JP2016509032A - Mpiを用いた消化管の診断検査用経口造影剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、容器(「二重容器」)に封入されたマイクロカプセルを含み、そのマイクロカプセルがコロイド溶液中に磁性微粒子を含む、薬学的に許容可能なコロイド懸濁液に関する。さらに、本発明は、消化管の診断検査用の経口造影剤としての上記薬学的に許容可能なコロイド懸濁液の使用、並びに消化管における増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、並びにホルモン性疾患及び遺伝性疾患を診断するための造影剤の使用に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、容器(「二重容器」)に封入されたマイクロカプセルを含み、そのマイクロカプセルがコロイド溶液中に磁性微粒子を含む、薬学的に許容可能なコロイド懸濁液に関する。さらに、本発明は、消化管の診断検査用の経口造影剤としての上記薬学的に許容可能なコロイド懸濁液の使用、並びに消化管における増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、並びにホルモン性疾患及び遺伝性疾患を診断するための造影剤の使用に関する。
従来技術において、MPI(磁性微粒子イメージング)は、好適な磁性微粒子の使用によって医学における診断方法を可能とする新たなイメージング方法として知られている。好適な造影剤がこの手法に必要である。酸化鉄ナノ粒子の補助により、in vivoにおいて定量的イメージングが可能なかかる造影剤を利用することができる。
血流に酸化鉄ナノ粒子を導入することで、例えば、MPIは解剖学的なバックグラウンドシグナルを検出しないことから、高いコントラストの血管造影画像の取得に成功し得る。上記方法の感度は、小動物において臨床上承認された用量の酸化鉄ナノ粒子を用いるリアルタイム3Dイメージングを可能とする。そのようにしてRESOVIST(Bayer Healthcare Pharmaceuticals)を使用するマウスにおけるin vivo実験は、マウスの心臓の鼓動による急速静注粒子の流れを可視化する可能性を実証する(8)。これらの能力により、MPIは、冠状動脈の画像化、及び心筋における灌流の定量の分野における重要な手段となる可能性を有する。
また、MPIは、既存の非侵襲性の様式であるCT及びMRIに対して腸の画像化の分野における利益を約束する(1)。経口造影剤懸濁液の一部としての酸化鉄ナノ粒子の経口投与により、腸内容物がタグ付けされ得る。解剖学的バックグラウンドシグナルの欠如のため、腸の完全なライニングにより腸壁との最適なコントラストを達成することができ、例えば、ポリープが「陥凹」として表される3D「プリントイメージ」を作製することができる。したがって、ガレヌス製剤はMPIに関して特に重要であるが、一方で、大便は(コロノグラフィにおけるように)は比較的均一な濃度の造影剤を有しなければならず、したがって、さらに、腸が十分にライニングされることを確実にしなければならない。この方法は、造影剤による大便染色(「糞便タギング」)に対するアプローチに類似し、既にCT及びMRIのコロノグラフィにおけるコントラストの増加に使用することに成功している(4、6)。MPIの高感度のため、低い粒子濃度であっても高いシグナルを達成することができる。MPIは、腸体積全体の画像化を可能とし、記録は腸切片の連続リアルタイム測定によって実現される。そこで、CTによるスクリーニング(CTコロノグラフィ)に利用可能なソフトウェアに類似するソフトウェアアルゴリズムを使用して、完全に治癒可能な初期段階の結腸癌としてポリープを検出することができる。
CTコロノグラフィと比べて、MPI法は有害な放射線照射を使用しないという利点を有する。そのため、はじめに、スクリーニング方法としてコロノグラフィの受け入れが増加する可能性がある。次に、MPIにより数分間にわたる測定が可能であり、これは、蠕動運動の描写を可能とする。この動的な追加情報は、気泡の局在及び一時的に虚脱状態の腸領域の特定を容易にする。CTコロノグラフィにおいて、1つが仰臥位におけるものであり、1つが腹臥位におけるものである患者の2つの画像の比較からこの情報を得ることを試みる。追加的に達成された動的情報の補助により、腸管洗浄の欠如に起因する不利益を、予定されたMPIプロセスにおいて補償することができる。また、MPI法において高コントラストと動的情報との組合せにより、腸管洗浄及び気体又はCO2による結腸の拡大をいずれも行わずに済ませられ得ることも期待されている。
