JP2016510401A - クラウドソーシングデータに基づく処理遅延推定 - Google Patents

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Abstract

ラウンドトリップ時間(RTT)測定値に関連付けられた、アクセスポイントの処理遅延推定値、またはターンアラウンドキャリブレーション関数(TCF)を提供するための技法が提供される。モバイルデバイス、アクセスポイント、および/または他のシステムが、RTT測定値から処理遅延を導出するためにこれらの技法を利用することができる。複数のデバイスに伝搬され得る、処理遅延推定値の精度を高めるのを助けるためにクラウドソーシングも使用され得る。

Description

[0001]モバイル通信ネットワークは、モバイルデバイスの動き検知および/または位置ロケーション検知に関連する、ますます高度化する能力を提供しつつある。個人生産性、共同通信、ソーシャルネットワーキング、および/またはデータ収集に関係するものなど、新しいソフトウェアアプリケーションは、消費者に新しいフィーチャおよびサービスを提供するために、動きセンサおよび/または位置センサを利用し得る。さらに、様々な管轄区域(jurisdiction)の規制要件の中には、モバイルデバイスが、米国における911呼など、緊急サービスに対する呼を発したときに、ネットワーク事業者が、そのモバイルデバイスのロケーションを報告する必要があるものがある。
[0002]ラウンドトリップ時間(RTT:round trip time)測定技法は、位置を精確に決定するための1つの方法であり得る。これらの技法は、一般に、ワイヤレス信号が、ネットワークを構成するワイヤレスアクセスポイント(AP)などの様々なネットワークデバイス中を伝搬する際に、ワイヤレス信号によって生じる時間遅延の知識を必要とする。そのような遅延は、たとえば、マルチパスおよび/または信号干渉に起因して、空間的に可変であり得る。さらに、そのような処理遅延は、ネットワークデバイスのタイプおよび/またはネットワークデバイスの現在のネットワーキング負荷に基づいて時間とともに変化し得る。これらの処理遅延はRTT測定値の他の態様(たとえば、飛行時間)よりも実質的に大きいことがあるので、RTT測定値を使用して精確な位置決定を得る際には精確な処理遅延推定が重要である。
[0003]本発明の諸実施形態は、ラウンドトリップ時間(RTT)測定に関連付けられた、アクセスポイント(AP)の処理遅延推定値、またはターンアラウンドキャリブレーション関数(TCF:turnaround calibration function)を提供することを対象とする。諸実施形態は、たとえば、モバイルデバイス、AP、および/または他のシステムがRTT測定値から処理遅延を導出することを可能にすることができる。諸実施形態はまた、マルチプルなデバイスに伝搬され得る、処理遅延推定値の精度を高めるのを助けるためにクラウドソーシングを利用することができる。
[0004]本明細書による、ワイヤレスアクセスポイントのラウンドトリップ時間(RTT)測定値に関連付けられた処理遅延推定値を提供するためにモバイルデバイスを使用する例示的な方法は、モバイルデバイスにおいて、モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI:received signal strength indication)測定値を取得することと、複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を備える複数のRTT測定値を取得することと、複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することとを含む。1つまたは複数のRTT測定値は、1つまたは複数のRTT測定値に対応するRSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される。本方法は、モバイルデバイスを使用して第1の処理遅延推定値を送信することをさらに含む。
[0005]本明細書による、ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値をクラウドソーシングするための例示的な方法は、ワイヤレスアクセスポイントに関係する処理遅延データを受信することを含み、ここで、処理遅延データが少なくとも1つのRTT測定値を備える。本方法は、処理遅延データに基づいてワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定することと、ワイヤレス通信インターフェースを介して処理遅延推定値を送信することとをさらに含む。
[0006]本明細書による、RTT測定値に関連付けられたワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を提供するように適合された例示的なモバイルデバイスは、ワイヤレス通信インターフェースと、ワイヤレス通信インターフェースに通信可能に結合された処理ユニットと、処理ユニットに結合されたメモリとを含む。メモリは、処理ユニットに、モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数のRSSI測定値を取得することと、複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を備える複数のRTT測定値を取得することと、複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することとを行わせるための実行可能な命令を記憶する。1つまたは複数のRTT測定値は、1つまたは複数のRTT測定値に対応するRSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される。メモリは、処理ユニットに第1の処理遅延推定値を送信することを行わせるための実行可能な命令をさらに記憶する。
[0007]本明細書による、ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値をクラウドソーシングするための例示的なサーバは、ワイヤレス通信インターフェースと、ワイヤレス通信インターフェースに通信可能に結合された処理ユニットと、処理ユニットに結合されたメモリとを含む。メモリは、処理ユニットに、ワイヤレス通信インターフェースを介して、ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信することを行わせるための実行可能な命令を記憶する。処理遅延データは少なくとも1つのRTT測定値を備える。メモリは、処理ユニットに、処理遅延データに基づいてワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定することと、ワイヤレス通信インターフェースを介して処理遅延推定値を送信することとを行わせるための実行可能な命令をさらに記憶する。
[0008]本明細書による、例示的な非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、処理ユニットに、モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数のRSSI測定値を取得することと、複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を備える複数のRTT測定値を取得することと、複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することとを行わせるための命令を記憶している。1つまたは複数のRTT測定値は、1つまたは複数のRTT測定値に対応するRSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される。本媒体は、処理ユニットに、第1の処理遅延推定値を送信することを行わせるための命令をさらに含む。
[0009]本明細書による、例示的な非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、処理ユニットに、ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信することを行わせるための命令を記憶している。処理遅延データは少なくとも1つのRTT測定値を備える。本媒体は、処理ユニットに、処理遅延データに基づいてワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定することと、ワイヤレス通信インターフェースを介して処理遅延推定値を送信することとを行わせるための命令をさらに含む。
[0010]本明細書による、例示的なモバイルデバイスは、モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数のRSSI測定値を取得するための手段と、複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を備える複数のRTT測定値を取得するための手段と、複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定するための手段とを含む。1つまたは複数のRTT測定値は、1つまたは複数のRTT測定値に対応するRSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される。モバイルデバイスは、該モバイルデバイスを使用して、第1の処理遅延推定値を送信するための手段をさらに含む。
[0011]本明細書による、例示的なシステムは、ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信するための手段を含み、ここで、処理遅延データが少なくとも1つのRTT測定値を備える。該システムは、処理遅延データに基づいてワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定するための手段と、ワイヤレス通信インターフェースを介して処理遅延推定値を送信するための手段とをさらに含む。
[0012]本明細書で説明するアイテムおよび/または技法は、以下の機能のうちの1つまたは複数、ならびに言及されていない他の機能を提供し得る。技法は、高められた測位精度および効率を提供することができる。さらに、諸実施形態は、モバイルデバイスのロケーション情報を用いてまたは用いずに処理遅延推定値を提供することができる。これらおよび他の実施形態について、それの利点および特徴の多くとともに、以下のテキストおよび添付図と併せてより詳細に説明する。
[0013]以下の図を参照すれば、様々な実施形態の性質および利点のさらなる理解が得られる。添付図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
[0014]一実施形態による、測位システムの構成要素の簡略図である。 [0015]特定のワイヤレスアクセスポイント(AP)に関する図1の測位システムの構成要素の実施形態の別の簡略図である。 [0016]受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値とラウンドトリップ時間(RTT)測定値との間の相関を示すグラフである。 [0017]RSSI測定値とRTT測定値とのための値のテーブルを示す図である。 [0018]クライアントとサーバがワイヤレスAPの処理遅延推定値を提供するためにRSSI測定値とRTT測定値とをどのように利用することができるかの一実施形態を示す図である。 クライアントとサーバがワイヤレスAPの処理遅延推定値を提供するためにRSSI測定値とRTT測定値とをどのように利用することができるかの異なる実施形態を示す図である。 [0019]一実施形態による、ワイヤレスAPのRTT測定値に関連付けられた処理遅延推定値を提供するためにモバイルデバイスを使用するためのプロセスの簡略フローチャートである。 [0020]一実施形態による、ワイヤレスAPの処理遅延推定値をクラウドソーシングするためのプロセス700の簡略フロー図である。 [0021]モバイルデバイスの一実施形態のブロック図である。 [0022]コンピュータシステムの一実施形態のブロック図である。
詳細な説明
[0023]図面を参照しながら以下の説明を行う。図面全体にわたって、同様の要素を指すのに同様の参照番号を使用する。本明細書では、1つまたは複数の技法の様々な詳細について説明するが、他の技法も可能である。いくつかの事例では、様々な技法について説明することを円滑にするために、構造、およびデバイスをブロック図の形式で示す。さらに、本発明の関連する詳細を不明瞭にしないように、本発明のよく知られている要素については詳細に説明しないか、または省略する。
[0024]本明細書で使用する用語は、特定の実施形態について説明するためのものにすぎず、本発明の実施形態を限定するものではない。本明細書で使用する単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含むものとする。さらに、本明細書で使用する「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことを理解されよう。
[0025]モバイルデバイスの所望の機能に従って、セルフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、パーソナルメディアプレーヤ、ゲームデバイスなどのモバイルデバイスのロケーションを推定するために、本明細書で開示する異なる複数の技法が使用され得る。たとえば、いくつかのモバイルデバイスは、ナビゲーション、ソーシャルメディアロケーション情報、ロケーショントラッキングなどのためにそれらのロケーションを推定するために、衛星測位システム(SPS:Satellite Positioning System)から受信された信号を処理し得る。しかしながら、いくつかの屋内ロケーション中など、SPSからのナビゲーション信号が利用可能でないことがあるいくつかのエリアが時々ある。
[0026]それのロケーションをSPS信号なしに決定するために、モバイルデバイスが、測位システムにおいて与えられる代替手段を利用することができる。たとえば、モバイルデバイスが、測位システムのワイヤレスアクセスポイント(AP)に信号を送信し、ワイヤレスAPからの応答信号が受信されるまでの時間の長さを測定することができる。(本明細書で提供するように、ワイヤレスAPは、ワイヤレス通信デバイスがネットワークと通信することを可能にするデバイスを備え得る。)モバイルデバイスからワイヤレスAPまでのレンジ(range)は、モバイルデバイスからの信号の送信と、モバイルデバイスにおける応答信号の受信との間の測定された時間の長さ(たとえば、ラウンドトリップ時間(RTT))に基づいて決定され得る。代替的に、APから受信された信号の信号強度が測定され得、モバイルデバイスからAPまでのレンジが、測定信号強度(たとえば、受信信号強度インジケーション(RSSI))に基づいて推定され得る。このようにして、モバイルデバイスのロケーションが決定され得る。
[0027]図1は、一実施形態による、測位システム100の構成要素の簡略図である。測位システムは、屋内環境110においてモバイルデバイス105と、1つまたは複数のワイヤレスAP120とを含むことができる。図示されていない、測位システムの他の構成要素は、SPS衛星、モバイルネットワークプロバイダ、基地トランシーバ局、ロケーションサーバ、マップサーバなどを含むことができる。さらに、測位システム100は、以下で詳述するように、通信ネットワークに統合され、および/またはそれに通信可能に接続され得る。図1は、様々な構成要素の一般化された図のみを与えており、それらの構成要素のいずれかまたはすべてが適宜に利用され得ることに留意されたい。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、組み合わせられ、分離され、置換され、および/または省略され得る。当業者は、図示された構成要素の多くの変更形態を認識されよう。
