特徴部を含むので、光学ハウジング1101の固有軸は歪曲することになる。良好な光学性能に対しては、レンズを折り返し光軸1111に対して光学的に位置合わせさせなければならない。従って、個々の接点は、各レンズが接点との接触状態にされる場合に、各レンズ軸が折り返し光軸1111とインラインになるように位置合わせするように配置される。これに代えて、光学ハウジングが変形するときに、レンズ合わせ面の最終アラインメントがレンズを所定位置にもたらすように、偏心モールドピンを使用することができる。他の例では、各部品に対して複数のモールド空洞を製造することができ、整合工程を通してレンズを折り返し光軸1111とのアラインメントにすることができる。
固定硬質レンズ1406、1408、1410、1412、1414、及び1416は、例えば、プラスチックから構成される。ガラス及び他の材料を使用することができる。これらのレンズは中実であり、時間と共に変化しない形状を有する。固定硬質レンズの各々は、光学部分と機械部分を含む。機械部分は、半径方向アラインメント面と第1のz軸アラインメント面とを含む。z軸は、折り返し軸に沿って位置合わせされる。更に、固定硬質レンズを光学ハウジング又はバレルに装着するための装着特徴部が設けられる。光学部分は、形状が球面又は非球面とすることができる。一例では、ヤング率は、一般的に1Gpaよりも大きくなる。別の態様において、屈折率範囲は、約1.45から1.7までである。更に別の態様において、アッベ数は15及び65である。これらのパラメータに対して他の値を使用することができる。
第1の変形可能光学レンズは、第1のレンズ成形器1405と、第1の膜1401と、固定硬質レンズ1406と、第1の膜1401と固定硬質レンズ1406の間の流体とを含む。一部の態様において、第1の変形可能光学レンズは、バレル(例えば、バレル1102)を更に含み、それによって境界が定められる。
第2の変形可能光学レンズは、第2のレンズ成形器1407と、第2の膜1402と、固定硬質レンズ1408と、第2の膜1402と固定硬質レンズ1408の間の流体とを含む。一部の態様において、第2の変形可能光学レンズは、バレル(例えば、バレル1102)を更に含み、それによって境界が定められる。
反射面1422は、光線束エンベロープ1134の入射光線を一例では約90度の角度で反射する。反射面1422は、少数の例を挙げると、プリズム、ミラー、又は適応要素とすることができる。
膜1401及び1402は、光学装置の作動モードに依存して移動する。図14に示すものでは、膜1401及び1402は、装置が望遠モードにあり、無限遠にフォーカスされることを示す位置に示されている。図15に示すものでは、膜1401及び1402は、装置が広角モードにあり、無限遠にフォーカスされることを示す位置にある。「広角モード」は、視野が一般的に60度から70度程度であることを意味する。「望遠モード」は、視野が一般的に15度と70度の間にあることを意味する。より大きいズーム値は、より小さい角度を与え、より広角の角度は、より大きい角度を与える。他の値が可能である。基準として、図16には、平坦で非加圧状態にある膜が示されている。
次いで、図17A〜図17C、図18、図19、及び図20を参照して、本明細書に説明する光学装置による座標系の例を説明する。この座標系は、本明細書に説明する光学装置の構造及びこの構造における要素の相対位置決めのうちのいずれにも適用することができることを認めるであろう。
光線は、物体1703から延びている。物体1703からは物体軸1704が延び、物体軸1704は、一例ではプリズムである反射面1707まで延びている。反射面1707からはセンサ軸1705がセンサ1702まで延び、センサ軸1705は、物体軸1704に対して約90度の角度にある。物体軸1704とセンサ軸1705は、一緒に折り返し光軸1701を形成する。折り返し1708は、折り返し軸が屈曲する場所であり、一態様では約90度である。他の角度が可能である。折り返し光軸1701からは、半径方向ベクトル(R方向)1704が半径方向に外向きに延びている。
図17Aに示すように、センサ1702からZ方向ベクトル1710が延びている。別のZ方向ベクトルが、反射面から物体1703まで延びている。Z方向は、折り返し光軸の方向であり、それに対してR方向は、折り返し光軸に対して垂直な方向である。
次いで、図19を参照して、物体1703からは光線束1714が反射面1707まで延び、更にセンサ1702まで延びている。図20に示すように、光センサ及びアラインメント要素が導入される。より具体的には、第1の固定レンズ1750、第2の固定レンズ1752、第3の固定レンズ1754、第4の固定レンズ1756、第5の固定レンズ1758、第6の固定レンズ1760、第1の膜1762、第2の膜1764、第1のレンズ成形器1766、第2のレンズ成形器1768、及び反射面1770が示されている。光線束は、像を形成するのに使用される全ての光線の部分集合である。
次いで、特に図17Bを参照して、構成要素のθ方向の移動が示されている。反射面1707は、作図面から飛び出して延びるピボット軸1780を有する。入射光線1783からの入射角1782(α1)が測定され、この入射角1782は、反射面1707の面1785に対する法線であるベクトルに対するものである。角度781(β1)及びθ1は、入射角の2倍である。θ1は、センサ軸1705と物体軸1704の間の分離角を定義する。第1の位置では、入射角1782は45度であり、θは90度である。しかし、反射面1707は、ピボット軸1780の周りで1786とラベル付けした矢印に示す方向に回転させることができる。入射角1702はα2まで増大し、それによってθは、第2の値θ2に増大される。この場合に、θ2は90度よりも大きいまで増大される。角度1781(β2)及びθ2は、入射角の2倍である。更に、β2−β1=2(θ2−θ1)である。他の例では、回転は、1786でラベル付けしている矢印の方向と反対のものであり、角度は減少する。
次いで、特に図17Cを参照して、構成要素のφ方向の移動が示されている。反射面を通ってφ軸1790が延びている。全反射面1707をφ軸1790の周りに、1792とラベル付けした矢印に示す方向に回転させることができる。
次いで、図21Aを参照して光学装置2100を説明し、特に変形可能光学レンズ及びその作動を示す。装置2100は、第1の(上部)変形可能光学レンズ2126と第2の(下部)変形可能光学レンズ2125とを含む。
上部変形可能光学レンズ2126は、第1のバレル2112と、第1のレンズ成形器2108と、第1の膜2104と、第1の反応器固定レンズ2116と、第1の光学流体2122とを含む。
下部変形可能光学レンズ2128は、第2のバレル2114と、第2のレンズ成形器2110と、第2の膜2106と、第2の硬質固定レンズ2118と、第2の光学流体2124とを含む。光学ハウジング(図21Aには示していないが、図21Cに示す)が、これらの構成要素を封入する。言い換えれば、変形可能光学レンズは、光学ハウジングに配置されたバレルに存在する。一部の例では、バレルは、光学ハウジングとは別個の独立した要素である。他の例では、バレルと光学ハウジングは同じで継ぎ目のない一体的要素である。
膜2104及び2106は、レンズ成形器の縁部によって(ある直径を有するレンズ成形器縁部により)境界が定められ、光線が通過する光学活性部分を有する。一例では、膜2104及び2106はシロキサンから構成される。材料の他の例が可能である。
膜2104及び2106の各々は、レンズの片面上に膜−空気境界を形成し、レンズの他方の面上に膜−流体境界を形成する。一態様において、膜は、光を散乱させるために膜−流体境界よりも膜−空気境界において平滑である。レンズ成形器2108及び2110は非プラスチック材料から構成され、一部の例では、非プラスチック材料はスチール又はシリコンである。材料の他の例を使用することができる。レンズ成形器2108及び2110は、アパーチャ(固定又は可変/調節可能のいずれか)を含むか又はそれに関連付けることができる。形状及び材料に基づいて、様々な製造工程を使用することができ、半導体方式処理、研削、モールド成形成長の全てを様々な材料形態に対する実現可能製造技術とすることができる。
固定硬質レンズ2116及び2118は、流体2122及び2124と接触状態にあり、これらの流体を閉じ込めるのに役立つ。固定硬質レンズ2116及び2118は、例えば、プラスチックから構成される。他の材料を使用することができる。固定硬質レンズ2116及び2118は中実であり、時間と共に変化しない形状を有する。固定硬質レンズ2116及び2118の各々は、光学部分と機械部分を含む。機械部分は、半径方向アラインメント面と第1のz軸アラインメント面とを含む。更に、固定硬質レンズを光学ハウジング又はバレルに装着するための装着特徴部が設けられる。光学部分は、形状が球面又は非球面とすることができる。一例では、ヤング率は、一般的に1Gpaよりも大きくなる。別の態様において、屈折率範囲は、約1.45から1.7までである。更に別の態様において、アッベ数は15及び65である。これらのパラメータに対して他の値を使用することができる。
上述のように、変形可能光学部分は、変形可能光学レンズの活性光学部分を含む。活性光学部分は、光学流体と光学「バケット」を含む。更に、より具体的には、変形可能光学部分は、膜の光学活性部分を含む。膜のこの光学活性部分は、光線束エンベロープの外側光線によって境界が定められ、状態に依存する。変形可能光学部分内に更に含まれるのは、光学流体(撓みに依存して変化する)である。固定硬質レンズの一部分(「固定硬質レンズ光学部分」)も、変形可能光学部分内に含まれる。固定硬質レンズ光学部分は、固定硬質レンズの第1の面(流体と接触状態にある)と、固定硬質レンズの第2の面(空気と接触状態にある)とを含む。固定硬質レンズ光学部分は、光線束内の外側光線によって境界が定められる。
本明細書の他の箇所で説明するように、第1の光学流体2122は、第1のリザーバと第1の変形可能光学レンズ2126との間で第1の流体チャネルを通って移動する。同様に、第2の光学流体2124は、第2のリザーバと第1の変形可能光学レンズ2128との間で第2の流体チャネルを通って移動する。流体の移動は、対応する膜の形状を変更し、それによってレンズの光学特性を変更する。
装置2100内には、センサ2102及び反射面2120が更に含まれる。反射面2120は、プリズム、ミラー、又はあらゆる他の反射性の変形可能光学要素とすることができる。折り返し光軸2111が物体から延び、図示のように装置を通って延びている。
レンズ成形器2108及び2110は、レンズ成形器縁部(対応する膜に接触する)と、半径方向装着特徴部(レンズ成形器を保持するバレル上のD字形切断部のような)と、z軸装着特徴部(パッドのような)とを含む。レンズ成形器2108及び2110は、アパーチャを含むことができ、光を散乱させるための1又は2以上の追加の構造を含むことができる。レンズ成形器2108及び2110の機能は、対応する膜を成形し、位置決めすることである。これらの縁部は、膜の移動が開始又は始まる開始点と考えることもできる。また、この縁部は、縁部(静的線形要素、図10F)である必要はなく、面(図10Gとして示す動的面積要素)とすることができることにも注意しなければならない。
一態様において、これらの手法は、光学部分を含むカメラモジュールに展開することができる。カメラモジュールの光学部分は、光学ハウジング(例えば、図11〜図13の光学ハウジング1101)と、少なくとも1つの変形可能レンズ(例えば、レンズ2126又は2128)とを含む。変形可能レンズは、レンズ成形器(例えば、レンズ成形器2108又は2110)を含む。カメラモジュールの光学部分は、少なくとも1つの固定硬質レンズ(例えば、固定硬質レンズ2116又は2118)と、反射面(例えば、反射面2120)と、光学部分の外部にある物体と反射面との間で延びる第1の軸(本明細書では時によって「物体軸」として記載している)と、反射面から少なくとも1つの変形可能レンズ及び少なくとも1つの固定硬質レンズを通ってセンサまで延びる第2の軸(本明細書では時によって「センサ軸」として記載している)とを更に含む。第1の軸と第2の軸は、互いに対してほぼ垂直であり、一緒に本明細書に説明する折り返し軸を形成する。物体から入射する光は、折り返し軸に沿う経路を通過する。レンズ成形器及び固定硬質レンズは不動のものであり、光学ハウジングに対して固定される。光学ハウジングは、これらの構成要素のアラインメントのための主要アラインメントデバイスとして機能する。
一部の態様において、変形可能レンズ及び反射面は、いかなる介在構造も用いずに光学ハウジングによって直接に支持される。他の例では、光学ハウジング内にバレル(例えば、バレル1102)が配置され、少なくとも1つの変形可能レンズはバレルに結合される。構成要素を所定位置に固定するのに接着剤を使用することができる。一部の例では、反射面はプリズム又はミラーを含む。反射面の他の例が可能である。
上述のように、本明細書に提示する光学デバイスは、様々なアパーチャ及びバッフルを含むことができる。より具体的には、これらは、主アパーチャであって光線束エンベロープを円形に定義するアパーチャ絞りを含むことができる。別の例では、周辺遮蔽アパーチャは、矩形(又は他の)形状の光線束エンベロープを定義する角切りアパーチャである。構造内で迷光が反射するのを阻止するバッフルを使用することができる。バッフルは、不透明(例えば、黒染の)リングとすることができる。バッフルの他の例が可能であり、他の構造を使用することができる。光学設計要件に従ってこれらの部品を位置合わせすることは、部分的に光学ハウジングによって実施される別の機能である。
次いで、図21Bを参照して、接点2150を有する反射面2120の一例を説明する。接点2150は、光学ハウジングからの突出部、粘着箇所、又は反射面を装着、固定、及び/又は位置合わせするために使用される他の配置とすることができる。図21Bでは、反射面2120は、反射面2123と光がプリズムを通過することを可能にする反射防止被覆面2125とを有するプリズムである。面2123は、ミラーのように被覆することができ、又は光を屈曲させるための内部全反射を拠り所とすることができる。
次いで、図21Cを参照して、R方向及びZ方向のアラインメントを示す光学装置2160の例を説明する。光学装置2160は、上部バレル群2162(変形可能光学レンズを含む)と、光学ハウジング2164と、内部バレル群2166(変形可能光学レンズを含む)と、固定中実レンズ2168、2170、2172、及び2174と、センサハウジング群2176(センサを含む)と、プリズム群2178とを含む。これらの構成要素の作動は、本明細書の他の箇所で記載されている。
半径方向アラインメント特徴部2180(例えば、D字形切断部)は、様々な要素をR方向に位置合わせする。z軸アラインメント特徴部(例えば、パッド)は、要素をz方向に位置合わせする。言い換えれば、半径方向アラインメント特徴部2180及びz軸アラインメント特徴部2182の使用は、システム性能を最適化し、像品質を改善(最適化)するように様々な要素の位置をシフトさせ、調節し、又は変更することを可能にする。
D字形切断部及びパッドは、好ましいアラインメント特徴部であるが、他のもが可能である。アラインメントのための他の工程の中でも取りわけ偏心部品及びシムを使用することができる。光学ハウジングとその中にあるバレルとは互いに結合される。結合配置は、バレル内の様々な光学構成要素をある軸に沿って位置合わせする。構成要素が位置合わせされない場合に、装置は正しく機能しなくなり、像品質は劣化することになる。
次いで、図22Aを参照して、D字形切断部(本明細書で解説する構成要素のうちの一部のものに使用される)の一例を説明する。図示のように、断面図に示す円筒チューブは、平坦な側面2201と円形の側面2203とを含み、光学ハウジングはD字形切断部を使用する。D字形切断部は、本明細書の他の箇所で上述したR方向アラインメントをもたらすために、以下に説明する例のうちの一部のものに使用される。D字形切断部は、像がこの部品の外側半径を表す内側D字形切断部と、像がこの部品の内側を表す外側D字形切断部との両方とすることができる。図22Cで説明するいくつかの部品(例えば、バレル2204)には、これらの両方を存在させることができる。
図22Bに示すD字形切断部の一例(本明細書で解説する構成要素のうちの一部のものに使用される)を説明する。光学ハウジング2206の半径方向に内部に配置されたバレル2204の半径方向に内部にレンズ成形器2202が配置される。バレル2204は、光学ハウジングからの突出部2210が延びるクロッキング特徴部(又は、凹部)2208を含む。突出部2210は平坦な面を有する。図示のように、円筒チューブ(断面に示す)は、平坦な側面2202と円形の側面2204とを含み、光学ハウジングはD字形切断部を使用する。D字形切断部は、本明細書の他の箇所で上述のR方向のアラインメントをもたらすために、以下に説明する例のうちの一部のものに使用される。
D字形切断部のサイズ、形状、及び位置により、レンズ成形器2202(及びレンズ成形器内の光学系、すなわち、変形可能光学レンズ又は固定光学レンズ)の位置をR方向に調節することができる。図22B、図22C、及び図22Dは、構成要素をR軸に沿って示す断面図である。
図22Cは、光学ハウジング2206の半径方向に内部に配置されたバレル2204の半径方向に内部に配置されたレンズ成形器2202を含む。この例では、バレル2204からの突出部2220が、光学ハウジング2206からのD字形切断部2222に接点2224で接触し、バレル2204のD字形切断部2226が、レンズ成形器2202に接点2228で接触する。これらの接点は、異なる半径方向位置にあり、角度距離2230だけ分離される。一態様における半径方向間隔の性質は、内側接点と外側接点を有する。それによって2204において応力緩和を起こし、レンズ成形器2202を保護することが可能になる。
図22Dは、光学ハウジング2206の半径方向に内部に配置されたバレル2204の半径方向に内部に配置されたレンズ成形器2202を含む。この例では、光学ハウジング2206上のD字形切断部2240が、バレル2204に接点2242で接触する。バレル2204上のD字形切断部2244は、レンズ成形器2202に接点2246で接触する。接点2242と2246は異なる半径方向位置にあり、距離2248だけ分離される。同様に、半径方向間隔の性質は、内側接点と外側接点にある。それによって2204において応力緩和を起こし、レンズ成形器2202を保護することが可能になる。
図22Eは、光学ハウジング2206の半径方向に内部に配置されたバレル2204の半径方向に内部に配置されたレンズ成形器2202を含む。この図は、z軸に沿った断面図を示している。この軸には、接点でz軸分離幅が存在し、応力緩和に使用することができる長さ2250を提供する。この応力緩和は、図22D及び図22Cに記述したものと同様である。
本明細書に提示する変形可能光学レンズでは、一般的にレンズ成形器(例えば、レンズ成形器2202)が使用され、一般的に、レンズ成形器は、バレルに使用される材料とは異なる熱膨張率を有する材料で製造される。レンズ成形器は、良好な光学性能を達成する上で形状及び位置において精度を有するべきである部品でもある。一例では、シリコンがレンズ成形器として使用され、シリコンは、セ氏度変化当たり約2.6*10^−6m/mの膨張係数を有し、バレルにおけるポリカーボネートは、セ氏当たり約70*10^−6m/mの膨張係数を有することができる。光学ハウジングでは、更に別の材料を使用することができる。膨張係数の間の差は、モジュールの温度が変化するときに応力を累積させる可能性がある。それによって時に不具合が引き起こされる場合があり、同じく場合によって光学性能の劣化が引き起こされる可能性もある。例えば、図22B、図22C、及び図22Dに示すようにシステムを生成することにより、上述の部品における応力をある程度まで緩和することを可能にすることができる。図22B、図22C、及び図22Dの例では、バレル2204が光学ハウジング2206によって硬直することなく自由に屈曲することが可能になるように、光学ハウジング2206の接点とレンズ成形器2202の接点との間に角度分離幅2230又は2248が存在する。図22Eの例では、光学ハウジング2206の接点とレンズ成形器2202の接点との間にz軸間隔2250が存在し、それによって同じくバレル2204がより自由に屈曲することが可能になる。これらのシステムは、レンズ成形器2202を保持しているバレル構造の高い可撓性を可能にし、従って、光学的に際疾い状態にあるレンズ成形器2202内の応力を低下させる。
