JP2016507502A - カゼインキナーゼ1δ/ε阻害剤としての新規な置換イミダゾール - Google Patents

カゼインキナーゼ1δ/ε阻害剤としての新規な置換イミダゾール Download PDF

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Abstract

本発明は式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。式(I)の化合物はタンパク質キナーゼ活性を阻害し、その作用により、該化合物は抗癌剤として有用である。

Description

本発明はタンパク質キナーゼ阻害剤として有用な新規な置換イミダゾールに関する。本発明はまた、増殖性疾患および他の型の疾患の治療において該化合物を用いる方法に、ならびに該化合物を含有する医薬組成物に関する。
本発明は、タンパク質キナーゼ酵素を阻害する置換イミダゾール化合物に、タンパク質キナーゼを阻害する化合物を含有する組成物に、およびタンパク質キナーゼの過剰発現またはアップレギュレーションにより特徴付けられる疾患を治療するためにタンパク質キナーゼ酵素の阻害剤を使用する方法に関する。タンパク質キナーゼは、シグナル伝達経路に関わるヌクレオシド・トリホスファートからタンパク質アクセプターへのホスホリル転移に影響を及ぼすことにより、細胞内シグナル伝達に関与する。細胞外刺激および他の刺激が、それを介して、またはそこを通って細胞内で種々の細胞応答を生じさせる多数のキナーゼおよび経路が存在する。細胞外刺激は、細胞の成長、遊走、分化、ホルモンの分泌、転写因子の活性化、筋肉収縮、グルコース代謝、タンパク質合成の制御、および細胞周期の調整と関連付けられる、1または複数の細胞応答に影響を及ぼしうる。
多くの疾患が、タンパク質キナーゼ介在事象により誘因される異常な細胞応答と関連付けられる。これらの疾患として、自己免疫疾患、炎症疾患、神経系および神経変性疾患、癌、循環器疾患、アレルギーおよび喘息、アルツハイマー病またはホルモン関連性疾患が挙げられる。従って、医薬品化学の分野において、治療剤として効果的であるタンパク質キナーゼ阻害剤を見つけようと多大な努力がなされてきた。
セリン/スレオニンキナーゼは、薬物標的の中で、これからの小分子阻害剤を開発するのに最も有望である、一連のタンパク質キナーゼである。セリン/スレオニンキナーゼの阻害は、癌、糖尿病および種々の炎症性障害の治療に関連している可能性がある。グリーベック(GLEEVEC)(登録商標)のBcr/Ablタンパク質キナーゼ阻害剤としての開発における成功は、タンパク質キナーゼが癌治療の可能性に対して効果的な薬物標的であるとのさらなる証拠を提供するものである。
カゼインキナーゼ1(CK1)は、セリン/スレオニンキナーゼファミリーに属する。哺乳類にて、該酵素は、7種のアイソザイム型:α、β、γ1、γ2、γ3、δおよびεで存在する。異なる基質タンパク質をリン酸化することで、これらのアイソフォームは、タンパク質の機能を活性化、不活性化、安定化および不安定化することができ、種々の型の異なる有機体の機能を制御しうる。例えば、腫瘍抑制因子であるp53、および癌遺伝子であるmdm2は、共に、細胞の異常増殖を制御するための重要なタンパク質であり、カゼインキナーゼ1の基質である。
哺乳類性カゼインキナーゼ1δおよびカゼインキナーゼ1εは、ウィント(Wnt)シグナル伝達、DNA修復および概日リズムを含む、多種多様な細胞増殖および生存プロセスにおける重要な調節物質である。それらは一のキナーゼドメインを有し、それは他のアイソフォームのキナーゼドメインと類似する。しかしながら、そのN−末端およびC−末端ドメインは他のアイソフォームのドメインとは異なる。そのC−末端ドメインは複数の自己リン酸化部位を有し、自己酵素活性の制御に関連していると考えられる。カゼインキナーゼ1δまたはカゼインキナーゼ1εによるp53のリン酸化は、p53とmdm2の間の相互作用において結果的に変化をもたらす。カゼインキナーゼ1εまたはカゼインキナーゼ1δは細胞分裂の間に中心小体としてのスピンドルの形成に関与する調節タンパク質に含まれ、カゼインキナーゼ1δまたはカゼインキナーゼ1εがトレイル(TRAIL(腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導因子))およびFasの介在するアポトーシスに関与することも知られている。さらには、非選択的カゼインキナーゼ1阻害性化合物IC261によるカゼインキナーゼ1εまたはカゼインキナーゼ1δの阻害が、インビトロおよびインビボにて膵臓腫瘍細胞増殖を減少させることが報告されている(Brockschmidtら、Gut, 57(6): 799-806 (2008))。かくして、カゼインキナーゼ1δまたはカゼインキナーゼ1εの機能を阻害する医薬は、医薬の開発および疾患、特に癌において、広く、各々、重要な表現型作用および治療作用を発揮すると考えられる。
本発明は、カゼインキナーゼ1δまたはカゼインキナーゼ1εを阻害するのに効果的であることが判明した新規な一連の置換イミダゾールに関する。これらの新規な化合物は、その薬物利用能(drugability)を判断する上で重要である、所望の安定性、バイオアベイラビリティ、治療指数および毒性値を有する医薬品として有用なものとして提供される。
本発明は、タンパク質キナーゼ酵素、特に癌の治療用のタンパク質キナーゼCK1を阻害する、式(I)−(VI)の置換イミダゾール化合物、あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを対象とする。
本発明は、本発明の化合物あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを製造するための方法および中間体も提供する。
本発明は、医薬的に許容される担体、および本発明の少なくとも1つの化合物あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを含む医薬組成物も提供する。
本発明はまた、タンパク質キナーゼCK1の活性を阻害する方法であって、かかる治療を必要とする宿主に、治療上の有効量の少なくとも1つの本発明の化合物あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを投与することを含む方法を提供する。
本発明はまた、癌を治療する方法であって、かかる治療を必要とする宿主に、治療上の有効量の少なくとも1つの本発明の化合物あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを投与することを含む方法を提供する。
本発明はまた、療法にて用いるための、本発明の化合物あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを提供する。
本発明はまた、ヒト患者において癌を治療するための、特にCK1酵素の阻害を通して治療を受け入れることが可能な癌を治療するための医薬の調製における、本発明の化合物あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグの使用を提供する。
本発明のこれらの、および他の特徴は、開示が続く限り、展開された形態(expanded form)にて記載される。
本発明は、治療剤として有用な新規な置換イミダゾール化合物、かかる新規な化合物を利用する医薬組成物、およびかかる化合物を用いる方法を提供する。
本発明によれば、式(I):
Figure 2016507502
[式中:
は、NR、C1−4アルキル(所望によりOH、CNまたはアリールで置換されてもよいアルキル)、C2−4アルケニル(所望によりOH、CNまたはアリールで置換されてもよいアルケニル)、−(CR−カルボサイクリル(0−5個のR11で置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−5個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、H、C1−4アルキル、F、Cl、BrまたはCNより選択され;
は、HまたはC1−4アルキルより選択され;
は、H、C1−4アルキル、F、Cl、BrまたはCNより選択され;
は、H、C1−4アルキル(0−4個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−4個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−4個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、H、C1−6アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)より選択されるか;あるいは
とRは、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
は0−3個のRで置換されるアリールであり;
は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−(CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHNR、−(CHC(=O)R、−(CHC(=O)OR、−(CHC(=O)NR、S(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11は、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CRNR、−(CRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CRC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CR−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
12は、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、各々、H、CN、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
は、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
は、各々、HまたはC1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
は、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOR、S(O)、S(O)NR、または−(CHNRより独立して選択され;
は、各々、H、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで所望により置換されてもよいヘテロ環式環を形成し;
pは、各々、0、1または2より独立して選択され;および
rは、各々、0、1、2、3または4より独立して選択される]
で示される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)が開示される。
別の態様において、式(II):
Figure 2016507502
[式中:
’は、F、Cl、Br、OC1−6アルキルまたはC1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より選択され;
は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、H、C1−6アルキル(0−2個のRで置換されるアルキル)またはC3−6シクロアルキル(0−2個のRで置換されるシクロアルキル)より選択されるか;あるいは
とRは、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−4個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHS(O)、−(CHCN、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−(CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;および
他の可変基は上記した式(I)にて定義されるとおりである]
で示される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)が開示される。
別の実施態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:
が、H、C1−4アルキル(0−1個のRで置換されるアルキル)、C3−6シクロアルキル、アリール、または−(CH−ヘテロサイクリル(ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、およびモルホリニルからなる群より選択されるヘテロサイクリル)より選択され;
他の可変基が上記した式(I)にて定義されるとおりである、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:
が、H、
Figure 2016507502
からなる群より選択され;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHS(O)、−(CHOR、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CH(C=O)CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHC(=O)OR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環式環を形成し;および
他の可変基が上記した式(I)にて定義されるとおりである、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(I)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:
およびRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、N、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、0−3個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
他の可変基が上記した式(I)にて定義されるとおりである、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(III):
Figure 2016507502
[式中:
は、NR、SR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
は0−5個のRで置換されるC1−4アルキルであり;
は、各々、C1−6アルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、またはOHより独立して選択され;
nは、各々、0、1または2より独立して選択され;
他の可変基は上記した式(I)にて定義されるとおりである]
で示される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)が開示される。
別の実施態様において、式(IV):
Figure 2016507502
[式中:
は、NR、SR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
は0−5個のRで置換されるC1−4アルキルであり;
は、各々、C1−6アルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、またはOHより独立して選択され;
nは、各々、0、1または2より独立して選択され;
他の可変基は上記した式(I)にて定義されるとおりである]
で示される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)が開示される。
別の実施態様において、式(V):
Figure 2016507502
[式中:
は、NR、SR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、0−5個のRで置換されるヘテロサイクリルより独立して選択されるか;あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
は0−5個のRで置換されるC1−4アルキルであり;
は、各々、C1−6アルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、またはOHより独立して選択され;
nは、各々、0、1または2より独立して選択され;および
他の可変基は上記した式(I)にて定義されるとおりである]
で示される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)が開示される。
別の実施態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:
が、C1−4アルキル(OHまたはCNで置換されるアルキル)、−CH=CH−(CH−アリール(0−4個のR11で置換されるアリール)、−(CH−アリール(0−4個のR11で置換されるアリール)、−(CH−シクロアルキル(0−4個のR11で置換されるシクロアルキル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、0−4個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
12が、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環式環を形成し;および
他の可変基が上記した式(I)にて定義されるとおりである、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:
が、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、キノリニル、キノキサリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピラニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサジニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、プリニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリニル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサン、1,5−ナフチリジニル、イミダゾピリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルより選択されるヘテロサイクリルであり;および
式における他の可変基が上記にて定義されるとおりである、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:
が、0−4個のR11で置換されるカルボサイクリル、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子とを含み、0−4個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、H、C1−6アルキル(0−2個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6シクロアルキル(0−3個のRで置換されるシクロアルキル)より選択され;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHC(=O)R、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11が、各々、H、F、Cl、CN、−OR、−(CHNR、−NRC(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、S(O)1−4アルキル、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環式環を形成し;および
rが、各々、0、1、2、3または4より独立して選択される、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:

Figure 2016507502
より選択され;
Figure 2016507502
が任意の結合を表し;
11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−C(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−NRC(=O)R、−(CHC(=O)OR、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
12が、各々、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
mが、各々、0、1または2より独立して選択され;および
式における他の可変基が上記にて定義されるとおりである、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:
が−CH=CH−(CH−アリール、0−4個のR11で置換されるアリール、0−4個のR11で置換されるシクロアルキル、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、0−4個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、H、C1−6アルキル(0−2個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6シクロアルキル(0−3個のRで置換されるシクロアルキル)より選択されるか;あるいは
とRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHOR、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11が、各々、H、F、Cl、CN、−OR、−(CHNR、−NRC(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環式環を形成する、化合物が開示される。
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)であって、ここで:

Figure 2016507502
より選択され;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、
Figure 2016507502
より選択され;
が、H、C1−4アルキルまたはC3−6シクロアルキルより選択されるか;あるいは
とRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、炭素原子と、1〜3個の窒素原子を含むヘテロ環式環を形成し;
が、H、C1−4アルキル、−(CHCN、−(CHOH、−(CHC(=O)NH、−C(=O)CHNH、−C(=O)CHCN、−C(=O)CHCF、−C(=O)CHOH、またはC(=O)イソキサゾリルより選択され;
11が、各々、F、Cl、CN、−NR、−NHC(=O)R、C1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、
Figure 2016507502
より独立して選択され;
12が、各々、HまたはC1−4アルキルより独立して選択され;
が、各々、H、C1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
が、各々、H、C1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、またはNHより独立して選択され;
mが、各々、0、1または2より独立して選択され;
nが、各々、0または1より独立して選択され;
rが、各々、0、1または2より独立して選択され;および
他の可変基が上記した式(I)にて定義されるとおりである、化合物が開示される。
別の実施態様において、式(VI):
Figure 2016507502
[式中:
は、0−4個のR11で置換されるアリール、0−4個のR11で置換されるシクロアルキル、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、0−4個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、H、C1−4アルキル、F、Cl、BrまたはCNより選択され;
はH、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
は、H、C1−6アルキル(0−2個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6シクロアルキル(0−2個のRで置換されるシクロアルキル)より選択され;
は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHCN、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−(CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;および
該式における他の可変基は式(I)にて定義されるとおりである]
で示される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む)が開示される。
式(I)および(II)で示される化合物のもう一つ別の実施態様において、Rはピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズチアゾリル、ベンゾキサジニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、プリニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリニル、ベンゾジオキソラニル、またはベンゾジオキサンより選択されるヘテロサイクリルであり、その各々は0−4個のR11で置換される。
さらに別の実施態様において、RはC1−4アルキルまたはC3−6シクロアルキル(0−4個のR11で置換される)である。
別の実施態様において、Rは0−4個のR11で置換され、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、イソキサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、またはテトラヒドロイソキノリニルより選択されるヘテロアリールである。
個々の可変基の定義を含む、あらゆる態様の化合物は、他の態様と組み合わされ、さらなる化合物を形成してもよい。例えば、式(I)の一の実施態様において、Rはヘテロアリールで、Rは水素である。別の実施態様において、RはC3−6シクロアルキルで、Rは水素である。さらに別の実施態様において、Rはヘテロアリールで、Rはヘテロサイクリルである。
ある実施態様において、本発明は、式(I)の化合物、あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグであって、ここで:
が、−(CR−カルボサイクリル(0−5個のR11で置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、0−5個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
がHであり;
がHであり;
がHであり;
が、H、C1−4アルキル(0−4個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−4個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、0−4個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、H、C1−6アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)より選択されるか;あるいは
とRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が0−3個のRで置換されるアリールであり;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHCN、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CRNR、−(CRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CRC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CR−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
12が、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、各々、H、CN、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
が、各々、Hまたは0−5個のRで置換されるC1−4アルキルより独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOR、S(O)、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで所望により置換されてもよいヘテロ環式環を形成し;
pは、各々、0、1または2より独立して選択され;および
rは、各々、0、1、2、3または4より独立して選択される、化合物を包含する。
ある実施態様において、本発明は、式(I)の化合物、あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグであって、ここで:
が、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、キノリニル、キノキサリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピラニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサジニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、プリニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリニル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサン、1,5−ナフチリジニル、イミダゾピリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルより選択されるヘテロサイクリルであり、その各ヘテロサイクリルが0−5個のR11で置換され;
がHであり;
がHであり;
がHであり;
が、炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、0−4個のRで置換されるヘテロサイクリルであり;
が、H、C1−6アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)より選択されるか;あるいは
とRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が0−2個のRで置換されるアリールであり;
12が、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CRNR、−(CRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CRC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CR−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、H、CN、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
が、各々、HまたはC1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOR、S(O)、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで所望により置換されてもよいヘテロ環式環を形成し;
pが、各々、0、1または2より独立して選択され;および
rが、各々、0、1、2、3または4より独立して選択される、化合物を包含する。
ある実施態様において、本発明は、式(I)の化合物、あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグであって、ここで:
が、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、キノリニル、キノキサリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピラニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサジニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、プリニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリニル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサン、1,5−ナフチリジニル、イミダゾピリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルより選択されるヘテロサイクリルであり、その各ヘテロサイクリルが0−5個のR11で置換され;
がHであり;
がHであり;
がHであり;
がH、
Figure 2016507502
であり;
がH、C1−6アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)より選択され;
が0−3個のRで置換されるアリールであり;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHCN、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるか)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CRNR、−(CRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CRC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CR−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
12が、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、各々、H、CN、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
が、各々、HまたはC1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOR、S(O)、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで所望により置換されてもよいヘテロ環式環を形成し;
pが、各々、0、1または2より独立して選択され;および
rが、各々、0、1、2、3または4より独立して選択される、化合物を包含する。
他の実施態様において、本発明は、式(I)の化合物、あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグであって、ここで:
が、
Figure 2016507502
より選択され;
Figure 2016507502
が任意の結合を表し;
がHであり;
がHであり;
がHであり;
がH、
Figure 2016507502
より選択され;
が、H、C1−6アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)より選択され;
が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHCN、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CRNR、−(CRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CRC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CR−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
12が、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
が、各々、H、CN、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、および−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換される)より独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
が、各々、Hまたは0−5個のRで置換されるC1−4アルキルより独立して選択され;
が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOR、S(O)、または−(CHNRより独立して選択され;
が、各々、H、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで所望により置換されてもよいヘテロ環式環を形成し;
pが、各々、0、1または2より独立して選択され;および
rが、各々、0、1、2、3または4より独立して選択される、化合物を包含する。
式(I)−(VI)の化合物は、ナトリウム、カリウムまたはリチウムなどのアルカリ金属との、カルシウムおよびマグネシウムなどのアルカリ土類金属との、ジシクロヘキシルアミン、トリブチルアミン、ピリジンなどの有機塩基との、およびアルギニン、リジン等などのアミノ酸との塩を形成してもよい。かかる塩は当業者に公知のように形成され得る。
式(I)−(VI)の化合物は、種々の有機および無機酸との塩を形成してもよい。かかる塩は、塩化水素、臭化水素、メタンスルホン酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、マレイン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸で形成される塩、および他の様々な塩(例えば、硝酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、安息香酸塩、アスコルビン酸塩、サリチル酸塩等)を包含する。かかる塩は当業者に公知のように形成され得る。
さらには、両性イオン(「内塩」)が形成されてもよい。
本発明はまた、本発明の化合物に存する原子のすべての同位体も含むことを意図とする。同位体は、原子番号が同じであるが、質量数の異なる、それらの原子を包含する。限定されるものではなく、一般的な例として、水素の同位体は、重水素およびトリチウムを包含する。炭素の同位体として、13Cおよび14Cが挙げられる。同位体標識された本発明の化合物は、一般には、当業者に公知の一般的方法により、あるいは適宜同位体標識された試薬を、特に特定されなければ利用される標識されていない試薬の代わりに用いて、本明細書に記載の方法と同様の方法により、調製され得る。
式(I)−(VI)の化合物はまた、プロドラッグの形態であってもよい。プロドラッグは、医薬の多くの望ましい特性(例えば、溶解性、バイオアベイラビリティ、製造性等)を強化することが分かっているため、本発明の化合物はプロドラッグの形態で送達されてもよい。かくして、本発明は、本願の特許請求の範囲に記載の化合物のプロドラッグ、そのプロドラッグを送達する方法、およびそのプロドラッグを含有する組成物にまで及ぶものである。「プロドラッグ」は、かかるプロドラッグが哺乳動物の対象に投与される場合に、インビボにて本発明の活性な親薬物を放出する、共有結合したいずれの担体も含むものとする。本発明のプロドラッグは、修飾手段が、慣用的な操作にて、またはインビボにて外れて、親化合物になるように、化合物中に存在する官能基を修飾することにより調製される。プロドラッグとして、本発明のプロドラッグが哺乳動物の対象に投与される場合に、外れて遊離ヒドロキシル基、遊離アミノ基または遊離スルフヒドリル基を形成するいずれかの基に、ヒドロキシ、アミノまたはスルフヒドリル基が、各々、結合する化合物が挙げられる。プロドラッグの例として、以下に限定されないが、本発明の化合物に存在するアルコールおよびアミン官能基のアセタート、ホルマート、およびベンゾアート誘導体が挙げられる。
種々の形態のプロドラッグが当該分野にて周知である。かかるプロドラッグ誘導体の例については、以下の文献:
a)Design of Prodrugs, Bundgaard, H.編、Elsevier(1985)、およびWidder, K.ら編、Methods in Enzymology, 112:309-396, Academic Press(1985);
b)Bundgaard, H.、Chapter 5, 「Design and Application of Prodrugs」, Krosgaard-Larsen, P.ら編、A Textbook of Drug Design and Development、pp.113-191, Harwood Academic Publishers(1991);および
c)Bundgaard, H., Adv. Drug Deliv Rev., 8:1-38(1992)
を参照のこと。
さらに、式(I)−(VI)の化合物の溶媒和物(例えば、水和物)も本発明の範囲内にあることを認識すべきである。溶媒和化する方法は当該分野にて周知である。本発明の化合物は遊離形態または水和物の形態のいずれであってもよい。
本発明の化合物は1または複数の不斉中心を有してもよい。特に断りがなければ、本発明の化合物のキラル体(エナンチオマーおよびジアステレオマー)およびラセミ体はすべて本発明に含まれる。オレフィン、C=Nの二重結合等の多くの幾何異性体も本発明の化合物に含めることができ、そのような安定した異性体も本発明の範囲内にあると考えられる。本発明の化合物のシス−およびトランス−幾何異性体が記載されており、それらの異性体の混合物として、あるいは分離した異性体として単離されてもよい。本発明の化合物は光学活性な形態またはラセミ体にて単離され得る。ラセミ体の分割または光学活性な出発物質からの合成によるなどの、光学活性な形態の調製の仕方は当該分野にて周知である。特定の立体化学または異性体の形態が特に限定されない限り、すべてのキラル体(エナンチオマーおよびジアステレオマー)およびラセミ体ならびにすべての幾何異性体の形態も意味するものとする。化合物の配置(シス、トランスあるいはRまたはS)について、(または不斉炭素について)具体的に言及されていない場合、その場合にはその異性体のいずれか一つ、あるいは複数の異性体の混合物が意図されるものである。製造方法は、出発物質として、ラセミ体、エナンチオマーまたはジアステレオマーを使用しうる。本発明の化合物および本明細書中で製造される中間体を製造するのに使用される方法はすべて本発明の一部を構成するものと考えられる。エナンチオマーまたはジアステレオマーの生成物が調製される場合、それらは、従来の方法、例えば、クロマトグラフィーまたは分別結晶化により分離され得る。本発明の化合物およびその塩は、水素原子がその分子の他の部分に転置され、その結果、該分子の原子間の化学結合が再構成される、複数の互変異性体の形態にて存在してもよい。互変異性体が存在する限り、そのあらゆる互変異性体の形態は本発明の範囲内に含まれると認識すべきである。
定義
以下の記載は本明細書および添付した特許請求の範囲にて使用される用語の定義である。本明細書にて一の基または用語に付与される最初の定義は、特記されない限り、該明細書および特許請求の範囲を通して、個々に、または他の基の一部として、その基または用語に適用するものとする。
当該分野にて使用される慣習によれば、
Figure 2016507502
は、部分または置換基のコアまたは骨格構造への結合点である結合を示すように本明細書の構造式にて使用される。
2つの文字または記号の間にないダッシュ記号「−」は、一の置換基の結合点を示すのに使用される。例えば、−CONHは炭素原子を通して結合する。
本明細書で用いるように、「アルキル」または「アルキレン」なる語は、特定される数の炭素原子を有する分岐鎖および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を包含することを意図とする。例えば、「C1−10アルキル」(またはアルキレン)は、C、C、C、C、C、C、C、C、CおよびC10アルキル基を含むことを意図とする。また、例えば、「C−Cアルキル」は1ないし6個の炭素原子を有するアルキルを意味する。アルキル基は、置換されていないか、あるいはその複数の水素が別の化学基で置き換えられるように置換され得る。アルキル基の例として、以下に限定されないが、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル(例えば、n−プロピルおよびイソプロピル)、ブチル(例えば、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル)、ペンチル(例えば、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル)等が挙げられる。
「ハロアルキル」は、特定される数の炭素原子を有し、1または複数のハロゲンで置換される、分岐鎖および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を包含することを意図とする。ハロアルキルの例として、以下に限定されないが、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ペンタクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピルまたはヘプタクロロプロピルが挙げられる。ハロアルキルの例はまた、特定される数の炭素原子を有し、1または複数のフッ素原子で置換される、分岐鎖および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を包含することを意図とする、「フルオロアルキル」を包含する。
「ハロゲン」または「ハロ」なる語は、フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)またはヨウ素をいう。
「ハロアルコキシ」または「ハロアルキルオキシ」は、酸素架橋を介して結合した所定数の炭素原子を有する、上記のハロアルキル基を意味する。例えば、「C1−6ハロアルコキシ」は、C、C、C、C、CまたはCハロアルコキシ基を包含することを意図とする。ハロアルコキシの例として、以下に限定されないが、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ等が挙げられる。同様に、「ハロアルキルチオ」または「チオハロアルコキシ」は、硫黄架橋を介して結合した所定数の炭素原子を有する、上記のハロアルキル基;例えば、トリフルオロメチル−S−、ペンタフルオロエチル−S−等を意味する。