[0028]測位システム100では、モバイルデバイス105のロケーションが、様々な方法でRTT測定値および/またはRSSI測定値を使用して決定され得る。いくつかの実施形態では、たとえば、モバイルデバイス105のロケーションは、RTTレンジモデルおよび/またはRSSIレンジモデルを利用し得る、三角測量および/または他の測位技法を使用して計算され得る。他の実施形態は、たとえば、(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120によってもたらされる処理遅延に適応するように調整されたRTT測定値などを使用して、レンジング(ranging)モデルを適応的に変更し得る。処理遅延は、異なるAPの間で異なり得、また、時間とともに変化し得る。たとえば、処理遅延推定値など、補足情報を使用することによって、位置が決定され得、および/または、反復技法を使用して、ワイヤレスAPによってもたらされる処理遅延の影響がキャリブレートされ得る。
[0029]モバイルデバイス105が、ワイヤレスボイスおよび/またはデータ通信のために1つまたは複数の通信リンク125を介して(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120と通信することができる。また、(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120は、たとえば、RTT測定値および/またはRSSI測定値に基づく、たとえば、三辺測量ベースのプロシージャの実装によって、位置データの独立したソースとして働くことができる。(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120を使用してモバイルデバイスの位置を決定するさらなる例示的な実施形態は、その内容全体が参照によって本明細書に組み込まれる、「WIRELESS POSITION DETERMINATION USING ADJUSTED ROUND TRIP TIME MEASUREMENTS」と題する米国特許出願第12/622,289号において与えられている。(1つまたは複数の)AP120は、ワイドエリアワイヤレスネットワーク(WWAN)よりも小さい地理的領域にわたる通信を実施するために建築物中で動作するワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の一部であり得る。(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120は、WiFi(登録商標)ネットワーク(802.11x)、セルラーピコネットおよび/またはフェムトセル、Bluetooth(登録商標)ネットワークなどの一部であり得る。(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120はまた、Qualcomm屋内測位システム(QUIPSTM:Qualcomm indoor positioning system)の一部を形成することができる。諸実施形態は、(1つまたは複数の)任意の数のワイヤレスAP120を含み得、それらのいずれも移動可能なノードであり得、または、他の方法で再配置されることが可能であり得る。
[0030]本明細書において以下でさらに詳細に説明するように、単一のモバイルデバイス105が、(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120の処理遅延の推定を可能にするために、異なる時間および/または異なるロケーションにおいてRSSI測定値および/またはRTT測定値を取ることができる。さらに、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス105は、RTT測定値とRSSI測定値とに基づいて処理遅延推定値を提供することができる。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス105は、処理遅延推定値のためにこれらの測定値をサーバに提供することができる。さらに、サーバが、クラウドソーシングを介して推定処理遅延の精度を高めるために複数のモバイルデバイスから処理遅延推定値ならびに/またはRTT測定値およびRSSI測定値を取得し得る。
[0031]図2は、処理遅延推定値、RSSI測定値、RTT測定値、および/または処理遅延に関係する他のデータがどのようにクラウドソーシングされ得るかを示すのを助けるための、特定のワイヤレスAP120−1に関する測位システム100構成要素の一実施形態の簡略図である。たとえば、いくつかの実施形態によれば、ワイヤレスAP120−1に近接した第1のモバイルデバイス105−1が、APに関連付けられた信号強度とラウンドトリップ時間とを測定する、1つまたは複数のRSSI測定値および/またはRTT測定値を取得することができる。所望の機能に応じて、これらの測定値は、周期的(たとえば、1秒、2秒、3秒、5秒、10秒ごとになど)、ロケーションベース、要求(たとえば、第1のモバイルデバイス105−1および/またはワイヤレスAP120−1によって実行されるアプリケーションによって行われる要求)に応じて実施される、などであり得る。モバイルデバイス105−1は、次いでワイヤレスAP120−1のための処理遅延推定値を計算することができ、モバイルデバイス105−1は、それをワイヤレスAP120−1に送信することができる。前に示されたように、いくつかの実施形態では、第1のモバイルデバイス105−1は、追加または代替として未加工(raw)のRSSI測定値とRTT測定値とをワイヤレスAP120−1に送信することができる。
[0032]それの一部について、ワイヤレスAP120−1は、サーバを含むことができ、サーバに組み込まれることができ、および/またはサーバに通信可能に結合され得るが、該ワイヤレスAP120−1は、処理遅延に関係するデータ(たとえば、処理遅延推定値ならびに/または未加工のRSSI測定値およびRTT測定値)を受信し、必要な場合、処理遅延推定値を計算し、および/または処理遅延推定値をメモリ(たとえば、データベース)に記憶することができ、それは、ワイヤレスAP120−1の処理遅延に関するさらなる情報(たとえば、TCF)を使用して処理遅延推定値を維持し、更新することができる。さらに、ワイヤレスAP120−1は、ワイヤレスAP120−1とともにRTT測定値を使用する他のモバイルデバイス105−2のロケーション決定の精度をさらに高めるのを助けるために処理遅延推定値を他のモバイルデバイス105−2に伝搬することができる。追加または代替として、第1のモバイルデバイス105−1は、直接ピアツーピア通信など、他の通信チャネルを介してワイヤレスAP120−1の推定処理遅延を送信することができる。このようにして情報をクラウドソーシングすることによって、測位システム100は、費用がかかることがあり容易にスケーリングしない、ウォードライビング(war-driving)またはウォーウォーキング(war-walking)(たとえば、手作業による、慎重な信号収集)の必要なしに、精確な処理遅延推定値を提供することができる。
[0033]ワイヤレスAP120の推定処理遅延はRTT測定値から導出され得、これは、モバイルデバイス105がワイヤレスAP120に非常に近いときの処理遅延を(近似的に)表すことができる。言い換えれば、これらのRTT測定値における信号のラウンドトリップ時間のほぼすべてが、モバイルデバイス105とワイヤレスAP120との間の飛行時間ではなく、処理遅延に起因するものである。モバイルデバイス105からの測定における何らかの遅延(すなわち、RTT信号を受信し、処理するためにかかる時間)を補償した後に、必要な場合、RTT測定値は、ワイヤレスAP120のTCF遅延を近似的に表す。
[0034]ワイヤレスAP120までのモバイルデバイス105の近接度は、ほぼ同じ時間(およびロケーション)において取られたRTT測定値と対応するRSSI測定値との間の相関に基づいて決定され得る。この相関の一例が図3に示されており、図3は、モバイルデバイス105がワイヤレスAP120のそばを通るときの、経時的なRSSI測定値310とRTT測定値320とをもつグラフ300を示している。RSSI測定値は、モバイルデバイス105がワイヤレスAP120に接近するにつれて増大し、モバイルデバイス105がワイヤレスAP120に近似的に最も近いときの時間330においてピークに達し、その後、モバイルデバイスが離れるにつれて減少する。RTT測定値がRSSI測定値と逆相関しているので、RTT測定値は反対のパターンを示しており、最小RTT測定値が最大RSSI測定値とほぼ同じ時間330に発生する。したがって、モバイルデバイスは、この相関を追跡することと、モバイルデバイス105がワイヤレスAP120に最も近い時間330を決定することとを行うために、経時的なRSSI測定値とRTT測定値とを取り、これらの測定値をメモリに記憶することができる。ワイヤレスAP20の伝搬遅延の近似値を求めるために、この時間330のまたはそれの近くのRTT測定値のうちの1つまたは複数のサブセットが使用され得る。
[0035]図示のように、RTT測定値とRSSI測定値は(逆)相関しているが、測定値の両方のセットが、時間330を決定する際に有用であり得る。ワイヤレスAPの処理遅延を決定するために単に最低RTT測定値に依拠するのではなく、誤った測定値に基づいて処理遅延を決定する尤度を低減するのを助けるためにRSSI測定値も使用される。たとえば、RTT測定値は、特に比較的低い帯域幅の適用例では、精確でないことがある。したがって、単独で取られたRTT測定値は、不精確な処理遅延推定値を生じることがある、ある程度のあいまいさを有することがある。しかしながら、RTT測定値を検証し、これらのあいまいさを著しく低減するために、RSSI測定値が使用され得る。いくつかの実施形態では、他の外れ値検出技法が追加または代替として使用され得る。
[0036]また、RSSI測定値は、ワイヤレスAP120までのモバイルデバイス105の近接度を確実にするのを助けるために使用され得る。単に、最大RSSI測定値と最小RTT測定値がほぼ同じ時間330に発生するからといって、ワイヤレスAPの処理遅延の近似値を求めるためにそのRTT測定値についてモバイルデバイス105がワイヤレスAP120に十分に近いことを保証しない。したがって、RSSI測定値とRTT測定値が、モバイルデバイス105とワイヤレスAP120が近くにおよび/または見通し線内にあるときに取られた測定値を表すことを確実にするのを助けるために、しきいRSSI測定値が設定され得、それを下回るRSSI測定値とRTT測定値は無視され得る。たとえば、いくつかの実施形態によれば、RSSI測定値、および対応するRTT測定値は、それらが、−40dBmよりも小さい値を有する場合、無視される。もちろん、しきい値は、所望の機能、ハードウェア、および/または他のファクタに基づいて変化し得る。いくつかの実施形態は、−35dBM、−45dBm、または中間の任意の値におけるしきい値を有し得る。また他の実施形態はこの範囲外のしきい値を有し得る。したがって、いくつかの実施形態では、伝搬遅延推定値は、RSSI測定値とRTT測定値とのサブセットのみに基づく。
[0037]いくつかの実施形態は、距離(distance)を補償することによって、モバイルデバイス105がこれまでにワイヤレスAP120に物理的に近接したかどうかにかかわらず、処理遅延推定値を提供することができる。各RTT測定値について、たとえば、ワイヤレスAP展開のマップに基づいて伝搬チャネルモデルを使用して、対応するRSSI測定値から擬似レンジ(pseudo range)が計算され得る。次いで、信号が(APまでのおよびそれからの)この距離を進むためにかかる持続時間が、推定伝搬遅延を提供するためにRTT測定値から減算され得る。RSSI測定値に基づくレンジング計算の精度は、概して、RSSI測定値の値が減少するにつれて減少するので、得られた処理遅延推定値は、以下でより詳細に説明するように、相応に重み付けされ得る。
[0038]前に説明した実施形態のいずれかを含む、マルチプルなRTT測定値が取られる実施形態では、平均、標準偏差、重み付き平均(weighted average)、ならびに/あるいは、RTT測定値および/または伝搬遅延推定値の信頼性レベルを示す別の信頼性値を提供するために、RTT測定値のサブセットを使用して、追加の計算が行われ得る。たとえば、距離を補償する処理遅延推定値を提供する実施形態は、RTT測定値の各々から計算された推定処理遅延の重み付き平均を算出することができる。各推定処理遅延の重みは、たとえば、各対応するRTT測定値に関連付けられた距離(すなわち、擬似レンジ)が増加するにつれて低減され得る。
[0039]図4は、処理遅延がどのように推定され得るかをさらに示すのを助ける、RSSI測定値とRTT測定値とのテーブル400である。そのようなテーブルは、たとえば、モバイルデバイス105、サーバ、および/または処理遅延推定値を決定するために使用される別のデバイスのメモリに記憶されたデータベースまたは他のメモリ構造の一部であり得る。さらに、デバイスは、異なるワイヤレスAPのためのRSSI測定値とRTT測定値とを各テーブルが記憶する、マルチプルなテーブル有することができる。所望の機能に応じて、RSSI測定値とRTT測定値は、モバイルデバイス105が1回または複数回ワイヤレスAP120に接近した可能性がある、ある時間期間の間の累積データを表すことができる。テーブル400がサーバに記憶された実施形態など、いくつかの実施形態では、テーブル400は、マルチプルなモバイルデバイス105からのRSSI測定値とRTT測定値とを含むことができる。いくつかの実施形態では、RTT測定値は、マルチプルなモバイルデバイス105からの処理遅延推定値(たとえば、最低値RSSI測定値に対応するRTT測定値)を表す。
[0040]いくつかの実施形態では、テーブル400は、マルチプルなモバイルデバイス105からの未加工(raw)のRSSI測定値とRTT測定値と(たとえば、すべての測定値、対応するRSSI測定値がある特定のしきい値を上回るすべての測定値など)を表し得る。これらの実施形態は、サーバが、マルチプルなモバイルデバイス105から生データを収集し、処理遅延推定値を計算することを可能にして、他の実施形態におけるよりも低い処理要件をモバイルデバイス105に提供することができる。
[0041]処理遅延推定値は、様々な方法でテーブル400中の情報から取得され得る。たとえば、最低値RSSI測定値に対応するRTT測定値が単に処理遅延推定値として選択され得る。追加または代替として、RTT値の加重平均(weighted mean)および/または重み付き平均(weighted average)が計算され得、ここで、低値RSSI測定値に対応するRTT測定値により多くの重みが与えられる。モバイルデバイスタイプなどの他の重み付け係数も使用され得る。処理遅延を推定することは、場合によっては、あるしきい値を下回るRSSI測定値に対応するRTT測定値420を無視することと、残るRTT測定値のサブセット410を(重み付けを使用してまたは使用しないで)平均化することとを含むことができる。RSSI測定値を使用して擬似レンジを計算することと、RTT測定値から、得られた飛行時間を減算することとによって、距離を補償する実施形態では、より多くの、さらにはすべての、RTT測定値が使用され得る。ただし、いくつかの実施形態は、しきい値とともにこの距離補償を利用し得る。
[0042]異なる作りおよびモデルのモバイルフォンなど、異なるタイプのモバイルデバイスはRSSIおよび/またはRTTを別様に測定することができる。これらの差は、アンテナ、チップセット、および/または他のハードウェアフィーチャの差から生じることがある。RSSI測定値および/またはRTT測定値の信頼性の差もあり得る。このことを念頭に置いて、テーブル400はこれらの差を補償するように調整され得る。いくつかの実施形態では、たとえば、デバイスは、デバイスからサーバによって受信されたRSSI測定値とRTT測定値が相応に調整され得るように、モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報をサーバに与えることができる。例示的なハードウェアフィーチャは、デバイス、チップセット、アンテナなどの作りおよび/またはモデルを含み得る。サーバは、その場合、そのモバイルデバイスから受信されたRSSI測定値および/またはRTT測定値が、調整されるとしても、どのように調整されるべきかを決定するために、ルックアップテーブルを利用することができる。
