JP2016506842A - 事前調整された歯科インプラント補助器具 - Google Patents

事前調整された歯科インプラント補助器具 Download PDF

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Abstract

パーツに分かれたキットであって、(i)歯科インプラント・ルートのためのビジュアライザであって、a)所定のインプラント・ルートに対する機械的連結部分であって、インプラント・ルートのベクトルは配向の軸線に沿っている、機械的連続部分と、b)電磁放射の下でその周囲と対照をなし、電磁認識技術により観察及び認識可能であり、それによりマーカは認識技術が空間情報を集めることが可能である形状パターンを規定する、少なくとも3つのマーカとを含むビジュアライザと、(ii)形状パターンの空間情報が取り出されて、パターンに対するインプラント・ルートのベクトルを決定する情報と参照可能であり、またビジュアライザ及び所定のインプラント・ルートを識別するデータファイルと、を含むパーツに分かれたキットが開示される。更にキットを使用する義歯を作製する方法、及びビジュアライザ自体が開示される。

Description

本発明は、概して、歯科インプラントシステムの分野に関する。より詳細には、本発明は、歯科インプラントスキャンアダプタ又は歯科スキャンアダプタにより現在提供されているものと同様の機能を提供することを意図した歯科インプラントビジュアライザ又はビーコンに関する。
歯科スキャンアダプタ、スキャンボディ又はスキャンロケータとして現在知られるものは、顎骨に固定された1つ又は複数の歯科インプラントを有する患者のための義歯の作成及び製造において必要不可欠な用具である。
歯科インプラントは「ルート」の装置であり、失くした歯を置き換えるための1本又は複数の歯に似ている修復物をサポートするために歯科で使用される。歯科インプラントは歯冠、インプラントで支持されたブリッジ又は義歯を含む、多数の義歯をサポートするのに使用され得る。それらはまた、歯の矯正移動の固定具として使用され得る。
典型的な歯科インプラントは、歯根に似た、滑らかな、しかし好ましくは粗面であるテーパ状又は平行な側面を有する小さなチタンねじ又はルートと、ルートの上部に配置されたアバットメントとからなる。チタン又はチタン合金は、人体に大変受け入れられやすいことから、歯科インプラントに大変よく使われる材料である。
インプラント・ルートは骨の中に配置され、その後、骨と一体化すると考えられている。自然のいわゆる「オッセオインテグレーション」プロセスは、インプラントの表面の周りの骨との融合を導く。インプラントの頭部は通常、適切な及び嵌合するアバットメントとの機械的に高度に安定した連結がなされ得るよう設計されており、それは最高の上部構造をもたらすことになる。典型的にアバットメントはインプラントの頭部に非回転で嵌められ、アバットメントを通ってインプラントヘッドにねじ締めされるボルトにより固定される。この連結は通常、アバットメントに対する良好な摩擦連結と組み合わされ、許容差をほとんど生じず優れた嵌合を提供する。これは結果としてインプラントの頭部のやや複雑な形状デザインの様々なバージョンをもたらし、新たに発展する口腔内測定方法を使用しても必要な正確さで測定するのが難しい。そのため、義歯、歯冠、インプラントで支持されたブリッジ又は義歯の修復する上部構造をオフラインで作製するため必要な情報を集めるのに要する臨床的状況の伝統的な印象の作成は、通常の中間のステップのままである。
歯科インプラントを配置する手順は典型的に、受容者の骨に下穴を開けることから始まる。その後下穴は、徐々に広くなるドリルを使用することにより後で拡げられる。インプラントの穴を開けることにおける大きな問題は、全ての体内の重要な構造物、特に下歯槽神経(IAN)管及び下顎(下顎の骨)内のおとがい孔、及び上顎内の上顎洞を避けるための注意である。それぞれの患者は異なるため、手術を始める前、最も予測可能な結果を求めてインプラントの種類及び望ましい配向を適切に選択する目的で、これらの体内の重要な構造物を発見し場所を突き止め、並びに骨の形状及び寸法を決定するための注意深く詳細な計画が必要となる。インプラントの配置の成功率を高め、且つ回復不能な損傷を生じ得るドリル又はインプラント自体による体内の重要な構造物の損傷を避けるために様々な技術が開発されてきた。しかし、歯科インプラントの成功は部分的に施術者のスキルに関連したままである。
よって、特定の患者の口腔内の特定の場所に配置するために選択されるインプラントの種類、及びそのインプラントの患者の顎骨内の配向は、症例に大変依存し、物理的環境に大いに依存する。
インプラント・ルートを挿入した後、治療及びオッセオインテグレーションの期間が必要となる。インプラントがあまりにも早く載せられると、インプラントが動く可能性があり、失敗となる。いくつかの場合では、特別なインプラントの種類では迅速な載置が可能である。しかし一般的に、医師は最終的なアバットメントを装着する前にインプラントに2から6か月間の治療を行う。しかし、最終的な修復が整うまでの典型的な長期間は、特にインプラントがいわゆる「美的な」領域に関連する場合、インプラントを他の解決策に対する考えられる代替であると考える患者にとってしばしば深刻な妨害となる。
治療する間、インプラントの頭部はカバーねじにより蓋がされ、治療する歯茎又は歯肉がインプラントの頭部のねじ切りされたねじ孔に入らないようにする。治療プロセスの間、いわゆる「ヒーリングアバットメント」もまたインプラントの頭部の上部にねじ締めされる。このヒーリングアバットメントは、治療する歯茎が成長してインプラントを囲み、その結果最終的なアバットメント及び上部構造が整うまでに第2の外科治療が必要になることを回避する。
歯科インプラントに基づく義歯の解決策に対する急速に成長する需要は文字通り、市場で入手できる何百もの異なるブランドや種類の誕生をもたらした。加えて、少なくとも全て身体的な差、個人の様々な骨構造及び骨の除去の様々な程度が反映される人体の遺伝的な多様性ではなく、生活習慣、栄養摂取及び口腔衛生の地域の差により、同じ歯科インプラント供給者でも様々なインプラント・ルートのデザイン、サイズ及び対応する付属品の提供を余儀なくされる。よってインプラントに基づく義歯の世界は、ほぼ無限に多様性のある提供物と複雑さにより特徴づけられる。
その後、治療の歯科インプラント又は歯科インプラント固定具には、その後に歯冠、ブリッジ又は取り外し可能な義歯が取り付けられる連結要素である、いわゆるアバットメントが配置される。その様な義歯のインプラントアバットメントは、チタン、外科的ステンレス鋼、金及びより最近ではジルコニア等の様々な材料により作られ得る。義歯のアバットメントは典型的にねじ又はボルトを介して歯科インプラント・ルートに連結される。ねじ又はボルトは、咀嚼の間にねじが緩むことを回避するため所定のトルクで締められる必要がある。
歯科インプラントの配向は一方で個別的に選択される必要があり、下部の骨の構造及び損傷してはならない体内の重要な構造物の場所に大いに依存することが示される。インプラント・ルートに締め込まれるアバットメントの配向は他方でアバットメントの上に構築される義歯の傾きにより規定される。よってアバットメントの配向はインプラントの配向から完全に独立して選択され得ることが重要である。しかし、アバットメントをインプラントに連結するねじ連結はインプラントの対応するねじ連結要素と一致しなければならない。並外れて傾いたインプラント・ルートの配向を調整するため、製作者は例えば例外的に発生する大きな傾斜角度を調整するため、同じインプラント・ルートに異なる種類のアバットメントを提供し得る。
本発明を理解するため、アバットメント及び最終的な上部構造は、歯科インプラントが患者の口の中で整えられて治療された後にのみ作成されても良いと理解されることが不可欠である。そのためアバットメントが配向に正確に適合されること及び歯科インプラントの正確な深さが既に整えられ、インプラントを連結するねじ連結を含んで骨と一体化され、またアバットメント自体がアバットメントの上部に構築される歯冠又は歯科構造に適合することが不可欠である。
それぞれのインプラントは用途に合わせて、通常歯科スキャンアダプタと呼ばれる追加の要素を備える。歯科スキャンアダプタは通常ねじ連結である正確な対応する連結を有し、インプラントが顎骨に植え付けられることになる方向及び/又は正確な深さにほとんど関係なく、インプラントに容易に正確に連結され得る形状を有する。より普通でないインプラント位置のため、特別に設計されたスキャンアダプタが提供され得る。
オッセオインテグレーションが成功した後、複雑で段階的な手順がインプラント・ルートの場所及び配向を見つけるため後に続く必要がある。インプラント・ルートの頭部は、閉じた歯肉の下で治療が行われた時手術により解放される必要があり、その後に再び追加の手術の後に第2の治療期間を要する。例えばインプラント・ルートの上部にねじ締めされたいわゆるヒーリングアバットメントを使用したオープン治療の場合、手順はしばしば直接継続され得る。次のステップは臨床的状況、即ち歯の修復が意図される周囲についての3次元の情報の詳細を捕えることである。臨床的状況は、口腔内スキャナで直接、又は印象を取る古典的な方法により間接的に捕らえられ得る。後者の方法は今なお多数の理由により、ほとんどの歯科医に更に好まれている。最新の口腔内スキャナの正確性はまだ十分に高くない。口腔内の大変困難な空間状況の場合、現在の大型の口腔内スキャナは捕らえる領域に十分に達していない可能性もある。最後に、全く起こらないとも限らないが、ほとんどの患者にとって数回のスキャンを行う必要性は大変不快な状況である。1回のスキャンは数分を要し得、その間患者の口は固定されなければならない。
印象を取った後、臨床例の陰画の印象から仮想モデルを製作するため印象自体はスキャンされ得る。
口腔又は印象スキャンのより頻繁に使用される代替は、技術者が印象から石膏又はいわゆる「歯石」のモデルを作成する歯科技工室に、印象を手渡す又は送ることである。印象が取られた時、及びこのアバットメント又はその正確なコピーに関連するインプラント・ルートのコピーがプラスされたものがこの印象に供給された時にインプラント・ルートが適切なアバットメントを有していたならば、技術者は、インプラント・ルートのコピーを石膏のモデルに取り込むことができ、ほとんどの状況下では患者の臨床的状況に対する元のインプラント・ルートの位置に近接する石膏のモデルに対する位置に取り込むことができる。
石膏のモデルはその後、歯の修復を構築するCAD/CAMソフトウェアの入力として、臨床例の仮想モデルを構築するためにスキャンされ得る。
全てが臨床的状況に関する、配向の軸線及びその軸線に対するルートの位置からなるインプラント・ルートの空間的ベクトルについての情報を集めるために第2のスキャンが実行され、その間インプラント・ルートはいわゆる「スキャンアダプタ」を有する。この第2のスキャンから、及びスキャンアダプタを使用しないスキャンとの比較において、インプラントのベクトルがその後決定される。
CAD/CAM歯科により提供される現代の技術的利点と共に、スキャンアダプタを含むマウント又は石膏のモデルの関連する部分は、3次元でスキャンされ(3Dスキャン)、スキャンアダプタの完全スキャンされた画像は、下部の構造内へのインプラントの正しい深さ及び配向を明らかにするのに使用され、その情報もまとめて患者の口腔内の他の関連する要素に対するインプラントの「ベクトル」として確認される。
その様な歯科スキャンアダプタは様々な公報から知られている。
国際特許公開第01/34057号は歯科インプラントのヒーリングアバットメントの情報マーカの使用を開示する。情報マーカは少数の単純な加工された切欠きであり得、ほんの2つの切欠きで十分な時もあり、数字、又はバーコードでも良い。情報マーカはアバットメント及び/又は下部のインプラントについての特定の特徴の識別を可能にするのに使用される。その様な特徴は寸法の情報を含み得る。この開示の欠点はマーカが情報キャリアにすぎず、1つの特定の物体又はアバットメントを有するインプラントのアセンブリについての寸法の情報のみを伝え得ることである。楕円形の空洞内のインプラントの位置についての空間情報はまだ欠如しており、異なる方法で得る必要がある。
