JP2016513059A - 高レベルの赤外放射線透過率を有するガラス板 - Google Patents

高レベルの赤外放射線透過率を有するガラス板 Download PDF

Info

Publication number
JP2016513059A
JP2016513059A JP2015557385A JP2015557385A JP2016513059A JP 2016513059 A JP2016513059 A JP 2016513059A JP 2015557385 A JP2015557385 A JP 2015557385A JP 2015557385 A JP2015557385 A JP 2015557385A JP 2016513059 A JP2016513059 A JP 2016513059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
glass
expressed
content
plate according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015557385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6346905B2 (ja
Inventor
トーマス ランブリット,
トーマス ランブリット,
オドレイ ドギモン,
オドレイ ドギモン,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Glass Europe SA
Original Assignee
AGC Glass Europe SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AGC Glass Europe SA filed Critical AGC Glass Europe SA
Publication of JP2016513059A publication Critical patent/JP2016513059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6346905B2 publication Critical patent/JP6346905B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/083Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound
    • C03C3/085Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal
    • C03C3/087Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal containing calcium oxide, e.g. common sheet or container glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/083Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound
    • C03C3/085Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/10Compositions for glass with special properties for infrared transmitting glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2204/00Glasses, glazes or enamels with special properties

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

本発明は、特に触覚タブレット、パネル、またはスクリーン中に使用できる高レベルの赤外放射線透過率を有するガラス板に関する。より厳密には、本発明は、ガラスの全重量パーセント値で表される含有量として:SiO255〜78%;Al2O30〜18%;B2O30〜18%;Na2O 5〜20%;CaO 0〜15%;MgO 0〜10%;K2O 0〜10%;BaO 0〜5%;全鉄(Fe2O3の形態で表される)0.002〜0.06%;および0.002〜0.06%のクロム含有量(Cr2O3の形態で表される)を含む組成を有するガラス板に関する。【選択図】 なし

