JP2016523200A - ベンチュリ効果を使用した真空生成のための吸引器 - Google Patents

ベンチュリ効果を使用した真空生成のための吸引器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016523200A
JP2016523200A JP2016519556A JP2016519556A JP2016523200A JP 2016523200 A JP2016523200 A JP 2016523200A JP 2016519556 A JP2016519556 A JP 2016519556A JP 2016519556 A JP2016519556 A JP 2016519556A JP 2016523200 A JP2016523200 A JP 2016523200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
aspirator
discharge
elliptical
inflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016519556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016523200A5 (ja
JP6470741B2 (ja
Inventor
デイヴ・フレッチャー
ブライアン・グレイチェン
キース・ハンプトン
マット・ギルマー
アンドリュー・ニーデルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dayco IP Holdings LLC
Original Assignee
Dayco IP Holdings LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dayco IP Holdings LLC filed Critical Dayco IP Holdings LLC
Publication of JP2016523200A publication Critical patent/JP2016523200A/ja
Publication of JP2016523200A5 publication Critical patent/JP2016523200A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6470741B2 publication Critical patent/JP6470741B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T17/00Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
    • B60T17/02Arrangements of pumps or compressors, or control devices therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87571Multiple inlet with single outlet
    • Y10T137/87587Combining by aspiration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

ここに開示された吸引器は、収束した起動側セクションの流出端部と発散した排出側セクションの流入端部との間にベンチュリギャップを形成した本体を含み、ベンチュリギャップと流体連通した吸引ポートを備えている。収束した起動側セクションは円形の起動側流入部を形成し、且つ楕円形もしくは多角形の起動側流出部を形成し、発散した排出側セクションは、楕円形もしくは多角形の排出側流入部を形成している。一実施形態においては、収束した起動側セクションは、円形の起動側流入部から楕円形もしくは多角形の起動側流出部へと双曲線関数のように遷移した内部通路を形成し、楕円形もしくは多角形の起動側流出部は、円形の起動側流入部の面積よりも小さい面積を有する。