[0043]図5Aおよび図5Bは、クライアント520とサーバ510がワイヤレスAP120の処理遅延推定値を提供するためにRSSI測定値とRTT測定値とをどのように利用することができるかの異なる実施形態500を示す。クライアント520は、モバイルデバイス105によって実行されるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組合せを備えることができる。モバイルデバイス105の例示的なハードウェアおよびソフトウェアフィーチャについては、図8に関して以下でより詳細に説明する。サーバ510は、1つまたは複数のワイヤレスAP120と統合されたおよび/またはそれに通信可能に結合されたコンピューティングシステムであり得る。そのようなコンピューティングシステムの例示的なハードウェアおよびソフトウェアフィーチャについては、図9に関して以下でより詳細に説明する。したがって、クライアントとサーバは、本明細書の他の場所で説明するようにワイヤレス通信を介してデータを通信することができる。
[0044]両方の実施形態500は、ローカルキャッシュ522、RSSI/RTT測定モジュール524、クライアント側TCF推定器526、およびクラウドソーシングマネージャ528など、様々な副構成要素をもつクライアント520を含むことができる。サーバは、データベースマネージャ518と、TCF推定器512と、AP位置推定器514と、データベースとを含むことができる。他の添付図の場合と同様に、図5Aおよび図5Bは、これらの実施形態の様々な構成要素の一般化された図のみを与えており、それらの構成要素のいずれかまたはすべてが適宜に利用され得る。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、組み合わせられ、分離され、置換され、および/または省略され得る。当業者は、図示された構成要素の多くの変更形態を認識されよう。
[0045]図5Aの実施形態500−1は、クライアント520がサーバ510に処理遅延推定値を提供する構成を利用する。ここで、RSSI/RTT測定モジュール524は、クライアント520が、1つまたは複数のワイヤレスAP120からRSSI測定値データとRTT測定値データとを取得することを可能にすることができる。これらの測定値の全部または一部分が、ローカルキャッシュ522に、たとえば、図4に示されたテーブル400などのテーブルに、記憶され得る。ローカルキャッシュ522は、測位および/または識別に関係する他の情報をも記憶することができ、それの一部または全部が、所望の機能に応じてサーバ510に送られ得る。たとえば、ローカルキャッシュ522は、(1つまたは複数の)訪問先ワイヤレスAP MACアドレス、(1つまたは複数の)タイムスタンプ、測位情報(たとえば、真位置、相対位置など)などに関する情報を記憶することができる。
[0046]クライアント側TCF推定器526は、RSSI/RTT測定モジュール524からRSSI測定値データとRTT測定値データとを受信し、1つまたは複数の処理遅延推定値を生成することができ、その処理遅延推定値はクラウドソーシングマネージャ528に提供される。サーバ510(および/または他のデバイス)へのクライアントのインターフェースとして働く、クラウドソーシングマネージャ528は、サーバにクライアントの1つまたは複数の処理遅延推定値を提供することができる。所望の機能に応じて、1つまたは複数の処理遅延推定値は、サーバによる要求に応答して与えられ、および/またはクライアントによってプッシュされ得る。
[0047]サーバ510は、1つまたは複数の処理遅延推定値を受信し、処理するように構成される。サーバ510は、データベースマネージャ518を通して1つまたは複数の処理遅延推定値を受信する。
[0048]データベースマネージャ518は、サーバ510が、それを用いて通信し、1つまたは複数のモバイルデバイス105からクラウドソーシングデータを受信することができる、インターフェースを備える。データベースマネージャ518は、さらに、受信されたデータのタイプに応じて、TCF推定器512および/またはAP位置推定器514に受信されたデータをルーティングすることができる。いくつかの実施形態では、データベースマネージャ518は、たとえば、データタイプを示すフラグまたは他のマーカーを識別することによって、および/あるいはデータ自体を読み取ることによって、受信されたデータのタイプを自動的に決定し得る。
[0049]AP位置推定器514は、ワイヤレスAP間の距離を決定するために処理遅延推定値を受信することができる。たとえば、RTT測定値が第1のワイヤレスAPの推定処理遅延にほぼ等しいとき、モバイルデバイス105が、第1のワイヤレスAPにあるかまたはそれの極めて近くにあると仮定され得る。言い換えれば、推定処理遅延は、フロア高さを考慮に入れた後、モバイルデバイス105が第1のワイヤレスAPに極めて近いかまたはそれの下にあるときに測定されたRTTにほぼ等しい。この時点で、第2のワイヤレスAPに対してモバイルデバイス105によって測定されるRTTは、第1のワイヤレスAPから第2のワイヤレスAPまでの飛行時間の2倍+第2のワイヤレスAPの処理遅延であると仮定され得る。したがって、第2のワイヤレスAPの処理遅延が独立して算出される場合、第1のワイヤレスAPと第2のワイヤレスAPとの間の距離は容易に取得され得る。このようにしてワイヤレスAP120の処理遅延を推定するためのさらなる詳細は、上記で参照により組み込まれる、AP間距離推定適用例(Inter-AP Distance Estimation Application)において与えられる。すべてのペア(またはサブセット)のためのペアワイズAP距離が決定されたとき、一部または全部のワイヤレスAPが、多次元尺度構成法(MDS:multidimensional scaling)のような好適な推定器方法を使用して、少なくとも相対座標系に、配置され得る。ペアワイズワイヤレスAP距離は多くのモバイルデバイス105によってサーバ510に送られ得、サーバ510は、平均、加重平均または他の組合せ関数を使用して、それらをアグリゲートし、処理する。
[0050]サーバ510は、データベース516に、たとえば、図4に示されたテーブル400などのテーブルに、1つまたは複数の処理遅延推定値の全部または一部分を記憶することができる。前に説明したように、データベースは、複数のモバイルデバイス105からのワイヤレスAP120のための処理遅延推定値を含むことができ、サーバ510は、それを用いて複合処理遅延推定値を計算することができる。複数のワイヤレスAP120のための複合処理遅延推定値、ならびに、1つまたは複数のワイヤレスAP120が配置されたエリアなどに関係するRSSIヒートマップなど、測位に関係する他の情報が、データベースに記憶され得る。
[0051]所望の機能に応じて、サーバ510は、周期的におよび/または必要に応じて(たとえば、APの処理遅延に関係する新しいデータを受信すると)複合処理遅延推定値を維持および/または更新することができる。たとえば、モバイルデバイスから1つまたは複数の処理遅延推定値を受信すると、サーバ510は、新たに受信された(1つまたは複数の)処理遅延推定値に部分的に基づいて、上記で説明した技法(たとえば、重み付き平均、平均など)のいずれかを使用して複合処理遅延推定値を作成および/または更新することができる。さらに、サーバ510は、クライアント520(ならびに/あるいは他のクライアントおよび/またはデバイス)に複合処理遅延推定値を伝搬して戻すことができる。複合処理遅延推定値は、複数のクライアントからのクラウドソーシングされた情報を使用して計算されるので、それは、各クライアントによって個々に計算および/または維持される1つまたは複数の処理遅延推定値よりも精確であり得る。したがって、RTT測定値に基づくロケーションベース計算の精度は、測位システムにおけるすべてのクライアントについて高められ得る。
[0052]サーバのTCF推定器512は、この実施形態では使用されないことがあるので、それはサーバのオプションの構成要素であり得る。しかしながら、含まれる場合、TCF推定器は、サーバが、図5Bに関して説明する機能を提供することをも可能にし得る。
[0053]図5Bの実施形態500−2は、サーバ510とクライアント520との構成要素が図5Aに示されたものと同様である構成を利用する。ただし、ここでは、クライアント520は、必ずしも対応する処理遅延推定値を提供するとは限らずに、RSSI/RTT測定モジュール524からRSSI測定値とRTT測定値とをサーバに提供することができる。代わりに、RSSI測定値とRTT測定値はサーバ510のTCF推定器512に中継され、TCF推定器512は、RSSI測定値とRTT測定値とに基づいてワイヤレスAP120の処理遅延推定値を計算する。ここで、前に示されたように、TCF推定器512は、マルチプルなモバイルデバイス105からのRSSI測定値とRTT測定値とを利用することができ、それにより、クラウドソーシングされたデータに基づいて複合処理遅延推定値を計算することが可能である。
[0054]本明細書で説明するいくつかの実施形態は、処理遅延推定値を提供するために測位情報に依拠しないことがあるが、他の実施形態は、モバイルデバイスの既知のロケーションに関する情報を有する処理遅延データに適応し得る。言い換えれば、いくつかの実施形態は、クラウドソーシングされた情報の精度を高めるためにグランドトゥルース情報を活用することができる。たとえば、サーバ510が、RTT測定値と、RTT測定値が取られたときのモバイルデバイスの既知のロケーションとに関する情報を受信することができる。ワイヤレスAPのロケーションも既知である場合、ワイヤレスAPからのモバイルデバイスの真の距離が計算され得、その距離に関連付けられた飛行時間がRTT測定値から減算され、処理遅延の実際の測定値に基づく極めて精確な処理遅延推定値を生じることができる。追加または代替として、図5Aに示された実施形態では、この極めて精確な処理遅延推定値は、クライアント520によって計算され、サーバ510に与えられ得る。
[0055]既知のロケーション情報に基づく極めて精確な処理遅延推定値は、そのようなものとしてフラグを付けられ、測位計算のために他のデバイス(たとえば、モバイルデバイス)に伝搬され得る。本明細書の他の場所で示されるように、処理遅延推定値は、信頼性メトリックを与えられて、サーバが、複数の他の処理遅延推定値から複合処理遅延推定値を計算するときに処理遅延推定値を相応に重み付けすることを可能にする。既知のロケーション情報に基づく極めて精確な処理遅延推定値の場合、関係する信頼性メトリックは、極めて精確な処理遅延推定値が相応に重み付けされることを確実にするのを助けるために、極めて高いことがある(または、代替的に、不確実性値が0にあるかまたはそれの近くにあり得る)。いくつかの実施形態では、極めて精確な処理遅延推定値は、単にサーバの複合処理遅延推定値に取って代わり得る。
[0056]図6は、一実施形態による、ワイヤレスAPのRTT測定値に関連付けられた処理遅延推定値を提供するためにモバイルデバイスを使用するためのプロセス600の簡略フローチャートである。プロセス600は、図1および図2のモバイルデバイス105など、モバイルデバイスによって実行され得、モバイルデバイスは、プロセス600の一部または全部を実施するために、図5Aおよび図5Bのクライアント520など、クライアントを実行することができる。図6に示された一部または全部の構成要素を実施するための手段は、たとえば、図示の構成要素を実施するようにプログラムされたおよび/または他の何らかの形で構成された専用および/または汎用ハードウェアを含むことができる。そのような手段については、図8に関して以下でさらに詳細に説明する。
[0057]プロセス600は、ブロック610において、ワイヤレスAPの信号強度を測定する複数のRSSI測定値を取得することから開始することができる。前に示されたように、これらの測定は、周期的、ロケーションベース、必要に応じて、所定のスケジュールに基づいて、要求(たとえば、モバイルデバイスによって実行されるアプリケーションによって行われる要求、別個のデバイスから送られた要求)に応じて実施される、などであり得る。要求元デバイスが、データを取得するおよび/または送信するようにモバイルデバイスに促す場合、要求元デバイスを認証および/または許可するためにモバイルデバイスと要求元デバイスとの間でデータ交換が行われ得る。ブロック620は、上記複数の測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を備える複数のRTT測定値を取得することを含む。これは、上記のように、ワイヤレスAPに関してモバイルデバイスによって取られた複数のRSSI測定値とRTT測定値とを生じることができる。対応するRSSI測定値とRTT測定値は、ある特定の時間および/またはロケーションにおいて取得された測定値を表すために、図4のテーブル400に示されているように、ペアにされ得る。
[0058]ブロック630において、複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して処理遅延推定値を決定し、ここで、1つまたは複数のRTT測定値は、1つまたは複数のRTT測定値に対応するRSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される。前に示されたように、実施形態は、ワイヤレスAPの処理遅延を表す1つまたは複数のRTT測定値に基づいて処理遅延推定値を決定することができる。たとえば、処理遅延推定値は、単に、最大の対応するRSSI測定値をもつRTT測定値を備え得る。追加または代替として、処理遅延は、1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、および/または重み付き平均を備えることができる。1つまたは複数のRTT測定値は、1つまたは複数のRTT測定値に対応する各RSSI測定値が、しきいRSSI測定値を上回る値を有するような、しきいRSSI測定値から決定され得る。モバイルデバイスは、処理遅延推定値に関係する、標準偏差など、信頼性値をも決定し得る。
[0059]また、諸実施形態は、1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値においてワイヤレスAPからのモバイルデバイスの距離を補償することによって処理遅延推定値を決定し得る。前述のように、(1つまたは複数の)対応するRSSI測定値を使用して(1つまたは複数の)RTT測定値のために擬似レンジが決定され得、それに応じて、擬似レンジの時間遅延が(1つまたは複数の)RTT測定値から減算され得る。
[0060]ブロック640において、処理遅延推定値が送信される。所望の機能に応じて、処理遅延は、周期的に、所定の時間に、および/または必要に応じて、送られ得る。たとえば、処理遅延推定値は、サーバからの要求に基づいて決定され、送られ得る。モバイルデバイスは、また、モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報を送信することができ、その情報は、処理遅延推定値の信頼性を決定すること、および/または異なるハードウェアフィーチャを有するモバイルデバイスからの処理遅延推定値と相関するように必要に応じて処理遅延推定値を調整することを行うために、サーバによって使用され得る。上記で説明したように、サーバは、複数のモバイルデバイスからの情報を使用して複合処理遅延推定値を計算し、モバイルデバイスに複合処理遅延推定値を伝搬することができる。したがって、サーバに第1の処理遅延推定値を提供するモバイルデバイスが、サーバから第2の(複合)処理遅延推定値を受信することができる。
[0061]図6に示された特定のステップが、ワイヤレスAPのRTT測定値に関連付けられた処理遅延推定値を提供するためにモバイルデバイスを使用するための例示的なプロセス600を提供することを諒解されたい。代替実施形態は、図示の実施形態への改変を含み得る。さらに、特定の適用例に応じて、追加の特徴が追加または削除され得る。当業者は、多くの変形形態、変更形態、および代替形態を認識されよう。
[0062]図7は、一実施形態による、ワイヤレスAPの処理遅延推定値をクラウドソーシングするためのプロセス700の簡略フロー図である。プロセス700は、図5Aおよび図5Bのサーバなど、サーバによって実行され得、サーバは、図1Aおよび図1BのワイヤレスAP120など、1つまたは複数のワイヤレスAPと統合されたおよび/またはそれに通信可能に結合されたコンピューティングデバイスによって実行され得る。追加または代替として、プロセス700は、たとえば、アドホックおよび/またはピアツーピアネットワークにおいて、互いと通信する1つまたは複数のモバイルデバイスによって実施され得る。図7に示された一部または全部の構成要素を実施するための手段は、たとえば、図示の構成要素を実施するようにプログラムされたおよび/または他の何らかの形で構成された専用および/または汎用ハードウェアを含むことができる。そのような手段については、図9に関して以下でさらに詳細に説明する。