次いで、図23、図24、及び図25を参照して、本発明の手法の光学装置におけるD字形切断部の使用の更に別の例を説明する。これらの図のうちの一部は、構造の異なる要素内に製造された様々なD字形切断部を示す光学アラインメント構造の切り欠き図を示している。D字形切断部は、レンズをR方向に位置合わせする(本明細書の他の箇所で説明するように)。光学アラインメント構造の形状は複雑であるので、モールド成形工程において歪曲及び変形する可能性がある。D字形切断部は、モールド工程(光学ハウジングを構成又は形成するのに使用される)における不完全性にも関わらず全ての光学要素を折り返し光軸2304に対して位置合わせすることができるように構成、寸法決定、成形、及び製造される。言い換えれば、バレル及び光学ハウジングは、センサ軸に沿った変形可能光学レンズの第1のアラインメントと、変形可能光学レンズを通って延びる軸から半径方向外向きの方向の第2のアラインメントとを与える予め決められたかつ限られた数の接点で他方に接触する。
光学ハウジング2302は、図示のように、折り返し光軸2304とセンサ光軸2306とを有する。光学ハウジング2302はバレル2312を含む。バレル2312及び光学ハウジング2302は、予め決められたかつ限られた数の接点又は接触面で他方に接触し、センサ光軸2306(センサ2312から反射面2314まで延びる)に沿った変形可能光学レンズの第1のアラインメントを与え、更にセンサ軸2306から半径方向外向きの方向の第2のアラインメントを与える。
光学ハウジング2302内に製造されたD字形切断部2308及び2310が示されている。D字形切断部2308及び2310は、バレルの集中化を維持するために設けられる。「集中化」は、レンズ軸を折り返し光軸に位置合わせすることを意味する。
バレル2312は、光学アラインメント構造2302内に存在し、そこに配置される。D字形切断部2310は、良好な光学品質を達成するようにモールド成形工程において調節されるので、バレル2312の集中化を維持する。
図25に示すように、D字形切断部2314は、レンズをR方向に位置合わせする。この例では、レンズ成形器2309も示されている。バレル2312は、光学アラインメント構造のアラインメントをレンズ成形器2309に伝達する。言い換えれば、バレルが位置合わせするので、レンズ成形器2309も位置合わせされ、その結果、変形可能光学レンズの構成要素が位置合わせする。
次いで、図26及び図27を参照して、光学アラインメント構造の別の例を説明する。図26及び図27は、図11〜図13に示すデバイスの別の図であることを認めるであろう。図26に示す図は、光学アラインメント構造の内部を構造のセンサ側から反射面(例えば、プリズム)に向けて覗き込む端面断面図である。光学ハウジング2601はバレル2622を封入する。バレル2622は変形可能光学レンズを含む。アラインメント構造の形状は複雑であるので、モールド成形工程において歪曲及び変形する可能性がある。チップ/チルトパッド2602は、光学構成要素(例えば、変形可能光学レンズ)をz軸線方向(すなわち、センサ軸に沿う方向)に位置合わせする。パッド2602は、レンズ成形器2620と光学ハウジング2601内の別の構成要素の間に配置される。
次いで、図27を参照して、光学ハウジングが複合機械部品であることを見ることができる。円形のD字形切断部がこの部品の管状断面に存在するだけではなく、上部変形可能光学レンズをz方向に位置合わせするためにチップ/チルトパッド2603も存在する。チップ/チルトパッド2604は、反射面2606を光学装置内の他の光学要素に位置合わせする。図27に示すように、チップ/チルトパッド2603及び2604は、構成要素を調節量である移動量(距離)だけz方向に移動することによって構成要素をこの方向に位置合わせする。パッド2603及び2604は、プリズムとバレルとを位置合わせされている。位置合わせするとは、パッドが、光が通過することを可能にするようにプリズムとバレルが位置合わせかつ位置決めされるような寸法にされることを意味する。次いで、本発明の手法の他の態様に移ると、外部発生源から発生する機械エネルギ、熱エネルギ、又は他の力がシステムの光学部分に達するのを(例えば、固定と変形可能の両方の様々なレンズに達するのを)防止することが有利である。説明するように、機械エネルギ又は熱エネルギがシステムの光学部分に達するのを防止するために、周囲構造及び様々なエラストマー構造又はパッド(又は他の構造)が使用される。これらの構造は、確実に入り込む残りのエネルギの効果を最小にするのにも使用される。一態様において、周囲構造及びパッドは、流体がリザーバから変形可能光学レンズに通って移動するチャネルを形成する。周囲構造及びパッドは、機械エネルギを吸収するように機能する。更に、周囲構造及びパッドは、熱エネルギ伝達に対する障壁として機能する。正しい材料を選択することにより、これらの部品を膨脹させて流体膨張効果を最小にするように設計することができる。
一態様において、製造可能性の懸念から、2つの部品(物理的分離性よりも材料によって定義される周囲構造及びパッド)が使用される。明らかなように、射出モールド成形手法を用いて蛇行した湾曲チャネルを有する単一部品を構成するのは困難である(不可能ではないにしても)。何らかの理由で単一部品が使用された場合に、この部品は十分な熱的又は機械的な障壁として機能することにはならない。2つの異なる材料を用いた二段階射出モールド成形部分が同じ部品に存在することができることに注意しなければならない。この部品は、単一物品として製造供給元から届くことになるが、この状況では2つの部品であると考えられる。蛇行又は湾曲した部品は、流体の粘性に起因する損失に対してモータ(流体を移動する構成要素)を光学要素(例えば、レンズ)に近い状態に保たなければならないことで必要である。周囲構造とパッドは一緒に機能して、リザーバから可変レンズまでのチャネルを形成する。
「周囲構造」は、装置の各部分を取り囲む支持構造を意味する。それは、プラスチックのような様々なタイプの材料で構成することができる。「エラストマーパッド又は構造」は、光学構成要素を位置合わせするために使用することができるが、光学装置に対して隔離機能を与えるためにも利用することができるエラストマー構造を意味する。
「リザーバ」は、流体を保持するバケットを意味する。リザーババケットは、アクチュエータシール(例えば、膜)、周囲構造、及び流体チャネルへの入口のようないくつかの異なる部品から構成することができる。流体チャネルは、リザーバと変形可能光学レンズとに対して開いており、リザーバを変形可能光学レンズに接続する。流体チャネルは、周囲構造又はエラストマー膜、光学部分、及びリザーバの入口のような様々な構成要素で構成することができる複数の部分を有することができる。
次いで、図28〜図40を参照して、本発明の手法による隔離構造をここで説明する。この構造は、光学ハウジング2892と、バレル2890と、エラストマーパッド又はエラストマー構造2802と、周囲構造2806と、ポンプ2812とを含む。ポンプ2812(及びポンプ内のモータ)は、熱的及び/又は機械的な力2814を生成し、その構成要素は、ポンプハウジング2855内に含まれる。これらの構成要素は、モータ(例えば、コイル、磁石、磁束帰還構造)を含む。図示のように、光学ハウジング2892とバレル2890は別個の要素である。他の例では、これらは、一体化された同じ要素とすることができる。変形可能光学レンズ2804は、バレル2890内に閉じ込められる。
隔離構造は、変形可能光学レンズ2804を含む光学系から力2814を隔離(例えば、吸収又は消散)する。チャネル2816は、一般的にエラストマー構造2802のうちの1つと周囲構造2806の間に形成される。リザーバ2810とレンズ2804の間でチャネル2816を通して、2818とラベル付けした矢印に示すように流体が交換される。
光学流体の容積膨張係数は、殆どの固体材料と比較して非常に高く、例えば、セ氏度当たり0.0010よりも大きい。大きい流体熱膨張に起因して、変形可能レンズの撓みは、システム温度が変化するときに変化する。この変化は、更に別のモータ移動(例示的なポンプ及びモータに対しては本明細書の他の箇所で説明する)によって補償しなければならない。従って、必要とされる余分なモータ移動量を低減するためには、流体膨張効果を低減することが望ましい。シリコーン及び他のエラストマー体の体積熱膨張係数は、一般的に殆どの固体材料と比較して非常に高く、例えば、0.0009L/L毎℃である。この値は、プラスチックの熱膨張率、例えば、0.0002L/L毎℃又はアルミニウム合金の熱膨張率、例えば、0.00007L/L毎℃と比較することができる。エラストマー構造は、一例ではシリコーンから構成され、従って、流体の熱拡大を部分的に補償する機能をもたらす。
本明細書で説明する長い流体チャネル(例えば、チャネル2816)は、システムの全流体容積を増大させ、従って、流体の熱膨張効果が増幅される。上述のように、光学流体の容積膨張係数は、固体材料と比較して非常に高く、例えば、0.0011である。大きい流体熱膨張に起因して、変形可能レンズの撓みは、システムの温度が変化するときに変化する。この変化は、更に別のモータ移動によって補償される。従って、必要とされる余分なモータ移動量を低減するためには、流体膨張効果を低減することが望ましい。長い流体チャネル(例えば、チャネル2816)は、あらゆるタイプの材料又は材料の組合せで構成することができる。シリコーンの体積熱膨張係数は、殆どの固体材料と比較して非常に高く、例えば、0.0009L/L毎℃である。この値は、プラスチックの熱膨張率、例えば、0.0002L/L毎℃又はアルミニウム合金の熱膨張率、例えば、0.00007L/L毎℃と比較することができる。長い流体チャネル(例えば、チャネル2816)は、流体の熱膨張を一般的に補償することになるシリコーンチューブで製造することができる。シリコーンチューブは、組立ての容易さに関しては理想的でない可能性がある。シリコーンと、プラスチックのようなより硬質の材料とを組み合わせる別の幾何学形状を使用することができる。例示的幾何学形状を図28〜図40に示している。プラスチックは、構造に硬質性を追加する機能をもたらし、流体チャネルの経路を成形するのに役立たせることができる。プラスチックとシリコーンの複合構造の有効体積熱膨張は、それ自体がシリコーンの熱膨張とほぼ同一であり、従って、純粋なシリコーンチューブが行うのと同じく流体の熱膨張を一般的に補償するように決定することができる。
図28の例は、簡略化のために1つのレンズ、1つのモータ、及び1つのリザーバを示している。周囲構造2806は、リザーバ2810の一部を形成し、一例ではシロキサン、ポリカーボネート、又はLCPのような低熱伝導率材料から構成される。材料の他の例を使用することができる。別の例では、周囲構造2806は、2つのリザーバの全部又は一部を形成することができる。複数のリザーバを形成する単一部品は、コスト及び組立ての観点から有利になる。
エラストマー構造2802は、シロキサン、発泡体、又はゲルのような様々な材料で構成することができる。材料の他の例を使用することができる。エラストマー構造2802は、UV光の透過を可能にすることができ、チャネル及びリザーバのシールを生成する上で接着剤の硬化を可能にする。一部の態様において、エラストマー構造2802は1つの流体チャネルを形成し、それに対して他の態様において、エラストマー構造2802は2つの流体チャネルを形成する。他の態様において、エラストマー構造2802は1つのリザーバを形成し、それに対して他の態様において、エラストマー構造は2つのリザーバを形成する。
一態様において、周囲構造2806及びポンプハウジング2855は、硬質構造を形成する。一態様において、周囲構造2806及びエラストマー構造2802によって流体圧が支持されるが、他の要素が流体圧を支持することができる。ポンプハウジング2855によって反応力が支持される。周囲構造とモータハウジングは、接着剤を通して接続される。接着剤はピンを形成し、従って、それは、接着剤の不良の後に機能することになる。
部品は撓むので、追加の接触が可能である。例えば、ピストンが過度の運動を有するのを阻止するために周囲構造2806、エラストマー構造2802、又はポンプハウジング2855内に停止部品を追加することができる。この停止部品の追加は、光学装置のフォーカス範囲を制限するために行うか、又は衝撃荷重の場合の更に別の保護として行うことができる。これらの特徴部は、リザーバに配置される場合に、流体流れの余分な抵抗を最小にするように設計されることになる。これらの特徴部は、それ自体がアクチュエータシールを潜在的に損傷することにならない区域内に設置されることになることを確実にするようにも設計されることになる。
レンズ2804は、単一レンズとすることができることを認めるであろう。しかし、図のうちの一部のものでは、2つのレンズ2804A及び2804Bは、2804Bを上部レンズとし、2804Bを下部レンズとして示している。これらのレンズの作動原理は同じである。また、図のうちの一部のものに示すように、2つのポンプ(各レンズに対して1つ、各々がモータを有する)、2つのリザーバ、2つのチャネル等が存在することができることも理解すべきであろう。第1のポンプ又はアクチュエータ2807は、第1の流体2811を第1のレンズ2804A内に移動する。第2のポンプ又はアクチュエータ2809は、第2の流体2813を第2のレンズ2804B内に移動する。光学ハウジング2833は、バレル2835を含む。可変レンズ2804Bは膜2837を含む。
特に図29〜図36に示すように、これらの構成要素は、アセンブリ2820の一部である。アセンブリ2820はカメラモジュールとすることができる。光学アセンブリは、可変レンズ2804、並びに固定レンズ2830、2832、2834、2836、及び2838を含む。
エラストマー構造2802は、一態様において、レンズバレルを外力から隔離するエラストマーパッドである。各エラストマー構造は制限区域2840を有する。非制限区域2842は、パッドが変形して光学ハウジングを外力から保護することを可能にする。制限区域2840は、2つの物体の間の接点であり、移動しない。
製造中にはニードルを使用することができ、エラストマー構造2802を貫通してそれを挿入することにより、チャネルのうちのいずれかの中に流体がポンプ注入される。エラストマー構造2802が可撓性を有することにより、この挿入を達成することができる。ニードルによって作られた孔又は開口部は、一部の例ではエラストマー構造2802の材料に基づいて自己閉鎖するように構成することができる。
次いで、図37及び図38を参照して、装置内の光学流体の形状が示されている。すなわち、いかなる封入構造もない流体自体の形状が示されている。図示のように、上部流体形状2863(リザーバを上部変形可能光学レンズに接続するバレル内の第1の開口部2869を有する)と、下部流体形状2865(リザーバを下部変形可能光学レンズに接続するハウジング内の第2の開口部2867を有する)とが存在する。他の例が可能である。
次いで、特に図39及び図40を参照して、内部発生した力と、これらの力に対する反応とを示す自由体図を説明する。力は、モータの作動と流体の加圧とによって発生する。ここで特に図39を参照して、力2871は、アクチュエータから硬質アクチュエータ構造上への反応である。力2872は、アクチュエータから周囲構造上へ配分された力である。力2873は、流体を光学系に与えるための流体チャネル内の開口部によって引き起こされる弱い流体圧力である。力2874は、弱い流体圧力からの配分された反応である。周囲構造と硬質アクチュエータ構造は単体と考えられる。
次いで、図40を参照して、光学アセンブリ(バレルとレンズを含む)上の力を示す自由体図を説明する。ハウジングとバレルとレンズとを含む光学アセンブリは、単体と考えられる。
力2875は、光学流体圧からの弱い力であり、力2873に等しく、それに対向する。力2876は、弱い圧力に対する配分された反応であり、力2874に等しく、それに対向する。反応は、光学系を支持するエラストマー構造によって作用される。
エラストマー装着構造は、モジュール上への外部荷重が、光学系ではなく硬質アクチュエータ構造によって担持されることを確実にする。光学系は外力のうちの大部分を担持することにはならないので、光学アセンブリは変形せず、レンズのミスアラインメントを引き起こさない。エラストマーパッドは、低い熱伝導率のものであり、それによってモータから光学アセンブリへの熱流を低減する。
次いで、図41〜図44を参照して、様々な光学トポロジーを説明する。これらの図(全て光学装置の側面図)では、様々な光学構成要素を異なる方式、順序、及び構成で配置することができることを見ることができる。
図41は、折り返し光軸4101と、センサ4102と、反射面4106と、第1の変形可能光学レンズ4107と、第2の変形可能光学レンズ4109とを有する光学装置の側面図である。
図42は、折り返し光軸4201と、センサ4202と、反射面4203と、第1の変形可能光学レンズ4204と、第2の変形可能光学レンズ4206とを有する光学装置の側面図である。図41の例と比較すると、この例は、第1の変形可能光学レンズ4204と第2の変形可能光学レンズ4206とを含む。更に、図41の例と比較すると、この例は、第1の変形可能光学レンズが、光路内で反射面の背後の位置に移動されていることを示している。すなわち、光線は、最初に反射面に衝突し、それに続いて変形可能光学レンズを通過する。
図43は、折り返し光軸4301と、センサ4302と、第1の反射面4303と、第2の反射面4304と、第1の変形可能光学レンズ4305と、第2の変形可能光学レンズ4306とを示している。図41及び図42の例と比較すると、第2の反射面が追加されている。
次いで、図44を参照して、更に別の光学トポロジーを説明する。このトポロジーは、折り返し光軸4401と、センサ4402と、第1の反射面4403と、第2の反射面4304と、第1の変形可能光学レンズ4305と、第2の変形可能光学レンズ4306とを含む。図44の例では、第1の変形可能光学レンズ4405が、図41に示す位置に移動される。
次いで、図45〜図50を参照して、本発明の手法によって達成される画像安定化の例を説明する。一般的には、画像安定化は、光学装置の要素の位置の自動調節によって達成することができ、フィードバックを利用するか又は利用しない場合もある。より具体的には、構成要素の移動又は像位置の変化が検出され、この移動に対する補償が与えられる。光学装置の内部又はカメラモジュールの外部に検出器を配置することができる。検出及び調節の複数の経路/アルゴリズムを使用することができる。本明細書の他の箇所で説明するように、構成要素を適切なアラインメントに移動するために小型モータを使用することができる。
図45は、折り返し光軸4501と、センサ4502と、反射面4503と、少なくとも1つの変形可能光学レンズ4505と、傾斜光軸4505とを含む光学装置の側面図を示している。反射器4503は、4506とラベル付けした矢印に示すように回転/傾斜される。本明細書の他の箇所で上述したように、この調節はθ方向に行われる。この移動は、光線の方向を変更し、望ましくない移動を補償するのに適している。
図46は、折り返し光軸4601と、センサ4602と、反射面4603と、少なくとも1つの変形可能光学レンズ4604と、傾斜光軸4605とを示している。反射面4603は、4606とラベル付けした矢印に示す方向に回転/傾斜される。その結果、本明細書の他の箇所で上述したように、調節はφ方向に行われている。図46に示す図は、光学装置内を下向きに覗き込むように示すものであり、図45にあるような側面図ではない。
図47は、折り返し光軸4701と、センサ4702と、反射面4703と、少なくとも1つの変形可能光学レンズ4704とを含む光学装置の側面図を示している。センサ4702は、4705とラベル付けした矢印に示す方向に平行移動することができる。
図48は、折り返し光軸4801と、センサ4802と、反射面4803と、少なくとも1つの変形可能光学レンズ4804とを含む光学装置の上面図を示している。センサ4802は、4805とラベル付けした矢印に示す方向に平行移動することができる。図48に示す図は、光学装置内を下向きに覗き込むように示すものであり、図45又は図47にあるような側面図ではない。
図49は、折り返し光軸4901と、センサ4902と、反射面4903と、少なくとも1つの変形可能光学レンズ4904と、移動中実レンズ又は移動中実レンズ群4905とを含む光学装置の側面図を示している。レンズ4905は、4906とラベル付けした矢印に沿って移動することができる。
図50は、折り返し光軸5001と、センサ5002と、プリズム5003と、少なくとも1つの変形可能光学レンズ5004と、移動中実レンズ又は移動中実レンズ群5005とを含む光学装置の上面図を示している。レンズ5005は、5006とラベル付けした矢印に沿って移動することができる。図50に示す図は、光学装置内を下向きに覗き込むように示すものであり、図45、図47、又は図49にあるような側面図ではない。
