JP2016513583A - 骨髄濃縮器 - Google Patents

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Abstract

溶解した赤血球及び溶解剤を含有するBMAなどの複数成分の試料の、所望の成分、例えば、幹細胞を含有する細胞ペレット及び残りの成分への分離のための器具が提供される。本出願は、所望の部分を残りの部分から分離するように構成される分離器と、分離器によって支持され、所望の成分が分離器によって残りの成分から分離された後、複数成分の試料の所望の成分を収集するように構成される収集器と、分離器及び収集器を少なくとも部分的に封入及び支持する筐体と、を含む、デバイスを開示する。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2013年3月14日に出願された米国特許出願第13/826,332号に対する優先権を主張し、その開示は、その全体として参照することにより本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本開示は、複数成分の試料の濃縮器/分離器に関する。より具体的には、本開示は、種々の生物学的成分を分離及び濃縮するように構成される多ローブ遠心分離機に関する。
骨髄吸引は、針を骨に挿入すること、及び骨から材料を採取することを含む。採取された材料、例えば、採取された骨髄吸引物又は「BMA」は、血漿、赤血球、及び軟膜層(幹細胞を含む)を含む、複数の成分を含有し得る。複数成分の試料の採取後、複数の成分は、しばしばともに混合され、そのため、いずれの単一の成分の濃縮された試料の収集も困難であり得る。複数成分の試料は、例えば、所望の成分(軟膜等)、並びに残りの成分(血漿及び赤血球等)を含む、種々の成分に分離することができる。
複数成分の試料の残りの成分から所望の成分を分離するために使用することができる1つのプロセスは、遠心分離である。複数成分の試料の遠心分離の間、例えば、遠心分離デバイス内では、試料の複数の成分の各々は、成分の各々のそれぞれの密度に基づいて、デバイス内で特定の半径方向位置を採る。したがって、複数の成分は、遠心分離デバイスが、適切な期間、適切な角速度で回転する時、分離する。
図1Aを参照すると、採取されたBMA 1の試料を収集し、適切な抗凝固剤の添加により凝固するのを防止することができる。次いで、採取されたBMA 1は、遠心分離機8によって、その複数の成分部に分離することができる。採取されたBMA 1の遠心分離(又は回転軸10の周囲での回転)は、赤血球3をもたらし、これは、採取されたBMA 1の最も高密度の部分であり、採取されたBMA 1の他の部分に対して、遠心分離機8の回転軸10から最も遠くに濃縮される。血漿7(採取されたBMA 1の最も低密度の部分)は、遠心分離後、回転軸10の最も近傍に配置される。軟膜5は、血漿7と赤血球3との間に位置する。
赤血球3と血漿7との間の軟膜5の中間位置により、かつ赤血球層3及び血漿層7に対して比較的小さい軟膜層5のサイズにより、遠心分離後の濃縮された体積の軟膜5の抽出は困難であり得る。赤血球層3を排除する1つの手段は、赤血球を溶解することによるものである。高い濃度での高い割合(%)の所望の成分の回収を可能にする遠心分離デバイスは、ある手順に対して、時間及び費用節約をもたらし得る。
本開示は、一実施形態に従い、複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離するように、回転軸の周囲を回転するように構成される収集トレーを提供する。収集トレーは、回転軸から垂直に延在する半直線ラインを含むことができる。収集トレーは、複数成分の試料を受容するように構成される収集本体と、収集本体によって支持される複数のローブとを含むことができる。ローブの各々は、2つのローブベース部分と、頂点と、ローブベース部分の1つと頂点との間に各々延在する2つのローブ側壁とを有することができる。ローブのうちの少なくとも1つは、それぞれのローブベース部分と頂点との間に半径方向に位置する点において、ローブ側壁の1つに垂直に交差する、真っ直ぐなローブラインを画定することができ、そのため、半直線ラインは、半直線ラインとローブラインとの間で測定されるローブ角度を画定するように、その点に交差する。収集トレーのローブ角度は、特定の角度を上回り、そのため特定の角度のアークタンジェントは、所望の成分及びローブ側壁の有効摩擦係数に等しい。
別の実施形態に従い、本開示は、複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離するように構成されるデバイスを提供する。デバイスは、複数成分の試料を受容するように構成される内部を画定するボウル部分を含み、ボウル部分は、回転軸の周囲を回転するように構成される。デバイスは、回転軸の周囲を回転するように、ボウル部分によって支持されるように構成される収集トレーを更に含む。収集トレーは、回転軸から垂直に延在する半直線ラインを画定し、収集トレーは、2つのローブベース部分、頂点、及びローブベース部分の1つから頂点まで各々延在する2つのローブ側壁を有する、少なくとも1つのローブを含む。少なくとも1つのローブは、水盤を少なくとも部分的に画定し、水盤は、複数成分の試料が、回転軸の周囲でのボウル部分の回転中に、内部から水盤に移動可能であるように、ボウル部分の内部と流体連通している。少なくとも1つのローブは、半直線ラインとは異なるローブラインを更に画定し、半直線ラインは、ローブ側壁に沿った点において、ローブ側壁の1つに交差する。ローブラインは、半直線ラインとローブラインとの間のローブ角度を画定するように、その点に垂直に交差する。
別の実施形態に従い、本開示は、採取されたBMA試料を処理するためのプロセスを提供する。プロセスは、採取されたBMA試料及び赤血球溶解剤を組み合わせて、複数成分の試料を形成する工程と、複数成分の試料を含有するデバイスを回転軸の周囲で回転させて、複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離する工程と、所望の成分の少なくとも一部分を収集する工程と、を含む。
前述の発明の概要、及び以下の本出願の好ましい実施形態の詳細な説明は、添付の図面とともに読まれれば、より良く理解されるであろう。本出願の外科器具及び方法を例解する目的のために、好ましい実施形態が図面に示される。しかしながら、本出願は、開示される特定の実施形態及び方法に限定されず、その目的のためには、特許請求の範囲が参照されることを理解するべきである。図面は、以下の通りである。
複数成分の試料を含有する遠心分離機の側面図である。 溶解した赤血球を伴うBMAの試料を含有する、図1Aに例解される遠心分離機の側面図である。 デバイスが、分離器、収集器、及び筐体を含む、一実施形態に従うデバイスの断面図である。 分離器の一部分が、ボウル部分、収集トレー、及び回転軸を含む、図2に例解される分離器の一部分の断面概略図である。 図3Aに例解される分離器の上部平面概略図部分(a top plan schematic view portion)である。 一実施形態に従う、図3Aに例解される分離器の部分の概略上部平面図である。 別の実施形態に従う、図3Aに例解される分離器の部分の概略上部平面図である。 別の実施形態に従う、図3Aに例解される分離器の部分の概略上部平面図である。 ボウル部分が複数成分の試料で充填された後、かつボウル部分及び収集トレーの回転軸の周囲での回転前の図3Aに例解されるボウル部分、収集トレー、及び回転軸の断面概略図である。 ボウル部分が複数成分の試料で充填された後、かつボウル部分及び収集トレーの回転軸の周囲での回転中の図3Aに例解されるボウル部分及び収集トレーの断面概略図である。 図2に例解される分離器の別の部分の上部平面図であり、該部分は、蓋を含む。 別の実施形態に従う、図2に例解される蓋の上部平面図である。 分離器が、組み立てられた構成にあるボウル部分、収集トレー、及び蓋を含む、図2に例解される分離器の断面図である。 一実施形態に従う、収集トレーが、第2の位置決定特性を含み、蓋が、第1の位置決定特性を含む、図5Cに例解される収集トレー及び蓋の拡大断面図である。 別の実施形態に従う、収集トレーが、第2の位置決定特性を含み、蓋が、第1の位置決定特性を含む、図5Cに例解される収集トレー及び蓋の拡大断面図である。 別の実施形態に従う、収集トレーが、第2の位置決定特性を含み、蓋が、第1の位置決定特性を含む、図5Cに例解される収集トレー及び蓋の拡大断面図である。 分離器が複数成分の試料で充填された後、かつ分離器の回転軸の周囲での回転前の図2に例解される分離器の断面概略図である。 分離器が複数成分の試料で充填された後、かつ分離器の回転軸の周囲での回転前の図6Aに例解される分離器の上部平面図である。 分離器が複数成分の試料で充填された後、かつ分離器の回転軸の周囲での回転後の図6Bに例解される分離器の断面概略図である。 分離器が複数成分の試料で充填された後、かつ分離器の回転軸の周囲での追加の回転中の図6Cに例解される分離器の断面概略図である。 分離器が複数成分の試料で充填された後、かつ分離器の回転軸の周囲での回転が完了した後の図6Dに例解される分離器の断面概略図である。 分離器が複数成分の試料で充填された後、かつ分離器の回転軸の周囲での回転が完了した後の図6Aに例解される分離器の上部平面図である。 第1の退縮構成にある、一実施形態に従う、図2に例解される収集器の上部平面図である。 第2の拡張構成にある、図7Aに例解される収集器の上部平面図(a top pan view)である。 第1の退縮構成にある、図7Aに例解される収集器の斜視図である。 第2の拡張構成にある、別の実施形態に従う、図2に例解される収集器の上部平面図である。 一実施形態に従い、収集器が、分離器に対して固定され、収集器が、第1の退縮構成にある、分離器の回転軸の周囲での回転が完了した後の図2に例解されるデバイスの断面概略図である。 収集器が、第2の拡張構成にある、図8Aに例解されるデバイスの断面概略図である。 別の実施形態に従う、収集器が、分離器に対して固定される、図8Aに例解されるデバイスの一部分の拡大断面概略図である。 図8Cに例解されるような分離器に固定される収集器の上部平面図である。 別の実施形態に従う、収集器の上部平面図である。 収集器が第1の退縮構成にある、一実施形態に従う、図7Aに例解される収集器の上部平面図である。 収集器が第1の退縮構成にある、別の実施形態に従う、図7Aに例解される収集器の上部平面図である。 収集器が第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移している、図11Aに例解される収集器の上部平面図である。 収集器が第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移している、図11Aに例解される収集器の上部平面図である。 収集器が第2の拡張構成にある、図11Aに例解される収集器の上部平面図である。 筐体が外シェル及びキャップを含む、図2に例解される筐体の断面図である。
