JP2016508113A5 - - Google Patents

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持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法
本発明は持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法に関するもので、アンモニウム又は尿素が土壌中の吸収作用に影響のある物質を含有する混合肥料である。
塩素イオン含有量が3%を超える複合肥料を塩素基複合肥料と呼ぶ。塩素基複合肥料はある塩素基嫌性作物の成長にマイナスの影響があり、塩素イオンが土壌中に大量に残留すると、土壌の硬化、塩化、アルカリ化などの原因となる。
そのため、一部の人たちは塩素基肥料の使用について、技術的偏見を持っている。塩素含有肥料が作物の収穫高と品質に悪影響をもたらすか心配して、塩素基肥料の使用を最初から拒否している。これは肥料産業の発展と農産物の収穫高および品質向上および農民収入にとっていずれも損となる。
一部の複合肥料メーカーは複合肥料の製造の際、製品中のカリウム源として硫酸カリウムを使用するか、或いは塩化カリウム中の塩素イオンを除去して、いわゆる硫黄基複合肥料が作られる。硫黄基複合肥料は製造工程が煩雑で、生産コストが高く、値段も高いので、農産物の生産コストも高くなる。
事実上、塩素は植物成長中必須である7種の微量元素中の一であり、塩素元素は植物の光合成に参与することによって植物細胞の中に入り、植物細胞の浸透圧調節と気孔の開閉役割をし、水分と栄養分の吸収に有利で、耐乾能力が強く、塩素イオンは光合成促進作用と繊維形成作用があるので、麻類などの繊維作物に使用すると特にふさわしく、小麦の立枯病や黄さび病、トウモロコシの茎枯病など植物の耐病能力を向上する。塩素イオンは土壌中の硝化細菌に対する抑制作用があって、アンモニア状態窒素の硝酸基状態窒素への転化速度を緩和するので、硝酸基状態窒素の流失と逆硝化の損失を低減し、窒素肥料の効果を長持ちさせる。また、塩素は植物細胞中の安定イオンとして、細胞内に保存されたイオンのバランスおよび窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ケイ素など元素の吸収に対して積極的な役割があり、植物茎と葉の生長発育促進に有利である。
多くの作物は塩素好性作物で、椰子や玉ねぎ、ほうれん草、セリ、キャベツなどがあり、塩素に良く耐える作物としては、甜菜や稲、アワ、高粱、小麦、茄子、豌豆、菊等があり、塩素に良く耐える作物としては、綿花や大豆、油菜、トマト、蜜柑、葡萄、茶の木、ねぎ、大根などがあり、塩素基肥料を使えばいずれも有益無害である。
特に塩素イオンは光合成促進作用と繊維形成などの作用があるので、麻類など繊維作物への使用に最適である。塩素イオンは麻類にとって必須なので、繊維の発育を促進することができ、繊維の強靭性を増強する。塩素基肥料は基肥と追肥としての使用に最適である。
塩素基肥料は硫黄基肥料に比べて、製造原価が低く、販売価格も硫黄基肥料に比べてはるかに低いので、農民の収入を増やし、農民の負担を減らすことに積極的な意義がある。そのため、皆は良質の塩素基肥料を開発することを望んでいる。
尿素は窒素含有量が高く、肥料の効果が速く、使用量が多い良質窒素肥料である。しかし、尿素は使用中、揮発や溶出、分解および地表流出などによって流失し易いので、肥料の利用率が高くない。統計によれば、一季節の利用率はわずか30%ぐらいだそうで、化学肥料の無駄遣いの原因となるだけでなく、大気や河川、土壌など人間の生存環境に対する汚染の原因にもなる。既存技術中の塩素基複合肥料の栄養分利用率はわずか25%〜35%で、その中、窒素肥料の利用率は30%未満で、損失が特に大きい。
そこで、農作物生長促進において、如何に複合肥料中塩素元素の積極的な役割を発揮させて、塩素基複合肥料を最適化し利用率を向上するだけでなく、その作物生長と土壌環境に対する悪影響を避けるのかは、急に解決すべき課題となっている。
中国特許201110258689.4にはメルトバイオマス複合塩素基徐放性肥料およびその調製方法が開示されているが、本出願発明人の前の発明特許である。先ず、タワー造粒装置で尿素複合肥料粒子を作ってから、尿素複合肥料粒子に対しパラフィンの1回被覆と変性ゼオライトの表面2回被覆によって作られるが、その欠点としてはタワー造粒設備は多くの投資金が必要であり、パラフィンは再生できない化石資源で、土壌中での生分解が難いということである。上記調製方法によって作られたタワー造粒複合肥料製品は、徐放効果が良くない。
既存技術中の被覆性緩効性肥料や内質型緩効性肥料、安定性緩効性肥料、バイオ抑制剤型緩効性肥料などの被覆膜は徐放性材料は硫黄又は合成樹脂を良く使用しているが、その中の硫黄膜は破れ易く、稲類などの作物に毒害副作用がある。樹脂被覆膜は値段が高く、土壌中での生分解が難い。
既存技術中の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法はまだ多くない。
中国特許201110258689.4
本発明は上記既存技術中の欠点を克服して、徐放効果が良く、肥料の利用率が高く、複合肥料中の塩素元素が農作物の生長中十分役割を発揮でき、プロセスが簡単で、生産コストが低く、被覆膜材料が土壌中の微生物に生分解易く、土壌や大気および水環境に有益である持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法を提供することを目的とする。
本発明を実現するための手段:
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法において、その特徴としては、先ず塩素基窒素カリウム粒子を作ってから、塩素基窒素カリウム粒子に対するステアリン酸の1回被覆と変性ゼオライトの2回表面粉打ちによって作られるが、その中、前記塩素基窒素カリウム複合肥料の粒子は以下の重量分率の原料で作られる。

