JP2016524111A - 出力トルクに反応可能なトルク制限器 - Google Patents

出力トルクに反応可能なトルク制限器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016524111A
JP2016524111A JP2016525388A JP2016525388A JP2016524111A JP 2016524111 A JP2016524111 A JP 2016524111A JP 2016525388 A JP2016525388 A JP 2016525388A JP 2016525388 A JP2016525388 A JP 2016525388A JP 2016524111 A JP2016524111 A JP 2016524111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
torque
lockout
torque limiter
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016525388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6244021B2 (ja
Inventor
ギトネス,セス
Original Assignee
ムーグ インコーポレイテッド
ムーグ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ムーグ インコーポレイテッド, ムーグ インコーポレイテッド filed Critical ムーグ インコーポレイテッド
Publication of JP2016524111A publication Critical patent/JP2016524111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6244021B2 publication Critical patent/JP6244021B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/02Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type
    • F16D7/024Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type with axially applied torque limiting friction surfaces
    • F16D7/025Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type with axially applied torque limiting friction surfaces with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/20Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure
    • F16D43/21Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure with friction members
    • F16D43/213Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure with friction members with axially applied torque-limiting friction surfaces
    • F16D43/215Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure with friction members with axially applied torque-limiting friction surfaces with flat friction surfaces, e.g. discs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H35/00Gearings or mechanisms with other special functional features
    • F16H35/10Arrangements or devices for absorbing overload or preventing damage by overload
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)

Abstract

トルク制限器は、入力シャフトと出力シャフトとの間でのトルクの伝達を制限する。トルク制限器は、航空機制御面を作動させるための歯車付回転アクチュエータに内蔵され得る。トルク制限器は、入力シャフトに関連する入力トルクの代わりに、出力シャフトに関連する出力トルクに反応可能である。トルク制限器は、構造的基礎と、入力シャフトの回転運動を出力シャフトに伝達するための歯車アセンブリと、を含む。歯車アセンブリは、構造的基礎に連結された基準歯車であって、基準歯車の構造的基礎に対する移動は、出力シャフトにおける出力トルクに依存する、基準歯車を含む。出力トルクが出力トルク制限値よりも小さいとき、基準歯車は構造的基礎に対して相対的に静止し、出力トルクが出力トルク制限値を超えたとき、基準歯車は構造的基礎に対して移動する。【選択図】図3

Description

[0001]本発明は、トルク制限機構に関し、特には、航空機制御面を作動させるための歯車付回転アクチュエータ(「GRA」)において使用されるトルク制限機構に関する。
