JP2016509934A - 鼻下シール用クッション及びこのクッションを用いる患者インターフェイス装置 - Google Patents

鼻下シール用クッション及びこのクッションを用いる患者インターフェイス装置 Download PDF

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Abstract

患者インターフェイス装置の鼻下シール用クッションは、正面と背面とを有するクッション部材を有する。背面は、患者インターフェイス装置が着用されることに応じて、ユーザの顔に面するように構成される。クッション部材は、外壁と、外壁に結合されるとともに正面から背面に延びる第1の方向に沿って長手方向に延びる支持構造体とを有する支持部と;支持部に結合された封止用フラップ部分と;を含む。封止用フラップ部は、鼻平坦部を含む。鼻平坦部は、鼻オリフィスを規定し、且つ患者インターフェイス装置がユーザによって着用されることに応じて、その着用部にシールを形成するためにユーザの鼻の底部に接触するように構成される。支持構造体は、鼻平坦部の底面の下であってこの底面から離れて位置付けされる。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2013年3月13日に出願された米国特許仮出願第61/779,153号について米国特許法第119条(e)に基づく優先権の利益を主張するものであり、この文献の内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる。
本発明は、呼吸ガスの流れをユーザに送達するように構成された患者インターフェイス装置に関し、具体的には、その封止用フラップ部の下に位置する支持機構を有する、患者インターフェイス装置の鼻下シール用クッションに関する。
非侵襲的に、すなわち患者に挿管することなく又は患者の食道内に気管チューブを外科的に挿入することなく、患者の気道に呼吸ガスの流れを送達することが必要又は所望されるような多数の状況が存在している。例えば、非侵襲性換気として知られる技術を使用して患者に人工呼吸を行うことが知られている。特定の医学的疾患を治療するために気道陽圧(PAP)治療を提供することも知られており、その疾患の中で最も注目すべきは、OSAである。既知のPAP治療は、持続的気道陽圧(CPAP)を含み、ここで持続的気道陽圧は、開放した患者の気道を支える(splint)ために、患者の気道に供給され、及び患者の気道に供給される可変気道圧力は、患者の呼吸サイクルと伴に変化する。このような治療は、典型的には、患者が寝ている間に、夜間に患者に提供される。
直前で説明したような非侵襲性換気及び圧力支援治療は、患者の顔に置かれる柔らかい、可撓性シール用クッションを有するマスク部品を含むような患者インターフェイス装置の配置を伴う。マスク部品は、限定されるものではないが、患者の鼻及び口を覆うような鼻/口マスク、患者の鼻を覆うような鼻マスク、患者の鼻の下に載置される鼻用クッション(患者の鼻孔内で受容される鼻用プロングを有する「枕」型の鼻用クッション、又は患者の鼻孔の下に載置され且つこの鼻孔を覆う「クレードル」型の鼻用クッション等)、又は患者の顔を覆うフルフェイスマスクを含む。このような患者インターフェイス装置は、額サポート、頬パッド、及び顎パッド等の患者と接触する他の部品も用いることができる。
シール用クッションは、典型的には、封止用フラップ部に結合された支持部を有しており、この封止用フラップ部は、単一部品として一体化される、又は最終アセンブリに一緒に組み合わせられたときに、封止及び支持機能を提供するような別個の部品であってもよい。患者インターフェイス装置は、ガス送達チューブ又は導管に接続され、且つ人工呼吸器又は圧力支援装置を患者の気道とインターフェイス接続し、それによって呼吸ガスの流れを、圧力/流れ発生装置から患者の気道に送達することができる。患者の頭の周り/上にフィットするように適合された1つ又は複数のストラップを有するヘッドギアによって、このような装置を着用者の顔に維持することが知られている。
非侵襲的換気及び陽圧支援治療に使用される1つの特定の形式のシール用クッションは、膨張式鼻下シール用クッション(時には、膨張式鼻下自動シールとも呼称される)として一般的として知られているものである。膨張式鼻下シール用クッションは、このような治療圧力を利用して、患者の鼻の下及び周りに(典型的には、薄い封止フラップの形態の)シール面をもたらす。より具体的には、この形式のシール用クッションは、鼻の下に固定され、左鼻翼(alare)基部から右鼻翼基部への鼻尖(pronasale)の周りにフィットするように膨張する。鼻の周囲での膨張によって、変化する鼻下の幾何学的形状(変化する鼻孔、鼻翼、及び/又は鼻尖領域)を補正する。現在、この概念は、シール自体の支持構造を殆ど利用しておらず、膨張させるために固定式(anchored)プラットフォームを必要とする。
しかしながら、大きな力が封止フラップのシール面に直接的に加えられた場合には、シール要素は、大抵の場合、急激に変形及び/又は崩壊し、それによってマスクが役に立たない状態になる。さらに、鼻翼と鼻翼基部との間の鼻下シール経路に沿って位置する突起したしわによって、この領域を封止するのが非常に困難になり、それによって現在の膨張式鼻下シール用クッションから漏れが生じ易い。
従って、本発明の目的は、従来の鼻下シール用クッションの欠点を克服するような、患者インターフェイス装置の鼻下シール用クッションを提供することである。この目的は、その封止用フラップ部の下に位置する支持機構を含む鼻下シール用クッションを提供することにより、本発明に従って達成される。