尿素 30〜60
塩化アンモニウム 10〜20
塩化カリウム 22〜53
造粒助剤 7〜11
水 適当量
前記造粒助剤は60%〜70%のベントナイトと40%〜30%のボーキサイトを混合して構成される。
前記ステアリン酸の1回被覆中、ステアリン酸の使用量は塩素基窒素カリウム複合肥料粒子質量の0.6%〜1.2%である。
前記変性ゼオライトは以下の重量百分比の原料で構成される。
ステアリン酸マグネシウム 1.1%〜2.5%
ゼオライト 97.5%〜98.9%
その調製方法のステップ:
1.塩素基窒素カリウム複合肥料粒子の調製
先ず30〜60重量部の尿素を加熱して溶かしてから、10〜20重量部の塩化アンモニウムと22〜53重量部の塩化カリウムを均一に混合し、7〜11重量部の造粒剤と適当量の水を加える。伝統的な造粒装置を利用して前記複合肥料の各成分を混合して造粒を行い、使用に備える。
2.ステアリン酸の1回被覆
ステアリン酸の使用量はステップ1で調製された塩素基窒素カリウム粒子質量の0.6〜1.2%で、被覆方法は以下のとおりである。
a.溶融ステアリン酸の調製
被覆膜用ステアリン酸を配合比率にしたがって正確に計量して、ステアリング溶融タンクに入れて、溶融状態になるまで加熱して、使用に備える。
b.被覆
配合比率によってステップ1によって調製された塩素基窒素カリウム複合肥料粒子を正確に計量し、ステップaによって調製された溶融ステアリン酸を用いて、ロール混合造粒装置中で粒子の外側にスプレー被覆を行い、複合肥料粒子の外表面になるべく均一なコーティング層を形成させ、熱風で乾燥させ、室温にて冷やして、使用に備える。プロセスは以下のとおりである。
熱風乾燥温度は80℃以下、
冷却気流の温度は50℃以下。
3.変性ゼオライトの2回表面粉打ち
a.粉打ち用の混合粉剤の調製
ステアリン酸マグネシウム1.1%〜2.5%、ゼオライト97.5%〜98.9%の原料配合比率によって、原料の各成分をそれぞれ正確に量り取って、均一に混合し、研磨によって粉にして、粉の粒度を120メッシュの篩でコントロールし、使用に備える。
b.粉打ち
ステップaによって調製された混合粉剤使用量は、塩素基窒素カリウム複合肥料粒子1000kgごとに粉剤10〜15kgとする。
6.篩分け、計量、品質検査に合格した後に包装をすることによって、持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料が得られるが、その製品は粒子の外観が丸くて、製品に異臭がない。
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法としては、先ず塩素基窒素カリウム複合肥料粒子を作ってから、塩素基窒素カリウム肥料顆粒に対しステアリン酸の1回被覆と変性ゼオライトの2回表面粉うちを行うことによって作られる。主に尿素溶融液と塩化アンモニウム、塩化カリウムを混合させた後、伝統的な造粒装置を利用して前記複合肥料各成分を混ぜて粒子を作るので、生産工程が簡単で、環境保全に有益で、タワー造粒設備の投資費用が高いという欠点が避けられる。
本発明に使われる被覆膜材料は土壌微生物の作用によって生分解され、ステアリン酸は土壌微生物の作用によってCOとHOに分解され易いので、被覆膜材料の環境に対する汚染を避けることができ、化石資源を節約し、生態バランスに有益である。
本発明を実現するための他の手段:
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法において、前記塩素基窒素カリウム複合肥料粒子は以下の重量分率の原料によって作られる。