[0002]GRAは、例えば、航空機においてフラップ、スラット、および他の空力操縦面を作動させるために使用される。GRAは、典型的には、動作不良の際に、GRAの入力シャフトと出力シャフトとの間でのトルクの伝達を制限するためのトルク制限器を内蔵する。従来のトルク制限装置は、トルク伝達の制限のために隣接するディスクの間の摩擦接触を利用する複数のブレーキディスクを有するディスクブレーキパックを含む。このようなトルク制限装置は、いくつかの固有の問題を有する。摩擦係数は潤滑に対して非常に敏感なので、潤滑環境の変化が、摩擦係数を、確実なトルク制限を提供するために必要な限界値よりも低下させてしまう恐れがある。これにより、トルク制限器が最大トルク制限設定を超えてしまう可能性がある。もしもディスクブレーキパック内に存在する潤滑が少なすぎかつ水分が存在すると、ディスクブレーキパックは凍結する可能性があり、面倒なロックアップを引き起こす。ディスクブレーキパックに十分な潤滑が提供されるときは、無視できない粘性抗力が存在する。粘性抗力は、正確に予測され、トルク制限器設定および電力制御装置(「PCU」)のサイズ選択において考慮される限りは問題とならないが、このような粘性抗力はシステムに非効率性をもたらし、トルク制限器の下流の構成部材により高い制限荷重を生じさせる。
[0003]既知のトルク制限機構は、GRAの出力トルクよりも、むしろGRAへの入力トルクに反応する。従って、ロックアップトルク制限設定は、GRAの最大動作トルクよりも著しく大きくなければならず、従って、GRAは比較的大きな制限出力トルクを有するように設計される。結果として、各GRAはそれに付随するより大きな重量を有し、GRAよりも下流の構造は増加される。航空機が多くの、例えば30個以上のGRAを有するとすると、累積的な重量コストが航空機設計に課されることになる。
[0004]上述した課題を解決するトルク制限器が必要とされている。
[0005]本発明は、入力軸の周りを回転可能な入力シャフトと出力軸の周りを回転可能な出力シャフトとの間でのトルクの伝達を制限するとともに、この制限を上で論じた課題を解決するような方法で行うトルク制限器を提供する。本発明の例示的な実施形態において、トルク制限器は、固定された翼に対して移動可能な航空機制御面、例えば、フラップまたはスラット、を作動させるためのGRAに内蔵される。本発明のトルク制限器は、入力シャフトに関連する入力トルクの代わりに、出力シャフトに関連する出力トルクに反応可能であることを特徴とする。
[0006]本発明のトルク制限器は、概して、構造的基礎と、入力シャフトの回転運動を出力シャフトに伝達するための歯車アセンブリと、を備える。歯車アセンブリは、構造的基礎に連結された基準歯車であって、基準歯車の構造的基礎に対する移動は、出力シャフトにおける出力トルクに依存する、基準歯車を含む。出力トルクが出力トルク制限値よりも小さいとき、基準歯車は構造的基礎に対して的に静止し、出力トルクが出力トルク制限値を超えたとき、基準歯車は構造的基礎に対して移動する。
[0007]本発明の特定の実施形態によれば、歯車アセンブリは、入力シャフトの回転に応じて構造的基礎に対して回転される入力歯車と、出力シャフトに関連する被動歯車であって、出力シャフトは被動歯車の回転に応じて回転される、被動歯車と、入力歯車と係合する少なくとも1つの伝達歯車と、をも含み得、基準歯車および被動歯車は、トルク制限値が超えられない限り基準歯車の構造的基礎に対する移動を生じさせることなく、入力シャフトの回転が出力シャフトの回転を生じさせるように構成される。基準歯車は、トルク制限値が超えられたとき、構造的基礎に対して移動し、例えば、基準歯車は、その軸の周りを構造的基礎に対して回転し得る。歯車アセンブリは、遊星歯車アセンブリとして構成され得、入力歯車は、太陽歯車として入力シャフトに配置され、基準歯車は、入力歯車の周りに輪歯車として配置され、少なくとも1つの伝達歯車は、入力歯車と基準歯車との間に配置された複数の遊星歯車を含む。入力歯車、基準歯車、および被動歯車は、主軸に沿って同軸に配置され得、遊星歯車は、アセンブリの主軸と平行に軸方向に延在し得る。
[0008]本発明の更なる態様において、トルク制限器は、トルク制限値が超えられた後、入力シャフトと出力シャフトとの間でのトルクの伝達を防止するロックアウト機構を備え得、トルク制限値が超えられた後、ロックアウト機構は、入力シャフトからのトルクを構造的基礎へと方向転換する。ロックアウト機構は、入力シャフトとともに回転するように配置された爪支持体と、爪支持体に枢動可能に連結された少なくとも1つの爪部材と、を備え得る。ロックアウト機構は、半径方向内側に向かって延在する少なくとも1つのストッパを含むロックアウトリングをさらに備え得、ロックアウトリングは、主軸に沿って配置され、各ストッパが半径方向において各爪部材と非接触な非ロックアウト位置から、各ストッパが各爪部材と半径方向において干渉するロックアウト位置へと、軸方向に変位可能である。ロックアウトリングを非ロックアウト位置へと付勢するようにばねが配置され得、複数の玉軸受が、ロックアウトリングと基準歯車との間に設置され得る。玉軸受は、ロックアウトリングと基準歯車とが主軸周りに互いに対して所定の角度方向にあるときに、ロックアウトリングを非ロックアウト位置に維持し、基準歯車が主軸の周りをロックアウトリングに対して回転するとき、ロックアウトリングをロックアウト位置へと変位させる。基準歯車の回転によって作動させられたとき、ロックアウト機構は、ロックアウトリングを通じて入力トルクを構造的基礎へと方向転換させ得る。
[0009]以下において、本発明は添付の図面を参照して詳細に説明される。