次いで、図51A〜図51Bを参照して、光学装置における光学画像安定化を更に詳しく説明する。光学装置5102は、端部5106を有する光学ハウジング5104を含む。光学ハウジング5104内には固定レンズ5108が配置される。光学ハウジング5104内には、更に変形可能光学レンズ5110が配置される。
光学ハウジング5104内にはバレル5112が配置され、変形可能光学レンズ5110は、少なくとも部分的にバレル5112内に配置される。光学ハウジング5104には反射面5114が装着される。光学ハウジング5104の端部5106にはセンサ5116が結合される。
センサ軸5120が、センサ5116及び反射面5114を通過する。センサ軸5120と同じ平面に、それとは非平行に物体軸5122が存在し、物体軸5122は、反射面5114を通過する。
光路5124(折り返し光路)が存在し、光学ハウジング5104内に配置される。光路5124は、装置に対して外部の物体5126から反射面5114まで物体軸5122を辿る。光路5124は、反射面5114において向け直され、次いで、光学ハウジング5104の端部にあるセンサ5116までセンサ軸5120を辿る。光路5124は、変形可能光学レンズ5110及び固定レンズ5108を通過する。反射面5114、センサ5116、又は変形可能光学レンズ5110は、光路をセンサ5116まで辿る像の像品質を改善するように移動又は調節される。
構成要素(固定レンズ5108、変形可能光学レンズ5110、バレル5112、反射器5114、センサ5116)の各々又はこれらの構成要素の組合せを像品質を改善し、センサ5116における像を安定化させるように自動的に所定位置に調節することができる。これらの点に関して、モータ(又は他のアクチュエータ)5160が、構成要素(例えば、固定レンズ5108、変形可能光学レンズ5110、バレル5112、反射器5114、センサ5116)をローラ又は可撓性ロッド5166上で移動するためのコネクタ5162を有する。他の作動手法を使用することができる。この例では様々なモータ5160が様々な光学構成要素に結合される。
本明細書の他の箇所で上述したように、様々な光学構成要素を光学ハウジングに含むことができる。同じく上述のように、このハウジングは、単一部品のモールド成形構造とすることができる。しかし、他の例では、構造を互いに結合される複数の別個の構成要素に分割することができる。説明するように、この手法が利用される場合に、ある一定の利点を達成することができる。
次いで、図52A〜図52Eを参照して、光学ハウジングを別個の部分に分断する一例を説明する。この例では3つの部分を示すが、いかなる個数のバレルを使用することができることを認めるであろう。
光学ハウジングの第1の部分5202と光学ハウジングの第2の部分5204とが、第1の界面5206において互いに結合される。第2の部分5204と光学ハウジングの第3の部分5208とが、第2の界面5210において互いに結合される。装置は、第1の固定レンズ5212と、第2の固定レンズ5214と、センサ5216と、第1の変形可能光学レンズ5218(第1の膜5220と第1の容器レンズ又は固定レンズ5222とを含む)と、第2の変形可能光学レンズ5224(第2の膜5126と第2の容器レンズ又は固定レンズ5228とを含む)と、反射面5230(例えば、プリズム)とを含む。異なる構成要素の間には粘着剤5232が適用される。
これらの部分は、組立てが完了する前には開いているので、装置の部品(例えば、変形可能光学レンズ)を容易に組み立てることができ、光学構成要素を容易挿入することができる。光学ハウジングを別個の部分に分割することにより、レンズ成形器と容器レンズの両方を設置する薄幅の支持体が流体チャネルにおいて更に可能になる。
次いで、特に図52B及び図52Cを参照して、別の態様において、界面5206及び5210を様々な異なる方式で構成することができる。第1の手法では、第1の部分5202上に第1のフランジ5240が構成され、第2の部分5204上に第2のフランジ5242が構成される。フランジ5240及び5242の各々は、その各コーナに配置された孔(又は開口部)5244を有する。孔5244の各々を通してピン5246が配置される。その結果、部品が互いに結合される時にアラインメントが容易に達成される。この手法は、全ての部分の間に同じく適用することができる。
第2の手法では、第2の部分5204と第3の部分5208とがセンタリング特徴部を用いて中心化される。一例では、(第2のバレルとセンサとの間で)各コーナがセンタリング特徴部5250を有する。タブ5252が、隣接するセンタリング特徴部5250の間に置かれる。2つの部分が接続されると同時に、これらの部分は、センタリング特徴部5250を用いて自動的に中心化される。
次いで、図52Eを参照して、第2の部分5204とセンサハウジングの間の接続部が示されている。各コーナはセンタリング特徴部5270を有する。クロッキング特徴部又はタブ5272が使用され、センタリング特徴部5270内への挿入によってアラインメントが与えられる。
本発明の手法は、軸対称バレルアラインメントの要件を排除し、代わりに光学ハウジングの部分を界面のコーナにおいて位置合わせする。これらの手法は、いかなる端部からの装置の組み立ても可能にし、流体チャネルを有する近接して位置する要素の組立てを可能にする。
次いで、図53を参照して、ポンプ部分5302と光学部分5304とを端合わせで配置する光学アセンブリ5300の一例を説明する。一般的にポンプ部分5302は、リザーバと変形可能光学レンズの間の流体の交換をもたらすためにピストンを移動する電気機械アクチュエータを含む。これらのアクチュエータは、少数の例を挙げれば、電磁、圧電、静電、磁歪とすることができる。磁場リニアアクチュエータにおけるボイスコイルの一例を本明細書の他の箇所で説明する。
光学部分5304は、光学ハウジング5306と、その中に配置された第1の変形可能光学レンズ5308及び第2の変形可能光学レンズ5310とを含む。光学ハウジング5306内には反射面5340が配置される。光学ハウジング5306の端部にはセンサ5338が配置される。
ポンプ部分5302は、第1の流体リザーバ5307と第1の変形可能光学レンズ5308の間の流体の交換をもたらすように構成される。ポンプ部分5302は、第2の流体リザーバ5309と第2の変形可能光学レンズ5310の間の流体の交換をもたらすようにも構成される。
図53のシステムの作動の一例では、センサ軸5320はセンサ5308及び反射面5340を通り、物体軸5322は、センサ軸に対してほぼ垂直であり、反射面5340を通過する。光学ハウジング内には、像に対する光路が設けられる。光路は、装置に対して外部の物体から反射面5340まで物体軸を辿る。光路は、反射面5340において屈曲され、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサ5338までセンサ軸5320を辿る。光路は、変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する。
センサ軸は、モータ部分5302の全長及び光学部分5304の全長を通って延びている。第1の流体チャネル5344及び第2の流体チャネル5345が形成され、これらの流体チャネルは、モータ部分5302の側面及び光学部分5304の側面に沿ってセンサ軸5320に対してほぼ平行な方向に延びている。流体チャネル5344、5345は、モータ部分5302内のリザーバ5307、5309と、第1の変形可能レンズ及び第2の変形可能レンズの間の流体の交換を可能にするように構成される。
流体チャネル5370及び5372は、リザーバと変形可能光学レンズとの間で流体を供給する。チャネル5370及び5372は、第1の構造5374と第2の構造5376の間に形成することができる。本明細書に使用する「チャネル」は、流体が通過する空き空間及びこの空き空間を閉じ込める(空き空間を形成する)構造を意味する。
別の例では、光学装置は軸を含む。光学部分は、軸の周りに配置された少なくとも1つの変形可能光学レンズを含む。ポンプ部分は、少なくとも1つの変形可能レンズを作動させるように構成され、軸の周りに配置される。一部の例では、ポンプ部分は、光学部分の一方の側に配置される。他の例では、ポンプ部分は、第1の部品と第2の部品を含み、光学部分は、第1の部品と第2の部品の間に配置される。
更に別の例では、光学装置は、ポンプ部分と光学部分とを含む。光学部分は、光学ハウジングと、その中に配置された第1の変形可能光学レンズ及び第2の変形可能光学レンズと、光学ハウジング内に配置された反射面と、光学ハウジングの端部に配置されたセンサとを含む。ポンプ部分は、少なくとも1つの流体リザーバと第1の変形可能光学レンズとの間、及び少なくとも1つの流体リザーバと第2の変形可能光学レンズとの間で流体の交換をもたらすように構成される。光学部分は、軸と、ポンプ部分と、軸の周りに配置された光学部分とを更に含む。
一部の例では、ポンプ部分は、光学部分の一方の側に配置される。他の例では、ポンプ部分は、第1の部品と第2の部品を含み、光学部分は、第1の部品と第2の部品の間に配置される。他の例では、少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含み、第1のリザーバ及び第2のリザーバは同じ平面に配置される。
一部の態様において、流体チャネルが、ポンプ部分の第1の側面部分と、光学部分の第2の側面部分とに沿って、軸に対してほぼ平行な方向に形成されて延びている。少なくとも1つの流体チャネルは、少なくとも1つのリザーバと第1の変形可能レンズとの間、及び少なくとも1つのリザーバと第2の変形可能レンズとの間の流体の交換を可能にするように構成される。
一部の例では、少なくとも1つの流体チャネルは、第1の材料部分と第2の材料部分とで形成される。一部の態様において、第1の材料部分は、第2の材料部分とは異なる材料を含む。他の態様において、少なくとも1つの流体チャネルは、管状構造を含み、管状構造は、熱流体膨張の効果を最小にするか又は排除する材料から構成される。これらの部品は、少数の例を挙げると、互いに粘着させる、互いに溶接する、一体モールド成形する、又は二段階工程を用いて製造することができる。
他の例では、少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含む。第1のリザーバから第1の変形可能光学レンズへの流体の第1の移動は、第2のリザーバから第2の変形可能光学レンズへの流体の第2の移動よりも弱い流体抵抗に遭遇する。
一部の態様において、ポンプは、中心部分と外側部分を有する磁気回路帰還構造を含む。外側部分は、第1の壁部分と第2の壁部分とを含む。中心部分は、第1の壁部分と第2の壁部分の間に配置される。
中心部分の第1の部分の周りで第1のコイルが延び、中心部分の第2の部分の周りで第2のコイルが延びている。更に、第1の磁石と第2の磁石とが含まれる。第1のコイル内に第1のアクチュエータが少なくとも部分的に移動可能に配置され、第2のコイル内に第2のアクチュエータが少なくとも部分的に移動可能に配置される。
第1のコイルに印加される第1の電流が、第1のアクチュエータの第1の移動をもたらす第1の力を生成し、第1のアクチュエータの第1の移動は、変形可能光学レンズと連通する第1の膜を移動するのに有効である。
第2のコイルに印加される第2の電流が、第2のアクチュエータの第2の移動をもたらす第2の力を生成し、第2のアクチュエータの第2の移動は、変形可能光学レンズと連通する第2の膜を移動するのに有効である。
一部の態様において、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータは、ピストン状構造である。他の例では、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータは、断面がほぼ円形である。ピストンの面積は、変形可能光学レンズ内に押し込まれる流体の量に対して強い影響を有する。望ましいのは、最小にされた高さを有するモータ構造を有することであり、従って、異なるアスペクト比を有する他のピストン断面が重要である場合がある。ピストンの大きい面積を尚も必要とする高さ制限を有する場所では、楕円形、長円形、及びレーストラック形状が、円よりも有利になる。
他の例では、第1の磁石及び第2の磁石は、ネオジウム−鉄−ホウ素磁石又はサマリウムコバルト磁石から製造される。磁石は、中心部分に向けて偏極される。他の態様において、第1の磁石及び第2の磁石は、中心部分から離れるように偏極される。両方の偏極の事例において、デバイスは、中心構造に関して磁気的にほぼ対称である。他の例では、第1の磁石は、第1の壁部分の上に張り出し、この張り出しは、組立てを助けることになり、コイルを通って流れる磁束量を最適化するのに大いに役立つ。
一部の他の態様において、第1の磁石は、第1の壁部分と第1のコイルの間に配置され、更に第1の壁部分と第2のコイルの間にも配置される。第2の磁石は、第2の壁部分と第1のコイルの間に配置され、更に第2の壁部分と第2のコイルの間にも配置される。
次いで、具体的に図54A〜図54Hを参照して、光学モータ装置5400の1つの特定例を説明する。モータ装置5400は、中心部分5404と外側部分5406とで形成された磁気回路帰還構造5402を含む。外側部分5406は、第1の壁部分5408と第2の壁部分5410とを含む。可撓性ハーネス5411は、電流をコイル(以下に説明する)に供給するインタフェースである。可撓性ハーネス5411は、熱センサ、移動センサ、アクチュエータ駆動チップ、コネクタ、及び他の構成要素を含むことができる。
中心部分5404は、第1の壁部分5408と第2の壁部分5410の間に配置される。中心部分5404の第1の部分5414の周りには第1のコイル5412が延び、中心部分5404の第2の部分5418の周りには第2のコイル5416が延びている。第1の壁部分5408と第1のコイル5412の間には第1の磁石5420が配置される。第1の磁石5420は、第1の壁部分5408と第2のコイル5416の間にも配置される。第2の壁部分5410と第1のコイル5412の間には第2の磁石5422が配置される。第2の磁石5422は、第2の壁部分5410と第2のコイル5416の間にも配置される。
第1のコイル5412内には第1のピストン5430が少なくとも部分的に移動可能に配置される。第2のコイル5416内には第2のピストン5432が少なくとも部分的に移動可能に配置される。第1のコイル5412に印加される第1の電流が、第1のピストン5430の第1の移動を生成する第1の力を生成する。第1のピストン5430の第1の移動は、第1のリザーバと連通する第1の膜又はアクチュエータシールを移動するのに有効である。第1の膜の移動は、第1のリザーバと第1の変形可能光学レンズの間の流体の交換を発生させるのに有効である。
第2のコイル5416に印加される第2の電流は、第2のピストン5432の第2の移動を生成する第2の力を生成する。第2のピストン5432の第2の移動は、第2のリザーバ5440と連通する第2の膜又はアクチュエータシールを移動するのに有効である。第2の膜の移動は、第2のリザーバと第2の変形可能光学レンズの間の流体の交換を発生させるのに有効である。
構造を通して平面5413が延びている。磁束経路5415及び5417が延びている。各モータは、バネ5419により、又はバネコイル5421とボビン5423とによって別のアセンブリに装着することができる。
次いで、図54F〜図54Nを参照して、1又は2以上のモータを有するポンプを説明する。これらの図は、ポンプ/モータの上面図(並びに磁気帰還構造又はヨークの側面図)を含み、構成要素の様々な配置を示している。他の配置が可能である。磁気帰還構造又はヨークは、軟磁性材料から製造される。これらの軟磁性材料は、少数の例を挙げれば、スチール材料、ニッケル−鉄材料、又はニッケルコバルト材料を含むことができる。
ここで図54Fを参照して、装置5450は、ヨーク(磁気帰還構造)5452と、第1の磁石5456と、第2の磁石5458とを含む。平面5460がこの構造5450を二分する。ヨーク5452は、第1の中心部分5462と、第2の中心部分5464とを有する。ヨーク5452は、第1の壁5468と第2の壁5470とを含む外側部分5466を有する。第1の中心部分5462を第1のコイル5472が取り囲み、第2の中心部分5464を第2のコイルが取り囲む。構造5400は、平面5460に関して対称である。この例では、ヨーク5452は、単一部品として形成される。構造は、別個のU字形要素から製造された2つの部品とすることができる。構造は、単一部品とすることができる。構造は、大きい幅広のU字形状として形成された外面と、別個の部品である中心部品とを有することができる。構造の内側に2つの間隙を生成するための多くの構造が可能である。図54Gは、図54Fの装置の線A−Aに沿った断面図であり、それに対して図54Hは、図54Fの装置の線B−Bに沿った断面図である。
次いで、図54Iを参照して、装置5450は、ヨーク(磁気帰還構造)5452と、第1の磁石5456と、第2の磁石5457と、第3の磁石5458と、第4の磁石5459とを含む。平面5460が構造5450を二分する。ヨーク5452は、第1の中心部分5462と、第2の中心部分5464とを有する。ヨーク5452は、第1の壁5468と第2の壁5470とを含む外側部分5466を有する。第1の中心部分5462を第1のコイル5472が取り囲み、第2の中心部分5464を第2のコイルが取り囲む。この例では、ヨーク5452は、互いに取り付けられた(例えば、粘着剤、溶着、又はあらゆる他の取り付け手順により)2つの部品で形成される。図54Jは、図54Iの装置の線A−Aに沿った断面図であり、それに対して図54Kは、図54Iの装置の線B−Bに沿った断面図である。
次いで、図54Lを参照して、装置5450は、ヨーク(磁気帰還構造)5452と、第1の磁石5456と、第2の磁石5457と、第3の磁石5458と、第4の磁石5459とを含む。平面5460がこの構造5450を二分する。ヨーク5452は、第1の中心部分5462と、第2の中心部分5464とを有する。ヨーク5452は、第1の壁5468と第2の壁5470とを含む外側部分5466を有する。第1の中心部分5462を第1のコイル5472が取り囲み、第2の中心部分5464を第2のコイルが取り囲む。この例では、ヨーク5452は、互いに取り付けられた(例えば、粘着剤、溶着、又はあらゆる他の取り付け手順により)2つの部品で形成される。図54I〜図54Kの例と比較すると、コイルは、磁石の外側に配置される。図54Mは、図54Lの装置の線A−Aに沿った断面図であり、それに対して図54Nは、図54Lの装置の線B−Bに沿った断面図である。
次いで、図55を参照して、光学系5500の一例を説明する。カメラモジュール5502は、制御システム5504に結合される。制御システム5504は、カメラモジュール5502の内部及び/又はカメラモジュール5502の外部にあるソフトウエアに実施することができる。カメラモジュール5502は、全ての光学系、モータ、コネクタなどを含む。カメラモジュール5502は、結像部分5520と、インタフェース部分5522と、ポンプ部分5524とを含む。
結像部分5520は、全ての構成要素を光学ハウジング及びバレル内に含む。結像部分5520は、像を形成するのに使用される全ての光学要素を含む。一態様において、結像部分5520は、変形可能光学レンズ(バレル、流体、固定硬質レンズ、レンズ成形器、及び膜)と、光学ハウジングと、他の固定硬質レンズと、アパーチャと、センサと、センサハウジングと、カバーガラスとを含む。
インタフェース部分5522は、周囲構造と、エラストマーパッドと、他の部分への接点と、流体とを含む。ポンプ部分5524は、電気エネルギを機械力に変換するためのモータ(例えば、コイル、磁石、磁気帰還構造)と、移動するアクチュエータ(例えば、ピストン)とを含む。アクチュエータの移動は、流体を移動する(例えば、チャネルを通して液体を変形可能光学レンズまで移動するシール又は膜を移動することにより)。
これらの実施形態の多くのものにおいて、変形可能光学レンズは、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を有するレンズ膜を有する。球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。
他の態様において、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含む。他の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含む。
他の例では、ゼルニケ多項式は、レンズ膜の半径方向位置がレンズ成形器の半径に等しい時に1に等しい正規化半径方向位置を有する。