一実施形態では、呼吸ガスの流れをユーザの気道に送達するように構成された患者インターフェイス装置の鼻下シール用クッションが提供される。鼻下シール用クッションは、正面とこの正面の反対側の背面とを有するクッション部材を含んでおり、背面は、患者インターフェイス装置がユーザによって着用されることに応じて、ユーザの顔に面するように構成される。クッション部材は、外壁と、この外壁に結合されるとともに第1の方向に沿って長手方向に延びる支持構造体とを有する支持部であって、第1の方向は、正面から背面に延びる、支持部と;支持部に結合された封止用フラップ部であって、封止用フラップ部は、鼻平坦部を含み、鼻平坦部は、鼻オリフィスを規定し、且つ患者インターフェイス装置がユーザによって着用されることに応じて、その着用部にシールを形成するために、ユーザの鼻の底部に接触するように構成される、封止用フラップ部と;を有しており、支持構造体は、鼻平坦部の底面の下であってこの底面から離れて位置付けされる。
別の実施形態では、呼吸ガスの流れをユーザの気道に送達するように構成された患者インターフェイス装置の鼻下シール用クッションが提供される。鼻下シール用クッションは、正面とこの正面の反対側の背面とを有するクッション部材であって、背面は、患者インターフェイス装置がユーザによって着用されることに応じて、ユーザの顔に面するように構成される、クッション部材を有する。このクッション部材は、支持部であって、この支持部は、下部口支持部、上部鼻支持部、及び支持部の外壁に結合されるとともに第1の方向に沿って長手方向に延びる支持構造体を有しており、第1の方向は、正面から背面に延びている、支持部と;支持部に結合された封止用フラップ部であって、この封止用フラップ部は、鼻平坦部に移行するような口シール部を含み、鼻平坦部は、鼻オリフィスを規定し、且つ患者インターフェイス装置がユーザによって着用されることに応じて、その着用部にシールを形成するためにユーザの鼻の底部に接触するように構成され、口シール部は、患者インターフェイス装置がユーザによって着用されることに応じて、ユーザの口を受容するように構成された口オリフィスを有する、封止用フラップ部と;を有する。支持構造体は、鼻平坦部の底部の下であってこの底部から離れて位置付けされており、且つ(i)下部口支持部から延びており、第1のデュロメータを有する第1の材料から作製された第1の支持壁と、(ii)上部鼻支持部から延びており、第1のデュロメータよりも大きい第2のデュロメータを有する第2の材料から作製された第2の支持壁とを含む。
本発明のこれらの及び他の目的、特徴、及び特性、並びに構造の関連要素の操作方法及び機能及び部品の組合せ及び製造の経済性は、本明細書の一部を形成する添付の図面を参照しながら、以下の詳細な説明及び添付の特許請求の範囲を考慮するとより明白になるであろう。同様の参照符号は、様々な図面において対応する部品を指す。しかしながら、図面は、単に例示及び説明の目的のためにだけ存在しており、本発明の限定を規定するものとして意図していないことを、明確に理解するべきである。
本発明の例示的な一実施形態に係る患者に呼吸治療のレジメンを提供するように適合されたシステムの等角図である。 本発明の例示的な一実施形態に係る患者に呼吸治療のレジメンを提供するように適合されたシステムの正面図である。 本発明の非限定的な例示的な一実施形態に係る図1及び図2のシステムの患者インターフェイス装置の一部を形成するクッション・アセンブリの等角正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成する支持フレームの等角正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成する支持フレームの等角背面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するクッション部材の背面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するクッション部材の上面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するクッション部材の側面図である。 図6〜図9のクッション部材の等角正面図である。 図6〜図9のクッション部材の等角側面図である。 図6の線A−Aに沿って切り取られたクッション部材の断面図である。 図9の線B−Bに沿って切り取られたクッション部材の断面図である。 図6〜図9のクッション部材によって提供された力を示す概略図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。 図3のクッション・アセンブリの一部を形成するような代替のクッション部材の正面図である。
本明細書で使用される場合に、単数形「1つの(a, an)」及び「その(the)」は、文脈が他に明確に指示しない限り、複数の参照を含む。本明細書で使用される場合に、2つ以上の部品又は要素が「結合される」という記述は、複数の部品が、直接的又は間接的にのいずれかで、すなわちリンクが発生する限り、1つ又は複数の中間部品や要素を介して一緒に接合される又は動作することを意味する。本明細書で使用される場合に、「直接的に結合される」は、2つの要素が互いに直接的に接触していることを意味する。本明細書で使用される場合に、「固定的に結合される」又は「固定される」は、2つの要素が、互いに一定の向きを維持しながら一体に移動するように結合されることを意味する。