[0010]本発明の一実施形態に従って形成されたGRAの透視図である。 [0011]図1のGRAを示す断面透視図である。 [0012]図1のGRAを示す別の断面透視図である。 [0013]図1に示されるGRAの長手方向断面図である。 [0014]図4の線A−Aに概ね沿ったGRAの横方向断面図である。 [0015]図4の線B−Bに概ね沿ったGRAの横方向断面図である。 [0016]図4の線C−Cに概ね沿ったGRAの横方向断面図である。 [0017]図4の線D−Dに概ね沿ったGRAの横方向断面図である。 [0018]本発明の一実施形態によるGRAのロックアウト機構を示す透視図である。 [0019]図10Aは、トルク制限値が超えられたときの非ロックアウト位置からロックアウト位置への、ロックアウト機構のロックアウトリングの軸方向変位を示す拡大断面図である。図10Bは、トルク制限値が超えられたときの非ロックアウト位置からロックアウト位置への、ロックアウト機構のロックアウトリングの軸方向変位を示す拡大断面図である。 [0020]図11Aは、トルク制限値が超えられたときのロックアウト機構の動作を示す一連の横方向断面図の1つである。図11Bは、トルク制限値が超えられたときのロックアウト機構の動作を示す一連の横方向断面図の1つである。図11Cは、トルク制限値が超えられたときのロックアウト機構の動作を示す一連の横方向断面図の1つである。図11Dは、トルク制限値が超えられたときのロックアウト機構の動作を示す一連の横方向断面図の1つである。図11Eは、トルク制限値が超えられたときのロックアウト機構の動作を示す一連の横方向断面図の1つである。 [0021]図12Aは、ロックアウト機構の爪支持体の逆方向回転による、ロックアウト機構のリセットを示す一連の横方向断面図の1つである。図12Bは、ロックアウト機構の爪支持体の逆方向回転による、ロックアウト機構のリセットを示す一連の横方向断面図の1つである。図12Cは、ロックアウト機構の爪支持体の逆方向回転による、ロックアウト機構のリセットを示す一連の横方向断面図の1つである。図12Dは、ロックアウト機構の爪支持体の逆方向回転による、ロックアウト機構のリセットを示す一連の横方向断面図の1つである。図12Eは、ロックアウト機構の爪支持体の逆方向回転による、ロックアウト機構のリセットを示す一連の横方向断面図の1つである。 [0022]本発明の一実施形態による非対称的玉ポケットを示す詳細断面図である。
[0023]図1から図7は、本発明を具現化するGRA10を図示する。GRA10は、航空機制御面作動システムにおいてまたはトルク伝達を伴う他の用途において使用され得る。GRA10は、入力軸の周りを回転可能な入力シャフト12と出力軸の周りを回転可能な出力シャフト14との間でトルクを伝達するように構成される。現在の実施形態において、入力軸と出力軸とは主軸11に沿って互いに一致する。
[0024]GRA10は、構造的基礎を外側筐体16の形態で備え、外側筐体16は、筐体シェル18と、筐体シェル18の端部の筐体端板20と、筐体端板20に隣接する軸方向に固定された位置に保持されるスペーサリング22と、を備え得る。スペーサリング22は、リング状の半径方向段面24を画定し得る。入力シャフト12は、筐体16の入力端部に回転軸受13によって回転可能に支持され得る。出力シャフト14は、入力シャフト12の端部に別の回転軸受15によって回転可能に支持され得る。
[0025]GRA10は、入力シャフト12の回転運動を出力シャフト14に伝達するための歯車アセンブリをも備える。図示された実施形態に示されるように、歯車アセンブリは、入力歯車26と、基準歯車28と、被動歯車30と、少なくとも1つの伝達歯車32と、を含み得る。入力歯車26は、入力シャフトの回転に応じて筐体16に対して回転するように、入力シャフト12に固定的に取り付けら得、または入力シャフトと一体的に形成され得る。基準歯車28は、トルク制限値が超えられない限り筐体16に対して移動することがないように筐体16に連結される。例えば、基準歯車28は、トルク制限値を超える主軸11周りのトルクを受けない限り、主軸11の周りを筐体16に対して回転することがないように筐体16内に保持された、内側に歯の付いた輪歯車の形態であり得る。被動歯車30は、例えば、被動歯車を固定的に出力シャフト14に接続することで、または被動歯車を出力シャフト14と一体的に形成することで、出力シャフト14と関連付けられ、出力シャフト14は被動歯車30の回転に応じて回転される。図示された実施形態に示されるように、被動歯車30は内側に歯の付いた輪歯車であり得る。
[0026]少なくとも1つの伝達歯車32は、トルク制限値が超えられない限り、筐体16によって提供される構造的基礎に対する基準歯車28の移動を生じさせることなく、入力シャフト12の回転が出力シャフト14の回転を生じさせるように、入力歯車26、基準歯車28、および被動歯車30と係合する。トルク制限値が超えられたとき、基準歯車28は、主軸11の周りを筐体16に対して回転することで、構造的基礎(すなわち、筐体16)に対して移動する。
[0027]図に示されるように、歯車アセンブリは、遊星歯車アセンブリであり得、入力歯車26は、太陽歯車として入力シャフト12に配置され、基準歯車28は、入力歯車の周りに輪歯車として配置され、少なくとも1つの伝達歯車32は、入力歯車26と基準歯車28との間に配置された複数の遊星歯車を含む。図示された実施形態において、複数の遊星歯車(すなわち、伝達歯車32)は、主軸11と平行に軸方向に延在する。入力歯車26および被動歯車30は、主軸11に沿って互いに対して同軸に配置され得る。さらに、基準歯車28は、主軸11に沿って、入力歯車26および被動歯車30に対して同軸に配置され得る。伝達歯車32は、入力ギア26の周りに配置され得、各伝達歯車は、入力歯車26および基準歯車30と噛み合う第1の歯状部32Aと、基準歯車28とだけ噛み合う第2の歯状部32Bと、被動歯車30とだけと噛み合う第3の歯状部32Cとを含み得る。
[0028]上述のように、基準歯車28は、トルク限界値が超えられたときに、筐体16に対して移動する。基準歯車28は、摩擦接触によって筐体16に連結され得、トルク限界値はその摩擦接触に関連する静止摩擦に打ち克つのに必要なトルクに相当する。この摩擦接触は、基準歯車28の筒状外面と筐体シェル18の筒状内面との間の摩擦接触を含み得る。この摩擦接触は、基準歯車28の環状端面28Aと、筐体16の半径方向段面24と、をも含み得る。端面28Aと半径方向段面24との間の摩擦接触は、ばね荷重、例えば、軸方向に荷重がかけられるばねまたはばねパック36による荷重を受け得る。ばね36は、例えば、皿ばねでよい。
[0029]次に、図8から図12Eを追加して参照する。GRA10は、全体として参照番号40で識別されるロックアウト機構を、トルク制限値が超えられた後、入力シャフト12と出力シャフト14との間でのトルクの伝達を防止するために、さらに備え得る。ロックアウト機構40は、トルク制限値が超えられた後、入力シャフト12からのトルクを筐体16によって提供される構造的基礎へと方向転換させることによって動作し得る。