欧州特許第1310217号は一組のヒーリングアバットメントの使用を提案する。それぞれのヒーリングアバットメントは固有の物理的特徴、及びそれらの固有の物理的特徴を示す固有の2進法のマーキングコードを有する。口腔内の印象はインプラントに搭載されたヒーリングアバットメントを使用して取られ、型又は歯型が製造され、情報マーカが複製される。このモデルの3Dスキャン、又は患者の口から直接取った後、コンピュータは、スキャンされたアバットメントの上面より、下部のインプラントの配向及びその連結の詳細を決定できる。上面の情報マーカは、視覚のコンピュータにより3D画像からも取り出され、4つの可能性からアバットメントの高さ、及び4つの可能性からアバットメント即ちインプラントの支持部面の直径を、4x4のデータマトリックスから得られる対応する4桁の2進法のコードを派生又は直接読み出し可能とする。欧州特許第1310217号による方法はヒーリングアバットメントの3Dスキャンを必要とする。
米国特許出願第2006/0019219号は異なる表面領域によりコードされた情報を含む上部セクションを有する取り付け具を開示し、取り付け具及びそのコードはCAMシステムに知られており、3Dスキャンにおいてインプラントの位置及び配向についての結論と、インプラントの種類を検知することを可能にする。またこの方法は取り付け具の3Dスキャンを必要とする。
米国特許出願第2008/0176188号は歯科スキャンアダプタ又は計測部材が高い精度ではないが、わずかに異なる寸法で製造される方法を開示する。計測部材は最初に、5μmの範囲の精度で測定又はスキャンされ得る。2、3又は4つのスキャンデータの組が決定され、ユーザはそれらのどれが使用された測定部材の個々の形状を表すかを選択できる。異なる測定部材は、例えば数字、文字又はそれらの組み合わせ等の識別子を有し得、個々の計測部材を互いに容易に区別できるようにする。識別子はソフトウェアが使用される一組のデータを識別できるようスキャン処理の間に検知できる種類であり得る。挿入された状態でスキャンされる米国特許出願第2008/0176188号の計測部材の一部は、多数の平坦な面を有し、又は容易に識別できる他の形状を有する。提案された計測部材は更に、計測部材の識別子として、1つの表面に3つの半球、英数字又はバーコード等の他の識別子を有する。コーディングはユーザによりそれぞれの識別子をコンピュータに入力するために使用され得、又はスキャンの間に検知され且つ手入力無しでコンピュータにより識別され得る。よってこの方法は、挿入された状態での計測部材の3Dスキャン、又は、インプラント及び/又はインプラントの印象と共に提供された一組のデータにおいて取り出された時に、計測部材を検知及び認識、且つインプラント又はインプラントの印象に機械的に接触する部分を知るのに少なくとも十分な部分の3Dスキャンを行うことを要求する。
欧州特許第2218423号は表面に複数の平坦な領域があるスキャン形状を上端に有するスキャンボディを開示し、スキャンボディの最上端より高い全ての視点から、少なくとも平坦な領域の3つが見られるというものである。スキャンボディのスキャンから得られる複数のデータポイントはスキャンボディからの少なくとも3つの平面を再構築するのに使用される。計算された交差及び/又は交差点から、インプラントの位置及び配向が決定され得る。欧州特許第2218423号によると、十分な数の良質なポイントが使用可能である必要があり、典型的に20から100の点がスキャンされる必要がある。欧州特許第2218423号のスキャンボディは更に、スキャンボディを特定の種類のインプラント及び/又は特定の種類のアダプタ片に関連付けるコーディングを有しても良い。コーディングは全ての可能な視点から見えるのが好ましく、その結果スキャン処理の間、スキャンボディはコーディングをスキャンすること、及びユーザに認識されることにより識別され得る。コーディングがスキャンされる位置に無い時、コーディング情報も「手動で」、例えばユーザがコーディングを見ることにより得ることができる。ユーザはコーディングにより表される対応する情報を調べられる。この方法の欠点は人間の介在が必要であり、エラーの可能性を導くということである。この方法の更なる問題は、方法が再びアダプタの3Dスキャンを必要とすること、多数のスキャンポイントが必要であること、よってその方法がかなり時間を消費することである。更なる問題はスキャンボディの多数の適した変形は制限されたままであることである。その様な複雑な形状の追加のスキャンアダプタは高い精度で製造されなければならない。
米国特許出願第2012/0135371号は、如何なるスキャン方向からの表面の明快な検知を可能にする非対称の形状を有する、高められた大きい3Dスキャン可能な領域を有し、電子画像ライブラリからの元のデータと比較することにより、特に歯肉、隣接する歯、顎領域又は隣接する義歯アイテム若しくはインプラントに関連するインプラントの大変精密な配向を確かめる歯科スキャンアダプタを開示する。その様な形状の歪みを有するスキャンアダプタは、方法が測定機器の精巧な較正を必要とするという欠点がある。更なる欠点はスキャンアダプタが高精度で作製される必要があるということである。
国際特許公開第2010/097214号は2つの歯科インプラントの位置決め装置を開示し、第1のものは患者の口腔から作製されたモデルで使用される雄ねじ切りを有し、第2のものは歯の修復モデルで使用される雌ねじ切りを有する。両方の位置決め装置は円筒形部分の上部に円錐台形部分を有し、位置決め装置の表面の少なくとも一部分は、許容誤差が大変狭い数μmの厚さを有し陽極酸化により得られる、くすんで表面粗さを有する大変均質の酸化チタン層を有する。くすんだ表面は、入射光線の散漫散乱が支配的であるため、光学スキャナにより検知されるのにより適している。よってくすんだ表面は、コノスコープのホログラフィックスキャン等の光学スキャン装置により位置決め装置の検知可能性を高め、それはスキャンデータ、ひいては下部の歯科インプラントの認識された位置及び配向、及び究極の歯の修復の精度を向上する。位置決め装置は光学的にくすんでいない表面も有し得、治療されていない表面は製品表示、色識別、商標等を有し得る。
国際特許公開第2005/084576号は、X線又は磁気共鳴(NMR)、好ましくはコンピュータ断層撮影法(CT)スキャンにより撮られた3D画像からインプラントの位置をより正確に派生させるため、X線を生成する際に強いコントラストを製造するマーカ要素の使用を開示する。
国際特許公開第03/100729号は、写真測量ソフトウェアを支援して自動的に認識物体を画像分野に配置し、及び認識物体の位置及び配向を正確に決定し、よって人間を介在させないための、はっきりした地形図を有する3次元の認識物体の使用を開示する。また、この方法において、インプラントの正確な種類及びその連結の詳細は操作者によりデータファイルに入力される必要があり、よってエラーの可能性が残る。
上記の全ての歯科スキャンアダプタの主要な欠点は、それらの使用が、患者の口腔の少なくとも1つの、通常は数回の3Dスキャン、おそらくは口の異なる部分、又は患者の口腔から取られる型から作られる石膏のモデルの1回より多い3Dスキャンを必要とすることである。その様な3Dスキャンは依然としてかなり時間を費やす。おそらくより重要であるのは、インプラントの場所及び配向についての情報が取り出され、スキャンアダプタの大変複雑な形状に対して参照される必要があることである。スキャン自体がスキャナの制限された正確さのため更なるエラーを導き得るだけでなく、アダプタの製造方法は複雑で費用のかかる高い精度の方法のみにより高められ得る制限された正確さを有する。多数の単一のインプラントが関与する又は少なくとも2つのインプラントが固定された又は取り外し可能な義歯の修復物を担持していると考えられる現代の修復は、複数のインプラント・ルートのみの状況、また複数のインプラント・ルートの距離及びそれらの互いの空間的関係を決定する際に大変高い精密さを必要とする。最終的に高品質の臨床的状況を得るため、空間的ずれは、さもないと張力及び圧力が炎症又は上部構造の破砕までも容易に引き起こし得るため、10ミクロン未満又はより好ましくは5ミクロン未満に留まるべきである。その様な精度は、現在業界で入手可能であるほとんどの3Dスキャナの能力より劣っている。
他の欠点は、多くの場合に下部のインプラントの識別は、その連結の詳細と共に、今なお他のソース、通常は人間の入力により得られなければならず、そのことはこの処理が人間のエラーを起こしやすいままであるという課題を加える。
3Dスキャンの重要な課題は、スキャン自体が時間のかかる処理であることである。患者の口がスキャンされる時、処理はスキャン装置に対して患者の頭部又は下顎を完全に固定することを要求し、その様に長時間であるため患者にとって非常に不便なものになる。この長いスキャン時間が、歯医者が中間の石膏モデルを作成することを好む主要な理由の1つである。他の課題は、石膏モデルは全ての側面からよりスキャナに到達しやすい一方、患者の口をスキャンするという手段はそれよりもずっと制限されていることである。よって型はしばしば、更なる処理において使用するための高品質の情報を提供する。
スキャンした後、口腔内又は型のいずれかで、技術者はデータファイルに対するインプラントの正確な参照を加え得、その結果ファイルはCAD/CAMによりアバットメントを設計及び構築するために必要な全ての情報を含む。上記の提案のいくつかにおいて、アダプタをスキャンすること自体が既にスキャンアダプタ、ひいては歯科インプラントの正確な種類を識別することを許可し得る。しかし、可能性のある組み合わせの数はかなり制限されたままである。
業界に知られた歯科スキャンアダプタ技術の課題は、それらが時間のかかる処理である複雑な3Dスキャンを必要とすることである。上述の通り、患者の口の一部をスキャンすることは以下のような不便をもたらす。つまり、それらの不便は通常、患者及び/又は歯科医に石膏モデルを作成するという中間のステップ、及び、通常は修復がいわゆる「美的な」領域の場合に特に支障をきたす、患者が完全な歯の修復を待つ全体の期間に大変長い期間が加わる追加のステップに向かわせることである。
米国特許第5401170号はスペーサの雄ねじ部分が埋め込まれた歯科インプラントの雌ねじ部分にねじ締めされる歯の修復の方法を開示する。スペーサは上端に測定対象を有する。測定対象の上端は楕円、長方形、三角形又は多角形であっても良い。米国特許第5401170号の一実施例において、レーザービームスキャンが口腔形状測定装置を使用して口腔内で行われる。他の実施例において、口腔内のそれぞれのスペーサは2つのカメラ又はステレオカメラにより写真が撮られる。画像はその後モニター装置に表示され、操作者は電子マウスを使用することにより、楕円の一部等の写真の測定対象の端を特定する。よって3点以上がスペーサの上端に特定され、特定された点を連結することにより提供される形状を有する測定対象を形成する。測定対象の形状に基づき、測定対象の上端の中央及び延伸方向が測定され、歯科インプラントの雌ねじ部分のねじ穴の位置及び方向を導く。米国特許第5401170号の方法の欠点は一方でレーザービームスキャンを伴う方法は時間がかかり、よって患者にとって不便であることである。他方、写真の方法は、測定対象の端を特定し端部を発見する処理を実行するために人間の介在を必要とすることである。よって集められた情報の精度は操作者が明細書を実行したスキルレベル及び正確さに依存する。加えて、インプラントの正確な種類及びその連結の詳細に関するどちらの方法にも情報が集められていない。この情報はまた、操作者によりデータファイルに入力される必要があり、それによりエラーを生じる可能性が常にある。