MRIコロノグラフィに関するMPI法の主な利点は、より迅速な画像化が可能なことであり、これは短時間の検査による費用削減をもたらす。また、MRTの場合、ブスコパンの投与により蠕動運動を減速して画像化におけるモーションアーチファクトを回避しなければならない。対照的に、MPI法の高い時間分解能はリアルタイム3Dイメージングを可能とすることにより、上記段落に既に記載されるように、全体的なスキャン時間を減少すると同時に動的に追加の情報を送達する。また、MRTコロノグラフィにより必要とされる気体又は液体による結腸の拡大も除外され得る。
記載される利点により、MPIに基づく結腸直腸癌スクリーニングはコンプライアンスの改善をもたらすと期待される。このスクリーニングを通して、結腸直腸癌は、まだ完全に治癒可能なステージで発見される。後のステージにおいて症状が出て患者が医師にかかる頃には、生存の見込みははるかに低く、コンプライアンスが低いため医療制度のコストが大きくなる。
従来技術において、特許文献1「磁性微粒子の空間分布を決定する方法(Method for determining the spatial distribution of magnetic particles)」等の様々なMPIの方法について特許出願が行われている。しかしながら、既知のデバイス技術に加えて、造影剤もまた画像化のためにMPIの使用を求める全ての診断方法の必須の構成要素である。これまで、MPIによるデバイスの開発に関する技術研究はフェルカルボトラン(RESOVIST)により実現されてきた。この材料は、1990年代に磁気共鳴画像法のために開発された(SCHERING)。特許文献2では、血管、好ましくは静脈への注入に使用され得る酸化鉄ナノ粒子がMPI用の造影剤として開示される。MPIを利用する腸スクリーニング試験が従来技術(2)に更に記載される。
独国特許出願公開第10151778号 国際公開第2007/000350号
しかしながら、消化管の診断検査に使用することができる経口投与に適した造影剤は従来技術には記載されていない。
したがって、本発明の目的は、MPIを用いた消化管の診断検査に使用され得る経口投与用の造影剤を提供することである。
0.6 μm〜300 μmの直径を有する「二重容器」として設計され、その内部容器が磁性微粒子の入ったコロイド溶液又は懸濁液を有するマイクロカプセルとして設計される、薬学的に許容可能な被覆容器を含む薬学的に許容可能なコロイド懸濁液を含む経口摂取用造影剤を消化管の診断検査に提供できることは極めて意外であった。二重容器は5 μm〜100 μmの直径を有することが好ましい。上記磁性微粒子は、それによって、ブラウン運動を可能とする特性の生分解性マトリクス中に組み込まれる。したがって、上記マトリクスは好適な粘度を特徴とする。ミリパスカル秒で測定される上記粘度は、1〜2000であってもよい。粘度を、例えば、グリセロール−水溶液、糖水溶液、油又はポリマーブレンドによって調整することができる。当業者は、生分解性材料が磁性微粒子のブラウン運動を可能とする予備実験の形式で試験することができる。当業者は、この点について進歩性(inventive step)を果たす必要はなく、通例の実験によって従来技術による既知の生分解性材料を容易に試験することができる。外部容器及び内部容器に生分解性マトリクスを充填する。上記マトリクスが0.5 mPa*s(ミリパスカル秒)〜100 mPa*sの範囲の粘度を有する場合、磁性ナノ粒子のブラウン運動が保持される。新たな画像化方法として、MPIは画像化用の造影剤を必要とする。既知の静脈内投与に対して、酸化鉄ナノ粒子製剤の形態で様々な造影剤を利用することができる。MPIを考慮して消化管の解剖学的条件及び生理学的条件の特殊な要求のもとでの磁性ナノ粒子の組成物及び製剤はまだ設計されていなかったため、本発明の出現まで経口剤形に適した造影剤は存在しなかった。したがって、消化管の病理学的変化の診断のための磁性微粒子の経口適用においては、消化管の各区域における解剖学的構造又は生理学的な関係の有益な画像化を確実にするため、(i)解剖学的条件、及び(ii)生理学的条件を考慮しなければならない。磁性微粒子の濃度が消化管の様々な区域において所与の粒子の特定の磁化率に調整され得るように、消化管の診断検査のための経口投与される造影剤を設計できる技術的な教示を提供することは、本発明者らの義務である。
