JP2016516525A - 腰の円軌道運動が可能な全身運動器 - Google Patents

Abstract

本発明は全身運動器に関するもので、さらに詳しくは、腰、背及び腹の縦方向回転及び横方向回転を通じる腰背腹の鍛錬が可能な腰の円軌道運動が可能な全身運動器に関するものである。本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器は、上体、腰及び下体の全身運動器において、人体の頭または肩部分を支えて上体運動を可能にし、腰運動部と連動して動く上体運動部と、人体の腰または尻部分を支え、円軌道運動が可能な腰運動部と、人体の脚部分を支え、左右水平移動が可能な下体運動部とを含み、前記腰運動部は回転軸を基準として回転する回転板を含み、前記回転板の下端面にはボールキャスターが一つ以上形成され、前記回転板の外周面には前記回転板の固定のための固定クランプが円周方向に一つ以上形成されることを特徴とする。【選択図】 図１

Description

本発明は全身運動器に関するもので、より詳しくは、腰、背及び腹の縦方向回転及び横方向拗じれ回転を通じる腰、背、腹の鍛錬が可能な腰の円軌道運動が可能な全身運動器に関するものである。

硬直した姿勢や過度な作業量または加齢化によって身体は腰、背、腹および膝背に異常が生じる退行性脊髄疾患、脊髄が湾曲する側湾症、股関節腰痛症の筋膜痛症、ストレス形成長発育低下、過度な腹筋などにそのまま晒されており、これらの問題を解消するために現代人は長時間の運動をしており、各種の運動器や専門トレーナーから助けを受けている。

その傾向と相まって、種々の身体各部位の運動器および全身運動器が開発されて上市されている。

一例として、頸椎および肩甲運動器、腹筋運動器、電動式脚関節運動器、下体運動器、有酸素運動器、脊髄校正用運動器、ボクシングゲーム運動器、骨板筋肉の収縮運動器、体形校正型伸展運動器、背指圧運動器、握力運動器、肩ツイスト運動器、多目的運動器、全身運動器など数え切れないほど数多くの運動器が開発されて使用されている。

全身運動器として、本出願人により特許登録された大韓民国登録特許公報１０−１２５４９４０（腰背腹鍛錬運動器）が開示されている。

大韓民国登録特許公報１０−１２５４９４０に開示された腰背腹鍛錬運動器は、頭、腰及び脚まで連動される器具メカニズムによって全身運動が可能である点で非常に効率的であると言える。

特に、腰運動においては、横方向運動と縦方向運動を同時にすることができるという点で従来と違う全身運動器を提供している。しかし、横方向運動と縦方向運動のために締結された四角フレーム形状のフレームを互いに連結する連結アダプダを解除して腰部分のフレームを９０度方向に回転させた後、再び固定して使わなければならないという不便があった。

また、大韓民国登録特許公報１０−１２５４９４０に開示された腰背腹鍛錬運動器は、円軌道運動の時、カム及びリンクのバランスを合わせて停止時、突然の回転停止による安全事故に充分対応できない問題が存在することが分かった。

また、腰部分の回転の時、左右移動による衝撃及び左右移動の制御が必要であることが分かった。

本発明は上述した問題点を解決するために案出されたもので、人体の腰、背及び腹を柔軟化させることができ、且つ、筋力を強化させる腰の円軌道運動が可能な全身運動器を提供することにある。

また、従来の本出願人により登録された腰背腹運動器には不備する安全装置であるカム及びリンク回転のバランス制御装置を提供することにある。

また、腰部分の横方向及び縦方向の運動をするために、腰フレームの角度を容易に制御することができる腰の円軌道運動が可能な全身運動器を提供することにある。

また、腰部分を二重支持台構造で形成して腰部分の横方向運動時、左右移動ができるようにし、人体の大きさに関係なく自在に利用することができる腰の円軌道運動が可能な全身運動器を提供することにある。

上述した課題を解決するために、本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器は上体、腰及び下体の全身運動器において、人体の頭または肩部分を支えて上体運動ができるようにし、腰の運動部と連動して動く上体運動部と、人体の腰または尻部分を支えて円軌道運動が可能な腰運動部と、人体の脚部分を支えて左右水平移動が可能な下体運動部とを含み、上記腰運動部は回転軸を基準として回転する回転板を含み、上記回転板の下端面にはボールキャスターが一つ以上形成され、上記回転板の外周面には上記回転板の固定のための固定クランプが円周方向に一つ以上形成されることを特徴とする。