国際特許公開第2008/041943号は、下部のインプラントの角度及び位置を決定するのに1枚の写真の使用で十分である、わずか2つの測定対象を有する測定装置を開示する。インプラントの正確な種類及びその連結の詳細は測定装置又はその写真から入手できず、操作者によるデータファイルへの入力が必要となり、よってエラーの可能性が残る。
国際特許公開第01/34057号 欧州特許第1310217号 米国特許出願第2006/0019219号 米国特許出願第2008/0176188号 欧州特許第2218423号 米国特許出願第2012/0135371号 国際特許公開第2010/097214号 国際特許公開第2005/084576号 国際特許公開第03/100729号 米国特許第5401170号 国際特許公開第2008/041943号 米国特許出願第2003/0058456号 欧州特許第2136334号 日本特許公開第2002−336277号 日本特許公開第2006−126004号 米国特許第5338198号 米国特許第5851115号 欧州特許第2204138号
本発明の目的は歯の修復の「スキャン」時間を大幅に短くすることであり、その結果石膏又は歯型から仕事をする歯科技工士の仕事を短縮するだけでなく更には歯のアバットメントをデザイン及び製造するため患者の口から取られる必要のある視覚情報が更にいっそう単純化され、迅速且つ簡単に集められ得る。これは中間の石膏モデル無しで処理を選択する閾値を減らし、その結果患者が完全な歯の修復を待つ全体の期間を大幅に短縮し得ることになる。
本発明は上述の課題を除去する又は少なくとも緩和する及び/又は全体的に改良を提供することを目的とする。
本発明によると、添付の請求項のいずれかに規定された、データファイル及び歯科インプラントビジュアライザを有するパーツに分かれたキットと、その様な歯科インプラントビジュアライザの少なくとも2つの組と、その様なパーツに分かれたキットを含む義歯を作製する方法と、歯科インプラントビジュアライザ及びその使用方法が提供される。
一実施例において、本発明はパーツに分かれたキットであって、
(i)歯科インプラント・ルートのためのビジュアライザであって、
a)ビジュアライザの本体の側面において、所定のインプラント・ルート及び所定のインプラント・ルートに対応するアバットメントからなる群から選択される要素に設けられる協働する連結部分に連結されるのに適した機械的連結部分であって、適切に連結されたとき、連結は前記ビジュアライザに対して、インプラント・ルートの配向の軸線及び配向の軸線に沿ったインプラント・ルートの上部の位置を規定する、機械的連続部分と、
b)ビジュアライザの本体の一部として、電磁放射の下でその周囲と対照をなす少なくとも3つのマーカであって、1つのマーカは、座標が決定され得る1つの所定の参照点を規定できる2D又は3Dの形状オブジェクトを表すと理解され、マーカは少なくとも1つの観察点から適用された電磁認識技術により観察及び認識可能であり、それによりビジュアライザのマーカは電磁認識技術が空間情報を集めることが可能である形状パターンを規定する、少なくとも3つのマーカと、を含むビジュアライザと、
(ii)形状パターンの空間情報を含み、パターンに関するインプラント・ルートの前記配向の軸線及び配向の軸線に沿ったインプラント・ルートの上部の位置を決定する、それを参照した情報を備え、且つビジュアライザ及び所定のインプラント・ルートを識別するデータファイルと、を含むパーツに分かれたキットを提供する。
本発明の文脈内で、パーツに分かれたキットのデータファイル部分は物理的キャリアに存在し得るが、業界に知られた様々な電子手段を介して、ハードウェア接続、ワイヤレス接続、公共又は個人のデータ経路等を介して、アクセス可能にされ得るリモート情報キャリアにも記憶され得る。データファイルへの接続又はアクセス可能性は、電磁認識技術からの空間情報を集めるデバイスに提供され得る。言い換えると、本発明によるパーツに分かれたキットは物理的に完全且つ全く同一の場所に存在する必要はない。
他の実施例において、本発明は義歯を作製及び設置する方法であって、
(a)前述の請求項のいずれか一項に記載のパーツに分かれたキットを提供するステップと、
(b)ビジュアライザに対応する所定の歯科インプラント・ルートを患者の骨に植え付けた後、ビジュアライザを患者に植え付けられた所定のインプラント・ルート、患者から取られた臨床的状況の印象に組み込まれた所定のインプラント・ルートに対応するアバットメント、及び患者から取られた印象から派生した臨床的状況のモデルに組み込まれた所定のインプラント・ルートの類似物から選択された要素に適切に連結するステップと、
(c)ビジュアライザが適切に連結される間、少なくとも1つの観察点から適用された電磁認識技術を使用して、ビジュアライザのマーカを認識し、マーカにより形成される形状パターンの空間情報を得るステップと、
(d)インプラント・ルートの配向の軸線及びビジュアライザに対する配向の軸線に沿ったインプラントの上部の位置を決定する情報と共にデータファイル内の形状パターンの空間情報を取り出し、ビジュアライザ及び所定のインプラント・ルートを識別するステップと、を含む方法を提供する。
特許の司法権は、人体又は動物に実行される外科又は治療、及び診断方法による人体又は動物の治療のための特許性のある方法に対し例外として特定する規定を有し得る。その様な司法のため、本発明は、万一前述の方法がその様な例外を含んでいる場合、前述の方法の代替として、以下の方法を提供する。
その様な司法のため、本発明は義歯を作製及び設置する方法であって、
(a)前述の請求項のいずれか一項に規定されたパーツに分かれたキットのビジュアライザが所定のインプラント・ルート及び所定のインプラント・ルートに対応するアバットメントからなる群から選択される要素と異なる場合、第1のステップにおいてビジュアライザを所定のインプラント・ルート自体から選択された要素に適切に連結するステップであって、アバットメントは患者から取られた臨床的状況の印象に取り込まれた所定のインプラント・ルート、及び患者から取られた印象から派生した臨床的状況のモデルに取り込まれたインプラント・ルートの類似物に対応する、連結するステップと、
(b)ビジュアライザが適切に連結されている間、少なくとも1つの観察点から適用された電磁認識技術を使用して、ビジュアライザのマーカを認識し、マーカにより形成された形状パターンの空間情報を得るステップと、
(c)インプラント・ルートの配向の軸線及びビジュアライザに対する配向の軸線に沿ったインプラントの上部の位置を決定する情報と共にデータファイル内の形状パターンの空間情報を取り出し、ビジュアライザ及び所定のインプラント・ルートを認識するステップを含む方法を提供する。
本発明において、ビジュアライザはパーツに分かれたキットの重要であり不可欠な部分である。ビジュアライザの特徴のおかげで、本発明によるパーツに分かれたキットは本明細書で以下に論じられた効果を達成できる。
他の実施例において、本発明は歯科インプラント・ルートのビジュアライザであって、
a)ビジュアライザの本体の側面において、所定のインプラント・ルート及び所定のインプラント・ルートに対応するアバットメントからなる群から選択された要素に設けられる協働する連結部分に連結されるのに適した機械的連結部分であって、適切に連結されたとき、連結はビジュアライザに対して、インプラント・ルートの配向の軸線及び配向の軸線に沿ったインプラント・ルートの上部の位置を規定する、機械的連続部分と、
b)ビジュアライザの本体の一部として、電磁放射の下でその周囲と対照をなす少なくとも3つのマーカであって、1つのマーカは、座標が決定され得る1つの所定の参照点を規定できる2D又は3Dの形状オブジェクトを表すと理解され、マーカは少なくとも1つの観察点から適用された電磁認識技術により観察及び認識可能であり、それによりビジュアライザのマーカは電磁認識技術が空間情報を集めることが可能である形状パターンを規定する、少なくとも3つのマーカとを含み、
ビジュアライザのマーカは、認識技術により認識され得る形状パターンを規定し、形状パターンを含むデータファイルを参照することにより、インプラント・ルートの配向の軸線及びパターンに関する配向の軸線に沿ったインプラント・ルートの上部の位置の決定を可能にし、またビジュアライザ及び所定のインプラント・ルートを識別する、ビジュアライザを提供する。
更に他の実施例において、本発明は、歯科インプラント・ルートのベクトルに対する空間情報を得るための本発明によるビジュアライザの使用を提供する。
本発明の利点は、大変速く簡単な技術により、ビジュアライザ及び下部の歯科インプラントについての識別情報及び空間情報の両方が集められることである。更なる利点は本発明によるビジュアライザが実際少なくとも3つのマーカのための固定されたキャリアにすぎないことである。このことは、業界で知られている均等物と違い、形状、形、寸法及び構築材料に課される要件の数を強く制限する。
発明者らはほんの3つ、好ましくは4つ以上、好ましくは5つのマーカについての空間情報を得ることが、歯科インプラントに基づく歯の修復の作成において十分であり得ると発見した。これはプロセスを単純化させ、歯の修復を完成するための時間を減らす。単純化されたより短いプロセスはまた、より多くの患者に、通常、最終的な歯の上部構造へのサポートを提供するために健康的な歯の構造を部分的に破壊することを含む代替に照らしてこの歯の修復のインプラントに基づくプロセスを選択することを可能にする。よってインプラントに基づくプロセスの選択は、既存の健康的な歯の構造のより多くを損傷が無いままに保存することを可能にする。一方、インプラントに基づく技術は保持するのが容易なままの歯の構造を提供し、同じ又はより低いコスト及びより少ない患者の不便さで、その代替物のほとんどのより長い平均寿命を有する。
発明者らは更に、本発明は幾何学的図形、構築材料、ビジュアライザの性質及びビジュアライザが製造される精度からかなり独立していることを発見した。これはビジュアライザが、業界で入手可能な歯科スキャンアダプタを製造するための方法に比べより単純で速くなり得る様々な製造方法により製造され得るという利点をもたらす。
発明者らは本発明によるビジュアライザは、歯科インプラントに適切に連結されると、現在知られている且つおそらく簡単な空間可視化技術により容易に可視化され得ることを発見し、これは大変短い経過時間であるのに十分な精度を提供し、その結果インプラント・ルートの正確なベクトルの場所だけでなく、即ちアバットメントをインプラントに連結する連結についての正確な詳細を含むインプラント及びそのルートの種類についての十分な情報が入手可能になる。
発明者らは本発明によるビジュアライザは、歯科インプラントに適切に連結されると、現在の口腔内カメラ又は現在知られている単純な2次元の可視化技術により容易に可視化が可能となり得ることを発見し、これは隣接する歯及び周辺の歯肉に関して、大変短い時間であるのに十分な正確さを提供し、その結果インプラントのベクトルだけでなく、即ちアバットメントをインプラントに連結する連結についての正確な詳細を含むインプラントの種類についての十分な情報が入手可能になる。
発明者らは本発明により適用された方法において、ビジュアライザは、業界で知られたスキャンアダプタと同様に、例えば臨床的状況が取り出される時、3Dで完全にスキャンされる必要はないことを発見した。よって本発明は大変実際的に口腔内スキャンを実現できる。その理由は、更により単純で短い3D又は複数の2Dの可視化技術でさえも、下部のインプラントの配向及び位置、及び適切なデータベースからのパターンを基に取り出され得るインプラント又はインプラントの種類の識別についての必要な情報を集めるのに十分であり得るからである。