[0030]ロックアウト機構40は、入力シャフト12とともに回転するように配置された爪支持体42と、爪支持体42に枢動可能に連結された少なくとも1つの爪部材44と、を備え得る。ロックアウト機構40は、半径方向内側に向かって延在する少なくとも1つのストッパ48を含むロックアウトリング46をも備え得、ロックアウトリングは、主軸11に沿って配置される。説明されている実施形態においては、ロックアウトリング46は、ロックアウトリング46の各ストッパ48が半径方向において各爪部材44と非接触な非ロックアウト位置(図10A参照)からロックアウトリング46の各ストッパ48が各爪部材44と半径方向において干渉するロックアウト位置(図10B参照)へと、軸方向に変位可能である。ロックアウトリング46は、対応するロックアウトリング46の外側軸方向溝および筐体シェル18内の内側軸方向溝に収容される軸方向スライドピン49によって、筐体シェル18内に取り付けられ得、それにより、ロックアウトリング46は、ある範囲にわたって軸方向に移動自在だが、主軸11周りを筐体16に対して回転することは妨げられる。ちょうど2つの爪部材44、または異なる数の爪部材44が設けられ得る。2つ以上の爪部材44が設けられる場合は、爪部材44は主軸11の周りに一定の角度間隔で配置され得る。ちょうど4つのストッパ48、または異なる数のストッパ48が設けられ得る。2つ以上のストッパ48が設けられる場合は、ストッパ48は主軸11の周りに一定の角度間隔で配置され得る。
[0031]図8、図9および図10Aから最もよく分かるように、各爪部材44は、枢軸ピン50によって爪支持体42に枢動可能に取り付けられ得、爪支持体42に設置された、半径方向に向けられたばね荷重を受ける玉プランジャ52によって、図8に示されるように、ニュートラル軸位置に解放可能に保持され得る。爪部材44がそのニュートラル位置にあるとき、玉プランジャ52は爪部材の中央凹部54と係合する。各爪部材44は、後ほど説明されるように、中央凹部54の両側に、爪部材44が枢軸ピン50によって画定される軸の周りを枢動するときに玉プランジャ52が係合する側方凹部56をも含み得る。各爪部材44は、枢軸ピン50に対して横向きに反対方向に延在する一対の留め部材58と、玉プランジャ52と半径方向に整列する外側タブ60と、を有し得る。図示された実施形態において、タブ60は、主軸11方向において、半径方向隙間面62と隣接する。理解されようが、爪部材44の半径方向隙間面62は、ロックアウトリング46が非ロックアウト軸方向位置にあるとき、ロックアウトリング46のストッパ48と軸方向に整列し、爪支持体42は、いずれかの爪部材44がいずれかのストッパと係合することなく、ロックアウトリング46に対して自由に回転する。従って、正常な動作状態において、爪支持体42は入力シャフト12とともに、主軸11の周りを自由に回転する。
[0032]ロックアウト機構40は、ロックアウトリング46を非ロックアウト位置へと付勢するように配置されるばね36と、ロックアウトリング46と基準歯車28との間に設置された複数の玉軸受64と、をも備え得る。玉軸受64は、ロックアウトリング46と基準歯車28とが、主軸11周りに互いに対して所定の角度方向にあるときに、ロックアウトリング46を非ロックアウト位置に維持し、基準歯車28が主軸11の周りをロックアウトリング46に対して回転するとき、ロックアウトリング46をロックアウト位置へと変位させるように設置される。例えば、玉軸受64は、ロックアウトリング46の対応するポケット66の組と基準歯車28の別の対応するポケット68の組との中に設置され得、玉軸受64は、ロックアウトリング46に対する基準歯車28の回転に伴って、それぞれのポケット66および68から転がり出る。
[0033]次に、GRA10およびロックアウト機構40の動作について説明する。正常な動作状態において、入力シャフト12に与えられたトルクは、入力シャフトを主軸11の周りを回転させ、その結果、入力歯車26を主軸11の周りを回転させる。入力歯車26の回転は、伝達歯車32の逆方向回転を生じさせる。伝達歯車32は、正常な負荷状態においては静止したままである基準歯車28と噛み合い、伝達歯車32は、入力歯車26の周りを軌道を描いて回る。伝達歯車32の回転は出力歯車30を回転させ、ひいては出力歯車30の回転は出力シャフト14を回転させて、負荷を変位させ、例えば航空機制御面を動かす。
[0034]制御面パネルの動作不良または故障など、何らかの異常なまたは予期されない動作状態では、出力シャフト14の回転は妨げられる一方入力トルクの印加は続き、出力シャフトにおける突然のトルク増加が発生する。その結果、伝達歯車32は、トルク負荷の増加を受け、従って、追加的なトルクを基準歯車28に伝達する。図示された実施形態において、設計トルク制限値が超えられたとき、静止摩擦は乗り越えられ、基準歯車28は、主軸11の周りを回転することにより、筐体16に対して移動する。GRA10内でのこの滑りは、出力シャフト14および下流の構成部材への構造的な損傷の防止に寄与する。
[0035]トルク制限値が超えられた後、ロックアウト機構40は、入力シャフト12と出力シャフト14との間でのトルクの伝達を防止するために作動させられる。基準歯車28が筐体16に対して移動するにつれて、基準歯車28は、スライドピン49によって筐体16に対する回転が阻止されているロックアウトリング46に対しても移動する。この相対角度変位は、玉軸受64を、それぞれのロックアウトリング46のポケット66および基準歯車28のポケット68から転がり出させて、ロックアウトリング46を、ばね36の付勢に抗してそのロックアウト位置へと、軸方向に変位させる。
