JP2016516356A - スピーカー及び携帯リスニング装置を用いた室内の適応等化 - Google Patents

スピーカー及び携帯リスニング装置を用いた室内の適応等化 Download PDF

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Abstract

リスニング領域のインパルス応答を測定するラウドスピーカについて記載する。ラウドスピーカは、オーディオ信号のセグメントに対応する音声を出力できる。音声は、リスナに近接したリスニング装置によって感知され、ラウドスピーカに送信される。ラウドスピーカは、信号セグメントに基づいて、リスニング領域のインパルス応答を推定する適応フィルタを含む。誤差ユニットは、リスニング装置から受信し感知されたオーディオ信号と共に、推定されたインパルス応答を分析して推定値の精度を決定する。精度レベルがその信号セグメントに関して達成されるまで、適応フィルタにより新しい推定値を生成できる。プロセッサは、様々な信号セグメントに対応する1つ以上の推定されたインパルス応答を利用できる。これらの信号セグメントは、リスニング領域のインパルス応答を補償するようにオーディオ信号を調節するための、設定された周波数スペクトルを網羅する。【選択図】図2

Description

[関連事項]
本出願は、米国仮出願第61/784,812号(2013年3月14日出願)の、先の出願日の利益を主張する。
ラウドスピーカの通常運転の間に、ハンドヘルド感知器を用いて、リスニング領域のインパルス応答を測定するラウドスピーカについて説明する。他の実施形態についても、更に説明する。
ラウドスピーカ及びラウドスピーカシステム(以下「ラウドスピーカ」)は、リスニング環境又は領域における音声の再生を可能にする。例えば、1組のラウドスピーカは、リスニング領域に配置して、オーディオ発生源によって駆動し、リスニング領域内の場所に位置するリスナに、音声を放出することができる。リスニング領域の構造及びリスニング領域内の物体(例えば、人及び家具)の構成は、音波に関する複雑な吸収/反射の特性を生成する。これらの吸収/反射の特性の結果として、改善されたリスニング体験を提供する「スイートスポット」が、リスニング領域の中に生成されるが、リスニング領域の他の領域では、リスニング体験が劣悪なまま残される。
リスニング領域の特定の位置にいるリスナの体験を改善するために、そのリスニング領域のインパルス応答を測定し、この測定されたインパルス応答に基づいて、オーディオ信号を調節するオーディオシステムが開発されている。しかし、これらのシステムは、所定の方法で再生しなければならない既知の試験信号に依存する。したがって、リスニング領域の測定されたインパルス応答は、得ることが難しい。
発明の一実施形態は、リスニング領域のインパルス応答を測定するラウドスピーカを対象にする。ラウドスピーカは、オーディオ信号のセグメントに対応する音声を出力することができる。音声は、リスナに近接した携帯リスニング装置によって感知され、ラウドスピーカに送信される。ラウドスピーカには、信号セグメントに基づいて、リスニング領域のインパルス応答の推定を表す1組の係数を生成する最小二乗平均フィルタが含まれる。誤差ユニットは、リスニング領域の推定されたインパルス応答の精度を判定するために、携帯リスニング装置から受信した感知されたオーディオ信号と共に、この1組の係数を分析する。インパルス応答に関する所望の精度レベルが達成される(即ち、所定のレベルより低い誤差信号/値)まで、新しい係数を最小二乗平均フィルタによって生成することができる。
一実施形態では、係数のセットが、オーディオ信号の複数の入力信号セグメントに関して、絶えず計算される。係数のセットを分析して、スペクトル適用範囲を決定することができる。周波数帯域の所望のセットを十分に網羅する係数のセットは、リスナの位置に対するリスニング領域のインパルス応答の推定値を生成するために、組み合わせることができる。このインパルス応答は、オーディオ信号の以降の信号セグメントを修正することにより、リスニング領域によって引き起こされる影響/歪みを補償するために、利用することができる。
ラウドスピーカが通常動作(例えば、音楽作品又は映画のオーディオトラックに対応する音声を出力すること)を実行している間に、上述したシステム及び方法は、堅牢な方法で、リスニング領域のインパルス応答を決定する。したがって、リスニング領域のインパルス応答は、絶えず決定され、更新され、そして、既知のオーディオ信号及び静的環境に依存する複雑な測定技術を使わずに補償することができる。
上述の概要は、本発明の全態様の網羅的なリストを挙げてはいない。本発明には、上述でまとめた種々の態様の全ての好適な組み合わせからの実施可能な全てのシステム及び方法が含まれ、並びに以下の詳細な説明で開示されるもの、特に出願と共に提出された請求項において指摘されるものが含まれると考えられる。このような組み合わせには、上述の概要では具体的には説明されていない特定な利点がある。
本発明の実施形態を、限定としてではなく例として、添付図面の図に示し、図面中、同様の参照符号は同様の要素を示す。本開示での、本発明の「an」又は「1つの」実施形態への言及は、必ずしも同じ実施形態に対するものではなく、それらは、少なくとも1つを意味していることに留意されたい。
オーディオ受信機、ラウドスピーカ及び携帯リスニング装置を有するリスニング領域の図を示す。 オーディオ受信機、複数のラウドスピーカ及び携帯リスニング装置を有する別のリスニング領域の図を示す。 一実施形態に係るラウドスピーカの機能単位ブロック図及び一部のハードウェア構成要素を示す。 信号セグメントのサンプルを示す。 信号セグメントのサンプルを示す。 一実施形態に係る携帯リスニング装置の機能単位ブロック図及び一部のハードウェア構成要素を示す。 一実施形態に係るリスニング領域のインパルス応答を決定する方法を示す。
本発明のいくつかの実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。詳細について多く説明されるが、本発明のいくつかの実施形態は、これらの詳細なしに実施してもよい。他の例では、本説明の理解を不明瞭にすることがないように、周知の回路、構造、及び技術について、詳細には示されていない。
図1Aは、オーディオ受信機2、ラウドスピーカ3及び携帯リスニング装置4を有するリスニング領域の図を示す。オーディオ受信機2は、ラウドスピーカ3に連結して、ラウドスピーカ3の個々のトランスデューサ5を駆動して、リスニング領域1にさまざまな音声及び音声パターンを放出することができる。携帯リスニング装置4は、リスナ6によって保持することができる。そして、以下により詳細に説明するように、1つ以上のマイクを用いて、オーディオ受信機2及びラウドスピーカ3によって作成されるこれらの音声を感知することができる。
図1Aに、単一のラウドスピーカ3を有する場合について示してあるが、別の実施形態では、複数のラウドスピーカ3をオーディオ受信機2に連結してもよい。例えば、図1Bに示すように、ラウドスピーカ3A及び3Bは、オーディオ受信機2に連結される。ラウドスピーカ3A及び3Bは、それぞれ1本の音声プログラムコンテンツ(例えば、音楽作品又は映画のオーディオトラック)の前面左及び前面右のチャネルを表すために、リスニング領域1に配置することができる。