Description

本発明は、高い赤外放射線透過率を示すガラス板に関する。本発明の一般的分野は、ディスプレイ表面の領域上に取り付けられる光学タッチパネルの分野である。
赤外(IR)放射線の高い透過率のために、本発明によるガラス板は、前記板の表面上の1つ以上の物体(たとえば、指またはスタイラス)の位置を検出するための平面散乱検出(Planar Scatter Detection)(PSD)または減衰全反射(Frustrated Total Internal Reflection)(FTIR)(またはIR放射線の高い透過率を必要とする任意の他の技術)と呼ばれる光学技術を使用するタッチスクリーンまたはタッチパネルまたはタッチパッド中に有利に使用できる。
したがって本発明は、このようなガラス板を含むタッチスクリーン、タッチパネルまたはタッチパッドにも関する。
PSD技術およびFTIR技術によって、比較的安価であり、比較的大きい触覚面(たとえば、3〜100インチ)を有しながら薄くてよい多重検出タッチスクリーン/パネルを得ることが可能となる。
これら2つの技術は:
(i)赤外(IR)放射線を、たとえばLEDによって、赤外放射線に対して透明である基板中に1つ以上の端部から開始して注入すること;
(ii)全反射(放射線が基板を「出る」ことがない)の光学現象によって前記基板内に赤外放射線が伝播すること(次に基板は導波路として機能する);
(iii)基板表面に任意の物体(たとえば指またはスタイラス)が接触すると、あらゆる方向に放射線が散乱することによって局所摂動が生じ;それによって偏向した光線の一部が基板から「出る」ことが可能になること
を含む。
FTIR技術では、偏向した光線は、接触面とは反対側の基板の下面上に赤外光の点を形成する。これらは、装置の上方に配置された特殊カメラによって見られる。
PSD技術はその一部として、段階(i)〜(iii)に続いて:
(iv)基板端部において得られるIR放射線の検出器による分析;および
(v)検出した放射線から開始して、表面と接触する物体の位置をアルゴリズムによって計算すること、
の2つのさらなる段階を含む。この技術は特に、文献の米国特許出願公開第2013021300A1号明細書に記載されている。
基本的に、ガラスは、その機械的性質、耐久性、ひっかきに対する抵抗性、および光学的透明性の結果として、ならびに化学的または熱的に強化可能であるため、タッチパネル用に選択される材料である。
PSD技術またはFTIR技術に使用され、非常に大きい表面を有し、そのため比較的大きい長さ/幅を有するガラスパネルの場合、注入されるIR放射線は長い光路長を有する。したがってこの場合、ガラスの材料によるIR放射線の吸収が、タッチパネルの感度に大きな影響を与え、そのため望ましくないパネルの長さ/幅の減少が起こりうる。PSD技術またはFTIR技術に使用され、より小さい表面を有し、したがって注入されるIR放射線の光路長がより短いガラスパネルの場合、ガラスの材料によるIR放射線の吸収は、特に、ガラスパネルが組み込まれる装置のエネルギー消費にも影響を与える。
したがって、接触面が大きい場合に、この面全体にわたって無傷であること、または十分な感度を保証するために、これに関連して赤外放射線の透明性が高いガラス板が非常に有用となる。特に、これらの技術に一般に使用される1050nmの波長における吸収係数が、1m−1以下であるガラス板が理想的である。
赤外領域(および可視領域)において高い透過率を得るために、ガラス中の鉄の全含有量(当技術分野における標準的な習慣によりFeで表される)を減少させて、低鉄ガラスを得ることが知られている。使用される出発物質(砂、石灰石、ドロマイトなど)の大部分の中に不純物として鉄が存在するため、シリケート型ガラスは常に鉄を含む。鉄は、第二鉄Fe3+イオンおよび第一鉄Fe2+イオンの形態でガラスの構造中に存在する。第二鉄Fe3+イオンが存在すると、ガラスは、低波長可視光のわずかな吸収および近紫外領域においてより強い吸収を示し(380nmを中心とする吸収帯)、一方、第一鉄Fe2+イオン(場合により酸化物FeOで表される)が存在すると、近赤外領域において強い吸収が得られる(1050nmを中心とする吸収帯)。したがって、全鉄含有量(両方の形態)の増加によって、可視領域および赤外領域における吸収が増加する。さらに、第一鉄Fe2+イオンが高濃度であると、赤外領域(特に近赤外領域)における透過率が低下する。しかし、全鉄含有量のみに影響を与えることによって、タッチ用途の場合に十分に低い吸収係数を1050nmの波長で実現するため、これには、この全鉄含有量を大きく減少させることが必要となり、(i)これによって、非常に純粋な出発物質が必要となるため、製造コストが高くなりすぎるか(十分に純粋では存在しない場合さえもある)、または(ii)これによって製造上の問題が発生するか(特に、加熱炉の早期の摩耗および/または加熱炉中でのガラスの加熱の困難さ)のいずれかとなる。
ガラスの透過率をさらに高めるために、ガラス中に存在する鉄を酸化させる、すなわち、第二鉄イオンの含有量が増加するように第一鉄イオンの含有量を減少させることも知られている。ガラスの酸化度は、ガラス中に存在する鉄原子の全重量に対するFe2+原子の重量比Fe2+/全Feとして定義されるそのレドックスによって得られる。