Description

本願は、2013年6月11日に出願された米国仮出願第61/833,746号明細書、および2014年6月3日に出願された米国特許出願第14/294,727号明細書の利得を請求するものである。
本願は、ベンチュリ効果を使用した真空生成のための吸引器、より具体的には、顧客によって選択された最大起動側流量に関して、起動側流出端部および排出側流入端部において内部通路の周長を増加させることによって、吸引流れを増大させた吸引器に関する。
エンジン、例えば自動車用エンジンは、小型化され且つ過給され、そのことはエンジンから獲得可能な真空を減少させている。この真空は、自動車ブレーキブースタによる使用を含んだ、多くの潜在的な用途を有する。
この真空の不足に対する1つの解決策は、真空ポンプを搭載することである。しかしながら、真空ポンプは、大幅なコストアップとなり、且つエンジンに重量増加を科し、その電力消費は追加の交流発電機容量を必要とし、その効率の悪さは燃料経済改善行動を妨げる。
別の解決策は、吸気リークとして参照される、スロットルに並列なエンジン空気流れ経路を生じることによって、真空を生じさせる吸引器である。このリーク流れは、吸引真空を生じるベンチュリを通過する。現在入手可能な吸引器の問題は、それらが発生可能な真空質量流量の量において限定されていることであり、それらが消費するエンジン空気の量によって、図3に示されたように、例えば吸引器は、起動側流出端部および排出側流入端部において円形断面を有し、これは特許文献1および特許文献2に開示されている。
米国特許出願公開第2006/0016477号明細書 米国特許出願公開第2013/0213510号明細書
さらなる真空圧および増大された吸引質量流量を生じる一方で、エンジン空気の消費を減少した、改良されたデザインが必要とされている。
ここに開示された吸引器は、さらなる真空圧および増大された質量流量を生じる一方で、エンジン空気の消費を減少している。そのような吸引器は、収束した起動側セクションの流出端部と発散した排出側セクションの流入端部との間にベンチュリギャップを形成した本体を含んでいる。収束した起動側セクションは、楕円形もしくは多角形の内部断面の起動側流出部を備え、発散した排出側セクションは、楕円形もしくは多角形の内部断面の排出側流入部を備え、収束した起動側セクションおよび発散した排出側セクションは、起動側流入部を楕円形もしくは多角形の起動側流出部にまたは楕円形もしくは多角形の排出側流入部を、排出側流出部に接続した双曲面によって形成された、内部通路を一体となって画定している。一実施形態においては、少なくとも1つの起動側流入部または排出側流出部は、円形内部断面を有する。
吸引器は、ベンチュリギャップと流体連通した空洞を形成した吸引ポートを含み得る。ここで、収束した起動側セクションの流出端部を形成した本体の第1部分および発散した排出側セクションの流入端部を形成した本体の第2部分は、空洞の面上にあり、この空洞は第1本体部分および第2本体部分の両方の側部の周りに広がっている。一実施形態においては、本体の第1部分および第2部分の両方の外部プロファイルは、流入端部および流出端部のそれぞれの内部断面に全体的に合致している。
一態様においては、吸引器は、短軸に対する長軸の比率が約2から約4である、楕円形もしくは多角形断面の収束した起動側セクションの流出端部、および楕円形もしくは多角形断面の収束した起動側セクションの流出端部に対してオフセットされた、楕円形もしくは多角形断面の排出側セクションの流入端部を有するように構成され、そのオフセットは起動側ピーク質量流量に対する排出側流入面積と起動側流出面積との差の比率((排出側流入面積−起動側流出面積)/起動側ピーク流量)に定数を乗じた数値だけ行われており、その定数は0.28よりも大きい。
一実施形態においては、ベンチュリギャップは、起動側質量流量のn乗に比例しており、nは0.25から0.8であり、起動側流出部と排出側流入部との間のオフセットは、起動側質量流量のn乗に比例しており、nは0.25から0.8であり、流出端部の楕円形もしくは多角形の内部断面は、0から1以下の間の偏平率を有する。一実施形態においては、ベンチュリギャップに関するnおよびオフセットに関するnは、両方とも0.4から0.6とし得る。
吸引器の一実施形態の側面の長手方向断面を示した平面図である。 図1の吸引器の断面を示した上面図である。 先行技術における吸引器の吸引ポートの分岐点における、中心長手軸Bに平行な面に沿った、側面の断面を示した斜視図であり、起動側セクションおよび排出側セクションにおいて円形横断面を有する。 図2の吸引器の吸引ポートの分岐部における、中心長手軸Bに平行な面に沿った、側面の断面を示した斜視図である。 図4Aのベンチュリギャップの形状を示した図である。 別の実施形態の吸引器の吸引ポートの分岐部における、中心長手軸Bに平行な面に沿った、側面の断面を示した斜視図である。 図5Aのベンチュリギャップの形状を示した図である。 起動側流出端部と排出側流入端部との間のオフセットを示した、吸引器流出部から吸引器内部を見た状態を示した平面図である。 吸引器の起動側セクション内の内部通路のモデルを示した図である。 異なった、選択されたマニュホールドの真空バルブにおける、円錐円形吸引器(従来技術)に対する、ここに開示された双曲面楕円吸引器の吸引器吸引流量の比較を現したグラフである。 マニュホールド真空度が増大した場合の、円錐円形吸引器(従来技術)に対する、ここに開示された双曲面楕円吸引器の吸引器真空度の比較を現したグラフである。 マニュホールド真空度が増大した場合の、円錐円形吸引器(従来技術)に対する、ここに開示された双曲面楕円吸引器によりキャニスタを排気する時間の比較を現したグラフである。
以下の詳細な記載は、本発明の一般的な原理を示しており、追加的に添付図に実施例が図示されている。図において、類似の参照符号は、同一の又は機能的に類似した要素を示している。
ここで使用された場合、「流体」は任意の液体、懸濁液、コロイド、気体、プラズマ、またはそれらの組み合わせを意味している。
図1および図2は、異なった視点からの吸引器100を示している。吸引器100はエンジン、例えば自動車のエンジン内で使用されて、デバイスに真空を提供してもよい。図1において、吸引器100は真空を必要とするデバイス102に接続され、吸引器100は、ベンチュリ効果を生じるように設計された、全体的に吸引器の長さに延びた通路104を通じた空気の流れによって、このデバイス102のために真空を生じさせている。吸引器100は、通路104を形成し且つエンジンにもしくはそこに接続された部品に接続可能な3つ以上のポートを備えた本体106を含んでいる。ポートは、(1)スロットルの上流に配置された、例えばエンジン吸気エアクリーナからの清浄な空気源に接続され得る起動側ポート108、(2)追加のチェックバルブ111を介して真空を必要としたデバイス102に接続され得る吸引ポート110、(3)エンジンのスロットルの下流のエンジン吸気マニュホールドに接続された吸引器排出側112、および随意的に(4)バイパスポート114を含んでいる。個別の各ポート108、110、112、および114は、個別のポートをホースまたはエンジン内の他の部品に接続するためのコネクタ機構117を、その外面に含んでいてもよい。
チェックバルブ111が好適に配置され、流体が吸引ポート110から機器デバイス102へと流れることを防止している。一実施形態においては、真空を必要とするデバイス102は、車両用ブレーキ支援デバイス、ポジティブクランクケース換気装置(PCV)、または燃料パージデバイスである。別の実施形態においては、真空を必要とするデバイス102は、油圧バルブである。バイパスポート114は、真空を必要とするデバイス102に接続されてもよく、随意的に、それらの間の流体流れ経路122にチェックバルブ120を含んでもよい。チェックバルブ120が好適に配置され、バイパスポート114への、またはバイパスポート114から機器デバイス102への流体の流れを制御している。
