JP2016524971A - インジケータおよび送達デバイス - Google Patents

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Abstract

用量標示および/または状態標示のための印(73)を有するベルト(71)を含む、送達デバイス用のインジケータ。

Description

本発明は、送達デバイス用のインジケータ、およびそのような送達デバイス、特に薬物送達デバイスに関する。
例示的な送達デバイスでは、液体またはペーストを収容したカートリッジ内の栓が、ピストンロッドによって変位させられ、それによって用量が送達される。送達デバイスは、ピストンロッドの動きによって用量を設定し送達できるようにする、駆動機構を含む。薬物送達デバイスは医療分野の送達デバイスである。薬物送達デバイスは、薬物の複数用量を送達するのに適したペン型注射器として具体化される。特許文献1は、注射可能な製品の用量投与を実施するためのデバイスを示している。特許文献2は、親指操作可能なスクロールホイールを備えた注射器を示している。特許文献3は、用量フィードバック機構の端部を備えた注射デバイスを示している。特許文献4は、巻取りペン用のダイヤルダウン機構を示している。特許文献5は、微細用量を設定するための投薬デバイスを示している。特許文献6および特許文献7は薬物治療送達デバイスを示している。
多くのペン型注射器は、設定用量をユーザに対して表示し、用量が投薬されるにしたがってゼロまで逆に数える用量インジケータを有する。ペン型注射器はまた、用量を設定するのに少なくとも1つの構成要素を回転させることを特徴とすることがある。用量は、用量を設定する回転運動を、カートリッジ内における栓の並進運動へ変換することによって送達される。したがって、ペン型注射器は、ハウジングに対して螺旋上を動く、用量標示をその上に備えた番号スリーブを特徴とすることがある。ハウジングに対して螺旋上で番号スリーブを動かすことに関する問題としては、以下の側面が挙げられる。
番号スリーブは軸方向に動き、それによってデバイスがより長くなる場合がある。最小軸方向運動は、最小文字サイズ、および対応しなければならない最大用量数に対する要件によって制限される。
多数の用量を備えたデバイスは、番号スリーブの大きな軸方向変位を必要とし、用量インジケータ窓の外側で、たとえば番号スリーブの筒上で番号が示されることを防ぐのは困難である。
情報を示すための印または文字の幾何学形状は、駆動機構の幾何学形状に結び付けられる。これにより、文字サイズが制限されるか、または用量の設定および注射のために大きい変位を要する可能性がある。
EP1322355 WO2009/095129 WO2006/079481 WO2010/046394 EP1855742 US5,383,865 US7,699,815
本発明の1つの目的は、設定用量を示すのに適した代替のインジケータを提供することである。
送達デバイスの用量標示および/または状態標示のための印を有するベルトを含む、送達デバイス用の用量インジケータが提供される。そのような用量インジケータは、薬物送達デバイスで使用することができる。
印は、デバイスの動作状態に関する情報、たとえば空であるか否か、またはプライミング済みであるか否かを示す、視覚的または触覚的な印を含むことができる。好ましくは、印は、記号または数字によって設定用量を示してもよい。
ベルトの概念の重要な態様は、設定用量を示す番号であってもよい印を備えたベルトを有するインジケータが、剛性または半剛性の番号スリーブに依存しない点である。したがって、上述の問題の多くが回避される。
ベルトを含む用量インジケータの別の利点は、ベルト要素の可撓性の性質によって、用量インジケータ機構をより広範なフォームファクタで配置できることである。多くの場合、このことによって、デバイス包装内の空間をより効率的に使用できるようになる。ベルトを有するインジケータは、非軸対称のデバイス形態から利益を得る任意のデバイスで使用することができる。
それに加えて、用量番号は、シリンダよりはるかに平らな表面上に提示される。これにより、角度を付けて見た場合に用量番号がより大きく認知され、歪みがより少なくなる。デバイスがさらなる拡大を要する場合、より平らなディスプレイによって、レンズ設計の自由度が高くなり、場合によっては光学歪みがより少なくなる。ベルトを有するインジケータは、より明瞭な用量ディスプレイが望ましい任意のデバイスで使用することができる。
一実施形態では、ベルトは第1のホイール手段および第2のホイール手段の上を通り;ベルトと第1および第2のホイール手段とが、一方のホイール手段から他方のホイール手段へ回転を伝達するのに適したベルトギヤを形成する。
ベルトは、ホイール手段を機械的にリンクするのに使用される可撓性材料のループである。ホイール手段は、好ましくは、軸の回転によってホイール手段が回転するように軸と連結される。したがって、ベルトギヤは1つの軸から別の軸へ回転を伝導することができる。ホイール手段は、軸の一領域であるか、またはベルトがその上を通る軸上のホイール形手段であってもよい。ホイール手段は必ずしも軸から突出しなくてもよい。ホイール手段および軸は一個片で一体的に形成される。
一実施形態では、ベルトは、その内側に歯を含む歯付きベルトとして形成され、歯は、歯付きホイールまたは軸の歯付き領域であってもよい、第1および第2のホイール手段の少なくとも一方の歯と係合する。適正に張力をかけられると、歯付きベルトはすべらず、一定速度で動き、多くの場合、割出しの目的で直接運動を伝達するのに使用される。
一実施形態では、第1および第2のホイール手段の少なくとも1つは、平ベルト、すなわち歯を有さず、長方形、台形、または楕円形の断面を有するベルトがその上を通るプーリを含む。平ベルトは、単純な伝動システムを形成するのに適したものとなり得る。
用量インジケータは単一のベルトに限定されない。さらに、用量標示および/または状態標示のための印を有する、さらなるベルトを含む。2つを超えるベルトを使用することができる。ベルトの数を増加させることによって、より多量の情報の表示が可能になる。
一実施形態では、ベルトおよびさらなるベルトは互いに隣接し、かつ実質的に互いに平行に配置される。ベルト上の印は設定用量の総量の1の位を示す数字を含み、さらなるベルト上の印は、設定用量の総量の10の位を示す数字を含む。この配置では、ベルトは、用量標示のカウンタを形成する。ベルトが1回転を完了したとき、さらなるベルトが1つ増分されるようにベルトがさらなるベルトと連結される。