発明者らは、本発明によるビジュアライザにより、単純な写真測量法の技術もまたマーカを認識するのに使用可能となることを発見した。これは本発明がインプラント・ルートについて要する情報を得るのに必ずしも従来の3D技術を要するとは限らないという利点をもたらす。これは認識方法を選択する際、並びにビジュアライザのマーカの場所及びその後インプラントの種類及びインプラント・ルートのベクトルを参照し得るほとんど全ての種類のビジュアライザの適合性を選択する際、考えられる最も高い柔軟性を提供する。
更なる利点は、本発明がマーカの明確に定義されたキャリアと同程度にビジュアライザを制限しないということである。これはビジュアライザが如何なる形状及び種類を有しても良いこと、及びその構築材料は幅広い選択肢から選ばれても良いという利点をもたらす。要するに、ビジュアライザは、マーカにより提供される適切に連結された情報のキャリアにすぎない。
発明者らは、本発明による方法において、必要な空間情報を集めるのに要する時間は、従来の期間である15から25分から、1から10秒の期間へ、好ましくは多くとも7秒、より好ましくは多くとも5秒、更により好ましくは多くとも4秒に減少され得ると発見した。
発明者らは更に、本発明による方法は、同じ臨床的状況における複数のインプラントのコンテクストにおいて特に利点があると発見した。発明者らは、複数のインプラントが同時に含まれる時、集積時間は必ずしも増加する訳ではないと発見した。発見者らは、それぞれが自身の位置及び配向を有する全部で10個のインプラント・ルートが合計で、インプラント・ルートごとに多くとも0.7秒、好ましくは多くとも0.5秒、より好ましくは多くとも0.4秒の平均時間を要することを発見した。
この効果が得られるのは、マーカ及びその幾何学的形状の観察、認識及び配置から得られるパターンが、パターン、並びにインプラント及びそのルートの正確な種類についての情報に対するインプラント・ルートのベクトルについての十分に精密な空間位置情報を含む1組のデータに一意的に連結可能であり、それはまた通常例えばアバットメント等の他の要素を連結することを意図する連結部分についての詳細を入手可能にするためである。
インプラントの種類もマーカにより形成されるパターンから決定されるため、これはこの情報が直接入手可能となり操作者により導入される必要がなく、よってこの情報の自動的な集積に関連付けられた時間の獲得に加え、エラーの可能性が大幅に減少するという更なる利点をもたらす。
発明者らは、現在業界で使用可能な電磁的認識技術の精度が、非常にわずかな相違のみで異なる2つのマーカの間の1つの距離のみを有することによりパターン間を区別可能にすることを更に発見した。より簡単な認識技術さえも多くて50μm、好ましくは多くて25μm、より好ましくは多くて10μm及びしばしば多くて6μmの差がある距離を区別可能であることが発見された。発明者らは、この精度がデータファイルからの正確な記録を取り出す際、及び観察されたパターンと非常に類似しているが、異なるパターンに関する記録を容易に拒絶するための高い正確さを可能にすることを発見した。我々は多数の異なるパターンが、単純なマーカを使って、単純なパターンと共に規定され得ることを発見した。
発明者らはビジュアライザが、例えば従来のスキャンアダプタと共に必要であり得る、更なる表面治療無しで使用され得ることを発見した。従来のスキャンアダプタはしばしば、光かく乱効果を防止して受け入れられる質を有するデータを捉えるため、拡散反射率を有する一時的な又は固定された層と共にスプレーされる必要がある。
これらの得られる効果の全ては、例えば10秒未満のような大変短い時間に総合的な空間の及び識別情報の集積という利点をもたらし、よって正確で且つ完全な情報の、更により迅速な獲得を提供する。
発明者らは、本明細書に規定された本発明は従来技術に見られる開示と大いに異なり、従来技術は本明細書で論じた上記のものと同じ技術的効果に導かないことを発見した。
国際特許公開第01/34057号において、情報マーカは、おそらくアバットメント、インプラント又はそれらのアセンブリについてのいくつかの寸法情報を導き得る情報を識別する手段を提供するのみとなっている。如何なる空間情報も、例えば3Dスキャンのような異なる手段により集められる。インプラントについての空間情報は物体が識別された時に取り出された寸法情報を使用して派生され得るが、集められるアバットメントの空間情報と組み合わされ、情報マーカの空間情報ではない。国際特許公開第01/134057号の情報マーカは義歯を開発するために必要な精度を有する空間情報を提供するのに適していない。
米国特許出願第2008/0176188号は2、3又は4つの3Dスキャンデータの組がスキャン又は計測部材を測定することにより決定され得る方法を開示する。ユーザはこれらのうちどのデータの組が使用された計測部材の個々の形状を表すかを選択可能である。異なる計測部材が異なる寸法を与えられ、データベースから更なる寸法情報を提供し得る識別コードを有し得る。この方法において、3Dスキャンは依然として計測部材の空間情報を得るのに必要である。
欧州特許2218423号は複数のデータポイントの集積を可能にするスキャンボディを開示する。多数の点がスキャンボディからの平面を再構築するのにスキャンされる必要がある。絶対最少数として9つの点が必要であり、スキャンボディの少なくとも3つの異なる平面に位置する少なくとも3つの点からなっている。より多くの点が取られるほど、得られる情報の精度は高まるだけでなく、スキャンを実行するのに必要な時間は長くなり、よって数は10000未満、好ましくは1000未満が良い。点はスキャンボディの表面をスキャンするのに取られる点の列の一部である。これらの点から、平面は再構築され、交差する線及び点が決定され、スキャンボディの形状の少なくとも一部が仮想モデルとして仮想で再構築される。その後仮想モデルはスキャンボディのデータベースと比較され、スキャンボディの識別及びインプラントとの組立体の寸法情報が得られ得る。点が少なくなればなるほど、認識されて提供され得る異なるスキャンボディの数は少なくなる。もしある人が様々なインプラントと関連するスキャンボディを要求する場合、この方法はまだ多数の点及び毎回大変時間のかかる3Dスキャンを必要とする。本発明は少ない数のマーカのみを必要とし、3Dスキャンよりも更により簡単でより迅速な技術で3D空間情報が得られる。
米国特許出願第2012/0135371号は、電子的画像ライブラリからの元のデータとの比較により表面の検知を可能にする、高められた大きい3Dスキャン可能な領域を有する歯科スキャンアダプタに関する。この方法は測定機器の精巧な較正及びスキャンアダプタの製造における高い精度を必要とし、一方本明細書に記載された本発明は事前の較正のみを必要とし、ビジュアライザ自体の形状はほとんど重要でない。マーカにより規定されるパターンのみが正確に規定される必要がある。
本発明による1つの好ましい実施例によるビジュアライザの斜視図である。 図1のビジュアライザの断面図である。 マーカが設けられた直後の図1及び図2のビジュアライザの組の斜視図である。
本発明は特定の実施例に関し、所定の図面を参照して以下に記載されるが、本発明はこれに制限されず、請求項のみにより制限される。記載された如何なる図面も単に概略的であり、制限するものではない。図面において、要素のいくつかのサイズは拡大され得、図示の目的で縮尺の通りに描かれていない。寸法及び相対的な寸法は必ずしも本発明を実行する実際の縮小に対応していない。
更に、明細書及び請求の範囲における第1、第2、第3等の用語は、同様の要素を区別するために使用され、必ずしも逐次的又は時間的順番で記載されていない。用語は適切な状況下で交換可能であり、本発明の実施例は本明細書に記載又は例示されたものと別の順番で動作可能である。
更に、明細書及び請求の範囲における上部、下部、〜の上、〜の下等の用語は説明の目的で使用され、必ずしも相対的な位置を説明するものではない。その様に使用される用語は適切な状況下で交換可能であり、本明細書で記載される発明の実施例は本明細書で記載又は例示されるものと別の配向で動作可能である。
請求の範囲で使用される「〜を備える」という用語はそれ以降挙げられる意味に制限されると解釈されるべきではない。即ち、それは他の要素又はステップを排除しない。それは記載された特徴、整数、ステップ又は言及された要素の存在を特定するものとして解釈される必要があるが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ又は要素、又はそれらの群の存在又は追加を排除しない。よって、「手段A及びBを備える装置」という表現の範囲は要素A及びBのみからなる装置に制限されるべきではない。それは、本発明について、装置の唯一関連する要素はA及びBであることを意味する。
本発明の文脈内で、角度及び円錐の開口は、完全な円が360°であることを規定するシステムに関して表される。
本発明の文脈内で、デカルト座標系は直交座標系と同一と考えられ、それら両方は空間内の点が3つの座標を与えられ得る垂直のX、Y及びZ軸からなる座標系を記載する。
本発明の文脈内で、マーカは、座標が決定される1つの所定の基準点を規定可能な2D又は3Dの形状オブジェクトを含むと理解される。適切なマーカの多様性はほぼ制限されていない。好ましいマーカは正則の幾何学的形状を有する。なぜならマーカの所定の参照点は容易に規定され得るか、直感的でさえあり得るからである。適切なマーカは、例えば中心点が所定の参照点と見なされ得る、例えば辺の長さが等しい三角形、正方形、長方形、円又は正多角形であり得る。適切なマーカはまた、中間点が所定の参照点と見なされ得る、線の部分であり得る。適切な3Dマーカは、中心点が所定の参照点と見なされ得る、例えば球体、半球又は立方体であり得る。出願人はマーカの大きさ及び形状が幅広い範囲で異なり得ること、及び異なる形状及び/又はサイズのマーカが同じパターンの一部として使用され得ることを発見した。出願人は、マーカの周囲とのコントラストが、マーカの周りに強い対照となる縁を追加することにより更に高められると発見した。
本発明の文脈内で、ビジュアライザの一部としてマーカにより形成されるパターンからインプラントの位置及び配向を取り出すのに必要な全ての情報を得るため、事前の調整が、非臨床的状況におけるインプラント接続の所与の種類に連結されるビジュアライザに適用される電磁認識技術の、結果を含む認識プロセスを意味すると理解される。その様なものとして集積される情報は、石膏モデル内のインプラントの類似物により、又は臨床的状況から形成される印象の中の対応するアバットメントにより、ビジュアライザパターンを口腔内に提示された臨床的状況におけるインプラントの種類又は均等物に参照するプロセスにおける参照情報を形成する。パターンを認識すること、及び「事前調整ライブラリ」とも呼ばれるデータファイル内でパターンを取り出すことにより、関連付けられたビジュアライザの識別及びインプラントの種類が取り出され得る。そのようであるため、ビジュアライザの一部としてのマーカの組は直接インプラントの種類及び位置に関連し得る。出願人は事前の調整技術が、好ましくは事前に定義された、即ちいわゆる「事前に調整された」3次元の座標系内で空間的に明確に定義された参照点を使用して認識技術を行うことをより好む。
本発明の文脈において、歯科インプラント又はインプラント・ルートの「ベクトル」は第一に、歯科インプラント・ルートの配向の軸線を規定する空間情報として規定される。ベクトルはまた、この配向の軸線に沿った歯科インプラント・ルートの上部の位置を含む。それにより、インプラント・ルートの高さの範囲を定めるのは平面として規定された上部である。より具体的には、インプラント・ルートの上部の位置は、この範囲を定める平面が歯科インプラント・ルートの配向の軸線と交差する点として規定される。
発明者らは義歯がCAD/CAMシステムを使用することにより製造されることをより好む。その様なシステムは自動的なプロセスのため、最終的な義歯の高い品質及び正確さを提供できる。更に、それらは技術者に上部構造に使用される材料の選択において可能な最も高い柔軟性を提供する。それらは多数の義歯が平行して、全て同じ精度で製造され得、それは効率の著しい増加をもたらすという更なる利点をもたらす。