本明細書で用いるように、「炭素環」、「炭素環残基」または「カルボサイクリル」は、安定した3、4、5、6または7員の単環式または二環式炭化水素環、あるいは7、8、9、10、11、12または13員の二環式または三環式炭化水素環を意味し、そのいずれも飽和していても、部分的に不飽和であっても、不飽和であっても、または芳香族であってもよい。かかる炭素環の例として、以下に限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロブテニル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘプテニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、アダマンチル、シクロオクチル、シクロオクテニル、シクロオクタジエニル、[3.3.0]ビシクロオクタン、[4.3.0]ビシクロノナン、[4.4.0]ビシクロデカン、[2.2.2]ビシクロオクタン、フルオレニル、フェニル、ナフチル、インダニル、アダマンチル、アントラセニル、またはテトラヒドロナフチル(テトラリン)が挙げられる。上記されるように、架橋環(例えば、[2.2.2]ビシクロオクタン)も炭素環の定義に含まれる。好ましい炭素環は、特に断りがなければ、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、およびインダニルである。「炭素環」、「炭素環残基」または「カルボサイクリル」なる語が用いられる場合、それは「アリール」を含むことを意図とする。1または複数の炭素原子が2個の隣接しない炭素原子と連結する場合に、架橋環が生じる。好ましい架橋は1または2個の炭素原子である。架橋は常に単環式環を三環式環に変換することに留意する。環が架橋すると、その環で記載される置換基はまた、架橋上に存在してもよい。
「アリール」なる語は、フェニル、ナフチル、ビフェニルおよびジフェニル基などの環部分にて6ないし15個の炭素原子がある単環式、二環式、三環式芳香族炭化水素基をいい、その各々は置換されてもよい。二環または三環であるアリール基は、少なくとも1つの全体として芳香族である環を含む必要があるが、他の縮合環は芳香族でも、非芳香族でもよい。アリールが別のヘテロ環式環で置換される場合、該環は炭素原子またはヘテロ原子を通してアリールと結合してもよく、該環は、その原子価が許す範囲で、順次、1または2個の置換基で所望により置換されてもよい。
「アリールオキシ」、「アリールアミノ」、「アリールアルキルアミノ」、「アリールチオ」、「アリールアルカノイルアミノ」、「アリールスルホニル」、「アリールアルコキシ」、「アリールスルフィニル」、「アリールヘテロアリール」、「アリールアルキルチオ」、「アリールカルボニル」、「アリールアルケニル」または「アリールアルキルスルホニル」なる語は、各々、酸素;アミノ;アルキルアミノ;チオ;アルカノイルアミノ;スルホニル;アルコキシ;スルフィニル;ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール;アルキルチオ;カルボニル;アルケニル;またはアルキルスルホニルに結合したアリールまたは置換アリールをいう。
「アルケニル」なる語は、2〜20個の炭素原子を、好ましくは2〜15個の炭素原子を、最も好ましくは2〜8個の炭素原子を有し、1ないし4個の二重結合を有する直鎖または分岐鎖の炭化水素基をいう。
「アルキニル」なる語は、2〜20個の炭素原子を、好ましくは2〜15個の炭素原子を、最も好ましくは2〜8個の炭素原子を有し、1ないし4個の三重結合を有する直鎖または分岐鎖の炭化水素基をいう。
「シクロアルキル」なる語は、好ましくは1ないし3個の環で、環当たり3ないし7個の炭素を含有する、所望により置換されてもよい飽和環式炭化水素環系をいう。かかる基の例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、シクロドデシルまたはアダマンチルが挙げられる。置換基の例として、上記される1または複数のアルキル基、あるいはアルキルの置換基として上記される1または複数の基が挙げられる。
本明細書で用いるように、「ヘテロ環」、「ヘテロサイクリル」、「ヘテロ環式環」または「ヘテロ環基」なる語は、飽和の、一部が不飽和または完全に不飽和の、あるいは芳香族であり、炭素原子と、N、OまたはSより独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子とからなる安定した4員、5員、6員または7員の単環式または二環式の、あるいは7員、8員、9員、1O員、11員、12員、13員または14員の二環式のヘテロ環式環を意味することを意図とし、上記のヘテロ環式環のいずれかがベンゼン環と縮合しているいずれの二環式基をも包含する。窒素または硫黄のヘテロ原子は所望により酸化されてもよい(すなわち、N→O;またはS(O))。窒素原子は置換されていても、されていなくてもよい(すなわち、NまたはNRであり、Rは水素であるか、定義されているならば、別の置換基である)。ヘテロ環式環は、安定した構造をもたらすヘテロ原子または炭素原子のいずれかでそのペンダント基に結合してもよい。本明細書に記載のヘテロ環式環は、得られる化合物が安定するならば、炭素原子または窒素原子上で置換されてもよい。ヘテロ環の窒素原子は所望により四級化されてもよい。ヘテロ環中のSおよびO原子の総数が1よりも大きい場合、これらのヘテロ原子は互いに隣接しないことが好ましい。ヘテロ環中のSおよびO原子の総数は1を越えないことが好ましい。「ヘテロ環」、「ヘテロサイクリル」、「ヘテロ環式環」または「ヘテロ環基」なる語が用いられる場合、それはヘテロアリールを含むことを意図とする。
ヘテロ環の例として、以下に限定されないが、アクリジニル、アゾシニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサゾリニル、ベンズチアゾリル、ベンズトリアゾリル、ベンズテトラゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンズイミダゾリニル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]テトラヒドロフラン、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドレニル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イサチノイル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾロピリジニル、イソキサゾリル、イソキサゾロピリジニル、 メチレンジオキシフェニル、モルホリニル、 ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキシインドリル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピペリドニル、4−ピペリドニル、ピペロニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリドチアゾール、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2−ピロリドニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、およびキサンテニルが挙げられる。例えば、上記したヘテロ環を含有する縮合環またはスピロ化合物も含まれる。
好ましい5ないし10員のヘテロ環として、以下に限定されないが、ピリジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、インドリル、テトラゾリル、イソキサゾリル、モルホリニル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、テトラヒドロフラニル、チアジアジニル、チアジアゾリル、チアゾリル、トリアジニル、トリアゾリル、ベンズイミダゾリル、1H−インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンズテトラゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、オキサインドリル、ベンゾオキサゾリニル、ベンズチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、イサチノイル、イソキノリニル、オクタヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキサゾロピリジニル、キナゾリニル、キノリニル、イソチアゾロピリジニル、チアゾロピリジニル、オキサゾロピリジニル、イミダゾロピリジニルまたはピラゾロピリジニルが挙げられる。
好ましい6ないし6員のヘテロ環として、以下に限定されないが、ピリジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、インドリル、テトラゾリル、イソキサゾリル、モルホリニル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、テトラヒドロフラニル、チアジアジニル、チアジアゾリル、チアゾリル、トリアジニルまたはトリアゾリルが挙げられる。例えば、上記したヘテロ環を含有する縮合環またはスピロ化合物も含まれる。
架橋環もヘテロ環の定義に含まれる。架橋環は、1または複数の原子(すなわち、C、O、NまたはS)が2個の隣接しない炭素または窒素原子と連結する場合に、得られる。好ましい架橋として、以下に限定されないが、1個の炭素原子、2個の炭素原子、1個の窒素原子、2個の窒素原子、および1個の炭素−窒素基の架橋が挙げられる。架橋は単環式環を三環式環に常に変更することに留意する。環が架橋される場合に、その環について記載される置換基はまた、架橋上にあってもよい。
「ヘテロアリール」なる語は、少なくとも1つの環に少なくとも1個のヘテロ原子(O、SまたはN)があり、そのヘテロ原子を含有する環が、O、SまたはNより選択される1、2または3個のヘテロ原子を有することが好ましい、置換または置換されていない芳香族の5員または6員の単環基、9員または10員の二環基、および11ないし14員の三環基をいう。ヘテロ原子を含有するヘテロアリール基の各環は、1または2個の酸素または硫黄原子、および/または1ないし4個の窒素原子を含有することができるが、各環のヘテロ原子の総数は4以下であり、各環は少なくとも1個の炭素原子を有するものとする。ヘテロアリール基は置換されても、されないとすることもできる。窒素原子は置換されていても、されていなくてもよい(すなわち、NまたはNRであり、Rは水素であるか、定義されているならば、別の置換基である)。窒素または硫黄のヘテロ原子は所望により酸化されてもよく(すなわち、N→O;またはS(O))、窒素原子は所望により四級化されてもよい。
二環または三環基であるヘテロアリール基は、少なくとも1つの完全に芳香族である環を含む必要があるが、他の縮合環は芳香族であっても、芳香族以外の基であってもよい。ヘテロアリール基は、いずれかの環のいずれか利用可能な窒素または炭素原子で結合してもよい。ヘテロアリール環系は0、1、2または3個の置換基を含有してもよい。
単環式のヘテロアリール基として、例えば、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾリニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、フラニル、チエニル、オキサジアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル等が挙げられる。
二環式のヘテロアリール基として、例えば、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾキサジニル、インドリジニル、ベンゾフラニル、クロモニル、クマリニル、ベンゾピラニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジル、ジヒドロイソインドリル等が挙げられる。
三環式のヘテロアリール基の例として、カルバゾリル、ベンゾインドリル、フェナントロリニル、アクリジニル、フェナントリジニル、キサンテニル等が挙げられる。
「ヘテロ原子」なる語は、酸素、硫黄または窒素を含む。
本明細書にて言及されるように、「置換」なる語は、1または複数の水素原子が水素以外の基で置き換えられるが、正常な原子価が維持され、その置換が化合物の安定をもたらすことを意味する。置換基がケト(すなわち、=O)である場合、その場合、その原子上の2個の水素が置き換えられる。ケト置換基は芳香族の基の部分には存在しない。環系(例えば、炭素環またはヘテロ環)がカルボニル基または二重結合で置換されるとした場合に、それはカルボニル基または二重結合が該環の一部である(すなわち、環に含まれる)ことを意図とする。本明細書で使用されるように、環二重結合は、2個の隣接する環原子の間で形成される二重結合(例えば、C=C、C=NまたはN=N)である。
一の化合物におけるいずれかの構成要素にてまたは式中に可変基がある場合、その定義は、各々、他のあらゆる場合の定義から独立したものである。すなわち、例えば、一の基が0−3個のRで置換される場合、それは該基が所望により3個までのR基で置換されてもよく、Rが、各々、Rの定義より独立して選択されることを意味する。また、置換基および可変基の組み合わせは、かかる組み合わせが化合物の安定をもたらす場合にのみ可能となる。
有用性
本発明の化合物は、キナーゼ活性を調整するのに使用されてもよい。
本発明者らは、式(I)−(VI)の化合物が、セリン/スレオニンキナーゼ活性の調整、特にカゼインキナーゼ1δまたはカゼインキナーゼ1εの調整に付随する症状の治療にて特定の有用性のあることを見出した。カゼインキナーゼ1δまたはカゼインキナーゼ1εの活性化機構が関与する病的状態を伴う疾患は限定されない。かかる疾患の例として、概日リズム障害(睡眠障害を含む)、神経変性疾患および増殖性障害(癌)が挙げられる。
本明細書にて、概日リズム障害の型は限定されない。概日リズム障害は、気分障害および睡眠障害を包含する。かかる睡眠障害は概日リズム睡眠障害であり、概日リズム睡眠障害は、交代勤務睡眠障害、時差ぼけ症候群、睡眠相前進症候群、および睡眠相後退症候群からなる群より選択される疾患を包含する。
その上、睡眠障害は、不眠症、睡眠時呼吸障害、中枢性過眠症、錯睡眠、および睡眠時運動障害からなる群より選択疾患を包含する。さらには、上記した気分障害は、抑鬱障害または双極性障害のいずれかより選択され、該抑鬱障害は大鬱病障害である。さらには、気分障害は抑鬱障害または双極性障害のいずれかより選択され、その双極性障害は双極性I型障害または双極性II型障害からなる群より選択される。その上さらには、本発明における疾患の例として、不眠症、睡眠時呼吸障害、中枢性過眠症、概日リズム睡眠障害、錯睡眠、睡眠時運動障害、および他の理由により引き起こされる睡眠障害が挙げられる。
本明細書にて、不眠症は、ストレス等により引き起こされる精神生理学的不眠症、医学的疾患等により引き起こされる不眠症を包含する。睡眠時呼吸障害は、中枢性睡眠時無呼吸症候群、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、睡眠時呼吸低下/低酸素血症症候群等を包含する。中枢性過眠症はナルコレプシー、突発性過眠症、再発性過眠症等を包含する。概日リズム睡眠障害は、交代勤務睡眠障害、時差ぼけ症候群、睡眠相前進症候群、睡眠相後退症候群等を包含する。錯睡眠は夢遊病、レム睡眠行動異常等を包含する。睡眠時行動障害はレストレスレッグス症候群、周期性四肢運動障害等を包含する。
本明細書にて、神経変性疾患の型は限定されない。中枢性神経変性疾患の例として、アルツハイマー病、パーキンソン病またはダウン症候群によって引き起こされる神経変性疾患;身体の神経損傷(脳挫傷などの脳組織損傷、頭部障害により惹起される神経損傷等)により引き起こされる神経変性;および虚血または虚血性再灌流後に生じる神経損傷により引き起こされる神経変性が挙げられ、脳卒中、脳梗塞、脳出血、脳虚血、くも膜下出血、動脈瘤出血、心筋梗塞、低酸素症、無酸素症および大発作/脳虚血により惹起される神経障害を包含する。
本発明の化合物は、キナーゼの異常活性に伴う増殖性障害の治療に用いることができる。本明細書で用いるように、「治療する」および「治療」なる語は、応答的および予防的手段のいずれかまたはその両方であって、疾患または障害の発症を阻害または遅延させるように、症状または病態を完全にまたは部分的に軽減するように、および/または疾患または障害および/またはその症状を緩和、改善、和らげるまたは治癒するように設計される手段を包含する。
従って、本発明の一の態様は、ヒトなどの温血動物において抗増殖性作用を生じさせるのに有用な医薬の製造における式(I)−(VI)の化合物、またはその医薬的に許容される塩の使用である。
本発明のさらなる特徴によれば、ヒトなどの温血動物において抗増殖性作用を生じさせる方法であって、かかる処理を必要とする動物に、有効量の上記される式(I)−(VI)の化合物またはその医薬的に許容される塩を投与することを含む、方法が提供される。
上記される抗増殖性治療は、単独の治療剤として投与されてもよく、あるいは本発明の化合物に加えて、1または複数の他の物質および/または治療剤を含んでもよい。かかる治療は、個々の治療成分を同時に、連続して、または別々に投与することで達成されてもよい。本発明の化合物は既知の抗癌剤および細胞毒性剤および放射線照射を含む処置と組み合わせても有用であるかもしれない。併用製剤が適切でない場合、式(I)−(VI)の化合物は、既知の抗癌剤および細胞毒性剤および放射線照射を含む処置と連続して使用されてもよい。
「抗癌」剤なる語は、癌の治療の有用である、次の薬物:17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロン・プロピオン酸塩、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチル−テストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、 エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゾラデックス(登録商標);マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤;VEGF阻害剤(抗VEGF抗体(アバスチン(登録商標)など))および小分子(ZD6474およびSU6668など);バタラニブ、BAY−43−9006、SU11248、CP−547632、およびCEP−7055;HERR1およびHER2阻害剤(抗HER2抗体(ハーセプチン(登録商標)を含む);EGFR阻害剤(ゲフィチニブ、エルロチニブ、ABX−EGF、EMD72000、11F8およびセツキシマブを含む);Eg5阻害剤(SB−715992、SB−743921およびMKI−833など);pan−Her阻害剤、例えばカネルチニブ、EKB−569、CI−1033、AEE−788、XL−647、mAb2C4およびGW−572016;Src阻害剤、例えば、GLEEVEC(登録商標)およびダサチニブ;カソデックス(登録商標)(ビカルタミド、アストラ・ゼネカ)、タモキシフェン;MEK−1キナーゼ阻害剤、MAPKキナーゼ阻害剤、PI3キナーゼ阻害剤;PDGF阻害剤、例えばイマチニブ;抗血管形成剤および抗血管性剤(血液の固形腫瘍への流れを遮断し、癌細胞への栄養補給を除去することで癌細胞を静止させる剤);性腺摘除(アンドロゲン依存性癌を非増殖性とする);非受容体および受容体チロシンキナーゼの阻害剤;インテグリンシグナル伝達の阻害剤;チュブリン作動化剤、例えばビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンフルニン、パクリタキセル、ドセタキセル、7−O−メチルチオメチルパクリタキセル、4−デスアセチル−4−メチルカルボナートパクリタキセル、3’−tert−ブチル−3’−N−tert−ブチルオキシカルボニル−4−デアセチル−3’−デフェニル−3’−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセル、C−4メチルカルボナートパクリタキセル、エポシロンA、エポシロンB、エポシロンC、エポシロンD、[1S−[1R,3R(E),7R,10S,11R,12R,16S]]−7−11−ジヒドロキシ−8,8,10,12,16−ペンタメチル−3−[1−メチル−2−(2−メチル−4−チアゾリル)エテニル]−4−アザ−17−オキサビシクロ[14.1.0]ヘプタデカン−5,9−ジオン(イキサベピロン)、[1S−[1R,3R(E),7R,10S,11R,12R,16S]]−3−[2−[2−(アミノメチル)−4−チアゾリル]−1−メチルエテニル]−7,11−ジヒドロキシ−8,8,10,12,16−ペンタメチル−4−17−ジオキサビシクロ[14.1.0]−ヘプタデカン−5,9−ジオン、およびその誘導体;他のCDK阻害剤、抗増殖性細胞周期阻害剤、エピドフィロトキシン、エトポシド、VM−26;抗悪性腫瘍性酵素、例えば、トポイソメラーゼI阻害剤、カンプトテシン、トポテカン、SN−38;プロカルバジン;ミトキサントロン;白金配位錯体、例えばシスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラスチン;生物学的応答調節物質;成長阻害剤;抗ホルモン性治療薬;ロイコボリン;テガフール;代謝拮抗剤、例えばプリンアンタゴニスト(例えば、6−チオグアニンおよび6−メルカプトプリン;グルタミンアンタゴニスト、例えば、DON(AT−125;d−オキソ−ノルロイシン);リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤;mTOR阻害剤;および造血成長因子を含有する既知の薬物を含む。
さらなる細胞毒性剤として、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ミトキサントロン、メルファラン、ヘキサメチルメラミン、チオテパ、シタラビン、エダトレキサート、トリメトレキサート、ダカルバジン、L−アスパラギナーゼ、ビカルタミド、ロイプロリド、ピリドベンゾインドール誘導体、インターフェロン、およびインターロイキンが挙げられる。
内科的腫瘍学の分野において、各々の癌患者を治療するために、異なる形態の治療を組み合わせて用いることが常道である。内科的腫瘍学において、本明細書にて特定される抗増殖性治療とは別に、癌患者を治療する他のコンポーネントが、手術、放射線療法または化学療法である。かかる化学療法は3種の主たるカテゴリー:
(i)本明細書にて上記される作用機序とは異なる機構で作用する血管形成阻害剤(例えば、リノマイド、インテグリンαvβ3機能の阻害剤、アンジオスタチン、ラゾキサン);
(ii)細胞分裂停止剤、例えば抗エストロゲン剤(例、タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、イドキシフェン)、プロゲストゲン(例、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール、エキセメスタン)、アンチホルモン、アンチプロゲストゲン、アンチアンドロゲン(例、フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、酢酸シプロテロン)、LHRHアゴニストおよびアンタゴニスト(例、酢酸ゴセレリン、ロイプロリド)、テストステロン5α−ジヒドロレダクターゼの阻害剤(例、フィナステリド)、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、抗侵襲剤(例、マリマスタットなどのメタロプロテイナーゼ阻害剤、およびウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター受容体機能の阻害剤)および成長因子機能の阻害剤(かかる成長因子は、例えば、EGF、FGF、血小板由来成長因子および肝細胞成長因子を包含し、かかる阻害剤は、成長因子抗体、成長因子受容体抗体、例えばアバスチン(登録商標)(ベバシズマブ)およびエルビタックス(登録商標)(セツキシマブ);チロシンキナーゼ阻害剤およびセリン/スレオニンキナーゼ阻害剤を包含する);および
(iii)内科的腫瘍学において使用される、抗増殖性/抗悪性腫瘍性薬物およびその組み合わせ、例えば、代謝拮抗剤(例えば、葉酸代謝拮抗薬、例、メトトレキセート、フルオロピリミジン、例、5−フルオロウラシル、プリンおよびアデノシンアナログ、シトシンアラビノシド);介入性(intercalating)抗腫瘍抗生物質(例えば、アントラサイクリン、例、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシンおよびイダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシン、ミトラマイシン);白金誘導体(例えば、シスプラチン、カルボプラチン);アルキル化剤(例えば、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロランブシル、ブスルファン、シクロホスファミド、イホスファミド、ニトロソ尿素、チオテパ;有糸分裂阻害剤(例えば、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンフルニンのようなビンカアルカロイド)およびタキソイド系、例えばタキソール(登録商標)(パクリタキセル)、タキソテール(ドセタキセル)および新規な微小管剤、例、エポシロンアナログ(イキサベピロン)、ディスコデルモリドアナログおよびエリュテロビンアナログ;トポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エピポドフィロトキシン、例、エトポシドおよびテニポシド、アムサクリン、トポテカン、イリノテカン);細胞周期阻害剤(例えば、フラボピリドール);生物学的応答調節物質およびプロテアソーム阻害剤、例、ベルケード(登録商標)(ボルテゾミブ)
に属する治療薬を含み得る。
上記されるように、本発明の式(I)−(VI)の化合物はその抗増殖性作用に利点がある。さらに具体的には、式(I)−(VI)の化合物は、以下の:
−前立腺癌、膵管腺癌、乳癌、直腸癌、肺癌、卵巣癌、膵臓癌および甲状腺癌を含む、癌;
−神経芽細胞腫、グリア芽腫、および髄芽細胞腫を含む、中枢および末梢神経系の腫瘍;および
−メラノーマおよび多発性骨髄腫を含む、他の腫瘍
を含め(限定されるものではなく)、種々の癌の治療にて有用である。
一般に、細胞増殖の制御におけるキナーゼの重要な役割に起因して、阻害剤は、異常な細胞増殖を特色とする疾患の経過、例えば良性前立腺肥厚化、家族性大腸ポリープ症、神経線維腫症、肺線維症、関節炎、乾癬、糸球体腎炎、血管形成術または血管手術後の再狭窄、肥大性瘢痕形成および炎症性腸疾患の治療に有用である可能性のある可逆的細胞分裂停止剤として作用しうる。
式(I)−(VI)の化合物は、セリン/スレオニンキナーゼ活性の発生率の高い腫瘍、例えば前立腺、結腸、肺、脳、甲状腺および膵臓腫瘍の治療にて特に有用である。また、本発明の化合物は、肉腫および小児肉腫の治療にて有用であり得る。本発明の化合物の組成物(または併用薬)を投与することで、哺乳動物の宿主における腫瘍の発症が減少する。
式(I)−(VI)の化合物はまた、DYRK1a、CDKおよびGSK3βなどのキナーゼを介して作用するシグナル伝達経路と関与しうる他の癌疾患(急性骨髄性白血病など)の治療に有用であり得る。本発明の組成物は上記される他の治療薬を含有してもよく、製剤処方の分野にて周知の技法などの方法に従って、従前の固体または液体ベヒクルまたは希釈剤、ならびに所望とする投与方法に適する型の医薬用添加剤(例えば、賦形剤、結合剤、保存剤、安定化剤、矯味矯臭等)を用いることで処方されてもよい。
従って、本発明は、さらには、式(I)−(VI)の1または複数の化合物、および医薬的に許容される担体を含む組成物を包含する。
「医薬的に許容される担体」とは、生物学的に活性な剤を、動物、特に哺乳動物にデリバリーするのに、当該分野にて一般的に許容される媒体をいう。医薬的に許容される担体は、十分に当業者の権限の範囲内にある多数の要因に従って処方される。これらの要因として、限定されるものではないが、処方される活性剤の型および特性;該活性剤含有の組成物を投与する予定の対象;該組成物の意図する投与経路;および標的とする治療指数が挙げられる。医薬的に許容される担体として、水性および非水性の両方の液体媒体、ならびに固体および半固体の種々の剤形が挙げられる。かかる担体は、活性剤の他に、多種多様な成分および添加剤を包含でき、そのようなさらなる成分は様々な理由で、例えば、活性剤、結合剤の安定化等のために製剤に配合され、それらの理由は当業者に周知である。適切な医薬的に許容される担体、およびその選択に関与する要因は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 17th Edition(1985)に記載されており、その内容をそのまま本明細書に組み込むものとする。
活性成分を含有する本発明の医薬組成物は、経口的使用に適する形態、例えば、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性または油性懸濁液、分散性散剤または顆粒剤、乳濁液、ハードまたはソフトカプセル、あるいはシロップまたはエリキシルなどの形態であってもよい。経口的使用のための組成物は、医薬組成物の製造に関する分野にて知られる方法に従って調製されてもよく、かかる組成物は、薬学的に優れ、かつ口に合う製剤を提供するために甘味剤、香料、着色剤および保存剤からなる群より選択される1または複数の剤を含有してもよい。
経口的使用のための製剤はまた、活性成分を不活性な固形希釈剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合するハードゼラチンカプセルとして、あるいは活性成分をポリエチレングリコールなどの水可溶性担体、または油性媒体、例えば落花生油、流動パラフィンもしくはオリーブ油と混合するソフトゼラチンカプセルとして提供されてもよい。
医薬組成物は滅菌注射水溶液の形態であってもよい。許容されるベヒクルおよび溶媒の中で、利用可能なものは水、リンガー溶液および等張塩化ナトリウム液である。滅菌注射製剤はまた、活性成分が油相に溶けている滅菌注射用水中油型マイクロエマルジョンであってもよい。例えば、活性成分をまず大豆油とレシチンの混合液に溶かしてもよい。次にその油性溶液を水とグリセロールの混合液に導入し、加工処理してマイクロエマルジョンを形成してもよい。
注射用溶液またはマイクロエマルジョンは、局所ボーラス注射により患者の血流に導入されてもよい。あるいは、本発明の化合物の血中濃度を一定に維持するために、その溶液またはマイクロエマルジョンを投与することが有利である。かかる一定した濃度を維持するために、持続静脈内送達装置を用いてもよい。そのような装置の一例が、Deltec CADD-PLUS(登録商標)モデル5400静脈内ポンプである。
医薬組成物は筋肉内および皮下投与用の滅菌注射水性または油性懸濁液の形態であってもよい。この懸濁液は、上記されるそれらの適当な分散剤または湿潤剤および沈殿防止剤を用い、既知の方法に従って処方されてもよい。
式(I)−(VI)の化合物は、部位特異的治療の必要性、あるいは送達されるべき薬物の量に応じて、治療されるべき症状に適する手段によって投与されてもよい。別の送達方法も検討されるが、皮膚関連の疾患では、一般には局所投与が好ましく、癌性または前癌性症状では全身的治療が好ましい。例えば、該化合物は、錠剤、カプセル、顆粒、散剤、またはシロップを含む液体製剤などの形態にて経口的に;溶液、懸濁液、ゲルまたは軟膏剤の形態にて局所的に;舌下的に;バッカル的に;皮下、静脈内、筋肉内または胸骨内注射または注入手段(例えば、滅菌注射水性または非水性溶液または懸濁液)によるなどで非経口的に;吸入スプレーによるなどで経鼻的に;クリームまたは軟膏などの形態にて局所的に;坐剤などの形態にて経直腸的に;あるいはリポソームを用いて送達されてもよい。非毒性の医薬的に許容されるベヒクルまたは希釈剤を含有する投与単位製剤を投与してもよい。該化合物は即時放出または持続放出に適する形態にて投与されてもよい。即時放出または持続放出は、適当な医薬組成物で達成されてもよく、あるいは特に持続放出の場合には、皮下インプラントまたは浸透圧ポンプなどの装置で達成され得る。
局所投与用の典型的な組成物は、プラスチベース(ポリエチレンでゲル化された鉱油)などの局所用担体を含む。
経口投与用の典型的な組成物として、例えば、嵩を付与するための微結晶セルロース、沈殿防止剤としてのアルギン酸またはアルギン酸ナトリウム、増粘剤としてのメチルセルロース、あるいは甘味剤または香料(当該分野にて公知である添加剤等)を含有してもよい懸濁液;および、例えば、微結晶セルロース、二リン酸カルシウム、デンプン、ステアリン酸マグネシウムおよび/または乳糖および/または他の賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤および滑沢剤(当該分野にて公知である添加剤等)を含有してもよい即時放出性錠剤が挙げられる。本発明の化合物はまた、例えば、成型、圧縮または凍結乾燥された錠剤の形態で、舌下的に、および/またはバッカル投与により経口的に送達されてもよい。典型的な組成物は、マンニトール、乳糖、ショ糖および/またはシクロデキストリンなどの速溶性希釈剤を含んでもよい。かかる製剤にはまた、セルロース(AVICEL(登録商標))またはポリエチレングリコール(PEG)などの高分子量の賦形剤;ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC)および/または無水マレイン酸コポリマー(例えば、ガントレッツ(Gantrez)などの粘膜付着を補助する賦形剤;およびポリアクリル酸コポリマー(例えば、カルボポール934)などの放出を制御する剤が含まれてもよい。成型および使用を容易にするために、滑沢剤、流動促進剤、矯味矯臭剤、着色剤および安定化剤が添加されてもよい。
経鼻エアロゾルまたは吸入投与用の典型的な組成物として、例えば、当該分野にて公知である添加物などの、ベンジルアルコールまたは他の適切な保存剤、吸収および/またはバイオアベイラビリティを強化するための吸収促進剤、および/または他の可溶化剤または分散剤を含有してもよい溶液が挙げられる。
非経口投与用の典型的な組成物として、例えば、適切な非毒性の非経口的に許容される、マンニトール、1,3−ブタンジオール、水、リンガー溶液、等張塩化ナトリウム溶液などの希釈液または溶媒を、あるいは合成モノ−またはジ−グリセリド、または脂肪酸(例、オレイン酸)を含む、他の適切な分散、湿潤または沈殿防止剤を含有してもよい、注射溶液または懸濁液が挙げられる。
経直腸投与用の典型的な組成物として、例えば適切な非刺激性の、カカオ脂、合成グリセリドエステルまたはポリエチレングリコールなどの賦形剤を含有してもよく、常温では固形物であるが、直腸腔で液化し、および/または溶け、薬物を放出する、坐剤が挙げられる。
本発明に係る化合物がヒト対象に投与される場合、その一日の用量は、通常は、処方医師が決定するが、その用量は一般には個々の患者の年齢、体重、性別および応答、ならびに患者の症状の重篤度に応じて変化する。哺乳動物では、その典型的な投与量は、一日に付き、体重1kg当たり約0.05〜1000mg;1−1000mg;1−50mg;5−250mg;250−1000mgの活性な化合物であり、かかる量が単回用量で、あるいは一日に付き1ないし4回などの個々に分割された用量の形態にて投与されてもよい。特定の対象に対する具体的な用量レベルおよび投与頻度は変化してもよく、それらは、使用される特定の化合物の活性、該化合物の代謝安定性および作用時間、対象の種族、年齢、体重、一般的な健康状態、性別およびダイエット、投与方法および時間、排泄割合、薬物の組み合わせ、ならびに特定の症状の重篤度を含む、種々の要素に依存していることが分かるであろう。治療に好ましい対象は、動物、最も好ましくはヒト、およびイヌ、ネコ、ウマ等の人になれた動物などの哺乳類を包含する。かくして、「患者」なる語が本明細書で使用される場合、この用語は、タンパク質キナーゼ酵素レベルを調停することで影響を受ける、すべての対象、最も好ましくは哺乳動物を含むものである。
固定用量で処方する場合、併用製品は、例えば、式(I)−(VI)の化合物の投与量を上記される用量範囲内で、および他の抗癌剤/治療薬の投与量をかかる既知の抗癌剤/治療薬について承認されている用量範囲内で利用し得る。併用製品が適切でない場合、式(I)−(VI)の化合物および他の抗癌剤/治療薬は、例えば、同時にまたは連続して投与され得る。連続して投与する場合に、本発明は投与のいずれか特定の順序に限定するものではない。例えば、式(I)−(VI)の化合物は、既知の抗癌剤または治療薬の投与の前に、または後に投与され得る。
生物学的アッセイ
CK1εおよびCK1δキナーゼアッセイ
該キナーゼアッセイを384ウェルのV底プレートにて行った。最終のアッセイ容量は、アッセイバッファー(20mM HEPES pH7.4、30mM MgCl、0.015% Brij35および4mM DTT)にて、15μlの酵素、基質(蛍光標識されたペプチドFL−AHA−KRRRAL−PSER−VASLPGL−OHおよびATP)および試験化合物を添加して調製した30μlであった。反応物を室温で22時間インキュベートし、35mM EDTA(45μl)を各サンプルに添加することで反応を終了させた。反応混合物を、カリパー(Caliper)LABCHIP(登録商標)3000(Caliper, Hopkinton, MA)で、リン酸化されていない基質と、リン酸化された生成物を電気泳動による分離に付すことで分析した。阻害データを、100%阻害の非酵素コントロール反応(no enzyme control reaction)と、0%阻害のベヒクルだけの反応とを比較することで算定した。該アッセイにおける試薬の最終濃度は、CK1εまたはCK1δについては200pM、ATPについては50μM、FL−AHA−KRRRAL−PSER−VASLPGL−OHについては1.5μM、およびDMSOについては1.6%であった。用量応答曲線を作成し、50%のキナーゼ活性を阻害するのに必要な濃度(IC50)を測定した。化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に10mMで溶かし、11個の濃度で評価した。IC50値を非線形回帰分析により誘導した。
以下の化合物は、上記したアッセイにて測定された場合に、表Aに記載のIC50を有することが判明した。
Figure 2016507502
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調製方法
本発明の化合物は、下記のスキームに示される方法などの方法により調製されてもよい。溶媒、温度、圧力および他の反応条件は当業者が容易に決定しうる。出発物質は市販品として入手可能であるか、当業者が容易に調製しうる。これらのスキームは、例示であって、本明細書に開示される化合物を製造するのに当業者が用いる可能性のある方法を限定することを意味とするものではない。異なる方法は当業者に明らかである。また、その合成における様々な工程が、代替となるシーケンスまたは順序でなされ、所望の化合物を得てもよい。本明細書にて引用される文献はすべて出典を明示することでその内容がそのまま本明細書に組み込まれる。
一般に、反応操作を完了するのに要する時間は、好ましくは、HPLCまたはTLCなどの方法によって反応をモニター観察することにより得られる情報を用いて、該操作を行う者が判断するであろう。反応は、本発明に有用であるように、終了に向かわせるには及ばない。本発明に使用される種々のヘテロサイクリルを調製する方法は、標準的な有機化学の引用文献、例えば、Katritzky, A.R.ら編、Comprehensive Heterocyclic Chemistry, The Structure, Reactions, Synthesis and Uses, of Heterocyclic Compounds, First Edition, Pergamon Press, New York (1984)、およびKatritzky, A.R.ら編、Comprehensive Heterocyclic Chemistry II, A Review of the Literature 1982-1995: The Structure, Reactions, Synthesis and Uses, of Heterocyclic Compounds, Pergamon Press, New York (1996)に見ることができる。
特に断りがなければ、該化合物の種々の置換基は、本発明の式(I)の化合物と同じように定義される。
照合を容易にするために、本明細書にて以下の略語を用いる:
Figure 2016507502
Figure 2016507502
実施例および中間体の各々にて報告されている分析HPLC/LC−MSの保持時間は、次の一般的な分析HPLC/LC−MS方法の一つを用いる:
方法A:PHENOMENEX(登録商標) Luna 2.0x50mm、3μmカラム;流速0.8mL/分;グラジエント時間4分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで1.0分保持し;220nmでモニター観察する(溶媒A:10%MeOH、90%HO、0.1%TFA;溶媒B:90%MeOH、10%HO、0.1%TFA)
方法B:Waters BEH C18 2.0x50mm 1.7μmカラム;流速1.0mL/分;220nmでモニター観察する;溶媒A:5:95 CHCN:HO+10mM NH4OAc;溶媒B:95:5 CHCN:HO+10mM NH4OAc;グラジエント:0%Bで0.5分間保持し、4分間にわたって0%−100%Bとする
方法C:Waters BEH C182.0x50mm 1.7μmカラム;流速1.0mL/分;220nmでモニター観察する;溶媒A:5:95 MeOH:HO+10mM NH4OAc;溶媒B:95:5 MeOH:HO+10mM NH4OAc;グラジエント:0%Bで0.5分間保持し、4分間にわたって0%−100%Bとする
方法D:PHENOMENEX(登録商標) Luna C18、2.0x30mm、3μmカラム;流速1.0mL/分;グラジエント時間2.0分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで1分間保持する;220nmでモニター観察する(溶媒A:5%MeOH、95%HO、10mM酢酸アンモニウム;溶媒B:95%MeOH、5%HO、10mM酢酸アンモニウム)
方法E:PHENOMENEX(登録商標) Luna 2.0x30mm、3μmカラム;流速1.0mL/分;グラジエント時間2.0分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで1分間保持する;220nmでモニター観察する(溶媒A:10%MeOH、90%HO、0.1%TFA;溶媒B:90%MeOH、10%HO、0.1%TFA)
方法F:PHENOMENEX(登録商標) Luna C18、2.0x50mm、3μmカラム;流速0.8mL/分;グラジエント時間4.0分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで1分間保持する;220nmでモニター観察する(溶媒A:5%MeOH、95%HO、10mM酢酸アンモニウム;溶媒B:95%MeOH、5%HO、10mM酢酸アンモニウム)
方法G:Waters Acquity UPLC BEH C18、2.1x50mm、1.7μmカラム;流速0.8mL/分;グラジエント時間2.20分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで1分間保持する;220nmでモニター観察する(溶媒A:100%HO+0.05%TFA;溶媒B:100%CHCN+0.05%TFA)
方法H:PHENOMENEX(登録商標) Luna C18、2.0x50mm、3μmカラム;流速0.8mL/分;グラジエント時間4.0分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで1分間保持する;220nmでモニター観察する(溶媒A:5%MeOH、95%HO、10mM酢酸アンモニウム;溶媒B:95%MeOH、5%HO、10mM酢酸アンモニウム)
方法I:SUPELCO(登録商標) Ascentis Express4.6x50mm 2.7μm C18カラム;流速4.0mL/分、グラジエント時間4.0分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで1分間保持する;220nmでモニター観察する(溶媒A:5%アセトニトリル、95%HO、10mM酢酸アンモニウム;溶媒B:95%アセトニトリル、5%HO、10mM酢酸アンモニウム)
方法J:Waters Acquity UPLC BEH C18、2.1x50mm、1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水+10mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+10mM酢酸アンモニウム;温度:50℃;グラジエント:3分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで0.75分間保持する;流速:1.11mL/分
方法K:SunFire C184.6mmx150mm、3.5μカラム;流速1mL/分;グラジエント時間15分;10%溶媒Bから100%溶媒Bとし;254nmおよび220nmでモニター観察する(溶媒A:5%アセトニトリル、95%水、0.05%TFA;溶媒B:95%アセトニトリル、5%水、0.05%TFA)
方法L:XBridge Phenyl 4.6mmx150mm、3.5μカラム;流速1mL/分;グラジエント時間15分;10%溶媒Bから100%溶媒Bとし;254nmおよび220nmでモニター観察する(溶媒A:5%アセトニトリル、95%水、0.05%TFA;溶媒B:95%アセトニトリル、5%水、0.05%TFA)
方法M:SunFire C84.6mmx150mm、3.5μカラム;流速1mL/分;グラジエント時間23分;100%溶媒Aから100%溶媒Bとし、100%溶媒Bで5分間保持する。254nmおよび220nmでモニター観察する(溶媒A:5%アセトニトリル、95%水、0.05%TFA;溶媒B:95%アセトニトリル、5%水、0.05%TFA)
方法N:XBridge Phenyl 4.6mmx150mm、3.5μカラム;流速1mL/分;グラジエント時間 23分;100%移動相Aから100%移動相Bとし、100%溶媒Bで5分間保持する。254nmおよび220nmでモニター観察する(溶媒A:5%アセトニトリル、95%水、0.05%TFA;溶媒B:95%アセトニトリル、5%水、0.05%TFA)
Figure 2016507502
中間体1
N−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体1A:N−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン(12.0g、71.2ミリモル)のDMA(119mL)中溶液に、塩化アセチル(5.57mL、78ミリモル)を添加し、反応混合物を室温で1時間攪拌した。それをNaHCO飽和水溶液でpHを約8にクエンチした。得られた沈殿物を濾過し、濾過ケーキを水で洗浄した。該粗生成物を風乾させ、つづいて高真空下で乾燥させ、中間体1A(14g、93%)を黄褐色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):2.68分;MS(ES):m/z=211.07 [M+H]