以下の説明において、特定の専門用語は便宜上使用されるに過ぎず、限定的ではない。「上(upper)」、「下(lower)」、「〜の上(above)」、及び「〜の下(below)」という語は、参照する図面における方向を示す。専門用語には、前述で列記した語、その派生語、及び同様の意味を有する語が含まれる。更に、動径又は極座標系が本明細書において提供及び説明される。極座標系は、軸、例えば、回転軸上に中心があり、かつそれに対して垂直である、2次元半径方向平面を含む。極座標系は、面に沿った軸からの距離として測定される動径成分を画定する。「内(inner)」及び「外(outer)」という語は、それぞれ軸により近い、及びそれからより遠い位置を示す。極座標系は、軸周囲の角度位置として測定される角度成分を更に画定する。動径座標系は、第1の又は縦方向L、縦方向Lに対して垂直である第2の又は横方向A、並びに縦方向L及び横方向Aの両方に対して垂直である第3の又は横断方向Tを含む、3次元の座標系、例えば、右手座標系に変換することができる。縦方向L及び横方向Aは、半径方向平面に対応する平面、及び横断方向Tにおける位置に対応する半径方向軸に沿った位置を画定することができる。
「複数(plurality)」という用語は、本明細書で使用される際、2つ以上を意味する。値の範囲が表される場合、別の実施形態は、その1つの特定の値から、及び/又は他の特定の値までを含む。同様に、「約」という先行詞の使用により、値が近似値として表される時、その特定の値は別の実施形態をなすことが理解されるであろう。更に、範囲で記述される値への言及は、その範囲内のあらゆる値が含まれる。全ての範囲は包括的であり、組み合わせ可能である。また、本明細書に別々の実施形態との関連で開示された本発明の特定の特徴は、単一の実施形態中に組み合わせて提供されてもよい。逆に、単一の実施形態との関連で説明された本発明の様々な特徴はまた、個別に、又は任意のサブコンビネーションとして提供されてもよい。
図1A及び1Bを参照すると、採取されたBMA試料1への低張溶液、例えば、0.5パーセントの塩化アンモニウムの添加は、赤血球3の溶解をもたらす。溶解剤は、赤血球膜を破断し、上清層13(溶解された血液細胞3、溶解剤、及び血漿7の内容物を含有し得る)、並びに軟膜層5をもたらす。軟膜5は上清13よりも高密度であるため、溶解されたBMA 11が遠心分離を受けた後、軟膜5は、上清13に対して、遠心分離機8の回転軸10からより遠くで濃縮されて、細胞ペレット15を形成する。遠心分離機8の最外周における細胞ペレット15のこの位置付けは、以下で更に詳細に説明されるように、濃縮された量の細胞ペレット15のより効率的な収集をもたらすことができる。
図1A〜2を参照すると、複数の成分処理デバイス18(以降「デバイス」と称する)は、複数成分の試料の成分を分離するように構成される分離器装置20(以降「分離器」と称する)を含むことができ、例えば、複数成分の試料は、採取及び溶解されたBMA 11であり得る。分離器20は、溶解及び遠心分離されたBMA 11をもたらすように、例えば、遠心分離によって、溶解されたBMA 11を分離するために使用することができる。溶解及び遠心分離されたBMA 11は、所望の成分、例えば、細胞ペレット15、並びに残りの成分、例えば、溶解された赤血球3、溶解剤、及び血漿7を含む上清層13を含むことができる。分離器20は、所望の成分の濃縮された試料を収集することができるように、所望の成分を残りの成分から分離するように構成することができる。デバイス18は、分離器20に対して固定され、かつ所望の成分が分離器20によって残りの成分から分離された後、複数成分の試料の所望の成分を収集するように構成される、収集装置100(以降「収集器」と称する)を更に含むことができる。デバイス18はまた、分離器20及び収集器100を少なくとも部分的に封入及び支持する、筐体300を含むことができる。
以下で更に詳細に説明されるように、デバイス18は、所望の成分、例えば、溶解及び遠心分離されたBMA 1の細胞ペレット15が、溶解及び遠心分離の前に、採取されたBMA 1の幹細胞の平均体積濃度を上回る、幹細胞の体積濃度を有するように、構成することができる。一実施形態に従い、細胞ペレット15内の幹細胞の体積濃度は、採取されたBMA 1内の幹細胞の平均体積濃度の少なくとも多倍、例えば、4倍であり得る。一実施形態において、デバイス18は、所望の成分の細胞、例えば、細胞ペレット15の幹細胞が、デバイス18による分離及び収集の間、少なくとも95%の生存率を維持するように構成することができる。一実施形態において、デバイス18は、30分以下で残りの成分からの所望の成分の分離及び収集を完了するように構成され、そのため、デバイス18を術中に使用することができる。
デバイス18は、採取されたBMA 1の様々な体積を受け入れるように構成することができる。採取されたBMA 1の体積は、所望の成分及び残りの成分に分離することができ、次いで、所望の成分を収集することができる。一実施形態において、デバイス18は、所望に応じて、任意の体積の採取されたBMA 1、例えば、約8cc〜約50ccを受け入れ、分離するように構成される。更に、採取されたBMA 1は、デバイス18への導入前、又はデバイス18への導入後のいずれかに、溶解することができることを理解されたい。一実施形態において、デバイス18は、デバイス18が手術室環境において使用しやすいように、人間工学的かつ直感的であるように構成される。デバイス18は、分離器20、収集器100、及び筐体300を、二重パッケージ化及び殺菌することができるように構成することができる。デバイス18はまた、使い捨てであるように構成することができ、そのため、複数成分の試料の所望の成分の分離及び収集後、デバイス18を捨てることができる。デバイス18は、最大の可搬性を提供するように更に構成することができ、そのため、デバイス18は、コードレス又は内蔵型、例えば、外部電源を必要としないバッテリ式である。
図3Aを参照すると、分離器20は、回転軸22、及び容器、例えば、回転軸22の周囲を回転可能であるボウル部分24を含む。ボウル部分24は、内表面28、外表面30、及び内表面28から外表面30まで延在するボウル本体32を含む。ボウル本体32は、回転軸22の周囲でボウル部分24を回転させる回転力を受容するように構成される、係合機構33を含むことができる。例解される実施形態に示されるように、係合機構33は、陥凹37を画定する支柱35を含むことができ、陥凹37は、ボウル部分24を回転軸22の周囲で回転させる、ボウル部分24への回転力を付与する、回転部材、例えば、駆動シャフトに係合するように構成される。
ボウル本体32は、ボウル底34、上リップ36、及びボウル底34から上リップ36まで測定される高さH1を含む。ボウル本体32は、ボウル底34から上リップ36まで延在するボウル壁38、及び回転軸22を通って垂直に通過する直線に沿って、ボウル壁38の片側からボウル壁38の別の側まで測定される内径D1を更に含む。ボウル壁38は、ボウル本体32の内径D1が、ボウル底34における最小値から上リップ36における最大値まで徐々に増加するように、回転軸22から角度的にオフセットされている。ボウル本体32は、ボウル部分24が、様々な体積の複数成分の試料で充填することができ、かつ依然として残りの成分からの所望の成分の効果的な分離をもたらすことができるように、高さH1及び内径D1とともに構成することができる。
一実施形態において、ボウル本体32の高さH1及び内径D1は、ボウル部分24が、溶解剤の体積に加え、約8cc〜約50cc等の任意の所望の体積の採取されたBMA 1を受容することが可能であるように構成される。溶解剤の量は、例えば、採取されたBMA 1の体積の2倍の体積であり得る。このため、約8cc〜約50ccの採取されたBMA 1の体積に対して、溶解剤の体積は、約16cc〜約100ccであり得る。このため、高さH1及び内径D1を含むボウル本体32の寸法は、ボウル部分24が、約24cc〜約150ccの様々な総体積の採取されたBMA 1及び溶解剤を受容するように構成されるように、様々な値から選択することができる。
図3A及び3Bを参照すると、分離器20は、収集トレー26及びボウル部分24が、回転軸22の周囲でともに回転するように構成されるように、ボウル部分24、例えば、ボウル本体32の上リップ36によって支持される、例えば、それに回転的に固定される、収集トレー26を更に含むことができる。収集トレー26は、ボウル本体32の上リップ36と一致する内リム40を含むことができる。収集トレー26は、半径方向に外方に内リム40からトレー外周42まで延在し、収集トレー26は、内リム40からトレー外周42まで延在する収集本体44を更に含む。収集本体44は、分離器20の回転軸22の周囲での回転の間、所望の成分を受容及び濃縮するように、かつ分離器20の回転軸22の周囲での回転が完了した後、収集されるべき所望の成分を保持するように、各々構成される、ローブ46を含む。ローブ46は、ローブ46の各々が、内リム40から半径方向に外周42に向かって延在するように、収集本体44の周囲で離間させることができる。例解される実施形態は、4つのローブ46とともに示されるが、収集本体44は、任意の数のローブ46、例えば、約2〜約10個のローブを含むことができることが理解されよう。ローブ46は、ボウル部分24が均衡を保ち、振動を伴わずに円滑にスピンするように、収集本体44の周囲に配設することができる。
ローブ46の各々は、2つのベース部分48、及び2つのベース部分48の各々よりも回転軸22から遠くに半径方向に配置される頂点50を含む。別の実施形態において、ローブ46は、3つ以上のベース部分48を含むことができる。ローブ46の各々は、2つのベース部分48のうちの1つと頂点50との間に各々延在する、2つのローブ側壁52を更に含む。一実施形態において、ローブ側壁52は、収集本体44の半径方向に最も外側の構成要素である。ローブ側壁52の各々は、内側壁53及び外側壁55を含むことができ、外側壁55は、内側壁53よりも回転軸22から半径方向に遠くに配置される。一実施形態において、外側壁55は、収集本体44の半径方向に最も外側の構成要素である。ローブ46の各々は、内リム40と頂点50との間で第1の方向において少なくとも部分的に半径方向に、かつそれぞれのローブ46の側壁52の各々の内側壁53間で別の方向において角度的に延在する、床51を更に含むことができる。2つの側壁52の内側壁53、及び床51は、分離器20の回転軸22の周囲での回転の間、ある体積の複数成分の試料を受容するように構成される、ローブ46の水盤57をともに画定する。
ローブ46は、ローブ46の全ての水盤57の全ての累積体積が、複数成分の試料の遠心分離後に、残りの成分から分離される所望の成分の総体積以上であるように構成することができる。例えば、50ccの採取されたBMA 1の試料を、100ccの溶解剤の試料とともに分離器20に配置する場合、所望の成分は、溶解されたBMA 11の総体積の一部、例えば、1/12又は12.5ccである。この実施例において、分離器20が4つのローブ46を伴う収集トレー26を含む場合、4つのローブ46の水盤57の各々は、少なくとも3.2ccの体積を画定するように構成され得る。多様な収集トレー26は、種々の体積、及び総試料対所望の成分の所望の比率の試料を収容するように、種々の体積を画定する、水盤57を伴うローブ46のいくつかの異なる構成を含むことができる。