[0063]プロセス700は、ブロック710において、ワイヤレスAPに関係する処理遅延データを受信することによって開始することができ、処理遅延データが少なくとも1つのRTT測定値を備える。そのようなデータは、たとえば、サーバのワイヤレス通信インターフェースによって、受信され得る。さらに、そのデータは、たとえば、モバイルデバイスを用いて複数のRSSI測定値とRTT測定値とを取得した1つまたは複数のモバイルデバイスから、受信され得る。所望の機能に応じて、処理遅延データは、RSSI測定値およびRTT測定値、ならびに/または1つまたは複数の処理遅延推定値、信頼性値(たとえば、標準偏差)など、関係するデータを備えることができる。RSSI測定値およびRTT測定値ならびに/または関係するデータはサーバによって、たとえば、データベースに、記憶され得る。データベースは、異なるワイヤレスAPのための処理遅延データを各々が備える、図4のテーブル400など、複数のテーブルを有することができる。
[0064]ブロック720において、処理遅延データに基づいてワイヤレスAPの処理遅延推定値を決定する。処理遅延データが複数のRSSI測定値とRTT測定値とを備える場合、処理遅延推定値を決定することは、複数のRTT測定値の平均および/または標準偏差を計算すること、ならびに/あるいは複数のRTT測定値の重み付き平均を決定することを含むことができる。RTT測定値の重み付けは対応するRSSI測定値に基づき得る。たとえば、より高い対応するRSSI測定値および/または信頼性値をもつRTT測定値により多くの重みが与えられ得る。
[0065]処理遅延推定値は、複数の受信されたRTT測定値のサブセットに基づいて決定され得る。サブセットは、しきい値を使用して決定され得、ここで、サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する。追加または代替として、処理遅延推定値を決定することは、ワイヤレスAPとモバイルデバイスとの間の、複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、推定距離を決定することによって距離を補償することができる。この推定距離のための飛行時間に基づいて各RTT測定値に対して時間調整が行われ得る。追加または代替として、モバイルデバイスのロケーションが既知である場合、処理遅延に関係するデータは、少なくとも1つのRTT測定値とモバイルデバイスの既知のロケーションとを備えることができる。そのような場合、処理遅延は、モバイルデバイスの既知のロケーションを使用してワイヤレスAPからのモバイルデバイスの距離を決定することと、RTT測定値からその距離に関連付けられた飛行時間を減算することとによって決定され得る。
[0066]ブロック730において、処理遅延推定値が送信される。処理遅延推定値は、たとえば、ワイヤレスAPを用いてRTT測定値に基づいて測位計算の精度を高めるために1つまたは複数のモバイルデバイスに送られ得る。本明細書で説明する他の通信の場合と同様に、処理遅延推定値は、スケジュールされた時間に、周期的に、必要に応じて、クライアント(モバイルデバイス)による要求時に、送信され、および/またはサーバによってプッシュアウトされ得る。また、サーバは、処理遅延情報に基づいて、記憶された値を更新し得る。たとえば、サーバは前の処理遅延推定値を維持し得、サーバは、処理遅延データに基づいて処理遅延推定値を計算するときに前の処理遅延推定値を更新することができる。
[0067]図7に示された特定のステップが、一実施形態による、ワイヤレスAPの処理遅延推定値をクラウドソーシングするための例示的なプロセス700を提供することを諒解されたい。代替実施形態は、図示の実施形態への改変を含み得る。さらに、特定の適用例に応じて、追加の特徴が追加または削除され得る。当業者には、多くの変形形態、変更形態、および代替形態が認識されよう。
[0068]図8は、図1の測位システム100において利用され得る、図5Aおよび図5Bのクライアント520を実行し得る、ならびに/または図6に関して説明した方法など、様々な他の実施形態によって提供される方法を実施するように構成され得る、モバイルデバイス105の実施形態を示す。図8は、様々な構成要素の一般化された図を提供することを意図したものにすぎず、それらの構成要素のいずれかまたはすべてが適宜に利用され得ることに留意されたい。図8は、したがって、個々のシステム要素が、比較的分離された方法または比較的より統合された方法で、どのように実装され得るかを概括的に示している。
[0069]図8に示されたモバイルデバイス105の構成要素の一部または全部が、図1の(1つまたは複数の)ワイヤレスAP120など、本明細書で説明する他のコンピューティングシステムにおいて利用され得ることにも留意されたい。これらの他のシステムでは、モバイルデバイス105と同様に、図8によって示された構成要素が、単一のデバイスに局所化され得、および/または、異なる物理的ロケーションに配設され得る様々なネットワーク化されたデバイス間に分散され得ることに留意されたい。
[0070]バス807を介して電気的に結合され得る(または、適宜に、他の方法で通信していることがある)ハードウェア要素を備えるモバイルデバイス105が示されている。ハードウェア要素は、限定するものではないが、1つまたは複数の汎用プロセッサ、1つまたは複数の専用プロセッサ(デジタル信号処理(DSP)チップ、グラフィックスアクセラレーションプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)など)、および/または図6に示された方法を含む本明細書で説明した方法のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る他の処理構造または手段を含むことができる、(1つまたは複数の)処理ユニット810を含み得る。図8に示されているように、いくつかの実施形態は、所望の機能に応じて別個のDSP820を有し得る。モバイルデバイス105はまた、限定するものではないが、タッチスクリーン、タッチパッド、マイクロフォン、(1つまたは複数の)ボタン、(1つまたは複数の)ダイヤル、(1つまたは複数の)スイッチなどを含むことができる1つまたは複数の入力デバイス870と、限定するものではないが、ディスプレイ、発光ダイオード(LED)、スピーカーなどを含むことができる1つまたは複数の出力デバイス815とを含むことができる。
[0071]モバイルデバイス105はまた、限定するものではないが、(Bluetooth(登録商標)デバイス、IEEE802.11デバイス、IEEE802.15.4デバイス、WiFiデバイス、WiMax(登録商標)デバイス、セルラー通信設備などの)モデム、ネットワークカード、赤外線通信デバイス、ワイヤレス通信デバイス、および/またはチップセットなどを含むことができる、ワイヤレス通信インターフェース830を含み得る。ワイヤレス通信インターフェース830は、データが、ネットワーク、ワイヤレスAP、他のコンピュータシステム、および/または本明細書で説明する他の電子デバイスと交換されることを可能にし得る。通信は、ワイヤレス信号834を送信するおよび/または受信する1つまたは複数のワイヤレス通信アンテナ832を介して行われ得る。
[0072]所望の機能に応じて、ワイヤレス通信インターフェース830は、基地トランシーバ局(たとえば、セルラーネットワークの基地局)およびAP(たとえば、図1の(1つまたは複数の)AP120)と通信するために、別個のトランシーバを含むことができる。これらの異なるデータネットワークは、ワイドエリアワイヤレスネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などを含むことができる。本明細書で使用する「ネットワーク」および「システム」という用語は互換的に使用され得る。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、WiMax(IEEE802.16)などであり得る。CDMAネットワークは、cdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))などの1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実装し得る。cdma2000は、IS−95規格、IS−2000規格、および/またはIS−856規格を含む。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、デジタルアドバンストモバイルフォンシステム(D−AMPS:Digital Advanced Mobile Phone System)、または何らかの他のRATを実装し得る。OFDMAネットワークは、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、LTEアドバンストなどを実装し得る。LTE、LTEアドバンスト、GSM、およびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公開されている。WLANはまた、IEEE802.11xネットワークであり得、WPANは、Bluetoothネットワーク、IEEE802.15xネットワーク、または他の何らかのタイプのネットワークであり得る。また、本明細書で説明する技法は、WWAN、WLAN、および/またはWPANの任意の組合せのために使用され得る。
[0073]モバイルデバイス105はさらに、(1つまたは複数の)センサ840を含むことができる。そのようなセンサは、限定するものではないが、1つまたは複数の加速度計、ジャイロスコープ、カメラ、磁力計、高度計、マイクロフォン、近接度センサ、光センサなどを含むことができる。(1つまたは複数の)センサ840の一部または全部が、ロケーション決定の精度を補完し、および/またはさらに改善するために、特に、デッドレコニング計算のために利用され得る。
[0074]モバイルデバイスの実施形態はまた、衛星測位システム(SPS)アンテナ882を使用して1つまたは複数のSPS衛星から信号884を受信することが可能なSPS受信機880を含み得る。そのような測位は、本明細書で説明する技法を補完し、および/または組み込むために、利用され得る。SPS受信機880は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)(たとえば、全地球測位システム(GPS))、Galileo、Glonass、Compass、日本の準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)、インドのインド地域航法衛星システム(IRNSS:Indian Regional Navigational Satellite System)、中国のBeidouなど、SPSシステムのSPS衛星ビークル(SV:satellite vehicle)から、従来の技法を使用して、モバイルデバイスの位置を抽出することができる。さらに、SPS受信機880は、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムに関連付けられるかまたは他の何らかの形でそれとともに使用するために有効にされ得る、様々なオーグメンテーションシステム(たとえば、衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:Satellite Based Augmentation System))使用され得る。限定ではなく例として、SBASは、たとえば、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS:Wide Area Augmentation System)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS:Multi-functional Satellite Augmentation System)、GPS支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN:GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPS and Geo Augmented Navigation system)など、完全性情報、差分補正などを提供する(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用するSPSは、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムならびに/あるいはオーグメンテーションシステムの任意の組合せを含み得、SPS信号は、SPS信号、SPS様の信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連付けられた他の信号を含み得る。
[0075]モバイルデバイス105はさらに、メモリ860を含み、および/またはメモリ860と通信していることがある。メモリ860は、限定するものではないが、ローカルストレージおよび/またはネットワークアクセス可能ストレージと、ディスクドライブと、ドライブアレイと、光ストレージデバイスと、プログラム可能、フラッシュアップデート可能などであり得るランダムアクセスメモリ(「RAM」)および/または読取り専用メモリ(「ROM」)などのソリッドステートストレージデバイスとを含むことができる。そのようなストレージデバイスは、限定するものではないが、様々なファイルシステム、データベース構造などを含む、任意の適切なデータストアを実装するように構成され得る。
[0076]モバイルデバイス105のメモリ860はまた、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備え得、ならびに/あるいは、本明細書で説明するように、他の実施形態によって提供される、方法を実装するように、および/またはシステムを構成するように設計され得る、オペレーティングシステム、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、および/または1つまたは複数のアプリケーションプログラムなどの他のコードを含む、ソフトウェア要素(図示せず)を備えることができる。単に例として、図6に関して説明した方法など、上記で説明した(1つまたは複数の)方法に関して説明した1つまたは複数のプロシージャは、モバイルデバイス105(および/またはモバイルデバイス105内の処理ユニット)(および/または測位システムの別のデバイス)によって実行可能なコードおよび/または命令として実装され得る。一態様では、次いで、そのようなコードおよび/または命令は、説明した方法に従って1つまたは複数の動作を実施するように汎用コンピュータ(または他のデバイス)を構成するためおよび/または適合させるために使用され得る。
[0077]実質的な変形形態が、特定の要件に従って製作され得ることが当業者には明らかであろう。たとえば、カスタマイズされたハードウェアも使用され得、ならびに/あるいは、特定の要素が、ハードウェア、(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、または両方で実装され得る。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなど、他のコンピューティングデバイスへの接続が採用され得る。
[0078]図9は、図1〜図2の(1つまたは複数の)AP120ならびに/あるいはそれと統合されたおよび/またはそれに通信可能に接続されたサーバのようなデバイスに少なくとも部分的に統合され得る、コンピュータシステム900の実施形態を示す。図9は、図7に関して説明した方法など、様々な他の実施形態によって提供される方法を実施することができるコンピュータシステム900の一実施形態の概略図を与えている。図9は、様々な構成要素の一般化された図を与えるものにすぎず、それらの構成要素のいずれかまたはすべてが適宜に利用され得ることに留意されたい。図9は、したがって、個々のシステム要素が、比較的分離された方法または比較的より統合された方法で、どのように実装され得るかを概括的に示している。さらに、図9によって示された構成要素が、単一のデバイスに局所化され得、および/または、異なる物理的ロケーションに配設され得る様々なネットワーク化されたデバイス間に分散され得ることに留意されたい。