本明細書で使用される場合に、用語「一体の」は、要素が、単一の部品又はユニットとして形成されることを意味する。つまり、個別に形成されその後ユニットとして一緒に結合される複数のピースを含む要素は、「単一の」要素又は本体ではない。本明細書で使用される場合に、2つ以上の部品又は要素が互いに「係合する」という記述は、複数の部品が、直接的に又は1つ又は複数の中間部品又は要素を介してのいずれかで、互いに対して力を発揮することを意味する。本明細書で使用される場合に、用語「数」は、1又は1よりも大きい整数(すなわち、複数)を意味する。
本明細書で使用される場合に、「実質的な流体密封シール」は、2つの面が、これら2つの面同士の間での流体の通過を実質的に制限する(例えば、5%以下の通路)ような様式で互いに封止係合することを意味する。本明細書で使用される場合に、係合、取付け又は結合の文脈において「封止的に」又は「封止された」という用語は、2つの部品が、実質的な流体密封シールで互いに結合されることを意味する。
本明細書で使用される方向性を示す語句、例えば、上部、下部(底部)、左、右、上、下、前(正面)、後(背面)、及びこれらの派生語(これらに限定されるものではない)は、図面に示される要素の向きに関係しており、明示的に記載されない限り、特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明の例示的な一実施形態に係る呼吸治療のレジメンを患者に提供するように適合されたシステム2が、図1及び図2に概して示されている。システム2は、圧力発生装置4、送達導管6、及び患者インターフェイス装置8を含む。圧力発生装置4は、呼吸ガスの流れを生成するように構成され、限定されるものではないが、人工呼吸器、(持続的気道陽圧装置、すなわちCPAP装置等の)一定圧力支援装置、(ペンシルバニア州、マリーズヴィルのPhilips Respironicsよって製造販売されているBiPAP(登録商標)、Bi-Flex(登録商標)、又はC-Flex装置(商標)等の)可変圧力装置、及び自動滴定圧力支援装置を含んでもよい。送達導管6は、呼吸ガスの流れを圧力発生装置4から患者インターフェイス装置8に連通するように構成される。
図示されるように、(本明細書で詳細に説明する)非限定的な実施形態である患者インターフェイス装置8は、呼吸ガスを患者の口及び患者の鼻の両方を通じて患者の気道に送達するように構成された膨張式鼻下シール用クッションを有する。もっとも、図示された実施形態は、単なる例示であることを意味しており、他の代替的な鼻下シール用クッションの実施形態は、本発明の範囲内に含まれることが企図されることが理解されるであろう。図1に示される実施形態では、患者インターフェイス装置8は、クッション・アセンブリ12、及びフェイスプレート部16を有するフレーム部材14を含む。クッション・アセンブリ12は、フレーム部材14の背面に結合される。
フレーム部材14は、限定されるものではないが、射出成形された熱可塑性プラスチック又はシリコーン等の剛性又は半剛性材料から作製される。ヘッドギア部品のストラップ(図示せず)は、取付部材18a,18b,18c,18dを介してフェイスプレート部16に取り付けられ、患者インターフェイス装置8を患者の頭部に固定することができる。図1及び図2に確認されるように、取付部材18a,18cは、フェイスプレート部16に固定して取り付けられるが、取付部材18b,18dは、フェイスプレート部16に回動可能に取り付けられる。エルボ導管10が結合されるフェイスプレート部16の開口部17によって、圧力発生装置4からの呼吸ガスの流れが、クッション・アセンブリ12によって規定される内部空間に、次に患者の気道に連通することが可能になる。フェイスプレート部16の開口部17によって、呼気ガスの流れが、(このような患者の気道から)エルボ導管10に設けられた排気口13に連通することが可能になる。
図3は、本発明の非限定的な例示的な一実施形態に係るクッション・アセンブリ12の等角正面図である。クッション・アセンブリ12は、支持フレーム22に結合されたクッション部材20を含んでおり、各構成部品が、本明細書に詳細に説明される。
図4は、本発明の実施形態に係る支持フレーム22の等角正面図であり、図5は、この支持フレーム22の等角背面図である。支持フレーム22は、限定されるものではないが、射出成形された熱可塑性プラスチック又はシリコーン等の剛性又は半剛性材料から作製され、フレーム部材14及びエルボ導管10へのクッション・アセンブリ12の固定接続を容易にする。支持フレーム22は、その外周を規定する外縁26を有する円弧形状の主本体部24、及び主本体部24から延びる短い円筒状のポート部材28を含む。ポート部材28は、開口部30を規定する。図1及び図2に確認されるように、患者インターフェイス装置8を組み立てたときに、エルボ導管10は、フェイスプレート部16の開口部を通じて延びており且つポート部材28に結合されており、エルボ導管10を開口部30を通じてクッション・アセンブリ12に流体結合するのを可能にする。
図6、図7、図8、及び図9は、それぞれ、本発明の例示的な一実施形態に係るクッション部材20の正面図、背面図、上面図、及び側面図である。また、図10及び図11は、それぞれ、クッション部材20の等角正面図及び等角側面図である。図12は、図6の線A−Aに沿って切り取られたクッション部材20の断面図である。そして、図13は、図9の線B−Bに沿って切り取られたクッション部材20の断面図である。
