JP2016525001A - パーソナルケア装置及びこのようなパーソナルケア装置用の切断装置 - Google Patents

パーソナルケア装置及びこのようなパーソナルケア装置用の切断装置 Download PDF

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Abstract

少なくとも1つの切断装置(21)が設けられたシェービング装置のようなパーソナルケア装置であって、切断装置(21)は、外切断部材(23)と、外切断部材(23)に対して少なくとも1つの移動方向に移動可能な内切断部材(22)とを含む。仮想皮膚面(10)は、内切断部材(22)から離れる方向で面する外切断部材(23)の側に位置する。仮想皮膚面(10)は、移動方向に対して平行に延びるとともに、切断装置(21)が皮膚表面に対して作動位置にある場合に、皮膚表面に対して平行に延びる。内切断部材(22)は、各々が第1の切刃(50)を有する複数の切断要素(39)を含む。仮想皮膚面(10)における第1の切刃(50)の投影は、移動方向とで少なくとも第1のせん断角を囲む。外切断部材(23)は、各々が少なくとも1つの第1の切刃(50)と協働する第2の切刃(51)を有するような複数の毛進入開口部(34)を含む。仮想皮膚面(10)における第2の切刃(51)の投影は、移動方向とで少なくとも第2のせん断角を囲む。内切断部材(22)の少なくとも1つの第1の切刃(50)と協働する第2の切刃(51)を有するような外切断部材(23)の全ての毛進入開口部(34)の少なくとも60%(パーセント)について、移動方向に対して垂直に延びる平面における第1及び第2の切刃(50,51)の投影は、それぞれ、切断装置(21)の仮想皮膚面(10)とで第1の傾斜角及び第2の傾斜角を囲む。第1及び第2の傾斜角と、第1及び第2のせん断角とは、毛進入開口部(34)の切断位置に位置しており且つ仮想皮膚面(10)に対して垂直に延びるような150マイクロメートルの直径を有する仮想円筒毛(70)を切断する少なくとも開始位置で、第1の切刃(50)は、第1の接触位置(74)で仮想円筒毛(70)に接触し、且つ第2の切刃(51)は、第2の接触位置(75)で仮想円筒毛(70)に接触するように選択される。第1の接触位置(74)は、第2の接触位置(75)よりも仮想皮膚面(10)に対してより近くにある。

Description

本発明は、少なくとも1つの切断装置が設けられたシェービング装置等パーソナルケア装置に関し、その切断装置は、外切断部材と、この外切断部材に対して少なくとも1つの移動方向に移動可能な内切断部材とを含む。内切断部材は、各々が第1の切刃を有する複数の切断要素を含む。仮想皮膚面における第1の切刃の投影(projection)が、内切断部材から離れる方向に面する外切断部材の側に位置し且つ移動方向に対して平行に延びるとともに、切断装置が皮膚表面に対して作動位置にある場合にこの皮膚表面に対して平行に延びており、その仮想皮膚面における第1の切刃の投影は、移動方向とで少なくとも第1のせん断角を囲み、外切断部材は、各々が少なくとも1つの第1の切刃と協働する第2の切刃を有するような複数の毛進入開口部を含む。仮想皮膚面における第2の切刃の投影は、移動方向とで少なくとも第2のせん断角を囲む。
また、本発明は、このようなパーソナルケア装置用の切断装置に関する。
明細書特許文献1は、かみそり本体に設けられた外刃フレームを含むロータリーシェーバーについて開示する。外刃が、外刃フレームに設置され、且つリング形状の薄層部を有しており、この薄層部の上面がシェービング面である。薄層部は、毛進入開口部を含む。ロータリーシェーバーは、カッター刃を有する内刃も含む。内刃は回転可能であり、カッター刃が外刃の薄層部の下面と協働し、毛進入開口部に入った毛を切断する。これらの毛進入開口部のそれぞれは、一定のせん断角で内刃の回転方向に傾斜した直線に沿って形成される。
シェービング面、薄層部の下面だけでなくカッター刃の上部エッジは、中心軸に対して垂直に延びる。
カッター刃の上部切刃は、外刃の薄層部の下面に向けて方向付けられる。毛を切断するときに、カッター刃の切刃は、第1の接触位置で毛に接触する一方、毛進入開口部を規定する壁の切刃は、第2の接触位置で毛に接触する。
