JP2016524856A - 全二重無線方式を支援する無線接続システムにおいて適用される全二重無線領域の構造、これを割り当てる方法及び装置 - Google Patents

全二重無線方式を支援する無線接続システムにおいて適用される全二重無線領域の構造、これを割り当てる方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】全二重無線(FDR)システムにおいてFDR領域の構造を提供する。また、構成したFDR領域に関する割り当て情報を送信する方法及び装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施例として、全二重無線(FDR)方式を支援する無線接続システムにおいて基地局がFDR領域を割り当てる方法は、FDR領域割り当て情報を含む制御信号を端末に送信するステップと、FDR領域割り当て情報が示すFDR領域で端末とFDRベースの通信を行うステップとを有することができる。このとき、FDR領域割り当て情報は、FDR領域を構成するサブキャリアの個数を示す第1個数情報、FDR領域の割り当て位置を示す位置情報、及び干渉を減らすために用いられるガード領域を構成するサブキャリアの個数を示す第2個数情報のうち一つ以上を含むことができる。【選択図】図16

Description

本発明は、無線接続システムの一つである全二重無線(FDR:Full Duplex Radio)システムにおいてFDR領域の構造に関する。また、構成したFDR領域に関する割り当て情報を送信する方法及び装置に関する。
無線接続システムが音声やデータなどのような種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線接続システムは、可用のシステムリソース(帯域幅、送信電力など)を共有して多重ユーザとの通信を支援できる多元接続(multiple access)システムである。多元接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
すなわち、既存の無線接続システムにおいて基地局又は端末は、信号を送信するための無線リソースを周波数で分ける周波数分割二重(FDD:Frequency Division Duplex)方式又は時間で分ける時分割二重(TDD:Time Division Duplex)方式の半二重無線(HDR:Half Duplex Radio)方式を用いて通信を行う。
しかしながら、このような半二重無線(HDR)通信方式で端末及び/又は基地局は同一の周波数/時間リソースにおいて受信と送信を同時に行うことができない。そこで、リソースを効率的に利用するための全二重無線(FDR)通信方式の導入が提案されてきた。FDR通信方式とは、基地局及び/又は端末が同一の周波数/時間リソース領域で異なる信号の送信と受信を同時に行う方式のことをいう。
ただし、FDR方式の通信環境では、基地局及び/又は端末が同一のリソース領域でデータ送受信を同時に行うことから、自身の送信した信号が自身の受信アンテナから受信される自己干渉(self−interference)が発生する。また、FDR領域がHDR領域と共に構成される場合には相互干渉を起こしうる。そこで、FDR方式を支援する通信環境でFDR領域を構成する新しい方法が望まれる。
本発明の目的は、効率的な通信のための方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、FDRシステムにおいてデータ処理量を増やすためにFDR領域を構成する方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、FDRシステムにおいてFDR領域を割り当てる方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、これらの方法を支援する装置を提供することにある。
本発明で達成しようとする技術的目的は、以上で言及した事項に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下に説明する本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって考慮されてもよい。
本発明は、全二重無線(FDR)システムにおいてFDR領域の構造に関する。また、構成したFDR領域に関する割り当て情報を送信する方法及び装置を提供する。
本発明の一様態として、全二重無線(FDR)方式を支援する無線接続システムにおいて基地局がFDR領域を割り当てる方法は、FDR領域割り当て情報を含む制御信号を端末に送信するステップと、FDR領域割り当て情報が示すFDR領域で端末とFDRベースの通信を行うステップとを有することができる。このとき、FDR領域割り当て情報は、FDR領域を構成するサブキャリアの個数を示す第1個数情報、FDR領域の割り当て位置を示す位置情報、及び干渉を減らすために用いられるガード領域を構成するサブキャリアの個数を示す第2個数情報のうち一つ以上を含むことができる。
本発明の他の様態として、全二重無線(FDR)方式を支援する無線接続システムにおいてFDR領域割り当て情報を受信する方法は、FDR領域割り当て情報を含む制御信号を基地局から受信するステップと、FDR領域割り当て情報が示すFDR領域で基地局とFDRベースの通信を行うステップとを有することができる。このとき、FDR領域割り当て情報は、FDR領域を構成するサブキャリアの個数を示す第1個数情報、FDR領域の割り当て位置を示す位置情報、及び干渉を減らすために用いられるガード領域を構成するサブキャリアの個数を示す第2個数情報のうち一つ以上を含むことができる。
本発明のさらに他の様態として、全二重無線(FDR)方式を支援する無線接続システムにおいてFDR領域割り当て情報を受信するための端末は、受信器、送信器、及びこのような受信器及び送信器と結合してFDR方式を支援するように構成されたプロセッサを備えることができる。
ここで、プロセッサは、FDR領域割り当て情報を含む制御信号を、受信器を制御して基地局から受信し、送信器及び/又は受信器を制御して、FDR領域割り当て情報が示すFDR領域で基地局とFDRベースの通信を行うように構成され、FDR領域割り当て情報は、FDR領域を構成するサブキャリアの個数を示す第1個数情報、FDR領域の割り当て位置を示す位置情報、及び干渉を減らすために用いられるガード領域を構成するサブキャリアの個数を示す第2個数情報のうち一つ以上を含むことができる。
本発明の様態において、制御信号は、制御チャネル領域で送信される物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)信号、又はデータチャネル領域で送信される向上した物理下りリンク制御チャネル(E−PDCCH)信号であってもよい。
仮に、FDR領域割り当て情報が所定個数の送信時間区間(TTI)において半静的に構成される場合、FDR領域割り当て情報は上位層信号で送信されてもよい。
FDR領域割り当て情報は、端末特定シグナリングで送信される場合、基地局の管理する端末別に定義されてもよい。
前記FDR領域割り当て情報は、セル特定シグナリングで送信される場合、セル別に定義されてもよい。
上述した本発明の様態は、本発明の好適な実施例の一部に過ぎず、本願発明の技術的特徴が反映された様々な実施例が、当該技術の分野における通常の知識を有する者にとって、以下に詳述する本発明の詳細な説明から導出され、理解されるであろう。
本発明の実施例によれば次のような効果がある。
第一に、FDRを支援する無線接続システムにおいて効率的な通信を行うことができる。
第二に、FDR領域を構成することによってFDRシステムにおいてデータ処理量を増やすことができる。
第三に、構成されたFDR領域に対して、本発明で開示する方法によってFDR領域を割り当てることができる。
本発明の実施例から得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以下の本発明の実施例に関する記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって明確に導出され理解されるであろう。すなわち、本発明を実施するに上で意図していなかった効果も、本発明の実施例から、当該技術の分野における通常の知識を有する者によって導出可能である。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に関する様々な実施例を提供する。また、添付の図面は、詳細な説明と共に本発明の実施の形態を説明するために用いられる。
図1は、物理チャネル及びそれらのチャネルを用いて信号送信方法を説明するための図である。
図2は、無線フレームの構造を示す図である。
図3は、下りリンクスロットのリソースグリッド(resource grid)を例示する図である。
図4は、上りリンクサブフレームの構造を示す図である。
図5は、下りリンクサブフレームの構造を示す図である。
図6は、クロスキャリアスケジューリングによるLTE−Aシステムのサブフレーム構造を示す図である。
図7は、FDRを支援する無線接続システムの一例を示す配置図である。
図8は、FDRシステムに起こる自己干渉の概念図を示す図である。
図9は、干渉信号の電力が選好信号の電力よりも大きい時における量子化誤りによる信号歪みを示す図である。
図10は、干渉信号の電力が選好信号の電力よりも小さい時における信号復元状態を示す図である。
