JP2016524669A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. １つ又は複数の面（２ａ、２ｂ、２ｃ）からなる表面を有する支持構造物（１）を含む構成体であって、
   ボア（３）が、少なくとも１つの面から前記支持構造物の内部領域に延び、
   前記ボアは、接着剤（１２）と、当該ボアを越えて突出する繊維束（４）の一部とによって満たされ、
   前記ボアが前記支持構造物の内部領域に延びる前記少なくとも１つの面（２ａ）において、前記支持構造物（１）には少なくとも１つの溝（５）が設けられ、
   前記少なくとも１つの溝（５）は、前記ボア（３）から前記表面上の少なくとも１つの方向へ延び、
   前記繊維束（４）の前記突出部分は、前記少なくとも１つの溝（５）内に少なくとも部分的に配置され、接着剤（１２）によって前記少なくとも１つの溝（５）内に固定され、
   前記少なくとも１つの面において、前記支持構造物には複数の溝が設けられ、
   前記複数の溝は、少なくとも１つの扇形の領域内を前記ボアから広がり、繊維ストランドに従って分割された前記繊維束の前記突出部分は、前記溝内に配置され、接着剤によって前記溝内に固定されることを特徴とする、構成体。
2. 前記ボアから現れる前記溝の数は、２〜１６であることを特徴とする、請求項１に記載の構成体。
3. 前記扇形は、６０度〜３６０度の中心角を有することを特徴とする、請求項１又は２に記載の構成体。
4. 前記溝は、前記支持骨組の前記表面の２つの面を互いに接続する少なくとも１つの縁部にわたって延び、
   前記少なくとも１つの縁部は、前記溝の内部において丸みを帯びた部分を有することを特徴とする、請求項１〜３のいずれか１項に記載の構成体。
5. 前記支持構造物の前記表面は、少なくとも１つの表面補強材に、少なくとも部分的に接続し、
   前記表面補強材は、少なくとも接着剤によって前記溝内に固定されている前記繊維束の部分の領域において、前記支持骨組の前記表面に接着されることを特徴とする、請求項１〜４のいずれか１項に記載の構成体。
6. 前記表面補強材が薄板及び／又は織布であることを特徴とする、請求項５に記載の構成体。
7. １つ又は複数の面からなる表面を有する支持構造物を補強する方法であって、
   少なくとも１つのボアを前記支持構造物の面から前記支持構造物の内部領域に設けるステップと、
   少なくとも１つの溝を前記ボアから前記支持構造物の前記表面上に少なくとも１つの方向へ設けるステップと、
   前記少なくとも１つのボア内に接着剤を配するステップと、
   前記ボア内に繊維束を、前記繊維束の一部が前記ボアを越えて突出するように導入するステップと、
   前記繊維束の前記突出部分を前記少なくとも１つの溝内に少なくとも部分的に挿入するステップと、
   前記繊維束の前記突出部分を接着剤によって前記溝内に固定するステップと、を含み、
   前記少なくとも１つの面において、前記支持構造物には複数の溝が設けられ、
   前記複数の溝は、少なくとも１つの扇形の領域内を前記ボアから広がり、繊維ストランドに従って分割された前記繊維束の前記突出部分は、前記溝内に配置され、接着剤によって前記溝内に固定されることを特徴とする、方法。
8. 前記繊維束は、前記ボアに導入する前に樹脂を染み込ませてから、前記少なくとも１つの溝に挿入されることを特徴とする、請求項７に記載の方法。
9. 表面補強材が、接着剤によって前記溝内に固定された前記繊維束の部分を覆って取り付けられ、少なくとも接着剤によって前記溝内に固定された前記繊維束の部分の領域において、前記支持骨組の前記表面に接着されることを特徴とする、請求項７又は８に記載の方法。
10. 前記表面補強材が薄板又は織布であることを特徴とする、請求項９に記載の方法。