上述の実施形態のうちの他のものでは、レンズ膜を有する変形可能光学レンズは、球状キャップ及びある一定の選択されたゼルニケ多項式だけに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を有する。
一例では、球状キャップ、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式、及びゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式のみが、レンズの形状を2ミクロンの範囲でモデル化するのに十分である。
別の例では、ゼルニケ多項式は、球状キャップ、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式、及びゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式のみを含み、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。
別の例において、レンズのz軸配置ではなく、その曲率のみを問題とすべき場合に、ゼルニケ多項式は、球状キャップ及びゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式のみを含み、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。
他の例が可能である。
上述の実施形態の更に他のものでは、膜を有する変形可能光学レンズは、球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を有する。球状キャップは球状キャップ半径を有し、ゼルニケ[4,0]多項式の大きさは球状キャップ半径に依存する。
他の態様において、球状キャップ及びゼルニケ[4,0]多項式は、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。他の例では、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ成形器縁部直径に依存する。
上述の実施形態の他のものにおいて、変形可能光学レンズサブシステムは、明確に定義されたレンズ成形器縁部を有するレンズ成形器と、明確に定義されたレンズ成形器縁部と同心の固定中実レンズと、固定中実レンズを位置合わせするバレルと、レンズ成形器に接着剤なしで直接に取り付けられるが、補助的な化学物質を許容する変形可能レンズ膜とを含む。
一部の態様において、レンズ成形器はシリコンから構成され、変形可能レンズ膜はシロキサンから構成される。他の態様において、レンズ成形器は、二酸化シリコン層を含む。
他の例では、変形可能レンズ膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含む。球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式、及びゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。
他の態様において、バレルは、レンズ成形器又は固定中実レンズのいずれかの中に形成される。他の例では、明確に定義されたレンズ成形器縁部の直径は、1mmと10mmの間である。
更に他の例では、変形可能光学レンズは、球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を含む。球状キャップは球状キャップ半径を有し、ゼルニケ[4,0]多項式の大きさは球状キャップ半径に依存する。
更に他の例では、レンズ成形器は、半金属、金属、金属及び半金属合金、金属及び半金属酸化物、硫化物、窒化物、燐化物、ホウ化物、ガラス又はプラスチック材料から構成される。他の例では、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ成形器縁部直径に依存する。他の態様において、レンズをレンズ成形器との接触を失うことなく凹形状に変えることかできるように、レンズは接着剤を用いずに結合される。
上述の実施形態の他のものにおいて、変形可能光学レンズサブシステムは、レンズ成形器と、レンズ成形器に中間材料を用いて間接的に取り付けられた変形可能レンズ膜とを含む。レンズ成形器はシリコンから構成され、変形可能レンズ膜はシロキサンから構成される。変形可能レンズ膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含み、球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。
他の態様において、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含む。更に他の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含む。
更に他の態様において、変形可能光学膜は、球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を含む。球状キャップは球状キャップ半径を有し、ゼルニケ[4,0]多項式の大きさは球状キャップ半径に依存する。
一例では、球状キャップ及びゼルニケ[4,0]多項式は、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。他の態様において、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ成形器縁部直径に依存する。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、少なくとも1つのゼルニケ多項式に従って成形されるように構成された膜を有する変形可能光学レンズが与えられる。ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含む。2つのゼルニケ多項式を用いて、変形可能光学レンズのモデルが、約2マイクロメートル内で形成される。変形可能光学レンズのモデルを用いて、少なくとも第1の固定レンズが、変形可能光学レンズとの組合せで機能するように構成される。
他の態様において、変形可能光学レンズのモデルを用いて、少なくとも第2の固定レンズが、第1の固定レンズとの組合せで機能するように構成される。他の例では、少なくとも1つのゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含む。他の例では、少なくとも1つのゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含む。
これらの実施形態の更に他のものでは、変形可能光学レンズは、膜が、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含み、球状キャップ及びゼルニケ多項式が、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である約1.4という屈折率を有する変形可能膜と、変形可能膜によって少なくとも部分的に閉じ込められ、かつ約1.27〜1.9の間、好ましくは約1.29〜1.6の間、特に約1.3という屈折率を有する光学流体とを含む。
光学流体は、有機構造、半有機構造、及び無機骨格構造から構成される群から選択される構造を有する無色のフッ素化液体を含む。
一態様において、光学流体は、パーフルオロ(ヒドロ)カーボン、パーフルオロポリエーテル、シロキサン、及びフッ素化側鎖から構成される群から選択される。更に他の例では、光学流体は、パーフルオロポリエーテルを含む。他の例では、光学流体は、分散液を含む。
上述の実施形態の他のものにおいて、レンズ成形器と変形可能レンズ膜との両方の面調製が実施される。任意的に、洗浄を実施することができる。変形可能レンズ膜は、レンズ成形器に接着剤のような第3の材料を用いずに直接に結合される。
他の態様において、変形可能レンズとレンズ成形器の間の直接結合は、レンズ成形器内の二酸化シリコン層を通して発生する。他の例では、直接結合は、結合を助けるための補助化学物質を利用する。他の例では、補助化学物質は接着促進剤を含み、又はこの化学物質は、直接に結合を強化する薄く平滑なガラス質コーティングを形成する。
更に他の態様において、変形可能レンズ膜は第1の側面と第2の側面とを含み、変形可能レンズ膜をレンズ成形器に直接に結合する段階は、変形可能レンズ膜の第1の側面を未処理状態で又は補助化学物質で処理された状態でレンズ成形器に直接に結合する段階を含む。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、多光学要素アセンブリは、第1の変形可能光学レンズと、第2の変形可能光学レンズと、反射面と、第1及び第2の変形可能光学レンズと反射面とによって定義された折り返し光軸と、折り返し光軸に沿って延びる光路とを含む。
他の例では、反射面は、ミラー、プリズム、又は適応要素を含む。他の態様において、反射面は、第1の変形可能レンズと第2の変形可能レンズの間に配置される。他の例では、反射面は、第1の変形可能レンズと第2の変形可能レンズの両方のいずれかの側に配置される。
更に他の例では、第2の変形可能光学レンズと画像センサの間に少なくとも2つの固定レンズが配置される。他の態様において、第1及び第2の変形可能光学レンズは、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って膜−空気界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を有する膜を含む。球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。
他の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含む。他の態様において、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含む。
第1及び第2の変形可能光学レンズは、球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成され、球状キャップは球状キャップ半径を有する。ゼルニケ[4,0]多項式の大きさは球状キャップ半径に依存する。
他の態様において、球状キャップ及びゼルニケ[4,0]多項式は、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。他の例では、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ成形器縁部直径に依存する。
上述の実施形態の他のものにおいて、光学装置は、光学ハウジングと変形可能光学レンズとを通って延びる軸に位置合わせされ、かつ光学ハウジングによって少なくとも部分的に封入された変形可能光学レンズと、流体を少なくとも部分的に閉じ込める少なくとも1つの流体リザーバと、周囲構造と、周囲構造と光学ハウジングの間に配置され、かつ光学ハウジングと少なくとも部分的な接触状態にある少なくとも1つのエラストマー構造とを含む。
少なくとも1つのエラストマー構造及び周囲構造は、少なくとも1つの流体リザーバと変形可能光学レンズとの間で流体が交換される際に通るチャネルの少なくとも一部分を形成する。周囲構造及び少なくとも1つのエラストマーパッドの配置は、熱エネルギ及び機械力が外部エンティティから変形可能光学レンズの間で伝達されるのを低減又は防止するのに有効である。
他の態様において、固定レンズが設けられ、周囲構造及び少なくとも1つのエラストマーパッドの配置は、熱エネルギ及び機械力が固定レンズに伝達されるのを低減又は防止するのに有効である。他の例では、周囲構造は、固定レンズと変形可能光学レンズとのアラインメントを維持するように構成される。他の態様において、エンティティはポンプを含む。他の態様において、周囲構造とエラストマー構造は、単一部品を生成するように二段階工程でモールド成形される。
他の例では、ポンプが設けられ、少なくとも1つの流体リザーバと変形可能光学レンズの間の流体の交換をもたらすように作動される。ポンプはポンプハウジングを有し、ポンプハウジングと周囲構造とは互いに機械的に結合される。
他の態様において、ハウジングは、ポンプからの反応力を支持する。他の例では、周囲構造とハウジングは接着剤を用いて結合される。他の態様において、流体の圧力は、周囲構造によって少なくとも部分的に支持される。他の例では、周囲構造は、少なくとも1つのリザーバの一部分を形成する。
他の態様において、少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバと第2のリザーバを含み、周囲構造は、第1のリザーバの少なくとも一部と第2のリザーバの少なくとも一部とを形成する。他の例では、周囲構造は、低い熱伝導率を可能にする材料から構成される。
他の態様において、ポンプハウジングは、電気機械変換器の一部分を形成する。他の例では、ポンプハウジングは、スチール、ニッケル−鉄、及びコバルト−鉄材料のような軟磁性材料から構成される。
更に他の態様において、エラストマー構造は、シロキサン、発泡体、及びゲルから構成された群から選択される材料から構成される。他の例では、エラストマー構造は、紫外線の透過を許す。
更に他の態様において、少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含む。エラストマー構造は、第1のリザーバの少なくとも一部と第2のリザーバの少なくとも一部とを形成する。
他の例では、エラストマー構造は、変形可能材料から構成される。他の態様において、エラストマー構造は複数の面を含み、複数の面のうちの少なくとも1つに沿って機械的に制限を受けない。
他の例では、エラストマーパッドは、直方体として形成される。他の態様において、エラストマー構造は、エラストマー構造の変形を可能にするための又は光学ハウジングへの熱エネルギの伝達を軽減するためのポケットを含む。他の例では、ポンプの潜在的な偏位を制限することなどのための停止具が配置される。他の例では、エラストマー構造は、光学装置の外部から内部への光学流体のニードル注入を可能にするために自己修復材料又は自己閉鎖材料から構成される。
他の例では、エラストマーパッドは、エラストマー構造の変形を可能にするためのポケットを含む。他の態様において、エラストマー構造は、光学ハウジングへの熱エネルギの伝達を軽減するためのポケットを含む。他の例では、エラストマー構造は、光学装置の外部から内部への光学流体のニードル注入を可能にするために自己修復材料から構成される。他の態様において、エラストマー構造は、チャネルの一部を形成し、流体と接触状態にある。エラストマー構造は、約100*10^6m/m/cの熱膨張率を有する材料から構成される。
他の態様において、エラストマー構造は、200*10^6m/m/cよりも大きい熱膨張率を有する材料から構成される。他の例では、チャネルは、圧力下の容積において、同じ圧力下で変形可能光学レンズに流入することになる流体よりも極めて小さくしか膨張せず、チャネル膨張は、同じ圧力下でレンズに流入する流体の約10%よりも小さい。他の態様において、チャネルは、シリコーンチューブ、又はシリコーンとそれよりも硬質の材料とで製造された複合材チューブを含む。チューブは、光学液体の高い熱膨張を部分的に補償するのに有効な有効体積熱膨張を有し、それによってこの流体膨張を補償するのに必要とされる余分のモータ移動量を低減する。
他の例では、少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含む。第1のリザーバ及び第2のリザーバは同じ平面に配置される。
上述の実施形態の他のものにおいて、光学装置は、端部を有する光学ハウジングと、固定レンズと、第1の変形可能光学レンズと、光学ハウジング内に配置されたバレルであって、少なくとも部分的にその中に固定レンズ及び変形可能光学レンズのうちの少なくとも一方が配置される上記バレルと、光学ハウジングに装着された反射面と、光学ハウジングの端部に配置されたセンサと、センサを通過するセンサ軸及びセンサ軸の入射角の2倍の角度で配置された物体軸であって、反射面を通過する上記物体軸及びセンサ軸と、光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から反射面まで物体軸を辿り、反射面で向け直され、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサまでセンサ軸を辿って変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する光路とを含む。光学ハウジングは、センサ軸に沿って変形可能光学レンズを位置合わせし、かつセンサ軸から半径方向に外向きに延びる方向に変形可能光学レンズを位置合わせするように構成かつ配置される。
他の態様において、バレルと光学ハウジングは、互いに一体化されるように形成される。他の例では、反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素である。
更に他の態様において、反射面は、移動要素を含む。他の例では、反射面は変形するが、光学装置の他の要素に対して固定された位置に留まる。他の例では、光学ハウジングとバレルは光学アラインメント構造を形成し、光学アラインメント構造は、物体軸とセンサ軸とを通って延びる平面に関して大部分が対称である。
更に他の態様において、第1の変形可能光学レンズとは別個のアセンブリとして構成された第2の変形可能光学レンズが設けられる。他の例では、光路は、反射面において約90度の角度で向け直される。
他の例では、第1のリザーバ及び第2のリザーバが設けられる。第1のリザーバは第1のアクチュエータシールを含み、第2のリザーバは第2のアクチュエータシールを含み、第1のアクチュエータシール及び第2のアクチュエータシールは実質的に同じ平面にある。
他の例では、第1のリザーバ及び第2のリザーバが設けられる。第1のリザーバは第1のアクチュエータシールを含み、第2のリザーバは第2のアクチュエータシールを含む。第1のアクチュエータシール及び第2のアクチュエータシールは、切断平面の同じ側にある。
更に他の例では、光学ハウジングは、実質的に対称な流体開口部を含み、周囲構造が、光学ハウジングの反対側面上に配置されるようにする。更に他の例では、光学ハウジングは、第1の変形可能レンズの近くにある空気が開口部を辿り、空気を光学装置の外側に通気することを可能にするように構成される。
他の態様において、汚染物質が膜の光学活性区域に進入するのを防止するために、開口部はフィルタによって覆われる。他の例では、光学装置は、第2の変形可能レンズを更に含む。第1の変形可能レンズと第2の変形可能レンズとは、同じ開口部を共有する。
他の例では、光学装置は、第1の変形可能光学レンズと連通する第1の膜を移動するのに有効なアクチュエータシールを更に含む。他の態様において、アクチュエータシールは、膜、蛇腹構造要素、ダイヤフラム、及び流体の粘性がシールを通して流れるには過度に高い場合に密封されるチャネル開口部から構成された群から選択される要素である。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、光学装置は、端部を有する光学ハウジングと、固定レンズと、第1の変形可能光学レンズと、光学ハウジング内に配置されたバレルであって、少なくとも部分的にその中に固定レンズ及び変形可能光学レンズのうちの少なくとも一方が配置される上記バレルと、光学ハウジングに装着された反射面と、光学ハウジングの端部に配置されたセンサと、センサを通過するセンサ軸及びセンサ軸に対して非平行に配置された物体軸であって、反射面を通過する上記物体軸及びセンサ軸と、光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から反射面まで物体軸を辿り、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサまでセンサ軸を辿って変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する光路とを含む。光学ハウジングは、センサ軸に沿って変形可能光学レンズを位置合わせされ、かつセンサ軸から半径方向に外向きに延びる方向に変形可能光学レンズを位置合わせするように構成かつ配置される。
他の態様において、バレルと光学ハウジングは、互いに一体化されるように形成される。反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含む。更に他の例では、反射面は、移動要素を含む。他の例では、反射面は変形するが、光学装置の他の要素に対して固定された位置に留まる。
他の例では、光学ハウジングとバレルは、光学アラインメント構造を形成し、光学アラインメント構造は、ある平面に関して大部分が対称である。この平面は、物体軸とセンサ軸とを通って延びている。
