JP2016512734A - バルーンインプラントデバイス - Google Patents

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Abstract

肩インプラントデバイスが、肩峰侵入要素と肩峰侵入要素を通して流体を受容する可膨張性上腕バルーン部とを含む、1つまたは複数の固定特徴を含む。侵入要素は、複数の針棒を受け入れて、可膨張性上腕バルーンとの間で流体を追加するかまたは除去することができる弁を含む。デバイスは、1つまたは複数の固定特徴がデバイスを肩峰に少なくとも固定しかつ可膨張性バルーン部が対応する上腕骨の近位端に当接して置かれているように肩峰下腔内に埋め込まれる。バルーン部内の流体が肩峰と上腕骨との分離を維持して、インピンジメントを低減するかまたは防止する。【選択図】図1

Description

[0001]本発明は、一般的にインプラントデバイスに関し、より詳細には、患者の肩領域内での配置のために構成されているバルーンインプラントデバイスに関する。
[0002]医師らが、周囲の解剖学的構造に対する軟組織変位または硬組織変位に起因する病気を持つ患者を見ることが多い。組織を再配置することおよびそれを正しい位置に維持することに多くの努力が払われる。一般的な例が骨折であり、医師は骨を再配置し、骨が治癒されるまでギプス包帯によりその動きを抑制する。
[0003]肩インピンジメントは、回旋腱板筋の腱が肩峰と上腕骨との間の通路、肩峰下腔とも呼ばれる、を通過する時にそれらが刺激され、炎症が起こった場合に生じる臨床的症候群である。この腔の狭窄を引き起こす何かが、痛みと可動範囲の縮小をもたらす可能性がある。
[0004]インピンジメントは、肩峰下骨棘(肩峰からの骨突起)、肩鎖関節上の骨関節炎骨棘(osteoarthritic spur)、肩峰の形状の変化、烏口肩峰靱帯の肥厚もしくは石灰化、または肩峰下滑液包の肥厚などの骨構造により引き起こされる可能性がある。同様に、回旋腱板筋の傷害または強度損失が、上腕骨を上方に移動させてインピンジメントをもたらす可能性がある。
[0005]インピンジメントは、通常、従来式に治療される。従来の治療には、安静と、痛みをもたらす活動の休止と、理学療法とが含まれる。理学療法治療は、通常、可動範囲を維持することと、姿勢、肩および肩甲骨の筋肉の強度を改善することと、痛みの軽減とに焦点を絞ると考えられる。理学療法士は、関節モビライゼーション、干渉低周波療法、刺鍼術、軟組織の治療、治療的テーピング、痛みおよび機能を改善する肩甲骨および回旋腱板の強化を採用してもよい。また、鎮痛のために非ステロイド性抗炎症薬(NSAID:Non−steroidal anti−inflammatory drug)および氷嚢が使用されてもよい。持続性インピンジメントによる痛みを治療するために、コルチコステロイドの治療用注射および局所麻酔薬が使用されてもよい。注射の総数は、一般に、コルチコステロイドによる可能性がある副作用により、3回に限定されている。コルチコステロイドは筋骨格障害を引き起こす可能性がある。これらの制限のため、従来の治療は成功率が低い。
[0006]外科的介入が、衝突構造を除去するのに利用可能である可能性があり、肩峰下腔は、遠位鎖骨の切除および肩鎖関節の下面上の骨増殖体の切除により広げられてもよい。また、損傷した回旋腱板筋は外科的に修復され得る。ギプス包帯および副子、ねじおよび金属板、ならびに脊椎において使用されるものなどのスペーサなど、様々な異なるデバイスが使用されて組織を再配置してもよい。これらのデバイスは、肩などのかなりの程度で関節接合されている関節には不適切である可能性がある。
[0007]その結果として、装置が存在した場合、肩峰下腔を維持するかまたは広げて、かなりの程度で関節接合されている関節におけるインピンジメントを防止するかまたは治療するために適していることが有利であると考えられる。
[0008]したがって、本発明は、肩峰下腔を維持するかまたは広げて、かなりの程度で関節接合されている関節におけるインピンジメントを防止するかまたは治療する新規の方法および装置に関する。
[0009]本発明はバルーンインプラントデバイスに関する。一実施形態では、バルーンインプラントデバイスが肩領域内での配置のために構成されていてもよく、対応する肩峰上の上腕頭でのインピンジメントを防止してもよい。バルーンインプラントは、埋込み後にバルーンに流体を追加することまたはそこから流体を除去することにより調節可能であってもよい。
[0010]本発明の別の実施形態が、バルーンインプラントデバイスと、配置測定デバイス(placement measuring device)と、配置測定デバイスのための解剖学的ランドマークを確認するための複数の腰椎穿刺針とを含むキットである。
[0011]当然のことながら、上記の概要および以下の詳細な説明はどちらも例示的かつ説明的なものに過ぎず、特許請求されている本発明に関して限定しようとするものではない。本明細書に組み込まれかつその一部を成す添付図面は、本発明の実施形態を説明し、概要と共にその原理を説明するのに役立つ。
[0012]本発明の多数の利点は、添付の図を参照することにより、当業者によってより良く理解されるであろう。
本発明の一実施形態によるインプラントの斜視図である。 本発明の別の実施形態によるインプラントの横断面図である。 本発明の別の実施形態によるインプラントの横断面図である。 本発明の別の実施形態によるインプラントの横断面図である。 本発明の一実施形態による別のインプラントの斜視図である。 本発明の一実施形態による別のインプラントの斜視図である。 本発明の一実施形態による別のインプラントの斜視図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態による、インプラントを配置するためのインプラント位置決めデバイスの斜視図である。 図8に示されている本発明の少なくとも1つの実施形態による、インプラントを配置するためのインプラント位置決めデバイスの上面図である。 複数の配置ピンおよび患者の肩峰の斜視環境図(environmental view)である。 図8のものなどのインプラント位置決めデバイスを備えた、図10の配置ピンおよび肩峰の斜視環境図である。 K鋼線を備えた、図11の配置ピン、肩峰、およびインプラント位置決めデバイスの斜視環境図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態による、インプラントを配置するインプラント位置決めデバイスキットの側面図である。 図13のインプラント位置決めデバイスの斜視図である。 図13のインプラント位置決めデバイスの上面図である。 図13のインプラント位置決めデバイスの環境図である。 図13のインプラント位置決めデバイスの環境図である。 患者の肩峰に対して配置されているインプラントの斜視環境図である。 患者の肩峰と対応する上腕頭との間に置かれているインプラントの側面環境図である。 患者の肩峰と対応する上腕頭との間に置かれているインプラントの前面環境図である。