実際には、第1の接触位置が第2の接触位置よりもシェービング面からさらに離れて位置することによって、外刃の下面とカッター刃の切刃との間に比較的小さな切断ギャップが存在することになる。シェービング面までの距離に差があることによって、毛の切断中にカッター刃の切刃だけでなく外刃の切刃に及ぼされる力によって、これら切刃を離れる方向に付勢するトルクをもたらす。内刃の切刃と外刃の切刃との間の距離が大きくなり過ぎると、毛の切断が妨げられる。良好な切断結果を得るために切断ギャップを可能な限り小さく、そして理論的にゼロに維持するために、外刃の下面に対して内刃の切刃を押し付けるために加えられる軸方向の力が必要である。しかしながら、外刃の下面に対して内刃の切刃を押し付けるので、外刃に対して内刃を回転させるために、より大きな力が必要となる。さらに、これらの力は、内刃及び外刃の摩耗だけでなく、シェービング中に不快感もたらす発熱を生じさせ得る。
特許文献2は、複数の三角形状の毛進入用開口部を含むドーム形状の外切断部材を有するとともに、各々がドーム形状の外切断部材に一致する湾曲した切刃を有する2つの直線状の半径方向に延びる切断要素を有する内切断部材を含む電気シェーバーについて開示する。内切断部材の回転方向で見たときに、三角形の毛進入開口部は、内切断部材の回転軸に向けて及びこの回転軸から離れる方向に面するそれらの基部に連続的に配置される。その結果、回転切刃はそれぞれ、2つの連続する毛進入開口部の協働する切刃で正及び負のせん断角を囲む。
特許文献3は、外刃と、この外刃と協働して毛を剃るために回転可能な内刃とを含む乾燥式電気シェーバー用のブレードアセンブリについて開示する。外刃は、半径方向に実質的に延びる複数のスリットを含む。内刃と外刃のスリットとは、それら切刃ラインの交点が、ブレード面に亘って全ての位置で一定となるような最適な毛の保持角又は切断角を規定するように配置される。
米国特許出願公開第2008/0148573号 米国特許第3,225,440号 米国特許第3,889,372号
そこで、本発明の概略的な目的は、パーソナルケア装置を作動させるのに必要な力を低減させるようなパーソナルケア装置を提供することである。
第1の態様によれば、本発明は、冒頭の段落で述べた種類のパーソナルケア装置を提供する。内切断部材の少なくとも1つの第1の切刃と協働する第2の切刃を有するような外切断部材の全ての毛進入開口部の少なくともP%(パーセント)について、移動方向に対して垂直に延びる平面での第1及び第2の切刃の投影(projection)は、それぞれ、切断装置の仮想皮膚面とで第1の傾斜角及び第2の傾斜角を囲む。第1及び第2の傾斜角と第1及び第2のせん断角とは、毛進入開口部の切断位置に位置しており且つ仮想皮膚面に対して垂直に延びるような150ミクロンの直径を有する仮想円筒毛を切断する少なくとも開始位置で、第1の切刃は、第1の接触位置で仮想円筒毛に接触し、且つ第2の切刃は、第2の接触位置で仮想円筒毛に接触するように選択される。第1の接触位置は、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くにあり、Pは、少なくとも60である。
実際には、毛の断面が異なる寸法及びサイズを有するので、150マイクロメートルの直径を有する仮想円筒毛を参照として使用する。仮想円筒状毛は、第1及び第2の切刃の正確な第1及び第2の傾斜角だけでなく、第1及び第2のせん断角の選択を可能にする手段を提供し、第1の接触位置は、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くにある。
仮想皮膚面までの距離に差があることによって、内切断部材及び外切断部材それぞれの第1及び第2の切刃上で個々の仮想円筒毛を切断する時に及ぼされる力によって、これらの切刃を互いに向けて押すようなトルクがもたらされる。仮想皮膚面までの距離の差が、内切断部材の少なくとも1つの第1の切刃と協働する第2の切刃を有するような外切断部材の全ての毛進入開口部の少なくとも60%(パーセント)について存在するので、内切断部材の第1の切刃及び外切断部材の第2の切刃に及ぼされる全ての毛切断力の合計の力は、内切断部材と外切断部材と互いに向けて押圧する。従って、例えばバネ等の手段は、これらの切刃を互いに向けて押圧するのにパーソナルケア装置において必要とされない。
外切断部材に対する内切断部材の相対的な運動は、回転運動又は往復並進運動とすることができる。
往復並進運動の場合には、仮想皮膚面は、切断装置の主外面に対して平行に延びる。