[0036]次に、ロックアウトリング46がそのロックアウト位置に位置したときに起きることと、入力シャフト12とについて図示する図11Aから図11Eを参照する。図11Aにおいては、ロックアウトリング46は、いまだその非ロックアウト位置にあり、これに対し図11Bにおいては、ロックアウトリングはそのロックアウト位置へと軸方向に変位している。ロックアウトリング46がそのロックアウト位置にあるとき、ストッパ48は、爪部材44のタブ60の円形の移動経路と半径方向において干渉する。爪支持体42が回転するにつれ、図11Bに図示されるように、爪部材44のタブ60はストッパ48と係合する。図11Cに図示されるように、この係合は、爪部材44を、枢軸ピン50によって画定される軸の周りを枢動させ、その結果、玉プランジャが爪部材の中央凹部54から転がり出たときに玉プランジャ52を圧縮する。爪支持体42の回転は、爪部材44の更なる枢動を伴いつつ継続し、図11Dに示されるように、玉プランジャ52は弾性的に伸長して爪部材44の側方凹部56に収容される。この段階で、爪部材44は、ロックアウト軸位置にセットされ、そこでは、その留め部材58の1つはストッパ48と半径方向において干渉し、他の留め部材58は爪支持体42と係合することにより枢動に対する筋交いとなる。爪支持体42が主軸11の周りの回転を継続すると、傾けられた爪部材44は、図11Eに示されるように、次のストッパ48と係合する。従って、入力シャフト12と出力シャフト14と間でのトルクの伝達は防止される。本明細書で説明される実施形態において、入力シャフト12からのトルクは、ロックアウト機構40によって、筐体16によって提供される構造的基礎へと方向転換される。
[0037]図12Aから図12Eは、入力シャフト12の逆方向回転を命令し、それによって爪支持体42を逆方向回転させることによって、ロックアウト機構40が、どのようにリセットされ得るかを示す。初めに、玉軸受64は既にポケット66および68と再び整列し、ばね36の付勢がロックアウトリング46をその非ロックアウト軸方向位置に戻していることが理解されよう。爪支持体42および爪部材44は、図12Aに図示される完全なロックアウト状態から始まる(これは図11Eに図示される状態と同じ状態である)。図12Bに図示されるように、爪支持体42は逆方向回転し、その後、後縁の半径方向外側の留め部材58が以前のストッパに係合する。図12Cから理解され得るように、これにより、爪部材42は枢軸ピン50の軸の周りを枢動し、その結果、爪支持体42が逆方向回転を継続するにつれて、玉プランジャ52を圧縮する。図12Dに進むと、爪支持体42の更なる逆方向回転が、爪部材44の枢動を継続させ、その後玉プランジャが弾性的に伸長して中央凹部54に収容されることが分かる。従って、図12Eに図示されるように、ここで爪部材44は、ロックアウトリング46のストッパ48に対して半径方向の隙間を有してリセットされる。
[0038]図13から最もよく分かるように、ロックアウトリング46のポケット66および基準歯車28のポケット68は、主軸11周りの第1の角度方向と関連する第1の斜面70と、第1の角度方向とは反対方向の主軸11周りの第2の角度方向と関連する第2の斜面72とを有し得、第1の斜面は第2の斜面とは異なる。このように、ロックアウト機構40を作動させるために必要なトルクは、一回転方向、例えばフラップまたはスラットの伸長と関連する回転方向において、反対回転方向、例えばフラップまたはスラットの収縮と関連する回転方向におけるよりも大きくされ得る。
[0039]GRA10のトルク制限機構は入力トルクの代わりに出力トルクに反応するので、ロックアップトルク制限値は、最大動作トルクの近くに設定され得、結果として各GRAの出力における制限トルクがより低くなる。これにより、GRA自体の重量を大幅に減少させるだけでなく、より重要なことに、それが保護する下流の構造の重量を大幅に減少させることができる。
[0040]本明細書で説明された出力トルク感知GRAは、先行技術のディスクブレーキパックに関連する問題も解決する。第1に、本発明は、摩擦ディスクブレーキパックを廃し、それに代わって爪ロックアウト機構を使用する。この変更は、ブレーキプレートによって生じる粘性抗力トルクを大幅に減少させ、確実なトルク制限のために摩擦に頼ることがなくなる。航空機制御面システムには30個ものGRAがあるので、この変更はPCUによって必要とされる電力をも大いに減少する。駆動システム全体における重量の著しい減少が達成できる。第2に、本発明は、一部の航空機制御面(例えば、フラップおよびスラット)作動システムにおけるスキュー検出システムの必要を無くす可能性を有し、コスト、重量およびシステムの信頼性において劇的な向上をもたらす。
[0041]本明細書において、本発明の実施形態が詳細に説明されたが、当業者は、変更がなされ得ることを理解するであろう。一例として、電機子26または対向板14のどちらかにただ1つの傾斜面が設けられる代替的な構成が可能であることに留意されたい。このような変更は、添付の特許請求の範囲に定義されたような本発明の趣旨および範囲から逸脱するものではない。
10 歯車付回転アクチュエータ(「GRA」)
11 主軸
12 入力シャフト
13 回転軸受
14 出力シャフト
15 回転軸受
16 筐体(構造的基礎)
18 筐体シェル
20 筐体端板
22 スペーサリング
24 半径方向段面
26 入力歯車
28 基準歯車
30 被動歯車
32 伝達歯車
36 ばね
40 ロックアウト機構
42 爪支持体
44 爪部材
46 ロックアウトリング
48 ロックアウトリングのストッパ
49 スライドピン
50 枢軸ピン
52 玉プランジャ
54 爪部材の中央凹部
56 爪部材の側方凹部
58 爪部材の留め部材
60 爪部材のタブ
62 爪部材の半径方向隙間面
64 玉軸受
66 ロックアウトリングの玉ポケット
68 基準歯車の玉ポケット
70 玉ポケットの第1の斜面
72 玉ポケットの第2の斜面

Claims (22)

  1. 入力軸の周りを回転可能な入力シャフトと出力軸の周りを回転可能な出力シャフトとの間でのトルクの伝達を制限するためのトルク制限器であって、
    構造的基礎と、
    前記入力シャフトの回転運動を前記出力シャフトに伝達するための歯車アセンブリと、を備え、前記歯車アセンブリは、
    (i)前記入力シャフトの回転に応じて前記構造的基礎に対して回転される入力歯車と、
    (ii)トルク制限値が超えられない限り前記構造的基礎に対して移動することがないように前記構造的基礎に連結された基準歯車と、
