JP2016516600A - 軸方向にオフセットされた周辺および中心結合ねじ山による工具結合を有する切削工具およびその組立て方法 - Google Patents

軸方向にオフセットされた周辺および中心結合ねじ山による工具結合を有する切削工具およびその組立て方法 Download PDF

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Abstract

切削工具(20)は、相互に差別的に結合するように構成された、第1および第2構成要素(22、24)を含む。第1および第2構成要素(22、24)はそれぞれ、周辺および中心結合ねじ山(32、34;36、38)を含み、周辺および中心結合ねじ山(32、34;36、38)はそれぞれ、各構成要素(22、24)の構成要素軸(A、B)の周りにらせん方向に延在する。各構成要素(A、B)の周辺および中心結合ねじ山(32、34;36、38)は互いに軸方向にオフセットされる。第1および第2構成要素(22、24)はそれぞれ、各周辺結合ねじ山(32、36)に配置された半径方向停止表面(40、42)を含む。切削工具(20)の組立位置において、半径方向停止表面(40、42)は互いに当接し、第1構成要素(22)の周辺および中心結合ねじ山(32、34)はそれぞれ第2構成要素(24)の周辺および中心結合ねじ山(36、38)とねじ式に係合し、第1および第2構成要素(22、24)の間の差別的な工具結合を形成する。

Description

発明の分野
本出願の主題は、切削工具が第1構成要素と対応する第2構成要素とを結合するための工具結合を有する種類の切削工具に関する。具体的には工具結合はねじ結合である。
発明の背景
切削工具に、第1構成要素と第2構成要素を確実に結合するための工具結合を提供することができる。
いくつかのそのような切削工具では、工具結合はねじ結合である。そのような切削工具の例は、例えば、米国特許第6,582,164号、米国特許第7,713,004号および米国特許出願公開第2012/0009027号に開示されている。
他のそのような切削工具では、工具結合は、第1および第2構成要素を相互に確実に締結するために異なる作用を提供する。そのような切削工具の例は、例えば、英国特許第765943号、米国特許第4,930,956号および米国特許第4,557,642号に開示されている。
さらに他のそのような切削工具では、工具結合は、概ね半径方向に延在する停止表面を含むことができる。そのような切削工具の例は、米国特許第6,506,003号および米国特許第5,988,953号に開示されている。
改善された工具結合を有する切削工具を提供することが本出願の主題の目的である。
止めナットまたはスクリューなど追加締結部材を必要としない第1構成要素および第2構成要素間の工具結合を有する切削工具を提供することが本出願の主題のさらなる目的である。
即時交換型のものである第1構成要素および第2構成要素間の工具結合を有する切削工具を提供することが本出願の主題のまださらなる目的である。
切削部分が割り出され切削工具が組立位置にあるとき正確な繰返し可能な回転位置決めを保証する第1構成要素および第2構成要素間の工具結合を有する切削工具を提供することが本出願の主題のなおもまださらなる目的である。
切削工具がワークピースと係合するときに生成されるトルクに対抗する働きをする半径方向停止表面を有する第1構成要素および第2構成要素間の工具結合を有する切削工具を提供することが本出願のなおもまださらなる目的である。
発明の概要
本出願の主題の第1の態様によれば、第1構成要素および第2構成要素を含む、切削部分を有する切削工具が提供される。
第1構成要素は、第1構成要素軸を有し、かつ、第1周辺および中心結合ねじ山であって、それぞれ第1構成要素軸の周りにらせん方向に延在し、第1周辺および中心結合ねじ山が互いに軸方向にオフセットされた第1周辺および中心結合ねじ山と;第1周辺結合ねじ山に配置された第1半径方向停止表面とを含む。
第2構成要素は、第2構成要素軸を有し、かつ、第2周辺および中心結合ねじ山であって、それぞれ第2構成要素軸の周りにらせん方向に延在し、第2周辺および中心結合ねじ山が互いに軸方向にオフセットされた第2周辺および中心結合ねじ山と;第2周辺結合ねじ山に配置された第2半径方向停止表面とを含む。
切削工具は非組立位置と組立位置の間で調整可能である。非組立位置において第1および第2構成要素は互いに分離される。組立位置において第1および第2半径方向停止表面は互いに当接し、第1周辺および中心結合ねじ山はそれぞれ第2周辺および中心結合ねじ山とねじ式に係合し、差別的な工具結合が第1および第2構成要素間に形成される。
本出願の主題のさらなる態様によれば、第1構成要素および第2構成要素を含む、切削部分を有する切削工具が同じく提供される。
第1構成要素は、第1構成要素軸を有し、かつ、第1周辺および中心結合ねじ山であって、それぞれ第1構成要素軸の周りにらせん方向に延在し、第1周辺および中心結合ねじ山が互いに軸方向にオフセットされた第1周辺および中心結合ねじ山と;第1周辺結合ねじ山に配置された第1半径方向停止表面とを含む。
第2構成要素は、第2構成要素軸を有し、かつ、第2周辺および中心結合ねじ山であって、それぞれ第2構成要素軸の周りにらせん方向に延在し、第2周辺および中心結合ねじ山が互いに軸方向にオフセットされた第2周辺および中心結合ねじ山と;第2周辺結合ねじ山に配置された第2半径方向停止表面とを含む。
第1および第2周辺結合ねじ山は周辺結合ねじ山ピッチを有し、第1および第2中心結合ねじ山は中心結合ねじ山ピッチを有し、周辺結合ねじ山ピッチは中心結合ねじ山ピッチ未満である。
切削工具は非組立位置と組立位置の間で調整可能である。非組立位置において第1および第2構成要素は互いに分離される。組立位置において第1および第2半径方向停止表面は互いに当接し、第1周辺および中心結合ねじ山はそれぞれ第2周辺および中心結合ねじ山とねじ式に係合する。
本出願の主題の別の態様によれば、第1構成要素および第2構成要素を含む、切削部分を有する切削工具が同じく提供される。
第1構成要素は、第1構成要素軸を有し、かつ、第1周辺および中心結合ねじ山であって、それぞれ第1構成要素軸の周りにらせん方向に延在し、第1周辺および中心結合ねじ山が互いに軸方向にオフセットされ、第1中心結合ねじ山が雌部材に形成された非連続的ねじ山である第1周辺および中心結合ねじ山と;第1周辺結合ねじ山に配置された第1半径方向停止表面とを含む。
第2構成要素は、第2構成要素軸を有し、かつ、第2周辺および中心結合ねじ山であって、それぞれ第2構成要素軸の周りにらせん方向に延在し、第2周辺および中心結合ねじ山が互いに軸方向にオフセットされ、第2中心結合ねじ山が雄部材に形成された非連続的ねじ山である第2周辺および中心結合ねじ山と;第2周辺結合ねじ山に配置された第2半径方向停止表面とを含む。