実際には、毛は、仮想皮膚面に対して垂直に延びるだけでなく、他の方向にも延びる。第1及び第2の切刃の傾斜角だけでなく第1及び第2のせん断角の大きさに応じて、第1の接触位置は、仮想皮膚面に対して鋭角の範囲で延びる毛について、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くにある。
実際には、毛は、様々な直径の寸法を有することになる。第1の接触位置は、150マイクロメートルよりも小さい又は大きい直径を有する毛について、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くにある。
本発明に係るパーソナルケア装置の好適な実施形態では、Pは、少なくとも80である。より好ましくは、Pは、100である。
本発明に係るパーソナルケア装置の好適な実施形態では、内切断部材の少なくとも1つの第1の切刃と協働する第2の切刃を有するような外切断部材の全ての毛進入開口部の少なくともP%(パーセント)について、それぞれの毛進入開口部内の仮想円筒状毛の可能な切断位置において、第1の接触位置は、開始位置において第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くにある。仮想円筒状毛は、仮想皮膚面に対して垂直に延びる。
このようにして、第1の切刃に対する仮想毛の位置とは無関係に、第1の接触位置は、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近付けることが保証される。
本発明に係るパーソナルケア装置の好適な実施形態では、内切断部材は、外切断部材に対して切断装置の中心軸を中心にして回転可能であり、仮想皮膚面は、この中心軸に対して垂直に延びる。
内切断部材は、中心軸の周りで接線方向に移動可能である。第1及び第2の切刃が半径方向に対してせん断角で延びるので、第1及び第2の切刃は、接線方向に対して第1及び第2のせん断角で拡大する。移動方向に対して垂直に延びる平面は、軸方向だけでなく半径方向にも延びる。
そのような回転する内切断部材は一方向にのみ移動可能であるので、毛進入開口部の片側のみを第2の切刃に設ける必要がある。毛進入開口部の他の側には、特定の角度で延びる切刃を設ける必要がない。軸方向だけでなく半径方向に延びるその面内でのこれらの他の側の傾斜角は、好ましくは、外切断部材に比較的滑らかな内面を提供するために第2の切刃の傾斜角と同じにされる。
本発明に係るパーソナルケア装置の好適な実施形態では、少なくとも1つの毛進入開口部は、第2の切刃と反対側のエッジ(切刃)によって境界が区切られる。毛進入開口部の第1の端部の近くで、第2の切刃と反対側のエッジ(切刃)とは、湾曲した部分によって互いに接続される一方で、毛進入開口部の第2の端部近くで、毛進入開口部は、湾曲部から離れる方向の側で開いている。
毛進入開口部は、軸方向に開いており、且つU字型の開いた側で半径方向に部分的に開いている。毛は、軸方向及び半径方向の両方で毛開口部に入ることができ、それによって、毛は、スロット又は円筒開口部の形状を有する毛進入開口部よりもその毛進入開口部により容易に案内することができる。毛進入開口部の第2の端部は、毛進入開口部の湾曲部から離れた側で閉じられている。
本発明に係るパーソナルケア装置の好適な実施形態では、少なくとも1つの毛進入開口部は、第2の切刃と反対側のエッジ(刃先)とによって境界が区切られる。毛進入開口部の第1の端部の近くで、第2の切刃と反対側のエッジ(刃先)は、湾曲した湾曲部によって互いに接続される一方、湾曲部から離れた側の毛進入開口部の第2の端部の近くで、毛進入開口部は、開いている。第2の切刃は、第1の刃部と、第1の刃部に接続された第2の刃部とを含み、第1の刃部は、第2の刃部よりも中心軸に対して近くに配置され、第1の刃部と移動方向との間で囲まれたせん断角は、第2の刃部と移動方向とで囲まれたせん断角よりも小さい。第1及び第2の傾斜角と、第1のせん断角及び第1の刃部のせん断角は、第1の切刃と第2の切刃の第1の刃部との間の位置で仮想円筒毛を切断する開始位置で、第1の接触位置が、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くなるように選択される。
内切断部材を接線方向に回転させる場合に、中心軸から所定の距離に位置する毛は、第2の刃部によって第1の刃部に向けて移動される。毛を第2の刃部で切断することができるが、まず毛を第1の刃部に向けて案内し、第1の刃部で切断することが好ましい。第1の刃部は、中心軸に対してより近い位置にあるので、パーソナルケア装置に対する切断力の影響が低減される。