他の態様において、光学装置は、第1の変形可能光学レンズとは別個のアセンブリとして構成された第2の変形可能光学レンズを更に含む。他の態様において、光路は、反射面において約90度の角度で向け直される。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、光学装置は、光学ハウジングと、光学ハウジングに配置された反射器と、膜、レンズ成形器、流体、及びバレルを有する変形可能光学レンズと、ほぼ平面にあり、明確に定義されたレンズ成形器縁部であって、この縁部に対して変形可能光学レンズ軸が中心化され、変形可能光学レンズ軸がこの平面に対して直角である上記明確に定義されたレンズ成形器縁部を定義するレンズ成形器と、光学ハウジングと接触状態にあるバレルと、光学ハウジングの外側にある像物体と、像物体から反射器まで、更に反射器からセンサまで延びる光路とを含む。
一部の態様において、バレルと光学ハウジングは、光路への変形可能光学レンズ軸のアラインメントを与える予め決められたかつ限られた数の接点で互いに接触する。他の例では、接点は、光路に沿った位置変化を起こすように配置される。更に他の例では、接点は、軸の周りで角度的に分離される。
他の例では、レンズ成形器は、内面を含み、内面は、光を散乱させるようにスカラップ加工される。他の態様において、膜は、片面上に膜−空気境界、及び他方の面上に膜−流体境界を形成し、散乱光を最小にするために、膜は、膜−流体境界よりも膜−空気境界において平滑である。
他の例では、膜は、平滑な面と粗い面とを有し、平滑な面は、レンズ成形器に取り付けられる。更に他の例では、レンズ成形器は、非プラスチック材料から構成される。一部の他の例では、非プラスチック材料は、スチール又はシリコンを含む。
他の態様において、レンズ成形器は、コーティングを更に含む。他の例では、レンズ成形器は、アパーチャ又はバッフルを含む。更に他の態様において、光学装置は、第1のアクチュエータシール及び第2のアクチュエータシールを更に含む。第1のアクチュエータシールは、第1の流体を通して上述の変形可能光学レンズと連通しており、第2のアクチュエータシールは、第2の流体を通して第2の変形可能光学レンズと連通している。他の態様において、第1のアクチュエータシール及び第2のアクチュエータシールは、ロール構造にモールド成形される。
他の例では、第1及び第2のアクチュエータシールは、流体圧を受けない時には実質的に平坦である。一部の態様において、流体は、光学装置の断電状態において圧力下にある。他の態様において、第1及び第2のアクチュエータシールは、光学装置の断電状態にある時に湾曲状態にある。
上述の実施形態の他のものにおいて、光学装置は、端部を有する光学ハウジングと、固定レンズと、第1の変形可能光学レンズと、第2の変形可能光学レンズと、光学ハウジング内に配置された少なくとも1つのバレルであって、少なくとも部分的にその中に第1の変形可能光学レンズ及び第2の変形可能光学レンズが配置される上記少なくとも1つのバレルと、光学ハウジングに装着された第1の反射面と、光学ハウジングの端部に配置されたセンサと、センサを通過するセンサ軸及びセンサ軸の反射面との入射角の2倍の角度で配置された物体軸であって、反射面において併置される上記物体軸及びセンサ軸と、光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から反射面まで物体軸を辿り、反射面で向け直され、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサまでセンサ軸を辿り、変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する光路とを含む。
他の例では、光学装置は、第1のポンプ及び第2のポンプを更に含む。第1のポンプは、第1の流体を第1のリザーバから第1の変形可能光学レンズに移動し、第2のポンプは、第2の流体を第2のリザーバから第2の変形可能光学レンズに移動する。
他の態様において、第1の変形可能光学レンズは、膜を含む。一部の例では、膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含む。球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、約2マイクロメートル内で膜をモデル化するのに十分である。
他の態様において、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含む。他の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含む。
更に他の例では、膜は、球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を含む。球状キャップは球状キャップ半径を有し、ゼルニケ[4,0]多項式の大きさは球状キャップ半径に依存する。
更に他の例では、球状キャップ及びゼルニケ[4,0]多項式は、膜を約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。他の態様において、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ成形器縁部直径に依存する。
他の例では、第1の変形可能光学レンズは膜を含み、膜は、いずれかの非球面形状を有するように制御される。他の例では、第1の反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素である。
他の態様において、光路は、第1の反射面において約90度の角度で向け直される。他の例では、光学装置は、第2の反射面を更に含み、第2の反射面は、光学ハウジングの端部に配置される。
更に他の例では、第1の変形可能レンズは第1の膜を含み、第2の変形可能レンズは第2の膜を含む。第1の膜及び第2の膜は、複数の凸形状と凹形状とを有するように構成可能である。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、光学装置は、端部を有する光学ハウジングと、固定レンズと、第1の変形可能光学レンズと、第2の変形可能光学レンズと、光学ハウジング内に配置された少なくとも1つのバレルであって、少なくとも部分的にその中に第1の変形可能光学レンズ及び第2の変形可能光学レンズが配置される上記少なくとも1つのバレルと、光学ハウジングに装着された第1の反射面と、光学ハウジングの端部に配置されたセンサと、センサを通過するセンサ軸及びこの他方の軸に対して非平行に配置された物体軸であって、反射面を通過する上記物体軸及びセンサ軸と、光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から反射面まで物体軸を辿り、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサまでセンサ軸を辿り、変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する光路とを含む。
一部の例では、光学装置は、第1のポンプ及び第2のポンプを更に含む。第1のポンプは、第1の流体を第1のリザーバから第1の変形可能光学レンズに移動し、第2のポンプは、第2の流体を第2のリザーバから第2の変形可能光学レンズに移動する。
他の態様において、第1の変形可能光学レンズは、膜を含む。一部の例では、膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形可能であるように構成された光学活性部分を含む。球状キャップ及びゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、約2マイクロメートル内で膜をモデル化するのに十分である。
一部の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含む。他の例では、ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含む。
一部の例では、膜は、球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を有し、球状キャップは球状キャップ半径を有する。ゼルニケ[4,0]多項式の大きさは球状キャップ半径に依存する。
一部の例では、球状キャップ及びゼルニケ[4,0]多項式は、膜を約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である。他の例では、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率は、レンズ成形器縁部直径に依存する。
他の例では、第1の変形可能光学レンズは膜を含み、膜は、いずれかの非球面形状を有するように制御される。他の例では、第1の反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素である。
他の例では、光路は、第1の反射面において約90度の角度で向け直される。更に他の例では、光学装置は、第2の反射面を含む。第2の反射面は、光学ハウジングの端部に配置される。更に他の例では、第1の変形可能レンズは第1の膜を含み、第2の変形可能レンズは第2の膜を含む。第1の膜及び第2の膜は、複数の凸形状と凹形状とを有するように構成可能である。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、光学装置は、軸と、この軸の周りに配置された少なくとも1つの変形可能光学レンズを含む光学部分と、少なくとも1つの変形可能レンズを作動させるように構成され、かつ軸の周りに配置されたポンプ部分とを含む。
一部の例では、ポンプ部分は、光学部分の一方の側に配置される。他の例では、ポンプ部分は、第1の部品と第2の部品を含み、光学部分は、第1の部品と第2の部品の間に配置される。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、光学装置は、ポンプ部分と、光学ハウジング、光学ハウジング内に配置された第1の変形可能光学レンズ及び第2の変形可能光学レンズ、光学ハウジング内に配置された反射面、及び光学ハウジングの端部に配置されたセンサを含む光学部分とを含む。ポンプ部分は、少なくとも1つの流体リザーバと第1の変形可能光学レンズとの間、及び少なくとも1つの流体リザーバと第2の変形可能光学レンズ及び軸との間で流体の交換をもたらすように構成される。ポンプ部分及び光学部分は、軸の周りにこの軸がポンプの一部分と交差するように配置される。
他の態様において、ポンプ部分は、光学部分の一方の側に配置される。更に他の例では、ポンプ部分は、第1の部品と第2の部品を含み、光学部分は、第1の部品と第2の部品の間に配置される。他の態様において、少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含み、第1のリザーバ及び第2のリザーバは、同じ平面に配置される。
他の例では、少なくとも1つの流体チャネルが、ポンプ部分の第1の側面部分と光学部分の第2の側面部分とに沿って、軸に対してほぼ平行な方向に形成されて延びている。少なくとも1つの流体チャネルは、少なくとも1つのリザーバと第1の変形可能レンズとの間、及び少なくとも1つのリザーバと第2の変形可能レンズの間の流体の交換を可能にするように構成される。
他の例では、少なくとも1つの流体チャネルは、第1の材料部分と第2の材料部分とで形成される。他の態様において、第1の材料部分は、第2の材料部分とは異なる材料を含む。
他の例では、少なくとも1つの流体チャネルは、管状構造を含む。管状構造は、熱流体膨張の効果を最小にするか又は排除する材料から構成される。
他の態様において、少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含む。第1のリザーバから第1の変形可能光学レンズへの流体の第1の移動は、第2のリザーバから第2の変形可能光学レンズへの流体の第2の移動よりも弱い流体抵抗に遭遇する。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、光学装置は、第1の軸が貫通して延びる変形可能光学レンズと、第2の軸が貫通して延びる固定レンズと、第3の軸が貫通して延びるセンサと、第1の軸、第2の軸、及び第3の軸を辿る光路とを含む。第1の軸、第2の軸、及び第3の軸は、光路をセンサまで辿る像の品質を改善するように自動的に位置合わせされる。
一部の例では、第1の軸、第2の軸、及び第3の軸は、像の光路と自動的に位置合わせされる。他の態様において、第1の軸、第2の軸、及び第3の軸は、像の光路から半径方向外向きの方向に自動的に位置合わせされる。
上述の実施形態の更に他のものにおいて、光学装置は、第1の軸が貫通して延びる変形可能光学レンズと、第2の軸が貫通して延びるセンサと、第3の軸が貫通して延びる固定レンズと、第1の軸及び第2の軸を辿る光路と、第1の軸、第2の軸に位置合わせされた反射面とを含む。第1の軸、第2の軸、及び/又は第3の軸は、センサまで光路を辿る像の像品質を改善するように自動的に位置合わせされる。
他の例では、第1の軸と第2の軸の間の角度は、像品質を改善するように自動的に変更される。他の態様、すなわち、請求項160の光学装置において、第3の軸は、像の光路から半径方向外向きの方向に自動的に位置合わせされる。
上述の実施形態の他のものにおいて、光学装置は、端部を有する光学ハウジングと、光学ハウジング内に配置された中実レンズと、光学ハウジング内に配置された変形可能光学レンズと、光学ハウジングの端部に結合されたセンサと、センサを通過するセンサ軸及びセンサ軸の入射角の2倍の角度で配置された物体軸であって、反射面を通過する上記物体軸及びセンサ軸とを含む。反射面、センサ、中実レンズ、又は変形可能光学レンズのうちの少なくとも1つは、センサまで光路を辿る像の像品質を改善するように移動可能又は調節可能である。
他の例では、光学装置は、バレルを更に含む。バレルは、光学ハウジング内に配置され、変形可能光学レンズは、少なくとも部分的にバレル内に配置される。他の態様において、光学装置は、反射面を更に含む。反射面は、光学ハウジングに装着される。他の例では、反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含む。
他の例では、光学ハウジング内に光路が配置される。光路は、装置に対して外部の物体から反射面まで物体軸を辿る。光路は、反射面で向け直され、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサまでセンサ軸を辿って変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する。
上述の実施形態の他のものにおいて、ポンプは、磁気回路帰還構造と、第1のコイルと、第2のコイルと、第1のアクチュエータと、第2のアクチュエータとを含む。磁気回路帰還構造は、中心部分と外側部分を有する。外側部分は、第1の壁部分と第2の壁部分を含み、中心部分は、第1の壁部分と第2の壁部分の間に配置される。第1のコイルは、中心部分の第1の部分の周りで延び、第2のコイルは、中心部分の第2の部分の周りで延びている。第1のコイルに印加される第1の電流は、第1のアクチュエータの第1の移動をもたらす第1の力を生成し、第1のアクチュエータの第1の移動は、第1の変形可能光学レンズと連通する。第2のコイルに印加される第2の電流は、第2のアクチュエータの第2の移動をもたらす第2の力を生成し、第2のアクチュエータの第2の移動は、第2の変形可能光学レンズと連通する第2の膜を移動するのに有効である。
他の態様において、ポンプは、第1の変形可能光学レンズと連通する第1の膜を移動するのに有効な第1のアクチュエータシールを更に含む。他の例では、アクチュエータシールは、膜、蛇腹構造要素、ダイヤフラム、及び流体の粘性がシールを通して流れるには過度に高い場合に密封されるチャネル開口部から構成された群から選択される要素である。更に他の例では、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータは、ピストン状構造である。
更に他の態様において、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータは、アクチュエータシールと平行な平面内でほぼ円形である。更に他の例では、第1の磁石及び第2の磁石は、中心部分に向けて偏極される。他の態様において、第1の磁石及び第2の磁石は、中心部分から離れるように偏極される。更に他の例では、第1の磁石は、第1の壁部分の上に張り出す。他の態様において、第1の磁石は、第1の壁部分と第1のコイルの間に配置され、更に第1の壁部分と第2のコイルの間にも配置され、第2の磁石は、第2の壁部分と第1のコイルの間に配置され、更に第2の壁部分と第2のコイルの間にも配置される。
上述の実施形態の他のものにおいて、光学装置は、端部を有する光学ハウジングと、固定レンズ及び変形可能光学レンズと、光学ハウジングに装着された反射面と、光学ハウジングの端部に配置されたセンサと、センサ及び反射面を通過するセンサ軸及びセンサ軸に対してほぼ垂直であって反射面を通過する物体軸と、光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から反射面まで物体軸を辿り、反射面で向け直され、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサまでセンサ軸を辿り、変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する光路とを含む。
光学ハウジングは、第1の端部に第1の界面を含む第1の部分と、第2の端部に第2の界面を含み、第1の部分とは非一体的な第2の部分とを含む。第2の部分に対する第1の部分のアラインメントが提供されるように、第1の界面は、第2の界面に結合かつ嵌合する。
他の例では、反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含む。他の態様において、光路は、反射面において約90度の角度で向け直される。他の例では、界面は、第1の部分の上に第1のフランジ、及び第2の部分の上に第2のフランジを含む。
更に他の態様において、界面は、第1の部分の上にアラインメント特徴部を含む。他の例では、第1の部分又は第2の部分内にバレルが配置される。更に他の例では、バレルは、変形可能光学レンズを保持する。更に他の例では、バレルは、固定レンズを保持する。
上述の実施形態の他のものにおいて、光学装置は、端部を有する光学ハウジングと、固定レンズ及び変形可能光学レンズと、光学ハウジングに装着された反射面と、光学ハウジングの端部に配置されたセンサと、センサ及び反射面を通過するセンサ軸及びセンサ軸に対して非平行に配置されて反射面を通過する物体軸と、光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から反射面まで物体軸を辿り、次いで、光学ハウジングの端部にあるセンサまでセンサ軸を辿り、変形可能光学レンズ及び固定レンズを通過する光路とを含む。
光学ハウジングは、第1の端部に第1の界面を含む第1の部分と、第2の端部に第2の界面を含み、第1の部分とは非一体的な第2の部分とを含む。第2の部分に対する第1の部分のアラインメントが提供されるように、第1の界面は、第2の界面に結合かつ嵌合する。
他の態様において、反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含む。他の例では、光路は、反射面において約90度の角度で向け直される。他の態様において、第2の部分は、大部分が第1の部分の内側に配置される。他の例では、界面は、第1の部分の上に第1のフランジ、及び第2の部分の上に第2のフランジを含む。
他の例では、界面は、第1の部分の上にアラインメント特徴部を含む。更に他の態様において、第1の部分又は第2の部分内にバレルが配置される。他の例では、第1の部分及び第2の部分の各々が、変形可能光学レンズを含む。更に他の例では、バレルは、変形可能光学レンズを保持する。他の態様において、バレルは、固定レンズを保持する。
上述の実施形態の他のものでは、光学装置は、第1の変形可能光学レンズを含む。第1の変形可能光学レンズは、レンズ成形器を含む。光学ハウジング内にバレルが配置され、変形可能光学レンズは、少なくとも部分的にバレル内に配置される。レンズ成形器とバレルの間には第1の接点セットが配置される。バレルと光学ハウジングの間には第2の接点セットが配置される。第1の接点セットは、第2の接点セットからある距離だけ分離される。この距離は、機械応力又は熱応力を少なくとも部分的に緩和することを可能にするのに十分である。