    (iii)前記出力シャフトに関連する被動歯車であって、前記出力シャフトは前記被動歯車の回転に応じて回転される、被動歯車と、
    (iv)前記入力歯車と係合する少なくとも1つの伝達歯車と、を含み、前記基準歯車および前記被動歯車は、前記トルク制限値が超えられない限り前記基準歯車の前記構造的基礎に対する移動を生じさせることなく、前記入力シャフトの回転が前記出力シャフトの回転を生じさせるように構成され、前記基準歯車は、前記トルク制限値が超えられたとき、前記構造的基礎に対して移動する、トルク制限器。
  2. 前記歯車アセンブリは、遊星歯車アセンブリであり、前記入力歯車は、太陽歯車として前記入力シャフトに配置され、前記基準歯車は、前記入力歯車の周りに輪歯車として配置され、前記少なくとも1つの伝達歯車は、前記入力歯車と前記基準歯車との間に配置された複数の遊星歯車を含む、請求項1に記載のトルク制限器。
  3. 前記入力歯車および前記被動歯車は、主軸に沿って互いに対して同軸に配置される、請求項2に記載のトルク制限器。
  4. 前記複数の遊星歯車は、前記主軸と平行に軸方向に延在する、請求項3に記載のトルク制限器。
  5. 前記基準歯車は、前記主軸に沿って、前記入力歯車および前記被動歯車に対して同軸に配置される、請求項3に記載のトルク制限器。
  6. 前記構造的基礎は、前記歯車アセンブリを収容する筐体を含む、請求項1に記載のトルク制限器。
  7. 前記基準歯車は、摩擦接触によって前記筐体に連結される、請求項6に記載のトルク制限器。
  8. 前記摩擦接触は、前記基準歯車の環状端面と前記筐体の半径方向段面との間の摩擦接触を含む、請求項7に記載のトルク制限器。
  9. 前記基準歯車の前記端面と前記筐体の前記半径方向段面との間の前記摩擦接触は、ばねによる荷重を受ける、請求項8に記載のトルク制限器。
  10. 前記トルク制限値が超えられた後、前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間でのトルクの伝達を防止するロックアウト機構をさらに備える、請求項1に記載のトルク制限器。
  11. 前記トルク制限値が超えられた後、前記ロックアウト機構は、前記入力シャフトからのトルクを前記構造的基礎へと方向転換させる、請求項10に記載のトルク制限器。
  12. 前記入力歯車および前記基準歯車は、主軸に沿って、互いに対して同軸に配置され、前記トルク制限値が超えられたとき、前記基準歯車は、前記主軸の周りを前記構造的基礎に対して回転する、請求項1に記載のトルク制限器。
  13. 前記トルク制限値が超えられた後、前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間でのトルクの伝達を防止するロックアウト機構をさらに備え、前記トルク制限値が超えられた後、前記ロックアウト機構は、前記入力シャフトからのトルクを前記構造的基礎へと方向転換させる、請求項12に記載のトルク制限器。
  14. 前記ロックアウト機構は、
    前記入力シャフトとともに回転するように配置された爪支持体と、
    前記爪支持体に枢動可能に連結された少なくとも1つの爪部材と、
    半径方向内側に向かって延在する少なくとも1つのストッパを含むロックアウトリングであって、前記主軸に沿って配置され、前記ストッパの各々が半径方向に前記各爪部材と非接触な非ロックアウト位置から、前記ストッパの各々が前記各爪部材と半径方向に干渉するロックアウト位置へと、軸方向に変位可能である、ロックアウトリングと、
    前記ロックアウトリングを前記非ロックアウト位置へと付勢するように配置されるばねと、
    前記ロックアウトリングと前記基準歯車との間に設置された複数の玉軸受であって、(a)前記ロックアウトリングと前記基準歯車とが、前記主軸周りに互いに対して所定の角度方向にあるときに、前記ロックアウトリングを前記非ロックアウト位置に維持し、(b)前記基準歯車が前記主軸の周りを前記ロックアウトリングに対して回転するとき、前記ロックアウトリングを前記ロックアウト位置へと変位させるようにする、複数の玉軸受と
    を備える、請求項13に記載のトルク制限器。
  15. 前記複数の玉軸受は、前記ロックアウトリングの対応するポケットの組と前記基準歯車の別の対応するポケットの組との中に設置される、請求項14に記載のトルク制限器。
  16. 前記ロックアウトリングの前記ポケットおよび前記基準歯車の前記ポケットは、前記主軸周りの第1の角度方向と関連する第1の斜面と、前記第1の角度方向とは反対方向の前記主軸周りの第2の角度方向と関連する第2の斜面とを有し、前記第1の斜面は前記第2の斜面とは異なる、請求項15に記載のトルク制限器。
  17. 入力軸の周りを回転可能な入力シャフトと出力軸の周りを回転可能な出力シャフトとの間でのトルクの伝達を制限するためのトルク制限器であって、
    構造的基礎と、
    前記入力シャフトの回転運動を前記出力シャフトに伝達するための歯車アセンブリと
    を備え、前記歯車アセンブリは、前記構造的基礎に連結された基準歯車であって、前記基準歯車の前記構造的基礎に対する移動は、前記出力シャフトにおける出力トルクに依存する、基準歯車を含み、
    前記出力トルクが出力トルク制限値よりも小さいとき、前記基準歯車は前記構造的基礎に対して静止し、前記出力トルクが前記出力トルク制限値を超えたとき、前記基準歯車は前記構造的基礎に対して移動する、トルク制限器。
  18. 前記歯車アセンブリは、前記入力シャフトとともに回転するように配置された入力歯車と、前記入力歯車および前記基準歯車と噛み合う複数の伝達歯車とをさらに含む、請求項17に記載のトルク制限器。
  19. 前記歯車アセンブリは、回転が前記出力歯車にそれによって伝達される被動歯車をさらに含み、前記複数の伝達歯車は前記被動歯車とも噛み合う、請求項18に記載のトルク制限器。
  20. 前記トルク制限値が超えられた後、前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間でのトルクの伝達を防止するロックアウト機構をさらに備える、請求項17に記載のトルク制限器。