一実施形態において、側壁52は、ベース部分48と頂点50との間で半径方向に中間に位置する中点59を画定する。側壁52は、ベース部分48と中点59との間に位置する近位部分61、及び中点59と頂点50との間に位置する遠位部分63を各々含む。側壁52は、例えば、例解される実施形態に示されるように、内側壁53が凹型であり、外側壁55が凸型であるように、湾曲してもよい。一実施形態において、ローブ46の近位部分61内の内側壁53は、内側壁53のどの部分も、回転軸22から真っ直ぐ外へ延在し、それぞれのローブ46の頂点50に交差する、半径方向半直線65に平行ではないように、湾曲である。別の実施形態において、内側壁53は、内側壁53のどの部分も、純粋に半径方向に(又は半径方向にのみ)延在しないように、湾曲である。
ローブ46は、半径方向半直線54(内側壁53上の点までの回転軸22から延在し、かつそれに対して垂直な直線)と、ローブライン56(その点において内側壁53に垂直に交差する直線)との間で測定されるローブ角度βを各々画定する。一実施形態において、収集トレー26の収集本体44は、ローブ角度βが、ある値(本明細書において「特定の値」と称する)を上回る所望の値を有するように構成される。ローブ角度βの特定の値は、単核細胞等の試料の成分が内側壁53と接触し、半径方向力が試料の成分に印加される時(ボウル部分24及び収集トレー26が回転軸22の周囲でスピン又は回転している時の求心力等)、試料の成分が、内側壁53に対して移動するように、画定される。一実施形態において、ローブ角度βの特定の値は、所望の成分及び内側壁53の有効摩擦係数の逆タンジェント又はアークタンジェント(TAN−1)を計算することによって判定することができる。計算は、以下の方程式によって表すことができる:(特定の値)=TAN−1(有効摩擦係数)。
例えば、図3C〜3Eを参照すると、複数成分の試料の所望の成分が、約0.09の内側壁53との有効摩擦係数を有する場合、ローブ角度βに対する特定の値は、約5度であろう。このため、約5度(図3Cに示されるように)以上のローブ角度βで構成される分離器20は、分離器20の回転の間に、所望の成分が内側壁53に沿って移動することを可能にするであろう。別の実施形態において、複数成分の試料の所望の成分が、約0.18の内側壁53との有効摩擦係数を有する場合、ローブ角度βに対する特定の値は、約10度であろう。このため、約10度(図3Dに示されるように)以上のローブ角度βで構成される分離器20は、分離器20の回転の間に、所望の成分が内側壁53に沿ってスライドすることを可能にするであろう。別の実施形態において、複数成分の試料の所望の成分が、約0.36の内側壁53との有効摩擦係数を有する場合、ローブ角度βに対する特定の値は、約20度であろう。このため、約20度(図3Eに示されるように)以上のローブ角度βで構成される分離器20は、分離器20の回転の間に、所望の成分が内側壁53に沿って移動することを可能にするであろう。
内側壁53の材料、内側壁53の表面の平滑さ、及び複数成分の試料の構成要素は全て、有効摩擦係数に、及びしたがって、特定の値に影響し得る。一実施形態において、内側壁53と所望の成分との間の有効摩擦係数を変更するように、コーティングを内側壁53に適用することができる。一実施形態において、PTFE(Teflon)コーティングは、例えば、噴霧又は機械的プロセスによって、内側壁53に適用することができる。一度ローブ角度βに対する特定の値が判定されると、分離器20は、特定の値を上回るように選択されるローブ角度βで構成することができる。実際のローブ角度βは、構築及び動作の容易性、サイズ制限、収集の容易性等に関連する追加の要因に基づいて選択することができる。
再度図3A及び3Bを参照すると、一実施形態において、収集トレー26は、分離されるべき特定の複数成分の試料、及び収集されている所望の試料に基づいて、種々のローブ角度βを伴う複数の収集トレー26のキットから選択することができる。例えば、分離されている複数成分の試料が溶解されたBMA 11である場合、ローブ角度βは、約10度〜約30度、より具体的には、約15度〜約20度であり得る。別の実施形態において、収集トレー26は、遠心分離中に使用される角速度に少なくとも部分的に基づいて、ローブ角度βとともに選択することができる。例えば、遠心分離機の角速度の増加は、分離器20の回転中に所望の成分が内側壁53に沿って移動するために、より小さいローブ角度βが必要とされることをもたらし得る。
一実施形態において、ローブ角度βは、側壁52に沿った任意の点において実質的に一定に測定され得る。例解される実施形態に示されるように、ローブ角度βは、ベース部分48の近傍の第1の点52aにおいて、頂点50の近傍の第2の点52bにおいて、又はベース部分48と頂点50との間のほぼ中間の第3の点52cにおいて、測定され得る。一実施形態において、ローブ角度βは、第1の点52a、第2の点52b、及び第3の点52cにおいて、実質的に同じである。別の実施形態において、ローブ角度βは、側壁52に沿った異なる点において測定される際、変動し得る。例えば、第1、第2、及び第3の点52a、52b、及び52cの各々において測定されるローブ角度βは、異なり得るが、常に特定の値を上回る。
ローブ46は、内トレー表面58、及び対向する外トレー表面60を更に含むことができる。例解される実施形態に示されるように、内トレー表面58は、内トレー表面58が、下方に(内リム40からボウル底34に向かう、かつ回転軸22に平行な方向において)、及び半径方向に外方に(内リム40からトレー外周42に向かう、かつ回転軸22に垂直な方向において)延在するように、負勾配を画定することができる。
内トレー表面58は、分離器20の回転軸22の周囲での回転の間に、複数成分の試料の最も高密度の成分の濃縮された試料を収集するように構成される、ポケット62等の収集領域を画定する。一実施形態において、ポケット62は、水盤57の半径方向に最も遠い部分である。内トレー表面58の負勾配は、ボウル部分24が回転軸22の周囲での回転を停止する時、複数成分の試料の最も高密度の成分、例えば、溶解されたBMA 11の試料内の細胞ペレット15が、収集のためにポケット62に保持されるように構成される。一実施形態において、内トレー表面58は、回転軸22に平行な方向に沿って(又は横断方向Tにおいて)測定される際のポケット62と内リム40との間の距離である、垂直オフセット64を画定する。例解される実施形態に示されるように、垂直オフセット64は、水盤57の一部分が内リム40の下に(又はそれに対して下方に)位置するように構成することができる。一実施形態において、内リム40の下に位置するローブ46の各々の水盤57の累積体積は、複数成分の試料の所望の成分の体積以上である。
収集トレー26及びボウル部分24は、例解される実施形態において、一体的又はモノリシックな部分として示されているが、別の実施形態において、収集トレー26は、分離されるべき特定の複数成分の試料に基づいて、所望のローブ角度βを伴う収集トレー26が、複数のローブ角度βを伴う複数の収集トレー26を含有するキットから選択され得るように、本体部分24に対して別個又は分離可能な部分であり得る。この実施形態において、収集トレーは、ローブ46の各々が、互いと一体的である(又は容易に分離可能ではない)ように、モノリシックな本体であり得る。一度所望のローブ角度βを伴う収集トレー26が選択されると、収集トレーを、ボウル部分24に取設することができる。
図3Aに示されるように、ボウル本体32は、半径方向半直線27(回転軸22から外へ、かつそれに垂直に、ボウル壁38上の点まで延在する線)、及びボウルライン29(その点においてボウル壁38に垂直な線)によって画定される、ボウル角度θを更に含む。一実施形態において、ボウル本体は、ボウル壁角度θが特定のボウル壁値以上であるように構成することができる。別の実施形態において、特定のボウル壁値は、以下の法的式によって判定することができる:(特定のボウル壁値)=TAN−1(有効摩擦係数)。例えば、ボウル壁38と所望の成分との間の有効摩擦係数が約0.28である場合、特定の値は、約15度であろう。一実施形態において、特定のボウル壁角度は、約10度〜約40度であり得る。特定のボウル壁角度は、材料選択及び表面の平滑さに依存して、ローブ角度に対する特定の値とは異なり得ることに留意されたい。実際のボウル角度θは、製造及び動作の容易性、費用効率等を含む、実践上の考慮事項に基づいて選択することができる。
図4A及び4Bを参照すると、ボウル部分24は、複数成分の試料、例えば、溶解されたBMA 11の試料を含有する。ボウル角度θは、ボウル部分24が回転軸22の周囲で回転する時、複数成分の試料の最も高密度の成分を含む複数成分の試料が、半径方向に回転軸22から離れて、かつボウル壁38に向かって移動し、次いで、ボウル壁38を上に上リップ36に向かって移動するように構成される。上リップ36に到達すると、複数成分の試料は、上リップ36を越えて、収集トレー26の中へ通過する(矢印によって示されるように)。
図5A〜5Fを参照すると、分離器20は、ボウル部分24及び蓋70の回転軸22の周囲での回転の間、複数成分の試料が、分離器20内に保持され、はねる、スピンする、又はそうでなければ分離器20を出ることを防止するように、収集トレー26によって支持される、例えば、それに対して固定又は位置されるように構成される蓋70を更に含むことができる。
蓋70は、例解される実施形態に示されるように、蓋70が収集トレー26に固定される時、蓋70が回転軸22の周囲でスピン又は回転するように構成されるように、回転軸22上に中心を置くことができる。蓋70は、蓋外周72を画定し、蓋70は、回転軸22と蓋外周72との間で半径方向に延在する蓋本体74を含む。蓋本体74は、ローブ部分76、及びドーム部分78を含むことができる。ローブ部分76は、収集本体44のローブ46に対応する(例えば、数及び形状において)、蓋ローブ80を含むことができる。ローブ部分76は、蓋本体74が収集本体44に適切に固定される時、内トレー表面58とともに、ポケット62を画定する、蓋内表面81を更に含むことができる。
図5A〜5Cを参照すると、ドーム部分78は、回転軸22の周囲での回転の間、複数成分の試料が分離器20から漏れることを防止又は制限するように、並びにポケット62への収集ツール又は収集器の進入を可能にして、分離器20の回転軸(axis or rotation)22の周囲での回転(及び複数成分の試料の分離)が完了した後、複数成分の試料の所望の成分の濃縮された試料を除去するように構成される、1つ以上の開口82を含むことができる。1つ以上の開口82は、図5Aに示される円形アパーチャ84等の単一のアパーチャ、又は図5Bに示される楕円形アパーチャ86等の複数の離間したアパーチャを含むことができる。代替的に、任意の所望の形状の任意の数のアパーチャは、収集ツールが、ローブ46の各々のポケット62にアクセスすることができるように、蓋本体74の周囲で離間させることができる。別の実施形態において、開口82は、それらを、分離器20の回転軸22の周囲での回転の間は部分的に閉鎖又は封鎖し、複数成分の試料の所望の成分の収集の間は開放することができるように構成することができる。