図11は、自己干渉を除去するための技法が適用される送信端及び受信端のブロック図である。
図12は、アンテナ間距離を用いたアンテナIC技法の一例を示す図である。
図13は、位相変換器を用いたアンテナIC技法の一例を示す図である。
図14は、アンテナ干渉除去方法を用いる場合、信号の帯域幅と中心周波数による干渉除去性能を示す図である。
図15は、様々な干渉除去方式が同時に適用されたシステムを示す図である。
図16は、FDR領域構造の概念を示すための図である。
図17は、FDR領域を割り当てる方法の一つを示す図である。
図18は、図1乃至図17で説明した方法を具現するための手段を示す図である。
以下に詳述する本発明は、無線接続システムの一つである全二重無線(FDR:Full Duplex Radio)システムにおいてFDR領域の構造を定義する。また、構成したFDR領域に関する割り当て情報を送信する方法及び装置を提供する。
以下の実施例は、本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更してもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は他の実施例に含まれてもよく、又は他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられてもよい。
図面に関する説明において、本発明の要旨を曖昧にさせうる手順又は段階などは記述を省略し、当業者のレベルで理解できるような手順又は段階も記述を省略した。
本明細書で、本発明の実施例は、基地局と移動局間のデータ送受信関係を中心に説明した。ここで、基地局は移動局と直接通信を行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味を有する。本文書で基地局によって行われるとした特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われてもよい。
すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network node)からなるネットワークで移動局との通信のために行われる様々な動作は、基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって行われてもよい。ここで、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、発展した基地局(ABS:Advanced Base Station)又はアクセスポイント(access point)などの用語に代えてもよい。
また、本発明の実施例でいう「端末(Terminal)」は、ユーザ機器(UE:User Equipment)、移動局(MS:Mobile Station)、加入者端末(SS:Subscriber Station)、移動加入者端末(MSS:Mobile Subscriber Station)、移動端末(Mobile Terminal)、又は発展した移動端末(AMS:Advanced Mobile Station)などの用語に代えてもよい。
また、送信端は、データサービス又は音声サービスを提供する固定及び/又は移動ノードを意味し、受信端は、データサービス又は音声サービスを受信する固定及び/又は移動ノードを意味する。そのため、上りリンクでは、移動局を送信端とし、基地局を受信端とすることができる。同様に、下りリンクでは、移動局を受信端とし、基地局を送信端とすることができる。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPP(3rd Generation Partnership Project)システム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムのうち少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができ、特に、本発明の実施例は、3GPP TS 36.211、3GPP TS 36.212、3GPP TS 36.213及び3GPP TS 36.321の文書によって裏付けることができる。すなわち、本発明の実施例において説明していない自明な段階又は部分は、上記の文書を参照して説明することができる。また、本文書で開示している用語はいずれも上記の標準文書によって説明することができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明するためのもので、本発明が実施されうる唯一の実施の形態を示すためのものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されたもので、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更してもよい。
例えば、本発明の実施例において自己干渉信号は干渉信号と同じ意味で使われてもよい。特に、別の説明がない限り、干渉信号は、自己干渉信号であって、特定端末又は基地局の送信アンテナから送信された信号が自身の受信アンテナに受信される信号のことを意味する。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに適用することができる。
CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM(登録商標) Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−21、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。
UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP LTE(Long Term Evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であって、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)システムは、3GPP LTEシステムの改良されたシステムである。本発明の技術的特徴に関する説明を明確にするために、本発明の実施例を3GPP LTE/LTE−Aシステムを中心に説明するが、IEEE 802.16e/mシステムなどに適用してもよい。
1. 3GPP LTE/LTE_Aシステム
無線接続システムにおいて、端末は下りリンク(DL:Downlink)を介して基地局から情報を受信し、上りリンク(UL:Uplink)を介して基地局に情報を送信する。基地局と端末が送受信する情報は、一般データ情報及び様々な制御情報を含み、これらが送受信する情報の種類/用途によって様々な物理チャネルが存在する。
1.1 システム一般
図1は、本発明の実施例で使用できる物理チャネル及びこれらを用いた信号送信方法を説明するための図である。
電源が消えた状態で電源がついたり、新しくセルに進入したりした端末は、S11段階で基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、端末は基地局から1次同期チャネル(P−SCH:Primary Synchronization Channel)及び2次同期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization Channel)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得する。
その後、端末は基地局から物理放送チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)信号を受信してセル内の放送情報を取得することができる。
一方、端末は初期セル探索段階で下りリンク参照信号(DL RS:Downlink Reference Signal)を受信して下りチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、S12段階で、物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、及び物理下り制御チャネル情報に基づく物理下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を受信し、より具体的なシステム情報を取得することができる。
その後、端末は、基地局に接続を完了するために、段階S13乃至段階S16のようなランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、端末は物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を用いてプリアンブル(preamble)を送信し(S13)、物理下り制御チャネル及びこれに対応する物理下り共有チャネルを用いてプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S14)。競合ベースのランダムアクセスでは、端末は、さらなる物理ランダムアクセスチャネル信号の送信(S15)、及び物理下り制御チャネル信号及びこれに対応する物理下り共有チャネル信号の受信(S16)のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手順を行った端末は、その後、一般的な上り/下り信号送信手順として、物理下り制御チャネル信号及び/又は物理下り共有チャネル信号の受信(S17)及び物理上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)信号及び/又は物理上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)信号の送信(S18)を行うことができる。