尿素 30〜45
塩化アンモニウム 10〜20
塩化カリウム 30〜50
造粒助剤 8〜10
水 適当量

以上は1つの好ましい配合比率である。
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法において、前記塩素基窒素カリウム複合肥料粒子は以下の重量分率の原料によって作られる。

尿素 45
塩化アンモニウム 12
塩化カリウム 35
造粒助剤 8
水 適当量

以上は1つの好ましい技術手段である。
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法において、前記調製方法には以下ステップが含まれる。
その調製方法のステップ:
1.塩素基窒素カリウム複合肥料粒子の調製
先ず30〜45重量部の尿素を加熱して溶かしてから、10〜20重量部の塩化アンモニウムと30〜50重量部の塩化カリウムを均一に混合し、8〜10重量部の造粒剤と適当量の水を加える。伝統的な造粒装置を利用して前記複合肥料の各成分を混合して造粒を行い、使用に備える。
2.ステアリン酸の1回被覆
ステアリン酸の使用量はステップ1で調製された塩素基窒素カリウム粒子質量の1.2%で、被覆方法は以下のとおりである。
a.溶融ステアリン酸の調製
被覆膜用ステアリン酸を配合比率にしたがって正確に計量して、ステアリング溶融タンクに入れて、溶融状態になるまで加熱して、使用に備える。
b.被覆
配合比率によってステップ1によって調製された塩素基窒素カリウム複合肥料粒子を正確に計量し、ステップaによって調製された溶融ステアリン酸を用いて、ロール混合造粒装置中で粒子の外側にスプレー被覆を行い、複合肥料粒子の外表面になるべく均一なコーティング層を形成させ、熱風で乾燥させ、室温にて冷やして、使用に備える。プロセスは以下のとおりである。
熱風乾燥温度は60℃以下、
冷却気流の温度は40℃以下。
3.変性ゼオライトの2回表面粉打ち
a.粉打ち用の混合粉剤の調製
ステアリン酸マグネシウム2.5%、ゼオライト97.5%の原料配合比率によって、原料の各成分をそれぞれ正確に量り取って、均一に混合し、研磨によって粉にして、粉の粒度を120メッシュの篩でコントロールし、使用に備える。
b.粉打ち
ステップaによって調製された混合粉剤使用量は、塩素基窒素カリウム複合肥料粒子1000kgごとに粉剤10kgとする。
6.篩分け、計量、品質検査に合格した後に包装をすることによって、持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料が得られるが、その製品は粒子の外観が丸くて、製品に異臭がない。
以上は1つの好ましい技術手段である。
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料において、製品品質が以下指標に達することを特徴とする。
N元素含有量% ≧15
O含有量% ≧10
粒子粒度mm 2〜4.75mm
水分含有量wt% ≦2.0
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の応用は、麻類などの繊維作物や、椰子、玉ねぎ、ほうれん草、セリ、キャベツ、甜菜、稲、アワ、高粱、小麦、茄子、豌豆、菊、綿花、大豆、油菜、トマト、蜜柑、葡萄、茶の木、ねぎ、大根などに最適で、基肥と追肥としての使われることを特徴とする。
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の応用は、異なる作物と異なる土質の窒素・リン、カリウムの栄養分に対するニーズを満たすために、各種市販のリン肥料または複合リン肥料との混合使用に最適であることを特徴とする。
本発明の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法は既存技術に比べて以下有益な効果がある。
1.徐放硬化が良く、肥料効果の利用率が高く、複合肥料中の塩素元素の役割が農作物生長中十分発揮でき、プロセスが簡単で、生産コストが低く、被覆膜材料が土壌中の微生物によって生分解され易く、土壌や大気および水環境保全に有益である持続徐放性塩素基窒素カリウム肥料の調製方法を提供する。
2.人々の塩素基肥料に対する技術的偏見を克服する。
3.単一層被覆膜なので、生成プロセスが簡単で、設備投資が少なく、製造原価が低く、販売値段も硫黄基肥料に比べて著しく低いので、農民収入増加と農民負担低減に対して積極的な役割を果たす。
4.本発明によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料は用途が広くて、麻類などの繊維作物や、椰子、玉ねぎ、ほうれん草、セリ、キャベツ、甜菜、稲、アワ、高粱、小麦、茄子、豌豆、菊、綿花、大豆、油菜、トマト、蜜柑、葡萄、茶の木、ねぎ、大根などに最適で、基肥と追肥として使われる。