図2は、一実施形態に係るラウドスピーカ3の機能単位ブロック図及び一部のハードウェア構成要素を示す。図2に示される構成要素は、ラウドスピーカ3に含まれる代表的な要素であり、他の構成要素を排除するものと解釈してはならない。図2に示される要素は、キャビネット又は他の構造に収容してもよい。別個に示されているが、一実施形態では、オーディオ受信機2はラウドスピーカ3内に一体化される。ラウドスピーカ3の各要素を、例として以下に説明する。
ラウドスピーカ3は、外部デバイス(例えば、オーディオ受信機2)からオーディオ信号受信用のオーディオ入力7を含むことができる。オーディオ信号は、1本の音声プログラムコンテンツ(例えば、音楽作品又は映画のオーディオトラック)の1つ以上のチャネルを表してもよい。例えば、1本の多重チャネル音声プログラムコンテンツの単一のチャネルに対応する単一の信号は、入力7によって受信することができる。別の例では、単一の信号は、1本の音声プログラムコンテンツの多重チャネルに対応してもよく、その単一の信号の上に多重化される。
一実施形態では、オーディオ入力7は、外部デバイスからデジタルオーディオ信号を受信するデジタル入力である。例えば、オーディオ入力7は、TOSLINKコネクタ又はデジタル無線のインターフェース(例えば、WLAN又はBluetooth(登録商標)受信器)としてもよい。別の実施形態では、オーディオ入力7は、外部デバイスからアナログオーディオ信号を受信するアナログ入力とすることができる。例えば、オーディオ入力7は、結合ポスト、ファーンスタッククリップ(Fahnestock clip)又は電線若しくは導管を受け入れるように設計されているホノプラグ(phono plug)としてもよい。
一実施形態では、ラウドスピーカ3には、オーディオ入力7によって受信するオーディオ信号を処理する、コンテンツプロセッサ8を含むことができる。その処理は、高速フーリエ変換(FFT)などの変換を用いて、時間及び周波数の双方の領域で、動作することができる。コンテンツプロセッサ8は、以下とすることができる。特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用プロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号コントローラ、又は1組のハードウェア論理構造(例えばフィルタ、論理演算装置及び専用の状態機械)である。
コンテンツプロセッサ8は、以下でより詳細に説明するように、オーディオ信号に対してさまざまなオーディオ処理ルーチンを実行して、トランスデューサ5によって生成される音声を調節し改善することができる。オーディオ処理として、指向性調節、ノイズ除去、等化、及びフィルタリングを挙げることができる。一実施形態では、コンテンツプロセッサ8は、ラウドスピーカ3によって決定されたリスニング領域1のインパルス応答に基づいて、オーディオ入力7で受信したオーディオ信号のセグメントを修正する(例えば、時間又は周波数分割)。例えば、コンテンツプロセッサ8は、リスニング領域1によって起こされた歪みを補償するために、ラウドスピーカ3から受信したインパルス応答の逆行列を適用してもよい。ラウドスピーカ3によりリスニング領域1のインパルス応答を決定する処理は、以下で、より詳細に説明する。
ラウドスピーカ3には、キャビネット内で、行、列及び/又は、任意の他の構成で配置される1つ以上のトランスデューサ5が含まれる。トランスデューサ5は、コンテンツプロセッサ8から受信するオーディオ信号を用いて駆動される。トランスデューサ5は、フルレンジドライバ、ミッドレンジドライバ、サブウーファ、ウーファ、及びツィータの、任意の組合せとすることができる。トランスデューサ5の各々は、柔軟なサスペンションを介して、硬質のバスケット又はフレームに接続される軽量ダイアフラム又はコーンを用いることができる。このサスペンションは、円筒状の磁気間隙の中を電線コイル(例えば、ボイスコイル)が軸方向に動くことを制限する。電気オーディオ信号がボイスコイルに印加されると、ボイスコイルの電流によって磁場が生成され、可変の電磁石を形成する。コイル及びトランスデューサ5の磁気システムは、相互に作用して、コイル(したがって、それに結合しているコーン)を前後に動かす機械力を生成する。これによって、コンテンツプロセッサ8から到来する印加された電気オーディオ信号の制御下で、音声を再生する。電磁ダイナミックスピーカドライバについて説明するが、他の型のラウドスピーカドライバ(平面の電磁及び静電ドライバなど)も、トランスデューサ5に用いることができることを当業者は認識するであろう。
ラウドスピーカ3は、複数の同一の又は類似のトランスデューサ5を有するラウドスピーカアレイとして、図1Aに示されるが、ラウドスピーカ3は、他の実施形態では、単一のトランスデューサ5を有する従来のスピーカーユニットとしてもよい。例えば、ラウドスピーカ3には、単一のツィータ、単一のミッドレンジドライバ、又は単一のフルレンジドライバを含むことができる。図1Bに示すように、ラウドスピーカ3A及び3Bには、単一のトランスデューサ5が、それぞれ含まれる。
一実施形態では、ラウドスピーカ3には、オーディオ入力7により受信するオーディオ信号のセグメントについての参照用コピーを記憶するバッファ9が含まれる。例えば、バッファ9は、コンテンツプロセッサ8から受信するオーディオ信号の2つの第2セグメントを絶えず記憶してもよい。バッファ9は、データを記憶することが可能な任意の記憶媒体とすることができる。例えば、バッファ9は、マイクロ電子の不揮発性ランダムアクセスメモリとしてもよい。
一実施形態では、ラウドスピーカ3は、入力オーディオ信号のセグメントの特徴を決定するスペクトル分析器10を含む。例えば、スペクトル分析器10は、バッファ9に記憶される信号セグメントを分析することができる。スペクトル分析器10は、1つ以上の周波数帯域に関して、それぞれ分析された信号セグメントの特徴を決定することができる。例えば、スペクトル分析器10は、5つの周波数帯域(0Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hz、5,001Hz〜10,000Hz、10,001Hz〜15,000Hz、及び、15,001Hz〜20,000Hz)に関して、図3Aに示される信号セグメントのサンプルの特徴を決定することができる。これらの5つの周波数帯域に関して、図3Aの信号セグメントのサンプルを振幅閾値ATと比較して、どの帯域が閾値ATに適合するかを決定することができる。図3Aに示される信号セグメントのサンプルに関して、5,001Hz〜10,000Hz、10,001Hz〜15,000Hz、及び、15,001のHz〜20,000Hzの帯域は閾値ATに適合するが、0Hz〜1,000Hz及び1,001Hz〜5,000Hzの帯域は、閾値ATに適合しない。図3Bは、別の信号セグメントのサンプルを示す。この信号セグメントのサンプルでは、0Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hz、及び5,001Hz〜10,000Hzの帯域は閾値ATに適合するが、1,001Hz〜15,000Hz及び15,001Hz〜20,000Hzの帯域は閾値ATに適合しない。各信号セグメントに関するこのスペクトル特徴づけ/分析は、表又は他のデータ構造で表すことができる。例えば、図3Aの信号に関するスペクトル特徴づけの表は、次のように表すことができる。