ここで、上記円軌道運動は垂直に形成されたメインリンクと、一端は上記メインリンクの先端部に連結され、他端はリンク従動側に連結されるカムと、上記カムに駆動力を伝達するモーターと、減速器とで構成され、一端は上記メインリンクの所定位置にボールベアリングを含む連結軸によって連結され、他端は固定されたバランス支持台にボールベアリングを含む連結軸によって連結されるバランス安全装置が形成されることができる。

ここで、上記腰運動部は、その下部は高さ調整が可能な軸に連結され、上部にはスライダー板が形成される腰支持台が位置し、上記スライダー板の上には腰支持テーブルが位置し、上記腰支持テーブルは上記スライダー板によって左右に位置が調整され、上記スライダー板の中心部には位置を調整する際にクッションを付与するためのスプリングが中心部に介設されることができる。

ここで、上記腰運動部の上端には腰支持台が形成され、上記腰支持台の一側面には腰補助支持台が形成され、上記腰補助支持台は上体部連結軸と結合され、上記上体部連結軸はリンクボールベアリングを介して上記上体運動部と連結されることができる。

上述した本発明の解決手段によれば、人体の腰、背及び腹を柔軟にさせ、筋力を強化させる腰の円軌道運動が可能な全身運動器を提供することができる。

また、従来の本出願人により登録された腰背腹運動器に不備する安全装置であるカム及びリンク回転のバランス制御装置及び腰部分の縦横方向運動のためのフレームの角度（０〜９０度）を容易に制御することができ、腰部分を二重支持台構造で形成して、腰部分の横方向運動時に、左右移動を可能にし、人体の大きさに関係なく自在に利用することができる腰の円軌道運動が可能な全身運動器を提供することができる。

本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の横方向運動時の正面図である。 図１の腰運動部の右側面図である。 本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の縦方向運動時の正面図である。 図３の腰運動部の右側面図である。 本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器で上体運動部の左側面図である。 本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器で下体運動部の右側面図である。 本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の横方向運動メカニズムの概路図である。 本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の縦方向運動メカニズムの概路図である。

以下、添付された図面を参照して本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の構造、動作及び作用効果を説明する。

本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器（以下「全身運動器」という）は人が仰臥した状態で、上体部分、腰部分及び下体部分の全身運動が可能であり、特に腰部は横方向運動及び縦方向運動が可能な装置である。

図１及び図２は腰部分の横方向運動時の正面図であり、図３及び図４は腰部分の縦方向運動時の正面図である。

本発明の全身運動器は上体運動部と下体運動部が固定された状態でその間に位置した腰運動部が０度〜９０度の範囲内で角度が調整されることができる。即ち、図１の状態（腰の横方向運動時）で腰運動部を９０度回転させると、図３の状態（腰の縦方向運動）時になる。

図１は本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の横方向運動時の正面図であり、図２は図１の腰運動部の右側面図である。

図３は本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の縦方向運動時の正面図であり、図４は図３の腰運動部の右側面図である。

図５は本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器で上体運動部の左側面図であり、図６は本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器で下体運動部の右側面図である。

図示したように、本発明の全身運動器は使用者の頭及び肩部分を支えて上体運動ができるようにする上体運動部１００、使用者の尻部分を支えて腰運動ができるようにする腰運動部２００及び使用者の脚部分を支えて下体運動ができるようにする下体運動部３００を含んでなる。

上体運動部１００、腰運動部２００及び下体運動部３００はそれぞれ水平に配列され、その下部はメインフレーム１に固定され、メインフレーム１の下側には移動可能なキャスターと固定体２が形成されることができる。

上体運動部１００は四角フレーム形状の上体支持フレーム３が形成され、上体支持フレーム３の上にはマットを含む上体支持台５５のシーソー運動を可能にする角度調整ストップバー７が形成される。角度調整ストップバー７と上体支持台５５との間には角度の調整を制御するためにクッション保護用スプリング８が介設される。

上体支持台５５は上体固定ブラケット５０及び回転用カムフォロアベアリング５１によって上体支持フレーム３に回動可能に連結される。

上体支持台５５の最左側端には安全取っ手５８が付着されることができ、上体支持台５５の水平移動が可能にその下端にはスライディング支持台５４がタイヤ及び固定ブラケット５３を介して連結される。