5.本発明によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料は、異なる作物と異なる土質の窒素・リン、カリウムの栄養分に対するニーズを満たすために、各種市販のリン肥料または複合リン肥料との混合使用に最適である。
6.被覆膜材料は土壌中の微生物の作用によって生分解でき、被覆膜材料の土壌環境に対する汚染が避けられる。
7.徐放効果が良く、肥料の利用率が高くて、多くの用途に最適である。肥料の効率を平均11.1%〜19.3%向上し、食糧作物の収穫高を平均5.7%〜17.3%を向上し、果樹や野菜類収穫高を平均13.1%〜27.9%向上する。
次では実施例に合わせて本発明についてさらに詳しく説明することにする。
[実施例1]
以下ステップによって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料
1.塩素基窒素カリウム複合肥料粒子の調製
先ず45重量部の尿素を加熱して溶かしてから、12重量部の塩化アンモニウムと35重量部の塩化カリウムを均一に混合し、8重量部の造粒剤と適当量の水を加える。伝統的な造粒装置を利用して前記複合肥料の各成分を混合して造粒を行い、使用に備える。
前記造粒助剤は60%〜70%のベントナイトと40%〜30%のボーキサイトを混合して構成される。
前記変性ゼオライトは以下重量百分比の原料で構成される。
ステアリン酸マグネシウム 1.1%〜2.5%
ゼオライト 97.5%〜98.9%
2.ステアリン酸の1回被覆
ステアリン酸の使用量はステップ1で調製された塩素基窒素カリウム粒子質量の1.2%で、被覆方法は以下のとおりである。
a.溶融ステアリン酸の調製
被覆膜用ステアリン酸を配合比率によって正確に計量して、ステアリング溶融タンクに入れて、溶融状態になるまで加熱して、使用に備える。
b.被覆
配合比率によってステップ1によって調製された塩素基窒素カリウム複合肥料粒子を正確に計量し、ステップaによって調製された溶融ステアリン酸を用いて、ロール混合造粒装置中で粒子の外側にスプレー被覆を行い、複合肥料の外表面になるべく均一なコーティング層を形成させ、熱風で乾燥させ、室温にて冷やして、使用に備える。プロセスは以下のとおりである。
熱風乾燥温度は80℃以下、
冷却気流の温度は50℃以下。
3.変性ゼオライトの2回表面粉打ち
a.粉打ち用の混合粉剤の調製
ステアリン酸マグネシウム1.1%〜2.5%、ゼオライト97.5〜98.9%%の原料配合比率によって、原料の各成分をそれぞれ正確に量り取って、均一に混合し、研磨によって粉にして、粉の粒度を120メッシュの篩でコントロールし、使用に備える。
b.粉打ち
ステップaによって調製された混合粉剤使用量は、塩素基窒素カリウム複合肥料粒子1000kgごとに粉剤10〜15kgとする。
6.篩分け、計量、品質検査に合格した後に包装をすることによって、持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料が得られるが、その製品は粒子の外観が丸くて、製品に異臭がない。
製品品質は以下技術指標に達する。
N元素含有量% ≧15
O含有量% ≧10
粒子粒度mm 2〜4.75mm
水分含有量wt% ≦2.0
[実施例2〜実施例7]
実施例1の方法とステップによって、表1の配合比率によって持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料を調製する。
Figure 2016508113
本発明によって得られた製品の粒子は外観が丸くて、異臭がない。
製品品質は以下技術指標に達する。
N元素含有量% ≧15
O含有量% ≧10
粒子粒度mm 2〜4.75mm
水分含有量wt% ≦2.0
実施例1〜実施例7によって得られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料は、いずれも麻類などの繊維作物や、椰子、玉ねぎ、ほうれん草、セリ、キャベツ、甜菜、稲、アワ、高粱、小麦、茄子、豌豆、菊、綿花、大豆、油菜、トマト、蜜柑、葡萄、茶の木、ねぎ、大根などに最適で、基肥と追肥として使われる。
また、異なる作物と異なる土質の窒素・リン、カリウムの栄養分に対するニーズを満たすために、各種市販のリン肥料または複合リン肥料との混合使用にも最適である。
肥料の利用率を平均11.1%〜19.3%向上し、食糧作物の収穫高を平均5.7%〜17.3%を向上し、果樹や野菜類収穫高を平均13.1%〜27.9%向上する。