更なる態様によれば、本発明は、第1及び第2の傾斜角が5〜30°の間、好ましくは15°であるパーソナルケア装置を提供する。
このような傾斜角を用いることで、毛を毛進入開口部に容易に入れることができる一方、いくつかの異なる第1及び第2のせん断角の存在によって、第1の接触位置は、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くなる。また、このような傾斜角によって、快適で、毛との距離をより短くした適切なシェービング性能を得ることが可能になる。
従来技術による毛を切断する際の側面図である。 従来技術による毛を切断する際の概略正面図である。 従来技術による毛を切断する際の上面図である。 本発明に係るパーソナルケア装置の第1の実施形態の一部の斜視断面図である。 図2に示されるようなパーソナルケア装置の上面図である。 図2に示されるようなパーソナルケア装置の拡大部を示す図である。 従来技術による毛を切断する際の側面図である。 従来技術による毛を切断する際の概略正面図である。 従来技術による毛を切断する際の上面図である。 本発明に係るパーソナルケア装置の第2の実施形態の一部の斜視図である。 図2に示されるようなパーソナルケア装置の第1及び第2の切刃をX,Y平面及びX,Z平面で示す図である。 本発明に係るパーソナルケア装置の、X,Y平面及びX,Z平面において第1及び第2の切刃を有するいくつかの他の実施形態の概略図である。
図面において、同様の参照符号は、同様の要素を指す。
図1A〜図1Cは、それぞれ、従来技術によるシェーバー等のパーソナルケア装置によって毛(hair)を切断する際の側面図、概略正面図、及び上面図を示す。
このようなパーソナルケア装置は、第1の切刃2を有する内切断部材1と、第2の切刃4を有する外切断部材3とを少なくとも含む。人の皮膚6から延びる毛5を切断する場合に、この毛は、第1の接触位置7で第1の切刃2に接触し、第2の接触位置8で第2の切刃4に接触する。外切断部材3の丸みを帯びた形状によって、第2の接触位置8は、外切断部材3の内面9から距離Hに位置することになる。距離Sは、第1の切刃2と外切断部材3の内面9との間の距離であり、一方距離Sは、第1及び第2の接触位置7,8の間の有効切断ギャップであり、ここでS=S+Hである。内切断部材1は、矢印P1で示される方向に外切断部材3に対して移動可能である。第1及び第2の切刃2,4は、移動方向に対してせん断角A1,A2で延びる。有効切断ギャップSは、内切断部材1の形状によって毛を切断する際に変動し、矢印P1で示される方向での毛5に対する切刃2,4の位置に依存する。距離Sは、毛の前半部(first half)を切断する際に最大となる。
毛5を切断するときに、力F,Fが、内切断部材1及び外切断部材3によって毛に及ぼされる。せん断角A1,A2によって、力F,Fは、力FyM,FxM,FxL,FyLを生じさせる。力FxMが、力FxLよりも、皮膚6に対して実質的に平行に延びる仮想皮膚面10からより大きな距離に位置するので、力FxL,FxMによって、トルクTが生じる。この距離の差は、距離Sである。このトルクTによって、第1の切刃2は、第2の切刃4から離れる方向に押される。第1及び第2の切刃2,4の間の距離を一定に維持するために、力FxM及びFyMに対して垂直に延びる力FzMを、内切断部材2に加える必要がある。この力FzMによって、磨耗や発熱が生じる。力FyM,FyLによって、トルクTも生じる。このトルクTは、内切断部材2の軸受によって受け流される。
従来技術による上述したパーソナルケア装置では、有効切断ギャップSは、ゼロより大きい。
本発明に係るパーソナルケア装置の場合には、以下で示すように、有効切断ギャップSはゼロ以下であり、実際には、負となる。これは、毛を切断するときに、毛5に対して内部の第1の切刃2上の第1の接触位置7は、外部の第2の切刃4上の第2の接触位置8よりも仮想皮膚面10に対してより近くに位置することを意味する。第1及び第2の接触位置7,8の相対位置によって、トルクTは、従来技術の装置のように第1の切刃2を押し出すのではなく、第1の切刃2を第2の切刃4に向けて押す。
図2〜図4は、本発明に係るパーソナルケア装置の第1の実施形態の切断装置21の様々な図を示す。切断装置21を有するパーソナルケア装置は、当該技術分野において周知であり、さらに詳細には説明しない。パーソナルケア装置は、シェーバー、トリマー、グルーミング装置又は他の種類の切断装置であってもよい。このようなパーソナルケア装置の切断装置の全ては、内切断部材と外切断部材とを有しており、内切断部材は、外切断部材に対して回転可能な又は並進可能のいずれかである。