例示的な実施形態では、クッション部材20は、限定されるものではないが、シリコーン、又は適当に柔らかい熱可塑性エラストマー、又はこのような材料の組合せ等の柔らかく、可撓性、クッション性を有するエラストマー材料の単一部品から規定される。もっとも、クッション部材20は、必ずしも本発明の範囲内にあるような一体品である必要はない。むしろ、クッション部材20及び(本明細書で説明する)この部品は、適切な手段によって互いに結合されるような別個の要素から形成してもよい。
クッション部材20は、膨張式主本体部32を含んでおり、この主本体部32は、主本体部32の第1面(正面)に位置する支持部34と、この支持部34に結合されるとともに主本体部32の背面を規定する封止用フラップ部36とを有する。支持部34は、支持フレーム22の主本体部24と嵌合するようにサイズ決めされ且つ形状が成形された正面オリフィス38を含んでおり、支持フレーム22とクッション部材20との間に形成される実質的な流体密封シールを可能にする。また、支持部34を下部口支持部33及び上部鼻支持部35に分割することができ、各構成要素について、本明細書の他の箇所で詳細に説明する。
封止用フラップ部36は、鼻シール部44(封止用フラップ部36の上部)に移行するような口シール部40(封止用フラップ部36の下部)を含む。口シール部40は、口オリフィス42を含んでおり、患者インターフェイス装置8をユーザが着用した場合に、ユーザの顔に接触し且つ(口オリフィス42がユーザの口を受容するように)ユーザの唇を取り囲むように構成される。鼻シール部44は、鼻オリフィス48を規定するような、鼻オリフィス面に実質的に設けられた鼻平坦(shelf)部46を含む。鼻平坦部46は、ユーザの鼻の底部(すなわち、ユーザの鼻孔の開口部を規定する領域である、鼻翼(alare)の底部)に接触するように構成されており、患者インターフェイス装置8をユーザが着用した場合に、その底部とのシールを形成する。
こうして、鼻平坦部46は、鼻オリフィス48を一緒に規定するとともにユーザの鼻の底部に接触するように構成されるような上部領域50、底部領域52、及び対向する側面領域54a,54bを含む。例示的な実施形態では、ユーザの生体構造を収容するために、上部領域50及び側面領域54a,54bは、壁を形成し、且つ鼻オリフィス面から離れる上向きの(第1の)方向に延び、底部領域52は、鼻オリフィス面から離れる下向きの(第2の/反対の)方向に延びる。今説明したように患者の鼻の底部が鼻平坦部46に接触するときに、ユーザの鼻腔は、鼻オリフィス48を通じてクッション部材20の内部と流体連通することになる。
封止用フラップ部36は、高い可撓性を有する、比較的薄い断面厚さ(例えば、0.254〜0.508mm(0.01〜0.02インチ)以下)を有する。その結果、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46は、患者の顔(例えば、患者の鼻)によって加えられる力に応じて、容易に変形し且つ崩壊する傾向がある。このような変形及び崩壊する傾向に対抗するために、本発明に係るクッション部材20には、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46に支持を提供するような支持構造体が設けられる。
図6〜図13に示される例示的な実施形態では、支持構造体は、支持部34の両側(左右)に設けられた第1及び第2のリブ構造体56a,56bの形態である。より具体的には、リブ構造体56aは、支持部34の第1面(背面から見た場合の左側)に設けられ、且つ(i)下部口支持部33の外壁から延びる細長いリブ58aと、(ii)鼻平坦部46の下(具体的には、側面領域54aの下)であって上部鼻支持部35の外壁から(示される実施形態では、直線的に)延びる複数のリブ60aとを含む。図示の実施形態では、リブ60aは、細長いリブ58aに結合されるとともにこの細長いリブ58aから延び、且つオリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。
別の実施形態では、リブ60aは、細長いリブ58aとは別体であり、この細長いリブ58aから離間されている。同様に、リブ構造体56bは、支持部34の第2面(背面から見た場合の右側)に設けられ、且つ(i)下部口支持部33の外壁から延びる細長いリブ58bと、(ii)鼻平坦部46の下(具体的には、側面領域54bの下)であって上部鼻支持部35の外壁から(示される実施形態では、直線的に)延びる複数のリブ60bとを含む。図示の実施形態では、リブ60bは、細長いリブ58bに結合されるとともにこの細長いリブ58bから延び、且つオリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。代替実施形態では、リブ60bは、細長いリブ58bとは別体であり、この細長いリブ58bから離間されている。
例示的な実施形態では、図13に最も良く確認されるように、リブ構造体56aは、4つのリブ60a(60a−1,60a−2,60a−3,60a−4とラベル付けされる)を含み、リブ構造体56bは、4つのリブ60b(60b−1,60b−2,60b−3,60b−4とラベル付けされる)を含む。もっとも、今説明した4つのリブ60a及び4つのリブ60bは、単なる例示であることを意味し、これよりも多い又は少ないリブ60a,60bも本発明の範囲内で企図されることが理解されるであろう。また例示的な実施形態(図13参照)では、間隙又は空間62aが、リブ60a−1(第1又は最上部のリブ)の上面と側面領域54aの底部との間に設けられ、及び間隙又は空間62bが、リブ60b−1(第1又は最上部のリブ)の上面と側面領域54bの底部との間に設けられる。間隙62a,62bによって、フレキシブルな膨張が可能になる。また、間隙又は空間64aが、リブ60aの外側の先端縁と側面領域54aの底部との間に設けられ、間隙又は空間64bが、リブ60bの外側の先端縁と側面領域54bの底部との間に設けられる(図13参照)。間隙64a,64bは、幅広の鼻のクリアランスを提供する(すなわち、鼻翼との干渉が限定される)。