可能な限り最も低い体内吸収は、経口造影剤(contrast medium)に適した直径の選択により消化管の粘膜を通して行われることから、本発明による造影剤が毒性学的に無害であることは更に驚くべきことである。記載される要求が、「二重容器」として設計される被覆容器により充足され得ることは非常に驚くべきことであった。消化管を通過する間、この二重容器は、第一に磁性微粒子が内部容器において生分解性マトリクス中に存在し、上記生分解性マトリクスはブラウン運動を可能とし、外部容器はこれらの粒子が胃を損傷せずに通過するのを可能とすることを確実にする。上記内部容器はマイクロカプセル、すなわち、中空体であり、コロイド溶液中の磁性微粒子を収容することができる。かかる微細粒子の調製は、一般的によく知られており、当業者がいつでもそれらを調製できるように様々な方法で行うことができる。好適な微細粒子の製造に関する既知の方法は、界面重合、相分離及びコアセルベーション、溶媒蒸発技法、スプレー法、乾燥法及び遠心分離法であってもよい。
上記内部容器において、磁性微粒子は、これらの粒子のブラウン運動が可能となるように、生分解性マトリクス中に統合される。これは、適切なシークエンスを使用することによって、MPIシグナルの検出中により高いシグナル生成が可能であるという利点を有する。当業者はかかる生分解性材料を容易に見出すことができることから、本発明の技術的教示は十分に開示されている。特に良好なシグナル生成は、上記内部容器中の粒子を、そのシークエンスによって与えられる好ましい方向に対応するそれらの磁気の優先方向を整列することができるように自由に回転し、移動することができる場合に達成される。ブラウン運動を可能とする容器中の上記粒子は、そのようにして均一な磁化挙動を有し、したがって、適切なシークエンスのもと、かかる粒子がブラウン運動を抑制する容器に置かれるよりも良好なMPIシグナル挙動を有する。本明細書で極めて重要なのは、上記内部容器中の粒子を、それらが上記シークエンスによって与えられる好ましい方向に対応するそれらの磁気の優先方向を整列することができるように、自由に回転し、移動することができることである。ブラウン運動を妨げる容器中の粒子は、回転及び移動によって整列を完了することができず、その理由のため磁気の優先方向は無作為に分布される。ブラウン運動を可能とする容器中の粒子は、そのようにして均一な磁化挙動を有し、したがって、ブラウン運動を抑制する容器に置かれた粒子よりも適切なシークエンスのもとでより良好なMPIシグナル挙動を有する。
Ungerは、1991年に最初にCT用の経口造影剤としてマイクロカプセルの密度が低いマイクロカプセルの均質な水性懸濁液の使用を提案した(国際公開第1992/017514号を参照されたい)(7)。上記マイクロカプセルは、生体適合性で毒性学的に無害の合成ポリマー又は合成コポリマーを含むことが好ましい。マイクロカプセルの材料(生体適合性で、代謝的に安定な、ゆっくりと生分解され得る天然及び合成のポリマー又はコポリマー、例えば、シアノアクリレート、ポリラクチド)及びそれらの調製に関して特にこの文書が参照される。Pison et al.の特許である国際公開第2007/093451号は、マイクロカプセルに好ましい材料を開示する(5)。
内部容器の外径、すなわち、マイクロカプセルの大きさは、好ましくは0.5 μm〜50 μm、好ましくは0.3 μm〜10 μmである。上記マイクロカプセルは均一な外径を有しないことが好ましく、むしろ、0.5 μm〜50 μm、好ましくは3 μm〜5 μm、特に好ましくは0.2 μm〜5 μmの正規分布の観点でサイズ分布が存在する。不均一なサイズ分布は、より良好なライニング、したがって腸管の可視化を可能とする。任意には、より大きな分散のサイズ分布が望ましい場合がある。
上記内部容器は、外部容器によって囲まれる。上記外部容器は、内部容器及びその内容物を保護する。消化管の通過の間、生分解性マトリクス中の上記容器に位置する磁性ナノ粒子の放出は、胃の通過の後、好ましくは(必ずしもそこである必要はないが、十二指腸における放出もまた表面構造及び材料の選択により行われ得るため)回腸において行われ、それによって上記容器は胃酸から保護される。本明細書で役割を果たす可能性のある本発明による薬学的製剤を、圧縮、液浸若しくは流動床プロセス、又はパンコーティング等の従来法により製造することができ、デンプン、例えば、ジャガイモ、トウモロコシ又はコムギのデンプン、セルロース又はその誘導体、特に微結晶セルロース、二酸化ケイ素、ラクトース等の様々な糖、炭酸マグネシウム及び/又はリン酸カルシウム等の賦形剤及び他の慣例の助剤を含有してもよい。コーティング溶液は、通常、糖及び/又はデンプンシロップからなり、ゼラチン、アラビアガム、ポリビニルピロリドン、合成セルロースエステル、界面活性剤、可塑剤、及び/又は色素、並びに従来技術による類似の添加剤を含有する。剤形の調製のため、従来の粘度調整剤(flow regulators)、潤滑剤、又はステアリン酸マグネシウム等の滑剤、及び離型剤のいずれかを使用してもよい。
