JP2016508880A - 溶接制御におけるインダクタンス現象を補償するための波形補償システムおよび方法 - Google Patents

溶接制御におけるインダクタンス現象を補償するための波形補償システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

方法が経時的な電圧レベルに対応するデータを受信することと、経時的な電流レベルに対応するデータを受信することとを含む。また、その方法は、電圧レベル内のピークに対する電圧傾斜パーセントまたは電圧立ち下がりエッジパーセントに対応する第1の比を求めることと、電流レベル内のピークに対する電流傾斜比または電流立ち下がりエッジ比に対応する第2の比を求めることとを含む。その方法は、第1の比と第2の比との比較に基づいて、溶接作業に関連付けられる1または複数の二次構成要素内に存在する推定インダクタンスに対応するインダクタンス補償推定値をインクリメントすべきか、デクリメントすべきか、維持すべきかを判断することを更に含む。

Description

本発明は、包括的には溶接システムに関し、より詳細には溶接システムの二次構成要素における誤差を補償するシステムおよび方法に関する。
溶接は、建設、造船等の様々な産業および用途に遍在しているプロセスである。溶接システムは、通常、様々な二次構成要素を備え、それらの構成要素には二次的なケーブル布線および二次的な装備を含むことができる。こうした二次構成要素には溶接トーチ、溶接固定具、溶接ケーブル等を含むことができ、これらの二次構成要素の或る特定のパラメーターは溶接作業において得られる溶接の質に影響を与える場合がある。例えば、一般に溶接ケーブルは関連付けられた抵抗値とインダクタンス値とを有する。通常の溶接プロセスに関連付けられる高い電流レベルに起因して、これらの抵抗値およびインダクタンス値は多くの場合電圧誤差の原因となる。多くの事例では、これらの電圧誤差は溶接の質の低下を招く。なぜなら、電圧を用いて溶接アークのパラメーターを制御するからである。
いくつかの従来システムでは、上記の問題に対処するために、上記の二次的なケーブル布線の特徴に起因する溶接の質の低下を経験する可能性を減少させるか、または排除することを試みてきた。例えば、いくつかのシステムは、溶接電源から溶接ケーブルの先端まで延在する電流非通電の電圧感知リードを利用することができる。こうした電圧感知リードを用いて、溶接ケーブルによって生成される電圧誤差に影響されることなく、溶接部における電圧を感知することができる。然しながら、多くの溶接環境はすでに様々なケーブルおよび構造体であふれていて、別のケーブルを追加することは望ましくない場合がある。従って、溶接ケーブル布線等の二次構成要素によって溶接作業に導入される誤差を補償する、改善されたシステムおよび方法の必要性がある。
一実施形態では、方法が、溶接作業中に生成された第1の溶接波形に対応する第1のデータを受信することを含み、第1の溶接波形は経時的なスタッド電圧レベルに対応する。また、その方法は、溶接作業中に生成された第2の溶接波形に対応する第2のデータを受信することも含み、第2の溶接波形は経時的な電流レベルに対応する。その方法は、第1のデータに基づいて、第1の溶接波形内のピークに対するスタッド電圧傾斜パーセントまたはスタッド電圧立ち下がりエッジパーセントに対応する第1のパーセントを求めることと、第2のデータに基づいて、第2の溶接波形内のピークに対する電流傾斜パーセンテージまたは電流立ち下がりエッジパーセントに対応する第2のパーセントを求めることとを更に含む。また、その方法は、第1のパーセントと第2のパーセントとの比較に基づいて、溶接作業に関連付けられる1または複数の二次構成要素内に存在するインダクタンスレベルを補償する、溶接作業のためのスタッド電圧を求めることも含む。
別の実施形態では、方法が、溶接作業中に生成された第1の溶接波形に対応する第1のデータを受信することであって、第1の溶接波形は経時的なスタッド電圧レベルに対応することと、溶接作業中に生成された第2の溶接波形に対応する第2のデータを受信することであって、第2の溶接波形は経時的な電流レベルに対応することとを含む。また、その方法は、第1のデータに基づいて、第1の溶接波形内のピークに対するスタッド電圧傾斜パーセントまたはスタッド電圧立ち下がりエッジパーセントに対応する第1のパーセントを求めることと、第2のデータに基づいて、第2の溶接波形内のピークに対する電流傾斜パーセンテージまたは電流立ち下がりエッジパーセントに対応する第2のパーセントを求めることとを含む。その方法は、第1のパーセントと第2のパーセントとの比較に基づいて、溶接作業に関連付けられる1または複数の二次構成要素内に存在する推定インダクタンスに対応するインダクタンス補償推定値をインクリメントすべきか、デクリメントすべきか、維持すべきかを判断することを更に含む。