中間体1:N−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体1A(8.68g、41.2ミリモル)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(12.69g、49.5ミリモル)および酢酸カリウム(10.11g、103ミリモル)の脱気した1,4−ジオキサン(137mL)中懸濁液に、PdCl(dppf)(3.02g、4.12ミリモル)を添加した。反応混合物を5分間再び脱気した。還流冷却器を丸底フラスコに取り付け、反応物を油浴中100℃で16時間加熱した。次にそれを室温に冷却し、セライト(登録商標)に通した。該濾過ケーキを大量のMeOHで洗浄した。濾液を合わせ、それに活性炭を加え、その溶液を再びセライト(登録商標)に通した。濾液を減圧下でほぼ乾固するまで蒸発させて残留物を得、それにヘキサン:EtO(1:1)の混合液を加えて固体を沈殿させ、それを濾過した。次にこの固体を最小量のCHClに懸濁させ、該懸濁液を濾過して中間体1を白色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):1.44分;MS(ES):m/z=221.10 [M+H](対応するボロン酸);H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 10.96(s,1H)、8.30(s,1H)、7.92(d,J=9.3Hz,1H)、7.35(d,J=9.0Hz,1H)、2.11(s,3H)、1.35(s,12H)
Figure 2016507502
中間体2
tert−ブチル 4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
tert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(50.0g、248ミリモル)のCHCl(500mL)中溶液に、Et3N(41.6mL、298ミリモル)を加え、つづいてメタンスルホニルクロリド(21.30mL、273ミリモル)を0℃で滴下して加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次にNaHCO飽和水溶液(200mL)でクエンチした。2層を分離し、有機層を水(3x100mL)および食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して中間体2(67.3g、収率97%)を淡黄色固形物として得た。HPLC保持時間:3.23分(方法A);MS(ES):m/z=302.1 [M+Na]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 4.88(dt,J=7.7、4.0Hz,1H)、3.70(ddd,J=13.4、7.2、4.0Hz,2H)、3.30(ddd,J=13.6、8.2、3.8Hz,2H)、3.04(s,3H)、2.02−1.91(m,2H)、1.82(ddd,J=12.7、8.7、4.0Hz,2H)、1.46(s,9H)
Figure 2016507502
中間体3
tert−ブチル 4−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体3A:tert−ブチル 4−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
PCT公開番号WO2010/091409(PCT/US2010/023637)に記載の操作に従って、中間体3Aを合成した。4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール(10.0g、61.7ミリモル)のNMP(154mL)中溶液に、NaH(鉱油中60%懸濁液、10.61g、265ミリモル)を加え、該反応混合物を室温で45分間攪拌した。これに、中間体2(79g、284ミリモル)のNMP(150mL)中溶液を20分にわたって滴下して加えた。得られた混合物を油浴中80℃で16時間加熱した。次にそれを室温に冷却し、約1Lの水で希釈し、EtOAc(4x200mL)で抽出した。有機液を合わせ、水(5x100mL)および食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(300g トムソン(Thomson)BIOTAGE(登録商標)カラム、未反応の中間体2を単離するためにCHCl中5%EtOAcで溶出し、ついでCHCl中5%MeOHで溶出する)に付して精製し、所望の中間体3A(19.5g、収率92%)を淡黄色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):3.06分;MS(ES):m/z=346.14 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 8.02(s,1H)、7.83−7.72(m,2H)、7.23(d,J=1.5Hz,1H)、7.15−7.04(m,2H)、4.44−4.20(m,3H)、3.93−3.80(m,1H)、3.03(ddd,J=13.4、9.9、3.3Hz,1H)、2.96−2.80(m,2H)、2.15(d,J=12.3Hz,2H)、1.89(qd,J=12.4、4.3Hz,2H)、1.55−1.48(m,9H)
中間体3:tert−ブチル 4−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体3A(10.47g、30.3ミリモル)のCHCl(152mL)中溶液に、N−ブロモコハク酸イミド(5.93g、33.3ミリモル)を加え、該反応物を室温で40分間攪拌し、その後で溶媒を減圧下で蒸発させた。粗物質をシリカゲルクロマトグラフィー(300g トムソンBIOTAGE(登録商標)カラム、CHCl中50%EtOAcで溶出する)に付して精製し、中間体3(8.12g、収率63.2%)を白色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):3.62分;MS(ES):m/z=424.0 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 8.04(s,1H)、7.99−7.90(m,2H)、7.20−7.09(m,2H)、4.37(br.s.,1H)、4.28(tt,J=12.0、3.8Hz,2H)、2.91(br.s.,2H)、2.18(d,J=12.8Hz,2H)、1.89(qd,J=12.5、4.5Hz,2H)、1.55−1.46(m,9H)
Figure 2016507502
中間体4
tert−ブチル 4−(5−ブロモ−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体4A:tert−ブチル 4−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾールを中間体2と反応させることで、中間体3Aと同様にして中間体4Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):3.29分;MS(ES):m/z=386.22 [M+H]
中間体4:tert−ブチル 4−(5−ブロモ−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体4AをN−ブロモコハク酸イミドと反応させることで中間体3と同様にして中間体4を合成した。HPLC保持時間(方法A):3.63分;MS(ES):m/z=464.0 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 7.90−7.79(m,2H)、7.32−7.19(m,2H)、4.68(br.s.,1H)、4.13(d,J=10.3Hz,2H)、2.93(br.s.,2H)、2.45−2.26(m,2H)、2.22−2.06(m,1H)、1.89(d,J=10.0Hz,2H)、1.48−1.39(m,9H)、1.02−0.95(m,3H)
Figure 2016507502
中間体5
tert−ブチル 4−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体5A:2−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン・HCl
Figure 2016507502
PCT公開番号WO2009/137081(PCT/US2009/002845)に記載の操作に従って、中間体5Aを合成した。2−ブロモ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン(6.57g、30.3ミリモル)のCHCl(65.5mL)中溶液に、ヘキサメチレンテトラミン(4.37g、30.8ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌し、次に濾過して取り出した。このように集めた白色固形物をMeOH(130mL)に懸濁させ、そこに濃HCl(約8.6mL)を加えた。この均質な反応混合物を4時間還流した。冷却した後、無機物を濾過して取り出し、その濾過ケーキをMeOH(約30mL)で洗浄した。濾液を合わせ、減圧下で濃縮して固体を得、それを高真空下で2時間乾燥させた。次にそれをシリカゲルクロマトグラフィー(トムソンBIOTAGE(登録商標)カラム、CHCl中5%ないし20%のグラジエントのMeOH溶液で溶出する)に付して精製し、所望の生成物を紅色固形物として得た。この固体を最小量のCHClに懸濁させ、濾過して中間体5Aを無色固形物(5.44g、収率95%)として得た。HPLC保持時間(方法D):0.90分;MS(ES):m/z=136.05 [M+H]
中間体5B:N−(2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)アセトアミド
Figure 2016507502
PCT公開番号WO2009/137081(PCT/US2009/002845)に記載の操作に従って、中間体5Bを合成した。2−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン・HClである中間体5A(5.442g、28.7ミリモル)のTHF(115mL)中懸濁液に、TEA(8.00mL、57.4ミリモル)を、つづいてAcO(4.52mL、47.9ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次に濾過して無機物を除去した。濾液を分離漏斗に入れ、水(x3)および食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して中間体5Bを固形物(4.25g、収率76%)として得た。HPLC保持時間(方法A):1.63分;MS(ES):m/z=218.07 [M+Na]
中間体5C:4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
PCT公開番号WO2009/137081(PCT/US2009/002845)に記載の操作に従って、中間体5Cを合成した。中間体5B(4.254g、21.79ミリモル)、AcONH4(10.73g、139ミリモル)およびAcOH(20.48mL、358ミリモル)のキシレン(325mL)中懸濁液をディーン・アンド・スターク条件下で14時間還流させ、水を共沸的に蒸留させた。次に反応混合物を減圧下で濃縮乾固させた。得られた粗油状物をNaHCO飽和水溶液でクエンチした。その水層をEtOAc(x3)で抽出し、有機物を合わせ、水および食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(240g トムソンBIOTAGE(登録商標)カラム、CHCl中1%ないし5%のグラジエントのMeOH溶液で溶出する)に付して精製し、中間体5C(2.7g、収率70.3%)を固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):2.18分;MS(ES):m/z=177.11 [M+H]
中間体5D:tert−ブチル 4−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体5Cを中間体2と反応させることにより中間体3Aと同様にして中間体5Dを合成した。HPLC保持時間(方法A):3.048分;MS(ES):m/z=360.14 [M+H]
中間体5:tert−ブチル 4−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体5DをN−ブロモコハク酸イミドと反応させることにより中間体3と同様にして中間体5を合成した。HPLC保持時間(方法A):3.331分;MS(ES):m/z=439.97 [M+H]
中間体5E:5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
中間体5CをN−ブロモコハク酸イミドと反応させることにより中間体3と同様にして中間体5Eを合成した。HPLC保持時間(方法A):2.68分;MS(ES):m/z=257.04 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.51(br.s,1H)、7.73(dd,J=8.2、5.6Hz,2H)、7.32(t,J=8.9Hz,2H)、2.31(s,3H)
Figure 2016507502
中間体6
tert−ブチル 3−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体6A:tert−ブチル 3−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾールを市販品として入手可能なtert−ブチル 3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキシラートと反応させることにより中間体3Aと同様にして中間体6Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):3.00分;MS(ES):m/z=318.22 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 8.24(s,1H)、7.87−7.74(m,2H)、7.47(d,J=1.3Hz,1H)、7.17−7.06(m,2H)、5.15(s,1H)、4.52(dd,J=9.7、8.2Hz,2H)、4.14(dd,J=9.9、4.6Hz,2H)、1.54−1.46(m,10H)
中間体6:tert−ブチル 3−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体6AをN−ブロモコハク酸イミドと反応させることにより中間体3と同様にして中間体6を合成した。HPLC保持時間(方法A):3.73分;MS(ES):m/z=398.13 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 8.24(s,1H)、7.98−7.87(m,2H)、7.20−7.09(m,2H)、5.17−5.03(m,1H)、4.60−4.48(m,2H)、4.29(dd,J=9.7、5.4Hz,2H)、1.56−1.45(m,9H)
Figure 2016507502
中間体7
4−(2−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)エチル)モルホリン
Figure 2016507502
中間体7A:4−(2−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)エチル)モルホリン
Figure 2016507502
PCT公開番号WO2009/152825(PCT/DK2009/050134)に記載の操作に従って、中間体7Aを合成した。250mLの丸底フラスコに、DMSO(83mL、1172ミリモル)を窒素下で充填した。そこに、メチルリチウム(8.48mL、13.57ミリモル)を滴下様式で添加した。ジムシル(dimsyl)アニオンを生じるように、この混合物を室温で40分間攪拌した。同時に、別の丸底フラスコで、4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール(2.0g、12.33ミリモル)および4−(2−クロロエチル)モルホリン(2.214g、14.80ミリモル)のDMSO(24.67mL)中溶液を調製した。後者の溶液を生成したジムシルアニオンに室温で滴下して加えた。得られた反応混合物を80℃で16時間加熱した。次にそれを室温に冷却し、約1Lの水で希釈し、EtOAc(3x150mL)で抽出した。有機液を合わせ、水(5x100mL)および食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(240g トムソンBIOTAGE(登録商標)カラム、CHCl中20%EtOAcで溶出して未反応の4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾールを単離し、次に100%EtOAcで溶出する)に付して精製し、中間体7A(1.763g、収率51.9%)を褐色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):1.48分;MS(ES):m/z=276.16 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.87(s,1H)、7.81−7.72(m,2H)、7.33−7.23(m,1H)、7.15−7.03(m,2H)、4.15(t,J=6.3Hz,2H)、3.80−3.69(m,4H)、2.79(t,J=6.1Hz,2H)、2.60−2.49(m,4H)
中間体7:4−(2−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)エチル)モルホリン
Figure 2016507502
中間体7AをN−ブロモコハク酸イミドと反応させることにより中間体3と同様にして中間体7を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.40分;MS(ES):m/z=355.99 [M+H]
Figure 2016507502
中間体8
tert−ブチル 4−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体8A:tert−ブチル 4−(5−(2−アセトアミドイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体3(5.75g、13.55ミリモル)、中間体1(7.37g、24.39ミリモル)およびKPOの2M水溶液(20.33mL、40.7ミリモル)の脱気した1,4−ジオキサン(108mL)中混合物に、PdCl(dppf)−CHClアダクツ(0.553g、0.678ミリモル)を添加した。該反応混合物を再び5分間脱気した。還流冷却器を丸底フラスコに取り付け、反応物を油浴中に80℃で16時間加熱した。該反応物を室温に冷却し、無機物を濾過した。濾過ケーキを1,4−ジオキサンおよびCHCl中5%MeOH溶液で洗浄した。濾液を集め、減圧下で略乾燥するまで濃縮した。得られた残留物を水で希釈し、CHCl中5%MeOH溶液(3x60mL)で抽出した。有機液を合わせ、食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(300g トムソンBIOTAGE(登録商標)カラム、CHCl中5%MeOH溶液で溶出する)に付して精製し、褐色固形物を得た。それを最小量のCHClでトリチュレートし、中間体8A(2.90g、収率41.2%)を白色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):3.28分;MS(ES):m/z=520.19 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.01(s,1H)、8.36(s,1H)、8.19(s,1H)、8.01(dd,J=9.3、0.8Hz,1H)、7.53−7.37(m,2H)、7.18−7.02(m,3H)、4.32−4.19(m,1H)、4.05(d,J=8.5Hz,2H)、3.18(d,J=5.3Hz,1H)、2.13(s,3H)、2.03(d,J=10.3Hz,2H)、1.95−1.79(m,2H)、1.48−1.36(m,10H)
中間体8B:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体8A(2.96g、5.69ミリモル)のMeOH(56.9mL)中溶液に、塩化水素(1,4−ジオキサン中4M溶液、42.7mL、171ミリモル)を加え、該反応混合物を室温で16時間攪拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、残渣をNaHCO飽和水溶液で約8のpHまで注意してクエンチした。水層をCHCl中5%MeOH溶液(2x50mL)で抽出し、有機液を合わせ、食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、中間体8B(1.99g、93%)を黄色がかった褐色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):2.00分;MS(ES):m/z=378.13 [M+H]
中間体8:tert−ブチル 4−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体8B(1.99g、5.27ミリモル)のCHCl(52.7mL)中溶液に、(Boc)O(1.15g、5.27ミリモル)およびDMAP(0.064g、0.527ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で45分間攪拌し、NaHCO飽和水溶液でクエンチした。2層を分離し、水層をCHCl中5%MeOH溶液(3x30mL)で逆抽出した。有機液を合わせ、食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して中間体8(2.40g、収率95%)を黄色がかった褐色固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):2.99分;MS(ES):m/z=478.13 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 8.13(s,1H)、7.70(dd,J=9.0、0.8Hz,1H)、7.48−7.36(m,3H)、7.19−7.06(m,2H)、6.90(d,J=9.0Hz,1H)、4.08(d,J=12.3Hz,3H)、2.00(d,J=10.3Hz,2H)、1.86(dd,J=12.2、4.4Hz,2H)、1.41(s,9H)
中間体9
tert−ブチル 4−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体9A:tert−ブチル 4−(5−(2−アセトアミドイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体1を中間体4と反応させることにより中間体8Aと同様にして中間体9Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):3.22分;MS(ES):m/z=560.18 [M+H]
中間体9B:6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体9Aを塩化水素(1,4−ジオキサン中4M溶液)と反応させることにより中間体8Bと同様にして中間体9Bを合成した。HPLC保持時間(方法A):2.03分;MS(ES):m/z=418.17 [M+H]
中間体9:tert−ブチル 4−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体9Bを(Boc)Oと反応させることにより中間体8と同様にして中間体9を合成した。HPLC保持時間(方法P):3.77分;MS(ES):m/z=518.40 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 7.73−7.64(m,1H)、7.38(s,1H)、7.33−7.23(m,2H)、7.10−6.99(m,2H)、6.90(d,J=9.0Hz,1H)、5.78(s,1H)、5.67(s,2H)、4.43(br.s.,1H)、2.75(br.s.,2H)、2.19−2.07(m,1H)、1.90(br.s.,4H)、1.34−1.23(m,9H)、1.10−0.94(m,4H)
中間体10
tert−ブチル4−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体10A:tert−ブチル 4−(5−(2−アセトアミドイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体1を中間体5と反応させることにより中間体8Aと同様にして中間体10Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):3.04分;MS(ES):m/z=534.16 [M+H]
中間体10B:6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体10Aを塩化水素(1,4−ジオキサン中4M溶液)と反応させることにより中間体8Bと同様にして中間体10Bを合成した。HPLC保持時間(方法A):1.90分;MS(ES):m/z=392.12 [M+H]
中間体10:tert−ブチル 4−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体10Bを(Boc)Oと反応させることにより中間体8と同様にして中間体10を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.58分;MS(ES):m/z=492.18 [M+H]
Figure 2016507502
中間体11
tert−ブチル 3−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体11A:tert−ブチル 3−(5−(2−アセトアミドイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体1を中間体6と反応させることにより中間体8Aと同様にして中間体11Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):3.26分;MS(ES):m/z=392.24 [M+H]
中間体11B:6−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体11Aを塩化水素(1,4−ジオキサン中4M溶液)と反応させることにより中間体8Bと同様にして中間体11Bを合成した。HPLC保持時間(方法A):2.09分;MS(ES):m/z=350.20 [M+H]
中間体11:tert−ブチル 3−(5−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体11Bを(Boc)Oと反応させることにより中間体8と同様にして中間体11を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.80分;MS(ES):m/z=450.24 [M+H]
Figure 2016507502
中間体12
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体12A:N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体1を中間体7と反応させることにより中間体8Aと同様にして中間体12Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):2.53分;MS(ES):m/z=450.11 [M+H]
中間体12:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体12A(0.6g、1.335ミリモル)のMeOH(13.35mL)中溶液に、塩化水素(ジオキサン中4M溶液、10.01mL、40.0ミリモル)を加え、反応混合物を室温で16時間攪拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、残渣をNaHCO飽和水溶液でクエンチした。水層をCHCl中10%MeOH溶液(3x30mL)で抽出した。有機液を合わせ、食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、中間体12を褐色固形物(0.517g、収率95%)として得た。HPLC保持時間(方法A):2.02分;MS(ES):m/z=408.08 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 7.94(s,1H)、7.68(d,J=9.0Hz,1H)、7.51−7.37(m,3H)、7.12(t,J=9.0Hz,2H)、6.86(d,J=9.0Hz,1H)、5.66(s,2H)、4.14(t,J=6.4Hz,2H)、3.44(t,J=4.5Hz,4H)、2.28(br.s.,4H)
Figure 2016507502
中間体13
6−(2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体13A:N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体1を市販品として入手可能な3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジンと反応させることにより中間体8Aと同様にして中間体13Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):2.76分;MS(ES):m/z=387.14 [M+H]
中間体13:6−(2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体13Aを塩化水素(1,4−ジオキサン中4M溶液)と反応させることにより中間体12と同様にして中間体13を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.205分;MS(ES):m/z=345.16 [M+H]
Figure 2016507502
中間体14
(2−(イソニコチンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)ボロン酸
Figure 2016507502
中間体14A:N−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン(1.0g、5.75ミリモル)のDMF(16.44mL)中溶液に、イソニコチン酸(1.417g、11.51ミリモル)、HATU(4.38g、11.51ミリモル)およびヒューニッヒ塩基(4.02mL、23.02ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、次に水(200mL)で希釈した。生成した沈殿物を濾過し、大量の水で洗浄し、次に高真空下で乾燥し、所望の生成物14A(1.49g、収率95%)を黄色がかった固形物として得た。HPLC保持時間(方法A):2.552分;MS(ES):m/z=274.11 [M+H]
中間体14:(2−(イソニコチンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)ボロン酸
Figure 2016507502
中間体14A(1.49g、5.44ミリモル)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.074g、8.17ミリモル)および酢酸カリウム(1.336g、13.61ミリモル)の脱気した1,4−ジオキサン(36.3mL)中懸濁液に、PdCl(dppf)−CHClアダクツ(0.445g、0.544ミリモル)を添加した。反応混合物を再び5分間脱気した。還流冷却器を丸底フラスコに取り付け、反応物を油浴中100℃で16時間加熱した。次に該反応混合物を室温に冷却し、何ら後処理することなく、スズキカップリング工程に用いた。HPLC保持時間(方法A):0.45分;MS(ES):m/z=284.12 [M+H]
Figure 2016507502
中間体15
N−(2−(4−フルオロフェニル)−6−(メチルスルホニル)−[3,6’−ビイミダゾ[1,2−b]ピリダジン]−2’−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体15A:3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−6−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2016507502
市販品として入手可能な2−(4−フルオロフェニル)−6−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジンをN−ブロモコハク酸イミドと反応させることにより中間体3と同様にして中間体15Aを合成した。HPLC保持時間(方法A):4.216分;MS(ES):m/z=338.06 [M+H]
中間体15B:N−(2−(4−フルオロフェニル)−6−(メチルチオ)−[3,6’−ビイミダゾ[1,2−b]ピリダジン]−2’−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体15Aを中間体14と反応させることにより中間体8Aと同様にして中間体15Bを合成した。HPLC保持時間(方法A):3.596分;MS(ES):m/z=497.20 [M+H]
中間体15:N−(2−(4−フルオロフェニル)−6−(メチルスルホニル)−[3,6’−ビイミダゾ[1,2−b]ピリダジン]−2’−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体15B(0.27g、0.544ミリモル)のCHCl(15mL)およびMeOH(15mL)中溶液に、NaHCO飽和水溶液(6.75mL、0.544ミリモル)およびオキソン(OXONE)(登録商標)(1.504g、2.447ミリモル)を連続して添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、接ぎイン分離漏斗に移した。2層を分離し、水層をCHClで3回抽出した。有機液を合わせ、食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、中間体15(0.282g、収率98%)を褐色固形物として得た。HPLC保持時間(方法H):3.396分;MS(ES):m/z=529.20 [M+H]
化合物1
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体8(0.425g、0.890ミリモル)、イソニコチン酸(0.219g、1.780ミリモル)およびHATU(0.677g、1.780ミリモル)のDMF(8.90mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.622mL、3.56ミリモル)を加え、該反応物を室温で16時間攪拌した。次にそれをNaHCO飽和水溶液でクエンチし、生成した沈殿物を濾過した。濾過ケーキを水で洗浄し、次に風乾させて中間体のアミドを得た。
このアミドのCHCl(4mL)中溶液に、TFA(1mL)を添加し、該反応物を室温で30分間攪拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、残渣をDMFに溶かし、その物質をプレパラティブLC/MSを介して以下の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x150mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 メタノール:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:30分かけて5−100%Bとし、ついで100%Bで5分間保持する;流速:20mL/分で精製し、所望の生成物を含有するフラクション(0.095g、収率21%)を合わせ、 遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、1.94分および3.31分;MS(ES):m/z=483.40 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.12(s,1H)、9.26(s,1H)、9.01−8.88(m,3H)、8.75(s,1H)、8.62(d,J=10.0Hz,1H)、8.25−8.11(m,3H)、7.60−7.45(m,2H)、7.38−7.23(m,2H)、7.14(d,J=9.3Hz,1H)、4.81−4.63(m,1H)、3.47(br.s.,1H)、3.14−2.96(m,2H)、2.38(d,J=12.0Hz,2H)、2.30−2.13(m,2H)
化合物2
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物1(0.033g、0.068ミリモル)およびホルムアルデヒド(37%水溶液、0.031mL、0.410ミリモル)のMeOH(0.68mL)およびCHCl(0.68mL)中溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.036g、0.547ミリモル)および酢酸(3.92μL、0.068ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、揮発物を減圧下で蒸発させた。残渣をDMFに溶かし、プレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:20分かけて10−100%Bとし、次に100%Bで4分間保持する;流速:25mL/分で精製し、所望の生成物を含有するフラクション(0.0245g、収率72.1%)を合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、1.80分および3.87分;MS(ES):m/z=497.27 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.82(d,J=5.8Hz,2H)、8.60(s,1H)、8.18(s,1H)、8.09(d,J=9.5Hz,1H)、8.02(d,J=6.1Hz,2H)、7.97(s,1H)、7.46(dd,J=8.5、5.5Hz,2H)、7.18−7.08(m,3H)、4.14−4.02(m,1H)、2.91(s,2H)、2.85(d,J=11.9Hz,2H)、2.75(s,2H)、2.17(s,3H)
化合物1を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物2と同様にして表1に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物5
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物1(0.035g、0.073ミリモル)、イソキサゾール−3−カルボン酸(0.016g、0.145ミリモル)およびHATU(0.055g、0.145ミリモル)のDMF(1.451mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.051mL、0.290ミリモル)を加え、該反応混合物を室温で16時間攪拌した。それをプレパラティブLC/MSを介して次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 メタノール:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:20分かけて45−85%Bとし、次に100%Bで5分間保持し;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物を含有するフラクション(0.0128g、収率30.6%)を合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.16分および3.55分;MS(ES):m/z=578.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.86(br.s,1H)、9.12(d,J=1.5Hz,1H)、8.88−8.78(m,2H)、8.64(s,1H)、8.24(s,1H)、8.10(d,J=9.2Hz,1H)、8.06−7.98(m,2H)、7.52−7.41(m,2H)、7.21−7.10(m,3H)、6.86(d,J=1.5Hz,1H)、4.63(d,J=13.1Hz,1H)、4.53−4.39(m,1H)、4.03(d,J=14.6Hz,1H)、3.92(s,1H)、3.30−3.16(m,1H)、2.95−2.84(m,1H)、2.21(d,J=11.3Hz,1H)、2.18−2.11(m,1H)、2.11−1.96(m,2H)
化合物1を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物5と同様にして表2に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物7
(R)−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物1(0.035g、0.073ミリモル)および(R)−2−(トリフルオロメチル)オキシラン(0.041g、0.363ミリモル)のDMF(1.451mL)中溶液を室温で16時間攪拌した。それをプレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 メタノール:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:20分かけて45−85%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:20mL/分で精製し、所望の生成物を含有するフラクション(0.018g、収率41.7%)を合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法C):3.77分;MS(ES):m/z=595.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.86−8.78(m,2H)、8.60(s,1H)、8.19(s,1H)、8.14−8.05(m,1H)、8.05−7.96(m,2H)、7.47(dd,J=8.9、5.8Hz,2H)、7.19−7.09(m,3H)、4.17−4.04(m,2H)、3.92(s,1H)、3.01(t,J=9.9Hz,2H)、2.20−1.98(m,6H)、1.90(s,2H)
化合物1を対応するエポキシドと反応させることにより化合物7と同様にして表3に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物9
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体8を2−フルオロイソニコチン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物9を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、1.96分および3.40分;MS(ES):m/z=501.40 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.19−8.06(m,2H)、7.98(d,J=4.9Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.51−7.39(m,2H)、7.20−7.07(m,3H)、4.15(tt,J=11.8、3.7Hz,1H)、3.01(d,J=12.2Hz,2H)、2.46(t,J=11.4Hz,2H)、1.96(d,J=9.5Hz,2H)、1.92−1.78(m,3H)
化合物10
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物9を3,3,3−トリフルオロプロパナールと反応させることにより化合物2と同様にして化合物10を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.65分、4.10分;MS(ES):m/z=597.42 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.02(s,1H)、8.75−8.62(m,2H)、8.50(d,J=5.3Hz,1H)、8.21−8.09(m,1H)、7.99(dt,J=5.3、1.5Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.58−7.42(m,2H)、7.24(t,J=8.8Hz,2H)、7.13(d,J=9.3Hz,1H)、4.60(br.s.,1H)、3.70(br.s.,1H)、3.37(br.s,1H)、3.16(br.s,1H)、2.97−2.78(m,2H)、2.42(br.s.,1H)、2.30(br.s.,1H)
化合物9を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物10と同様にして表4に示される化合物を合成した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物33
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3−フルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物9(0.035g、0.070ミリモル)および1−フルオロ−3−ヨードプロパン(0.066g、0.350ミリモル)のDMF(1.40mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.073mL0.420ミリモル)を加え、該反応混合物を室温で3時間攪拌した。それをプレパラティブLC/MSを介して次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:20分かけて40−100%Bとし、次に100%Bで4分間保持する;流速:25mL/分で精製し、所望の生成物を含有するフラクション(0.012g、収率28.7%)を合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.19分、3.91分;MS(ES):m/z=561.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.48(d,J=4.9Hz,1H)、8.19(s,1H)、8.10(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.47(dd,J=8.5、5.8Hz,2H)、7.21−7.08(m,3H)、4.53(t,J=6.1Hz,1H)、4.43(t,J=6.0Hz,1H)、4.10(t,J=7.6Hz,1H)、2.95(d,J=10.7Hz,2H)、2.38(t,J=7.2Hz,2H)、2.08−1.89(m,6H)、1.89−1.72(m,3H)