驚いたことに、内部容器又はマイクロカプセルが更なる容器に封入され、外部容器が6 μm〜300 μm、好ましくは5 μm〜100 μmの直径を有する、二重容器としての経口造影剤の設計は、特に良好なMPIシグナル挙動をもたらす。特に良好なシグナルは、特に3 μm〜10 μmの内部容器の大きさで得られる。
上記二重容器の外側シェルが腸溶性である場合、特に有利である。これにより、上記コロイド溶液が安定化され、それにより上部消化管を通過した後のみに上記内部容器が放出されることが達成される。
本発明の更に好ましい実施形態では、生分解性マトリクス中に存在する3 nm〜20 nmの大きさの少なくとも3つの単磁区粒子、又は同様に生分解性マトリクス中に存在する10 nm〜300 nmの直径を有する少なくとも2つの多結晶磁性酸化鉄コアを含む内部容器又はマイクロカプセルが提供される。本明細書で、当業者は、ブラウン運動を可能とするように生分解性マトリクスを選択する。ブラウン運動を可能とする生分解性マトリクスの特徴は、これに関しては進歩性によってのみ達成され得る当業者に提示される目的に関するのではなく、むしろこれは、本明細書では進歩性を伴わずに当業者が実施することができる本発明の機能的な特徴に関する。適切な生分解性マトリクスは当業者に知られているか、又は通例の調査によって同定され得る。上記経口造影剤が3 nm〜20 nmの大きさの少なくとも3つの単磁区粒子、又は更には10 nm〜300 nmの直径を有する少なくとも2つの多結晶磁性酸化鉄コアを有する場合に、上記経口造影剤が本発明による目的を特に良好に達成することは意外であった。言及されるパラメーターの範囲は、恣意的な範囲を構成するものではなく、むしろ本発明による目的を驚くほど良好に実施することができる直径の大きさを反映する。記載される大きさが、MPIを用いる消化管の診断検査のための経口造影剤の場合に特に陽性の結果をもたらすことは意外であった。これは、消化管の疾患が特に良好に検出され得ることを意味する。これは、特に、増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、ホルモン障害並びに遺伝性疾患に関する。結腸直腸癌スクリーニング検査が特に好ましい。
本発明の好ましい実施形態では、内部容器、すなわちマイクロカプセル内の生分解性マトリクスは、合成ポリマー又は合成コポリマー、デンプン又はその誘導体、デキストラン又はその誘導体、シクロデキストラン又はその誘導体、脂肪酸、多糖、レシチン又はモノグリセリド、ジグリセリド若しくはトリグリセリド、若しくはそれらの誘導体又は混合物である。言及される物質が当業者に既知のものを指す場合でも、これらの物質が、特にMPIを用いる消化管の診断検査のための経口適用される造影剤を考慮して、特に良好な結果を導くことは意外であった。非常に多くの可能性のある化合物から、選ばれたものがとりわけ特に良好な結果をもたらすことは意外であった。これらの当業者に既知の化合物が、消化管の診断検査と関連してMPIのため経口摂取される造影剤の場合に、特に結腸直腸癌の特に良好な初期診断を可能とし得ることは自明ではなかった。言及される化合物と、好ましいサイズの上記磁性微粒子との組合せは、消化管における最も小さい変化であっても診断することを可能とする、驚くほど良好なコントラストを生じる。
本発明の更に好ましい実施形態では、上記磁性微粒子は、マグネタイト若しくはマグヘマイト、若しくはそれらの組合せ、又は希土類金属イオン、遷移金属イオン、及び/又はそれらの合金を含む。特に最も驚くべきことは、上記単磁区粒子の特許請求の範囲に記載の大きさと関連する上記磁性微粒子の組合せ、又は好ましい生分解性マトリクスと関連する多結晶磁性酸化鉄コアが、消化管の診断において、特に結腸直腸癌の場合に、驚くほど良好な結果をもたらすことである。特に、消化管疾患の初期診断において、経口投与された本発明による造影剤と組み合せてMPIを用いることにより、驚くほど良好な結果を達成することができる。本発明による教示の多くの個別の構成要素が既知であったことから、これは意外であった。しかしながら、既知の造影剤及びパラメーターの組合せが消化管の診断において驚くほど良好な結果をもたらすことは知られていなかった。特に、増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、ホルモン障害並びに遺伝性疾患を驚くほど初期の段階で診断することができることは意外であった。