また、例示的な実施形態では、図13に最も良く確認されるように、リブ60a及び60bの各々は、(上述した)鼻オリフィス面に平行な面に対して角度θで配置される。様々な代替実施形態では、角度θを次のように指定することができる:(i)0°≦θ≦90°、(ii)30°≦θ≦60°、(iii)0°≦θ≦60°、(iv)0°≦θ≦45°、又は(v)θ=45°である。さらに、例示的な実施形態では、各リブ60a及び60bの断面厚さ(t)は、t≧1.0mm(又は、代替的に1.5mm又は2mm)であり、各リブ60a及び60bを形成する材料のデュロメータは、ショアA硬度で30〜60(特定の一実施形態では、デュロメータは、ショアA硬度で約40(±5%))である。
こうして、今説明したように、鼻翼(alare)の左側(整列したリブ60a)及び右側(整列したリブ60b)に位置する角度の付いたリブ設計によって、崩壊する可能性が最も高い方向であるY方向(図13)において、鼻平坦部46に十分な支持を提供する。リブ60a及び60bによって、鼻翼基部傍の組織に必要な圧力をかけて、非常に困難なしわを封止する。リブ60a及び60bの幾何学的形状及び角度によって、膨張式シールの汎用性を維持し且つ高めて、1つのクッションサイズで多数の幅及び深さの鼻に利用することが可能になる。こうして、リブ60a及び60bは、崩壊を防止し且つ封止サポートを提供するために依然としてX及びY方向に必要な力を提供しながら、より幅広の鼻の幾何学的形状でも撓んで変形(deflect)することができる。また、枕等による外圧が治療の間にx方向に一般的に提供され、鼻翼によって反作用力がx方向に加えられた場合に、リブ60a及び60bは、z方向に撓むことが可能である(特定の実施形態では、角度の付いた性質によってたわみが促進される)。このたわみによって、クッション部材20が鼻孔を閉鎖する/崩壊させることを防止する。
また、今説明した角度の付いたリブ設計の利点は、クッション無しで顔の視界に隣接した、(1つのリブ60aを含む)簡略化された形態の角度の付いたリブの設計を概略的に示すような図14を参照してさらに説明される。図14に確認されるように、リブの幾何学的形状によって、矢印Aによって示される点力が提供され、この点力によって、組織をわずかに変位させ鼻翼基部のしわ/隅(nook)を封止する。また、Bでラベル付された矢印によって示されるように、リブ(複数可)60a,60bは、取付け(mounting)力をx方向に分配され、ここで複数のリブ60が使用され(例えば、図1〜図13参照)、その力は、z方向にも分配される。これによって、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46を鼻の周りに膨張させるための固体(solid)プラットフォームを形成し、鼻平坦部46の崩壊を防止する。また、図14に確認されるように、組織のわずかな変位が、鼻翼基部で発生して、強固なシールを保証する。
さらに、上述したように、図示の実施形態では、リブ60aは、細長いリブ58aの上部に結合されるとともにこの細長いリブ58aの上部から延びており、リブ60bは、細長いリブ58bの上部に結合されるとともにこの細長いリブ58bの上部から延びている。その結果、リブ60aは、x−z平面上に設けられた、シリコーン等のエラストマー材料のシート(細長いリブ58aの上部)によって互いに接続され、リブ60bは、x−z平面上に設けられた、シリコーン等のエラストマー材料のシート(細長いリブ58bの上部)によって互いに接続される。この方法でリブ60a及び60bを一緒に結び付けることにより、より多くの構造/支持能力が提供され、リブの端部と患者の顔との間に追加の平坦面を提供することにより、クッション部材20をより快適にすることができる。
図15は、例示的な代替実施形態に係る代替的なクッション部材70の正面図である。クッション部材70は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材70は、クッション部材70の両側に設けられた代替の支持構造体72(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図15に確認されるように、支持構造体72は、鼻平坦部46の下で外壁から延びるとともに、この外壁から延びる第1の脚部と、第1の脚部を横断する第2の脚部と、第2の脚部を横断する第3の脚部とを有するC字状断面を有するリブ部材74を含む。リブ部材74は、オリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。
図16は、例示的な代替実施形態に係る別の代替的なクッション部材80の正面図である。クッション部材80は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材80は、クッション部材80の両側に設けられた代替の支持構造体82(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図16に確認されるように、支持構造体82は、鼻平坦部46の下で外壁から延びる複数の円弧形状のリブ84を含む。リブ84は、オリフィス30が設けられ平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。