[0013]ここで、添付図面に説明されている開示されている主題に対して、参照が詳細に行われる。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定され、多数の代替案、変更形態、および均等物が包含されている。明確にするために、実施形態に関連する当該技術分野において既知の技工物が、不必要に曖昧にすることを回避するために、詳細に記載されていない。
[0014]図1を参照すると、本発明の一実施形態によるインプラントの斜視図が示されている。当該インプラントは患者の肩の肩峰と上腕骨との間に挿入されるように構成されている。インプラントは、肩峰下腔を維持するかまたは拡張して、インピンジメントを防止する。また、インプラントは、肩峰に対する上腕骨の位置を維持して、修復不可能な回旋腱板の傷害を治療し得る。
[0015]インプラントは可膨張性上腕バルーン102を含んでいてもよく、可膨張性上腕バルーン102は、上腕頭に当接しかつ上腕骨が対応する肩峰および関節窩に対して垂直に動くことを可能にするように構成されている。
[0016]インプラントをしっかり固定するために、インプラントは、可膨張性上腕バルーン102上に配設されている1つまたは複数の固定特徴104、106、108を含んでいてもよい。1つまたは複数の固定特徴104、106、108は肩峰アンカ106、108を含んでいてもよい。埋込み中、アンカ穴部が肩峰の適切な位置にドリルで開けられてもよく、肩峰アンカ106、108はアンカ穴部を通して挿入されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、肩峰アンカ106、108は、埋込み中に肩峰のアンカ穴部を通して通されて肩峰アンカ106、108を案内することを助ける縫合糸を受け入れる縫合穴部110を含んでいてもよい。肩峰アンカ106、108は、肩峰アンカ106、108をアンカ穴部内に保持するための、摩擦誘引要素などの何らかの機構を含んでいてもよい。摩擦誘引要素は、垂直リブもしくは放射状リブ、圧縮スリーブ、または何らかの類似した機構を含んでいてもよい。少なくとも1つの肩峰アンカ106、108は、可膨張性上腕バルーン102内への流体の注入を可能にする弁として構成されていてもよい。本発明の少なくとも1つの実施形態による弁が、インプラントの動作寿命中、複数の針穿刺が流体を追加するかまたは除去することを可能にする。さらに、埋め込まれると、弁は肩峰内に配置されて、さらなる外科的介入なしに、針によりアクセス可能であってもよい。各肩峰アンカ106、108は、アンカ穴部内への肩峰アンカ106、108の挿入を補助するように構成されているアンカ穴部挿入先端部112を含んでいてもよい。インプラントが定位置に置かれた後、アンカ穴部挿入先端部112は、それらが肩峰の上面、すなわち対応する上腕頭に対して遠位の表面、と実質的に同一平面にあるように切り取られてもよい。
[0017]また、1つまたは複数の固定特徴104、106、108は縫合アンカ104を含んでいてもよい。縫合アンカ104は、外科医がそのような取付けが必要であると考えた場合、外科医がインプラントを、烏口肩峰(CA:Coracoacromial)靱帯、烏口骨、関節窩、またはいくつかの実施形態では上腕頭などの1つまたは複数の周囲の解剖学的構造に取り付けることを可能にし得る。
[0018]一実施形態では、1つまたは複数の固定特徴104、106、108は、可膨張性上腕バルーン102上に直接配設されている。別の実施形態では、1つまたは複数の固定特徴104、106、108は、別個の肩峰固定要素100上に配設されている。肩峰固定要素100は、対応する上腕頭の上位にある肩峰の表面に当接するように構成されている。インプラントが別個の可膨張性上腕バルーン102と肩峰固定要素100とを含む場合、可膨張性上腕バルーン102および肩峰固定要素100は、単一の埋込み可能な要素になるように溶接されているかまたは別の方法で結合されていてもよい。少なくとも1つの実施形態では、可膨張性上腕バルーン102は、可膨張性上腕バルーン102の外周を取り巻く肩峰固定要素100に結合されている閉じた可膨張性構造を含む。別の実施形態では、可膨張性上腕バルーン102は、結合された構造が閉じた可膨張性インプラントを形成するように肩峰固定要素100が可膨張性上腕バルーン102に結合されている開いた拡張可能な構造を含んでいてもよい。可膨張性上腕バルーン102は、当該技術分野において既知の任意の手段により、例えばRF溶接または接着により、肩峰固定要素100に結合されていてもよい。
[0019]肩峰に当接するように構成されている表面が、組織のオングロースまたはイングロースにより、例えば化学的処理または表面テクスチャリングにより、肩峰への結合を容易にするように構成されているかまたは処理されていてもよい。
[0020]図2を参照すると、本発明の別の実施形態によるインプラントの横断面図が示されている。インプラントは、対応する上腕頭の上位にある肩峰の表面に当接するように構成されている肩峰固定要素200を含んでいてもよい。埋め込まれると、可膨張性上腕バルーン202が上腕頭に当接しかつ上腕骨が対応する肩峰に対して垂直に動くことを可能にするように構成されているように、可膨張性上腕バルーン202が肩峰固定要素200に溶接されているかまたは別の方法で結合されている。肩峰固定要素200と可膨張性上腕バルーン202とは、緩衝用流体を保持するように構成されている液腔220を画定している。また、インプラントは、外科医がそのような取付けが必要であると考えた場合、外科医がインプラントをCA靱帯などの1つまたは複数の周囲の解剖学的構造に取り付けることを可能にする縫合アンカ204を含んでいてもよい。