図2および図3を参照すると、吸引器100は全体的に「T字形状」の吸引器であり、吸引ポート110によって二分割された中心長手軸Bに沿った内部通路を形成している。内部通路104は、本体106の起動側セクション116内の第1テーパ部128(ここでは起動側コーンとしても参照される)を含み、このテーパ部は、本体106の排出側セクション146内の第2テーパ部129(ここでは排出側コーンとしても参照される)に連結されている。ここで、第1テーパ部128および第2テーパ部129は、端から端まで整列されており、排出側流入端部134に面し且つそれらの間にベンチュリギャップ152を形成した起動側流出端部132を備え、ベンチュリギャップは、内部通路104の起動側セクション116および排出側セクション146の両方と流体連通した吸引ポート110を載置した流体分岐点を形成している。ベンチュリギャップ152は、起動側流出端部132と排出側流入端部134との間の直線距離を意味するものとして、ここでは使用されている。
吸引器100のような吸引器が自動車用エンジン内で使用された場合、自動車製造業者は、エンジンまたはその部品への吸引器の接続に獲得可能な配管/ホースのサイズに基づいて、起動側ポート108および吸引器排出側112の両方のサイズを通常は選択する。それに加えて、自動車製造業者は、吸引器内において使用するために獲得可能な最大起動側流量を通常は選択し、したがって起動側流出端部132、すなわち起動側出口133において形成された内部開口の面積を決定する。したがって、特有のエンジンに関して自動車製造業者が選択したパラメータは、吸引器排出側112に対する起動側出口133の比率を決定している。これらの制約の範囲内における動作のために、開示された吸引器100は、低起点圧(5kPa〜30kPa)/排出圧における高い吸引流量を生じる要望と、高起点圧(30kPa〜60kPa)/排出圧における増大された真空の深さと、の間の妥協を顕著に減少させている。妥協のこの減少は、図5および図6に示されたように、起動側出口133および(排出側流入端部134によって形成された)排出側入口135が、起動側流出端部132および排出側流入端部134において内部通路104の外周を増大させるように、構造を変化させることによって達成されている。
図5A、図5B、および図6に示されたように、少なくとも起動側流出端部132(起動側出口135)の内面および排出側流入端部134(排出側入口135)の内面は楕円形であるが、代替的に多角形形状であってもよい。ベンチュリギャップ152から、起動側流出端部132から離れるようにおよび排出側流入端部134から離れるように、反対方向に延びた内部通路104の内部は、同一の全体形状を備えるように構成されてもよい。図7は、吸引器の起動側セクション内の内部通路の形状の一実施形態を示しているが、等しく、180°回転した場合、排出側セクション内の内部通路を示している。図7の内部通路は、面積Aを有する円形開口部として起動側流入端部130を起点とし、双曲線関数的に徐々に、連続的に遷移して、起動側出口135においてAよりも小さい面積Aを有する楕円開口となる。起動側流入端部130における円形開口部は、双曲線170によって楕円形状の起動側出口135に接続されており、双曲線は、起動側流出端部132において互いに平行な流線の利点を提供している。起動側流入端部130および排出側流出端部136も、その上流のいくつかの位置において楕円形状または多角形形状開口部を形成しており、この形状から円形断面へと遷移してホース接続部を形成し、それは例えばその外部においてコネクタ機構117を備えたホース接続部119に類似している。
吸引器100の「T」字形状を形成するために、吸引ポート110は、本体の中心長手軸Bに全体的に直交した中心長手軸Cを備えている。追加のバイパスポート114は、本体の中心長手軸Bに全体的に直交した中心長手軸Dを同様に備えている。図1に示されたように、バイパスポート114は、排出側流出端部136と隣接した、排出側流出端部136の下流の第2テーパセクション129と交差していてもよい。本体106はその後、すなわちバイパスポートのこの交差部の下流において、吸引器排出側112において終端となるまで円筒形の均一内径として続いている。別の実施形態(図示略)においては、バイパスポート114および/または吸引ポート110は、直交しているというよりはむしろ、軸Bに対しておよび/または互いに対して傾斜され得る。図2の実施形態においては、吸引ポート110およびバイパスポート114は互いに整列されて、本体の中心長手軸Bに対して同じ向きとされている。別の実施形態においては、図示されていないが、吸引ポート110およびバイパスポート114は、互いからオフセットされていてもよく、エンジン内の部品に対して、それらの接続が容易になるように配置されることが可能である。
吸引ポート110は、吸引部入口138および排出側入口134である吸引部出口を含み、同様に第1テーパセクション128は、コーン状にまたはその長さに沿って双曲線関数に従って徐々に、連続的に、大きい寸法の吸引部入口138から小さい寸法の吸引部出口134へとテーパとなっている。バイパスポート114も、存在している場合、コーン状にまたはその長さに沿って双曲線関数に従って徐々に、連続的に、特に小さい寸法の端部162から大きい寸法の端部160へとテーパとなっていてもよい。システム内への吸引器の取り付けに依存して、バイパスポート114は、大きい径の端部160が入口として、および小さい寸法の端部162が出口として、またはそれらを逆転して作動し得る。
図2および図5に最もよく見られているように、第2テーパ部129と隣り合って並んだ第1テーパ部128の起動側流出端部132において、吸引ポート110は、ベンチュリギャップ152と流体連通した空洞150を形成した、拡張された領域を含んでいるか、またはそれとは逆に、ベンチュリギャップ152は空洞150の一部として考えられ得る。内部通路104を備えた吸引ポート110の流体分岐点は、全体的にベンチュリギャップ152に対して中心を合わせられており、空洞150は、吸引ポートの中心長手軸Cと全体的に整列されて、第1テーパ部128を第2テーパ部129へと遷移させている。空洞150は平行六面体形状とされてもよく、その長さは吸引ポートの内部断面寸法に類似しているが、その底部は吸引ポート110から離れるように下向きに突出した弓状突起である。吸引ポートの中心長手軸Cに沿った、本体の中心長手軸Bに対して横向きの断面においては、空洞は排出側流入端部134および起動側流出端部132の周りならびに/またはその上で全体的にU字形状に見られ、それは図2、図4A、および図5Aの視点により最も良好に理解される。図2および図5Aに見られているように、吸引ポートは、起動側流出端部132の側部の周りおよび排出側流入端部134の側部の周りに下向きに延びており、すべてのその側部の間において空間150を形成している。図5Aに見られているように、起動側流出端部132および排出側流入端部134の外部プロファイルは、両方が個々の内部形状に全体的に適合している。
吸引器100において、第1テーパ部128を通じた起動空気の流れは、その速度を増加させるが、空洞150内で低い静圧を生じる。この低い静圧は、吸引ポート110からベンチュリギャップ152および排出側流入部(吸引部出口)134を通じて排出側セクション146へと空気を吸引する。
吸引器100は、以下の幾何学的比率を満足するように動作され得る。
Figure 2016523200
性能比率は以下の通りである。
Figure 2016523200
ここに開示された双曲線的流れ通路に関する比率Fを最大化するために、比率A´は3〜12の間であり、比率B´は4より大きく、比率C´は4より大きくするべきである。