Figure 2016516356
例えば、図3Bの信号に関するスペクトル特徴づけの表は、次のように表すことができる。
Figure 2016516356
これらのスペクトル特徴づけの表は、ラウドスピーカ3のローカルなメモリに記憶することができる。例えば、以下で詳細に述べるように、スペクトル特徴づけの表、又は信号セグメントのスペクトルを表す他のデータ(信号セグメント自体を含む)は、メモリユニット15に記憶することができる。
一実施形態では、ラウドスピーカ3は、バッファ9に記憶する信号セグメントを、携帯リスニング装置4から受信した感知されたオーディオ信号に対して比較する、相互相関ユニット11を含む。相互相関ユニット11は、信号セグメント及び感知されたオーディオ信号の類似性を測定して、2つの信号の間の類似のオーディオ特性間の時間分離を判定することができる。例えば、相互相関ユニット11は、バッファ9に記憶する信号セグメントと携帯リスニング装置4から受信した感知されたオーディオ信号との間に、5ミリ秒の遅延時間があると判定することができる。この時間遅延は、信号セグメントがトランスデューサ5によって音声として放出される動作と、放出された音声がリスニング装置4により感知されて感知オーディオ信号を生成する動作と、そして、感知されたオーディオ信号がラウドスピーカ3に送信される動作と、の間の経過時間を反映する。
一実施形態では、ラウドスピーカ3には、相互相関ユニット11により生成された遅延時間に基づいて、バッファ9に記憶する信号セグメントを遅延させるための遅延ユニット12が含まれる。上記で提示した例では、遅延ユニット12は、相互相関ユニット11が、入力信号セグメントと、感知したオーディオ信号(リスニング装置4から受信)との間に、5ミリ秒の遅延時間があると決定したことに応じて、5ミリ秒だけ、信号セグメントを遅延させることができる。遅延を印加することにより、バッファ9に記憶する信号セグメントは、感知されたオーディオ信号の対応する部分と共に、最小二乗平均フィルタ13及び誤差ユニット14により、正確に処理されることが確実になる。遅延ユニット12は、オーディオ信号を遅延させることが可能な任意のデバイス(デジタル信号処理プロセッサ及び/又は1組のアナログ若しくはデジタルフィルタを含む)としてもよい。
上述のように、遅延された信号セグメントは、最小二乗平均フィルタ13及び誤差ユニット14により処理される。最小二乗平均フィルタ13は、適応フィルタリング技法を使用する。この技法は、誤差ユニット14から受信する誤差信号/値の最小二乗平均が最小化されるように、リスニング領域1のインパルス応答の係数推定値を調節するものである。最小二乗平均フィルタとして説明されるが、他の実施形態では、最小二乗平均フィルタ13は、誤差信号に基づいて係数の結果を調節する、任意の適応フィルタ又は確率的勾配降下ベースのフィルタにより、置き換えてもよい。一実施形態では、最小二乗平均フィルタ13は、誤差ユニット14から受信する誤差信号に基づいて、リスニング領域1に関するインパルス応答を表す1組の係数Hを推定する。最初の実行の間は、誤差信号がまだ生成されていないので、最小二乗平均フィルタ13は、誤差信号、又は初期設定値を有する誤差信号なしに、推定された1組の係数Hを生成することができる。
最小二乗平均フィルタ13は、導出した係数Hを遅延された入力信号セグメントに印加して、フィルタ処理した信号を生成する。誤差ユニット14は、携帯リスニング装置4から受信した感知されたオーディオ信号から、フィルタ処理した信号を減算して、誤差信号/値を生成する。その1組の係数Hが、リスニング領域1のインパルス応答と一致する場合には、フィルタ処理した信号は、誤差信号/値がゼロに等しくなるように、感知されたオーディオ信号をちょうど相殺する。そうではなくて、その1組の係数Hが、リスニング領域1のインパルス応答と正確には一致しない場合には、感知されたオーディオ信号からフィルタ処理した信号を減じたものは、ゼロではない誤差信号/値(すなわち、誤差値>0又は誤差値<0)を与える。
誤差ユニット14は、誤差信号/値を最小二乗平均フィルタ13に与える。最小二乗平均フィルタ13は、誤差信号/値に基づくリスニング領域1のインパルス応答の推定値を表す、1組の係数Hを調節する。この調節は、コスト関数を用いて、誤差信号を最小化するように実行することができる。一実施形態では、誤差信号が所定の誤差レベルより小さい場合には、係数がリスニング領域1のインパルス応答を正確に表すことを示すが、最小二乗平均フィルタ13は、更新された1組の係数Hを生成することなしに、上述の1組の係数Hをメモリユニット15に記憶する。その1組の係数Hは、対応する信号セグメントに関して、スペクトル分析器10により生成されたスペクトル特徴づけと共に、メモリユニット15に記憶することができる。メモリユニット15は、データを記憶することができる任意の記憶媒体とすることができる。例えば、メモリユニット15は、マイクロ電子不揮発性ランダムアクセスメモリとしてもよい。
一実施形態では、ラウドスピーカ3には、生成され/記憶される係数H及び対応するスペクトル特徴づけを調べるための係数分析器16を含むことができる。一実施形態では、係数分析器16は、メモリユニット15に記憶された係数Hの各組を分析して、1つ以上の異常な係数Hが存在する可能性を判定する。例えば、1組の係数Hは、生成され/記憶される係数Hの1つ以上の他の組、及び/又は1組の所定の係数Hから大幅に外れる場合には、異常と考えることができる。係数Hの所定の組は、ラウドスピーカ3の製造者により予め設定し、平均のリスニング領域1のインパルス応答に相当することができる。
係数Hの記憶された組のそれぞれは、リスニング領域1のインパルス応答を表すので、それらの変動は、小さく(すなわち、標準偏差は低くするべきである)しなければならない。係数Hのそれぞれの組は、同じリスニング領域1について生成される。しかし、係数Hの各組を生成するための異なる信号セグメントの使用、及びリスニング領域1の軽微な変動(例えば、リスニング領域1の人の増減及び物体/家具の移動)、から生じる小さな差異が存在し得る。一実施形態では、所定の許容誤差レベル(例えば、所定の偏差値)より大きな値だけ、係数Hの1つ以上の他の組から外れる係数Hの組は、異常であると考えられる。異常な係数H及び対応するスペクトル特性の各組は、メモリユニット15から取り除かれるか、又は、コンテンツプロセッサ8により、これらの係数H及び対応するスペクトル特性を用いて以降のオーディオ信号セグメントを修正することがないように、係数分析器16により、異常としてフラグをたててもよい。