Claims (7)

  1. 先ず塩素基窒素カリウム粒子を作ってから、塩素基窒素カリウム粒子に対するステアリン酸の1回被覆と変性ゼオライトの2回表面粉打ちによって作られるが、その中、前記塩素基窒素カリウム複合肥料の粒子は以下の重量分率の原料で作られ、

    尿素 30〜60
    塩化アンモニウム 10〜20
    塩化カリウム 22〜53
    造粒助剤 7〜11
    水 適当量

    前記造粒助剤は60%〜70%のベントナイトと40%〜30%のボーキサイトを混合して構成され、
    前記ステアリン酸の1回被覆中、ステアリン酸の使用量は塩素基窒素カリウム複合肥料粒子質量の0.6%〜1.2%であり、
    前記変性ゼオライトは以下重量百分比の原料で構成され、

    ステアリン酸マグネシウム 1.1%〜2.5%
    ゼオライト 97.5%〜98.9%

    その調製方法のステップ:
    1.塩素基窒素カリウム複合肥料粒子の調製
    先ず30〜60重量部の尿素を加熱して溶かしてから、10〜20重量部の塩化アンモニウムと22〜53重量部の塩化カリウムを均一に混合し、7〜11重量部の造粒剤と適当量の水を加え、伝統的な造粒装置を利用して前記複合肥料の各成分を混合して造粒を行い、使用に備え、

    2.ステアリン酸の1回被覆
    ステアリン酸の使用量はステップ1で調製された塩素基窒素カリウム粒子質量の0.6〜1.2%で、被覆方法は以下のとおりであり、
    a.溶融ステアリン酸の調製
    被覆膜用ステアリン酸を配合比率によって正確に計量して、ステアリング溶融タンクに入れて、溶融状態になるまで加熱して、使用に備え、
    b.被覆
    配合比率によってステップ1によって調製された塩素基窒素カリウム複合肥料粒子を正確に計量し、ステップaによって調製された溶融ステアリン酸を用いて、ロール混合造粒装置中で粒子の外側にスプレー被覆を行い、複合肥料粒子の外表面になるべく均一なコーティング層を形成させ、熱風で乾燥させ、やして、使用に備え、プロセスは以下のとおりであり、
    熱風乾燥温度は80℃以下、
    冷却気流の温度は50℃以下、

    3.変性ゼオライトの2回表面粉打ち
    a.粉打ち用の混合粉剤の調製
    ステアリン酸マグネシウム1.1%〜2.5%、ゼオライト97.5%〜98.9%の原料配合比率によって、原料の各成分をそれぞれ正確に量り取って、均一に混合し、研磨によって粉にして、粉の粒度を120メッシュの篩でコントロールし、使用に備え、
    b.粉打ち
    ステップaによって調製された混合粉剤使用量は、塩素基窒素カリウム複合肥料粒子1000kgごとに粉剤10〜15kgとし、