図17は、例示的な代替実施形態に係る別の代替的なクッション部材90の正面図である。クッション部材90は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材90は、クッション部材90の両側に設けられた代替の支持構造体92(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図17に確認されるように、支持構造体92は、鼻平坦部46の下で外壁からフック状に延びており、内部ポケット96を規定する湾曲した断面を有する単一の湾曲リブ94を含む。リブ94は、オリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。リブ94での湾曲量は、特定の用途の特定のニーズに合わせて変えることができる。単一の湾曲リブ94は、製造(具体的には、シリコーン部分の型成形)及び洗浄を簡略化するのに役立つことに留意されたい。
図18は、例示的な代替実施形態に係る別の代替的なクッション部材100の正面図である。クッション部材100は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材100は、クッション部材100の両側に設けられた代替の支持構造体102(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図18に確認されるように、支持構造体102は、鼻平坦部46の下で外壁からフック状に延びており、内部ポケット106を規定する湾曲した断面を有する単一の湾曲リブ104と、外壁から延びており且つリブ104の下のポケット106内に延びる1つ又は複数の直線状リブ部材108とを含む。リブ94及びリブ部材108は、オリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。
図19は、例示的な別の代替実施形態に係る代替的なクッション部材110の正面図である。クッション部材110は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材110は、クッション部材110の両側に設けられた代替の支持構造体112(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図19に確認されるように、支持構造体112は、鼻平坦部46の下で外壁から延びるとともに、螺旋形状の断面を有するようなリブ部材114を含む。リブ部材114は、オリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔に略垂直に延びる)。
図20は、例示的な別の代替実施形態に係る代替的なクッション部材120の正面図である。クッション部材120は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材120は、クッション部材120の両側に設けられた代替の支持構造体122(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図20に確認されるように、支持構造体122は、鼻平坦部46の下で外壁から延びるとともに、T字形状の断面を有するようなリブ部材124を含む。リブ部材124は、オリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔に略垂直に延びる)。リブ部材124のT字形状断面によって、y軸回りの回動が可能になり、患者が(潜在的な上顎の圧力を緩和するために)自分の口を開く際に、又はより大きな鼻が鼻平坦部46上に配置される際に、動きを可能にすることができる。
図21は、例示的な別の代替実施形態に係る、設計を簡素化しながら鼻幅の適応性を可能にするような特定のリブ設計を用いる代替的なクッション部材130の正面図である。クッション部材130は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材130は、クッション部材130の両側に設けられた代替の支持構造体132(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図21に確認されるように、支持構造体132は、鼻平坦部46の下で外壁から延びるとともに、外壁から延びる第1の脚部136と、第1の脚部136の端部から鼻平坦部46に向けて延びる、第1の脚部136を横断する第2の脚部138とを有するようなリブ部材134を含む。リブ部材134は、オリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。
図22は、例示的な別の代替実施形態に係る、容易な製造を提供するような特定のリブ設計を用いる代替的なクッション部材140の正面図である。クッション部材140は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材140は、クッション部材140の両側に設けられた代替の支持構造体142(破線で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図22に確認されるように、支持構造体142は、鼻平坦部46の下で外壁から延びるとともに、外壁から延びる第1の脚部146と、鼻平坦部46から離れる方向に第1の脚部146の端部から延びる、第1の脚部146を横断する第2の脚部148とを有するようなリブ部材144を含む。リブ部材144は、オリフィス30が設けられた平面に対して略垂直に延びる(こうして、患者の顔面に対して略垂直に延びる)。