ガラスのレドックスを減少させるために、出発物質のバッチに酸化性成分を加えることが知られている。しかし、周知の酸化剤(サルフェート、ニトレートなど)の大部分は、FTIR技術またはPSD技術を使用するタッチパネル用途に望ましいIR透過率値を実現するために十分な強さではない酸化力を有する。
本発明の目的は、その実施形態の少なくとも1つにおいて、高い赤外放射線透過率を有するガラス板を提供することである。特に、本発明の目的は、高い近赤外放射線透過率を有するガラス板を提供することである。
本発明の別の目的は、その実施形態の少なくとも1つにおいて、大型のタッチスクリーン、タッチパネル、またはタッチパッドにおける接触面として使用される場合に、タッチ機能の感度の低下がほとんどまたは全くないガラス板を提供することである。
本発明の別の目的は、その実施形態の少なくとも1つにおいて、より小さいサイズのタッチスクリーン、タッチパネル、またはタッチパッドにおける接触面として使用される場合に、装置のエネルギー消費にとって有利となるガラス板を提供することである。
本発明の別の目的は、その実施形態の少なくとも1つにおいて、高い赤外放射線透過率を有し、選択された用途に許容できる美的品質を有するガラス板を提供することである。
最後に、本発明の別の目的は、高い赤外放射線透過率を有し製造が比較的安価であるガラス板を提供することである。
本発明は、ガラスの全重量に基づくパーセント値で表される含有量で:
SiO 55〜78%
Al 0〜18%
0〜18%
NaO 5〜20%
CaO 0〜15%
MgO 0〜10%
O 0〜10%
BaO 0〜5%
全鉄(Feの形態で表される) 0.002〜0.06%
を含む組成を有するガラス板に関する。
特定の一実施形態によると、前記組成は、ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.06重量%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量をさらに含む。
したがって、本発明は、提起した技術的問題が解決可能となるような全体的に新規で発明性のある方法に基づいている。この理由は、驚くべきことに、ガラス組成中で、特に「選択的」着色ガラス組成物において強力な着色剤として知られる低含有量の鉄およびクロムを、特定の含有量の範囲内で組み合わせることによって、その美的品質またはその色に対して過度に悪影響を与えることなく、IR領域での透過性が非常に高いガラス板を得ることが可能であることを本発明者らが示したからである。
本明細書全体にわたって、ある範囲が示される場合は、それらの末端の値が含まれる。さらに、その数値範囲内のすべての整数および下位領域の値は、明示的に記載されるかのように明確に含まれる。また本明細書全体にわたって、パーセント値としての含有量の値は、ガラスの全重量に対して表される重量基準の値である。
本発明の別の特徴および利点は、以下の説明を読めばより明確に明らかとなるであろう。
用語「ガラス」は、本発明の意図の範囲内で、完全に非晶質の材料を意味するものと理解され、したがってあらゆる結晶性材料、特に部分結晶性材料(たとえば、ガラス−結晶材料またはガラス−セラミック材料など)は排除される。
本発明によるガラス板は、さまざまな分類に属しうるガラスでできている。したがってガラスは、ソーダ石灰シリカ型、アルミノケイ酸塩、またはホウケイ酸塩型などのガラスであってよい。好ましくは、製造コストがより低くなるという理由で、本発明によるガラス板はソーダ石灰シリカガラスの板である。この好ましい実施形態によると、ガラス板の組成は、ガラスの全重量に基づくパーセント値で表される含有量で:
SiO 60〜75%
Al 0〜4%
0〜4%
CaO 0〜15%
MgO 0〜10%
NaO 5〜20%
O 0〜10%
BaO 0〜5%
全鉄(Feの形態で表される) 0.002〜0.06%
を含むことができる。
本発明によるガラス板は、フロート法、延伸法、圧延法、または溶融ガラス組成物から出発してガラス板を製造することが知られている他の任意の方法によって得られるガラス板であってよい。本発明による優先的な一実施形態によると、ガラス板はフロートガラス板である。用語「フロートガラス板」は、還元条件下で溶融ガラスを溶融スズ浴上に注ぐことを含むフロートガラス法によって形成されるガラス板を意味するものと理解される。フロートガラス板は、周知の方法では、「スズ面」、すなわち板の表面に近いガラス本体中のスズに富む面を含む。用語「スズに富む」は、実質的にゼロである(スズを含まない)場合もゼロではない場合もある中心におけるガラスの組成に対するスズ濃度の増加を意味するものと理解される。
本発明によると、クロムをガラス組成に導入するために、種々のクロムを含む出発物質を使用することができる。特に、酸化クロムCrO、Cr、CrO、またはCrOが可能性があり、比較的純粋なクロム源となる。クロメート、クロマイト、またはあらゆる他のクロムを主成分とする化合物などの他のクロムに富む物質を使用することもできる。しかし、6+の形態のクロムを含む化合物は、安全性の理由であまり好ましくない。