化合物9を対応するアルキルハライドと反応させることにより化合物33と同様にして表5に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物36
N−(6−(1−(1−(2−シアノエチル)ピペリジン−4−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物9(0.018g、0.036ミリモル)のEtOH(0.719ml)中溶液に、アクリロニトリル(9.82μL、0.144ミリモル)およびヒューニッヒ塩基(0.038mL、0.216ミリモル)を加えた。反応混合物を油浴中60℃で16時間加熱した。生成した沈殿物を濾過し、濾過ケーキをプレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 メタノール:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:13分かけて50−100%Bとし、次に100%Bで4分間保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物(0.01g、収率48.2%)を含有するフラクションを合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.32分、3.77分;MS(ES):m/z=554.28 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.21(s,1H)、8.09(d,J=9.5Hz,1H)、8.04−7.94(m,1H)、7.82(s,1H)、7.55−7.41(m,2H)、7.18−7.07(m,3H)、4.10(br.s.,1H)、2.99(d,J=5.8Hz,2H)、2.91(s,1H)、2.75(s,1H)、2.67(t,J=6.4Hz,2H)、2.59(t,J=6.6Hz,2H)、2.11−1.94(m,6H)
化合物37
(R)−2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物9(0.035g、0.070ミリモル)のDMF中溶液に、(R)−2−(トリフルオロメチル)オキシラン(0.039g、0.350ミリモル)を添加し、該反応混合物を室温で3時間攪拌した。粗物質をプレパラティブLC/MSを介して次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:12分かけて40−80%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:20mL/分で精製し、所望の生成物(0.011g、収率24.51%)を含有するフラクションを合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.49分、3.98分;MS(ES):m/z=613.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.60(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.19(s,1H)、8.09(d,J=9.5Hz,1H)、8.04−7.94(m,1H)、7.82(s,1H)、7.47(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.21−7.08(m,3H)、6.15(br.s.,1H)、4.11(d,J=7.3Hz,2H)、3.01(t,J=9.8Hz,2H)、2.19−1.97(m,6H)
化合物9を対応するエポキシドと反応させることにより化合物37と同様にして表6に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物39
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物9をイソキサゾール3−カルボン酸と反応させることにより化合物5と同様にして化合物39を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.39分、3.76分;MS(ES):m/z=596.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.12(d,J=1.5Hz,1H)、8.64(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.24(s,1H)、8.11(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.53−7.40(m,2H)、7.21−7.07(m,3H)、6.86(d,J=1.5Hz,1H)、4.63(d,J=13.1Hz,1H)、4.54−4.41(m,1H)、4.03(d,J=13.7Hz,1H)、3.29−3.14(m,1H)、2.96−2.83(m,1H)、2.21(d,J=11.0Hz,1H)、2.14(d,J=11.3Hz,1H)、2.10−1.96(m,2H)
化合物9を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物39と同様にして表7に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物74
N−(6−(1−(1−(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物9(0.035g、0.070ミリモル)およびシクロプロパンスルホニルクロリド(0.020g、0.140ミリモル)のDMF(1.40mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.037mL、0.210ミリモル)を加え、該反応混合物を室温で3時間攪拌した。それをプレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:12分かけて30−70%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物(0.014g、収率29.5%)を含有するフラクションを合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.49分、3.79分;MS(ES):m/z=605.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.96(br.s,1H)、8.63(s,1H)、8.49(d,J=5.2Hz,1H)、8.25(s,1H)、8.11(d,J=9.5Hz,1H)、8.04−7.93(m,1H)、7.83(s,1H)、7.46(dd,J=8.9、5.5Hz,2H)、7.22−7.06(m,3H)、4.38−4.19(m,1H)、3.71(d,J=12.2Hz,2H)、3.02−2.87(m,3H)、2.67−2.54(m,2H)、2.23−2.02(m,4H)、1.06−0.85(m,4H)
化合物75
ネオペンチル 4−(5−(2−(2−フルオロイソニコチンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
化合物9(0.035g、0.070ミリモル)およびネオペンチルカルボノクロリダート(0.032g、0.210ミリモル)のDMF(1.40mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.049mL、0.280ミリモル)を添加し、該反応混合物を室温で3時間攪拌した。それをプレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水;移動相B:メタノール;バッファー:20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:19.5分かけて30−95%Bとし、次に95%Bで14.0分保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物(0.0105g、収率24.43%)を含有するフラクションを合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.97分.、4.30分;MS(ES):m/z=615.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.96(br.s,1H)、8.63(s,1H)、8.49(d,J=4.9Hz,1H)、8.21(s,1H)、8.10(d,J=9.5Hz,1H)、8.04−7.90(m,1H)、7.82(s,1H)、7.46(dd,J=8.9、5.5Hz,2H)、7.21−7.06(m,3H)、4.44−4.27(m,1H)、4.12(d,J=13.4Hz,2H)、3.71(br.s.,2H)、2.90(s,2H)、2.84(br.s.,1H)、2.75(s,1H)、2.08(d,J=11.0Hz,2H)、2.02−1.85(m,2H)、0.92(s,9H)
化合物5を対応するクロロホルマートと反応させることにより化合物7と同様にして表8に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物78
シクロプロピルメチル 4−(5−(2−(2−フルオロイソニコチンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2016507502
シクロプロピルメタノール(8.29μL、0.105ミリモル)のTHF(1.40mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.037mL、0.210ミリモル)および4−ニトロフェニルカルボノクロリダート(0.022g、0.105ミリモル)を連続して加え、反応物を室温で16時間攪拌した。ついでこの溶液に、化合物9(0.035g、0.070ミリモル)のDMF(1mL)中溶液を添加した。得られた反応混合物を90分間攪拌し、次にプレパラティブLC/MSを介して以下の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:20分かけて30−100%Bとし、次に100%Bで4分間保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物(14.3mg、収率34.2%)を含有するフラクションを合わせ、 遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.76分、4.16分;MS(ES):m/z=599.20 [M+H]
化合物9を、4−ニトロフェニルカルボノクロリダートを対応するアルコールと反応させることで系内で生成される対応するクロロホルマートと反応させることによって、化合物79と同様にして、表9に記載の化合物が合成された。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物87
2,6−ジフルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体8を2,6−ジフルオロイソニコチン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより、化合物1と同様にして化合物87を合成した。HPLC保持時間(方法A):3.18分;MS(ES):m/z=519.21 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.07(s,1H)、8.75(d,J=8.8Hz,1H)、8.68(s,1H)、8.49−8.31(m,1H)、8.20−8.04(m,1H)、7.88−7.76(m,2H)、7.55−7.42(m,2H)、7.25−7.09(m,3H)、4.65−4.49(m,1H)、3.43(br.s.,1H)、3.03(q,J=12.0Hz,2H)、2.31(d,J=13.1Hz,2H)、2.24−2.06(m,2H)
化合物88
2,6−ジフルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3−フルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物87を1−フルオロ−3−ヨードプロパンと反応させることにより化合物33と同様にして化合物88を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.53分、4.13分;MS(ES):m/z=579.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 12.02(br.s,1H)、8.59(s,1H)、8.23−8.14(m,1H)、8.11(d,J=9.2Hz,1H)、7.82(s,2H)、7.52−7.40(m,2H)、7.20−7.08(m,3H)、4.53(t,J=6.1Hz,1H)、4.43(t,J=6.0Hz,1H)、4.10(dt,J=15.3、7.9Hz,1H)、3.02−2.87(m,2H)、2.38(t,J=7.2Hz,2H)、2.10−1.88(m,8H)、1.87−1.71(m,2H)
化合物87を対応するハロゲン化アルキルと反応させることにより化合物88と同様にして表10に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物90
(R)−2,6−ジフルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物87を(R)−2−(トリフルオロメチル)オキシランと反応させることにより化合物7と同様にして化合物90を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.73分、4.17分;MS(ES):m/z=631.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.19(s,1H)、8.11(d,J=9.2Hz,1H)、7.82(s,2H)、7.52−7.41(m,2H)、7.24−7.06(m,3H)、6.14(d,J=6.1Hz,1H)、4.11(br.s,2H)、3.01(t,J=9.9Hz,2H)、2.60−2.53(m,1H)、2.19−1.97(m,6H)
化合物87を対応するエポキシドと反応させることにより化合物90と同様にして表11に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物92
2,6−ジフルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物87を3,3,3−トリフルオロプロパナールと反応させることにより化合物2同様にして化合物92を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.91分、4.29分;MS(ES):m/z=615.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 12.03(br.s,1H)、8.59(s,1H)、8.20(s,1H)、8.11(d,J=9.2Hz,1H)、7.97(s,1H)、7.82(s,2H)、7.56−7.40(m,2H)、7.23−7.05(m,3H)、4.11(br.s.,1H)、3.07−2.94(m,2H)、2.90(s,4H)、2.75(s,3H)、2.50−2.37(m,3H)、2.02(d,J=6.7Hz,7H)
化合物93
2,6−ジフルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物87をイソキサゾール3−カルボン酸と反応させることにより化合物5と同様にして化合物93を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.61分、3.67分;MS(ES):m/z=614.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 12.02(s,1H)、9.12(d,J=1.5Hz,1H)、8.64(s,1H)、8.24(s,1H)、8.12(d,J=9.5Hz,1H)、7.82(s,2H)、7.47(dd,J=8.9、5.5Hz,2H)、7.18−7.08(m,4H)、6.86(d,J=1.5Hz,1H)、4.63(d,J=13.1Hz,1H)、4.56−4.42(m,1H)、4.03(d,J=13.4Hz,1H)、3.24(t,J=12.1Hz,1H)、2.95−2.83(m,1H)、2.21(d,J=11.6Hz,1H)、2.14(d,J=10.4Hz,1H)、2.11−1.95(m,2H)
化合物87を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物93と同様にして表12に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物95
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
中間体8を4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物95を合成した。HPLC保持時間(方法A):3.20分;MS(ES):m/z=580.20 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.71(s,1H)、9.22(dd,J=2.3、0.8Hz,1H)、8.91(s,1H)、8.86−8.74(m,2H)、8.65(s,1H)、8.49−8.37(m,1H)、8.19−8.08(m,1H)、7.66(ddd,J=8.0、4.9、0.9Hz,1H)、7.55−7.42(m,2H)、7.30−7.21(m,2H)、7.12(d,J=9.3Hz,1H)、4.73−4.55(m,1H)、3.44(d,J=11.8Hz,2H)、3.05(d,J=10.8Hz,2H)、2.75(s,3H)、2.35(d,J=11.3Hz,2H)、2.25−2.08(m,2H)
化合物96
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物95をホルムアルデヒド(37%水溶液)と反応させることにより化合物2と同様にして化合物96を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.29分、4.0分;MS(ES):m/z=594.50 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.19(d,J=2.1Hz,1H)、8.75(dd,J=4.7、1.4Hz,1H)、8.53(s,1H)、8.37(dt,J=7.9、2.0Hz,1H)、8.17(s,1H)、8.08(d,J=9.2Hz,1H)、7.61(dd,J=7.9、4.9Hz,1H)、7.46(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.21−7.04(m,3H)、4.14−4.00(m,1H)、2.85(d,J=11.6Hz,2H)、2.74(s,3H)、2.17(s,3H)、2.11−1.97(m,4H)、1.97−1.86(m,3H)
化合物95を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物96と同様にして表13に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物99
(S)−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物95を(S)−2−(トリフルオロメチル)オキシランと反応させることにより化合物7と同様にして化合物99を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.55分、4.10分;MS(ES):m/z=692.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.28−9.17(m,1H)、8.77(d,J=4.6Hz,1H)、8.57(s,1H)、8.41(d,J=7.9Hz,1H)、8.20(s,1H)、8.08(d,J=9.2Hz,1H)、7.65(dd,J=7.9、4.9Hz,2H)、7.50(dd,J=8.4、5.6Hz,3H)、7.27−7.06(m,4H)、4.15(d,J=7.6Hz,3H)、3.64(br.s.,2H)、3.05(t,J=10.7Hz,3H)、2.78(s,4H)、2.25−2.09(m,3H)、2.06(d,J=5.2Hz,5H)
化合物95を対応するハロゲン化アルキルと反応させることにより化合物99と同様にして表14に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物101
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物95をイソキサゾール3−カルボン酸と反応させることにより化合物5と同様にして化合物101を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.43分、3.90分;MS(ES):m/z=675.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.61(br.s,1H)、9.19(d,J=2.1Hz,1H)、9.12(d,J=1.8Hz,1H)、8.75(dd,J=4.7、1.4Hz,1H)、8.58(s,1H)、8.37(dt,J=7.9、2.0Hz,1H)、8.23(s,1H)、8.08(d,J=9.2Hz,1H)、7.61(dd,J=7.9、4.9Hz,1H)、7.54−7.40(m,2H)、7.22−7.08(m,3H)、6.86(d,J=1.8Hz,1H)、4.63(d,J=13.7Hz,1H)、4.55−4.41(m,1H)、4.03(d,J=13.4Hz,1H)、3.24(t,J=12.1Hz,1H)、2.91(t,J=11.7Hz,1H)、2.74(s,3H)、2.21(d,J=11.9Hz,1H)、2.14(d,J=11.6Hz,1H)、2.10−1.96(m,2H)
化合物95を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物101と同様にして表15に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物103
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
中間体8を4−メチル−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物103を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.89分;MS(ES):m/z=580.30 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.75(s,1H)、8.90−8.75(m,3H)、8.63(s,1H)、8.42(s,1H)、8.18−8.07(m,1H)、8.07−7.97(m,3H)、7.56−7.43(m,2H)、7.20(t,J=8.9Hz,2H)、7.12(d,J=9.3Hz,1H)、3.84−3.72(m,1H)、3.42(d,J=12.3Hz,2H)、3.04(d,J=11.3Hz,1H)、2.81−2.71(m,4H)、2.39−2.25(m,2H)、2.23−2.08(m,1H)
化合物104
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物103をホルムアルデヒド(37%水溶液)と反応させることにより化合物2と同様にして化合物104を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.29分、4.0分;MS(ES):m/z=594.50 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.82−8.71(m,2H)、8.54(s,1H)、8.17(s,1H)、8.08(d,J=9.5Hz,1H)、8.00−7.91(m,2H)、7.51−7.41(m,2H)、7.19−7.06(m,3H)、4.15−4.01(m,1H)、3.92(s,2H)、2.85(d,J=11.6Hz,2H)、2.17(s,3H)、2.08−1.97(m,4H)、1.97−1.86(m,4H)
化合物103を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物104と同様にして表16に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物106
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体8を2−モルホリノイソニコチン酸・塩酸塩と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物106を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、1.98分、3.55分;MS(ES):m/z=568.36 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.58(s,1H)、8.32(d,J=5.2Hz,1H)、8.18−8.02(m,2H)、7.53(s,1H)、7.46(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.26(d,J=5.2Hz,1H)、7.20−7.07(m,3H)、4.23−4.07(m,1H)、3.78−3.71(m,4H)、3.62−3.53(m,4H)、3.43(br.s.,1H)、3.02(d,J=12.2Hz,2H)、2.50−2.42(m,2H)、1.97(d,J=10.1Hz,2H)、1.93−1.78(m,4H)
化合物107
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物106を3,3,3−トリフルオロプロパナールと反応させることにより化合物2と同様にして化合物107を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.47分、3.79分;MS(ES):m/z=664.22 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.72(br.s,1H)、9.12(d,J=1.8Hz,1H)、8.62(s,1H)、8.32(d,J=5.2Hz,1H)、8.23(s,1H)、8.08(d,J=9.5Hz,1H)、7.54(s,1H)、7.47(dd,J=8.9、5.5Hz,3H)、7.26(d,J=5.2Hz,1H)、7.19−7.07(m,4H)、6.86(d,J=1.8Hz,1H)、4.61(br.s.,1H)、4.47(br.s.,1H)、4.02(br.s.,1H)、3.83−3.72(m,5H)、3.64−3.54(m,5H)、3.24(s,1H)、2.91(s,2H)、2.19(br.s.,1H)、2.13(br.s.,1H)、2.04(dt,J=11.7、5.7Hz,3H)
化合物108
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物106を3,3,3−トリフルオロプロパン酸と反応させることにより化合物5と同様にして化合物108を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.56分、2.58分;MS(ES):m/z=678.10 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.73(br.s,1H)、8.61(s,1H)、8.32(d,J=4.9Hz,1H)、8.17(s,1H)、8.08(d,J=9.5Hz,1H)、7.54(s,1H)、7.51−7.40(m,3H)、7.26(dd,J=5.0、1.1Hz,1H)、7.21−7.07(m,4H)、4.52(d,J=13.1Hz,1H)、4.46−4.32(m,1H)、4.00−3.86(m,3H)、3.83−3.61(m,8H)、3.61−3.52(m,6H)、3.10(t,J=12.1Hz,1H)、2.65(t,J=11.9Hz,1H)、2.10(br.s.,3H)、2.05−1.86(m,3H)
化合物109
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)キノリン−4−カルボキサミド
Figure 2016507502
中間体8をキノリン−4−カルボン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物109を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、1.96分、3.52分;MS(ES):m/z=533.39 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.08(d,J=4.3Hz,1H)、8.67(s,1H)、8.25−8.07(m,4H)、7.88(td,J=7.6、1.2Hz,1H)、7.82−7.69(m,2H)、7.53−7.42(m,2H)、7.25−7.04(m,3H)、4.21−4.10(m,1H)、3.03(d,J=12.2Hz,2H)、2.47(s,1H)、2.02−1.93(m,2H)、1.92−1.80(m,4H)
化合物110
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)キノリン−4−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物109をホルムアルデヒド(37%水溶液)と反応させることにより化合物2と同様にして化合物110を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.08分、3.71分;MS(ES):m/z=547.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.08(d,J=4.3Hz,1H)、8.66(s,1H)、8.28−8.06(m,4H)、7.88(t,J=7.6Hz,1H)、7.80−7.69(m,2H)、7.47(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.21−7.09(m,3H)、3.92(s,1H)、2.86(d,J=11.0Hz,2H)、2.18(s,3H)、2.08−1.99(m,4H)、1.99−1.89(m,2H)、1.82(s,2H)
化合物109を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物110と同様にして表17に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物112
N−(6−(1−(1−(2−アミノ−2−オキソエチル)ピペリジン−4−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)キノリン−4−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物109を2−ブロモアセトアミドと反応させることにより化合物33と同様にして化合物112を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.18分、3.70分;MS(ES):m/z=590.40 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.08(d,J=4.3Hz,1H)、8.67(s,1H)、8.21(d,J=8.2Hz,1H)、8.18−8.06(m,3H)、7.88(t,J=7.2Hz,1H)、7.82−7.68(m,2H)、7.47(dd,J=8.9、5.5Hz,2H)、7.23(br.s.,1H)、7.15(dt,J=9.2、4.3Hz,4H)、4.16−4.06(m,1H)、3.92(s,1H)、2.96−2.86(m,4H)、2.25−2.06(m,4H)、2.06−1.97(m,2H)、1.77(s,1H)
化合物109を対応するアルケンと反応させることにより化合物112と同様にして表18に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物114
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
中間体8をチアゾール−5−カルボン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物114を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.83分;MS(ES):m/z=489.09 [M+H]
化合物115
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物114を3,3,3−トリフルオロプロパナールと反応させることにより化合物2と同様にして化合物115を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.42分、3.90分;MS(ES):m/z=585.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.93(s,1H)、9.36(s,1H)、8.93(s,1H)、8.49(s,1H)、8.19(s,1H)、8.08(d,J=9.2Hz,1H)、7.55−7.41(m,3H)、7.20−7.06(m,4H)、4.10(br.s.,1H)、2.97(d,J=4.6Hz,2H)、2.50−2.33(m,3H)、2.10−1.94(m,7H)
化合物116
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物114をイソキサゾール3−カルボン酸と反応させることにより化合物5と同様にして化合物116を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.27分、2.20分;MS(ES):m/z=583.90 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.91(br.s,1H)、9.36(s,1H)、9.12(d,J=1.5Hz,1H)、8.93(s,1H)、8.54(s,1H)、8.23(s,1H)、8.09(d,J=9.2Hz,1H)、7.51−7.43(m,2H)、7.22−7.08(m,3H)、6.86(d,J=1.5Hz,1H)、4.62(d,J=12.5Hz,1H)、4.55−4.40(m,1H)、4.03(d,J=13.7Hz,1H)、3.23(t,J=11.9Hz,1H)、2.96−2.84(m,1H)、2.20(d,J=12.8Hz,1H)、2.17−2.10(m,1H)、2.10−1.96(m,2H)、1.23(d,J=6.7Hz,1H)
化合物114を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物116と同様にして表19に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物118
(S)−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物114を(S)−2−(トリフルオロメチル)オキシランと反応させることにより化合物7と同様にして化合物118を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.32分、2.0分;MS(ES):m/z=601.0 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.93(br.s.,1H)、9.36(s,1H)、8.93(s,1H)、8.50(s,1H)、8.19(s,1H)、8.08(d,J=9.5Hz,1H)、7.46(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.22−7.06(m,3H)、6.14(d,J=6.7Hz,1H)、4.11(dd,J=10.7、5.5Hz,2H)、3.01(t,J=9.8Hz,2H)、2.19−1.98(m,6H)
化合物119
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体9を2−フルオロイソニコチン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物119を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.12分、3.59分;MS(ES):m/z=541.42 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.49(d,J=5.2Hz,1H)、8.11(d,J=9.5Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.33(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.19(d,J=9.2Hz,1H)、7.07(t,J=8.9Hz,2H)、4.27(t,J=11.7Hz,1H)、2.99(d,J=12.2Hz,2H)、2.46(t,J=11.3Hz,3H)、2.28−2.19(m,1H)、2.13−1.96(m,2H)、1.88(s,6H)、1.13−0.98(m,4H)
化合物120
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物119を1−ブロモ−2−メトキシエタンと反応させることにより化合物33と同様にして化合物120を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.45分、4.0分;MS(ES):m/z=599.50 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.12(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.33(dd,J=8.9、5.5Hz,2H)、7.20(d,J=9.2Hz,1H)、7.07(t,J=8.9Hz,2H)、4.18(t,J=12.5Hz,1H)、3.19(s,3H)、2.95(d,J=11.0Hz,2H)、2.43(t,J=5.8Hz,2H)、2.24−2.09(m,3H)、2.09−1.96(m,2H)、1.96−1.84(m,3H)、1.12−1.00(m,5H)
化合物119を適切な反応体と反応させることにより化合物120と同様にして表20に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物122
N−(6−(1−(1−(2−シアノエチル)ピペリジン−4−イル)−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物119をアクリロニトリルと反応させることにより化合物37と同様にして化合物122を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.65分、3.95分;MS(ES):m/z=594.40 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.12(d,J=9.2Hz,1H)、7.97(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.40−7.28(m,2H)、7.20(d,J=9.2Hz,1H)、7.07(t,J=8.9Hz,2H)、4.27−4.12(m,1H)、3.92(s,1H)、2.95(d,J=11.0Hz,2H)、2.68−2.53(m,4H)、2.26−2.12(m,3H)、2.12−2.02(m,2H)、1.95(d,J=10.7Hz,2H)、1.12−0.99(m,4H)
化合物123
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(ピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物119(0.023g、0.043ミリモル)のNMP(0.85mL)中溶液に、4−クロロピリジン・HCl(0.032g、0.213ミリモル)を添加し、つづいてヒューニッヒ塩基(0.059mL、0.340ミリモル)を加えた。反応混合物を密封した管中で油浴にて100℃で16時間加熱した。その物質をプレパラティブLC/MSを介して次の条件:カラム:Waters XBridge Phenyl、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水;移動相B:アセトニトリル;バッファー:20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:20.5分にわたり20−95%Bとし、次に95%Bで7.0分間保持する;流速:25mL/分で精製した。所望の生成物を含有するフラクション(0.004g、収率15.34%)を合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.31分、3.75分;MS(ES):m/z=618.35 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.48(d,J=4.9Hz,1H)、8.38(s,1H)、8.07−7.94(m,4H)、7.82(s,1H)、7.32(dd,J=8.5、5.5Hz,2H)、7.15−7.00(m,3H)、6.70(d,J=6.4Hz,2H)、4.01(d,J=11.9Hz,2H)、2.95(t,J=12.4Hz,2H)、2.11(d,J=8.2Hz,2H)、1.97(d,J=12.8Hz,2H)、1.82(s,3H)、1.05(d,J=2.4Hz,2H)、1.03−0.91(m,2H)
化合物124
N−(6−(2−シクロプロピル−1−(1−(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物119(0.023g、0.043ミリモル)のCHCl(0.85mL)中溶液に、シクロプロパンスルホニルクロリド(8.97mg、0.064ミリモル)を加え、つづいてヒューニッヒ塩基(0.015mL、0.085ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、ついで溶媒を減圧下で蒸発させた。粗物質をプレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:14分にわたり40−100%Bとし、次に100%Bで4分間保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物を含有するフラクション(0.01g、収率35%)を合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.77分、3.95分;MS(ES):m/z=645.29 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.98(s,1H)、8.62(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.13(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.32(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.20(d,J=9.5Hz,1H)、7.08(t,J=8.9Hz,2H)、4.44(br.s.,1H)、3.92(s,1H)、3.70(d,J=12.2Hz,2H)、3.18(s,1H)、2.96(t,J=11.6Hz,2H)、2.32−2.14(m,3H)、2.08(d,J=10.7Hz,2H)、1.13−0.99(m,4H)、0.92−0.76(m,4H)
化合物125
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(ピリジン−4−イルカルバモイル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物119(0.022g、0.041ミリモル)のCHCl(0.74mL)およびDMF(0.074mL)中溶液に、4−イソシアナトピリジン(0.0073g、0.061ミリモル)を、つづいてTEA(0.014mL、0.102ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、次に揮発物を減圧下で蒸発させた。粗物質をプレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:12分にわたり40−80%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物を含有するフラクション(0.008g、収率27.7%)を合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.40分、3.81分;MS(ES):m/z=661.43 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.90(br.s,1H)、8.92(s,1H)、8.61−8.43(m,2H)、8.20(d,J=6.1Hz,2H)、8.09(d,J=9.5Hz,1H)、7.96(d,J=5.2Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.41−7.27(m,5H)、7.15(d,J=9.2Hz,1H)、7.07(t,J=9.0Hz,2H)、4.19(d,J=13.1Hz,2H)、2.97−2.84(m,2H)、2.30−2.16(m,1H)、2.12(d,J=13.4Hz,2H)、2.00(d,J=9.8Hz,2H)、1.92(s,2H)、1.15−0.98(m,5H)
化合物126
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物119をイソキサゾール3−カルボン酸と反応させることにより化合物5と同様にして化合物126を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.68分、3.90分;MS(ES):m/z=636.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.95(br.s,1H)、9.07(d,J=1.5Hz,1H)、8.57(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.09(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.34(dd,J=8.9、5.5Hz,2H)、7.19−7.03(m,3H)、6.81−6.68(m,1H)、4.65(br.s.,1H)、4.58(d,J=11.6Hz,1H)、4.01(d,J=13.7Hz,1H)、3.92(s,1H)、3.24(t,J=12.4Hz,1H)、2.98−2.84(m,1H)、2.30−2.16(m,3H)、2.16−2.09(m,1H)、2.05(d,J=11.3Hz,1H)、1.17−0.98(m,4H)