切断装置21は、内切断部材22と外切断部材23とを有する。外切断部材23は、中心シャフト24と、この中心シャフト24に対して垂直に延びるディスク25とを有する。中心シャフト24は、中心軸26に対して平行に延びる。ディスク25は、中心軸26に対して垂直に延びる本体部27を含む。外周縁の近くに、ディスク25は、多数の歯29を有する屈曲部28を含む。歯29は、アキシャル方向に、本体部27から所定の距離に配置される。図3に確認されるように、各歯29は、第1及び第2の側面30,31を有しており、これらの側面は、湾曲部32を介して互いに接続される。互いに隣接して配置された歯29が、湾曲部33を介して互いに接続される。歯29同士の間に、外切断部材23の複数のU字形状の毛進入開口部34が配置される。
内切断部材22は、中空シャフト35と、この中空シャフト35に対して垂直に延びるディスク36だけでなく、このディスク36に対して平行に延びるギヤ36’とを有する。中空シャフト35は、外切断部材22のシャフト24と同軸に延びる。ギヤ36’は、矢印P2で示される方向に、中心軸26を中心にして内切断部材22を回転させるための他の駆動手段に接続される。このような駆動手段は、当技術分野で周知であり、更なる説明を省略する。ディスク36は、中心軸26に対して垂直に延びる本体部37を含む。外周縁の近くに、ディスク36は、内切断部材22の複数の切断要素を形成するような多数の歯39を有する屈曲部38を含む。歯39は、歯29の近くに配置される。
各歯39の第1の面40が、第1の切刃50を形成し、この第1の切刃50は、第2の切刃51を形成する歯29の第1の側面30と協働する。
図3に明確に確認されるように、第1の切刃50は、半径方向に延びるライン46とでせん断角A3を囲む一方、第2の切刃51は、ライン46とでせん断角A4を囲む。両方のせん断角A3,A4は、ゼロ度よりも大きい。
図4に確認されるように、内切断部材22及び外切断部材23の歯29,39は、仮想平面10に対して傾斜され、その仮想平面10とで傾斜角A5を囲む。仮想平面10は、中心軸26に対して垂直に延びており、且つ内切断部材22から離れる方向に面する、外切断部材23の側に位置する。
パーソナルケア装置を作動しているときに、内切断部材22は、人の皮膚表面に対して実質的に垂直に延びるような中心軸26を中心に回転する。毛は、毛進入開口部34内に捕獲される。内切断部材22の更なる移動により、捕獲された毛は、第1及び第2の切刃50,51が協働することによって切断される。
図5A〜図5Cは、第1及び第2の切刃50,51によって切断される毛5を概略的に示しており、第1及び第2の切刃50,51は、矢印P2で示される方向に対してせん断角A1,A2で延びており、皮膚表面及び仮想皮膚面10に対して傾斜角A5で傾斜する。
毛5を切断するときに、毛5は、第1の接触位置52で第1の切刃50に接触し、第2の接触位置53で第2の切刃51に接触する。力FyM,FxM,FxL,FyLが、切刃50,51によって毛5に及ぼされる。角度A1,A2及びA5によって、内切断部材22の第1の切刃50によって及ぼされる力FxM,FyMは、外切断部材23の第2の切刃51によって及ぼされる力FxL,FyLよりも、仮想皮膚面10からより小さい距離に位置する。この距離の差は、−Sの距離である。力FxM,FxLによって、トルクTが生じる。トルクTの方向は、図1に示されるトルクとは反対側の方向である。トルクTによって、第1の切刃50は、従来技術の装置のように第2の切刃51から離れる方向に押されるが、第2の切刃51に向けて押されることはない。第1及び第2の切刃50,51の間の距離Sを一定に維持するために、力FxM,FyMに対して垂直な方向に内切断部材22に加える力は、全く又は殆ど必要ない。そのような力を加える必要がほぼ無いので、摩耗や発熱もほぼ発生しない。力FyM、FyLによって、トルクTが生じる。このトルクTは、内切断部材2の軸受によって受け流される。