端末が基地局に送信する制御情報を総称して、上り制御情報(UCI:Uplink Control Information)という。UCIは、HARQ−ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CQI(Channel Quality Indication)、PMI(Precoding Matrix Indication)、RI(Rank Indication)情報などを含む。
LTEシステムにおいて、UCIは、一般的にPUCCHを介して周期的に送信するが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信されるべき場合にはPUSCHを介して送信してもよい。また、ネットワークの要請/指示に応じてPUSCHを介してUCIを非周期的に送信してもよい。
図2には、本発明の実施例で用いられる無線フレームの構造を示す。
図2(a)は、タイプ1フレーム構造(frame structure type 1)を示す。タイプ1フレーム構造は、全二重(full duplex)FDD(Frequency Division Duplex)システムと半二重(half duplex)FDDシステムの両方に適用することができる。
1無線フレーム(radio frame)は、
Figure 2016524856
の長さを有し、
Figure 2016524856
の均等な長さを有し、0から19までのインデックスが与えられた20個のスロットで構成される。1サブフレームは、2個の連続したスロットと定義され、i番目のサブフレームは、2i及び2i+1に該当するスロットで構成される。すなわち、無線フレーム(radio frame)は、10個のサブフレーム(subframe)で構成される。1サブフレームを送信するために掛かる時間を送信時間区間(TTI:transmission time interval)という。ここで、Tはサンプリング時間を表し、T=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)と表示される。スロットは、時間領域で複数のOFDMシンボル又はSC−FDMAシンボルを含み、周波数領域で複数のリソースブロック(Resource Block)を含む。
1スロットは、時間領域で複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含む。3GPP LTEは、下りリンクでOFDMAを使用するので、OFDMシンボルは1シンボル区間(symbol period)を表現するためのものである。OFDMシンボルは、1つのSC−FDMAシンボル又はシンボル区間ということができる。リソースブロック(resource block)は、リソース割当単位であって、1スロットで複数の連続した副搬送波(subcarrier)を含む。
全二重FDDシステムでは、各10ms区間で10個のサブフレームを下り送信と上り送信のために同時に利用することができる。このとき、上り送信と下り送信は周波数領域で区別される。一方、半二重FDDシステムでは、端末は送信と受信を同時に行うことができない。
上述した無線フレームの構造は一つの例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、又はスロットに含まれるOFDMシンボルの数は様々に変更されてもよい。
図2(b)には、タイプ2フレーム構造(frame structure type 2)を示す。タイプ2フレーム構造はTDDシステムに適用される。1無線フレームは、
Figure 2016524856
の長さを有し、
Figure 2016524856
長さを有する2個のハーフフレーム(half−frame)で構成される。各ハーフフレームは、
Figure 2016524856
の長さを有する5個のサブフレームで構成される。i番目のサブフレームは、2i及び2i+1に該当する各
Figure 2016524856
の長さを有する2個のスロットで構成される。ここで、Tは、サンプリング時間を表し、T=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)で表示される。
タイプ2フレームは、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(GP:Guard Period)、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)の3つのフィールドで構成される特別サブフレームを含む。ここで、DwPTSは、端末での初期セル探索、同期化又はチャネル推定に用いられる。UpPTSは、基地局でのチャネル推定と端末の上り送信同期を合わせるために用いられる。保護区間は、上りリンクと下りリンクの間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
下記の表1に、特別フレームの構成(DwPTS/GP/UpPTSの長さ)を示す。
Figure 2016524856
図3は、本発明の実施例で使用できる下りリンクスロットのリソースグリッド(resource grid)を例示する図である。
図3を参照すると、1つの下りリンクスロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含む。ここで、1つの下りリンクスロットは、7個のOFDMシンボルを含み、1つのリソースブロックは周波数領域で12個の副搬送波を含むとするが、これに限定されるものではない。
リソースグリッド上で各要素(element)をリソース要素(resource element)とし、1つのリソースブロックは12×7個のリソース要素を含む。下りリンクスロットに含まれるリソースブロックの数NDLは、下りリンク送信帯域幅(bandwidth)に依存する。上りリンクスロットの構造は、下りリンクスロットの構造と同一であってもよい。
図4は、本発明の実施例で使用できる上りリンクサブフレームの構造を示す。
図4を参照すると、上りリンクサブフレームは、周波数領域で制御領域とデータ領域とに区別される。制御領域には、上り制御情報を運ぶPUCCHが割り当てられる。データ領域には、ユーザデータを運ぶPUSCHが割り当てられる。単一搬送波特性を維持するために、一つの端末はPUCCHとPUSCHを同時に送信することがない。一つの端末に対するPUCCHにはサブフレーム内にRB対が割り当てられる。RB対に属するRBは、2個のスロットのそれぞれで異なる副搬送波を占める。これを、PUCCHに割り当てられたRB対はスロット境界(slot boundary)で周波数跳躍(frequency hopping)するという。
図5には、本発明の実施例で使用できる下りサブフレームの構造を示す。
図5を参照すると、サブフレームにおける第一のスロットでOFDMシンボルインデックス0から最大3個のOFDMシンボルが、制御チャネルが割り当てられる制御領域(control region)であり、残りのOFDMシンボルが、PDSCHが割り当てられるデータ領域(data region)である。3GPP LTEで用いられる下りリンク制御チャネルの例には、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)などがある。
PCFICHは、サブフレームにおける最初のOFDMシンボルで送信され、サブフレーム内に制御チャネルの送信のために使われるOFDMシンボルの数(すなわち、制御領域のサイズ)に関する情報を運ぶ。PHICHは、上りリンクに対する応答チャネルであって、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)に対するACK(Acknowledgement)/NACK(Negative−Acknowledgement)信号を運ぶ。PDCCHを介して送信される制御情報を下り制御情報(DCI:downlink control information)という。下り制御情報は、上りリソース割当情報、下りリソース割当情報、又は任意の端末グループに対する上り送信(Tx)電力制御命令を含む。
2. キャリア併合(CA:Carrier Aggregation)環境
2.1 CA一般
3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;Rel−8又はRel−9)システム(以下、LTEシステム)は、単一コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を複数の帯域に分割して使用する多重搬送波変調(MCM:Multi−Carrier Modulation)方式を用いる。しかし、3GPP LTE−Advancedシステム(例、Rel−10又はRel−11)(以下、LTE−Aシステム)では、LTEシステムよりも広帯域のシステム帯域幅を支援するために、1つ以上のコンポーネントキャリアを結合して使用するキャリア併合(CA:Carrier Aggregation)のような方法を使用することができる。キャリア併合は、搬送波集成、搬送波整合、マルチコンポーネントキャリア環境(Multi−CC)又はマルチキャリア環境に言い換えてもよい。