[0021]インプラントを肩峰にしっかり固定するために、インプラントは、1つまたは複数の肩峰アンカ206、208を含んでいてもよい。少なくとも1つの実施形態では、第1の肩峰アンカ206が、充填弁214を画定しており、流体を液腔220内に注入してもよい。第1の肩峰アンカ206の少なくとも一部分が、シリコーンなどの柔軟で埋込み可能な材料を含んでいてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、第1の肩峰アンカ206は、針で突き刺された後に自動封止する(self−seal)ように構成されている構造であってもよい。柔軟で埋込み可能な材料は、そのような実施形態において自動封止することを容易にし得る。一実施形態では、第1の肩峰アンカ206は、第1の肩峰アンカ206をアンカ穴部の内部に支持しかつ充填弁214を開いた状態にしておく弁支持構造体218を含んでいてもよい。
[0022]各肩峰アンカ206、208は、圧縮スリーブ210、212により、対応するアンカ穴部内で定位置に保持されてもよい。インプラントが定位置に配置されている場合、肩峰アンカ206、208が肩峰のアンカ穴部内に挿入されている状態で、圧縮スリーブ210、212が対応する肩峰アンカ206、208を取り囲むように、かつ肩峰アンカ206、208と対応するアンカ穴部を画定している肩峰との間に摩擦ロック、連結用幾何学的形状、または何らかの他の係止機構を作り出すように、各圧縮スリーブ210、212は肩峰の上面を貫通してアンカ穴部内に挿入されてもよい。あるいは、対応する肩峰アンカ206、208が圧縮スリーブ210、212を貫通して引っ張られている状態で、各圧縮スリーブ210、212は最初に挿入されてもよい。各圧縮スリーブ210、212は、外面上に配設されている摩擦誘引要素を含んで、摩擦ロックをさらに強化してもよい。いくつかの実施形態では、摩擦誘引要素は、対応するアンカ穴部のねじ付き部に機械的に係合するようにまたは挿入中に対応するアンカ穴部内にねじ付き部を作り出すように構成されているねじ付き部であってもよい。
[0023]充填弁214を画定している第1の肩峰アンカ206をインプラントが含む場合、対応する第1の圧縮スリーブ210は、インプラントが定位置にある場合に肩峰の上面からアクセス可能である弁アクセス口216を画定していてもよい。弁アクセス口216は、充填弁214へのアクセスを可能にする閉鎖可能なまたは封止可能なアクセス要素であってもよく、それにより、インプラントが定位置に置かれた後、流体が液腔220内に注入されることを可能にする。さらに、弁アクセス口216は、針を正しい軌道上に維持する案内部を画定している。あるいは、充填弁214は、針を正しい軌道上に維持するように構成されている、第1の圧縮スリーブ210の弁アクセス口216に類似した制限要素を含んでいてもよい。別の実施形態では、弁アクセス口216に類似した制限要素が、肩峰アンカ206の1つに配置されていてもよい。
[0024]インプラントが完全に配置され、設置された場合、充填弁214は、肩峰骨(acromion bone)の上位にある表在軟組織(superficial soft tissue)の真下に配置されていてもよい。そのような配置は、液腔220内の液量に対する調節を可能にするのに都合がよい。最初の手術後、第二次手術なしで調節が行われてもよい。外科医が、バルーン体積が小さ過ぎる(充填不足)または大き過ぎる(過充填)と感じた場合、外科医は、肩峰骨の上位にある軟組織を通して(針などの)適切な道具で液腔220から流体を注入または除去してもよい。また、肩峰下腔は、この腔がひどく縮小されている場合、一連の体積調節により、経時的に徐々に大きくされることが可能であると考えられる。
[0025]図2に示されているインプラントは肩峰固定要素200と可膨張性上腕バルーン202とを含むが、インプラントは、単一の可膨張性要素の表面上に配設されている固定特徴204、206、208を備えた、液腔220を画定している単一の可膨張性要素を含んでいてもよいことを、当業者は理解するであろう。
[0026]図3を参照すると、本発明の別の実施形態によるインプラントの横断面図が示されている。当該インプラントは、対応する上腕頭の上位にある肩峰の表面に当接するように構成されている肩峰固定要素300を含んでいてもよい。埋め込まれると、可膨張性上腕バルーン302が上腕頭に当接しかつ上腕骨が対応する肩峰に対して垂直に動くことを可能にするように構成されているように、可膨張性上腕バルーン302が肩峰固定要素300に溶接されているかまたは別の方法で結合されている。肩峰固定要素300と可膨張性上腕バルーン302とは、緩衝用流体を保持するように構成されている液腔320を画定している。また、インプラントは、縫合アンカ304を含んでおり、外科医がそのような取付けが必要であると考えた場合、外科医がインプラントを、CA靱帯などの1つまたは複数の周囲の解剖学的構造に取り付けることを可能にし得る。
[0027]インプラントを肩峰にしっかり固定するために、インプラントは1つまたは複数の肩峰アンカ306を含んでいてもよい。少なくとも1つの実施形態では、1つまたは複数の肩峰アンカ306は、液腔320との間で流体を注入もしくは除去する充填弁314を画定していてもよい。一実施形態では、肩峰アンカ306は、充填弁314にアクセスしかつ流体を注入または除去する針により突き刺される。
[0028]1つまたは複数の肩峰アンカ306は、圧縮スリーブ310により、対応するアンカ穴部内の定位置に保持されていてもよい。インプラントが定位置に配置された場合、肩峰アンカ306が肩峰のアンカ穴部内に挿入された状態で、圧縮スリーブ310が対応する肩峰アンカ306を取り囲み、かつ肩峰アンカ306と対応するアンカ穴部を画定している肩峰との間に摩擦ロック、ねじ付き係合部、パチンと留める部分、係止幾何学的形状、または他の適切な機構を作り出すように、各圧縮スリーブ310は肩峰の上面を貫通してアンカ穴部内に挿入されてもよい。さらに、圧縮スリーブ310は、流体が液腔320内に注入された後に、対応する肩峰アンカ306上で圧縮力を生成するかまたはそれを強化して、充填弁314への針穿刺を閉鎖してもよい。
[0029]図3に示されているインプラントは肩峰固定要素300と可膨張性上腕バルーン302とを含むが、インプラントは、単一の可膨張性要素の表面上に配設されている固定特徴304、306を備えた、液腔3220を画定している単一の可膨張性要素を含んでいてもよいことを、当業者は理解するであろう。