[0079]バス905を介して電気的に結合され得る(または、適宜に、他の方法で通信していることがある)ハードウェア要素を備えるコンピュータシステム900が示されている。ハードウェア要素は、限定するものではないが、1つまたは複数の汎用プロセッサ、(デジタル信号処理チップ、グラフィックスアクセラレーションプロセッサなどの)1つまたは複数の専用プロセッサ、および/または図7に示された方法を含む本明細書で説明した方法のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る他の処理構造を含むことができる、(1つまたは複数の)処理ユニット910を含み得る。コンピュータシステム900はまた、限定するものではないが、マウス、キーボード、カメラ、マイクロフォン、他の生体センサなどを含むことができる1つまたは複数の入力デバイス915と、限定するものではないが、ディスプレイデバイス、プリンタなどを含むことができる1つまたは複数の出力デバイス920とを含むことができる。
[0080]コンピュータシステム900はさらに、1つまたは複数の非一時的ストレージデバイス925を含む(および/またはそれと通信している)ことがあり、非一時的ストレージデバイス925は、限定するものではないが、ローカルストレージおよび/またはネットワークアクセス可能ストレージを備えることができ、ならびに/あるいは、限定するものではないが、ディスクドライブと、ドライブアレイと、光ストレージデバイスと、プログラム可能、フラッシュアップデート可能などであり得るランダムアクセスメモリ(「RAM」)および/または読取り専用メモリ(「ROM」)などのソリッドステートストレージデバイスとを含むことができる。そのようなストレージデバイスは、限定するものではないが、様々なファイルシステム、データベース構造などを含む、任意の適切なデータストアを実装するように構成され得る。
[0081]コンピュータシステム900は、ワイヤレス通信インターフェース933によって管理され、制御されるワイヤレス通信技術、ならびにワイヤード技術を含むことができる、通信サブシステム930をも含み得る。したがって、通信サブシステムは、(Bluetooth(登録商標)デバイス、IEEE902.11デバイス、IEEE902.15.4デバイス、WiFiデバイス、WiMaxデバイス、セルラー通信設備、UWBインターフェースなどの)モデム、ネットワークカード(ワイヤレスまたはワイヤード)、赤外線通信デバイス、ワイヤレス通信デバイス、および/またはチップセットなどを含むことができる。通信サブシステム930は、データが、ネットワーク、(図1、図2、および図8のモバイルデバイス105などの)モバイルデバイス、他のコンピュータシステム、および/または本明細書で説明する他の電子デバイスと交換されることを可能にするために、ワイヤレス通信インターフェース933など、1つまたは複数の入力および/または出力通信インターフェースを含み得る。
[0082]多くの実施形態では、コンピュータシステム900は、上記で説明したように、RAMまたはROMデバイスを含むことができる作業メモリ935をさらに備える。作業メモリ935内に位置するものとして示されている、ソフトウェア要素は、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備え得、ならびに/あるいは、本明細書で説明するように、他の実施形態によって提供される、方法を実装するように、および/またはシステムを構成するように設計され得る、オペレーティングシステム940、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、および/または1つまたは複数のアプリケーションプログラム945などの他のコードを含むことができる。単に例として、図7に関して説明した方法など、上記で説明した(1つまたは複数の)方法に関して説明した1つまたは複数のプロシージャは、コンピュータ(および/またはコンピュータ内の処理ユニット)によって実行可能なコードおよび/または命令として実装され得、一態様では、次いで、そのようなコードおよび/または命令は、説明した方法に従って1つまたは複数の動作を実施するように汎用コンピュータ(または他のデバイス)を構成するためおよび/または適合させるために使用され得る。
[0083]これらの命令またはコードのセットは、上記で説明した(1つまたは複数の)ストレージデバイス925などの非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶され得る。場合によっては、記憶媒体は、コンピュータシステム900などのコンピュータシステム内に組み込まれ得る。他の実施形態では、記憶媒体は、コンピュータシステムとは別個のもの(たとえば、光ディスクなどの取外し可能媒体)であり得、ならびに/あるいは、記憶媒体が、それに記憶された命令/コードを用いて汎用コンピュータをプログラムし、構成し、および/または適応させるために使用され得るように、インストールパッケージで提供され得る。これらの命令は、コンピュータシステム900によって実行可能である実行可能コードの形態をとり得、ならびに/あるいは、(たとえば、様々な一般に利用可能なコンパイラ、インストールプログラム、圧縮/解凍ユーティリティなどのいずれかを使用して)コンピュータシステム900上でコンパイルおよび/またはインストールしたときに実行可能コードの形態をとる、ソースコードおよび/またはインストール可能コードの形態をとり得る。
[0084]実質的な変形形態が、特定の要件に従って製作され得ることが当業者には明らかであろう。たとえば、カスタマイズされたハードウェアも使用され得、ならびに/あるいは、特定の要素が、ハードウェア、(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、または両方で実装され得る。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなど、他のコンピューティングデバイスへの接続が採用され得る。
[0085]上述のように、一態様では、いくつかの実施形態は、本発明の様々な実施形態による方法を実施するための(コンピュータシステム900などの)コンピュータシステムを採用し得る。実施形態のセットによれば、そのような方法のプロシージャの一部または全部は、プロセッサ910が、作業メモリ935中に含まれている(オペレーティングシステム940、および/またはアプリケーションプログラム945などの他のコードに組み込まれ得る)1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行したことに応答して、コンピュータシステム900によって実施される。そのような命令は、(1つまたは複数の)ストレージデバイス925のうちの1つまたは複数など、別のコンピュータ可読媒体から作業メモリ935に読み込まれ得る。単に例として、作業メモリ935中に含まれている命令のシーケンスの実行は、(1つまたは複数の)プロセッサ910に、本明細書で説明した方法の1つまたは複数のプロシージャを実施することを行わせ得る。追加または代替として、本明細書で説明した方法の一部分は専用ハードウェアを通して実行され得る。
[0086]添付図を参照すると、データベース516およびローカルキャッシュ522など、メモリを含むことができる構成要素は非一時的機械可読媒体を含むことができる。本明細書で使用する「機械可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」、「機械可読記憶媒体」、および「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、機械を特定の様式で動作させるデータを提供することに関与する任意の記憶媒体を指す。上記で与えられた実施形態では、様々な機械可読媒体が、実行のために処理ユニットおよび/または(1つまたは複数の)他のデバイスに命令/コードを提供することに関与し得る。追加または代替として、機械可読媒体は、そのような命令/コードを記憶および/または搬送するために使用され得る。多くの実装形態では、コンピュータ可読媒体は、物理および/または有形記憶媒体である。そのような媒体は、限定するものではないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含む、多くの形態をとり得る。コンピュータ可読媒体の一般的な形態は、たとえば、磁気および/または光媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンをもつ任意の他の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、以下で説明するような搬送波、あるいはコンピュータが命令および/またはコードをそれから読み取ることができる任意の他の媒体を含む。
[0087]本明細書で説明した方法、システム、およびデバイスは例である。様々な実施形態は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、いくつかの実施形態に関して説明した特徴は、様々な他の実施形態において組み合わせられ得る。実施形態の異なる態様および要素が、同様にして組み合わせられ得る。本明細書で提供する図の様々な構成要素は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施され得る。また、技術は発展し、したがって、要素の多くは例であり、それらの例は本開示の範囲をそれらの特定の例に限定しない。
[0088]主に一般的な用法という理由で、そのような信号をビット、情報、値、要素、記号、文字、変数、項、数、数字などと呼ぶことは時々便利であることがわかっている。ただし、これらまたは同様の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられるべきものであり、便利なラベルにすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、上記の説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理する」、「算出する」、「計算する」、「決定する」、「確認する」、「識別する」、「関連付ける」、「測定する」、「実施する」などの用語を利用する説明は、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスなど、特定の装置のアクションまたはプロセスを指すことを諒解されたい。したがって、本明細書のコンテキストでは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、または他の情報ストレージデバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の、電子的、電気的、または磁気的な物理量として一般に表される信号を操作または変換することが可能である。
[0089]いくつかの実施形態について説明したが、本開示の趣旨から逸脱することなく、様々な変更形態、代替構成、および等価物が使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムの構成要素にすぎないことがあり、他のルールが、本発明の適用例よりも優先するかまたは他の何らかの形で本発明の適用例を変更し得る。また、上記の要素が考慮される前に、考慮されている間に、または考慮された後に、いくつかのステップが行われ得る。したがって、上記の説明は本開示の範囲を限定しない。
[0062]図7は、一実施形態による、ワイヤレスAPの処理遅延推定値をクラウドソーシングするためのプロセス700の簡略フロー図である。プロセス700は、図5Aおよび図5Bのサーバなど、サーバによって実行され得、サーバは、図1のワイヤレスAP120など、1つまたは複数のワイヤレスAPと統合されたおよび/またはそれに通信可能に結合されたコンピューティングデバイスによって実行され得る。追加または代替として、プロセス700は、たとえば、アドホックおよび/またはピアツーピアネットワークにおいて、互いと通信する1つまたは複数のモバイルデバイスによって実施され得る。図7に示された一部または全部の構成要素を実施するための手段は、たとえば、図示の構成要素を実施するようにプログラムされたおよび/または他の何らかの形で構成された専用および/または汎用ハードウェアを含むことができる。そのような手段については、図9に関して以下でさらに詳細に説明する。
[0089]いくつかの実施形態について説明したが、本開示の趣旨から逸脱することなく、様々な変更形態、代替構成、および等価物が使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムの構成要素にすぎないことがあり、他のルールが、本発明の適用例よりも優先するかまたは他の何らかの形で本発明の適用例を変更し得る。また、上記の要素が考慮される前に、考慮されている間に、または考慮された後に、いくつかのステップが行われ得る。したがって、上記の説明は本開示の範囲を限定しない。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレスアクセスポイントのラウンドトリップ時間(RTT)測定値に関連付けられた処理遅延推定値を提供するためにモバイルデバイスを使用する方法であって、前記方法は、
前記モバイルデバイスにおいて、前記モバイルデバイスにおける前記ワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得することと、
前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を備える複数のRTT測定値を取得することと、
前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
前記モバイルデバイスを使用して、前記第1の処理遅延推定値を送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記第1の処理遅延推定値が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値を含む、上記C1に記載の方法。
[C3]
前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する各RSSI測定値が、しきい値を上回る値を有する、上記C1に記載の方法。
[C4]
前記第1の処理遅延推定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を含む、上記C1に記載の方法。
[C5]
前記モバイルデバイスを使用して、前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信することをさらに備える、上記C4に記載の方法。
[C6]
前記信頼性値が標準偏差を含む、上記C5に記載の方法。
[C7]
前記モバイルデバイスを使用して、前記モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報を送信することをさらに備える、上記C1に記載の方法。
[C8]
前記第1の処理遅延推定値を決定することが、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値について前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償することをさらに含む、上記C1に記載の方法。
[C9]
前記モバイルデバイスを用いて、第2の処理遅延推定値を受信することをさらに備える、上記C1に記載の方法。
[C10]
ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値をクラウドソーシングするための方法であって、前記方法は、
前記ワイヤレスアクセスポイントに関係する処理遅延データを受信することと、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記処理遅延推定値を決定することと、
ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信することと
を備える、方法。
[C11]
前記処理遅延データが複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値を含み、