本発明に係るパーソナルケア装置の第1の実施形態の切断装置21では、内切断部材22の少なくとも1つの第1の切刃50と協働する第2の切刃51を有するような外切断部材23の全ての毛進入開口部34について、内切断部材22の第1の切刃50によって毛5に及ぼされる力が、外切断部材23の第2の切刃51により毛5に及ぼされる力よりも、仮想皮膚面10からより小さい距離に位置していることに留意されたい。毛切断力を受けた状況下で内切断部材22が外切断部材23から離れる方向に押されるのを防止し且つ内切断部材22及び外切断部材23を互いに向けて押す例えばばね力等の必要な釣合力の使用を止めるために、外切断部材23の全ての毛進入開口部34について、必ずしも内切断部材22の第1の切刃50によって毛5に及ぼされる力を、外切断部材23の第2の切刃51によって及ぼされる力よりも、仮想皮膚面10からより小さい距離に位置する必要はない。本発明によれば、内切断部材22の少なくとも1つの第1の切刃50と協働する第2の切刃51を有するような外切断部材23の全ての毛進入開口部34の少なくとも60%(パーセント)の割合について、せん断角A3,A4と、内切断部材22及び外切断部材23の傾斜角A5とは、毛進入開口部34内の切断位置に位置しており且つ仮想皮膚面10に対して垂直に延びる毛5を切断する開始位置において、内切断部材22の第1の切刃50が、第1の接触位置で毛5と接触しており、外切断部材23の第2の切刃51が、第2の接触位置で毛5と接触するように選択すべきであり、ここで第1の接触位置は、第2の接触位置よりも仮想皮膚面10により近い位置にある。その割合が少なくとも60%である場合には、内切断部材22の第1の切刃50と外切断部材23の第2の切刃51とに及ぼされるような全ての毛切断力の平均は、内切断部材22と外切断部材23とを互いに向けさせるような力である。より好ましくは、その割合は、少なくとも80%である。
図6は、本発明に係るパーソナルケア装置の切断装置61の更なる実施形態の概略図を示し、この切断装置は、第1の切刃63を有する内切断部材62と、第2の切刃65を有する外切断部材64とを含む。内切断部材62は、外部切断部材64に対して中心軸26(図6には図示せず)を中心に回転可能である。図6では、1つのみの第1の切刃63と1つのみの第2の切刃65とが、示されている。上述した切断装置21と同様に、切断装置61は、多数の切刃63,65を含む。第2の切刃65は、第1の刃部66と、この第1の刃部66に接続された第2の刃部67とを含む。第1の刃部66は、第2の刃部67よりも中心軸26の近くに位置する。第1の刃部66は、半径方向に延びるライン46とでせん断角A6を囲むとともに、矢印P2で示される方向にライン46から延びる一方、第2の刃部67は、半径方向に延びるライン46とでせん断角A7を囲むとともに、矢印P2で示される方向とは反対方向にライン46から延びる。毛5を切断するときに、第2の刃部67と接触している毛5は、中心軸26に向けて押され、第1の刃部66で切断される。図6に示されるような切断装置61の実施形態では、第1の切刃63の第1の傾斜角、第2の切刃65の第2の傾斜角、第1の切刃63の第1のせん断角、及び第2の切刃65の第1の刃部66のせん断角A6は、毛5が第1の切刃63と第2の切刃65の第1の刃部66とによって切断される開始位置にあるときに、毛5と第1の切刃63との間の第1の接触位置が、毛5と第2の切刃65の第1の刃部66との間の第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くなるように選択される。第1の刃部66は、中心軸26に対してより近くに配置されるので、パーソナルケア装置に対する切断力の影響は、さらに低減される。
図7は、第1の切刃71と第2の切刃72とによって、150マイクロメートルの直径Dの毛70を切断する原理を概略的に示す。毛の平均直径は、150マイクロメートルである。毛を切断する原理は、異なる直径の毛にも当てはまる。第1の切刃71は、第2の切刃72に対してY方向に移動可能である。XY方向に延びる仮想平面73は、ユーザの皮膚表面に対して平行に延びるとともに、Z方向に対して垂直に延びる。
第1の切刃71は、移動方向に対して90度のせん断角A8で且つ仮想面73に対して傾斜角A9で延びる。
第2の切刃72は、移動方向に対してせん断角A10で且つ仮想平面73に対して傾斜角A9でも延びる。
毛70を切断する開始位置において、第1の切刃71は、第1の接触位置74で毛70に接触する一方、第2の切刃72は、第2の接触位置75で毛70に接触する。角度A8,A9,A10によって、第1の接触位置74は、第2の接触位置75よりも仮想皮膚面73に対してより近くに配置され、上述したようにトルクTがもたらされ、第2の切刃72に向けて第1の切刃71に力を加える。