他の例では、第1の接点セット及び第2の接点セットは、バレル、光学ハウジング、及びバレルと光学ハウジングから構成される群から選択される場所に配置される。他の例では、距離は、要素の角度位置の差によって生成される。他の例では、距離は、要素の軸線方向位置の差によって生成される。
上述の実施形態の他のものにおいて、光学装置は、変形可能光学レンズを含む。変形可能光学レンズは、膜と、流体と、バレルとを有する。レンズ成形器は、上面と、内面と、外面とを有する。内面と上面の交線には、明確に定義されたレンズ成形器縁部が配置される。レンズ成形器縁部は、ほぼ平面にあり、この縁部に対して変形可能光学レンズ軸が中心化され、変形可能光学レンズ軸は、この平面に対して直角である。レンズ成形器の内面は、変形可能光学レンズ軸を取り囲む。レンズ成形器の外面は内面を取り囲み、膜は、張力下にあって、上面に結合される。上面と外面とによって外縁が形成され、膜は、実質的に外縁の内側にあるように切断される。
他の態様において、レンズ成形器は、底面を更に含み、底面は、レンズ成形器の上面よりも小さい面積を有する。他の例では、内面は、スカラップ加工される。他の態様において、外面の最大直径は、外縁にある。他の例では、内縁と外縁とは同心である。外面は、バレルを軸に対して位置合わせするように構成される。
一部の例では、膜は、レンズ成形器の外縁まで延び、膜は、上面と底面を有する。他の例では、膜の底面は、レンズ成形器の上面に結合され、膜の上面は、膜の底面よりも小さい面積のものである。
更に他の例では、膜は、レンズ成形器の外縁に達しないように切断される。明確に定義されたレンズ成形器縁部は、流体が加圧されて膜が撓んだ時に膜を制限する。撓んだ膜は、軸に対して軸対称である。
本明細書では、本発明者に明らかになった本発明を実施するための最良のモードを含む本発明の好ましい実施形態を記述した。例示した実施形態は、例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を限定すると捉えるべきではないことを理解しなければならない。これらの点に関して一例として、特定のレンズ形状を表すためのゼルニケ多項式表現の使用は、これらの点に関して1つの手法に過ぎず、本教示は、上記内容を支持する特定のレンズ形状を表し、かつ適切な材料選択、工程制御、及びレンズ成形器への膜の高精度の適用を通してこのレンズ形状を達成するのを助ける他の手法(他の数学的手法のような)を容易に受け入れるであろう。
100 変形可能光学レンズアセンブリ
101 変形可能光学レンズ
102 変形可能レンズ膜
103 レンズ成形器
114 通過する光

Claims (207)

  1. 球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を有するレンズ膜を備えた変形可能光学レンズであって、
    前記球状キャップ及び前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である、
    ことを特徴とする変形可能光学レンズ。
  2. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の変形可能光学レンズ。
  3. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の変形可能光学レンズ。
  4. 前記ゼルニケ多項式は、前記レンズ膜の半径方向位置がレンズ成形器の半径に等しい時に1に等しい正規化半径方向位置を有することを特徴とする請求項1に記載の変形可能光学レンズ。
  5. 球状キャップ半径を有する球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を有する膜を備えた変形可能光学レンズであって、
    前記ゼルニケ[4,0]多項式の大きさが、前記球状キャップ半径に依存する、
    ことを特徴とする変形可能光学レンズ。
  6. 前記球状キャップ及び前記ゼルニケ[4,0]多項式は、変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分であることを特徴とする請求項5に記載の変形可能光学レンズ。
  7. 前記ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率が、レンズ成形器縁部直径に依存することを特徴とする請求項6に記載の変形可能光学レンズ。
  8. 明確に定義されたレンズ成形器縁部を有するレンズ成形器と、
    前記明確に定義されたレンズ成形器縁部と同心の固定中実レンズと、
    前記固定中実レンズを位置合わせするバレルと、
    前記レンズ成形器に接着剤なしで直接に取り付けられるが補助的化学物質を許容する変形可能レンズ膜と、
    を含むことを特徴とする変形可能光学レンズサブシステム。
  9. 前記レンズ成形器は、シリコンから構成され、前記変形可能レンズ膜は、シロキサンから構成されることを特徴とする請求項8に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  10. 前記レンズ成形器は、二酸化シリコンの層を含むことを特徴とする請求項9に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  11. 前記変形可能レンズ膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含み、
    前記球状キャップ及び前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])、及びゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  12. 前記バレルは、前記レンズ成形器又は前記固定中実レンズのいずれかの中に形成されることを特徴とする請求項8に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  13. 明確に定義されたレンズ成形器縁部の直径が、1mmと10mmの間であることを特徴とする請求項8に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  14. 変形可能光学レンズが、球状キャップ半径を有する球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を含み、
    前記ゼルニケ[4,0]多項式の大きさが、前記球状キャップ半径に依存する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  15. 前記レンズ成形器は、半金属、金属、金属及び半金属合金、金属及び半金属酸化物、燐化物、ホウ化物、硫化物、窒化物、ガラス、又はプラスチック材料から構成されることを特徴とする請求項14に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  16. 前記ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率が、レンズ成形器縁部直径に依存することを特徴とする請求項14に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  17. 前記レンズは、該レンズを前記レンズ成形器との接触を失うことなく凹形状に調整することかできるように接着剤なしで結合されることを特徴とする請求項8に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  18. 変形可能光学レンズサブシステムであって、
    レンズ成形器と、
    中間材料を用いて前記レンズ成形器に間接的に取り付けられた変形可能レンズ膜と、
    を含み、
    前記レンズ成形器は、シリコンから構成され、前記変形可能レンズ膜は、シロキサンから構成され、
    前記変形可能レンズ膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含み、該球状キャップ及び該ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である、
    ことを特徴とするサブシステム。
  19. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  20. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含むことを特徴とする請求項19に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  21. 前記変形可能光学膜は、球状キャップ半径を有する球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を含み、
    前記ゼルニケ[4,0]多項式の大きさが、前記球状キャップ半径に依存する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  22. 前記球状キャップ及び前記ゼルニケ[4,0]多項式は、前記変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分であることを特徴とする請求項21に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  23. 前記ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率が、レンズ成形器縁部直径に依存することを特徴とする請求項22に記載の変形可能光学レンズサブシステム。
  24. ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含む少なくとも1つのゼルニケ多項式に従って成形されるように構成された膜を有する変形可能光学レンズを与える段階と、
    2つの前記ゼルニケ多項式を用いて前記変形可能光学レンズのモデルを約2マイクロメートル内で与える段階と、
    前記変形可能光学レンズの前記モデルを用いて、該変形可能光学レンズとの組合せで機能する少なくとも第1の固定レンズを構成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  25. 前記変形可能光学レンズの前記モデルを用いて、前記第1の固定レンズとの組合せで機能する少なくとも第2の固定レンズを構成する段階を更に含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 前記少なくとも1つのゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  27. 前記少なくとも1つのゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 変形可能光学レンズであって、
    球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含む約1.4という屈折率を有する変形可能膜であって、該球状キャップ及び該ゼルニケ多項式が、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である前記変形可能膜と、
    前記変形可能膜によって少なくとも部分的に閉じ込められ、約1.27〜1.9の間の屈折率を有する光学流体であって、有機構造、半有機構造、及び無機骨格構造から構成される群から選択された構造を有する無色のフッ素化液体を含む前記光学流体と、
    を含むことを特徴とする変形可能光学レンズ。
  29. 前記光学流体は、パーフルオロ(ヒドロ)カーボン、パーフルオロポリエーテル、シロキサン、及びフッ素化側鎖から構成された群から選択されることを特徴とする請求項28に記載の変形可能光学レンズ。
  30. 前記光学流体は、パーフルオロポリエーテルを含むことを特徴とする請求項28に記載の変形可能光学レンズ。
  31. 前記光学流体は、分散液を含むことを特徴とする請求項28に記載の変形可能光学レンズ。
  32. レンズ成形器と変形可能レンズ膜との両方の面を調製する段階と、
    接着剤を用いずに前記変形可能レンズ膜を前記レンズ成形器に直接に結合する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  33. 前記変形可能レンズと前記レンズ成形器の間の前記直接結合は、該レンズ成形器内の二酸化シリコン層を通じて起こることを特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 前記レンズ成形器は、半金属、金属、金属及び半金属酸化物、硫化物、窒化物、ガラス、又はプラスチック材料から構成され、前記結合する段階は、直接結合を助けるために補助化学物質を利用することを特徴とする請求項32に記載の方法。
  35. 前記補助化学物質は、接着促進剤を含み、又は該化学物質は、前記直接結合を強化する薄く平滑なガラス質コーティングを形成することを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 前記変形可能レンズ膜は、第1の側面と第2の側面を含み、
    前記変形可能レンズ膜を前記レンズ成形器に直接に結合する段階は、未処理状態で又は補助化学物質で処理された状態で該変形可能レンズ膜の前記第1の側面を該レンズ成形器に直接に結合する段階を含む、
    ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
  37. 第1の変形可能光学レンズと、
    第2の変形可能光学レンズと、
    反射面と、
    前記第1及び第2の変形可能光学レンズと前記反射面とによって定義された折り返し光軸と、
    前記折り返し光軸に沿って延びる光路と、
    を含むことを特徴とする多光学要素アセンブリ。
  38. 前記反射面は、ミラー、プリズム、又は適応要素を含むことを特徴とする請求項37に記載の多光学要素アセンブリ。
  39. 前記反射面は、前記第1の変形可能レンズと前記第2の変形可能レンズの間に配置されることを特徴とする請求項37に記載の多光学要素アセンブリ。
  40. 前記反射面は、前記第1の変形可能レンズと前記第2の変形可能レンズとの両方のいずれかの側に配置されることを特徴とする請求項37に記載の多光学要素アセンブリ。
  41. 前記第2の変形可能光学レンズと画像センサの間に配置された少なくとも2つの固定レンズ、
    を更に含むことを特徴とする請求項37に記載の多光学要素アセンブリ。
  42. 前記第1及び第2の変形可能光学レンズは、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って膜−空気界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を有する膜を含み、
    前記球状キャップ及び前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ前記変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である、
    ことを特徴とする請求項37に記載の多光学要素アセンブリ。
  43. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含むことを特徴とする請求項42に記載の多光学要素アセンブリ。
  44. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含むことを特徴とする請求項43に記載の多光学要素アセンブリ。
  45. 前記第1及び第2の変形可能光学レンズは、球状キャップ半径を有する球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成され、
    前記ゼルニケ[4,0]多項式の大きさが、前記球状キャップ半径に依存する、
    ことを特徴とする請求項37に記載の多光学要素アセンブリ。
  46. 前記球状キャップ及び前記ゼルニケ[4,0]多項式は、前記変形可能光学レンズを約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分であることを特徴とする請求項45に記載の多光学要素アセンブリ。
  47. 前記ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率が、レンズ成形器縁部直径に依存することを特徴とする請求項46に記載の多光学要素アセンブリ。
  48. 光学装置であって、
    光学ハウジングと変形可能光学レンズとを通って延びる軸に位置合わせされ、該光学ハウジングによって少なくとも部分的に封入された変形可能光学レンズと、
    流体を少なくとも部分的に閉じ込める少なくとも1つの流体リザーバと、
    周囲構造と、
    前記周囲構造と前記光学ハウジングの間に配置され、該光学ハウジングと少なくとも部分的な接触状態にある少なくとも1つのエラストマー構造と、
    を含み、
    前記少なくとも1つのエラストマー構造及び前記周囲構造は、前記少なくとも1つの流体リザーバと前記変形可能光学レンズとの間で流体が交換される時に通るチャネルの少なくとも一部分を形成し、
    そのために前記周囲構造及び前記少なくとも1つのエラストマーパッドの配置が、熱エネルギ及び機械力が外部エンティティから前記変形可能光学レンズまでの間で伝達されるのを低減又は防止するのに有効である、
    ことを特徴とする光学装置。
  49. 固定レンズを更に含み、
    前記周囲構造及び前記少なくとも1つのエラストマーパッドの前記配置は、熱エネルギ及び機械力が前記固定レンズに伝達されるのを低減又は防止するのに有効である、
    ことを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  50. 前記周囲構造及び前記エラストマー構造は、単一部品を生成するように二段階工程でモールド成形されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  51. 前記外部エンティティは、ポンプを含むことを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  52. 前記少なくとも1つの流体リザーバと前記変形可能光学レンズの間の流体の交換を引き起こすように作動されるポンプを更に含み、
    前記ポンプは、ポンプハウジングを有し、
    前記ポンプハウジング及び周囲構造は、互いに機械的に結合される、
    ことを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  53. 前記ハウジングは、前記ポンプからの反応力を支持することを特徴とする請求項52に記載の光学装置。
  54. 前記周囲構造及び前記ハウジングは、接着剤を用いて結合されることを特徴とする請求項52に記載の光学装置。
  55. 前記流体の圧力が、前記周囲構造によって少なくとも部分的に支持されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  56. 前記周囲構造は、前記少なくとも1つのリザーバの一部分を形成することを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  57. 前記少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含み、
    前記周囲構造は、前記第1のリザーバの少なくとも一部と前記第2のリザーバの少なくとも一部を形成する、
    ことを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  58. 前記周囲構造は、低い熱伝導率を可能にする材料から構成されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  59. 前記ポンプハウジングは、電気機械変換器の一部分を形成することを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  60. 前記ポンプハウジングは、スチール、ニッケル−鉄、及びコバルト−鉄材料からなる群から選択された軟磁性材料から構成されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  61. 前記エラストマー構造は、シロキサン、発泡体、及びゲルからなる群から選択された材料から構成されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  62. 前記エラストマー構造は、紫外線の透過を可能にすることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  63. 前記少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含み、