図5C〜5Fを参照すると、蓋本体74は、ボウル部分24及び蓋70の回転軸22の周囲での回転の間、蓋本体74を収集本体44に位置付けるように構成される、第1の位置決定特性88を更に含むことができる。一実施形態において、第1の位置決定特性88は、トレー外周42内に少なくとも部分的に嵌合するように構成される、蓋外側壁90を含むことができる。図5Dに示されるように、蓋外側壁90は、蓋本体74が、ボウル部分24及び蓋70の回転の間に、収集本体44に位置されるように、対応する第2の位置決定特性66内に嵌合するように構成することができる。第1の位置決定特性88及び第2の位置決定特性66は、対応する突起92及び陥凹68を含むことができる。突起92は、陥凹68内に嵌合するように構成される。
一実施形態において、例えば、図5Eに示されるように、第1の位置決定特性88及び第2の位置決定特性66は、トレー外周42が蓋外周72内に少なくとも部分的に嵌合するように、図5Dの先の実施形態に対して逆であってもよく、例えば、第1の位置決定特性88は、第2の位置決定特性66の突起69を受容するように構成される陥凹93を含むことができる。図5Fに示されるように、別の実施形態において、第1及び第2の位置決定特性は、舌及び溝機構を含むことができる。第1の位置決定特性88は、一実施形態において、第2の位置決定特性66によって画定される舌71を受容するように構成される、溝95である。代替的に、舌及び溝機構は、第1の位置決定特性88が舌を画定し、第2の位置決定特性66が溝を画定するように、逆であり得る。
別の実施形態において、蓋本体74は、蓋本体74と収集本体44との間のいかなる潜在的な間隙もまた充填し得る、接着剤を使用して、収集本体44に固定されてもよい。
図6A〜6Fを参照すると、複数成分の試料、例えば、溶解されたBMA 11の試料は、ボウル部分24に配置することができ、ボウル部分24、収集トレー26、及び蓋70を、組み立てられた構成において、互いに対して固定することができる。次いで、組み立てられたボウル部分24、収集トレー26、及び蓋70は、回転軸22の周囲で回転して、溶解されたBMA 11をその複数の成分に分離することができる。図6A及び6Bに示されるように、溶解されたBMA 11は、分離器20のボウル部分24に配置されている。ボウル部分24の回転軸22の周囲での回転の前に、溶解されたBMA 11の複数の成分は、溶解されたBMA 11全体でかなり均質的に混合される。
図6Cに示されるように、ボウル部分24が回転軸22の周囲で回転し始めるにつれて、溶解されたBMA 11は、半径方向に回転軸22から離れて移動し始める。溶解されたBMA 11、細胞ペレット15、及び上清13の複数の成分は、互いから分離し始める。溶解されたBMA 11の最も高密度の成分、例えば、細胞ペレット15は、例解される実施形態に示されるように、半径方向に回転軸22から離れて、かつボウル壁38に向かって、次いで、ボウル壁38を上に、上リップ36に向かって、移動する。上リップ36に到達すると、細胞ペレット15は、上リップ36を越えて、収集トレー26の中へ通過する。次いで、細胞ペレット15は、水盤57に進入し、次いで、細胞ペレットがポケット62に到達するまで、半径方向に回転軸22から離れて移動し続ける。上清13もまた、半径方向に回転軸22から離れて、かつボウル壁38に向かって移動し、上リップ36に向かって上へ移動し、上リップ36を越えて、収集トレー26の中へ通過し、次いで、ポケット62に向かって前進し、上清13の層を形成する。上清13は細胞ペレット15よりも低密度であるため、上清13は、概して、細胞ペレット15よりも半径方向に回転軸22の近くに配置される。ボウル部分24は、図6Dに示されるように、細胞ペレット15が、分離器20内の回転軸22から最も半径方向に遠くの位置に配置されるように、細胞ペレット15の実質的に全てが上清13から分離され、細胞ペレット15がポケット62内に収集されるまで、回転軸22の周囲を回転し続ける。
細胞ペレット15の実質的に全てが上清13から分離され、ポケット62において濃縮された後、ボウル部分24及び蓋70の回転軸22の周囲での回転は終了し得る。図6E及び6Fに示されるように、一旦分離器20の回転が停止されると、細胞ペレット15は、回転軸22から最も半径方向に遠くに位置するポケット62の一部分内に収集される。上清13の一部分もまた、収集トレー26内に留まり得るが、上清13の大部分は、分離器20のボウル部分24の中へ戻る。上清13に対する細胞ペレット15のこの配設は、細胞ペレット15の濃縮された試料の収集を可能にする。
図7A〜7Cを参照すると、デバイス18は、複数成分の試料の所望の成分の濃縮された試料、例えば、溶解及び遠心分離されたBMA 11の試料の細胞ペレット15を収集又は回収するように構成される、収集器100を含むことができる。収集器100は、筐体104、及び筐体104によって支持されるプローブ102を含むことができる。プローブ102は、プローブ102が筐体104に対して固定されるように、筐体104に取設するように構成される、取設端106を含む。プローブは、取設端106とは反対の遊離端108を更に含む。プローブ102は、取設端106から遊離端108まで延在するプローブ本体105、及びプローブ本体105を通じて、遊離端108から取設端106まで延在するカニューレ110を更に含むことができる。
収集器100は、例解される実施形態に示されるように、例えば、取設点125において、筐体104によって支持されるように、かつ複数成分の試料の所望の成分のある量の濃縮された試料を収集及び含有するように構成される、収集容器、例えば、注射器118を更に含むことができる。収集容器は、プローブ102によって収集される所望の成分が、収集容器に移動されるように、プローブ102の遊離端108に接続される。例えば、注射器118は、プローブ102の遊離端108に空気圧で接続することができる。
収集器100は、第1の端114及び第1の端114とは反対の第2の端116を伴う、ガイドロッド112を更に含むことができる。一実施形態において、筐体104は、ガイドロッド112に沿って、第1の収縮構成(図7Aに示されるような)から第2の拡張構成(図7Bに示されるような)に並進するように構成される。第2の拡張構成において、プローブ102の遊離端108は、ガイドロッド112の第1の端114からより遠くに離間され、次いで、第1の収縮構成にある時。
収集器100は、複数成分の試料の所望の成分の濃縮された試料を収集することを支援するように構成される、1つ以上の掻取器120を更に含むことができる。1つ以上の掻取器120の各々は、プローブ102、筐体104、及び少なくとも1つの掻取器120が全て、互いに対して並進的に係止されるように、筐体104、例えば、筐体104のフランジ121に取設することができ、そのため、筐体が、ガイドロッド112に沿って、例えば、半径方向、又は具体的に、縦方向Lにおいて並進するにつれて、プローブ102及び少なくとも1つの掻取器120もまた、筐体104とともに、筐体104と同じ方向に並進する。例解される実施形態に示されるように、収集器100は、掻取器120、及びプローブ102の両方として機能する、本体103を含むことができ、本開示内に説明される。
収集器100は、プローブ102の遊離端108から注射器118の取設点125までの通路122を画定する。通路122は、収集された試料が、収集器100を通じてプローブ102の遊離端108から注射器118の受容チャンバ119を通過するための経路を提供する。例解される実施形態に示されるように、プローブ102は、本体105を通じて遊離端108から取設端106まで延在するカニューレ110(点線で示される)を画定する。収集器100は、例えば、空気圧で、プローブ102の取設端に接続される、管123を更に含むことができる。一実施形態において、管123は、通路122を少なくとも部分的に画定し、取設点125に空気圧で接続される。
プローブ102の遊離端108が複数成分の試料の所望の成分内に位置付けられるように、一旦収集器100が第2の拡張構成に移動されると、収集のために所望の成分を通路122の中に引き出すように、注射器118のプランジャ128を起動することができる。プランジャ128が起動される際、プローブの遊離端108に隣接する所望の成分は、遊離端108において、プローブ102のカニューレ110の中に引き出される。次いで、所望の成分は、プローブ102の取設端106に向かう方向において(又は近位に)引き出される。次に、所望の成分は、プローブ102を注射器118に接続する管123の中に引き出される。通路122、例えば、管123を形成する収集器100の構成要素の配設及び選択は、本開示の教示から逸脱することなく変更又は代用され得ることが当業者には明らかであろう。
図7Dを参照すると、別の実施形態において、収集器100は、掻取器120から離間される、又はそれとは別個である、プローブ102を含む。プローブ102は、筐体104が、ガイドロッド112に沿って、第1の収縮構成から第2の拡張構成に並進するにつれて、プローブの遊離端108が、所望の成分に向かって前進するように、筐体104に直接取設されるカニューレ装着した管の形態であり得る。
図8A及び8Bを参照すると、収集器100は、収集器100が、複数成分の試料の所望の成分の試料を収集することができるように、少なくとも部分的に分離器20内に位置付けられるように構成される。例解される実施形態に示されるように、収集器100は、筐体300に取設するように構成される。分離器20は、分離器20が回転軸22の周囲で回転する際、筐体300が回転軸22の周囲で回転しないように、筐体300に対して回転可能である。一実施形態において、収集器100は、収集器100を筐体300に固定するように構成される、ブラケット130を含む。
一実施形態において、ブラケット130は、ガイドロッド112を受容するように構成される、内ボアを含む。一度ガイドロッド112がブラケット130内に受容されると、ガイドロッド112は、ガイドロッド112及びブラケット130が、例えば、ガイドロッド112とブラケット130の内ボアとの間の摩擦嵌合によって、互いに対して移動しないように、ブラケット130に対して固定することができる。別の実施形態において、ブラケット130は、ブラケット130の陥凹内に受容されるように、かつガイドロッド112に対して締め付けて、ガイドロッド112をブラケット130に固定するように構成される、止めネジ又は他の締結具を含むことができる。筐体104及びプローブ102は、ガイドロッド112に沿って、第1の収縮構成(図8Aに示されるような)から第2の拡張構成(図8Bに示されるような)に並進することができる。第1の収縮構成において、プローブ102の遊離端108は、収集本体44が、プローブ102からの干渉を伴うことなく回転軸22の周囲で自由に回転するように、収集本体44のローブ46から除去される。
上で詳細に説明されるように、複数成分の試料(溶解されたBMA 11)のその別個の成分(細胞ペレット15及び上清13)への分離は、ボウル部分24及び蓋70の回転軸22の周囲での回転により実施することができる。示されるように、所望の成分(細胞ペレット15)は、収集本体44のローブ46の頂点50近傍でポケット62内に濃縮される。次いで、収集器100は、プローブ102の遊離端108が、複数成分の試料の所望の成分、例えば、細胞ペレット15内に位置付けられるように、第2の拡張構成に移動することができる。次いで、収集器100は、細胞ペレット15又は他の所望の成分の試料を収集することができる。