第1及び第2の切刃71,72の傾斜角A9は、好ましくは約5〜約30°であり、より好ましくは約15°である。
角度A8,A9,A10の大きさは、第1の接触位置74が第2の接触位置75よりも仮想皮膚面73に対してより近くに配置された場合に、決定される。
図8の符号A〜Rは、仮想平面7に対する第1及び第2の切刃71,72の様々な相対位置を示し、図8の符号A及び符号Kは、X,Z平面における第1及び第2の切刃71,72を示し、第1及び第2の切刃71,72の間の距離は、両方の切刃を表示するために誇張されている。実際には、Z方向の距離は、可能な限り小さい。図8の符号B〜符号H及び図8の符号L〜符号Rは、X,Y平面における第1及び第2の切刃71,72を示す。Y方向は、移動方向を示す。この移動は、直線往復運動又は回転運動とすることができる。回転運動の場合には、X方向が半径方向を示し、Y方向が、接線方向を示す一方で、Z方向は、軸方向を示す。
図8の符号Aに確認されるように、切刃71,72の左側Lは、右側Rよりも仮想皮膚面73からさらに離れて位置している。
図8の符号B〜符号Dでは、切刃71,72は、交点76で交差し、この交点76は、切刃71,72の左側Lに位置している。これらの3つの実施形態について、X方向に対する第1及び第2の切刃71,72のせん断角B1,B2は、B2の絶対値がB1の絶対値よりも大きくなるようにされる。
図8の符号Eでは、せん断角A8=A10である。
図8の符号F〜符号Hでは、切刃71,72は、交点76で交差し、この交点76は、切刃71,72の右側Rに位置している。これら3つの実施形態について、X方向に対する第1及び第2の切刃71,72のせん断角B3,B4は、B4の絶対値が、B3の絶対値よりも小さくなるようにされる。
これら全ての実施形態では、第1の接触位置74は、第2の接触位置75よりも仮想皮膚面73に対してより近くに配置される。
図に確認されるように、図8の符号K〜符号Rは、図8の符号A〜符号Hの鏡像関係にあり、作動原理は同じである。
当業者は、本発明が好適な実施形態に限定されるものではないことを理解するであろう。開示された実施例に対する他の変形形態は、図面、明細書の開示、及び添付の特許請求の範囲の検討から請求項に記載された発明を実施する際に当業者によって理解され且つ行うことができる。
請求項において、「備える、有する、含む(comprising)」という用語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a, an)」は、複数を除外するものではない。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組合せが有利に使用できないことを示すものではない。
請求項における任意の参照符号は、特許請求の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。
1 部材
2 切刃
3 部材
4 切刃
5 毛
6 皮膚
7 位置
8 位置
9 面
10 仮想皮膚面
21 切断装置
22 内部切断部材
23 外部切断部材
24 シャフト
25 ディスク
26 中心軸
27 本体部
29 歯
30 側面
31 側面
32 湾曲部
33 湾曲部
34 毛進入開口部
35 シャフト
36 ディスク
36’ ギヤ
37 本体部
38 屈曲部
39 歯
40 側面
46 ライン
50 第1の切刃
51 第2の切刃
52 位置
53 位置
61 装置
62 部材
63 切刃
64 部材
65 切刃
66 第1の刃部
67 第2の刃部
70 毛
71 切刃
72 切刃
73 面
74 第1の接触位置
75 第2の接触位置
76 交点
A1 角度
A2 角度
A4 角度
A3 角度
A5 角度
A7 角度
A8 角度
A9 角度
A10 角度
B1 角度
B2 角度
B3 角度
B4 角度
D 直径


yM
xM
xL
yL
H 距離
L 左側
P1 矢印
P2 矢印
R 右側
S 距離
トルク
T トルク
ギャップ

Claims (9)

  1. 少なくとも1つの切断装置が設けられたシェービング装置のようなパーソナルケア装置であって、
    前記切断装置は、外切断部材と、該外切断部材に対して少なくとも1つの移動方向に移動可能な内切断部材とを含み、該内切断部材は、各々が第1の切刃を有する複数の切断要素を含み、