別の実施形態では、溶接システムが、溶接作業のための電力を供給する溶接電源と、トーチケーブルを介して溶接電源に結合される溶接トーチと、溶接場所にワークを固定する固定具と、溶接電源、並びに固定具およびワークの少なくとも一方に結合されるグラウンドケーブルとを含む。また、その溶接システムは、作業中に測定スタッド電圧を監視し、溶接作業を通して、溶接作業に関連付けられる1または複数の二次構成要素内に存在する推定インダクタンスに対応するインダクタンス補償推定値をインクリメントすべきか、デクリメントすべきか、維持すべきかを定期的に判断し、インダクタンス補償推定値を用いて、溶接作業を通して、補償済みスタッド電圧を定期的に求める制御回路も含む。
本発明のこれらの特徴、態様および利点、または他の特徴、態様および利点は、以下の詳細な説明を添付の図面を参照して読むときに、より理解が進むであろう。これらの図面において、図面全体を通して類似の参照符号は類似の要素を表す。
本発明の実施形態に係る溶接システムを示す概略図である。 本発明の実施形態に係る、図1の溶接電力源の例示の構成要素を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る、理想的な電流波形と理想的なスタッド電圧波形とを示す概略図である。 一実施形態に係る、正規化されたスタッド電流波形に重ねられた、正規化されたスタッド電圧波形を示す概略図である。 一実施形態に係る、溶接ケーブルインダクタンスによって影響を受けているスタッド電流波形とスタッド電圧波形とを示す概略図である。 溶接コントローラーが、二次溶接構成要素により導入される二次構成要素の誤差を溶接波形の傾斜部分を考慮することによって補償するのに利用することができる方法の一実施形態を示すフローチャートである。 溶接コントローラーが、二次溶接構成要素により導入される二次構成要素の誤差を溶接波形の傾斜部分を考慮することによって補償するのに利用することができる方法の一実施形態を示すフローチャートである。
後に詳細に説明されるように、溶接ケーブル布線のような二次溶接構成要素に関連付けられる誤差に対して、溶接作業を制御するために用いられる溶接電圧を補償するために用いることができるシステムおよび方法の実施形態が提供される。例えば、そのようなシステムおよび方法によれば、溶接ケーブル布線に起因するインダクタンスまたは抵抗誤差の形の二次溶接誤差を特定できるようになり得る。すなわち、或る特定の場合では、溶接ケーブル布線は、相対的に小さなインダクタンスおよび抵抗を示す場合があるが、溶接システムに導入される電圧誤差は、溶接作業中に通常用いられる電流量に起因してかなり大きい場合がある。場合によっては、電圧誤差は、溶接ケーブル布線の長さ(例えば、約100フィート以上)が長くなるにつれて更に大きくなる場合がある。
従って、本明細書で開示される幾つかの実施形態では、溶接作業に関して得られた情報を用いて、1または複数の二次構成要素によってシステムに導入された電圧誤差を補償できるような溶接制御回路を提供することができる。例えば、幾つかの実施形態では、コントローラーは、溶接ケーブル布線に関する情報を用いて、所与の溶接設定の場合に適した電圧誤差補償ルーチンを決定することができる。さらに、例えば、或る特定の実施形態では、制御ループを用いて、電圧誤差の最小値に基づいて溶接作業を制御するために用いられる溶接電圧を定期的に調整することができる。提供される溶接コントローラーおよび方法のこれらの特徴および更なる特徴が後に更に詳細に説明される。