上体支持台５５は腰運動部２００と上体部連結軸３４によって腰補助支持台５７に連結されて、腰運動部２００と連動して運動する。

このような構成によって、上体運動部１００は使用者の頭及び肩部分を支えると同時に、腰運動部２００と連動してシーソー運動ができるように構成される。

腰運動部２００はモーター及び減速器１８を駆動源として、カム２２とメインリンク２４によって上下方向に円運動をする。

腰運動部２００は円軌道運動部と腰支持部とに分けられることができ、図示した腰運動部２００の上側は腰支持部であり、下側は円軌道運動部である。

腰支持部は使用者の腰と尻部分を支える腰支持テーブル３１と、腰支持テーブル３１の水平移動が可能に下端に付着されるスライダー板３０が形成され、スライダー板３０は下端に腰支持台３９が付着される。

腰支持台３９はベアリング及びブラケット２９を介して高さ調節が可能にアクチュエータ２８に連結される。

腰支持台３９は側端がリンクボールベアリング３３によって腰補助支持台５７と連結される。腰支持台３９の左右には安全取っ手３２が付着されることができる。

腰支持部は腰支持台３９とスライダー板３０とによる２段テーブルで構成され、これは腰運動部２００の横方向回転時に左右移動範囲の制御及び衝撃防止装置を可能にする。

即ち、スライダー板３０は下端にガイドベアリングブロック３６と連結され、ガイドベアリングブロック３６との間には衝撃緩和用スプリング３８が介設されて、腰支持台３９が横方向へ運動する時に使用者の腰部分の左右移動範囲を制御するようになり、回転による衝撃を緩和させることができる。

円軌道運動部は腰支持部との連結のためのリンク固定ブラケット２７、リンク固定ブラケット２７と連結されたメインリンク２４、ベアリングを含むリンク連結軸２３によってメインリンク２４と連結されるカム２２、ベアリングを含むリンク従動軸２０を介してカム２２と連結されるカム固定ブラケット２１、モーター及び減速器１８とカム２２とを連結させるメイン軸１９、駆動源であるモーター及び減速器１８を含んでなる。

モーター及び減速器１８の駆動力によってカム２２がリンク従動軸２０を基準として回転し、これと連動してリンク連結軸２３を基準としてメインリンク２４が円軌道運動をしながら、メインリンク２４と連結されている腰支持台３１が円軌道運動をするようになる。

腰支持台３１の円軌道運動時、回転運動のバランスに合わせ、モーターに故障が発生した時、メインリンク２４の急速落下などを防止するための安全装置が設けられることができ、これはバランス安全装置２５によって構成される。

バランス安全装置２５の一端はバランス支持台２６に連結されて固定され、他端はメインリンク２４に回転可能に連結されて、一端を基準として他端はメインリンク２４と連動して回転するようになる。バランス安全装置２５は連結軸とボールベアリングを介してメインリンク２４に連結される。

バランス支持台２６は腰運動部カバー１１の下端に固定され、バランス安全装置２５はメインリンク２４と安全装置固定軸４９によって連結される。

腰運動部２００は本体フレーム１の上に回転板１０が装着され、回転板１０の中心には回転板１０の回転軸１５とベアリングを含む固定ブラケット１６によって回転可能に連結される。本体フレーム１と回転板１０との間には固定板４４が介設されることができる。
また、回転板１０の回転を補助することができるように、回転板１０の下側にはボールキャスター１４が装着されることができ、ボールキャスター１４は回転板１０の補助だけではなく、回転板１０の回転時に垂れることを防止することができる役割を果たす。

回転板１０は一方向を基準として正方向回転及び逆方向回転が可能に構成され、それぞれの方向で０〜９０度の範囲内で回転方向を調節することができる。

回転板１０の回転時に所望の角度だけ回転させ、回転力によって回転角度をオーバーしないように回転板１０の外周面に回転板回転ストップバー１５がさらに形成されることができる。

回転板１０の固定は固定クランプ６によって行われ、固定クランプ６を固定板４４から持ち上げた状態で回転板１０を所望の角度だけ回転した後再び固定クランプ６を固定板４４に固定させて回転板１０を完全に固定する。

固定クランプ６、ボールキャスター１４及び回転軸１５によって腰運動部２００は０度〜９０度の範囲内で回転可能であり、図１を基準として腰運動部２００は横方向運動をするようになる。図１を基準として９０度回転させた時、図３のように腰運動部２００は縦方向運動をする。

下体運動部３００は本体フレーム１に支持台によって連結された踏み台４と、本体フレーム１に連結される脚支持台４０と、脚支持台４０の上にマットを含む脚支持テーブル４１とで構成される。