構成要素は直接連結、たとえば、接続もしくは係合されても、間接的に、すなわち他の構成要素を用いて連結されてもよい。連結された構成要素は、互いに対して、たとえば軸方向および/または回転方向で動くことができても、できなくてもよい。
インジケータの一実施形態は、さらなるベルトの段階的な動きを特徴とするエスケープ機構を含む。そのようなエスケープ機構は、ベルトが1回転した後、さらなるベルトが1つ増分される、すなわちある数字から次の数字に動くようにベルトおよびさらなるベルトを連結する。
インジケータは、送達デバイスで使用することができ、好ましくは、用量セレクタの動きによって第1のホイール手段が回転するように軸によって第1のホイール手段と連結された、可動な用量セレクタをさらに含む、薬物送達デバイスで使用することができる。そのような用量セレクタは、快適で簡単な用量設定を可能にするスクロールホイールであってもよい。
第2のホイール手段は、第2のホイール手段によって動かされる1つの構成要素を有する、ピストンロッドを駆動する機構と連結される。換言すれば、ベルトギヤは二重の機能を有し:一方では用量または状態情報を提供し;他方では、用量設定の間に駆動機構の構成要素を移動させ、それによって用量設定後にピストンロッドの動きによって送達される薬物量を調節する。
「ピストンロッド」という用語は、好ましくは、送達デバイスのハウジングを通って/その中で動作するように適用された構成要素であって、たとえば注射可能な製品を放出または投薬する目的で、好ましくは従動部材からピストンロッドまで送達デバイスを通って/その中を軸方向に動くように設計される、構成要素を意味するものとする。「ピストンロッド」はさらに、円形または非円形の断面を有する構成要素を意味するものとする。それは、当業者には知られている任意の適切な材料で作られても、単体または複数部品構造のものであってもよい。
送達デバイスのハウジングは開口部を有してもよく、ベルトの一部が開口部を通して見え、目に見える印は設定用量または状態を示す。窓の中にある記号は用量設定または他の情報を示す。
開口部は半透明または透明材料によって覆うことができる。そのようなカバーは、砕片が開口部に入るのを防ぐとともに、目障りに見えるかまたは用量インジケータ機構の動作を妨げるのを防ぐことができる。
開口部はレンズによって覆うことができる。カバーは、レンズに影響するように、したがって、ベルト上の文字、番号、または他の情報の見た目のサイズを増大させるように形作ることができる。
送達デバイスは、薬物送達に対応するための弾性エネルギーを格納するのに適した弾性部材を含むことができる。弾性部材は圧縮ばねであってもよい。あるいは、弾性部材はねじりばねであってもよい。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、好ましくは少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
薬物送達デバイスの一実施形態を示す三次元図である。 薬物送達デバイスを示す正面図である。 薬物送達デバイスのハウジングの上側部分の近位部分を示す図である。 薬物送達デバイスの駆動機構を示す詳細図である。 薬物送達デバイスのラチェット機構を示す詳細図である。 薬物送達デバイスの最終用量インジケータ機構を示す図である。 薬物送達デバイスの最終用量インジケータ機構を示す図である。 薬物送達デバイスの最終用量インジケータ機構を示す図である。
図1は、駆動機構を含む薬物送達デバイスの内部を示すためにハウジングの上側部分が除去されている、薬物送達デバイスの一実施形態の三次元図を示している。図2は、ハウジングの上側部分が除去され、デバイスの遠位部分が図示されていない、図1に示される薬物送達デバイスの正面図を示している。薬物送達デバイスのいくつかの構成要素は、図2により詳細に示されている。図1および図2について関連して記載する。
薬物送達デバイスは遠位端および近位端を有する。薬物送達デバイスまたはその構成要素の「遠位端」という用語は、デバイスの投薬端部に最も近い、デバイスまたは構成要素の端部を指すことがある。薬物送達デバイスまたはその構成要素の「近位端」という用語は、デバイスの投薬端部から最も遠い、デバイスまたは構成要素の端部を指すことがある。遠位方向は矢印31によって示される。近位方向は矢印32によって示される。
薬物送達デバイスはハウジング1を含む。「ハウジング」という用語は、好ましくは、特定の構成要素の近位方向への動きを防ぐ一方向の軸方向結合具を有してもよい、任意の外部ハウジング(「主ハウジング」、「本体」、「シェル」)または内部ハウジング(「インサート」、「内部本体」)を意味するものとする。ハウジングは、薬物治療送達デバイスまたはその機構のいずれかの、安全、適正、かつ快適なハンドリングを容易にするように設計される。通常、好ましくは液体、ちり、ほこりなどの汚染物質に対する暴露を制限することによって、送達デバイスの内部構成要素のいずれか(たとえば、駆動機構、カートリッジ、ピストン、ピストンロッド、親ねじ)を収容、固定、保護、案内、および/または係合するように設計される。一般に、ハウジングは、管状もしくは非管状の単体または複数部品の構成要素であってもよい。この実施形態では、ハウジング1は非軸対称である。
カートリッジ2はハウジング1の内部に位置する。液体薬物または薬剤を収容したカートリッジ2は、薬物送達のために針によって穿刺することができるメンブレンによって覆われた遠位端を有する。栓3(図1には図示されず、図2に図示される)はカートリッジ2の近位端に位置し、栓3は、カートリッジ2の内側壁に沿って遠位に可動であり、それによって、カートリッジ2の薬物収容チャンバの容積が低減されて、薬物が針(図示なし)を通して排出される。カートリッジ2は、カートリッジ2の遠位端がハウジング1の遠位開口部に位置するように内部ハウジングの部材によってその位置で保持され、それによって針をカートリッジ2またはハウジング1に取り付けることができる。薬物送達デバイスは、1.5mlのカートリッジ2または3.0mlのカートリッジ2を受け入れるように意図されることがあるが、設計は、他の薬物容器のサイズまたはフォーマットを受け入れるように適用することができる。薬物送達デバイスの遠位部分を保護するため、分離可能なキャップ(図示なし)を提供することができる。
駆動機構はハウジング1内部に位置し、駆動機構は、栓3を遠位方向に動かし、それによって薬物を送達するのに適している。