第1および第2構成要素は以下のように構成される、すなわち、雌部材へ雄部材を挿入し、その後、第1および第2半径方向停止表面を互いに当接させる合計90°以下の第1および第2構成要素の相互の回転が続き、その回転の間、第1および第2中心結合ねじ山が互いに係合し、同時に第1および第2周辺結合ねじ山が互いに係合することを可能にするように構成される。
本出願の主題のなおもさらなる態様によれば、上記の種類の切削工具を組み立てるための方法が同じく提供される。方法は、
第1構成要素を、一方の構成要素の周辺結合ねじ山が他方の構成要素の中心結合ねじ山に隣接した状態でそれらが実質的に軸方向に整列されるように、第2構成要素に対して配置するステップと、
第1および第2周辺結合ねじ山が互いに接触しおよび第1および第2中心結合ねじ山が互いに接触するまで、第1および第2構成要素を互いに軸方向に移動させるステップと、
第1周辺および中心結合ねじ山がそれぞれ第2周辺および中心結合ねじ山とねじ式に係合するまで第1および第2構成要素を互いに回転し、それにより第1および第2構成要素の間の差別的工具結合を開始するステップと、
第1および第2半径方向停止表面が互いに当接するまで第1および第2構成要素を互いにさらに回転させるステップと
を含む。
上の記載は概要であること、および本明細書においてこれ以後記載される特徴はあらゆる組合せで本出願の主題に適用可能であり、例えば、以下の特徴のいずれかは切削工具または切削工具を組み立てる方法に適用可能であることが理解される。
第1および第2周辺結合ねじ山はそれぞれ概ね1つの巻きを有し得る。
第1および第2周辺結合ねじ山はそれぞれ、1つにわずかに満たない巻きを有し得る。
第1半径方向停止表面は、第1周辺結合ねじ山の2つの第1ねじ山端縁部の間に延在する第1接続表面に配置され得る。第2半径方向停止表面は、第2周辺結合ねじ山の2つの第2ねじ山端縁部の間に延在する第2接続表面に配置され得る。
第1半径方向停止表面は、第1構成要素軸を含む第1停止面に横たわり得る。第2半径方向停止表面は、第2構成要素軸を含む第2停止面に横たわり得る。
前記第1および第2中心結合ねじ山はそれぞれ少なくとも3つの巻きを含み得る。
第1構成要素はさらに、第1結合端部表面と、その円周方向の境界を形成する第1周囲表面とを含み得る。第1周辺結合ねじ山は、第1結合端部表面の周辺の少なくとも大部分に沿って延在し得る。第2構成要素はさらに、第2結合端部表面と、その円周方向の境界を形成する第2周囲表面とを含み得る。第2周辺結合ねじ山は、第2結合端部表面の周辺の少なくとも大部分に沿って延在し得る。
第1および第2周辺結合ねじ山は研削され得る。
第1および第2周辺結合ねじ山は周辺結合ねじ山ピッチを有し得る。第1および第2中心結合ねじ山は中心結合ねじ山ピッチを有し得る。周辺結合ねじ山ピッチは中心結合ねじ山ピッチ未満であり得る。
第1および第2構成要素の一方は工具本体を形成し得る。第1および第2構成要素の他方は、切削部分が配置される工具ヘッド部を形成し得る。
第1結合端部表面は、その中に凹設された雌部材を含み得る。第1中心結合ねじ山は雌部材に配置され得、雌ねじを形成する。第2結合端部表面は、それから突き出る雄部材を含み得る。第2中心結合ねじ山は雄部材に配置され得、雄ねじを形成する。
第1および第2中心結合ねじ山は非連続ねじ山であり得る。第1中心結合ねじ山が配置される雌部材の部分は、雌部材のねじ山部分に対して半径方向外方に凹設された2つの直径方向に正反対の雌非ねじ山側面を含み得る。第2中心結合ねじ山が配置される雄部材の部分は、雄部材のねじ山部分に対して半径方向内方に凹設された2つの直径方向に正反対の雄非ねじ山側面を含み得る。
雌部材は、第1周辺および中心結合ねじ山の間に軸方向に置かれた中空の実質的に円筒状の雌位置決め部分を含み得る。雄部材は、第2周辺および中心結合ねじ山の間に軸方向に置かれた実質的に円筒状の雄位置決め部分を含み得る。
組立位置において、雄部材の少なくとも雄位置決め部分は弾性的に変形され得る。
組立位置において、第1および第2構成要素は軸方向に整列され得る。
組立位置において、各第1および第2結合端部表面の周辺の少なくとも大部分が互いに当接する。
切削工具は右勝手切削工具であり得る。第1および第2半径方向停止表面の一方は工具本体に配置され、および切削部分がワークピースと係合するときに生成されるトルクに対抗するように構成され得る。
ピンはキャップ部分を有し得る。組立位置において、ピンは、キャップ部分が第1および第2周囲表面の凹部内に配置され得るように、分離可能に切削工具に取り付けられ得る。
切削工具は左勝手切削工具であり得る。キャップ部分は、切削部分がワークピースと係合するときに生成されるトルクに対抗するように構成され得る。
切削工具は、第1および第2構成要素を相互に差別的に結合するための追加のねじ取付部材が一切ない場合がある。
切削部分は工具ヘッド部と一体ワンピース構造を有するように一体的に形成され得る。
切削部分は、着脱可能にそれに保持される切削インサートを含み得、切削部分は第1材料から作製され、切削インサートは第2のより硬い材料から作製される。
切削工具は旋削切削工具であり得る。
第1半径方向停止表面は、第1結合端部表面の半径方向の寸法が最大である所で第1結合端部表面に配置され得る。
第2半径方向停止表面は、第2結合端部表面の半径方向の寸法が最大である所で第2結合端部表面に配置され得る。
第1構成要素の端面で見られるように、第1結合端部表面は、実質的に矩形の形状を有し、および第1半径方向停止表面はその隅部の1つに配置され得る。第2構成要素の端面で見られるように、第2結合端部表面は、実質的に矩形の形状を有し、および第2半径方向停止表面はその隅部の1つに配置され得る。
雄部材および雌部材は、雌ホルダに対する雄部材の唯一の回転位置で雌部材への雄部材の挿入を可能にするように構成され寸法決めされ得る。
第2構成要素軸を含むマイナーな雄面が雄非ねじ山側面の間に延びる。雄非ねじ山側面は、マイナーな雄面から非均等な雄横距離だけ離間され得る。雄位置決め部分は雄部材と同心状であり得る。第1構成要素軸を含むマイナーな雌面が雌部材のねじ山部分の間に延びる。雌部材の対向ねじ山部分は、マイナーな雌面から非均等な雌横距離だけ離間され得る。雌位置決め部分は雌部材と同心状であり得る。雄横距離の1つは、雌横距離の1つより大きい場合がある。
切削工具を組み立てる方法は、
第1および第2構成要素を互いの方に軸方向に移動させる前、雌非ねじ山側面を雄部材のねじ山部分と、および雄非ねじ山側面を雌部材のねじ山部分と角度的に位置合わせするステップと、
第1および第2半径方向停止表面が互いに当接するように第1および第2構成要素を合計90°以下だけ互いに回転させるステップと、を含み得る。
切削工具を組み立てる方法はまた、
雄位置決め部分を雌位置決め部分に摺動式に受け入れるステップを含み得る。
図面の簡単な説明
本出願のより深い理解のため、および本出願を実際にどのように実行できるかを示すため、次に添付図面を参照する。