一実施形態では、係数分析器16は更に、記憶された係数Hの組が十分なオーディオスペクトル(以降の信号処理がリスニング領域1のインパルス応答を補償することを可能にするようなスペクトル)を表すかどうかを判定する。一実施形態では、記憶された係数Hの組のそれぞれに対応して、スペクトル分析器10により生成された、それぞれのスペクトル特徴づけは、十分な量のオーディオスペクトルが表現されているかどうかを判定するために分析される。例えば、オーディオスペクトルは、以下の5つの周波数帯域に関して分析することができる。0Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hz、5,001Hz〜10,000Hz、10,001Hz〜15,000Hz、及び15,001Hz〜20,000Hz。これらの5つの周波数帯域のそれぞれに関して、単一の信号セグメントのスペクトル特徴づけが、振幅閾値ATに適合するか又は上回る場合には、この信号セグメントに関する係数Hの対応する組は、十分にオーディオスペクトルを網羅している。この場合、その係数Hの単一の組は、コンテンツプロセッサ8に供給されて、入力7により受信する以降の信号セグメントを修正することができる。
単一の信号セグメント及び係数Hの組が、十分には所望のオーディオスペクトルを網羅しない別の場合には、複数の信号セグメントに対応する複数の係数Hの組を用いてもよい。係数Hのこれらの2つ以上の組は、設定されたスペクトルを全体的に表すために用いることができる。図3Aに示される信号セグメントのサンプルに関して、5,001Hz〜10,000Hz、10,001Hz〜15,000Hz、及び、15,001Hz〜20,000Hzの帯域は閾値ATに適合するが、20Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hzの帯域は閾値ATに適合しない。したがって、図3Aの信号だけでは、オーディオスペクトルを十分に網羅しない。同様に、図3Bに示される信号セグメントのサンプルに関して、0Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hz、及び5,001Hz〜10,000Hzの帯域は、閾値ATに適合する一方、10,001Hz〜15,000Hz及び1,5001Hz〜20,000Hzの帯域は閾値ATに適合しない。図3A又は図3Bのどちらの信号も、個別には、全てのスペクトルを表していないが、全体的には、これらの信号は全スペクトルを網羅する(即ち、2つの信号の間で、5つのサンプル帯域のそれぞれは、閾値ATに適合するか又は上回る)。この例では、2つの信号セグメントは、全体的に設定されたスペクトルを表すので、係数分析器16は、これらの信号に関する係数Hの対応する組を組み合わせ/混合することができる。係数Hの組み合わせられた組は、その後、コンテンツプロセッサ8に使用されて、入力7によって受信する以降の信号セグメントを修正することができる。例えば、係数Hの組み合わせられた組は、コンテンツプロセッサ8に供給されて、入力7により受信される以降の入力信号セグメントを修正することができる。一実施形態では、係数Hの組の逆行列は、リスニング領域1のインパルス応答により起こされた歪みを補償するために、コンテンツプロセッサ8により処理された信号セグメントに、印加することができる。
一実施形態では、ラウドスピーカ3は、更に無線コントローラ17を含んでもよい。この無線コントローラは、近くの無線ルータ、アクセスポイント及び/又は他のデバイスから、データパケットを受信及び送信する。コントローラ17は、直接接続を通して又は介在する構成要素(例えば、ルータ又はハブ)により、ラウドスピーカ3とリスニング装置4との間、及び/又は、ラウドスピーカ3とオーディオ受信機2との間、の通信を促進することができる。一実施形態では、無線コントローラ17は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)コントローラである一方、他の実施形態では、無線コントローラ17は、Bluetoothコントローラである。
専用のスピーカーに関して記載されているが、ラウドスピーカ3は、トランスデューサ5を収容する任意のデバイスとすることができる。例えば、ラウドスピーカ3は、音声を放出する一体型のトランスデューサ5を有する、ラップトップコンピュータ、可搬式のオーディオ機器又はタブレットコンピュータにより定義することができる。
上述したように、ラウドスピーカ3は、1本の音声プログラムコンテンツの1つ以上のチャネルを表す音声を、リスニング領域1に放出する。リスニング領域1は、ラウドスピーカ3が位置し、かつ、リスナ6が、ラウドスピーカ3により放出される音声を聞くために位置する場所である。例えば、リスニング領域1は、住宅内の部屋、商用若しくは製造用の施設、又は屋外空間(例えば、円形劇場)、であってもよい。リスナ6は、リスニング装置4が、レベル、ピッチ及び音色を含めて、リスナ6により知覚できる同様な又は同一の音声を感知することができるように、リスニング装置4を保持していることができる。
図4は、一実施形態に係る携帯リスニング装置4の機能単位ブロック図及び一部のハードウェア構成要素を示す。図4に示される構成要素は、リスニング装置4に含まれる代表的な要素であり、他の構成要素を排除するものと解釈してはならない。リスニング装置4の各要素を、例として以下に説明する。
リスニング装置4は、メインシステムプロセッサ18及びメモリユニット19を含むことができる。プロセッサ18及びメモリユニット19は、プログラム可能なデータ処理構成要素及びデータ記憶装置(リスニング装置4のさまざまな機能及び動作を実現するために必要な動作を実行)の任意の好適な組合せを指すように、ここでは一般的に用いられる。プロセッサ18は、スマートホンによく見られるアプリケーションプロセッサとしてもよい一方、メモリユニット19は、マイクロ電子不揮発性ランダムアクセスメモリを指してもよい。オベレーティングシステムは、リスニング装置4のさまざまな機能に固有のアプリケーションプログラムと共にメモリユニット19に記憶することができる。このアプリケーションプログラムは、リスニング装置4のさまざまな機能を実行するために、プロセッサ18により稼働されるか又は実行されることになっている。
一実施形態では、リスニング装置4は、更に無線コントローラ20を含んでもよい。この無線コントローラは、近くの無線ルータ、アクセスポイント、及び/又は他のデバイスから、アンテナ21を使用して、データパケットを受信及び送信する。無線コントローラ20は、直接接続により、又は介在する構成要素(例えば、ルータ又はハブ)により、ラウドスピーカ3とリスニング装置4との間の通信を促進することができる。一実施形態では、無線コントローラ20は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)コントローラであるが、他の実施形態では、無線コントローラ20は、Bluetoothコントローラである。
一実施形態において、リスニング装置4は、デジタル及びアナログオーディオ信号を管理するために、オーディオコーデック22を含むことができる。例えば、オーディオコーデック22は、コーデック22に連結する1つ以上のマイク23から受信する入力オーディオ信号を、管理してもよい。マイク23から受信するオーディオ信号の管理は、アナログデジタル変換及び全般的な信号処理を含むことができる。マイク23は、任意の種類の音響/電気トランスデューサ又はセンサ(微小電子機械システム(MEMS)マイクロホン、圧電マイクロホン、エレクトレットコンデンサマイクロホン、又はダイナミックマイクロホンなど)とすることができる。マイク23は、カーディオイド、全方向性、及び8の字型などの極性パターンの範囲を提供することができる。一実施形態では、マイク23の極性パターンは、時間と共に連続的に変動する可能性がある。一実施形態では、マイク23はリスニング装置4に一体化されている。別の実施形態では、マイク23は、リスニング装置4から分離しており、有線又は無線の接続(例えば、Bluetooth及びIEEE(登録商標)802.11x)を介して、リスニング装置4に連結する。