本発明によるガラス板は、種々のサイズおよび比較的大きいサイズを有することができる。たとえば、3.21m×6mまたは3.21m×5.50mまたは3.21m×5.10mまたは3.21m×4.50m(「PLF」ガラス板)、あるいはさらに、たとえば、3.21m×2.55mまたは3.21m×2.25m(「DLF」ガラス板)までの範囲のサイズを有することができる。
本発明によるガラス板は0.1〜25mmで変動する厚さを有することができる。有利には、タッチパネル用途の場合、本発明によるガラス板は0.1〜6mmで変動する厚さを有することができる。好ましくは、タッチスクリーン用途の場合、重量の理由で、本発明によるガラス板の厚さは0.1〜2.2mmである。
本発明によると、本発明の組成は、ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.06重量%の範囲の全鉄(Feで表される)含有量を含む。0.06重量%以下の全鉄(Feの形態で表される)含有量によって、ガラス板のIR透過率をさらに増加させることができる。このような低い鉄の値は、高価な非常に純粋な出発物質およびこれらの精製をも必要とすることが多いため、この最小値によってガラスのコストへの過度の影響をなくすことができる。好ましくは、組成は、ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.04重量%の範囲の全鉄(Feの形態で表される)含有量を含む。非常に好ましくは、組成は、ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.02重量%の範囲の全鉄(Feの形態で表される)含有量を含む。
本発明の有利な一実施形態によると、本発明の組成は、ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.03重量%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量を含む。このようなクロム含有量の範囲によって、ガラス板の美的外観または着色を過度に損なうことなく赤外領域における高い透過率を得ることが可能となる。非常に好ましくは、本発明の組成は、0.002%〜0.02%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量を含む。
本発明による特に有利な一実施形態によると、組成は、ガラスの全重量に対する重量基準で、0.002%〜0.02%の範囲の全鉄(Feの形態で表される)含有量、および0.002%〜0.02%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量を含む。このような組成によって、赤外領域、特に1050nmの波長において非常に低い値の吸収係数を実現することができる。
本発明の別の一実施形態によると、組成は、20ppm未満のFe2+(FeOの形態で表される)含有量を含む。この含有量の範囲によって、特にIR放射線の透過に関して非常に十分な性質を得ることが可能になる。好ましくは組成は、10ppm未満のFe2+(FeOの形態で表される)含有量を含む。非常に好ましくは、組成は、5ppm未満のFe2+(FeOの形態で表される)含有量を含む。
本発明によると、ガラス板は高いIR放射線透過率を有する。特に、本発明のガラス板は、近赤外領域の放射線に対して高い透過率を有する。
赤外領域におけるガラスの良好な透過率を定量化するために、本明細書の説明においては、結果として良好な透過率を得るためにできるだけ低くするべきである1050nmの波長における吸収係数が使用される。吸収係数は、吸光度と、特定の媒体中を電磁放射線が移動する光路長との比によって定義される。これはm−1の単位で表される。したがってこれは材料の厚さには依存しないが、吸収される放射線の波長および材料の化学的性質の関数となる。
ガラスの場合、選択された波長λにおける吸収係数(μ)は、材料の透過率(T)および屈折率nの測定値から計算することができ、n、ρ、およびTは選択された波長λの関数となり:
Figure 2016513059
であり、
式中、ρ=(n−1)/(n+1)
である。
有利には、本発明によるガラス板は、1050nmの波長における吸収係数が5m−1未満である。好ましくは、本発明によるガラス板は、1050nmの波長における吸収係数が2m−1以下である。非常に好ましくは、本発明によるガラス板は、1050nmの波長における吸収係数が1m−1以下である。
また有利には、本発明によるガラス板は、950nmの波長における吸収係数が5m−1未満である。好ましくは、本発明によるガラス板は、950nmの波長における吸収係数が2m−1以下である。非常に好ましくは、本発明によるガラス板は、950nmの波長における吸収係数が1m−1以下である。
また有利には、本発明によるガラス板は、850nmの波長における吸収係数が5m−1未満である。好ましくは、本発明によるガラス板は、850nmの波長における吸収係数が2m−1以下である。非常に好ましくは、本発明によるガラス板は、850nmの波長における吸収係数が1m−1以下である。