  21. 前記トルク制限値が超えられた後、前記ロックアウト機構は、前記入力シャフトからのトルクを前記構造的基礎へと方向転換させる、請求項20に記載のトルク制限器。
  22. 前記ロックアウト機構は、前記基準歯車の前記構造的基礎に対する回転運動によって作動する、請求項21に記載のトルク制限器。
JP2016525388A 2013-07-09 2014-07-03 出力トルクに反応可能なトルク制限器 Active JP6244021B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/937,638 2013-07-09
US13/937,638 US9470272B2 (en) 2013-07-09 2013-07-09 Torque limiter responsive to output torque
PCT/US2014/045372 WO2015006156A1 (en) 2013-07-09 2014-07-03 Torque limiter responsive to output torque

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016524111A true JP2016524111A (ja) 2016-08-12
JP6244021B2 JP6244021B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=51220911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016525388A Active JP6244021B2 (ja) 2013-07-09 2014-07-03 出力トルクに反応可能なトルク制限器

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9470272B2 (ja)
EP (1) EP3019773B1 (ja)
JP (1) JP6244021B2 (ja)
CN (1) CN105431656B (ja)
BR (1) BR112016000412B1 (ja)
CA (1) CA2917696C (ja)
ES (1) ES2780684T3 (ja)
WO (1) WO2015006156A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9863515B2 (en) * 2014-03-18 2018-01-09 Parker-Hannifin Corporation Self-locking no-back actuator
EP3018384A1 (en) * 2014-11-06 2016-05-11 Goodrich Actuation Systems SAS Rotary actuator for controlling a flight control surface
US9670999B2 (en) 2015-01-13 2017-06-06 Moog Inc. Low friction travel limiting stop module for a rotational drive system
US9702774B1 (en) * 2015-12-30 2017-07-11 Automotive Research & Testing Center Torque detecting device
US10473554B2 (en) * 2016-02-02 2019-11-12 Moog Inc. Gearbox torque measurement system
CN105673793A (zh) * 2016-03-02 2016-06-15 庆安集团有限公司 一种用于双输出驱动的组合式过载保护机构
US10934017B2 (en) 2017-09-25 2021-03-02 Hamilton Sunstrand Corporation Prognostic health monitoring for use with an aircraft
US10589871B2 (en) 2017-09-25 2020-03-17 Hamilton Sundstrand Corporation Prognostic health monitoring and jam detection for use with an aircraft
US10385927B2 (en) * 2017-09-29 2019-08-20 Moog Inc. Torque limiter having over-speed protection
CN108803643B (zh) * 2018-06-19 2021-08-20 成都纵横自动化技术股份有限公司 飞行控制方法、装置、飞行控制器及复合翼飞行器
EP4071050A1 (en) * 2021-04-07 2022-10-12 Airbus Operations GmbH Drive system with integrated torque sensing device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0262446A (ja) * 1988-08-24 1990-03-02 Kayaba Ind Co Ltd 遊星歯車式減速機
JPH1028351A (ja) * 1996-07-08 1998-01-27 Mitsubishi Electric Corp 遊星減速形スタータ
JP3129448U (ja) * 2006-11-29 2007-02-22 株式会社島津製作所 アクチュエータ
US20110139566A1 (en) * 2009-12-15 2011-06-16 Lang David J Feedback torque limiter

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1981000899A1 (en) 1979-09-04 1981-04-02 J Eichorst Floating planet gear system