図23は、例示的な別の代替実施形態に係る代替的なクッション部材150の(部分的に切断した)正面図である。クッション部材150は、クッション部材20と同様であり(と置換することができ)、同様の構成要素には、同様の参照符号が付されている。しかしながら、クッション部材150は、クッション部材150の両側に設けられた代替の支持構造体152(部分的に切り取られた状態で示される)を含み、この支持構造体は、封止用フラップ部36、具体的には鼻平坦部46のための支持を提供する。図22に確認されるように、支持構造体142は、鼻平坦部46の底部の下でこの底部から離れて位置付けされており、(i)下部口支持部から延びており、且つ第1のデュロメータ(例えば、ショア00で5〜10)を有する第1の材料から作製された第1の支持壁154と、(ii)上部鼻支持部から延びており、且つ第1のデュロメータよりも大きい第2のデュロメータ(例えば、ショア00で15〜30)を有する第2の材料から作製された第2の支持壁156とを有する。第1及び/又は第2の材料は、粘弾性ポリウレタンポリマーを含むゲル状物質等の粘弾性材料、又は弾性材料であってもよい。本明細書で使用される場合に、粘弾性材料という用語は、変形を受けたときに、粘性及び弾性特性を両方とも呈する材料を意味し、その結果、時間依存性のひずみを示す。こうして、粘弾性材料は、加えられた応力の影響を受けて変形し、応力が材料から除去される場合に、材料は、変形の少なくとも一部から徐々に且つ時間をかけて(not instantaneously)回復する。本明細書で使用される場合に、弾性材料という用語は、変形を受けたときに、弾性を示すが粘性の特性を示さないような材料を意味する。弾性材料は、加えられた応力の影響を受けて変形し、一旦その応力が除去されると、元の状態に瞬時に戻り、それによって全ての変形から回復する。
請求項において、括弧内の如何なる参照符号も請求項を限定するものとして解釈すべきではない。「備える、有する、含む(comprising)」又は「有する、含む(including)」という用語は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を排除するものではない。いくつかの手段を列挙する装置クレームでは、これらの手段のいくつかは、ハードウェアの全く同一のアイテムによって具体化することができる。ある要素に先行する「1つの(a, an)」という用語は、このような複数の要素の存在を除外するものではない。いくつかの手段を列挙した任意の装置クレームでは、これらの手段のいくつかは、ハードウェアの全く同一のアイテムによって具体化することができる。特定の要素が互いに異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの要素を組み合わせて使用することができないことを示すものではない。
本発明について、現在最も実用的であり且つ好ましい実施形態であると考えられるものに基づいて、例示の目的で詳細に説明してきたが、このような詳細な説明は、単にその例示の目的のためであり、本発明は、開示された実施形態に限定されるものではなく、逆に、本発明は、添付の特許請求の精神及び範囲内に含まれる変更及び同等の構成を網羅することが意図されることを理解すべきである。例えば、本発明は、可能な限り、任意の実施形態の1つ又は複数の特徴を、他の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせることができることを企図していることを理解すべきである。

Claims (23)

  1. 呼吸ガスの流れをユーザの気道に送達するように構成された患者インターフェイス装置の鼻下シール用クッションであって、当該鼻下シール用クッションは:
    正面と該正面の反対側の背面とを有するクッション部材であって、前記背面は、前記患者インターフェイス装置が前記ユーザによって着用されることに応じて、前記ユーザの顔に面するように構成される、クッション部材を備えており、
    前記クッション部材は:
    外壁と、該外壁に結合されるとともに第1の方向に沿って長手方向に延びる支持構造体とを有する支持部であって、第1の方向は、前記正面から前記背面に延びる、支持部と;
    該支持部に結合された封止用フラップ部であって、該封止用フラップ部は、鼻平坦部を含み、該鼻平坦部は、鼻オリフィスを規定し、且つ前記患者インターフェイス装置が前記ユーザによって着用されることに応じて、その着用部にシールを形成するために、前記ユーザの鼻の底部に接触するように構成されており、前記支持構造体は、前記鼻平坦部の底面の下であって該底面から離れて位置付けされる、封止用フラップ部と;を有する、
    鼻下シール用クッション。
  2. 前記支持構造体は、複数のリブを含んでおり、各リブは、前記外壁に結合されるとともに該外壁から延びており、且つ第1の方向に沿って長手方向に延びる、
    請求項1に記載の鼻下シール用クッション。
  3. 前記複数のリブは、互いに離間しており且つ他方のリブの上に一方のリブを位置付けした複数のリブを含む、
    請求項2に記載の鼻下シール用クッション。
  4. 前記鼻オリフィスは、鼻オリフィス面に実質的に設けられており、各リブは、前記鼻オリフィス面に平行な平面に対して所定の角度θで直線的に平面に配置され、前記角度θは、0°≦θ≦90°である、