本明細書において開示される補償システムおよび方法は、従来の技法と比較したとき、多様な別個の利点を提供することができる。例えば、提供される実施形態は、電圧感知リードを必要とすることなく、溶接ケーブルのインダクタンスおよび抵抗等の二次的な応答に対して溶接アークが補償されることを可能にする。すなわち、いくつかの先行システムは電流非通電リードを用いて溶接ケーブルにおいて発生する電圧誤差を回避するようにして、溶接位置における電圧を感知するが、本開示の実施形態は、この追加のケーブル布線を削減するか、または排除することを可能にすることができる。またさらに、1または複数の溶接波形を1または複数の望ましい溶接波形と比較することによって、本明細書において開示されるコントローラーの或る特定の実施形態は、生成された溶接コマンドが所与の溶接機の能力と、例えば溶接ケーブルに関連付けられた二次的な応答との双方を考慮に入れるような適応性のあるやり方で溶接機を制御することを可能にすることができる。
ここで図面を参照すると、図1は溶接電力源12と、ワイヤ送給装置14と、溶接トーチ16と、回転基台22を有する固定具20に位置するワーク18とを含む溶接システム10を示している。図示される実施形態において、正極側の溶接リード24は溶接電力源12の正極側の端子26をワイヤ送給装置14に結合している。さらに、ケーブル30はワイヤ送給装置を溶接トーチ16に結合している。加えて、負極側の溶接リード32は溶接電力源12の負極側の端子34を回転基台22に結合している。
作業中、溶接電力源12は、ワイヤ送給装置14を介して電力を溶接トーチ16に提供する。ワイヤ送給装置14は溶接作業のためにワイヤを供給する。さらに、使用中、溶接作業員は溶接トーチ16を利用してワーク18を溶接する。溶接中に、溶接プロセスに関連付けられる高い電流レベルが二次的なケーブル布線および/または二次的な装備を劣化させる場合があり、多くの溶接サイクルの後、二次的なケーブル布線および/または二次的な装備の劣化は、溶接の質に影響を与える場合がある。従って、本発明の或る特定の実施形態は、溶接ケーブル布線等の溶接の二次構成要素によって導入されるインダクタンスおよび/または抵抗の誤差の結果として生じる場合がある電圧誤差を補償することを提供する。こうした電圧誤差は、溶接コントローラーによって利用されて、所与の溶接システムにおける二次的な応答に対して補償する溶接コマンドを生成することができる。
図2は、図1の溶接電力源12の例示の構成要素を示している。例示の実施形態において、溶接電力源12はユーザーインターフェース46と、コントローラー48とプロセッサ50と、メモリ52と、インターフェース回路54と、電力変換回路56とを備える。使用中、電力変換回路56は壁コンセント、送電網等の主電力源から主電力を受け取り、こうした電力を適切な溶接出力に変換し、溶接トーチ16に転送する。プロセッサ50は、ワイヤ送給装置の動作、ユーザー選択、電圧フィードバック、電流フィードバック、電力フィードバック、抵抗フィードバック、インダクタンスフィードバック等に関する様々な入力を受信するように構成されて、こうした入力を処理し、溶接電力源12の動作をガイドする種々の適切な出力を生成する。例えば、インターフェース回路54は、外部の1または複数の装置(例えば、ワイヤ送給装置14、補助装置等)からのフィードバックを受信し、こうしたフィードバックをプロセッサ50へ通信し、プロセッサ50からの出力信号を受信し、こうした信号を外部の1または複数の装置へ通信することができる。
またさらに、プロセッサ50は、ユーザーインターフェース46から溶接作業に関するユーザー入力を受信することができる。例えば、プロセッサ50は、選択された溶接プロセス、その溶接プロセスのパラメーター(例えば、電流レベル、電圧レベル等)等に関するコマンドを受信し、こうした入力を処理することができる。また、プロセッサ50は、コントローラー48からの1または複数の入力を受信することができ、コントローラー48は、溶接プロセスおよび/または溶接電源12の任意の他の機能をガイドするのに利用される1または複数のアルゴリズムを実行するように構成することができる。例えば、一実施形態において、コントローラー48は、二次的な溶接ケーブル布線、および/または二次的な装備によって導入される電圧誤差の大きさを求める、一連のコマンドを実行することができる。次に、取得された測定データは、インターフェース回路54を介して、プロセッサに通信することができ、このプロセッサは、受信された情報を処理して、例えば、二次溶接構成要素によって導入された求められる電圧誤差を考慮する、適切な溶接コマンドを求めることができる。