本発明の一実施形態によると、ガラス板の組成は、特に出発物質中に存在する不純物に加えて、少ない比率の添加剤(ガラスの溶融または精製を促進する物質など)、または溶融炉を構成する耐火物の溶解に起因する成分を含むことがある。
本発明の有利な一実施形態によると、ガラス板の組成は、所望の効果に関連する適切な量の1種類以上の着色剤をさらに含むことができる。この/これらの着色剤は、たとえば、クロムの存在によって生じる色を「中和する」ために使用することができ、それによって本発明のガラスの発色をより自然にまたは無色にすることができる。あるいは、この/これらの着色剤は、クロムの存在によって発生しうる色以外の所望の色を得るために使用することができる。
上記の実施形態と組み合わせることができる本発明の別の有利な一実施形態によると、ガラス板は、クロムの存在によって発生しうる色を変更または中和することが可能な層またはフィルム(たとえば着色PVBフィルム)で覆うことができる。
本発明によるガラス板は、有利には化学的または熱的に焼き戻しを行うことができる。
本発明の一実施形態によると、ガラス板は、少なくとも1つの透明で導電性の薄層層で覆われる。本発明による透明で導電性の薄層は、たとえば、SnO:F、SnO:SbまたはITO(インジウムスズ酸化物)、ZnO:Al、またはさらにはZnO:Gaを主成分とする層であってよい。
本発明の別の有利な一実施形態によると、ガラス板は少なくとも1つの反射防止層で覆われる。この実施形態は、スクリーンの前面として本発明のガラス板を使用する場合に明らかに有利である。本発明による反射防止層は、たとえば低屈折率の多孔質シリカを主成分とする層であってよく、または数層(スタック)、特に低屈折率および高屈折率を有する層が交互に配置され、最後が低屈折率を有する層となる誘電体材料の層のスタックで構成されてもよい。
本発明の別の一実施形態によると、ガラス板は、少なくとも1つの防指紋層で覆われるか、位置合わせに対する指紋の影響を軽減または防止するために処理される。この実施形態も、タッチスクリーンの前面として本発明のガラス板を使用する場合に有利となる。このような層またはこのような処理は、反対側の面に堆積される透明で導電性の薄層と組み合わせることができる。このような層は、同じ面に堆積される反射防止層と組み合わせることができ、防指紋層はスタックの外側にあり、したがって反射防止層を覆う。
希望する用途および/または性質によって、本発明によるガラス板の一方および/または他方の面の上に別の層を堆積することができる。
本発明は、接触面を画定する本発明による少なくとも1つのガラス板を含むタッチスクリーンまたはタッチパネルまたはタッチパッドにも関する。この実施形態によると、タッチスクリーンまたはタッチパネルまたはタッチパッドには、有利にはFTIRまたはPSD光学技術が使用される。特に、スクリーンの場合、ガラス板は、有利には表示面の上方に取り付けられる。
最後に、高い赤外放射線透過率のために、本発明によるガラス板は、前記板の表面上の1つ以上の物体(たとえば、指またはスタイラス)の位置を検出するための平面散乱検出(Planar Scatter Detection)(PSD)または減衰全反射(Frustrated Total Internal Reflection)(FTIR)光学技術を使用するタッチスクリーンまたはタッチパネルまたはタッチパッド中に有利に使用することができる。
以下の実施例で本発明を説明するが、その範囲の限定を意図したものでは決してない。
以下の表に明記される基本組成により出発材料を粉末形態で混合し、溶融用のるつぼに入れた。
Figure 2016513059
種々の量のクロムを使用し基本組成は一定に維持して数種類のサンプルを作製した。サンプル1(比較例)は、最新技術のガラスに対応しており、低鉄含有量でありクロムを含まない(「エクストラクリア」(extra−clear)と呼ばれる)。サンプル2〜4は本発明によるガラス板組成に対応している。
板の形態の各ガラスサンプルの光学的性質を測定し、特に、直径150mmの積分球を取り付けたPerkin Elmer Lambda950分光光度計上で、サンプルを測定用の球の入口に入れて、透過率を測定することによって、1050、950、および850nmの波長における吸収係数を求めた。
加えたクロム(クロムは酸化クロム(III)の形態で加えた)の量の関数として得られた1050、950、および850nmの波長における吸収係数を以下の表に示す。
Figure 2016513059
これらの結果は、本発明による含有量の範囲内でクロムを加えることで、1050、950、および850nmの波長のそれぞれで吸収係数を大幅に減少させることができ、それによって近赤外放射線の吸収を全体的に減少させることができることを示している。
0.01%の全鉄の量の場合、約200ppmのクロム量が1m−1(FTIRまたはPSD光学技術を使用するタッチ用途の場合に理想的な1050nmにおける吸収計数値)未満に下げるために必要である。全鉄の量が0.01%未満であれば、必要なクロム量は減少し、逆も同様である。