駆動機構は、栓3に当接する遠位端を有するピストンロッド5を含む。ピストンロッド5は、ハウジング1およびカートリッジ2に対して遠位方向で可動であり、それによって栓3を遠位に押しやって、薬物送達が引き起こされる。ピストンロッド5は長方形または円形の断面を有してもよい。この実施形態では、ピストンロッド5はある程度水平であり、長方形の断面を有する。
ピストンロッド5を駆動するのに適した従動部材6は、従動部材6に対するピストンロッド5の遠位方向運動が可能である一方で近位方向の運動は防ぐようにピストンロッド5と連結される。従動部材6は、保持セクション74で接続され、ピストンロッド5に対して角度を付けて、特に直交して延びる、第1のアーム7および第2のアーム8を含む。ハウジング1に対する従動部材6の位置は、たとえばハウジング1および保持セクション74を接続することによって固定される。それにもかかわらず、第1のアーム7はピストンロッド5に対して可動であり、それによってレバーとして働く。
回転可能なカム部材9は、従動部材6を用いてピストンロッド5を駆動する。ディスク状のカム部材9は、第1のアーム7に向かって延びる円形に配置された複数の突出部14を含む、正面カムを有する。カム歯車30はカム部材9の対向面上に設けられ、カム歯車30はかさ歯車として形成され、歯車の歯当たり面(tooth−bearing face)は円錐状に形作られる。
第1のアーム7の接点セクション15は、カム部材9を回転させることによって第1のアーム7が突出部14の上をすべるときに遠位に押しやられるようにカム面に当接する。第1のアーム7は、突出部14間の領域に沿って動くと近位に動き、それによって第1のアーム7の往復運動が引き起こされる。
第1のアーム7は、第1のアーム7の往復運動によってピストンロッド5が遠位方向で駆動されるようにラチェット機構(図5に明白に示される)によってピストンロッド5に連結される。ラチェット機構については、図4および5に関連して記載する。
図1および2に戻ると、薬物送達デバイスは、ハウジング1の内部でカートリッジ2の隣りに位置するばね要素16をさらに含む。ばね要素16は、送達デバイスの送達状態の間、機械的エネルギーを格納するとともに少なくとも部分的に弛緩し、それによってばね力を構成要素の一部に及ぼすように薬物送達デバイスの用量設定状態の間は変形される。このばね式駆動機構は、自動注射器の設計に類似していてもよいが、記載するような複数用量薬物送達デバイスとは対照的に1回しか使用することができない。
ばね要素16は、送達状態の間、弛緩するばね要素16の弾性力によってカム部材9を駆動するようにカム部材9に解放可能に連結される。カム部材9およびピストンロッド5はばね力によって駆動されるので、ばね式機構を単純なスイッチ機構によってトリガすることができる場合、そのような駆動機構によって簡単な薬物送達が可能になる。
この実施形態では、ばね要素16は、用量設定状態の間は圧縮される、圧縮コイルばねとして形成される。ばね要素16の遠位端はハウジング1に当接してもよく、それにより、ばね要素16の近位端を遠位方向で押し込むことによってばね要素16の圧縮が可能になる。
ばね要素16は、ラック部材10の軸に対して平行に配置された多数の歯を含む、歯付きのラック部材10と接続される。ばね要素16およびラック部材10の長手方向軸は同じ方向である。ラック部材10は、ラック部材の軸に沿って配置された穴を有してもよく、ばね要素16の近位巻線はこれらの穴を通り、それによってばね要素16とラック部材10との間の接続を形成する。あるいは、ラック部材10およびばね要素16は別の適切な方法で接続することができる。機械的な接続はなくてもよいが、一方の構成要素が他方を押すと、一方の構成要素が他方に当接する動きが伝達される。ばね要素16は、ハウジング1に対するラック部材10の遠位方向運動によって圧縮することができ、ラック部材10の遠位端がばね要素16に当接する。ばね要素16が弛緩すると、ラック部材10は、ばね要素16がラック部材10の遠位端に当接することによって近位方向で動かされる。
ギヤボックス11は、ラック部材10とカム部材9との間で連結され、ギヤボックス11は、薬物送達状態の間、近位方向でのラック部材10の線形運動をカム部材9の回転へ伝達するのに適している。ギヤボックス11は、用量設定状態でカム部材9からデカップリングすることができる。用量設定状態の間、ラック部材10が遠位方向に動くときは、カム部材9に動きは伝達されない。
ギヤボックス11はピニオン12を、すなわち歯付きホイールまたはシリンダを含む。ピニオン12の歯は、ラック部材10の歯と係合してもよい。ラック部材10およびピニオン12は、ラック部材10の線形運動をピニオン12の回転運動に変換する、ラック・ピニオンシステムを形成する。そのようなラック・ピニオンシステムは、線形の歯車棒、すなわちラック部材10の歯を係合する円形歯車、すなわちピニオン12を含み;その結果、ピニオン12に加えられる回転運動によってラック部材10が動き、それによってピニオン12の回転運動がラック部材10の線形運動に転換される。逆に、ラック部材10の線形運動をピニオン12の回転に転換することができる。
ピニオン12は、第1の軸13を介して、第1の軸13の表面に位置するかさ歯車として形成される第1の歯車22と接続され、第1の歯車22は、歯当たり面を有するとともに円錐状に形作られる。第1の軸13はラック部材10に直交して配置される。それによって、ピニオン12の回転運動を第1の歯車22に伝達することができる。ピニオン12、第1の軸13、および第1の歯車22を一体的に形成してもよい。
ギヤボックス11は、ラック部材10に平行に配置される第2の軸24をさらに含む。第2の軸24は、第1の軸13に対して角度を付けて、たとえば直交して配置される。第2の軸24は、それぞれかさ歯車であって歯当たり面を有するとともに円錐状に形作られる、第2の歯車26および第3の歯車28を含む。第2の軸24は、送達状態では、第2の歯車26が第1の歯車22と係合し、第3の歯車28がカム歯車30と係合するように第1の歯車22およびカム部材9に対して可動である。薬物送達デバイスの用量設定状態では、第2の歯車26は第1の歯車22と係合せず、第3の歯車28はカム歯車30と係合しない。歯車22、26、28、30は、あるいは平歯車であってもよい。図4は、歯車22、26、28およびカム部材9の配置を詳細に示している。
第1および第2の歯車22、26が係合しているとき、第1の軸13の回転は第2の軸24に伝達される。第3の歯車28もカム歯車30と係合しているので、第2の軸24の回転運動はカム部材9に伝達されて、それが回転する。