或る特定の実施形態において、必要に応じて、例えばユーザーインターフェース46を介して、こうした情報をユーザーに通信することができる。この目的のために、ユーザーインターフェース46は、視覚的な合図(例えば、光イルミネーション、ディスプレイパネルメッセージ等)、聴覚的な合図(例えば、エラーメッセージが誤差を読み上げる)、または他の任意の適切な通信メカニズムを介して、ユーザーとの通信を可能にすることができる。一実施形態では、ユーザーインターフェース46を用いて、例えば、溶接ケーブルインダクタンスによって導入された電圧誤差が電力源12の能力を超える補償ルーチンを求める時点をユーザーに通知することができる。例えば、溶接ケーブルによって導入されたインダクタンスを補償するために、電力源12が、電力源の駆動電圧能力の上限を超えて電圧出力を高めなければならなくなった場合には、ユーザーインターフェース46は、誤差の存在をユーザーに伝えることができる。さらに、例えば、ユーザーインターフェース46を用いて、溶接システム内の溶接ケーブルを配線し直すか、または位置合わせし直すことが有利であることをユーザーに伝えることもできる。
様々なアルゴリズムおよび制御方式は、以下で詳細に説明するものに限定されるものではないが、図2のコントローラー48によって実施して、溶接ケーブル布線等の二次溶接構成要素によって導入される電圧誤差を補償することができる。例えば、コントローラーは、溶接波形において、局所的なピークへ傾斜上昇するか、または局所的なピークから下降する間に溶接波形内に導入される電圧誤差を考慮することができる。実際、或る特定の実施形態において、コントローラーは、溶接波形の傾斜上昇部分および下降部分の双方を考慮することができるか、またはその波形の所望の一方の部分のみを考慮することができる。
現在開示されている方法に関して後に更に詳細に説明されるように、幾つかの実施形態では、コントローラー48によって実施される補償方法は、溶接パラメーターがピーク値まで傾斜上昇している波形の傾斜部分において1または複数の溶接波形を解析することと、波形ごとに計算された傾斜パーセンテージを比較することとを含む。例えば、一実施形態では、スタッド電圧傾斜パーセントおよび電流傾斜パーセントを比較して、溶接電圧制御コマンドに対して行われるべきである変更の適切なタイプおよび/または量を求めることができる。このようにして、二次的な応答に起因して生じる、フィードバック制御信号における電圧誤差は削減することも、排除することもでき、これにより、スタッド電圧コマンドが溶接の二次構成要素によって導入される誤差に対して補償されることを可能にする。ここでもまた、本開示の実施形態の上述の特徴は、電圧感知リードを利用して二次的な溶接誤差を補償するのに必要なデータを入手する従来のシステムに勝る利点を提供することができることに留意すべきである。
上述の方法の理解を容易にするために、二次構成要素(例えば、溶接ケーブル布線)に起因する二次的な溶接誤差(例えば、インダクタンス誤差)が存在しなかった場合に実現されるスタッド電流波形およびスタッド電圧波形を考慮することが役に立ち得ることに留意すべきである。こうした波形は図3に示されており、これらの波形は、図4において正規化され互いに重ねられている。これとは対照的に、図5はインダクタンス誤差等の二次的な溶接誤差が溶接ケーブル布線等の二次溶接構成要素によって導入されるときに得られる場合のあるスタッド電圧波形およびスタッド電流波形の例を示している。以下の説明において、こうした波形をより詳細に検討する。
図3は、1つの溶接システムにおいて、溶接ケーブル布線に起因するインダクタンス(または二次的な溶接誤差)が存在しない場合に得ることができる、例示のスタッド電流波形60および例示のスタッド電圧波形62を示している。波形60および62の相対的な形状は実質的に同様のものであるが、波形60および62のスケーリングおよび振幅が、電流測定単位(例えば、アンペア)およびスタッド電圧測定単位(例えば、ボルト)の違いに起因して異なっていることに留意すべきである。例えば、図示するように、例示のスタッド電流波形60は、傾斜部分64と、ピーク部分66と、立ち下がりエッジ部分68とを含んでいる。同様に、例示のスタッド電圧波形62は、傾斜部分70と、ピーク部分72と、立ち下がりエッジ部分74とを含んでいる。従って、波形60および62が百分率比に正規化された場合、図4に示すように、波形60および62は重なることができ、バックグラウンド部分76と、傾斜部分78と、ピーク部分80とを有する。