本発明の文脈内で、幅広い種類の適切な電磁認識技術が使用され得る。これらの技術は画像法とも呼ばれる。しかしながら、本発明の文脈に適するため、例えば2つの異なる観察点又はステレオカメラ技術を使用することにより、ビジュアライザの本体の認識可能なマーカの空間情報が集積され得ることが大変重要である。
適切な立体画法の画像技術は例えば、従来技術の議論を含む、米国特許出願第2003/0058456号及び欧州特許第2136334号に記載される。
適切な3D測定装置及び対応するCAD/CAM方法は、例えば日本特許公開第2002−336277号、日本特許公開第2006−126004号、米国特許第5338198号、米国特許第5851115号及び欧州特許第1310217号に開示される。製造された義歯の質は欧州特許第2204138号からの教示を適用することにより更に向上し得る。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、ビジュアライザは少なくとも1つの観察点から観察及び認識される少なくとも4つのマーカと好ましくは少なくとも5つのマーカを含む。発明者らは、より多くの数のマーカが様々な種類のパターンを提供し、それらのパターンはより容易に互いを区別できるようになり、よって本発明のデータファイルを含む事前に調整されたライブラリの一部として固有であることを発見した。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、マーカはビジュアライザの本体の単一のほぼ平坦な表面に配置され、好ましくは平坦な表面を含む平面は歯科インプラントの配向の軸線にほぼ垂直である。出願人はこの特徴がビジュアライザの非常に簡単な製造方法、及びマーカのビジュアライザへの付与を提供することを発見した。加えて、この特徴はマーカ、ひいてはパターンの、様々な観察点からの簡単な観察及び識別を提供する。観察点はビジュアライザの平坦な表面の上の半球、又は少なくとも円錐のほぼどこにでも配置され得る。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、マーカは周囲と対照をなす正則形状の図形、好ましくは周囲の表面と対照をなす2次元の正則形状の図形により規定される。出願人は、このことが、座標が決定され得るマーカの基準又は参照点を規定する簡単な方法を提供すると発見した。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、マーカは周囲の表面と対照をなす第1の円を含み、好ましくは第1の円は第1の円と強く対照をなすほぼ同心の第2の円の内側にあり、好ましくは第1の円と第2の円の色はそれぞれ白と黒であり、好ましくは内側の円が白であり、外側の円が黒である。出願人は、マーカの周囲との対照が、マーカの中心と強く対照をなすマーカの縁を与えることにより高められ得ると発見した。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、マーカはビジュアライザの本体にプリントされる。他の実施例において、マーカはビジュアライザの本体に彫刻されたレーザーである。出願人はこれらの技術がビジュアライザのほとんどの種類に容易に適用可能であり、迅速で経済的であると発見した。他の実施例において、ビジュアライザは電磁放射を通過させる材料であり得、マーカはホログラフィック技術により通過させるビジュアライザにプリントされる。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、機械的連結部分は非回転の連結、好ましくは多角形連結から選択された連結、好ましくは六角形の連結、より好ましくは外側の六角形の連結、内側の円錐形の連結、及び内側の3つのチャネルの連結を形成する。これはビジュアライザの連結時に、ビジュアライザが連結された構造について更に名前を付けることができないという利点をもたらす。これは、そうでない場合に、ビジュアライザのパターンにより間接的に提供される下部構造の空間情報について生じ得る問題を回避する。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、連結部分はねじ、ボルト及びだぼから選択された要素を含み、だぼ又はバヨネット嵌合を使用して好ましくはだぼは弾性があり、連結はだぼの挿入部に配置又は押し込むことにより更に固定され得る。出願人は、記載された連結部分が容易に入手可能であり、ユーザに直感的であり、加工しやすいことが分かった。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、機械的連結部分はビジュアライザの底部をインプラント・ルートの上部に連結することを提供する。出願人はその様な設定が加工するのに非常に便利であると分かった。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、ビジュアライザとインプラント・ルートの連結はねじ連結、好ましくは単一のねじ連結、より好ましくはインプラント・ルートの連結部分はねじ連結の雌ねじ部分であり、好ましくはビジュアライザはボルトを通過させる、及びボルトをインプラント・ルートにねじ締めするための穴を有する。出願人はその様な連結が容易で、便利であり、及びユーザが容易に理解しやすく且つ加工しやすいことを発見した。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、ビジュアライザは、インプラント・ルートを基礎として復元される損傷のない歯よりも小さい形状及びサイズを有する。これは、隣接する歯のインプラントに連結される同時に存在し得る2つのビジュアライザのうち、1つのビジュアライザが健康な歯に隣接するインプラントに容易に連結され得るという利点をもたらす。これは認識技術の同じ動作を有する2つ又はそれ以上のインプラントについての空間情報を同時に得ることを可能にする。それぞれのインプラントの空間情報は別々に集められる必要はないため、情報を集めるのに費やされる時間は複雑な場合に更に短縮され、これは患者に快適さを加えることができ、他の技術に比べてインプラントに基づく復元技術を選択するための閾値を減少させ、よってより多くの健康な歯の材料が損傷されないままであり得る。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、ビジュアライザの本体は所定のインプラント・ルートの配向の軸線周りで対称である。出願人はその様な特徴が大変便利であることを発見する。それはビジュアライザを連結することが、例えば健康な歯のような、臨床的状況に存在する他の要素により妨げられたり損なわれたりすることがないことを確実にする。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、歯科インプラント・ルートは1ピースの歯科インプラントの一体化された部分である、即ち、アバットメントとインプラント・ルートが一体化される。いくつかの臨床症例は1ピースの歯科インプラントの使用を可能にする。1ピースの歯科インプラントの場合、ビジュアライザはアバットメントに連結され得る。1つの可能な実施例は、ビジュアライザが1ピースのインプラントアバットメント構造、好ましくはその上部に設けられた雄ねじ連結部に連結される雌ねじ連結部を有する。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、アバットメントはビジュアライザである。アバットメント自体はビジュアライザであり得、よってパターンを規定するマーカを有しても良い。この特徴は1ピースの歯科インプラントの場合特に扱いやすい。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、ビジュアライザの本体は電磁認識技術により使用される電磁放射をほぼ通過させる。これはマーカがより多くの観察点から、ビジュアライザの本体の反対側からも認識し得るという利点をもたらす。これは認識技術によりマーカの観察及び認識がより容易になされ得ること、及び完全なパターンがより容易に観察され得、その結果パターンがデータファイルからより容易に取り出されるという利点をもたらす。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、ビジュアライザの本体はプラスチックから作製され、好ましくは再生利用可能なプラスチック、生分解性のプラスチック及びそれらの組み合わせから選択されたプラスチックから作製される。ビジュアライザはより有利には熱可塑性材料から作製され得る。ビジュアライザは例えば射出成形等のプラスチック変換技術により容易に作成され得る。ビジュアライザは使用後に容易に使い捨てでき、リサイクル可能であり、及び/又は生分解性のため環境に優しい。熱可塑性体として、それらは医療廃棄物のための処理及び/又は破壊技術において容易に受け入れられ得る。
他の実施例において、本発明によるビジュアライザは金属材料から作製される。適切な金属材料は例えば鋼鉄、ステンレス鋼又はチタン、及びそれらの組み合わせである。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、電磁認識技術は、磁気共鳴映像法(MRI)、立体画像写真、異なる観察点からの2つのカメラによる少なくとも2枚の写真の撮影、2つの異なる観察点からの同じカメラによる少なくとも2枚の写真の撮影、及び3Dスキャンからなる群から選択され、3Dスキャンは白色光、着色光、X線、構造化された光及びレーザー光から選択される光を使用可能であり、3Dスキャン技術は選択的に光マスク、写真測量法及びそれらの組み合わせを使用可能である。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、電磁認識技術はX線に基づき、好ましくは、ビジュアライザはほぼX線を通過させるが、マーカは通過させない。出願人はこの技術が、例えば患者からのような臨床的状況からの必要な空間情報を直接得るのに最も便利であると発見した。その文脈において、本発明は歯科医又は歯医者になじみ深く頻繁に用いられる他のX線観察技術と一体化され得る。
本発明による実施例において、パーツに分かれたキットは少なくとも2つの歯科インプラントビジュアライザの組を含み、個々のマーカの組により規定されるパターンは異なり、ビジュアライザのそれぞれに対し固有である。
本発明による実施例において、パーツに分かれたキットは、所定の歯科インプラント・ルートの少なくとも1つの見本を更に含む。
本発明による実施例において、パーツに分かれたキットは、所定の歯科インプラント・ルートに嵌合するアバットメント、及び適切な場合はアバットメントを歯科インプラント・ルートに取り付けるための対応するボルトを更に含む。
本発明による実施例において、パーツに分かれたキットは、所定のインプラント・ルートに対応するアバットメント、ヒーリングアバットメント、ヒーリングアバットメントのブリッジ、即時の一時的なアバットメント、一時的なアバットメント、美的アバットメント、マルチユニットアバットメント、1つ又は複数の臨床の又は研究室のねじ、スクリュータップ、スクリュードライバ、カバースクリュードライバ、トルクレンチ、レンチアダプタ、印象切削、インプラントレプリカ、切削、治療キャップ、ドリル、パイロットドリル、堀削器具、ツイストドリル、ツイストステップドリル、精密ドリル、ドリルガイド、ドリルストップ、案内ドリル、ドリル延長シャフト、カウンターボア、スクリュータップ、インプラントドライバ、カバーねじ、ボーンミル、深さプローブ及び方向インジケータからなる群から選択された少なくとも1つの要素を更に含む。
本発明による実施例において、パーツに分かれたキットは、少なくとも2つのビジュアライザと、対応するインプラント・ルートとを含み、ビジュアライザのパターンは異なり、電磁認識技術により区別可能である。