本発明でいうマルチキャリアは、キャリアの併合(又は、搬送波集成)を意味し、このとき、キャリアの併合は、隣接した(contiguous)キャリア間の併合だけでなく、非隣接した(non−contiguous)キャリア間の併合も意味する。また、下りリンクと上りリンク間に集成されるコンポーネントキャリアの数が異なるように設定されてもよい。下りリンクコンポーネントキャリア(以下、「DL CC」という。)数と上りリンクコンポーネントキャリア(以下、「UL CC」という。)数とが一致する場合を対称的(symmetric)併合といい、それらの数が異なる場合を非対称的(asymmetric)併合という。
このようなキャリア併合は、搬送波集成、帯域幅集成(bandwidth aggregation)、スペクトル集成(spectrum aggregation)などのような用語と同じ意味で使われてもよい。LTE−Aシステムでは、2つ以上のコンポーネントキャリアが結合して構成されるキャリア併合は、100MHz帯域幅まで支援することを目標とする。目標帯域よりも小さい帯域幅を有する1個以上のキャリアを結合するとき、結合するキャリアの帯域幅は、既存のIMTシステムとの互換性(backward compatibility)維持のために、既存システムで使用する帯域幅に制限することができる。
例えば、既存の3GPP LTEシステムでは{1.4、3、5、10、15、20}MHz帯域幅を支援し、3GPP LTE−advancedシステム(すなわち、LTE−A)では、既存システムとの互換のために、上記の帯域幅のみを用いて20MHzよりも大きい帯域幅を支援するようにすることができる。また、本発明で用いられるキャリア併合システムは、既存システムで用いる帯域幅と無関係に、新しい帯域幅を定義してキャリア併合を支援するようにしてもよい。
また、上述のようなキャリア併合は、イントラ−バンドCA(Intra−band CA)及びインター−バンドCA(Inter−band CA)とに区別できる。イントラ−バンドキャリア併合とは、複数のDL CC及び/又はUL CCが周波数上で隣接したり近接して位置することを意味する。換言すれば、DL CC及び/又はUL CCのキャリア周波数が同一のバンド内に位置することを意味できる。一方、周波数領域で遠く離れている環境をインター−バンドCA(Inter−Band CA)と呼ぶことができる。換言すれば、複数のDL CC及び/又はUL CCのキャリア周波数が互いに異なるバンドに位置することを意味できる。このような場合、端末は、キャリア併合環境での通信を行うために複数のRF(radio frequency)端を使用することもできる。
LTE−Aシステムは、無線リソースを管理するためにセル(cell)の概念を用いる。上述したキャリア併合環境は、多重セル(multiple cells)環境と呼ぶことができる。セルは、下りリソース(DL CC)と上りリソース(UL CC)との一対の組合せと定義されるが、上りリソースは必須要素ではない。そのため、セルは、下りリソース単独で構成されてもよく、下りリソースと上りリソースとで構成されてもよい。
例えば、特定端末が1つの設定されたサービングセル(configured serving cell)を有する場合、1個のDL CCと1個のUL CCを有することができるが、特定端末が2個以上の設定されたサービングセルを有する場合には、セルの数だけのDL CCを有し、UL CCの数は該DL CCと等しくてもよく小さくてもよい。又は、逆に、DL CCとUL CCが構成されてもよい。すなわち、特定端末が複数の設定されたサービングセルを有する場合、DL CCの数よりもUL CCが多いキャリア併合環境も支援可能である。
また、キャリア併合(CA)は、それぞれキャリア周波数(セルの中心周波数)が互いに異なる2つ以上のセルの併合と理解されてもよい。ここでいう「セル(Cell)」は、一般的に使われる基地局がカバーする地理的領域としての「セル」とは区別しなければならない。以下、上述したイントラ−バンドキャリア併合をイントラ−バンド多重セルと称し、インター−バンドキャリア併合をインター−バンド多重セルと称する。
LTE−Aシステムで使われるセルは、プライマリセル(PCell:Primary Cell)及びセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)を含む。PセルとSセルは、サービングセル(Serving Cell)として用いることができる。RRC_CONNECTED状態にあるが、キャリア併合が設定されていないか、キャリア併合を支援しない端末の場合、Pセルのみで構成されたサービングセルが1つ存在する。一方、RRC_CONNECTED状態にあると共にキャリア併合が設定された端末の場合、1つ以上のサービングセルが存在でき、全体サービングセルにはPセルと1つ以上のSセルが含まれる。
サービングセル(PセルとSセル)は、RRCパラメータを用いて設定することができる。PhysCellIdは、セルの物理層識別子であって、0から503までの整数値を有する。SCellIndexは、Sセルを識別するために使われる簡略な(short)識別子であって、1から7までの整数値を有する。ServCellIndexは、サービングセル(Pセル又はSセル)を識別するために使われる簡略な(short)識別子であって、0から7までの整数値を有する。0値はPセルに適用され、SCellIndexはSセルに適用するためにあらかじめ与えられる。すなわち、ServCellIndexにおいて最も小さいセルID(又は、セルインデックス)を有するセルがPセルとなる。
Pセルは、プライマリ周波数(又は、primary CC)上で動作するセルを意味する。端末が初期連結設定(initial connection establishment) 過程 を行ったり連結再−設定過程行ったりするために用いられることもあり、ハンドオーバー過程で指示されたセルを意味することもある。また、Pセルは、キャリア併合環境で設定されたサービングセルのうち、制御関連通信の中心となるセルを意味する。すなわち、端末は、自身のPセルでのみPUCCHの割当てを受けて送信することができ、システム情報を取得したりモニタリング手順を変更するためにPセルのみを用いることができる。E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、キャリア併合環境を支援する端末に対し、移動性制御情報(mobility Control Info)を含む上位層のRRC連結再設定(RRC Connection Reconfigutaion)メッセージを用いてハンドオーバー手順のためにPセルのみを変更することもできる。
Sセルは、セカンダリ周波数(又は、Secondary CC)上で動作するセルを意味することができる。特定端末にPセルは1つのみ割り当てられ、Sセルは1つ以上割り当てられうる。Sセルは、RRC連結設定がなされた後に構成可能であり、さらなる無線リソースを提供するために用いることができる。キャリア併合環境で設定されたサービングセルのうち、Pセル以外のセル、すなわち、SセルにはPUCCHが存在しない。
E−UTRANは、Sセルを、キャリア併合環境を支援する端末に追加する際、RRC_CONNECTED状態にある関連したセルの動作に関する全てのシステム情報を、特定シグナル(dedicated signal)を用いて提供することができる。システム情報の変更は、関連したSセルの解除及び追加によって制御することができ、このとき、上位層のRRC連結再設定(RRC Connection Reconfigutaion)メッセージを用いることができる。E−UTRANは、関連したSセル内でブロードキャストするよりは、端末別に異なるパラメータを有する特定シグナリング(dedicated signaling)を行うことができる。
初期保安活性化過程が始まった後、E−UTRANは、連結設定過程で初期に構成されるPセルに加えて、1つ以上のSセルを含むネットワークを構成することができる。キャリア併合環境でPセル及びSセルはそれぞれのコンポーネントキャリアとして動作することができる。以下の実施例では、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)はPセルと同じ意味で使われ、セカンダリコンポーネントキャリア(SCC)はSセルと同じ意味で使われてもよい。
2.2 クロスキャリアスケジューリング(Cross Carrier Scheduling)
キャリア併合システムでは、キャリア(又は、搬送波)又はサービングセル(Serving Cell)に対するスケジューリング観点で、自己スケジューリング(Self−Scheduling)方法及びクロスキャリアスケジューリング(Cross Carrier Scheduling)方法の2つがある。クロスキャリアスケジューリングは、クロスコンポーネントキャリアスケジューリング(Cross Component Carrier Scheduling)又はクロスセルスケジューリング(Cross Cell Scheduling)と呼ぶこともできる。