切削工具の斜視図である。 図1に示される切削工具の分解斜視図である。 図1および2に示される第1構成要素の側面図である。 図3に示される第1構成要素の平面図である。 第1構成要素軸に沿って取られた図3に示される第1構成要素の第1結合端部表面の端面図である。 図4の線VI−VIに沿って取られた断面図である。 図4の線VII−VIIに沿って取られた断面図である。 図1および2に示される第2構成要素の側面図である。 図8に示される第2構成要素の平面図である。 第2構成要素軸に沿って取られた図8に示される第2構成要素の第2結合端部表面の端面図である。 図1に示される切削工具の平面図である。 図11に示される線XII−XIIに沿って取られた断面図である。 別の切削工具の分解斜視図である。
説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される要素は必ずしも一定の縮尺比で描かれていないことは認識されよう。例えば、一部の要素の寸法は、明確にするために他の要素に対して誇張されている場合があり、またはいくつかの物理的構成要素が1つの機能的ブロックまたは要素の中に含まれている場合がある。適切と考えられる場合、対応する要素または類似の要素を示すために、参照番号は図面を通して繰り返される場合がある。
発明の詳細な説明
以下の記載において、本出願の主題の様々な態様が記載される。説明のため、特定の構成および詳細が、本出願の主題の完全な理解を提供するために十分な詳しさで記載される。しかしながら、本出願の主題は本明細書に示した特定の構成および詳細なしに実行できることも当業者には認識されよう。
最初に図1および2に注目すると、それらは本出願の主題の実施形態による、旋削金属切削作業で使用される種類の切削工具20を示している。切削工具20は、第1構成要素軸Aを有する第1構成要素22を含む。第1構成要素22は典型的に鋼から製造可能である。切削工具20は同じく第2構成要素24を含む。第2構成要素24は第1構成要素22と相補的である。第2構成要素24は第2構成要素軸Bを有する。第2構成要素24は典型的に鋼から製造可能である。切削工具20は第1および第2構成要素22、24のうちの1つに配置された切削部分26を有する。第1および第2構成要素22、24は差別的な工具結合を用いて相互に結合される。そのような差別的な工具結合は、本明細書で上に記載した切削作業よりも、他の種類の切削作業、例えばフライス加工および穴あけ作業などに、場合によっては有利な可能性がある。
次に、第1構成要素22を示す図3〜7を参照する。第1構成要素22は第1の結合および非結合端部27a、27bを含む。第1構成要素22は、第1結合端部表面28と、第1周囲表面30とを含み、第1周囲表面30は第1結合端部表面28の円周方向境界を形成する。第1結合端部表面28は第1結合端部27aに形成される。図5で分かるように、第1周囲表面30は、複数の、例えば5個の第1周囲部分的表面30a、30b、30c、30d、30eを含むことができる。しかしながら、第1周囲表面30は代わりに円筒状であることもでき、この場合1つの連続した表面だけが存在し得ることは理解されよう。
図6に特に示されるように、第1構成要素22は第1周辺および中心結合ねじ山32、34を含む。第1周辺および中心結合ねじ山32、34は、第2構成要素24の対応する第2周辺および中心結合ねじ山36、38とねじ式に係合するように作られている。各第1周辺および中心結合ねじ山32、34は、第1構成要素軸Aの周りにらせん方向に延在する。第1周辺および中心結合ねじ山32、34は、連続的または非連続的なねじ山であることができる。本記載および請求項を通して「連続ねじ山」への言及は、ねじ山の頂のエッジがその関連するらせんの輪郭に完全に横たわるねじ山を指し、「非連続ねじ山」は、ねじ山の頂のエッジが関連するらせんの輪郭に完全に横たわらないねじ山のことを指すことが理解される。図6でわかるように、第1周辺および中心結合ねじ山32、34は、互いに軸方向にオフセットされる。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第1周辺結合ねじ山32は概ね1つの巻きを有し得る。例えば、第1周辺結合ねじ山32は0.9〜1.1の巻きを有し得る。最適には、第1周辺結合ねじ山32は、1つにわずかに満たない巻きを有し得る。例えば、第1周辺結合ねじ山32は、0.95〜0.99の巻きを有し得る。本記載および請求項を通して「1つの巻き」への言及は、ねじ軸の周りの1つの360°回転のことを指すことが理解される。第1周辺結合ねじ山32は、周辺結合ねじ山ピッチPを有し得る。第1周辺結合ねじ山32は、第1結合端部表面28の周辺の少なくとも大部分に沿って延在し得る。第1周辺結合ねじ山32は研削され得る。
第1半径方向停止表面40は第1周辺結合ねじ山32に配置される。第1半径方向停止表面40はおおむね半径方向に延在し、円周方向に面することができる。第1半径方向停止表面40の1つの目的は、第2構成要素24の対応する第2半径方向停止表面42と当接し、従って、切削工具20が組み立てられた状態のとき、切削部分26を同じ円周方向位置に有利に正確に繰り返し位置づけることを保証することである。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第1半径方向停止表面40は、第1周辺結合ねじ山32の2つの第1ねじ山端縁部44の間に延在する第1接続表面43に位置付けられ得る。第1半径方向停止表面40は、第1構成要素軸Aを含む第1停止面P1に横たわり得る。すなわち、第1構成要素22の側面図(すなわち図3)で分かるように、第1半径方向停止表面40は、第1結合端部表面28に対して概ね垂直である。「ねじ山端縁部」は、ねじ山のらせん経路に沿って測定される場合、ねじ山の最終端部に位置付けられた縁部であることが理解される。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第1中心結合ねじ山34は少なくとも3つの巻きを含み得る。第1中心結合ねじ山34は中心結合ねじ山ピッチPを有し得る。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第1構成要素22は、第1結合端部表面28に凹設された雌部材46を含み得る。第1中心結合ねじ山34は雌部材46に配置され得る。第1中心結合ねじ山34が雌部材46に形成されるという理由で、第1中心結合ねじ山34は雌ねじである。第1中心結合ねじ34は非連続ねじ山であり得る。第1中心結合ねじ山34が位置付けられる雌部材46の部分は、2つの直径方向反対側の雌非ねじ山側面48を含み得、雌非ねじ山側面48は雌部材46のねじ山部分に対して半径方向外側に凹設される。第1構成要素軸Aを含むマイナーな雌面P4が雌部材46のねじ山部分の間に延び得る。雌部材46の対向ねじ山部分は、マイナーな雌面P4から非均等雌横距離D3、D4だけ離間され得る。雌部材46は、第1周辺および中心結合ねじ山32、34の間に軸方向に置かれる中空の実質的に円筒状の雌位置決め部分50を含み得る。雌位置決め部分50は第1構成要素軸Aに沿って同心状に延在し得る。