[0030]図4を参照すると、本発明の別の実施形態によるインプラントの横断面図が示されている。インプラントは、対応する上腕頭の上位にある肩峰の表面に当接するように構成されている肩峰固定要素400を含んでいてもよい。埋め込まれると、可膨張性上腕バルーン402が上腕頭に当接しかつ上腕骨が対応する肩峰に対して垂直に動くことを可能にするように構成されているように、可膨張性上腕バルーン402が肩峰固定要素400に溶接されているかまたは別の方法で結合されている。肩峰固定要素400と可膨張性上腕バルーン402とは、緩衝用流体を保持するように構成されている液腔420を画定している。また、インプラントは、縫合アンカ404を含んでおり、外科医がそのような取付けが必要であると考えた場合、外科医がインプラントをCA靱帯などの1つまたは複数の周囲の解剖学的構造に取り付けることを可能にし得る。
[0031]インプラントを肩峰にしっかり固定するために、インプラントは1つまたは複数の肩峰アンカ406を含んでいてもよい。少なくとも1つの実施形態では、1つまたは複数の肩峰アンカ406は、流体を液腔420内に注入する充填弁414を画定していてもよい。1つまたは複数の肩峰アンカ406は、拡張挿入物410により、対応するアンカ穴部内の定位置に保持されていてもよい。肩峰アンカ406が肩峰のアンカ穴部内に挿入されている状態で、インプラントが定位置に配置されている場合、各拡張挿入物410は、肩峰アンカ406により画定されている充填弁414内に挿入されて、肩峰アンカ406と対応するアンカ穴部を画定している肩峰との間に摩擦ロックを作り出すかまたは強化してもよい。拡張挿入物410は、インプラントが定位置ある場合、肩峰の上面からアクセス可能な弁アクセス口416を画定していてもよい。弁アクセス口416は、充填弁414へのアクセスを可能にする閉鎖可能なまたは封止可能なアクセス要素であってもよく、それにより、インプラントが定位置に置かれた後、流体が液腔420内に注入されることを可能にしてもよい。
[0032]図4に示されているインプラントは肩峰固定要素400と可膨張性上腕バルーン402とを含むが、インプラントは、単一の可膨張性要素の表面上に配設されている固定特徴404、406を備えた、液腔420を画定している単一の可膨張性要素を含んでいてもよいことを、当業者は理解するであろう。
[0033]図5を参照すると、本発明の一実施形態による別のインプラントの斜視図が示されている。当該インプラントは、対応する上腕頭の上位にある肩峰の表面に当接するように構成されている肩峰固定要素500を含んでいてもよい。肩峰固定要素500の表面は、組織のオングロースまたはイングロースにより、例えば化学的処理または表面テクスチャリングにより、肩峰への結合を容易にするように構成されていてもよい。埋め込まれると、可膨張性上腕バルーン502が上腕頭に当接しかつ上腕骨が対応する肩峰に対して垂直に動くことを可能にするように構成されているように、可膨張性上腕バルーン502は肩峰固定要素500に溶接されているかまたは別の方法で結合されている。少なくとも1つの実施形態では、可膨張性上腕バルーン502は、可膨張性上腕バルーン502の外周を取り巻く肩峰固定要素500に結合されている。また、インプラントは縫合アンカ504を含んでいてもよい。縫合アンカ504は、外科医がそのような取付けが必要であると考えた場合、外科医がインプラントをCA靱帯などの1つまたは複数の周囲の解剖学的構造に取り付けることを可能にし得る。
[0034]インプラントを肩峰にしっかり固定するために、インプラントは1つまたは複数の肩峰ブラケット506を含んでいてもよい。1つまたは複数の肩峰ブラケット506は、肩峰の一縁部を包み込んで、肩峰固定要素500が肩峰の下面に当接すると同時に、肩峰の上面に当接して平らに置かれる。1つまたは複数の肩峰ブラケット506は、対応するブラケットねじ510で肩峰に固定されていてもよい。
[0035]図5に示されているインプラントは肩峰固定要素500と可膨張性上腕バルーン502とを含むが、インプラントは、単一の可膨張性要素の表面上に配設されている固定特徴504、506を備えた、液腔を画定している単一の可膨張性要素を含んでいてもよいことを、当業者は理解するであろう。
[0036]図6を参照すると、本発明の一実施形態による別のインプラントの斜視図が示されている。インプラントは、対応する上腕頭の上位にある肩峰の表面に当接するように構成されている肩峰固定要素600を含んでいてもよい。肩峰固定要素600の表面は、組織のオングロースまたはイングロースにより、例えば化学的処理または表面テクスチャリングにより、肩峰への結合を容易にするように構成されていてもよい。埋め込まれると、可膨張性上腕バルーン602が上腕頭に当接しかつ上腕骨が対応する肩峰に対して垂直に動くことを可能にするように構成されているように、可膨張性上腕バルーン602が、肩峰固定要素600に溶接されているかまたは別の方法で結合されている。少なくとも1つの実施形態では、可膨張性上腕バルーン602は、可膨張性上腕バルーン602の外周を取り巻く肩峰固定要素600に結合されている。また、インプラントは縫合アンカ604を含んでいてもよい。縫合アンカ604は、外科医がそのような取付けが必要であると考えた場合、外科医がインプラントをCA靱帯などの1つまたは複数の周囲の解剖学的構造に取り付けることを可能にし得る。
[0037]インプラントを肩峰にしっかり固定するために、インプラントは1つまたは複数の縫合ブラケット606を含んでいてもよい。1つまたは複数の縫合ブラケット606は対応する縫合ループ612を受け入れるように構成されている。埋込み中、縫合穴部が肩峰の所定の位置にドリルで開けられてもよく、縫合ロックリング608が各縫合穴部内に挿入されてもよい。縫合ループ612は、肩峰の下側から肩峰の上側へ、各縫合ブラケット606を通過させられかつ縫合穴部および対応する縫合ロックリング608を通過させられてもよい。インプラントが肩峰と対応する上腕骨の上腕頭との間に正しく配置されている場合、各縫合ループ612は、縫合ロックねじ610を用いて対応する縫合ロックリング608に対して定位置に係止されてもよい。
[0038]図6に示されているインプラントは肩峰固定要素600と可膨張性上腕バルーン602とを含むが、インプラントは、単一の可膨張性要素の表面上に配設されている固定特徴604、606を備えた、液腔を画定している単一の可膨張性要素を含んでいてもよいことを、当業者は理解するであろう。