図1および2に戻ると、ラック部材10は、用量セレクタとして働くスクロールホイール20を用いて動いてもよい。スクロールホイール20は、薬物送達デバイスの近位領域に位置する。それは、スクロールホイール20のセクターがハウジング1から突出し、それによって薬物送達デバイスのユーザが手動でスクロールホイール20を回転させることができるように取り付けられる。スクロールホイール20は親指操作可能であってもよい。
スクロールホイール20は、第3の軸33およびスクロールホイール20が回転してもよいようにハウジング1と接続される第3の軸33に連結される。スクロールホイール20は第3の軸33の一体部材であってもよい。用量を設定するとき、スクロールホイール20の回転によって、ベルトギヤを介してばね要素16の圧縮が引き起こされる。
第3の軸33および第1の軸13は第1のベルト71を介して連結される。ベルトは、軸を機械的にリンクするのに使用される可撓性材料のループである。第1のベルト71は、第1の軸13上のホイール手段および第3の軸33上のホイール手段の上を通り、それによって、回転運動をホイール手段の一方からホイール手段の他方へ伝導するベルトギヤを形成する。ホイール手段は、軸の領域、またはベルトが上を通る軸上のホイール形状手段であってもよい。ホイール手段は必ずしも軸から突出しない。
第1のベルト71は、スクロールホイール20によって駆動される第3の軸33の回転運動を第1の軸13に伝導し、それによって、スクロールホイール20の回転に依存してラック部材10を動かす。
第1のベルト71は、ホイール手段を形成する軸の外面上にある歯と係合する内面上の複数の歯を有する、歯付きベルトとして具体化することができる。あるいは、第1のベルト71は、歯を有さない、長方形、台形、または楕円形の断面を有する平ベルトとして具体化することができる。
一実施形態では、平ベルトである第1のベルト71は、第1および第3の軸13、33上のホイール手段であるプーリの上を通り;プーリは、それらの周面に沿ったベルト71の動きに対応するように設計される。プーリの一実施形態は、その周面の周りで2つのフランジの間に溝を有してもよく、ベルトは溝の内部でプーリの上を通る。プーリは軸に固定されても、軸の一体部材であってもよく、それによって軸の動きをベルト上に直接伝達することができる。
代替実施形態では、歯を有する第1のベルト71は、それらの周面に沿ったベルト71の動きに対応するように設計された、第1および第3の軸13、33上の歯付きホイールの上を通る。歯付きホイールの歯は、その周面の周りで2つのフランジの間に配置することができ、ベルトはフランジによって案内される。あるいは、軸は、幅が軸の全長に沿って延びる歯を有してもよい。軸のそのような実施形態では、1つの歯のある領域は第1のベルト71と係合し、同じ歯の隣接した領域はラック部材10と係合する。歯付きホイールは軸に固定されても、軸の一体部材であってもよく、それによって軸の動きをベルト上に直接伝達することができる。
プーリおよび歯付きホイールは、第1のベルト71がその上でループ状にされるホイール手段の例である。
第1のベルト71は、ループに沿って配置された印73を含む。印は、薬物送達デバイスの状態の設定用量に関する標示である。そのような印は、デバイスの状態、たとえば設定用量の総量を表してもよい、符号または記号を含むことができる。印は印刷してもよい。あるいは、それらはベルトの表面上の構造である。
一実施形態では、印は、満杯または空のカートリッジを示す絵文字を含むことができる。一実施形態では、0〜9の数字はループに沿って等距離で置かれる。数字は、設定された用量の1の位または単位を示してもよい。
第2のベルト72は第1のベルト71に平行に配置され;第2のベルト72は、上述したように、第1および第3の軸13、33の間に形成することができるホイール手段の上を通る。第2のベルト72もループに沿って置かれた印を含む。この実施形態では、空白および1〜12の番号が第2のベルト72上に配置される。これらの記号は等距離で配置される。あるいは、0〜9の数字を第2のベルト72上に配置してもよい。
インジケータとして働くベルト71、72は番号を使用して示す必要はなく:インジケータは、次のものの1つまたはそれ以上であるがそれらに限定されないものを、恐らくは組合せで含むことができる:文字;アイコン、記号、または画像;色;ブライユ点字、または他の触覚表面。
第1および第2のベルト71、72は用量インジケータとして役立ち、ベルト71、72の部分がハウジング1の窓の中に見える。図3は、スクロールホイール20が突出する第1の開口部102と、番号ベルト用量インジケータ(一実施形態では、第1のベルト71および第2のベルト72を含む)の窓103として働く第2の開口部とを有する、ハウジング1の上側部分101の近位部分を示している。
一部の用途では、砕片が開口部に入るのを防ぐとともに、目障りに見えるかまたは用量インジケータ機構の動作を妨げるのを防ぐため、ハウジングの窓103を覆うのが望ましいことがある。これを防ぐ手段としては、開口部を透明ラベルで覆うことが挙げられる。一実施形態、たとえばインスリンペン型注射器は、規制上の理由でラベルを要し、したがって追加の部材は不要である。一実施形態では、窓103は透明材料104によって覆われる。さらなる情報、たとえば薬物に関する情報をカバー104上に提供してもよい。窓カバー104に適した材料は、熱可塑性の射出成形品またはガラスを含むことができる。どちらかの材料で、カバー104は、レンズに影響するように、したがって、ベルト71、72上の文字、番号、または他の情報の見た目のサイズを増大させるように形作ることができる。そのようなカバー104は、拡大レンズとして働く球状部を有してもよい。
ベルト71、72の可視部分上に配置される数字は設定用量を示す。可視部分は窓103を通して目に見える部分である。第1のベルト71の可視部分上の数字は、設定用量の総量の1の位を示す。第2のベルト72の可視部分上の数字は総量の10の位を示す。両方の部分を組み合わせて、用量設定の総量を示す。用量が設定されていないとき、第2のベルト72上の空白および第1のベルト71上の「0」でこの状態を示す。スクロールホイール20を回転させることによって用量が増加されると、第3の軸33も回転し;それによって第1のベルト71が動き、第1のベルト71上の1の位は「9」が示されるまで増大する。第1のベルト上の「0」が再び見えるようになると、第2のベルト72が動いて次の10の位が見えるようになり、この記号は第1のベルト71が再び「0」を示すまで見えるままである。その後、次の10の位が第2のベルト72上で見えるようになる。第1のベルト71上で「9」から「0」に移行する間、第1のベルト71は、何らかのタイプのエスケープ機構を使用して、第2のベルト72が10の位を示すように割り出す。そのようなエスケープ機構は、第1のベルト71が1回転した後、第2のベルト72が1つ、すなわちある数字から次の数字へ増分されるように第1および第2のベルト71、72を連結する。