一実施形態において、ブラケット130は、筐体300に固定することができ、そのため、ブラケット130及び固定された収集器100は、分離器20に対して固定された半径方向位置にある。このため、所望の成分をローブ46のうちの第1のものから収集するために、収集本体44は、収集器100の参照点、例えば、ガイドロッド112が、ローブ46のうちの1つの頂点50と整合するまで、回転軸22の周囲で回転することができる。別の実施形態において、参照点は、プローブ102の遊離端108であり得る。次いで、収集器100は、第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移することができ、プローブ102が、複数成分の試料の所望の成分の試料を収集することを可能にする。第1の退縮構成から第2の拡張構成への遷移の間、筐体104は、収集器100が整合されているローブ46の頂点50に向かう方向において、ガイドロッド112に沿って並進する。筐体104は、プローブ102の遊離端108、カニューレ110が、細胞ペレット15内に位置付けられるまで並進する。
次いで、収集器100は、例えば、プランジャ128を移動させて、注射器118に空気圧で接続されるカニューレ110内に陰圧を創出することによって、起動させることができる。カニューレ110内の陰圧は、細胞ペレットが注射器118の受容チャンバ119内に堆積されるまで、細胞ペレット15を、プローブ102の遊離端108の中に、かつ通路122を通って引き出す。一度所望の成分がローブ46から収集されると、収集器100は、第1の退縮構成に遷移し戻る。次いで、収集本体44は、プローブ102が別のローブ46の頂点50と整合するまで、再度回転することができる。次いで、上で説明されるプロセスは、所望の成分がローブ46の各々から収集されるまで繰り返すことができる。
図8C及び8Dを参照すると、別の実施形態において、ブラケット130は、ブラケット130が、蓋70に対して移動することができるように、例えば、ブラケット130が蓋70に対して回転軸22の周囲で回転することができるように、蓋70に取設し、少なくとも部分的に開口82のうちの1つ内に位置付けることができる。例解される実施形態に示されるように、ドーム部分78は、開口82を画定するリップ94を含むことができる。ブラケット130は、例えば、蓋70に対して回転軸22の周囲でブラケット130を回転させるように、陥凹132内でリップ94をスライドさせることによって、ブラケット130が蓋70に対して移動することができるように、リップ94をスライド可能に受容するように構成される、陥凹132を含む。一実施形態において、リップ94及び陥凹132は、舌及び溝接続を含むことができる。別の実施形態において、ブラケット130は、分離器20の回転軸22の周囲での回転の間は、蓋70に回転的に係止し、次いで、回転軸22の周囲での回転が完了した後は、係止解除することができる。
蓋70に対して移動可能なブラケット130は、収集器100の参照点、例えば、ガイドロッド112又はプローブ102が、ローブ46のうちの1つの頂点50と整合されることを可能にする。収集器100は、プローブ102の遊離端108が所望の成分内に配置されるように、第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移することができる。所望の成分の濃縮された試料が収集された後(上で説明されるように)、収集器100は、第1の退縮構成に遷移し戻ることができる。次いで、ブラケット130及び取設された収集器100は、収集器100が別のローブ46の頂点50と整合されるまで、収集器100が、蓋70及びボウル部分24に対して回転軸22の周囲で回転するように、開口82のリップ94に沿って並進することができる。次いで、プロセスは、所望の成分の濃縮された試料が各ローブ46から収集されるまで、繰り返すことができる。
図9を参照すると、別の実施形態に従い、収集器100は、プローブ220を伴う注射器218を含むことができる。注射器218は、上で説明されるように筐体300若しくは蓋70に取設することができるか、又は例えば、注射器218がデバイス18のユーザによって手で保持されるように、筐体300及び蓋70から別個とすることができる。プローブ220は、真っ直ぐであってもよく、又は、例解される実施形態に示されるように、プローブ220が、蓋70内の開口82を通って、頂点50の近傍のポケット62に位置する分離された所望の成分、例えば、細胞ペレット15に通過することを可能にするように構成される角度で屈曲していてもよい。屈曲したプローブ220は、ローブ46のポケット62への間接的アプローチを可能にする。間接的アプローチは、直接的アプローチが、分離器20の構造によって、例えば、回転軸22に平行な方向において蓋70を通って延在する係止キャップ222又は他の固定機構によって遮断される場合に、適切であり得る。
図10を参照すると、一実施形態において、複数成分の試料の遠心分離後、所望の成分、例えば、細胞ペレット15は、残りの成分、例えば、上清13から分離され、そのため、細胞ペレット15は、頂点50に隣接するポケット62内に位置付けられる。例解される実施形態に示されるように、実質的に細胞ペレット15全体は、上清13から分離され、そのため、細胞ペレット15は、頂点50に隣接し、上清13から半径方向に外方のポケット62内に位置付けられる。
一実施形態に従い、収集器100は、ガイドロッド112に移動可能に取設される、筐体104を含む。収集器100は、筐体104によって支持されるプローブ102を更に含み、そのため、プローブ102は、細胞ペレット15を収集するように構成される。収集器100は、筐体104によって支持される掻取器120を更に含むことができる。一実施形態において、プローブ102及び掻取器120は、筐体104の反対側に各々取設され、例えば、プローブ102及び掻取器120は、筐体104のフランジ121に取設することができる。プローブ102及び掻取器120は、収集器100が第1の収縮構成から第2の拡張構成に遷移するにつれて、プローブ102及び掻取器120が、筐体104とともに各々並進するように、筐体104に対して各々固定される。
例解される実施形態に示されるように、掻取器120は、筐体104に固定することができる取設端134、取設端134とは反対の遊離端136、及び中心掻取器軸140に沿って取設端134から遊離端136まで延在する掻取器本体138を含む。一実施形態において、中心掻取器軸140は、示されるように湾曲していてもよい。別の実施形態において、中心掻取器軸140は、実質的に真っ直ぐであってもよい。同様に、プローブ102は、一実施形態において、中心プローブ軸141に沿って、取設端106から遊離端108まで延在することができる。一実施形態において、中心プローブ軸141は、示されるように、湾曲していてもよい。別の実施形態において、中心プローブ軸141は、実質的に真っ直ぐであってもよい。別の実施形態において、収集器100は、掻取器120を含めることなく、実質的に細胞ペレット15全体を収集するように構成される、プローブ102を含むことができる。
使用中、収集器100は、例えば、ガイドロッド112が頂点50と整合されるように、ローブ46のうちの1つと整合されるように構成される。一度収集器100がローブ46と整合されると、収集器100は、第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移し、プローブ102は、頂点50に向かって、ある方向、例えば、半径方向、又は具体的に縦方向Lにおいて、ガイドロッド112に沿って筐体104とともに並進する。筐体104及びプローブ102が、頂点50に向かって半径方向において並進するにつれて、プローブ102の遊離端108は、一実施形態において、遊離端108が上清13内に位置付けられるまで、ローブ46の中へ前進することができる。次いで、収集器100を起動させて、以下で更に詳細に説明されるように、上清13の一部分、例えば、実質的に全てをローブ46から除去することができる。一実施形態において、上清13の除去は、収集トレー26のローブ46の全てに対して繰り返すことができる。
次いで、プローブ102の遊離端108は、遊離端108がポケット62内、及び細胞ペレット15内に位置付けられるまで、半径方向において更に前進することができる。次いで、収集器100を起動させて、以下で更に詳細に説明されるように、細胞ペレット15の一部分、例えば、実質的に全体をローブ46から除去することができる。一実施形態において、細胞ペレット15の除去は、収集トレー26のローブ46の全てに対して繰り返すことができる。別の実施形態において、プローブ102の遊離端は、上清13を採取することなく、上清13を通って、細胞ペレット15の中に前進することができる。
図11A〜11Dを参照すると、別の実施形態において、遠心分離後、所望の成分、例えば、細胞ペレット15は、細胞ペレット15の一部分が、ローブ46の頂点50に隣接するポケット62内に配置され、細胞ペレット15’の別の部分が、薄層において側壁52に沿って配置され得るように、上清13から分離される。一実施形態において、上の図10に示されるように、分離器20は、遠心分離後、最小量又は無量の細胞ペレット15’が、側壁52に沿って配置され、代わりに、細胞ペレット15のほぼ全体が、頂点50に隣接するポケット62内に収集されるように、構成することができる。別の実施形態において、例えば、細胞ペレット15等の所望の成分が粘着性である場合、細胞ペレット15’の一部分は、遠心分離後、ローブ側壁52に沿って収集し得る。収集器100は、細胞ペレット15及び15’の収集を支援するように、少なくとも1つの掻取器120を含むことができる。掻取器120は、以下で更に詳細に説明されるように、所望の成分の濃縮された試料の収集を支援するように構成される。
一実施形態において、収集器100は、収集器100の筐体104によって各々支持される、プローブ102、例えば、プローブ/掻取器本体103、及び掻取器120を含む。一実施形態において、プローブ102及び掻取器120は、筐体104の反対側に各々取設され、例えば、プローブ102及び掻取器120は、筐体104のフランジ121に取設することができる。プローブ102及び掻取器120は、収集器100が第1の収縮構成から第2の拡張構成に遷移するにつれて、プローブ102及び掻取器120が、筐体104とともに各々並進するように、筐体104に対して各々固定される。例解される実施形態に示されるように、掻取器120は、示されるように筐体104に固定することができる取設端134、取設端134とは反対の遊離端136、及び中心掻取器軸140に沿って取設端134から遊離端136まで延在する掻取器本体138を含む。
一実施形態において、中心掻取器軸140は、示されるように湾曲していてもよい。同様に、プローブ102は、一実施形態において、中心プローブ軸141に沿って、取設端106から遊離端108まで延在することができる。掻取器本体138は、中心掻取器軸140に沿って取設端134から遊離端136まで測定される長さを画定する。掻取器本体138は、複数成分の試料の所望の成分の濃縮された試料の収集を支援するように構成される、先端部分142を更に含むことができる。