自己スケジューリングは、PDCCH(DL Grant)とPDSCHが同一のDL CCで送信されたり、DL CCで送信されたPDCCH(UL Grant)に基づいて送信されるPUSCHが、ULグラント(UL Grant)を受信したDL CCとリンクされているUL CCで送信されることを意味する。
クロスキャリアスケジューリングは、PDCCH(DL Grant)とPDSCHがそれぞれ異なるDL CCで送信されたり、DL CCで送信されたPDCCH(UL Grant)に基づいて送信されるPUSCHが、ULグラントを受信したDL CCとリンクされているUL CCではなく他のUL CCで送信されることを意味する。
クロスキャリアスケジューリングは、端末特定(UE−specific)に活性化又は非活性化することができ、これは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって半静的(semi−static)に各端末別に知らせることができる。
クロスキャリアスケジューリングが活性化された場合、PDCCHに、当該PDCCHが指示するPDSCH/PUSCHがどのDL/UL CCで送信されるかを知らせるキャリア指示子フィールド(CIF:Carrier Indicator Field)が必要である。例えば、PDCCHは、PDSCHリソース又はPUSCHリソースをCIFを用いて複数のコンポーネントキャリアのうちの一つに割り当てることができる。すなわち、DL CC上のPDCCHが、多重集成されたDL/UL CCの一つにPDSCH又はPUSCHリソースを割り当てる場合、CIFが設定される。この場合、LTE Release−8のDCIフォーマットをCIFによって拡張することができる。このとき、設定されたCIFは、3ビットフィールドとして固定したり、設定されたCIFの位置は、DCIフォーマットの大きさにかかわらずに固定することができる。また、LTE Release−8のPDCCH構造(同一コーディング及び同一CCEベースのリソースマッピング)を再使用することもできる。
一方、DL CC上のPDCCHが、同一DL CC上のPDSCHリソースを割り当てたり、単一リンクされたUL CC上のPUSCHリソースを割り当てる場合には、CIFが設定されない。この場合、LTE Release−8と同一のPDCCH構造(同一コーディング及び同じCCEベースのリソースマッピング)及びDCIフォーマットを使用することができる。
クロスキャリアスケジューリングが可能なとき、端末は、CC別送信モード及び/又は帯域幅によって、モニタリングCCの制御領域で複数のDCIに対するPDCCHをモニタリングする必要がある。したがって、これを支援し得る検索空間の構成とPDCCHモニタリングが必要である。
キャリア併合システムにおいて、端末DL CC集合は、端末がPDSCHを受信するようにスケジュールされたDL CCの集合を表し、端末UL CC集合は、端末がPUSCHを送信するようにスケジュールされたUL CCの集合を表す。また、PDCCHモニタリング集合(monitoring set)は、PDCCHモニタリングを行う少なくとも一つのDL CCの集合を表す。PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合と同一であってもよく、端末DL CC集合の副集合(subset)であってもよい。PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合のDL CCのうち少なくとも一つを含むことができる。又は、PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合に関係なく別個として定義されるようにしてもよい。PDCCHモニタリング集合に含まれるDL CCは、リンクされたUL CCに対する自己−スケジューリング(self−scheduling)は常に可能なように設定することができる。このような、端末DL CC集合、端末UL CC集合及びPDCCHモニタリング集合は、端末特定(UE−specific)、端末グループ特定(UE group−specific)又はセル特定(Cell−specific)に設定することができる。
クロスキャリアスケジューリングが非活性化されたということは、PDCCHモニタリング集合が常に端末DL CC集合と同一であることを意味し、このような場合には、PDCCHモニタリング集合に対する別のシグナリングのような指示が不要である。しかし、クロスキャリアスケジューリングが活性化された場合には、PDCCHモニタリング集合が端末DL CC集合内で定義されることが好ましい。すなわち、端末に対してPDSCH又はPUSCHをスケジューリングするために基地局はPDCCHモニタリング集合でのみPDCCHを送信する。
図6は、本発明の実施例で用いられるクロスキャリアスケジューリングによるLTE−Aシステムのサブフレーム構造を示す図である。
図6を参照すると、LTE−A端末のためのDLサブフレームは、3個の下りリンクコンポーネントキャリア(DL CC)が結合されており、DL CC‘A’は、PDCCHモニタリングDL CCと設定されている。CIFが用いられない場合、各DL CCは、CIF無しで、自身のPDSCHをスケジューリングするPDCCHを送信することができる。一方、CIFが上位層シグナリングによって用いられる場合には、一つのDL CC‘A’のみが、CIFを用いて、自身のPDSCH又は他のCCのPDSCHをスケジューリングするPDCCHを送信することができる。このとき、PDCCHモニタリングDL CCとして設定されていないDL CC‘B’と‘C’はPDCCHを送信しない。
3. FDRシステム
FDRシステムは、上述したLTE/LTE−Aシステムに適用可能である。すなわち、LTE/LTE−Aシステムで定義されているフレーム構造、制御信号送受信方法、キャリア結合方式の支援をいずれもFDRシステムでも適用することができる。以下では、FDRシステムで発生する特有の干渉の除去方法について詳しく説明する。
3.1 FDRシステムにおいて干渉の除去
FDRは、一つの端末で同一のリソース(すなわち、同一の時間及び同一の周波数)を用いてデータ送受信を同時に支援するシステムを意味する。FDRは新しい形態の無線接続システムであってもよい。ただし、本発明の実施例では、FDRシステムを図1乃至図6に説明のLTE/LTE−Aシステムに基づいて動作するものと仮定する。
図7は、FDRを支援する無線接続システムの一例を示す配置図である。
図7を参照すると、FDRを支援する無線接続システムは、一般セルを管理するマクロ基地局(eNB)、及びスモールセルを管理するスモール基地局及び端末(すなわち、無線ユニット)を含む。このとき、スモール基地局は、マイクロ基地局(micro eNB)、フェムト基地局(Femto eNB)及びピコ基地局(Pico eNB)などを含む。
図7のような状況では次の3種類の干渉が存在しうる。
(1)機器内自己干渉(IDI:Intra−Device Interference)
IDIは、FDR特性の上、基地局又は端末の送信アンテナから送信する信号が受信アンテナに受信されて干渉として作用することを意味する。特定機器の送信アンテナから送信される信号は、受信される信号に比べて大きい電力で送信される。すなわち、特定機器の送信アンテナと受信アンテナとの距離が短いことから、送信アンテナから送信される信号は殆ど減衰することなく受信アンテナに受信される。このため、特定機器の送信アンテナから送信する送信信号は、特定機器が相手の機器から受信すると期待する選好信号(desired signal)に比べて非常に大きい電力で受信される。
(2)端末間リンク干渉(UE to UE Inter−link Interference)
端末間リンク干渉は、特定端末の送信した上りリンク信号が隣接した他の端末に受信されて干渉として作用することを意味する。
(3)基地局間リンク干渉(BS to BS Inter−link Interference)
基地局間リンク干渉は、基地局間又はHetNet状況で異種基地局間送信する信号が他の基地局の受信アンテナに受信されて干渉として作用することを意味する。
上記の3つ干渉のうち、機器内自己干渉(以下、自己干渉)は、FDRでのみ発生する干渉であり、FDRを運営する上で最優先で解決すべき課題である。
図8は、FDRシステムに起こる自己干渉の概念図を示す図である。
図8では説明の便宜のために端末間データ通信を行う場合について示しているが、端末と基地局との間にデータ通信を行う場合にも同一の適用が可能である。
図8を参照すると、FDR環境において第1端末(UE1)の送信アンテナが第2端末(UE2)に送信した送信信号は、第1端末の受信アンテナに受信されて干渉信号として作用する。このような自己干渉は、他の干渉と違い、特異事項がある。
第一に、第1端末は干渉として作用する干渉信号を完璧に知っている信号と見なすことができる。これは、第1端末の受信アンテナに受信される自己干渉信号は第1端末の送信した送信信号であるためである。
第二に、干渉として作用する干渉信号の電力は、第1端末が受信しようとする選好信号の電力よりも非常に高い。これは、第1端末と第2端末との距離に比べて第1端末の送信アンテナと受信アンテナとの間隔が非常に短いためである。これは、端末が干渉として作用する信号を完璧に知っているにもかかわらず受信端で干渉信号を完壁に除去できない要因となる。