図13を参照すると、本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第1半径方向停止表面40は、第1結合端部表面28の半径方向寸法が最大である所で第1結合端部表面28に位置付けられ得る。例えば、第1結合端部表面28が実質的に矩形の形状を有するとき、第1半径方向停止表面40は、第1構成要素22の端面(すなわち図5)で見られるような、第1結合端部表面28の隅部の1つに位置付けられる。
次に第2構成要素24を示す図8〜10を参照する。第2構成要素24は第2結合および非結合端部51a、51bを含む。第2構成要素24は、第2結合端部表面52および第2周囲表面54を含み、第2周囲表面54は第2結合端部表面52の円周方向境界を形成する。第2結合端部表面52は第2結合端部51aに形成される。図10でわかるように、第2周囲表面54は、複数の、例えば5個の第2周囲部分的表面54a、54b、54c、54d、54eを含み得る。しかしながら、第2周囲表面54は代わりに円筒状であることができ、この場合1つの連続表面だけが存在し得ることが理解される。
図8および10に示されるように、第2構成要素24は第2周辺および中心結合ねじ山36、38を含む。各第2周辺および中心結合ねじ山36、38は、第2構成要素軸Bの周りにらせん方向に延在する。第2周辺および中心結合ねじ山36、38は、連続的または非連続的なねじ山であり得る。図8でわかるように、第2周辺および中心結合ねじ山36、38は互いに軸方向にオフセットされる。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第2周辺結合ねじ山36は概ね1つの巻きを有し得る。例えば、第2周辺結合ねじ山32は0.9〜1.1の巻きを有し得る。最適には、第2周辺結合ねじ山36は、1つにわずかに満たない巻きを有し得る。例えば、第2周辺結合ねじ山32は、0.95〜0.99の巻きを有し得る。第2周辺結合ねじ山36は、周辺結合ねじ山ピッチPを有し得る。第2周辺結合ねじ山36は、第2結合端部表面52の周辺の少なくとも大部分に沿って延在し得る。第2周辺結合ねじ山36は研削され得る。
第2半径方向停止表面42は第2周辺結合ねじ山36に配置される。第2半径方向停止表面42はおおむね半径方向に延在し、円周方向に面することができる。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第2半径方向停止表面42は、第2周辺結合ねじ山36の2つの第2ねじ山端縁部56の間に延在する第2接続表面55に位置付けられ得る。第2半径方向停止表面42は、第2構成要素軸Bを含む第2停止面P2に横たわり得る。すなわち、第2構成要素24の側面図(すなわち図8)で分かるように、第2半径方向停止表面42は、第2結合端部表面52に対して概ね垂直である。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第2中心結合ねじ山38は少なくとも3つの巻きを含み得る。第2中心結合ねじ山38は中心結合ねじ山ピッチPを有し得る。周辺結合ねじ山ピッチPは中心結合ねじ山ピッチP未満である。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第2構成要素24は、第2結合端部表面52から突き出る雄部材58を含み得る。第2中心結合ねじ山38は雄部材58に配置され得る。第2中心結合ねじ山38が雄部材58に形成されるという理由で、第2中心結合ねじ山38は雄ねじである。第2中心結合ねじ山38は非連続ねじ山であり得る。第2中心結合ねじ山38が位置付けられる雄部材58の部分は、2つの直径方向反対側の雄非ねじ山側面60を含み得、雄非ねじ山側面60は雄部材58のねじ山部分に対して半径方向内側に凹設される。第2構成要素軸Bを含むマイナーな雄面P3が雄非ねじ山側面60の間に延び得る。雄非ねじ山側面60は、マイナーな雄面P3から非均等雄横距離D1、D2だけ離間され得る。雄部材58は、第2周辺および中心結合ねじ山36、38の間に軸方向に置かれる実質的に円筒状の雄位置決め部分62を含み得る。雄位置決め部分62は第2構成要素軸Bに沿って同心状に延在し得る。
図13を参照すると、本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第2半径方向停止表面42は、第2結合端部表面52の半径方向寸法が最大である所で第2結合端部表面52に位置付けられ得る。例えば、第2結合端部表面52が実質的に矩形の形状を有するとき、第2半径方向停止表面42は、第2構成要素24の端面(すなわち図10)で見られるような、第2結合端部表面52の隅部の1つに位置付けられる。
図1、2、11および12に示されるように、第1および第2構成要素22、24の一方は工具本体64を形成する。第1および第2構成要素22、24の他方は、工具ヘッド部66を形成し、工具ヘッド部66は、各第1または第2非結合端部27b、51bに位置付けられる切削部分26を含む。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、切削部分26は、工具ヘッド部66と一体ワンピース構造を有するように一体的に形成され得る。本出願の主題のいくつかの他の実施形態によれば、切削部分26は、取外し可能にそこに保持される切削インサート68を含み得る。切削部分26は第1材料から作製され得、切削インサート68は第2のより硬い材料から作製され得る。切削部分26は切れ刃を含む。切削部分26が切削インサート68を含むとき、切れ刃は切削インサート68上にある。
図1、2、11および12を再度参照すると、切削工具20は、非組立位置と組立位置の間で調整可能である。切削工具20が組立位置にあるとき、第1および第2半径方向停止表面40、42は互いに当接する。第1周辺および中心結合ねじ山32、34はそれぞれ第2周辺および中心結合ねじ山36、38とねじ式に係合する。周辺結合ねじ山ピッチPが中心結合ねじ山ピッチP未満であるという理由で、第1および第2構成要素22、24間の差別的な工具結合が形成される。工具結合を差別的に構成することは、第1および第2半径方向停止表面40、42が、第1および第2構成要素22、24が相互に確実に結合されているときだけ互いに当接することを有利に保証する。同様に、差別的な結合は、第1および第2半径方向停止表面40、42が互いに当接する前、第1および第2結合端部表面28、52の間の接触が、前記第1および第2半径方向停止表面40、42が互いに当接することを可能にするさらなる回転を防止しないことを保証する。
第1および第2結合端部表面28、52は互いに当接可能である。第1および第2周辺結合ねじ山32、36を研削されるように構成することは、第1および第2周辺結合ねじ山32、36間の表面接触を有利に促す。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、組立位置において、雄部材58の少なくとも雄位置決め部分62は、弾性的に変形可能である。弾性的変形のおかげで、第1および第2構成要素22、24は、密な係合で結合される。第1および第2構成要素22、24は軸方向に整列されることができる。