使用中、収集器100が第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移するにつれて、プローブ102及び掻取器120は、頂点50に向かって、ある方向、例えば、半径方向、又は具体的に縦方向Lにおいて、ガイドロッド112に沿って筐体104とともに各々並進する。筐体104、プローブ102、及び掻取器120が頂点50に向かう方向において並進するにつれて、掻取器120の先端部分142、及びプローブ102の遊離端108は、ベース部分48の近傍の側壁52のうちの1つに各々移動して接触する(図11Bに示されるように)。
収集器100が第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移し続け、プローブ102及び掻取器120が頂点50に向かって半径方向において前進し続けるにつれて、掻取器120の先端部分142及びプローブ102の遊離端108は、側壁52に沿って各々並進し、頂点50に隣接するポケット62内で、細胞ペレット15の部分に向かって、細胞ペレット15’の追加の部分を集め移動させる(図11Cに示されるように)。一実施形態において、プローブ102及び掻取器120のうちの少なくとも1つは、プラスチック又はポリマー等の可撓性材料で構築することができる。収集器100が第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移するにつれて、プローブ102及び掻取器120は、側壁52に当接し、中心プローブ軸141及び中心掻取器軸140の湾曲が増加するように可撓する。別の実施形態において、プローブ102及び掻取器120のうちの少なくとも1つは、実質的に剛性の材料で構築し、筐体104に可撓的又は回転可能に接続、例えば、ヒンジ連結することができる。別の実施形態において、プローブ102は、プローブ102がガイドロッド112と実質的に整合するように、筐体104によって支持することができ(図7Dに示されるように)、したがって、収集器100が第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移するにつれて、可撓する必要はない。
一度収集器100が第2の拡張構成に完全に遷移すると(図11Dに示されるように)、掻取器120の先端部分142及びプローブ102の遊離端108は、細胞ペレット15をポケット62内の単一の場所に集めた。収集器は、頂点50に向かう方向における筐体104の更なる並進を防止するように構成される、例えば、ガイドロッド112によって支持される、止め具143を含むことができる。例えば、止め具143は、一度収集器100が第2の拡張構成になると、筐体104に当接するガイドロッド112に取設される、突起を含むことができる。示されるように、第2の拡張構成において、プローブ102の遊離端108は、細胞ペレット15をプローブ102の中に引き出し、収集のために集めることができるように、細胞ペレット15内に位置付けられる。
図7B及び11Cを参照すると、収集器100が、収集容器が筐体104の取設点125において挿入され、プローブ102の遊離端108が細胞ペレット15内に位置付けられている状態で、第2の拡張構成にある時、所望の成分の濃縮された試料、例えば、細胞ペレット15を収集することができる。陰圧は、例えば、取設点125から離れる方向において、注射器118のプランジャ128を引き戻すことによって、通路122内に創出される。カニューレ110を含む、通路122内の陰圧は、プローブ102の遊離端108の近傍に位置する細胞ペレット15を、プローブ102のカニューレ110の中に引き出す。収集された細胞ペレット15は、通路122に沿って、カニューレ110を通って、遊離端108から取設端106まで移動する。次いで、収集された細胞ペレット15は、プローブ102のカニューレ110に空気圧で接続される管123を通って移動することができる。次いで、収集された細胞ペレット15は、直接、又は筐体104内の通路122の連続を介してのいずれかで、取設点125まで、かつ注射器118の受容チャンバ119の中へ移動することができる。
図12を参照すると、デバイス18は、分離器20及び収集器100を少なくとも部分的に封入するように構成される、筐体300を含むことができる。筐体は、例えば、手術室内のテーブルトップ上に着座するように更に構成することができる。筐体は、デバイス18が容易に可搬性であり、かつ使用後に使い捨てであるように、サイズ決定することができる。
筐体300は、上表面302、底表面304、及び上表面302から底表面304まで延在する筐体本体306を含む。筐体本体306は、ベース部分308、及びキャップ部分310を含むことができる。ベース部分308は、分離器20を封入するように構成される、内空洞312を画定する。分離器20は、分離器が、筐体本体306からの干渉を伴わずに回転することができるように、内空洞312内に載置することができる。内空洞312は、モータ400、及びモータ400に回転的に連結される駆動シャフト402を更に封入することができる。駆動シャフト402は、モータ400が、分離器を回転軸22の周囲で回転させる、分離器20への回転力を提供することができるように、分離器20の係合機構33の陥凹37に回転的に連結することができる。
ベース部分308は、デバイス18の操作者が分離器20を見ることができるように、窓314(又は他の開口)を更に含むことができる。窓314は、分離器のポケット62が窓314を通して可視的であるように構成することができ、収集器100とのポケット62の整合、及び収集器100によるポケット62からの所望の成分の収集の間のポケット62の視覚化を可能にする。更に、デバイス18は、デバイス18のいずれの電気構成要素にも動力供給するように、電源、例えば、バッテリを含むことができる。デバイス18は、デバイス18の電気構成要素を支持及び接続し、種々の論理機能を提供するように構成される、プリント回路板を更に含むことができる。1つ以上のLED 320は、デバイス18の状態(例えば、遠心分離の準備ができている、遠心分離中、遠心分離が完了し、収集の準備ができている)を示すように含めることができる。
キャップ部分310は、分離器20及び収集器100を少なくとも部分的に封入するように、ベース部分308に固定されるように構成される。分離器20の回転軸22の周囲での回転中、キャップ部分310は、遠心分離プロセスの間に、デバイス18の操作者が、デバイス18の任意の可動部分に触れることを防止することができる。一実施形態において、デバイス18は、キャップ部分310がベース部分308に対して正しく適所にあるかどうかを検出するように、かつモータ400が、キャップ部分310がベース部分308に対して正しく適所にある場合にのみ、スピンすることを可能にするように構成される、キャップセンサスイッチ及びリンケージを含む。分離器20の回転が完了した後、及び所望の成分の収集の間、キャップ部分310は、収集器100へのアクセスが、デバイス18の操作者に提供されるように、ベース部分308から除去することができる。筐体本体306は、ベース部分308とキャップ部分310との間に位置付けられる、レッジ316を更に含むことができる。レッジ316は、収集器100が、分離器20に対して位置付けられるように、ブラケット130を受容するように構成され、そのため、収集器100が第1の退縮構成(図12に示されるように)にある時は、分離器20が回転軸22の周囲で自由に回転し、収集器100が第2の拡張構成にある時は、プローブ102は、所望の成分の試料を収集するように、ポケット62内に配置される。
図1B〜12を参照すると、デバイス18は、ある量の複数成分の試料の所望の成分を採取、分離、濃縮、及び収集するためのプロセスにおいて使用することができる。ある体積、例えば、約8cc〜約50ccの複数成分の試料(採取されたBMA 1等)は、例えば、針(例えば、注射器に接続されている)で骨を穿刺すること、及びある量の採取されたBMA 1を注射器の中に引き出すことによって、骨から採取することができる。次いで、採取されたBMA 1は、デバイス18の分離器20のボウル部分24に配置することができる。次いで、ある体積、例えば、約16cc〜約100ccの溶解剤を、採取されたBMA 1に添加することができ、これは、溶解されたBMA 11の試料をもたらす。溶解されたBMA 11は、所望の成分(細胞ペレット15等)、及び残りの部分(上清13等)を含有する。次いで、細胞ペレット15は、上清13から分離し、次いで、デバイス18によって収集することができる。
使用中、溶解されたBMA 11を含有する分離器20は、細胞ペレット15が、ボウル壁38を上方に(上で説明されるようにボウル角度θにより)、上リップ36を越えて、かつ収集トレー26の中へ進むように、所望の角速度で所望の時間量、例えば、3000RPM(又は約500G’)で約5分間、回転軸22の周囲で回転することができる。分離器20が回転軸22の周囲で回転し続けるにつれて、細胞ペレット15は、ローブ46の水盤57の中へ通過し、半径方向に回転軸22から離れて移動し、ポケット62に収集する。次いで、細胞ペレット15は、収集器100によって、ローブ46の各々のポケット62から収集することができる。
一実施形態において、比較的より小さい体積の溶解されたBMA 11が遠心分離された場合、得られる細胞ペレット15は、ポケット62の一部分のみを充填し得る。収集器100は、収集器100が第1の退縮構成から第2の拡張構成に部分的に遷移する、第3の中間構成に遷移することができる。第3の中間構成において、プローブ102の遊離端108は、残りの成分内に、かつ所望の成分、例えば、細胞ペレット15内ではないが、その近くに位置付けられる。一実施形態において、第3の中間位置は、ベース部分308内の窓314を通じて、視覚的に判定される。別の実施形態において、収集器100は、筐体104が、適切なマーキング127(BMAの初期体積に基づいて)と整合される時、収集器100が第3の中間構成にあるように、例えば、ガイドロッド112上に一連のマーキング127を含むことができる。
廃液注射器118は、取設点125に接続することができ、収集器100は、残りの成分がポケット62から除去され、廃液注射器118の中に引き出されるように起動させることができる。一度残りの成分がポケット62から除去されると、廃液注射器118を、取設点125から除去し、第2の注射器118によって置き換えることができる。別の実施形態において、一度残りの成分がポケット62から除去されると、収集器100は、第1の退縮構成に遷移することができる。次いで、収集器100は、ローブ46のうちの別のものと整合することができ、上の残りの工程は、残りの成分がローブ46の全てから除去されるまで繰り返される。廃液注射器118は、取設点125から除去し、第2の注射器118によって置き換えることができる。
次いで、収集器100は、プローブ102の遊離端108が、所望の(desire)成分内に配置されるように、第2の拡張構成に完全に遷移することができる。次いで、収集器100は、収集のために、所望の成分を第2の注射器118の中に引き出すように、起動させることができる。次いで、収集器は、第1の退縮構成に遷移し戻すことができ、第2の注射器118は、取設点125から除去することができる。次いで、このプロセスを、残りのローブ46に対して、必要に応じて繰り返すことができる。