Claims (14)

  1. ガラスの全重量に基づくパーセント値で表される含有量で:
    SiO 55〜78%
    Al 0〜18%
    0〜18%
    NaO 5〜20%
    CaO 0〜15%
    MgO 0〜10%
    O 0〜10%
    BaO 0〜5%
    全鉄(Feの形態で表される) 0.002〜0.06%
    を含む組成を有するガラス板において、前記組成が、前記ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.06重量%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量を含むことを特徴とするガラス板。
  2. 前記組成が、前記ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.03重量%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項1に記載のガラス板。
  3. 前記組成が、前記ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.02重量%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項2に記載のガラス板。
  4. 前記組成が、前記ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.04重量%の範囲の全鉄(Feの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガラス板。
  5. 前記組成が、前記ガラスの全重量に対して0.002重量%〜0.02重量%の範囲の全鉄(Feの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項4に記載のガラス板。
  6. 前記組成が、前記ガラスの全重量に対する重量基準で、0.002%〜0.02%の範囲の全鉄(Feの形態で表される)含有量、および0.002%〜0.02%の範囲のクロム(Crの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項5に記載のガラス板。
  7. 前記ガラス板がソーダ石灰シリカガラス板であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のガラス板。
  8. 前記組成が、20ppm未満のFe2+(FeOの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のガラス板。
  9. 前記組成が、10ppm未満のFe2+(FeOの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項8に記載のガラス板。
  10. 前記組成が、5ppm未満のFe2+(FeOの形態で表される)含有量を含むことを特徴とする請求項9に記載のガラス板。
  11. 1050nmの波長における吸収係数が5m−1以下であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のガラス板。
  12. 接触面を画定する請求項1〜11のいずれか一項に記載の少なくとも1つのガラス板を含む、タッチスクリーンまたはパネルまたはパッド。
  13. FTIRまたはPSD光学技術を使用する、請求項12に記載のタッチスクリーンまたはパネルまたはパッド。
  14. 前記板の表面上の1つ以上の物体の位置を検出するためにFTIRまたはPSD光学技術を使用するタッチスクリーンまたはパネルまたはパッドにおける請求項1〜11のいずれか一項に記載のガラス板の使用。
JP2015557385A 2013-02-19 2014-02-10 高レベルの赤外放射線透過率を有するガラス板 Active JP6346905B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BE201300110 2013-02-19
BEBE2013/0110 2013-02-19
PCT/EP2014/052517 WO2014128016A1 (fr) 2013-02-19 2014-02-10 Feuille de verre à haute transmission aux rayonnements infrarouges