本発明による実施例において、パーツに分かれたキットは、ねじ山連結を有する少なくとも2つの歯科インプラントビジュアライザを含み、ねじ山連結は異なるねじ山の雌雄又は直径を有する。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、マーカはビジュアライザの本体の表面に配置され、周囲の表面と対照をなす。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、電磁認識技術がインプラント・ルートの配向の軸線を中心とする円錐の体積内の少なくとも1つの観察点から適用され、円錐の頂点はビジュアライザに対する配向の軸線に沿った歯科インプラント・ルートの上部の位置により規定され、円錐は機械的連結を有する本体の側面から離れるよう方向づけられ、円錐は少なくとも30°、多くても120°の開口を有する。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、データファイル内に含まれる形状パターンの空間情報は、典型的には非臨床的状況の、第1の3次元の座標系、好ましくはデカルト座標系又は直交座標系に対するマーカの座標を含む。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、マーカは、好ましくは臨床的状況の、第2の3次元座標系、好ましくはデカルト座標系又は直交座標系に関するマーカの座標を集める認識技術に適しており、好ましくは第2の3次元座標系は、認識技術に、より好ましくは、マーカの観察の間、空間情報が予め規定される参照点を認識することにより事前調整される。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、形状パターンの認識は、マーカの数及びこれらのマーカの第2の(臨床の)座標の組を決定すること、パターンのマーカであると観察及び認識される全ての個々のマーカ間の距離の第2の(臨床の)組を計算すること、及び多くとも50μm、好ましくは多くとも25μm、好ましくは多くとも15μm、更に好ましくは多くとも10μm、更に好ましくは多くとも8μm、好ましくは多くとも6μm、更に好ましくは多くとも5μm、更に好ましくは多くとも4μmのそれぞれの距離のずれ以内の第2の(臨床の)距離の組に対応するマーカ間の第1の(非臨床の)距離の組となる、マーカ座標の第1の(非臨床の)組を含むデータファイル内の記録を取り出して前記パターンを認識することにより可能となる。
本発明によるパーツに分かれたキットの実施例において、データファイルは電子的に、好ましくは物理的データキャリアにより入手可能であり、より好ましくは、データファイルがデータベースへの遠隔の電子接続、更に好ましくはインターネットを通して入手可能になっている。この特徴の利点はデータファイルへの簡単で容易なアクセスであり、また好ましい実施例ではデータの完全性の保証である。
実施例において、本発明による方法はアバットメントをインプラント・ルートに取り付けるステップを更に含む。
実施例において、本発明による方法は義歯をインプラント・ルートに取り付けるステップを更に含む。
本発明による方法の実施例において、形状のパターンの空間情報は第2の(臨床の)3次元座標系に対するマーカのそれぞれの座標を決定することにより得られる。
本発明による方法の実施例において、第2の(臨床の)3次元座標系は電磁認識技術に事前調整される。これは例えば適切なマークアップされたプレートを観察領域に配置し、その技術をそのプレートに適用することによりなされ得、よってプレートのマーキングがその技術により認識され、例えば垂直のX−Y−Z軸系を規定する等の3次元座標系を規定するために使用され、その後更にその技術によって参照されるためメモリに記憶される。
本発明による方法の実施例において、第2の(臨床の)3次元座標系に対する少なくとも1つの観察点の座標は知られており、同じ(臨床の)座標系に対するマーカのそれぞれの座標を決定する際に使用される。
本発明による方法の実施例において、認識技術はまた、第2の(臨床の)3次元座標系に対する座標を知っている少なくとも1つの参照点を観察及び認識する。
本発明による方法の実施例において、データファイルは第1の(非臨床の)3次元座標系に対するマーカの座標を含む。
本発明による方法の実施例において、第1の(非臨床の)3次元座標系に対するマーカの座標は、所定のインプラント・ルート及び所定のインプラント・ルートに対応するアバットメントからなる群から選択された協働する連結部分と同一の協働する連結部分へ機械的連結部分と共に適切に連結されるビジュアライザを使用して得られ、それにより、適切に連結された時、連結は、ビジュアライザに対して、インプラント・ルートの配向の軸線及び配向の軸線に沿ったインプラント・ルートの上部の位置を規定する。
実施例において、本発明による方法はマーカをビジュアライザに付与するステップ、好ましくはマーカをビジュアライザの表面に配置することにより付与するステップを更に含む。
本発明による方法の実施例において、マーカは複数のパターンを含むデータファイル内に含まれる所定のパターンに応じて付与され、パターンのそれぞれに対するマーカ座標間の距離の組は、少なくとも4μm、好ましくは少なくとも5μm、より好ましくは少なくとも6μm、更により好ましくは少なくとも8μm、更により好ましくは少なくとも10μm、好ましくは少なくとも15μm、より好ましくは少なくとも20μm、更により好ましくは少なくとも25μm及び更により好ましくは少なくとも50μmの少なくとも1つの距離のずれによりデータファイル内に存在する他の組と異なる。
実施例において、本発明による方法は少なくとも2つの歯科インプラントビジュアライザ、好ましくは少なくとも5、より好ましくは少なくとも10、更により好ましくは少なくとも20、更により好ましくは少なくとも50のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも100のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも500のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも1000のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも5000のビジュアライザの組を作製するステップを更に含む。
本発明による方法の実施例において、ビジュアライザの組の事前の調整はデータファイルの構築において使用される。
本発明は同封の図面により更に示される。
図1は、本発明の好ましい一実施例によるビジュアライザの斜視図を示す。より詳細には、ビジュアライザ1は全体が円筒形であり上端に拡大された頭部を有する。下端にあるのは、インプラント・ルート又はアバットメント(図示せず)に設けられた協働する連結部分4に連結される機械的連結部分2である。ビジュアライザの拡大された頭部には、平坦な上部表面5が設けられており、平坦な上部表面5の上に、5つのマーカ3がレーザー彫刻により刻まれている。
図2は、図1のビジュアライザの断面図である。図2において、ビジュアライザ1の頭部の上部表面5も示されている。また、ビジュアライザの対称軸も示され、対称軸はビジュアライザがインプラント・ルートに連結された時インプラント・ルートの配向の軸線6に一致する。更にビジュアライザの下端に機械的連結部分2が示される。機械的連結部分2は六角形の形状であり、六角形の形状は、中央穴7に向かってテーパ状になっており、中央穴7を通して、ボルト(図示せず)が挿入され、例えばインプラント・ルート(図示せず)の上部にねじ締めされる。六角形の連結部分2は雌ねじであり、例えばインプラント・ルートにある六角形の雄ねじの突起のビジュアライザへの挿入を可能にし、その結果連結は非回転となる。雄ねじの突起は8の点まで挿入し、その後、それは、配向の軸線6に沿ったインプラント・ルートの上部を示す。
図3は、マーカを設けられた直後の図1及び図2のビジュアライザの組の斜視図を示す。図3は、平坦なプレートを示しており、平坦なプレートの中に連結部分4の異なる種類の類似物4’、4’’が設けられており、類似物4’、4’’は、異なる種類の例としてのインプラント・ルート(図示せず)に設けられている。図3において、連結部分は、10、11、12、13及び14の列で設けられ、この図において、連結部分は、列ごとに同じであるが、列同士の間では異なっている。ビジュアライザ1は、例えばボルトをビジュアライザの中央穴を通して4’及び4’’のような連結部分の中へねじ締めすることにより、連結部分に連結される。ビジュアライザは、10、11及び13の列に関して示されている。列12及び14にはビジュアライザは示されていないため、これらの列に関する連結部分4’、4’’が示され得る。ビジュアライザの連結に続いて、ビジュアライザにマーカ3が設けられる。マーカ3は、毎回、各ビジュアライザの上面にパターンを規定する。列10のビジュアライザには、それぞれ4つのマーカが設けられるが、毎回同じパターンを規定する。列11及び13のビジュアライザには、それぞれ5つのマーカが設けられる。列11に関して規定されるパターンは、列13に関して規定されるパターンと異なる。
本発明が詳細に説明されたが、本発明は、以下の実例により、保護の範囲がこれらの実例に制限されないことを意図して更に示される。
事前調整ステップ
図3に示すように、プレート内に5×10の行列の歯科インプラント・ルートの連結部分の類似物が配置される。連結部分は全て同じであり得るが、好ましくはインプラント・ルートの様々な連結の部分、それらの類似物、及び対応するアバットメントを反映するために異なっても良い。それぞれの位置において、連結の種類、及び、インプラント・ルートの配向の軸線は、プレートに対して明確に規定される。
図3の3列に示すように、対応するビジュアライザが、適切にそれぞれのインプラント・ルートの連結部分に連結される。この例の全てのビジュアライザは、ビジュアライザの円筒形状のサイズを超えて円筒形に延伸する円筒形状の平坦な頭部を有する。その様なビジュアライザは、図1及び図2に更に詳細に示される。それぞれのビジュアライザの平坦な頭部にはその後マーカが配置される。マーカは同じインプラントの連結部分に対し同じパターンを形成し得るが、ビジュアライザに配置されたパターンの中で連結の種類が異なっていて固有である場合は異ならなければならない。マーカ自体は、小さい円により形成されており、この場合、小さい円の輪郭が上面の残りと対照をなす。
アイメトリック3D株式会社(スイス)から入手可能な3DスキャナアイスキャンD101を使用して、以下の情報が事前調整ステップで集められる。全ての情報が事前調整されたデカルト座標系又は直交座標系に関し、データファイルとしても知られる事前調整されたライブラリに記憶される。
(i)それぞれのマーカに対し、マーカの参照点の座標、この場合は円の中心点
(ii)それぞれのビジュアライザに対し、空間計測技術の座標系に関連する、パターンを規定するマーカの座標、この場合はプレートの角の1つが参照点として使用される
(iii)それぞれのビジュアライザに対し、ビジュアライザが取り付けられる連結部分の類似物に対応するインプラント・ルートの製造者及び種類
(iv)それぞれのビジュアライザに対し、連結部分の類似物に対応するインプラント・ルートの配向の軸線に関連するマーカの位置、及び配向の軸線に沿ったインプラント・ルートの上部の位置
この事前調整ステップの結果は、それぞれのビジュアライザ及び関連するパターンに対する、事前調整ステップの座標系に関連する規定数のマーカ座標の組、対応するインプラント・ルートの配向の軸線、配向の軸線に沿ったインプラントの上部の位置、及び対応するインプラント・ルートの製造者及び種類を含むデータファイルである。例えば数種類のビジュアライザが使用される場合のビジュアライザの種類についてのより多くの詳細等の追加の情報が加えられ得る。
臨床ステップ