図3および図4の溶接波形は、二次的な溶接誤差が存在しない状態で得ることができる、望ましい波形の例を示す一方で、所与の溶接作業に関連付けられる溶接波形は、通常、二次的な溶接誤差の存在に起因してこれらの波形とは異なる。例えば、多くの場合、溶接ケーブル布線によって導入されるインダクタンスに起因して、スタッド電圧は、傾斜中に所望の波形よりも高いレベルにまで上昇する。インダクタンスが溶接ケーブル布線によって導入される例示的な場合の、正規化されたスタッド電流波形82および正規化されたスタッド電圧波形84の例が図5に示されている。
図示するように、正規化されたスタッド電流波形82は以前のように、傾斜部分86と、ピーク部分88と、下降部分90とを依然として含んでいる。然しながら、正規化されたスタッド電圧波形84は、上昇部分92と増加部分94とを含み、傾斜部分92と増加部分94において、電圧はピーク電圧96を越えるレベルまで上昇し、その後、部分98によって示されるように、レベル102にて安定する前にレベル100まで下降する。当業者であれば理解するように、電圧振幅の上昇は、通常、スタッド電流の時間に関する導関数に溶接ケーブルに存在するインダクタンスを乗算することによって求められる。
図6Aおよび図6Bは、溶接コントローラー48が本システム内に存在する二次的な溶接誤差を考慮に入れた補償済スタッド電圧を求め、その補償済スタッド電圧を利用して溶接を制御するのに利用することができる、方法104の一実施形態を示すフローチャートである。図示するように、方法104は開始され(ブロック106)、バックグラウンドスタッド電圧およびバックグラウンドスタッド電流が測定される(ブロック108およびブロック110)。例えば、図4に示されている波形の部分76の間のスタッド電圧およびスタッド電流のレベルが測定される。さらに、例えば、図4に示す波形の部分78に対応する、追加の測定値が取得される。具体的には、方法104は、傾斜スタッド電圧(ブロック112)および傾斜スタッド電流(ブロック114)を測定することを求める。さらに、ピークスタッド電圧およびピーク電流も測定される(ブロック116および118)。
さらに、方法104は、得られた測定値に基づいて実行される一連の計算を含む。例示される実施形態では、方法104は、スタッド電圧傾斜パーセントの計算(ブロック120)を含む。例えば、幾つかの実施形態では、以下の式を用いて、スタッド電圧傾斜パーセントを計算することができる。
Figure 2016508880
ただし、傾斜スタッド電圧は、スタッド電圧波形の傾斜部分の間の電圧であり、バックグラウンドスタッド電圧はバックグラウンド電圧であり、ピークスタッド電圧はスタッド電圧波形のピークにおける電圧である。従って、例示される実施形態では、方法104は、ピークスタッド電圧に対してスタッド電圧波形の傾斜部分を正規化することを求める。
然しながら、他の実施形態では、スタッド電圧傾斜パーセントの代わりに、またはそれに加えて、スタッド電圧立ち下がりエッジパーセントが求められる場合もあることは理解されたい。そのような実施形態では、以下の式を用いて、スタッド電圧立ち下がりエッジパーセントを計算することができる。
Figure 2016508880
ただし、立ち下がりスタッド電圧はスタッド電圧波形の立ち下がりエッジ部分の間の電圧である。
スタッド電圧のために実行された計算と同様に、例示される方法104は、電流傾斜パーセントの計算(ブロック122)を含む。例えば、幾つかの実施形態では、以下の式を用いて、電流傾斜パーセントを計算することができる。
Figure 2016508880
ただし、傾斜電流は電流波形の傾斜部分の間の電流であり、バックグラウンド電流は電流波形のバックグラウンド部分の間の電流であり、ピーク電流は電流波形のピークにおける電流である。従って、例示される実施形態では、方法104は、ピーク電流(または変動がある場合にはピーク電流の平均)に対して電流波形の傾斜部分を正規化することを求める。
然しながら、電流傾斜パーセントの代わりに、またはそれに加えて、電流立ち下がりエッジパーセントを求めることができることに留意されたい。そのような実施形態では、以下の式を用いて、電流立ち下がりエッジパーセントを計算することができる。
Figure 2016508880
ただし、立ち下がり電流は、電流波形の立ち下がりエッジ部分の間の電流である。