この工具結合のおかげで、切削工具20の組立位置のとき、切削工具20は第1および第2構成要素22、24を相互に差別的に結合するための追加のねじ取付け部材が一切ないことが理解される。例えば、米国特許第4,557,642号に開示される結合構成は、2つの構成要素を相互に結合するための差別的なスクリューの形態の追加ねじ取付部材を含むが、一方で本開示による工具結合を有する切削工具はそのようなスクリューを必要としない。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、切削工具20は右勝手切削工具であり得る。本出願の主題のいくつかの他の実施形態によれば、切削工具20は左勝手切削工具であり得る。切削工具20が旋削金属切削作業用の右勝手切削工具として構成されているとき、第1および第2半径方向停止表面40、42の一方が工具本体64に配置され、切削部分26がワークピースと係合するときに生成されるトルクTに対抗するように有利に構成可能である。切削工具20が旋削金属切削作業用の左勝手切削工具であるとき、切削工具20は、キャップ部分72を有するピン70を含むことができる。切削工具20の組立位置において、ピン70は切削工具20に分離可能に取付け可能であり、その結果、キャップ部分72は第1および第2周囲表面30、54の凹部74に配置される。ピン70はねじ山部分76を含むことができ、ピン70は、切削工具20の第1周囲表面30に配置されたねじ穴78の中にねじ式に取付け可能である。キャップ部分72は、切削部分26がワークピースと係合しているときに生成されるトルクTと対抗するように有利に構成されることができる。
本出願の主題の別の態様は、切削工具20を組み立てる方法を含む。最初に、第1および第2構成要素22、24を示す図2を参照する。第1構成要素22は、一方の構成要素22、24の周辺結合ねじ山32、36が他方の構成要素22、24の中心結合ねじ山34、38に隣接した状態でそれらが実質的に軸方向に整列されるように、第2構成要素24に対して配置される。第1および第2周辺結合ねじ山32、36が互いに接触しおよび第1および第2中心結合ねじ山34、38が互いに接触するまで、第1および第2構成要素22、24は互いの方に軸方向に移動される。第1周辺および中心結合ねじ山32、34がそれぞれ第2周辺および中心結合ねじ山36、38とねじ式に係合するまで第1および第2構成要素22、24の少なくとも一方が他方に対して一方向に回転され、従って第1および第2構成要素22、24の間の差別的工具結合を開始する。第1および第2構成要素22、24の少なくとも一方は、第1および第2半径方向停止表面40、42が互いに当接するまで同じ方向に他方に対してさらに回転される。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第1および第2構成要素22、24を互いの方に軸方向に移動させるステップの前、雌非ねじ山側面48は、雄部材58のねじ山部分と角度的に位置合わせされ得、および雄非ねじ山側面60は、雌部材46のねじ山部分と角度的に位置合わせされ得る。前記角度的位置合わせを実行するおかげで、雄部材58を雌部材46に挿入することができる。これにより、第1および第2構成要素22、24の少なくとも一方を、合計で90°以下の相対回転を含むように他方に対して回転するステップが可能になる。
従って、第1および第2構成要素22、24は以下のように構成される、すなわち、雌部材46へ雄部材58を挿入し、その後、第1および第2半径方向停止表面40、42を互いに当接させる合計90°以下の第1および第2構成要素22、24の相互の回転が続き、その回転の間、第1および第2中心結合ねじ山34、38が互いに係合し、同時に第1および第2周辺結合ねじ山32、36が互いに係合することを可能にするように構成される。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、第1および第2構成要素22、24を互いの方に軸方向に移動させるステップは、雄位置決め部分62を雌位置決め部分50に摺動式に受け入れるステップを含み得る。従って、雄部材58および雌部材46は軸方向に整列させられ得る。雄部材58および雌部材60は、雌ホルダ60に対する雄部材58の唯一の回転位置で雄部材58を雌部材60に挿入できるように構成かつ寸法決めされ得る。例えば、雄および雌部材が軸方向に整列させられ、かつ雄横距離D1、D2の一方が雌横距離D3、D4の1つより大きいとき、雌部材46への雄部材58の挿入は、第1中心結合ねじ山34の一部による第2中心結合ねじ山38の一部の妨害により、防止され得る。
本出願の主題の特徴は、第1および第2半径方向停止表面40、42のおかげで、切削部分26は、工具ヘッド部66が割り出されるとき、工具本体64に対して同じ円周方向位置に正確に繰り返し位置づけられることができることであることに留意されたい。これは特に、切削部分26が正確に円周方向位置に位置付けられることが重要な旋削金属切削工具にとって重要である。
本出願の主題の特徴は切削工具20が即時交換結合を有することであることにさらに留意されたい。
本出願の主題の特徴は、ピン70のおかげで、工具結合は右勝手および左勝手工具に適し、切削工具20に第1および第2周辺および中心結合ねじ山36、38の逆「勝手」方向を設ける必要がなく、かつ第1および第2半径方向停止表面40、42を再構成する必要もないことであることになおもさらに留意されたい。
第1および第2周辺結合ねじ山32、36をそれぞれ第1および第2結合端部表面28、52のそれぞれの周辺の少なくとも大部分に沿って延在するように構成することが第1および第2構成要素22、24の間に頑丈な支持領域を提供することにまだなおもさらに留意されたい。
本開示による工具結合を有する工具を用いて多数の利点を実現できる。加えて、工具結合は止めナットまたはスクリューなどの追加の締結部材を用いずに可能である。さらに、工具結合は、切削部分が割り出され、切削工具が組立位置にあるとき、切削部分の正確な繰返し可能な回転位置決めを保証し得る。最後に工具結合は、切削工具がワークピースと係合するときに生成されるトルクに対抗するように働く半径方向停止表面を含む。
第1結合端部表面28の半径方向寸法が最大である所で第1半径方向停止表面40が第1結合端部表面28に配置され、および第2結合端部表面52の半径方向寸法が最大である所で第2半径方向停止表面42が第2結合端部表面52に配置されることにより、第1および第2半径方向停止表面40、42の表面を最大化することが有利に可能になり、従って切削工具がワークピースと係合するときに生成されるトルクに対する対抗が改善される。
本出願の主題をある一定の特定度で記載してきたが、本明細書において以降で特許請求される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を実行できることを理解すべきである。

Claims (34)

  1. 切削部分(26)を有する切削工具(20)であって、
    第1構成要素(22)であって第1構成要素軸(A)を有し、かつ、