一実施形態では、リスニング装置4は、リスナ6に対する機器4の向きを判定する1つ以上のセンサ24を含むことができる。例えば、リスニング装置4は、カメラ24A、静電容量センサ24B及び加速度計24Cの1つ以上を含んでもよい。これらのセンサ24の出力は、携帯判定ユニット25により、リスニング装置4がリスナ6の手に、及び/又はリスナ6の耳の近くに、保持されているかどうかを判定するために、用いることができる。リスニング装置4が、いつリスナ6の耳の近くに位置するかを判定することは、リスニング装置4が、リスナ6により聞こえる音声を正確に感知する良好な位置にあるときを判定するのに役立つ。これらの感知された音声は、その後、リスナの位置6におけるリスニング領域1のインパルス応答を決定するために、用いることができる。
例えば、カメラ24Aはリスナ6の顔を捕捉して検出することができる。リスナ6の検出された顔は、リスニング装置4が、リスナ6の耳の近くに保持されている可能性があることを示す。別の例では、静電容量センサ24Bは、リスニング装置4の複数の場所に関する人体の容量性抵抗を感知することができる。リスニング装置4の複数の場所に関する人体の検出は、リスニング装置4がリスナ6の手に保持されていて、リスナ6の耳の近くに位置する可能性があることを示す。更に別の例では、加速度計24Cは、リスナ6の無意識の手の動き/振れを検出することができる。この明瞭な検出された振動数は、リスニング装置4がリスナ6の手に保持されていて、リスナ6の耳の近くに位置する可能性があることを示す。
上述のセンサ入力の1つ以上に基づいて、携帯判定ユニット25は、リスニング装置4が手に保持されているか、及び/又は、リスナ6の耳の近くに位置するかどうか、を判定する。この判定は、リスニング領域1のインパルス応答を決定する処理を、以下により開始するために、用いることができる。(1)1つ以上のマイク23を用いて、リスニング領域1の音声を記録すること、及び(2)処理のために、これらの記録され/感知された音声をラウドスピーカ3に送信すること。
図5は、一実施形態に係るリスニング領域1のインパルス応答を決定する方法を示す。方法50は、ラウドスピーカ3及びリスニング装置4の双方の1つ以上の構成要素により実行することができる。
方法50は、動作51において、開始条件の検出で始まる。開始条件は、ラウドスピーカ3又はリスニング装置4により検出することができる。一実施形態では、開始条件は、リスナ6による、ラウドスピーカ3又はリスニング装置4上の構成又はリセットボタンの選択とすることができる。別の実施形態において、開始条件は、リスニング装置4により、リスニング装置4がリスナ6の耳に近くて/近接している、と検出することである。この検出は、リスニング装置4により、1つ以上の一体型のセンサ24を用いて、リスナ6による直接の入力なしに、自動的に実行することができる。例えば、カメラ24A、静電容量センサ24B及び加速度計24Cの1つ以上からの出力は、リスニング装置4内の携帯判定ユニット25により、リスニング装置4がリスナ6の耳に近くて/近接していることを判定するために、用いることができる。リスニング装置4が、いつリスナ6の耳の近くに位置するかを判定することは、リスナ6に対するリスニング領域1に関する正確なインパルス応答を決定することができるように、リスニング装置4が、リスナ6により聞こえる音声を正確に感知する良好な位置にあるときを判定するのに役立つ。
開始条件の検出と同時に、動作52は信号セグメントを読み出す。信号セグメントは、外部音源(例えば、オーディオ受信機2)又はラウドスピーカ3内のローカルなメモリ源からのオーディオ信号の一部分である。例えば、信号セグメントは、ラウドスピーカ3の入力7により、オーディオ受信機2から受信した、オーディオ信号の2つの第2の時間分割とすることができる。
動作53で、信号セグメントがバッファされる一方、動作54で、信号セグメントのコピーを1つ以上のトランスデューサ5によって再生する。一実施形態では、信号セグメントは、ラウドスピーカ3のバッファ9によりバッファされる。信号セグメントをバッファすることにより、信号セグメントは、以下により詳しく記載するように、コピーされた信号セグメントがトランスデューサ5によって再生されたあと、処理することができる。
動作55において、動作54でトランスデューサ5によって、信号セグメントに基づいて再生された音声は、リスニング装置4により感知される。リスニング装置4は、リスニング装置4に一体化された又は別の方法で連結された1つ以上のマイク23を用いて、音声を感知することができる。上述したように、リスニング装置4は、リスナ6の耳に近接して位置する。したがって、感知されたオーディオ信号(動作54で生成)は、リスナ6により聞こえる音声を特徴づける。
動作56において、感知されたオーディオ信号(動作54で生成)は、無線の媒体/インターフェースによって、ラウドスピーカ3に送信することができる。例えば、リスニング装置4は、無線コントローラ20を用いて、感知されたオーディオ信号をラウドスピーカ3に送信してもよい。ラウドスピーカ3は、無線のコントローラ17によってこの感知されたオーディオ信号を受信することができる。
動作57で、感知されたオーディオ信号及び動作53でバッファされた信号セグメントは、2つの信号間の遅延時間を決定するために、相互相関される。この相互相関は、信号セグメント及び感知されたオーディオ信号の類似性を測定して、2つの信号の間の類似のオーディオ特性間の時間分離を決定することができる。例えば、相互相関は、信号セグメントと、感知されたオーディオ信号との間に、5ミリ秒の遅延時間があると判定することができる。この時間遅延は、信号セグメントがトランスデューサ5を通して音声として放出される動作54と、放出された音声がリスニング装置4により感知されて感知オーディオ信号を生成する動作55と、そして、感知されたオーディオ信号がラウドスピーカ3に送信される動作56と、の間の経過時間を反映する。
動作58において、信号セグメントは、動作57で判定された遅延時間だけ遅延される。遅延を適用することにより、感知されたオーディオ信号の対応する部分と共に、信号セグメントが処理されることが確実となる。遅延は、オーディオ信号を遅延することが可能な任意のデバイス(デジタル信号プロセッサ及び1組のアナログ又はデジタルフィルタを含む)によって、実行することができる。
動作59において、信号セグメントは、信号により網羅される周波数スペクトルを判定するために特徴づけられる。この特徴づけとしては、どの周波数が信号セグメントにおいて可聴であるか、又は、どの周波数帯域が、上述の所定の振幅閾値ATよりも持ち上がっているかを判定することを挙げることができる。例えば、信号セグメントにおける1組の別個の周波数帯域は、どの帯域が、振幅閾値ATに適合するか又は上回るかを決定するために、分析することができる。上述した表1及び表2は、それぞれ、図3A及び図3Bのサンプル信号に関するスペクトル特徴づけの例を示し、動作59において生成することができる。