言及される意外な結果は、内部容器中の磁性微粒子の鉄濃度が0.01 mmol/L〜0.1 mol/L、好ましくは1 mmol/L〜100 mmol/Lである場合にも改善され得る。特に、1 mmol/L〜100 mmol/Lの濃度であれば、結果的に本発明による目的が特に良好に達成される。特に、5 μm〜100 μmの二重容器の大きさ、磁性微粒子の有利な大きさ(単一の磁性微粒子について3 nm〜20 nm、又は多結晶磁性酸化鉄コアについて10 nm〜300 nm)、及び1 mmol/L〜100 mmol/Lの磁性微粒子(マグネタイト又はマグヘマイト)の好ましい酸化鉄濃度の特徴の組合せであって、少なくとも3つの単磁区粒子、又は少なくとも2つの多結晶磁性酸化鉄コアが生分解性マトリクス(0.5 mPa*s(ミリパスカル秒)〜100 mPa*sの範囲の粘度)中に組み込まれる組合せは、好ましい特許請求の範囲に記載の生分解性マトリクスと組み合せて、増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、ホルモン障害並びに遺伝性疾患を含む群から選択される消化器疾患の診断検査、特に結腸直腸癌スクリーニングにおいて特に良好な結果をもたらす。言及される好ましい技術的特徴の組合せにより、個々の好ましい技術的特徴の可能性のある付加的効果よりも大きな特に良好な効果がMPIを用いた消化管の診断において達成される。これは、本発明による目的を達成するため、個々の成分が相乗的に相互作用することから、好ましい特徴の組合せが初期診断において特に良好な結果をもたらすことを意味する。
したがって、本発明による教示もまた、本発明による経口造影剤が使用されるMPIを用いた消化管の診断検査の方法に関する。さらに、本発明は、0.6 μm〜300 μm、好ましくは5 μm〜100 μmの直径を有する「二重容器」として設計される薬学的に許容可能な被覆容器を含み、その内部容器がブラウン運動を可能にする特質の生分解性マトリクス中に組み込まれた磁性微粒子を含有する、薬学的に許容可能なコロイド懸濁液に関する。
本発明は更なる態様において、増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、ホルモン障害及び/又は遺伝性疾患を含む群から選択される消化管における疾患の診断のための磁性微粒子の検出による画像化(MPI)に使用される診断剤の製造に対する言及された薬学的に許容可能なコロイド懸濁液又は経口造影剤の使用に関する。
好ましい実施形態では、上記増殖性疾患が、腫瘍、前癌状態、異形成、神経内分泌腫瘍、子宮内膜症及び/又は化生を含む群から選択されることとなる。
本発明の更に好ましい実施形態では、上記炎症性疾患又は自己免疫疾患が、炎症性腸疾患、クローン病、及び/又は全身性エリテマトーデスを含む群から選択される。
更に好ましい実施形態では、上記感染性疾患が、寄生虫症、細菌症、及び/又はウイルス性疾患を含む群から選択される。
更に好ましい実施形態では、前記ホルモン障害が、糖代謝、脂質代謝、タンパク質代謝、性発達及び生殖、水−塩バランス、成長及び/又は細胞形成の障害を含む群から選択される。
本発明の更に好ましい実施形態では、前記遺伝性疾患が、常染色体劣性、常染色体優性、生殖体の及び/又はミトコンドリアの、及び/又は染色体外の遺伝性疾患、又は遺伝的素因をたどることができる疾患を含む群から選択される。
本発明の薬学的に許容可能なコロイド懸濁液及び経口適用される造影剤を用いて、例えば、MPIによる様々な試験を実施する。これらの試験の焦点は、消化管の診断検査である。これによって、増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、ホルモン障害及び/又は遺伝性疾患を、高い確実性で非常に初期段階において検出することができる。
直径3 μm〜10 μmを有するマイクロカプセルに、それらが3 nm〜20 nmの大きさの少なくとも3つの単磁区粒子、又は更には直径10 nm〜300 nmの少なくとも2つの多結晶磁性酸化鉄コアを有するように、磁性微粒子を充填する。これらのマイクロカプセルは、二重容器が5 μm〜100 μmの大きさを有するように、容器中に封入される。上記磁性微粒子(少なくともマグネタイト又はマグヘマイトを有する)は、内部容器(マイクロカプセル)内に1 mmol/L〜100 mmol/Lの鉄濃度を有する。上記容器の生分解性マトリクスは、合成ポリマー又は合成コポリマー、デンプン又はその誘導体、デキストラン又はその誘導体、シクロデキストラン又はその誘導体、脂肪酸、多糖、レシチン、又はモノグリセリド、ジグリセリド、若しくはトリグリセリド若しくはその誘導体、又はそれらの混合物を含む。この経口造影剤を使用して、消化管の増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、ホルモン障害又は遺伝子疾患を初期に極めて確信をもって診断することができる。結腸直腸癌スクリーニングにおいて特に良好な結果が達成される。