    第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)であって、それぞれ前記第1構成要素軸(A)の周りにらせん方向に延在し、軸方向に互いにオフセットされた第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)、ならびに
    前記第1周辺結合ねじ山(32)に配置された第1半径方向停止表面(40)
    を含む第1構成要素(22)と、
    第2構成要素(24)であって第2構成要素軸(B)を有し、かつ、
    第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)であって、それぞれ前記第2構成要素軸(B)の周りにらせん方向に延在し、軸方向に互いにオフセットされた第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)、ならびに
    前記第2周辺結合ねじ山(36)に配置された第2半径方向停止表面(42)
    を含む第2構成要素(24)とを含み、
    前記切削工具(20)が、
    非組立位置であって、
    前記第1および第2構成要素が互いに分離される非組立位置と、
    組立位置であって、
    前記第1および第2半径方向停止表面(40、42)が互いに当接し、
    第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)がそれぞれ前記第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)とねじ式に係合し、および
    差別的な工具結合が前記第1および第2構成要素(22、24)の間に形成される組立位置と
    の間で調整可能である、
    切削工具(20)。
  2. 前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)がそれぞれ概ね1つの巻きを有する、請求項1に記載の切削工具(20)。
  3. 前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)がそれぞれ、1つにわずかに満たない巻きを有する、請求項2に記載の切削工具(20)。
  4. 前記第1半径方向停止表面(40)が、前記第1周辺結合ねじ山(32)の2つの第1ねじ山端縁部(44)の間に延在する第1接続表面(43)に配置され、
    前記第2半径方向停止表面(42)が、前記第2周辺結合ねじ山(36)の2つの第2ねじ山端縁部(56)の間に延在する第2接続表面(55)に配置される、
    請求項2または3に記載の切削工具(20)。
  5. 前記第1構成要素(22)がさらに、第1結合端部表面(28)と、その円周方向の境界を形成する第1周囲表面(30)とを含み、
    前記第1周辺結合ねじ山(32)が、前記第1結合端部表面(28)の周辺の少なくとも大部分に沿って延在し、
    前記第2構成要素(24)がさらに、第2結合端部表面(52)と、その円周方向の境界を形成する第2周囲表面(54)とを含み、
    前記第2周辺結合ねじ山(36)が、前記第2結合端部表面(52)の周辺の少なくとも大部分に沿って延在する、
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  6. 前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)が研削される、請求項5に記載の切削工具(20)。
  7. 前記第1結合端部表面(28)が、その中に凹設された雌部材(46)を含み、
    前記第1中心結合ねじ山(34)が前記雌部材(46)に配置され、雌ねじを形成し、
    前記第2結合端部表面(52)が、それから突き出る雄部材(58)を含み、
    前記第2中心結合ねじ山(38)が前記雄部材(58)に配置され、雄ねじを形成する、
    請求項5または6に記載の切削工具(20)。
  8. 前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)が非連続ねじ山であり、
    前記第1中心結合ねじ山(34)が配置される前記雌部材(46)の部分が、前記雌部材(46)のねじ山部分に対して半径方向外方に凹設された2つの直径方向に正反対の雌非ねじ山側面(48)を含み、
    前記第2中心結合ねじ山(38)が配置される前記雄部材(58)の部分が、前記雄部材(58)のねじ山部分に対して半径方向内方に凹設された2つの直径方向に正反対の雄非ねじ山側面(60)を含む、
    請求項7に記載の切削工具(20)。
  9. 前記雌部材(46)が、前記第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)の間に軸方向に置かれた中空の実質的に円筒状の雌位置決め部分(50)を含み、
    前記雄部材(58)が、前記第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)の間に軸方向に置かれた実質的に円筒状の雄位置決め部分(62)を含む、
    請求項7または8に記載の切削工具(20)。
  10. 前記組立位置において、少なくとも前記雄位置決め部分(62)が弾性的に変形される、請求項9に記載の切削工具(20)。
  11. 前記組立位置において、各前記第1および第2結合端部表面(28、52)の周辺の少なくとも大部分が互いに当接する、請求項5〜10のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  12. 前記第1半径方向停止表面(40)が、前記第1構成要素軸(A)を含む第1停止面(P1)に横たわり、
    前記第2半径方向停止表面(42)が、前記第2構成要素軸(B)を含む第2停止面(P2)に横たわる、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  13. 前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)がそれぞれ少なくとも3つの巻きを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  14. 前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)が周辺結合ねじ山ピッチ(P)を有し、
    前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)が中心結合ねじ山ピッチ(P)を有し、
    前記周辺結合ねじ山ピッチ(P)が前記中心結合ねじ山ピッチ(P)未満である、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  15. 前記第1および第2構成要素(22、24)の一方が工具本体(64)を形成し、