前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を含み、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
上記C10に記載の方法。
[C12]
前記処理遅延推定値を決定することが、
前記複数のRTT測定値の平均、または
前記複数のRTT測定値の標準偏差
のいずれかまたは両方を計算することを含む、上記C11に記載の方法。
[C13]
前記処理遅延推定値を決定することが、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定することを含む、上記C11に記載の方法。
[C14]
前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定することが、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定することを含む、上記C13に記載の方法。
[C15]
前記処理遅延推定値を決定することが、前記複数のRTT測定値のサブセットを使用することを含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、上記C11に記載の方法。
[C16]
前記処理遅延推定値を決定することが、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定することを含む、上記C11に記載の方法。
[C17]
前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶することをさらに備える、上記C11に記載の方法。
[C18]
前記処理遅延データがモバイルデバイスの既知のロケーションをさらに備える、上記C10に記載の方法。
[C19]
前記処理遅延推定値を決定することが、
前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
を含む、上記C18に記載の方法。
[C20]
前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新することをさらに備える、上記C10に記載の方法。
[C21]
ラウンドトリップ時間(RTT)測定値に関連付けられたワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を提供するように適合されたモバイルデバイスであって、前記モバイルデバイスが、
ワイヤレス通信インターフェースと、
前記ワイヤレス通信インターフェースに通信可能に結合された処理ユニットと、
前記処理ユニットに結合されたメモリと
を備え、ここにおいて、前記メモリは、前記処理ユニットに、
前記モバイルデバイスにおける前記ワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得することと、
前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を含む複数のRTT測定値を取得することと、
前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
前記第1の処理遅延推定値を送信することと
を行わせるための実行可能な命令を記憶する、モバイルデバイス。
[C22]
前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値から前記第1の処理遅延推定値を決定するための命令を含む、上記C21に記載のモバイルデバイス。
[C23]
前記メモリは、前記処理ユニットに、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する各RSSI測定値を、該RSSI測定値がしきい値を上回る値を有することに基づいて、取得することを行わせるための命令をさらに記憶する、上記C21に記載のモバイルデバイス。
[C24]
前記第1の処理遅延推定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を含む、上記C21に記載のモバイルデバイス。
[C25]
前記メモリが、前記処理ユニットに、前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信することを行わせるための命令をさらに記憶する、上記C24に記載のモバイルデバイス。
[C26]
前記メモリが、前記処理ユニットに、前記ワイヤレス通信インターフェースを介して、前記モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報を送信することを行わせるための命令をさらに記憶する、上記C21に記載のモバイルデバイス。
[C27]
前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値において前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償するための命令をさらに含む、上記C21に記載のモバイルデバイス。
[C28]
前記メモリが、第2の処理遅延推定値を受信するための命令をさらに記憶する、上記C21に記載のモバイルデバイス。
[C29]
ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値をクラウドソーシングするためのサーバであって、前記サーバが、
ワイヤレス通信インターフェースと、
前記ワイヤレス通信インターフェースに通信可能に結合された処理ユニットと、
前記処理ユニットに結合されたメモリと
を備え、ここにおいて、前記メモリは、前記処理ユニットに、
前記ワイヤレス通信インターフェースを介して、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信することと、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記処理遅延推定値を決定することと、
前記ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信することと
を行わせるための実行可能な命令を記憶する、サーバ。
[C30]
前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値
を受信することを行わせるための命令を含み、
ここにおいて、前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を含み、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
上記C29に記載のサーバ。
[C31]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
前記複数のRTT測定値の平均、または
前記複数のRTT測定値の標準偏差
のいずれかまたは両方を計算することを行わせるための命令を含む、上記C30に記載のサーバ。
[C32]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定することを行わせるための命令を含む、上記C30に記載のサーバ。
[C33]
前記処理ユニットに前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定することを行わせるための命令を含む、上記C32に記載のサーバ。
[C34]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに前記複数のRTT測定値のサブセットを使用することを行わせるための命令を含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、上記C30に記載のサーバ。
[C35]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定することを行わせるための命令を含む、上記C30に記載のサーバ。
[C36]
前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶することを行わせるための命令をさらに備える、上記C30に記載のサーバ。
[C37]
前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、モバイルデバイスの既知のロケーションを受信することを行わせるための命令を含む、上記C29に記載のサーバ。
[C38]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
を行わせるための命令を含む、上記C37に記載のサーバ。
[C39]
前記処理ユニットに、前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新することを行わせるための命令をさらに備える、上記C29に記載のサーバ。
[C40]
処理ユニットに、
モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得することと、
前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を含む複数のRTT測定値を取得することと、
前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
前記第1の処理遅延推定値を送信することと
を行わせるための命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
[C41]
前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値から前記第1の処理遅延推定値を決定するための命令を含む、上記C40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C42]
前記処理ユニットに、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する各RSSI測定値を、該RSSI測定値がしきい値を上回る値を有することに基づいて、取得することを行わせるための命令をさらに備える、上記C40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C43]
前記第1の処理遅延推定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を含む、上記C40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C44]
前記処理ユニットに、前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信することを行わせるための命令をさらに備える、上記C43に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C45]
前記処理ユニットに、前記モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報を送信することを行わせるための命令をさらに備える、上記C40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C46]
前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値において前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償するための命令をさらに備える、上記C40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C47]
前記処理ユニットに、前記モバイルデバイスを用いて、第2の処理遅延推定値を受信することを行わせるための命令をさらに備える、上記C40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C48]
処理ユニットに、
ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信することと、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定することと、
ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信することと
を行わせるための命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
[C49]
前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値
を受信することを行わせるための命令を含み、
ここにおいて、前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を備え、ここにおいて、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
上記C48に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C50]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
前記複数のRTT測定値の平均、または
前記複数のRTT測定値の標準偏差
のいずれかまたは両方を計算することを行わせるための命令を含む、上記C49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C51]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定することを行わせるための命令を含む、上記C49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C52]
前記処理ユニットに前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定することを行わせるための命令を含む、上記C51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C53]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値のサブセットを使用することを行わせるための命令を含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、上記C49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C54]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定することを行わせるための命令を含む、上記C49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C55]
前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶することを行わせるための命令をさらに備える、上記C49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C56]
前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、モバイルデバイスの既知のロケーションを受信することを行わせるための命令を含む、上記C48に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C57]
前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
を行わせるための命令を含む、上記C56に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C58]
前記処理ユニットに、前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新することを行わせるための命令をさらに備える、上記C48に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C59]
モバイルデバイスであって、
前記モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得するための手段と、
前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む複数のRTT測定値を取得するための手段と、