[0039]図7を参照すると、本発明の一実施形態による別のインプラントの斜視図が示されている。インプラントは、対応する上腕頭の上位にある肩峰の表面に当接するように構成されている肩峰固定要素700を含んでいてもよい。肩峰固定要素700の表面は、組織のオングロースまたはイングロースにより、例えば化学的処理または表面テクスチャリングにより、肩峰への結合を容易にするように構成されていてもよい。埋め込まれると、可膨張性上腕バルーン702が上腕頭に当接しかつ上腕骨が対応する肩峰に対して垂直に動くことを可能にするように構成されているように、可膨張性上腕バルーン702が、肩峰固定要素700に溶接されているかまたは別の方法で結合されている。少なくとも1つの実施形態では、可膨張性上腕バルーン702は、可膨張性上腕バルーン702の外周を取り巻く肩峰固定要素700に結合されている。また、インプラントは縫合アンカ704を含んでいてもよい。縫合アンカ704は、外科医がそのような取付けが必要であると考えた場合、外科医がインプラントをCA靱帯などの1つまたは複数の周囲の解剖学的構造に取り付けることを可能にし得る。
[0040]インプラントを肩峰にしっかり固定するために、インプラントは1つまたは複数のストラップブラケット706を含んでいてもよい。1つまたは複数のストラップブラケット706は患者の肩峰と実質的に同じ幅であってもよい。1つまたは複数のストラップブラケット706の各々は対応する肩峰ストラップ708を受容するように構成されている。インプラントが正しく配置されている場合、肩峰ストラップ708は肩峰に巻き付き、自動固定されて、インプラントを定位置に保持する。少なくとも1つの実施形態では、肩峰ストラップ708は、外科的に埋込み可能なジップタイであってもよい。
[0041]図7に示されているインプラントは肩峰固定要素700と可膨張性上腕バルーン702とを含むが、インプラントは、単一の可膨張性要素の表面上に配設されている固定特徴704、706を備えた、液腔を画定している単一の可膨張性要素を含んでいてもよいことを、当業者は理解するであろう。
[0042]図8および図9を参照すると、本発明の少なくとも1つの実施形態による、インプラントを配置するためのインプラント位置決めデバイス800の斜視図および上面図が示されている。インプラント位置決めデバイス800は、手術中に患者の肩峰の1つまたは複数のドリル部位を患者のある解剖学的特徴と位置合わせするように構成されていてもよい。本明細書にさらに記載されている通り、そのようなドリル穴部はアンカ穴部または縫合穴部を含んでいてもよい。
[0043]インプラント位置決めデバイス800は、複数の配置ピン案内部804、806と配置ピン係止レバー802とを含んでいてもよい。埋込み中、配置ピンが配置されて、肩峰のある解剖学的特徴に印を付ける。少なくとも1つの実施形態では、2つの配置ピン(腰椎穿刺針)が肩峰の前方縁部に配置されていてもよく、1つの配置ピンが肩峰の後方縁部に配置されていてもよい。前方配置ピンから後方配置ピンまでの距離は、前後方向長さ(LAP:anterior−to−posterior length)測定を画定している。
[0044]配置ピンが定位置に置かれると、インプラント位置決めデバイス800は、第1の配置ピン案内部806が後方配置ピンを受容し得るように配置されてもよい。後方配置ピンは、次いで、必要に応じてピン/滑動部経路808に沿って移動して、第2の配置ピン案内部804が第1の前方配置ピン上に配置されることを可能にしてもよい。配置ピン係止レバー802は、第2の前方配置ピンが配置ピン係止レバー802とインプラント位置決めデバイス800の本体との間に配置され得るように開かれていてもよい。インプラント位置決めデバイス800は、次いで、肩峰の上面に当接して配置され、配置ピン係止レバー802は閉じられて、配置ピンに対してインプラント位置決めデバイスを定位置に保持する。
[0045]インプラント位置決めデバイス800が定位置に係止されると、1つまたは複数のマーカ穴部816、818を画定しているドリル穴部滑動部814が、ピン/滑動部経路808に沿って移動させられてもよい。ドリル穴部滑動部814は、ドリル穴部の印を付けている間に、鋸歯構造などの、ピン/滑動部経路808に沿った滑動部係止要素812に係合して、ドリル穴部滑動部814を定位置に保持する機構を含んでいてもよい。ドリル穴部滑動部814はLAP測定に基づいて配置されてもよい。インプラント位置決めデバイス800上のLAP測定指標810が、種々のLAP測定に関してドリル穴部滑動部814の正しい位置を指示してもよい。ドリル穴部滑動部814上の位置指標820が、LAP測定に基づいてLAP測定指標810の1つと位置合わせされて、肩峰に対して望ましいドリル穴部位置に1つまたは複数のマーカ穴部816、818を配置してもよい。
[0046]1つまたは複数のマーカ穴部816、818は互いに対して離間されており、肩峰アンカなどのインプラントの特徴に対応する。キルシュナー(K:Kirschner)鋼線などの鋼線が、マーカ穴部816、818内にかつ下にある肩峰内に配置されて、適切にドリルで穴を開ける位置に印を付けてもよい。インプラント位置決めデバイス800は、次いで、除去されてもよく、適切な大きさに作製されているドリルが穴を開けるのに使用され得る。いくつかの実施形態では、カニューレ状ドリル(cannulated drill)が使用されてもよい。
[0047]図10を参照すると、複数の配置ピンおよび患者の肩峰の斜視環境図が示されている。本発明によるインプラントが、インピンジメントを低減することに効果的であるように正しく配置されなければならない。正しい配置は、各患者の関連解剖学的構造、特に患者の肩峰1000に左右される。複数の配置ピン1004、1006、1008が組織に配置されており、患者の肩峰1000のある解剖学的ランドマークに印を付ける。一実施形態では、後方配置ピン1004が肩峰1000の後方縁部に印を付けてもよく、第1の前方配置ピン1006が肩峰1000の遠位前方縁部に印を付けてもよく、肩峰1000の前方縁部および第2の前方配置ピン1008が肩峰1000の近位前方縁部に印を付けてもよい。第1の前方配置ピン1006と第2の前方配置ピン1008とは前方線分を画定している。後方配置ピン1004は、前方線分に対して直交する線を画定していてもよく、その区分を二等分し、それにより肩峰1000の関連部分の中心線を画定する。前方配置ピン1006、1008から後方配置ピン1004までの距離は、前後方向長さ測定(LAP)1002を画定している。別の実施形態では、肩鎖関節の後方部分の近傍に配置されている第1の肩鎖関節配置ピンと肩峰の外側縁部の対応する位置に配置されている第2の肩鎖関節配置ピンとは、肩峰の関連部分を横断する側線を画定し得る。中心線は、少なくとも1つのアンカ穴部がドリルで開けられている肩峰上の位置を画定している。