Literature
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Claims (14)

  1. 磁性微粒子イメージング(MPI)を用いた消化管の診断検査用経口造影剤であって、
    前記造影剤が容器により封入されたマイクロカプセルを有し、前記マイクロカプセルがコロイド溶液中に磁性微粒子を有し、前記容器が0.6 μm〜300 μmの直径を有することを特徴とする、磁性微粒子イメージング(MPI)を用いた消化管の診断検査用経口造影剤。
  2. 前記容器が5 μm〜100 μmの直径を有することを特徴とする、請求項1に記載の造影剤。
  3. 前記マイクロカプセルが、3 nm〜20 nmの大きさの少なくとも3つの単磁区粒子、又は10 nm〜300 nmの直径を有する少なくとも3つの多結晶磁性酸化鉄コアを有し、前記マイクロカプセルが生分解性マトリクスを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の造影剤。
  4. 前記マイクロカプセルの直径が0.5 μm〜50 μmであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の造影剤。
  5. 前記マイクロカプセルの直径が3 μm〜10 μmであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の造影剤。
  6. 上記マイクロカプセル内の生分解性マトリクスが、合成ポリマー又は合成コポリマー、デンプン、デキストラン、シクロデキストラン、脂肪酸、多糖、レシチン、若しくはモノグリセリド、ジグリセリド若しくはトリグリセリド、及び/又はそれらの誘導体、又はそれらの混合物を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の造影剤。
  7. マグネタイト、マグヘマイト、又はそれらの混合物に加えて、上記磁性微粒子が希土類金属イオン若しくは遷移金属イオン、又は合金をも含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の造影剤。
  8. 上記磁性微粒子が、0.01 mmol/L〜1 mol/L、又は1 mmol/L〜100 mmol/Lの鉄濃度を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の造影剤。
  9. 増殖性疾患、炎症性疾患及び自己免疫疾患、感染性疾患、ホルモン障害及び/又は遺伝性疾患を含む群から選択される、消化管における疾患の診断用の磁性微粒子の検出による画像化(MPI)に使用される診断剤の製造に対する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の造影剤の使用。
  10. 上記増殖性疾患が、腫瘍、前癌状態、異形成、神経内分泌腫瘍、子宮内膜症及び/又は化生を含む群から選択されることを特徴とする、請求項9に記載の薬学的に許容可能なコロイド懸濁液の使用。
  11. 上記炎症性疾患又は自己免疫疾患が、炎症性腸疾患、クローン病、及び/又は全身性エリテマトーデスを含む群から選択されることを特徴とする、請求項9又は10に記載の薬学的に許容可能なコロイド懸濁液の使用。
  12. 上記感染性疾患が、寄生虫症、細菌症、及び/又はウイルス性疾患を含む群から選択されることを特徴とする、請求項9〜11の1又は複数に記載の薬学的に許容可能なコロイド懸濁液の使用。
  13. 前記ホルモン障害が、糖代謝、脂質代謝、タンパク質代謝、性発達及び生殖、水−塩バランス、成長及び/又は細胞形成の障害を含む群から選択されることを特徴とする、請求項9〜12の1又は複数に記載の薬学的に許容可能なコロイド懸濁液の使用。
  14. 前記遺伝性疾患が、常染色体劣性、常染色体優性、生殖体の及び/又はミトコンドリアの、及び/又は染色体外の遺伝性疾患、又は遺伝的素因をたどることができる疾患を含む群から選択されることを特徴とする、請求項9〜13の1又は複数に記載の薬学的に許容可能なコロイド懸濁液の使用。
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