臨床状況は、事前調整された組から選択されたインプラント・ルートの1つが患者の下顎又は上顎の骨に植え付けられることである。
選択的な中間の歯型
この場合、印象は、インプラント・ルートが定位置にありアバットメントがインプラント・ルートに取り付けられている臨床の状況から作製される。続いて歯科技術者が臨床の状況の石膏、漆喰又は「歯型」モデルを製造し、各インプラント・ルートに対し、それぞれのインプラント・ルートの類似物が、インプラント・ルートが臨床的状況に関してどのように位置決めされたかに比較してモデルに対して同じ位置に導入される。
CAD/CAMソフトウェアへの入力の集積
第1に、ビジュアライザ又はアバットメント無しの、したがって、異質の要素としてインプラント・ルートのみが存在する、歯型の完全な3Dスキャンがなされる。これはCAD/CAMプロセスの環境を構築する。
第2に、それぞれのビジュアライザが、石膏モデルの一部である対応する歯科インプラント・ルートの類似物に適切に連結される。ビジュアライザは十分に小さいため、隣接する歯のためのインプラント・ルートにも、対応するインプラントが同時に提供され得る。1つより多いインプラント・ルートが構成される時、どのビジュアライザが何の連結部分に嵌合されるべきかについて混乱が起きないようにインプラント・ルートの連結部分が異なることが好ましい。
続いて、ビジュアライザが定位置にあるモデルが別のアイスキャンD101装置により3Dで撮像され、別のデカルト座標系又は直交座標系が事前調整される。この撮像は、必要な情報を集積するのに1秒未満を要する。事前調整された座標系に関する3D撮像により集積された情報により、観察されたマーカが認識され、ビジュアライザの全ての認識されたマーカの参照点の座標が座標系に対して決定される。
認識技術は更に、認識されたマーカの全ての参照点の間の距離の組を計算し、第2のパターン距離の組を構築する。
続いて認識技術は、記憶されたマーカ座標が第2のパターン距離の組を含む第1のパターン距離の組を提供する記録をデータファイル内で検索する。記録が蓄積されていない場合、又は、複数の記録がこの状況で蓄積されている場合、ユーザは適合するものが見つからないと合図される。このことは、異なるデータファイルが調べられる必要があり、又はデータファイルから固有のパターンを見つけ出すのに不十分な数のマーカ点が認識されたことを示し得る。
固有の適合がある場合、データファイルはCAD/CAMソフトウェアにより必要とされる全ての詳細を提供し、歯の復元の発展を可能にする。
本発明は十分に記載されたが、当業者は本発明が、特許請求の範囲により規定された本発明の範囲から逸脱せずに、特許請求された範囲内で幅広いパラメータの中で実行され得ることを理解するであろう。
1 ビジュアライザ
2 機械的連結部分
3 マーカ
4 連結部分
4’ 連結部分
4’’ 連結部分
5 上部表面
6 配向の軸線
7 中央穴
8 配向の軸線
10 列
11 列
12 列
13 列
14 列

Claims (48)

  1. パーツに分かれたキットであって、
    (i)歯科インプラント・ルートのためのビジュアライザ(1)であって、
    a)前記ビジュアライザの本体の側面において、所定のインプラント・ルート及び前記所定のインプラント・ルートに対応するアバットメントからなる群から選択される要素に設けられる協働する連結部分(4)に連結されるのに適した機械的連結部分(2)であって、適切に連結されたとき、前記連結は、前記ビジュアライザに対して、前記インプラント・ルートの配向の軸線(6)及び前記配向の軸線に沿った前記インプラント・ルートの上部の位置(8)を規定する、機械的連続部分と、
    b)前記ビジュアライザ(1)の前記本体の一部として、電磁放射の下でその周囲と対照をなす少なくとも3つのマーカ(3)であって、1つのマーカは、座標が決定され得る1つの所定の参照点を規定できる2D又は3Dの形状オブジェクトを表すと理解され、前記マーカは少なくとも1つの観察点から適用された電磁認識技術により観察及び認識可能であり、それにより前記ビジュアライザの前記マーカは、前記電磁認識技術が空間情報を集めることが可能である形状パターンを規定する、少なくとも3つのマーカと、を備える前記ビジュアライザと、
    (ii)前記形状パターンの前記空間情報を備え、前記パターンに関する前記インプラント・ルートの前記配向の軸線及び前記配向の軸線に沿った前記インプラント・ルートの前記上部の位置を決定する、それを参照した情報を備え、且つ前記ビジュアライザ及び前記所定のインプラント・ルートを識別するデータファイルと、
    を備える、パーツに分かれたキット。
  2. 前記ビジュアライザは、前記少なくとも1つの観察点から観察及び認識される少なくとも4つのマーカ(3)、好ましくは少なくとも5つのマーカ(3)を備える、請求項1に記載のパーツに分かれたキット。
  3. 前記マーカは、前記ビジュアライザの本体の単一のほぼ平坦な表面(5)に配置され、好ましくは前記平坦な表面を備える平面は、前記歯科インプラント・ルートの前記配向の軸線(6)にほぼ垂直である、請求項1又は2に記載のパーツに分かれたキット。
  4. 前記マーカ(3)は、前記周囲と対照をなす正則形状の図形、好ましくは周囲の表面と対照をなす2次元の正則形状の図形により規定される、請求項1から3までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  5. 前記マーカ(3)は、前記周囲の表面と対照をなす第1の円を備え、好ましくは前記第1の円は前記第1の円と強く対照をなすほぼ同心の第2の円の内側にあり、好ましくは前記第1の円と前記第2の円の色はそれぞれ白と黒であり、好ましくは内側の円が白であり外側の円が黒である、請求項1から4までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  6. 前記マーカ(3)は、前記ビジュアライザの本体にプリントされる、請求項1から5までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  7. 前記機械的連結部分(2)は、非回転の連結、好ましくは多角形連結から選択された連結、好ましくは六角形の連結、より好ましくは外側の六角形の連結、内側の円錐形の連結、及び内側の3つのチャネルの連結を形成する、請求項1から6までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  8. 前記連結部分は、ねじ、ボルト及びだぼから選択された要素を備え、だぼ又はバヨネット嵌合を使用して好ましくは前記だぼは弾性があり、前記連結は前記だぼに挿入することにより更に固定され得る、請求項1から7までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  9. 前記機械的連結部分(2、4)は、前記ビジュアライザの底部を前記インプラント・ルートの前記上部に連結するために設けられる、請求項1から8までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  10. 前記ビジュアライザと前記インプラント・ルートの前記連結は、ねじ連結、好ましくは単一のねじ連結、より好ましくは前記インプラント・ルートの前記連結部分は前記ねじ連結の雌ねじ部分であり、好ましくは前記ビジュアライザはボルトを通過させる、及び前記ボルトを前記インプラント・ルートにねじ締めするための穴(7)を有する、請求項1から9までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  11. 前記ビジュアライザは、前記インプラント・ルートを基礎として修復される損傷のない歯よりも小さい形状及びサイズを有する、請求項1から10までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  12. 前記ビジュアライザの本体は、前記所定のインプラント・ルートの前記配向の軸線(6)周りで対称である、請求項1から11までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  13. 前記歯科インプラント・ルートは、1ピースの歯科インプラントの一体化された部分である、即ち、前記アバットメントと前記インプラント・ルートが一体化される、請求項1から12までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  14. 前記アバットメントは、前記ビジュアライザである、請求項1から13までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  15. 前記ビジュアライザの本体は、前記電磁認識技術により使用される前記電磁放射をほぼ通過させる、請求項1から12までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  16. 前記ビジュアライザの本体は、プラスチックから作製され、好ましくは再生利用可能なプラスチック、生分解性のプラスチック及びそれらの組み合わせから選択されたプラスチックから作製される、請求項1から15までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  17. 前記電磁認識技術は、磁気共鳴映像法(MRI)、立体画像写真、異なる観察点からの2つのカメラによる少なくとも2枚の写真の撮影、2つの異なる観察点からの同じカメラによる少なくとも2枚の写真の撮影、及び3Dスキャンからなる群から選択され、前記3Dスキャンは白色光、着色光、X線、構造化された光及びレーザー光から選択される光を使用可能であり、前記3Dスキャン技術は選択的に光マスク、写真測量法及びそれらの組み合わせを使用可能である、請求項1から16までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  18. 前記電磁認識技術はX線に基づき、好ましくは、前記ビジュアライザはほぼX線を通過させるが、マーカは通過させない、請求項1から17までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  19. 少なくとも2つの歯科インプラントビジュアライザ(1)の組を備え、前記個々のマーカの組により規定される前記パターンは異なり、前記ビジュアライザのそれぞれに対し固有である、請求項1から18までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  20. 前記所定の歯科インプラント・ルートの少なくとも1つの見本を更に備える、請求項1から19までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  21. 前記所定の歯科インプラント・ルートに嵌合するアバットメント、及び適切な場合は前記アバットメントを前記インプラント・ルートに取り付けるための対応するボルトを更に備える、請求項1から20までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  22. 前記所定のインプラント・ルートに対応するアバットメント、ヒーリングアバットメント、ヒーリングアバットメントのブリッジ、即時の一時的なアバットメント、一時的なアバットメント、美的アバットメント、マルチユニットアバットメント、1つ又は複数の臨床の又は研究室のねじ、スクリュータップ、スクリュードライバ、カバースクリュードライバ、トルクレンチ、レンチアダプタ、印象切削、インプラントレプリカ、切削、治療キャップ、ドリル、パイロットドリル、堀削器具、ツイストドリル、ツイストステップドリル、精密ドリル、ドリルガイド、ドリルストップ、案内ドリル、ドリル延長シャフト、カウンターボア、スクリュータップ、インプラントドライバ、カバーねじ、ボーンミル、深さプローブ及び方向インジケータからなる群から選択される少なくとも1つの要素を更に備える、請求項1から21までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  23. 