    前記第1および第2構成要素(22、24)の他方が、前記切削部分(26)が配置される工具ヘッド部(66)を形成する、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  16. 前記切削工具(20)が旋削金属切削作業用の右勝手切削工具であり、
    前記第1および第2半径方向停止表面(40、42)の一方が前記工具本体(64)に配置され、かつ前記切削部分(26)がワークピースと係合するときに生成されるトルク(T)に対抗するように構成される、
    請求項15に記載の切削工具(20)。
  17. 前記切削部分(26)が前記工具ヘッド部(66)と一体ワンピース構造を有するように一体的に形成される、請求項15または16に記載の切削工具(20)。
  18. 前記切削部分(26)が第1材料から作製され、およびそれに着脱可能に保持される切削インサート(68)を有し、前記切削インサート(68)が前記第1材料より硬い第2材料から作製される、請求項15〜17のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  19. キャップ部分(72)を有するピン(70)をさらに含み、前記組立位置において、
    前記キャップ部分(72)が前記第1および第2周囲表面(30、54)の凹部(74)内に配置されるように前記ピン(70)が着脱可能に前記切削工具(20)に取り付けられる、
    請求項1〜18のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  20. 前記切削工具(20)が旋削金属切削作業用の左勝手切削工具であり、
    前記キャップ部分(72)が、前記切削部分(26)がワークピースと係合するときに生成される前記トルク(T)に対抗するように構成される、
    請求項19に記載の切削工具(20)。
  21. 前記切削工具(20)は、前記第1および第2構成要素(22、24)を相互に差別的に結合するための追加のねじ取付部材が一切ない、請求項1〜20のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  22. 前記組立位置において、前記第1および第2構成要素(22、24)が軸方向に整列される、請求項1〜21のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  23. 切削部分(26)を有する切削工具(20)であって、
    第1構成要素(22)であって第1構成要素軸(A)を有し、かつ、
    第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)であって、それぞれ前記第1構成要素軸(A)の周りにらせん方向に延在し、軸方向に互いにオフセットされた第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)、ならびに
    前記第1周辺結合ねじ山(32)に配置された第1半径方向停止表面(40)
    を含む第1構成要素(22)と、
    第2構成要素(24)であって第2構成要素軸(B)を有し、かつ、
    第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)であって、それぞれ前記第2構成要素軸(B)の周りにらせん方向に延在し、軸方向に互いにオフセットされた第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)、ならびに
    前記第2周辺結合ねじ山(36)に配置された第2半径方向停止表面(42)
    を含む第2構成要素(24)とを含み、
    前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)が周辺結合ねじ山ピッチ(P)を有し、
    前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)が中心結合ねじ山ピッチ(P)を有し、
    前記周辺結合ねじ山ピッチ(P)が前記中心結合ねじ山ピッチ(P)未満であり、
    前記切削工具(20)が、
    非組立位置であって、
    前記第1および第2構成要素が互いに分離される非組立位置と、
    組立位置であって、
    前記第1および第2半径方向停止表面(40、42)が互いに当接し、
    前記第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)がそれぞれ前記第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)とねじ式に係合する組立位置と
    の間で調整可能である、
    切削工具(20)。
  24. 請求項1に記載の前記切削工具(20)を組み立てる方法であって、
    前記第1構成要素(22)を、前記第2構成要素(24)に対して配置するステップであって、それらが一方の構成要素(22、24)の前記周辺結合ねじ山(32、36)が他方の構成要素(22、24)の前記中心結合ねじ山(34、38)に隣接した状態で実質的に軸方向に整列されるようにするステップと、
    前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)が互いに接触しかつ前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)が互いに接触するまで、前記第1および第2構成要素(22、24)を互いに軸方向に移動させるステップと、
    前記第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)がそれぞれ前記第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)とねじ式に係合するまで、前記第1および第2構成要素(22、24)を互いに回転し、それにより前記第1および第2構成要素(22、24)の間の差別的工具結合を開始するステップと、
    前記第1および第2半径方向停止表面(40、42)が互いに当接するまで、前記第1および第2構成要素(22、24)を互いにさらに回転させるステップと
    を含む方法。
  25. 前記第1および第2半径方向停止表面(40、42)が互いに当接するように前記第1および第2構成要素(22、24)を合計90°以下だけ互いに回転させるステップ、
    を含む請求項24に記載の方法。
  26. 請求項24または25に記載の方法であって、
    前記第1構成要素(22)がさらに、第1結合端部表面(28)と、その円周方向の境界を形成する第1周囲表面(30)とを含み、
    前記第1周辺結合ねじ山(32)が、前記第1結合端部表面(28)の周辺の少なくとも大部分に沿って延在し、
    前記第2構成要素(24)がさらに、第2結合端部表面(52)と、その円周方向の境界を形成する第2周囲表面(54)とを含み、