化合物119を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物126と同様にして表21に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物128
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−イルメチル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物119をイソキサゾール−3−カルバルデヒドと反応させることにより化合物2と同様にして化合物128を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.70分、4.04分;MS(ES):m/z=622.40 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.84(d,J=1.5Hz,1H)、8.60(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.11(d,J=9.2Hz,1H)、7.99(d,J=5.2Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.38−7.27(m,2H)、7.17(d,J=9.2Hz,1H)、7.07(t,J=8.9Hz,2H)、6.49(d,J=1.8Hz,1H)、4.21(t,J=12.4Hz,1H)、3.92(s,1H)、3.57(s,2H)、2.88(d,J=11.0Hz,2H)、2.26−2.14(m,3H)、2.14−2.03(m,2H)、1.94(d,J=9.8Hz,2H)、1.11−1.00(m,4H)
化合物119を対応するアルデヒドまたはケトンと反応させることにより化合物128と同様にして表22に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物135
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
Figure 2016507502
中間体9を3−(ピリジン−3−イル)安息香酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物135を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.33分、3.79分;MS(ES):m/z=599.40 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.10(d,J=2.1Hz,1H)、8.65(dd,J=4.7、1.4Hz,1H)、8.61(s,1H)、8.56(s,1H)、8.28(d,J=7.9Hz,1H)、8.20−8.06(m,2H)、8.02(d,J=7.9Hz,1H)、7.71(t,J=7.8Hz,1H)、7.58(dd,J=7.9、4.6Hz,1H)、7.33(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.18(d,J=9.2Hz,1H)、7.07(t,J=9.0Hz,2H)、4.27(s,1H)、3.00(d,J=11.0Hz,2H)、2.46(t,J=11.6Hz,2H)、2.24(s,1H)、2.06(d,J=9.8Hz,2H)、1.94−1.83(m,4H)、1.14−0.98(m,4H)
化合物136
N−(6−(1−(1−(2−シアノエチル)ピペリジン−4−イル)−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
Figure 2016507502
化合物135をアクリロニトリルと反応させることにより化合物36と同様にして化合物136を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.76分、4.03分;MS(ES):m/z=652.50 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.76(s,1H)、9.10(d,J=2.1Hz,1H)、8.65(dd,J=4.9、1.5Hz,1H)、8.61(s,1H)、8.55(s,1H)、8.28(dt,J=7.9、2.0Hz,1H)、8.20−8.06(m,2H)、8.02(d,J=7.6Hz,1H)、7.71(t,J=7.8Hz,1H)、7.58(dd,J=7.9、4.9Hz,1H)、7.39−7.26(m,2H)、7.19(d,J=9.5Hz,1H)、7.08(t,J=8.9Hz,2H)、4.20(t,J=12.1Hz,1H)、3.92(s,2H)、2.96(d,J=11.3Hz,2H)、2.70−2.53(m,5H)、2.27−2.13(m,4H)、2.13−2.01(m,2H)、1.96(d,J=9.8Hz,2H)、1.89(s,1H)、1.11−1.00(m,5H)
化合物137
N−(6−(1−(1−(2−アミノアセチル)ピペリジン−4−イル)−2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
Figure 2016507502
化合物135を2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物5と同様にして化合物137を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.33分、3.82分;MS(ES):m/z=656.50 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.10(d,J=2.1Hz,1H)、8.65(dd,J=4.9、1.5Hz,1H)、8.60(s,1H)、8.56(s,1H)、8.35−8.23(m,1H)、8.17−7.98(m,3H)、7.71(t,J=7.8Hz,1H)、7.58(dd,J=7.8、4.7Hz,1H)、7.35(dd,J=8.9、5.8Hz,2H)、7.17−6.99(m,3H)、4.60−4.39(m,2H)、3.92(s,1H)、3.84(d,J=11.3Hz,2H)、3.03(t,J=12.8Hz,2H)、2.26−2.12(m,2H)、2.00(br.s.,3H)、1.91(s,4H)、1.14−0.96(m,5H)
化合物138
N−(6−(2−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソキサゾール−3−イルメチル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
Figure 2016507502
化合物135をイソキサゾール−3−カルバルデヒドと反応させることにより化合物2と同様にして化合物138を合成した。HPLC保持時間(方法C):4.1分;MS(ES):m/z=680.50 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.77(br.s,1H)、9.11(d,J=2.1Hz,2H)、8.83(d,J=1.2Hz,2H)、8.75−8.59(m,3H)、8.56(s,2H)、8.28(dt,J=7.9、1.8Hz,2H)、8.21−8.06(m,3H)、8.02(d,J=7.9Hz,2H)、7.71(t,J=7.8Hz,2H)、7.58(dd,J=8.1、4.7Hz,2H)、7.39−7.25(m,3H)、7.17(d,J=9.2Hz,2H)、7.08(t,J=8.9Hz,3H)、6.49(d,J=1.5Hz,2H)、4.22(t,J=11.7Hz,1H)、2.97−2.79(m,3H)、2.31−2.14(m,5H)、2.14−2.02(m,3H)、1.95(d,J=10.7Hz,3H)、1.85(s,4H)、1.12−1.00(m,6H)
化合物139
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体11を2−フルオロイソニコチン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物139を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.75分;MS(ES):m/z=515.22
化合物140
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(3−フルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物139を1−フルオロ−3−ヨードプロパンと反応させることにより化合物33と同様にして化合物140を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.15分、3.91分;MS(ES):m/z=575.18 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.96(br.s,1H)、8.59(s,1H)、8.49(d,J=5.2Hz,1H)、8.13(d,J=9.5Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.42−7.31(m,3H)、7.19(d,J=9.2Hz,1H)、7.14−7.01(m,3H)、4.45(t,J=6.0Hz,1H)、4.36(t,J=6.0Hz,1H)、4.03(td,J=11.6、3.7Hz,1H)、2.89(d,J=9.5Hz,2H)、2.60−2.53(m,4H)、2.32(t,J=7.2Hz,3H)、2.05−1.82(m,8H)、1.82−1.64(m,3H)
化合物139を対応するハロゲン化アルキルと反応させることにより化合物140と同様にして表23に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物142
(R)−2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−(1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物139をアクリロニトリルと反応させることにより化合物7と同様にして化合物142を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.53分、3.96分;MS(ES):m/z=627.18 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.59(s,1H)、8.49(d,J=5.2Hz,1H)、8.13(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.41−7.29(m,2H)、7.21(d,J=9.2Hz,1H)、7.08(t,J=8.9Hz,2H)、6.06(d,J=5.2Hz,1H)、4.14−3.96(m,2H)、2.96(br.s.,2H)、2.56(s,3H)、2.48−2.36(m,2H)、2.20−2.04(m,2H)、2.04−1.94(m,2H)、1.94−1.81(m,2H)
化合物139を対応するエポキシドと反応させることにより化合物142と同様にして表24に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物144
N−(6−(1−(1−(2−シアノエチル)ピペリジン−4−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物139をアクリロニトリルと反応させることにより化合物36と同様にして化合物144を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.43分、3.66分;MS(ES):m/z=568.28 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.97(s,1H)、8.59(s,1H)、8.49(d,J=5.2Hz,1H)、8.13(d,J=9.2Hz,1H)、7.97(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.41−7.29(m,2H)、7.21(d,J=9.2Hz,1H)、7.08(t,J=9.0Hz,2H)、3.00−2.85(m,2H)、2.63−2.53(m,6H)、2.06(d,J=11.3Hz,2H)、1.98(d,J=12.2Hz,2H)、1.94−1.80(m,2H)
化合物145
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−(1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物139を3,3,3−トリフルオロプロパナールと反応させることにより化合物2と同様にして化合物145を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.72分、4.12分;MS(ES):m/z=611.20 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.98(br.s,1H)、8.59(s,1H)、8.49(d,J=5.2Hz,1H)、8.13(d,J=9.2Hz,1H)、7.97(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.41−7.27(m,2H)、7.21(d,J=9.2Hz,1H)、7.15−7.00(m,2H)、4.05(d,J=4.0Hz,1H)、2.91(d,J=9.8Hz,2H)、2.55(s,3H)、2.43−2.30(m,2H)、2.05−1.82(m,7H)
化合物139を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物145と同様にして表25に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物147
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(イソチアゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物139をイソチアゾール−3−カルボン酸と反応させることにより化合物5と同様にして化合物147を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.45分、3.76分;MS(ES):m/z=626.13 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.18−9.05(m,1H)、8.56(s,1H)、8.49(d,J=5.2Hz,1H)、8.10(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.44−7.30(m,3H)、7.19−7.02(m,3H)、4.61−4.39(m,2H)、4.05(d,J=14.6Hz,1H)、3.26−3.11(m,1H)、2.94−2.79(m,1H)、2.57(s,3H)、2.10−1.90(m,4H)、1.29−1.17(m,2H)
化合物148
N−(6−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体11を2−フルオロイソニコチン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物148を合成した。HPLC保持時間(方法A):3.02分;MS(ES):m/z=473.21 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.00(s,1H)、8.76(s,1H)、8.68(s,1H)、8.49(d,J=5.0Hz,1H)、8.10(d,J=9.5Hz,1H)、7.99(d,J=5.0Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.55(dd,J=8.5、5.5Hz,2H)、7.24(t,J=8.9Hz,2H)、7.04(d,J=9.3Hz,1H)、5.42(d,J=7.5Hz,1H)、4.56(d,J=6.5Hz,2H)、4.41(d,J=7.5Hz,2H)
化合物149
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物148をホルムアルデヒド(37%水溶液)と反応させることにより化合物2と同様にして化合物149を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.05分、3.65分;MS(ES):m/z=487.40 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.95(br.s,1H)、8.60(s,1H)、8.48(d,J=5.2Hz,1H)、8.28(s,1H)、8.07(d,J=9.2Hz,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.56−7.45(m,2H)、7.16(t,J=8.9Hz,2H)、7.08(d,J=9.2Hz,1H)、4.85(q,J=6.6Hz,1H)、3.66−3.51(m,2H)、2.29(s,3H)
化合物148を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物149と同様にして表26に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物151
N−(6−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
中間体11を2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物151を合成した。HPLC保持時間(方法F):3.74分;MS(ES):m/z=552.30 [M+H]
化合物152
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物151を2−ヒドロキシアセトアルデヒドと反応させることにより化合物2と同様にして化合物152を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.12分、3.84分;MS(ES):m/z=596.50 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.83−8.73(m,2H)、8.54(s,1H)、8.28(s,1H)、8.04(d,J=9.2Hz,1H)、8.00−7.89(m,2H)、7.59−7.46(m,2H)、7.16(t,J=8.9Hz,2H)、7.07(d,J=9.5Hz,1H)、4.88(t,J=6.6Hz,1H)、4.44(br.s.,1H)、3.63(t,J=7.6Hz,2H)、2.91(s,1H)、2.78−2.72(m,4H)、1.89(s,1H)
化合物153
N−(6−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
中間体11を2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物153を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.0分、3.66分;MS(ES):m/z=552.35 [M+H]
化合物154
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物153をホルムアルデヒド(37%水溶液)と反応させることにより化合物2と同様にして化合物154を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.34分、3.94分;MS(ES):m/z=566.40 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.19(d,J=2.1Hz,1H)、8.75(dd,J=4.7、1.4Hz,1H)、8.54(s,1H)、8.37(d,J=7.9Hz,1H)、8.31(s,1H)、8.05(d,J=9.2Hz,1H)、7.61(dd,J=7.9、4.9Hz,1H)、7.51(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.16(t,J=8.9Hz,2H)、7.07(d,J=9.2Hz,1H)、5.09(s,1H)、3.83(t,J=7.8Hz,2H)、3.70(t,J=8.1Hz,2H)、2.74(s,3H)、1.89(s,2H)
化合物153を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物154と同様にして表27に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物156
N−(6−(1−(1−(2−アミノアセチル)アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−4−メチル−2−(ピリジン−3−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物153を2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸と反応させ、つづいてTFAでBoc基の脱保護に供することにより化合物5と同様にして化合物156を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、1.99分、3.63分;MS(ES):m/z=609.37 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 9.19(d,J=2.4Hz,1H)、8.75(dd,J=4.9、1.5Hz,1H)、8.59(s,1H)、8.43(s,1H)、8.37(dt,J=8.1、1.9Hz,1H)、8.05(d,J=9.2Hz,1H)、7.61(dd,J=7.9、4.9Hz,1H)、7.56−7.46(m,2H)、7.18(t,J=8.9Hz,2H)、7.06(d,J=9.2Hz,1H)、5.27(s,1H)、4.58−4.51(m,1H)、4.48(d,J=5.8Hz,1H)、4.35−4.23(m,2H)、3.19−3.12(m,3H)、2.74(s,4H)、1.91(s,1H)
化合物157
N−(6−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体11をイソニコチン酸と反応させ、つづいてBoc基をTFAで脱保護することにより化合物1と同様にして化合物157を合成した。HPLC保持時間(方法A):2.51分;MS(ES):m/z=455.17 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.01(s,1H)、8.95−8.86(m,4H)、8.83(s,1H)、8.70(s,1H)、8.19−8.05(m,5H)、7.59−7.49(m,7H)、7.32−7.20(m,6H)、7.04(d,J=9.5Hz,2H)、5.44(s,1H)、4.57(d,J=7.0Hz,3H)、4.49−4.31(m,2H)
化合物158
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物157をホルムアルデヒド(37%水溶液)と反応させることにより化合物2と同様にして化合物158を合成した。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、1.78分、3.48分;MS(ES):m/z=469.37 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 8.86−8.78(m,2H)、8.60(s,1H)、8.29(s,1H)、8.11−7.98(m,3H)、7.56−7.45(m,2H)、7.16(t,J=8.9Hz,2H)、7.08(d,J=9.2Hz,1H)、4.85(t,J=6.7Hz,1H)、3.60(t,J=7.5Hz,2H)、3.18(s,3H)、2.29(s,3H)、1.89(s,2H)
化合物157を対応するアルデヒドと反応させることにより化合物158と同様にして表28に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
化合物160
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体12(0.03g、0.074ミリモル)、イソニコチン酸(0.018g、0.147ミリモル)およびHATU(0.056g、0.147ミリモル)のDMF(0.491mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.051mL、0.295ミリモル)を加え、反応物を室温で16時間攪拌した。それをプレパラティブLC/MSを介し、次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 メタノール:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:20分かけて40−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物(0.013g、収率31.7%)を含有するフラクションを合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.02分、3.50分;MS(ES):m/z=513.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.85(br.s,1H)、8.89−8.76(m,2H)、8.60(s,1H)、8.08(d,J=9.5Hz,1H)、8.05−7.98(m,4H)、7.50(dd,J=8.9、5.5Hz,3H)、7.22−7.03(m,4H)、4.27(t,J=6.1Hz,2H)、3.92(s,1H)、3.43(t,J=4.3Hz,5H)、2.57(t,J=6.3Hz,2H)、2.31(br.s,4H)
中間体12を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物160と同様にして表29に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物169
2,6−ジフルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体13を2,6−ジフルオロイソニコチン酸と反応させることにより化合物160と同様にして化合物169を合成した。HPLC保持時間(方法A):3.43分;MS(ES):m/z=486.04 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.05(s,1H)、9.26−9.15(m,1H)、8.70(s,1H)、8.14(dd,J=9.3、0.5Hz,1H)、7.92(d,J=9.0Hz,1H)、7.83(s,2H)、7.79−7.69(m,4H)、7.42−7.26(m,3H)、7.13(d,J=9.5Hz,1H)
中間体13を対応するカルボン酸と反応させることにより化合物169と同様にして表30に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物222
N−(2−(4−フルオロフェニル)−6−(ピロリジン−1−イル)−[3,6’−ビイミダゾ[1,2−b]ピリダジン]−2’−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体15(0.035g、0.066ミリモル)およびピロリジン(0.047g、0.662ミリモル)のNMP(0.662mL)中溶液を、マイクロ波オーブン中、160℃で12時間加熱した。粗物質をプレパラティブLC/MSを介して次の条件:カラム:Waters XBridge C18、19x150mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19x10mm、5μm粒子;移動相A:水+20mM酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 メタノール:水+20mM酢酸アンモニウム;グラジエント:30分かけて40−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:20mL/分で精製した。所望の生成物(0.0034g、収率9.29%)を含有するフラクションを合わせ、遠心分離での蒸発を介して乾燥させた。HPLC保持時間(方法BおよびC):各々、2.65分および4.06分;MS(ES):m/z=520.30 [M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) δ ppm 11.85(s,1H)、8.82(d,J=6.1Hz,2H)、8.46(s,1H)、8.22(d,J=9.5Hz,1H)、8.07−7.95(m,3H)、7.82−7.70(m,3H)、7.22(t,J=8.9Hz,2H)、7.06(d,J=10.1Hz,1H)、1.95(t,J=6.4Hz,5H)
中間体15を対応するアミンと反応させることにより化合物222と同様にして表31に記載の化合物を合成した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物228
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体5E(1.35g、5.29ミリモル)およびKPOの1M水溶液(7.94mL、15.88ミリモル)を中間体14の粗反応混合物に添加した。該懸濁液を2、3分間脱気し、次にPdCl(dppf)−CHClアダクツ(0.432g、0.529ミリモル)をそれに添加した。得られた混合物を再び5分間脱気した。還流冷却器を丸底フラスコに取り付け、該反応物を油浴中80℃で16時間加熱した。次にそれを室温に冷却し、無機物を濾過した。濾過ケーキを1,4−ジオキサンおよびCHCl中5%MeOH溶液で洗浄した。合した濾液を減圧下で略乾燥状態となるまで濃縮した。得られた残渣を水で希釈し、CHCl中5%MeOH溶液(3x60mL)で洗浄した。合した有機液を食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(240g トムソンBIOTAGE(登録商標)カラム、CHCl中5−20%のグラジエントのMeOHで溶出する)に付して精製し、所望の生成物(0.15g、収率6.72%)を褐色固形物として得た。HPLC保持時間(方法H):2.192分;MS(ES):m/z=414.20 [M+H]
Figure 2016507502
中間体16
2−フルオロ−N−(6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体16A:N−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
DMF(90mL)およびDIPEA(6.22mL、35.6ミリモル)を6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン(3.00g、17.80ミリモル)および2−フルオロイソニコチン酸(2.76g、19.57ミリモル)の混合物に添加した。HATU(7.78g、20.46ミリモル)を加え、該反応物を室温で4.5時間攪拌した。該反応物を水で希釈して総容量を1Lとし、得られた固形物を濾過し、加温した真空オーブン中で乾燥させ、16A(5.31g、100%)を得た。MS(ES):m/z=292.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.842分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 11.93(s,1H)、8.53(s,1H)、8.47(d,J=5.0Hz,1H)、8.18(dd,J=9.5、0.5Hz,1H)、7.95(dt,J=5.1、1.6Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.43(d,J=9.3Hz,1H)
中間体16B:2−フルオロ−N−(6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
スチール製のパール圧反応器にて、ジオキサン(170mL)およびMeOH(30mL)を、16A(5.00g、17.14ミリモル)、KOAc(6.73g、68.6ミリモル)およびPdCl(dppf)(2.509g、3.43ミリモル)の混合物に添加した。該反応器を一酸化炭素で150psiにまで加圧し、攪拌しながら100℃で終夜加熱した。該反応物を室温に冷却し、該反応器を減圧した。反応物をメタノールで希釈し、総容量を600mLとして濾過した。濾液を減圧中で濃縮し、残渣をDCM/ヘキサン(4:1)でトリチュレートした。固体を濾過し、次に水に懸濁させて再び濾過した。固形物を乾燥させて16B(3.90g、72%)を得た。MS(ES):m/z=316.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.670分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 12.02(br.s.,1H)、8.63(s,1H)、8.48(d,J=5.3Hz,1H)、8.22(d,J=9.3Hz,1H)、7.97(d,J=5.0Hz,1H)、7.84−7.76(m,2H)、3.98(s,3H)
中間体16C:2−フルオロ−N−(6−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
16B(3.58g、11.36ミリモル)のTHF(120mL)中懸濁液をドライアイス/アセトニトリル浴中で冷却した。DIBAL−H(1.0M/CHCl)(39.7mL、39.7ミリモル)をゆっくりと加え、反応物を冷却しながら30分間攪拌し、次に3時間にわたって室温に加温した。反応物をドライアイス/アセトニトリル浴中で再び冷却し、1N NaOH(15mL)をゆっくりと加えることでクエンチした。水(300mL)およびEtOAc(300mL)を添加した。該混合物をセライト(登録商標)を通して濾過した。濾液の層を分離し、水層をさらなるEtOAc(300mL)で抽出した。合した有機物を食塩水(500mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮して16C(2.82g、86%)を得た。MS(ES):m/z=288.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.447分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 11.83(br.s.,1H)、8.47(d,J=5.3Hz,1H)、8.43(d,J=0.5Hz,1H)、8.06(d,J=9.3Hz,1H)、7.96(dt,J=5.1、1.7Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.36(d,J=9.3Hz,1H)、5.72(t,J=6.1Hz,1H)、4.63(d,J=6.0Hz,2H)
中間体16:2−フルオロ−N−(6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
デス・マーチン・ペルヨージナン(4.98g、11.74ミリモル)を16C(2.81g、9.78ミリモル)のDMSO(70mL)中溶液に添加した。1時間後、該反応物を水(1L)で希釈した。固体を濾過し、加温した真空オーブン中で乾燥し、次にエタノールでトリチュレートし、中間体16(2.29g、82%)を得た。MS(ES):m/z=284.2 [M−H];HPLC保持時間(方法D):1.570分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 12.03(s,1H)、10.00(s,1H)、8.67(s,1H)、8.47(d,J=5.2Hz,1H)、8.24(d,J=9.3Hz,1H)、7.96(d,J=5.0Hz,1H)、7.81(s,1H)、7.68(d,J=9.3Hz,1H)
化合物229
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−プロピル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
DMF(600μl)を中間体16(40mg、0.140ミリモル)およびプロパン−1−アミン(11.05mg、0.187ミリモル)に添加した。反応液を室温で終夜攪拌し、次に1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(27.0mg、0.093ミリモル)およびKCO(16.80mg、0.122ミリモル)を加えた。反応物を終夜攪拌し、次にDMF(1.4mL)で希釈して濾過した。反応混合物をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物229(17.3mg、37.9%)を得た。MS(ES):m/z=460.3 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.54分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.95(br.s.,1H)、8.59(s,1H)、8.49(d,J=4.9Hz,1H)、8.09(d,J=9.5Hz,1H)、8.00(s,1H)、7.98(d,J=5.2Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.53−7.46(m,2H)、7.19−7.10(m,3H)、4.10(t,J=7.2Hz,2H)、1.62(sxt,J=7.3Hz,2H)、0.79(t,J=7.3Hz,3H)
中間体16と、対応するアミンおよびTosMIC試薬を用い、化合物229の調製について記載される操作により表32に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体17
N−(6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)ピバラミド
Figure 2016507502
中間体17A:N−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)ピバラミド
Figure 2016507502
6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン(5.00g、29.7ミリモル)をDMA(50mL)に溶かした。塩化ピバロイル(4.38mL、35.6ミリモル)を加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。反応物を水(700mL)で希釈し、激しく攪拌し、固形物を濾過し、加温した真空オーブン中で乾燥させ、中間体17A(6.44g、86%)を得た。MS(ES):m/z=253、255 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.845分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 10.58(s,1H)、8.33(s,1H)、8.07(dd,J=9.3、0.5Hz,1H)、7.35(d,J=9.3Hz,1H)、1.25(s,9H)
中間体17B:メチル 2−ピバルアミドイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボキシラート
Figure 2016507502
スチール製の圧力反応器にて、中間体17A(2.00g、7.91ミリモル)、PdCl(dppf)(1.158g、1.583ミリモル)、KOAc(3.11g、31.7ミリモル)、ジオキサン(60mL)およびMeOH(12mL、297ミリモル)を合わせた。該反応器に、約150psiの一酸化炭素を充填し、次に85℃で終夜加熱した。反応物を室温に冷却し、圧力を抜き、MeOHで希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過した。残渣をエーテルでトリチュレートした。固形物を濾過し、水(約200mL)中で激しく振盪して濾過した。固形物を加温した真空オーブン中で終夜乾燥させ、中間体17B(1.34g、61%)を得た。MS(ES):m/z=277 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.695分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 10.69(s,1H)、8.12(d,J=9.5Hz,1H)、7.74(d,J=9.3Hz,1H)、3.96(s,3H)、1.27(s,9H)
中間体17:N−(6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)ピバラミド
Figure 2016507502
中間体17B(1.32g、4.78ミリモル)のTHF(50mL)中溶液をドライアイス/アセトン浴中で冷却した。DIBAL−H(1.0M/ジクロロメタン)(23.89mL、23.89ミリモル)を20分かけてゆっくりと加えた。反応液を冷却しながら8時間攪拌した。MeOH(11mL)をゆっくりと加え、該反応物を室温にまでゆっくりと加温しながら終夜攪拌した。該混合物を水(250mL)およびEtOAc(250mL)で希釈し、激しく震盪し、セライト(登録商標)を通して濾過した。濾液の層を分離し、水層をEtOAc(200mL)でさらに抽出した。有機液を合わせ、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜35%EtOAc/ヘキサン)に付し、中間体17(583mg、49%)を得た。MS(ES):m/z=245 [M−H];HPLC保持時間(方法D):1.613分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 10.74(s,1H)、9.98(d,J=0.8Hz,1H)、8.48(s,1H)、8.15(d,J=9.5Hz,1H)、7.64(d,J=9.3Hz,1H)、1.27(s,9H)
化合物273
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−プロピル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)ピバラミド
Figure 2016507502
中間体17(50mg、0.162ミリモル)およびプロパン−1−アミン(12.80mg、0.217ミリモル)のDMF(600μL)中溶液を室温で30分間攪拌した。1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(31.3mg、0.108ミリモル)およびKCO(19.46mg、0.141ミリモル)を加え、反応物を室温で終夜攪拌した。反応物をDMF(1.4mL)で希釈し、濾過した。反応混合物をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物273(37.8mg、83%)を得た。MS(ES):m/z=421.3 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.65分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 10.59(s,1H)、8.39(s,1H)、8.00(d,J=9.5Hz,1H)、7.98(s,1H)、7.48(dd,J=8.7、5.6Hz,1H)、7.14(t,J=8.9Hz,1H)、7.07(d,J=9.2Hz,1H)、4.06(t,J=7.0Hz,1H)、1.59(sxt,J=7.3Hz,1H)、1.27(s,5H)、0.78(t,J=7.5Hz,1H)
中間体17と、対応するアミンおよびTosMIC試薬を用い、化合物273の調製について記載される操作により表33に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502
中間体18
N−((4−フルオロフェニル)(トシル)メチル)アセトアミド
Figure 2016507502
参考文献:WO2011/051858
4−フルオロベンズアルデヒド(1.5g、12.09ミリモル)、アセトアミド(1.785g、30.2ミリモル)およびTMS−Cl(1.699mL、13.29ミリモル)のMeCN(6mL)およびトルエン(6.00mL)中溶液を50℃で1時間加熱した。さらなるアセトアミド(607mg)およびTMS−Cl(0.574mL)を添加した。反応物をさらに1.5時間加熱し、その後で4−メチルベンゼンスルフィン酸(2.83g、18.13ミリモル)を加えた。反応物を50℃でさらに18時間加熱し、その後でMTBE(15mL)を加えた。5分間攪拌した後、水(80mL)を添加し、該混合物を氷/水浴中で1時間冷却した。白色の固形物を濾過し、加温した真空オーブン中で乾燥させて中間体18(1.74g、82%)を得た。MS(ES):m/z=157.0;HPLC保持時間(方法D):1.023分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 9.39(d,J=10.5Hz,1H)、7.75−7.70(m,2H)、7.69−7.62(m,2H)、7.45(d,J=7.8Hz,2H)、7.34−7.25(m,2H)、6.35(d,J=10.5Hz,1H)、2.43(s,1H)、1.79(s,1H)
対応する置換ベンズアルデヒドおよび対応する第一アミドを用い、中間体19の調製について記載される操作により表34に列挙される次の中間体を調製した。
Figure 2016507502
中間体26
N−(6−(2−アセトアミド−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体18(500mg、1.556ミリモル)、中間体16(488mg、1.711ミリモル)および3,4−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムヨーダイド(444mg、1.556ミリモル)を20mLの反応容器中で合わせた。ジクロロメタン(4mL)、NMP(4mL)およびEt3N(3.25mL、23.34ミリモル)を加えた。該溶液を35℃で45分間加熱した。反応物をEtOAc(150mL)で希釈し、水(3x150mL)および食塩水(150mL)で洗浄した。有機物を乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をエーテルでトリチュレートし、中間体26(540mg、74%)を得た。MS(ES):m/z=451.2 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.880分