    仮想皮膚面における第1の切刃の投影が、前記内切断部材から離れる方向で面する前記外切断部材の側に位置し且つ前記移動方向と平行に延びるとともに、前記切断装置が皮膚表面に対して作動位置にある場合に、該皮膚表面に対して平行に延びており、前記仮想皮膚面における第1の切刃の投影は、前記移動方向とで少なくとも第1のせん断角を囲み、前記外切断部材は、各々が少なくとも1つの第1の切刃と協働する第2の切刃を有するような複数の毛進入開口部を含み、
    前記仮想皮膚面における第2の切刃の投影が、前記移動方向とで少なくとも第2のせん断角を囲み、
    前記内切断部材の少なくとも1つの第1の切刃と協働する第2の切刃を有するような前記外切断部材の全ての毛進入開口部のうちの少なくともP%(パーセント)について、前記移動方向に対して垂直に延びる平面における第1及び第2の切刃の投影は、それぞれ、前記切断装置の仮想皮膚面とで第1の傾斜角及び第2の傾斜角を囲み、
    第1及び第2の傾斜角と第1及び第2のせん断角とは、前記毛進入開口部の切断位置に位置しており且つ前記仮想皮膚面に対して垂直に延びるような150ミクロンの直径の仮想円筒毛を切断する少なくとも開始位置で、第1の切刃は、第1の接触位置で前記仮想円筒毛に接触し、且つ第2の切刃は、第2の接触位置で前記仮想円筒毛に接触するように選択され、
    第1の接触位置は、第2の接触位置よりも前記仮想皮膚面に対してより近くにあり、前記Pは、少なくとも60である、
    パーソナルケア装置。
  2. 前記Pは、少なくとも80である、
    請求項1に記載のパーソナルケア装置。
  3. 前記Pは、100である、
    請求項1に記載のパーソナルケア装置。
  4. 前記内切断部材の少なくとも1つの第1の切刃と協働する第2の切刃を有するような前記外切断部材の全ての毛進入開口部の少なくともP%(パーセント)について、それぞれの前記毛進入開口部における前記仮想円筒毛の可能な切断位置において、第1の接触位置は、前記開始位置において、第2の接触位置よりも仮想皮膚面に対してより近くにあり、前記仮想円筒毛は、前記仮想皮膚面に対して垂直に延びる、
    請求項1,2又は3に記載のパーソナルケア装置。
  5. 前記内切断部材は、前記外切断部材に対して、前記切断装置の中心軸を中心にして回転可能であり、前記仮想皮膚面は、前記中心軸に対して垂直に延びる、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の前記パーソナルケア装置。
  6. 少なくとも1つの毛進入開口部は、第2の切刃と反対側の切刃とによって境界が区切られ、前記毛進入開口部の第1の端部の近くで、第2の切刃と前記反対側の切刃とは、湾曲部によって互いに接続され、該湾曲部から離れる側の前記毛進入開口部の第2の端部の近くで、前記毛進入開口部は、開いている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のパーソナルケア装置。
  7. 少なくとも1つの毛進入開口部は、第2の切刃と反対側の切刃とによって境界が区切られ、前記毛進入開口部の第1の端部の近くで、第2の切刃と前記反対側の切刃は、湾曲部によって互いに接続される一方、該湾曲部から離れる側の前記毛進入開口部の第2の端部の近くで、前記毛進入開口部は、開いており、
    第2の切刃は、第1の刃部と、第1の刃部に接続された第2の刃部とを含み、第1の刃部は、第2の刃部よりも中心軸に対してより近くに配置され、第1の刃部と前記移動方向との間で囲まれたせん断角は、第2の刃部と前記移動方向とによって囲まれたせん断角よりも小さく、
    第1及び第2の傾斜角、第1のせん断角、及び第1の刃部のせん断角は、第1の切刃と、第2の切刃の第1の刃部との間の位置における前記仮想円筒毛を切断する開始位置において、第1の接触位置は、第2の接触位置よりも前記仮想皮膚面に対してより近くなるように選択される、
    請求項1,2,3又は5に記載のパーソナルケア装置。
  8. 第1及び第2の傾斜角は、5〜30°の間、好ましくは15°である、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のパーソナルケア装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシェービング装置のようなパーソナルケア装置用の切断装置。
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