少なくとも2つのビジュアライザと、対応するインプラント・ルートとを備え、前記ビジュアライザの前記パターンは異なり、前記電磁認識技術により区別可能である、請求項1から22までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  24. ねじ山連結を有する少なくとも2つの歯科インプラントビジュアライザを備え、前記ねじ山連結は異なるねじ山の雌雄を有する、請求項1から23までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  25. 前記マーカは、前記ビジュアライザの前記本体の前記表面(5)に配置され、周囲の表面と対照をなす、請求項1から24までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  26. 前記電磁認識技術が、前記インプラント・ルートの前記配向の軸線(6)を中心とする円錐の体積内の少なくとも1つの観察点から適用され、前記円錐の頂点は前記ビジュアライザに対する前記配向の軸線に沿った前記歯科インプラント・ルートの前記上部の前記位置(8)により規定され、前記円錐は前記機械的連結を有する前記本体の前記側面から離れるよう方向づけられ、前記円錐は少なくとも30°、多くても120°の開口を有する、請求項1から25までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  27. 前記データファイル内に含まれる前記形状パターンの前記空間情報は、第1の3次元の座標系、好ましくはデカルト座標系又は直交座標系に対する前記マーカの座標を備える、請求項1から26までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  28. 前記マーカ(3)は、第2の3次元座標系、好ましくはデカルト座標系又は直交座標系に関する前記マーカの前記座標を集める前記認識技術に適しており、好ましくは前記第2の3次元座標系は、前記認識技術に、より好ましくは、前記マーカの観察の間、前記空間情報が予め規定される参照点を認識することにより事前調整される、請求項1から27までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  29. 前記形状パターンの認識は、マーカ(3)の数及びこれらのマーカの第2の座標の組を決定すること、前記パターンのマーカであると観察及び認識される全ての前記個々のマーカ(3)間の距離の第2の組を計算すること、及び多くとも50μmのそれぞれの距離のずれ以内の第2の距離の組に対応する前記マーカ間の第1の距離の組となる、マーカ座標の第1の組を備える前記データファイル内の記録を取り出して前記パターンを認識することにより可能となる、請求項1から28までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  30. 前記データファイルは、電子的に、好ましくは物理的データキャリアにより入手可能であり、より好ましくは、前記データファイルがデータベースへの遠隔の電子接続、更に好ましくはインターネットを通して入手可能になっている、請求項1から29までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキット。
  31. 義歯を作製及び設置する方法であって、
    (a)請求項1から30までのいずれか一項に記載のパーツに分かれたキットを提供するステップと、
    (b)前記ビジュアライザに対応する前記所定の歯科インプラント・ルートを患者の骨に植え付けた後、前記ビジュアライザ(1)を前記患者に植え付けられた前記所定のインプラント・ルート、前記患者から取られた臨床的状況の印象に組み込まれた前記所定のインプラント・ルートに対応する前記アバットメント、及び前記患者から取られた印象から派生した前記臨床的状況のモデルに組み込まれた前記所定のインプラント・ルートの類似物から選択された要素に適切に連結するステップと、
    (c)前記ビジュアライザが適切に連結される間、少なくとも1つの観察点から適用された電磁認識技術を使用して、前記ビジュアライザの前記マーカ(3)を認識し、前記マーカにより形成される前記形状パターンの前記空間情報を得るステップと、
    (d)前記インプラント・ルートの前記配向の軸線(6)及び前記ビジュアライザに対する前記配向の軸線に沿った前記インプラントの前記上部の前記位置(8)を決定する情報と共に前記データファイル内の前記形状パターンの前記空間情報を取り出し、前記ビジュアライザ及び前記所定のインプラント・ルートを識別するステップと、
    を備える方法。
  32. アバットメントを前記インプラント・ルートに取り付けるステップを更に備える、請求項31に記載の方法。
  33. 前記義歯を前記インプラント・ルートに取り付けるステップを更に備える、請求項31又は32に記載の方法。
  34. 前記形状パターンの前記空間情報は、第2の3次元座標系に対する前記マーカ(3)のそれぞれの前記座標を決定することにより得られる、請求項31から33までのいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記第2の3次元座標系は、前記電磁認識技術に事前調整される、請求項34に記載の方法。
  36. 前記第2の3次元座標系に対する前記少なくとも1つの観察点の前記座標は知られており、同じ座標系に対する前記マーカのそれぞれの前記座標を決定する際に使用される、請求項34又は35に記載の方法。
  37. 前記認識技術はまた、前記第2の3次元座標系に対する座標を知っている少なくとも1つの参照点を観察及び認識する、請求項31から36までのいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記データファイルは、第1の3次元座標系に対する前記マーカの前記座標を備える、請求項31から37までのいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記第1の3次元座標系に対する前記マーカの前記座標は、所定のインプラント・ルート及び前記所定のインプラント・ルートに対応するアバットメントからなる群から選択された前記協働する連結部分(4)と同一の協働する連結部分(4’、4’’)へ機械的連結部分(2)と共に適切に連結される前記ビジュアライザを使用して得られ、それにより、適切に連結された時、前記連結は、前記ビジュアライザに対して、前記インプラント・ルートの前記配向の軸線(6)及び前記配向の軸線に沿った前記インプラント・ルートの前記上部の前記位置(8)を規定する、請求項38に記載の方法。
  40. 前記マーカ(3)を前記ビジュアライザ(1)に付与するステップ、好ましくは前記マーカを前記ビジュアライザの前記表面(5)に配置することにより付与するステップを更に備える、請求項31から39までのいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記マーカは、複数のパターンを備えるデータファイル内に含まれる所定のパターンに応じて付与され、前記パターンのそれぞれに対する前記マーカ座標間の距離の組は、少なくとも4μm、好ましくは少なくとも5μm、より好ましくは少なくとも6μm、更により好ましくは少なくとも8μm、更により好ましくは少なくとも10μm、好ましくは少なくとも15μm、より好ましくは少なくとも20μm、更により好ましくは少なくとも25μm及び更により好ましくは少なくとも50μmの少なくとも1つの距離のずれにより前記データファイル内に存在する他の組と異なる、請求項40に記載の方法。
  42. 少なくとも2つの歯科インプラントビジュアライザ(1)、好ましくは少なくとも5、より好ましくは少なくとも10、更により好ましくは少なくとも20、更により好ましくは少なくとも50のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも100のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも500のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも1000のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも5000のビジュアライザの組を作製するステップを更に備える、請求項31から41までのいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記ビジュアライザの組の事前の調整は、前記データファイルの前記構築において使用される、請求項42に記載の方法。
  44. 歯科インプラント・ルートのビジュアライザ(1)であって、
    a)前記ビジュアライザの本体の側面において、所定のインプラント・ルート及び前記所定のインプラント・ルートに対応するアバットメントからなる群から選択された要素に設けられる協働する連結部分(4)に連結されるのに適した機械的連結部分(2)であって、適切に連結されたとき、前記連結は、前記ビジュアライザに対して、前記インプラント・ルートの配向の軸線(6)及び前記配向の軸線に沿った前記インプラント・ルートの上部の位置(8)を規定する、機械的連続部分と、
    b)前記ビジュアライザ(1)の前記本体の一部として、電磁放射の下でその周囲と対照をなす少なくとも3つのマーカ(3)であって、1つのマーカは、座標が決定され得る1つの所定の参照点を規定できる2D又は3Dの形状オブジェクトを表すと理解され、前記マーカは少なくとも1つの観察点から適用された電磁認識技術により観察及び認識可能であり、それにより前記ビジュアライザの前記マーカは、前記電磁認識技術が空間情報を集めることが可能である形状パターンを規定する、少なくとも3つのマーカとを備え、
    前記ビジュアライザ(1)の前記マーカ(3)は、前記認識技術により認識され得る形状パターンを規定し、前記形状パターンを備えるデータファイルを参照することにより、前記インプラント・ルートの前記配向の軸線(6)及び前記パターンに関する前記配向の軸線に沿った前記インプラント・ルートの前記上部の前記位置(8)の決定を可能にし、且つ前記ビジュアライザ(1)及び前記所定のインプラント・ルートを識別する、前記ビジュアライザ。
  45. 前記マーカ(3)は2次元のマーカである、請求項44に記載のビジュアライザ。
  46. 前記2次元のマーカは、前記ビジュアライザの前記表面(5)に配置される、請求項45に記載のビジュアライザ。
  47. 好ましくは少なくとも5、より好ましくは少なくとも10、更により好ましくは少なくとも20、更により好ましくは少なくとも50のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも100のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも500のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも1000のビジュアライザ、更により好ましくは少なくとも5000のビジュアライザである、請求項44から46までのいずれか一項に記載の少なくとも2つの歯科インプラントのビジュアライザの組。
  48. 歯科インプラント・ルートのベクトルに関連する空間情報を得るための、請求項44から46までのいずれか一項に記載の歯科インプラントのビジュアライザ(1)の使用。
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