動作60において、遅延された信号セグメントに基づいて、リスニング領域1のインパルス応答を表す1組の係数Hが、生成される。その係数Hの組は、最小二乗平均フィルタ13、又は、ラウドスピーカ3内の別の適応フィルタによって、生成することができる。リスニング領域1のインパルス応答を表す1組の係数Hの生成に続いて、動作61は、その1組の係数Hに関する誤差信号/値を決定する。一実施形態では、誤差ユニット14は、誤差信号/値を決定することができる。一実施形態では、誤差信号は、その1組の係数Hを遅延された信号セグメントに印加することにより、生成される。動作61は、フィルタ処理した信号を感知されたオーディオ信号から減じて、誤差信号/値を生成する。その1組の係数Hが、リスニング領域1のインパルス応答と一致する場合には、フィルタ処理した信号は、誤差信号/値がゼロに等しくなるように、感知されたオーディオ信号をちょうど相殺する。そうではなくて、その1組の係数Hが、リスニング領域1のインパルス応答と正確には一致しない場合には、感知されたオーディオ信号からフィルタ処理した信号を減じたものは、ゼロではない誤差信号/値(すなわち、誤差値>0又は誤差値<0)を与える。
動作62において、誤差信号は、所定の誤差値に対して比較される。誤差信号が所定の誤差値を超える場合には、方法50は、動作60に戻って、誤差信号に基づいて係数Hの新しい組を生成する。対応する誤差信号が所定の誤差値を下回るまで、係数Hの新しい組が絶えず計算される。高い誤差値に応じるこの反復計算により、係数Hの組が、リスニング領域1のインパルス応答を正確に表すことが確実となる。
1組の係数Hが、動作62で、所定の誤差レベルより小さいことを判定するとすぐに、方法50は、動作63に移動する。動作63において、動作60、61及び62の1つ以上の動作によって生成されたその1組の係数Hを分析する。それにより、他の以前生成された係数Hの組であって、他の信号セグメント又は特有なリスニング領域1の所定の係数Hに対応するものからの偏差を決定する。その1組の係数Hの偏差を決定することにより、係数Hの新しく生成する組が異常でないことが確実となる。係数Hの生成された各組は、リスニング領域1のインパルス応答を表すので、それらの変動は、小さく(すなわち、標準偏差は低くするべきである)しなければならない。係数Hのそれぞれの組は、同じリスニング領域1について生成される。しかし、係数Hの各組を生成するための異なる信号セグメントの使用、及びリスニング領域1の軽微な変動(例えば、リスニング領域1の人の増減及び物体/家具の移動)から生じる小さな差異が存在し得る。一実施形態では、所定の許容誤差レベル(例えば、所定の標準偏差)より超えて、係数Hの1つ以上の他の組から外れる係数Hの組は、異常であると考えられる。異常な係数H及び対応するスペクトル特性の各組は、コンテンツプロセッサ8により、これらの係数H及び対応するスペクトル特性を用いて、以降のオーディオ信号セグメントを修正することがないように、動作64で破棄することができる。
動作63が、係数Hの新しく生成する組が正常であると判定する場合には、動作65は、対応するスペクトル特性と共に、その係数Hの組を記憶することができる。一実施形態では、その1組の係数Hは、対応する信号セグメントに関して、動作59で生成されたスペクトル特徴づけと共に、メモリユニット15に記憶してもよい。
動作66において、方法50は、係数H及び対応するスペクトル特性の記憶された組のそれぞれを分析して、係数Hの記憶された組が十分なオーディオスペクトルを表すかどうかを判定する。この十分なオーディオスペクトルとは、動作67において、入力7により受信する将来の/以降の信号セグメントについて、リスニング領域1のインパルス応答を補償するように処理することを可能にするものである。一実施形態では、記憶された係数Hの組のそれぞれに対応し、動作59で生成された、それぞれのスペクトル特徴づけは、十分な量のオーディオスペクトルが、これらの係数Hによって表現されているかどうかを判定するために分析される。例えば、オーディオスペクトルは、以下の5つの周波数帯域に関して分析することができる。0Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hz、5,001Hz〜10,000Hz、10,001Hz〜15,000Hz、及び15,001Hz〜20,000Hz。単一の信号セグメントのスペクトル特徴づけが、これらの5つの周波数帯域のそれぞれに関して、振幅閾値ATに適合するか又は上回る場合には、この信号セグメントに関する係数Hの対応する組は、オーディオスペクトルを十分に網羅する。この場合、係数Hの単一の組は、コンテンツプロセッサ8に供給されて、動作67において、入力7により受信する以降の信号セグメントを修正することができる。
単一の信号セグメント及び係数Hの組が、十分には所望のオーディオスペクトルを網羅しない別の場合には、複数の信号セグメントに対応する複数の係数Hの組を用いることができる。係数Hのこれらの2つ以上の組は、設定されたスペクトルを全体的に表すために用いることができる。図3Aに示される信号セグメントのサンプルに関して、5,001Hz〜10,000Hz、10,001Hz〜15,000Hz、及び、15,001Hz〜20,000Hzの帯域は閾値ATに適合するが、20Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hzの帯域は閾値ATに適合しない。したがって、図3Aの信号だけでは、オーディオスペクトルを十分に網羅しない。同様に、図3Bに示される信号セグメントのサンプルに関して、0Hz〜1,000Hz、1,001Hz〜5,000Hz、及び5,001Hz〜10,000Hzの帯域は、閾値ATに適合するが、10,001Hz〜15,000Hz及び15,001Hz〜20,000Hzの帯域は閾値ATに適合しない。図3A又は図3Bのどちらの信号も、個別には、全てのスペクトルを表していないが、全体的には、これらの信号は全スペクトルを網羅する(即ち、2つの信号の間で、5つの帯域例のそれぞれが、閾値ATに適合するか又は上回る)。この例では、2つの信号セグメントは、全体的に設定されたスペクトルを表すので、係数分析器16は、これらの信号に関する係数Hの対応する組を組み合わせ/混合することができる。これらの信号サンプルに関する係数Hの組み合わせられた組は、その後、コンテンツプロセッサ8に使用されて、入力7を通して受信する以降の信号セグメントを修正することができる。例えば、係数Hの組み合わせられた組は、コンテンツプロセッサ8に供給されて、入力7により受信される以降の入力信号セグメントを修正することができる。一実施形態では、動作67において、係数Hの組の逆行列は、リスニング領域1のインパルス応答により起こされた歪みを補償するために、コンテンツプロセッサ8により処理される信号セグメントに、印加してもよい。
係数Hの1つ以上の組が、十分には所望のオーディオスペクトルを網羅しないと判定することに応じて、方法50は、別の信号セグメントを読み出すために、動作52に戻る。係数Hの1つ以上の組が、所望のオーディオスペクトルを十分に網羅すると、動作66が判定するまで、方法50は、信号セグメントを分析して、係数Hの組を生成し続ける。