US4480733A (en) * 1981-05-04 1984-11-06 Sundstrand Corporation Energy absorbing bidirectional ratchet no-back apparatus
JPS59127952A (ja) 1983-01-11 1984-07-23 Kawasaki Steel Corp 連続鋳造における金属溶湯の鋳込み方法
JPS59127952U (ja) * 1983-02-16 1984-08-28 三菱電機株式会社 伝達トルク制限装置
JPS60256647A (ja) 1984-05-31 1985-12-18 Tsubakimoto Chain Co 遊星歯車減速機構の安全装置
GB0126891D0 (en) * 2001-11-08 2002-01-02 Lucas Industries Ltd Rotary actuator
US6722485B1 (en) 2002-10-08 2004-04-20 Moog Inc. Force-limiting rotary lock
DE102005041698B4 (de) 2005-09-02 2009-02-05 Micromotion Gmbh Getriebeeinheit, insbesondere Mikro-Getriebeeinheit

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0262446A (ja) * 1988-08-24 1990-03-02 Kayaba Ind Co Ltd 遊星歯車式減速機
JPH1028351A (ja) * 1996-07-08 1998-01-27 Mitsubishi Electric Corp 遊星減速形スタータ
JP3129448U (ja) * 2006-11-29 2007-02-22 株式会社島津製作所 アクチュエータ
US20110139566A1 (en) * 2009-12-15 2011-06-16 Lang David J Feedback torque limiter

Also Published As

Publication number Publication date
EP3019773A1 (en) 2016-05-18
JP6244021B2 (ja) 2017-12-06
CN105431656A (zh) 2016-03-23
CA2917696C (en) 2018-02-13
BR112016000412B1 (pt) 2022-03-08
CN105431656B (zh) 2018-04-27
EP3019773B1 (en) 2020-01-15
WO2015006156A1 (en) 2015-01-15
BR112016000412A2 (ja) 2017-07-25
CA2917696A1 (en) 2015-01-15
ES2780684T3 (es) 2020-08-26
US9470272B2 (en) 2016-10-18
US20150018155A1 (en) 2015-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6244021B2 (ja) 出力トルクに反応可能なトルク制限器
US5518466A (en) Jam-tolerant rotary actuator
EP2054299B1 (en) Jam-tolerant actuator
US6202803B1 (en) Output load limiter
RU2728969C2 (ru) Устройство для ограничения крутящего момента
EP2280194B1 (en) Rotary actuator
US9863515B2 (en) Self-locking no-back actuator
EP1955947A2 (en) Actuator
US10036450B2 (en) Backlash correction system for compound planetary gear train
BR102015017161B1 (pt) Conjunto de dispositivo rotativo, e, sistema de atuação de controle de voo
CN109790908B (zh) 过载保护装置
WO2006093543A2 (en) Torque limitting device using detent members responsive to radial force
US4628752A (en) Actuators and actuator assemblies
US6419606B1 (en) Aircraft control surface drive apparatus
JP2013099175A (ja) 電動アクチュエータ、電動アクチュエータ動力切断方法、及び電動アクチュエータ動力切断装置
US20140135132A1 (en) Non-chattering ball detent torque limiter
EP1321359B1 (en) Differential torque limiter
US20060070827A1 (en) Screw actuator
KR102035437B1 (ko) 고속 회전 응용예를 위한 논-재밍 정지 모듈
US20230341003A1 (en) Asymmetric mechanical torque limiter
EP4039586B1 (en) Actuator assembly
WO2014116333A2 (en) Non-chattering ball detent torque limiter

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6244021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250