第1のベルト71がその上を通る第1のホイール手段は、第3の軸33に固定される。第1のベルト71がその上を通る第2のホイール手段は、第1の軸13に固定される。第2のベルト72がその上を通る第3のホイール手段は、第3の軸33に連結される。第2のベルト72がその上を通る第4のホイール手段は、第1の軸13に連結される。一実施形態では、第1および第2のホイール手段はそれぞれ、第3および第1の軸33、13と接続される。第1のホイール手段は、第1のベルト71が1回転を完了したとき第2のベルト72が1つ増分されるように第2のベルト72がその上を通る第3のホイール手段と連結してもよい。そのような連結は、第1のベルト71が丸1回転した後、第3のホイール手段が第2のベルト72を1つ増分させるように第1のディスク状のホイール手段上または第1のベルト71上の突出部が、第3のディスク状のホイール手段と係合することによって形成することができる。第1のベルト71は、ベルトセクションがフィンガとともに第1のホイール手段の上を通り、それによって第1のベルト71の1回転後に第3のホイール手段および第2のベルト72を段階的に動かすと、第3のホイール手段と係合する、フィンガを有してもよい。第3のホイール手段は、段階的な回転のみを行うエスケープ手段として働く。ベルト71、72は、機械的カウンタ機構のホイールがベルトを案内し駆動するためのホイール手段として働く場合、機械的カウンタおよびステップ歯車、たとえばローラカウンタの機能的原理に基づいていてもよい、代替機構によって駆動してもよい。
第1および第2のベルト71、72は、上述したような機構によって第1の軸に連結することができる。
2本のベルトのみについて記載しているが、ベルトが2つを超えるホイール手段を有する機械的カウンタ機構によって駆動される場合、2つを超えるベルトを使用することができる。
ベルト71、72の可撓性の性質によって、用量インジケータ機構をより広範なフォームファクタで配置することができる。多くの場合、このことによって、デバイス包装内の空間をより効率的に使用できるようになる。
それに加えて、ベルト71、72上の用量標示は、シリンダまたはスリーブ上の従来の標示よりもはるかに平らな表面上に提示される。これにより、角度を付けて見た場合に用量番号がより大きく認知され、歪みがより少なくなる。デバイスがさらなる拡大を要する場合、より平らなディスプレイによって、レンズ設計の自由度が高くなり、場合によっては光学歪みがより少なくなる。
薬物送達デバイスの一実施形態(図示なし)は、用量インジケータの変形例を含むことができる。最大用量のサイズおよび個々の位の増分表示に応じて、スプールに基づく機構を考慮することができる。この変形例では、ベルトまたはテープ状のループ機構が、スプール・トゥ・スプールシステムと置き換えられる。これにより、従来通り用量をダイヤルアップまたはダイヤルダウンすることが可能になるが、ループするテープまたはベルトとは対照的に、用量範囲はスプールの長さによって制限される。
薬物送達デバイスは、第3の軸33に連結される最終用量ナット42および最終用量スライダ43を含む、最終用量インジケータ機構をさらに含む。最終用量インジケータ機構については、図6〜8に関連して後述する。
図1および2に戻ると、薬物送達デバイスは、ハウジング1から突出し、薬物送達を開始するように働くボタン部材50をさらに含む。ボタン部材50は、ユーザが押すと遠位に動く。ボタン部材50が解放されると、ボタン部材50は、たとえばばね(図示なし)によって、近位に動く。
ボタン部材50は、ボタン部材50を押すことによって第2の軸24が遠位方向に動き、それによって、第1および第2の歯車22、26ならびに第3の歯車28およびカム歯車30が係合するので、ギヤボックス11およびカム部材9が連結するように第2の軸24と連結されたスイッチロッド52と接続される。
図4は、カム部材9が従動部材6を用いてピストンロッド5を駆動することを詳細に示している。図5は、歯付きラック62および駆動つめ64によって形成されるラチェット機構の詳細を示している。ピストンロッド5は、ピストンロッド5の一体部材であってもよい歯付きラック62を含む。歯付きラック62は均一であるが非対称である複数の歯を含み、各歯は、一方の縁部には緩やかな傾斜を有し、他方の縁部にはより急な傾斜を有する。歯の近位面は歯の遠位面よりも急な傾斜を有する。
従動部材6は、ピストンロッド5と平行に位置する保持セクション74を含み;第1および第2のアーム7、8は、保持セクション74に対してほぼ直交して延びる。保持セクション74は、ハウジング1に対して動くことができないようにハウジング1と固定的に接続されている。保持セクション74はハウジング1と一体であってもよい。
第1のアーム7は保持セクション74で枢動されるレバーとして働く。第1のアーム7および保持セクション74は、ヒンジによって接続された別個の部材であってもよい。あるいは、それらは一体的に形成され、第1のアーム7は材料の弾性によって可動である。
第1のアーム7は、駆動つめ64の往復運動がピストンロッド5を駆動するように歯付きラック62に連結される駆動つめ64を含む。第1のアーム7は、ピストンロッド5が通るトレンチ68を有してもよい。駆動つめ64は、保持セクション74の付近に位置するトレンチ68の側壁に位置する。トレンチ68の他方の側壁は、ピストンロッド5に対する第1のアーム7の振動運動を可能にする凹面形状を有する。
駆動つめ64をラック62に対して近位に動かすと、駆動つめ64は簡単に上へ摺動し、ラック62の歯の緩やかに傾斜した縁部を越える。しかしながら、駆動つめ64が反対方向、すなわち遠位方向に動かされると、駆動つめ64は、第1の歯の急傾斜した縁部に衝突するとそれに引っ掛かり、それによって歯にロックされ、ピストンロッド5に対する駆動つめ64の遠位方向運動を防ぐ。したがって、駆動つめ64の遠位方向運動によってピストンロッド5も遠位に動く。