双曲線的流れ通路に関する比率Gを最大化するために、比率A´は3〜12の間であり、比率B´は4より大きく、比率C´は4より大きくするべきである。
図3の先行技術においては、起動側コーンの流出端部および排出側コーンの流入端部は、各々が円形内部断面および円形外部プロファイルを備え、これにより円形外周を備えた円錐台のベンチュリギャップを形成している。この図から、吸引流れの1つの制限が記載されており、それは起動側コーンおよび排出側コーンへの吸引ポートの流体分岐点における面積である。
ここに開示された吸引器の、吸引ポートからベンチュリギャップ152への空気の流量を増大させる要望において、ベンチュリギャップの面積は、流出端部132および流入端部134の周長を増大させることによって増大され、それは第1テーパセクション128および第2テーパセクション129の内寸法全体を増大させることはない(好適に、質量流量の増大が無い)。特に、起動側流出端部132および排出側流入端部134は、前述の通り、円形から非円形へと変化している。非円形の可能な形状は無限に存在し、各々が周長および断面積を有する。これらは多角形、または互いに接続された直線セグメント、非円形曲線、およびフラクタル曲線さえも含んでいる。コストを最小化するために、曲線はより簡素であり、製造および検査が容易であり、所望の周長を有する。
図4A、図4B、および図5A、図5Bは、改良された流体分岐点を備えた実施形態を示しており、吸引ポート110は、起動側流出端部132および排出側流入端部134と合流している。吸引ポート110からベンチュリギャップ152への流れ経路の最小面積は、図4Bおよび図5Bに見られているように、起動側流出端部132と排出側流入端部134との間に形成された楕円錐台部である。図4Aおよび図4Bにおいて、起動側コーン128の流出端部132および排出側コーン129の流入端部134は、各々が楕円系の内周および外周を備え、これにより楕円外周を備えた楕円錐台のベンチュリギャップ152を形成している。図5Aおよび図5Bにおいて、起動側コーン128の流出端部132および排出側コーン129の流入端部134は、各々が(丸まった角を有する)全体的に長方形の内周および外周を備え、これにより全体的に長方形外周を備えた四角錐台のベンチュリギャップ152を形成している。図の実施形態が流出端部132および流入端部134に関して同じ周長を備え、すなわち両方が楕円または両方が全体的に長方形である一方で、流出端部132および流入端部134は異なった形状の周、すなわち一方が楕円であり他方が全体的に長方形とし得る。それに加えて、起動側流出端部132および排出側流入端部134は、丸められた面取り部を備えて終端とされ、吸引ポート110から排出側流入端部134内への流体の流れの方向性を改善してもよい。
それに加えて、図6に最も明確に見られているが、図4Bおよび図5Bの錐台にも見られているように、各実施形態の起動側コーン128の流出端部132は、排出側コーン129の流入端部134よりも寸法的に小さい。この寸法差は、オフセット140として特定されている。例えば図4Bにおいて、起動側流出端部132の長軸Yの長さに見られたオフセットは、排出側流入端部134の長軸Y´の長さよりも小さく、排出側流入端部134の短軸X´の長さよりも小さい起動側流出端部132の短軸Xの長さを有してもよい。
任意の楕円形または多角形の実施形態において、収束した起動側セクションの起動側流出端部の楕円形または多角形の内部断面は、約2〜約4の短軸に対する長軸の比率を有し、発散した排出側セクションの流入端部の楕円形または多角形の内部断面は、収束した起動側セクションの流出端部の楕円形または多角形の内部断面に対して、起動側ピーク流量に対する、排出側流入面積と動力側流出面積との差の比率に、定数kを乗じた数値だけオフセットされており、その定数は0.28よりも大きい無単位の比率である。
Figure 2016523200
ここで、kは以下の式で与えられ、cは音速であり、Dfluidは流体(通常は空気)の密度である。
Figure 2016523200
任意の楕円形または多角形の実施形態において、起動側流出端部と排出側流入端部との間のベンチュリギャップは、起動側流量に定数k(無単位の比率)を乗じた数値によって除されたベンチュリギャップの面積として定義されたギャップ比率を有する。
Figure 2016523200
ここで、kは以下の式で与えられ、cおよびDfluidは前述のとおりである。ここでは、ギャップ比率は4.7より大きい。
Figure 2016523200
一実施形態においては、起動側流出端部132の楕円形または多角形の内部断面は、0から1以下の偏平率を有する。別の実施形態においては、流出端部の楕円形または多角形の内部断面は、約0.4から約0.97以下の偏平率を有する。
再度、図4Aおよび図4Bを参照すると、流出端部132および流入端部134は楕円形プロファイルであり、これにより長軸(Y)および短軸(X)を備えている。楕円の式は、X/B+Y/A=1で定義され得る。ここで、Aは中心から楕円への長軸Yに沿った距離であり、Bは中心から楕円への短軸に沿った距離である。楕円の面積は、以下の式で表される。
Figure 2016523200
楕円の周長は、単純な等式によって与えられない。代わりに、級数等式が許容できる近似値を提供している。
Figure 2016523200
ここで、hは以下の式で与えられる。
Figure 2016523200
我々は、用語「偏平率」をさらに定義することが可能であり、偏平率は、2つの軸の長さに関連した用語であり、以下の式で与えられる。
Figure 2016523200
吸引器デザインに関する選択された起動側流れが、計算値に等価になるように選択され、それは従来技術の吸引器の半径が1mmであり、その面積は3.14mmであり、周長は6.28mmである。面積に対する周長の比率は、起動側流出端部および排出側流入端部の内部断面に関して、数学的に2に等しい。
与えられた偏平率の楕円に関して、我々は開示された実施形態において、面積、周長、および断面積に対する周長の比率を算出することが可能である。我々が、面積を半径1mmの円に等しい面積に限定した場合、計算結果は以下の通りである。
Figure 2016523200
そこで、偏平率を変化させることにより、周長は増加し、一方で断面積が固定されることが可能である。周長におけるこの増加は、吸引ポートと起動側コーンと、排出側コーンとの間の分岐点における交差面積を増大させ、結果的に吸引ポート流量を増大させる利点を提供する。
ここで図5Aおよび図5Bを参照すると、起動側流出端部132および排出側流入端部134は、全体的に長方形プロファイルであり、したがって、長さおよび幅、ならびに2つの軸、長軸Aおよび短軸Bを有する。図示されたように、流出端部132および流入端部134に関して、吸引器の全体的に長方形プロファイルは、長方形部の幅に対応した半円端部を含んでいる。流出端部132および流入端部134のプロファイルの向きは構成されるべきではないが、それに限定されない。この長方形の面積は、2つの半円端部の面積と半円端部の間の直線セクションの面積との和に等しい。長方形の周長は、2つの側部の長さと半円端部の長さとの和である。我々は、以下のように計算可能である。
Figure 2016523200
円形断面セクションから、同じ面積を有する全体的に長方形の断面セクションへの変化は、前述の楕円プロファイルに類似して、面積に対する周長の比率を増加させる結果となる。周長におけるこの増加は、ベンチュリギャップと吸引ポートとの間の交差面積を増加させ、結果的に吸引ポート流量を増大させる利点を提供している。