中間体16と、表34からの対応する中間体を用い、中間体26の調製について記載される操作により表35に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
化合物284
N−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
20mLの反応容器にて、CHCl(4mL)を中間体18(250mg、0.778ミリモル)および3,4−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムヨーダイド(44.4mg、0.156ミリモル)の混合物に加え、つづいて中間体16(244mg、0.856ミリモル)およびEt3N(1.626mL、11.67ミリモル)を添加した。該混合物を35−40℃で5時間加熱した。NMP(1mL)と、さらなる3,4−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムヨーダイド(200mg、1.26ミリモル)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌し、次に反応物を水(100mL)とEtOAc(100mL)との間に分配した。層を分離し、水層をさらなるEtOAc(100mL)で抽出した。有機液を合わせ、水(2x75mL)および食塩水(75mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。2,2−ジフルオロエタナミン(145mg、1.789ミリモル)のEtOH(4mL)中溶液を該残渣に加え、つづいてAcOH(0.218mL、3.81ミリモル)を添加した。該反応物を90℃で1.5時間、次に105℃で終夜加熱した。該反応物を減圧中で濃縮し、残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物284(31mg、8%)を得た。MS(ES):m/z=496.2 [M+H];HPLC保持時間(方法D):2.010分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.90(br.s.,1H)、8.64(s,1H)、8.47(d,J=5.0Hz,1H)、8.02(dd,J=9.3、0.6Hz,1H)、7.97(dt,J=5.1、1.6Hz,1H)、7.81(s,1H)、7.50−7.45(m,2H)、7.19−7.12(m,2H)、6.99(d,J=9.5Hz,1H)、6.56−6.30(m,1H)、4.75−4.64(m,2H)
中間体16と、対応するアミンおよび表34からの中間体を用い、化合物284の調製について記載される操作により表36に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
化合物288
2−フルオロ−N−(6−(1−(2−フルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
マイクロ波バイアルにて、中間体18(45mg、0.100ミリモル)、2−フルオロエタナミン・HCl(29.8mg、0.300ミリモル)、トリフルオロ酢酸(0.023mL、0.300ミリモル)およびブタンニトリル(0.5mL)の混合物を140℃で30分間加熱した。少量のメタノールを加え、沈殿した固形物を溶かした。該溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、次に水(2x25mL)および食塩水(25mL)で洗浄した。有機液を乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物288(19mg、9%)を得た。MS(ES):m/z=478.5 [M+H];HPLC保持時間(方法C):2.38分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.90(br.s.,1H)、8.58(s,1H)、8.47(d,J=5.2Hz,1H)、8.02(d,J=9.2Hz,1H)、7.96(d,J=4.9Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.46(dd,J=8.9、5.5Hz,2H)、7.13(t,J=8.9Hz,2H)、7.02(d,J=9.2Hz,1H)、4.77−4.60(m,2H)、4.51−4.39(m,2H)、2.48(s,3H)
対応するアミンおよび表35からの対応する中間体を用い、化合物288の調製について記載される操作により表37に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体31
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン・3HCl
Figure 2016507502
中間体31A:4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
密封式試験管において、ジオキサン(200mL)および2M KPO(81mL、162ミリモル)を、4−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(9.43g、53.9ミリモル)、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(9.80g、70.0ミリモル)およびPdCl(dppf)−CHClアダクツ(2.200g、2.69ミリモル)の混合物に添加した。窒素を該混合物に数分間にわたって通気し、次に該容器に栓をし、80℃で5時間加熱した。反応物をEtOAc(250mL)で希釈し、水(2x250mL)および食塩水(150mL)で洗浄した。有機液を乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜30% 90:10:1[CHCl/MeOH/NH4OH]/CHCl)に付して精製し、粗製31A(10.04g、純度70%、収率68%)を得、それをさらに精製することなく次の工程に持ち越した。MS(ES):m/z=191.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.637分
中間体31B:5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(10.20g、37.5ミリモル)をMeOH(175mL)に溶かした。NBS(7.35g、41.3ミリモル)を加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。反応物をEtOAc(400mL)で希釈し、チオ硫酸ナトリウム飽和水溶液(300mL)、水(300mL)および食塩水(300mL)で洗浄した。有機液を乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20ないし80%EtOAc/ヘキサン)を通して精製し、31B(8.61g、85%)を得た。MS(ES):m/z=268.95、270.95 [M+H];HPLC保持時間(方法E):1.600分
中間体31C:N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
密封式試験管にて、窒素を中間体1(4.17g、13.80ミリモル)、中間体31B(2.97g、11.04ミリモル)、PdCl(dppf)−CHClアダクツ(0.451g、0.552ミリモル)、DMF(50mL)および2M NaCO(16.56mL、33.1ミリモル)の混合物に通気した。該溶液に栓をし、100℃で終夜加熱した。水(1L)を該反応液に注ぎ、該混合物をDCM(2x500mL)およびEtOAc(2x500mL)で抽出した。有機液を合わせ、乾燥(MgSO)させ、濾過し、減圧中で約500mLに濃縮し、次に水(500mL)および食塩水(500mL)で洗浄し、再び(MgSO)乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0ないし30% 90:10:1[CHCl/MeOH/NH4OH]/CHCl)に付して精製し、中間体31C(1.63g、40%)を得た。MS(ES):m/z=365.3 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.798分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 10.81(s,1H)、7.87(dd,J=9.5、0.8Hz,1H)、7.78(s,1H)、7.59(d,J=9.5Hz,1H)、7.56−7.49(m,2H)、7.40−7.32(m,2H)、3.40(s,3H)、2.45(s,3H)、2.07(s,3H)
中間体31:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン・3HCl
Figure 2016507502
メタノール(15mL)およびHCl(4M/ジオキサン)(15mL、60.0ミリモル)を、中間体31C(1.82g、4.99ミリモル)に添加した。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を減圧中で濃縮し、わずかに不純物の混ざった中間体31(2.19g、102%)を得た。MS(ES):m/z=323.2 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.690分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 8.03(d,J=9.0Hz,1H)、7.65(s,1H)、7.62−7.54(m,2H)、7.36−7.28(m,2H)、7.20(d,J=9.3Hz,1H)、3.71(s,3H)、2.77(s,3H)
化合物301
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体31(200mg、0.463ミリモル)およびイソニコチン酸(86mg、0.695ミリモル)をDMF(8mL)に溶かした。DIPEA(0.566mL、3.24ミリモル)およびHATU(211mg、0.556ミリモル)を加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。反応物をDMFで希釈し、プレパラティブHPLCに付して精製し、化合物301(85.4mg、42.3%)を得た。MS(ES):m/z=428.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.877分
対応するカルボン酸を用い、化合物302の調製について記載される操作に従って、表38に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502

Figure 2016507502
中間体32
メチル 2,4−ジメチル−5−(ピリジン−3−イル)ベンゾアート
Figure 2016507502
窒素をピリジン−3−イルボロン酸(132mg、1.077ミリモル)、メチル5−ヨード−2,4−ジメチルベンゾアート(250mg、0.862ミリモル)、PdCl(dppf)−CHClアダクツ(35.2mg、0.043ミリモル)、2M NaCO(1.293mL、2.59ミリモル)およびDME(7mL)の混合物に通気した。該反応物を100℃で2.5時間加熱し、次に室温に冷却した。反応物をEtOAc(75mL)で希釈し、水(75mL)および食塩水(75mL)で洗浄した。有機液乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0ないし40% EtOAc/ヘキサン)に付して精製し、中間体32(183mg、88%)を得た。MS(ES):m/z=242.2 [M+H];HPLC保持時間(方法D):2.023分;H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ 8.63(br.s.,1H)、7.88−7.71(m,1H)、7.49(br.s.,1H)、7.22(s,1H)、3.93−3.85(m,3H)、2.64(s,3H)、2.30(s,3H)
化合物402
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2,4−ジメチル−5−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
Figure 2016507502
THF(1mL)およびNaHMDS(THF中1M、0.371mL、0.371ミリモル)を中間体31(40mg、0.093ミリモル)に添加した。約5分後に、その中身を中間体32(67.1mg、0.278ミリモル)を含有するバイアルに移した。その反応物を室温で終夜攪拌した。反応物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(2x30mL)で抽出した。抽出液を合わせ、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物402(10.2mg、20%)を得た。MS(ES):m/z=532.3 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.64分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.43(s,1H)、8.72(d,J=1.8Hz,1H)、8.62(dd,J=4.7、1.7Hz,1H)、8.54(s,1H)、8.02(d,J=9.2Hz,1H)、7.93(dt,J=7.9、2.0Hz,1H)、7.55−7.50(m,2H)、7.49−7.44(m,2H)、7.32(s,1H)、7.16−7.09(m,2H)、7.07(d,J=9.5Hz,1H)、3.59(s,3H)、2.49(s,3H)、2.46(s,3H)、2.31(s,3H)
中間体33
メチル 2−メチル−3−(ピリジン−3−イル)ベンゾアート
Figure 2016507502
窒素をピリジン−3−イルボロン酸(168mg、1.364ミリモル)、メチル3−ブロモ−2−メチルベンゾアート(250mg、1.091ミリモル)、PdCl(dppf)−CHClアダクツ(44.6mg、0.055ミリモル)、2M NaCO(1.637mL、3.27ミリモル)およびDME(7mL)の混合物に通気した。該反応物を100℃で2.5時間加熱し、次に室温に冷却した。反応物をEtOAc(75mL)で希釈し、水(75mL)および食塩水(75mL)で洗浄した。有機液を乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0ないし40% EtOAc/ヘキサン、10倍より多くのカラム容量)に付して精製し、中間体33(227mg、92%)を得た。MS(ES):m/z=228.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.910分;H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ 8.66(dd,J=4.9、1.4Hz,1H)、8.60(d,J=1.8Hz,1H)、7.95−7.85(m,1H)、7.77(dt,J=7.8、1.8Hz,1H)、7.50(dd,J=7.7、4.9Hz,1H)、7.40−7.33(m,2H)、3.94(s,3H)、2.43(s,3H)
化合物403
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−メチル−3−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
Figure 2016507502
THF(1.5mL)およびNaHMDS(1M/THF)(0.371mL、0.371ミリモル)を中間体31(40mg、0.093ミリモル)に添加した。2、3分後に、該反応物を中間体33(105mg、0.462ミリモル)を含有するバイアルに移した。その反応液を室温で終夜攪拌した。反応物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(2x30mL)で抽出した。抽出液を合わせ、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物403(5.6mg、11%)を得た。MS(ES):m/z=518.230 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.41分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.48(s,1H)、8.64(dd,J=4.9、1.5Hz,1H)、8.60(d,J=1.8Hz,1H)、8.55(s,1H)、8.04(d,J=9.5Hz,1H)、7.84(dt,J=7.9、2.0Hz,1H)、7.58−7.51(m,2H)、7.50−7.37(m,4H)、7.18−7.05(m,3H)、3.59(s,3H)、2.46(s,3H)、2.28(s,3H)
化合物404
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−(ピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
THF(0.5mL)を中間体31(40mg、0.093ミリモル)に加え、つづいてNaHMDS(1M/THF)(0.371mL、0.371ミリモル)およびエチル 2−(ピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボキシラート(84mg、0.278ミリモル)(WO2010/129497の記載に従って調製)のTHF(0.5mL)中溶液を添加した。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(2x30mL)で抽出した。有機液を合わせ、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物404(5.6mg、11%)を得た。MS(ES):m/z=579.2 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.61分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 12.23(br.s.,1H)、9.24(br.s.,1H)、8.81(d,J=3.4Hz,1H)、8.52(s,1H)、8.45(d,J=8.2Hz,1H)、8.07(d,J=9.2Hz,1H)、7.69−7.60(m,1H)、7.47(br.s.,2H)、7.18−7.05(m,3H)、3.61(s,3H)、2.46(s,3H)
中間体34
エチル 2−(ピリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボキシラート
Figure 2016507502
EtOH(15mL)、エチル 2−クロロ−4,4,4−トリフルオロ−3−オキソブタノアート(1748mg、8.00ミリモル)およびピリジン−4−カルボチオアミド(553mg、4ミリモル)の混合物を、マイクロ波反応器中、150℃で10分間加熱した。冷却後、Et3N(1.673mL、12.00ミリモル)を加え、その反応物を130℃で1分間マイクロ波処理に付した。該反応物を減圧中で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0ないし60%EtOAc/ヘキサン)に、つづいてプレパラティブHPLCに付して精製し、中間体34(449mg、37%)を得た。
MS(ES):m/z=303.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):2.035分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 8.85−8.78(m,2H)、8.05−7.98(m,2H)、4.41(q,J=7.2Hz,2H)、1.34(t,J=7.2Hz,3H)
化合物405
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
THF(1mL)およびNaHMDS(1M/THF)(0.371mL、0.371ミリモル)を中間体31(40mg、0.093ミリモル)に加え、つづいて中間体34(84mg、0.278ミリモル)を添加した。反応液を室温で終夜攪拌した。反応物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(2x30mL)で抽出した。有機液を合わせ、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物405(6.6mg、12%)を得た。MS(ES):m/z=579.170 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.60分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 12.24(br.s.,1H)、8.85−8.81(m,2H)、8.52(s,1H)、8.07(d,J=9.2Hz,1H)、8.04−7.99(m,2H)、7.51−7.44(m,2H)、7.16−7.08(m,3H)、3.61(s,3H)、2.46(s,3H)
中間体35
エチル 6’−フルオロ−[3,3’−ビピリジン]−5−カルボキシラート
Figure 2016507502
窒素を(6−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(250mg、1.774ミリモル)、エチル 5−ブロモニコチナート(272mg、1.183ミリモル)、PdCl(dppf)−CHClアダクツ(48.3mg、0.059ミリモル)、2M NaCO(1.774mL、3.55ミリモル)およびDME(7mL)の混合物に通気した。反応器に栓をし、100℃で12時間加熱し、次にEtOAc(100mL)で希釈し、水(100mL)および食塩水(100mL)で洗浄した。有機液を乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0ないし100%EtOAc/ヘキサン)に付して精製し、中間体35(117mg、40%)を得た。MS(ES):m/z=247.11 [M+H];HPLC保持時間(方法E):1.768分;H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ 9.28(s,1H)、9.01(br.s.,1H)、8.53(d,J=17.1Hz,2H)、8.11−8.01(m,1H)、7.13(dd,J=8.4、2.9Hz,1H)、4.49(q,J=7.3Hz,2H)、1.46(t,J=7.2Hz,3H)
化合物406
6’−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−[3,3’−ビピリジン]−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
THF(1.5mL)およびNaHMDS(1M/THF)(0.371mL、0.371ミリモル)を中間体31(40mg、0.093ミリモル)に加えた。2、3分後に、中間体35(68.4mg、0.278ミリモル)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(2x30mL)で抽出した。有機液を合わせ、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物406(14mg、28%)を得た。MS(ES):m/z=523.2 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.34分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.85(br.s.,1H)、9.21(dd,J=17.1、2.1Hz,2H)、8.88(t,J=2.1Hz,1H)、8.82(d,J=2.4Hz,1H)、8.60(s,1H)、8.55(td,J=8.1、2.7Hz,1H)、8.07(d,J=9.2Hz,1H)、7.52−7.45(m,2H)、7.43(dd,J=8.5、2.7Hz,1H)、7.19−7.07(m,3H)、3.61(s,3H)、2.46(s,3H)
化合物407
3−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−1−メチル−1−フェニル尿素
Figure 2016507502
トリホスゲン(0.1M/ジクロロメタン)(0.324mL、0.032ミリモル)を中間体31(40mg、0.093ミリモル)、N−メチルアニリン(9.93mg、0.093ミリモル)、DIPEA(0.065mL、0.371ミリモル)およびDCM(1.5mL)の溶液にゆっくりと添加した。反応液を室温で終夜攪拌した。少量のメタノールを加え、該反応物を減圧中で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物407(14mg、28%)を得た。MS(ES):m/z=456.2 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.46分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 8.91(s,1H)、8.21(s,1H)、7.90(d,J=9.2Hz,1H)、7.50−7.42(m,4H)、7.41−7.36(m,2H)、7.35−7.30(m,1H)、7.11(t,J=9.0Hz,2H)、7.02(d,J=9.2Hz,1H)、3.56(s,3H)、2.44(s,3H)、1.90(s,3H)
対応するアミンを用い、化合物407の調製について記載される操作により表39に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
化合物411
N−(3−ブロモ−6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
NBS(17.58mg、0.099ミリモル)を化合物321(40mg、0.090ミリモル)のDMF(500μL)中溶液に添加した。反応液を室温で15分間攪拌した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物411(24.6mg、50%)を得た。MS(ES):m/z=524.6 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.40分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.22(br.s.,1H)、8.52(d,J=5.2Hz,1H)、8.14(d,J=9.5Hz,1H)、7.93(d,J=4.9Hz,1H)、7.75(s,1H)、7.57−7.51(m,2H)、7.19−7.12(m,3H)、3.70(s,3H)、2.48(s,3H)
化合物412
N−(3−クロロ−6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
NCS(13.19mg、0.099ミリモル)を化合物321(40mg、0.090ミリモル)のDMF(500μL)中溶液に終夜にわたって添加した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物412(31.3mg、72.6%)を得た。MS(ES):m/z=480.1、482.2 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.26分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.30(br.s.,1H)、8.51(d,J=5.2Hz,1H)、8.16(d,J=9.5Hz,1H)、7.94(d,J=4.9Hz,1H)、7.76(s,1H)、7.53(dd,J=8.7、5.6Hz,2H)、7.19−7.10(m,3H)、3.68(s,3H)、2.48(s,3H)
化合物413
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物411(50mg、0.095ミリモル)およびPd(PhP)(11.02mg、9.54マイクロモル)をDMF(800μL)に溶かした。テトラメチルスズ(15.85μL、0.114ミリモル)を加え、該反応物をマイクロ波反応器中120℃で20分間加熱した。さらにテトラメチルスズ(20μL、0.144ミリモル)を加え、該反応物をマイクロ波にて150℃で20分間再び加熱し、つづいてさらに150℃で30分間加熱した。マイクロ波にて150℃で30分間再び加熱した。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物413(15.8mg、34.6%)を得た。MS(ES):m/z=460.2 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.26分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.11(br.s.,1H)、8.48(d,J=4.9Hz,1H)、8.03(d,J=9.5Hz,1H)、7.91(br.s.,1H)、7.73(s,1H)、7.52−7.42(m,2H)、7.13(t,J=8.9Hz,3H)、7.03(d,J=9.5Hz,1H)、3.63(s,3H)、2.48(s,3H)、2.46(s,3H)
化合物414
N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)ピバラミド
Figure 2016507502
THF(1.00mL)を中間体31(40mg、0.093ミリモル)に加え、つづいてDIPEA(0.081mL、0.463ミリモル)および塩化ピバロイル(13.96mg、0.116ミリモル)を添加した。反応液を室温で終夜攪拌した。反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、次に水(10mL)および食塩水(10mL)で洗浄した。有機液を乾燥(MgSO)し、濾過し、窒素流の下で風乾させた。残渣をプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物414(30.0mg、79.0%)を得た。MS(ES):m/z=407.5 [M+H];HPLC保持時間(方法B):2.42分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 10.56(s,1H)、8.37(s,1H)、7.99(d,J=9.5Hz,1H)、7.48−7.42(m,2H)、7.15−7.08(m,2H)、7.06(d,J=9.5Hz,1H)、3.57(s,3H)、2.45(s,3H)、1.27(s,9H)
Figure 2016507502
中間体36
N−(6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
中間体36A:N−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−4−カルボキサミド
Figure 2016507502
DMF(90mL)およびDIPEA(6.22mL、35.6ミリモル)を6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン(3.00g、17.80ミリモル)および2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−4−カルボン酸(4.04g、19.57ミリモル)の混合物に加えた。HATU(7.78g、20.46ミリモル)を加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。反応物を水(1L)で希釈し、得られた固形物を濾過し、加温した真空オーブン中で乾燥させ、中間体36A(6.36g、100%)を得た。MS(ES):m/z=355.1 [M−H];HPLC保持時間(方法D):2.038分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 11.32(s,1H)、8.82−8.77(m,2H)、8.75(s,1H)、8.53(s,1H)、8.20−8.15(m,3H)、7.42(d,J=9.5Hz,1H)
中間体36B:メチル 2−(2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボキシラート
Figure 2016507502
スチール製の圧力反応器にて、ジオキサン(100mL)およびMeOH(20mL、494ミリモル)を中間体36A(3.00g、8.41ミリモル)、PdCl(dppf)(1.230g、1.682ミリモル)およびKOAc(3.30g、33.6ミリモル)の混合物に加えた。該反応器に150psiの一酸化炭素を充填し、攪拌しながら100℃に終夜加熱した。室温に冷却して、該反応混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、メタノールで濯いだ。固形物をその混合物より濾過して取り出し、メタノールで濯ぎ、乾燥し、ついで1:1 DCM/MeOHと共にかき混ぜた。上記の混合物からの濾液を減圧中で固形物に濃縮した。これら2つの固形物を合わせ、中間体36B(1.93g、60%)を得た。MS(ES):m/z=379.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.410分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 11.42(s,1H)、8.82−8.76(m,3H)、8.64(s,1H)、8.26−8.15(m,3H)、7.80(d,J=9.3Hz,1H)、3.98(s,3H)
中間体36C:N−(6−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
THF(13mL)を中間体36B(485mg、1.275ミリモル)に加えた。その淡黄色懸濁液をドライアイス/アセトニトリル浴にて冷却した。DIBAL−H(1M/DCM)(4.46mL、4.46ミリモル)を加え、約15分経過した後、その懸濁液を冷却浴より取り出し、室温で2.5日間攪拌させた。さらにDIBAL−H(1M/DCM)(4.46mL、4.46ミリモル)を加えた。反応液を室温で2.75時間攪拌し、次に1N NaOH(15mL)を加えた。数分経過した後、水(150mL)およびEtOAc(150mL)を添加した。該混合物を激しく攪拌し、次にセライト(登録商標)を通して濾過した。濾液の層を分離し、水層をさらなるEtOAc(150mL)で抽出した。有機液を合わせ、食塩水(150mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、減圧中で濃縮して粗中間体36C(251mg、純度76%、収率42.5%)を得、それをさらに精製することなく次工程にて使用した。MS(ES):m/z=353.1 [M+H];HPLC保持時間(方法D):1.665分
中間体36:N−(6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
DMSO(5mL)およびデス・マーチン・ペルヨージナン(274mg、0.647ミリモル)を不純物の混入した中間体36C(250mg、0.539ミリモル)に添加した。反応液を室温で40分間攪拌した。反応物を水(100mL)で希釈し、濾過して乾燥させた。該固形物をEtOHでトリチュレートし、次に濾過し、乾燥して不純物の混入した中間体36(89mg、純度65%、収率30%)を得た。該物質をさらに精製することなく次工程にて使用した。MS(ES):m/z=349.2 [M−H];HPLC保持時間(方法D):1.760分
化合物415
N−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
Figure 2016507502
2,2−ジフルオロエタナミン(11.03mg、0.136ミリモル)のDMF(600μL)中溶液を粗中間体36(55mg、0.102ミリモル)に添加した。反応液を室温で終夜攪拌した。1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(19.68mg、0.068ミリモル)およびKCO(12.22mg、0.088ミリモル)を加えた。反応液を室温で3日間攪拌した。該反応物をDMFで希釈し、ついでプレパラティブHPLCに付して精製し、化合物415(7.2mg、18.8%)を得た。MS(ES):m/z=547.4 [M+H];HPLC保持時間(方法B):3.13分;H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 11.22(br.s.,1H)、8.77(d,J=5.5Hz,2H)、8.72(s,1H)、8.61(s,1H)、8.15(d,J=5.5Hz,2H)、8.06−7.98(m,2H)、7.50(dd,J=8.2、5.8Hz,2H)、7.17(t,J=8.9Hz,2H)、7.02(d,J=9.2Hz,1H)、6.54−6.23(m,1H)、4.81−4.68(m,2H)
Figure 2016507502
中間体37
6−(1,4−ビス(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体37A:1,4−ビス(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール(4.38g、27.0ミリモル)のDMSO(10.0mL)中攪拌溶液に、1−フルオロ−4−ヨードベンゼン(5.0g、22.52ミリモル)、オキシン(0.327g、2.252ミリモル)、CuI(0.214g、1.126ミリモル)、KCO(7.78g、56.3ミリモル)を加え、得られた反応混合物を120℃で16時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(50mL)を加え、酢酸エチル(3x50mL)で抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(120g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中30%酢酸エチルで溶出する)に付して精製した。集めたフラクションを一緒に濃縮し、中間体37A(4.1g、71%)を黄褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=257 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 8.30(d,J=1.26Hz,1H)、8.26(s,1H)、7.85−7.94(m,2H)、7.73−7.81(m,2H)、7.39−7.47(m,2H)、7.20−7.29(m,2H)
中間体37B:5−ブロモ−1,4−ビス(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
中間体37A(0.65g、2.54ミリモル)のDCM(10.0mL)中攪拌溶液に、NBS(0.474g、2.66ミリモル)を0℃で添加した。反応混合物を室温に加温し、45分間攪拌した。該反応混合物をDCM(10mL)で希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中25%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集め、一緒に濃縮し、中間体37B(0.6g、70%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=337 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 8.18(s,1H)7.94−8.03(m,2H)、7.57−7.66(m,2H)、7.42−7.51(m,2H)、7.26−7.37(m,2H)
中間体37C:N−(6−(1,4−ビス(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体37B(0.55g、1.641ミリモル)のDMF(5.0mL)中攪拌溶液に、中間体−1(1.735g、5.74ミリモル)、KPO(2.462mL、4.92ミリモル)を添加した。反応混合物を窒素で脱気し、PdCl(dppf)・DCM複合体(0.134g、0.164ミリモル)を添加し、80℃で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過した。濾液を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中2%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体37C(0.27g、38%)を褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=431 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 10.93(s,1H)、8.19(s,1H)、8.14(s,1H)、7.92(d,J=9.79Hz,1H)、7.55−7.62(m,2H)7.37−7.45(m,2H)、7.24−7.32(m,2H)、7.12−7.20(m,2H)、7.01(d,J=9.29Hz,1H)、2.09(s,3H)
中間体37:6−(1,4−ビス(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体37C(0.26g、0.604ミリモル)のメタノール(5.00mL)中攪拌溶液に、HCl/ジオキサン(8.0mL、32.0ミリモル)を加え、室温で16時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗生成物を酢酸エチルに溶かし、炭酸水素ナトリウム、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して中間体37(0.175g、74%)を褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=389 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 8.15(s,1H)、7.52−7.63(m,3H)、7.34−7.42(m,2H)、7.23−7.31(m,3H)、7.10−7.20(m,2H)、6.81(d,J=9.03Hz,1H)、5.62(br.s.,2H)
化合物416
N−(6−(1,4−ビス(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
2−フルオロイソニコチン酸(0.022g、0.154ミリモル)のDMF(1.5mL)中攪拌溶液に、HATU(0.059g、0.154ミリモル)、DIPEA(0.054mL、0.309ミリモル)、中間体37(0.030g、0.077ミリモル)を加え、室温で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮してDMFを除去し、酢酸エチルで希釈し、水および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を逆相HPLC精製操作に付して精製し、化合物416(0.012g、30%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=512 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):各々、9.66分および8.66分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 7.09(s,1H)、7.15−7.22(m,2H)、7.26−7.34(m,2H)、7.39−7.48(m,2H)、7.57−7.64(m,2H)、7.78(s,1H)、7.94(d,J=5.02Hz,1H)、8.03(d,J=9.29Hz,1H)、8.22(s,1H)、8.39(s,1H)、8.46(d,J=5.02Hz,1H)、11.89(s,1H)
中間体37と、対応する酸を用い、化合物416の調製について記載される操作により表40に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体38
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体38A:3−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン
Figure 2016507502
4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール(2.85g、17.56ミリモル)のDMSO(15.0mL)中攪拌溶液に、3−ヨードピリジン(3.0g、14.63ミリモル)、オキシン(0.327g、2.252ミリモル)、CuI(0.214g、1.126ミリモル)、KCO(7.78g、56.3ミリモル)を添加し、得られた反応混合物を120℃で10時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(50mL)を添加して酢酸エチル(3x50mL)で抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲル クロマトグラフィー(120g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中5%メタノールで溶出する)に付して精製し、フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体38A(2.46g、70%)を得た。MS(ES):m/z=240 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 9.03(d,J=2.51Hz,1H)、8.55−8.65(m,1H)、8.35−8.47(m,2H)、8.12−8.24(m,1H)、7.81−7.97(m,2H)、7.61(dd,J=8.03、4.52Hz,1H)、7.12−7.37(m,2H)
中間体38B:3−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン
Figure 2016507502
中間体38A(0.5g、2.09ミリモル)のDCM(10.0mL)中攪拌溶液に、NBS(0.517g、2.29ミリモル)を0℃で添加した。反応混合物を室温にまで加温し、45分間攪拌した。反応混合物をDCM(10mL)で希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、2%メタノール/クロロホルムで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体38B(0.42g、63%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=318 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 8.73−8.82(m,2H)、8.28(s,1H)、8.07(ddd,J=8.03、2.51、1.51Hz,1H)、7.96−8.03(m,2H)、7.62−7.71(m,1H)、7.23−7.39(m,2H)