    .篩分け、計量、品質検査に合格した後に包装をすることによって、持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料が得られるが、その製品は粒子の外観が丸くて、製品に異臭がない、
    ことを特徴とする持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法。
  2. 前記塩素基窒素カリウム複合肥料粒子は以下の重量分率の原料で作られる、

    尿素 30〜45
    塩化アンモニウム 10〜20
    塩化カリウム 30〜50
    造粒助剤 8〜10
    水 適当量

    ことを特徴とする請求項1に記載の持続徐放性窒素カリウム複合肥料の調製方法。
  3. 前記塩素基窒素カリウム複合肥料粒子は以下重量分率の原料で作られる、

    尿素 45
    塩化アンモニウム 12
    塩化カリウム 35
    造粒助剤 8
    水 適当量

    ことを特徴とする請求項1に記載の持続徐放性窒素カリウム複合肥料の調製方法。
  4. 前記調製方法には以下ステップが含まれる、
    その調製方法のステップ:
    1.塩素基窒素カリウム複合肥料粒子の調製
    先ず30〜45重量部の尿素を加熱して溶かしてから、10〜20重量部の塩化アンモニウムと30〜50重量部の塩化カリウムを均一に混合し、8〜10重量部の造粒剤と適当量の水を加え、伝統的な造粒装置を利用して前記複合肥料の各成分を混合して造粒を行い、使用に備え、

    2.ステアリン酸の1回被覆
    ステアリン酸の使用量はステップ1で調製された塩素基窒素カリウム粒子質量の0.6%〜1.2%で、被覆方法は以下のとおりであり、
    a.溶融ステアリン酸の調製
    被覆膜用ステアリン酸を配合比率によって正確に計量して、ステアリング溶融タンクに入れて、溶融状態になるまで加熱して、使用に備え、
    b.被覆
    配合比率によってステップ1によって調製された塩素基窒素カリウム複合肥料粒子を正確に計量し、ステップaによって調製された溶融ステアリン酸を用いて、ロール混合造粒装置中で粒子の外側にスプレー被覆を行い、複合肥料粒子の外表面になるべく均一なコーティング層を形成させ、熱風で乾燥させ、やして、使用に備える。プロセスは以下のとおりであり、
    熱風乾燥温度は60℃以下、
    冷却気流の温度は40℃以下、

    3.変性ゼオライトの2回表面粉打ち
    a.粉打ち用の混合粉剤の調製
    ステアリン酸マグネシウム1.1〜2.5%、ゼオライト97.5%〜98.9%の原料配合比率によって、原料の各成分をそれぞれ正確に量り取って、均一に混合し、研磨によって粉にして、粉の粒度を120メッシュの篩でコントロールし、使用に備え、
    b.粉打ち
    ステップaによって調製された混合粉剤使用量は、塩素基窒素カリウム複合肥料粒子1000kgごとに粉剤10kgとし、

    .篩分け、計量、品質検査に合格した後に包装をすることによって、持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料が得られるが、その製品は粒子の外観が丸くて、製品に異臭がない、
    ことを特徴とする請求項に記載の持続徐放性窒素カリウム複合肥料の調製方法。
  5. 製品品質が以下技術指標に達する、

    N元素含有量% ≧15
    O含有量% ≧10
    粒子粒度mm 2〜4.75mm
    水分含有量wt% ≦2.0

    ことを特徴とする請求項1の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料。
  6. 前記持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料は、麻類の繊維作物や、椰子、玉ねぎ、ほうれん草、セリ、キャベツ、甜菜、稲、アワ、高粱、小麦、茄子、豌豆、菊、綿花、大豆、油菜、トマト、蜜柑、葡萄、茶の木、ねぎ、大根に最適で、基肥と追肥として使われる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の応用。
  7. 前記持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料は、各種市販のリン肥料または複合リン肥料との混合使用に最適である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の調製方法によって作られた持続徐放性塩素基窒素カリウム複合肥料の応用。
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