第2のアーム8はバックラッシュつめ66を含む。第2のアーム8は、保持セクション74および/またはハウジング1と一体であってもよい。第2のアーム8は、ピストンロッド5が通るトレンチ69を有してもよい。バックラッシュつめ66は、保持セクション74の付近に位置するトレンチ69の側壁に位置する。あるいは、バックラッシュつめは、別の位置にあり、ラック62上の異なる一連の歯と相互作用してもよい。トレンチ69の他方の側壁は、ピストンロッド5と平行に、かつそれに隣接して通り、それによって第2のアーム8に対するピストンロッド5の偏向を防ぐ。第2のアーム8はピストンロッド5を駆動せず、その位置に留まる。第2のアーム8は、駆動つめ64が歯に沿って近位に摺動したとき、ピストンロッド5をその位置で保持するように働く。ラック62を第2のアーム8に対して遠位に動かすと、バックラッシュつめ66は簡単に上へ摺動し、歯の緩やかに傾斜した縁部を越える。しかしながら、歯が反対方向に動くと、たとえば第1のアーム7が近位に動くと、バックラッシュつめ66は、第1の歯の急傾斜した縁部に衝突するとそれに引っ掛かり、それによって歯にロックされ、その方向でのあらゆる動きを防ぐ。したがって、駆動つめ64がラック62に沿って近位に動くとき、バックラッシュつめ66はピストンロッド5の近位方向運動を防ぐ。
カム部材9によって、上述したように第1のアーム7が振動し、それにより、第1のアーム7および駆動つめ64の往復によってピストンロッド5が軸方向に動く。バックラッシュつめ66がそれを防ぐため、ピストンロッド5は後退することができない。したがって、駆動つめ64が振動する毎にピストンロッド5が前進するように作用する。
駆動つめ64を備えた第1のアーム7はレバーである。てこ比は、接点セクション15および正面カム突出部14の(比較的小さい力での)大きい変位を、ピストンロッド5に衝突する駆動つめ64の(比較的大きい力での)小さい変位へ変換する。換言すれば、駆動つめ64のレバーアーム比は、カム部材9に対する大きい変位を駆動つめ64における小さい変位に転換する。一実施形態では、ピストンロッドを動かす1つの振動は1つの歯によって動かしてもよい。変位比は良好な用量精度を達成するのに有用であってもよい。これは、高濃度の、したがって少量の薬物配合物によって要求される、より少ない用量という課題に対応するのに有用であり得る。
さらに、ピストンロッド5を駆動するカム部材9の使用は、回転運動を軸方向運動に転換するのに、親ねじを使用するよりもコンパクトで正確な方法であってもよい。
薬物送達デバイスは、様々な動作状態を示す図6〜8に示される、最終用量インジケータ機構をさらに含む。
図6は、第3の軸33およびスクロールホイール20がハウジング1に対して回転してもよいように第3の軸33と接続されたスクロールホイール20を含む、薬物送達デバイスの近位部分を示している。
最終用量インジケータ機構は、軸方向で突出する歯をその端面上に有するスリーブとして形成される、最終用量スライダ41を含む。最終用量スライダ41は、第1の位置と第2の位置との間で第3の軸33に沿って軸方向で可動である。第1の位置では、最終用量スライダ41の歯が第3の軸33上の突出部と係合すると、最終用量スライダ41は第3の軸33にスプライン連結される。換言すれば、この位置では、最終用量スライダ41は第3の軸33に対して回転可能に可動ではない。第2の位置では、たとえば最終用量スライダ41の他方の側の歯がハウジング1の内壁の突出部と係合すると、最終用量スライダ41はハウジング1とスプライン連結される。この位置では、最終用量スライダ41は、第3の軸33に対して回転可能に可動である。最終用量ナット42は最終用量スライダ41上に配置され、それら構成要素は、最終用量スライダ41が回転すると、最終用量ナット42が最終用量スライダ41に沿って軸方向に動くように連結される。一実施形態では、最終用量ナット42は、ハウジング1に対するその回転運動を防ぐ、非対称の、たとえば長方形の輪郭を有してもよい。最終用量ナット42および最終用量スライダ41は、ねじ込み接続によって連結することができ、それによって、最終用量スライダ41の回転運動を最終用量ナット42の軸方向運動へ伝達する。最終用量ナット42は、最終用量スライダ41および第3の軸33を介して、スクロールホイール20と連結される。スクロールホイール20を回転させることによって設定用量を増加させると、最終用量ナット42が最終用量スライダ41に沿って、スクロールホイール20から離れる方向でハウジング1に向かって動く。反対方向にスクロールすることによって設定用量を減少させると、最終用量ナット42が最終用量スライダ41に沿って逆に、ハウジング1から離れる方向に動く。
スリーブ部材またはカム43は、スクロールホイール20と最終用量スライダ41との間に位置する。第3の軸33はスリーブ部材43に対して回転してもよい。スリーブ部材43は、最終用量スライダ41に面する角度付きの面を有する。あるいは、スリーブ部材43は対称的に形成することができる。他方の面は、ラチェット手段(図示なし)によってスクロールホイール20と連結してもよい。スリーブ部材43上のそのようなラチェット機能は、ラック部材10、ピニオン12、およびベルト71、72を介して影響を与える、ばね要素16による力を受けて、スクロールホイール20が巻き戻るのを防ぐ。
スリーブ部材43は、スイッチロッド52の中間セクションを通る、角度を成して通るトレンチまたは穴を有し、それによって、ハウジング1に対するスリーブ部材43の回転運動を防ぐ。それにもかかわらず、中間セクションはトレンチまたは穴に沿って可動である。
ボタン部材50は、ボタン部材50の遠位方向運動によってスリーブ部材43がハウジング1に向かって動き、それによって、最終用量スライダ41と第3の軸33との間のスプライン連結がデカップリングされ、最終用量スライダ41がハウジング1に向かって動いてハウジング1とスプライン連結されるようにスイッチロッド52によってスリーブ部材43と連結される。スイッチロッド52を遠位方向に動かすと、角度付きの中間セクションがスリーブ部材43を最終用量インジケータ機構に向かって動かし、それによって最終用量スライダ41がハウジング1に向かって押される。
図7は、ボタン部材50を押した後で最終用量スライダ41がハウジング1とスプライン連結されているときの、送達状態にある最終用量インジケータ機構を示している。この状態では、弛緩するばね要素16の力によって第1の軸13が、またベルトギヤを介して第3の軸33が回転する。用量が送達されるにつれて第3の軸33が回転するとき、最終用量ナット42は最終用量スライダ41に対してそのゼロ位置に戻らず:その位置に留まり、それによって送達済み用量を「記憶している」。