吸引流れを増加させる別の方法は、起動側コーン128の流出端部132と排出側コーン129の流入端部134との間の距離を延ばすことであろう。起動側流はベンチュリギャップを通じて流れ、吸気と混合する。この組み合された流れは、ベンチュリの排出側端部に向かった静圧を増大させる効果を有する。この距離の延長は戻りを減少させており、それは起動側流がベンチュリ内で主として拘束されておらず、乱流および流れの阻害の危険性を提供し、その危険性は速度を減少させ、および静圧を増大させるためである。したがって、前述の周長における増加は、距離の延長に対して好適であるが、これら2つが組み合わされて、戻りの減少を回避し得る。
ここに開示された吸引器は、モノリシックボディとしてモールド成型され得る。一実施形態においては、吸引器は射出成型によって形成されている。
一実施形態においては、ベンチュリギャップ152は、起動側質量流量のn乗に比例した直線距離であり、nは0.25〜0.8であり、起動側流出端部と排出側流入端部との間のオフセットも、起動側質量流量のn乗に比例しており、nは0.25〜0.8であり、流出端部の楕円形もしくは多角形内部断面は、0から1以下の間、より好適には約0.4から約0.97以下の間の偏平率である。吸引器がより高い程度の真空を必要としたデバイスを備えたシステム内に含まれた場合、ベンチュリギャップに関するnおよびオフセットに関するnは、両方とも0.4〜0.6とし得る。一実施形態においては、ベンチュリギャップに関するnおよびオフセットに関するnは、両方とも0.5であり、偏平率は約0.4から0.97以下の間である。
動作において、例えば吸引器がエンジンに接続された場合、エンジン空気、すなわちフィルタを通った空気は、起動側ポートにおいて吸引器に入るように接続され得る。排出側ポートにおいて吸引器に存在する空気は、圧力が起動側ポートの圧力よりも低くなった位置においてエンジン空気に接続されることが可能である。起動側ポートから排出側ポートへの空気の動作は、空気を起動側コーンに引き込み、起動側コーンはストレートコーン、または前述のような双曲線プロファイルとし得る。面積の減少は、空気の速度を増大させる。なぜならば、これは、流量が増加した場合、静圧が減少しなければならない流体力学の法則の状態となった密閉空間だからである。起動側コーンの最小断面積部は、ベンチュリギャップに隣接している。空気は排出側ポートへと移動し続けるので、空気は、ストレートコーンまたは双曲線プロファイルのいずれかの排出側コーンを通って移動する。随意的に、排出側領域は、コーンが排出側ポートに結合するまで直線または双曲線プロファイルコーンとして続いているか、またはコーンは単純な円筒もしくはテーパ状通路に遷移し得る。排出側コーンの最小断面積端部は、起動側コーンの最小断面積端部よりも大きい。より大きい面積は、吸引ポートからの空気の流れのための領域を提供している。排出側コーンの面積縮小のこの変化は、空気の速度を同様に低下させ、その結果その静圧を増加させている。
ベンチュリギャップは吸引ポートに接続し、吸引ポートは、吸引ポート/通路内の空気を同じ低い静圧に暴露し、低い静圧は起動側コーンと排出側コーンとの間を高速で通過する空気に存在している。ここで生じた圧力は、排出側ポートにおける圧力よりも低く、それは起動側ポートの圧力よりも低いことがすでに知られている。この低圧は、自動車ブレーキ支援キャニスタを空にするような、多様な自動車の機器のために使用されてもよく、それは当業者には公知である。ある状況下において、一次的に、ガソリンエンジンが軽度に負荷された場合、排出側ポートの圧力は、機器デバイスにおいて素早く圧力を下げるように十分に低い。排出側コーンまたは通路とバイパス通路との間の接続部の面積が、吸引通路とベンチュリギャップとの間の接続部に対して極めて大きいので、この追加の接続部は初期的に機器デバイスの排気を補助し得る。
ベンチュリギャップにおいて楕円形起動側流出部および楕円形排出側流入部、ならびに起動側および排出側セクションにおいて双曲面内部プロファイルを備えた、図7に示された比較調査の3gps(「双曲面楕円吸引器」として参照される)に関しては、10kPaのマニュホールド真空圧、15kPaのマニュホールド真空圧、および20kPaのマニュホールド真空圧の状態下で作動され、ブレーキ支援キャニスタ真空を増大させており、同じ状態下の円錐円形吸引器である3gpsと比較されている。円錐円形吸引器は、起動側および排出側セクションにおいて、円形起動側流出部および円形排出側流入部、ならびに円錐内部プロファイルを備えた吸引器である。図8に示されたデータによって明らかなように、双曲面楕円吸引器は、円錐円形吸引器の結果を超えた、双曲面内部プロファイルの楕円形状開口部との相乗効果を提供している。10kPa、15kPa、および20kPaのマニュホールド圧力において、双曲面楕円吸引器はより高い吸引流量を提供し、ブレーキ支援キャニスタ真空圧の範囲を12kPa〜約67kPaに増大している。興味深いことに、15kPaのマニュホールド圧力において、双曲面楕円吸引器は円錐円形吸引器に全体的に類似した性能であり、20kPaのマニュホールド圧力において、明確に期待されていないような、優れた性能を発揮する。
図9および図10を参照すると、図8で比較されたものと同じ吸引器が、吸引器が生じさせる到達真空度、および吸引器がキャニスタを排気して真空を生じさせるために必要な時間に関して比較されている。試験のために、吸引器排出側112はエンジンの吸気マニュホールドと流体連通しており、吸引ポートは自動車ブレーキ支援キャニスタと流体連通しており、起動側流入部は清浄な空気源に接続されている。図9のグラフに示されたように、ここに開示された双曲面楕円吸引器は、同一の作動状態の下、すなわち10kPa、15kPa、および20kPaのマニュホールド真空圧において、円錐円形吸引器に比較してより深い真空を提供しており、双曲面楕円吸引器は、少なくとも5kPaより大きい到達真空度を有する。それに加えて、図10に見られているように、双曲面楕円吸引器は、円錐円形吸引器と比較して、ブレーキ支援キャニスタを排気することに優れている。10kPaのマニュホールド真空圧において、双曲面楕円吸引器は、キャニスタ排気において4.5秒前後早かった。15kPaおよび20kPaのマニュホールド真空圧において、双曲面楕円吸引器は約2秒早かった。より低いマニュホールド真空圧における、より速い排気時間は、より速い反応時間および改良された性能を提供している。しかしながら、これらのグラフに見られているように、双曲面楕円プロファイルを備えた吸引器が、より早い排気時間のみを有するだけではなく、10kPa、15kPa、および20kPaのマニュホールド真空圧において、より深い真空も提供している。この両方の利点は驚くべきことであり、ベンチュリギャップを形成した起動側流出部および排出側流入部の形状の変化、ならびに双曲線関数による変形/テーパの内部通路の使用の、期待していなかった結果である。
ここに開示された吸引器の利点の1つは、減少された量のエンジン用空気が消費され/必要とされて、真空を必要とするデバイスを稼働するために必要な真空を生じさせることであり、そのことは円形内部プロファイルを備えた真空ポンプまたは吸引器によって得られる真空と比較して、エンジン性能を改良している。
本発明は、所定の実施形態に関して示され且つ記載されたが、明細書を読み且つ理解した上で、当業者によって改良が生じることは明白であり、本発明は、そのような改良をすべて含んでいる。
100 ・・・吸引器
102 ・・・デバイス
104 ・・・通路
106 ・・・本体
108 ・・・起動側ポート
110 ・・・吸引ポート
111、120 ・・・チェックバルブ
112 ・・・吸引器排出側
114 ・・・バイパスポート
116 ・・・起動側セクション
117 ・・・コネクタ機構
122 ・・・流体流れ経路
128 ・・・第1テーパ部
129 ・・・第2テーパ部
130 ・・・起動側流入端部
132 ・・・起動側流出端部
133 ・・・起動側出口
134 ・・・排出側流入端部
135 ・・・排出側入口
136 ・・・排出側流出端部
138 ・・・吸引部入口
140 ・・・オフセット
146 ・・・排出側セクション
150 ・・・空洞
152 ・・・ベンチュリギャップ