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016513059A true JP2016513059A (ja) 2016-05-12
JP6346905B2 JP6346905B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=48189984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015557385A Active JP6346905B2 (ja) 2013-02-19 2014-02-10 高レベルの赤外放射線透過率を有するガラス板

Country Status (10)

Country Link
US (1) US9630874B2 (ja)
EP (1) EP2958868B1 (ja)
JP (1) JP6346905B2 (ja)
KR (1) KR102219471B1 (ja)
CN (2) CN105073667B (ja)
ES (1) ES2633438T3 (ja)
HU (1) HUE032796T2 (ja)
PL (1) PL2958868T3 (ja)
TW (1) TWI535679B (ja)
WO (1) WO2014128016A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019527665A (ja) * 2016-07-19 2019-10-03 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 自動運転車のためのガラス
JP2019530628A (ja) * 2016-07-19 2019-10-24 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 自動運転車のためのガラス
JP2020515494A (ja) * 2017-03-30 2020-05-28 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 自動運転車のためのガラス
JP2021073161A (ja) * 2015-06-19 2021-05-13 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe ソーラーコントロール用積層グレージング

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9902644B2 (en) 2014-06-19 2018-02-27 Corning Incorporated Aluminosilicate glasses
KR20180005661A (ko) 2015-05-13 2018-01-16 아사히 가라스 가부시키가이샤 유리판
PL3310725T3 (pl) * 2015-06-18 2019-09-30 Agc Glass Europe Tafla szkła mająca wysoką transmisję promieniowania podczerwonego
US10392292B2 (en) * 2015-06-19 2019-08-27 Agc Glass Europe Coated substrate for solar control
EP3106304A1 (fr) 2015-06-19 2016-12-21 AGC Glass Europe Vitrage feuilleté
EP3118175A1 (en) * 2015-07-17 2017-01-18 AGC Glass Europe Trim element for interior vehicle
EP3118174A1 (en) * 2015-07-17 2017-01-18 AGC Glass Europe Center console for vehicle
EP3156286A1 (en) 2015-10-16 2017-04-19 AGC Glass Europe Method for fixing a glass interior trim element into a motor vehicle
EP3174107A1 (fr) 2015-11-25 2017-05-31 AGC Glass Europe Dispositif photovoltaique
FR3050991B1 (fr) * 2016-05-04 2021-01-22 Saint Gobain Emballage Composition de verre silico-sodo-calcique
US20190273171A1 (en) * 2016-05-30 2019-09-05 Bright New World Ab Solar window
WO2017215945A1 (en) 2016-06-13 2017-12-21 Agc Glass Europe Method for the determination of intensity losses of an electromagnetic radiation propagating in a transparent sheet
EP3272717A1 (en) 2016-07-20 2018-01-24 AGC Glass Europe Glass sheet having a high ir and visible transmission with a pleasing slight color to neutral color
EA036101B1 (ru) * 2016-11-25 2020-09-29 Агк Гласс Юроп Стекло для автономного автомобиля
WO2018178278A1 (en) 2017-03-30 2018-10-04 Agc Glass Europe Glass for autonomous car
US11390557B2 (en) 2017-03-30 2022-07-19 Agc Glass Europe Glass for autonomous car
EA037409B1 (ru) 2017-03-30 2021-03-25 Агк Гласс Юроп Стекло для беспилотного автомобиля
EA201992749A1 (ru) 2017-05-19 2020-03-13 Агк Гласс Юроп Стеклянный элемент отделки салона для транспортного средства
JP2020530117A (ja) 2017-08-07 2020-10-15 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe センシングデバイスのための保護ハウジング
EA202092288A1 (ru) 2018-03-29 2021-01-19 Агк Гласс Юроп Система для инициирования устранения обледенения или устранения запотевания, образованного на материале подложки
JP2021528347A (ja) 2018-06-14 2021-10-21 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 赤外光を透過させる基材の反射率の低減
WO2020025360A1 (en) 2018-08-03 2020-02-06 Agc Glass Europe Glazing with optical device
EA202192634A1 (ru) 2019-04-05 2021-12-22 Агк Гласс Юроп УЗЕЛ LiDAR ДЛЯ ПРИМЕНЕНИЯ В МЕХАНИЧЕСКИХ ТРАНСПОРТНЫХ СРЕДСТВАХ, СОДЕРЖАЩИЙ ПРОТИВООТРАЖАТЕЛЬНЫЙ ЭЛЕМЕНТ
EP3999479A1 (en) 2019-07-18 2022-05-25 AGC Glass Europe Glass for autonomous car
FR3101014B1 (fr) * 2019-09-20 2021-12-31 Saint Gobain Vitrage feuillete de vehicule et dispositif avec systeme de vision proche infrarouge associe
FR3120012B1 (fr) 2021-02-19 2023-12-29 Saint Gobain Vitrage feuillete de vehicule, sa fabrication et dispositif avec systeme de vision proche infrarouge associe
FR3121384B1 (fr) 2021-03-31 2023-03-24 Saint Gobain Vitrage de vehicule et dispositif avec systeme de detection proche infrarouge associe
FR3121873A1 (fr) 2021-04-14 2022-10-21 Saint-Gobain Glass France Vitrage feuillete de vehicule, dispositif avec systeme de detection proche infrarouge associe
WO2022175634A1 (fr) 2021-02-19 2022-08-25 Saint-Gobain Glass France Vitrage feuillete de vehicule, sa fabrication et dispositif avec systeme de vision proche infrarouge associe
WO2023134924A1 (en) 2022-01-13 2023-07-20 Agc Glass Europe Bird protection device
WO2023217550A1 (en) 2022-05-09 2023-11-16 Agc Glass Europe Dimming controller and associated methods and use
EP4303626A1 (en) 2022-07-05 2024-01-10 AGC Glass Europe Drone detection device
WO2024084027A1 (en) 2022-10-20 2024-04-25 Agc Glass Europe Near-infrared sensor glass cover
WO2024099833A1 (en) 2022-11-10 2024-05-16 Agc Glass Europe Urban furniture
WO2024126022A1 (en) 2022-12-16 2024-06-20 Agc Glass Europe Glass cover for two different optical sensors

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107941A (ja) * 1982-12-10 1984-06-22 Nippon Electric Glass Co Ltd カラ−陰極線管用パネルガラス
US5670433A (en) * 1996-03-19 1997-09-23 Corning Incorporated Light green glassware
US20070161492A1 (en) * 2006-01-12 2007-07-12 Smith Dennis G Colored glass compositions
WO2012128180A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 旭硝子株式会社 ディスプレイ装置用化学強化ガラス