[0048]別の実施形態では、肩峰の前外側角部に配置されている第1の外側肩峰配置ピンと肩鎖関節の後方部分の近傍に配置されている第1の肩鎖関節配置ピンとは、第1の基準線を画定している。第1の基準線と肩峰正中線との交差点は、インプラントの中心位置を画定している。K鋼線がそのような位置に挿入され、位置決めデバイスの配置を容易にして、本明細書においてより十分に定義されているアンカ穴部をドリルで開けてもよい。
[0049]図11を参照すると、図8のものなどのインプラント位置決めデバイスを備えた、図10の配置ピンおよび肩峰の斜視環境図が示されている。配置ピン1004、1006、1008が患者の肩峰1000に対して定位置にある場合、インプラント位置決めデバイス800は、配置ピン1004、1006、1008を基準点として使用して配置されていてもよい。少なくとも1つの実施形態では、配置ピン係止レバー802はインプラント位置決めデバイス800を固定してもよい。インプラント位置決めデバイス800内のドリル穴部滑動部814は、次いで、配置ピン1004、1006、1008から導かれるLAP測定に基づいて、ピン/滑動部経路内に配置されてもよい。
[0050]図12を参照すると、K鋼線を備えた、図11の配置ピン、肩峰、およびインプラント位置決めデバイスの斜視環境図が示されている。インプラント位置決めデバイス800が複数の配置ピン1004、1006、1008の位置に基づいて肩峰1000に対して配置されており、かつドリル穴部滑動部814がLAP測定に基づいて設置されている場合、アンカ穴部または縫合穴部は、肩峰1000に印を付けられ、ドリルで開けられてもよい。少なくとも1つの実施形態では、K鋼線1216、1218は、具体的にはそのようなK鋼線1216、1218を受容するように構成されているドリル穴部滑動部814の穴部を通して挿入される。K鋼線1216、1218は、本発明によるインプラントの配置を可能にするかまたは容易にするように穴部がドリルで開けられてもよい、患者の肩峰1000上の特定の位置に印を付ける。K鋼線1216、1218が定位置に置かれると、配置ピン係止レバー802は解除されてもよく、インプラント位置決めデバイス800は、K鋼線1216、1218を定位置に残して除去されてもよい。また、配置ピン1004、1006、1008は除去されてもよい。外科医が、次いで、肩峰1000内の、K鋼線1216、1218により印を付けられた各部位に、適切な大きさに作製される穴部をドリルで開けてもよい。
[0051]図13を参照すると、本発明の少なくとも1つの実施形態による、インプラントを配置するためのインプラント位置決めデバイスキットの側面図が示されている。位置決めデバイスキットは、肩峰適合部1302と正中線延長部1304とを備えた、インプラント位置決めデバイス1300を含んでいてもよい。インプラント位置決めデバイスキットは、インプラント位置決めデバイス1300の案内穴部内に嵌合するように構成されている1つまたは複数のドリル案内挿入物1306、1308を含んでいてもよく、さらに、インプラント位置決めデバイスキットは、インプラント位置決めデバイス1300の案内穴部内にまたはドリル案内挿入物1306、1308内に嵌合し、K鋼線を肩峰正中線に沿った適切な位置内に案内して、肩峰のドリル穴部位置を確認するように構成されている1つまたは複数の鋼線案内プラグ1310、1312を含んでいてもよい。また、インプラント位置決めデバイスキットはドリルプラグ1316を含んでいてもよい。
[0052]図14および図15を参照すると、図13のインプラント位置決めデバイスの斜視図および上面図が示されている。一実施形態では、インプラント配置デバイス1300は、1つまたは複数の案内穴部(好適な実施形態では、2つの案内穴部)とK鋼線中心配置穴部1314とを画定している。本発明の方法による少なくとも1つの実施形態では、中心点と正中線基準を確認するのに配置ピンが使用される。切開が行われる前に、インプラント配置デバイス1300は患者の肩上に配置され、そこでK鋼線中心配置穴部1314が中心点と一致し、正中線基準が正中線延長部1304および正中線開口部1320と一致する。鋼線案内プラグ1310、1312の各々は、アンカ穴部をドリルで開けるための点を位置決めするK鋼線ドリル案内穴部を画定している。
[0053]図16を参照すると、図13のインプラント位置決めデバイスの環境図が示されている。インプラント配置デバイス1300が患者の肩上に配置されると、K鋼線1616、1618が鋼線案内プラグ1310、1312各々の中に挿入される。インプラント配置デバイス1300は、次いで、K鋼線1616、1618を定位置に残して除去され得る。切開が患者の皮膚に施されることが可能であり、インプラント配置デバイス1300は交換され得る。
[0054]図17を参照すると、図13のインプラント位置決めデバイスの環境図が示されている。インプラント配置デバイス1300が、患者の肩峰1702の上面を覆って軟組織に当接するように配置されており、センタリングK鋼線1714がK鋼線中心配置穴部内にあり、K鋼線1716がK鋼線案内プラグ1310内にある。センタリングK鋼線1714およびK鋼線案内プラグ1310内の少なくとも1つのK鋼線1716は定位置に残存している一方、K鋼線案内プラグの1つは、ドリル案内挿入物1308を残して除去されている(図示のK鋼線案内プラグ1312は除去されている)。適切なドリルビット1718がドリル案内挿入物1308内に挿入され、アンカ穴部がドリルで開けられる。ドリルビット1718およびドリル案内挿入物1308は次いで除去され、ドリルプラグ1316(図示せず)が挿入されて、インプラント位置決めデバイス1300を肩峰1702に対して固定して保持する。残存しているK鋼線1716およびK鋼線案内プラグ1310は、次いで、除去され、プロセスが繰り返される。2つの正しく位置決めされた肩峰アンカ穴部が、それにより、患者の肩峰1702に配置される。