例示される実施形態では、ステップ120および122においてスタッド電圧傾斜パーセントおよび電流傾斜パーセントが求められると、それらの値が比較され(ブロック124)、後に更に詳細に説明されるように、この比較に基づいて、溶接作業が制御される。然しながら、他の実施形態では、代わりに、スタッド電圧立ち下がりエッジパーセントおよび電流立ち下がりエッジパーセントを計算し、その後、比較できることに留意されたい。更なる実施形態では、スタッド電圧傾斜パーセント、電流傾斜パーセント、スタッド電圧立ち下がりエッジパーセントおよび電流立ち下がりエッジパーセントを全て求めることができ、スタッド電圧および電流波形の対応する部分に対して得られたパーセンテージを比較することができる。実際には、現在検討されている実施形態では、実施態様特有の考慮すべき要件に基づいて制御するために、波形の1または複数の任意の所望の部分を正規化し、比較することができる。
然しながら、例示される実施形態では、方法104は、スタッド電圧傾斜パーセントが電流傾斜パーセントより大きいか否かに関して問い合わせるチェック(ブロック126)を実行することによって続行される。この条件が満たされる場合には、インダクタンス補償推定値を所望の増分だけ増加させる(ブロック128)。例えば、一実施形態では、推定値は、以前の推定値+1増分に設定することができる。或る特定の実施形態では、所与の溶接作業において用いられる溶接ケーブルのタイプおよび長さのような実施態様特有の考慮すべき要件に基づいて、推定値は最初に、例えば、0、1または任意の他の所望の値に設定することができる。
このようにして、更新済みのインダクタンス補償推定値が得られると、補償済みスタッド電圧が計算され(ブロック130)、その後、溶接制御のために補償済みスタッド電圧が用いられ(ブロック132)、それにより、溶接プロセスを所与の溶接システム内に存在する1または複数の二次溶接誤差に対して補正できるようになる。例えば、一実施形態では、補償済みスタッド電圧は、以下の式を用いて計算することができる。
Figure 2016508880
代替的には、ブロック126の条件が満たされない(すなわち、スタッド電圧傾斜パーセントが電流傾斜パーセント以下である)場合には、スタッド電圧傾斜パーセントが電流傾斜パーセント未満であるか否かに関する問い合わせが実行される(ブロック134)。この条件が満たされる場合には、インダクタンス補償推定値を所望の増分だけ減少させる(ブロック136)。例えば、一実施形態では、推定値を、以前の推定値−1増分に等しくなるようにデクリメントすることができる。このようにして、推定値が求められると、上記のように、補償済みスタッド電圧が計算され(ブロック130)、溶接制御のために用いられる(ブロック132)。
代替的には、ブロック134の条件が満たされない(すなわち、スタッド電圧傾斜パーセントが電流傾斜パーセント以上である)場合には、スタッド電圧傾斜パーセントが電流傾斜パーセントに等しいか否かに関する問い合わせが実行される(ブロック138)。この条件が満たされる場合には、インダクタンス補償推定値がその電流レベルに維持される(ブロック140)。このようにして推定値が求められると、上記のように、補償済みスタッド電圧が計算され(ブロック130)、溶接制御のために用いられる(ブロック132)。方法104は、問い合わせ時に(ブロック142)、溶接作業が完了していることをコントローラー48が気付くまで、このようにして続行することができ、その作業は終了される(ブロック144)。
このようにして、スタッド電圧波形の傾斜(または立ち下がり)部分の間の正規化されたスタッド電圧を、電流波形の傾斜(または立ち下がり)部分の間の正規化された電流と比較して、二次構成要素誤差の存在および方向を特定し、所与の誤差を補償することができる。すなわち、推定インダクタンス値(およびこの推定値に基づく補償済みスタッド電圧)を調整することによって、スタッド電圧傾斜(または立ち下がり)パーセントを強制的に、電流傾斜パーセントに実効的に等しくすることができる。このようにして等しくすることが達成されるとき、溶接システムは、二次溶接構成要素によって導入された誤差が考慮に入れられた補償済み状態にあると見なすことができる。