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4542375A (en) 1982-02-11 1985-09-17 At&T Bell Laboratories Deformable touch sensitive surface
WO2000014021A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-16 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Verre clair a facteur de transmission eleve et son procede de production, plaque de verre a couche electro-conductrice et son procede de production, et article de verre
BE1014542A3 (fr) * 2001-12-14 2003-12-02 Glaverbel Verre sodo-calcique colore.
MXPA05003112A (es) * 2002-09-27 2005-06-22 Ppg Ind Ohio Inc Metodo para fabricar vidrio flotado con densidad de defectos reducida.
US20060211563A1 (en) * 2005-03-21 2006-09-21 Mehran Arbab Metal nanostructured colorants for high redox glass composition
JP4862992B2 (ja) * 2006-04-14 2012-01-25 信越化学工業株式会社 防汚性付与剤、防汚性コーティング剤組成物、防汚性被膜及びその被覆物品
BE1020296A3 (fr) 2011-11-15 2013-07-02 Agc Glass Europe Feuille de verre a haute transmission energetique.
US8968831B2 (en) * 2011-12-06 2015-03-03 Guardian Industries Corp. Coated articles including anti-fingerprint and/or smudge-reducing coatings, and/or methods of making the same
BE1020610A3 (fr) 2012-04-04 2014-01-07 Agc Glass Europe Feuille de verre a haute transmission energetique.
US9891759B2 (en) * 2012-09-28 2018-02-13 Apple Inc. Frustrated total internal reflection and capacitive sensing
US20140152914A1 (en) * 2012-11-30 2014-06-05 Corning Incorporated Low-Fe Glass for IR Touch Screen Applications

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107941A (ja) * 1982-12-10 1984-06-22 Nippon Electric Glass Co Ltd カラ−陰極線管用パネルガラス
US5670433A (en) * 1996-03-19 1997-09-23 Corning Incorporated Light green glassware
US20070161492A1 (en) * 2006-01-12 2007-07-12 Smith Dennis G Colored glass compositions
WO2012128180A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 旭硝子株式会社 ディスプレイ装置用化学強化ガラス

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021073161A (ja) * 2015-06-19 2021-05-13 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe ソーラーコントロール用積層グレージング
JP7038868B2 (ja) 2015-06-19 2022-03-18 エージーシー グラス ユーロップ ソーラーコントロール用積層グレージング
JP2019527665A (ja) * 2016-07-19 2019-10-03 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 自動運転車のためのガラス
JP2019530628A (ja) * 2016-07-19 2019-10-24 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 自動運転車のためのガラス
JP7145145B2 (ja) 2016-07-19 2022-09-30 エージーシー グラス ユーロップ 自動運転車のためのガラス
JP2020515494A (ja) * 2017-03-30 2020-05-28 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 自動運転車のためのガラス
JP7078639B2 (ja) 2017-03-30 2022-05-31 エージーシー グラス ユーロップ 自動運転車のためのガラス

Also Published As

Publication number Publication date
CN108726873A (zh) 2018-11-02
EP2958868B1 (fr) 2017-04-12
ES2633438T3 (es) 2017-09-21
US9630874B2 (en) 2017-04-25
HUE032796T2 (en) 2017-11-28
US20160002094A1 (en) 2016-01-07
JP6346905B2 (ja) 2018-06-20
CN105073667A (zh) 2015-11-18
CN105073667B (zh) 2018-11-30
TWI535679B (zh) 2016-06-01
KR20150120430A (ko) 2015-10-27
TW201442975A (zh) 2014-11-16
KR102219471B1 (ko) 2021-02-25
WO2014128016A1 (fr) 2014-08-28
PL2958868T3 (pl) 2017-09-29
EP2958868A1 (fr) 2015-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6346905B2 (ja) 高レベルの赤外放射線透過率を有するガラス板
US9701571B2 (en) Sheet of glass with high infrared radiation transmission
EP3024786B1 (en) High infrared transmission glass sheet
US10358377B2 (en) Glass sheet having a high transmission in the infrared
JP6442476B2 (ja) 高い赤外放射線透過率を有するガラス板のタッチスクリーン中での使用
US20160194241A1 (en) High infrared transmission glass sheet
US20160168012A1 (en) High infrared transmission glass sheet
JP2016525062A (ja) 高赤外線透過ガラスシート
US20160152511A1 (en) High infrared transmission glass sheet
US10093573B2 (en) Glass sheet having a high transmission in the infrared
US10275095B2 (en) Glass sheet having a high transmission in the infrared
JP6442477B2 (ja) 高い赤外放射線透過率を有するガラス板のタッチスクリーン中での使用
JP2016518301A (ja) 高い赤外放射線透過率を有するガラス板
KR20150127156A (ko) 높은 적외 방사선 투과율을 갖는 유리 시트
KR20150135333A (ko) 높은 적외 방사선 투과율을 갖는 유리 시트
KR20150133741A (ko) 높은 적외 방사선 투과율을 갖는 유리 시트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6346905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250