カートリッジ2内の薬物が使い果たされると、最終用量ナット42は、最終用量スライダ41に沿ってハウジング1の内表面に向かって次第に動く。ユーザがカートリッジ2に残っている容積よりも多い用量を設定しようとした場合、最終用量スライダ41は通常のように回転するが、最終用量ナット42はハウジング1の内表面に接触し、設定用量が増加するのを防ぐ。図8はこの状態を示している。最終用量ナット42はハウジング1の内壁に当接し、それによって、スプライン連結されている最終用量スライダ41および第3の軸33がそれ以上回転するのを防いでいる。スクロールホイール20の動きが止められる。
薬物送達の動作は次のように行われる。最初の用量設定および送達の間、意図されるユーザ工程は次の通りである:キャップ(図示なし)が除去される。針(図示なし)が薬物送達デバイスの遠位端に装着される。針は、ISO11608−2:2012に記述されている標準的な両頭針であってもよい。プライミング用量、たとえばインスリン配合物2IUが、用量セレクタとして働くスクロールホイール20を回転させることによってダイヤルされる。「プライミング」用量は、薬物送達デバイスの近位端にあるボタン部材50を押すことによって分配される。体内に注射するための必要用量が、スクロールホイール20を回転させることによってダイヤルされる。針が皮膚に挿入される。ダイヤルされた用量がボタン部材50を押すことによって投薬される。針が皮膚から除去される。針が薬物送達デバイスから除去され、キャップが元に戻される。
プライミングは、最初に使用するために薬物送達デバイスを準備する行為である。ペン型注射器では、これは、デバイス内の遊び(何らかの隙間)および許容差が除去され、構成要素が適切に圧縮または伸張されるように、1つまたはそれ以上の小さい用量を設定し空気中に送達することを意味することがある。安全ショットは、針が閉塞されていないことを担保するため、各注射の前にユーザが1つまたはそれ以上の小さい用量を設定し空気中に送達する場合のものである。ケースワークの二枚貝形設計により、組立ての間、最小限の隙間で、したがって最小限のプライミング量で、構成要素を位置させることが可能になってもよい。デバイスのプライミングおよび安全ショットの両方に関して、ユーザは、小さい用量を設定し、その用量を空気中に射出し、針の先端に薬剤の液滴が観察されるまで繰り返す。
ユーザは、スクロールホイール20を回転させることによって用量を設定する。この運動は第3の軸33によってベルトギヤに伝達される。ベルト71、72が動くので、窓103の中に見えるベルト71、72上の数字が変わる。ユーザは、用量の所望の総量が窓103の中に示されている限り、スクロールホイール20を動かす。換言すれば、スクロールホイール20を回転させることによってベルト伝導部が割り出され、それが第1の軸13を介してピニオン12を駆動し、それによってラック部材10が遠位に動き;このことによってばね要素16の圧縮が引き起こされる。ギヤボックス11は、用量設定状態ではカム部材9からデカップリングされているので、カム部材9およびピストンロッド5は動かない。
薬物送達はボタン部材50を押すことによって達成される。ボタン部材50が押されると、何も働きが起こらない小さい(約1mm)移動が行われる。この特性により、偶発的な薬物送達を防いでいる。ボタン部材50は、ばね(図示なし)からの力によってその元の位置に戻る傾向がある。
ボタン部材50を押すと、スイッチロッド52は遠位に動く。この動きに応答して、いくつかの働きが行われる。スイッチロッド52がスリーブ部材43を押しやるので、最終用量スライダ41は第3の軸33にスプライン連結されなくなり、その代わりにハウジング1にスプライン連結される。スリーブ部材43上のラチェット機能によってスクロールホイール20が解放されて、第3の軸33が回転できるので、ばね要素16がラック部材10を近位に駆動することができる。さらに、スイッチロッド52が第2および第3の歯車26、28とともに第2の軸24を軸方向で遠位方向に押しやるので、ばね要素16からの駆動は、ギヤボックス11およびカム部材9を介して、ピストンロッド5および従動部材6上のラチェット機構に接続される。
ラック部材10がばね要素16によって近位方向で逆に駆動されると、ラック部材10は第1の軸13を駆動し、それによってベルト71、72が駆動され、次いで歯車22、26、28、30が、またしたがってカム部材9が駆動される。カム部材9によって、第1のアーム7および駆動つめ64が振動し、それによってピストンロッド5が軸方向に動く。バックラッシュつめ66がそれを防ぐため、ピストンロッド5は後退することができない。したがって、駆動つめ64が振動する毎にピストンロッド5が前進するように作用する。
薬物送達は中断され、それによって設定用量の一部のみを送達することができる。ボタン部材50に対する軸方向の押し力が除去された場合、ボタン部材50はその最初の軸方向位置に戻り、したがって第2の歯車26が第1の歯車22から分離され、第3の歯車28がカム部材9から分離され、それがピストンロッド5の駆動を停止し、それによって薬物送達が停止される。スイッチロッド52は近位に動くので、スリーブ部材43はスクロールホイール20に向かって動く。したがって、スリーブ部材43上のラチェット機能がスクロールホイール20と係合する。さらに、最終用量スライダ41はハウジング1にスプライン連結されなくなり、その代わりに第3の軸33にスプライン連結され、これは最終用量保護が働くようになることを意味し、すなわち、カートリッジ2に残っている容積よりも多い用量をユーザが設定した場合、最終用量ナット42がハウジング1に向かって動く。用量は、スクロールホイール20を回転させることによって変更することができ、ボタン部材50を押すことによって注射操作が再開する。
それにもかかわらず、総用量は、用量が送達されるまでボタン部材50を押すことによって注射される。総用量の送達は、ベルト71、72がそれらの初期位置に戻ることによって示される。注射の終了は、注射の終了付近または終了時に2つの部材が互いに対して動いたときの「クリック音」など、1つまたはそれ以上の音響、視覚、および/または触覚によって合図する機能によって示すことができる。
薬物送達後、針が直ぐに皮膚から除去されず、ホールド時間の間そこに留まることが有益なことがある。「ホールド時間」は、最も一般的には用量インジケータがその初期位置に戻ることによって示される、機構が動きを止めたときから、用量が完全に送達され、送達された用量に影響を及ぼすことなくユーザが針を患者から除去できたときまでの期間である。
ユーザが薬物を高速で注射しすぎた場合に、機械的構造の弾性が釣り合い、適正量が送達されるのには;また、薬物配合物が組織内で分散し、背圧を低減するのには、ある程度の時間、一般的には数秒かかる可能性があるので、一部のデバイスにはホールド時間が必要である。