    前記第2周辺結合ねじ山(36)が、前記第2結合端部表面(52)の周辺の少なくとも大部分に沿って延在し、
    前記第1結合端部表面(28)が、その中に凹設された雌部材(46)を含み、
    前記第1中心結合ねじ山(34)が前記雌部材(46)に配置され、雌ねじを形成し、
    前記第2結合端部表面(52)が、それから突き出る雄部材(58)を含み、
    前記第2中心結合ねじ山(38)が前記雄部材(58)に配置され、雄ねじを形成し、
    前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)が非連続ねじ山であり、
    前記第1中心結合ねじ山(34)が配置される前記雌部材(46)の部分が、前記雌部材(46)の前記ねじ山部分に対して半径方向外方に凹設された2つの直径方向に正反対の雌非ねじ山側面(48)を含み、
    前記第2中心結合ねじ山(38)が配置される前記雄部材(58)の部分が、前記雄部材(58)の前記ねじ山部分に対して半径方向内方に凹設された2つの直径方向に正反対の雄非ねじ山側面(60)を含み、
    前記方法が、
    前記第1および第2構成要素(22、24)を互いに軸方向に移動させる前、前記雌非ねじ山側面(48)を前記雄部材(58)の前記ねじ山部分と、および前記雄非ねじ山側面(60)を前記雌部材(46)の前記ねじ山部分と角度的に位置合わせするステップと、
    前記第1および第2半径方向停止表面(40、42)が互いに当接するように前記第1および第2構成要素(22、24)を合計90°以下だけ互いに回転させるステップと、を含む方法。
  27. 前記雌部材(46)が、前記第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)の間に軸方向に置かれた中空の実質的に円筒状の雌位置決め部分(50)を含み、
    前記雄部材(58)が、前記第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)の間に軸方向に置かれた実質的に円筒状の雄位置決め部分(62)を含み、
    前記第1および第2構成要素(22、24)を互いに軸方向に移動させるステップが、
    前記雄位置決め部分(62)を前記雌位置決め部分(50)に摺動式に受け入れるステップを含む、
    請求項26に記載の方法。
  28. 切削部分(26)を有する切削工具(20)であって、
    第1構成要素(22)であって第1構成要素軸(A)を有し、かつ、
    第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)であって、それぞれ前記第1構成要素軸(A)の周りにらせん方向に延在し、軸方向に互いにオフセットされ、前記第1中心結合ねじ山(34)が雌部材(46)に形成された非連続ねじ山である、第1周辺および中心結合ねじ山(32、34)、ならびに
    前記第1周辺結合ねじ山(32)に配置された第1半径方向停止表面(40)
    を含む第1構成要素(22)と、
    第2構成要素(24)であって第2構成要素軸(B)を有し、かつ、
    第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)であって、それぞれ前記第2構成要素軸(B)の周りにらせん方向に延在し、軸方向に互いにオフセットされ、前記第2中心結合ねじ山(38)が雄部材(58)に形成された非連続ねじ山である、第2周辺および中心結合ねじ山(36、38)、ならびに
    前記第2周辺結合ねじ山(36)に配置された第2半径方向停止表面(42)
    を含む第2構成要素(24)とを含み、
    前記第1および第2構成要素(22、24)が以下のように構成される、すなわち、前記雌部材(46)へ前記雄部材(58)を挿入し、その後、前記第1および第2半径方向停止表面(40、42)を互いに当接させる合計90°以下の前記第1および第2構成要素(22、24)の相互の回転が続き、その回転の間、前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)が互いに係合し、同時に前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)が互いに係合することを可能にするように構成される、
    切削工具(20)。
  29. 前記第1および第2周辺結合ねじ山(32、36)が周辺結合ねじ山ピッチ(P)を有し、
    前記第1および第2中心結合ねじ山(34、38)が中心結合ねじ山ピッチ(P)を有し、
    前記周辺結合ねじ山ピッチ(P)が前記中心結合ねじ山ピッチ(P)未満である、
    請求項28に記載の切削工具(20)。
  30. 前記第1および第2中心結合ねじ山がそれぞれ少なくとも3つの巻きを含む、
    請求項28または29に記載の切削工具(20)。
  31. 前記第1半径方向停止表面(40)が、前記第1結合端部表面(28)の半径方向の寸法が最大である所で前記第1結合端部表面(28)に配置され、
    前記第2半径方向停止表面(42)が、前記第2結合端部表面(52)の半径方向の寸法が最大である所で前記第2結合端部表面(52)に配置される、
    請求項5に記載の切削工具(20)。
  32. 前記第1構成要素(22)の端面で見られるように、前記第1結合端部表面(28)が、実質的に矩形の形状を有し、および前記第1半径方向停止表面(40)がその隅部の1つに配置され、
    前記第2構成要素(24)の端面で見られるように、前記第2結合端部表面(52)が、実質的に矩形の形状を有し、および前記第2半径方向停止表面(42)がその隅部の1つに配置される、
    請求項31に記載の切削工具(20)。
  33. 前記雄部材(58)および前記雌部材(60)が、前記雌ホルダ(60)に対する前記雄部材(58)の唯一の回転位置で前記雌部材(60)への前記雄部材(58)の挿入を可能にするように構成され寸法決めされる、請求項9に記載の切削工具(20)。
  34. 前記第2構成要素軸(B)を含むマイナーな雄面(P3)が前記雄非ねじ山側面(60)の間に延び、
    前記雄非ねじ山側面(60)が、前記マイナーな雄面(P3)から非均等な雄横距離(D1、D2)だけ離間され、
    前記雄位置決め部分(62)が前記第2構成要素軸(B)に沿って同心状に延在し、
    前記第1構成要素軸(A)を含むマイナーな雌面(P4)が前記雌部材(46)のねじ山部分の間に延び、
    前記雌部材(46)の対向ねじ山部分が、前記マイナーな雌面(P4)から非均等な雌横距離(D3、D4)だけ離間され、
    前記雌位置決め部分(50)が前記第1構成要素軸(A)に沿って同心状に延在し、
    前記雄横距離(D1、D2)の1つが、前記雌横距離(D3、D4)の1つより大きい、
    請求項33に記載の切削工具(20)。
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