端末の受信端では、受信した信号をデジタル信号に変えるためにADC(ADC:Analog to Digital Converter)を用いることができる。一般に、ADCは、受信した信号の電力を測定し、これに対して受信信号の電力レベルを調整し、その後、それを量子化してデジタル信号に変換する。しかし、干渉信号が所望の選好信号に比べて非常に大きい電力で受信されるため、量子化時に、選好信号の信号特性が量子化レベルに全て埋められてしまい、復元されず済むことがある。
図9は、干渉信号の電力が選好信号の電力よりも大きい時における量子化誤りによる信号歪みを示す図であり、図10は、干渉信号の電力が選好信号の電力よりも小さい時における信号復元状態を示す図である。
図9は、量子化を4ビットと仮定する場合、干渉信号が選好信号に比べて非常に大きい電力を有する状況で量子化が行われ、干渉信号を除去しても所望の信号が非常に歪んでいることを示している。これに比べて、図10は、干渉信号が所望の信号に比べて小さい電力を有する場合の例示であり、干渉信号を除去した後には所望の信号が復元されたことを示している。
図11は、自己干渉を除去するための技法が適用される送信端及び受信端のブロック図である。
図11を参照すると、送信端は、データビットをコーディングするためのエンコーダ、エンコードされたデータビットを物理リソースにマッピングするためのマッパー、データビットをOFDM方式でデータに変調するためのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)、デジタル信号をアナログ信号に変調するためのDAC(Digital to Analog Convertor)、変調された信号を所望の波形に変換するための波形整形フィルター、信号の周波数を上げるためのアップコンバーター、及びアンテナを含むことができる。
また、受信端は、信号を受信するためのアンテナ、受信いた信号の周波数を下げるためのダウンコンバーター、回路の出力が一定範囲となるように自動で増幅率を調整する自動利得制御器(AGC:Automatic Gain Convertor)、アナログ信号をデジタル信号に変調するためのADC(Analog to Digital Convertor)、入力された信号を周波数領域のデータに変換するためのFFT(Fast Fourier Transform)、出力された信号をデコードするためのデマッパー及びデコーダを含むことができる。
図11を参照すると、送信機及び受信機のアンテナパートではアンテナ干渉除去(IC:Interference Cancelation)が行われ、送信端の波形整形フィルター及びアップコンバーターパートと受信端のAGC及びダウンコンバーターパートではアナログICが行われる。送信機及び受信機のDAC及びADCではADC ICが行われ、送信機及び受信機の残り部分では基底帯域IC(又は、デジタルIC)が行われる。
以下では、送信機及び受信機の各部分で行われる干渉除去方式について説明する。
3.1.1 アンテナIC
アンテナIC技法は、IC技法のうち最も簡単に具現可能な技法である。図12は、アンテナ間距離を用いたアンテナIC技法の一例を示す図であり、図13は、位相変換器を用いたアンテナIC技法の一例を示す図である。
図12を参照すると、1つの端末が3つのアンテナを用いて干渉除去を行うことができる。このとき、2つのアンテナを送信アンテナ(Tx)として使用し、1つのアンテナを受信アンテナ(Rx)として使用する。2つの送信アンテナは受信アンテナを基準に約波長/2の距離分の差をおいて設置される。これは、各送信アンテナから送信される信号が受信アンテナにとっては位相の反転された信号として受信されるようにするためである。このため、最終的に受信アンテナに受信される信号のうち干渉信号は0に収斂される。
図13を参照すると、図12におけると同一のアンテナ構成において、二番目の送信アンテナ(Tx)の位相を反転させるために、位相変換器(phase shifter)を用いて干渉信号を除去することができる。図13で、左図は、2つの受信アンテナつを用いて自己干渉を除去するためのアンテナ配置を示し、右図は、2つの送信アンテナを用いて干渉を除去するためのアンテナ配置を示している。。
このようなアンテナ干渉除去技法は、送信する信号の帯域幅と中心周波数に影響を受ける。すなわち、送信信号の帯域幅が小さいほどまた中心周波数が高いほど干渉除去性能は高くなる。図14には、アンテナ干渉除去方法を用いる場合、信号の帯域幅と中心周波数による干渉除去性能を示す。
3.1.2 ADC IC
干渉信号が送信端で知っている信号であっても干渉を除去できない最大の要因はADCである。したがって、ADCの性能を極大化することによって干渉を除去することができる。しかし、これは、実際の具現ではADCの量子化ビットの制限によって適用し難いという短所がある。ところが、最近ではADCの性能が向上しつつあり、要求される自己干渉の除去性能が低くなり得る。
3.1.3 アナログ IC
アナログ ICは、ADCの前に干渉を除去する技法であり、アナログ信号を用いて自己干渉を除去する。これは、RF領域で行われてもよく、又はIF領域で行われてもよい。アナログIC技法は、送信されるアナログ信号に対して位相と時間を遅延させることによって、受信アンテナに受信される信号から干渉信号を取り去る方式によって具現できる。
このようなアナログIC技法の長所は、アンテナの数が、アンテナIC技法と違い、送信用、受信用のアンテナとしてそれぞれ1個のみあってもかまわないということにある。しかし、アナログ信号を用いて処理しているため、具現の複雑度及び回路の特性によって更なる歪みが発生することもあり、結果として干渉除去性能が大きく変わりうるという短所がある。
3.1.4 デジタルIC(基底帯域IC)
デジタルICは、ADC後に干渉を除去する技法であり、基底帯域(base band)領域でなされる全ての干渉除去技法を意味する。デジタルICは、送信されるデジタル信号を受信されたデジタル信号から取り去る方法によって具現できる。
又は、多重アンテナを用いて送信する端末又は基地局では、送信信号が受信アンテナに受信されないようにビームフォーミング又はプリコーディングを行うこともできる。これらの方式が基底帯域で行われる場合、これらの方式もデジタルICに分類することができる。
しかしながら、デジタルICは、デジタルに変調された信号が所望の信号に関する情報を復元できる程度に量子化されてこそ可能であるため、デジタルICを行うには、3.1.1節乃至3.1.3節で説明したIC技法のうち一つ以上の技法で干渉を除去した後、干渉信号と所望の信号間の信号電力の大きさの差がADC範囲内に収まらなければならないという短所がある。
図15には、3.1.1節乃至3.1.4節で説明した干渉除去方式が同時に適用されたシステムを示す。全体干渉除去性能は、各領域における干渉除去技法が合わせられることによって向上することができる。
3.2 MIMOシステムにおいて干渉の除去
FDRシステムはSISO(single input single output)方式で考慮されている。自己干渉除去(SIC:Self−Interference Cancelation)に対する複雑度が、受信アンテナと送信アンテナの数に比例して急増するためである。例えば、N個の送信アンテナ(Nt)及びN個の受信アンテナ(Nr)を用いるMIMOシステム(Nt×Nr)にFDRを導入するためには、各送信アンテナから出力される信号を各受信アンテナで独立して除去しなければならず、総Nt×Nr個のSICブロックが必要である。
このとき、SICブロックは、アナログ信号又は無線周波数信号(RF signal)を除去するためのアナログ干渉除去器又は基底帯域のデジタル信号を除去するためのデジタル干渉除去器であってもよい。又は、両者を組み合わせたアナログ−デジタル干渉除去器であってもよい。
このため、MIMOシステムにおいてSICブロックの個数は、アンテナの個数が増加するにつれて幾何級数的に増加する。
例えば、既存のSISOでは1個のSICブロックを用いて自己干渉を除去できるのに対し、3×3のMIMOシステムにFDRを適用するためには総9個のSICブロックが必要となる。
このように、MIMOシステムにFDRを適用するためには多数のSICブロックが必要である。これは、端末機のハードウェア複雑度を増加させうる。また、各SICブロックが端末機に対して適応(adaptation)過程を行わなければならず、適応時間(adaptation time)が増加したり、適応過程を行うために必要な訓練(training)区間及び信号が増加しうる。また、正確でない適応過程によって端末の性能が劣化しうる。
4. FDR領域割り当て方法
本発明で提案するFDR構造(すなわち、フレーム構造)は、アンテナIC技法でFDRを運用できるように高周波領域で動作するものを仮定する。ただし、このようなFDR構造は他の干渉除去方法(例えば、アナログ/デジタルICなど)と結合されて一般的なセルラー帯域に適用されてもよい。
4.1 FDR領域構造
図16は、FDR領域構造の概念を示すための図である。
FDRを支援するためのFDR領域の構造は、図16のように表現することができる。図16を参照すると、本発明で使われる全体システム帯域幅は、FDR領域、HDR領域及びガード領域で構成することができる。ここで、FDR領域は、端末及び/又は基地局がFDRで動作する領域を意味し、HDR領域は、端末及び/又は基地局がLTE/LTE−AシステムのようにHDRで動作する領域を意味する。