Claims (18)

  1. 収束した起動側セクションの流出端部と発散した排出側セクションの流入端部との間にベンチュリギャップを形成した本体と、
    前記ベンチュリギャップと流体連通した吸引ポートと、を具備した吸引器であって、
    前記収束した起動側セクションは円形の起動側流入部を形成し、且つ楕円形もしくは多角形の起動側流出部を形成し、前記発散した排出側セクションは、楕円形もしくは多角形の排出側流入部を形成していることを特徴とする吸引器。
  2. 前記発散した排出側セクションは、円形の排出側流出部をさらに形成していることを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  3. 前記収束した起動側セクションは、前記円形の起動側流入部から前記楕円形もしくは多角形の起動側流出部へと双曲線関数のように遷移した内部通路を形成し、前記楕円形もしくは多角形の起動側流出部は、前記円形の起動側流入部の面積よりも小さい面積を有することを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  4. 前記吸引ポートは、前記収束した起動側セクションの流出端部の側部の周りに且つ前記発散した排出側セクションの流入端部の側部の周りに下向きに延びており、そのすべての側部の間に空洞を形成し、前記収束した起動側セクションの流出端部および前記発散した排出側セクションの流入端部の外部プロファイルは、それらの個々の内部形状に全体的に合致していることを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  5. 前記発散した排出側セクションの流入端部は、流体流れを前記楕円形もしくは多角形の排出側流入部へと導く、丸められた面取り部で終端となっていることを特徴とする請求項3に記載の吸引器。
  6. 前記楕円形もしくは多角形の起動側流出部は、0から1以下の間の偏平率を有することを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  7. 前記楕円形もしくは多角形の起動側流出部は、約2から約4の、短軸に対する長軸の比率を有し、前記楕円形もしくは多角形の排出側流入部は、起動側ピーク流量に対する前記排出側流入面積と前記起動側流出面積との差の比率((排出側流入面積−起動側流出面積)/起動側ピーク流量)に定数を乗じた数値だけオフセットされており、前記定数は0.28よりも大きく、前記定数は、音速に前記起動側流出部における流体の密度を乗じた数値に等しいことを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  8. 前記ベンチュリギャップは、起動側質量流量のn乗に比例しており、nは0.25から0.8であることを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  9. 前記ベンチュリギャップは、起動側質量流量のn乗に比例しており、nは0.4から0.6であることを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  10. 前記楕円形もしくは多角形の起動側流出部は、0から1以下の間の偏平率を有することを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  11. 前記楕円形もしくは多角形の起動側流出部は、約0.4から約0.97以下の間の偏平率を有することを特徴とする請求項10に記載の吸引器。
  12. 前記起動側流出部と前記排出側流入部との間のオフセットは、起動側質量流量のn乗に比例しており、nは0.25から0.8であることを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  13. 前記起動側流出部と前記排出側流入部との間のオフセットは、起動側質量流量のn乗に比例しており、nは0.4から0.6であることを特徴とする請求項1に記載の吸引器。
  14. 収束した起動側セクションの流出端部と発散した排出側セクションの流入端部との間にベンチュリギャップを形成した本体を具備した吸引器であって、
    前記収束した起動側セクションは、起動側流入部を起動側流出部に接続した双曲面によって形成された内部通路を画定していることを特徴とする吸引器。
  15. 前記発散した排出側セクションは、排出側流入部を排出側流出部に接続した双曲面によって形成された内部通路を画定していることを特徴とする請求項14に記載の吸引器。
  16. 前記起動側流入部は円形であり、前記起動側流出部は楕円形もしくは多角形であり、前記排出側流入部は楕円形もしくは多角形であることを特徴とする請求項15に記載の吸引器。
  17. 前記起動側流出部および排出側流入部は、各々が0から1以下の間の偏平率であり、前記排出側流入部は、起動側質量流量のn乗に比例した数値だけ前記起動側流出部に対してオフセットされており、nは0.25から0.8であることを特徴とする請求項16に記載の吸引器。
  18. 前記nが0.4から0.6であることを特徴とする請求項17に記載の吸引器。
JP2016519556A 2013-06-11 2014-06-06 ベンチュリ効果を使用した真空生成のための吸引器 Active JP6470741B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361833746P 2013-06-11 2013-06-11
US61/833,746 2013-06-11
US14/294,727 2014-06-03
US14/294,727 US9827963B2 (en) 2013-06-11 2014-06-03 Aspirators for producing vacuum using the Venturi effect
PCT/US2014/041250 WO2014200834A1 (en) 2013-06-11 2014-06-06 Aspirators for producing vacuum using the venturi effect