中間体38C:N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体38B(0.41g、1.28ミリモル)のDMF(5.0mL)中攪拌溶液に、中間体1(0.973g、3.22ミリモル)、KPO(0.644、1.289ミリモル)を添加した。反応混合物を窒素を用いて脱気し、PdCl(dppf)・DCM複合体(0.063g、0.077ミリモル)を添加し、80℃で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過した。濾液を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中3.5%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体38C(0.24g、45%)を褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=414 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 10.95(s,1H)、8.53−8.63(m,2H)、8.31(s,1H)、8.09(s,1H)、7.91−8.00(m,1H)、7.78−7.83(m,1H)、7.56−7.64(m,2H)、7.44−7.52(m,1H)、7.11−7.23(m,2H)、7.04(d,J=9.07Hz,1H)、2.09(s,3H)
中間体38:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体38C(0.18g、0.435ミリモル)のメタノール(5.00mL)中攪拌溶液に、ジオキサン中4M HCl(5.0mL、45.9ミリモル)を添加し、室温で16時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。該粗生成物を酢酸エチルに溶かし、炭酸水素ナトリウム、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して中間体38(0.12g、74%)を褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=372 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 8.51−8.62(m,2H)、8.26(s,1H)、7.75(ddd,J=8.16、2.64、1.51Hz,1H)、7.53−7.63(m,3H)、7.47(dd,J=8.28、4.77Hz,1H)、7.12−7.26(m,3H)、6.86(s,1H)、5.63(s,2H)
化合物421
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
2−フルオロイソニコチン酸(0.023g、0.162ミリモル)のDMF(1.5mL)中攪拌溶液に、HATU(0.061g、0.162ミリモル)、DIPEA(0.056mL、0.323ミリモル)を、つづいて中間体38(0.03g、0.081ミリモル)を添加し、室温で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を逆相精製操作に付して精製し、化合物421(0.0165g、40%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=493 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):各々、分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.91(s,1H)、8.58−8.66(m,2H)、8.46(d,J=5.02Hz,1H)、8.32−8.36(m,2H)、8.04(dd,J=9.29、0.75Hz,1H)、7.93(d,J=5.27Hz,1H)、7.76−7.86(m,2H)、7.63(dd,J=8.78、5.52Hz,2H)、7.45−7.53(m,1H)、7.20(t,J=8.91Hz,2H)、7.13(s,1H)
対応するアミンを用い、実施例38から化合物421を調製することについて記載される操作により表41に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体39
6−(1−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体39A:1−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
シクロプロパンアミン(0.5g、8.76ミリモル)のDMF(15mL)中溶液に、グリオキシル酸(0.390mL、7.01ミリモル)および炭酸カリウム(3.03g、21.89ミリモル)を加え、得られた反応混合物を室温で3時間攪拌した。次に1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(2.027g、7.01ミリモル)を加え、室温で16時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して所望の生成物を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中3%MeOHで溶出する)に付して精製し、純粋な中間体39A(0.9g、50%)を淡黄色油状物として得た。MS(ES):m/z=203 [M+H]H NMR(400MHz、CHCl) δ ppm 7.67−7.74(m,2H)、7.57(d,J=1.07Hz,1H)、7.20(d,J=1.32Hz,1H)、7.00−7.09(m,2H)、3.33−3.42(m,1H)、0.99−1.04(m,4H)
中間体39B:5−ブロモ−1−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
中間体39A(1g、4.94ミリモル)の乾燥DCM(15mL)中溶液に、NBS(0.968g、5.44ミリモル)を0℃でゆっくりと加え、反応温度をゆっくりと室温にまで上げ、1時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(3x40mL)で抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中25%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体39B(1.0g、79%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=283 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.84−7.91(m,3H)、7.06−7.15(m,2H)、3.21(tt,J=7.18、3.80Hz,1H)、1.15−1.21(m,2H)、1.04−1.11(m,2H)
中間体39C:N−(6−(1−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体39B(1g、3.56ミリモル)、中間体1(2.69g、8.89ミリモル)、KPO(1.452g、10.67ミリモル)の脱気した1,4−ジオキサン(10mL)および水(1mL)中溶液に、Pd(dba)(0.228g、0.249ミリモル)および2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(0.237g、0.498ミリモル)を加えた。該反応混合物に窒素を10−15分間パージし、90℃で16時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過し、EtOAc(3x80mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(120g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中3%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体39C(0.8g、59%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=377 [M+H];この生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。
中間体39:6−(1−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体39C(0.8g、2.125ミリモル)のメタノール(4mL) 中溶液に、ジオキサン中4M HCl(6mL、24.00ミリモル)を0℃で添加し、該反応物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、10%炭酸水素ナトリウムでクエンチし、クロロホルム(3x80mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して中間体39(0.7g、93%)を褐色のガム状の固形物として得た。MS(ES):m/z=335 [M+H];その粗生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。
化合物426
N−(6−(1−シクロプロピル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体39(0.07g、0.209ミリモル)、HATU(0.159g、0.419ミリモル)およびDIPEA(0.128mL、0.733ミリモル)のDMF(1mL)中溶液に、2−フルオロイソニコチン酸(0.059g、0.419ミリモル)を加え、該反応物を室温で16時間攪拌した。DMFを高真空下で除去し、10%炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、クロロホルム(3x80mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。該粗生成物をプレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物426(0.05g、50%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=458 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法AおよびB):各々、6.36分および6.80分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.92(br.s.,1H)、8.57(d,J=0.56Hz,1H)、8.47(d,J=5.15Hz,1H)、8.13(dd,J=9.32、0.66Hz,1H)、7.95−7.99(m,2H)、7.81(s,1H)、7.48−7.54(m,2H)、7.28(d,J=9.29Hz,1H)、7.10−7.17(m,2H)、3.52−3.60(m,1H)、0.81−0.94(m,4H)
対応する酸を用い、中間体39からの化合物426の調製について記載される操作により表42に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体40
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体40A:4−(4−フルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(1.0g、9.89ミリモル)のDMF(10mL)中攪拌溶液に、グリオキシル酸およびKCO(2.73g、19.77ミリモル)を加え、得られた反応混合物を室温で3時間攪拌した。次に1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(2.86g、9.89ミリモル)を加え、室温で16時間攪拌した。該反応混合物を水で希釈し、EtOAc(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して所望の生成物を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中3%MeOHで溶出する)に付してさらに精製し、純粋な中間体40A(0.6g、26%)を淡黄色油状物として得た。MS(ES):m/z=247 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.69−7.75(m,2H)、7.58(d,J=1.50Hz,1H)、7.21(d,J=1.50Hz,1H)、7.06(t,J=8.75Hz,2H)、4.09−4.18(m,3H)、3.49−3.60(m,2H)、2.07(dd,J=9.76、3.75Hz,4H)
中間体40B:5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
40A(0.600g、2.436ミリモル)の乾燥DCM(10mL)中溶液に、NBS(0.455g、2.56ミリモル)を0℃でゆっくりと添加し、反応温度を室温にまでゆっくりと上げ、1時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(3x30mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中25%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集め、一緒に濃縮し、中間体40B(0.35g、50%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=327 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.88−7.94(m,2H)、7.72(s,1H)、7.06−7.13(m,2H)、4.25−4.36(m,1H)、4.11−4.19(m,2H)、3.58(td,J=11.82、2.38Hz,2H)、2.77(s,2H)、1.98−2.14(m,4H)
中間体40C:N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体40B(0.800g、2.460ミリモル)の脱気したDMF(10mL)および水(1mL)中溶液に、中間体−1(2.230g、7.38ミリモル)、CsCO(2.405g、7.38ミリモル)およびPdCl(dppf)(0.108g、0.148ミリモル)を添加した。反応混合物に窒素を10分間パージし、80℃で16時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過し、EtOAc(3x50mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中3%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集め、一緒に濃縮し、中間体40C(0.45g、45%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=421 [M+H]。この生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。
中間体40:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体40C(170mg、0.404ミリモル)のMeOH(2mL)中溶液に、ジオキサン中4M HCl(2mL、0.80ミリモル)を0℃で添加し、反応物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、10%炭酸水素ナトリウムでクエンチし、クロロホルム(3x20mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して中間体40(0.11g、72%)を褐色ガム状固形物として得た。MS(ES):m/z=379 [M+H]。該粗生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 8.11(s,1H)、7.66−7.72(m,1H)、7.48−7.56(m,1H)、7.36−7.46(m,3H)、7.05−7.14(m,2H)、6.89(d,J=8.97Hz,2H)、4.07−4.25(m,2H)、3.90(dd,J=11.05、4.34Hz,2H)、3.35(br.s.,2H)、1.87−2.01(m,5H)
化合物431
2−フルオロ−N−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体40(50mg、0.132ミリモル)、HATU(100mg、0.264ミリモル)およびDIPEA(0.069mL、0.396ミリモル)のDMF(2mL)中溶液に、2−フルオロイソニコチン酸(37.3mg、0.264ミリモル)を添加し、反応物を室温で16時間攪拌した。DMFを高真空下で除去し、10%炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、クロロホルム(3x80mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。該粗生成物をプレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物431(0.011g、17%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=500 [M−H];保持時間(HPLC方法KおよびL):各々、6.20分および7.08分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.74−12.05(m,1H)、8.61(s,1H)、8.46(d,J=5.02Hz,1H)、8.20(s,1H)、8.07(d,J=9.29Hz,1H)、7.94−8.00(m,1H)、7.80(s,1H)、7.75−7.86(m,1H)、7.42−7.49(m,2H)、7.09−7.17(m,3H)、4.30−4.41(m,1H)、3.94(d,J=10.79Hz,2H)、3.36−3.43(m,2H)、1.97−2.08(m,4H)
対応する酸を用い、中間体40から由来する化合物431の調製について記載される操作により表43に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体41
6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体41A:ピロリジン−2−イミン
Figure 2016507502
4−クロロブタンニトリル(9g、87ミリモル)のエタノール(10mL)中溶液に、エタノール中アンモニア飽和液(50mL、2311ミリモル)を添加した。該反応物をオートクレーブ反応器中で16時間135℃で加熱した。反応混合物をセライト(登録商標)パッドを通して濾過し、減圧下で濃縮した。得られた固形物をエタノールおよびジエチルエーテルより再結晶し、中間体41A(7g、66%)を白色固形物として得た。H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 9.24−9.63(m,1H)、8.81(br.s.,1H)、3.67(t,J=7.15Hz,2H)、2.97(t,J=8.03Hz,2H)、2.19(dt,J=15.12、7.62Hz,2H)
中間体41B:2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール
Figure 2016507502
2−ブロモ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン(3.6g、16.59ミリモル)の乾燥DMF中溶液に、中間体41A(6.00g、49.8ミリモル)、炭酸ナトリウム(7.03g、66.3ミリモル)を加え、該反応混合物を80℃で約16時間加熱した。該反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中3%MeOHで溶出する)に付して精製し、純粋な中間体41B(1.6g、47%)を淡黄色固形物として得た。H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.66−7.74(m,2H)、7.11(s,1H)、7.00−7.06(m,2H)、3.98−4.03(m,2H)、2.87−2.97(m,2H)、2.57−2.66(m,2H)
中間体41C:3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール
Figure 2016507502
中間体41B(1.5g、7.42ミリモル)の乾燥DCM(10mL)中攪拌溶液に、臭素(0.420mL、8.16ミリモル)を0℃でゆっくりと添加し、該反応物をゆっくりと室温に加温し、30分間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(3x40mL)で抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中30%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集め、一緒に濃縮し、中間体41C(1g、48%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=283 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.86−7.94(m,2H)、7.04−7.11(m,2H)、3.94−4.01(m,2H)、2.95−3.03(m,2H)、2.59−2.68(m,2H)
中間体41D:N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体41C(1g、3.56ミリモル)、中間体1(2.69g、8.89ミリモル)、炭酸セシウム(3.48g、10.67ミリモル)の脱気したDMF(10mL)および水(1mL)中溶液に、PdCl(dppf)・DCMアダクツ(0.145g、0.178ミリモル)を加え、該反応混合物に窒素を10分間パージし、80℃で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過した。濾液を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中2%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集め、一緒に濃縮し、中間体41D(0.6g、44%)を淡黄色固形物として得た。この生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。MS(ES):m/z=377 [M+H]
中間体41:6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体41D(0.11g、0.292ミリモル)のメタノール(1mL)中溶液に、ジオキサン中4M HCl(3mL、12.00ミリモル)を0℃で加え、該反応物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を高真空下で濃縮し、10%炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、クロロホルム(3x40mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して中間体41(0.085g、87%)を褐色のガム状固形物として得た。MS(ES):m/z=335 [M+H];この生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。
化合物436
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体41(0.08g、0.239ミリモル)の乾燥DMF(1mL)中溶液に、HATU(0.182g、0.479ミリモル)、DIPEA(0.125mL、0.718ミリモル)、2−フルオロイソニコチン酸(0.068g、0.479ミリモル)を添加し、室温で16時間攪拌した。反応混合物を高真空下で濃縮し、10%炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、クロロホルム(3x80mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物436(0.023g、23%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=458 [M+H];HPLC保持時間(方法AおよびB):各々、5.82分および6.69分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 8.53(s,1H)、8.44(d,J=5.21Hz,1H)、7.92−7.99(m,2H)、7.79(s,1H)、7.55−7.62(m,2H)、7.21(t,J=8.91Hz,2H)、7.01(d,J=9.47Hz,1H)、4.27(t,J=7.22Hz,2H)、2.87−2.93(m,2H)、2.61(t,J=7.25Hz,2H)
対応する酸を用い、中間体41より由来の化合物436の調製について記載される操作により表44に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体42
6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体42A:2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2016507502
2−ブロモ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン(5g、23.04ミリモル)のエタノール(50mL)中溶液に、ピリジン−2−アミン(2.168g、23.04ミリモル)を添加し、16時間加熱して還流した。反応混合物を濃縮して黄色の残留物を得、それを3:1 ヘキサン/EtOAcでトリチュレートした。得られた固形物を濾過し、ヘキサンで洗浄し、減圧下で乾燥して中間体42A(5.5g、67%)を得た。MS(ES):m/z=213 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 8.53(dt,J=6.78、1.13Hz,1H)、8.39(s,1H)、7.97−8.07(m,2H)、7.58(dd,J=9.16、0.88Hz,1H)、7.20−7.32(m,3H)、6.91(td,J=6.71、1.13Hz,1H)
中間体42B:2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2016507502
中間体42A(300mg、1.414ミリモル)のエタノール(10mL)中溶液に、Pd/C(451mg、0.424ミリモル)を窒素下で加え、3.5バールの水素圧の下、室温で16時間水素添加した。反応混合物をセライト(登録商標)パッドを通して濾過し、濾液を濃縮し、粗生成物をオフホワイト色固形物として得た。該固形物をヘキサンでトリチュレートし、中間体42B(0.2g、59%)を白色固形物として得た。MS(ES):m/z=217 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 7.66−7.77(m,2H)、7.43(s,1H)、7.08−7.22(m,2H)、3.95(t,J=5.67Hz,2H)、2.75(t,J=6.14Hz,2H)、1.78−1.97(m,4H)
中間体42C:3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2016507502
中間体42B(2.5g、11.56ミリモル)のDCM(3mL)中溶液に、NBS(2.160g、12.14ミリモル)を添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を焼結したガラス漏斗を通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、粗生成物を桃色固形物として得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中30%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体42C(2.5g、72%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=295 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.85−7.96(m,2H)、6.96−7.14(m,2H)、3.82−3.94(m,2H)、2.91(t,J=6.38Hz,2H)、1.88−2.14(m,4H)
中間体42D:N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体42C(0.5g、1.694ミリモル)、中間体(1.536g、5.08ミリモル)のジオキサン(15mL)中溶液に、KPO(2.54mL、5.08ミリモル、HO中2M)を添加し、窒素で10分間パージした。それに、PdCl(dppf)(0.074g、0.102ミリモル)を加え、80℃で18時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、その残渣に水を加え、EtOAc(3x10mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して粗化合物を黄色固形物として得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中2%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体42D(0.25g、40%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=391 [M+H];粗生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。
中間体42:6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体42D(200mg、0.512ミリモル)の0℃でのMeOH(5mL)中溶液に、1,4−ジオキサン中4M HCl(6.40mL、25.6ミリモル)を添加し、該反応混合物を室温で18時間攪拌した。該反応混合物を減圧下で濃縮し、NaHCO飽和溶液で中和し、EtOAc(3x5mL)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して粗化合物を黄色固形物として得た。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中2%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体42(0.15g、76%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=349 [M+H];この生成物をさらに精製することなく次工程にて適用した。
化合物441
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
2−フルオロイソニコチン酸(35.6mg、0.253ミリモル)、HATU(96mg、0.253ミリモル)およびDIPEA(0.120mL、0.689ミリモル)の攪拌したDMF(2mL)中溶液に、中間体42(40mg、0.115ミリモル)を添加し、室温で18時間攪拌した。反応混合物を水(5mL)で希釈し、EtOAc(3x5mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して粗化合物を暗褐色残留物として得た。残渣を逆相HPLCを介してさらに精製し、化合物441(0.01g、18%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=472 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法AおよびB):6.07分および7.20分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.90(s,1H)、8.56(s,1H)、8.47(d,J=5.27Hz,1H)、8.04(d,J=9.29Hz,1H)、7.97(dt,J=5.14、1.69Hz,1H)、7.81(s,1H)、7.47−7.53(m,2H)、7.15(t,J=8.91Hz,2H)、7.09(d,J=9.29Hz,1H)、4.04(t,J=5.27Hz,2H)、2.88−2.94(m,2H)、1.94(br.s.,4H)
対応する酸を用い、中間体42より由来の化合物441の調製について記載される操作により表45に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体43
6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体43A:4−(4−フルオロフェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−イミダゾール
Figure 2016507502
4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール(1g、6.17ミリモル)およびCsCO(5.02g、15.42ミリモル)のDMF(10mL)中溶液をSEM−Cl(1.20mL、6.78ミリモル)に加え、得られた褐色懸濁液を室温で24時間攪拌した。DMFを反応混合物より減圧下で除去した。得られた残渣を氷冷水で希釈し、酢酸エチル(3x15mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して粗生成物を黄色固形物として得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中50%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体43A(0.8g、42%)をオフホワイト色固形物として得た。MS(ES):m/z=293 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.72−7.80(m,2H)、7.61(d,J=1.25Hz,1H)、7.26(s,1H)、7.02−7.11(m,2H)、5.29(s,2H)、3.49−3.56(m,2H)、0.93(dd,J=8.66、7.65Hz,2H)、−0.04−0.01(m,9H)
中間体43B:4−(4−フルオロフェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−イミダゾール−2−カルバルデヒド
Figure 2016507502
中間体43A(0.8g、2.74ミリモル)の−40℃での乾燥THF(10mL)中溶液に、n−ブチルリチウム(1.313mL、3.28ミリモル)を1時間にわたって滴下して加えた。反応混合物をさらに−78℃に冷却し、DMF(1.059mL、13.68ミリモル)を添加し、その同じ温度で30分間攪拌し、室温にまでゆっくりと加温した。該反応混合物をNH4Cl飽和溶液でクエンチし、酢酸エチル(3x15mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して中間体43B(0.8g、60%)を褐色の半固形物として得、それをさらに精製することなく次工程にて適用した。MS(ES):m/z=321 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 9.87(s,1H)、7.72−7.80(m,2H)、7.61(d,J=1.25Hz,1H)、7.02−7.11(m,2H)、5.29(s,2H)、3.49−3.56(m,2H)、0.93(dd,J=8.66、7.65Hz,2H)、−0.04−0.01(m,9H)
中間体43C:(4−(4−フルオロフェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール
Figure 2016507502
次に、中間体43B(0.56g、1.748ミリモル)の0℃でのMeOH(10mL)中溶液に、NaBH4(0.079g、2.097ミリモル)を添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物をNH4Cl飽和溶液でクエンチし、水層を酢酸エチル(3x10mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して粗化合物を褐色の半固形物として得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中50%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体43C(0.8g、42%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=323 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.67−7.75(m,2H)、7.21(s,1H)、7.03−7.10(m,2H)、5.33(s,2H)、4.77−4.82(m,2H)、3.53−3.60(m,2H)、3.02(br.s.,1H)、0.90−0.97(m,2H)、−0.01−0.01(m,9H)
中間体43D:(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル) メタノール
Figure 2016507502
中間体43C(0.5g、1.551ミリモル)のエタノール(5mL)中溶液に、HCl(2.5mL、27.5ミリモル)を添加し、得られた溶液を40℃で6時間攪拌した。EtOHを該反応混合物より除去し、10%NaOHを添加してpHを約8.0に調整し、水層を酢酸エチル(3x5mL)で抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して粗生成物を褐色固形物として得た。残渣をジエチルエーテル(2x5mL)でトリチュレートし、濾過し、ヘキサンで濯ぎ、中間体43D(0.2g、66%)をオフホワイト色固形物として得た。MS(ES):m/z=193 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 12.00(s,1H)、7.75−7.80(m,2H)、7.50(d,J=2.07Hz,1H)、7.12−7.18(m,2H)、5.37(t,J=5.71Hz,1H)、4.49(d,J=5.77Hz,2H)
中間体43E:2−(4−フルオロフェニル)−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン
Figure 2016507502
中間体43D(2.3g、11.97ミリモル)、1,2−ジブロモエタン(2.063mL、23.93ミリモル)のDMF(0.5mL)中溶液に、KCO(4.96g、35.9ミリモル)を添加し、褐色溶液を得た。反応混合物を100℃で3時間攪拌した。DMFを減圧下で該反応混合物より除去し、残渣に水を加え、酢酸エチル(3x2mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して粗生成物を褐色固形物として得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中30%−50%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体43E(0.4g、15%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=219 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 8.16(s,1H)、7.79−7.85(m,2H)、7.18−7.24(m,2H)、5.45−5.55(m,2H)、4.59(d,J=5.76Hz,2H)、4.45−4.52(m,2H)
中間体43F:3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン
Figure 2016507502
中間体43E(350mg、1.604ミリモル)のDCM(15mL)中溶液に、NBS(285mg、1.604ミリモル)を添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を蒸発させて中間体43F(0.45g、66%)をオフホワイト色固形物として得、それを精製することなく次工程にて使用した。MS(ES):m/z=298 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 7.79−7.85(m,2H)、7.18−7.24(m,2H)、5.45−5.55(m,2H)、4.59(d,J=5.76Hz,2H)、4.45−4.52(m,2H)
中間体43G:N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体43F(350mg、1.178ミリモル)、中間体1(1068mg、3.53ミリモル)、X−PHOS(112mg、0.236ミリモル)およびKPO(1.767mL、3.53ミリモル、HO中2M)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液を10分間脱気した。この溶液に、Pd(dba)(108mg、0.118ミリモル)を添加し、80℃で18時間攪拌した。該反応混合物をセライト(登録商標)パッドを通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣に水を加え、EtOAc(3x20mL)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して粗化合物を黄色固形物として得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中2%メタノールで溶出する)に付して精製し、フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体43G(0.18g、37%)であるオフホワイト色固形物を得た。MS(ES):m/z=393 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 10.94(s,1H)、8.31(s,1H)、7.95(dd,J=9.35、0.66Hz,1H)、7.47−7.59(m,2H)、7.11−7.23(m,2H)、7.02(d,J=9.35Hz,1H)、4.88(s,2H)、4.03−4.17(m,4H)、2.12(s,3H)
中間体43:6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体43G(40mg、0.102ミリモル)のMeOH(2mL)中溶液に、0℃で1,4−ジオキサン中4M HCl(0.382mL、1.529ミリモル)を添加した。該反応混合物を室温にゆっくりと加温し、4時間攪拌した。MeOHを該反応混合物より除去し、10%NaHCOを添加し、酢酸エチル(3x5mL)で抽出した。有機層を合わせ、10%NaHCO、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して中間体43(0.03g、79%)を黄色固形物として得、それを精製することなく次工程にて適用した。MS(ES):m/z=351 [M+H]
化合物447
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
2−フルオロイソニコチン酸(30.2mg、0.214ミリモル)のDMF(2mL)中溶液に、HATU(81mg、0.214ミリモル)、DIPEA(0.090mL、0.514ミリモル)を添加し、室温で15分間攪拌した。中間体43(30mg、0.086ミリモル)を加え、室温で18時間攪拌した。反応混合物を水(5mL)で希釈し、EtOAc(3x5mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して粗化合物を暗褐色残渣として得た。残渣を逆相HPLCを介して精製し、化合物447(0.006g、14%)をオフホワイト色固形物として得た。MS(ES):m/z=472 [M−H];HPLC保持時間(HPLC方法AおよびB):6.73分および7.24分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.90(bs,1H)、8.57(s,1H)、8.47(d,J=5.02Hz,1H)、8.04(d,J=9.54Hz,1H)、7.98(dt,J=3.39、1.57Hz,1H)、7.81(s,1H)、7.51−7.57(m,2H)、7.14−7.21(m,2H)、7.10(d,J=9.54Hz,1H)、4.90(s,2H)、4.15−4.21(m,2H)、4.03−4.10(m,2H)
対応する酸を用い、中間体43より由来の化合物447の調製について記載される操作により表46に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502

Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体44
6−(2−(4−フルオロフェニル)−6−モルホリノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体44A:6−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2016507502
5−ブロモピリジン−2−アミン(5.0g、28.9ミリモル)および2−ブロモ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン(6.27g、28.9ミリモル)の乾燥エタノール(100mL)中溶液に、炭酸水素ナトリウム(7.28g、87ミリモル)を添加し、80℃で24時間加熱した。エタノールを減圧下で蒸留により取り出した。残渣を水で希釈し、酢酸エチル(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(120g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中15%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体44A(5g、59%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=293 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 8.90(dd,J=1.88、0.75Hz,1H)、8.36(s,1H)、7.98−8.05(m,2H)、7.58(d,J=9.54Hz,1H)、7.38(dd,J=9.54、1.95Hz,1H)、7.26−7.33(m,2H)