また、図示する実施形態は、溶接波形がピークまで傾斜上昇する間(例えば、図4の部分78)に、存在する電圧誤差を測定するが、他の実施形態において、電圧誤差は溶接波形がピークから下降する間に測定することができることに留意すべきである。然しながら、いずれの実施形態においても、フィードバック信号からの溶接波形の部分に関連付けられる電圧誤差を求めて、その誤差を除去することによって、二次的な溶接誤差(例えば、溶接ケーブル布線に起因するインダクタンス誤差)を溶接制御のために補償することができる。
本明細書において、本発明の或る特定の特徴のみを図示、説明したが、当業者は多くの変更および変形を想起することができよう。従って、添付の特許請求の範囲は、本発明の趣旨に副うあらゆる変更、変形を包含することは理解されよう。
10 溶接システム
12 溶接電源
14 ワイヤ送給装置
16 溶接トーチ
18 ワーク
20 固定具
22 回転基台
24 溶接リード
26 端子
30 ケーブル
32 溶接リード
34 端子
46 ユーザーインターフェース
48 溶接コントローラー
50 プロセッサ
52 メモリ
54 インターフェース回路
56 電力変換回路
60 スタッド電流波形
62 スタッド電圧波形
64 傾斜部分
66 ピーク部分
68 エッジ部分
70 傾斜部分
72 ピーク部分
74 エッジ部分
76 バックグラウンド部分
78 傾斜部分
80 ピーク部分
82 スタッド電流波形
84 スタッド電圧波形
86 傾斜部分
88 ピーク部分
90 下降部分
92 傾斜部分
94 増加部分
96 ピーク電圧

Claims (20)

  1. 溶接作業中に生成された第1の溶接波形に対応する第1のデータを受信することであって、前記第1の溶接波形は経時的な電圧レベルに対応することと、
    前記溶接作業中に生成された第2の溶接波形に対応する第2のデータを受信することであって、前記第2の溶接波形は経時的な電流レベルに対応することと、
    前記第1のデータに基づいて、前記第1の溶接波形内のピークに対する電圧傾斜比または電圧立ち下がりエッジ比に対応する第1の比を求めることと、
    前記第2のデータに基づいて、前記第2の溶接波形内のピークに対する電流傾斜比または電流立ち下がりエッジ比に対応する第2のパーセントを求めることと、
    前記第1の比と前記第2の比との比較に基づいて、前記溶接作業に関連付けられる1または複数の二次構成要素内に存在するインダクタンスレベルを補償する、前記溶接作業のための電圧を求めることとを含む方法。
  2. 前記第1の比は前記電圧傾斜比に対応し、前記電圧傾斜比を求めることは、正規化された傾斜電圧を正規化されたピーク電圧で除算し、100%を乗算することを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の比は前記電流傾斜比に対応し、前記電流傾斜比を求めることは、正規化された傾斜電流を正規化されたピーク電流で除算し、100%を乗算することを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記溶接作業のための前記電圧を求めることは、電圧誤差を計算することと、測定電圧から前記電圧誤差を減算することとを含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記電圧誤差を計算することは、インクリメントされたインダクタンス値に、時間に関する電流の導関数を乗算することを含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のパーセントは前記電圧立ち下がりエッジ比に対応し、前記電圧立ち下がりエッジ比を求めることは、正規化された立ち下がりエッジ電圧を正規化されたピーク電圧で除算し、100%を乗算することを含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2の比は前記電流立ち下がりエッジ比に対応し、前記電流立ち下がりエッジ比を求めることは、正規化された立ち下がりエッジ電流を正規化されたピーク電流で除算し、100%を乗算することを含む請求項1に記載の方法。
  8. 溶接作業中に生成された第1の溶接波形に対応する第1のデータを受信することであって、前記第1の溶接波形は経時的な電圧レベルに対応することと、
    前記溶接作業中に生成された第2の溶接波形に対応する第2のデータを受信することであって、前記第2の溶接波形は経時的な電流レベルに対応することと、
    前記第1のデータに基づいて、前記第1の溶接波形内のピークに対する電圧傾斜比または電圧立ち下がりエッジ比に対応する第1の比を求めることと、