[0055]本発明の別の実施形態では、各アンカ穴部がドリルで開けられた後、対応するドリル案内挿入物1306、1308が除去され、圧縮スリーブがインプラント配置デバイス1300の穴部を通して挿入される。圧縮スリーブの挿入中にインプラント配置デバイス1300を定位置に残すことが、圧縮スリーブの正しい軌道を確実にする。
[0056]図18を参照すると、患者の肩峰に対して配置されているインプラントの斜視環境図が示されている。少なくとも1つの実施形態では、インプラントは、肩峰およびCA靱帯の下位にある肩峰弧(acromial arc)内に配置される。少なくとも1つの実施形態では、肩峰固定要素1800が患者の肩峰1000の下面に当接する(インプラントが肩峰1000の下方にある)ように、肩峰固定要素1800と可膨張性上腕バルーン1802とを含むインプラントが患者体内に埋め込まれている。肩峰固定要素1800上に配設されている肩峰アンカ1806、1808をインプラントが含む場合、アンカ穴部は肩峰1000にドリルで開けられていてもよい。一実施形態では、インプラントの配置が図8、図9、図10、図11および図12に記載されているようなデバイスおよび方法を用いて決定される場合、アンカ穴部の配置は肩峰1000のLAP測定から導かれ、肩峰アンカ1806、1808は、下面側からアンカ穴部内に挿入される。他の実施形態では、インプラントの配置が図13、図15、図16、図17に記載されているようなデバイスおよび方法を用いて決定される場合、アンカ穴部の配置は直接決定される。肩峰固定要素1800は組織のイングロースを容易にし、それにより、化学的処理、表面テクスチャリング、または他の機構によるなど、肩峰の下面への取付けを容易にするように構成されていてもよい。
[0057]少なくとも1つの実施形態では、インプラントが配置された後に肩峰固定要素1800と可膨張性上腕バルーン1802とにより画定されている液腔へ流体が追加されるかまたはそれから除去されてもよいように、少なくとも1つの肩峰アンカ1806、1808が充填弁として構成されていてもよいか、または充填弁へのアクセスを可能にするように構成されていてもよい。例えば、本発明によるインプラントが配置された後、外科医が針で充填弁対応の肩峰アンカ1806を突き刺し、所望の液量を注入してもよい。埋込み手術が完了した後、外科医はさらに患者の皮膚を通してそのような流体を注入してもよい。
[0058]図19および図20を参照すると、患者の肩峰と対応する上腕頭との間に置かれているインプラントの側面環境図および前面環境図それぞれが示されている。本発明によるインプラント1900が、患者の肩峰1902と患者の上腕骨1904の対応する上腕頭1906との間に置かれている。インプラント1900は、烏口突起1908の後方にかつ肩峰1902の後面の前方に配置されていてもよい。インプラント1900は、肩峰1902と上腕頭1906との所望の分離を維持して、上腕頭1906に広範な流体緩衝力を加えることにより、肩峰下腔の解剖学的構造の有痛性インピンジメントを防止する。
[0059]本明細書に記載されている本発明の実施形態が、肩峰に取り付けられて肩峰と対応する上腕頭との間の分離を維持するインプラントを詳細に述べているが、別の実施形態では、インプラントが上腕頭に対して固定されているように、インプラントは上腕頭に取り付けられ得ることを、当業者は理解するであろう。
[0060]本発明およびその付随する利点の多くが本発明の実施形態の上記説明により理解されると考えられ、本発明の範囲および精神から離れることなく、またはその重要な利点の全てを犠牲にすることなく、その構成要素の形状、構造、および配置の種々の変更が施されてもよいことは言うまでもない。前述されている本明細書における形状はその説明的実施形態に過ぎず、添付の特許請求の範囲の目的は、そのような変更を包含し、含むことである。

Claims (32)

  1. 上腕骨の近位端と対応する肩峰の下面との間の腔を維持するインプラントであって、
    可膨張性上腕バルーンと、
    前記可膨張性上腕バルーン上に配設されている1つまたは複数の固定特徴と
    を含み、
    前記インプラントの第1の表面が患者の肩峰の下面に当接するように構成されており、
    前記インプラントの第2の表面が患者の上腕骨の上腕頭に当接するように構成されており、
    前記インプラントは肩峰および上腕骨の所望の肩峰下分離を維持するように構成されている、
    インプラント。
  2. 請求項1に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の固定特徴は少なくとも1つの解剖学的構造取付け要素を含む、インプラント。
  3. 請求項2に記載のインプラントであって、前記解剖学的構造取付け要素は烏口骨に取り付くように配向されている、インプラント。
  4. 請求項2に記載のインプラントであって、前記解剖学的構造取付け要素は関節窩に取り付くように配向されている、インプラント。
  5. 請求項2に記載のインプラントであって、前記解剖学的構造取付け要素はCA靱帯に取り付くように配向されている、インプラント。
  6. 請求項2に記載のインプラントであって、前記解剖学的構造取付け要素は上腕骨に取り付くように配向されている、インプラント。
  7. 請求項1に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の固定特徴は1つまたは複数の肩峰アンカを含み、前記1つまたは複数の肩峰アンカの各々は患者の肩峰のアンカ穴部に係合するように構成されている、インプラント。
  8. 請求項7に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の肩峰アンカの少なくとも1つは、前記肩峰アンカのアンカ穴部内への挿入を容易にするように構成されているアンカ穴部挿入先端部を含む、インプラント。
  9. 請求項8に記載のインプラントであって、前記アンカ穴部挿入先端部は、前記肩峰アンカがアンカ穴部内に挿入された後に除去されるようにさらに構成されている、インプラント。
  10. 請求項8に記載のインプラントであって、前記アンカ穴部挿入先端部は、縫合ループを受け入れるように構成されている縫合穴部を画定している、インプラント。