    前記エラストマー構造は、前記第1のリザーバの少なくとも一部と前記第2のリザーバの少なくとも一部を形成する、
    ことを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  64. 前記エラストマー構造は、変形可能材料から構成されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  65. 前記エラストマー構造は、複数の面を含み、該エラストマー構造は、該複数の面のうちの少なくとも1つに沿って機械的制限を受けないことを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  66. 前記エラストマー構造は、直方体として形成されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  67. 前記エラストマー構造は、該エラストマー構造の変形を可能にするための又は前記光学ハウジングへの熱エネルギの伝達を低減するためのポケットを含むことを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  68. 停止具が、前記ポンプの潜在的な偏位を制限するためなどに置かれることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  69. 前記エラストマー構造は、光学装置の外部から内部への光学流体のニードル注入を可能にするために自己修復又は自己閉鎖材料から構成されることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  70. 前記エラストマー構造は、チャネルの一部を形成し、かつ前記流体と接触状態にあることを特徴とする請求項48に記載の光学装置。
  71. 前記エラストマー構造は、約100*10^6m/m/cの熱膨張率を有する材料から構成されることを特徴とする請求項70に記載の光学装置。
  72. 前記エラストマー構造は、200*10^6m/m/cを超える熱膨張率を有する材料から構成されることを特徴とする請求項70に記載の光学装置。
  73. 前記チャネルは、圧力下の容積で同じ圧力下で前記変形可能光学レンズに入ることになる前記流体よりも遙かに小さく膨張し、該チャネル膨張は、該同じ圧力下で該レンズに入る該流体の約10%よりも小さいことを特徴とする請求項70に記載の光学装置。
  74. 前記チャネルは、シリコーンチューブ又はシリコーンとより硬質の材料とで作られた複合材チューブを含み、該チューブは、前記光学液体の高い熱膨張を部分的に補償するのに有効な有効体積熱膨張を有し、それによって該流体膨張を補償するのに必要とされる余分のモータ移動の量を低減することを特徴とする請求項70に記載の光学装置。
  75. 前記少なくとも1つのリザーバは、同じ平面に配置される第1のリザーバ及び第2のリザーバを含むことを特徴とする請求項70に記載の光学装置。
  76. 光学装置であって、
    端部を有する光学ハウジングと、
    固定レンズと、
    第1の変形可能光学レンズと、
    前記光学ハウジング内に配置されたバレルであって、該バレル内に前記固定レンズ及び前記変形可能光学レンズのうちの少なくとも一方が少なくとも部分的に配置された前記バレルと、
    前記光学ハウジングに装着された反射面と、
    前記光学ハウジングの前記端部に配置されたセンサと、
    前記センサを通過するセンサ軸及び該センサ軸の入射角の2倍の角度で配置された物体軸であって、前記反射面を通過する前記物体軸及び前記センサ軸と、
    前記光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から前記反射面まで前記物体軸を辿り、該反射面で向け直され、次に該光学ハウジングの前記端部での前記センサまで前記センサ軸を辿り、前記変形可能光学レンズ及び前記固定レンズを通過する光路と、
    を含み、
    そのために前記光学ハウジングは、前記センサ軸に沿って前記変形可能光学レンズを位置合わせし、かつ該センサ軸から半径方向に外向きに延びる方向に該変形可能光学レンズを位置合わせするように構成かつ配置される、
    ことを特徴とする光学装置。
  77. 前記バレル及び前記光学ハウジングは、互いに一体的に形成されることを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  78. 前記反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素であることを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  79. 前記反射面は、移動要素を含むことを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  80. 前記反射面は、変形するが、光学装置の他の要素に対して固定位置に留まることを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  81. 前記光学ハウジング及び前記バレルは、光学アラインメント構造を形成し、
    前記光学アラインメント構造は、前記物体軸と前記センサ軸とを通って延びる平面に関して大部分が対称である、
    ことを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  82. 前記第1の変形可能光学レンズとは別のアセンブリとして構成された第2の変形可能光学レンズを更に含むことを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  83. 前記光路は、前記反射面で約90度の角度で向け直されることを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  84. 第1のリザーバ及び第2のリザーバを更に含み、
    前記第1のリザーバは、第1のアクチュエータシールを含み、前記第2のリザーバは、第2のアクチュエータシールを含み、
    前記第1のアクチュエータシール及び前記第2のアクチュエータシールは、実質的に同じ平面にある、
    ことを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  85. 第1のリザーバ及び第2のリザーバを更に含み、
    前記第1のリザーバは、第1のアクチュエータシールを含み、前記第2のリザーバは、第2のアクチュエータシールを含み、
    前記第1のアクチュエータシール及び前記第2のアクチュエータシールは、切断平面の同じ側にある、
    ことを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  86. 前記光学ハウジングは、実質的に対称な流体開口部を含み、そのために前記周囲構造は、該光学ハウジングの両側に配置されることを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  87. 前記光学ハウジングは、前記第1の変形可能レンズの近くにある空気が開口部を辿り、該空気を光学装置の外側に通気することを可能にするように構成されることを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  88. 前記開口部は、汚染物質が膜の光学活性区域に入るのを防止するためにフィルタによって覆われることを特徴とする請求項87に記載の光学装置。
  89. 第2の変形可能レンズを更に含み、
    前記第1の変形可能レンズ及び前記第2の変形可能レンズは、同じ開口部を共有する、
    ことを特徴とする請求項87に記載の光学装置。
  90. 前記第1の変形可能光学レンズに連通する第1の膜を移動するのに有効であるアクチュエータシールを更に含むことを特徴とする請求項76に記載の光学装置。
  91. 前記アクチュエータシールは、膜、蛇腹構造要素、ダイヤフラム、及び前記流体の粘性が該シールを通って流れるには過度に高い時に密封されるチャネル開口部から構成された群から選択される要素であることを特徴とする請求項90に記載の光学装置。
  92. 光学装置であって、
    端部を有する光学ハウジングと、
    固定レンズと、
    第1の変形可能光学レンズと、
    前記光学ハウジング内に配置されたバレルであって、該バレル内に前記固定レンズ及び前記変形可能光学レンズのうちの少なくとも一方が少なくとも部分的に配置された前記バレルと、
    前記光学ハウジングに装着された反射面と、
    前記光学ハウジングの前記端部に配置されたセンサと、
    前記センサを通過するセンサ軸及び該センサ軸に対して非平行に配置された物体軸であって、前記反射面を通過する前記物体軸及び前記センサ軸と、
    前記光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から前記反射面まで前記物体軸を辿り、次に、該光学ハウジングの前記端部での前記センサまで前記センサ軸を辿り、前記変形可能光学レンズ及び前記固定レンズを通過する光路と、
    を含み、
    そのために前記光学ハウジングは、前記センサ軸に沿って前記変形可能光学レンズを位置合わせし、かつ該センサ軸から半径方向に外向きに延びる方向に該変形可能光学レンズを位置合わせするように構成かつ配置される、
    ことを特徴とする光学装置。
  93. 前記バレル及び前記光学ハウジングは、互いに一体的に形成されることを特徴とする請求項92に記載の光学装置。
  94. 前記反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含むことを特徴とする請求項92に記載の光学装置。
  95. 前記反射面は、移動要素を含むことを特徴とする請求項92に記載の光学装置。
  96. 前記反射面は、変形するが、光学装置の他の要素に対して固定位置に留まることを特徴とする請求項92に記載の光学装置。
  97. 前記光学ハウジング及び前記バレルは、光学アラインメント構造を形成し、
    前記光学アラインメント構造は、前記物体軸と前記センサ軸とを通って延びる平面に関して大部分が対称である、
    ことを特徴とする請求項92に記載の光学装置。
  98. 前記第1の変形可能光学レンズとは別のアセンブリとして構成された第2の変形可能光学レンズを更に含むことを特徴とする請求項92に記載の光学装置。
  99. 前記光路は、前記反射面で約90度の角度で向け直されることを特徴とする請求項92に記載の光学装置。
  100. 光学装置であって、
    光学ハウジングと、
    前記光学ハウジングに配置された反射器と、
    膜、レンズ成形器、流体、及びバレルを含む変形可能光学レンズと、
    を含み、
    前記レンズ成形器は、明確に定義されたレンズ成形器縁部を定め、該明確に定義されたレンズ成形器縁部は、変形可能光学レンズ軸が該縁部に対して中心化され、かつ平面に対して垂直である平面に全体的に配置され、
    前記バレルは、前記光学ハウジングと接触状態にあり、
    そのために像物体が、前記光学ハウジングの外側に位置付けられ、
    光学装置が、更に
    前記像物体から前記反射器までかつ該反射器からセンサまで延びる光路、
    を含む、
    ことを特徴とする光学装置。
  101. 前記バレル及び前記光学ハウジングは、前記光路に対する前記変形可能光学レンズ軸のアラインメントを与える予め決められたかつ限られた数の接点で他方に接触することを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  102. 前記接点は、前記光路に沿って位置の変化を達成するように配置されることを特徴とする請求項101に記載の光学装置。
  103. 前記接点は、前記軸の周りで角度的に分離されることを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  104. 前記レンズ成形器は、内面を含み、該内面は、光を散乱させるようにスカラップ加工されることを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  105. 前記膜は、1つの側に膜−空気境界及び別の側に膜−流体境界を形成し、該膜は、散乱光を最小にするために該膜−流体境界よりも該膜−空気境界でより平滑であることを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  106. 前記膜は、平滑な側面とより粗い側面を有し、
    前記平滑な側面は、前記レンズ成形器に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  107. 前記レンズ成形器は、非プラスチック材料から構成されることを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  108. 前記非プラスチック材料は、スチール又はシリコンを含むことを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  109. 前記レンズ成形器は、コーティングを更に含むことを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  110. 前記レンズ成形器は、アパーチャ又はバッフルを更に含むことを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  111. 第1のアクチュエータシール及び第2のアクチュエータシールを更に含み、
    前記第1のアクチュエータシールは、第1の流体を通して前記変形可能光学レンズと連通しており、前記第2のアクチュエータシールは、第2の流体を通して第2の変形可能光学レンズと連通している、
    ことを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  112. 第1及び第2のアクチュエータシールが、ロール構造にモールド成形されることを特徴とする請求項111に記載の光学装置。
  113. 前記第1及び第2のアクチュエータシールは、流体圧を受けない時に実質的に平坦であることを特徴とする請求項111に記載の光学装置。
  114. 前記流体は、光学装置の断電状態において圧力下にあることを特徴とする請求項100に記載の光学装置。
  115. 前記第1及び第2のアクチュエータシールは、光学装置が断電状態にある時に湾曲していることを特徴とする請求項113に記載の光学装置。
  116. 光学装置であって、
    端部を有する光学ハウジングと、
    固定レンズと、
    第1の変形可能光学レンズと、
    第2の変形可能光学レンズと、
    前記光学ハウジング内に配置された少なくとも1つのバレルであって、前記第1の変形可能光学レンズ及び前記第2の変形可能光学レンズが該少なくとも1つのバレル内に少なくとも部分的に配置された前記少なくとも1つのバレルと、
    前記光学ハウジングに装着された第1の反射面と、
    前記光学ハウジングの前記端部に配置されたセンサと、
    前記センサを通過するセンサ軸及び該センサ軸の反射面との入射角の2倍の角度で配置された物体軸であって、該反射面において併置される前記物体軸及び前記センサ軸と、
    前記光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から前記反射面まで前記物体軸を辿り、該反射面で向け直され、次に該光学ハウジングの前記端部での前記センサまで前記センサ軸を辿り、前記変形可能光学レンズ及び前記固定レンズを通過する光路と、
    を含むことを特徴とする光学装置。
  117. 第1のポンプ及び第2のポンプを更に含み、
    前記第1のポンプは、第1の流体を第1のリザーバから前記第1の変形可能光学レンズに移動し、前記第2のポンプは、第2の流体を第2のリザーバから前記第2の変形可能光学レンズに移動する、
    ことを特徴とする請求項116に記載の光学装置。
  118. 前記第1の変形可能光学レンズは、膜を含むことを特徴とする請求項116に記載の光学装置。
  119. 前記膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形されるように構成された光学活性部分を含み、
    前記球状キャップ及び前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ前記膜を約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である、
    ことを特徴とする請求項118に記載の光学装置。
  120. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含むことを特徴とする請求項119に記載の光学装置。
  121. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含むことを特徴とする請求項120に記載の光学装置。
  122. 前記膜は、球状キャップ半径を有する球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を含み、
    前記ゼルニケ[4,0]多項式の大きさが、前記球状キャップ半径に依存する、
    ことを特徴とする請求項118に記載の光学装置。
  123. 前記球状キャップ及びゼルニケ[4,0]多項式は、前記膜を約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分であることを特徴とする請求項122に記載の光学装置。
  124. 前記ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率が、レンズ成形器縁部直径に依存することを特徴とする請求項123に記載の光学装置。
  125. 前記第1の変形可能光学レンズは、膜を含み、該膜は、いずれかの非球面形状を有するように制御されることを特徴とする請求項116に記載の光学装置。
  126. 前記第1の反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素であることを特徴とする請求項116に記載の光学装置。
  127. 前記光路は、前記第1の反射面で約90度の角度で向け直されることを特徴とする請求項116に記載の光学装置。
  128. 前記光学ハウジングの前記端部に配置された第2の反射面を更に含むことを特徴とする請求項116に記載の光学装置。
  129. 前記第1の変形可能レンズは、第1の膜を含み、前記第2の変形可能レンズは、第2の膜を含み、該第1の膜及び該第2の膜は、複数の凸形状及び凹形状を有するように構成可能であることを特徴とする請求項116に記載の光学装置。
  130. 光学装置であって、
    端部を有する光学ハウジングと、
    固定レンズと、
    第1の変形可能光学レンズと、
    第2の変形可能光学レンズと、
    前記光学ハウジング内に配置された少なくとも1つのバレルであって、前記第1の変形可能光学レンズ及び前記第2の変形可能光学レンズが該少なくとも1つのバレル内に少なくとも部分的に配置された前記少なくとも1つのバレルと、
    前記光学ハウジングに装着された第1の反射面と、
    前記光学ハウジングの前記端部に配置されたセンサと、
    前記センサを通過するセンサ軸及び他方に対して非平行に配置された物体軸であって、前記反射面を通過する前記物体軸及び前記センサ軸と、
    前記光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から前記反射面まで前記物体軸を辿り、次に、該光学ハウジングの前記端部での前記センサまで前記センサ軸を辿り、前記変形可能光学レンズ及び前記固定レンズを通過する光路と、
    を含むことを特徴とする光学装置。
  131. 第1のポンプ及び第2のポンプを更に含み、
    前記第1のポンプは、第1の流体を第1のリザーバから前記第1の変形可能光学レンズに移動し、前記第2のポンプは、第2の流体を第2のリザーバから前記第2の変形可能光学レンズに移動する、