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016523200A true JP2016523200A (ja) 2016-08-08
JP2016523200A5 JP2016523200A5 (ja) 2017-06-22
JP6470741B2 JP6470741B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=52004437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016519556A Active JP6470741B2 (ja) 2013-06-11 2014-06-06 ベンチュリ効果を使用した真空生成のための吸引器

Country Status (7)

Country Link
US (3) US9827963B2 (ja)
EP (1) EP3007949B1 (ja)
JP (1) JP6470741B2 (ja)
KR (1) KR102074029B1 (ja)
CN (1) CN104309596B (ja)
BR (1) BR112015030922B1 (ja)
WO (1) WO2014200834A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019534970A (ja) * 2016-09-21 2019-12-05 デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc 真空を生むためのベンチュリデバイスのベンチュリギャップ内のバルブゲート

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9228785B2 (en) 2010-05-04 2016-01-05 Alexander Poltorak Fractal heat transfer device
US20190277416A1 (en) * 2012-02-20 2019-09-12 Nyloncraft Incorporated High mass flow check valve aspirator
US9827963B2 (en) * 2013-06-11 2017-11-28 Dayco Ip Holdings, Llc Aspirators for producing vacuum using the Venturi effect
US10221867B2 (en) * 2013-12-10 2019-03-05 Dayco Ip Holdings, Llc Flow control for aspirators producing vacuum using the venturi effect
CN105934616B (zh) 2014-01-20 2018-02-02 戴科知识产权控股有限责任公司 具有改进的密封构件的止回阀
JP6609626B2 (ja) 2014-05-30 2019-11-20 デイコ アイピー ホールディングス,エルエルシー エジェクタ、空圧式制御バルブ及び選択的なアスピレータを有する真空発生システム
US10519984B2 (en) 2014-06-06 2019-12-31 Dayco Ip Holdings, Llc Noise attenuation in a Venturi device and/or check valves
BR112016028244B1 (pt) 2014-06-09 2022-10-25 Dayco Ip Holdings, Llc Dispositivo venturi e sistema
CN105408177B (zh) * 2014-07-10 2018-02-13 戴科知识产权控股有限责任公司 双文丘里装置
EP3508707B1 (en) 2014-07-17 2020-12-16 Dayco IP Holdings, LLC Aspirated relief valve for a turbocharging system
US9657748B2 (en) 2014-08-06 2017-05-23 Dayco Ip Holdings, Llc Pneumatically actuated vacuum pump having multiple venturi gaps and check valves
BR112017003914B1 (pt) 2014-08-27 2023-04-04 Dayco Ip Holdings, Llc Gerador de vácuo de baixo custo para um motor apresentando aberturas de venturi ajustadas de maneira personalizada
US9581060B2 (en) 2014-12-01 2017-02-28 Dayco Ip Holdings, Llc Evacuator system for supplying high suction vacuum or high suction flow rate
US9828953B2 (en) 2014-12-01 2017-11-28 Dayco Ip Holdings, Llc Evacuator system having multi-port evacuator
EP3242997B1 (en) 2015-01-09 2019-09-25 Dayco IP Holdings, LLC Crankcase ventilating evacuator
US10151283B2 (en) * 2015-02-25 2018-12-11 Dayco Ip Holdings, Llc Evacuator with motive fin
CN107429709B (zh) * 2015-03-09 2019-11-08 戴科知识产权控股有限责任公司 用于使用文丘里效应产生真空的装置
BR112017022110B1 (pt) 2015-04-13 2023-03-21 Dayco Ip Holdings, Llc Dispositivos para produção de vácuo utilizando o efeito venturi e sistema incluindo um dispositivo para produzir vácuo utilizando o efeito venturi
US9816532B2 (en) * 2015-06-11 2017-11-14 Ford Global Technologies, Llc Aspirator for internal combustion engine having integrated flow bypass and check valve
KR102400685B1 (ko) * 2015-06-23 2022-05-20 데이코 아이피 홀딩스 엘엘시 벤튜리 장치 또는 체크 밸브를 몰딩 후 처리하는 방법
EP3325817B1 (en) * 2015-07-17 2021-03-03 Dayco IP Holdings, LLC Devices for producing vacuum using the venturi effect having a plurality of subpassageways and motive exits in the motive section
BR112018004023B1 (pt) * 2015-08-28 2022-09-20 Dayco Ip Holdings, Llc Restritores utilizando o efeito venturi
US10190455B2 (en) * 2015-10-28 2019-01-29 Dayco Ip Holdings, Llc Venturi devices resistant to ice formation for producing vacuum from crankcase gases
US9802591B2 (en) 2015-11-13 2017-10-31 Ford Global Technologies, Llc Method and system for an aspirator for a brake booster
US9796368B2 (en) 2015-11-13 2017-10-24 Ford Global Technologies, Llc Method and system for an aspirator for a brake booster
US10060365B2 (en) 2015-11-18 2018-08-28 Ford Global Technologies, Llc Method and system for vacuum generation using a throttle body comprising a slidable throttle valve
US9885296B2 (en) 2015-11-18 2018-02-06 Ford Global Technologies, Llc Method and system for vacuum generation using a throttle body comprising a slidable throttle valve
WO2018013668A1 (en) 2016-07-12 2018-01-18 Alexander Poltorak System and method for maintaining efficiency of a heat sink
WO2018156590A1 (en) * 2017-02-21 2018-08-30 Dlhbowles, Inc. Vacuum generator/amplifier for gas applications and brake booster generation method
KR20200054971A (ko) 2017-09-21 2020-05-20 데이코 아이피 홀딩스 엘엘시 엔진 시스템용 솔레노이드 작동식 진공 펌프와 이를 구비한 시스템
KR101883766B1 (ko) 2018-01-10 2018-08-30 강명호 아스피레이터
WO2022051708A1 (en) 2020-09-07 2022-03-10 Dayco Ip Holdings, Llc A three port, five-way magnetically latching valve for fuel vapor management systems and systems incorporating same
CN116075632A (zh) 2020-09-07 2023-05-05 戴科知识产权控股有限责任公司 用于燃料蒸汽管理系统的磁性闭锁阀以及包括该阀的系统
US11408380B2 (en) 2020-12-24 2022-08-09 Dayco Ip Holdings, Llc Devices for producing vacuum using the Venturi effect having a hollow fletch
US11614098B2 (en) 2020-12-24 2023-03-28 Dayco Ip Holdings, Llc Devices for producing vacuum using the Venturi effect having a solid fletch
EP4294657A1 (en) 2021-02-22 2023-12-27 Dayco IP Holdings, LLC System and methods for a fuel tank pressure control pump

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3234932A (en) * 1960-09-19 1966-02-15 Forrest M Bird Respirator
US4519423A (en) * 1983-07-08 1985-05-28 University Of Southern California Mixing apparatus using a noncircular jet of small aspect ratio
JP2001295800A (ja) * 1999-12-08 2001-10-26 Myotoku Ltd エゼクタ式真空発生器