    請求項3に記載の鼻下シール用クッション。
  5. 前記角度θは、30°≦θ≦60°である、
    請求項4に記載の鼻下シール用クッション。
  6. 前記角度θは、θ=45°である、
    請求項5に記載の鼻下シール用クッション。
  7. 各リブの断面厚さ(t)は、t≧1.0ミリメートル(mm)である、
    請求項5に記載の鼻下シール用クッション。
  8. 前記鼻平坦部の断面厚さ(t)は、t≦0.508mm(0.02インチ)である、
    請求項7に記載の鼻下シール用クッション。
  9. 前記支持部は、前記外壁を含んでおり、前記支持構造体及び前記鼻平坦部は、エラストマー材料である第1の材料から作製される、
    請求項1に記載の鼻下シール用クッション。
  10. 前記支持部は、下部口支持部及び上部鼻支持部を含み、前記支持構造体は、前記上部鼻支持部に結合され、前記封止用フラップ部は、鼻シール部に移行し、前記鼻平坦部を含むような口シール部を含み、該口シール部は、前記患者インターフェイス装置が前記ユーザによって着用されることに応じて、前記ユーザの口を受容するように構成された口オリフィスを含む、
    請求項1に記載の鼻下シール用クッション。
  11. 支持フレームをさらに有しており、前記クッション部材は、前記口オリフィスの反対側に位置する正面オリフィスを有しており、前記クッション部材は、実質的な流体密封シールが前記支持フレームと前記クッション部材との間に形成されるような方法で、前記正面オリフィスにおいて前記支持フレームと嵌合する、
    請求項10に記載の鼻下シール用クッション。
  12. 前記下部口支持部が、該下部口支持部の外壁から延びる細長い支持リブを含む、
    請求項10に記載の鼻下シール用クッション。
  13. 前記支持構造体の長手方向の端部が、前記細長い支持リブに取り付けられる、
    請求項12に記載の鼻下シール用クッション。
  14. 各リブは、円弧形状を有する、
    請求項3に記載の鼻下シール用クッション。
  15. 前記複数のリブは、フック状に延びており、且つ内側ポケットを規定するような湾曲した断面を有する少なくとも第1のリブを含む、
    請求項2に記載の鼻下シール用クッション。
  16. 前記外壁から延びるとともに、第1のリブの下の前記ポケット内に延びる1つ又は複数の直線状リブ部材をさらに有する、
    請求項15に記載の鼻下シール用クッション。
  17. 前記複数のリブは、前記外壁から延びる第1の脚部と、第1の脚部を横断する第2の脚部と、第2の脚部を横断する第3の脚部とを有するC字形状の断面を有するような少なくとも第1のリブを含む、
    請求項2に記載の鼻下シール用クッション。
  18. 前記複数のリブは、螺旋形状の断面を有する少なくとも第1のリブを含む、
    請求項2に記載の鼻下シール用クッション。
  19. 前記複数のリブは、T字形状の断面を有する少なくとも第1のリブを含む、
    請求項2に記載の鼻下シール用クッション。
  20. 前記複数のリブは、前記外壁から延びる第1の脚部と、第1の脚部の端部から前記鼻平坦部に向けて延びる、第1の脚部を横断する第2の脚部とを有する少なくとも第1のリブを含む、
    請求項2に記載の鼻下シール用クッション。
  21. 呼吸ガスの流れをユーザの気道に送達するように構成された患者インターフェイス装置の鼻下シール用クッションであって、当該鼻下シール用クッションは:
    正面と該正面の反対側の背面とを有するクッション部材であって、前記背面は、前記患者インターフェイス装置が前記ユーザによって着用されることに応じて、前記ユーザの顔に面するように構成される、クッション部材を備えており、
    前記クッション部材は:
    支持部であって、該支持部は、下部口支持部、上部鼻支持部、及び前記支持部の外壁に結合されるとともに第1の方向に沿って長手方向に延びる支持構造体を有しており、第1の方向は、正面から背面に延びる、支持部と;
    該支持部に結合された封止用フラップ部であって、該封止用フラップ部は、鼻平坦部に移行するような口シール部を含み、前記鼻平坦部は、鼻オリフィスを規定し、且つ前記患者インターフェイス装置が前記ユーザによって着用されることに応じて、その着用部にシールを形成するために前記ユーザの鼻の底部に接触するように構成され、前記口シール部は、前記患者インターフェイス装置が前記ユーザによって着用されることに応じて、前記ユーザの口を受容するように構成された口オリフィスを有しており、前記支持構造体は、前記鼻平坦部の底部の下であってこの底部から離れて位置付けされており、且つ(i)前記下部口支持部から延びており、第1のデュロメータを有する第1の材料から作製された第1の支持壁と、(ii)前記上部鼻支持部から延びており、第1のデュロメータよりも大きい第2のデュロメータを有する第2の材料から作製された第2の支持壁とを含む、封止フラップ部と;を有する、
    鼻下シール用クッション。
  22. 第1のデュロメータは、ショア00硬度で5〜10であり、第2のデュロメータは、ショア00硬度で15〜30ある、
    請求項21に記載の鼻下シール用クッション。
  23. 第1の材料は、第1のゲル材料であり、第2の材料は、第2のゲル材料である、
    請求項22に記載の鼻下シール用クッション。
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