別の実施形態において、比較的より大きい体積の溶解されたBMA 11が遠心分離された場合、得られる細胞ペレット15は、ポケット62を実質的に充填し得る。この場合、注射器118は、取設点125に取設することができ、収集器100は、第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移することができ、収集器100は、通路122内に陰圧を創出するように起動させることができ、所望の成分を、通路122を通じてプローブ102の中に、かつ注射器118の中に引き出す。次いで、収集器100は、第2の拡張構成から第1の退縮構成に遷移することができる。次いで、収集器100は、別のローブ46の頂点50と整合することができ、プロセスは、いずれの残りのローブ46に対しても、必要に応じて繰り返される。
一実施形態において、収集器は、ローブ46の各々の水盤57から、上清13の少なくとも一部分を除去するために使用することができる。次いで、収集器はまた、第1の退縮構成から第2の拡張構成に遷移することができ、収集器100の掻取器120を、ローブ46の各々の内側壁53に沿って進ませて、細胞ペレット15をポケット62の各々に集める。次いで、収集器100は、ローブ46内の最も半径方向に遠くの位置で、ポケット62内の細胞ペレット15を濃縮するように、分離器20が回転軸22の周囲で再度回転する前に、第2の拡張構成から第1の退縮構成に遷移する。次いで、収集器100は、再度第2の拡張構成に遷移し、細胞ペレット15の試料は、ローブ46の各々のポケット62から収集される。いずれかの細胞ペレット15がローブ46に留まっている場合、回転及び収集工程は、所望に応じて繰り返すことができる。
別の実施形態において、ローブの内側壁53から細胞ペレット15を離す溶液を、回転サイクル間で使用して、各収集段階の間に集められる細胞ペレット15の量を増加させることができる。一度所望の量の細胞ペレット15が収集されると、デバイス18は、廃棄又は破壊、及び再使用のために殺菌することができる。
当業者は、広い発明概念から逸脱することなく前述の実施形態に変更を行うことができることを理解されたい。したがって、本開示は、開示された特定の実施形態に制限されることなく、特許請求の範囲によって定義されるような本開示の趣旨及び範囲内の修正をも包含することを意図するものと理解される。
〔実施の態様〕
(1) 複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離するように、回転軸の周囲を回転するように構成される収集トレーであって、前記収集トレーが、前記回転軸から垂直に延在する半直線ライン(ray line)を画定し、前記収集トレーが、
前記複数成分の試料を受容するように構成される収集本体と、
前記収集本体によって支持される複数のローブと、を備え、前記ローブの各々が、2つのローブベース部分、頂点、及び前記ローブベース部分の一方と前記頂点との間に各々延在する2つのローブ側壁を有し、前記ローブの各々が、前記それぞれのローブベース部分と前記頂点との間で半径方向に位置する点において、前記ローブ側壁の一方に垂直に交差する、真っ直ぐなローブラインを画定し、そのため、前記半直線ラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間で測定されるローブ角度を画定するように前記点に交差し、
前記ローブ角度が、特定の角度を上回り、そのため、前記特定の角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ローブ側壁の有効摩擦係数に等しい、収集トレー。
(2) 前記ローブ側壁が、内表面及び対向する外表面を画定し、前記内表面が、前記点に対して近位、及び前記点に対して遠位、の両方で湾曲を提示する、実施態様1に記載の収集トレー。
(3) 前記ローブ側壁が、内側壁、対向する外側壁、及び前記それぞれのローブベース部分と前記頂点との間で半径方向に中間に位置する中点を含み、前記ローブ側壁が、前記ローブベース部分と前記中点との間に位置する近位部分を各々含み、前記近位部分が、前記内側壁のいずれの部分も、半径方向半直線に対して平行に延在しないように湾曲する、実施態様1又は2に記載の収集トレー。
(4) 前記ローブの各々が、前記それぞれのローブベース部分と前記頂点との間で半径方向に位置するいずれかの点において、前記ローブ側壁の一方に垂直に交差する、真っ直ぐなローブラインを画定し、そのため前記半直線ラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間で測定されるローブ角度を画定するように前記点に交差する、実施態様1〜3のいずれかに記載の収集トレー。
(5) 前記複数成分の試料が、溶解した赤血球及び溶解剤を伴うBMAであり、前記所望の成分が、幹細胞を含有する細胞ペレットである、実施態様1〜4のいずれかに記載の収集トレー。
(6) 前記ローブベース部分の各々が、前記それぞれの頂点よりも、半径方向に前記回転軸の近くに位置する、実施態様1〜5のいずれかに記載の収集トレー。
(7) 前記ローブ角度が、約10〜約40度である、実施態様1〜6のいずれかに記載の収集トレー。
(8) 前記ローブ角度が、約20度である、実施態様7に記載の収集トレー。
(9) 前記複数のローブが、4つのローブを含む、実施態様8に記載の収集トレー。
(10) 複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離するように構成されるデバイスであって、前記デバイスが、
前記複数成分の試料を受容するように構成される内部を画定するボウル部分であって、回転軸の周囲を回転するように構成される、ボウル部分と、
前記回転軸の周囲を回転するように、前記ボウル部分によって支持されるように構成される収集トレーであって、前記収集トレーが、前記回転軸から垂直に延在する半直線ラインを画定し、前記収集トレーが、2つのローブベース部分、頂点、及び前記ローブベース部分の一方から前記頂点に各々延在する2つのローブ側壁を有する、少なくとも1つのローブを含み、前記少なくとも1つのローブが、水盤を少なくとも部分的に画定し、前記水盤は、前記回転軸の周囲での前記ボウル部分の回転中に、前記複数成分の試料が、前記内部から前記水盤まで移動可能であるように、前記ボウル部分の前記内部と流体連通している、収集トレーと、を備え、
前記少なくとも1つのローブが、前記半直線ラインとは異なるローブラインを更に画定し、前記半直線ラインが、前記ローブ側壁に沿った点において、前記ローブ側壁の一方に交差し、前記ローブラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間のローブ角度を画定するように、前記点に垂直に交差する、デバイス。
(11) 前記ローブ角度が、特定の角度を上回り、そのため前記特定の角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ローブ側壁の有効摩擦係数に等しい、実施態様10に記載のデバイス。
(12) 前記回転軸の周囲での前記収集トレーの前記回転が、前記所望の成分を、前記少なくとも1つのローブの各々の前記頂点に隣接して蓄積させる、実施態様11に記載のデバイス。
(13) 前記ローブ角度が、約10〜約40度である、実施態様10〜12のいずれかに記載のデバイス。
(14) 前記ローブ角度が、約20度である、実施態様13に記載のデバイス。
(15) 前記少なくとも1つのローブが、少なくとも2つのローブを含む、実施態様14に記載のデバイス。
(16) 前記少なくとも2つのローブが、4つのローブを含む、実施態様15に記載のデバイス。
(17) 前記ボウル部分が、ボウル底、及び前記ボウル底から外へ延在するボウル壁を更に含み、前記ボウル部分が、前記回転軸に対して垂直に延在する交差する半径方向半直線と、交点において前記ボウル壁に対して垂直であるボウルラインとの間で測定されるボウル角度を含み、前記ボウル角度が、特定のボウル角度を上回り、そのため前記特定のボウル角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ボウル壁の有効摩擦係数に等しい、実施態様16に記載のデバイス。
(18) 前記ボウル角度が、約20度である、実施態様17に記載のデバイス。
(19) 前記ボウル部分が、ボウル底、及び前記ボウル底から外へ延在するボウル壁を更に含み、前記ボウル部分が、前記回転軸に対して垂直に延在する交差する半径方向半直線と、交点において前記ボウル壁に対して垂直であるボウルラインとの間で測定されるボウル角度を含み、前記ボウル角度が、特定のボウル角度を上回り、そのため前記特定のボウル角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ボウル壁の有効摩擦係数に等しい、実施態様10〜18のいずれかに記載のデバイス。
(20) 前記ボウル角度が、約20度である、実施態様19に記載のデバイス。
(21) 前記複数成分の試料が、採取されたBMA及び溶解剤であり、前記所望の成分が、幹細胞を含有する細胞ペレットである、実施態様10〜20のいずれかに記載のデバイス。
(22) 前記半直線ラインが、前記ローブ側壁に沿ったいずれかの点において前記ローブ側壁のうちの1つに交差し、前記ローブラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間の前記ローブ角度を画定するように、前記点に垂直に交差する、実施態様10〜21のいずれかに記載のデバイス。
(23) 採取されたBMA試料を処理するためのプロセスであって、
前記採取されたBMA試料及び赤血球溶解剤を組み合わせて、複数成分の試料を形成する工程と、
回転軸の周囲で、前記複数成分の試料を含有するデバイスを回転させて、前記複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離する工程と、
前記所望の成分の少なくとも一部分を収集する工程と、を含む、プロセス。
(24) 前記所望の成分の少なくとも一部分を収集する工程の前に、前記残りの成分の少なくとも一部分を収集する工程を更に含む、実施態様23に記載のプロセス。
(25) 前記複数成分の試料が、溶解された赤血球及び溶解剤を伴うBMAであり、前記所望の成分が、幹細胞を含有する細胞ペレットである、実施態様23又は24に記載のプロセス。
(26) 前記組み合わせる工程の前に、
前記採取されたBMA試料を前記デバイスのボウル部分に挿入することを更に含む、実施態様23〜25のいずれかに記載のプロセス。
(27) 前記組み合わせる工程の後に、
前記複数成分の試料を前記デバイスのボウル部分に挿入することを更に含む、実施態様23〜26のいずれかに記載のプロセス。
(28) 前記ボウル部分及び収集トレーが互いに対して回転的に固定されるように、前記ボウル部分に固定されるように構成される前記収集トレーを提供することを更に含み、前記収集トレーが、少なくとも2つのローブを含み、前記少なくとも2つのローブが、2つのローブベース部分、頂点、及び2つのローブ側壁を各々有し、前記ローブ側壁の各々が、前記ローブベース部分のうちの一方から前記頂点まで延在し、