係数Hの1つ以上の組が、十分に所望のオーディオスペクトルを網羅すると判定することに応じて、動作67は、係数Hのこれらの組に基づいて、入力7により受信する以降の信号セグメントを修正する。一実施形態では、動作67において、係数Hの1つ以上の組の逆行列が、信号セグメントに印加される(即ち、H-1)。これらの処理された以降の信号セグメントは、トランスデューサ5により、その後再生することができる。
ラウドスピーカが通常動作(例えば、音楽作品又は映画のオーディオトラックに対応する音声を出力すること)を実行している間に、上述したシステム及び方法は、堅牢な方法で、リスニング領域1のインパルス応答を決定する。したがって、リスニング領域1のインパルス応答は、絶えず決定され、更新され、そして、既知のオーディオ信号及び静的環境に依存する複雑な測定技術を使わずに補償することができる。
上で説明したように、本発明の実施形態は、以下の機械可読媒体(マイクロ電子メモリなど)を搭載する製造品とすることができる。この機械可読媒体は、上述した動作を実行する1つ以上のデータ処理構成要素(全体的に「プロセッサ」と本明細書でいう)をプログラムする命令を記憶するものである。他の実施形態では、これらの動作の一部は、結線論理回路(例えば、専用デジタルフィルタブロック及び状態機械)を含む特定のハードウェア構成要素により実行することができる。それらの動作は、あるいは、プログラムされたデータ処理構成要素及び固定された結線回路(hardwired circuit)構成要素の任意の組み合わせにより実行されることがあり得る。
ある実施形態について説明し添付の図面に示してきたが、このような実施形態は大まかな発明を単に例示するものであってそれを限定するものではない。また、他の種々の変更が当業者に想起され得るため、本発明は図示及び説明した特定の構成及び配置には限定されないことを理解されたい。したがって、説明は、限定的ではなく例示的であるとみなされる。

Claims (23)

  1. ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法であって、
    オーディオ信号の第1セグメントに基づいて、音声を放出するために、1つ以上のトランスデューサを駆動する工程と、
    前記第1セグメントのスペクトル特性を特徴づける工程と、
    前記ラウドスピーカにより、感知されたオーディオ信号を携帯装置から受信する工程であって、前記感知されたオーディオ信号は、前記1つ以上のトランスデューサにより放出されて前記オーディオ信号の前記第1セグメントに対応する前記音声を表す、感知されたオーディオ信号を携帯装置から受信する工程と、
    適応フィルタにより、前記オーディオ信号の前記第1セグメントに基づいて、前記室内に関するインパルス応答を推定する工程と、
    前記感知されたオーディオ信号に基づいて、前記推定されたインパルス応答に関する誤差値を決定する工程と、
    前記誤差値が所定の誤差レベルより小さいこと、及び、前記インパルス応答が、1つ以上の以前記憶されたインパルス応答の許容誤差レベル内であること、に応じて、前記第1セグメントの前記インパルス応答及び前記スペクトル特性を記憶する工程と、
    1つ以上の記憶されたインパルス応答に対応する前記記憶されたスペクトル特性が、所定のスペクトルを網羅すると判定することに応じて、前記1つ以上の記憶されたインパルス応答に基づいて、前記オーディオ信号の第2セグメントを処理する工程と、
    を含むことを特徴とする、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  2. 前記第1セグメントを前記感知されたオーディオ信号と相関させて、前記第1セグメントと前記感知されたオーディオ信号との間の遅延時間を決定する工程と、
    前記遅延時間だけ前記第1セグメントを遅延させて、遅延された第1セグメントを生成する工程と、
    を更に含み、前記インパルス応答を推定する前記工程は、前記遅延された第1セグメントに関して実行される、ことを特徴とする、請求項1に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  3. 前記携帯装置がリスナの耳の近くで保持されていると判定する工程と、
    前記携帯装置が前記リスナの前記耳の近くで保持されていると判定に応じて、前記1つ以上のトランスデューサにより放出される前記音声を前記携帯装置により感知する工程と、
    前記感知されたオーディオ信号を前記携帯装置により前記ラウドスピーカに送信する工程と、
    を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  4. 前記携帯装置が前記リスナの前記耳の近くで保持されていると感知する工程は、静電容量センサ、加速度計及びカメラの1つ以上からの入力に基づいて実行される、ことを特徴とする、請求項3に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  5. 関連するスペクトル特性が前記所定のスペクトルを全体的に網羅する2つ以上の記憶されたインパルス応答を組み合わせる工程を更に含み、前記第2セグメントを処理する工程は、前記組み合わせられた2つ以上の記憶されたインパルス応答に基づいて実行される、ことを特徴とする、請求項1に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  6. 前記誤差値が前記所定の誤差レベルに等しいか又は大きいことに応じて、前記第1セグメント及び前記誤差値に基づいて、前記室内に関する新しいインパルス応答を推定する工程と、
    前記新しい推定されたインパルス応答に関する新しい誤差値を決定する工程と、
    前記新しいインパルス応答の前記新しい誤差値が前記所定の誤差レベルより小さいこと、及び、前記新しいインパルス応答が、1つ以上の以前記憶されたインパルス応答の前記許容誤差レベル内であること、に応じて、前記第1セグメントの前記新しいインパルス応答及び前記スペクトル特性を記憶する工程と、
    を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  7. 前記許容誤差レベルは、前記インパルス応答と前記一つ以上の以前記憶されたインパルス応答との間の測定された偏差であることを特徴とする、請求項1に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  8. 前記第1セグメント及び前記第2セグメントは、前記オーディオ信号の時間分割であることを特徴とする、請求項1に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  9. 前記オーディオ信号は、1本の多重チャネルオーディオコンテンツの1チャネルを表すことを特徴とする、請求項1に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する方法。
  10. オーディオ信号の第1セグメントに対応する音声を放出するトランスデューサと、