    ことを特徴とする請求項130に記載の光学装置。
  132. 前記第1の変形可能光学レンズは、膜を含むことを特徴とする請求項130に記載の光学装置。
  133. 前記膜は、球状キャップとゼルニケ多項式とに従って空気−膜界面にわたって成形可能であるように構成された光学活性部分を含み、
    前記球状キャップ及び前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式を含み、かつ前記膜を約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分である、
    ことを特徴とする請求項132に記載の光学装置。
  134. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[0,0]、(Noll[1])多項式を更に含むことを特徴とする請求項133に記載の光学装置。
  135. 前記ゼルニケ多項式は、ゼルニケ[2,0]、(Noll[4])多項式を更に含むことを特徴とする請求項133に記載の光学装置。
  136. 前記膜は、球状キャップ半径を有する球状キャップとゼルニケ[4,0]多項式とに従って成形されるように構成された光学活性部分を有し、
    前記ゼルニケ[4,0]多項式の大きさが、前記球状キャップ半径に依存する、
    ことを特徴とする請求項132に記載の光学装置。
  137. 前記球状キャップ及び前記ゼルニケ[4,0]多項式は、前記膜を約2マイクロメートル内でモデル化するのに十分であることを特徴とする請求項136に記載の光学装置。
  138. 前記ゼルニケ[4,0]、(Noll[11])多項式の大きさの増加率が、レンズ成形器縁部直径に依存することを特徴とする請求項137に記載の光学装置。
  139. 前記第1の変形可能光学レンズは、膜を含み、該膜は、いずれかの非球面形状を有するように制御されることを特徴とする請求項130に記載の光学装置。
  140. 前記第1の反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素であることを特徴とする請求項130に記載の光学装置。
  141. 前記光路は、前記第1の反射面で約90度の角度で向け直されることを特徴とする請求項130に記載の光学装置。
  142. 前記光学ハウジングの前記端部に配置された第2の反射面を更に含むことを特徴とする請求項130に記載の光学装置。
  143. 前記第1の変形可能レンズは、第1の膜を含み、前記第2の変形可能レンズは、第2の膜を含み、該第1の膜及び該第2の膜は、複数の凸形状及び凹形状を有するように構成可能であることを特徴とする請求項130に記載の光学装置。
  144. 軸と、
    前記軸の周りに配置された少なくとも1つの変形可能光学レンズを含む光学部分と、
    前記少なくとも1つの変形可能レンズを作動させるように構成され、前記軸の周りに配置されたポンプ部分と、
    を含むことを特徴とする光学装置。
  145. 前記ポンプ部分は、前記光学部分の一方の側に配置されることを特徴とする請求項144に記載の光学装置。
  146. 前記ポンプ部分は、第1の部品と第2の部品を含み、前記光学部分は、該第1の部品と該第2の部品の間に配置されることを特徴とする請求項144に記載の光学装置。
  147. ポンプ部分と、
    光学部分であって、
    光学ハウジング、
    前記光学ハウジング内に配置された第1の変形可能光学レンズ及び第2の変形可能光学レンズ、
    前記光学ハウジング内に配置された反射面、
    前記光学ハウジングの端部に配置されたセンサ、
    を含み、
    そのために前記ポンプ部分は、少なくとも1つの流体リザーバと前記第1の変形可能光学レンズの間かつ該少なくとも1つの流体リザーバと前記第2の変形可能光学レンズの間で流体交換を引き起こすように構成される、
    前記光学部分と、
    軸であって、該軸がポンプの一部分と交差するように前記ポンプ部分及び前記光学部分が該軸の周りに配置された前記軸と、
    を含むことを特徴とする光学装置。
  148. 前記ポンプ部分は、前記光学部分の一方の側に配置されることを特徴とする請求項147に記載の光学装置。
  149. 前記ポンプ部分は、第1の部品と第2の部品を含み、前記光学部分は、該第1の部品と該第2の部品の間に配置されることを特徴とする請求項147に記載の光学装置。
  150. 前記少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含み、該第1のリザーバ及び該第2のリザーバは、同じ平面に配置されることを特徴とする請求項147に記載の光学装置。
  151. 少なくとも1つの流体チャネルが、前記ポンプ部分の第1の側面部分と前記光学部分の第2の側面部分とに沿って前記軸に対してほぼ平行な方向に形成され、かつ延びており、該少なくとも1つの流体チャネルは、前記少なくとも1つのリザーバと前記第1の変形可能レンズの間かつ該少なくとも1つのリザーバと前記第2の変形可能レンズの間の流体の交換を可能にするように構成されることを特徴とする請求項147に記載の光学装置。
  152. 前記少なくとも1つの流体チャネルは、第1の材料部分及び第2の材料部分から形成されることを特徴とする請求項151に記載の光学装置。
  153. 前記第1の材料部分は、前記第2の材料部分とは異なる材料を含むことを特徴とする請求項152に記載の光学装置。
  154. 前記少なくとも1つの流体チャネルは、熱流体膨張の効果を最小にするか又は排除する材料から構成された管状構造を含むことを特徴とする請求項151に記載の光学装置。
  155. 前記少なくとも1つのリザーバは、第1のリザーバ及び第2のリザーバを含み、
    前記第1のリザーバから前記第1の変形可能光学レンズへの流体の第1の移動が、前記第2のリザーバから前記第2の変形可能光学レンズへの流体の第2の移動よりも弱い流体抵抗に遭遇する、
    ことを特徴とする請求項147に記載の光学装置。
  156. 光学装置であって、
    第1の軸が貫通して延びる変形可能光学レンズと、
    第2の軸が貫通して延びる固定レンズと、
    第3の軸が貫通して延びるセンサと、
    前記第1の軸、前記第2の軸、及び前記第3の軸に沿って辿る光路と、
    を含み、
    前記第1の軸、前記第2の軸、及び前記第3の軸は、前記センサまで前記光路を辿る像の像品質を改善するように自動的に位置合わせされる、
    ことを特徴とする光学装置。
  157. 前記第1の軸、前記第2の軸、及び前記第3の軸は、像の光路に自動的に位置合わせされることを特徴とする請求項156に記載の光学装置。
  158. 前記第1の軸、前記第2の軸、及び前記第3の軸は、像の光路から半径方向外向きの方向に自動的に位置合わせされることを特徴とする請求項157に記載の光学装置。
  159. 第1の軸が貫通して延びる変形可能光学レンズと、
    第2の軸が貫通して延びるセンサと、
    第3の軸が貫通して延びる固定レンズと、
    前記第1の軸及び前記第2の軸に沿って辿る光路であって、反射面が、該第1の軸、該第2の軸に位置合わせされ、該第1の軸、該第2の軸、及び前記第3の軸のうちの1又は2以上が、前記センサまで該光路を辿る像の像品質を改善するように自動的に位置合わせされる前記光路と、
    を含むことを特徴とする光学装置。
  160. 前記第1の軸と前記第2の軸の間の角度が、前記像品質を改善するために自動的に変更されることを特徴とする請求項159に記載の光学装置。
  161. 前記第3の軸は、像の光路から半径方向外向きの方向に自動的に位置合わせされることを特徴とする請求項160に記載の光学装置。
  162. 光学装置であって、
    端部を有する光学ハウジングと、
    前記光学ハウジング内に配置された中実レンズと、
    前記光学ハウジング内に配置された変形可能光学レンズと、
    前記光学ハウジングの前記端部に結合されたセンサと、
    前記センサを通過するセンサ軸及び該センサ軸の入射角の2倍の角度で配置された物体軸であって、反射面を通過する前記物体軸及び前記センサ軸と、
    を含み、
    そのために前記反射面、前記センサ、中実レンズ、又は前記変形可能光学レンズのうちの少なくとも1つが、該センサまで光路を辿る像の像品質を改善するように移動可能又は調節可能である、
    ことを特徴とする光学装置。
  163. バレルを更に含み、
    前記バレルは、前記光学ハウジング内に配置され、
    前記変形可能光学レンズは、前記バレル内に少なくとも部分的に配置される、
    ことを特徴とする請求項162に記載の光学装置。
  164. 前記光学ハウジングに装着された反射面を更に含むことを特徴とする請求項163に記載の光学装置。
  165. 前記反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含むことを特徴とする請求項164に記載の光学装置。
  166. 光路が、前記光学ハウジング内に配置され、該光路は、装置に対して外部の物体から前記反射面まで前記物体軸を辿り、該光路は、該反射面で向け直され、次に、該光学ハウジングの前記端部での前記センサまで前記センサ軸を辿り、該光路は、前記変形可能光学レンズ及び前記固定レンズを通過することを特徴とする請求項162に記載の光学装置。
  167. ポンプであって、
    中心部分と外側部分とを有する磁気回路帰還構造であって、該外側部分が、第1の壁部分と第2の壁部分を含み、該中心部分が、該第1の壁部分と該第2の壁部分の間に配置された前記磁気回路帰還構造と、
    前記中心部分の第1の部分の周りで延びる第1のコイル及び該中心部分の第2の部分の周りで延びる第2のコイルと、
    第1の磁石と、
    第2の磁石と、
    第1のアクチュエータと、
    第2のアクチュエータと、
    を含み、
    そのために前記第1のコイルに印加された第1の電流が、前記第1のアクチュエータの第1の移動を生じる第1の力を生成し、該第1のアクチュエータの該第1の移動は、第1の変形可能光学レンズと連通し、
    そのために前記第2のコイルに印加された第2の電流が、前記第2のアクチュエータの第2の移動を生じる第2の力を生成し、該第2のアクチュエータの該第2の移動は、第2の変形可能光学レンズと連通する第2の膜を移動するのに有効である、
    ことを特徴とするポンプ。
  168. 前記第1の変形可能光学レンズに連通する第1の膜を移動するのに有効である第1のアクチュエータシールを更に含むことを特徴とする請求項167に記載のポンプ。
  169. 前記アクチュエータシールは、膜、蛇腹構造要素、ダイヤフラム、及び流体の粘性が該シールを通って流れるには過度に高い時に密封されるチャネル開口部から構成された群から選択される要素であることを特徴とする請求項168に記載のポンプ。
  170. 前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータは、ピストン状構造であることを特徴とする請求項167に記載のポンプ。
  171. 前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータは、前記アクチュエータシールに対して平行な平面内でほぼ円形であることを特徴とする請求項167に記載のポンプ。
  172. 前記第1の磁石及び前記第2の磁石は、前記中心部分に向けて偏極されることを特徴とする請求項167に記載のポンプ。
  173. 前記第1の磁石及び前記第2の磁石は、前記中心部分から離れるように偏極されることを特徴とする請求項167に記載のポンプ。
  174. 前記第1の磁石は、前記第1の壁部分の上に張り出すことを特徴とする請求項167に記載のポンプ。
  175. 前記第1の磁石は、前記第1の壁部分と前記第1のコイルの間に配置され、該第1の磁石はまた、該第1の壁部分と前記第2のコイルの間に配置され、
    前記第2の磁石は、前記第2の壁部分と前記第1のコイルの間に配置され、該第2の磁石はまた、該第2の壁部分と前記第2のコイルの間に配置される、
    ことを特徴とする請求項167に記載のポンプ。
  176. 光学装置であって、
    端部を有する光学ハウジングと、
    固定レンズ及び変形可能光学レンズと、
    前記光学ハウジングに装着された反射面と、
    前記光学ハウジングの前記端部に配置されたセンサと、
    前記センサと前記反射面とを通過するセンサ軸及び該センサ軸に対してほぼ垂直であり、かつ該反射面を通過する物体軸と、
    前記光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から前記反射面まで前記物体軸を辿り、該反射面で向け直され、次に該光学ハウジングの前記端部での前記センサまで前記センサ軸を辿り、前記変形可能光学レンズ及び前記固定レンズを通過する光路と、
    を含み、
    前記光学ハウジングは、
    第1の部分の第1の端部で第1の界面を含む第1の部分と、
    前記第1の部分とは非一体であり、かつ第2の部分の第2の端部で第2の界面を含む第2の部分と、
    を含み、
    前記第1の界面は、前記第2の部分に対する前記第1の部分のアラインメントが達成されるように前記第2の界面に結合かつ嵌合する、
    ことを特徴とする光学装置。
  177. 前記反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含むことを特徴とする請求項176に記載の光学装置。
  178. 前記光路は、前記反射面で約90度の角度で向け直されることを特徴とする請求項176に記載の光学装置。
  179. 前記界面は、前記第1の部分上に第1のフランジ及び前記第2の部分上に第2のフランジを含むことを特徴とする請求項176に記載の光学装置。
  180. 前記界面は、前記第1の部分上にアラインメント特徴部を含むことを特徴とする請求項176に記載の光学装置。
  181. 前記第1の部分又は前記第2の部分内に配置されたバレルを更に含むことを特徴とする請求項176に記載の光学装置。
  182. 前記バレルは、前記変形可能光学レンズを保持することを特徴とする請求項181に記載の光学装置。
  183. 前記バレルは、前記固定レンズを保持することを特徴とする請求項182に記載の光学装置。
  184. 光学装置であって、
    端部を有する光学ハウジングと、
    固定レンズ及び変形可能光学レンズと、
    前記光学ハウジングに装着された反射面と、
    前記光学ハウジングの前記端部に配置されたセンサと、
    前記センサ及び前記反射面を通過するセンサ軸及び該センサ軸に対して非平行に配置され、かつ該反射面を通過する物体軸と、
    前記光学ハウジング内に配置され、装置に対して外部の物体から前記反射面まで前記物体軸を辿り、次に、該光学ハウジングの前記端部での前記センサまで前記センサ軸を辿り、前記変形可能光学レンズ及び前記固定レンズを通過する光路と、
    を含み、
    前記光学ハウジングは、
    第1の部分の第1の端部で第1の界面を含む第1の部分と、
    前記第1の部分とは非一体であり、かつ第2の部分の第2の端部で第2の界面を含む第2の部分と、
    を含み、
    前記第1の界面は、前記第2の部分に対する前記第1の部分のアラインメントが達成されるように前記第2の界面に結合かつ嵌合する、
    ことを特徴とする光学装置。
  185. 前記反射面は、プリズム、ミラー、及び適応要素から構成された群から選択される要素を含むことを特徴とする請求項184に記載の光学装置。
  186. 前記光路は、前記反射面で約90度の角度で向け直されることを特徴とする請求項184に記載の光学装置。
  187. 前記第2の部分は、大部分が前記第1の部分の内側に配置されることを特徴とする請求項184に記載の光学装置。
  188. 前記界面は、前記第1の部分上に第1のフランジ及び前記第2の部分上に第2のフランジを含むことを特徴とする請求項184に記載の光学装置。
  189. 前記界面は、前記第1の部分上にアラインメント特徴部を含むことを特徴とする請求項184に記載の光学装置。
  190. 前記第1の部分又は前記第2の部分内に配置されたバレルを更に含むことを特徴とする請求項184に記載の光学装置。
  191. 前記第1の部分及び前記第2の部分の各々が、変形可能光学レンズを含むことを特徴とする請求項184に記載の光学装置。
  192. 前記バレルは、前記変形可能光学レンズを保持することを特徴とする請求項191に記載の光学装置。
  193. 前記バレルは、前記固定レンズを保持することを特徴とする請求項192に記載の光学装置。
  194. 光学装置であって、
    レンズ成形器を含む第1の変形可能光学レンズと、
    光学ハウジング内に配置されたバレルであって、該バレル内に前記変形可能光学レンズが少なくとも部分的に配置された前記バレルと、
    前記レンズ成形器と前記バレルの間に配置された第1の接点セットと、
    前記バレルと前記光学ハウジングの間に配置された第2の接点セットと、
    を含み、
    前記第1の接点セットは、前記第2の接点セットからある距離だけ分離され、該距離は、機械応力又は熱応力が少なくとも部分的に緩和されることを可能にするのに十分である、
    ことを特徴とする光学装置。
  195. 前記第1の接点セット及び前記第2の接点セットは、前記バレル、前記光学ハウジング、及び該バレルと該光学ハウジングから構成される群から選択された場所に配置されることを特徴とする請求項194に記載の光学装置。
  196. 前記距離は、要素の角度位置の差によって生成されることを特徴とする請求項194に記載の光学装置。
  197. 前記距離は、要素の軸線方向位置の差によって生成されることを特徴とする請求項194に記載の光学装置。
  198. 光学装置であって、
    膜及びレンズ成形器、流体及びバレルを有する変形可能光学レンズであって、該レンズ成形器が、上面、内面、外面を有する前記変形可能光学レンズと、
    前記内面と前記上面の交線での明確に定義されたレンズ成形器縁部と、
    を含み、
    前記レンズ成形器縁部は、全体的に平面にあり、
    変形可能光学レンズ軸が、前記縁部に対して中心化され、かつ前記平面に対して垂直であり、
    前記レンズ成形器の前記内面は、前記変形可能光学レンズ軸を取り囲み、
    前記レンズ成形器の前記外面は、前記内面を取り囲み、前記膜は、張力下にあり、かつ前記上面に結合され、
    外縁が、前記上面と前記外面によって形成され、前記膜は、それが実質的に該外縁の内側であるように切断される、
    ことを特徴とする光学装置。
  199. 前記レンズ成形器は、該レンズ成形器の前記上面よりも小さい面積を有する底面を更に含むことを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  200. 前記内面は、スカラップ加工されることを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  201. 前記外面の最大直径が、前記外縁にあることを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  202. 内縁及び前記外縁は、同心であることを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  203. 前記外面は、前記軸に対して前記バレルを位置合わせするように構成されることを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  204. 前記膜は、前記レンズ成形器の前記外縁まで延び、該膜は、上面と底面を有し、該膜の該底面は、該レンズ成形器の前記上面に結合され、該膜の該上面は、該膜の該底面よりも小さい面積のものであることを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  205. 前記膜は、それが前記レンズ成形器の前記外縁に達しないように切断されることを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  206. 前記明確に定義されたレンズ成形器縁部は、前記流体が加圧され、かつ前記膜が撓む時に該膜を抑制することを特徴とする請求項198に記載の光学装置。
  207. 前記撓んだ膜は、前記軸に対して軸対称であることを特徴とする請求項206に記載の光学装置。
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