前記回転させる工程の間、前記所望の成分が、前記少なくとも2つのローブの各々の前記頂点の近傍に集まる、実施態様23〜27のいずれかに記載のプロセス。
(29) 前記提供する工程が、前記回転軸から半径方向に、かつそれに対して垂直に延在する半直線ラインであって、ある点において前記ローブ側壁の1つに交差する半直線ラインと、前記点において前記ローブ側壁の1つに垂直に交差するローブラインとを更に含み、そのため、ローブ角度が、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間で画定される、実施態様28に記載のプロセス。
(30) 前記ローブ角度が、約10〜約40度である、実施態様28又は29に記載のプロセス。

Claims (30)

  1. 複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離するように、回転軸の周囲を回転するように構成される収集トレーであって、前記収集トレーが、前記回転軸から垂直に延在する半直線ラインを画定し、前記収集トレーが、
    前記複数成分の試料を受容するように構成される収集本体と、
    前記収集本体によって支持される複数のローブと、を備え、前記ローブの各々が、2つのローブベース部分、頂点、及び前記ローブベース部分の一方と前記頂点との間に各々延在する2つのローブ側壁を有し、前記ローブの各々が、前記それぞれのローブベース部分と前記頂点との間で半径方向に位置する点において、前記ローブ側壁の一方に垂直に交差する、真っ直ぐなローブラインを画定し、そのため、前記半直線ラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間で測定されるローブ角度を画定するように前記点に交差し、
    前記ローブ角度が、特定の角度を上回り、そのため、前記特定の角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ローブ側壁の有効摩擦係数に等しい、収集トレー。
  2. 前記ローブ側壁が、内表面及び対向する外表面を画定し、前記内表面が、前記点に対して近位、及び前記点に対して遠位、の両方で湾曲を提示する、請求項1に記載の収集トレー。
  3. 前記ローブ側壁が、内側壁、対向する外側壁、及び前記それぞれのローブベース部分と前記頂点との間で半径方向に中間に位置する中点を含み、前記ローブ側壁が、前記ローブベース部分と前記中点との間に位置する近位部分を各々含み、前記近位部分が、前記内側壁のいずれの部分も、半径方向半直線に対して平行に延在しないように湾曲する、請求項1又は2に記載の収集トレー。
  4. 前記ローブの各々が、前記それぞれのローブベース部分と前記頂点との間で半径方向に位置するいずれかの点において、前記ローブ側壁の一方に垂直に交差する、真っ直ぐなローブラインを画定し、そのため前記半直線ラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間で測定されるローブ角度を画定するように前記点に交差する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の収集トレー。
  5. 前記複数成分の試料が、溶解した赤血球及び溶解剤を伴うBMAであり、前記所望の成分が、幹細胞を含有する細胞ペレットである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の収集トレー。
  6. 前記ローブベース部分の各々が、前記それぞれの頂点よりも、半径方向に前記回転軸の近くに位置する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の収集トレー。
  7. 前記ローブ角度が、約10〜約40度である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の収集トレー。
  8. 前記ローブ角度が、約20度である、請求項7に記載の収集トレー。
  9. 前記複数のローブが、4つのローブを含む、請求項8に記載の収集トレー。
  10. 複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離するように構成されるデバイスであって、前記デバイスが、
    前記複数成分の試料を受容するように構成される内部を画定するボウル部分であって、回転軸の周囲を回転するように構成される、ボウル部分と、
    前記回転軸の周囲を回転するように、前記ボウル部分によって支持されるように構成される収集トレーであって、前記収集トレーが、前記回転軸から垂直に延在する半直線ラインを画定し、前記収集トレーが、2つのローブベース部分、頂点、及び前記ローブベース部分の一方から前記頂点に各々延在する2つのローブ側壁を有する、少なくとも1つのローブを含み、前記少なくとも1つのローブが、水盤を少なくとも部分的に画定し、前記水盤は、前記回転軸の周囲での前記ボウル部分の回転中に、前記複数成分の試料が、前記内部から前記水盤まで移動可能であるように、前記ボウル部分の前記内部と流体連通している、収集トレーと、を備え、
    前記少なくとも1つのローブが、前記半直線ラインとは異なるローブラインを更に画定し、前記半直線ラインが、前記ローブ側壁に沿った点において、前記ローブ側壁の一方に交差し、前記ローブラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間のローブ角度を画定するように、前記点に垂直に交差する、デバイス。
  11. 前記ローブ角度が、特定の角度を上回り、そのため前記特定の角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ローブ側壁の有効摩擦係数に等しい、請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記回転軸の周囲での前記収集トレーの前記回転が、前記所望の成分を、前記少なくとも1つのローブの各々の前記頂点に隣接して蓄積させる、請求項11に記載のデバイス。
  13. 前記ローブ角度が、約10〜約40度である、請求項10〜12のいずれか一項に記載のデバイス。
  14. 前記ローブ角度が、約20度である、請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記少なくとも1つのローブが、少なくとも2つのローブを含む、請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記少なくとも2つのローブが、4つのローブを含む、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記ボウル部分が、ボウル底、及び前記ボウル底から外へ延在するボウル壁を更に含み、前記ボウル部分が、前記回転軸に対して垂直に延在する交差する半径方向半直線と、交点において前記ボウル壁に対して垂直であるボウルラインとの間で測定されるボウル角度を含み、前記ボウル角度が、特定のボウル角度を上回り、そのため前記特定のボウル角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ボウル壁の有効摩擦係数に等しい、請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記ボウル角度が、約20度である、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記ボウル部分が、ボウル底、及び前記ボウル底から外へ延在するボウル壁を更に含み、前記ボウル部分が、前記回転軸に対して垂直に延在する交差する半径方向半直線と、交点において前記ボウル壁に対して垂直であるボウルラインとの間で測定されるボウル角度を含み、前記ボウル角度が、特定のボウル角度を上回り、そのため前記特定のボウル角度のアークタンジェントが、前記所望の成分及び前記ボウル壁の有効摩擦係数に等しい、請求項10〜18のいずれか一項に記載のデバイス。
  20. 前記ボウル角度が、約20度である、請求項19に記載のデバイス。
  21. 前記複数成分の試料が、採取されたBMA及び溶解剤であり、前記所望の成分が、幹細胞を含有する細胞ペレットである、請求項10〜20のいずれか一項に記載のデバイス。
  22. 前記半直線ラインが、前記ローブ側壁に沿ったいずれかの点において前記ローブ側壁のうちの1つに交差し、前記ローブラインが、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間の前記ローブ角度を画定するように、前記点に垂直に交差する、請求項10〜21のいずれか一項に記載のデバイス。
  23. 採取されたBMA試料を処理するためのプロセスであって、
    前記採取されたBMA試料及び赤血球溶解剤を組み合わせて、複数成分の試料を形成する工程と、
    回転軸の周囲で、前記複数成分の試料を含有するデバイスを回転させて、前記複数成分の試料を所望の成分及び残りの成分に分離する工程と、
    前記所望の成分の少なくとも一部分を収集する工程と、を含む、プロセス。
  24. 前記所望の成分の少なくとも一部分を収集する工程の前に、前記残りの成分の少なくとも一部分を収集する工程を更に含む、請求項23に記載のプロセス。
  25. 前記複数成分の試料が、溶解された赤血球及び溶解剤を伴うBMAであり、前記所望の成分が、幹細胞を含有する細胞ペレットである、請求項23又は24に記載のプロセス。
  26. 前記組み合わせる工程の前に、
    前記採取されたBMA試料を前記デバイスのボウル部分に挿入することを更に含む、請求項23〜25のいずれか一項に記載のプロセス。
  27. 前記組み合わせる工程の後に、
    前記複数成分の試料を前記デバイスのボウル部分に挿入することを更に含む、請求項23〜26のいずれか一項に記載のプロセス。
  28. 前記ボウル部分及び収集トレーが互いに対して回転的に固定されるように、前記ボウル部分に固定されるように構成される前記収集トレーを提供することを更に含み、前記収集トレーが、少なくとも2つのローブを含み、前記少なくとも2つのローブが、2つのローブベース部分、頂点、及び2つのローブ側壁を各々有し、前記ローブ側壁の各々が、前記ローブベース部分のうちの一方から前記頂点まで延在し、
    前記回転させる工程の間、前記所望の成分が、前記少なくとも2つのローブの各々の前記頂点の近傍に集まる、請求項23〜27のいずれか一項に記載のプロセス。
  29. 前記提供する工程が、前記回転軸から半径方向に、かつそれに対して垂直に延在する半直線ラインであって、ある点において前記ローブ側壁の1つに交差する半直線ラインと、前記点において前記ローブ側壁の1つに垂直に交差するローブラインとを更に含み、そのため、ローブ角度が、前記半直線ラインと前記ローブラインとの間で画定される、請求項28に記載のプロセス。
  30. 前記ローブ角度が、約10〜約40度である、請求項28又は29に記載のプロセス。
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