前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定するための手段と、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
前記モバイルデバイスを使用して、前記第1の処理遅延推定値を送信するための手段と
を備える、モバイルデバイス。
[C60]
前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値から前記第1の処理遅延推定値を決定するように構成された、上記C59に記載のモバイルデバイス。
[C61]
前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記手段が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する前記1つまたは複数のRTT測定値を決定するように構成された、上記C59に記載のモバイルデバイス。
[C62]
前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を使用して前記第1の処理遅延推定値を決定するように構成された、上記C59に記載のモバイルデバイス。
[C63]
前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信する手段をさらに備える、上記C62に記載のモバイルデバイス。
[C64]
前記第1の処理遅延推定値を決定する手段が、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値において前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償するための手段をさらに含む、上記C59に記載のモバイルデバイス。
[C65]
更新された処理遅延推定値を受信するための手段をさらに備える、上記C59に記載のモバイルデバイス。
[C66]
ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信するための手段と、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定するための手段と、
ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信するための手段と
を備えるシステム。
[C67]
ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信するための前記手段が、
複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値
を受信するための手段を含み、
ここにおいて、前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を含み、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
上記C66に記載のシステム。
[C68]
前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、
前記複数のRTT測定値の平均、または
前記複数のRTT測定値の標準偏差
のいずれかまたは両方を計算するための手段を含む、上記C67に記載のシステム。
[C69]
前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定するための手段を含む、上記C67に記載のシステム。
[C70]
前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定するための前記手段が、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定するための手段を含む、上記C69に記載のシステム。
[C71]
前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記複数のRTT測定値のサブセットを使用するための手段を含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、上記C67に記載のシステム。
[C72]
前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定するための手段を含む、上記C67に記載のシステム。
[C73]
前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶するための手段をさらに備える、上記C67に記載のシステム。
[C74]
ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信するための前記手段が、モバイルデバイスの既知のロケーションを受信するための手段を含む、上記C66に記載のシステム。
[C75]
前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、
前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
を行うための手段を含む、上記C74に記載のシステム。
[C76]
前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新するための手段をさらに備える、上記C66に記載のシステム。

Claims (76)

  1. ワイヤレスアクセスポイントのラウンドトリップ時間(RTT)測定値に関連付けられた処理遅延推定値を提供するためにモバイルデバイスを使用する方法であって、前記方法は、
    前記モバイルデバイスにおいて、前記モバイルデバイスにおける前記ワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得することと、
    前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を備える複数のRTT測定値を取得することと、
    前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
    前記モバイルデバイスを使用して、前記第1の処理遅延推定値を送信することと
    を備える、方法。
  2. 前記第1の処理遅延推定値が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する各RSSI測定値が、しきい値を上回る値を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の処理遅延推定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記モバイルデバイスを使用して、前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信することをさらに備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記信頼性値が標準偏差を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記モバイルデバイスを使用して、前記モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報を送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の処理遅延推定値を決定することが、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値について前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記モバイルデバイスを用いて、第2の処理遅延推定値を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値をクラウドソーシングするための方法であって、前記方法は、
    前記ワイヤレスアクセスポイントに関係する処理遅延データを受信することと、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
    前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記処理遅延推定値を決定することと、
    ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信することと
    を備える、方法。
  11. 前記処理遅延データが複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値を含み、
    前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を含み、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記処理遅延推定値を決定することが、
    前記複数のRTT測定値の平均、または
    前記複数のRTT測定値の標準偏差
    のいずれかまたは両方を計算することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記処理遅延推定値を決定することが、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定することを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定することが、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記処理遅延推定値を決定することが、前記複数のRTT測定値のサブセットを使用することを含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、請求項11に記載の方法。
  16. 前記処理遅延推定値を決定することが、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定することを含む、請求項11に記載の方法。
  17. 前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶することをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  18. 前記処理遅延データがモバイルデバイスの既知のロケーションをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  19. 前記処理遅延推定値を決定することが、
    前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
    前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
    を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新することをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  21. ラウンドトリップ時間(RTT)測定値に関連付けられたワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を提供するように適合されたモバイルデバイスであって、前記モバイルデバイスが、
    ワイヤレス通信インターフェースと、
    前記ワイヤレス通信インターフェースに通信可能に結合された処理ユニットと、
    前記処理ユニットに結合されたメモリと
    を備え、ここにおいて、前記メモリは、前記処理ユニットに、
    前記モバイルデバイスにおける前記ワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得することと、
    前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を含む複数のRTT測定値を取得することと、
    前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
    前記第1の処理遅延推定値を送信することと
    を行わせるための実行可能な命令を記憶する、モバイルデバイス。
  22. 前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値から前記第1の処理遅延推定値を決定するための命令を含む、請求項21に記載のモバイルデバイス。
  23. 前記メモリは、前記処理ユニットに、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する各RSSI測定値を、該RSSI測定値がしきい値を上回る値を有することに基づいて、取得することを行わせるための命令をさらに記憶する、請求項21に記載のモバイルデバイス。
  24. 前記第1の処理遅延推定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を含む、請求項21に記載のモバイルデバイス。
  25. 前記メモリが、前記処理ユニットに、前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信することを行わせるための命令をさらに記憶する、請求項24に記載のモバイルデバイス。
  26. 前記メモリが、前記処理ユニットに、前記ワイヤレス通信インターフェースを介して、前記モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報を送信することを行わせるための命令をさらに記憶する、請求項21に記載のモバイルデバイス。
  27. 前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値において前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償するための命令をさらに含む、請求項21に記載のモバイルデバイス。
  28. 前記メモリが、第2の処理遅延推定値を受信するための命令をさらに記憶する、請求項21に記載のモバイルデバイス。
  29. ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値をクラウドソーシングするためのサーバであって、前記サーバが、
    ワイヤレス通信インターフェースと、
    前記ワイヤレス通信インターフェースに通信可能に結合された処理ユニットと、
    前記処理ユニットに結合されたメモリと
    を備え、ここにおいて、前記メモリは、前記処理ユニットに、
    前記ワイヤレス通信インターフェースを介して、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信することと、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
    前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記処理遅延推定値を決定することと、
    前記ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信することと
    を行わせるための実行可能な命令を記憶する、サーバ。
  30. 前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
    複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値
    を受信することを行わせるための命令を含み、
    ここにおいて、前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を含み、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
    請求項29に記載のサーバ。
  31. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
    前記複数のRTT測定値の平均、または
    前記複数のRTT測定値の標準偏差