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1845969A (en) 1928-04-02 1932-02-16 Trico Products Corp Suction augmenting device
US3754841A (en) 1971-05-14 1973-08-28 Bendix Corp Vacuum intensified brake booster system
DE2717685C3 (de) 1977-04-21 1981-04-02 Audi Nsu Auto Union Ag, 7107 Neckarsulm Brennkraftmaschine für Kraftfahrzeuge
US4499034A (en) 1982-09-02 1985-02-12 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Vortex-augmented cooling tower-windmill combination
US4554786A (en) 1982-09-16 1985-11-26 Nissin Kogyo Kabushiki Kaisha Vacuum source device for vacuum booster for vehicles
AU545569B2 (en) 1982-09-16 1985-07-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vacuum source device
US5108266A (en) 1991-05-29 1992-04-28 Allied-Signal Inc. Check valve with aspirating function
US5188141A (en) 1991-12-03 1993-02-23 Siemens Automotive Limited Vacuum boost valve
US5291916A (en) 1992-12-28 1994-03-08 Excel Industries, Inc. Check valve
DE4310761C2 (de) 1993-04-01 1995-10-12 Kayser A Gmbh & Co Kg Strahlpumpe
DE69535095D1 (de) * 1995-02-23 2006-08-10 Ecolab Inc Vorrichtung zum austeilen von gebrauchsfertiger visköser lösung sowie deren verwendung zum austeilen
US6035881A (en) 1997-05-15 2000-03-14 Walter Alfmeier Ag Prazisions-Baugruppenelemente Checkvalve unit
KR20030021636A (ko) * 2001-09-07 2003-03-15 현대자동차주식회사 차량용 브레이크시스템의 보조진공장치
US20060016477A1 (en) * 2004-07-23 2006-01-26 Algis Zaparackas Vacuum enhancing check valve
SE528482C2 (sv) 2005-05-25 2006-11-28 Gm Global Tech Operations Inc Bromsservosystem i en förbränningsmotor av typ Otto
KR100767486B1 (ko) 2006-06-26 2007-10-17 현대자동차주식회사 차량용 브레이크 부압 증폭기
JP2008128150A (ja) 2006-11-23 2008-06-05 Aisan Ind Co Ltd エゼクタおよびそれを用いたブレーキブースタ用負圧供給装置
KR100941808B1 (ko) * 2008-07-11 2010-02-10 현대자동차주식회사 브레이크 부스터 부압 조절 장치
US20110186151A1 (en) 2010-02-04 2011-08-04 Bernard Joseph Sparazynski Check valve
US8925520B2 (en) 2010-03-10 2015-01-06 Ford Global Technologies, Llc Intake system including vacuum aspirator
US10337628B2 (en) 2012-02-20 2019-07-02 Nyloncraft Incorporated High mass flow check valve aspirator
US9022007B2 (en) 2012-03-09 2015-05-05 Ford Global Technologies, Llc Throttle valve system for an engine
US8783231B2 (en) 2012-03-12 2014-07-22 Ford Global Technologies, Llc Venturi for vapor purge
US9827963B2 (en) * 2013-06-11 2017-11-28 Dayco Ip Holdings, Llc Aspirators for producing vacuum using the Venturi effect
BR112017003914B1 (pt) * 2014-08-27 2023-04-04 Dayco Ip Holdings, Llc Gerador de vácuo de baixo custo para um motor apresentando aberturas de venturi ajustadas de maneira personalizada
EP3242997B1 (en) * 2015-01-09 2019-09-25 Dayco IP Holdings, LLC Crankcase ventilating evacuator
US10151283B2 (en) * 2015-02-25 2018-12-11 Dayco Ip Holdings, Llc Evacuator with motive fin
BR112017022110B1 (pt) * 2015-04-13 2023-03-21 Dayco Ip Holdings, Llc Dispositivos para produção de vácuo utilizando o efeito venturi e sistema incluindo um dispositivo para produzir vácuo utilizando o efeito venturi
KR102400685B1 (ko) * 2015-06-23 2022-05-20 데이코 아이피 홀딩스 엘엘시 벤튜리 장치 또는 체크 밸브를 몰딩 후 처리하는 방법

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3234932A (en) * 1960-09-19 1966-02-15 Forrest M Bird Respirator
US4519423A (en) * 1983-07-08 1985-05-28 University Of Southern California Mixing apparatus using a noncircular jet of small aspect ratio
JP2001295800A (ja) * 1999-12-08 2001-10-26 Myotoku Ltd エゼクタ式真空発生器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019534970A (ja) * 2016-09-21 2019-12-05 デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc 真空を生むためのベンチュリデバイスのベンチュリギャップ内のバルブゲート
JP7008691B2 (ja) 2016-09-21 2022-01-25 デイコ アイピー ホールディングス,エルエルシー 真空を生むためのベンチュリデバイスのベンチュリギャップ内のバルブゲート

Also Published As

Publication number Publication date
US20140360607A1 (en) 2014-12-11
KR102074029B1 (ko) 2020-02-05
KR20160018556A (ko) 2016-02-17
EP3007949A1 (en) 2016-04-20
US20180043875A1 (en) 2018-02-15
BR112015030922A2 (ja) 2017-07-25
CN104309596A (zh) 2015-01-28
US10525952B2 (en) 2020-01-07
JP6470741B2 (ja) 2019-02-13
US9827963B2 (en) 2017-11-28
BR112015030922B1 (pt) 2023-04-11
EP3007949B1 (en) 2018-05-30
WO2014200834A8 (en) 2015-09-03
EP3007949A4 (en) 2017-05-03
US10336305B2 (en) 2019-07-02
US20190256070A1 (en) 2019-08-22
CN104309596B (zh) 2018-06-05
WO2014200834A1 (en) 2014-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6470741B2 (ja) ベンチュリ効果を使用した真空生成のための吸引器
US10443627B2 (en) Vacuum producing device having a suction passageway and a discharge passageway entering through the same wall
JP6655162B2 (ja) 原動セクションに複数の副通路および原動出口を有する、ベンチュリー効果を利用して真空を発生させるためのデバイス
US10316864B2 (en) Devices for producing vacuum using the venturi effect
US10571030B2 (en) Valve gate within a Venturi gap of a Venturi device for producing vacuum
EP3262291B1 (en) Evacuator with motive fin
CN109311466B (zh) 用于产生真空的装置中的旁通阀
US11408380B2 (en) Devices for producing vacuum using the Venturi effect having a hollow fletch

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170510

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250