脚支持台４０は側面に形成された位置調整孔４３と位置調整クランプ４２によって使用者の体に合わせて位置を調整することができる。

図７は本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の横方向運動メカニズムの概路図であり、図８は本発明による腰の円軌道運動が可能な全身運動器の縦方向運動メカニズムの概路図である。

図７を参照すれば、図１の腰運動部の横方向運動をする場合を示したもので、Ａは図１の正面図を概略化した構成であり、Ｂは図２の腰運動部の円運動軌道を概略的に図示したものである。

使用者が仰臥した方向を基準として、腰運動部２００はＳＴＥＰ−１〜ＳＴＥＰ−４の方向に横方向運動をし、これと連動した上体運動部１００は水平移動とともにシーソー運動をするようになり、下体運動部３００は独立的に脚運動をする。

図８を参照すれば、図３の腰運動部の縦方向運動をする場合を示したもので、Ａは図３の正面図を概略化させた構成であり、Ｂは図４の腰運動部円運動軌道を概略的に示したものである。

図８は図７の状態で腰運動部２００を９０度回転させた状態である。
使用者が仰臥した方向を基準として、腰運動部２００はＳＴＥＰ−１〜ＳＴＥＰ−４の方向に縦方向運動をし、これと連動した上体運動部１００は横方向運動時と同じく水平移動とともにシーソー運動をするようになり、下体運動部３００は独立的に脚運動を行うようになる。

このような構成によって、使用者の腰、背及び腹の鍛錬運動を使用者基準に縦方向及び横方向に転換することによって、鍛錬運動の効率をさらに高めることができ、縦方向及び横方向への転換が固定クランプとボールキャスターによって容易に回転が可能になり、腰支持台の高さを独立的なアクチュエータを用いて自動化させて使用が便利になり、腰支持台に左右衝撃防止装置を装着して、円運動軌道の時、左右位置制御と衝撃防止を予防することができ、モーターや減速器の故障及び事故によって回転運動が急加速回転落下されることを予防することができるバランス安全装置を提供するようになって、便宜と運動そして安全を考慮した全身運動器を提供することができるようになる。

上述した本発明の技術的構成は本発明が属する技術分野における当業者が本発明のその技術的思想や必須特徴を変更しなくても他の具体的な形態で実施することができるということを理解すべきである。そこで、以上で説明した実施例は全ての面で例示的なものであり、限定的なものに理解してはならなく、本発明の範囲は上記詳細な説明よりは特許請求の範囲によって表され、特許請求範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるもの解釈すべきである。

Claims (4)

1. 上体、腰及び下体の全身運動器において、
   人体の頭または肩部分を支えて上体運動を可能にし、腰運動部と連動して動く上体運動部と、人体の腰または尻部分を支え、円軌道運動が可能な腰運動部と、人体の脚部分を支え、左右水平移動が可能な下体運動部とを含み、
   前記腰運動部は回転軸を基準として回転する回転板を含み、
   前記回転板の下端面にはボールキャスターが一つ以上形成され、前記回転板の外周面には前記回転板の固定のための固定クランプが円周方向に一つ以上形成されることを特徴とする腰の円軌道運動が可能な全身運動器。
2. 前記円軌道運動は垂直に形成されたメインリンクと、一端は前記メインリンクの先端部に連結され、他端はリンク従動側に連結されるカムと、前記カムに駆動力を伝達するモーターと、減速器とによって構成され、
   一端は前記メインリンクの所定位置にボールベアリングを含む連結軸によって連結され、他端は固定されたバランス支持台にボールベアリングを含む連結軸によって連結されるバランス安全装置が形成されることを特徴とする請求項１に記載の腰の円軌道運動が可能な全身運動器。
3. 前記腰運動部は、下部は高さ調整が可能な軸に連結され、上部にはスライダー板が形成された腰支持台が位置し、前記スライダー板の上部には腰支持テーブルが位置し、前記腰支持テーブルは前記スライダー板によって左右に位置が調整され、前記スライダー板の中心部には位置を調整する際にクッションを付与するためのスプリングが中心部に介設されることを特徴とする請求項１に記載の腰の円軌道運動が可能な全身運動器。
4. 前記腰運動部の上端には腰支持台が形成され、前記腰支持台の一側面には腰補助支持台が形成され、前記腰補助支持台は上体部連結軸に結合され、前記上体部連結軸はリンクボールベアリングを介して前記上体運動部と連結されることを特徴とする請求項１に記載の腰の円軌道運動が可能な全身運動器。

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