    のいずれかまたは両方を計算することを行わせるための命令を含む、請求項30に記載のサーバ。
  32. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定することを行わせるための命令を含む、請求項30に記載のサーバ。
  33. 前記処理ユニットに前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定することを行わせるための命令を含む、請求項32に記載のサーバ。
  34. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに前記複数のRTT測定値のサブセットを使用することを行わせるための命令を含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、請求項30に記載のサーバ。
  35. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定することを行わせるための命令を含む、請求項30に記載のサーバ。
  36. 前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶することを行わせるための命令をさらに備える、請求項30に記載のサーバ。
  37. 前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、モバイルデバイスの既知のロケーションを受信することを行わせるための命令を含む、請求項29に記載のサーバ。
  38. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
    前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
    前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
    を行わせるための命令を含む、請求項37に記載のサーバ。
  39. 前記処理ユニットに、前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新することを行わせるための命令をさらに備える、請求項29に記載のサーバ。
  40. 処理ユニットに、
    モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得することと、
    前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するRTT測定値を含む複数のRTT測定値を取得することと、
    前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
    前記第1の処理遅延推定値を送信することと
    を行わせるための命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  41. 前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値から前記第1の処理遅延推定値を決定するための命令を含む、請求項40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  42. 前記処理ユニットに、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する各RSSI測定値を、該RSSI測定値がしきい値を上回る値を有することに基づいて、取得することを行わせるための命令をさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  43. 前記第1の処理遅延推定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を含む、請求項40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  44. 前記処理ユニットに、前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信することを行わせるための命令をさらに備える、請求項43に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  45. 前記処理ユニットに、前記モバイルデバイスの1つまたは複数のハードウェアフィーチャを示す情報を送信することを行わせるための命令をさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  46. 前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記命令が、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値において前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償するための命令をさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  47. 前記処理ユニットに、前記モバイルデバイスを用いて、第2の処理遅延推定値を受信することを行わせるための命令をさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  48. 処理ユニットに、
    ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信することと、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
    前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定することと、
    ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信することと
    を行わせるための命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  49. 前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
    複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値
    を受信することを行わせるための命令を含み、
    ここにおいて、前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を備え、ここにおいて、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
    請求項48に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  50. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
    前記複数のRTT測定値の平均、または
    前記複数のRTT測定値の標準偏差
    のいずれかまたは両方を計算することを行わせるための命令を含む、請求項49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  51. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定することを行わせるための命令を含む、請求項49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  52. 前記処理ユニットに前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定することを行わせるための命令を含む、請求項51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  53. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値のサブセットを使用することを行わせるための命令を含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、請求項49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  54. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定することを行わせるための命令を含む、請求項49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  55. 前記処理ユニットに、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶することを行わせるための命令をさらに備える、請求項49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  56. 前記処理ユニットに処理遅延データを受信することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、モバイルデバイスの既知のロケーションを受信することを行わせるための命令を含む、請求項48に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  57. 前記処理ユニットに前記処理遅延推定値を決定することを行わせるための前記命令が、前記処理ユニットに、
    前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
    前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
    を行わせるための命令を含む、請求項56に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  58. 前記処理ユニットに、前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新することを行わせるための命令をさらに備える、請求項48に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  59. モバイルデバイスであって、
    前記モバイルデバイスにおけるワイヤレスアクセスポイントの信号強度を測定する複数の受信信号強度インジケーション(RSSI)測定値を取得するための手段と、
    前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値に対応するラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む複数のRTT測定値を取得するための手段と、
    前記複数のRTT測定値のうちの1つまたは複数のRTT測定値を使用して第1の処理遅延推定値を決定するための手段と、ここにおいて、前記1つまたは複数のRTT測定値が、前記1つまたは複数のRTT測定値に対応する前記RSSI測定値のうちの少なくとも1つを使用して選択される、
    前記モバイルデバイスを使用して、前記第1の処理遅延推定値を送信するための手段と
    を備える、モバイルデバイス。
  60. 前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延を表すRTT測定値から前記第1の処理遅延推定値を決定するように構成された、請求項59に記載のモバイルデバイス。
  61. 前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記手段が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する前記1つまたは複数のRTT測定値を決定するように構成された、請求項59に記載のモバイルデバイス。
  62. 前記第1の処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記1つまたは複数のRTT測定値の平均、加重平均、または重み付き平均を使用して前記第1の処理遅延推定値を決定するように構成された、請求項59に記載のモバイルデバイス。
  63. 前記第1の処理遅延推定値に関係する信頼性値を送信する手段をさらに備える、請求項62に記載のモバイルデバイス。
  64. 前記第1の処理遅延推定値を決定する手段が、前記1つまたは複数のRTT測定値の各RTT測定値において前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を補償するための手段をさらに含む、請求項59に記載のモバイルデバイス。
  65. 更新された処理遅延推定値を受信するための手段をさらに備える、請求項59に記載のモバイルデバイス。
  66. ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信するための手段と、ここにおいて、前記処理遅延データが少なくとも1つのラウンドトリップ時間(RTT)測定値を含む、
    前記処理遅延データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延推定値を決定するための手段と、
    ワイヤレス通信インターフェースを介して前記処理遅延推定値を送信するための手段と
    を備えるシステム。
  67. ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信するための前記手段が、
    複数の信号強度インジケーション(RSSI)測定値
    を受信するための手段を含み、
    ここにおいて、前記少なくとも1つのRTT測定値が複数のRTT測定値を含み、前記複数のRSSI測定値の各RSSI測定値が前記複数のRTT測定値のうちの1つのRTT測定値に対応する、
    請求項66に記載のシステム。
  68. 前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、
    前記複数のRTT測定値の平均、または
    前記複数のRTT測定値の標準偏差
    のいずれかまたは両方を計算するための手段を含む、請求項67に記載のシステム。
  69. 前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記複数のRTT測定値の重み付き平均を決定するための手段を含む、請求項67に記載のシステム。
  70. 前記複数のRTT測定値の前記重み付き平均を決定するための前記手段が、前記対応するRSSI測定値の値に基づいて前記複数のRTT測定値の各RTT測定値の重みを決定するための手段を含む、請求項69に記載のシステム。
  71. 前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記複数のRTT測定値のサブセットを使用するための手段を含み、ここで、前記サブセットの各RTT測定値が、しきい値を上回る対応するRSSI測定値を有する、請求項67に記載のシステム。
  72. 前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に対応する、前記ワイヤレスアクセスポイントとモバイルデバイスとの間の推定距離を決定するための手段を含む、請求項67に記載のシステム。
  73. 前記複数のRTT測定値の各RTT測定値に関連付けられた信頼性値を記憶するための手段をさらに備える、請求項67に記載のシステム。
  74. ワイヤレスアクセスポイントの処理遅延データを受信するための前記手段が、モバイルデバイスの既知のロケーションを受信するための手段を含む、請求項66に記載のシステム。
  75. 前記処理遅延推定値を決定するための前記手段が、
    前記モバイルデバイスの前記既知のロケーションを使用して前記ワイヤレスアクセスポイントからの前記モバイルデバイスの距離を決定することと、
    前記RTT測定値から前記距離に関連付けられた飛行時間を減算することと
    を行うための手段を含む、請求項74に記載のシステム。
  76. 前記処理遅延推定値に基づいて、記憶された値を更新するための手段をさらに備える、請求項66に記載のシステム。
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