    感知されたオーディオ信号をリスニング装置から受信する無線コントローラであって、前記感知されたオーディオ信号は、前記トランスデューサにより放出されて前記オーディオ信号の前記第1セグメントに対応する前記音声を表す、無線コントローラと、
    前記オーディオ信号の前記第1セグメントに基づいて、前記ラウドスピーカが位置する室内のインパルス応答を推定する適応フィルタと、
    前記感知されたオーディオ信号に基づいて、前記室内の前記推定されたインパルス応答に関する誤差値を決定する誤差ユニットであって、前記適応フィルタは、前記誤差値が所定の誤差レベルより小さいこと、及び、前記インパルス応答が、1つ以上の以前記憶されたインパルス応答の許容誤差レベル内であること、に応じて、前記第1セグメントの前記インパルス応答及びスペクトル特性を記憶する、誤差ユニットと、
    1つ以上の記憶されたインパルス応答に対応する前記記憶されたスペクトル特性が、所定のスペクトルを網羅すると判定することに応じて、前記1つ以上の記憶されたインパルス応答に基づいて、前記オーディオ信号の第2セグメントを処理するコンテンツプロセッサと、
    を備えることを特徴とする、ラウドスピーカ。
  11. 前記第1セグメントを特徴づけして前記第1セグメントの前記スペクトル特性を生成するスペクトル分析器を更に備えることを特徴とする、請求項10に記載の、ラウドスピーカ。
  12. 前記第1セグメントと前記感知されたオーディオ信号との間の遅延時間を決定するために、前記第1セグメントを前記感知されたオーディオ信号と相関させるための相互相関ユニットと、
    前記遅延時間だけ前記第1セグメントを遅延させて、遅延された第1セグメントを生成する遅延ユニットと、
    を更に備え、前記適応フィルタは、前記遅延された第1セグメントを用いて、前記室内の前記インパルス応答を推定することを特徴とする、請求項10に記載の、ラウドスピーカ。
  13. 関連するスペクトル特性が前記所定のスペクトルを全体的に網羅する2つ以上の記憶されたインパルス応答を組み合わせるための係数分析器を更に備え、前記コンテンツプロセッサは、前記組み合わせられた2つ以上の記憶されたインパルス応答に基づいて、前記第2セグメントを処理することを特徴とする、請求項10に記載のラウドスピーカ。
  14. 前記適応フィルタは、前記誤差値が前記所定の誤差レベルに等しいか又は大きいことに応じて、前記第1セグメント及び前記誤差値に基づいて、前記室内に関する新しいインパルス応答を推定することを特徴とする、請求項10に記載のラウドスピーカ。
  15. 前記許容誤差レベルは、前記インパルス応答と前記一つ以上の以前記憶されたインパルス応答との間の測定された偏差であることを特徴とする、請求項10に記載のラウドスピーカ。
  16. 前記適応フィルタは、最小二乗平均フィルタであることを特徴とする、請求項10に記載のラウドスピーカ。
  17. ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品であって、
    命令を記憶する機械可読記憶媒体を備え、前記命令は、コンピュータのプロセッサによって実行されると、
    前記第1セグメントのスペクトル特性を特徴づけ、
    前記ラウドスピーカにより、前記1つ以上のトランスデューサにより放出されて前記オーディオ信号の前記第1セグメントに対応する前記音声を表す、感知されたオーディオ信号を携帯装置から受信し、
    適応フィルタにより、前記オーディオ信号の前記第1セグメントに基づいて、前記室内に関するインパルス応答を推定し、
    前記感知されたオーディオ信号に基づいて、前記推定されたインパルス応答に関する誤差値を決定し、
    前記誤差値が所定の誤差レベルより小さいこと、及び、前記インパルス応答が、1つ以上の以前記憶されたインパルス応答の許容誤差レベル内であること、に応じて、前記第1セグメントの前記インパルス応答及び前記スペクトル特性を記憶し、
    1つ以上の記憶されたインパルス応答に対応する前記記憶されたスペクトル特性が、所定のスペクトルを網羅すると判定することに応じて、前記1つ以上の記憶されたインパルス応答に基づいて、前記オーディオ信号の第2セグメントを処理することを特徴とする、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品。
  18. 前記機械可読記憶媒体は、追加の命令を記憶し、前記追加の命令は、前記コンピュータの前記プロセッサで実行されると、
    前記第1セグメントを前記感知されたオーディオ信号と相関させて、前記第1セグメントと前記感知されたオーディオ信号との間の遅延時間を決定し、
    前記遅延時間だけ前記第1セグメントを遅延させて、遅延された第1セグメントを生成し、前記インパルス応答を推定することは、前記遅延された第1セグメントに関して実行されることを特徴とする、請求項17に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品。
  19. 前記機械可読記憶媒体は、追加の命令を記憶し、前記追加の命令は、前記コンピュータの前記プロセッサで実行されると、
    関連するスペクトル特性が前記所定のスペクトルを全体的に網羅する2つ以上の記憶されたインパルス応答を組み合わせ、前記第2セグメントを処理することは、前記組み合わせられた2つ以上の記憶されたインパルス応答に基づいて実行されることを特徴とする、請求項17に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品。
  20. 前記機械可読記憶媒体は、追加の命令を記憶し、前記追加の命令は、前記コンピュータの前記プロセッサで実行されると、
    前記誤差値が前記所定の誤差レベルに等しいか又は大きいことに応じて、前記第1セグメント及び前記誤差値に基づいて、前記室内に関する新しいインパルス応答を推定し、
    前記新しい推定されたインパルス応答に関する新しい誤差値を決定し、
    前記新しいインパルス応答の前記新しい誤差値が所定の誤差レベルより小さいこと、及び、前記新しいインパルス応答が、1つ以上の以前記憶されたインパルス応答の許容誤差レベル内であること、に応じて、前記第1セグメントの前記新しいインパルス応答及びスペクトル特性を記憶することを特徴とする、請求項17に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品。
  21. 前記許容誤差レベルは、前記インパルス応答と前記一つ以上の以前記憶されたインパルス応答との間の測定された偏差であることを特徴とする、請求項17に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品。
  22. 前記第1セグメント及び前記第2セグメントは、前記オーディオ信号の時間分割である、ことを特徴とする請求項17に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品。
  23. 前記オーディオ信号は、1本の多重チャネルオーディオコンテンツの1チャネルを表すことを特徴とする、請求項17に記載の、ラウドスピーカにより室内に放出される音声を調節する製造品。
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