  11. 請求項7に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の肩峰アンカの少なくとも1つは、肩峰固定要素と前記可膨張性上腕バルーンとにより画定されている液腔へのアクセスを可能にするように構成されている充填弁を含む、インプラント。
  12. 請求項11に記載のインプラントであって、前記充填弁は、針が前記液腔内に突き抜けることを可能にするように構成されている自動封止材料を含む、インプラント。
  13. 請求項12に記載のインプラントであって、前記充填弁は複数の針穿刺を可能にするように構成されている、インプラント。
  14. 請求項12に記載のインプラントであって、前記充填弁は、流体が前記液腔内へ導入されかつそこから引き出されることを可能にするように構成されている、インプラント。
  15. 請求項1に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の固定特徴は1つまたは複数の肩峰ブラケットを含み、前記1つまたは複数の肩峰ブラケットの各々は患者の肩峰の上面を少なくとも部分的に覆うように構成されている、インプラント。
  16. 請求項1に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の固定特徴は、縫合ループを受け入れるように構成されている1つまたは複数の縫合ブラケットを含む、インプラント。
  17. 請求項1に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の固定特徴は、肩峰ストラップを受容するように構成されている1つまたは複数のストラップブラケットを含む、インプラント。
  18. 請求項1に記載のインプラントであって、前記1つまたは複数の固定特徴は1つまたは複数の縫合アンカを含み、前記1つまたは複数の縫合アンカは、患者の解剖学的構造に取り付けられている縫合糸を受け入れるように構成されている、インプラント。
  19. 手術用インプラントキットであって、
    可膨張性上腕バルーン、および
    少なくとも1つの解剖学的構造取付け要素を含む、前記可膨張性上腕バルーン上に配設されている1つまたは複数の固定特徴
    を含む、肩峰上腕インプラントデバイスと、
    肩峰上腕インプラント位置決めデバイスと、
    複数の配置ピンと
    を含み、
    前記肩峰上腕インプラントデバイスの表面は、患者の肩峰の下面に当接するように構成されており、
    前記インプラントの第2の表面は、患者の上腕骨の上腕頭に当接するように構成されており、
    前記肩峰上腕インプラントデバイスは、肩峰および上腕骨の所望の肩峰下分離を維持するように構成されており、
    前記複数の配置ピンは患者の解剖学的基準点に印を付けるように構成されており、
    前記肩峰上腕インプラント位置決めデバイスは、前記肩峰上腕インプラントデバイスを配置するのに必要な穴部の肩峰における配置を確認するように構成されている、
    手術用インプラントキット。
  20. 請求項19に記載のキットであって、前記少なくとも1つの解剖学的構造取付け要素は、配設されている1つまたは複数の肩峰アンカを含み、前記1つまたは複数の肩峰アンカの各々は患者の肩峰のアンカ穴部内に係合するように構成されている、キット。
  21. 請求項20に記載のキットであって、1つまたは複数の圧縮スリーブをさらに含み、前記1つまたは複数の係止用スリーブの各々は、肩峰アンカをアンカ穴部内に保持するように構成されている、キット。
  22. 請求項21に記載のキットであって、前記1つまたは複数の圧縮スリーブの少なくとも1つが、前記可膨張性上腕バルーンにより画定されている液腔への封止可能なアクセスを可能にするように構成されている、キット。
  23. 請求項20に記載のキットであって、前記1つまたは複数の肩峰アンカの少なくとも1つが、前記可膨張性上腕バルーンにより画定されている液腔へのアクセスを可能にするように構成されている充填弁を含む、キット。
  24. 請求項23に記載のキットであって、前記対応する肩峰アンカがアンカ穴部内に挿入された場合、前記充填弁内への挿入のために構成されている拡張挿入物をさらに含む、キット。
  25. 請求項19に記載のキットであって、1つまたは複数の肩峰ブラケットねじをさらに含み、各々は肩峰ブラケットを患者の肩峰の上面に取り付けるように構成されており、前記解剖学的構造取付け要素は1つまたは複数の肩峰ブラケットを含み、前記1つまたは複数の肩峰ブラケットの各々は患者の肩峰の上面を少なくとも部分的に覆うように構成されている、キット。
  26. 請求項19に記載のキットであって、
    患者の肩峰の縫合穴部内への挿入のために構成されている縫合ロックリングと、
    縫合糸を前記縫合ロックリング内の定位置に保持するように構成されている縫合ロックねじと
    をさらに含み、
    前記解剖学的構造取付け要素は、縫合ループを受け入れるように構成されている1つまたは複数の縫合ブラケットを含む、
    キット。
  27. 請求項19に記載のキットであって、1つまたは複数の自動係合肩峰ストラップをさらに含み、前記解剖学的構造取付け要素は、肩峰ストラップを受容するように構成されている1つまたは複数のストラップブラケットを含む、キット。
  28. 上腕骨の近位端と対応する肩峰の下面との間の腔を維持するインプラントであって、
    前記インプラントを肩峰の下面に固定するための解剖学的構造取付け手段と、
    上腕頭および肩峰に当接して力を分配するための手段と
    を含む、インプラント。
  29. 請求項28に記載のインプラントであって、前記解剖学的構造取付け手段は、力を分配するための前記手段の表面に対する化学的処理を含む、インプラント。
  30. 請求項28に記載のインプラントであって、前記解剖学的構造取付け手段は、力を分配するための前記手段の表面に対するテクスチャリングを含む、インプラント。
  31. 請求項28に記載のインプラントであって、前記解剖学的構造取付け手段は、力を分配するための前記手段の表面上に配設されている1つまたは複数の肩峰アンカを含む、インプラント。
  32. 請求項28に記載のインプラントであって、力を分配するための前記手段内の液量を調節するための流体調節手段をさらに含む、インプラント。
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