中間体44B:4−(2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)モルホリン
Figure 2016507502
中間体44A(1.5g、5.15ミリモル)、モルホリン(0.898mL、10.31ミリモル)およびナトリウムtert−ブトキシド(0.990g、10.31ミリモル)の脱気したトルエン(12mL)中溶液に、BINAP(0.225g、0.361ミリモル)およびPd(dba)(0.094g、0.103ミリモル)を添加した。反応混合物に窒素をパージし、110℃で12時間攪拌した。該反応混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)パッドを通して濾過した。該セライト(登録商標)パッドを酢酸エチルで洗浄した。有機層を合わせて濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中50%EtOAcで溶出する)に付して精製した。フラクションを集めて一緒に濃縮し、中間体44B(0.9g、58%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=298 [M+H]H NMR(300MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.87−7.96(m,2H)、7.75(s,1H)、7.49−7.59(m,2H)、7.04−7.18(m,3H)、3.88−3.96(m,4H)、3.02−3.15(m,4H)
中間体44C:4−(2−(4−フルオロフェニル)−3−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)モルホリン
Figure 2016507502
中間体44B(1.0g、3.36ミリモル)のDCM(15ml)中溶液に、NIS(0.757g、3.36ミリモル)を添加し、室温で1時間攪拌した。反応混合物をDCMで希釈し、20%チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機層をNaSOで洗浄し、濾過し、濃縮して中間体44C(1.3g、91%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=424 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 8.03−8.14(m,2H)、7.51−7.63(m,2H)、7.29−7.45(m,3H)、3.74−3.86(m,4H)、3.08−3.19(m,4H)
中間体44D:N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−6−モルホリノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)アセトアミド
Figure 2016507502
中間体44C(1.3g、3.07ミリモル)、中間体1(2.320g、7.68ミリモル)および炭酸セシウム(2.502g、7.68ミリモル)の脱気したDMF(10mL)および水(1mL)中溶液に、PdCl(dppf)・DCM複合体(0.201g、0.246ミリモル)を添加した。反応混合物に窒素をパージし、80℃で12時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(3x30mL)で抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中1%メタノールで溶出する)に付して精製した。フラクションを集め、一緒に濃縮し、中間体44D(0.85g、58%)を褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=472 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 10.96(s,1H)、8.40(s,1H)、8.26(d,J=1.69Hz,1H)、7.98(dd,J=9.35、0.63Hz,1H)、7.62−7.70(m,3H)、7.49(dd,J=9.79、2.26Hz,1H)、7.19−7.28(m,2H)、7.03(d,J=9.35Hz,1H)、3.73−3.82(m,4H)、3.03−3.13(m,4H)、2.14(s,3H)
中間体44:6−(2−(4−フルオロフェニル)−6−モルホリノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−アミン
Figure 2016507502
中間体44D(200mg、0.424ミリモル)のMeOH(2.5mL)中溶液に、HCl/ジオキサン(2.121mL、8.48ミリモル、4M)を添加した。反応混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を濃縮してジオキサンを除去した。粗生成物を水に溶かし、飽和NaHCOで塩基性にし、DCM(3x20mL)で抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して中間体44(0.18g、99%)を褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=430 [M+H];該粗生成物をさらに精製することなく次工程に適用した。
化合物452
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−6−モルホリノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体44(25mg、0.058ミリモル)および2−フルオロイソニコチン酸(16.43mg、0.116ミリモル)の窒素雰囲気下でのDMF(1mL)中溶液に、HATU(44.3mg、0.116ミリモル)を、つづいてDIPEA(0.041mL、0.233ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で12時間攪拌した。該反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(2x15mL)で抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣を逆相HPLCを介して精製し、中間体452(0.09g、27%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=553 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法AおよびB):各々、6.73分および7.39分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.92(s,1H)、8.67(s,1H)、8.49(d,J=5.27Hz,1H)、8.33(d,J=1.63Hz,1H)、8.04−8.10(m,1H)、7.96−8.01(m,1H)、7.83(s,1H)、7.65−7.72(m,3H)、7.51(dd,J=9.79、2.32Hz,1H)、7.21−7.30(m,2H)、7.10(d,J=9.41Hz,1H)、3.74−3.81(m,4H)、3.06−3.15(m,4H)
対応する酸を用い、中間体44より由来の化合物452の調製について記載される操作により表47に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
中間体45
tert−ブチル 3−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体45A:2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン
Figure 2016507502
ピラジン−2−アミン(10g、105ミリモル)の乾燥エタノール(250mL)中溶液に、2−ブロモ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン(22.82g、105ミリモル)、炭酸水素ナトリウム(26.5g、315ミリモル)を添加し、70℃で24時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濃縮し、エタノールを除去した。残渣をEtOAc(3x150mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(80g REDISEP(登録商標)中性アルミナカラム、ヘキサン中30%EtOAcで溶出する)に付して精製し、中間体45A(2g、9%)を白色固形物として得た。MS(ES):m/z=214 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 9.10(d,J=0.75Hz,1H)、8.07(dd,J=4.52、1.51Hz,1H)、7.86−8.00(m,4H)、7.16(t,J=8.78Hz,2H)
中間体45B:2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン
Figure 2016507502
中間体45A(3g、14.07ミリモル)の攪拌したEtOH(50mL)中溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(5.32g、141ミリモル)を添加し、反応混合物を70℃で18時間攪拌した。反応終了後、過剰量のエタノールを減圧下で除去した。水を加え、酢酸エチル(3x250mL)で抽出した。有機液を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して中間体45B(3g、98%)を白色固形物として得た。MS(ES):m/z=218 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.64−7.72(m,2H)、6.98−7.08(m,3H)、4.13(s,2H)、3.97(t,J=5.63Hz,2H)、3.26(t,J=5.50Hz,2H)、1.78(br.s.,1H)
中間体45C:tert−ブチル 2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体45B(3g、13.81ミリモル)の乾燥DCM(50mL)中溶液に、BOC無水物(6.41mL、27.6ミリモル)、トリエチルアミン(5.77mL、41.4ミリモル)を加え、反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物をDCMおよび水で希釈し、DCM(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中30%EtOAcで溶出する)に付して精製し、中間体45C(3.2g、73%)を白色固形物として得た。MS(ES):m/z=318 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.64−7.75(m,2H)、7.00−7.11(m,3H)、4.75(s,2H)、3.99−4.07(m,2H)、3.85−3.92(m,2H)、1.50(s,9H)
中間体45D:tert−ブチル 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヨード−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体45C(6g、18.91ミリモル)のDCM(100mL)中溶液に、NIS(5.53g、24.58ミリモル)を添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(120g REDISEP(登録商標)カラム、ヘキサン中20%EtOAcで溶出する)に付して精製し、中間体45D(7g、84%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=444 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 7.88−7.84(m,2H)、7.09(m,2H)、4.75(s,2H)、3.90(s,4H)、1.49(s,9H)
中間体45E:tert−ブチル 3−(2−アセトアミドイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体45D(3g、6.77ミリモル)の脱気したDMF(30mL)および水(3mL)中溶液に、中間体1(5.11g、16.92ミリモル)、KPO(3.54g、20.30ミリモル)、PdCl(dppf)・DCM複合体(0.387g、0.474ミリモル)を添加した。反応混合物に窒素を10−15分間パージし、80℃で1−4時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過し、EtOAc(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(120g REDISEP(登録商標)カラム、クロロホルム中3%メタノールで溶出する)に付して精製し、中間体45E(2.8g、84%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=492 [M+H]H NMR(400MHz、クロロホルム−d) δ ppm 8.44(s,1H)、8.20(s,1H)、7.64(d,J=9.38Hz,1H)、7.47(m,2H)、7.03(m,2H)、6.89(d,J=9.38Hz,1H)、4.84(s,2H)、4.25(t,J=5.41Hz,2H)、3.90(t,J=5.38Hz,2H)、2.26(s,3H)、1.59(s,9H)
中間体45:tert−ブチル 3−(2−アミノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体45E(2g、4.07ミリモル)のEtOH(20mL)中溶液に、KOH(1.141g、20.35ミリモル)/水(10mL)を加え、該反応混合物を85℃で12時間攪拌した。エタノールを減圧下で除去した。残渣を酢酸エチルおよび水で復元した。有機層をEtOAc(3x25mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して中間体45(1.8g、98%)を淡黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=450 [M+H]H NMR(300MHz、DMSO−d) δ ppm 7.66(dd,J=9.06、0.57Hz,1H)、7.44−7.53(m,2H)、7.38(s,1H)、7.08−7.18(m,2H)、6.88(d,J=9.06Hz,1H)、5.61(bs,2H)、4.68(s,2H)、3.99(dd,J=12.51、6.47Hz,2H)、3.80(d,J=5.29Hz,2H)、1.46(s,9H)
化合物455
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体455A:tert−ブチル 3−(2−(2−フルオロイソニコチンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
Figure 2016507502
中間体45(0.035g、0.078ミリモル)の乾燥DMF(1mL)中溶液に、HATU(0.059g、0.156ミリモル)、DIPEA(0.041mL、0.234ミリモル)および2−フルオロイソニコチン酸(0.022g、0.156ミリモル)を添加し、反応混合物を室温で16時間攪拌した。高真空下でDMFを除去し、残渣を10%炭酸水素ナトリウムで希釈し、クロロホルム(3x10mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して中間体455A(0.04g、90%)を褐色固形物として得た。MS(ES):m/z=573 [M+H]H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.89(s,1H)、8.57(s,1H)、8.47(d,J=5.02Hz,1H)、8.05(d,J=9.29Hz,1H)、7.93−8.00(m,1H)、7.81(s,1H)、7.50−7.57(m,2H)、7.07−7.20(m,3H)、4.71(s,2H)、4.13(t,J=5.27Hz,2H)、3.83(d,J=5.27Hz,2H)、1.47(s,9H)
化合物455
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
中間体455A(0.04g、0.070ミリモル)のDCM(1mL)中溶液に、TFA(1mL、12.98ミリモル)を加え、反応物を2時間攪拌した。過剰量のTFAを高真空下で除去し、10%炭酸水素ナトリウムでクエンチし、DCM(3x30mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して生成物を得た。該粗生成物を逆相プレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、中間体455(0.012g、36%)を白色固形物として得た。MS(ES):m/z=471 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):5.70分および5.44分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.90(s,1H)、8.58(s,1H)、8.41(d,J=5.02Hz,1H)、7.93−8.02(m,2H)、7.77(s,1H)7.52(dd,J=8.78、5.52Hz,2H)、7.15(t,J=8.91Hz,2H)、7.01(d,J=9.29Hz,1H)、3.99(br.s.,3H)、3.10(br.s.,2H)、2.79(br.s.,1H)
対応する酸を用い、中間体45より由来の化合物455Aおよび455の調製について記載される操作により表48に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
化合物460
N−(6−(7−アセチル−2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物455(0.025g、0.053ミリモル)の攪拌したDMF(1.0mL)中溶液に、酢酸(6.06μL、0.106ミリモル)、DIPEA(0.037mL、0.212ミリモル)を、つづいてHATU(0.040g、0.106ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で終夜攪拌した。該反応混合物を濃縮した。それを酢酸エチルで希釈し、水および食塩水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を逆相プレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物460(9mg、33%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=514.7 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):6.19分および6.48分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.92(br.s.,1H)、8.56−8.59(m,1H)、8.48(d,J=5.02Hz,1H)、8.06(d,J=9.04Hz,1H)、7.98(d,J=5.02Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.50−7.59(m,2H)、7.15−7.22(m,2H)、7.10(d,J=9.54Hz,1H)、4.79−4.92(m,2H)、3.91−4.25(m,4H)、2.18(s,3H)
対応する酸を用い、中間体455より由来の化合物460の調製について記載される操作により表49に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
Figure 2016507502
化合物474
メチル 3−(2−(2−フルオロイソニコチンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
Figure 2016507502
化合物455(0.025g、0.053ミリモル)の攪拌したDCM(3.0mL)中溶液に、DIPEA(0.028mL、0.159ミリモル)を、つづいてクロロギ酸メチル(0.015g、0.159ミリモル)を加え、得られた反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して濃縮した。該粗生成物を逆相プレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物474(15mg、53%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=531.2 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):7.04分および7.40分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.82(s,1H)、8.57(s,1H)、8.48(d,J=5.02Hz,1H)、8.06(d,J=8.53Hz,1H)、7.96−8.00(m,1H)、7.82(s,1H)、7.50−7.56(m,2H)、7.15−7.20(m,2H)、7.11(s,1H)、4.76(s,2H)、4.15(d,J=5.52Hz,2H)、3.88(d,J=5.02Hz,2H)、3.71(s,3H)
対応する試薬を用い、化合物455より由来の化合物474の調製について記載される操作により表50に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
化合物476
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物455(0.025g、0.053ミリモル)の攪拌したDCM(3.0mL)およびDMF(0.5mL)中溶液に、DIPEA(0.028mL、0.159ミリモル)を、つづいて塩化メタンスルホニル(0.018g、0.159ミリモル)を添加し、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して濃縮した。該粗生成物を逆相プレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物476(10mg、34%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=551.1 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):7.79分および7.89分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.91(s,1H)、8.59(d,J=0.56Hz,1H)、8.48(d,J=5.15Hz,1H)、8.06(dd,J=9.38、0.60Hz,1H)、7.94−7.99(m,1H)、7.82(s,1H)、7.51−7.59(m,2H)、7.16−7.23(m,2H)、7.11(d,J=9.35Hz,1H)、4.60(s,2H)、4.25(t,J=5.40Hz,2H)、3.71(t,J=5.36Hz,2H)、3.13(s,3H)
対応する塩化スルホニルを用い、化合物455より由来の化合物476の調製について記載される操作により表51に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
化合物478
2−フルオロ−N−(6−(2−(4−フルオロフェニル)−7−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)イソニコチンアミド
Figure 2016507502
化合物455(0.025g、0.053ミリモル)の攪拌したDCM(1.0mL)およびMeOH(1.0mL)中溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパナール(0.015g、0.132ミリモル)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(9.98mg、0.159ミリモル)を加え、その反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を濃縮し、DCMで希釈し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。該粗生成物を逆相プレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物478(10mg、33%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=568.7 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):6.96分および7.42分;H NMR(400MHz、DMSO−d) dppm 11.90(s,1H)、8.57(s,1H)、8.48(d,J=5.52Hz,1H)、8.04(d,J=10.04Hz,1H)、7.98(dt,J=5.15、1.69Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.49−7.56(m,2H)、7.13−7.20(m,2H)、7.11(s,1H)、4.12(t,J=5.52Hz,2H)、3.83(s,2H)、2.97(t,J=5.27Hz,2H)、2.80−2.89(m,2H)、2.57−2.72(m,2H)
対応するケトンを用い、化合物455より由来の化合物478の調製について記載される操作により表52に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
化合物481
N−(tert−ブチル)−3−(2−(2−フルオロイソニコチンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキサミド
Figure 2016507502
化合物455(0.020g、0.042ミリモル)の攪拌したDMF(2.0mL)中溶液に、tert−ブチル イソシアネート(6.29mg、0.063ミリモル)を添加し、室温で終夜攪拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。該粗生成物を逆相プレパラティブHPLC精製操作に付して精製し、化合物481(7.2mg、29%)を黄色固形物として得た。MS(ES):m/z=571.7 [M+H];HPLC保持時間(HPLC方法KおよびL):7.68分および8.14分;H NMR(400MHz、DMSO−d) δ ppm 11.90(s,1H)、8.57(s,1H)、8.48(d,J=5.15Hz,1H)、8.05(dd,J=9.41、0.56Hz,1H)、7.98(dt,J=5.11、1.65Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.44−7.56(m,2H)、7.14−7.24(m,2H)、7.10(d,J=9.35Hz,1H)、6.22(s,1H)、4.69(s,2H)、4.06−4.12(m,2H)、3.76−3.83(m,2H)、1.31(s,9H)
対応するイソシアネートを用い、化合物455より由来の化合物481の調製について記載される操作により表53に列挙される次の化合物を調製した。
Figure 2016507502
Figure 2016507502

Claims (16)

  1. 式(I):
    Figure 2016507502
    [式中:
    は、NR、C1−4アルキル(OH、CNまたはアリールで置換されてもよいアルキル)、C2−4アルケニル(OH、CNまたはアリールで置換されてもよいアルケニル)、−(CR−カルボサイクリル(0−5個のR11で置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−5個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、H、C1−4アルキル、F、Cl、BrまたはCNより選択され;
    は、HまたはC1−4アルキルより選択され;
    は、H、C1−4アルキル、F、Cl、BrまたはCNより選択され;
    は、H、C1−4アルキル(0−4個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−4個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−4個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、H、C1−6アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)より選択されるか;あるいは
    とRは、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    は0−3個のRで置換されるアリールであり;
    は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−(CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHNR、−(CHC(=O)R、−(CHC(=O)OR、−(CHC(=O)NR、S(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    11は、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CRNR、−(CRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CRC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CR−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CR−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    12は、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、各々、H、CN、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    は、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル(0−5個のRで置換されるアルケニル)、C2−6アルキニル(0−5個のRで置換されるアルキニル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
    は、各々、HまたはC1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
    は、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOR、S(O)、S(O)NR、または−(CHNRより独立して選択され;
    は、各々、H、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで置換されてもよいヘテロ環式環を形成し;
    pは、各々、0、1または2より独立して選択され;および
    rは、各々、0、1、2、3または4より独立して選択される]
    で示される化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  2. 式(II):
    Figure 2016507502
    [式中:
    ’は、F、Cl、Br、OC1−6アルキルまたはC1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より選択され;
    は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、H、C1−6アルキル(0−2個のRで置換されるアルキル)またはC3−6シクロアルキル(0−2個のRで置換されるシクロアルキル)より選択されるか;あるいは
    とRは、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−4個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;および
    は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHS(O)、−(CHCN、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)(CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択される]
    で示される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  3. が、H、C1−4アルキル(0−1個のRで置換されるアルキル)、C3−6シクロアルキル、アリール、または−(CH−ヘテロサイクリル(ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、およびモルホリニルからなる群より選択されるヘテロサイクリル)より選択される、請求項2に記載の化合物。
  4. が、H、
    Figure 2016507502
    からなる群より選択され;
    が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHS(O)、−(CHOR、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CH(C=O)CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHC(=O)OR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−6カルボサイクリル、またはヘテロサイクリルより独立して選択され;
    が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、または−(CHNRより独立して選択され;
    が、各々、H、C1−5アルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環式環を形成する、請求項3に記載の化合物。
  5. およびRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、N、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、0−3個のRで置換されるヘテロ環式環を形成する、請求項1に記載の化合物。
  6. 式(III):
    Figure 2016507502
    [式中:
    は、NR、SR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    は0−5個のRで置換されるC1−4アルキルであり;
    は、各々、C1−6アルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、またはOHより独立して選択され;
    nは、各々、0、1または2より独立して選択される]
    で示される、請求項5に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
  7. 式(IV):
    Figure 2016507502
    [式中:
    は、NR、SR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    は0−5個のRで置換されるC1−4アルキルであり;
    は、各々、C1−6アルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、またはOHより独立して選択され;
    nは、各々、0、1または2より独立して選択される]
    で示される、請求項5に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  8. 式(V):
    Figure 2016507502
    [式中:
    は、NR、SR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRは、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    は0−5個のRで置換されるC1−4アルキルであり;
    は、各々、C1−6アルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、またはOHより独立して選択され;
    nは、各々、0、1または2より独立して選択される]
    で示される、請求項5に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  9. が、C1−4アルキル(OHまたはCNで置換されるアルキル)、−CH=CH−(CH−アリール(0−4個のR11で置換されるアリール)、−(CH−アリール(0−4個のR11で置換されるアリール)、−(CH−シクロアルキル(0−4個のR11で置換されるシクロアルキル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子とを含み、0−4個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、NO、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    12が、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、または−(CHNRより独立して選択され;および
    が、各々、H、C1−5アルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環式環を形成する、請求項2に記載の化合物。
  10. が、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、キノリニル、キノキサリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピラニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサジニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、プリニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリニル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサン、1,5−ナフチリジニル、イミダゾピリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルより選択されるヘテロサイクリルである、請求項9に記載の化合物。

  11. Figure 2016507502
    より選択され;
    Figure 2016507502
    が任意の結合を表し;
    11が、各々、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−C(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−NRC(=O)R、−(CHC(=O)OR、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    12が、各々、H、−C(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
    mが、各々、0、1または2より独立して選択される、請求項9に記載の化合物。
  12. が−CH=CH−(CH−アリール、アリール(0−4個のR11で置換されるアリール)、シクロアルキル(0−4個のR11で置換されるシクロアルキル)、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、0−4個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子とを含み、0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    が、H、C1−6アルキル(0−2個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6シクロアルキル(0−3個のRで置換されるシクロアルキル)より選択されるか;あるいは
    とRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHOR、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    11が、各々、H、F、Cl、CN、−OR、−(CHNR、−NRC(=O)R、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択されるか;あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、0−5個のRで置換されるヘテロ環式環を形成し;
    が、各々、H、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−10カルボサイクリル(0−5個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−5個のRで置換されるヘテロサイクリル)より独立して選択され;
    が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、または−(CHNRより独立して選択され;
    が、各々、H、C1−5アルキル、またはフェニルより独立して選択されるか、あるいはRとRが、その両方が結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環式環を形成する、請求項2に記載の化合物。

  13. Figure 2016507502
    より選択され;
    が、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、
    Figure 2016507502
    より選択され;
    が、H、C1−4アルキルまたはC3−6シクロアルキルより選択されるか;あるいは
    とRが、それらが個々に結合する窒素原子およびその隣接する炭素原子と一緒になって、炭素原子と、1〜3個の窒素原子とを含むヘテロ環式環を形成し;
    が、H、C1−4アルキル、−(CHCN、−(CHOH、−(CHC(=O)NH、−C(=O)CHNH、−C(=O)CHCN、−C(=O)CHCF、−C(=O)CHOH、またはC(=O)イソキサゾリルより選択され;
    11が、各々、F、Cl、CN、−NR、−NHC(=O)R、C1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、
    Figure 2016507502
    より独立して選択され;
    12が、各々、HまたはC1−4アルキルより独立して選択され;
    が、各々、H、C1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
    が、各々、H、C1−4アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)より独立して選択され;
    が、各々、C1−6アルキル(0−5個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、またはNHより独立して選択され;
    mが、各々、0、1または2より独立して選択され;
    nが、各々、0または1より独立して選択され;
    rが、各々、0、1または2より独立して選択される、請求項12に記載の化合物。
  14. 式(VI):
    Figure 2016507502
    [式中:
    は、アリール(0−4個のR11で置換されるアリール)、シクロアルキル(0−4個のR11で置換されるシクロアルキル)、または−(CH−5〜10員のヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR12、O、Sより選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、0−4個のR11で置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、H、C1−4アルキル、F、Cl、BrまたはCNより選択され;
    はH、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(炭素原子と、N、NR、O、Sより選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択され;
    は、H、C1−6アルキル(0−2個のRで置換されるアルキル)、またはC3−6シクロアルキル(0−2個のRで置換されるシクロアルキル)より選択され;
    は、H、C1−4アルキル(0−3個のRで置換されるアルキル)、−(CHCN、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHC(=O)−(CHNR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)、−(CH−C3−6カルボサイクリル(0−3個のRで置換されるカルボサイクリル)、または−(CH−ヘテロサイクリル(0−3個のRで置換されるヘテロサイクリル)より選択される]
    で示される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  15. 請求項1−14のいずれか一項に記載の1または複数の化合物、および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
  16. カゼインキナーゼIδ/εの活性化に付随する病態での疾患を治療する方法であって、請求項1−14のいずれか一項に記載の1または複数の化合物またはその塩を活性成分として含む医薬組成物を患者に投与することを含み、ここで該疾患が、睡眠障害を含む概日リズム障害、神経変性疾患、または癌より選択されるところの方法。
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