FDR領域は、FDRを支援するために1個以上乃至N個のサブキャリアの集合で構成され、これは、システム帯域幅の一定位置に割り当てられてもよい。図16では、FDR領域が全システム帯域において対称に配置される場合を示している。すなわち、最下位周波数領域及び最上位周波数領域において同じ個数のサブキャリアがFDR領域として割り当てられている。その他にも、FDR領域は、システム帯域において一定部分にのみ割り当てられてもよく、複数個の領域に分割して割り当てられてもよい。
HDR領域は、HDRを支援するために1個以上乃至H個のサブキャリアの集合で構成されてもよい。本発明の実施例で、全システム帯域幅は基本的にHDR方式で構成される。これについては、図1乃至図5を参照する。したがって、FDR領域及びガード領域以外の帯域幅はいずれもHDR領域として割り当てられてもよい。
ガード領域は、FDR領域とHDR領域との干渉の影響を低減するために使われる領域であり、一定個数のサブキャリアをヌルサブキャリアとして使用することによって具現することができる。このとき、ヌルサブキャリアとは、サブキャリアに何らの情報も乗せずに送信することを意味する。
ガード領域の位置又は開始点は、ガード領域の目的からは、FDR領域と直ぐに隣接して構成されることが好ましい。この場合は、ガード領域の位置又は開始点に関する情報を端末に明示的に送信しなくてもよい。
図16で説明した構造は、OFDMAシステムに適用するものを仮定するが、他の多重化システム(例えば、SC−FDMA)に適用してもよい。また、図16では、全システム帯域においてFDR領域、HDR領域及びガード領域が割り当てられる概略的な構造について示しているが、FDR領域及びHDR領域の細部構造は、図1乃至図5で説明した方式を適用することができる。
4.2 FDR領域割り当て方法
図17は、FDR領域を割り当てる方法の一つを示す図である。
図17を参照すると、基地局(eNB)は、システム帯域の一定部分をFDR領域として割り当てる。FDR領域を構成する方法は、図16を参照する。その後、基地局は、割り当てたFDR領域及び/又はシステム帯域の構成を知らせるために、FDR領域割り当て情報を端末(UE)に送信する(S1710)。
端末は、受信したFDR領域割り当て情報に基づいて、システム帯域に構成されたFDR領域を確認することができる(S1720)。
その後、端末は、割り当てられたFDR領域においてFDR方式でデータ、信号及び/又は制御情報などを基地局と送受信することができる(S1730)。
S1710段階で、FDR領域割り当て情報を次のような方法で構成することができる。
(1)方法1:FDRサブキャリアの個数Nのみを含むように構成
(2)方法2:FDRサブキャリアの個数N及びFDR領域が割り当てられた位置情報Mを含むように構成
(3)方法3:FDRサブキャリアの個数N、FDR領域が割り当てられた位置情報M、及びガードサブキャリアの個数Lを含むように構成
(4)方法4:FDRサブキャリアの個数N、FDR領域が割り当てられた位置情報M、HDRサブキャリアの個数H、及びガードサブキャリアの個数Lを含むように構成
方法1の場合、端末はFDRサブキャリアの個数しか知らないので、FDR領域はシステム帯域幅において固定した位置に割り当てられなければならない。例えば、システム帯域幅の最下位サブキャリア(又は、システムにおいてあらかじめ定義された地点)からN個のサブキャリアがFDR領域を構成することができる。仮に、図16のようにFDR領域が対称に構成される場合には、最上位サブキャリアからN個のサブキャリアがFDR領域を構成することができる。このとき、システム帯域の残りの領域は自然にHDR領域として構成される。
方法2では、FDR領域を、FDR領域が割り当てられた位置情報Mが示すサブキャリアからNケまでのサブキャリアで構成することができる。方法2の場合、基地局は、FDR領域を動的に構成できるという長所がある。勿論、FDR領域以外のシステム帯域は自然にHDR領域として構成される。
方法3の場合、FDR領域のサイズによってガードサブキャリアの個数を調整することによってより効率的にシステム帯域を構成することができる。なぜなら、ガードサブキャリアの個数を明示的に知らせない場合(例えば、方法1乃至2)には、ガードサブキャリアの個数としてあらかじめ定められた個数が使われなければならず、FDR領域に直ぐに隣接して配置しなければならないためである。この場合、ガードサブキャリアの個数は、FDR領域の割り当てが可能な最大のサイズを考慮して決定されなければならないので、ガードキャリアの個数が増加し得る。
方法4の場合、方法3においてHDRサブキャリアの個数Hをさらに知らせることによって、HDR領域を明示的に割り当てる方法である。
以下では、FDR領域割り当て情報を端末に通知する方法について説明する。
4.2.1 動的指示方法
各TTI(Transmit Time Interval)に対して動的に柔軟にFDR領域を構成及び運営するために、各TTIにおいて送信される制御チャネルでFDR割り当て領域情報を送信することができる。例えば、3GPP LTE/LTE−AシステムではPDCCH、E−PDCC(Enhanced−PDCCH)又はシステム情報ブロックを用いることができ、DCIフォーマットにFDR割り当て領域情報を含めることができる。
図17を参照すると、基地局は、S1710段階で、FDR領域割り当て情報をPDCCH信号、E−PDCCH信号、SIBx又は上位層信号を用いて端末に送信することができる。
本発明の実施例において、TTIは、サブフレーム単位、フレーム単位又はスーパーフレーム単位にすることができる。又は、TTIは、数サブフレーム単位にしてもよい。
FDR領域割り当て情報は、上述のN、M、L、及びHのうち一つ以上の情報を含むことができる。
4.2.2半静的指示方法
本発明の実施例において、一定の数以上のTTIでは同一のFDR割り当て情報が用いられてもよい。すなわち、一定の数以上のTTIでは同一個数のサブキャリアを用いてFDR領域が構成されてもよい。
そのために、基地局は、FDR上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)でFDR割り当て領域情報を端末に送信することができる。この時、セル特定シグナリングで1個のセル内では同一のFDR割り当て領域情報が定義されてもよいが、端末特定シグナリング(UE−specific signaling)で各端末別に異なるFDR割り当て領域情報が定義されてもよい。
仮に、端末特定シグナリングで各端末別に異なるFDR領域が構成される場合、各端末に割り当てられたFDR領域は、基地局で支援するFDR領域よりも小さく又は同一に運営されることが好ましい。すなわち、特定セル内に端末がK個存在する場合、FDR領域のためのサブキャリアの個数は、
Figure 2016524856
のように定義されてもよい(ここで、NUE1,…,Kは、端末に割り当てられたFDRのためのサブキャリアの個数、NeNBは、基地局が支援するFDRのためのサブキャリアの個数を表す。)
又は、FDR割り当て領域情報は、セル特定シグナリングを用いて一つのセル内では同一のFDR割り当て位置又は開始点を定義することができる。例えば、本発明の実施例ではキャリア結合(CA)を支援するので、一つの基地局が複数のセルを管理することができる。この場合、各セル別にFDR領域が個別に構成されてもよい。しかし、FDR割り当て領域情報が端末特定シグナリングで送信される場合には、特定セル内の各端末別に異なる位置又は異なる開始点を定義することができる。
図17を参照すると、FDR領域が半静的に割り当てられる場合、基地局は、最初にFDR領域が割り当てられるTTI及び/又はFDR領域が変更されるTTIにおいてPDCCH信号、E−PDCCH信号、SIBx又は上位層信号で端末に送信することができる(S1710段階を参照)。
4.2.3 静的割り当て方法
FDR割り当て領域情報は、全てのTTIにおいて同一に定義されてもよい。すなわち、基地局は、全てのTTIにおいて同一のサブキャリア個数を用いてFDR領域を構成することができる。そのためには、システムパラメータでFDR割り当て情報を定義することができる。
4. 具現装置
図18に説明する装置は、図1乃至図17で説明した方法を具現できる手段である。
端末(UE:User Equipment)は、上りリンクでは送信端として動作し、下りリンクでは受信端として動作することができる。また、基地局(eNB:e−Node B)は、上りリンクでは受信端として動作し、下りリンクでは送信端として動作することができる。
すなわち、端末及び基地局は、情報、データ及び/又はメッセージの送信及び受信を制御するためにそれぞれ送信モジュール(Tx module)1840,1850、及び受信モジュール(Rx module)1820,1870を備えることができ、情報、データ及び/又はメッセージを送受信するためのアンテナ1800,1810などを備えることができる。
図18では、送信モジュールと受信モジュールがアンテナを共有するかのように示しているが、図8に示すように、送信モジュールと受信モジュールにはそれぞれ別個のアンテナが備えられてもよい。また、図18では1つのアンテナが示されているが、2つ以上のアンテナが備えられてもよい。
また、端末及び基地局はそれぞれ、上述した本発明の実施例を行うためのプロセッサ(Processor)1820,1830、及びプロセッサの処理過程を臨時的に又は持続的に記憶できるメモリ1880,1890を備えることができる。