この実施形態では、薬物送達デバイスはばね要素16によって完全に駆動され、したがって注射速度は手動デバイスよりもはるかに変動性が低いはずである。最大注射速度が一貫していて最小限に抑えられている場合、ホールド時間を低減することができる。
線形ラチェットの概念を含む駆動機構は、注射機構および螺旋状の番号スリーブによって大きく影響される軸対称のフォームファクタに従う注射器ペンとは対照的に、非軸対称のデバイスを開発する、より高い自由度を提供する。
非軸対称のデバイスは、ハンドリングおよび把持のための有用性の改善、ならびにより明瞭で読取りやすい用量数字を提供する。多くの従来のペン型注射器は互いに判別不能であり、そのことは、ユーザが所与の使用事例に対して使用する適正なデバイスを識別する際の、たとえば長時間作用型インスリンと短時間作用型インスリンとを選択する際の問題となり得るので、デバイスの差別化も増大している。
デバイスは、(カートリッジ2をユーザもしくは医療従事者が交換できないという点で)使い捨てであるように設計されているが、カートリッジホルダを取外し可能にし、ピストンロッド5の再設定を可能にすることによって、デバイスの再使用可能な変形例を作成することができる。
デバイスが休止中であり、圧縮されたばね要素16が十分な予荷重を有するとき、ユーザが最小用量を選択した場合、デバイスはその最小用量を送達することができる。休止中、用量インジケータは「0」またはそれに等しい印を表示して、用量が選択されていないことを示す。
本発明は、インスリンなどの液体薬物を注射するのに使用されるであろう。これはヒトの使用向けであってもよい。それにもかかわらず、本発明はそのような実施形態に限定されない。
最も関連がある用途は、投薬機構におけるものであり、数例を以下に示す。機構は、ペン型注射器または自動注射器などの薬物送達デバイスに使用することができる。また、消毒薬クリーム、鎮痛薬クリーム、洗剤などのディスペンサのような医療用デバイスに使用することができる。接着剤、潤滑剤、ペンキ、洗剤などを分配するデバイスに使用することができる。これらは、工学技術のワークショップなどの専門用途で、または「ドゥー・イット・ユアセルフ」製品もしくは「日用消費財」などの消費者用途で使用することができる。トマトソース、つぶしたニンニク、チーズ、バター、ジュース、スムージー、スープ、コーヒー、お茶、ジャム、ピーナッツバターなど、非剛性の食品用のフードディスペンサに使用することができる。フライス盤、旋盤、視覚的な座標測定機、および光学機器で使用される台などの位置決め機構として使用することができる。
上述した実施形態の特徴は組み合わせることができる。構成要素のレイアウト、機能、および数は他の実施形態では変更されることがある。
1 ハウジング
2 カートリッジ
3 栓
5 ピストンロッド
6 従動部材
7 第1のアーム
8 第2のアーム
9 カム部材
10 ラック部材
11 ギヤボックス
12 ピニオン
13 第1の軸
14 突出部
15 接点セクション
16 ばね要素
20 スクロールホイール
22 第1の歯車
24 第2の軸
26 第2の歯車
28 第3の歯車
30 カム歯車
31 矢印
32 矢印
33 第3の軸
41 最終用量スライダ
42 最終用量ナット
43 スリーブ部材
50 ボタン部材
52 スイッチロッド
62 ラック
64 駆動つめ
66 バックラッシュつめ
68 トレンチ
69 トレンチ
71 第1のベルト
72 第2のベルト
73 印
74 保持セクション
101 上部ハウジング
102 開口部
103 窓
104 カバー

Claims (14)

  1. 用量標示および/または状態標示のための印(73)を有するベルト(71)を含む、送達デバイス用のインジケータ。
  2. ベルト(71)は第1のホイール手段および第2のホイール手段の上を通り;ベルト(71)と第1および第2のホイール手段とが、一方のホイール手段から他方のホイール手段へ回転を伝達するのに適したベルトギヤを形成する、請求項1に記載のインジケータ。
  3. ベルト(71)は内側に歯を含み、該歯は、第1および第2のホイール手段の少なくとも一方の歯と係合する、請求項1または2に記載のインジケータ。
  4. 第1および第2のホイール手段の少なくとも一方はプーリを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインジケータ。
  5. 用量標示および/または状態標示のための印を有するさらなるベルト(72)をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインジケータ。
  6. ベルト(71)およびさらなるベルト(72)は互いに隣接し、かつ実質的に互いに平行に配置され、ベルト(71)上の印(73)は設定用量の総量の1の位を示す数字を含み、さらなるベルト(72)上の印(73)は設定用量の総量の10の位を示す数字を含む、請求項5に記載のインジケータ。
  7. ベルト(71)が1回転を完了したとき、さらなるベルト(72)が1つ増分されるようにベルト(71)がさらなるベルト(72)と連結される、請求項5または6に記載のインジケータ。
  8. エスケープ機構をさらに含む、請求項7に記載のインジケータ。
  9. 用量セレクタ(20)の動きによって第1のホイール手段が回転するように軸(33)によって第1のホイール手段と連結された、可動な用量セレクタ(20)をさらに含む、請求項2〜8のいずれか1項に記載のインジケータを含む送達デバイス。
  10. 第2のホイール手段は、ピストンロッド(5)を駆動する機構(13、11、9、6、10、12、16)と連結され、機構(13、11、9、6、10、12、16)は、第2のホイール手段によって動かされる少なくとも1つの構成要素(13、12)を有する、請求項9に記載の送達デバイス。
  11. 窓(103)を有するハウジング(1)をさらに含み、ベルト(71)の一部は窓(103)を通して見え、目に見える印(73)は設定用量またはデバイスの状態を示す、請求項9または10に記載の、あるいは請求項1〜8に記載のインジケータを含む、送達デバイス。
  12. 窓(103)は半透明または透明材料(104)によって覆われる、請求項11に記載の送達デバイス。
  13. 開口部はレンズによって覆われる、請求項11または12に記載の送達デバイス。
  14. 薬物送達デバイスである、請求項10〜13のいずれか1項に記載の送達デバイス。
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