    前記第2のデータに基づいて、前記第2の溶接波形内のピークに対する電流傾斜比または電流立ち下がりエッジ比に対応する第2の比を求めることと、
    前記第1の比と前記第2の比との比較に基づいて、前記溶接作業に関連付けられる1または複数の二次構成要素内に存在する推定インダクタンスに対応するインダクタンス補償推定値をインクリメントすべきか、デクリメントすべきか、維持すべきかを判断することとを含む方法。
  9. 測定電圧から電圧誤差項を減算することによって、前記溶接作業のための電圧を計算することを含み、前記電圧誤差項は、前記推定インダクタンスに対応する推定電圧上昇を考慮に入れる請求項8に記載の方法。
  10. 前記電圧誤差項は、前記インダクタンス補償推定値に、時間に関する前記電流レベルの導関数を乗算した値を含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記電圧傾斜比または立ち下がりエッジ比を求めることは、正規化された傾斜電圧または立ち下がり電圧を正規化されたピーク電圧で除算し、100%を乗算することを含む請求項8に記載の方法。
  12. 前記電流傾斜比または立ち下がりエッジ比を求めることは、正規化された傾斜電流または立ち下がり電流を正規化されたピーク電流で除算し、100%を乗算することを含む請求項8に記載の方法。
  13. 溶接システムであって、
    溶接作業のための電力を供給するように構成される溶接電源と、
    トーチケーブルを介して前記溶接電源に結合される溶接トーチと、
    溶接場所にワークを固定する固定具と、
    前記溶接電源、並びに前記固定具および前記ワークのうちの少なくとも1つに結合されるグラウンドケーブルと、
    作業中に、測定電圧を監視し、前記溶接作業を通して、前記溶接作業に関連付けられる1または複数の二次構成要素内に存在する推定インダクタンスに対応するインダクタンス補償推定値をインクリメントすべきか、デクリメントすべきか、維持すべきかを定期的に判断し、前記インダクタンス補償推定値を用いて、前記溶接作業を通して、補償済み電圧を定期的に求める制御回路とを備える溶接システム。
  14. 前記補償済み電圧は、前記測定電圧から電圧誤差項を減算することによって、前記制御回路によって定期的に求められ、前記電圧誤差項は、前記インダクタンス補償推定値に、時間に関する前記電流レベルの導関数を乗算した値を含む請求項13に記載のシステム。
  15. 作業中に、前記制御回路は前記補償済み電圧を用いて、前記溶接作業を制御する請求項14に記載のシステム。
  16. 前記溶接電源は、金属不活性ガス(MIG)電源、タングステン不活性ガス(TIG)電源、またはスティック電源を含む請求項13に記載のシステム。
  17. 前記溶接作業において用いるためのワイヤを前記溶接トーチに与えるように構成されるワイヤ送給装置を備える請求項13に記載のシステム。
  18. 前記制御回路に結合され、前記1または複数の二次構成要素内に存在する前記推定インダクタンスが前記溶接電源の補償能力を超えていることを、または溶接ケーブルの配線または位置合わせの調整が必要であり得ることを、前記制御回路がユーザーに通知できるように構成されるユーザーインターフェースを備える請求項13に記載のシステム。
  19. 作業中に、前記制御回路は、計算された第1の比と計算された第2の比との比較に基づいて、前記インダクタンス補償推定値をインクリメントすべきか、デクリメントすべきか、維持すべきかを判断し、前記計算された第1の値は電圧波形内のピークに対する電圧傾斜比または電圧立ち下がりエッジ比に対応し、前記計算された第2の比は、溶接電流波形内のピークに対する電流傾斜比または電流立ち下がりエッジ比に対応する請求項13に記載のシステム。
  20. 前記計算された第1の比が前記計算された第2の比より大きいとき、前記インダクタンス補償推定値は1だけインクリメントされ、前記計算された第1の比が前記計算された第2の比より小さいとき、前記インダクタンス補償推定値は1だけデクリメントされ、前記計算された第1の比が前記計算された第2の比に等しいとき、前記インダクタンス補償推定値は維持される請求項19に記載のシステム。
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