上述した端末及び基地局装置の構成成分及び機能を用いて、本願発明の実施例を実行することができる。例えば、基地局のプロセッサは、上述した1節乃至4節に開示された方法を組み合わせて、FDR領域、ガード領域及びHDR領域を割り当てることができる。また、基地局は、図17及び4.2.1節乃至4.2.3節で説明した方式を用いて、FDR割り当て領域情報を端末に送信することもできる。端末は、受信したFDR割り当て領域情報に基づいて、FDR領域で基地局とFDRベースの通信を行うことができる。詳細な内容は、第4節の内容を参照する。
端末及び基地局に含まれた送信モジュール及び受信モジュールは、データ送信のためのパケット変復調機能、高速パケットチャネルコーディング機能、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)パケットスケジューリング、時分割デュプレックス(TDD:Time Division Duplex)パケットスケジューリング及び/又はチャネル多重化機能を実行することができる。また、図18の端末及び基地局は、低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)モジュールをさらに備えることができる。ここで、送信モジュール及び受信モジュールは、それぞれ、送信器及び受信器と呼ぶことができ、併せて用いられる場合にはトランシーバーと呼ぶこともできる。
一方、本発明で端末として、個人携帯端末機(PDA:Personal Digital Assistant)、セルラーフォン、個人通信サービス(PCS:Personal Communication Service)フォン、GSM(登録商標)(Global System for Mobile)フォン、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、ノートパソコン、スマート(Smart)フォン、又はマルチモードマルチバンド(MM−MB:Multi Mode−Multi Band)端末機などを用いることができる。
ここで、スマートフォンは、移動通信端末機と個人携帯端末機の長所を組み合わせた端末機であって、移動通信端末機に、個人携帯端末機の機能である日程管理、ファックス送受信及びインターネット接続などのデータ通信機能を統合した端末機を意味できる。また、マルチモードマルチバンド端末機は、マルチモデムチップを内蔵し、携帯インターネットシステムでも、その他の移動通信システム(例えば、CDMA2000システム、WCDMA(登録商標)システムなど)でも作動できる端末機のことを指す。
本発明の実施例は、様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、1つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態として具現することもできる。例えば、ソフトウェアコードは、メモリユニット1880,1890に記憶され、プロセッサ1820,1830によって駆動されてもよい。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、公知の種々の手段によってプロセッサとデータをやり取りすることができる。
本発明は、本発明の精神及び必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態として具体化されてもよい。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制約的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよい。
本発明の実施例は、様々な無線接続システムに適用可能である。様々な無線接続システムの一例として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2及び/又はIEEE 802.xx(Institute of Electrical and Electronic Engineers 802)システムなどがある。本発明の実施例は、上記の様々な無線接続システムだけでなく、これら様々な無線接続システムを応用したいずれの技術分野にも適用可能である。

Claims (15)

  1. 全二重無線(FDR)方式を支援する無線接続システムにおいて基地局がFDR領域を割り当てる方法であって、
    FDR領域割り当て情報を含む制御信号を端末に送信するステップと、
    前記FDR領域割り当て情報が示すFDR領域で前記端末とFDRベースの通信を行うステップと、
    を有し、
    前記FDR領域割り当て情報は、前記FDR領域を構成するサブキャリアの個数を示す第1個数情報、前記FDR領域の割り当て位置を示す位置情報、及び干渉を減らすために用いられるガード領域を構成するサブキャリアの個数を示す第2個数情報のうち一つ以上を含む、FDR領域割り当て方法。
  2. 前記制御信号は、制御チャネル領域で送信される物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)信号、又はデータチャネル領域で送信される向上した物理下りリンク制御チャネル(E−PDCCH)信号である、請求項1に記載のFDR領域割り当て方法。
  3. 前記FDR領域割り当て情報は、所定個数の送信時間区間(TTI)において半静的に構成され、
    前記FDR領域割り当て情報は、上位層信号で送信される、請求項1に記載のFDR領域割り当て方法。
  4. 前記FDR領域割り当て情報が前記基地局の管理する端末別に定義されると、前記FDR領域割り当て情報は端末特定シグナリングで送信される、請求項3に記載のFDR領域割り当て方法。
  5. 前記FDR領域割り当て情報がセル別に定義されると、前記FDR領域割り当て情報はセル特定シグナリングで送信される、請求項3に記載のFDR領域割り当て方法。
  6. 全二重無線(FDR)方式を支援する無線接続システムにおいてFDR領域割り当て情報を受信する方法であって、
    FDR領域割り当て情報を含む制御信号を基地局から受信するステップと、
    前記FDR領域割り当て情報が示すFDR領域で前記基地局とFDRベースの通信を行うステップと、
    を有し、
    前記FDR領域割り当て情報は、前記FDR領域を構成するサブキャリアの個数を示す第1個数情報、前記FDR領域の割り当て位置を示す位置情報、及び干渉を減らすために用いられるガード領域を構成するサブキャリアの個数を示す第2個数情報のうち一つ以上を含む、FDR領域割り当て情報受信方法。
  7. 前記制御信号は、制御チャネル領域で送信される物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)信号、又はデータチャネル領域で送信される向上した物理下りリンク制御チャネル(E−PDCCH)信号である、請求項6に記載のFDR領域割り当て情報受信方法。
  8. 前記FDR領域割り当て情報は、所定個数の送信時間区間(TTI)において半静的に構成され、
    前記FDR領域割り当て情報は、上位層信号で送信される、請求項6に記載のFDR領域割り当て情報受信方法。
  9. 前記FDR領域割り当て情報が前記基地局の管理する端末別に定義されると、前記FDR領域割り当て情報は端末特定シグナリングで送信される、請求項8に記載のFDR領域割り当て情報受信方法。
  10. 前記FDR領域割り当て情報がセル別に定義されると、前記FDR領域割り当て情報は、セル特定シグナリングで送信される、請求項8に記載のFDR領域割り当て情報受信方法。
  11. 全二重無線(FDR)方式を支援する無線接続システムにおいてFDR領域割り当て情報を受信するための端末であって、
    受信器と、
    送信器と、
    前記受信器及び前記送信器と結合して前記FDR方式を支援するように構成されたプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    FDR領域割り当て情報を含む制御信号を前記受信器を制御して基地局から受信し、
    前記送信器及び前記受信器を制御して、前記FDR領域割り当て情報が示すFDR領域で前記基地局とFDRベースの通信を行うように構成され、
    前記FDR領域割り当て情報は、前記FDR領域を構成するサブキャリアの個数を示す第1個数情報、前記FDR領域の割り当て位置を示す位置情報、及び干渉を減らすために用いられるガード領域を構成するサブキャリアの個数を示す第2個数情報のうち一つ以上を含む、端末。
  12. 前記制御信号は、制御チャネル領域で送信される物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)信号、又はデータチャネル領域で送信される向上した物理下りリンク制御チャネル(E−PDCCH)信号である、請求項11に記載の端末。
  13. 前記FDR領域割り当て情報は、所定個数の送信時間区間(TTI)において半静的に構成され、
    前記FDR領域割り当て情報は、上位層信号で送信される、請求項11に記載の端末。
  14. 前記FDR領域割り当て情報が前記基地局の管理する端末別に定義されると、前記FDR領域割り当て情報は端末特定シグナリングで送信される、請求項13に記載の端末。
  15. 前記FDR領域割り当て情報がセル別に定義されると、前記FDR領域割り当て情報はセル特定シグナリングで送信される、請求項13に記載の端末。
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